JP2018025821A - 光走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光走査装置において、APCの時間を削減することなく、受光素子のオフセット成分を除去する。【解決手段】 光走査装置104は、光ビームを出射する光源201と、光ビームを第1の光ビームLbと第2の光ビームLrとに分離する分離手段209と、第1の光ビームが感光体を走査するように光ビームを偏向する偏向手段204と、第2の光ビームを受光する位置に配置された受光素子208であって、受光光量に応じた強度の検出信号を出力する受光素子と、受光素子が受光する第2の光ビームの光量が目標光量となるように光源が出射する光ビームの光量を制御する制御手段211と、を備え、制御手段は、第2の光ビームを受光することによって受光素子が出力する検出信号の強度と、光源が光ビームを出射していない期間において受光素子が出力する検出信号の強度とに基づいて、光源が出射する光ビームの光量を制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は、光走査装置に関する。
従来、光源から出射されたレーザ光(以下、光ビームという。)を回転多面鏡によって偏向し、偏向した光ビームにより感光体の表面を走査し、感光体の表面上に静電潜像を形成する電子写真画像形成装置が知られている。電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成プロセスを用いて、記録媒体に画像を形成するものである。電子写真画像形成装置としては、例えば、電子写真複写機(例えば、デジタル複写機)、電子写真プリンタ(例えばカラーレーザビームプリンタ、カラーLEDプリンタ等)、MFP(複合機)、ファクシミリ装置、及びワードプロセッサがある。電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という。)は、モノクロ画像を形成する画像形成装置に限らず、カラー画像形成装置も含む。
画像形成装置は、光走査装置から出射される光ビームの光量を一定に制御するために、自動光量制御(Auto−Power―Control、以下、APCという。)を実行する。APCは、光源から出射された光ビームの一部を光学センサに入射させ、光学センサからの出力をフィードバックすることにより光ビームの光量を一定に制御する。
図7は、端面発光レーザ(光源)500のパッケージ510の模式図である。端面発光レーザ500は、半導体レーザチップ501の両端面に形成された半透鏡502から、矢印A及びBで示す二方向にそれぞれ光ビーム503及び504を出射する。ここで、矢印Aで示す方向に出射される光ビーム503をフロント光、矢印Bで示す方向に出射される光ビーム504をリア光という。フロント光503は、感光体の表面へ導かれて、感光体の表面上に静電潜像を形成する。
図8は、端面発光レーザ500のフロント光503の光量とリア光504の光量との関係を示す図である。図8に示すように、フロント光503の光量とリア光504の光量との間に相関がある。リア光504の光量は、フロント光503の光量に従って直線的に変化する。
この特性を利用して、端面発光レーザ500では、図7に示すようにパッケージ510内に光学センサ505を設け、リア光504を光学センサ505に入射させてAPCを実行する。端面発光レーザ500と光学センサ505との間にレンズやミラー等の光学部品を配置する必要がないので、リア光504は、光学センサ505に効率良く入射する。
一方、面発光レーザの場合、端面発光レーザ500と比較して、一つの半導体レーザチップの一面に複数の発光素子を配列しやすい。面発光レーザは、複数の発光素子が配列されている一面に垂直な一方向のみに光ビームを出射する。従って、面発光レーザのAPCを実行する場合、面発光レーザから一方向のみに出射された光ビームをビームスプリッタにより二つに分割し、分割された一つの光ビームを光学センサに入射してAPCを実行する(特許文献1)。
しかしながら、面発光レーザのAPCを実行する場合、面発光レーザと光学センサとの間に配置されたコリメータレンズやビームスプリッタにより、光ビームの光量が減衰する。従って、面発光レーザの場合、光学センサに入射する光ビームの光量は、微小である。
光学センサとして、一般に、フォトダイオードが用いられる。フォトダイオードは、入射した光量に応じた電流を出力する。しかし、フォトダイオードは、光が照射されていないときに暗電流を出力するという特性も有する。フォトダイオードが発生する暗電流の量は、温度によって変わる。
一般的に、暗電流は、数nA〜数100nAという非常に小さい電流値を有するので、フォトダイオードに入射する光ビームの光量がある程度大きい場合、暗電流を無視できる。しかし、面発光レーザのAPCを実行する場合、上に述べたようにフォトダイオードに入射する光ビームの光量が微小であるため、暗電流の影響を無視できない。
さらに、画像形成装置においては、光ビームの出力応答性を向上させるために、一般に、光源としての半導体レーザに予め所定のバイアス電流を印加する。
図9は、半導体レーザの印加電流と出力光量との関係を示す図である。光ビームの出力応答性を向上するために、半導体レーザにバイアス電流Ibを印加する。バイアス電流Ibは、半導体レーザがレーザ発振を開始する電流値(閾値電流)Ithよりも小さい。半導体レーザにバイアス電流Ibが印加されると、半導体レーザは、光ビーム(レーザ光)を出射しないが、LEDと同じように広い波長範囲の微小な光(以下、LED光という。)を放出する。発光素子の数が少ない場合、LED光の光量は、ほとんど無視できる。
特開2004−153148号公報
しかし、昨今の画像形成装置は、高速化及び画像の高解像度化を図るために、複数の発光素子を有する半導体レーザを搭載する傾向にある。発光素子の数が増加すると、半導体レーザのLED光の光量の影響を無視できない。
暗電流やLED光のようなオフセット成分を取り除く技術としては、光学センサ(受光素子)の出力端子に直列にキャパシタを接続し、AC成分だけを取り出す方式が一般的である。この技術によれば、光学センサに光が入射する時間と入射していない時間の関係が常に一定である場合、キャパシタの容量を調整することにより、精度良くAC成分だけを取り出すことができる。
しかし、複数の発光素子を有する画像形成装置におけるAPCは、感光体上の画像形成領域以外の領域(非画像領域)へ光ビームが出射される期間(非画像形成期間)において、一つの光ビームごとに時分割で実行される。従って、キャパシタの充放電の時間が常に一定とはならず、従来の技術では精度良くオフセット成分を取り除くことが困難である。
そこで、本発明は、APCの時間を削減することなく、受光素子のオフセット成分を除去することができる光走査装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による光走査装置は、
光ビームを出射する光源と、
前記光ビームを第1の光ビームと第2の光ビームとに分離する分離手段と、
前記第1の光ビームが感光体を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、
前記第2の光ビームを受光する位置に配置された受光素子であって、受光光量に応じた強度の検出信号を出力する受光素子と、
前記受光素子が受光する前記第2の光ビームの光量が目標光量となるように前記光源が出射する前記光ビームの光量を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記第2の光ビームを受光することによって前記受光素子が出力する前記検出信号の強度と、前記光源が前記光ビームを出射していない期間において前記受光素子が出力する前記検出信号の強度とに基づいて、前記光源が出射する前記光ビームの前記光量を制御する。
本発明によれば、APCの時間を削減することなく、受光素子のオフセット成分を除去することができる。
光源を制御する制御回路構成を示すブロック図。 信号発生タイミングを示すタイミングチャート。 光源の正面図。 光走査装置の構成要素及び光路を示す模式図。 光走査装置を示す図。 画像形成装置の断面図。 端面発光レーザのパッケージの模式図。 端面発光レーザのフロント光の光量とリア光の光量との関係を示す図。 半導体レーザの印加電圧と出力光量との関係を示す図。
以下、図面を用いて本発明による実施例を説明する。
(画像形成装置)
図6は、画像形成装置100の断面図である。図6に示す画像形成装置100は、複数色のトナーを用いてカラー画像を形成するデジタルフルカラープリンターである。しかし、本発明は、カラー画像を形成する画像形成装置100に限られるものではなく、単色のトナー(例えば、ブラック)のみでモノクロ画像を形成する画像形成装置に適用してもよい。
まず、図6を用いて本実施例の画像形成装置100を説明する。画像形成装置100には、色別に画像を形成する4つの画像形成部(画像形成手段)101(101Y、101M、101C、101Bk)が備えられている。ここでのY、M、C、Bkは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを表している。画像形成部101Y、101M、101C、101Bkは、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを用いて画像を形成する。
画像形成部101Y、101M、101C、101Bkには、像担持体としての感光ドラム(感光体)102(102Y、102M、102C、102Bk)がそれぞれ備えられている。感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの周りには、帯電装置103Y、103M、103C、103Bk、光走査装置104Y、104M、104C、104Bk、現像装置105Y、105M、105C、105Bkがそれぞれ設けられている。また、感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの周りには、ドラムクリーニング装置106Y、106M、106C、106Bkが配置されている。
感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの下方には、無端ベルト状の中間転写ベルト(中間転写体)107が配置されている。中間転写ベルト107は、駆動ローラ108と従動ローラ109及び110とに張架され、画像形成中に図6の矢印Cで示す方向に回転する。また、中間転写ベルト107を介して、感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkに対向する位置に、一次転写装置111Y、111M、111C、111Bkが設けられている。
また、本実施例の画像形成装置100は、中間転写ベルト107上のトナー像を記録媒体Sに転写するための二次転写装置112、記録媒体S上のトナー像を定着するための定着装置113を備える。
(画像形成プロセス)
画像形成装置100の画像形成プロセスのうち、まず、帯電工程から現像工程までを説明する。それぞれの画像形成部101Y、101M、101C、101Bkにおける帯電工程から現像工程は、同じである。ここでは、画像形成部101Yにおける帯電工程から現像工程を説明し、画像形成部101M、101C、101Bkにおける帯電工程から現像工程の説明を省略する。
画像形成部101Yにおいて、帯電装置103Yは、回転する感光ドラム102Yの表面を均一に帯電する。均一に帯電された感光ドラム102Yの表面は、光走査装置104Yから出射される光ビームによって露光される。これによって、回転する感光ドラム102Yの上に静電潜像が形成される。静電潜像は、現像装置105Yによりイエロートナーでトナー像に現像される。
次に、画像形成装置100の画像形成プロセスのうち、転写工程以降を説明する。一次転写装置111Y、111M、111C、111Bkに転写バイアスを印加することによって、感光ドラム102Y、102M、102C、102Bk上のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像は、中間転写ベルト107の上に一次転写される。4色のトナー像は、中間転写ベルト107上に重ね合わされる。
中間転写ベルト107上に重ね合わされた4色のトナー像は、手差し給送カセット114又は給紙カセット115から二次転写部T2へ搬送されてきた記録媒体Sの上に、二次転写装置112により二次転写される。そして、記録媒体S上のトナー像は、定着装置113により加熱及び加圧されて記録媒体Sに定着され、記録媒体S上にフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された記録媒体Sは、排出部116へ排出される。
なお、一次転写後にそれぞれの感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの上に残留したトナーは、ドラムクリーニング装置106Y、106M、106C、106Bkによって除去される。
連続画像形成の場合、上記の画像形成プロセスが繰り返される。
画像形成装置100は、画像濃度を一定に保つため濃度調整動作を行う。濃度検出センサ120は、中間転写ベルト107に対向して配置されている。濃度調整動作において、濃度検出センサ120は、中間転写ベルト107上に形成された各色のトナー像の濃度を検出する。光走査装置104Y、104M、104C、104Bkは、検出された各色のトナー像の濃度が所定値になるように、それぞれの光ビームの光量を調整する。これによって、画像形成装置100が形成する画像の濃度を一定に保つ。
(光走査装置)
次に、図4及び図5を用いて光走査装置104(104Y、104M、104C、104Bk)を説明する。画像形成装置100は、図5に示す光走査装置104を4つ装着している。4つの光走査装置104Y、104M、104C、104Bkのそれぞれの構造は、同じであるので、以下の説明において、色を示す添え字Y、M、C、Bkを省略する。なお、本実施例においては、4つの光走査装置104を使用しているが、4つの感光ドラム102を走査する4つの光ビームを出射する一つの光走査装置にも本発明を適用することができる。
図5は、光走査装置(光ビーム出射装置)104を示す図である。図5(a)は、光走査装置104の斜視図である。図5(b)は、光走査装置104の平面図である。図4は、光走査装置104の構成要素及び光路を示す模式図である。
図5に示すように、光走査装置104は、光学箱200を有する。光学箱200の内部には、以下に説明する各種光学部材が配置されている。
図4に示すように、光走査装置104は、光ビームを出射する半導体レーザ(以下、光源という。)201と、光源201から出射された光ビームを主走査方向に偏向する回転多面鏡(偏向手段)204を有する。光源201は、光学箱200に取り付けられた光源ユニット218により保持されている。回転多面鏡204は、モータ221の回転軸220に固定されて、モータ221により回転する。
光走査装置104は、光源201から出射された光ビームを平行光に整形するコリメータレンズ202と、コリメータレンズ202を通過した光ビームを副走査方向へ集光するシリンドリカルレンズ203を有する。コリメータレンズ202は、光源ユニット218の鏡筒部219により保持されている。
ここで、主走査方向は、回転多面鏡204の回転軸220に垂直な方向で、光ビームが回転多面鏡204により偏向される方向である。副走査方向は、回転多面鏡204の回転軸220に平行な方向で、且つ、主走査方向に垂直な方向である。
光走査装置104は、シリンドリカルレンズ203を通過した光ビームを二つに分離するビームスプリッタ(分離手段)209を有する。ビームスプリッタ209は、入射した光ビームの一部を反射し、一部を透過させる。本実施例において、ビームスプリッタ209は、半透鏡からなる。ビームスプリッタ209を透過した光ビーム(第1の光ビーム)Lbは、回転多面鏡204へ導かれる。回転多面鏡204は、光ビームLbが感光ドラム102を走査するように光ビームLbを偏向する。ビームスプリッタ209で反射した光ビーム(第2の光ビーム)Lrは、集光レンズ222により集光されてフォトダイオード(受光素子)(以下、PDセンサという。)208に入射する。光量検出手段として機能するPDセンサ208は、光走査装置104の光学箱200に保持されている。PDセンサ208は、光ビームLrを受光する位置に配置され、受光光量に応じた強度の検出信号を出力する。
光走査装置104は、回転多面鏡204により偏向された光ビームが入射する第一fθレンズ205と、第二fθレンズ206とを備える。また、光走査装置104は、第一fθレンズ205を通過した光ビームを、第二fθレンズ206を通して感光ドラム102へ向けて反射するミラー223(図5)を有する。
光走査装置104は、回転多面鏡204により偏向された光ビームLbを検出し、同期信号を出力する信号生成手段としてのビーム検出手段(以下、BDセンサという。)207を有する。同期信号は、主走査方向における画像の書き出し位置を一定にするために用いられる。
光走査装置104は、光源201から出射される光ビームの光量及び駆動を制御するレーザ制御部(制御手段)211と、レーザ制御部211へ自動光量制御信号(APC信号)を送信するシーケンスコントローラ(信号出力手段)212を有する。レーザ制御部211及びシーケンスコントローラ212は、光源ユニット218により支持されたプリント回路板224に設けられている。
光走査装置104は、PDセンサ208から出力された電流を電圧に変換するPDアンプ回路基板210を有する。PDアンプ回路基板210は、光学箱200に取り付けられている。
(光源)
図3は、光源201の正面図である。図3を用いて光源201を説明する。本実施例において、光源201は、面発光レーザである。面発光レーザとしては、垂直共振器面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser, VCSEL、ビクセル)、共振器を外部に持つ外部共振器型垂直面発光レーザ (VECSEL)などがある。なお、本発明は、面発光レーザに限らず、一端面に反射鏡を用いた端面発光レーザを用いてもよい。
光源201は、光ビームを出射する複数の発光素子LD(LD1、LD2、LD3、LD4、・・・LDn−1、LDn)が配列された面発光レーザアレイ230を有する。発光素子LD1、LD2、LD3、LD4、・・・LDn−1、LDnは、光ビームL1、L2、L3、L4、・・・Ln−1、Lnをそれぞれ出射する。
図3のX軸方向は、回転多面鏡204によって偏向された光ビームが感光ドラム102上を走査する方向(主走査方向)に対応する。また、Y軸方向は、感光ドラム102の回転方向(副走査方向)に対応する。
複数の発光素子LDは、図3に示すようにアレイ状に配列されている。複数の発光素子LDは、主走査方向XにLD1、LD2、LD3、LD4、・・・LDn−1、LDnの順に配列され、副走査方向Yに一定の間隔で配列されている。n個の発光素子LDは、図3に示すように配列されているので、それぞれの発光素子LDから出射された光ビームL1からLnは、主走査方向Xにおいて感光ドラム102上の異なる位置に結像する。また、発光素子LD1からLDnのそれぞれから出射された光ビームL1からLnは、副走査方向Yにおいて感光ドラム102上の異なる位置に結像する。
なお、本実施例において、複数の発光素子LDは、略一直線状に配置されているが、二次元に配列されていてもよい。
(制御回路構成)
図1は、光源201を制御する制御回路構成を示すブロック図である。複数のレーザ制御部211は、光源201の発光素子LD1、LD2、LD3、LD4、・・・LDn−1、LDnのそれぞれに電気的に接続されている。複数のレーザ制御部211は、光源201の発光素子LD1、LD2、LD3、LD4、・・・LDn−1、LDnのそれぞれの駆動を制御する。複数のレーザ制御部211は、シーケンスコントローラ212、PDアンプ回路基板210、及び画像データ生成部401に電気的に接続されている。図1は、光源201の発光素子LDnに接続されたレーザ制御部211のみを示す。
シーケンスコントローラ212は、BDセンサ207に電気的に接続されている。シーケンスコントローラ212は、BDセンサ207から同期信号を受けると、予め組み込まれたプログラムに従ってBDセンサ207の同期信号に同期したそれぞれのタイミングでAPC−n信号及びS/H信号を出力する。シーケンスコントローラ212は、発光素子LDnのAPCを行うタイミングで、APC−n信号をレーザ制御部211へ出力する。シーケンスコントローラ212は、光源201が発光していないときにPDセンサ208から出力されるオフセット成分をサンプルするタイミングで、S/H信号をPDアンプ回路基板210へ出力する。
画像データ生成部401は、ユーザからのジョブに応じた画像データをBDセンサ207の出力に同期した所定のタイミングでレーザ制御部211に送信する。
上記それぞれの信号の出力タイミングに関しては後述する。
(レーザ制御部)
以下、図1を参照して、光源201の発光素子LDnに接続されたレーザ制御部211を説明する。発光素子LD1からLDn−1に接続されたレーザ制御部211は、発光素子LDnに接続されたレーザ制御部211と同様の構成を有するので、説明を省略する。
レーザ制御部211は、PDセンサ208が受光する光ビームLrの光量が目標光量となるように発光素子LDnが出射する光ビームの光量を制御する。
レーザ制御部211は、ゲイン設定部402、基準電圧生成部403、比較器404、APC用サンプルホールドコンデンサ405、電圧−電流変換回路406、バイアス電流生成回路407、スイッチ408、スイッチ409、及びスイッチ410を備える。ゲイン設定部402は、PDセンサ208が受光する光ビームLrの光量が目標光量となるように光源201の発光素子LDnの発光量が所定の値になるよう予め設定されたゲイン値を有する。PDアンプ回路基板210からの入力電圧Vpdがゲイン設定部402へ入力されると、ゲイン設定部402は、予め設定されたゲイン値を入力電圧Vpdに乗算して出力電圧Vpdgを出力する。予め設定されたゲイン値は、工場にて調整される値であり、その詳細は本件では省略する。
比較器404は、出力電圧Vpdgを、基準電圧生成部403により生成された基準電圧Vrefと比較する。
比較器404は、
Vpdg<Vref (式1)
である場合は、電流を出力し、
Vpdg>Vref (式2)
である場合は、電流を引き込み、
Vpdg=Vref (式3)
である場合には、電流の出力及び引き込みともに行わない。
スイッチ408は、シーケンスコントローラ212からレーザ制御部211へAPC−n信号が入力されるとON状態になり、APC−n信号がレーザ制御部211へ入力されていないときはOFF状態になる。
APC用サンプルホールドコンデンサ(以下、APC用S/Hコンデンサという。)405は、スイッチ408がON状態で比較器404から電流が出力されると、電荷を蓄える。APC用S/Hコンデンサ405は、スイッチ408がON状態で比較器404に電流が引き込まれると、電荷を放出する。APC用S/Hコンデンサ405は、蓄えられている電荷に対応する電圧を発生する。また、APC用S/Hコンデンサ405は、スイッチ408がOFF状態のときに、蓄えている電荷をホールドする。
電圧―電流変換回路406は、APC用S/Hコンデンサ405が発生する電圧に応じた電流Iopを出力する。
スイッチ410は、シーケンスコントローラ212からレーザ制御部211へAPC−n信号が入力されるとON状態になり、APC−n信号がレーザ制御部211へ入力されていないときはOFF状態になる。APCを行うタイミングでスイッチ410がON状態になると、電圧―電流変換回路406は、光源201の発光素子LDnへ電流Iopを供給する。発光素子LDnは、電流Iopを受けると、光ビームLnを出射する。この状態では、発光素子LDnの発光量を所定の光量にするような制御が働いている。このように、光ビームLnの光量を検出するために発光素子LDnを発光するモードを、以下、APC発光モードという。
スイッチ409は、画像データ生成部401からの画像データに基づいてON/OFFすることで光源201をスイッチング駆動する。
バイアス電流生成回路407は、外部に接続されたバイアス電流決定抵抗415の抵抗値に基づいたバイアス電流Ibを生成し、バイアス電流Ibを発光素子LDnへ供給する。
(PDアンプ回路基板)
PDアンプ回路基板210は、PDセンサ208、電流―電圧変換回路411、スイッチ412、サンプルホールドコンデンサ(電荷保持手段、以下、S/Hコンデンサという。)413、及び減算回路(減算手段)414を有する。
PDセンサ208は、発光素子LDnから出力されビームスプリッタ209により分離された光ビームLrを受光して、光ビームの光量に応じた電流(第一検出信号)を出力する。電流−電圧変換回路411は、PDセンサ208からの電流を電圧に変換する。
スイッチ412は、シーケンスコントローラ212からのサンプルホールド信号(切り替え信号、以下、S/H信号という。)がPDアンプ回路基板210へ入力されると、ON状態になる。PDセンサ208は、光源201が光ビームを出射していない期間において、暗電流及び光源201からのLED光の影響により電流(第二検出信号)を出力する。電流−電圧変換回路411は、PDセンサ208からの電流を電圧に変換する。S/Hコンデンサ413は、スイッチ(切り替え手段)412がON状態のときに、電流−電圧変換回路411から出力される電圧をサンプル(抽出)する。S/Hコンデンサ413は、サンプルした電圧を、スイッチ412がOFF状態のときにホールド(保持)する。
減算回路414は、電流−電圧変換回路411から出力される電圧から、S/Hコンデンサ413にサンプルされた電圧を減算した電圧を入力電圧Vpdとして出力する。
レーザ制御部211は、第一検出信号の強度と、第二検出信号の強度とに基づいて、光源201が出射する光ビームの光量を制御する。
(BDセンサ)
BDセンサ207は、光ビームLbが入射したタイミングで同期信号をシーケンスコントローラ212及び画像データ生成部401へ出力する。
(フレア光発生原因)
次に、図4を参照して、光走査装置104内のフレア光発生原理について説明する。前述したように、画像形成装置100では、光源201から出射された光ビームを回転多面鏡204により偏向し、偏向した光ビームが感光ドラム102を走査して画像を形成する。回転多面鏡204により偏向された光ビームが感光ドラム102上の画像形成領域IAを主走査方向Xに走査するような回転多面鏡204の所定の角度範囲内で、光源201は、画像形成のための光ビームを出射する。このように、光源201から出射された光ビームが感光ドラム102上の画像形成領域IAを走査するタイミング(以下、画像形成期間という。)において、画像形成のために光ビームを出射するモードを、以下、画像形成発光モードという。APCのための光ビームが感光ドラム102上の画像形成領域IAを走査しないように、シーケンスコントローラ212は、回転多面鏡204の所定の角度範囲以外のタイミング(以下、非画像形成期間という。)でAPC信号を出力してAPCを実行する。すなわち、APCのための光ビームは、画像形成期間以外の非画像形成期間において、出射される。
しかしながら、光走査装置104内には多くの光学部品が配置されているため、非画像形成期間で出射された光ビームであっても、乱反射して感光ドラム102に入射することがある。例えば、図4に示すように、非画像形成期間で出射された光ビームであっても、ビームスプリッタ209により乱反射してフレア光Lfが感光ドラム102の画像形成領域IAに入射することがある。そのため、フレア光Lfが発生するタイミングでは光源201を発光させないように、フレア光Lfが発生するタイミングを、光源201の発光を禁止する発光禁止期間とする。
さらには、非画像形成期間で出射された光ビームであっても、光走査装置104内の光学部品により乱反射して、乱反射光がPDセンサ208に入射することもある。そのタイミングでAPCを実行すると、本来の光ビームLrとは別の光(乱反射光)もPDセンサ208に入射するため、光量検出の精度が低下する。そのため、このようなタイミングでは、APCを実行することができない。このようなタイミングも、光源201を発光させることができない発光禁止期間である。
前述したような乱反射光を総じてフレア光と称する。
(S/H信号出力タイミング)
図2は、信号発生タイミングを示すタイミングチャートである。図2は、BDセンサ207から出力される同期信号、シーケンスコントローラ212から出力されるAPC−1信号からAPC−n信号、S/H信号、及び発光モードを示している。
図2に示すように、光ビームが感光ドラム102を主走査方向に走査する一走査周期中に、画像形成期間(潜像形成期間)と非画像形成期間(非潜像形成期間)とが存在する。シーケンスコントローラ212は、内蔵されたカウンタによって同期信号を基準としてクロック信号をカウントすることによって、一走査周期中における画像形成期間(潜像形成期間)と非画像形成期間(非潜像形成期間)を特定する。
発光素子LD1〜LDnから出射される光ビームL1〜LnのAPCは、非画像形成期間において、時分割でAPC−1〜APC−n信号を出力することにより一つの光ビームごとに実行される(APC発光モード)。また、本実施例では、光ビームLnのAPCを実行するタイミングで、光ビームLnが光ビームLbとしてBDセンサ207に入射し、BDセンサ207から同期信号を得る。
画像形成発光モードにおいては、APCを実行せずに、光源201は、画像データ生成部401からの画像データに基づいて光ビームを出射する。画像形成期間は、画像形成発光モードを含む。
本実施例は、PDセンサ208のオフセット成分を取り除くために、APC発光モード以外の非画像形成期間において、光ビームLがPDセンサ208に入射していないときのPDセンサ208の出力をサンプルホールドする。APC発光モードにおけるPDセンサ208の出力からサンプルホールドした出力を減算回路414により減算することにより、PDセンサ208の出力から暗電流及び発光素子LDのLED光の影響を除去する。
しかしながら、画像形成装置が複数の発光素子を有する場合、時分割でAPCを実行するために非画像形成期間中にAPC発光モードを設けると、非画像形成期間の残りの時間に余裕がなくなる。すなわち、非画像形成期間中に光ビームを出射しない(APCを実行しない)タイミングを設けることが難しい。
そこで、本実施例は、同期信号を取得してから画像形成発光モード(画像形成期間の開始)までの間の期間(発光禁止期間)(以下、フレア光発生期間という。)において、シーケンスコントローラ212にS/H信号をPDアンプ回路基板210へ出力させる。非画像形成期間は、APC発光モード及びフレア光発生期間(発光禁止期間)を含む。
なお、フレア光発生期間は、非画像形成期間においてAPCのための光ビームが出射されていないタイミングであって、且つ、もし光ビームが出射されたならば光ビームが感光ドラム102に入射するタイミングであってもよい。あるいは、フレア光発生期間は、非画像形成期間において、もし光ビームが出射されたならば光ビームが光走査装置104の中のビームスプリッタ209以外の構成要素により反射されてPDセンサ208に入射するタイミングであってもよい。
PDセンサ208は、PDセンサ208に光ビームが入射していない状態において、PDセンサ208の暗電流及び発光素子LDのLED光の影響により電流を出力する。PDアンプ回路基板210は、一走査周期中にPDセンサ208に光ビームが入射していない状態におけるPDセンサ208の出力電流を電圧としてサンプルする。減算回路414は、APC発光モードにおけるPDセンサ208の出力電圧(出力電流から変換されたもの)からサンプル電圧を減算する。これにより、APCの時間を減らすことなく、PDセンサ208の暗電流及び発光素子LDのLED光の影響を除去する。
本実施例によれば、APCの時間を削減することなく、APCにおけるPDセンサ208の暗電流及び発光素子LDのLED光の影響を除去することができる。よって、PDセンサ208に入射する光ビームの光量が少ない場合でも、光源201から出射される光ビームの光量を精度よく制御することができる。
102 感光ドラム(感光体)
104 光走査装置
201 半導体レーザ(光源)
204 回転多面鏡(偏向手段)
208 PDセンサ(受光素子)
209 ビームスプリッタ(分離手段)
211 レーザ制御部(制御手段)
Lb 光ビーム(第1の光ビーム)
Lr 光ビーム(第2の光ビーム)

Claims (1)

  1. 光ビームを出射する光源と、
    前記光ビームを第1の光ビームと第2の光ビームとに分離する分離手段と、
    前記第1の光ビームが感光体を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、
    前記第2の光ビームを受光する位置に配置された受光素子であって、受光光量に応じた強度の検出信号を出力する受光素子と、
    前記受光素子が受光する前記第2の光ビームの光量が目標光量となるように前記光源が出射する前記光ビームの光量を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第2の光ビームを受光することによって前記受光素子が出力する前記検出信号の強度と、前記光源が前記光ビームを出射していない期間において前記受光素子が出力する前記検出信号の強度とに基づいて、前記光源が出射する前記光ビームの光量を制御する光走査装置。
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