JP2018043381A - 積層ダンボールの製造方法、積層ダンボールの製造装置、積層ダンボールおよびダンボール - Google Patents

積層ダンボールの製造方法、積層ダンボールの製造装置、積層ダンボールおよびダンボール Download PDF

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Abstract

【課題】ダンボールシートから積層ダンボールを簡単かつ短時間で製造できる積層ダンボールの製造方法、かかる製造方法を使用した積層ダンボールの製造装置、積層ダンボールおよびダンボールを提供することを目的とする。
【解決手段】ダンボールシートSに、その表面と平行な方向に沿って、複数の切り込みFh,Bhを互いに平行かつ等間隔となるように表面と裏面に交互に形成し、表面に形成された切り込みFhの位置では切り込みの両側に位置する裏面同士L2が接近し、裏面に形成された切り込みBhの位置では切り込みの両側に位置する表面同士L1が接近するようにダンボールシートSを折り曲げる。ダンボールシートSに切り込みを形成して折り曲げるだけで積層ダンボールDを形成できるから、ダンボールシートSから積層ダンボールDを簡単かつ短時間で製造できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、積層ダンボールの製造方法、積層ダンボールの製造装置、積層ダンボールおよびダンボールに関する。
ダンボールシートは、波板状に形成された中芯の両面にライナー(板材)を貼り合わせて形成されている。このため、強度が高くまたクッション性を有するので、物品を収納して搬送する箱(ダンボール箱)の材料等に使用されている。
また、ダンボールシートの強度およびクッション性を高めるために、複数枚のダンボールシートを積層して接着した積層ダンボールが製造されて使用されている。
かかる積層ダンボールは、通常、以下のような方法で製造される。
まず、特許文献1のように、ダンボールの片段(中芯と一方のライナーを貼り合せたもの)を複数層重ねて、厚みのある積層体を形成して、積層体を裁断して積層ダンボールを形成する方法がある。
また、積層ダンボールの高さと一致するように、ダンボールシートを所定の幅に裁断して、短冊状のダンボール片を形成する。形成されたダンボール片の表面(両面または片面)に糊付けして、ダンボール片を整列して積み重ねて積層片を形成する。最後に積層片を加圧して隣接するダンボール片同士を接着すれば、積層ダンボールとなる。
さらに別の方法では、ダンボールシートを裁断せずに、ダンボールシートの表面(両面または片面)に糊付けして、糊付されたダンボールシートを整列して積み重ねて積層ダンボールシートを形成する。この積層ダンボールシートを加圧して隣接するダンボールシート同士を接着して乾燥したのち、ノコギリなどで必要寸法に切断する。すると、所定の幅(高さ)を有する積層段ボールを製造することができる。
特開平10−86249号公報
しかるに、上述したような製造方法では、以下のようなデメリットがある。
まず、ダンボールの片段を積み重ねる方法では、片段の取り扱いが面倒であり、特別な装置や工程が必要になる。
また、ダンボールシートを所定の幅のダンボール片に裁断してから貼り合わせる場合には、貼り合せる作業が手作業になるため、作業者の負担が大きく、また、製造効率が低下する。
また、ダンボールシートを積層ダンボールシートにしてから裁断する場合には、積層ダンボールシートが厚くなる。このため、カッターによる裁断はできないので、ノコギリで切断することになる。ノコギリによる裁断の場合、カッターなどによる裁断に比べて多量の紙粉が発生するので、作業環境が悪化する。
しかも、ノコギリによる裁断は、同時に複数個所を裁断することが難しいので、積層ダンボールシートを順次送りながら裁断しなければならない。すると、積層ダンボールを製造には時間がかかる。
以上のように、現状採用されている積層ダンボールの製造方法では、非常に手間と時間がかかっており、積層ダンボールを簡単かつ短時間で製造できる装置および方法が求められている。
本発明は上記事情に鑑み、ダンボールシートから積層ダンボールを簡単かつ短時間で製造できる積層ダンボールの製造方法、かかる製造方法を使用した積層ダンボールの製造装置、積層ダンボールおよびダンボールを提供する。
(積層ダンボールの製造方法)
第1発明の積層ダンボールの製造方法は、ダンボールシートに、その表面と平行な方向に沿って、複数の切り込みを互いに平行かつ等間隔となるように表面と裏面に交互に形成し、表面に形成された切り込みの位置では該切り込みの両側に位置する裏面同士が接近し、裏面に形成された切り込みの位置では該切り込みの両側に位置する表面同士が接近するようにダンボールシートを折り曲げることを特徴とする。
第2発明の積層ダンボールの製造方法は、第1発明において、中芯と中芯を挟む表裏一対のライナーを有するダンボールシートに、表側ライナーおよび中芯は完全に切断されているが裏側ライナーは非切断または不完全切断の状態に維持されている表側切り込みと、裏側ライナーおよび中芯は完全に切断されているが表側ライナーは非切断または不完全切断されている裏側切り込みとを、ダンボールシートの表面と平行な方向に沿って、互いに平行かつ交互に形成し、表側切り込みの位置では表側切り込みの両側に位置する裏側ライナーの表面同士が接近し、裏側切り込みの位置では裏側切り込みの両側に位置する表側ライナーの表面同士が接近するようにダンボールシートを折り曲げることを特徴とする。
第3発明の積層ダンボールの製造方法は、第1または第2発明において、ダンボールシートの表面および/または裏面に接着剤を塗布した後、表側切り込みの位置における表側切り込みの両側に位置する裏側ライナーの表面同士および/または裏側切り込みの位置における裏側切り込みの両側に位置する表側ライナーの表面同士を面接触させることを特徴とする。
(積層ダンボールの製造装置)
第4発明の積層ダンボールの製造装置は、ダンボールシートから積層ダンボールを製造する装置であって、ダンボールシートの表面および/または裏面に切り込みを形成するカッター部と、該カッター部によって切り込みが形成されたダンボールシートを、該切り込みの位置で折り曲げる折り曲げ部と、を備えていることを特徴とする。
第5発明の積層ダンボールの製造装置は、第4発明において、前記カッター部が、互いに平行かつ等間隔に配置された複数のカッターを備えていることを特徴とする。
第6発明の積層ダンボールの製造装置は、第4または第5発明において、前記折り曲げ部が、上流側搬送コンベアと、該上流側搬送コンベアよりも搬送速度が遅い下流側搬送コンベアと、を備えていることを特徴とする。
(積層ダンボール)
第7発明の積層ダンボールは、中芯と中芯を挟む一対のライナーを有する複数枚の短冊状のダンボールシートが積層された積層ダンボールであって、隣接するダンボールシートでは、互いに対面するライナーが連続する一枚のシートによって形成されていることを特徴とする。
(ダンボールシート)
第8発明ダンボールシートは、中芯と中芯を挟む一対のライナーを有するダンボールシートであって、該ダンボールシートは、その表面と平行な方向に沿って、互いに平行かつ等間隔となるように表面と裏面に交互に形成された複数の切り込みを有していることを特徴とする。
第9発明ダンボールシートは、第8発明において、前記複数の切り込みと交差する、複数の交差切り込みが設けられており、該複数の交差切り込みは、その表面と平行な方向に沿って、互いに平行かつ等間隔となるように表面と裏面に交互に形成されていることを特徴とする。
(積層ダンボールの製造方法)
第1発明によれば、ダンボールシートに切り込みを形成して折り曲げるだけで積層ダンボールを形成できるから、ダンボールシートから積層ダンボールを簡単かつ短時間で製造できる。
第2発明によれば、ダンボールシートに表側切り込みと裏側切り込みを形成して折り曲げるだけで積層ダンボールを形成できるから、ダンボールシートから積層ダンボールを簡単かつ短時間で製造できる。
第3発明によれば、互いに接近する全ての表面に接着剤を塗布すれば、互いに接近する全ての表面を連結できるので、折り曲げ等に対する強度が高い板状の積層ダンボールを形成できる。また、互いに接近する表面同士のうち一部だけに接着剤を塗布して連結すれば、積層ダンボールは曲げることができるので、曲面を保護する緩衝材として使用しやすくなる。
(積層ダンボールの製造装置)
第4発明によれば、カッター部によって切り込みを入れて、切り込みが形成されたダンボールシートを折り曲げ部で折り曲げれば、短冊状のダンボールシートが連結された積層ダンボールシートを形成することができる。しかも、カッターでダンボールシートに切り込みを形成しているので、紙粉等の発生も抑制できる。
第5発明によれば、複数のカッターによって一度に複数の切り込みを形成するので、切り込みが形成されたダンボールシートを短時間で製造することができる。しかも、ダンボールシートを所定の長さだけ送る機構等が不要となるので、装置の構成を簡素化できる。
第6発明によれば、切り込みが形成されたダンボールシートを上流側搬送コンベアから下流側搬送コンベアに送るだけで、切り込み部分でダンボールシートを折り曲げることができる。簡単かつ迅速にダンボールシートを折り曲げることができるし、装置の構成を簡素化できる。
(積層ダンボール)
第7発明によれば、対面するライナー同士を連結すれば、折り曲げ等に対する強度が高い板状の積層ダンボールとなる。また、対面するライナーを非連結の状態としたり対面するライナーの一部だけを連結したりすれば、曲げることができる積層ダンボールとなるので、曲面等を保護する緩衝材として使用しやすくなる。
(ダンボールシート)
第8または第9発明によれば、切り込みの位置で折り曲げれば、簡単に積層ダンボールを形成することができる。また、切り込みの位置で簡単に分離できるので、所望の形状の緩衝材等を形成することができる。
本実施形態の積層ダンボールDの概略説明図である。 (A)は切り込みhが形成されたダンボールシートSの概略説明図であり、(B)は本実施形態の積層ダンボールDの使用状況の一例を示した図である。 本実施形態の積層ダンボールDの製造方法の概略説明図であって、ダンボールシートSに切り込みhを形成する作業の一例を示した図である。 本実施形態の積層ダンボールDの製造方法の概略説明図であって、(A)はダンボールシートSを折り畳む作業の一例であり、(B)は折り畳まれたダンボールシートS(積層ダンボールD)の概略説明図である。 本実施形態の積層ダンボールDの製造装置1におけるカッター部10の概略説明図である。 (A)は、本実施形態の積層ダンボールDの製造装置1における接着剤塗布部20の概略説明図であり、(B)は折り畳み部30の概略説明図である。 (A)は、本実施形態の積層ダンボールDの製造に使用できるダンボールシートSの概略説明図であり、(B)は他の実施形態の積層ダンボールDの製造に使用できるダンボールシートSの概略説明図である。
本発明の積層ダンボールの製造方法は、複数の短冊状のダンボールシートを積層して形成された積層ダンボールを製造する方法であり、簡単かつ短時間で積層ダンボールを製造できるようにしたことに特徴を有している。
本発明の積層ダンボールを形成する材料となるダンボールシートは、一般的なダンボールシートであれば、どのようなダンボールシートでも使用することができる。例えば、一重構造ではなく、二重や三重等の多重構造を有するダンボールシートを使用することができる。また、ダンボールシートの素材もとくに限定されない。例えば、紙やプラスチック等を素材とするダンボールシートを使用することができる。
以下では、代表として、紙製の一重構造を有するダンボールシートを使用して、積層ダンボールを形成する場合を説明する。
(本実施形態の積層ダンボールD)
本実施形態の積層ダンボールの製造方法によって製造される積層ダンボールD(つまり本実施形態の積層ダンボールD)を説明する。
図1に示すように、本実施形態の積層ダンボールDは、複数の短冊状に形成された短冊シートTSから形成されたものである。この積層ダンボールDを形成する短冊シートTSは、一重構造を有するダンボールシートSから製造されたものである(図2(A)参照)。一重構造を有するダンボールシートSとは、紙製の板からなる一対のライナーLS,Lと、波形シートである中芯Cとから構成されたものである。つまり、本実施形態の積層ダンボールDは、上記のようなダンボールシートSからなる複数の短冊状に形成された短冊シートTSから形成されている。
そして、本実施形態の積層ダンボールDでは、通常の積層ダンボールDと異なり、隣接する短冊に形成された短冊シートTSでは、隣接する短冊シートTSの対面するライナーL1,L1(またはライナーL2,L2)が連結されており、一枚のシートLSとなっている。つまり、本実施形態の積層ダンボールDでは、一枚のシートLSによって隣接する短冊シートTS同士が連結されている。しかも、一の短冊シートTSにおいて、一方のライナーLSが隣接する短冊シートTSのライナーLSと連結する位置は、他方のライナーLSが隣接する短冊シートTSのライナーLSと連結する位置と逆になっている。例えば、図1に示すように、一方のライナーLSは、積層ダンボールDの表面SA側で隣接する短冊シートTSの対面するライナーLS同士(図1ではライナーL2,L2)が連結されているとする。すると、他方のライナーLS(図1ではライナーL1,L1)は積層ダンボールDの裏面SB側で隣接する短冊シートTSの対面するライナーLSと連結されるようになっている。
本実施形態の積層ダンボールDは上記のごとき構造を有するので、隣接する短冊シートTSの対面するライナーLS同士を連結しなければ、積層ダンボールDは、自由に折り曲げることができる。
例えば、隣接する短冊シートTS同士が積層ダンボールDの表面SA側で連結されている部分では、その部分で積層ダンボールDを表面側に折り曲げることができる(図2(B)参照)。逆に、隣接する短冊シートTS同士が積層ダンボールDの裏面側で連結されている部分では、その部分で積層ダンボールDを裏面側に折り曲げることができる(図2(B)参照)。
本実施形態の積層ダンボールDが上記のように折り曲げることができるようになっていれば、曲面を有する物体の表面や、物体の端部等を覆って保護する緩衝材として、本実施形態の積層ダンボールDを使用することができる(図2(B)参照)。
また、本実施形態の積層ダンボールDは、全ての対面する対面するライナーLS同士を連結すれば、厚さのある一枚のダンボールシートとなる。つまり、折り曲げ等に対する強度が高い板状の積層ダンボールDとなるので、厚板の芯材、断熱材、遮音材、緩衝材等に適した積層ダンボールDとすることができる。
なお、隣接する短冊シートTS同士が積層ダンボールDの表面側で連結されている部分を挟むように配置されたライナーLS同士だけを連結してもよい。この場合、積層ダンボールDは、表面側に折り曲げる際には強度を発揮するが、裏面側には自由に折り曲げることができる。
逆に、隣接する短冊シートTS同士が積層ダンボールDの裏面側で連結されている部分を挟むように配置されたライナーLS同士だけを連結してもよい。この場合、積層ダンボールDは、裏面側に折り曲げる際には強度を発揮するが、表面側には自由に折り曲げることができる。
また積層ダンボールDは、その表面にカバーシートCSを有していてもよい。かかるカバーシートCSを設ければ、積層ダンボールDの強度を高めることができるし、その表面の性状を向上させることができる。したがって、積層ダンボールDを、壁や天井の材料として使用されるボード材として使用することが可能となる。
(本実施形態の積層ダンボールDの製造方法)
上述したような本実施形態の積層ダンボールDは、以下の方法で製造することができる。
(切り込みh形成)
まず、図3(A)に示すように、ダンボールシートSの両面に、等間隔で並んだ複数本の切り込みhを形成する。
具体的には、まず、等間隔で並んだ複数枚のカッターを、ダンボールシートSの表面に沿って移動させて、複数本の切り込みhを形成する(以下、表側切り込みFhという)。
このとき、複数枚のカッターkの切り込み量は、ダンボールシートSの厚さよりも若干短くする。具体的には、複数枚のカッターkの切り込み量を、表面側のライナーL1の厚さt1と中芯Cの厚さt2と同等または若干長くなるようにする。つまり、表面側のライナーL1と中芯Cは完全に切断されるが、裏面側のライナーL2は、全く切断されないかまたは若干切断されるものの完全には切断されない程度の長さに、複数枚のカッターkの切り込み量が調整される。
ついで、ダンボールシートSをひっくり返して、ダンボールシートSの裏面に、等間隔で並んだ複数本の切り込みhを形成する。具体的には、等間隔で並んだ複数枚のカッターkを、表側切り込みFhと平行かつダンボールシートSの裏面に沿って移動させて、複数本の切り込みhを形成する(以下、裏側切り込みBhという)。
このとき、表側切り込みFhを形成するときと同様に、複数枚のカッターkの切り込み量は、ダンボールシートSの厚さよりも若干短くする。具体的には、複数枚のカッターkの切り込み量を、裏面側のライナーL2の厚さt3と中芯Cの厚さt2と同等または若干長くなるようにする。つまり、裏面側のライナーL2と中芯Cは完全に切断されるが、表面側のライナーL1は、全く切断されないかまたは若干切断されるものの完全には切断されない程度の長さに、複数枚のカッターkの切り込み量が調整される。
しかも、複数枚のカッターkを、隣接する表側切り込みFhの中間に位置するように配置した状態で、この複数枚のカッターkによって裏側切り込みBhを形成する。すると、ダンボールシートSの表面方向に沿って、表側切り込みFhと裏側切り込みBhが、互いに平行かつ等間隔で交互に形成されたダンボールシートSを形成することができる。
つまり、複数枚の短冊シートTSを有し、かつ、表側切り込みFh位置では裏面側のライナーL2によって隣接する短冊シートTSが連結され、かつ、裏側切り込みBh位置では表面側のライナーL1によって隣接する短冊シートTSが連結されたダンボールシートSが形成される。
(ダンボールシートSの折り畳み)
図4(A)に示すように、表側切り込みFhおよび裏側切り込みBhが形成されると、各切り込みFh,Bhの位置において、ダンボールシートSが折り曲げられる。具体的には、表側切り込みFhの位置では、隣接する短冊シートTSの裏面側のライナーL2の表面同士が接近するように折り曲げられる。また、裏側切り込みBhの位置では、隣接する短冊シートTSの表面側のライナーL1の表面同士が接近するように折り曲げられる。
そして、隣接する短冊シートTSの裏面側のライナーL2の表面同士が面接触し、隣接する短冊シートTSの表面側のライナーL1の表面同士が面接触するまで折り曲げると、本実施形態の積層ダンボールDが形成される(図4(B))。
以上のように、本実施形態の積層ダンボールDの製造方法では、ダンボールシートSに切り込みhを形成して折り曲げるだけで積層ダンボールDを形成できるから、ダンボールシートSから積層ダンボールDを簡単かつ短時間で製造できる。
しかも、ダンボールシートSには、カッターによって切り込みhを形成しているだけであるので、切り込みを形成する際に紙粉の発生も極力抑えることができる。すると、積層ダンボールDを製造する際に、周囲の環境の悪化も抑えることができる。
(切り込みhの形成について)
なお、表側切り込みFhと裏側切り込みBhは、上述したように、表面側のライナーLSと裏面側のライナーL2で別々に形成してもよいし、表面側のライナーLSと裏面側のライナーL2を同時に形成してもよい。
また、複数本の表側切り込みFhは、上述したように、全ての表側切り込みFhを同時に形成してもよいし、一本ずつ、または、数本ずつ表側切り込みFhを形成してもよい。一本ずつ、または、数本ずつ表側切り込みFhを形成する場合には、ダンボールシートSを所定の量だけ送りながら、一枚または複数枚のカッターによって順次表側切り込みFhを形成すればよい。
同様に、複数本の裏側切り込みBhも、上述したように全ての裏側切り込みBhを同時に形成してもよいし、一本ずつ、または、数本ずつ裏側切り込みBhを形成してもよい。一本ずつ、または、数本ずつ裏側切り込みBhを形成する場合には、ダンボールシートSを所定の量だけ送りながら、一枚または複数枚のカッターによって順次裏側切り込みBhを形成すればよい。
表側切り込みFhを形成する際の複数枚のカッターの切り込み量と、裏側切り込みBhを形成する際の複数枚のカッターの切り込み量は、同じでもよいし、若干異なっていてもよい。同じ切り込み量とすれば、ダンボールシートSを折り曲げる際に、交互に折り曲げやすくなる。一方、切り込み量が異なっていれば、ダンボールシートSを折り曲げる際に、折り曲げやすい方向と折り曲げにくい方向ができる。すると、製造された積層ダンボールDでも、折り曲げやすい方向と折り曲げにくい方向ができるので、所定の形状に形成した際に元の形状に戻りにくくすることができるという利点が得られる。
もちろん、表側切り込みFhや裏側切り込みBhを形成する際に、カッターの切り込み量を全ての表側切り込みFhや裏側切り込みBhにおいて同じとしてもよいが、表側切り込みFhや裏側切り込みBhの切り込み量を、位置によって変えてもよい。この場合、製造された積層ダンボールDにおいて、その位置によって折り曲げやすさを変えることができるので、折り曲げて形成する形状を拘束しやすくなる(つまり所定の形状に形成しやすくなる)という利点が得られる。
(短冊シートTSの連結)
上述した方法によって形成された積層ダンボールDでは、隣接する短冊シートTSの裏面側のライナーL2の表面同士、および、隣接する短冊シートTSの表面側のライナーL1の表面同士が、連結されていない。したがって、積層ダンボールDは曲げて変形させることができる。
一方、上述した方法によって形成された積層ダンボールDから厚さのある一枚のダンボールシートを形成する場合、また、表面側または裏面側のいずれか一方だけに曲がる積層ダンボールDを形成する場合には、互いに接近する表面同士および/または裏面同士の全てまたは一部に接着剤を塗布する接着剤工程が実施される。
接着剤工程では、表裏の切り込みFh,Bhが形成されたダンボールシートSに対して、その表面側のライナーL1と裏面側のライナーL2の両方の表面に接着剤が塗布される。接着剤が塗布された後、ダンボールシートSが上述したように折り曲げられる。すると、隣接する短冊シートTSの裏面側のライナーL2の表面同士が面接触して接着剤によって連結される。また、隣接する短冊シートTSの表面側のライナーL1の表面同士が面接触して接着剤によって連結される。つまり、全ての短冊シートTSは、隣接する短冊シートTSと接着剤によって接着されて連結されるので、複数枚での短冊シートTSが積層された積層ダンボールD、つまり、厚さのある一枚のダンボールシートを形成することができる。
なお、隣接する短冊シートTS同士の接着性を高める上では、積層ダンボールDを形成した後、積層ダンボールDを押圧して、隣接する短冊シートTS同士を密着させることが望ましい。具体的には、積層ダンボールDにおける短冊シートTSの表面と垂直に押圧して、隣接する短冊シートTS同士を密着させる。すると、隣接する短冊シートTSの互いに面接触している表面同士の密着性を高めることができるので、接着剤による接着効果を高めることができる。
また、表裏の切り込みFh,Bhが形成されたダンボールシートSにおいて、表面側のライナーL1の表面だけ、または、裏面側のライナーL2の表面だけ、に接着剤を塗布してもよい。表面側のライナーL1の表面だけに接着剤を塗布した場合には、裏側切り込みBhが形成された位置における隣接する短冊シートTSの表面側のライナーL1の表面同士だけが接着剤によって連結される。すると、積層ダンボールDは、表側切り込みFhが形成された位置では、裏面側には折り曲げることができる。逆に、裏面側のライナーL2の表面だけに接着剤を塗布した場合には、表側切り込みFhが形成された位置における隣接する短冊シートTSの裏面側のライナーL2の表面同士だけが接着剤によって連結される。すると、積層ダンボールDは、裏側切り込みBhが形成された位置では、表面側には折り曲げることができる。
さらに、接着剤は、表裏の切り込みFh,Bhが形成されたダンボールシートSにおいて、表面側のライナーL1の表面や裏面側のライナーL2の表面の一部分だけ、に塗布してもよい。この場合、接着剤が塗布された部分以外は短冊シートTSの表面同士が自由に接近離間できるので、積層ダンボールDを、表裏の切り込みFh,Bhの位置で自由に折り曲げることができる。
ダンボールシートSに接着剤を塗布する方法はとくに限定されない。例えば、スプレー等によって液状の接着剤をダンボールシートSに吹き付けて塗布してもよいし、ローラや刷毛等によってダンボールシートSの表面に塗るようにしてもよい。
また、接着剤の塗布を行うタイミングはとくに限定されない。例えば、切り込みhを形成した直後、つまり、ダンボールシートSの折り畳みを実施する前に行ってもよい。また、一旦ダンボールシートSを折り畳んで積層ダンボールDを形成したのち、積層ダンボールDを伸ばして接着剤を塗布して、再度折り畳んでもよい。前者の場合には、短冊シートTSが連結された積層ダンボールDを製造する工程を短くできるという利点が得られる。一方、後者の場合には、折り畳んだ状態の材料(つまり積層ダンボールD)を中間材として保管できるので、生産性が向上するという利点が得られる。また、一旦折り畳んでいるので、接着剤を塗布して折り畳んだときに、ライナーLS同士の接着性を安定させることができるという利点が得られる。
(短冊シートTSの連結)
短冊シートTSを連結する方法として、上述した接着剤による接着以外の方法も採用することは可能である。例えば、素材がプラスチックなどの場合であれば、加熱などにより溶着して連結することも可能である。
(本実施形態の積層ダンボールDの製造装置1)
上述したような方法で積層ダンボールDを製造する際に使用される製造装置は、とくに限定されないが、例えば、以下のような装置を使用することができる。
本実施形態の積層ダンボールDの製造装置1は、カッター部10と、接着剤塗布部20と、折り曲げ部30と、を備えている。
(カッター部10)
図5において、符号2a、2bは、ダンボールシートSを搬送する搬送コンベアを示している。この一対の搬送コンベア2a、2bの間には、カッター部10が設けられている。このカッター部10は、搬送コンベア2aから搬送コンベア2bにダンボールシートSが移動する間に、ダンボールシートSの表裏両面に切り込みhを形成するものである。
具体的には、カッター部10は、上下一対のカッターユニット11、12を有している。上方のカッターユニット11は、複数のカッター11cを備えており、複数のカッター11cが互いに平行かつ等間隔に並ぶように配置されている。一方、下方のカッターユニット12も、複数のカッター12cを備えている。この下方のカッターユニット12は、平面視で、各カッター12cが上方のカッターユニット11のカッター11cの間に位置するように配設されている。具体的には、下方のカッターユニット12のカッター12cは、カッター12cが並んでいる方向(図5(B)では上下方向)において、上方のカッターユニット11のカッター11cと各カッター12cの距離が同じ距離となるように配設されている。
また、上方のカッターユニット11は、そのカッター11cの下端の位置が、一対の搬送コンベア2a、2bの上面よりも若干高くなるように配置されている。一方、下方のカッターユニット12は、そのカッター12cの上端の位置が、一対の搬送コンベア2a、2bの上面よりも若干高くなるように配置されている。そして、上下一対のカッターユニット11、12は、互いのカッター11c,12cが重なり合う長さがダンボールシートSの厚さよりも短くなるように設けられている。
カッター部10が上記のごとき構造を有しているので、一対の搬送コンベア2a、2bによって上下一対のカッターユニット11、12間にダンボールシートSを通せば、ダンボールシートSの表面および裏面に、複数本の切り込みh(上述した表側切り込みFhおよび裏側切り込みBh)を、等間隔に並びかつ表面と裏面に交互に形成することができる。つまり、ダンボールシートSに、複数枚の短冊シートTSを形成することができる。
しかも、上下一対のカッターユニット11、12は、そのカッター11c,12cが上記のごとき位置に配置されているので、ダンボールシートSを完全に切断しないように各切り込みhを形成することができる。具体的には、ダンボールシートSの表面に形成された表側切り込みFhの位置では、その裏面において裏面側のライナーL2によって隣接する短冊シートTSが連結する。また、ダンボールシートSの裏面に形成された裏側切り込みBhの位置では、その表面において表面側のライナーL1によって隣接する短冊シートTSが連結する。つまり、複数枚の短冊シートTSが連結したダンボールシートSを形成することができる。
(接着剤塗布部20)
カッター部10の下流側では、接着剤塗布部20が設けられている。図6(A)に示すように、この接着剤塗布部20は、一対の転写ローラ21,21を備えている。一対の転写ローラ21,21は、その表面に塗布されている接着剤をダンボールシートSに転写するものである。つまり、一対の転写ローラ21,21間にダンボールシートSを通すことによって、ダンボールシートSの表裏両面(表面側のライナーL1の表面と裏面側のライナーL2の表面)に接着剤を塗布した状態とすることができる。
なお、接着剤塗布部20において接着剤を塗布する方法は、上記の方法に限られず、スプレーで塗布したり、刷毛などで塗布したりするようにしてよい。
(折り曲げ部30)
接着剤塗布部20の下流側では、折り曲げ部30が設けられている。図6(B)に示すように、折り曲げ部30は、上流側搬送コンベア31と、下流側搬送コンベア32と、を備えている。上流側搬送コンベア31と下流側搬送コンベア32は、実質的に同等の構成を有しているが、下流側搬送コンベア32の搬送速度が上流側搬送コンベア31の搬送速度よりも遅くなっている。
かかる構造であるので、折り曲げ部30では、上流側搬送コンベア31から下流側搬送コンベア32にダンボールシートSが搬送される際に、ダンボールシートSにおいて、下流側搬送コンベア32に移載された部分が上流側搬送コンベア31によって下流側搬送コンベア32に向かって搬送されている部分によって押される状態になる。すると、ダンボールシートSは、切り込みhの位置において折れ曲がり、徐々に折り畳まれながら搬送されることになる。具体的には、表側切り込みFhの位置では、隣接する短冊シートTSの裏面側のライナーL2の表面同士が接近するように折り曲がる。また、裏側切り込みBhの位置では、隣接する短冊シートTSの表面側のライナーL1の表面同士が接近するように折り曲がる。
そして、折り曲がったダンボールシートSが下流側搬送コンベア32に搬送されて、下流側の端部まで移動すると、ダンボールシートSは下流側の端部に設けられてストッパーSTに押し付けられる。すると、ダンボールシートSは、下流側搬送コンベア32の搬送力によって完全に折り畳まれることになる。すると、接着剤を塗布された表面同士が密着するので、複数枚の短冊シートTSが連結された積層ダンボールDを形成することができる。
なお、折り曲げ部30においてダンボールシートSを折り曲げる方法は、上記の方法に限られず、種々の方法を採用することができる。
(カッター部10について)
上記例では、カッター部10の上下一対のカッターユニット11、12が、上下一対のカッターユニット11、12間にダンボールシートSを一回通せば、全ての切り込みhが形成される場合を説明した。つまり、上下一対のカッターユニット11、12が、ダンボールシートSに形成する切り込みhと同数のカッターを有する場合を説明した。しかし、上下一対のカッターユニット11、12は、一枚または数枚のカッター11c,12cだけを有していてもよい。この場合には、一対の搬送コンベア2a、2bによって所定の送り量だけダンボールシートSが送られると、上下一対のカッターユニット11、12がダンボールシートSの送り方向と直交する方向に沿って移動するようにすればよい。すると、順次切り込みhを形成することができる。
また、カッター部10は、上方のカッターユニット11と下方のカッターユニット12を、ダンボールシートSの送り方向において別な位置に配置してもよい。例えば、上流側に上方のカッターユニット11を配置して、その下流側に下方のカッターユニット12を配置してもよい。この場合も、上方のカッターユニット11は、表側切り込みFhと同数のカッター11cを有していてもよいし、一枚または数枚のカッター11cだけを有していてもよい。同様に、下方のカッターユニット12は、裏側切り込みBhと同数のカッター12cを有していてもよいし、一枚または数枚のカッター12cだけを有していてもよい。
さらに、カッター部10は、上方のカッターユニット11だけ、または、下方のカッターユニット12だけを有していてもよい。この場合には、カッター部10にダンボールシートSを供給して、その一方の面に切り込みhを形成した後、ダンボールシートSを裏返してカッター部10に供給すれば、表裏両面に切り込みhを形成することができる。
さらに、カッター部10は、上記のごとき切り込みhをダンボールシートSに形成できるのであれば、その構造などは上述したような構造に限定されない。例えば、公知の大カッターや平盤打ち抜き機等をカッター部10として使用することも可能である。
(カバーシートCS付ダンボールシートS)
また、ダンボールシートSに接着剤を塗布した後、表面にカバーシートCSを貼り合せれば、カバーシートCSを有する積層ダンボールDを形成することもできる。
(ダンボールシートSについて)
上記例では、複数の切り込みhが形成されたダンボールシートS(図2(A)、図7(A)参照)を折り畳んで(必要に応じて接着して)積層ダンボールDを形成し、この積層ダンボールDを製品として提供することを中心に説明した。しかし、積層ダンボールDとなる前のダンボールシートS自体を製品として提供することも可能である。かかるダンボールシートSを提供すれば、ダンボールシートSを使って、各人が自由に積層ダンボールDを形成できる。例えば、切り込みhの部分でダンボールシートSを切り離せば、所望の大きさの積層ダンボールDを形成することができる。つまり、使用状況に応じで、自由に積層ダンボールDの大きさや形状を調整することができる。この場合、切り込みhの部分において、ライナーLSにミシン目などの分離構造を設けておけば、ハサミやカッター等の工具を使用しなくても、ダンボールシートSを簡単に分離できる。
また、図7(B)に示すように、ダンボールシートSに、格子状に切り込みhを形成してもよい。つまり、複数本の交差切り込みchをダンボールシートSに形成してもよい。この場合も、表面側と裏面側に平行かつ等間隔で交互に交差切り込みchを形成することが望ましい。そして、交差切り込みchを形成した場合には、切り込みhと交差切り込みchによって囲まれたピースpを個別に分離できるので、ダンボールシートSから形成される積層ダンボールDの自由度を高くできる。また、様々で用途に合わせて形状を変化させることができるという利点も得られる。この場合にも、切り込みhや交差切り込みchの部分において、ライナーLSにミシン目などの分離構造を設けておけば、ハサミやカッター等の工具を使用しなくても、ダンボールシートSを簡単に分離できる。
なお、ダンボールシートS単体を提供する場合には、ダンボールシートSに形成する切り込みc同士、または、交差切り込みch同士の間隔は、必ずしも等間隔でなくてもよい。異なる間隔の部分を設けていれば、様々で用途に適用することが可能となる。
本発明の積層ダンボールの製造方法は、積層ダンボールを連続的に製造する方法に適している。
1 積層ダンボールの製造装置
10 カッター部
20 接着剤塗布部
30 折り曲げ部30
D 積層ダンボール
S ダンボールシート
TS 短冊シート
LS ライナー
L1 表面側ライナー
L2 裏面側ライナー
C 中芯
h 切り込み
Fh 表側切り込み
Bh 裏側切り込み
ch 交差切り込み
k カッター

Claims (9)

  1. ダンボールシートに、その表面と平行な方向に沿って、複数の切り込みを互いに平行かつ等間隔となるように表面と裏面に交互に形成し、
    表面に形成された切り込みの位置では該切り込みの両側に位置する裏面同士が接近し、裏面に形成された切り込みの位置では該切り込みの両側に位置する表面同士が接近するようにダンボールシートを折り曲げる
    ことを特徴とする積層ダンボールの製造方法。
  2. 中芯と中芯を挟む表裏一対のライナーを有するダンボールシートに、表側ライナーおよび中芯は完全に切断されているが裏側ライナーは非切断または不完全切断の状態に維持されている表側切り込みと、裏側ライナーおよび中芯は完全に切断されているが表側ライナーは非切断または不完全切断されている裏側切り込みとを、ダンボールシートの表面と平行な方向に沿って、互いに平行かつ交互に形成し、
    表側切り込みの位置では表側切り込みの両側に位置する裏側ライナーの表面同士が接近し、裏側切り込みの位置では裏側切り込みの両側に位置する表側ライナーの表面同士が接近するようにダンボールシートを折り曲げる
    ことを特徴とする積層ダンボールの製造方法。
  3. ダンボールシートの表面および/または裏面に接着剤を塗布した後、表側切り込みの位置における表側切り込みの両側に位置する裏側ライナーの表面同士および/または裏側切り込みの位置における裏側切り込みの両側に位置する表側ライナーの表面同士を面接触させる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の積層ダンボールの製造方法。
  4. ダンボールシートから積層ダンボールを製造する装置であって、
    ダンボールシートの表面および/または裏面に切り込みを形成するカッター部と、
    該カッター部によって切り込みが形成されたダンボールシートを、該切り込みの位置で折り曲げる折り曲げ部と、を備えている
    ことを特徴とする積層ダンボールの製造装置。
  5. 前記カッター部が、
    互いに平行かつ等間隔に配置された複数のカッターを備えている
    ことを特徴とする請求項4記載の積層ダンボールの製造装置。
  6. 前記折り曲げ部が、
    上流側搬送コンベアと、
    該上流側搬送コンベアよりも搬送速度が遅い下流側搬送コンベアと、を備えている
    ことを特徴とする請求項4または5記載の積層ダンボールの製造装置。
  7. 中芯と中芯を挟む一対のライナーを有する複数枚の短冊状のダンボールシートが積層された積層ダンボールであって、
    隣接するダンボールシートでは、
    互いに対面するライナーが連続する一枚のシートによって形成されている
    ことを特徴とする積層ダンボール。
  8. 中芯と中芯を挟む一対のライナーを有するダンボールシートであって、
    該ダンボールシートは、
    その表面と平行な方向に沿って、互いに平行かつ等間隔となるように表面と裏面に交互に形成された複数の切り込みを有している
    ことを特徴とするダンボールシート。
  9. 前記複数の切り込みと交差する、複数の交差切り込みが設けられており、
    該複数の交差切り込みは、
    その表面と平行な方向に沿って、互いに平行かつ等間隔となるように表面と裏面に交互に形成されている
    ことを特徴とする請求項8記載のダンボールシート。

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