JP2018026683A - 撮像装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents
撮像装置、その制御方法およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018026683A JP2018026683A JP2016156839A JP2016156839A JP2018026683A JP 2018026683 A JP2018026683 A JP 2018026683A JP 2016156839 A JP2016156839 A JP 2016156839A JP 2016156839 A JP2016156839 A JP 2016156839A JP 2018026683 A JP2018026683 A JP 2018026683A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- touch
- finder
- touch operation
- unit
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 49
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 title claims abstract description 38
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 43
- 230000008569 process Effects 0.000 claims abstract description 35
- 230000004044 response Effects 0.000 claims abstract description 7
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 30
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 9
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 2
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 claims description 2
- 210000003811 finger Anatomy 0.000 description 27
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 9
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000006870 function Effects 0.000 description 8
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 7
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 6
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 230000011514 reflex Effects 0.000 description 2
- WHXSMMKQMYFTQS-UHFFFAOYSA-N Lithium Chemical compound [Li] WHXSMMKQMYFTQS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910005580 NiCd Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910005813 NiMH Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 229910052744 lithium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000012552 review Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 1
- 238000010897 surface acoustic wave method Methods 0.000 description 1
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
Description
このようなデジタル一眼レフカメラを用いて、ユーザがファインダを覗きながら撮影する場合、背面タッチパネルにユーザの顔の一部が接触してしまい、タッチパネルがユーザの意図しない接触を検出してしまい、誤動作が生じるという問題がある。
特許文献1には、予め登録されている、光学ファインダを覗く眼の情報からタッチパネルのうち接触による入力が可能な入力可能領域を設定し、入力可能領域以外への接触に応じた動作を行わないようにした撮像装置が開示されている。
本発明は上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、ファインダを使用しているときの操作性を向上させることを目的とする。
図1(a)、(b)は、デジタルカメラ100の外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。
デジタルカメラ100は、上面にシャッターボタン101、メイン電子ダイヤル102、モード切替スイッチ103、ファインダ外表示部104等を備える。シャッターボタン101は、撮影の準備あるいは撮影を指示するための操作部である。メイン電子ダイヤル102は、シャッター速度や絞り等の設定値を変更するための回転式の操作部である。モード切替スイッチ103は、各種モードを切替えるための操作部である。モード切替スイッチ103により静止画撮影モード、動画撮影モード等に切替えられる。ファインダ外表示部104は、シャッター速度や絞り等の様々な設定値を表示する。
表示部105は、画像や各種情報を表示する。表示部105は、ライブビュー撮影においてライブビュー画像を表示したり、静止画撮影後のクイックレビュー画像を表示したり、動画記録中の画像を表示したりする。本実施形態の表示部105は、デジタルカメラ100を横姿勢にしたときに水平方向を長辺とし、垂直方向を短辺とする矩形状である。電源スイッチ106は、デジタルカメラ100の電源のオンおよびオフを切替える操作部である。サブ電子ダイヤル107は、選択枠の移動や画像送り等を行うための回転式の操作部である。十字キー108は、上下左右にそれぞれ押下可能なキー(4方向キー)であり、押下した位置に応じた操作が可能である。SETボタン109は、主に選択項目を決定するときに押下される操作部である。
また、デジタルカメラ100の内部には、アクチュエータによってアップダウンされるクイックリターンミラー119が配置される。また、デジタルカメラ100には、着脱可能なレンズユニットと通信するための通信端子120を備える。
まず、レンズユニット201について説明する。
レンズユニット201は、絞り202、レンズ群203、絞り駆動回路204、AF(オートフォーカス)駆動回路205、レンズ制御回路206、通信端子207等を有する。絞り202は、開口径が調整可能に構成される。レンズ群203は、複数枚のレンズから構成される。絞り駆動回路204は、絞り202の開口径を制御することで光量を調整する。AF駆動回路205は、レンズ群203を駆動させて焦点を合わせる。レンズ制御回路206は、後述するシステム制御部の指示に基づいて、絞り駆動回路204、AF駆動回路205等を制御する。レンズ制御回路206は、絞り駆動回路204を介して絞り202の制御を行い、AF駆動回路205を介してレンズ群203の位置を変位させることで焦点を合わせる。レンズ制御回路206は、デジタルカメラ100との間で通信可能である。具体的には、レンズユニット201の通信端子207と、デジタルカメラ100の通信端子120とを介して通信される。
デジタルカメラ100は、クイックリターンミラー119、フォーカシングスクリーン208、ペンタプリズム209、AE(自動露出)センサ210、焦点検出部211、ファインダ114、シャッター212、撮像部213、システム制御部214を有する。
クイックリターンミラー119(以下、ミラー119)は、露光、ライブビュー画像の表示、動画撮影をする場合に、システム制御部214の指示に基づいてアクチュエータによりアップダウンされる。ミラー119は、レンズ群203から入射した光束をファインダ114側または撮像部213側に切替える。通常の場合には、ミラー119は光束をファインダ114側に導くように配置される。一方、撮影する場合やライブビュー画像を表示する場合には、ミラー119は光束を撮像部213に導くように上方に跳ね上がり待避する(ミラーアップ)。また、ミラー119は、中央部が光の一部を透過するハーフミラーで構成され、光束の一部が焦点検出を行うための焦点検出部211に入射するように透過させる。AEセンサ210は、レンズユニット201を通した被写体の輝度を測光する。焦点検出部211は、ミラー119により透過された光束に基づいてデフォーカス量を検出する。システム制御部214はデフォーカス量に基づいてレンズユニット201を制御し、位相差AFを行う。撮影者は、ペンタプリズム209とファインダ114を介して、フォーカシングスクリーン208を観察することで、レンズユニット201を通して得た被写体の光学像の焦点や構図を確認することができる。シャッター212は、システム制御部214の指示に基づいて撮像部213の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。撮像部213は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。
システム制御部214は、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部214は、上述した不揮発性メモリ223に記憶されたプログラムを実行することで、後述する各処理を実現する。また、システム制御部214は、メモリ218、D/A変換器219、表示部105等を制御することにより表示制御も行う。システム制御部214は、制御手段の一例である。
モード切替スイッチ103は、静止画撮影モード、動画撮影モードおよび再生モード等の何れかに切替えるための操作部である。システム制御部214は、モード切替スイッチ103により切替えられたモードを設定する。静止画撮影モードに含まれるモードには、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ103により、上述したモードの何れかに直接切替えることができる。また、モード切替スイッチ103によりメニューボタンに一旦切替えた後に、メニューボタンに含まれる上述したモードの何れかに、他の操作部を用いて切替えてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第2シャッタースイッチ227は、シャッターボタン101の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でオンとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生させる。システム制御部214は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部213からの信号読み出しから記録媒体230に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
(1)タッチパネル229にタッチしていなかった指等が新たにタッチパネル229にタッチしたこと、すなわちタッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)という)。
(2)タッチパネル229を指等でタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch−On)という)。
(3)タッチパネル229を指等でタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)という)。
(4)タッチパネル229へタッチしていた指等を離したこと、すなわちタッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)という)。
(5)タッチパネル229に何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)という)。
(6)タッチオンしている指等の面積が所定の面積以上である状態(以下、ラージオブジェクト検出(Large−Object−Detect)という)。
なお、タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンであることも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指等がタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
なお、以下の各実施形態では、ユーザがデジタルカメラ100のファインダ114を覗きながらタッチパネル229をタッチ操作して、ファインダ内表示部220に表示されるAF枠のカーソルを移動させる場合を例にして説明する。
まず、第1の実施形態に係るデジタルカメラ100の処理について図3のフローチャートを参照して説明する。このフローチャートにおける各処理は、システム制御部214が不揮発性メモリ223に格納されたプログラムをシステムメモリ224に展開して実行することにより実現される。
なお、システム制御部214はファインダ114を使用しているか否かを、ライブビューボタン110の状態に応じて判定してもよい。すなわち、システム制御部214はライブビューボタン110に基づいてファインダ撮影モードに設定している場合にはファインダ114を使用していると判定する。一方、システム制御部214はライブビューボタン110に基づいてライブビュー撮影モードに設定している場合にはファインダ114を使用していないと判定する。
ファインダ114を使用していない場合にはファインダ114を使用するのを待機し、ファインダ114を使用している場合にはS302に進む。
図4は、デジタルカメラ100を背面側から見た図である。図4には、ファインダ内表示部220の表示内容を拡大して示している。
図4(a)に示すように、ファインダ内表示部220には35点のAF枠が表示されており、中央のAF枠が選択された状態になっている。選択中のAF枠を表すカーソル401を太線で示している。ユーザはタッチパネル229へのタッチ操作により任意のAF枠を選択することができる。
S303では、システム制御部214はタッチパネル229を介してタッチ操作、具体的にはタッチダウンを検出したか否かを判定する。タッチダウンを検出した場合にはS304に進み、タッチダウンを検出しない場合にはタッチダウンを検出するまで待機する。
図4(a)では、タッチ形状402はユーザの右手の指(親指)403によりタッチされた形状を示し、タッチ形状404はユーザの顔405の一部(鼻等)によりタッチされた形状を示している。デジタルカメラ100を保持しながら親指でタッチパネル229をタッチ操作した場合、指が寝た状態でタッチすることになり、タッチ形状402は楕円に近い形状になると推測される。一方、ファインダ114に接眼するときに誤ってユーザの顔の一部でタッチパネル229をタッチした場合、タッチ形状404は真円に近い形状になると推測される。
したがって、S304において、システム制御部214はタッチ形状が楕円に近い形状である場合には指によりタッチ操作された可能性が高いと判定し、タッチ形状が真円に近い形状である場合にはユーザの顔の一部によりタッチされたと判定することができる。
システム制御部214はタッチ形状が楕円に近いか真円に近いかを、タッチパネル229の座標を用いた楕円の近似式によって判定する。
具体的に、式(1)を用いてタッチ形状を楕円に近似する。
ここで、システム制御部214は算出した結果を用いて、楕円の長軸aと楕円の短軸bとの比(a/b)が閾値よりも大きいか否かを判定する。例えば、閾値には1.2を用いることができる。システム制御部214は長軸aと短軸bとの比が閾値よりも大きい場合には楕円に近い、すなわち指によるタッチ操作の可能性が高いとしてS305に進む。一方、閾値以下の場合には真円に近い、すなわちユーザの顔の一部によるタッチであるとしてS309に進む。
ここで、タッチ入力角度は、タッチ形状の楕円の傾きθに相当し、式(5)を用いて算出することができる。
ここで、ファインダ114に接眼したときにタッチパネル229にユーザの顔の一部(鼻等)が誤ってタッチしたときのタッチ形状が楕円に近い形状になる場合がある。本実施形態では、タッチ入力角度に注目して、タッチ入力角度が所定の範囲である場合には指によるタッチ操作の可能性が高いと判定する。一方、タッチ入力角度が所定の範囲ではない場合にはユーザの顔の一部によるタッチであると判定する。
指によりタッチ操作したときのタッチ形状402は、デジタルカメラ100を保持しながら親指でタッチ操作をするために、タッチ入力角度が鋭角に近い角度θfになると推測される。一方、ユーザの顔の一部が誤ってタッチしたときにタッチ形状404が楕円になる場合には、タッチ入力角度が垂直に近い角度θn、すなわちタッチパネル229面内の基準軸と楕円の長軸とが直交するような角度になると推測される。
したがって、S306において、システム制御部214はタッチ形状が楕円であってもタッチ入力角度が垂直に近い場合にはユーザの顔の一部によりタッチされたと判定し、タッチ入力角度が鋭角である場合には指によりタッチ操作されたと判定することができる。
タッチ入力角度が所定の範囲である場合にはS307に進み、所定の範囲ではない場合にはS309に進む。
S308では、システム制御部214は有効と判定したタッチ操作に基づいた処理を行う。具体的には、システム制御部214はファインダ内表示部220に表示される選択中のAF枠のカーソル401をタッチムーブに応じて移動させる。
図4(b)、(c)に示すように、システム制御部214はタッチムーブ406、407の移動方向および移動量に応じて、ファインダ内表示部220に表示される選択中のAF枠のカーソル401を移動するように制御する。ここで、選択中のAF枠のカーソル401の移動方向と、有効と判定されたタッチ操作であるタッチムーブの移動方向とは一致し、その移動量は比例関係にある。また、本実施形態では、有効と判定されたタッチ操作のタッチパネル229上の位置座標と、カーソル401のファインダ内表示部220上の位置座標とは相対位置関係にある。すなわち、システム制御部214はタッチムーブ406、407による位置座標に応じてカーソル401の位置を変更するのではない。システム制御部214はタッチダウンした位置を基準とした、タッチムーブ406、407の移動方向および移動量に応じて、カーソル401の現在位置からの移動方向および移動量を決定してカーソル401の位置を変更する。
図4(d)はタッチ操作を無効と判定したときの処理の一例を示す図である。図4(d)では、図4(a)の状態からユーザの顔の一部がタッチパネル229上で右に動くことで、タッチムーブ408を検出した状態を示している。なお、指403、ユーザの顔405、デジタルカメラ100の外形、ファインダ114の図示を省略している。
ここでは、タッチ形状404が真円に近い、あるいは、タッチ入力角度が垂直に近い角度である。したがって、システム制御部214はタッチムーブ408のタッチ操作を無効と判定しているために、ファインダ内表示部220に表示される選択中のAF枠のカーソル401の位置を移動させないように制御する。
ファインダ114を使用している場合にはS311に進み、ファインダ114を使用していない場合には処理を終了する。
S312では、システム制御部214はタッチオンしているタッチ操作のうち、S307において有効と判定したタッチ操作があるか否かを判定する。有効として判定したタッチオンがある場合にはS310に戻り、有効として判定したタッチオンがない場合にはS304に戻る。
また、本実施形態によれば、タッチ面内の角度が所定の範囲であるか否かに基づいてタッチ操作が有効か無効かを判定することから、タッチ操作が有効か無効かを容易に判定することができる。
また、本実施形態によれば、タッチ面内の角度が、指でタッチ操作したときに想定される角度の範囲の場合にタッチ操作を有効とし、他の角度の場合にはタッチ操作を無効とすることで、タッチ操作が有効か無効かを精度よく判定することができる。
第2の実施形態では、タッチ操作が有効であるか無効であるかを判定するときのタッチ入力角度の閾値をタッチ操作のタッチ位置に応じて変更する例について説明する。図6は、第2の実施形態に係るデジタルカメラ100の処理を示すフローチャートである。このフローチャートにおける各処理は、システム制御部214が不揮発性メモリ223に格納されたプログラムをシステムメモリ224に展開して実行することにより実現される。
図6のフローチャートのS601〜S605の処理は図3のフローチャートのS301〜S305の処理と同様であり、図6のフローチャートのS610〜S615の処理は図3のフローチャートのS307〜S312の処理と同様であり、重複する説明を省略する。
S606では、システム制御部214はタッチ位置の座標を取得する。具体的には、システム制御部214はタッチ形状を楕円に近似した近似式を用いて中心座標を算出し、算出した中心座標をタッチ位置の座標とする。
中心座標(X0,Y0)は式(6)、式(7)を用いて算出することができる。
まず、S607では、システム制御部214は取得したタッチ位置の座標がエリアA内であって、且つ、S605で算出したタッチ入力角度が第1閾値TH1_A以上第2閾値TH2_A以下であるか否かを判定する。この条件を満たす場合にはS610に進み、この条件を満たさない場合にはS608に進む。
S608では、システム制御部214は取得したタッチ位置の座標がエリアB内であって、且つ、S605で算出したタッチ入力角度が第3閾値TH1_B以上第4閾値TH2_B以下であるか否かを判定する。この条件を満たす場合にはS610に進み、この条件を満たさない場合にはS609に進む。
S609では、システム制御部214は取得したタッチ位置の座標がエリアC内であって、且つ、S605で算出したタッチ入力角度が第5閾値TH1_C以上第6閾値TH2_C以下であるか否かを判定する。この条件を満たす場合にはS610に進み、この条件を満たさない場合にはS612に進む。
本実施形態では、デジタルカメラ100を保持しながら親指でタッチパネル229をタッチ操作した場合にエリアごとにタッチ入力角度が異なってくることに注目し、タッチ操作が有効か無効かを判定するための閾値をエリアごとに変更する。
図7(b)は、タッチ位置の座標がエリアBである場合を示す図である。この場合、デジタルカメラ100を保持しながら親指でタッチ操作をすると、エリアAに比べてタッチ入力角度θfが大きくなり(垂直に近い角度になり)、タッチ入力角度θfが上述した第3閾値TH1_B以上第4閾値TH2_B以下の範囲に含まれると推測される。
図7(c)は、タッチ位置の座標がエリアCである場合を示す図である。この場合、デジタルカメラ100を保持しながら親指でタッチ操作をすると、エリアA、Bに比べてタッチ入力角度θfが小さくなり(水平に近い角度になり)、タッチ入力角度θfが第5閾値TH1_C以上第6閾値TH2_C以下の範囲に含まれると推測される。
ここで、各タッチ入力角度の閾値の関係としては例えば、閾値TH1,2_C<閾値TH1,2_A<閾値TH1,2_Bとすることができる。各エリアの位置情報は予め不揮発性メモリ223に記憶されている。また、各閾値は、ユーザがタッチ操作するときのタッチ入力角度をエリアごとに検証すること等によって定めることができ、エリアごとに関連付けて予め不揮発性メモリ223に記憶されている。
一方、S612では、システム制御部214は検出されたタッチ操作を無効と判定する。すなわち、システム制御部214はタッチ入力角度がエリアごとに変更した閾値の範囲ではない場合にはユーザの顔の一部によりタッチされたと判定する。
具体的には、タッチパネル229に対するタッチ位置が下側よりも上側のほうが、指によるタッチ操作のタッチ入力角度は垂直に近い角度になる。したがって、閾値の範囲もタッチ位置が下側よりも上側のほうが垂直に近い角度になるように変更することが好ましい。
また、タッチパネル229に対するタッチ位置がグリップ部116に離れているよりも近いほうが、指によるタッチ操作のタッチ入力角度は垂直に近い角度になる。したがって、閾値の範囲もタッチ位置がグリップ部116に離れているよりも近いほうが垂直に近い角度になるように変更することが好ましい。
なお、第2の実施形態では、タッチパネル229を3つのエリアに区分する場合について説明したが、この場合に限られず、2つや4つ以上のエリアに区分してもよく、区分したエリアごとに閾値の範囲を変更することができる。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述したが、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。更に、上述した実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (15)
- ファインダと、
タッチ操作を検出するタッチ検出手段と、
前記ファインダを使用している場合に、前記タッチ検出手段により検出されたタッチ操作におけるタッチ面内の角度に応じて、前記タッチ操作を有効とするか無効とするかを異ならしめ、有効な前記タッチ操作に応じて所定の処理を行い、無効な前記タッチ操作に応じては前記所定の処理を行わないように制御する制御手段と、を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、
前記タッチ面内の角度が所定の範囲である場合には前記タッチ操作を有効とし、
前記タッチ面内の角度が前記所定の範囲ではない場合には前記タッチ操作を無効とするように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 該撮像装置を保持するための保持部を備え、
前記所定の範囲は、ユーザが該撮像装置を前記保持部で保持しながら指でタッチ操作するときの角度の範囲であることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、
前記タッチ操作のタッチ位置に応じて前記所定の範囲を変更するように制御することを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、
前記タッチ面内のエリアごとに前記所定の範囲を変更するように制御することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、
前記タッチ位置が下側よりも上側のほうが、前記タッチ面内の角度が垂直に近い角度で前記タッチ操作を有効と判定するように前記所定の範囲を変更するように制御することを特徴とする請求項4または5に記載の撮像装置。 - 該撮像装置を保持するための保持部を備え、
前記制御手段は、
前記タッチ位置が前記保持部に離れているよりも近いほうが、前記タッチ面内の角度が垂直に近い角度で前記タッチ操作を有効と判定するように前記所定の範囲を変更するように制御することを特徴とする請求項4ないし6の何れか1項に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、
前記タッチ検出手段により検出されたタッチ操作のタッチ形状が真円に近い場合には前記タッチ操作を無効として判定するように制御することを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、
前記タッチ検出手段により検出されたタッチ操作のタッチ形状を楕円に近似して、長軸と短軸との比に基づいて真円に近いか否かを判定することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、
前記ファインダを使用するときに操作される操作部の状態に応じて前記ファインダを使用しているか否かを判定し、
前記ファインダを使用していると判定した場合に前記タッチ操作を有効とするか無効とするかを判定するように制御することを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の撮像装置。 - 前記ファインダに対する物体の近接を検知する検知手段を有し、
前記制御手段は、
前記検知手段により検知される検知情報に基づいて前記ファインダを使用しているか否かを判定し、
前記ファインダを使用していると判定した場合に前記タッチ操作を有効とするか無効とするかを判定するように制御することを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の撮像装置。 - 前記タッチ操作は、シャッター速度、絞り値、ISO感度および露出補正値を変更するときの操作、被写体を撮影するときの測距点を異なる位置に移動させる操作、および、被写体を選択する選択枠を異なる被写体に移動させる操作の少なくとも何れか一つの操作であることを特徴とする請求項1ないし11の何れか1項に記載の撮像装置。
- ファインダと、
タッチ操作を検出するタッチ検出手段と、を備える撮像装置の制御方法であって、
前記ファインダを使用している場合に、前記タッチ検出手段により検出されたタッチ操作におけるタッチ面内の角度に応じて、前記タッチ操作を有効とするか無効とするかを異ならしめ、有効な前記タッチ操作に応じて所定の処理を行い、無効な前記タッチ操作に応じては前記所定の処理を行わないように制御する制御ステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1ないし12の何れか1項に記載された撮像装置の制御手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項1ないし12の何れか1項に記載された撮像装置の制御手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016156839A JP6701027B2 (ja) | 2016-08-09 | 2016-08-09 | 撮像装置、その制御方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016156839A JP6701027B2 (ja) | 2016-08-09 | 2016-08-09 | 撮像装置、その制御方法およびプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018026683A true JP2018026683A (ja) | 2018-02-15 |
JP6701027B2 JP6701027B2 (ja) | 2020-05-27 |
Family
ID=61194134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016156839A Expired - Fee Related JP6701027B2 (ja) | 2016-08-09 | 2016-08-09 | 撮像装置、その制御方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6701027B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019153021A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
JP2020004279A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | キヤノン株式会社 | 電子機器、電子機器の制御方法、プログラム、記憶媒体 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009139214A1 (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-19 | シャープ株式会社 | 表示装置および制御方法 |
JP2014003422A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Sony Corp | 表示制御装置および撮像装置ならびに表示制御方法 |
JP2014016803A (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-30 | Konica Minolta Inc | 操作表示装置およびプログラム |
JP2014203183A (ja) * | 2013-04-03 | 2014-10-27 | カシオ計算機株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
-
2016
- 2016-08-09 JP JP2016156839A patent/JP6701027B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009139214A1 (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-19 | シャープ株式会社 | 表示装置および制御方法 |
JP2014003422A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Sony Corp | 表示制御装置および撮像装置ならびに表示制御方法 |
JP2014016803A (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-30 | Konica Minolta Inc | 操作表示装置およびプログラム |
JP2014203183A (ja) * | 2013-04-03 | 2014-10-27 | カシオ計算機株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019153021A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
JP7130988B2 (ja) | 2018-03-02 | 2022-09-06 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
JP2020004279A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | キヤノン株式会社 | 電子機器、電子機器の制御方法、プログラム、記憶媒体 |
JP7129244B2 (ja) | 2018-06-29 | 2022-09-01 | キヤノン株式会社 | 電子機器、電子機器の制御方法、プログラム、記憶媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6701027B2 (ja) | 2020-05-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6748582B2 (ja) | 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記録媒体 | |
US10911663B2 (en) | Electronic apparatus and method for controlling the same | |
JP6701145B2 (ja) | 電子機器及びその制御方法 | |
US11381736B2 (en) | Image capture apparatus and control method | |
JP2018129765A (ja) | 撮像装置及びその制御方法 | |
JP2014078826A (ja) | 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム、並びに記録媒体 | |
US11184528B2 (en) | Electronic apparatus, control method therefor, and non-transitory computer readable medium | |
JP6071616B2 (ja) | 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 | |
JP2017011579A (ja) | 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 | |
US11435648B2 (en) | Image capture apparatus and control method | |
JP7446913B2 (ja) | 電子機器、電子機器の制御方法、プログラム | |
JP6701027B2 (ja) | 撮像装置、その制御方法およびプログラム | |
JP2021069008A (ja) | 電子機器、電子機器の制御方法、プログラム及び記憶媒体 | |
JP7034619B2 (ja) | 撮像装置、その制御方法、およびプログラム、並びに記憶媒体 | |
US20200387294A1 (en) | Electronic apparatus for enlarging or reducing display object, method of controlling electronic apparatus, and non-transitory computer readable medium | |
US10924680B2 (en) | Image capture control apparatus and method of controlling the same | |
JP2018148389A (ja) | 電子機器及びその制御方法 | |
JP2018085570A (ja) | 撮像装置、撮像方法及びプログラム | |
JP6708516B2 (ja) | 電子装置、その制御方法およびプログラム | |
JP2020178232A (ja) | 電子機器 | |
JP2019169823A (ja) | 撮像装置 | |
US11438512B2 (en) | Electronic apparatus and control method thereof | |
JP6971709B2 (ja) | 撮像装置およびその制御方法 | |
JP7134730B2 (ja) | 撮像装置及びその制御方法 | |
JP7071197B2 (ja) | 撮像装置及びその制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190704 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200324 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200501 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6701027 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |