JP2018028751A - 文書変換方法及び文書変換プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】第1のファイル文書をプレゼンテーション用の第2のファイル文書に変換する際に、ユーザが特別な操作を行うことなく、第1のファイル文書に含まれる情報を適切に第2のファイル文書に反映する。【解決手段】第1のファイル文書を解析し、第1のファイル文書から、文書の所定の単位の内容を代表する見出し情報を取得すると共に、予め定めたルールに従って、見出し情報以外の情報の内の一部の情報を取得し、取得した見出し情報と上記一部の情報とをスライドに配置して、第2のファイル文書を作成し、作成した第2のファイル文書のデータを表示装置や印刷装置に出力する。【選択図】図2
Description
本発明は、文書変換方法及び文書変換プログラムに関し、特に、第1のファイル文書をプレゼンテーション用の第2のファイル文書に変換する文書変換方法及び文書変換プログラムに関する。
文書作成や表計算、プレゼンテーションなどの処理が可能なオフィススイート・アプリケーションは、オフィスワーク、教育、家庭など、あらゆる場面で一般的に使用されている。代表的なオフィススイート・アプリケーションとして、Microsoft(登録商標、以下省略)のWord(登録商標、以下省略)、Excel(登録商標、以下省略)、PowerPoint(登録商標、以下省略)などが挙げられる。
上述したWordで企画書等の文書を作成し、その文書をPowerPointで変換してプレゼンテーション用の資料として使用するという使い方をする場合がある。この場合、PowerPointの「アウトラインからスライド」機能を使用してWordの文書を変換することができるが、PowerPointの「アウトラインからスライド」機能で作成されたスライドは、アウトライン情報(見出し情報)のみで構成され、Wordの文書の中にある表やグラフ、図形、イラストなどは文字と一緒に読み込むことができない。そのため、利用価値の高いスライドを作成する場合は、文字を読み込んだ後で、別途、表やグラフ、図形、イラストなどのオブジェクトをコピーし、スライドに貼り付ける操作が必要になる。すなわち、Wordの文書をPowerPointで変換してプレゼンテーション用の資料を作成する場合、自動的に再利用される情報が十分ではなく、プレゼンテーション用の資料としての利用価値が低いという問題がある。
この問題に対して、例えば、下記特許文献1には、章、節、項等の階層的構造を有する構造化文書の作成を支援するシステムに関し、該構造化文書の階層構造を表示する手段を有し、該手段において、該文書の各構造要素が含む図表等の構成部品を、階層構造の構成要素として表示する文書作成支援システムが開示されており、アウトライン情報と図・表・数式などとの関連をタグ付けして、そのタグを操作することで、アウトライン情報と表・図等の一覧を組み合わせて表示させ、編集できるようにしている。
しかしながら、上記特許文献1では、ユーザがアウトライン情報と図・表・数式などとの関連をタグ付けることで両者を紐づけているため、ユーザがタグを付ける手間が発生するという問題がある。このような問題は、Wordの文書をPowerPointのスライドに変換する場合に限らず、第1のファイル文書をプレゼンテーション用の第2のファイル文書に変換する場合において、同様に生じる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、第1のファイル文書をプレゼンテーション用の第2のファイル文書に変換する際に、ユーザが特別な操作を行うことなく、第1のファイル文書に含まれる情報を適切に第2のファイル文書に反映することができる文書変換方法及び文書変換プログラムを提供することにある。
本発明の一側面は、第1のファイル文書をプレゼンテーション用の第2のファイル文書に変換、配置する装置における文書変換方法であって、前記装置は、前記第1のファイル文書を解析する第1処理と、前記第1のファイル文書から、文書の所定の単位の内容を代表する見出し情報を取得する第2処理と、前記第1のファイル文書から、前記見出し情報以外の情報の内の一部の情報を取得する第3処理と、前記見出し情報と前記一部の情報とをスライドに配置して、前記第2のファイル文書を作成する第4処理と、前記第2のファイル文書のデータを表示装置又は印刷装置に出力する第5処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の一側面は、第1のファイル文書をプレゼンテーション用の第2のファイル文書に変換、配置する装置で動作する文書変換プログラムであって、前記装置に、前記第1のファイル文書を解析する第1処理、前記第1のファイル文書から、文書の所定の単位の内容を代表する見出し情報を取得する第2処理、前記第1のファイル文書から、前記見出し情報以外の情報の内の一部の情報を取得する第3処理、前記見出し情報と前記一部の情報とをスライドに配置して、前記第2のファイル文書を作成する第4処理、前記第2のファイル文書のデータを表示装置又は印刷装置に出力する第5処理、を実行させることを特徴とする。
本発明の文書変換方法及び文書変換プログラムによれば、第1のファイル文書をプレゼンテーション用の第2のファイル文書に変換する際に、ユーザが特別な操作を行うことなく、第1のファイル文書に含まれる情報を適切に第2のファイル文書に反映することができる。
その理由は、第1のファイル文書を解析し、第1のファイル文書から、文書の所定の単位の内容を代表する見出し情報を取得すると共に、予め定めたルールに従って、見出し情報以外の情報の内の一部の情報を取得し、取得した見出し情報と上記一部の情報とをスライドに配置して、第2のファイル文書を作成し、作成した第2のファイル文書のデータを表示装置や印刷装置に出力するからである。
これにより、ユーザがアウトライン情報(見出し情報)と表やグラフ、図形、イラストなどのアウトライン情報以外の情報との関係性を意識することなく、文書の内容を解析した結果に基づいて自動的に両者が紐づけされるため、ユーザの手間を増やすことなく、簡便に第1のファイル文書を第2のファイル文書に変換することが可能となる。
背景技術で示したように、Wordで企画書等の文書を作成し、その文書をPowerPointで変換してプレゼンテーション用の資料として使用するという使い方をする場合がある。しかしながら、PowerPointの「アウトラインからスライド」機能で作成されたスライドは、アウトライン情報(見出し情報)のみで構成され、Wordの文書の中にある表やグラフ、図形、イラストなどは、文字と一緒に読み込むことができないため、自動的に再利用される情報が十分ではなく、資料としての利用価値が低いという問題がある。
この問題に対して、特許文献1では、ユーザがアウトライン情報と図・表・数式などとの関連をタグ付けることで両者を紐づけているが、この方法では、ユーザがタグを付ける手間が発生する。そして、このような問題は、Wordの文書をPowerPointのスライドに変換する場合に限らず、第1のファイル文書をプレゼンテーション用の第2のファイル文書に変換する場合において、同様に生じる。
そこで、本発明の一実施の形態では、第1のファイル文書(例えば、Wordの文書)をプレゼンテーション用の第2のファイル文書(例えば、PowerPointのスライド)に変換して利用する際に、予め定めたルールに従って、章や節、項などの文書の所定の単位の内容を代表するアウトライン情報とアウトライン情報以外の情報の内の一部の情報とを取得し、アウトライン情報と一部の情報とを配置して、第2のファイル文書を作成し、作成した第2のファイル文書のデータを表示装置に出力して表示させたり、印刷装置に出力して印刷させたりする。
これにより、例えば、Wordの文書をPowerPointのスライドに変換した場合、印刷物や画面を利用してプレゼンテーションを行うユーザは、印刷/表示対象のスライドとは別のスライドを用意したり、スライドを行き来したりする必要がなくなるため、プレゼンテーションを効率的に進行させることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
以下、第1のファイル文書をWordの文書とし、プレゼンテーション用の第2のファイル文書をPowerPointのスライドとして具体的に説明する。
まず、本発明の第1の実施例に係る文書変換方法及び文書変換プログラムについて、図1乃至図4、図17及び図18を参照して説明する。図1は、本実施例のクライアント装置の構成を示すブロック図であり、図2は、クライアント装置の動作を示すフローチャート図である。また、図3は、従来の文書変換方法と本実施例の文書変換方法を比較して説明する図であり、図4は、本実施例のWord文書及びPowerPointスライドの一例である。また、図17は、Wordで作成した文書ファイルの構造の一例を示す図であり、図18は、PowerPointで作成した文書ファイルの構造の一例を示す図である。
本実施例のクライアント装置10は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置であり、図1(a)に示すように、制御部11と記憶部12と入力I/F部13と出力I/F部14などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11aと、ROM(Read Only Memory)11bやRAM(Random Access Memory)11cなどのメモリとで構成され、これらはバスを介して接続されている。CPU11aは、クライアント装置10の動作を制御するためのプログラム、OS(Operating System、本実施例では、MicrosoftのWord及びPowerPointが動作可能なWindows(登録商標)OSなど)、必要に応じて印刷装置を制御するプリンタドライバなどをROM11bや記憶部12から読み出し、RAM11cに展開して実行する。
上記制御部11は、図1(b)に示すように、文書作成部15、文書解析部16、文書変換部17、文書出力部18などとしても機能する。
文書作成部15は、MicrosoftのWordなどのアプリケーションであり、第1のファイル文書の作成を行う。
文書解析部16は、第1のファイル文書の構造を解析し、文書の所定の単位の内容を代表するアウトライン情報(見出し情報)とアウトライン情報以外の情報とを特定する。そして、第1のファイル文書から、アウトライン情報を取得すると共に、予め定めたルールに従って、アウトライン情報以外の情報の内の一部の情報として、表やグラフ、図形、イラストなどのオブジェクト(描画オブジェクトと呼ぶ。)を取得する。
文書変換部17は、MicrosoftのPowerPointに付加される機能、若しくは、MicrosoftのPowerPointと同等のプレゼンテーション用のアプリケーションであり、上記アウトライン情報と描画オブジェクトとをスライドに配置して、プレゼンテーション用の第2のファイル文書を作成する。
文書出力部18は、出力I/F部14を介して、第2のファイル文書のデータを外部出力装置に出力し、第2のファイル文書を表示装置に表示させたり、印刷装置に印刷させたりする。
なお、上記文書解析部16、文書変換部17、文書出力部18はハードウェアとして構成してもよいし、制御部11を、文書解析部16、文書変換部17、文書出力部18として機能させるソフトウェア(文書変換プログラム)として構成し、当該文書変換プログラムをCPU11aに実行させるようにしてもよい。
記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU11aが各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、文書作成部15が作成した第1のファイル文書のデータ、文書変換部17が作成した第2のファイル文書のデータなどを格納する。
入力I/F部13は、外部入力装置と接続するためのI/Fであり、マウス、キーボードなどの操作装置との接続を確立し、操作装置からの指示を受け付け、第1のファイル文書の作成や第2のファイル文書への変換などの操作を可能にする。
出力I/F部14は、外部出力装置と接続するためのI/Fであり、表示装置や印刷装置との接続を確立し、表示装置に第2のファイル文書のデータを送信して第2のファイル文書を表示させたり、ネットワークを介して接続又はローカル接続されている印刷装置に第2のファイル文書のデータを送信して第2のファイル文書を印刷させたりする。
なお、図1は、本実施例のクライアント装置10の一例であり、その構成は適宜変更可能である。例えば、図1では、操作装置を外部入力装置とし、表示装置を外部出力装置としているが、クライアント装置10内に操作部や表示部を備える構成としてもよい。
以下、本実施例の文書変換方法について説明する。CPU11aは、ROM11b又は記憶部12に記憶した文書変換プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図2のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。なお、以下では、文書作成部15を用いてWordの文書が予め作成され、記憶部12などに保存されているものとする。
本実施例の文書変換方法は、アウトライン情報の間にあるアウトライン情報以外の表やグラフ、図形、イラストなどの描画オブジェクトをアウトライン情報と同じスライドに配置させることを特徴としている。その際、全ての描画オブジェクトがスライドの1ページに収まらない場合は、アウトライン情報の中の大分類の情報(見出し1と呼ぶ。)を複数ページにコピーし、その複数ページに描画オブジェクトを分散して配置する。以下、具体的に説明する。
まず、制御部11(文書解析部16)は、Wordで作成された文書を解析し(S101)、文書の中からアウトライン情報を取得する(S102)。図17は、Wordの文書ファイル(拡張子がdocxのファイル)のツリー構造を示している。Wordの文書ファイルは、パーツと各パーツへの参照関係を定義したファイルとで構成され、これらのパッケージがZIP圧縮された状態になっている。例えば、図17に示すように、文書ファイルは、「[Content_Types].xml」ファイル、「_rels」フォルダ、「docProps」フォルダ、「word」フォルダなどで構成される。また、上記「word」フォルダは、「document.xml」ファイル、「fontTable.xml」ファイル、「setting.xml」ファイル、「styles.xml」ファイル、「webSetting.xml」ファイル、「_rels」フォルダ、「charts」フォルダ、「embeddings」フォルダ、「theme」フォルダ、「media」フォルダなどで構成される。アウトライン情報は、上記「document.xml」ファイル、「charts」フォルダ内の「charts1.xml」ファイルや「chart2.xml」ファイルなどに記述されており、これらファイルからアウトライン情報(大分類の見出し1や中分類の見出し2など)を取得する。
次に、制御部11(文書変換部17)は、上記ステップで取得したアウトライン情報をPowerPointのスライド領域に配置する(S103)。その際、アウトライン情報の配置、フォントのスタイルやサイズ、色などはWord文書と同じにしてもよいし、変更してもよい。また、アウトライン情報のフォントのスタイルやサイズ、色などは全て同じにしてもよいし、大分類の見出し1を中分類の見出し2よりもフォントサイズを大きくするなど、適宜変更してもよい。
次に、制御部11(文書解析部16)は、Wordで作成された文書の中からアウトライン情報間のアウトライン情報以外の情報を取得する(S104)。具体的には、図17の「document.xml」ファイルからテキストオブジェクトを取得したり、「media」フォルダから「image1.wmf」ファイルや「image2.wmf」ファイルなどの描画オブジェクトを取得したりする。
次に、制御部11(文書解析部16)は、取得した情報が描画オブジェクトであるかを判断し(S105)、描画オブジェクトでない場合は(S105のNo)、S109にスキップする。一方、取得した情報が描画オブジェクトの場合は(S105のYes)、制御部11(文書解析部16)は、描画オブジェクトがスライドの1ページに収まるかを判断する(S106)。
制御部11(文書変換部17)は、描画オブジェクトが1ページに収まる場合は(S106のYes)、描画オブジェクトをそのままPowerPointのスライド領域に配置し(S107)、描画オブジェクトが1ページに収まらない場合は(S105のNo)、見出し1に設定されているアウトライン情報を複数ページにコピーし、描画オブジェクトを複数ページのスライド領域に分散して配置する(S108)。その際、描画オブジェクトの配置、サイズ、色などはWord文書と同じにしてもよいし、変更してもよい。例えば、アウトライン情報をスライドの左側に配置した場合は、描画オブジェクトはアウトライン情報と重ならないように、スライドの右側に配置することができる。
このようにして、PowerPointのスライド内容が確定されたら、制御部11(文書出力部18)は、PowerPointのデータを外部出力装置に出力し、表示装置にスライドを表示させたり、印刷装置にスライドを印刷させたりする(S109)。
図18は、PowerPointの文書ファイル(拡張子がpptxのファイル)のツリー構造を示している。PowerPointの文書ファイルも、パーツと各パーツへの参照関係を定義したファイルとで構成され、これらのパッケージがZIP圧縮された状態になっている。例えば、図18に示すように、文書ファイルは、「[Content_Types].xml」ファイル、「_rels」フォルダ、「docProps」フォルダ、「ppt」フォルダなどで構成される。また、上記「ppt」フォルダは、「presentation.xml」ファイル、「presProps.xml」ファイル、「tableStyles.xml」ファイル、「viewProps.xml」ファイル、「_rels」フォルダ、「notesMasters」フォルダ、「notesSlides」フォルダ、「HandoutLayouts」フォルダ、「slideMasters」フォルダ、「slides」フォルダ、「theme」フォルダ、「media」フォルダなどで構成される。スライド領域に配置したアウトライン情報は、「slides」フォルダ内の「slide1.xml」ファイルなどに記述される。また、スライド領域に配置した描画オブジェクトは、「slides」フォルダ内の「slide1.xml」ファイルや「media」フォルダ内の「image1.wmf」や「image2.wmf」などに記述される。
なお、上記フローでは、S105で描画オブジェクトでない場合は、スライド領域に配置しない構成としたが、描画オブジェクトでない場合(すなわち、テキストオブジェクトの場合)は、テキストオブジェクトをPowerPointのスライド領域とは別に設けられたノート領域に配置してもよい。ノート領域に配置したテキストオブジェクトは、図18の「notesSlides」フォルダの「notesSlide1.xml」ファイルなどに記述される。
上述した本実施例の文書変換方法について、具体例を挙げて説明する。図3は、Wordの文書をPowerPointのスライドに変換する場合を示す模式図であり、(a)はWord文書の一例、(b)は、従来の方法(「アウトラインからスライド」の機能)を用いて作成したPowerPointのスライドの一例、(c)は、本実施例の文書変換方法を用いて作成したPowerPointのスライドの一例である。
図3(a)に示すように、Word文書には、所定の章や節などの内容を代表するアウトライン情報(見出し1)と、所定の章や節の中の各項の内容を代表するアウトライン情報(見出し2)などが含まれており、各項には描画オブジェクトが配置されている。
このような構成のWord文書に対して、PowerPointの「アウトラインからスライド」の機能を用いてスライドを作成すると、Word文書の中からアウトライン情報(ここでは見出し1と見出し2)のみが取得されて見出し毎にスライドが作成されるか、若しくは、図3(b)に示すように、取得した見出しが1ページのスライドに配置されるが、アウトライン情報だけでは、元のWord文書の内容を理解することが困難であり、PowerPointのスライドの利用価値が低下する。
そこで、本実施例では、図3(c)に示すように、アウトライン情報に加えて、アウトライン情報間の描画オブジェクト(ここでは、色相の項の色相環の図と明度の項の色相環断面図)も取得し、アウトライン情報と描画オブジェクトとを1ページのスライドに配置する。これにより、元のWord文書の内容を理解することが容易となり、PowerPointのスライドの利用価値を高めることができる。
上記図3では、アウトライン情報間の描画オブジェクトが1ページのスライドに配置可能な場合について説明したが、アウトライン情報間の描画オブジェクトの数が多い場合やサイズが大きい場合には、描画オブジェクトを1ページに収めることができない場合が生じる。例えば、図4(a)に示すように、Word文書の所定の章や節が2ページで構成され、見出し2の中に小分類の見出し3があり、アウトライン情報間の描画オブジェクトが3つある場合、アウトライン情報と描画オブジェクトとを1ページのスライドに配置することが困難な場合がある。
この場合は、アウトライン情報(ここでは、見出し1〜3)のフォントサイズを小さくして配置したり、図4(b)に示すように、各描画オブジェクトを縮小して配置したりして、アウトライン情報と描画オブジェクトとを1ページのスライドに配置できるようにする。
また、アウトライン情報や描画オブジェクトを縮小すると内容の判別が困難になる場合は、アウトライン情報と描画オブジェクトとを複数ページのスライドに配置することもできる。例えば、図4(c)に示すように、1ページ目のスライドに、見出し1と2つの見出し2と各見出しに対応する描画オブジェクト(色相環と色相環断面図)を配置し、2ページ目のスライドに、見出し1と1つの見出し2と2つの見出し3と見出し2に対応する1つの描画オブジェクト(色調図)を配置するようにしてもよい。この場合、2つのスライドが同じ章や節のスライドであることを識別できるようにするために、各々のスライドに大分類の見出し1を配置することが好ましい。
なお、図3及び図4は例示であり、アウトライン情報や描画オブジェクトの構成、配置などは適宜変更可能である。また、図4(c)では、Wordの文書から2ページのスライドを作成する場合について記載したが、3ページ以上のスライドを作成する場合に対しても、本実施例の文書変換方法を同様に適用することができる。
このように、アウトライン情報に加えて、アウトライン情報間の描画オブジェクトをアウトライン情報と同じスライドに配置することにより、ユーザは特別な操作を行うことなく、Wordなどの第1のファイル文書に含まれる情報を、適切にPowerPointなどの第2のファイル文書に反映させることができる。
次に、本発明の第2の実施例に係る文書変換方法及び文書変換プログラムについて、図5及び図6を参照して説明する。図5は、本実施例のクライアント装置の動作を示すフローチャート図であり、図6は、本実施例のWord文書及びPowerPointスライドの一例である。
前記した第1の実施例では、アウトライン情報に加えて、アウトライン情報間の描画オブジェクトを全てスライドに配置する場合について記載したが、アウトライン情報以外の情報の内の一部の情報として、アウトライン情報との関係性、又は、アウトライン情報以外の情報間の関係性の大きい描画オブジェクトを特定してスライドに配置することができる。
その場合、クライアント装置10の構成は第1の実施例の図1と同様であるが、文書解析部16は、第1のファイル文書の構造を解析し、アウトライン情報とアウトライン情報以外の情報との関係性、又は、アウトライン情報以外の情報間の関係性に基づいて、第1のファイル文書から、アウトライン情報と当該アウトライン情報と同じ要素を含む描画オブジェクトとを取得する。また、文書変換部17は、取得したアウトライン情報と描画オブジェクトとをスライドに配置して、第2のファイル文書を作成する。
以下、本実施例の文書変換方法について説明する。CPU11aは、ROM11b又は記憶部12に記憶した文書変換プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図5のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、第1の実施例と同様に、制御部11(文書解析部16)は、Wordで作成された文書を解析し(S201)、文書の中からアウトライン情報を取得する(S202)。次に、制御部11(文書変換部17)は、上記ステップで取得したアウトライン情報をPowerPointのスライド領域に配置する(S203)。
次に、制御部11(文書解析部16)は、Wordで作成された文書の中からアウトライン情報以外の情報を取得する(S204)。次に、制御部11(文書解析部16)は、アウトライン情報とアウトライン情報以外の情報との関係性や、アウトライン情報以外の情報間の関係性を解析する(S205)。具体的には、アウトライン情報以外の情報の中にアウトライン情報と共通する要素(例えば、文字列)を持つ描画オブジェクトがあるか、アウトライン情報以外の情報間に共通する要素を持つ描画オブジェクトがあるかを解析する。
共通する要素を持つ描画オブジェクトがない場合は(S206のNo)、S208にスキップし、共通する要素を持つ描画オブジェクトがある場合は(S206のYes)、制御部11(文書変換部17)は、共通する要素を持つ描画オブジェクトをPowerPointのスライド領域に配置する(S207)。このようにして、PowerPointのスライド内容が確定されたら、制御部11(文書出力部18)は、PowerPointのデータを外部出力装置に出力し、表示装置にスライドを表示させたり、印刷装置にスライドを印刷させたりする(S208)。
上述した本実施例の文書変換方法について、具体例を挙げて説明する。図6は、Wordの文書をPowerPointのスライドに変換する場合を示す模式図であり、(a)はWord文書の一例、(b)は、本実施例の文書変換方法を用いて作成したPowerPointのスライドの一例である。
図6(a)に示すように、Word文書には、所定の章や節などを区分するアウトライン情報である見出し1(ここでは「配光測定方法」の文字列)と、所定の章や節の中の各項を区分するアウトライン情報である見出し2(ここでは「センサ移動型」及び「センサ固定型」の文字列)とが含まれており、更に、描画オブジェクト(ここでは、タイトルに「配光測定方法」の文字列を持ち、ラベルに「センサ移動型」及び「センサ固定型」の文字列を持つ表)が配置されている。
このWord文書に対して、本実施例では、アウトライン情報として、見出し1と見出し2の文字列を抽出すると共に、タイトルに見出し1と同じ文字列を持ち、ラベルに見出し2と同じ文字列を持つ表を抽出し、アウトライン情報と表とを1ページのスライドに配置する。これにより、元のWord文書の内容を理解することが容易となり、PowerPointのスライドの利用価値を向上させることができる。
なお、図6は例示であり、アウトライン情報やアウトライン情報以外の情報の構成、配置などは適宜変更可能である。例えば、図6では、タイトルとラベルの双方にアウトライン情報と同じ文字列を持つ表をスライドに配置する場合について記載したが、アウトライン情報の全部又は一部(例えば、「センサ」の文字)と一致する文字列を持つ任意のオブジェクト(グラフ、図形、イラストなど)をアウトライン情報と同じスライドに配置するようにしてもよい。
また、第1の実施例と同様に、アウトライン情報と描画オブジェクトとをスライドの1ページに収めることができない場合は、アウトライン情報のフォントサイズを小さくしたり、描画オブジェクトを縮小して配置したりしてもよい。
また、アウトライン情報や描画オブジェクトを縮小すると内容の判別が困難になる場合は、アウトライン情報と描画オブジェクトとを複数ページのスライドに配置してもよく、その場合は、複数ページのスライドが同じ章や節のスライドであることを識別できるようにするために、各々のスライドに大分類の見出し1を配置することが好ましい。
このように、アウトライン情報との関係性が大きい、又は、アウトライン情報以外の情報間の関係性が大きい描画オブジェクトを、アウトライン情報と同じスライドに配置することにより、ユーザは特別な操作を行うことなく、Wordなどの第1のファイル文書に含まれる情報を、適切にPowerPointなどの第2のファイル文書に反映することができる。
次に、本発明の第3の実施例に係る文書変換方法及び文書変換プログラムについて、図7及び図8を参照して説明する。図7は、本実施例のクライアント装置の動作を示すフローチャート図であり、図8は、本実施例のWord文書及びPowerPointスライドの一例である。
前記した第1の実施例では、アウトライン情報間に描画オブジェクトがある場合に、その描画オブジェクトをスライドに配置し、複数の描画オブジェクトが1つのスライドに配置できない場合は、複数ページに分散して配置したが、複数の描画オブジェクトが矢印や吹き出しで繋がっている場合に、それらを複数ページに分散して配置すると、複数の描画オブジェクトの関係性が分かりにくくなる。そこで、本実施例では、矢印や吹き出しなどで繋がっている描画オブジェクトは1ページ内に収まるように配置する。
その場合、クライアント装置10の構成は第1の実施例の図1と同様であるが、文書解析部16は、第1のファイル文書の構造を解析し、矢印や吹き出しなどの所定の記号を抽出し、当該所定の記号を挟んで互いに繋がっている複数の描画オブジェクトを取得する。また、文書変換部17は、アウトライン情報と、上記所定の記号を挟んで互いに繋がっている複数の描画オブジェクトと、を同じスライドに配置する。
以下、本実施例の文書変換方法について説明する。CPU11aは、ROM11b又は記憶部12に記憶した文書変換プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図7のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、第1の実施例と同様に、制御部11(文書解析部16)は、Wordで作成された文書を解析し(S301)、文書の中からアウトライン情報を取得する(S302)。次に、制御部11(文書変換部17)は、上記ステップで取得したアウトライン情報をPowerPointのスライド領域に配置する(S303)。
次に、制御部11(文書解析部16)は、Wordで作成された文書の中からアウトライン情報以外の情報を取得し(S304)、アウトライン情報以外の情報の中に矢印や吹き出しなどの所定の記号があるかを判断する(S305)。矢印や吹き出しがない場合は(S305のNo)、S310にスキップし、矢印や吹き出しがある場合は(S305のYes)、制御部11(文書解析部16)は、矢印や吹き出しの描画位置(座標)を取得する(S306)。
次に、制御部11(文書解析部16)は、複数の描画オブジェクトが矢印や吹き出しで繋がっているかを判断する(S307)。繋がっている場合は(S307のYes)、繋がっている複数の描画オブジェクトをPowerPointの1ページのスライドに配置し(S308)、繋がっていない場合は(S307のNo)、複数の描画オブジェクトをPowerPointの複数ページのスライドに分散して配置する(S309)。
このようにして、PowerPointのスライド内容が確定されたら、制御部11(文書出力部18)は、PowerPointのデータを外部出力装置に出力し、表示装置にスライドを表示させたり、印刷装置にスライドを印刷させたりする(S310)。
上述した本実施例の文書変換方法について、具体例を挙げて説明する。図8は、Wordの文書をPowerPointのスライドに変換する場合を示す模式図であり、(a)はWord文書の一例、(b)は、第1の実施例の文書変換方法を用いて作成したPowerPointのスライドの一例、(c)は、本実施例の文書変換方法を用いて作成したPowerPointのスライドの一例である。
図8(a)に示すように、Word文書には、所定の章や節などを区分するアウトライン情報である見出し1(ここでは「蛍光」の文字列)と、所定の章や節の中の項を区分するアウトライン情報である見出し2(ここでは「電子の励起源として…」の文字列)とが含まれており、更に、3つの描画オブジェクトと描画オブジェクト間の矢印とが含まれている。
このWord文書に対して、第1の実施例では、アウトライン情報以外の情報として、3つの描画オブジェクトと描画オブジェクト間の矢印とを抽出し、アウトライン情報と描画オブジェクトと矢印とをスライド領域に配置するが、これらを1ページのスライドに配置できない場合は、図8(b)に示すように、複数のページに描画オブジェクトを配置していた。
しかしながら、矢印で繋がっている描画オブジェクトは互いの関係性が大きく、それらが別のページに配置されると描画オブジェクトの関係性が分かりにくくなる。そこで、本実施例では、図8(c)に示すように、矢印で繋がっている描画オブジェクトは、縮小して1ページに配置する。これにより、元のWord文書の内容を理解することが容易となり、PowerPointのスライドの利用価値を向上させることができる。
なお、図8は例示であり、アウトライン情報や描画オブジェクト、矢印の構成、配置などは適宜変更可能である。また、図8では、描画オブジェクトが矢印で繋がっている場合について記載したが、描画オブジェクトが吹き出しで関連付けられている場合も同様である。
このように、矢印や吹き出しなどの所定の記号で繋がっている関係性が大きい描画オブジェクトを、アウトライン情報と同じスライドに配置することにより、ユーザは特別な操作を行うことなく、Wordなどの第1のファイル文書に含まれる情報を、適切にPowerPointなどの第2のファイル文書に反映することができる。
次に、本発明の第4の実施例に係る文書変換方法及び文書変換プログラムについて、図9及び図10を参照して説明する。図9は、本実施例のクライアント装置の動作を示すフローチャート図であり、図10は、本実施例のWord文書及びPowerPointスライドの一例である。
前記した第3の実施例では、描画オブジェクトが矢印や吹き出しなどの所定の記号で繋がっている場合、それらの描画オブジェクトの関係性が大きいと判断して、1ページのスライドに配置するように制御したが、本実施例では、オブジェクトの描画領域が重なっていたり、接していたり、グループ化されていたりする場合も、それらのオブジェクトの関係性が大きいと判断して、1ページのスライドに配置する。
その場合、クライアント装置10の構成は第1の実施例の図1と同様であるが、文書解析部16は、第1のファイル文書の構造を解析し、オブジェクトの描画領域が重なっているか、接しているか、グループ化されているかなどを確認し、描画領域が重なっている、又は、接している、又は、グループ化されている複数のオブジェクト(これらを総称して、描画位置が近接するオブジェクトと呼ぶ。)を取得する。また、文書変換部17は、アウトライン情報と描画位置が近接するオブジェクトとを同じスライドに配置する。
以下、本実施例の文書変換方法について説明する。CPU11aは、ROM11b又は記憶部12に記憶した文書変換プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図9のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、第1の実施例と同様に、制御部11(文書解析部16)は、Wordで作成された文書を解析し(S401)、文書の中からアウトライン情報を取得する(S402)。次に、制御部11(文書変換部17)は、上記ステップで取得したアウトライン情報をPowerPointのスライド領域に配置する(S403)。
次に、制御部11(文書解析部16)は、Wordで作成された文書の中からアウトライン情報以外の情報を取得する(S404)。次に、制御部11(文書解析部16)は、アウトライン情報以外のオブジェクトの描画位置(座標)を取得し(S405)、複数のオブジェクトの描画領域が重なっているか、接しているか、グループ化されているかを確認する(S406)。
確認した結果、図10に示すように、複数のオブジェクトの描画位置が近接している場合は(S407のYes)、近接している複数のオブジェクトを同じスライドに配置する(S408)。一方、複数のオブジェクトの描画位置が近接していない場合は(S407のNo)、複数のオブジェクトを1又は複数のスライドに配置する(S409)。
このようにして、PowerPointのスライド内容が確定されたら、制御部11(文書出力部18)は、PowerPointのデータを外部出力装置に出力し、表示装置にスライドを表示させたり、印刷装置にスライドを印刷させたりする(S410)。
なお、上記では、複数の描画オブジェクトの描画位置が近接している場合について記載したが、表やグラフ、図形、イラストなどの描画オブジェクトとテキストオブジェクトの描画位置とが近接している場合についても同様に処理することができる。
このように、複数のオブジェクトの描画位置が近接している場合に、それらの描画オブジェクトを同じスライドに配置することにより、ユーザは特別な操作を行うことなく、Wordなどの第1のファイル文書に含まれる情報を、適切にPowerPointなどの第2のファイル文書に反映することができる。
次に、本発明の第5の実施例に係る文書変換方法及び文書変換プログラムについて、図11及び図12を参照して説明する。図11は、本実施例のクライアント装置の動作を示すフローチャート図であり、図12は、本実施例のWord文書及びPowerPointスライドの一例である。
前記した第1乃至第4の実施邸では、描画オブジェクトをスライドに配置する場合について記載したが、本実施例では、表やグラフ、図形、イラストなどの近傍に位置しているテキストオブジェクトの中で、説明の役割をしているテキストオブジェクト(説明文と呼ぶ。)も、表やグラフ、図形、イラストに関連付けてスライドに配置させる。なお、説明文であるか否かは、例えば、(1)他のテキストオブジェクトと書式(フォントのスタイル、サイズ、色等)が異なる、(2)改行されている、(3)所定のキーワードが含まれる、(4)表やグラフ、図形、イラストと共通の要素(文字列)を持っているなどに基づいて判断することができる。また、上記所定のキーワードは、図/表/グラフなどの文字が含まれる文字列、数値と組み合わせた文字列、「○○より」、「○○調べ(調査)」、「詳細は○○」、「出展」等の文字が含まれる文字列などである。
その場合、クライアント装置10の構成は第1の実施例の図1と同様であるが、文書解析部16は、第1のファイル文書の構造を解析し、アウトライン情報以外の情報の中から描画オブジェクトと当該描画オブジェクトを説明する説明文とを取得する。また、文書変換部17は、アウトライン情報と描画オブジェクトと説明文とを同じスライドに配置する。
以下、本実施例の文書変換方法について説明する。CPU11aは、ROM11b又は記憶部12に記憶した文書変換プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図11のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、第1の実施例と同様に、制御部11(文書解析部16)は、Wordで作成された文書を解析し(S501)、文書の中からアウトライン情報を取得する(S502)。次に、制御部11(文書変換部17)は、上記ステップで取得したアウトライン情報をPowerPointのスライド領域に配置する(S503)。
次に、制御部11(文書解析部16)は、Wordで作成された文書の中からアウトライン情報以外の情報を取得する(S504)。次に、制御部11(文書解析部16)は、取得したアウトライン情報以外の情報が描画オブジェクトであるかを判断し(S505)、描画オブジェクトではない場合は、説明文であるかを判断する(S506)。取得したアウトライン情報以外の情報が描画オブジェクトでなく(S505のNo)、かつ、説明文でない(S506のNo)の場合は、S510にスキップする。
一方、取得したアウトライン情報以外の情報が描画オブジェクトである場合(S505のYes)、又は、説明文である場合(S506のYes)、制御部11(文書変換部17)は、取得した描画オブジェクト及び説明文が1ページに収まるかを判断し(S507)、1ページに収まる場合は、描画オブジェクト及び説明文をそのままPowerPointのスライド領域に配置し(S508)、1ページに収まらない場合は、見出し1に設定されているアウトライン情報を複数ページにコピーし、取得した描画オブジェクト及び説明文を複数ページに分散して配置する(S509)。
このようにして、PowerPointのスライド内容が確定されたら、制御部11(文書出力部18)は、PowerPointのデータを外部出力装置に出力し、表示装置にスライドを表示させたり、印刷装置にスライドを印刷させたりする(S510)。
上述した本実施例の文書変換方法について、具体例を挙げて説明する。図12は、Wordの文書をPowerPointのスライドに変換する場合を示す模式図であり、(a)はWord文書の一例、(b)は、本実施例の文書変換方法を用いて作成したPowerPointのスライドの一例である。
図12(a)に示すように、Word文書には、所定の章や節などの内容を代表するアウトライン情報である見出し1(ここでは「地紋セキュリティ機能」の文字列)と、1つの描画オブジェクトと、その描画オブジェクトの説明文とが含まれている。
このWord文書に対して、第1の実施例では、アウトライン情報と描画オブジェクトのみをスライド領域に配置するが、本実施例では、図12(b)に示すように、描画オブジェクトの説明文も、描画オブジェクトに関連付けて同じスライドに配置する。これにより、元のWord文書の内容を理解することが容易となり、PowerPointのスライドの利用価値を向上させることができる。
なお、図12は例示であり、アウトライン情報や描画オブジェクト、説明文の構成、配置などは適宜変更可能である。また、図12では、描画オブジェクトのタイトルをスライドに配置する場合について記載したが、説明文と判断できる任意のテキストオブジェクトをスライドに配置する場合についても同様に処理することができる。
このように、描画オブジェクトのみならず、説明文も同じスライドに配置することにより、ユーザは特別な操作を行うことなく、Wordなどの第1のファイル文書に含まれる情報を、適切にPowerPointなどの第2のファイル文書に反映することができる。
次に、本発明の第6の実施例に係る文書変換方法及び文書変換プログラムについて、図13及び図14を参照して説明する。図13は、本実施例のクライアント装置の動作を示すフローチャート図であり、図14は、本実施例のWord文書及びPowerPointスライドの一例である。
前記した第5の実施例では、説明文をスライドに配置する場合について記載したが、本実施例では、所定のキーワードを含む、要約の役割をしているテキストオブジェクト(要約文と呼ぶ。)をスライドに配置する場合について説明する。なお、所定のキーワードとは、まとめ、総括、結論、ポイント(POINT)/○○点(改善や気付いた点等)、感想などである。
その場合、クライアント装置10の構成は第1の実施例の図1と同様であるが、文書解析部16は、第1のファイル文書の構造を解析し、アウトライン情報以外の情報の中から所定のキーワードを含む要約文を取得する。また、文書変換部17は、アウトライン情報と要約文とを同じスライドに配置する。
以下、本実施例の文書変換方法について説明する。CPU11aは、ROM11b又は記憶部12に記憶した文書変換プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図13のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、第1の実施例と同様に、制御部11(文書解析部16)は、Wordで作成された文書を解析し(S601)、文書の中からアウトライン情報を取得する(S602)。次に、制御部11(文書変換部17)は、上記ステップで取得したアウトライン情報をPowerPointのスライド領域に配置する(S603)。
次に、制御部11(文書解析部16)は、Wordで作成された文書の中からアウトライン情報以外の情報を取得する(S604)。次に、制御部11(文書解析部16)は、取得したアウトライン情報以外の情報が描画オブジェクトであるかを判断し(S605)、描画オブジェクトではない場合は、要約文であるかを判断する(S606)。取得したアウトライン情報以外の情報が描画オブジェクトでなく(S605のNo)、かつ、要約文でない(S606のNo)の場合は、S610にスキップする。
一方、取得したアウトライン情報以外の情報が描画オブジェクトである場合(S605のYes)、又は、要約文である場合(S606のYes)、制御部11(文書解析部16)は、取得した描画オブジェクトや要約文が1ページに収まるかを判断する(S607)。1ページに収まる場合は、制御部11(文書変換部17)は、描画オブジェクトや要約文をそのままPowerPointのスライド領域に配置し(S608)、1ページに収まらない場合は、見出し1に設定されているアウトライン情報を複数ページにコピーし、取得した描画オブジェクトや要約文を複数ページに分散して配置する(S609)。
このようにして、PowerPointのスライド内容が確定されたら、制御部11(文書出力部18)は、PowerPointのデータを外部出力装置に出力し、表示装置にスライドを表示させたり、印刷装置にスライドを印刷させたりする(S610)。
上述した本実施例の文書変換方法について、具体例を挙げて説明する。図14は、Wordの文書をPowerPointのスライドに変換する場合を示す模式図であり、(a)はWord文書の一例、(b)は、本実施例の文書変換方法を用いて作成したPowerPointのスライドの一例である。
図14(a)に示すように、Word文書には、所定の章や節などの内容を代表するアウトライン情報である見出し1(ここでは「地紋セキュリティ機能」の文字列)と、1つの描画オブジェクトと、その描画オブジェクトの説明文と、要約文とが含まれている。
このWord文書に対して、第5の実施例では、アウトライン情報と描画オブジェクトの説明文をスライド領域に配置したが、本実施例では、図14(b)に示すように、要約文も同じスライドに配置する。これにより、元のWord文書の内容を理解することが容易となり、PowerPointのスライドの利用価値を向上させることができる。
なお、図14は例示であり、アウトライン情報や描画オブジェクト、要約文の構成、配置などは適宜変更可能である。また、図14では、「ポイント」と記載された要約文をスライドに配置する場合について記載したが、まとめ、総括、結論、感想などの所定のキーワードを含む任意のテキストオブジェクトをスライドに配置する場合についても同様に処理することができる。また、図14では、要約文をアウトライン情報と同様の形態で表示したが、書式(フォントのスタイルやサイズ、色等)を変更して強調させてもよく、また、要約文はユーザが指定してもよい。
このように、描画オブジェクトのみならず、要約文も同じスライドに配置することにより、ユーザは特別な操作を行うことなく、Wordなどの第1のファイル文書に含まれる情報を、適切にPowerPointなどの第2のファイル文書に反映することができる。
次に、本発明の第7の実施例に係る文書変換方法及び文書変換プログラムについて、図15及び図16を参照して説明する。図15は、本実施例のクライアント装置の動作を示すフローチャート図であり、図16は、本実施例のWord文書及びPowerPointスライドの一例である。
前記した第1乃至第6の実施例では、Wordの文書レイアウトに従ってアウトライン情報やアウトライン情報以外の情報をスライドに配置したが、本実施例では、箇条書きになっている情報を等間隔に並べて配置する。なお、箇条書きになっているとは、アウトライン情報が箇条書きになっており、それに対応して描画オブジェクトが1対1で存在する場合のことを示す。
その場合、クライアント装置10の構成は第1の実施例の図1と同様であるが、文書解析部16は、第1のファイル文書の構造を解析し、アウトライン情報が箇条書きになっており、それに対応して描画オブジェクトが1対1で存在するかを確認する。また、文書変換部17は、アウトライン情報と描画オブジェクトとを同じスライドに等間隔に並べて配置する。
以下、本実施例の文書変換方法について説明する。CPU11aは、ROM11b又は記憶部12に記憶した文書変換プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図15のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、第1の実施例と同様に、制御部11(文書解析部16)は、Wordで作成された文書を解析し(S701)、文書の中からアウトライン情報を取得する(S702)。次に、制御部11(文書変換部17)は、上記ステップで取得したアウトライン情報をPowerPointのスライド領域に配置する(S703)。
次に、制御部11(文書解析部16)は、Wordで作成された文書の中からアウトライン情報以外の情報を取得し(S704)、取得したアウトライン情報以外の情報が描画オブジェクトであるかを判断する(S705)。描画オブジェクトでない場合は(S705のNo)、S709にスキップし、描画オブジェクトの場合は(S705のYes)、制御部11(文書解析部16)は、アウトライン情報が箇条書きであるかを判断する(S706)。箇条書きの場合は(S706のYes)、制御部11(文書変換部17)は、アウトライン情報及び描画オブジェクトをスライド領域に等間隔に並べて配置し(S707)、箇条書きでない場合は(S706のNo)、アウトライン情報の順番に沿って描画オブジェクトをそのまま配置する(S708)。
このようにして、PowerPointのスライド内容が確定されたら、制御部11(文書出力部18)は、PowerPointのデータを外部出力装置に出力し、表示装置にスライドを表示させたり、印刷装置にスライドを印刷させたりする(S709)。
上述した本実施例の文書変換方法について、具体例を挙げて説明する。図16は、Wordの文書をPowerPointのスライドに変換する場合を示す模式図であり、(a)はWord文書の一例、(b)は、本実施例の文書変換方法を用いて作成したPowerPointのスライドの一例である。
図16(a)に示すように、Word文書には、所定の章や節などの内容を代表するアウトライン情報である見出し1(ここでは「計測機器」の文字列)と、項などの内容を代表するアウトライン情報である見出し2(ここでは、「色彩照度計」、「色彩輝度計」、「分光放射輝度計」の文字列)と、各項に対応する3つの描画オブジェクトと、が含まれている。
このWord文書に対して、第1乃至第6の実施例では、Word文書のレイアウトに従ってアウトライン情報と描画オブジェクトをスライド領域に配置したが、本実施例では、図16(b)に示すように、箇条書きになっている情報を等間隔に並べてスライドに配置する。これにより、元のWord文書の内容を理解することが容易となり、PowerPointのスライドの利用価値を向上させることができる。
なお、図16は例示であり、アウトライン情報や描画オブジェクトの構成、配置は適宜変更可能である。また、図16では、3つの描画オブジェクトを等間隔に並べてスライドに配置する場合について記載したが、2以上の描画オブジェクトを等間隔に並べてスライドに配置する場合についても同様に処理することができる。
このように、箇条書きになっている情報を等間隔に並べてスライドに配置することにより、ユーザは特別な操作を行うことなく、Wordなどの第1のファイル文書に含まれる情報を、適切にPowerPointなどの第2のファイル文書に反映することができ、かつ、プレゼンテーション用の第2のファイル文書の利用価値を高めることができる。
なお、本発明は上記実施例の記載に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、クライアント装置10の構成、文書変換方法は適宜変更可能である。
例えば、上記各実施例では、第1のファイル文書を作成するアプリケーションとしてWordを例にして説明し、プレゼンテーション用のアプリケーションとしてPowerPointを例にして説明したが、第1のファイル文書をプレゼンテーション用の第2のファイル文書に変換する任意のアプリケーションに対して本発明を同様に適用することができる。
また、スライド領域に配置しない描画オブジェクトやテキストオブジェクトは、ノート領域に配置してもよい。また、上記各実施例の文書変換方法を任意に組み合わせることもできる。
本発明は、第1のファイル文書をプレゼンテーション用の第2のファイル文書に変換する文書変換方法及び文書変換プログラム並びに当該文書変換プログラムを記録した記録媒体に利用可能である。
10 クライアント装置
11 制御部
11a CPU
11b ROM
11c RAM
12 記憶部
13 入力I/F部
14 出力I/F部
15 文書作成部
16 文書解析部
17 文書変換部
18 文書出力部
11 制御部
11a CPU
11b ROM
11c RAM
12 記憶部
13 入力I/F部
14 出力I/F部
15 文書作成部
16 文書解析部
17 文書変換部
18 文書出力部
Claims (24)
- 第1のファイル文書をプレゼンテーション用の第2のファイル文書に変換する装置における文書変換方法であって、
前記装置は、
前記第1のファイル文書を解析する第1処理と、
前記第1のファイル文書から、文書の所定の単位の内容を代表する見出し情報を取得する第2処理と、
前記第1のファイル文書から、前記見出し情報以外の情報の内の一部の情報を取得する第3処理と、
前記見出し情報と前記一部の情報とをスライドに配置して、前記第2のファイル文書を作成する第4処理と、
前記第2のファイル文書のデータを表示装置又は印刷装置に出力する第5処理と、を実行する、
ことを特徴とする文書変換方法。 - 前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、描画オブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記見出し情報と前記描画オブジェクトとを関連付けて前記スライドに配置する、
ことを特徴とする請求項1に記載の文書変換方法。 - 前記第2処理では、前記第1のファイル文書から、複数の前記見出し情報を取得し、
前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、前記複数の見出し情報の間に配置されている全ての前記描画オブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記全ての描画オブジェクトを、前記複数の見出し情報と同じスライドに配置する、
ことを特徴とする請求項2に記載の文書変換方法。 - 前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、前記見出し情報と同じ要素を含む前記描画オブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記描画オブジェクトを、前記見出し情報と同じスライドに配置する、
ことを特徴とする請求項2に記載の文書変換方法。 - 前記見出し情報は、相対的に大きい単位の内容を代表する第1の見出し情報と、相対的に小さい単位の内容を代表する第2の見出し情報と、を含み、
前記第4処理では、前記第1の見出し情報及び前記第2の見出し情報と前記描画オブジェクトとを1ページのスライドに配置できない場合は、前記第1の見出し情報を複数のページのスライドに配置し、各々のページのスライドに、更に、前記第2の見出し情報と当該第2の見出し情報に対応する前記描画オブジェクトとを配置する、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の文書変換方法。 - 前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、所定の記号を挟んで互いに繋がっている複数の前記描画オブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記見出し情報と前記複数の描画オブジェクトとを、1ページの前記スライドに配置する、
ことを特徴とする請求項2に記載の文書変換方法。 - 前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、描画位置が近接している複数の前記描画オブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記見出し情報と前記複数の描画オブジェクトとを、1ページの前記スライドに配置する、
ことを特徴とする請求項2に記載の文書変換方法。 - 前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、特定のテキストオブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記見出し情報と前記特定のテキストオブジェクトとを関連付けて前記スライドに配置する、
ことを特徴とする請求項1に記載の文書変換方法。 - 前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、描画オブジェクトを説明するテキストオブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記見出し情報と前記描画オブジェクトと前記テキストオブジェクトとを、1ページの前記スライドに配置する、
ことを特徴とする請求項8に記載の文書変換方法。 - 前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、要約であることを示す所定のキーワードを含むテキストオブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記見出し情報と前記テキストオブジェクトとを、1ページの前記スライドに配置する、
ことを特徴とする請求項8に記載の文書変換方法。 - 前記第2処理では、取得した前記見出し情報が箇条書きであるかを判断し、
前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、各々の前記見出し情報に対応する前記描画オブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記見出し情報と前記描画オブジェクトとを1ページの前記スライド内に等間隔に並べて配置する、
ことを特徴とする請求項1に記載の文書変換方法。 - 前記第1のファイル文書は、Microsoft(登録商標)のWord(登録商標)文書であり、
前記第2のファイル文書は、Microsoft(登録商標)のPowerPoint(登録商標)文書である、
ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一に記載の文書変換方法。 - 第1のファイル文書をプレゼンテーション用の第2のファイル文書に変換する装置で動作する文書変換プログラムであって、
前記装置に、
前記第1のファイル文書を解析する第1処理、
前記第1のファイル文書から、文書の所定の単位の内容を代表する見出し情報を取得する第2処理、
前記第1のファイル文書から、前記見出し情報以外の情報の内の一部の情報を取得する第3処理、
前記見出し情報と前記一部の情報とをスライドに配置して、前記第2のファイル文書を作成する第4処理、
前記第2のファイル文書のデータを表示装置又は印刷装置に出力する第5処理、を実行させる、
ことを特徴とする文書変換プログラム。 - 前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、描画オブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記見出し情報と前記描画オブジェクトとを関連付けて前記スライドに配置する、
ことを特徴とする請求項13に記載の文書変換プログラム。 - 前記第2処理では、前記第1のファイル文書から、複数の前記見出し情報を取得し、
前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、前記複数の見出し情報の間に配置されている全ての前記描画オブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記全ての描画オブジェクトを、前記複数の見出し情報と同じスライドに配置する、
ことを特徴とする請求項14に記載の文書変換プログラム。 - 前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、前記見出し情報と同じ要素を含む前記描画オブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記描画オブジェクトを、前記見出し情報と同じスライドに配置する、
ことを特徴とする請求項14に記載の文書変換プログラム。 - 前記見出し情報は、相対的に大きい単位の内容を代表する第1の見出し情報と、相対的に小さい単位の内容を代表する第2の見出し情報と、を含み、
前記第4処理では、前記第1の見出し情報及び前記第2の見出し情報と前記描画オブジェクトとを1ページのスライドに配置できない場合は、前記第1の見出し情報を複数のページのスライドに配置し、各々のページのスライドに、更に、前記第2の見出し情報と当該第2の見出し情報に対応する前記描画オブジェクトとを配置する、
ことを特徴とする請求項15又は16に記載の文書変換プログラム。 - 前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、所定の記号を挟んで互いに繋がっている複数の前記描画オブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記見出し情報と前記複数の描画オブジェクトとを、1ページの前記スライドに配置する、
ことを特徴とする請求項14に記載の文書変換プログラム。 - 前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、描画位置が近接している複数の前記描画オブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記見出し情報と前記複数の描画オブジェクトとを、1ページの前記スライドに配置する、
ことを特徴とする請求項14に記載の文書変換プログラム。 - 前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、特定のテキストオブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記見出し情報と前記特定のテキストオブジェクトとを関連付けて前記スライドに配置する、
ことを特徴とする請求項13に記載の文書変換プログラム。 - 前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、描画オブジェクトを説明するテキストオブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記見出し情報と前記描画オブジェクトと前記テキストオブジェクトとを、1ページの前記スライドに配置する、
ことを特徴とする請求項20に記載の文書変換プログラム。 - 前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、要約であることを示す所定のキーワードを含むテキストオブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記見出し情報と前記テキストオブジェクトとを、1ページの前記スライドに配置する、
ことを特徴とする請求項20に記載の文書変換プログラム。 - 前記第2処理では、取得した前記見出し情報が箇条書きであるかを判断し、
前記第3処理では、前記第1のファイル文書から、各々の前記見出し情報に対応する前記描画オブジェクトを取得し、
前記第4処理では、前記見出し情報と前記描画オブジェクトとを1ページの前記スライド内に等間隔に並べて配置する、
ことを特徴とする請求項13に記載の文書変換プログラム。 - 前記第1のファイル文書は、Microsoft(登録商標)のWord(登録商標)文書であり、
前記第2のファイル文書は、Microsoft(登録商標)のPowerPoint(登録商標)文書である、
ことを特徴とする請求項13乃至23のいずれか一に記載の文書変換プログラム。
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