JP2018034833A - 包装袋及びその包装袋を用いたロール製品パッケージ - Google Patents

包装袋及びその包装袋を用いたロール製品パッケージ Download PDF

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Takeshi Murata
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Abstract

【課題】 被包装物の十分な保護を図るとともに、取出口の不用意な開封を防ぎ、被包装物の取り出しに際しては、取出口を容易に開封できるようにした包装袋及びその包装袋を用いたロール製品パッケージを得る。【解決手段】 被包装物を包装する袋本体部3を備えた包装袋1であって、袋本体部3を、横引き裂き性樹脂フィルムの両面に熱可塑性樹脂フィルムを積層したフィルム体2で、横引き裂き性樹脂フィルムの流れ方向が袋本体部3の上下方向を向くようにして成形し、袋本体部3の側面には、袋本体部3の横方向へ引っ張り袋本体部3を切り裂いて取出口を開封するためのミシン目6からなる開封開始部7を設けた。【選択図】 図1

Description

本発明は開封が容易な包装袋及びその包装袋を用いたロール製品パッケージに関する。
例えば、トイレットペーパー、キッチンペーパーなどのロール製品を複数個纏めて包装する包装袋として、樹脂フィルムで成形された包装袋が多く使用されており、包装袋には取出口を形成するミシン目が設けられた包装袋が多く使用されている。
従来、このような包装袋として、包装袋の水平方向の全周にわたり少なくとも1本以上のミシン目からなる切込線が設けられており、ミシン目を切り裂いて取出口を形成する包装袋が開示されている(例えば特許文献1参照。)。
また、複数の紙製衛生物品を収容する袋本体部を備える包装袋であって、袋本体部はフィルムを成形してなり、フィルム体の引き伸ばし方向である上下方向と略平行に延在する側面部を有し、側面部には上下2本の直線状部で構成されるミシン目が左右方向に延在するように設けられており、ミシン目を切り裂くことにより取出口を形成する包装袋が開示されている(例えば特許文献2参照。)。
実開平6−30080号公報 特開2012−121592号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載されている包装袋は、取出口をミシン目で形成しているため、ミシン目の設けられている範囲が広く、上下方向の引っ張り力に対する引き裂き強度が弱く、取り扱い中にミシン目を設けた部分に物や指等が当たった場合、ミシン目が破断して孔ができてしまうことがある。特に,包装袋を成形する樹脂フィルムが横引き裂き性樹脂フィルムである場合、上下方向の引っ張り力に対する引き裂き強度が一層弱くなり、被包装物の十分な保護が図れなくなる場合があるといった問題がある。
また、取出口はミシン目で形成されるため、ミシン目を形成する切れ目部が包装袋に広い範囲で多数存在することになり、包装袋の内外で空気が容易に出入りできてしまうため、ミシン目から外気や菌などが包装袋内へ侵入するおそれがあるといった問題がある。
また、被包装物が香り付きの製品である場合、製造後の流通、保管、店頭での陳列、家庭での保管等で長期間保存しても、包装袋から香料が揮散して使用時には製品の香りが弱くなったり、香料が変質したり、他の製品に香りが移ってしまうといったことを防止するため、包装袋を香料の透過性を抑えた樹脂フィルムで成形することが行われている。しかし、開封時に取出口から被包装物の取り出しを容易にするためミシン目を広く設けると香りの密封性は保てない。ミシン目を封止し密封性を保つものとしてミシン目の部分にテープ材を貼付したものもあるが(特許第5198090号公報)、コスト面等で問題がある。
本発明の目的は、被包装物の十分な保護を図るとともに、取出口の不用意な開封を防ぎ、被包装物の取り出しに際しては、取出口を容易に開封できるようにした包装袋及びその包装袋を用いたロール製品パッケージを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被包装物を包装する袋本体部を備えた包装袋であって、前記袋本体部は、横引き裂き性樹脂フィルムの両面に熱可塑性樹脂フィルムを積層したフィルム体で、前記横引き裂き性樹脂フィルムの流れ方向が前記袋本体部の上下方向を向くようにして成形され、前記袋本体部の側面には、前記袋本体部の横方向へ引っ張り前記袋本体部を切り裂いて取出口を開封するためのミシン目からなる開封開始部が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記袋本体部にあって、ミシン目は取出口を開封する全域に設けられているのでは無く、取出口を開封するための前記開封開始部の部分のみがミシン目となっているので、ミシン目を通して前記袋本体部の内外を流通する空気は僅かであり、被包装物を包装した包装袋の流通、保管、店頭での陳列、家庭での保管等で長期間保存しても、外気や菌などがミシン目から袋本体部内へ侵入することを抑えることができる。
また、前記のように、前記開封開始部の部分のみがミシン目となっており、しかも前記袋本体部は、横方向に引き裂き易い前記横引き裂き性樹脂フィルムの両面に前記熱可塑性樹脂フィルムを積層したフィルム体で成形されているので、前記袋本体部の側面に衝撃を受けても、ミシン目の範囲が狭いことと前記熱可塑性樹脂フィルムがフィルム体の破断を抑えることから前記取出口の不用意な開口を効果的に防止することができる。
そして、前記取出口の開封にあっては、ミシン目からなる前記開封開始部を指で押してミシン目を破断し、開封開始部片を摘まんで前記袋本体部の側面の周囲に沿って横方向に引っ張る。これにより、フィルム体における前記横引き裂き性樹脂フィルムが、その性質により容易に横方向に引き裂かれ、前記横引き裂き性樹脂フィルムの引き裂きに伴って、前記横引き裂き性樹脂フィルムの両面に積層されている熱可塑性樹脂フィルムが引き裂かれるようにしてフィルム体が引き裂かれ、前記袋本体部の側面に、横方向に取出口を開封することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の包装袋であって、前記ミシン目からなる前記開封開始部は、上下に略平行に配置され横方向に延在する上側横方向切り込み線部及び下側横方向切り込み線部と、上側横方向切り込み線部と下側横方向切り込み線部の間に配置され上側横方向切り込み線部と下側横方向切り込み線部を繋ぐように上下方向に延在する上下方向切り込み線部とで構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記ミシン目からなる前記開封開始部を構成する前記上下方向切り込み線部を指で押すことにより、前記上下方向切り込み線部と、前記上側横方向切り込み線部及び前記下側横方向切り込み線部が切断され、前記開封開始部を開封開始部片として立ち上げることができ、前記開封開始部片を摘まみ、前記開封開始部片を前記袋本体部の側面の周囲に沿って横方向に引っ張るといった簡単な手段により、前記フィルム体は前記横引き裂き性樹脂フィルムの性質により前記上側横方向切り込み線部及び前記下側横方向切り込み線部の端部から延長線方向に引き裂かれて、前記袋本体部の側面に、横方向に取出口を開封することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の包装袋であって、前記開封開始部は、前記上側横方向切り込み線部及び前記下側横方向切り込み線部の長さが10mm以上、前記上下方向切り込み線部の長さが20mm以上〜50mm以下であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記開封開始部は、前記上側横方向切り込み線部及び前記下側横方向切り込み線部の長さが10mm以上、前記上下方向切り込み線部の長さが20mm以上〜50mm以下であるので、前記開封開始部を構成する前記上下方向切り込み線部を指で押して、前記上下方向切り込み線部と、前記上側横方向切り込み線部及び前記下側横方向切り込み線部を切断して、前記開封開始部を立ち上げた開封開始部片は摘まみ易く、且つ前記開封開始部片を前記袋本体部の側面の周囲に沿って横方向に引っ張ったとき、前記上側横方向切り込み線部及び前記下側横方向切り込み線部に効果的に引っ張り力を伝達することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の包装袋であって、前記開封開始部は、前記上下方向切り込み線部の長さが前記袋本体部の横方向の全周の長さの4%以上、8%以下であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記上側横方向切り込み線部及び前記下側横方向切り込み線部の延長方向に切り裂きにより切り取られる前記上側横方向切り込み線部と前記下側横方向切り込み線部の間の帯状の切り取り片は、前記上側横方向切り込み線部及び前記下側横方向切り込み線部の延長方向に切り裂きが進むに従って幅が減少し、先細りの状態になるが、前記上下方向切り込み線部の長さを、前記袋本体部の横方向の全周の長さに対して上記の比率にすることにより、前記袋本体部の横方向の全周に亘って確実に切り裂き、帯状の切り取り片として切り取ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の包装袋であって、前記開封開始部は、略エ字型、略Z字型あるいは略コ字型であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記開封開始部は、略エ字型、略Z字型あるいは略コ字型であるので、前記開封開始部を立ち上げたとき、摘まみやすい開封開始部片を得ることができ、また、単純な構成なので、ミシン目を形成する切れ目部が少なく、ミシン目から外気や菌などの前記袋本体内への侵入を抑えることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の包装袋であって、前記横引き裂き性樹脂フィルムは、ガスバリア性樹脂フィルムであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、前記横引き裂き性樹脂フィルムは、ガスバリア性樹脂フィルムであるので、被包装物が香り付きの製品である場合、前記横引き裂き性樹脂フィルムにより香料の透過が阻止される。そして、前記袋本体部に設けられているミシン目は取出口を開口する全域に設けられているのでは無く、取出口を開口するための前記開封開始部の部分のみがミシン目となっているので、ミシン目を通して前記袋本体部の内外を流通する空気は僅かであり、被包装物を包装した包装袋の流通、保管、店頭での陳列、家庭での保管等で長期間保存しても、ミシン目を通して前記袋本体部の内外を流通する空気は僅かであり、前記袋本体部から香料が揮散して使用時には製品の香りが弱くなったり、香料が変質したり、他の製品に香りが移ってしまうといったことを抑えることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の包装袋であって、前記ガスバリア性樹脂フィルムは、エチレン・ビニルアルコール共重合体からなることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、エチレン・ビニルアルコール共重合体は横に裂ける性質を有しているので、前記袋本体部の側面に、横方向に取出口を容易に開封することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の包装袋であって、前記フィルム体の厚さは20μm以上、40μm以下、前記横引き裂き性樹脂フィルムの厚さは前記フィルム体全体の3%以上、13%以下であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、前記フィルム体の厚さは20μm以上、40μm以下であるので、前記フィルム体で成形される前記袋本体部の風合いと強度の良好なバランスが得られる。また、前記横引き裂き性樹脂フィルムの厚さは前記フィルム体全体の3%以上、13%以下であるので、良好な横引き裂き性が得られ、前記横引き裂き性樹脂フィルムが前記ガスバリア性樹脂フィルムであると、香料の透過の抑えと横引き裂き性の良好なバランスが得られる。
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の包装袋の前記袋本体部でロール製品を包装したロール製品パッケージであり、複数個のロール製品が前記袋本体部に上下に重ねられて複数列包装されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、前記袋本体部の側面に設けられているミシン目からなる開封開始部を指で押してミシン目を破断し、開封開始部片を摘まんで前記袋本体部の側面の周囲に沿って横方向に引っ張って前記袋本体部の側面に取出口を開封し、前記取出口から前記袋本体部に包装されているロール製品を取り出すことができる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のロール製品パッケージであって、前記袋本体部の側面に設けられている前記開封開始部は、上下に重ねられたロール製品の境界部で、横方向に隣接するロール製品の中間部に設けられていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、前記取出口の開封に際し、前記袋本体部の側面に設けられている前記開封開始部は、横方向に隣接するロール製品の中間部に設けられているので、ミシン目からなる前記開封開始部を指で押したとき、指は隣接するロール製品の中間部に形成される空間に入り、ロール製品に傷をつけることなくミシン目を容易に破断することができる。そして、前記開封開始部は上下に重ねられたロール製品の境界部に設けられているので、前記開封開始部を指で押してミシン目を破断し、開封開始部片を摘まんで前記袋本体部の側面の周囲に沿って横方向に引っ張ることにより前記袋本体部の側面に開封された取出口は、上下に重ねられたロール製品の境界部に開口することになり、下側にあるロール製品は前記袋本体部に包装された状態のままで、前記取出口から前記袋本体部に包装されている上側にあるロール製品を取り出すことができる。
本発明に係る包装袋及びその包装袋を用いたロール製品パッケージによれば、ミシン目からの包装袋内外の空気の移動を少なくすることができ、被包装物の十分な保護を図ることができ、被包装物が香り付きの製品である場合、製品の香りが弱くなったり、香料が変質したり、他の製品に香りが移ってしまうといったことを効果的に抑えることができる。また、袋本体部の側面に衝撃を受けても、取出口の不用意な開封を効果的に防止することができる。そして、ミシン目からなる開封開始部を指で押してミシン目を破断し、開封開始部片を摘まんで袋本体部の側面の周囲に沿って横方向に引っ張ることにより、フィルム体で成形されている袋本体部を引き裂き、これにより前記袋本体部の側面に、横方向に取出口を開封することができ、取出口から袋本体部に包装されているロール製品を取り出すことができる。
本発明に係る包装袋の実施の形態の一例を示す平面図である。 本発明に係る包装袋の袋本体部を成形するフィルム体を示す一部拡大断面図である。 図1の包装袋の袋本体部の側面に設けられた開封開始部を示す拡大説明図である。 (A)、(B)は開封開始部の他例を示す拡大説明図である。 図1の包装袋の袋本体部の側面に設けられた開封開始部から取出口を開封する方法を示す拡大説明図である。 本発明に係るロール製品パッケージの実施の形態の一例を示す斜視図である。 図6に示すロール製品パッケージの取出口の開封方法を示す説明図である。 図6に示すロール製品パッケージの取出口を開封した状態を示す説明図である。
以下、本発明に係る包装袋及びその包装袋を用いたロール製品パッケージの実施の形態の一例を、図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本発明に係る包装袋の実施の形態の一例を図1乃至図5により説明する。
図1は扁平状に畳まれた本発明に係る包装袋を示す平面図、図2は本発明に係る包装袋の袋本体部を成形するフィルム体を示す一部拡大断面図、図3は図1の包装袋の袋本体部の側面に設けられた開封開始部を示す拡大説明図、図4(A)、(B)は開封開始部の他例を示す拡大説明図、図5は図1の包装袋の袋本体部の側面に設けられた開封開始部から取出口を開封する方法を示す拡大説明図である。
以下の説明において、包装袋における袋本体の上下方向とは、袋本体の天面が配される上端側から底面が配される下端側に亘る方向を示し、袋本体の横方向とは、袋本体の上下方向に略直交する方向を示す。
本発明の包装袋1は、多層フィルムであるフィルム体2から成形されており、複数の被包装物(図示せず)を収容して包装する筒状の袋本体部3を備え、袋本体部3の上端側には持手部4を備えている。
フィルム体2は、横引き裂き性樹脂フィルム2aの両面にシーラント層となる熱可塑性樹脂フィルム2b,2cを積層した多層のフィルムで構成されている。
ここで横引き裂き性樹脂フィルム2aとは、製膜過程での流れ方向(MD)に対して直交する方向(TD)を横方向として、その横方向に容易に引き裂くことができる方向性を有するフィルムのことをいう。このような横に裂ける性質を有している樹脂フィルムには、例えば、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリメチルペンテン、横一軸延伸した高密度ポリエチレンまたは二軸延伸したポリプロピレンなどの樹脂フィルムが挙げられる。
横引き裂き性樹脂フィルム2aとしては、横に裂ける性質を有しているガスバリア性樹脂フィルムを用いても良い。そのようなガスバリア性樹脂フィルムには、例えばエチレン・ビニルアルコール共重合体がある。
また、シーラント層となる熱可塑性樹脂フィルム2b,2cとしては、フィルム体2を包装袋1に成形するのに十分な熱融着が可能であれば特に問わないが、ポリオレフィン系樹脂(直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体)を用いることが望ましい。
フィルム体2の厚さは20μm以上、40μm以下であることが望まれる。
フィルム体2の厚さが20μm以上、40μm以下であると、フィルム体2で成形される袋本体部3の風合いと強度の良好なバランスが得られる。フィルム体2の厚さが20μm未満であると、袋本体部3の強度が弱く破れ易くなり、また、40μmを超えると被包装物の包装加工に手間が掛かり、またコストアップにもなる。
また、横引き裂き性樹脂フィルム2aの厚さはフィルム体2全体の3%以上、13%以下であることが望まれる。
横引き裂き性樹脂フィルム2aの厚さがフィルム体2全体の3%以上、13%以下であると、良好な横引き裂き性が得られ、横引き裂き性樹脂フィルム2aがガスバリア性樹脂フィルムであると、香料の透過の抑えと横引き裂き性の良好なバランスが得られる。
横引き裂き性樹脂フィルム2aの厚さがフィルム体2全体の3%未満であるとフィルム体2が裂き難くなり、そして、横引き裂き性樹脂フィルム2aがガスバリア性樹脂フィルムであると、香料の透過の抑えを十分に抑えることができない。また、13%を超えるとフィルム体2が裂け易くなり、包装加工時のトラブルが発生しやすくなり、シーラント層となる熱可塑性樹脂フィルム2b,2cが薄くなり、十分に熱融着できないおそれがある。
なお、フィルム体2には、製袋加工、印刷、包装加工、に対応して、静電防止剤、潤滑材、紫外線吸収剤、着色剤等の添加剤が1種以上配合されていても良い。
このように構成されるフィルム体2は、共押出インフレーション法、共押出Tダイ法、ドライラミネート法などの公知の方法で製造されるが、共押出インフレーション法によることが特に好ましい。共押出インフレーション法によれば、フィルム状に製造すると同時に筒状(袋状)に成形した場合にはコストの削減を図ることができる。
上記のように構成されたフィルム体2を用いて成形され包装袋1は、フィルム体2における横引き裂き性樹脂フィルム2aの流れ方向が袋本体部3の上下方向を向くようにして成形されている。
袋本体部3の側面には、袋本体部3の横方向へ引っ張り袋本体部3を切り裂いて取出口5を開封するためのミシン目6からなる開封開始部7が設けられている。
ミシン目6は取出口5を開封する全域に設けられているのでは無く、取出口5を開封するための開封開始部7の部分のみがミシン目6となっているので、ミシン目6を通して袋本体部3の内外を流通する空気は僅かとなり、ミシン目6から外気や菌などが袋本体部3内へ侵入することが抑えられる。
ミシン目6からなる開封開始部7は、上下に略平行に配置され袋本体3の横方向に延在する上側横方向切り込み線部6a及び下側横方向切り込み線部6bと、上側横方向切り込み線部6aと下側横方向切り込み線部6bの間に配置され上側横方向切り込み線部6aと下側横方向切り込み線部6bを繋ぐように袋本体3の上下方向に延在する上下方向切り込み線部6cとで構成されている。
本例では、開封開始部7は略エ字型となっているが(図3参照。)、これに限られるものではなく、例えば、図4(A)、(B)に示すように略Z字型、略コ字型であってもよい。
この開封開始部7を構成する上下方向切り込み線部6cを指で押すことにより、上下方向切り込み線部6cと、上側横方向切り込み線部6a及び下側横方向切り込み線部6bを切断し、開封開始部7を開封開始部片7aとして立ち上げ、開封開始部片7aを摘まみ、開封開始部片7aを袋本体部3の側面の周囲に沿って横方向に引っ張ることにより、フィルム体2は横引き裂き性樹脂フィルム2aの性質により上側横方向切り込み線部6a及び下側横方向切り込み線部6bの端部から延長線方向に引き裂かれ、袋本体部3の側面に、横方向に取出口5が開封される(図5参照。)。
開封開始部7は、上側横方向切り込み線部6a及び下側横方向切り込み線部6bの長さL1が10mm以上、上下方向切り込み線部6cの長さL2が20mm以上〜50mm以下であることが望ましい。
上側横方向切り込み線部6a及び下側横方向切り込み線部6bの長さL1が10mm以上、上下方向切り込み線部6cの長さL2が20mm以上〜50mm以下であると、前記上下方向切り込み線部6cを指で押して、上下方向切り込み線部6cと、上側横方向切り込み線部6a及び下側横方向切り込み線部6bを切断して、開封開始部7を立ち上げた開封開始部片7aは摘まみ易く、開封開始部片7aを袋本体部3の側面の周囲に沿って横方向に引っ張ったとき、上側横方向切り込み線部6a及び下側横方向切り込み線部6bに効果的に引っ張り力を伝達し、袋本体部3を上側横方向切り込み線部6a及び下側横方向切り込み線部6bに沿って、上側横方向切り込み線部6a及び下側横方向切り込み線部6bの延長方向に切り裂き、袋本体部3の側面に、横方向に取出口5を容易に開封することができる。
上側横方向切り込み線部6a及び下側横方向切り込み線部6bの長さL1が10mm未満、上下方向切り込み線部6cの長さL2が20mm未満であると開封開始部7を立ち上げた開封開始部片7aは摘まみ難く、また、上下方向切り込み線部6cの長さL2が50mmを超えると開封開始部片7aを袋本体部3の側面の周囲に沿って横方向に引っ張ったとき、引っ張り力が分散し、上側横方向切り込み線部6a及び下側横方向切り込み線部6bに効果的に引っ張り力を伝達できず、上側横方向切り込み線部6a及び下側横方向切り込み線部6bの延長方向に切り裂きが困難となり、取出口5の開封が困難となる場合がある。
また、開封開始部7における上下方向切り込み線部6cの長さL2は袋本体部3の横方向の全周の長さの4%以上、8%以下であることが望ましい。上側横方向切り込み線部6a及び下側横方向切り込み線部6bの延長方向に切り裂きにより切り取られる上側横方向切り込み線部6aと下側横方向切り込み線部6bの間の帯状の切り取り片8は、上側横方向切り込み線部6a及び下側横方向切り込み線部6bの延長方向に切り裂きが進むに従って幅が減少し、先細りの状態になる。そこで、上下方向切り込み線部6cの長さL2を、袋本体部3の横方向の全周の長さに対して上記の比率にすれば、袋本体部3の横方向の全周に亘って確実に切り裂き、帯状の切り取り片8として切り取ることができる。
本例の包装袋1に包装されている被包装物は、例えば、トイレットペーパー、紙おむつ、生理用品などの紙製品や、タオルなどの布製品でも良く、また、これら紙製品や布製品またはウェットティッシュなどの液体を含むものを包装した紙製または樹脂製の容器などを被包装物としても良い。
本例の包装袋1による被包装物の包装は、以下の手順で行われる。
(A)上記のように構成されたフィルム体2を筒状に成形する。筒状フィルムの成形は、矩形に切り出した一枚のフィルム体2のTD端部を熱融着したり、または矩形に切り出した二枚のフィルム体2を流れ方向を揃えて向かい合わせ、対向するTD端部同士を熱融着したりすることによってもできるが、上記の共押出インフレーション法を用いて筒状フィルムを得ることが簡便であり好ましい。
(B)成形した筒状フィルムの一端開口部と他端開口部の間に亘る方向を袋本体部3の上下方向として、袋本体部3となる筒状フィルム内に被包装物を収容する。
なお、被包装物を筒状フィルム内に収容する前にあらかじめ筒状フィルムの一端開口部と他端開口部のいずれか一方を封止し、袋本体部3の天面或いは底面を形成しておいてもよい。
(C)筒状フィルムを公知の包装形態に成形する。包装の形態は、ガゼット包装、ピロー包装、キャラメル包装等がある。そして、被包装物を収容した筒状フィルムの開口部を熱融着することにより封止し、一方の封止面を天面とし、他方の封止面を底面とし、天面となる封止面には持手部4を形成する。このようにして被包装物が包装される。
次に、上記包装袋を用いたロール製品パッケージの実施の形態の一例を図6乃至図8により説明する。
図6は本発明に係るロール製品パッケージを示す斜視図、図7は図6に示すロール製品パッケージの取出口の開封方法を示す説明図、図8は図6に示すロール製品パッケージの取出口を開封した状態を示す説明図である。
ロール製品パッケージ20は、本発明の包装袋1に複数個のロール製品21が包装されている。
更に詳細には、縦横2列にロール製品21を並べ、それを上下方向にロール製品21の巻心を揃えて3個重ね、本発明の包装袋1における袋本体部3内に収容して包装している。
本発明のロール製品パッケージ20のロール製品21は、香り付け加工がされたトイレットペーパーロールであるが、これに限定されるものではなく、例えば、キッチンペーパーロールやハンドタオルなどのロール製品が挙げられる。
本発明に係るロール製品パッケージ20に用いられる包装袋1における袋本体部3の側面には、袋本体部3の横方向へ引っ張り袋本体部3を切り裂いて、袋本体部3内に包装されているロール製品21を取り出すための取出口5を開封するためのミシン目6からなる開封開始部7が設けられている。本発明に係る包装袋1における袋本体部3の側面に設けられた開封開始部7の説明を援用する。
このように構成することにより、袋本体部3の側面に設けられているミシン目6からなる開封開始部7を指で押してミシン目6を破断し、開封開始部片7aを摘まんで袋本体部3の側面の周囲に沿って横方向に引っ張ることにより袋本体部3の側面に取出口5を開封し(図7参照。)、取出口5から袋本体部3に包装されているロール製品21を取り出すことができる。
本例では、袋本体部3の側面に設けられている開封開始部7は、上下に重ねられたロール製品21の境界部で、横方向に隣接するロール製品21の中間部に設けられている。
袋本体部3の側面に設けられている開封開始部7が、横方向に隣接するロール製品21の中間部に設けられていると、取出口5の開封に際し、開封開始部7を指で押したとき、指は隣接するロール製品21の中間部に形成される空間に入り、ロール製品21に傷をつけることなく開封開始部7となるミシン目6を容易に破断することができる。そして、開封開始部7が上下に重ねられたロール製品21の境界部に設けられていると、開封開始部7を指で押してミシン目6を破断し、開封開始部片7aを摘まんで袋本体部3の側面の周囲に沿って横方向に引っ張ることにより袋本体部3の側面に開封された取出口5は、上下に重ねられたロール製品21の境界部に開口することになり、袋本体部3の横方向の全周に亘って切り裂き取出口5を開封すると、下側にあるロール製品21は前記袋本体部3に包装された状態のままで、上側にあるロール製品21の大部分が露出するので(図8参照。)、取出口5から上側にあるロール製品21を容易に取り出すことができる。
また、袋本体部3の側面に設けられている開封開始部7となるミシン目6は取出口5を開封する全域に設けられているのではなく、取出口5を開封するための開封開始部7の部分のみがミシン目6となっているので、ミシン目6を通して袋本体部3の内外を流通する空気は僅かとなり、併せて袋本体部3を成形するフィルム体2の横引き裂き性樹脂フィルム2aをガスバリア性樹脂フィルムとすることにより、香り付きのロール製品21の香りが袋本体部3外へ揮散することを抑えることができ、香り付きのロール製品21の香が弱くなったり、香料が変質したり、他の製品に香りが移ってしまうといったことを効果的に抑えることができる。
1 包装袋
2 フィルム体
2a 横引き裂き性樹脂フィルム
2b,2c 熱可塑性樹脂フィルム
3 袋本体部
4 持手部
5 取出口
6 ミシン目
6a 上側横方向切り込み線部
6b 下側横方向切り込み線部
6c 上下方向切り込み線部
7 開封開始部
7a 開封開始部片
8 切り取り片
20 ロール製品パッケージ
21 ロール製品
L1 上側・下側横方向切り込み線部の長さ
L2 上下方向切り込み線部の長さ

Claims (10)

  1. 被包装物を包装する袋本体部を備えた包装袋であって、前記袋本体部は、横引き裂き性樹脂フィルムの両面に熱可塑性樹脂フィルムを積層したフィルム体で、前記横引き裂き性樹脂フィルムの流れ方向が前記袋本体部の上下方向を向くようにして成形され、前記袋本体部の側面には、前記袋本体部の横方向へ引っ張り前記袋本体部を切り裂いて取出口を開封するためのミシン目からなる開封開始部が設けられていることを特徴とする包装袋。
  2. 前記ミシン目からなる前記開封開始部は、上下に略平行に配置され横方向に延在する上側横方向切り込み線部及び下側横方向切り込み線部と、上側横方向切り込み線部と下側横方向切り込み線部の間に配置され上側横方向切り込み線部と下側横方向切り込み線部を繋ぐように上下方向に延在する上下方向切り込み線部とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記開封開始部は、前記上側横方向切り込み線部及び前記下側横方向切り込み線部の長さが10mm以上、前記上下方向切り込み線部の長さが20mm以上〜50mm以下であることを特徴とする請求項2に記載の包装袋。
  4. 前記開封開始部は、前記上下方向切り込み線部の長さが前記袋本体部の横方向の全周の長さの4%以上、8%以下であることを特徴とする請求項2または3に記載の包装袋。
  5. 前記開封開始部は、略エ字型、略Z字型あるいは略コ字型であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の包装袋。
  6. 前記横引き裂き性樹脂フィルムは、ガスバリア性樹脂フィルムであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の包装袋。
  7. 前記ガスバリア性樹脂フィルムは、エチレン・ビニルアルコール共重合体からなることを特徴とする請求項6に記載の包装袋。
  8. 前記フィルム体の厚さは20μm以上、40μm以下、前記横引き裂き性樹脂フィルムの厚さは前記フィルム体全体の3%以上、13%以下であることを特徴とする請求項6または7に記載の包装袋。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の包装袋の前記袋本体部でロール製品を包装したロール製品パッケージであり、複数個のロール製品が前記袋本体部に上下に重ねられて複数列包装されていることを特徴とするロール製品パッケージ。
  10. 前記袋本体部の側面に設けられている前記開封開始部は、上下に重ねられたロール製品の境界部で、横方向に隣接するロール製品の中間部に設けられていることを特徴とする請求項9に記載のロール製品パッケージ。
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