JP2018041579A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】1つのコネクタ端子に対して複数のケーブルが接続されたコネクタにおける、複数のケーブルとコネクタハウジングとの間の防水性能を十分に確保する。【解決手段】筒状に形成されたケーブル挿通部16,17を有するコネクタハウジング2と、コネクタハウジング2に収容可能又は収容されている少なくとも1つのコネクタ端子と、コネクタ端子に接続された複数のケーブルC2のそれぞれが挿通可能又は挿通されている複数のケーブル貫通孔が形成された弾性部材で構成され、各前記ケーブル貫通孔に各ケーブルC2が挿通した状態においてケーブル挿通部16,17へ圧入可能又は圧入されているシール部材6と、を備えたコネクタ1を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来より、コネクタにおいて、コネクタハウジングとケーブルとの間の防水性能を確保するために、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されるように、略円筒状に形成されたゴム栓(シール部材)が用いられている。
一方、1つのコネクタ端子に対して複数のケーブルが接続されたコネクタも、一般的に知られている。このコネクタによれば、当該コネクタに嵌合する相手側コネクタの各極を、複数に分岐することができる。例えば、相手側コネクタが1極のコネクタであり、当該相手側コネクタに嵌合するコネクタのコネクタ端子に2本のケーブルが接続されている場合、1極の相手側コネクタを2方向に分岐することができる。
特開平9−45425号公報 特開平8−298157号公報
ところで、上述した特許文献1及び特許文献2に記載されたシール部材(1本のケーブルとコネクタハウジングとの間を防水するシール部材)では、1つのコネクタ端子に対して複数のケーブルが接続されたコネクタにおける、コネクタハウジングとケーブルとの間の防水性能を十分に確保することができない。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、1つのコネクタ端子に対して複数のケーブルが接続されたコネクタにおける、複数のケーブルとコネクタハウジングとの間の防水性能を十分に確保することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係るコネクタは、筒状に形成されたケーブル挿通部を有するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに収容可能又は収容されている少なくとも1つのコネクタ端子と、前記コネクタ端子に接続された複数のケーブルのそれぞれが挿通可能又は挿通されている複数のケーブル貫通孔が形成された弾性部材で構成され、各前記ケーブル貫通孔に各前記ケーブルが挿通した状態において前記ケーブル挿通部へ圧入可能又は圧入されているシール部材と、を備えている。
この構成によれば、1つのコネクタ端子に接続された複数のケーブルのそれぞれが、シール部材に形成された複数のケーブル貫通孔のそれぞれに挿通される。そして、その状態において、コネクタ端子がコネクタハウジング内に収容されるとともに、シール部材がコネクタハウジングのケーブル挿通部に圧入される。すなわち、この構成によれば、1つの部材(シール部材)によって、1つのコネクタ端子に接続された複数のケーブルとコネクタハウジングとの間の隙間の防水性能を容易に確保することができる。
従って、この構成によると、1つのコネクタ端子に対して複数のケーブルが接続されたコネクタにおける、複数のケーブルとコネクタハウジングとの間の防水性能を十分に確保できる。
(2)好ましくは、前記シール部材は、前記ケーブル挿通部に圧入された状態において、該ケーブル挿通部に対して回転不能な形状を有している。
この構成では、ケーブル挿通部に圧入されたシール部材が該ケーブル挿通部に対して回転しないため、コネクタ端子に接続された複数のケーブルがコネクタハウジング内でねじれてしまうことを防止できる。
(3)更に好ましくは、前記シール部材の外周面は、前記ケーブル貫通孔が延びる方向から視て楕円形状に形成されている。
この構成のように、ケーブル貫通孔が延びる方向から視たシール部材の外周面の形状を楕円形状とすることで、ケーブル挿通部に対して回転不能なシール部材を容易な形状で形成することができる。また、この構成によれば、例えばシール部材の短手方向をコネクタハウジングの幅方向と一致させることで、コネクタの幅を小さくすることができる。或いは、シール部材の短手方向をコネクタハウジングの厚さ方向と一致させることで、コネクタの厚さを小さくすることができる。
(4)更に好ましくは、前記ケーブル挿通部に圧入された状態の前記シール部材における前記複数のケーブル貫通孔の配列方向は、前記コネクタハウジングに収容された状態の前記コネクタ端子に接続された前記複数のケーブルの配列方向に沿う方向である。
この構成では、シール部材におけるケーブル貫通孔の配列方向とケーブルの配列方向とが揃うため、コネクタハウジング内における複数のケーブルのねじれを容易に防止できる。
(5)好ましくは、前記コネクタは、前記ケーブル挿通部と該ケーブル挿通部に挿通した前記複数のケーブルとの間へ圧入された状態の前記シール部材が前記ケーブル挿通部から抜けるのを防止するシールリテーナ、を更に備えている。
この構成によれば、ケーブル挿通部に圧入されたシール部材が該ケーブル挿通部から抜けてしまうことを、シールリテーナによって防止することができる。
(6)更に好ましくは、前記シールリテーナは、前記コネクタハウジングに係合する係合部と、前記シール部材の少なくとも一部を、該シール部材の挿入方向と反対方向側から覆う覆い部と、を有している。
この構成によれば、シールリテーナを、コネクタハウジングに係合する係合部と、シール部材の少なくとも一部を所定方向側から覆う覆い部とを用いて構成することができる。すなわち、この構成によれば、シール部材がコネクタハウジングのケーブル挿通部から抜けてしまうことを防止可能なシールリテーナを、比較的シンプルな構成で形成することができる。
(7)更に好ましくは、前記覆い部には、前記係合部が前記コネクタハウジングに係合した状態において、前記ケーブルの外周に沿う円弧状に形成された円弧状切り欠き部が設けられている。
この構成によれば、覆い部をケーブルの被覆に食い込ませることなく、覆い部をケーブル側へ近接させることができる。そうすると、シール部材におけるケーブルから離れた部分だけでなく、シール部材におけるケーブル近傍の部分も覆い部で覆うことができる。これにより、ケーブル挿通部からのシール部材の抜けをより確実に防止できる。
(8)好ましくは、前記シール部材は、前記ケーブル挿通部内へ圧入された状態において、該ケーブル挿通部への圧入方向に垂直な方向から視て前記ケーブル挿通部から露出していない。
例えば、シール部材がケーブル挿通部内へ正常に圧入された状態において、シール部材がケーブル挿通部からはみ出るような寸法に設定されている場合、以下のような問題が生じ得る。具体的には、ケーブル挿通部に対するシール部材のはみ出し寸法が大きくなってしまうと、シールリテーナをコネクタハウジング側へ十分に押し込めず、シールリテーナをコネクタハウジングと係合できない虞が生じる。
この点につき、この構成によれば、シール部材がケーブル挿通部からはみ出していないため、シールリテーナをコネクタハウジングに係合させる際、該シールリテーナをコネクタハウジング側へ十分に押し込むことができる。これにより、シールリテーナをコネクタハウジングに対して確実に係合させることができる。
また、他の局面に係るシールリテーナは、コネクタハウジングにおいてケーブルが挿通する筒状に形成された部分であるケーブル挿通部と、該ケーブル挿通部に挿通した前記ケーブルとの間へ圧入された状態のシール部材が前記ケーブル挿通部から抜けるのを防止することを特徴とする。
この構成によれば、ケーブル挿通部に圧入されたシール部材が該ケーブル挿通部から抜けてしまうことを、シールリテーナによって防止することができる。
本発明によれば、1つのコネクタ端子に対して複数のケーブルが接続されたコネクタにおける、複数のケーブルとコネクタハウジングとの間の防水性能を十分に確保できる。
本発明の実施形態に係るコネクタの斜視図である。 図1に示すコネクタハウジングの斜視図である。 図2に示すコネクタハウジングを上方から視た図である。 第1ケーブルアッシー、及び該第1ケーブルアッシーの第1ケーブルに通された状態の第1シール部材の斜視図である。 図4に示す第1シール部材の斜視図である。 第2ケーブルアッシー、及び該第2ケーブルアッシーの第2ケーブルに通された状態の第2シール部材の斜視図である。 図6に示す第2シール部材の斜視図である。 図8(A)は、第2シール部材の側面図、図8(B)は、第2シール部材を後方から視た図である。 図1に示すシールリテーナの斜視図である。 図10(A)は、シールリテーナを上方から視た図、図10(A)は、シールリテーナを前方から視た図、である。 コネクタの組立工程を説明するための図であって、第1シール部材が装着された状態の第1ケーブルアッシーがコネクタハウジングに取り付けられる際の様子を示す斜視図である。 コネクタの組立工程を説明するための図であって、コネクタハウジングに第1ケーブルアッシー、第1シール部材、第2ケーブルアッシー、及び第2シール部材が取り付けられた状態を示す図である。 コネクタの組立工程を説明するための図であって、第1ケーブルアッシー、第1シール部材、第2ケーブルアッシー、及び第2シール部材が取り付けられた状態のコネクタハウジングにシールリテーナが装着される際の様子を示す図である。 本実施形態に係るコネクタが、相手側コネクタが有する各オス型コンタクトと電気的に接続されている状態を示す模式図である。 図15(A)及び図15(B)は、それぞれ、変形例に係る第2シール部材を前後方向から視た模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。本発明は、コネクタに広く適用できる。
図1は、本発明の実施形態に係るコネクタ1の斜視図である。なお、各図において、説明の便宜上、右と記載された矢印が指示する方向を右側と称し、左と記載された矢印が指示する方向を左側と称し、上と記載された矢印が指示する方向を上側又は上方と称し、下と記載された矢印が指示する方向を下側又は下方と称し、前と記載された矢印が指示する方向を前側又は前方と称し、後と記載された矢印が指示する方向を後側又は後方と称する。
コネクタ1は、該コネクタ1が嵌合する相手側コネクタ(図示省略)とともに、電気的接続装置(図示省略)を構成する。電気的接続装置では、コネクタ1が相手側コネクタと嵌合することによって両者が電気的に接続する。
そして、本実施形態に係るコネクタ1は、以下で詳しく説明するが、3極のコネクタとして構成された相手側コネクタにおける2つの極を、それぞれ、2方向へ分岐することが可能なコネクタとして構成されている。
[コネクタの構成]
コネクタ1は、図1を参照して、コネクタハウジング2と、図1では図示が省略された第1コネクタ端子3及び第2コネクタ端子4(コネクタ端子)と、第1シール部材5及び第2シール部材6(シール部材)と、シールリテーナ7とを有し、これらが互いに組み立てられることにより形成されている。
[コネクタハウジングの構成]
図2は、図1に示すコネクタハウジング2を後方側から視た斜視図である。また、図3は、図2に示すコネクタハウジング2を上方から視た図である。コネクタハウジング2は、絶縁性を有する樹脂部材によって一体に形成されている。
コネクタハウジング2は、図2及び図3を参照して、ハウジング基部10と、延出部11とを有し、これらが一体に形成されている。
ハウジング基部10は、コネクタハウジング2における前側の部分を構成している。ハウジング基部10は、前後方向に延びる直方体状に形成された部分である端子収容部12と、端子収容部12における前端部分から外側へ鍔状に張り出す張り出し部13とを有している。端子収容部12には、第1コネクタ端子3及び第2コネクタ端子4が収容される。また、張り出し部13の上壁13aには、相手側コネクタ係合部14が形成されている。本実施形態に係るコネクタ1を有する電気的接続装置では、コネクタ1と相手側コネクタとが嵌合した状態において、上述した相手側コネクタ係合部14に、相手側コネクタに形成されたロック爪(図示省略)が係合する。これにより、コネクタ1と相手側コネクタとが嵌合した状態において、コネクタ1が相手側コネクタから抜けてしまうことを防止できる。
延出部11は、ハウジング基部10の後端部から後方へ延びるように形成されている。延出部11は、それぞれがハウジング基部10の後端部から後方へ延びる筒状に形成された3つのケーブル挿通部15,16,17を有している。各ケーブル挿通部15,16,17は、左右方向に並んで設けられ、隣接するケーブル挿通部15,16,17との間の部分が一体に形成されている。
3つのケーブル挿通部15,16,17は、第1ケーブル挿通部15と、第2ケーブル挿通部16,17(ケーブル挿通部)とで構成されている。
第1ケーブル挿通部15は、3つのケーブル挿通部15,16,17のうちの最も左側に形成されたケーブル挿通部である。第1ケーブル挿通部15は、前後方向に垂直な面で切断した断面の形状が円形状に形成されている。すなわち、第1ケーブル挿通部15は、円筒状に形成されている。第1ケーブル挿通部15には、詳しくは後述する第1ケーブルアッシー8が有する1本の第1ケーブルC1が挿通する。
第2ケーブル挿通部16,17は、3つのケーブル挿通部15,16,17のうちの右側2つのケーブル挿通部である。第2ケーブル挿通部16,17は、前後方向に垂直な面で切断した断面の形状が、上下方向に延びる楕円形状に形成されている。すなわち、第2ケーブル挿通部16,17は、楕円筒状に形成されている。各第2ケーブル挿通部16,17には、詳しくは後述する第2ケーブルアッシー9が有する2本の第2ケーブルC2(ケーブル)が挿通する。
また、コネクタハウジング2は、レール部18と、2つの被係合部19とを有している。
レール部18は、コネクタハウジング2の下側に形成されたレール状の部分である。具体的には、レール部18は、左右方向中央部分を前後方向に延びるように形成されている。レール部18は、後側から視て逆T字状に形成されている。
被係合部19は、コネクタハウジング2の下側における左右両側に形成されている。具体的には、各被係合部19は、前後方向に延びる延出部19aと、該延出部19aにおける先端部(後端部)から下方へ突出する突起部19bとを有し、これらが一体に形成されている。
[第1ケーブルアッシーの構成]
図4は、第1ケーブルアッシー8、及び該第1ケーブルアッシー8の第1ケーブルC1に通された状態の第1シール部材5の斜視図である。第1ケーブルアッシー8は、第1コネクタ端子3と、1本の第1ケーブルC1とを有している。
[第1コネクタ端子の構成]
第1コネクタ端子3は、被覆かしめ部21と、芯線かしめ部22と、コンタクト部23とを有し、これらが一体に形成されている。第1コネクタ端子3は、例えば一例として、金属製の部材がプレス加工等によって折り曲げられることにより形成された部材である。第1コネクタ端子3では、第1ケーブルC1の被覆部分が被覆かしめ部21によってかしめられ、第1ケーブルC1の芯線が芯線かしめ部22によってかしめられている。これにより、第1コネクタ端子3に第1ケーブルC1が固定されるとともに、第1ケーブルC1の芯線と第1コネクタ端子3とが電気的に接続される。コンタクト部23は、前後方向に開口部を有する角筒状に形成された角筒部23aと、該角筒部23aの内部に設けられた板バネ部(図示省略)とを有し、これらが一体に形成されている。
図5は、第1シール部材5の斜視図である。第1シール部材5は、図1を参照して、コネクタハウジング2の第1ケーブル挿通部15と第1ケーブルC1との間に圧入される弾性部材である。
[第1シール部材の構成]
第1シール部材5は、円筒壁部5a及び2つの環状膨出部5bを有し、これらが一体に形成されている。
円筒壁部5aは、第1シール部材5における円筒状の部分である。円筒壁部5aは、その筒軸が前後方向に延びるように形成されている。円筒壁部5aの外径は、第1ケーブル挿通部15の内径よりもやや大きい。第1シール部材5の中心部分には、該第1シール部材5を前後方向に貫通する貫通孔5cが形成されている。この貫通孔5cの内径は、第1ケーブルC1の外径よりもやや小さい。これにより、第1ケーブルC1が当該貫通孔5cに挿通された状態では、両者が隙間なく密着する。
環状膨出部5bは、円筒壁部5aの外周面から径方向外側へ環状に膨出する部分として設けられている。環状膨出部5bの外径は、円筒壁部5aの外径よりもやや大きい。2つの環状膨出部5bは、円筒壁部5aにおける前側の部分において、前後方向に間隔を空けて配置されている。
コネクタ1では、上述のような第1シール部材5が第1ケーブル挿通部15と第1ケーブルC1との間に圧入されることにより、両者の間の隙間が密閉される。これにより、第1ケーブル挿通部15と第1ケーブルC1との間の防水性能が確保される。
[第2ケーブルアッシーの構成]
図6は、第2ケーブルアッシー9、及び該第2ケーブルアッシー9の第2ケーブルC2に通された状態の第2シール部材6の斜視図である。第2ケーブルアッシー9は、第2コネクタ端子4と、2本の第2ケーブルC2とを有している。
[第2コネクタ端子の構成]
第2コネクタ端子4は、第1コネクタ端子3と同じ部品で構成されている。すなわち、第2コネクタ端子4は、被覆かしめ部21と、芯線かしめ部22と、コンタクト部23とを有し、これらが一体に形成されている。第2コネクタ端子4も、第1コネクタ端子3の場合と同様、金属製の部材がプレス加工等によって折り曲げられることにより形成される。
第2コネクタ端子4には、第1コネクタ端子3の場合と異なり、2本のケーブルがかしめられている。具体的には、第2コネクタ端子4では、被覆かしめ部21に2本の第2ケーブルC2の被覆部分が上下方向に重ねられた状態で、該被覆かしめ部21がかしめられている。すなわち、第2コネクタ端子4の被覆かしめ部21では、2本の第2ケーブルC2の被覆部分がまとめてかしめられている。これにより、第2ケーブルアッシー9では、2本の第2ケーブルC2が上下方向に重なった状態となる。
また、第2コネクタ端子4では、芯線かしめ部22に2本の第2ケーブルC2の芯線部分が上下方向に重ねられた状態で、該芯線かしめ部22がかしめられている。すなわち、第2コネクタ端子4の芯線かしめ部22では、2本の第2ケーブルC2の芯線部分がまとめてかしめられている。
上述のように、第2コネクタ端子4が2本の第2ケーブルC2にかしめられることにより、第2コネクタ端子4に2本の第2ケーブルC2が固定されるとともに、2本の第2ケーブルC2の各芯線と第2コネクタ端子4とが電気的に接続される。
[第2シール部材の構成]
図7は、第2シール部材6の斜視図である。また、図8(A)は、第2シール部材6の側面図、図8(B)は、第2シール部材6を後方から視た図である。2つの第2シール部材6は、それぞれ、図1を参照して、コネクタハウジング2の第2ケーブル挿通部16,17と第2ケーブルC2との間に圧入される弾性部材である。
第2シール部材6は、図7及び図8を参照して、楕円柱部25及び2つの環状膨出部26を有し、これらが一体に形成されている。
楕円柱部25は、前後方向から視た形状が上下方向に延びる楕円形状に形成された部分であって、前後方向に所定の長さを有している。前後方向から視た楕円柱部25の大きさは、前後方向から視た第2ケーブル挿通部16,17の内周面の大きさよりも、やや大きい。
楕円柱部25には、該楕円柱部25を前後方向に貫通する2つの貫通孔25aが形成されている。これら2つの貫通孔25aは、第2ケーブルアッシー9が有する2本の第2ケーブルC2(1つの第2コネクタ端子4にかしめられた2つの第2ケーブルC2)のそれぞれが貫通するケーブル貫通孔25aとして設けられている。2つのケーブル貫通孔25aは、上下方向に沿って、すなわち楕円柱部25を前後方向から視た場合における楕円の長手方向に沿って、間隔を空けて形成されている。
環状膨出部26は、楕円柱部25の外周面から径方向外側へ環状に膨出する部分として設けられている。前後方向から視た環状膨出部26の大きさは、前後方向から視た楕円柱部25の大きさよりもやや大きい。2つの環状膨出部26は、楕円柱部25における前側の部分において、前後方向に間隔を空けて配置されている。
また、楕円柱部25には、縮径部27と、テーパー部28と、2つの環状溝部29とが形成されている。
縮径部27は、楕円柱部25における先端側の部分である。縮径部27は、前方から視た形状が上下方向に延びる楕円形状に形成されていて、前後方向に僅かな長さを有している。前方から視た縮径部27の大きさは、前後方向から視た楕円柱部25の大きさよりもやや小さい。縮径部27における後側の部分は、前側の環状膨出部26における前側の部分と、テーパー部28によってなだらかに繋がっている。
2つの環状溝部29は、楕円柱部25における前側の部分に形成された環状の溝部である。2つの環状溝部29のうちの1つは、2つの環状膨出部26の間に形成されていて、もう1つの環状溝部29は、後側の環状膨出部26の後側に形成されている。
第2シール部材6は、上述のように、前後方向から視た形状が略楕円形状に形成されている。このような形状の第2シール部材6を、同じく前後方向から視た内周面の形状が楕円形状に形成された第2ケーブル挿通部16,17に圧入することで、第2シール部材6は、第2ケーブル挿通部16,17内で回転しない。すなわち、第2シール部材6は、第2ケーブル挿通部16,17に対して回転不能な形状を有している。
また、第2シール部材6は、前後方向の寸法が、第2ケーブル挿通部16,17に圧入された状態において、該第2ケーブル挿通部16,17からはみ出ない寸法となっている。
[シールリテーナの構成]
図9は、図1に示すシールリテーナ7の斜視図である。シールリテーナ7は、樹脂部材によって一体に形成されている。シールリテーナ7は、コネクタハウジング2の各ケーブル挿通部15,16,17に圧入されたシール部材5,6がケーブル挿通部15,16,17から抜け落ちるのを防止するための部材である。
シールリテーナ7は、図9を参照して、底壁部31と、右壁部32と、左壁部33と、後壁部34と、被案内部35と、2つのロック爪36とを有し、これらが一体に形成されている。
底壁部31は、前後左右方向に拡がる壁状の部分である。底壁部31には、該底壁部31における前端部から後方へ向かって切り欠かれた3つの切り欠き部37,38,39が形成されている。3つの切り欠き部は、底壁部31の左右方向に並ぶように形成されている。
右壁部32は、底壁部31の右端部から上方へ延びるように形成された壁状の部分である。左壁部33は、底壁部31の左端部から上方へ延びるように形成された壁状の部分である。右壁部32及び左壁部33は、左右方向から視て、前後方向に長い矩形壁状に形成されている。
後壁部34は、底壁部31の後端部から上方へ延びるように形成された壁状の部分である。後壁部34の右端部及び左端部は、それぞれ、右壁部32及び左壁部33のそれぞれと一体に設けられている。
後壁部34には、前後方向から視て円弧状に切り欠かれた3つの円弧状切り欠き部41,42,43が形成されている。各円弧状切り欠き部41,42,43は、後壁部34の左右方向に並ぶように形成されている。各円弧状切り欠き部41,42,43の曲率半径は、各ケーブルC1,C2の外径よりもやや大きい。
後壁部34は、図1を参照して、シールリテーナ7がコネクタハウジング2に装着された状態において、コネクタハウジング2の各ケーブル挿通部15,16,17に圧入された各シール部材5,6の下端部分を後側から覆っている。すなわち、後壁部34は、シール部材5,6の少なくとも一部を該シール部材5,6の挿入方向と反対方向側から覆う覆い部として設けられている。
被案内部35は、底壁部31における切り欠き部38の下側の部分に設けられている。被案内部35の内部には、前後方向に延びる空洞44が形成されている。
各ロック爪36は、底壁部31における各切り欠き部37,39の下側の部分に設けられている。各ロック爪36は、切り欠き部37,39における後側の端部から前方へ向かって延びるように形成されている。各ロック爪36の先端部には、コネクタハウジング2に形成された突起部19bと係合する爪部36a(係合部)が形成されている。
[コネクタの組立工程]
図11から図13は、コネクタ1の組立工程を説明するための図である。具体的には、図11は、第1シール部材5が装着された状態の第1ケーブルアッシー8がコネクタハウジング2に取り付けられる際の様子を示す斜視図である。また、図12は、コネクタハウジング2に第1ケーブルアッシー8、第1シール部材5、第2ケーブルアッシー9、及び第2シール部材6が取り付けられた状態を示す図である。また、図13は、第1ケーブルアッシー8、第1シール部材5、第2ケーブルアッシー9、及び第2シール部材6が取り付けられた状態のコネクタハウジング2にシールリテーナ7が装着される際の様子を示す図である。以下では、図11から図13を参照して、コネクタ1の組立工程について説明する。
まず、図11を参照して、第1ケーブルC1の先端部分に固定された第1コネクタ端子3が、コネクタハウジング2内に挿入される。具体的には、第1コネクタ端子3が、第1ケーブル挿通部15を介して端子収容部12へ収容される。このとき、第1コネクタ端子3のランス部24(図4参照)がコネクタハウジング2内で引っ掛かることにより、コネクタハウジング2に対する第1コネクタ端子3の抜けを防止できる。
上述のようにして第1コネクタ端子3をコネクタハウジング2内に収容した後、第1シール部材5がコネクタハウジング2の第1ケーブル挿通部15内に圧入される。具体的には、第1シール部材5は、第1ケーブルC1の外周面に沿ってコネクタハウジング2側へスライド移動させられた後、第1ケーブル挿通部15内へ押し込まれる。これにより、第1ケーブルC1と第1ケーブル挿通部15との間が密閉される。なお、第1シール部材5が第1ケーブル挿通部15内へ圧入された状態では、第1シール部材5の後端部は、第1ケーブル挿通部15の後端部よりも前側に位置している。すなわち、第1シール部材5は、前後方向に対して垂直な方向から視て、第1ケーブル挿通部15からはみ出していない。
次に、図示は省略するが、各第2ケーブルC2の先端部分に固定された各第2コネクタ端子4が、コネクタハウジング2内に挿入される。具体的には、各第2コネクタ端子4が、各第2ケーブル挿通部16,17を介して端子収容部12へ収容される。このとき、第2コネクタ端子4のランス部24(図6参照)がコネクタハウジング2内で引っ掛かることにより、コネクタハウジング2に対する第2コネクタ端子4の抜けを防止できる。
上述のようにして各第2コネクタ端子4をコネクタハウジング2内に収容した後、各第2シール部材6がコネクタハウジング2の第2ケーブル挿通部16,17内に圧入される。具体的には、第2シール部材6は、第2ケーブルC2の外周面に沿ってコネクタハウジング2側へスライド移動させられた後、第2ケーブル挿通部16,17内へ押し込まれる。これにより、第2ケーブルC2と第2ケーブル挿通部16,17との間が密閉される。なお、第2シール部材6が第2ケーブル挿通部16,17内へ圧入された状態では、図12に示すように、第2シール部材6の後端部は、第2ケーブル挿通部16の後端部よりも前側に位置している。すなわち、第2シール部材6は、前後方向に対して垂直な方向から視て、第2ケーブル挿通部16,17からはみ出していない。
以上の工程を経ることにより、図12に示すように、第1ケーブルアッシー8及び第2ケーブルアッシー9が、コネクタハウジング2に対して取り付けられた状態となる。なお、ここでは、第1コネクタ端子3をコネクタハウジング2内へ収容した後、第2コネクタ端子4をコネクタハウジング2内へ収容する例を挙げて説明したが、これに限らず、コネクタハウジング2内へ収容される順序は、逆であってもよい。
次に、図13を参照して、コネクタハウジング2にシールリテーナ7が装着される。具体的には、図2及び図9も参照して、シールリテーナ7は、該シールリテーナ7の被案内部35内の空洞44及び切り欠き部38が、コネクタハウジング2のレール部18に沿うように、コネクタハウジング2側へスライド移動させられる。そうすると、シールリテーナ7の各爪部36aがコネクタハウジング2の各突起部19bと係合するとともに、シールリテーナ7の後壁部34が、各シール部材5,6における下端部分を後方から覆う(図1参照)。これにより、シールリテーナ7がコネクタハウジング2に対して固定されるとともに、コネクタハウジング2に対する各シール部材5,6の抜け落ちを防止できる。
図14は、本実施形態に係るコネクタ1が、相手側コネクタ50が有する各オス型コンタクト51,52,53と電気的に接続されている状態を示す模式図である。図14では、相手側コネクタ50が有する3つのオス型コンタクト51,52,53のみを模式的に示している。また、図14では、コネクタ1における第1コネクタ端子3及び第2コネクタ端子4と、各コネクタ端子3,4に接続された第1ケーブルC1及び第2ケーブルC2のみを模式的に示している。
図14に示すように、相手側コネクタ50は、3つのオス型コンタクト51,52,53を有する、いわゆる3極のコネクタである。この相手側コネクタ50に対して、本実施形態に係るコネクタ1を嵌合すると、図14に示すように、オス型コンタクト52,53を、コネクタ1側で2本の第2ケーブルC2に分岐することができる。
そして、本実施形態に係るコネクタ1によれば、図1を参照して、上述のように分岐された2本の第2ケーブルC2とコネクタハウジング2との間を、1つのシール部材6(第2シール部材6)によって容易に密閉できる。これにより、2方向に分岐された第2ケーブルC2とコネクタハウジング2との間の防水を容易に図ることができる。
[効果]
以上のように、本実施形態に係るコネクタ1によれば、1つの第2コネクタ端子4に接続された複数のケーブルC2のそれぞれが、第2シール部材6に形成された複数のケーブル貫通孔25aのそれぞれに挿通される。そして、その状態において、第2コネクタ端子4がコネクタハウジング2内に収容されるとともに、第2シール部材6がコネクタハウジング2の第2ケーブル挿通部16,17に圧入される。すなわち、コネクタ1によれば、1つの部材(第2シール部材6)によって、1つの第2コネクタ端子4に接続された複数のケーブルC2とコネクタハウジング2との間の隙間の防水性能を容易に確保することができる。
従って、コネクタ1によると、1つのコネクタ端子4に対して複数のケーブルC2が接続されたコネクタ1における、複数のケーブルC2とコネクタハウジング2との間の防水性能を十分に確保できる。
また、コネクタ1では、第2ケーブル挿通部16,17に圧入された第2シール部材6が該ケーブル挿通部16,17に対して回転しないため、第2コネクタ端子4に接続された複数のケーブルC2がコネクタハウジング2内でねじれてしまうことを防止できる。
また、コネクタ1のように、ケーブル貫通孔25a,25aが延びる方向から視た第2シール部材6の外周面の形状を楕円形状とすることで、第2ケーブル挿通部16,17に対して回転不能なシール部材を容易な形状で形成することができる。また、コネクタ1によれば、前後方向から視て楕円形状に形成された第2シール部材6の短手方向がコネクタハウジング2の幅方向(左右方向)と一致しているため、コネクタ1の幅(左右方向における寸法)を小さくすることができる。
また、コネクタ1では、第2シール部材6におけるケーブル貫通孔25aの配列方向と第2ケーブルC2の配列方向とが揃うため、コネクタハウジング2内における複数の第2ケーブルC2のねじれを容易に防止できる。
また、コネクタ1によると、ケーブル挿通部15,16,17に圧入された各シール部材5,6がケーブル挿通部15,16,17から抜けてしまうことを、シールリテーナ7によって防止することができる。
また、コネクタ1によれば、シールリテーナ7を、コネクタハウジング2の突起部19bに係合する爪部36aと、第2シール部材6の少なくとも一部を後側から覆う後壁部34とを用いて構成することができる。すなわち、コネクタ1によれば、第2シール部材6がコネクタハウジング2の第2ケーブル挿通部16,17から抜けてしまうことを防止可能なシールリテーナ7を、比較的シンプルな形状で形成することができる。
また、コネクタ1のように、後壁部34に、シールリテーナ7がコネクタハウジング2に係合した状態において第2ケーブルC2の外周に沿う円弧状に形成された円弧状切り欠き部41,42を形成することにより、後壁部34を第2ケーブルC2の被覆に食い込ませることなく、後壁部34を第2ケーブルC2側へ近接させることができる。そうすると、第2シール部材6における第2ケーブルC2から離れた部分だけでなく、第2シール部材6における第2ケーブルC2近傍の部分も後壁部34で覆うことができる。これにより、ケーブル挿通部16,17からの第2シール部材6の抜けをより確実に防止できる。
ところで、例えば、シール部材が、該シール部材がケーブル挿通部16,17内へ正常に圧入された状態においてケーブル挿通部16,17からはみ出るような寸法に設定されている場合、以下のような問題が生じ得る。具体的には、ケーブル挿通部16,17に対するシール部材のはみ出し寸法が大きくなってしまうと、シールリテーナ7をコネクタハウジング2側へ十分に押し込めず、シールリテーナ7をコネクタハウジング2と係合できない虞が生じる。
この点につき、コネクタ1によれば、第2シール部材6,7が第2ケーブル挿通部16,17からはみ出していないため、シールリテーナ7をコネクタハウジング2に係合させる際、該シールリテーナ7をコネクタハウジング2側へ十分に押し込むことができる。これにより、シールリテーナ7をコネクタハウジング2に対して確実に係合させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
[変形例]
(1)図15(A)及び図15(B)は、それぞれ、変形例に係る第2シール部材6a,6bを前後方向から視た模式図である。上述した実施形態では、第2シール部材6の形状を、前後方向から視て楕円形状となるように形成したが、これに限らず、ケーブル挿通部に圧入された状態においてケーブル挿通部に対して回転不能な形状であれば、第2シール部材はどのような形状であってもよい。具体的には、図15(A)を参照して、第2シール部材6aの形状は、前後方向から視て長方形状に形成されていてもよい。この場合、ケーブル挿通部の形状は、図示は省略するが、当該第2シール部材6aを圧入可能な長方形状の間口部分を有する形状に形成すればよい。或いは、図15(B)を参照して、第2シール部材6bの形状は、前後方向から視て円形状に形成された円柱部45と該円柱部から径方向外側へ突出する突出部46とで構成された形状であってもよい。突出部46は、前後方向に延びるように形成されている。この場合、ケーブル挿通部の形状は、図示は省略するが、当該第2シール部材6bと相補的な形状の間口部分を有する形状に形成すればよい。
(2)上述した実施形態では、第2シール部材6に2つのケーブル貫通孔25aが形成されている例を挙げて説明したが、これに限らず、3つ以上のケーブル貫通孔が形成されていてもよい。これにより、1つの第2コネクタ端子4に接続された3つ以上のケーブルC2とコネクタハウジング2との間の隙間の防水性能を容易に確保することができる。
本発明は、コネクタに広く適用できるものである。
1 コネクタ
4 第2コネクタ端子(コネクタ端子)
6,6a,6b 第2シール部材(シール部材)
12 端子収容部
16,17 第2ケーブル挿通部(ケーブル挿通部)
25a ケーブル貫通孔
C2 第2ケーブル(ケーブル)

Claims (8)

  1. 筒状に形成されたケーブル挿通部を有するコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングに収容可能又は収容されている少なくとも1つのコネクタ端子と、
    前記コネクタ端子に接続された複数のケーブルのそれぞれが挿通可能又は挿通されている複数のケーブル貫通孔が形成された弾性部材で構成され、各前記ケーブル貫通孔に各前記ケーブルが挿通した状態において前記ケーブル挿通部へ圧入可能又は圧入されているシール部材と、
    を備えていることを特徴とする、コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記シール部材は、前記ケーブル挿通部に圧入された状態において、該ケーブル挿通部に対して回転不能な形状を有していることを特徴とする、コネクタ。
  3. 請求項2に記載のコネクタにおいて、
    前記シール部材の外周面は、前記ケーブル貫通孔が延びる方向から視て楕円形状に形成されていることを特徴とする、コネクタ。
  4. 請求項3に記載のコネクタにおいて、
    前記ケーブル挿通部に圧入された状態の前記シール部材における前記複数のケーブル貫通孔の配列方向は、前記コネクタハウジングに収容された状態の前記コネクタ端子に接続された前記複数のケーブルの配列方向に沿う方向であることを特徴とする、コネクタ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタにおいて、
    前記ケーブル挿通部と該ケーブル挿通部に挿通した前記複数のケーブルとの間へ圧入された状態の前記シール部材が前記ケーブル挿通部から抜けるのを防止するシールリテーナ、を更に備えていることを特徴とする、コネクタ。
  6. 請求項5に記載のコネクタにおいて、
    前記シールリテーナは、
    前記コネクタハウジングに係合する係合部と、
    前記シール部材の少なくとも一部を、該シール部材の挿入方向と反対方向側から覆う覆い部と、
    を有していることを特徴とする、コネクタ。
  7. 請求項6に記載のコネクタにおいて、
    前記覆い部には、前記係合部が前記コネクタハウジングに係合した状態において、前記ケーブルの外周に沿う円弧状に形成された円弧状切り欠き部が設けられていることを特徴とする、コネクタ。
  8. 請求項6又は請求項7に記載のコネクタにおいて、
    前記シール部材は、前記ケーブル挿通部内へ圧入された状態において、該ケーブル挿通部への圧入方向に垂直な方向から視て前記ケーブル挿通部から露出していないことを特徴とする、コネクタ。
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