JP2018038647A - 画像処理装置、方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線画像を加算処理する画像処理装置、方法およびプログラムにおいて、ノイズを低減しつつ、観察可能な濃度範囲が広い画像を取得する。
【解決手段】画像取得部31が、第1および第2の放射線検出器から、第1および第2の放射線画像を取得する。第1の周波数解析部32が、第1の放射線画像の高周波成分である第1の高周波成分GH1を生成し、第2の周波数解析部が、第2の放射線画像の高周波成分および低周波成分である第2の高周波成分GH2および第2の低周波成分GL2を生成する。加算処理部34が、第1および第2の高周波成分GH1,GH2に対して重み付け加算を行うことにより加算高周波成分GHaを生成し、合成部35が、加算高周波成分GHaと第2の低周波成分GL2とを合成して処理済み画像を生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、2つの放射線画像に対して重み付け加算処理を行う画像処理装置、方法およびプログラムに関するものである。
従来より放射線画像を用いた各種診断が行われているが、より診断性能を向上させるために、放射線画像に含まれる放射線の量子ノイズ(以下単にノイズとする)を低減する、放射線画像の加算処理が提案されている。加算処理は、複数枚重ねた放射線検出器等の検出手段のそれぞれから放射線画像を取得し、複数の放射線画像を対応する画素間で加算することにより行われる。このような加算処理を行うことにより、ノイズが低減されたS/Nのよい高画質の加算画像を得ることができる。
また、加算処理において、より高画質の処理済み画像を取得するための各種手法が提案されている。例えば、特許文献1においては、撮影時の放射線量、検出手段の種類、放射線画像における注目すべき周波数等に応じて、2つの放射線画像の加算比率を変更して、S/Nが最大となる加算画像を生成する手法が提案されている。また、特許文献2においては、放射線量に基づいて加算画像のS/Nを高くするような周波数特性を有するマスクフィルタを求め、このマスクフィルタにより各放射線画像をコンボリューションした後に加算画像を得る手法が提案されている。さらに、特許文献3においては、加算する2つの放射線画像を周波数分解し、各周波数帯域毎に異なる加算比率により加算を行い、周波数帯域毎の加算画像を逆多重解像度変換して加算画像を得る手法が提案されている。
上述した加算処理を行うための2つの放射線画像を取得するためには、撮影を2回行う2ショット法と、例えば被写体を透過した放射線を、重ねられた2枚の検出手段に同時に曝射することによって、同時に2つの放射線画像を取得するようにした1ショット法が知られている。
特開平7−159910号公報 特開平7−287330号公報 特開平7−319092号公報
上記1ショット法により2つの放射線画像を取得する場合、放射線源に近い側の検出手段には、放射線源から離れた側の検出手段よりも照射される線量が多い。このため、放射線源に近い側の検出手段により取得された放射線画像はノイズ成分が少ないものとなる。一方、腰椎の撮影、股関節軸位撮影、または肩を含む頸椎側面撮影等の体厚が大きくなる部位を含む撮影を行う場合、照射される放射線の線量を大きくする必要がある。しかしながら、線量を大きくすると、体厚の薄い部分、例えばスキンラインの部分において、検出手段に照射される放射線量が検出手段の最大検出線量を超えてしまうおそれがある。このように、検出手段の最大検出線量を超えると、放射線画像における体厚の薄い部分の濃度が飽和して黒つぶれしてしまう。
また、放射線源から離れた側の検出手段には、放射線源に近い側の検出手段と比較して到達する線量が小さいため、取得される放射線画像において、体厚の薄い部分の画素値が飽和して黒つぶれすることはない。しかしながら、主たる関心領域となる体厚の厚い部分において線量が不足するため、放射線画像の粒状が悪化してノイズが多くなる。このため、放射線源から離れた側の検出手段により取得された放射線画像では、主たる関心領域の診断が困難なものとなる。
また、2ショット法により2つの放射線画像を取得する場合、被写体の被曝量を低減するために、2回目の撮影時には1回目の撮影時よりも被写体に照射される線量が低減される。このため、2ショット法により体厚が大きくなる部位の撮影を行って2つの放射線画像を取得する場合、1回目の撮影により取得される放射線画像は、1ショット法により取得される、放射線源に近い側の検出手段により取得された放射線画像と同様に、体厚の薄い部分の濃度が飽和して黒つぶれしてしまう。また、2回目の撮影により取得される放射線画像は、1ショット撮影により取得される放射線源から離れた側の検出手段により取得された放射線画像と同様に、黒つぶれ等により被写体の情報は消失していないが、線量不足によりノイズが多いものとなる。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、放射線画像を加算処理する画像処理装置、方法およびプログラムにおいて、ノイズを低減しつつ、観察可能な濃度範囲が広い画像を取得できるようにすることを目的とする。
本発明による画像処理装置は、被写体を透過した互いに異なる線量の放射線により取得された2つの放射線画像を取得する画像取得手段と、
2つの放射線画像のうち、線量が大きい放射線により取得された第1の放射線画像の高周波成分である第1の高周波成分を生成する第1の周波数解析手段と、
2つの放射線画像のうち、線量が小さい放射線により取得された第2の放射線画像の高周波成分である第2の高周波成分および低周波成分である第2の低周波成分を生成する第2の周波数解析手段と、
第1の高周波成分および第2の高周波成分に対して、相対応する画素間で重み付け加算を行うことにより、加算高周波成分を生成する加算処理手段と、
加算高周波成分と第2の低周波成分とを合成して処理済み画像を生成する合成手段とを備えたことを特徴とするものである。
1ショット法の場合、被写体を透過した放射線は重ねられた2つの検出手段に照射される。このため、放射線源に離れた側の検出手段は放射線源に近い側の検出手段よりも照射される線量が小さくなる。したがって、1ショット法において、放射線源に近い側の検出手段により得られる放射線画像と、放射線源から離れた側の検出手段により得られる放射線画像とでは、線量が異なるものとなる。一方、2ショット法の場合、2回目の撮影において、1回目の撮影よりも線量が少ない放射線を用いることにより、1回目の撮影により得られる放射線画像と、2回目の撮影により得られる放射線画像とでは、線量が異なるものとなる。したがって、本発明においては、2つの放射線画像は、1ショット法および2ショット法のいずれでも取得することができる。
なお、本発明による画像処理装置においては、加算処理手段は、重み付け加算を行う際の重み係数を、第1の放射線画像の画素値に基づいて設定するものであってもよい。
また、本発明による画像処理装置においては、加算処理手段は、第1の高周波成分に対する、第1の放射線画像における飽和画素値を超える画素値に対応する画素値に対しては重み係数を0、第1の放射線画像における飽和画素値以下の画素値に対応する画素値に対しては重み係数を1に設定するものであってもよい。
この場合、加算処理手段は、飽和画素値付近において重み係数を徐々に変更するものであってもよい。
また、本発明による画像処理装置においては、加算処理手段は、重み付け加算を行う際の重み係数を、第1の検出手段の特性に基づいて設定するものであってもよい。
また、本発明による画像処理装置においては、第1の周波数解析手段は、被写体の撮影部位に応じた周波数帯域の第1の高周波成分を生成し、
第2の周波数解析手段は、被写体の撮影部位に応じた周波数帯域の第2の高周波成分および第2の低周波成分を生成するものであってもよい。
本発明による画像処理方法は、被写体を透過した互いに異なる線量の放射線により取得された2つの放射線画像を取得し、
2つの放射線画像のうち、線量が大きい放射線により取得された第1の放射線画像の高周波成分である第1の高周波成分を生成し、
2つの放射線画像のうち、線量が小さい放射線により取得された第2の放射線画像の高周波成分である第2の高周波成分および低周波成分である第2の低周波成分を生成し、
第1の高周波成分および第2の高周波成分に対して、相対応する画素間で重み付け加算を行うことにより、加算高周波成分を生成し、
加算高周波成分と第2の低周波成分とを合成して処理済み画像を生成することを特徴とするものである。
なお、本発明による画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
本発明によれば、2つの放射線画像のうち、線量が大きい放射線により取得された第1の放射線画像の第1の高周波成分が生成され、線量が小さい放射線により取得された第2の放射線画像の第2の高周波成分および第2の低周波成分が生成される。そして、第1の高周波成分および第2の高周波成分に対して、相対応する画素間で重み付け加算が行われて加算高周波成分が生成され、加算高周波成分と第2の低周波成分とが合成されて処理済み画像が生成される。
ここで、第1の放射線画像は、線量が大きい放射線により取得されたものであるため、ノイズ成分が少ないが、画素値が飽和して黒つぶれまたは白飛びが生じている可能性がある。このため、第1の放射線画像の高周波成分である第1の高周波成分はノイズは少ないが、画素値が飽和している部分の被写体の情報は消失している。一方、第2の放射線画像は、線量が小さい放射線により取得されたものであるため、画素値が飽和することはないが、被写体の体厚が厚い部分において粒状が悪くノイズが多いものとなる。このため、第2の放射線画像の高周波成分である第2の高周波成分はノイズ成分が多くなるが、被写体の情報が消失していることはない。したがって、第1の高周波成分および第2の高周波成分に対して、相対応する画素間で重み付け加算を行うことにより、第1の放射線画像において飽和している画素については、第1の高周波成分の重み付けを第2の高周波成分よりも小さく、それ以外の画素においては、第1の高周波成分の重み付けを第2の高周波成分よりも大きくすることができる。これにより、照射された線量に対する第1の放射線画像のダイナミックレンジを拡大することができ、その結果、飽和による高周波成分の消失を抑制された、かつノイズ成分が少ない加算高周波成分を生成できる。そして、加算高周波成分と第2の低周波成分とを合成することにより、第1の放射線画像の長所と第2の放射線画像の長所とを併せ持った、すなわち飽和していない画素においてはノイズが少なく、かつ飽和の影響がなく、観察可能な濃度範囲が広い処理済み画像を生成することができる。
本発明の実施形態による画像処理装置を適用した放射線画像撮影システムの構成を示す概略ブロック図 本実施形態による画像処理装置の概略構成を示す図 第1の周波数解析部が行う周波数分解を説明するための図 重み係数を説明するための図 重み係数を説明するための図 合成部が行う周波数合成を説明するための図 本実施形態において行われる処理を示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態による画像処理装置を適用した放射線画像撮影システムの構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、本実施形態による放射線画像撮影システムは、2つの放射線画像を撮影し、2つの放射線画像を用いて重み付け加算処理を行うためのものであり、撮影装置1と、本実施形態による画像処理装置を内包するコンピュータ2とを備える。
撮影装置1は、第1の放射線検出器5および第2の放射線検出器6に、放射線源であるX線源3から発せられ、被写体Hを透過したX線を照射するいわゆる1ショット法による撮影を行うための撮影装置である。撮影時においては、図1に示すように、X線源3に近い側から順に第1の放射線検出器5および第2の放射線検出器6を配置して、X線源3を駆動させる。なお、第1および第2の放射線検出器5,6は密着されている。
これにより、第1の放射線検出器5においては、被写体Hの第1の放射線画像G1が取得される。また、第2の放射線検出器6においては、被写体Hの第2の放射線画像G2が取得される。第1および第2の放射線画像は画像処理装置であるコンピュータ2に入力される。また、第1の放射線検出器5と第2の放射線検出器6とでは、第1の放射線検出器5の方がX線源3に近い側にあるため、第1の放射線画像G1が線量が大きいX線により取得され、第2の放射線画像G2が線量が小さいX線により取得されることとなる。
第1および第2の放射線検出器5,6は、放射線画像の記録と読み出しを繰り返して行うことができるものであり、放射線の照射を直接受けて電荷を発生する、いわゆる直接型の放射線検出器を用いてもよいし、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電荷信号に変換する、いわゆる間接型の放射線検出器を用いるようにしてもよい。また、放射線画像信号の読出方式としては、TFT(thin film transistor)スイッチをオン・オフさせることによって放射線画像信号が読み出される、いわゆるTFT読出方式のもの、または読取り光を照射することによって放射線画像信号が読み出される、いわゆる光読出方式のものを用いることが望ましいが、これに限らずその他のものを用いるようにしてもよい。
コンピュータ2には表示部8および入力部9が接続されている。表示部8は、CRT(Cathode Ray Tube)あるいは液晶ディスプレイ等からなり、撮影により取得された放射線画像およびコンピュータ2において行われる処理に必要な各種入力の補助を行う。入力部9は、キーボード、マウスあるいはタッチパネル等からなる。
コンピュータ2には、本実施形態の画像処理プログラムがインストールされている。本実施形態においては、コンピュータは、操作者が直接操作するワークステーションあるいはパソコンでもよいし、それらとネットワークを介して接続されたサーバコンピュータでもよい。画像処理プログラムは、DVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の記録媒体に記録されて配布され、その記録媒体からコンピュータにインストールされる。もしくは、ネットワークに接続されたサーバコンピュータの記憶装置、あるいはネットワークストレージに、外部からアクセス可能な状態で記憶され、要求に応じてコンピュータにダウンロードされ、インストールされる。
図2は、本実施形態において、コンピュータ2に画像処理プログラムをインストールすることにより実現された画像処理装置の概略構成を示す図である。図2に示すように、画像処理装置は、標準的なコンピュータの構成として、CPU(Central Processing Unit)21、メモリ22およびストレージ23を備えている。
ストレージ23は、ハードディスクまたはSSD(Solid State Drive)等のストレージデバイスからなり、撮影装置1の各部を駆動するためのプログラムおよび画像処理プログラムを含む各種情報が記憶されている。また、撮影により取得された放射線画像も記憶される。
メモリ22には、各種処理をCPU21に実行させるために、ストレージ23に記憶されたプログラム等が一時的に記憶される。画像処理プログラムは、CPU21に実行させる処理として、撮影装置1に撮影を行わせて第1および第2の放射線画像G1,G2を取得する画像取得処理、X線源3に近い側にある第1の放射線検出器5により取得された、すなわち線量が大きいX線により取得された第1の放射線画像G1の高周波成分である第1の高周波成分GH1を生成する第1の周波数解析処理、X線源3から離れた側にある第2の放射線検出器6により取得された、すなわち線量が小さいX線により取得された第2の放射線画像G2の高周波成分および低周波成分である第2の高周波成分GH2および第2の低周波成分GL2を生成する第2の周波数解析処理、第1の高周波成分GH1および第2の高周波成分GH2に対して、相対応する画素間で重み付け加算を行うことにより、加算高周波成分GHaを生成する加算処理、並びに加算高周波成分GHaと第2の低周波成分GL2とを合成して処理済み画像Gsを生成する合成処理を規定している。
そして、CPU21が画像処理プログラムに従いこれらの処理を実行することで、コンピュータ2は、画像取得部31、第1の周波数解析部32、第2の周波数解析部33、加算処理部34および合成部35として機能する。なお、コンピュータ2は、画像取得処理、第1の周波数解析処理、第2の周波数解析処理、加算処理および合成処理をそれぞれ行うプロセッサまたは処理回路を備えるものであってもよい。
画像取得部31は、X線源3を駆動して被写体HにX線を照射し、被写体Hを透過したX線を第1および第2の放射線検出器5,6により検出して、第1および第2の放射線画像G1,G2を取得する。なお、画像処理プログラムとは別個のプログラムにより第1および第2の放射線画像G1,G2を取得してストレージ23に保存するようにしてもよい。この場合、画像取得部31は、ストレージ23に保存された第1および第2の放射線画像G1,G2を画像処理のためにストレージ23から読み出すものとなる。
第1の周波数解析部32は、第1の放射線画像G1の高周波成分である第1の高周波成分GH1を生成する。このために、第1の周波数解析部32は、第1の放射線画像G1を周波数分解して、第1の放射線画像G1についての、複数の周波数帯域毎の周波数成分を表す複数の帯域画像を生成する。図3は第1の周波数解析部32が行う周波数分解を説明するための図である。まず、第1の周波数解析部32は、第1の放射線画像G1に対して、例えばσ=1のガウシアンフィルタによりフィルタリング処理を行って、第1の放射線画像G1を1/2に縮小してガウシアン成分である縮小画像G1−1を生成する。縮小画像G1−1は第1の放射線画像G1を1/2に縮小したものとなる。なお、以降の説明において、第1の放射線画像G1を便宜上第1の放射線画像G1−0と称する場合があるものとする。次いで、第1の周波数解析部32は、例えば3次Bスプライン補間等の補間演算を行って、縮小画像G1−1を第1の放射線画像G1と同一サイズとなるように2倍に拡大し、拡大した縮小画像G1−1を第1の放射線画像G1から減算して、最高周波数帯域のラプラシアン成分である帯域画像F1−0を生成する。なお、本実施形態では、最高周波数帯域を便宜上第0の周波数帯域と称する。
次いで、第1の周波数解析部32は、縮小画像G1−1に対してσ=1のガウシアンフィルタによりフィルタリング処理を行って、縮小画像G1−1を1/2に縮小して縮小画像G1−2を生成し、縮小画像G1−2を縮小画像G1−1と同一サイズとなるように2倍に拡大し、拡大した縮小画像G1−2を縮小画像G1−1から減算して、第1の周波数帯域の帯域画像F1−1を生成する。さらに、所望とする周波数帯域の帯域画像が生成されるまで上記の処理を繰り返すことにより、複数の周波数帯域の帯域画像F1−k(k=0〜a:aは帯域の数)を生成する。なお、これにより、最低周波数の縮小画像G1−(a+1)も生成される。
ここで、縮小画像の各画素の信号値はその画素の濃度を表し、帯域画像F1−kの各画素の信号値は、その画素におけるその周波数帯域の周波数成分の大きさを表すものとなる。なお、ウェーブレット変換等の他の多重解像度変換の手法を用いることにより、周波数帯域が異なる複数の帯域画像F1−kを生成してもよい。
第1の周波数解析部32は、最高周波数帯域から予め定められた周波数帯域までの帯域画像を第1の高周波成分GH1として生成する。本実施形態においては、第1の周波数解析部32は、被写体Hの撮影部位に応じた周波数帯域の第1の高周波成分GH1を生成する。例えば、胸部が撮影部位の場合、最大の関心領域は肺血管である。このため、胸部が撮影部位の場合、最高周波数帯域から肺血管の情報を含む周波数帯域までの帯域画像を第1の高周波成分GH1として生成する。また、撮影部位が腰椎または股関節軸位である場合、肺血管よりも大きい構造物である関節等の骨の部分が最大の関心領域となるため、最高周波数帯域から肺血管よりも低い周波数帯域までの帯域画像を第1の高周波成分GH1として生成する。なお、撮影部位と第1の高周波成分GH1として生成する周波数帯域との関係は、予め生成されてストレージ23に保存されている。第1の周波数解析部32は、入力部9から入力された撮影部位の情報に基づいて、ストレージ23に保存された関係を参照して、生成する帯域画像の周波数帯域を決定して、第1の高周波成分GH1を生成する。
なお、第1の周波数解析部32においては、複数の周波数帯域の帯域画像および縮小画像を生成し、撮影部位に応じた周波数帯域までの帯域画像を、複数の周波数帯域の帯域画像から選択して第1の高周波成分GH1としてもよい。
第2の周波数解析部33は、第2の放射線検出器6により取得された第2の放射線画像G2の高周波成分および低周波成分である第2の高周波成分GH2および第2の低周波成分GL2を生成する。なお、第2の周波数解析部33は、第1の周波数解析部32と同様に、撮影部位に応じて決定された、最高周波数帯域から予め定められた周波数帯域までの帯域画像を第2の高周波成分GH2として生成する。なお、第2の高周波成分GH2は、第1の高周波成分GH1と同一の周波数帯域までの帯域画像となる。また、第2の高周波成分GH2と併せて、第2の低周波成分GL2も生成される。第2の低周波成分GL2は、第2の高周波成分GH2に含まれる最も低い周波数帯域の帯域画像を生成する際に使用した縮小画像である。例えば、第2の高周波成分GH2として、第2の周波数帯域までの帯域画像F2−2を生成した場合、第2の低周波成分GL2は縮小画像G2−3となる。
なお、第2の周波数解析部33においては、複数の周波数帯域の帯域画像および縮小画像を生成し、撮影部位に応じた周波数帯域までの帯域画像、すなわち第1の高周波成分GH1に含まれる周波数帯域の帯域画像を、複数の周波数帯域の帯域画像から選択して第2の高周波成分GH2としてもよい。この場合、第2の高周波成分GH2に含まれる最も低い周波数帯域の帯域画像を生成する際に使用した縮小画像を第2の低周波成分GL2として選択すればよい。
加算処理部34は、第1の高周波成分GH1および第2の高周波成分GH2に対して、相対応する画素間で重み付け加算を行うことにより、加算高周波成分GHaを生成する。具体的には、以下の式(1)により加算高周波成分GHaを算出する。
GHa=α1・GH1+α2・GH2 (1)
ここで、α1、α2は重み係数であり、α1+α2=1である。重み係数α1,α2は、第1の放射線画像G1に基づいて設定される。すなわち、加算処理部34は、第1の放射線画像G1において、表示部8に表示した際に、画素値が飽和して黒つぶれしてしまう画素値である飽和画素値Vsを有する画素を、画素値が飽和している飽和画素として検出する。そして、飽和画素値Vsをしきい値として、第1の放射線画像G1において飽和画素値Vs以下となる画素についてはα1=1、α2=0とし、第1の放射線画像G1において飽和画素値Vsを超える画素についてはα1=0、α2=1とする。図4は重み係数α1を示す図である。なお、図5に示すように、飽和画素値Vs付近において重み係数α1を徐々に変更してもよい。
なお、第1および第2の高周波成分GH1,GH2が複数の周波数帯域の帯域画像を含む場合、各周波数帯域毎に加算高周波成分が生成される。
合成部35は、加算高周波成分GHaと第2の低周波成分GL2とを合成して処理済み画像Gsを生成する。図6は加算高周波成分GHaと第2の低周波成分GL2との合成を説明するための図である。本実施形態においては、合成は周波数合成である。なお、本実施形態においては、第2の周波数帯域までの帯域画像F1−0,F1−1,F1−2,F2−0,F2−1,F2−2が第1の高周波成分GH1および第2の高周波成分GH2として生成され、縮小画像G2−3が第2の低周波成分GL2として生成されたものとする。このため、加算高周波成分GHaの周波数帯域は第0から第2の周波数帯域となる。
合成部35は、補間演算により第2の低周波成分GL2である縮小画像G2−3を2倍に拡大し、2倍に拡大した縮小画像G2−3と第2の周波数帯域の加算高周波成分GHa−2とを加算して合成画像Gs−2を生成する。次いで合成画像Gs−2を2倍に拡大し、2倍に拡大した合成画像Gs−2と第1の周波数帯域の加算高周波成分GHa−1とを加算して合成画像Gs−1を生成する。さらに、合成画像Gs−1を2倍に拡大し、2倍に拡大した合成画像Gs−1と第0の周波数帯域の加算高周波成分GHa−0とを加算して合成画像Gs−0すなわち処理済み画像Gsを生成する。
次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。図7は本実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。まず、画像取得部31が、第1および第2の放射線検出器5,6から第1および第2の放射線画像G1,G2を取得する(ステップST1)。次いで、第1の周波数解析部32が、第1の放射線画像G1の高周波成分である第1の高周波成分GH1を生成する第1の周波数解析処理を行い(ステップST2)、第2の周波数解析部33が、第2の放射線画像G2の高周波成分および低周波成分である第2の高周波成分GH2および第2の低周波成分GL2を生成する第2の周波数解析処理を行う(ステップST3)。
そして、加算処理部34が、第1の高周波成分GH1および第2の高周波成分GH2に対して、相対応する画素間で重み付け加算を行うことにより、加算高周波成分GHaを生成する加算処理を行う(ステップST4)。次いで、合成部35が、加算高周波成分GHaと第2の低周波成分GL2とを合成して処理済み画像Gsを生成する合成処理を行い(ステップST5)、処理を終了する。
ここで、第1の放射線画像G1は線量が大きいX線により取得されたものであるため、ノイズ成分が少ないが、画素値が飽和して黒つぶれまたは白飛びが生じている可能性がある。このため、第1の放射線画像G1の高周波成分である第1の高周波成分GH1はノイズは少ないが、画素値が飽和している部分においては、被写体Hの情報は消失している。一方、第2の放射線画像G2は、線量が小さいX線により取得されたものであるため、画素値が飽和することはないが、被写体Hの体厚が厚い部分において粒状が悪くノイズが多いものとなる。このため、第2の放射線画像G2の高周波成分である第2の高周波成分GH2はノイズ成分が多くなるが、被写体Hの情報が消失していることはない。したがって、第1の高周波成分GH1および第2の高周波成分GH2に対して、相対応する画素間で重み付け加算を行うことにより、第1の放射線画像G1において飽和している画素については、第1の高周波成分GH1の重み付けを第2の高周波成分GH2よりも小さく、それ以外の画素においては、第1の高周波成分GH1の重み付けを第2の高周波成分GH2よりも大きくすることができる。
これにより、照射された線量に対する第1の放射線画像G1のダイナミックレンジを拡大することができ、その結果、飽和による高周波成分の消失を抑制された、かつノイズ成分が少ない加算高周波成分GHaを生成できる。そして、加算高周波成分GHaと第2の低周波成分GL2とを合成することにより、第1の放射線画像G1の長所と第2の放射線画像G2の長所とを併せ持った、すなわち飽和していない画素においてはノイズが少なく、かつ飽和の影響がなく、観察可能な濃度範囲が広い処理済み画像Gsを生成することができる。
とくに、第1の高周波成分GH1に対する、第1の放射線画像G1における飽和画素値Vsを超える画素値に対応する画素値に対しては重み係数α1を0、飽和画素値以下の画素値に対応する画素値に対しては重み係数α1を1に設定することにより、飽和していない画素においてはノイズが少なく、かつ飽和の影響がなく、観察可能な濃度範囲が広い処理済み画像Gsを生成することができる。
この際、飽和画素値付近において重み係数を徐々に変更することにより、飽和画素値とそれ以外の画素値との境界にアーチファクトが発生することを防止できる。このため、より高画質の処理済み画像Gsを生成することができる。
なお、上記実施形態においては、第1および第2の放射線検出器5,6を用いて被写体の放射線画像を撮影するシステムにおいて取得した放射線画像を用いて画像処理を行っているが、検出手段として蓄積性蛍光体シートを用いて第1および第2の放射線画像G1,G2を取得する場合にも、本発明を適用できることはもちろんである。この場合、2枚の蓄積性蛍光体シートを重ねて被写体Hを透過したX線を照射して、被写体Hの放射線画像情報を各蓄積性蛍光体シートに蓄積記録し、各蓄積性蛍光体シートから放射線画像情報を光電的に読み取ることにより第1および第2の放射線画像G1,G2を取得すればよい。
また、上記実施形態においては、第1の放射線画像G1の画素値に基づいて重み係数α1,α2を設定しているが、第1の放射線画像G1を取得する検出手段の特性に基づいて、重み係数を決定してもよい。例えば、蓄積性蛍光体シートは感度は低いがダイナミックレンジは広く、飽和画素値Vsに相当する線量は100mRである。一方、放射線検出器の場合、感度は高いがダイナミックレンジは狭く、飽和画素値Vsに相当する線量は10mRである。このため、検出手段の特性に基づいて重み係数を決定してもよい。具体的には、検出手段の特性に応じて、図4,5における飽和画素値Vsの値を変更すればよい。これにより、検出手段の特性を反映させて、飽和の影響がなく、観察可能な濃度範囲が広い処理済み画像Gsを生成することができる。
また、上記実施形態においては、周波数分解により第1の高周波成分GH1、第2の高周波成分GH2および第2の低周波成分GL2を生成しているが、ハイパスフィルタ等のフィルタリング処理によって、第1の高周波成分GH1、第2の高周波成分GH2および第2の低周波成分GL2を生成してもよい。フィルタリング処理により、第1の高周波成分GH1、第2の高周波成分GH2および第2の低周波成分GL2を生成した場合、合成部35においては、加算高周波成分GHaに対して第2の低周波成分GL2を加算して、処理済み画像Gsを生成すればよい。
また、上記実施形態においては、1ショット法により第1および第2の放射線画像G1,G2を取得しているが、撮影を2回行ういわゆる2ショット法により第1および第2の放射線画像G1,G2を取得してもよい。2ショット法を行う場合、被写体Hの被曝量を低減するために、2回目の撮影時には1回目の撮影時よりも被写体Hに照射される線量が低減される。このため、2回目の撮影により取得される第2の放射線画像G2は、1ショット法により取得される第2の放射線画像G2と同様に、黒つぶれ等により被写体の情報は消失していないが、線量不足によりノイズが多いものとなっている。したがって、2ショット法により取得した第1および第2の放射線画像G1,G2に対しても、上記実施形態と同様に処理を行うことにより、飽和していない画素においてはノイズが少なく、かつ飽和の影響がなく、観察可能な濃度範囲が広い処理済み画像Gsを生成することができる。
以下、本実施形態の作用効果について説明する。
重み付け加算を行う際の重み係数を、第1の放射線画像の画素値に基づいて設定することにより、第1の放射線画像において飽和している画素については、第1の高周波成分の重み付けを第2の高周波成分よりも小さく、それ以外の画素においては、第1の高周波成分の重み付けを第2の高周波成分よりも大きくすることができる。したがって、飽和していない画素においてはノイズが少なく、かつ飽和の影響がなく、観察可能な濃度範囲が広い処理済み画像を生成することができる。
第1の高周波成分に対する、第1の放射線画像における飽和画素値を超える画素値に対応する画素値に対しては重み係数を0、飽和画素値以下の画素値に対応する画素値に対しては重み係数を1に設定することにより、飽和していない画素においてはノイズが少なく、かつ飽和の影響がなく、観察可能な濃度範囲が広い処理済み画像を生成することができる。
飽和画素値付近において重み係数を徐々に変更することにより、飽和画素値とそれ以外の画素値との境界にアーチファクトが発生することを防止できるため、より高画質の処理済み画像を生成することができる。
1 放射線画像撮影装置
2 コンピュータ
3 X線源
5、6 放射線検出器
8 表示部
9 入力部
21 CPU
22 メモリ
23 ストレージ
31 画像取得部
32 第1の周波数解析部
33 第2の周波数解析部
34 加算処理部
35 合成部
F1−k,F2−k 帯域画像
G1 第1の放射線画像
G2 第2の放射線画像
G1−k,G2−k 縮小画像
GHa 加算高周波成分
Gs 処理済み画像
H 被写体

Claims (8)

  1. 被写体を透過した互いに異なる線量の放射線により取得された2つの放射線画像を取得する画像取得手段と、
    前記2つの放射線画像のうち、前記線量が大きい放射線により取得された第1の放射線画像の高周波成分である第1の高周波成分を生成する第1の周波数解析手段と、
    前記2つの放射線画像のうち、前記線量が小さい放射線により取得された第2の放射線画像の高周波成分である第2の高周波成分および低周波成分である第2の低周波成分を生成する第2の周波数解析手段と、
    前記第1の高周波成分および前記第2の高周波成分に対して、相対応する画素間で重み付け加算を行うことにより、加算高周波成分を生成する加算処理手段と、
    前記加算高周波成分と前記第2の低周波成分とを合成して処理済み画像を生成する合成手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記加算処理手段は、前記重み付け加算を行う際の重み係数を、前記第1の放射線画像の画素値に基づいて設定する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記加算処理手段は、前記第1の高周波成分に対する、前記第1の放射線画像における飽和画素値を超える画素値に対応する画素値に対しては前記重み係数を0、前記第1の放射線画像における前記飽和画素値以下の画素値に対応する画素値に対しては前記重み係数を1に設定する請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記加算処理手段は、前記飽和画素値付近において前記重み係数を徐々に変更する請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記加算処理手段は、前記重み付け加算を行う際の重み係数を、前記第1の検出手段の特性に基づいて設定する請求項1から4のいずれか1項記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の周波数解析手段は、前記被写体の撮影部位に応じた周波数帯域の前記第1の高周波成分を生成し、
    前記第2の周波数解析手段は、前記被写体の撮影部位に応じた周波数帯域の前記第2の高周波成分および前記第2の低周波成分を生成する請求項1から5のいずれか1項記載の画像処理装置。
  7. 被写体を透過した互いに異なる線量の放射線により取得された2つの放射線画像を取得し、
    前記2つの放射線画像のうち、前記線量が大きい放射線により取得された第1の放射線画像の高周波成分である第1の高周波成分を生成し、
    前記2つの放射線画像のうち、前記線量が小さい放射線により取得された第2の放射線画像の高周波成分である第2の高周波成分および低周波成分である第2の低周波成分を生成し、
    前記第1の高周波成分および前記第2の高周波成分に対して、相対応する画素間で重み付け加算を行うことにより、加算高周波成分を生成し、
    前記加算高周波成分と前記第2の低周波成分とを合成して処理済み画像を生成することを特徴とする画像処理方法。
  8. 被写体を透過した互いに異なる線量の放射線により取得された2つの放射線画像を取得する手順と、
    前記2つの放射線画像のうち、前記線量が大きい放射線により取得された第1の放射線画像の高周波成分である第1の高周波成分を生成する手順と、
    前記2つの放射線画像のうち、前記線量が小さい放射線により取得された第2の放射線画像の高周波成分である第2の高周波成分および低周波成分である第2の低周波成分を生成する手順と、
    前記第1の高周波成分および前記第2の高周波成分に対して、相対応する画素間で重み付け加算を行うことにより、加算高周波成分を生成する手順と、
    前記加算高周波成分と前記第2の低周波成分とを合成して処理済み画像を生成する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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