JP2018037266A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】接触信頼性の低下を防止できる電気コネクタを提供すること。
【解決手段】電気コネクタが、平型導体を挿入可能な挿入口が設けられた少なくとも1つの収容部を有する絶縁性のハウジングと、1つの収容部に収容された複数の導電性の板状コンタクト(20)と、を備える。複数の板状コンタクト(20)の各々が、互いに独立して弾性変形可能であると共に、挿入口に近い方の端部に設けられ平型導体に電気的に接触可能な可動側接点部(221)と、挿入口から遠い方の端部に設けられハウジングの外部に露出しかつ基板に接続可能な基部(212)とを有し、複数の板状コンタクトが、板厚方向に積層され、接点部(221)の各々が、挿入口に挿入された平型導体に対して、弾性変形により独立して押圧可能に構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、平型導体を挿入可能な電気コネクタに関する。
フレキシブルプリント配線板(FPC)あるいはフレキシブルフラットケーブル(FFC)等の平型導体を挿入可能な電気コネクタとしては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。この電気コネクタは、1枚の金属板からなる複数の端子と、この端子を保持すると共に平型導体を挿入可能な挿入空間を形成する受入部を有するハウジングとを備え、端子に、受入部に挿入された平型導体を板面の表裏側で挟む一対の弾性腕部が設けられている。また、一対の弾性腕部の各々には、相互に対向しかつ平型導体に接触可能な接点部が設けられている。
特開2015−35347号公報
しかし、前記電気コネクタは、一対の弾性腕部の一方の弾性腕部が、1枚の金属板を折り曲げて、この一方の弾性腕部と板厚方向に並列に形成された他方の弾性腕部を有している。このため、平型導体に均等に接触させようとして、折り曲げて形成された並列に形成された2つの弾性腕部の2つの接点部の高さを調整することが難しく、2つの接点部のうちのいずれか一方しか平型導体に接触させることができない場合がある。このような場合、平型導体に接触する一方の接点部に異物が付着してしまうと、平型導体に接触していない他方の接点部に異物が付着していなくても、平型導体と電気コネクタとの間で接触不良が発生し、接触信頼性が低下してしまう。また、前記電気コネクタでは、相互に対向しかつ平型導体に接触可能な接点を完全に実現することができない。
そこで、本発明は、接触信頼性を高めることができる電気コネクタを提供することを課題とする。
本発明の電気コネクタは、
平型導体を挿入可能な挿入口が設けられた少なくとも1つの収容部を有する絶縁性のハウジングと、
1つの前記収容部に収容された複数の導電性の板状コンタクトと、
を備え、
前記複数の板状コンタクトの各々が、互いに独立して弾性変形可能であると共に、前記挿入口に近い方の端部に設けられ前記平型導体に電気的に接触可能な可動側接点部と、前記挿入口から遠い方の端部に設けられ前記ハウジングの外部に露出しかつ基板に接続可能な基部とを有し、
前記複数の板状コンタクトが、板厚方向に積層され、前記接点部の各々が、前記挿入口に挿入された前記平型導体に対して、弾性変形により独立して押圧可能に構成されている。
本発明の電気コネクタによれば、平型導体を挿入可能な挿入口が設けられた少なくとも1つの収容部を有するハウジングと、1つの収容部に、板厚方向に積層された状態で収容された複数の板状コンタクトとを備えている。そして、複数の板状コンタクトの可動側接点部の各々が、平型導体に対して、弾性変形により独立して押圧可能に構成されている。これにより、接触信頼性の低下を防止できる。
本発明の一実施形態の電気コネクタの斜視図。 図1の電気コネクタのII-II線に沿った断面図。 図1の電気コネクタの板状コンタクトの斜視図。 回動レバーが開放位置にあるときの図1の電気コネクタの斜視図。 図4のV-V線に沿った断面図。 回動レバーが閉鎖位置にあるときの図1の電気コネクタの斜視図。 図6のVII-VII線に沿った断面図。 図1の電気コネクタの板状コンタクトの第1の例を示す斜視図。 図8の板状コンタクトの一方の斜視図。 図1の電気コネクタの板状コンタクトの第2の例を示す斜視図。 図1の電気コネクタの板状コンタクトの第3の例を示す斜視図。 図1の電気コネクタの板状コンタクトの第4の例を示す断面図。 図1の電気コネクタの他の例を示す斜視図。 図13のXIV-XIV線に沿った断面図。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向あるいは位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。さらに、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも合致していない。
本発明の一実施形態の電気コネクタ100は、図1に示すように、平型導体を挿入可能な挿入口12が設けられた少なくとも1つの収容部11を有する絶縁性のハウジング10と、1つの収容部11に収容された複数の導電性の板状コンタクト20と、を備えている。
詳しくは、ハウジング10は、図1に示すように、略矩形の板形状で、その内部に、長手方向に沿って相互に間隔を空けて並列配置された複数の収容部11を有し、各収容部11には、2つの板状コンタクト20が板厚方向(ハウジング10の長手方向)に積層された状態で収容されている。このハウジング10の長手方向に延びる側面の一方(図1の左側の側面)には、挿入口12が設けられている。
各収容部11は、図1および図2に示すように、ハウジング10の長手方向に延びる側面視において矩形状を有し、ハウジング10の短手方向に延びかつハウジング10の短手方向の両端が開口している。各収容部11の図2の左側の端部は、挿入口12に接続されている。また、各収容部11の図2の右側の端部には、ハウジング10に回動可能に支持された回動レバー30が設けられている。この回動レバー30は、ハウジング10の長手方向に延びて全ての収容部11を横断している。
また、各収容部11の挿入口12側の一部は、隣接する収容部11の挿入口12側の一部と相互に接続されており、フレキシブルプリント配線板(FPC)あるいはフレキシブルフラットケーブル(FFC)等の平型導体の一部を収容可能な凹部111を形成している。
挿入口12は、図1に示すように、ハウジング10の側面の略全面に亘って開口し、平型導体が挿入可能になっている。この挿入口12には、全ての収容部11が接続されている。また、図2に示すように、挿入口12の下端(図2の下側の端部)には、後述する各板状コンタクト20の第1接触部21の係合突起部215を係止可能な係合孔部121が設けられている。
各板状コンタクト20は、弾性変形可能な導電性の板部材で構成され、図2に示すように、各収容部11の底壁部(図2の下側の壁部)に沿って延びる第1接触部21と、この第1接触部21に沿って延びかつ第1接触部21と並列に配置された第2接触部22と、第1接触部21と第2接触部22とを接続する接続部23とで構成されている。各板状コンタクト20は、図3に示すように、全体が同一形状を有し、板厚方向から見た外形が一致した状態で、互いに独立して弾性変形可能に積層されている。
第1接触部21の挿入口12に近い方の端部には、第2接触部22に向かって(図2の上側に向かって)上向き凸の三角形状に突出する固定側接点部の一例の第1接点部211と、この第1接点部211から挿入口12に向かって収容部11の底壁部に沿って延びる係止突起部215とが設けられている。第1接点部211は、凹部111内に配置され、係合突起部215は、ハウジング10の挿入口12の係合孔部121に係合されている。また、第1接触部21の挿入口12から遠い方の端部には、ハウジング10の外部に露出する基部212と、基部212よりも第1接点部211側に配置された位置決め爪部213と、位置決め爪部213よりも第1接点部211側に配置された位置決め凹部214とが設けられている。基部212は、例えば、はんだにより回路基板の接続端子に接続される。位置決め爪部213は、収容部11の底壁部の挿入口12から遠い方の端部に係合されている。また、位置決め凹部214は、下向きに湾曲した形状を有し、後述する回動レバー30の回動軸部31が位置するように配置されており、位置決め爪部213および係止突起214と共に、収容部11内での各板状コンタクト20の位置を決めている。
第2接触部22の挿入口12に近い方の端部には、第1接点部211に対向しかつ第1接点部211に向かって(図2の下側に向かって)下向き凸の三角形状に突出する可動側接点部の一例の第2接点部221が設けられている。この第2接点部221も、凹部111内に配置されている。また、第2接触部22の挿入口12から遠い方の端部には、後述する回動レバー30の押圧部32によって押圧される被押圧部222が設けられている。
接続部23は、第1接触部21および第2接触部22に交差する方向に延びると共に、第1接点部211と基部212との間、詳しくは、接続部23は、凹部111と回動レバー30との間に配置されている。これにより、各板状コンタクト20の第2接触部22は、被押圧部222が図2の上向きに押圧されたときに、接続部23を支点にして第2接点部221が図2の下向きに撓むように、相互に独立して弾性変形可能になっている。
回動レバー30は、図1に示すように、略矩形の箱形状を有し、全ての収容部11を横断するようにハウジング10の長手方向に延びて、ハウジング10に回動可能に支持されている。この回動レバー30は、図2に示すように、回動軸部31と、回動軸部31に接続された押圧部32とを有している。
また、回動レバー30は、図1に示すように、ハウジング10の長手方向の中間に台形状の突出部33を有している。この突出部33を操作することにより、回動レバー30を回動操作する。回動レバー30は、ハウジング10の長手方向に沿って見た平面視において、突出部33が収容部11の延在方向(図2の左右方向)に対して略直交する方向(図2の上向き)に延びた開放位置と、突出部33が収容部11の延在方向に対して略平行な方向に延びた閉鎖位置(図6および図7参照)との間を回動可能になっている。
回動軸部31は、図2に示すように、ハウジング10の長手方向に沿って見た平面視において、円形状を有し、突出部33の反対側の端部に設けられている。この回動軸部31は、接続部23と第1接触部21の基部212との間かつ第1接触部21と第2接触部22との間に配置され、ハウジング10の長手方向に沿ってハウジング10の一端の収容部11から他端の収容部11まで横切るように延びている。この回動軸部31の軸心が、回動レバー30の回動軸となっている。
押圧部32は、回動軸部31から突出部33の突出方向(図2では上向き)に対して交差する方向(図2では左向き)に湾曲して突出している。この押圧部32は、回動レバー30の回動に伴って、各板状コンタクト20の第2接触部22の被押圧部222を第1接触部21から離れる方向(図2の上向き)に押圧可能になっている。すなわち、ハウジング10の長手方向から見た平面視において、回動軸部31の直径と押圧部32の突出方向の長さとを合計した長さが、第1接触部21と第2接触部22の被押圧部222との間の長さよりも大きくなっている。
次に、図4〜図7を用いて、平型導体200を接続するときの電気コネクタ100の動作について説明する。なお、図4および図5は、回動レバー30が開放位置にあるときの電気コネクタ100を示し、図6および図7は、回動レバー30が閉鎖位置にあるときの電気コネクタ100を示している。
まず、図4に示すように、平型導体200を、挿入口12から凹部111内かつ各板状コンタクト20の第1接点部211および第2接点部221の間に挿入する。
このとき、回動レバー30は、図5に示すように、ハウジング10の長手方向に沿って見た平面視において、突出部33が収容部11の延在方向に対して略直交する方向(図5の上向き)に延びた開放位置にある。この開放位置では、押圧部32が回動軸部31から収容部11の延在方向(図5の左向き)に延び、各板状コンタクト20の被押圧部222は、回動レバー30の押圧部32により押圧されていない自然状態にある。また、第1接点部211および第2接点部221の各々は、平型導体200を凹部111に対して挿抜可能な状態で、平型導体200に接触している。
平型導体200を凹部111内かつ各板状コンタクト20の第1接点部211および第2接点部221の間に挿入した後、平型導体200の先端面が凹部111の底面112に接触するまで突出部33を操作して、回動レバー30を図4に示す開放位置から図6に示す閉鎖位置まで、挿入口12から離れる方向に回転させる。
このとき、図7に示すように、押圧部32は、回動レバー30の回動に伴って、収容部11の延在方向に延びた位置から収容部11の延在方向に略直交する方向(図7の上向き)に延びた位置まで回動して、各板状コンタクト20の被押圧部222を第1接触部21から離れる方向(図7の上向き)に押圧する。被押圧部222が第1接触部21から離れる方向に押圧されると、各板状コンタクト20の被押圧部222が第1接触部21から離れる方向に押し上げられて弾性変形し、これにより、接続部23を支点に、第2接点部221が第1接触部21に接近する方向に押し下げられるように撓む。その結果、第2接点部221が平型導体200を弾性的に押圧して、第1接点部211および第2接点部221の平型導体200に対する接圧が高まる。
一方、回動レバー30を閉鎖位置から開放位置まで、挿入口12に接近する方向に回転させると、これに伴って、押圧部32が収容部11の延在方向に略直交する方向に延びた位置から収容部11の延在方向に延びた位置まで回転する。これにより、押圧部32により第1接触部21から離れる方向に押圧されていた各板状コンタクト20の被押圧部222が図5に示す自然状態に復帰すると共に、第2接点部221による平型導体200への押圧が解除されて、平型導体200を凹部111に対して挿抜可能な状態にする。
前記電気コネクタ100では、平型導体200を挿入可能な挿入口12が設けられた収容部11を有するハウジング10と、1つの収容部11に、板厚方向に積層された状態で収容された2つの板状コンタクト20とを備えている。そして、2つの板状コンタクト20の第2接点部221の各々が、平型導体200に対して、弾性変形により独立して押圧可能に構成されている。これにより、仮に、一方の第2接点部221に異物が付着したとしても、他方の第2接点部221により平型導体200を押圧でき、電気コネクタ100および平型導体200間の接触信頼性の低下を防止できる。
すなわち、従来1枚であった板状コンタクト20を2枚1組として1つの収容部11に収容して、平型導体200の1つの接続端子に接触する接点部の数を2倍に増やすことで、振動および衝撃が加えられた場合であっても安定した平型導体200に対する接触を維持することが可能になる。振動および衝撃が加えられることで発生する共振あるいは単純な反動によって、接触部と平型導体200とが開離して、チャタリングを起こすことは機能的に致命的である。接点部を2倍に増やせば、チャタリングが発生する可能性を少なくとも半分に低減できる。また、上下合わせて4つの接点部を1つのライン上に配置することができるので、板状コンタクト20の設計の自由度を高めることができる。
このように、前記電気コネクタ100では、従来の電気コネクタでは実現できなかった構造を実現でき、昨今の自動車用電子部品等に求められる耐振動性の強い電気コネクタの実現が可能となる。また、1つの収容部にコンタクトを2枚配置しているため、1つの収容部にコンタクトを1枚配置した場合と比較して導体断面積が増加する。このため、1つの収容部に1枚のコンタクトが配置された従来の電気コネクタよりも電流を多く流すことが可能となる。
なお、図8および図9に示すように、2つの板状コンタクト20の対向面の少なくともいずれかに、これらの板状コンタクト20間に隙間40を形成する隙間形成部材41を設けてもよい。このように隙間形成部材41を設けて2つの板状コンタクト20間に隙間40を形成することで、各板状コンタクト20を容易にかつより確実に独立して弾性変形させることができる。
また、隙間形成部材41を第1接触部21の第1接点部211および基部212の中間に複数設けることで、隙間40をより確実に維持することができる。詳しくは、図9に示すように、第1接触部21および第2接触部22の接続部23が接続されている2つの領域、および、第1接触部21の基部212と位置決め爪部213との間の領域の3つの領域のうちのいずれか2つに設けることで、隙間40の維持がより確実になる。
なお、2つの板状コンタクト20間に隙間40を設けた場合に、はんだを用いて基部212を基板に接続すると、毛細管現象により、この隙間40をはんだあるいはフラックス等が浸透して、2つの板状コンタクトを固着させてしまうおそれがある。このようなはんだによる板状コンタクト20の固着を防ぐためには、例えば、図10に示すように、2つの板状コンタクト20の第1接触部21の第1接点部211および基部212の中間よりも基部212に近い部分、すなわち、第1接触部21の接続部23と位置決め爪部213との間の部分の各対向面に、隙間40への溶融はんだの浸透を防止可能なめっき部42を設ければよい。
めっき部42は、例えば、ニッケルリッチなニッケル金合金で構成され、ニッケル金合金は、ニッケルバリア(はんだ濡れ禁止帯)として機能する。このため、隙間40を形成する各板状コンタクト20の対向面にめっき部42を設けることで、隙間40への溶融はんだの浸透が防止される。
また、2つの板状コンタクト20は、全体が同一形状である場合に限らず、図11に示すように、少なくとも、第1接点部211および第2接点部221の形状が異なるものであってもよい。このように、積層する板状コンタクト20の形状を任意に変更できるので、2つの板状コンタクト20の共振点を任意に設定することができる。これにより、振動に強い電気コネクタ100を実現できる。
また、前記電気コネクタ100では、各板状コンタクト20について相互に対向する一組の第1接点部211および第2接点部221を設けているが、これに限らない。例えば、各板状コンタクト20に、相互に対向する複数組みの接点部を設けてもよい。また、図12に示すように、第1接点部211のみを有する板状コンタクト120を用いることもできる。
挿入口12は、ハウジング10の長手方向に延びる側面の一方に設ける場合に限らない。例えば、図13に示すように、ハウジング10の上面に挿入口12を設けてもよい。この場合、例えば、図14に示すように、ハウジング10に上下方向の両端が開口した複数の収容部11を設け、1つの収容部11に複数の板状コンタクト20が板厚方向に積層された状態で収容されている。収容部11は、短手方向右側(図14の右側)の端部に挿入部12および凹部111が設けられ、短手方向左側(図14の左側)の端部に回動レバー30が配置されている。また、板状コンタクト20は、ハウジング10の短手方向(図14の左右方向)にハウジング10の底面(図14の下側の面)に沿って延びる横方向部材24と、この横方向部材24の右端部から上側に向かって延びる第1接触部21と、横方向部材24の左端部から上側に向かって延びる縦方向部材25と、この縦方向部材25から第1接触部21に向かって斜め上方に延びる基部223とこの基部223から第1接触部21に沿って上方に延びる腕部224とを有する第2接触部22とで構成されている。縦方向部材25の先端部には、位置決め凹部214が設けられている。また、第2接触部21の腕部224に被押圧部222が設けられており、基部223と腕部224との間の屈曲部225を支点にして、第2接点部221が右向き(第1接点部211に接近する方向)に撓むように、弾性変形可能になっている。
また、前記電気コネクタ100では、いわゆるZIF方式バックロック方式の電気コネクタについて説明したが、本発明は、これに限らず、他の構造(NON−ZIF方式等)の電気コネクタにも適用可能である。
積層する板状コンタクト20は、2つに限らず、3以上であってもよい。
また、各板状コンタクト20は、チューニングフォークコンタクトであってもよいし、リーフコンタクトであってもよい。
以上、図面を参照して本発明における種々の実施形態を詳細に説明したが、最後に、本発明の種々の態様について説明する。
本発明の第1態様の電気コネクタは、
平型導体を挿入可能な挿入口が設けられた少なくとも1つの収容部を有する絶縁性のハウジングと、
1つの前記収容部に収容された複数の導電性の板状コンタクトと、
を備え、
前記複数の板状コンタクトの各々が、互いに独立して弾性変形可能であると共に、前記挿入口に近い方の端部に設けられ前記平型導体に電気的に接触可能な可動側接点部と、前記挿入口から遠い方の端部に設けられ前記ハウジングの外部に露出しかつ基板に接続可能な基部とを有し、
前記複数の板状コンタクトが、板厚方向に積層され、前記接点部の各々が、前記挿入口に挿入された前記平型導体に対して、弾性変形により独立して押圧可能に構成されている。
第1態様の電気コネクタによれば、仮に、複数の板状コンタクトの一方の接点部に異物が付着したとしても、他方の板状コンタクトの可動側接点部により平型導体を押圧できるので、これにより、電気コネクタおよび平型導体間の接触信頼性の低下を防止できる。
本発明の第2態様の電気コネクタでは、
前記複数の板状コンタクトの少なくとも前記接点部の形状が同一である。
本発明の第3態様の電気コネクタでは、
前記複数の板状コンタクトの少なくとも前記接点部の形状が異なっている。
第2態様および第3態様の電気コネクタによれば、積層する板状コンタクトの形状を任意に変更できるので、複数の板状コンタクトの共振点を任意に設定することができる。これにより、振動に強い電気コネクタ100を実現できる。
本発明の第4態様の電気コネクタでは、
隣接する前記複数の板状コンタクトの対向面の少なくともいずれかに、隣接する前記複数の板状コンタクトの間に隙間を形成する隙間形成部材が設けられている。
第4態様の電気コネクタによれば、各板状コンタクト20を容易にかつより確実に独立して弾性変形させることができる。
本発明の第5態様の電気コネクタでは、
前記隙間形成部材が、前記接点部および前記基部の中間に複数設けられている。
第5態様の電気コネクタによれば、隣接する複数の板状コンタクト間の隙間をより確実に維持することができる。
本発明の第6態様の電気コネクタでは、
隣接する前記複数の板状コンタクトの前記接点部および前記基部の中間よりも前記基部に近い部分の各対向面に、めっき部を有する。
第6態様の電気コネクタによれば、例えば、めっき部をニッケルバリアとして機能するように構成することで、はんだを用いて基部を基板等に接続した場合に、隣接する複数の板状コンタクト間の隙間に溶融はんだが浸透して、複数の板状コンタクトが固着するのを防止できる。
本発明の第7態様の電気コネクタでは、
前記複数の板状コンタクトの各々が、
前記挿入口に近い方の端部に、前記平型導体に対して接触可能な固定側接点部が配置され、前記挿入口から遠い方の端部に、前記基部が配置された第1接触部と、
前記挿入口に近い方の端部に、前記固定側接点部に対向するように設けられかつ前記平型導体に対して接触可能で前記固定側接点部に対して接近および開離可能な前記可動側接点部が配置され、前記第1接触部に沿って延びかつ前記第1接触部と並列に配置された第2接触部と、
前記固定側接点部と前記基部との間から、前記第1接触部および前記第2接触部の延在方向に交差する方向に延びて前記第1接触部と前記第2接触部とを接続する接続部と、
を有し、
前記ハウジングにおける前記複数の板状コンタクトの前記接続部と前記基部との間にかつ前記第1接触部と前記第2接触部との間に設けられていると共に、前記複数の板状コンタクトの板厚方向に延びる回動軸部と、
前記回動軸部周りに回動可能に設けられ、回動に伴って前記第2接触部の前記挿入口から遠い方の端部を前記第1接触部から離れる方向に押圧して前記可動側接点部を前記固定側接点部に接近させる押圧部と、
を有する回動レバーをさらに備える。
第7態様の電気コネクタでは、仮に、複数の板状コンタクトの一方の接点部に異物が付着したとしても、他方の板状コンタクトの可動側接点部により平型導体を押圧できるので、これにより、電気コネクタおよび平型導体間の接触信頼性の低下を防止できる。
なお、前記様々な実施形態または変形例のうちの任意の実施形態または変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせまたは実施例同士の組み合わせまたは実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態または実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明の電気コネクタは、例えば、自動車用の電子部品に適用できる。
10 ハウジング
11 収容部
111 凹部
112 底面
12 挿入口
121 係合孔部
20 板状コンタクト
21 第1接触部
211 第1接点部(固定側接点部)
212 基部
213 位置決め爪部
214 位置決め凹部
215 係合突起部
22 第2接触部
221 第2接点部(可動側接点部)
222 被押圧部
223 基部
224 腕部
23 接続部
24 横方向部材
25 縦方向部材
30 回動レバー
31 回動軸部
32 押圧部
33 突出部
40 隙間
41 隙間形成部材
42 めっき部
100 電気コネクタ

Claims (7)

  1. 平型導体を挿入可能な挿入口が設けられた少なくとも1つの収容部を有する絶縁性のハウジングと、
    1つの前記収容部に収容された複数の導電性の板状コンタクトと、
    を備え、
    前記複数の板状コンタクトの各々が、互いに独立して弾性変形可能であると共に、前記挿入口に近い方の端部に設けられ前記平型導体に電気的に接触可能な可動側接点部と、前記挿入口から遠い方の端部に設けられ前記ハウジングの外部に露出しかつ基板に接続可能な基部とを有し、
    前記複数の板状コンタクトが、板厚方向に積層され、前記接点部の各々が、前記挿入口に挿入された前記平型導体に対して、弾性変形により独立して押圧可能に構成された、電気コネクタ。
  2. 前記複数の板状コンタクトの少なくとも前記接点部の形状が同一である、請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記複数の板状コンタクトの少なくとも前記接点部の形状が異なっている、請求項1に記載の電気コネクタ。
  4. 隣接する前記複数の板状コンタクトの対向面の少なくともいずれかに、隣接する前記複数の板状コンタクトの間に隙間を形成する隙間形成部材が設けられている、請求項1から3のいずれか1つに記載の電気コネクタ。
  5. 前記隙間形成部材が、前記接点部および前記基部の中間に複数設けられている、請求項4に記載の電気コネクタ。
  6. 隣接する前記複数の板状コンタクトの前記接点部および前記基部の中間よりも前記基部に近い部分の各対向面に、めっき部を有する、請求項4または5に記載の電気コネクタ。
  7. 前記複数の板状コンタクトの各々が、
    前記挿入口に近い方の端部に、前記平型導体に対して接触可能な固定側接点部が配置され、前記挿入口から遠い方の端部に、前記基部が配置された第1接触部と、
    前記挿入口に近い方の端部に、前記固定側接点部に対向するように設けられかつ前記平型導体に対して接触可能で前記固定側接点部に対して接近および開離可能な前記可動側接点部が配置され、前記第1接触部に沿って延びかつ前記第1接触部と並列に配置された第2接触部と、
    前記固定側接点部と前記基部との間から、前記第1接触部および前記第2接触部の延在方向に交差する方向に延びて前記第1接触部と前記第2接触部とを接続する接続部と、
    を有し、
    前記ハウジングにおける前記複数の板状コンタクトの前記接続部と前記基部との間にかつ前記第1接触部と前記第2接触部との間に設けられていると共に、前記複数の板状コンタクトの板厚方向に延びる回動軸部と、
    前記回動軸部周りに回動可能に設けられ、回動に伴って前記第2接触部の前記挿入口から遠い方の端部を前記第1接触部から離れる方向に押圧して前記可動側接点部を前記固定側接点部に接近させる押圧部と、
    を有する回動レバーをさらに備える、請求項1から6のいずれか1つに記載の電気コネクタ。
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