JP2018035697A - エアクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気騒音を効果的に低減することができる。【解決手段】エアクリーナは、インレット11を有する第1ハウジング10、アウトレット21を有する第2ハウジング20、及び第1ハウジング10の上部開口12と同上部開口12に向かい合う第2ハウジング20の下部開口22との間に介設されたフィルタエレメント30とを備えている。第1ハウジング10は、第1ハウジング10の互いに交差する2つの内面13a,14aによって形成された隅部16を有している。第1ハウジング10の内部には、通気性材料により形成された吸音部41を有するとともに隅部16を覆う減音部材40が2つの内面13a,14aにわたって設けられている。減音部材40と隅部16との間には空気室50が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関のエアクリーナに関する。
内燃機関のエアクリーナは、インレットを有する第1ハウジング、アウトレットを有する第2ハウジング、及び第1ハウジングの開口と同開口に向かい合う第2ハウジングの開口との間に介設されたフィルタエレメントとを備えている。
こうしたエアクリーナにおいては、第1ハウジングの内部に発泡樹脂などの多孔質材料からなる吸音部材が設けられているものがある(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載のエアクリーナでは、吸音部材が、第1ハウジングの内面に吸音部材の対向面全体が当接された状態で取り付けられている。こうしたエアクリーナでは、吸音部材によって吸気騒音が低減される。
特開2000−110682号公報
ところが、上記エアクリーナでは、吸音部材による吸気騒音の低減効果には自ずと限界があり、こうした点において改善の余地がある。
本発明の目的は、吸気騒音を効果的に低減することのできるエアクリーナを提供することにある。
上記目的を達成するためのエアクリーナは、インレットを有する第1ハウジング、アウトレットを有する第2ハウジング、及び前記第1ハウジングの開口と同開口に向かい合う前記第2ハウジングの開口との間に介設されたフィルタエレメントとを備える。前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの少なくとも一方のハウジングは、前記ハウジングの互いに交差する少なくとも2つの内面によって形成された隅部を有しており、前記ハウジングの内部には、通気性材料により形成された吸音部を有するとともに前記隅部を覆う減音部材が前記少なくとも2つの内面にわたって設けられており、前記減音部材と前記隅部との間には空気室が設けられている。
上記構成によれば、エアクリーナの内部において、空気の疎密波である吸気音が減音部材の吸音部を通過する際に、吸音部自身や吸音部の空隙中の空気が振動されるとともにその振動エネルギーが熱エネルギーに変換される。これにより、吸気音の音圧レベルが低減される。
また、空気室の外方から減音部材に入射される吸気音の入射波と、減音部材を一旦通過して空気室に入った後にハウジングの内面で反射して減音部材に戻ってくる吸気音の反射波とが干渉して弱め合うことによっても、吸気音の音圧レベルが低減される。
特に、ハウジングにおいて隅部に近接するほど空気の疎密波である吸気音が集中しやすく、定在波(定常波)の腹になりやすい。すなわち、隅部に近接するほど吸気音の音圧レベルが大きくなりやすい。
これに対して、上記構成によれば、ハウジングの隅部を覆う減音部材が隅部を形成する少なくとも2つの内面にわたって設けられており、減音部材と隅部との間に空気室が設けられている。このため、減音部材及び空気室を設けることによりエアクリーナの容積が犠牲になることを抑制しつつ、減音部材の吸音部により隅部における吸気音の音圧レベルを効果的に低減することができる。
更に、空気室を有していないものと異なり、吸気音が減音部材を通過した後に反射して同減音部材に戻ってくるまでの距離を任意に設定することができる。このため、吸気音の入射波の一部と反射波の一部とが逆位相になるように上記距離を設定することにより、吸気音の入射波と反射波とを相殺させることができ、吸気音の音圧レベルを効果的に低減することができる。
本発明によれば、吸気騒音を効果的に低減することができる。
エアクリーナの一実施形態について、エアクリーナ全体の縦断面構造を示す断面図。 図1のA部を拡大して示す拡大断面図。 第1ハウジングの段差部と減音部材の外周縁との固定態様を拡大して示す拡大断面図。 同実施形態の減音部材の断面構造を拡大して示す拡大断面図。 同実施形態の作用を説明する図であって、第1ハウジングの縦断面構造を示す断面図。
以下、図1〜図5を参照して、エアクリーナの一実施形態について説明する。
図1に示すように、エアクリーナは、車載内燃機関の吸気通路に設けられるものであり、上部開口12を有する第1ハウジング10と、下部開口22を有する第2ハウジング20と、第1ハウジング10の上部開口12と、上部開口12に向かい合う第2ハウジング20の下部開口22との間に介設されたフィルタエレメント30とを備えている。また、第1ハウジング10の内部には、吸気音の音圧レベルを低減させる減音部材40が設けられている。
次に、エアクリーナの各構成について順に説明する。
<第1ハウジング10>
第1ハウジング10は、平面視四角形状の上部開口12を取り囲む周壁13と、底壁14とを備えている。周壁13には、筒状のインレット11が外周側に向けて突設されている。上部開口12の周縁には、外周側に突出する環状のフランジ15が形成されている。第1ハウジング10は、硬質の合成樹脂材料によって形成されている。
周壁13には、底壁14側から上部開口12側に向かって外周側に突出した段差部17が全周にわたって形成されている。
周壁13の内面のうちインレット11に対向する内面13a(同図の右側の面)と、底壁14の内面14aとは互いに交差しており、これらの内面13a,14aによって隅部16が形成されている。
<第2ハウジング20>
第2ハウジング20は、平面視四角形状の下部開口22を取り囲む周壁23と、頂壁24とを備えている。周壁23には、筒状のアウトレット21が外周側に向けて突設されている。下部開口22の周縁には、外周側に突出する環状のフランジ25が形成されている。第2ハウジング20は、硬質の合成樹脂材料によって形成されている。
<フィルタエレメント30>
フィルタエレメント30は、濾紙や不織布などの濾材シートを襞折りすることにより形成された濾過部31と、濾過部31の外周縁に設けられた環状のシール部32とを有している。
エアクリーナでは、第1ハウジング10のフランジ15と第2ハウジング20のフランジ25とによってフィルタエレメント30のシール部32が挟持されている。このシール部32により、第1ハウジング10と第2ハウジング20との間がシールされている。
<減音部材40>
減音部材40は、周壁13の内面のうちインレット11に対向する内面13aと底壁14の内面14aとにわたって設けられており、インレット11に対向する隅部16を覆っている。減音部材40と隅部16との間には、空気室50が設けられている。
減音部材40の表面には、インレット11から離間するほどフィルタエレメント30に近接するように傾斜した複数の傾斜部47が設けられている。
図1及び図4に示すように、減音部材40は、通気性材料により形成された吸音部41と、吸音部41における空気室50の外方側の面に固定され、吸音部41よりも通気度の低い通気性材料により形成された表皮層42とを有している。
吸音部41は、不織布シートにより形成されている。この不織布シートは、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)繊維からなる芯部と、同PET繊維よりも融点の低い変性PETからなる鞘部(いずれも図示略)とを有する周知の芯鞘型の複合繊維によって構成されている。なお、不織布シートの目付けは、100〜1500g/mが好ましい。また、複合繊維の繊度は、0.01〜25dtが好ましい。また、吸音部41の板厚は、1〜50mmが好ましい。
図4に示すように、表皮層42は、表皮材42aと、表皮材42aと吸音部41との間に介在された通気部42bとを有している。
表皮材42aは、不織布シートにより形成されている。この不織布シートは、例えばPET繊維により形成されている。なお、不織布シートの目付けは、20〜1000g/mが好ましい。また、PET繊維の繊度は、0.01〜25dtが好ましい。また、吸音部41の板厚は、0.1〜5mmが好ましい。
通気部42bは、多数の孔(図示略)が形成されたフィルムにより形成されている。このフィルムは、例えば接着層としてのPE(ポリエチレン)層、ベース層としてのNY(ナイロン)層、及び接着層としてのPE層からなる三層フィルムである。すなわち、NY層の両面に設けられたPE層により、通気部42bの両面に吸音部41及び表皮材42aがそれぞれ接着されている。なお、フィルムの目付けは、5〜300g/mが好ましい。また、上記フィルムの板厚は0.01〜1mmが好ましい。また、フィルムの通気度は、1〜30cc/cm/secが好ましい。上記通気度は、JIS.L.1096.A法に規定されているフラジール形試験機を用いた通気性測定方法に従って測定した値である。
フィルムの多数の孔は、ニードルパンチにより形成されている。孔の大きさや密度を適宜設定することにより、通気部42bの通気度、ひいては表皮層42の通気度が上記範囲内に設定されている。
吸音部41及び表皮層42を熱プレスすることにより吸音部41と表皮層42とが一体に成形されている。このとき、吸音部41を構成する低融点の変性PETがバインダとして機能する。
この熱プレスによる成形に際しては、減音部材40(特に、吸音部41)の外縁部43の圧縮度が、外縁部43により囲まれた部分44の圧縮度に比べて大きくされている。すなわち、減音部材40の外縁部43は、外縁部43により囲まれた部分44よりも厚さ方向に圧縮された形状を有している。本実施形態では、減音部材40の外縁部43の通気度が、略「0」とされている。
図1及び図2に示すように、第1ハウジング10の底壁14の内面には、減音部材40の外縁部43が当接されている。
図2に拡大して示すように、底壁14の内面14aには、上部開口12に向けて固定ピン18が突設されている。固定ピン18に、減音部材40の外縁部43に形成された孔45を外挿した状態で固定ピン18の先端部を加熱して潰す、所謂熱かしめすることにより、底壁14の内面14aに外縁部43が固定されている。
図1に示すように、第1ハウジング10の周壁13の段差部17には、減音部材40の外縁部43が当接されている。
図3に拡大して示すように、段差部17の周方向における4つの隅のうちの2つには、上部開口12に向けて固定ピン19がそれぞれ突設されている。なお、同図においては2つの隅のうちの1つが示されている。固定ピン19に、減音部材40の外縁部43に形成された孔46を外挿した状態で固定ピン19の先端部を加熱して潰す、所謂熱かしめすることにより、周壁13の内面に外縁部43が固定されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
エアクリーナの内部において、空気の疎密波である吸気音が減音部材40の吸音部41を通過する際に、吸音部41自身や吸音部41の空隙中の空気が振動されるとともにその振動エネルギーが熱エネルギーに変換される。これにより、吸気音の音圧レベルが低減される。
また、図5に示すように、空気室50の外方から減音部材40に入射される吸気音の入射波(同図の波線)と、減音部材40を一旦通過して空気室50に入った後に第1ハウジング10の内面で反射して減音部材40に戻ってくる吸気音の反射波(同図の実線)とが干渉して弱め合うことによっても、吸気音の音圧レベルが低減される。
特に、第1ハウジング10において隅部16に近接するほど空気の疎密波である吸気音が集中しやすく、定在波(定常波)の腹になりやすい。すなわち、隅部16に近接するほど吸気音の音圧レベルが大きくなりやすい。
これに対して、本実施形態によれば、第1ハウジング10の隅部16を覆う減音部材40が隅部16を形成する2つの内面13a,14aにわたって設けられており、減音部材40と隅部16との間に空気室50が設けられている。このため、減音部材40及び空気室50を設けることによりエアクリーナの容積が犠牲になることを抑制しつつ、減音部材40により隅部16における吸気音の音圧レベルを効果的に低減することができる。
更に、空気室50を有していないものと異なり、吸気音が減音部材40を通過した後に反射して減音部材40に戻ってくるまでの距離を任意に設定することができる。このため、吸気音の入射波の一部と反射波の一部とが逆位相になるように上記距離を設定することにより、吸気音の入射波と反射波とを相殺させることができ、吸気音の音圧レベルを効果的に低減することができる(以降において、以上の作用を作用1とする)。
一方、エアクリーナの内部を進行する吸気音が減音部材40における表皮層42に衝突すると、表皮層42が押されるとともに減音部材40の内部の空気がバネのように作用して表皮層42が振動する。このため、表皮層42の振動エネルギーや、吸音部41内部における空気の振動エネルギーが熱エネルギーに変換されることによって吸気音の音圧レベルが低減される。
ここで、表皮層42の通気度が低くなるほど、表皮層42が低い周波数で共振するようになるため、吸気音のうち、より低い周波数成分の音圧レベルを効果的に低減することが可能になる。本実施形態によれば、表皮層42が吸音部41よりも通気度の低い材料により形成されているため、表皮層42が設けられていない場合に比べて、より低い周波数成分の音圧レベルを効果的に低減することができる(以降において、以上の作用を作用2とする)。
以上説明した本実施形態に係るエアクリーナによれば、以下に示す作用効果が得られるようになる。
(1)第1ハウジング10は、第1ハウジング10の互いに交差する2つの内面13a,14aによって形成された隅部16を有している。第1ハウジング10の内部には、通気性材料により形成された吸音部41を有するとともに隅部16を覆う減音部材40が2つの内面13a,14aにわたって設けられている。減音部材40と隅部16との間には空気室50が設けられている。
こうした構成によれば、上記作用1を奏することから、吸気騒音を効果的に低減することができる。
(2)減音部材40は、インレット11に対向する隅部16を覆っている。このため、インレット11を通じて第1ハウジング10の内部に流入する吸気が減音部材40を通過しやすくなる。このため、減音部材40による吸気音の音圧レベルの低減効果を確実に発揮させることができる。
(3)減音部材40の表面には、インレット11から離間するほどフィルタエレメント30に近接するように傾斜した傾斜部47が設けられている。
こうした構成によれば、インレット11を通じて第1ハウジング10の内部に流入した吸気が減音部材40の表面の傾斜部47により案内されることでフィルタエレメント30に向けて円滑に流れる。したがって、吸気を整流することができ、エアクリーナの圧力損失を低減することができる。
(4)減音部材40の外縁部43は、外縁部43により囲まれた部分44よりも厚さ方向に圧縮された形状を有しており、第1ハウジング10の内面13a,14aに当接されている。
こうした構成によれば、第1ハウジング10の内面13a,14aに当接される減音部材40の外縁部43の強度が高められる。このため、第1ハウジング10に対して減音部材40が安定して保持される。
(5)吸音部41における空気室50の外方側の面には、吸音部41よりも通気度の低い通気性材料により形成された表皮層42が設けられている。
こうした構成によれば、上記作用2を奏することから、表皮層42が設けられていない場合に比べて、より低い周波数成分の音圧レベルを効果的に低減することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・表皮材42aはPET繊維からなる不織布シートにより形成されたものに限られない。例えばPA(ポリアミド)繊維や、PP(ポリプロピレン)繊維からなる不織布シートにより表皮材42aを形成することもできる。また、表皮材42aを樹脂フィルムや塗料により形成することもできる。この場合、ニードルパンチにより多数の孔を形成すればよい。
・通気部42bの接着層はPE(ポリエチレン)に限定されない。例えば、PP(ポリプロピレン)により接着層を形成することもできる。
・例えば主繊維とバインダ繊維とからなる不織布シートにより吸音部41を形成することもできる。この場合、例えば主繊維としてPET繊維を採用するとともに、バインダ繊維としてPP繊維を採用することができる。また、主繊維としてガラス繊維や炭素繊維を採用することもできる。これらの場合、バインダ繊維として例えばPA繊維やPP繊維を採用することができる。
・吸音部41は不織布シートにより形成されたものに限られない。例えば発泡ポリウレタンなどの発泡材料により吸音部41を形成することもできる。
・表皮層42を省略し、吸音部41のみによって減音部材40を形成してもよい。この場合であっても、上記作用1を奏することができる。
・減音部材40の表面の形状を適宜変更することができる。
・インレット11に対向しない隅部を覆うように減音部材40を設けるとともに、同隅部と減音部材40との間に空気室を設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、第1ハウジング10の2つの内面13a,14aによって形成された隅部16を覆うように減音部材40を設けた。これに代えて、周壁13の互いに隣り合う2つの内面と、底壁14の内面とによって形成された隅部を覆うように減音部材を設けるようにしてもよい。すなわち、互いに交差する3つの内面によって形成された隅部を覆うように減音部材を設けるようにしてもよい。この場合、減音部材及び空気室を設けることによりエアクリーナの容積が犠牲になることを一層抑制することができる。
・減音部材40を第2ハウジング20の内部に設けるとともに、減音部材40と第2ハウジング20の隅部との間に空気室50を形成するようにしてもよい。
10…第1ハウジング、11…インレット、12…上部開口、13…周壁、13a…内面、14…底壁、14a…内面、15…フランジ、16…隅部、17…段差部、18,19…固定ピン、20…第2ハウジング、21…アウトレット、22…下部開口、23…周壁、24…頂壁、25…フランジ、30…フィルタエレメント、31…濾過部、32…シール部、40…減音部材、41…吸音部、42…表皮層、42a…表皮材、42b…通気部、43…外縁部、44…外縁部により囲まれた部分、45、46…孔、47…傾斜部、50…空気室。
図4に示すように、表皮層42は、表皮材42aと、表皮材42aと吸音部41との間に介在された通気部42bとを有している。
表皮材42aは、不織布シートにより形成されている。この不織布シートは、例えばPET繊維により形成されている。なお、不織布シートの目付けは、20〜1000g/mが好ましい。また、PET繊維の繊度は、0.01〜25dtが好ましい。また、表皮材42aの板厚は、0.1〜5mmが好ましい。

Claims (5)

  1. インレットを有する第1ハウジング、アウトレットを有する第2ハウジング、及び前記第1ハウジングの開口と同開口に向かい合う前記第2ハウジングの開口との間に介設されたフィルタエレメントとを備えるエアクリーナにおいて、
    前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの少なくとも一方のハウジングは、前記ハウジングの互いに交差する少なくとも2つの内面によって形成された隅部を有しており、
    前記ハウジングの内部には、通気性材料により形成された吸音部を有するとともに前記隅部を覆う減音部材が前記少なくとも2つの内面にわたって設けられており、
    前記減音部材と前記隅部との間には空気室が設けられている、
    エアクリーナ。
  2. 前記減音部材は、前記第1ハウジングの内部に設けられ、前記インレットに対向する前記隅部を覆っている、
    請求項1に記載のエアクリーナ。
  3. 前記減音部材の表面には、前記インレットから離間するほど前記フィルタエレメントに近接するように傾斜した傾斜部が設けられている、
    請求項2に記載のエアクリーナ。
  4. 前記減音部材の外縁部は、前記外縁部により囲まれた部分よりも厚さ方向に圧縮された形状を有しており、前記第1ハウジングの内面に当接されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のエアクリーナ。
  5. 前記吸音部における前記空気室の外方側の面には、前記吸音部よりも通気度の低い通気性材料により形成された表皮層が設けられている、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のエアクリーナ。
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