JP2018025123A - 吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1ガス通路に接続される第2ガス通路に対して分岐する第3ガス通路および第4ガス通路に対して分配される外部ガスの流入量がばらつくのを、効果的に抑制することが可能な吸気装置を提供する。
【解決手段】この吸気装置100は、複数の吸気管21〜24を含む吸気装置本体80と、複数の吸気管21〜24にEGRガスを分配する分配通路31とを備える。分配通路31は、X2方向にEGRガスが流通するガス通路32と、ガス通路32の下流において、ガス通路32に対して湾曲するように形成され、A1方向にEGRガスが流通するガス通路33と、ガス通路33に対して、X2方向側に分岐するガス通路35と、ガス通路33に対して、X1方向側に分岐するガス通路34と、を含む。ガス通路33とガス通路35との成す角θ2は、ガス通路33とガス通路34との成す角θ3よりも小さい。
【選択図】図2

Description

本発明は、吸気装置に関し、特に、複数の吸気管に外部ガスを分配する分配通路を備える吸気装置に関する。
従来、複数の吸気管に外部ガスを分配する分配通路を備える吸気装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、内燃機関の各気筒に対応する複数の吸気通路を含むインテークマニホールドに設けられた、EGR(Exhaust Gas Recirculation)ガス通路を備える内燃機関の流路構造が開示されている。この特許文献1に記載の内燃機関の流路構造では、EGRガス通路(分配通路)は、トーナメント形式の流路構造を有しており、複数の吸気通路の各々にEGRガスを分配するように各々の吸気通路に接続されている。トーナメント形式のEGRガス通路は、水平方向の一方方向に延びるとともに、一方方向の先端部に閉塞端を有する第1の通路(第1ガス通路)と、垂直方向に延びるとともに、閉塞端よりも上流側(水平方向の他方方向側)において第1の通路に接続される連通孔(第2ガス通路)と、連通孔の下流端に接続されるとともに、連通孔の下流端から水平方向の他方方向および一方方向にそれぞれ分岐する第2の通路および第3の通路とを含んでいる。
これにより、上記特許文献1に記載の内燃機関の流路構造では、第1の通路の閉塞端により、第1の通路から連通孔に直接流れ込むEGRガス(外部ガス)の量が減少される。これにより、第1の通路を流れるEGRガスの流通方向(水平方向の一方方向)と同じ流通方向にEGRガスが流通する第3の通路(第3ガス通路)に対して、慣性で流入するEGRガスの量が減少する。この結果、第1の通路を流れるEGRガスの流通方向とは逆の流通方向(水平方向の他方方向)にEGRガスが流通する第2の通路(第4ガス通路)、および、第3の通路に対して分配されるEGRガスの流入量がばらつくのが抑制される。ここで、上記特許文献1に記載の内燃機関の流路構造では、第1の通路と連通孔とは互いに垂直な方向に延びるとともに、連通孔と第2の通路および第3の通路とは互いに垂直な方向に延びている。
特開2014−137048号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された内燃機関の流路構造では、第1の通路と連通孔とは互いに垂直な方向に延びるとともに、連通孔と第2の通路および第3の通路とは互いに垂直な方向に延びているため、EGRガスの慣性に起因して、第3の通路にEGRガスが流入しやすい状態が維持されていると考えられる。このため、上記特許文献1に記載された内燃機関の流路構造では、第2の通路に流入するEGRガスの量を効果的に増加させることができないと考えられる。この結果、第3の通路(第3ガス通路)および第2の通路(第4ガス通路)に対して分配されるEGRガスの流入量がばらつくのを、効果的に抑制することはできないという問題点があると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、第1ガス通路に接続される第2ガス通路に対して分岐する第3ガス通路および第4ガス通路に対して分配される外部ガスの流入量がばらつくのを、効果的に抑制することが可能な吸気装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における吸気装置は、複数気筒エンジンの各々の気筒にそれぞれ対応して設けられた複数の吸気管を含む吸気装置本体と、複数の吸気管に外部ガスを分配する分配通路とを備え、分配通路は、第1ガス流通方向に外部ガスが流通する第1ガス通路と、第1ガス通路の下流において、第1ガス通路に対して湾曲するように形成され、第2ガス流通方向に外部ガスが流通する第2ガス通路と、を有する分岐前ガス通路と、第2ガス通路に対して、第1ガス流通方向側に分岐する第3ガス通路と、第2ガス通路に対して、第1ガス流通方向とは反対方向側に分岐する第4ガス通路と、を有する分岐後ガス通路と、を含み、第2ガス通路と第3ガス通路との成す角は、第2ガス通路と第4ガス通路との成す角よりも小さい。
この発明の一の局面による吸気装置では、上記のように、第2ガス通路に対して、第1ガス流通方向側に分岐する第3ガス通路と、第2ガス通路との成す角を、第2ガス通路に対して、第1ガス流通方向とは反対方向側に分岐する第4ガス通路と、第2ガス通路との成す角よりも小さくする。これにより、第2ガス通路に対する第3ガス通路の成す角を小さくして、第1ガス流通方向側に分岐する第3ガス通路に外部ガスを流入させにくくしつつ、第2ガス通路に対する第4ガス通路の成す角を大きくして、第1ガス流通方向とは反対方向側に分岐する第4ガス通路に外部ガスを流入させやすくすることができる。この結果、第1ガス流通方向とは反対方向側に分岐することに起因して、第1ガス通路を流通する外部ガスが分配されにくい第4ガス通路に、外部ガスを効果的に流入させる(分配する)ことができる。したがって、外部ガスの慣性の影響を効果的に低減することができるので、第1ガス通路に接続される第2ガス通路に対して分岐する第3ガス通路および第4ガス通路に対して分配される外部ガスの流入量がばらつくのを、効果的に抑制することができる。
上記一の局面による吸気装置において、好ましくは、第2ガス通路は、第1ガス通路の延長線と第2ガス通路の延長線との交差角が鋭角になるように、第1ガス通路に対して湾曲している。このように構成すれば、第1ガス通路の延長線と第2ガス通路の延長線との交差角が垂直または鈍角である場合と異なり、第2ガス通路における第2ガス流通方向を、第1ガス通路における第1ガス流通方向と対向する向きにすることができる。これにより、第2ガス流通方向と対向する方向(第1ガス流通方向)側に分岐する第3ガス通路に、外部ガスをより流入させにくくしつつ、第2ガス流通方向と対向しない方向(第1ガス流通方向とは反対方向)側に分岐する第4ガス通路に、外部ガスをより効果的に流入させることができる。
上記一の局面による吸気装置において、好ましくは、第1ガス通路の第1ガス流通方向と直交する断面における断面積と、第2ガス通路の第2ガス流通方向と直交する断面における断面積とは、一定である。このように構成すれば、第1ガス通路の第1ガス流通方向と直交する断面における断面積と、第2ガス通路の第2ガス流通方向と直交する断面における断面積とが一定でない場合と異なり、分配通路における断面積の変動に起因して第1ガス通路または第2ガス通路において外部ガスの圧力の変動が生じるのを抑制することができる。これにより、たとえば、外部ガスに水分が含まれている場合に、圧力の低い部分において、水分が液化してしまうのを抑制することができる。
上記一の局面による吸気装置において、好ましくは、分岐前ガス通路および分岐後ガス通路は、車両搭載状態において、水平方向に延びるか、または、上流から下流に向かって下方に傾斜して延びている。このように構成すれば、たとえば、外部ガスに水分が含まれており、その水分が液化して水(凝縮水)が生じた場合であっても、分岐前ガス通路および分岐後ガス通路内に、凝縮水が滞留するのを抑制することができる。これにより、凝縮水が凍結してガス通路における外部ガスの流通が阻害されるのを抑制することができるとともに、滞留した多くの凝縮水が一度に吸気管内に吸い込まれることに起因して、内燃機関での燃焼に悪影響が生じたりするのを抑制することができる。
上記一の局面による吸気装置において、好ましくは、分配通路は、管部材から構成されており、車両搭載状態において、上下方向における第2ガス通路の長さは、第1ガス通路における管部材の上下方向における厚みと第4ガス通路における管部材の上下方向における厚みとの和よりも大きい。このように構成すれば、上下方向において第2ガス通路の長さを十分に確保することができるので、第2ガス流通方向における第2ガス通路の長さも十分に確保することができる。これにより、第2ガス通路を流通する外部ガスの整流性を十分に確保することができる。
なお、本出願では、上記一の局面による吸気装置において、以下のような構成も考えられる。
(付記項1)
すなわち、上記一の局面による吸気装置において、吸気装置本体と、分配通路を構成する分配部とは一体的に形成されている。
(付記項2)
また、分岐前ガス通路および分岐後ガス通路が水平方向または上流から下流に向かって下方に傾斜して延びる構成において、分岐前ガス通路の第1ガス通路と、分岐後ガス通路とのうち、少なくとも一方は、水平方向に対して5度以上10度以下の角度で、上流から下流に向かって下方に傾斜して延びている。
(付記項3)
また、上記一の局面による吸気装置において、外部ガスは、再循環される排気ガス、または、複数気筒エンジンにおいて漏れ出たブローバイガスを含む。
本発明によれば、上記のように、第1ガス通路に接続される第2ガス通路に対して分岐する第3ガス通路および第4ガス通路に対して分配される外部ガスの流入量がばらつくのを、効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態による吸気装置を直列4気筒エンジンの気筒列に沿って見た場合の側面図である。 図1の400−400線に沿った模式的な断面図である。 本発明の一実施形態の第1変形例による吸気装置の模式的な断面図である。 本発明の一実施形態の第2変形例による吸気装置の模式的な断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(本実施形態)
図1および図2を参照して、本発明の一実施形態による吸気装置100の構成について説明する。なお、以下では、直列4気筒エンジン110を基準とした場合にX軸に沿って各気筒が配置されており、水平面内でX軸に直交する方向をY軸方向とする。また、吸気装置100が図示しない車両に搭載された状態(車両搭載状態)における上下方向を、Z軸方向として説明を行う。また、なお、直列4気筒エンジン110は、特許請求の範囲の「複数気筒エンジン」の一例である。
<吸気装置の構成>
本発明の一実施形態による吸気装置100は、図1に示すように、ガソリンエンジンとしての直列4気筒エンジン110(以下、エンジン110と称す)に搭載されている。なお、エンジン110が有する4つの気筒は、図1における紙面奥側から手前に向かって、X軸に沿って列状に並んでいる。また、吸気装置100は、エンジン110に空気を供給する吸気系の一部を構成している。また、吸気装置100は、サージタンク10とサージタンク10の下流に配置される吸気管部20とを含む吸気装置本体80を備えている。
吸気装置本体80(サージタンク10および吸気管部20)は樹脂製である。吸気管部20は、サージタンク10に蓄えられた吸気空気(吸気)を、対応するシリンダヘッド111内の各気筒に対して分配する役割を有する。なお、吸気管部20における矢印Z2方向側がサージタンク10に接続される吸気上流側であり、矢印Z1方向側がエンジン110(シリンダヘッド111)に接続される吸気下流側である。
また、エンジン110は、燃焼室112(シリンダ113)から排出された排気ガスの一部であるEGR(Exhaust Gas Recirculation)ガスが、吸気装置100を介して再循環されるように構成されている。また、エンジン110の排気ガス管(図示せず)から分岐したEGRガス管120が、後述するEGRガス分配部30に接続されている。なお、EGRガス管120の途中には、EGRガスの再循環量(EGR量)を制御するEGRバルブ130が設けられている。また、EGRガスには、水分(水蒸気)が含まれている。なお、EGRガスは、特許請求の範囲の「外部ガス」の一例である。
また、サージタンク10は、X軸方向に沿って延びるように形成されている。また、吸気管部20は、吸気管21、吸気管22、吸気管23および吸気管24を有している。また、吸気管21〜24は、図2に示すように、X軸方向に沿って配置されているとともに、X1方向側からX2方向側に向かってこの順で配置されている。
図1に示すように、吸気管21〜24の一方端(Z2方向側)は、サージタンク10に接続されている。また、吸気管21〜24の他方端(Z1方向側)が、エンジン110の最もX1方向側の第1気筒に対応する第1吸気ポート121、第2気筒に対応する第2吸気ポート122、第3気筒に対応する第3吸気ポート123、および、第4気筒(最もX2方向側)に対応する第4吸気ポート124にそれぞれ接続されている。
吸気装置100は、EGRガス分配部30をさらに備えている。EGRガス分配部30は、吸気管部20のZ1方向側に設けられている。このEGRガス分配部30は、エンジン110に再循環されるEGRガスを、各気筒に対応した吸気管21〜24に対して分配する役割を有している。また、EGRガス分配部30は、吸気装置本体80と一体的に形成されている。つまり、EGRガス分配部30は、吸気装置本体80と同じ樹脂製である。これにより、EGRガス分配部30が設けられた吸気装置本体80の軽量化が図られている。
<EGRガス分配部の構成>
EGRガス分配部30は、図2に示すように、内部に分配通路31を有する管状の部材(管部材)である。EGRガス分配部30は、2段階のトーナメント形式で分配通路31を分岐させるように構成されている。つまり、EGRガス分配部30は、上流側のEGRガス分配部30aと、下流側の一対のEGRガス分配部30bおよび30cとを含んでいる。そして、EGRガス分配部30は、EGRガス分配部30a、30bおよび30cにおいて、それぞれ、1本の分岐前ガス通路31a、31cおよび31eを、2本に分岐する分岐後ガス通路31b、31dおよび31fに分岐させるように構成されている。また、分配通路31におけるEGRガス分配部30の厚みは、tで略一定である。
具体的には、上流側のEGRガス分配部30aは、ガス通路32〜35を有している。ガス通路32は、EGRガス管120(図1参照)の下流側において接続されている。ガス通路33は、ガス通路32の下流側において接続されている。ガス通路34および35は、それぞれ、ガス通路33の下流側の分岐位置B1において、ガス通路33に対して、X1方向側およびX2方向側に分岐するように接続されている。なお、ガス通路32および33により、EGRガス分配部30aの分岐前ガス通路31aが構成されており、ガス通路34および35により、EGRガス分配部30aの分岐後ガス通路31bが構成されている。また、ガス通路32および33は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1ガス通路」および「第2ガス通路」の一例である。
ガス通路32は、X1方向側において、EGRガス管120に接続されているとともに、X軸方向(水平方向)に延びるように形成されている。これにより、ガス通路32では、EGRガス管120から流入したEGRガスがX2方向に流通する。これにより、EGRガスが上方から下方に向かってガス通路32に流入される場合と比べて、EGRガス分配部30の上下方向における長さ(高さ)を容易に小さくすることができるので、吸気装置100を低背化させることが可能である。なお、上流側のEGRガス分配部30aにおけるX2方向は、特許請求の範囲の「第1ガス流通方向」の一例である。また、EGRガス分配部30とEGRガス管120とは、EGRガス分配部30に設けられたフランジ部30dにより互いに接続されている。
ガス通路33は、ガス通路32から湾曲する湾曲部33aと、湾曲部33aから分岐位置B1まで延びる直線部33bとを有している。また、ガス通路33は、ガス通路32の延長線E1と、ガス通路33の直線部33bにおける延長線E2との交差角θ1が鋭角になるように、ガス通路32から湾曲している。なお、延長線E1は、ガス通路32の中心を通る直線であり、延長線E2は、3つのガス通路に分岐する分岐位置B1の中点を通り、分岐位置B1近傍のガス通路33(直線部33b)に沿って延びる直線である。これにより、ガス通路33の直線部33bは、上流側(ガス通路32側)から下流側に向かって、Z2方向(下方)で、かつ、X1方向に傾斜して延びている。この結果、ガス通路33の直線部33bの延びる方向(ガス通路33の直線部33bにおけるガス流通方向)をA1方向とした場合に、A1方向はX2方向(ガス通路32におけるガス流通方向)と対向している。なお、角θ1は、たとえば、約60度である。また、A1方向は、特許請求の範囲の「第2ガス流通方向」の一例である。
ガス通路34は、ガス通路33(分岐位置B1)からX1方向側に分岐しているとともに、X軸方向(水平方向)に延びるように形成されている。これにより、ガス通路34では、ガス通路33から流入したEGRガスがX1方向に流通する。ガス通路35は、ガス通路33(分岐位置B1)からX2方向側に分岐しているとともに、X軸方向(水平方向)に延びるように形成されている。これにより、ガス通路35では、ガス通路33から流入したEGRガスがX2方向に流通する。
ここで、本実施形態では、ガス通路33とガス通路35との成す角θ2は、ガス通路33とガス通路34との成す角θ3よりも小さくなるように構成されている。つまり、ガス通路33の延長線E2とガス通路35の延長線E3との角θ2は、ガス通路33の延長線E2とガス通路34の延長線E4(延長線E3と同一)との角θ3よりも小さくなるように構成されている。なお、延長線E3は、分岐位置B1の中点を通り、分岐位置B1近傍のガス通路35に沿って延びる直線である。また、延長線E4は、分岐位置B1の中点を通り、分岐位置B1近傍のガス通路34に沿って延びる直線である。なお、角θ2およびθ3は、たとえば、それぞれ、約60度および約120度である。
これにより、ガス通路32に対して湾曲するガス通路33とガス通路34との成す角θ3が、ガス通路33とガス通路35との成す角θ2よりも大きいことによって、ガス通路33を流通するEGRガスをガス通路34に流入させやすくすることが可能である。さらに、交差角θ1が鋭角になるようにガス通路32から湾曲するガス通路33により、ガス通路32をX2方向に流通するEGRガスの慣性の影響を小さくすることが可能である。これらの結果、ガス通路32をX2方向に流通するEGRガスが、ガス通路32と同じX2方向にEGRガスが流通するガス通路35に流入するのを抑制することが可能である。さらに、ガス通路32のガス流通方向とは反対方向のX1方向にEGRガスが流通するガス通路34に、EGRガスを流入させやすくすることが可能である。この結果、ガス通路34および35に対して分配されるEGRガスの流入量がばらつくのが抑制される。
ガス通路32の全体において、ガス通路32のX2方向と直交する断面は、内径D1の円形状を有している。同様に、ガス通路33の全体において、ガス通路33のA1方向と直交する断面は、内径D1の円形状を有している。つまり、ガス通路32のX2方向と直交する断面における断面積と、ガス通路33のA1方向と直交する断面における断面積とが、略一定になるように、分岐前ガス通路31aが構成されている。
ガス通路34の全体において、ガス通路34のX1方向と直交する断面は、内径D2の円形状を有している。また、ガス通路35の全体において、ガス通路35のX2方向と直交する断面は、内径D2の円形状を有している。つまり、ガス通路34のX1方向(X軸方向)と直交する断面における断面積と、ガス通路35のX2方向(X軸方向)と直交する断面における断面積とが、略一定になるように、分岐後ガス通路31bが構成されている。なお、内径D2は、内径D1よりも小さい。これにより、分岐前ガス通路31aにおけるEGRガスの圧力と、分岐前ガス通路31aを流通するEGRガスのおおよそ半分が流通する分岐後ガス通路31bにおけるEGRガスの圧力との変動が大きくなるのを抑制することが可能である。
ガス通路33の直線部33bのZ軸方向(上下方向)の長さH1は、分岐前ガス通路31a(ガス通路32および33)の厚みtと、分岐後ガス通路31b(ガス通路34および35)の厚みtとの和(=2×t)よりも大きい。
また、下流側で、かつ、X1方向側のEGRガス分配部30b、および、下流側で、かつ、X2方向側のEGRガス分配部30cも、上流側のEGRガス分配部30aと同様の構成を有している。
具体的には、X1方向側のEGRガス分配部30bは、ガス通路34および36〜38を有している。なお、ガス通路34は、上流側のEGRガス分配部30aと共通である。ガス通路36は、ガス通路34の下流側において接続されている。ガス通路37および38は、それぞれ、ガス通路36の下流側の分岐位置B2において、ガス通路36に対して、X1方向側およびX2方向側に分岐するように接続されている。なお、ガス通路34および36により、EGRガス分配部30bの分岐前ガス通路31cが構成されており、ガス通路37および38により、EGRガス分配部30bの分岐後ガス通路31dが構成されている。なお、ガス通路34は、上流側のEGRガス分配部30aにおいて、特許請求の範囲の「第4ガス通路」の一例であり、下流側のEGRガス分配部30bにおいて、特許請求の範囲の「第1ガス通路」の一例である。また、ガス通路36、37および38は、それぞれ、特許請求の範囲の「第2ガス通路」、「第3ガス通路」および「第4ガス通路」の一例である。
ガス通路34は、上記のように、EGRガスがX1方向に流通する。なお、下流側のEGRガス分配部30bにおけるX1方向は、特許請求の範囲の「第1ガス流通方向」の一例である。
ガス通路36は、ガス通路34から湾曲する湾曲部36aと、湾曲部36aから延びる直線部36bとを有している。また、ガス通路36は、ガス通路34の延長線E4とガス通路36の延長線E5との交差角θ4が鋭角になるように、ガス通路34から湾曲している。なお、延長線E5は、3つのガス通路に分岐する分岐位置B2の中点を通り、分岐位置B2近傍のガス通路36(直線部36b)に沿って延びる直線である。この結果、ガス通路36の直線部36bは、上流側(ガス通路34側)から下流側に向かって、Z2方向(下方)で、かつ、X2方向に傾斜して延びている。この結果、ガス通路36の直線部36bの延びる方向(ガス通路36におけるガス流通方向)をA2方向とした場合に、A2方向はX1方向(ガス通路34におけるガス流通方向)と対向している。なお、角θ4は、たとえば、約60度である。また、A2方向は、特許請求の範囲の「第2ガス流通方向」の一例である。
ガス通路37は、ガス通路36(分岐位置B2)からX1方向側に分岐しているとともに、X軸方向(水平方向)に延びるように形成されている。これにより、ガス通路37では、ガス通路36から流入したEGRガスがX1方向に流通する。そして、ガス通路37は、Z2方向に向かって延びるように略直角で折り曲げられて、吸気管21内の吸気通路21aに接続されている。
ガス通路38は、ガス通路36(分岐位置B2)からX2方向側に分岐しているとともに、X軸方向(水平方向)に延びるように形成されている。これにより、ガス通路38では、ガス通路36から流入したEGRガスがX2方向に流通する。そして、ガス通路38は、Z2方向に向かって延びるように略直角で折り曲げられて、吸気管22内の吸気通路22aに接続されている。
また、本実施形態では、ガス通路36とガス通路37との成す角θ5は、ガス通路36とガス通路38との成す角θ6よりも小さくなるように構成されている。つまり、ガス通路36の延長線E5とガス通路37の延長線E6との交差角θ5は、ガス通路36の延長線E5とガス通路38の延長線E7との交差角θ6よりも小さくなるように構成されている。なお、延長線E6は、分岐位置B2の中点を通り、分岐位置B2近傍のガス通路37に沿って延びる直線である。また、延長線E7は、分岐位置B2の中点を通り、分岐位置B2近傍のガス通路38に沿って延びる直線である。
これにより、上流側のEGRガス分配部30aと同様に、ガス通路34をX1方向に流通するEGRガスが、ガス通路34と同じX1方向にEGRガスが流通するガス通路37に流入するのを抑制することが可能である。さらに、ガス通路34のガス流通方向とは反対方向のX2方向にEGRガスが流通するガス通路38に、EGRガスを流入させやすくすることが可能である。この結果、ガス通路37および38に対して分配されるEGRガスの流入量がばらつくのが抑制される。
上流側のEGRガス分配部30aと同様に、分岐前ガス通路31cの断面積は、略一定であり、分岐後ガス通路31dの断面積は、略一定である。また、分岐後ガス通路31dの内径D3は、分岐前ガス通路31cの内径D2よりも小さい。
同様に、X2方向側のEGRガス分配部30cは、ガス通路35および39〜41を有している。なお、ガス通路35は、上流側のEGRガス分配部30aと共通である。ガス通路39は、ガス通路35の下流側において接続されている。ガス通路40および41は、それぞれ、ガス通路39の下流側の分岐位置B3において、ガス通路39に対して、X1方向側およびX2方向側に分岐するように接続されている。なお、ガス通路35および39により、EGRガス分配部30cの分岐前ガス通路31eが構成されており、ガス通路40および41により、EGRガス分配部30cの分岐後ガス通路31fが構成されている。なお、ガス通路35は、上流側のEGRガス分配部30aにおいて、特許請求の範囲の「第3ガス通路」の一例であり、下流側のEGRガス分配部30cにおいて、特許請求の範囲の「第1ガス通路」の一例である。また、ガス通路39、40および41は、それぞれ、特許請求の範囲の「第2ガス通路」、「第4ガス通路」および「第3ガス通路」の一例である。
ガス通路35は、上記のように、EGRガスがX2方向に流通する。なお、下流側のEGRガス分配部30cにおけるX2方向は、特許請求の範囲の「第1ガス流通方向」の一例である。
ガス通路39は、ガス通路35から湾曲する湾曲部39aと、湾曲部39aから延びる直線部39bとを有している。また、ガス通路39は、ガス通路35の延長線E3とガス通路39の延長線E8との交差角θ7が鋭角になるように、ガス通路35から湾曲している。なお、延長線E8は、3つのガス通路に分岐する分岐位置B3の中点を通り、分岐位置B3近傍のガス通路39(直線部39b)に沿って延びる直線である。この結果、ガス通路39の直線部39bは、上流側(ガス通路35側)から下流側に向かって、Z2方向(下方)で、かつ、X1方向に傾斜して延びている。この結果、ガス通路39の直線部39bの延びる方向(ガス通路39におけるガス流通方向)をA3方向とした場合に、A3方向はX2方向(ガス通路35におけるガス流通方向)と対向している。なお、角θ7は、たとえば、約60度である。また、A3方向は、特許請求の範囲の「第2ガス流通方向」の一例である。
ガス通路40は、ガス通路39(分岐位置B3)からX1方向側に分岐しているとともに、X軸方向(水平方向)に延びるように形成されている。これにより、ガス通路40では、ガス通路39から流入したEGRガスがX1方向に流通する。そして、ガス通路40は、Z2方向に向かって延びるように略直角で折り曲げられて、吸気管23内の吸気通路23aに接続されている。
ガス通路41は、ガス通路39(分岐位置B3)からX2方向側に分岐しているとともに、X軸方向(水平方向)に延びるように形成されている。これにより、ガス通路41では、ガス通路39から流入したEGRガスがX2方向に流通する。そして、ガス通路41は、Z2方向に向かって延びるように略直角で折り曲げられて、吸気管24内の吸気通路24aに接続されている。
また、本実施形態では、ガス通路39とガス通路41との成す角θ8は、ガス通路39とガス通路40との成す角θ9よりも小さくなるように構成されている。つまり、ガス通路39の延長線E8とガス通路41の延長線E9との交差角θ8は、ガス通路39の延長線E8とガス通路40の延長線E10との交差角θ9よりも小さくなるように構成されている。なお、延長線E9は、分岐位置B3の中点を通り、分岐位置B3近傍のガス通路41に沿って延びる直線である。また、延長線E10は、分岐位置B3の中点を通り、分岐位置B3近傍のガス通路40に沿って延びる直線である。
これにより、上流側のEGRガス分配部30aと同様に、ガス通路35をX2方向に流通するEGRガスが、ガス通路35と同じX2方向にEGRガスが流通するガス通路41に流入するのを抑制することが可能である。さらに、ガス通路35のガス流通方向とは反対方向のX1方向にEGRガスが流通するガス通路40に、EGRガスを流入させやすくすることが可能である。この結果、ガス通路40および41に対して分配されるEGRガスの流入量がばらつくのが抑制される。
上流側のEGRガス分配部30aと同様に、分岐前ガス通路31eの断面積は、略一定であり、分岐後ガス通路31fの断面積は、略一定である。また、分岐後ガス通路31fの内径D3は、分岐前ガス通路31eの内径D2よりも小さい。
これらの結果、EGRガス分配部30では、ガス通路32を流通するEGRガスが、ガス通路34および35にばらつきが少ない状態で分配される。そして、EGRガス分配部30では、ガス通路34を流通するEGRガスが、ガス通路37および38にばらつきが少ない状態で分配されるとともに、ガス通路35を流通するEGRガスが、ガス通路40および41にばらつきが少ない状態で分配される。したがって、本実施形態のEGRガス分配部30では、EGRガス管120から供給されたEGRガスが、ばらつきの少ない状態で、吸気管21〜24の吸気通路21a〜24aに対して分配されるように構成されている。
<本実施形態の効果>
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。なお、以下に、上流側のEGRガス分配部30aにおける効果のみを記載するものの、下流側の一対のEGRガス分配部30bおよび30cにおいても、上流側のEGRガス分配部30aにおける効果と同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、ガス通路33に対して、X2方向側に分岐するガス通路35とガス通路33との成す角θ2を、ガス通路33に対して、X1方向側に分岐するガス通路34とガス通路33との成す角θ3よりも小さくする。これにより、ガス通路33に対するガス通路35の成す角θ2を小さくして、X2方向側に分岐するガス通路35にEGRガスを流入させにくくしつつ、ガス通路33に対するガス通路34の成す角θ3を大きくして、X2方向とは反対のX1方向側に分岐するガス通路34にEGRガスを流入させやすくすることができる。この結果、X1方向側に分岐することに起因して、ガス通路32を流通するEGRガスが分配されにくいガス通路34に、EGRガスを効果的に流入させる(分配する)ことができる。したがって、EGRガスの慣性の影響を効果的に低減することができるので、ガス通路32に接続されるガス通路33に対して分岐するガス通路34およびガス通路35に対して分配されるEGRガスの流入量がばらつくのを、効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、ガス通路33を、ガス通路32の延長線E1とガス通路33の延長線E2との交差角θ1が鋭角になるように、ガス通路32に対して湾曲させる。これにより、ガス通路32の延長線E1とガス通路33の延長線E2との交差角θ1が垂直または鈍角である場合と異なり、ガス通路33におけるA1方向を、ガス通路32におけるX2方向と対向する向きにすることができる。この結果、A1方向と対向するX2方向側に分岐するガス通路35に、EGRガスをより流入させにくくしつつ、A1方向と対向しないX1方向側に分岐するガス通路34に、EGRガスをより効果的に流入させることができる。
また、本実施形態では、ガス通路32のX2方向と直交する断面における断面積と、ガス通路33のA1方向と直交する断面における断面積とを、略一定にする。これにより、ガス通路32のX2方向と直交する断面における断面積と、ガス通路33のA1方向と直交する断面における断面積とが一定でない場合と異なり、分配通路31における断面積の変動に起因してガス通路32またはガス通路33においてEGRガスの圧力の変動が生じるのを抑制することができる。この結果、EGRガスの水分が、圧力の低い部分において液化してしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、分岐前ガス通路31a(ガス通路32および33)、および、分岐後ガス通路31b(ガス通路34および35)を、車両搭載状態において、水平方向に延びるか、または、上流から下流に向かって下方に傾斜して延びるように形成する。これにより、EGRガスの水分が液化して、水(凝縮水)が生じた場合であっても、分岐前ガス通路31aおよび分岐後ガス通路31b内に、凝縮水が滞留するのを抑制することができるとともに、凝縮水と排気ガス成分とから構成されるデポジットが堆積するのを抑制することができる。この結果、凝縮水が凍結してガス通路32〜35におけるEGRガスの流通が阻害されるのを抑制することができる。加えて、滞留した多くの凝縮水が一度に吸気管21〜24内に吸い込まれることに起因して、エンジン110での燃焼に悪影響が生じたりするのを抑制することができる。
また、本実施形態では、Z軸方向におけるガス通路33の長さH1を、ガス通路32におけるEGRガス分配部30のZ軸方向における厚みtとガス通路34におけるEGRガス分配部30のZ軸方向における厚みtの和(=2×t)よりも大きくする。これにより、Z軸方向においてガス通路33の長さH1を十分に確保することができるので、A1方向におけるガス通路33の長さも十分に確保することができる。この結果、ガス通路33を流通するEGRガスの整流性を十分に確保することができる。
また、本実施形態では、EGRガス分配部30を、吸気装置本体80と一体的に形成する。これにより、吸気装置本体80に対するEGRガス分配部30の位置合わせおよび組み付けを行う必要がないので、製造工程を簡略化することができる。また、EGRガス分配部30と吸気装置本体80とを樹脂により一体的に形成することにより、吸気装置100を軽量化することができる。
(本実施形態の第1変形例)
次に、図3を参照して、本実施形態の第1変形例について説明する。この本実施形態の第1変形例では、上記実施形態とは異なり、ガス通路232〜241の全てが、上流から下流に向かって下方(Z2方向)に傾斜している例について説明する。なお、図中において、上記実施形態と同様の構成には、上記実施形態と同じ符号を付して図示している。
<EGRガス分配部の構成>
本実施形態の第1変形例による吸気装置200は、図3に示すように、上記実施形態のEGRガス分配部30の代わりに、EGRガス分配部230を備えている。EGRガス分配部230は、内部に分配通路231を有する管状の部材である。EGRガス分配部230は、上流側のEGRガス分配部230aと、下流側の一対のEGRガス分配部230bおよび230cとを含んでいる。そして、EGRガス分配部230は、EGRガス分配部230a、230bおよび230cにおいて、それぞれ、1本の分岐前ガス通路231a、231cおよび231eを、2本に分岐する分岐後ガス通路231b、231dおよび231fに分岐させるように構成されている。
具体的には、上流側のEGRガス分配部230aは、ガス通路232〜235を有している。また、ガス通路232および233により、EGRガス分配部230bの分岐前ガス通路231aが構成されており、ガス通路234および235により、EGRガス分配部230bの分岐後ガス通路231bが構成されている。なお、ガス通路232および233は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1ガス通路」および「第2ガス通路」の一例である。
ガス通路232は、上記実施形態のガス通路32とは異なり、EGRガス管120側(上流側)からX2方向側の下流側に向かって、Z2方向(下方)に傾斜して延びている。ここで、水平方向(X軸方向)に対するガス通路232の角度α1は、約5度以上約10度以下である。これにより、ガス通路232では、EGRバルブ130から流入したEGRガスが傾斜方向(A11方向)に流通する。なお、A11方向は、特許請求の範囲の「第1ガス流通方向」の一例である。
ガス通路233は、ガス通路232の延長線E11と、ガス通路233の延長線E12との交差角θ11が鋭角になるように、ガス通路232から湾曲している。また、ガス通路233は、上流側(ガス通路232側)から下流側に向かって、Z2方向(下方)で、かつ、X1方向に傾斜して延びている。つまり、ガス通路233の延びるA12方向(延長線E12の延びる方向)は、A11方向と対向している。また、角θ11は、たとえば、約60度である。なお、A12方向は、特許請求の範囲の「第2ガス流通方向」の一例である。
ガス通路234は、上記実施形態のガス通路34とは異なり、分岐位置B11側(上流側)からX1方向側の下流側に向かって、Z2方向(下方)に傾斜して延びている。ここで、水平方向に対するガス通路234の角度α2は、約5度以上約10度以下である。これにより、ガス通路234では、ガス通路233から流入したEGRガスが傾斜方向(A13方向)に流通する。同様に、ガス通路235は、上記実施形態のガス通路35とは異なり、分岐位置B11側(上流側)からX2方向側の下流側に向かって、Z2方向(下方)に傾斜して延びている。ここで、水平方向に対するガス通路235の角度α3は、約5度以上約10度以下である。これにより、ガス通路235では、ガス通路233から流入したEGRガスが傾斜方向(A14方向)に流通する。
ここで、本実施形態の第1変形例では、ガス通路233とガス通路235との成す角θ12は、ガス通路233とガス通路234との成す角θ13よりも小さくなるように構成されている。なお、角θ12およびθ13は、たとえば、それぞれ、約40度および約120度である。
また、下流側で、かつ、X1方向側のEGRガス分配部230b、および、下流側で、かつ、X2方向側のEGRガス分配部230cも上流側のEGRガス分配部230aと同様の構成を有している。
具体的には、X1方向側のEGRガス分配部230bは、ガス通路234および236〜238を有している。なお、ガス通路234は、上流側のEGRガス分配部230aと共通である。また、ガス通路234および236により、EGRガス分配部230bの分岐前ガス通路231cが構成されており、ガス通路237および238により、EGRガス分配部230bの分岐後ガス通路231dが構成されている。なお、ガス通路234は、上流側のEGRガス分配部230aにおいて、特許請求の範囲の「第4ガス通路」の一例であり、下流側のEGRガス分配部230bにおいて、特許請求の範囲の「第1ガス通路」の一例である。また、ガス通路236、237および238は、それぞれ、特許請求の範囲の「第2ガス通路」、「第3ガス通路」および「第4ガス通路」の一例である。
ガス通路234は、上記のように、EGRガスがA13方向に流通する。なお、下流側のEGRガス分配部230bにおけるA13方向は、特許請求の範囲の「第1ガス流通方向」の一例である。
ガス通路236は、ガス通路234の延長線E14と、ガス通路236の延長線E15との交差角θ14が鋭角になるように、ガス通路234から湾曲している。また、ガス通路236は、上流側(ガス通路234側)から下流側に向かって、Z2方向(下方)で、かつ、X2方向に傾斜して延びている。つまり、ガス通路236の延びるA15方向(延長線E15の延びる方向)は、A13方向と対向している。また、角θ14は、たとえば、約60度である。なお、A15方向は、特許請求の範囲の「第2ガス流通方向」の一例である。
ガス通路237は、上記実施形態のガス通路37とは異なり、分岐位置B12側(上流側)からX1方向側の下流側に向かって、Z2方向(下方)に傾斜して延びている。ここで、水平方向に対するガス通路237の角度α4は、約5度以上約10度以下である。これにより、ガス通路237では、ガス通路236から流入したEGRガスが傾斜方向(A16方向)に流通した後、下方に向かって流通する。同様に、ガス通路238は、上記実施形態のガス通路38とは異なり、分岐位置B12側(上流側)からX2方向側の下流側に向かって、Z2方向(下方)に傾斜して延びている。ここで、水平方向に対するガス通路238の角度α5は、約5度以上約10度以下である。これにより、ガス通路238では、ガス通路236から流入したEGRガスが傾斜方向(A17方向)に流通した後、下方に向かって流通する。
また、本実施形態の第1変形例では、ガス通路236とガス通路237との成す角θ15は、ガス通路236とガス通路238との成す角θ16よりも小さくなるように構成されている。なお、角θ15およびθ16は、たとえば、それぞれ、約40度および約120度である。
同様に、X2方向側のEGRガス分配部230cは、ガス通路235および239〜241を有している。なお、ガス通路235は、上流側のEGRガス分配部230aと共通である。また、ガス通路235および239により、EGRガス分配部230cの分岐前ガス通路231eが構成されており、ガス通路240および241により、EGRガス分配部230cの分岐後ガス通路231fが構成されている。なお、ガス通路235は、上流側のEGRガス分配部230aにおいて、特許請求の範囲の「第3ガス通路」の一例であり、下流側のEGRガス分配部230cにおいて、特許請求の範囲の「第1ガス通路」の一例である。また、ガス通路239、240および241は、それぞれ、特許請求の範囲の「第2ガス通路」、「第4ガス通路」および「第3ガス通路」の一例である。
ガス通路235は、上記のように、EGRガスがA14方向に流通する。なお、下流側のEGRガス分配部230cにおけるA14方向は、特許請求の範囲の「第1ガス流通方向」の一例である。
ガス通路239は、ガス通路235の延長線E13と、ガス通路239の延長線E16との交差角θ17が鋭角になるように、ガス通路235から湾曲している。また、ガス通路239は、上流側(ガス通路235側)から下流側に向かって、Z2方向(下方)で、かつ、X1方向に傾斜して延びている。つまり、ガス通路239の延びるA18方向(延長線E16の延びる方向)は、A14方向と対向している。また、角θ17は、たとえば、約60度である。なお、A18方向は、特許請求の範囲の「第2ガス流通方向」の一例である。
ガス通路240は、上記実施形態のガス通路40とは異なり、分岐位置B13側(上流側)からX1方向側の下流側に向かって、Z2方向(下方)に傾斜して延びている。ここで、水平方向に対するガス通路240の角度α6は、約5度以上約10度以下である。これにより、ガス通路240では、ガス通路239から流入したEGRガスが傾斜方向(A18方向)に流通した後、下方に向かって流通する。同様に、ガス通路241は、上記実施形態のガス通路41とは異なり、分岐位置B13側(上流側)からX2方向側の下流側に向かって、Z2方向(下方)に傾斜して延びている。ここで、水平方向に対するガス通路241の角度α7は、約5度以上約10度以下である。これにより、ガス通路241では、ガス通路239から流入したEGRガスが傾斜方向(A19方向)に流通した後、下方に向かって流通する。
また、本実施形態では、ガス通路239とガス通路241との成す角θ18は、ガス通路239とガス通路240との成す角θ19よりも小さくなるように構成されている。なお、角θ18およびθ19は、たとえば、それぞれ、約40度および約120度である。
これらの結果、本実施形態の第1変形例では、上記実施形態と同様に、EGRガス分配部230では、EGRガス管120から供給されたEGRガスが、ばらつきの少ない状態で、吸気管21〜24の吸気通路21a〜24aに対して分配されるように構成されている。なお、本実施形態の第1変形例のその他の構成は、上記実施形態と同様である。
<本実施形態の第1変形例の効果>
本実施形態の第1変形例では、以下のような効果を得ることができる。なお、以下に、上流側のEGRガス分配部230aにおける効果のみを記載するものの、下流側の一対のEGRガス分配部230bおよび230cにおいても、上流側のEGRガス分配部230aにおける効果と同様の効果を得ることができる。
本実施形態の第1変形例では、上記のように、ガス通路233を上流から下流に向かって下方に傾斜して延びるように形成する。さらに、ガス通路232、234および235を、水平方向に対して約5度以上の角度α1、α2およびα3で、上流から下流に向かって下方に傾斜して延びるようにそれぞれ形成する。これにより、EGRガスの水分が液化して、水(凝縮水)が生じた場合であっても、分岐前ガス通路231aおよび分岐後ガス通路231b内に、凝縮水が滞留するのをより確実に抑制することができるとともに、凝縮水と排気ガス成分とから構成されるデポジットが堆積するのを抑制することができる。
また、本実施形態の第1変形例では、ガス通路232、234および235を、水平方向に対して約10度以下の角度α1、α2およびα3で、上流から下流に向かって下方に傾斜して延びるようにそれぞれ形成する。これにより、EGRガス分配部230の上下方向における長さ(高さ)が大きくなるのを抑制することができるので、吸気装置200の低背化を図ることができる。なお、本実施形態の第1変形例のその他の効果は、上記実施形態と同様である。
(本実施形態の第2変形例)
次に、図4を参照して、本実施形態の第2変形例について説明する。この本実施形態の第2変形例では、上記実施形態とは異なり、3つの吸気管321〜323に対してEGRガスを分配する例について説明する。なお、図中において、上記実施形態と同様の構成には、上記実施形態と同じ符号を付して図示している。
<吸気装置の構成>
本実施形態の第2変形例による吸気装置300は、図示しない直列3気筒エンジンに搭載されている。また、吸気装置300は、図4に示すように、上記実施形態の吸気管部20の代わりに、吸気管部320を備えている。吸気管321〜323は、X軸方向に沿って配置されているとともに、X1方向側からX2方向側に向かってこの順で配置されている。また、吸気管321〜323は、エンジンの3気筒のそれぞれに吸気を供給するように構成されている。
<EGRガス分配部の構成>
また、吸気装置300は、上記実施形態のEGRガス分配部30の代わりに、EGRガス分配部330を備えている。EGRガス分配部330は、内部に分配通路331を有する管状の部材である。EGRガス分配部330は、上流側のEGRガス分配部30aと、下流側のEGRガス分配部330bとを含んでいる。ここで、本実施形態の第2変形例では、EGRガス分配部330は、下流側のEGRガス分配部330bにおいて、2本の分岐前ガス通路31cおよび31eを、3本に分岐する分岐後ガス通路331dに分岐させるように構成されている。
下流側のEGRガス分配部330bは、ガス通路34、35、36、37、39および41に加えて、ガス通路342を有している。このガス通路342は、上記実施形態のガス通路38のX方向に延びる部分と、ガス通路40のX方向に延びる部分とが、X方向の中間において互いに接続されることによって形成されている。つまり、ガス通路342は、X方向の中間において互いに接続される、ガス通路36(分岐位置B2)からX2方向側に分岐するガス通路342aと、ガス通路39(分岐位置B3)からX1方向側に分岐するガス通路342bとを有している。なお、ガス通路342aおよび342bは、共に、X軸方向(水平方向)に延びるように形成されている。そして、ガス通路342は、ガス通路342aとガス通路342bとが接続された位置から、下方に延びるガス通路342cをさらに有している。また、ガス通路342aおよび342bは、共に、特許請求の範囲の「第4ガス通路」の一例である。
これにより、ガス通路34をX1方向に流通するEGRガスが、ガス通路34と同じX1方向にEGRガスが流通するガス通路37に流入するのを抑制しつつ、ガス通路34のガス流通方向とは反対方向のX2方向にEGRガスが流通するガス通路342aに、EGRガスを流入させやすくすることが可能である。同様に、ガス通路35をX2方向に流通するEGRガスが、ガス通路35と同じX2方向にEGRガスが流通するガス通路41に流入するのを抑制しつつ、ガス通路35のガス流通方向とは反対方向のX1方向にEGRガスが流通するガス通路342bに、EGRガスを流入させやすくすることが可能である。この結果、ガス通路37、41および342に対して分配されるEGRガスの流入量がばらつくのが抑制される。なお、本実施形態の第2変形例のその他の構成および効果は、上記実施形態と同様である。
(変形例)
なお、今回開示された実施形態およびその変形例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態およびその変形例の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態およびその変形例では、第2ガス通路(ガス通路33、36、39、233、236、239)を、第1ガス通路(ガス通路32、34、35、232、233、235)の延長線と第2ガス通路の延長線との交差角が鋭角になるように湾曲させた例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第2ガス通路は湾曲されていればよく、第1ガス通路の延長線と第2ガス通路の延長線との交差角を鋭角にしなくてもよい。
また、上記実施形態では、第1ガス通路(ガス通路32、34、35)および分岐後ガス通路(ガス通路34、35)を水平方向に延びるように形成した例を示した。また、上記実施形態の第1変形例では、第1ガス通路(ガス通路232、234、235)および分岐後ガス通路(ガス通路234、235)を水平方向に対して上流から下流に向かって下方に傾斜して延びるように形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、第1ガス通路または分岐後ガス通路の一方を、水平方向に延びるように形成し、第1ガス通路または分岐後ガス通路の他方を、水平方向に対して上流から下流に向かって下方に傾斜して延びるように形成してもよい。また、第1ガス通路および分岐後ガス通路の一部を水平方向に対して上流から下流に向かって上方に傾斜して延びるように形成してもよい。
また、上記実施形態の第1変形例では、第1ガス通路(ガス通路232、234、235)および分岐後ガス通路(ガス通路234、235)を水平方向に対して約5度以上約10度以下の角度で、上流から下流に向かって下方に傾斜して延びるように形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1ガス通路および分岐後ガス通路とのうち、少なくとも一方を、水平方向に対して約5度未満の角度で、上流から下流に向かって下方に傾斜して延びるように形成してもよい。また、第1ガス通路および分岐後ガス通路とのうち、少なくとも一方を、水平方向に対して約10度より大きな角度で、上流から下流に向かって下方に傾斜して延びるように形成してもよい。
また、上記実施形態およびその変形例では、特許請求の範囲の「外部ガス」として、EGRガスを複数の吸気管21〜24(321〜323)に分配通路31(231、331)を用いて分配する例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、特許請求の範囲の「外部ガス」として、EGRガス以外のガスを、複数の吸気管に分配通路を用いて分配してもよい。たとえば、複数気筒エンジン内に漏れ出たブローバイガスを、複数の吸気管に分配通路を用いて分配してもよい。この際、分配通路において、第1ガス通路の第1ガス流通方向と直交する断面における断面積と、第2ガス通路の第2ガス流通方向と直交する断面における断面積とを略一定にすることによって、ブローバイガスが分配通路内で液化するのを効果的に抑制することが可能である。
また、上記実施形態およびその変形例では、EGRガス分配部30(230、330)を、吸気装置本体80と一体的に形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、EGRガス分配部を、吸気装置本体とは別個に形成してもよい。
また、上記実施形態およびその変形例では、分配通路31(231、331)を、2段階のトーナメント形式で分岐させる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、分配通路を、1段階または3段階以上のトーナメント形式で分岐させてもよい。
また、上記実施形態およびその変形例では、ガソリンエンジンとしての直列4気筒エンジン110および直列3気筒エンジンの吸気装置に対して本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、3気筒および4気筒以外の複数の気筒を有する内燃機関の吸気装置に対して本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態およびその変形例では、ガソリンエンジンとしての直列4気筒エンジン110および直列3気筒エンジンに用いられる吸気装置に対して、本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限られない。内燃機関として、たとえば、ディーゼルエンジンおよびガスエンジンなどに用いられる吸気装置に対して本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態およびその変形例では、特許請求の範囲の「吸気装置」を、自動車用の直列4気筒エンジン110および3気筒エンジンに適用した例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明の吸気装置を、自動車用のエンジン以外の内燃機関に適用してもよい。また、本発明では、一般的な車両(自動車)に搭載されるエンジン(内燃機関)のみならず、列車や船舶などの輸送機器、さらには、輸送機器以外の定置型の設備機器に設置される内燃機関などに搭載される吸気装置に対しても適用可能である。
21、22、23、24、321、322、323 吸気管
31、231、331 分配通路
31a、31c、31e、231a、231c、231e 分岐前ガス通路
31b、31d、31f、231b、231d、231f、331d 分岐後ガス通路
32、232 ガス通路(第1ガス通路)
33、36、39、233、236、239 ガス通路(第2ガス通路)
34、234 ガス通路(第4ガス通路、第1ガス通路)
35、235 ガス通路(第3ガス通路、第1ガス通路)
37、41、237、241 ガス通路(第3ガス通路)
38、40、238、240、342a、342b ガス通路(第4ガス通路)
80 吸気装置本体
100、200、300 吸気装置
110 直列4気筒エンジン(複数気筒エンジン)

Claims (5)

  1. 複数気筒エンジンの各々の気筒にそれぞれ対応して設けられた複数の吸気管を含む吸気装置本体と、
    前記複数の吸気管に外部ガスを分配する分配通路とを備え、
    前記分配通路は、
    第1ガス流通方向に前記外部ガスが流通する第1ガス通路と、前記第1ガス通路の下流において、前記第1ガス通路に対して湾曲するように形成され、第2ガス流通方向に前記外部ガスが流通する第2ガス通路と、を有する分岐前ガス通路と、
    前記第2ガス通路に対して、前記第1ガス流通方向側に分岐する第3ガス通路と、前記第2ガス通路に対して、前記第1ガス流通方向とは反対方向側に分岐する第4ガス通路と、を有する分岐後ガス通路と、を含み、
    前記第2ガス通路と前記第3ガス通路との成す角は、前記第2ガス通路と前記第4ガス通路との成す角よりも小さい、吸気装置。
  2. 前記第2ガス通路は、前記第1ガス通路の延長線と前記第2ガス通路の延長線との交差角が鋭角になるように、前記第1ガス通路に対して湾曲している、請求項1に記載の吸気装置。
  3. 前記第1ガス通路の前記第1ガス流通方向と直交する断面における断面積と、前記第2ガス通路の前記第2ガス流通方向と直交する断面における断面積とは、一定である、請求項1または2に記載の吸気装置。
  4. 前記分岐前ガス通路および前記分岐後ガス通路は、車両搭載状態において、水平方向に延びるか、または、上流から下流に向かって下方に傾斜して延びている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸気装置。
  5. 前記分配通路は、管部材から構成されており、
    車両搭載状態において、上下方向における前記第2ガス通路の長さは、前記第1ガス通路における前記管部材の上下方向における厚みと前記第4ガス通路における前記管部材の上下方向における厚みとの和よりも大きい、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸気装置。
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