JP2018021567A - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
Description
これによれば、スリンガとシール部材とを軸方向に可能な限り接近させて組み合わせることができ、軸方向のスペースに限りがある場合でも、好ましく適用される。
これによれば、回転側部材と固定側部材との径方向の間隔が小さい場合でも好ましく適用される。
これによれば、第2ラビリンスシール部を構成する部分の一方が弾性体からなるから、組付け公差等により第2ラビリンスシール部を構成する部分が接近し過ぎても、相対回転に伴う金属同士の擦れ合いがなく、異音の発生が生じる懸念がない。
これによれば、第1ラビリンスシール部を構成する部分の一方が弾性体からなるから、組付け公差等により第1ラビリンスシール部を構成する部分が接近し過ぎても、相対回転に伴う金属同士の擦れ合いがなく、異音の発生が生じる懸念がない。
これによれば、第3ラビリンスシール部がさらに存在することにより、シール機能が一層向上し、また、前記泥水等の前記シールリップの弾接乃至摺接部分への到達時間がさらに遅延される。
この場合、前記第2嵌合円筒部における前記第1円筒部に対向する周面は、前記シールリップを構成する弾性体による被覆部を有しており、この被覆部と前記第1円筒部の周面との間隙により前記第3ラビリンスシール部が構成されるものとしても良い。
これによれば、第3ラビリンスシール部を構成する部分の一方が弾性体からなるから、組付け公差等により第3ラビリンスシール部を構成する部分が接近し過ぎても、相対回転に伴う金属同士の擦れ合いがなく、異音の発生が生じる懸念がない。
本実施形態でも、倒U形のスリンガ12とシール部材13とが、軸方向に沿って互いに向き合い且つ噛み合うように組み合わさって構成される効果が前記例と同様に発揮される。加えて、第2ラビリンスシール部R2の径方向長さを大きくすることによって、第2ラビリンスシール部R2のシール機能が増し、また、シールリップ14,15の第1嵌合円筒部121に対する摺接部への泥水等の到達がさらに遅延される。特に、拡幅部172が泥水等の流入を堰き止める堰部のように機能するから、前記摺接部への泥水等の到達がより効果的に遅延される。このような第2ラビリンスシール部R2の径方向長さを大きくする手段としては、図示を省略するが、芯金円筒部163の車体側端部163bを含む先側部を内径側若しくは外径側に屈曲させ、この屈曲部分を弾性体17で覆うように構成してもよい。
その他の構成は第一の実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その説明を割愛する。
本実施形態でも、倒U形のスリンガ12とシール部材13とが、軸方向に沿って互いに向き合い且つ噛み合うように組み合わさって構成される効果が前記例と同様に発揮される。加えて、第1ラビリンスシール部R1の径方向長さを大きくすることによって、第1ラビリンスシール部R1のシール機能が増し、また、シールリップ14,15の第1嵌合円筒部121に対する摺接部への泥水等の到達がさらに遅延される。特に、延出円輪部124が、泥水等の浸入を堰き止める堰部として機能するから、前記摺接部への泥水等の到達がより効果的に遅延される。この例では、延出円輪部124の外径側端部124aが、弾性体17における芯金嵌合円筒部161の内周面161bを覆う被覆部17aに近接し、この近接部分に第1ラビリンスシール部R1に連続する第4ラビリンスシール部R4が、前記第3ラビリンスシール部R3に代えて構成される。本実施形態の変形例として、図示は省略するが、延出円輪部124の外径側端部124aからさらに車体側に折り返す折返し円筒部を形成し、この折返し円筒部と弾性体17の前記被覆部17aとの間に、第3ラビリンスシール部R3と同様のラビリンスシール部を形成してもよい。
その他の構成は第一の実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その説明を割愛する。
本実施形態でも、倒U形のスリンガ12とシール部材13とが、軸方向に沿って互いに向き合い且つ噛み合うように組み合わさって構成される効果が前記例と同様に発揮される。また、芯金円輪部162が屈折部1620を有していることにより補強されて芯金円筒部163の心ぶれが抑制され、これにより、シールリップ14,15の第1嵌合円筒部121に対する設計上の締め代が安定し、シールリップ14,15による所定のシール機能や所定の回転トルクが維持される。
その他の構成は第一の実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その説明を割愛する。
本実施形態でも、倒U形のスリンガ12とシール部材13とが、軸方向に沿って互いに向き合い且つ噛み合うように組み合わさって構成される効果が前記例と同様に発揮される。また、ラビリンスシール部R1、R2,R3によるシール機能が第1の実施形態と同様に発揮される。加えて、磁気エンコーダ18と磁気センサ19とによる回転検出機構によって、車輪のアンチロック・ブレーキシステム(ABS)などの回転制御システムが構築される。
その他の構成は第一の実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その説明を割愛する。
本実施形態でも、倒U形のスリンガ12とシール部材13とが、軸方向に沿って互いに向き合い且つ噛み合うように組み合わさって構成される効果が前記例と同様に発揮される。また、ラビリンスシール部R1、R2,R3によるシール機能が第1の実施形態と同様に発揮される。また、芯金16が芯金円筒部163を有さないから、実質的に断面L形とされ、断面U形に比べて、加工がし易く、芯金16を断面U形とするかL形とするかは、求められる仕様に応じて適宜選択採用される。
その他の構成は第一及び第四の実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その説明を割愛する。
本実施形態でも、倒U形のスリンガ12とシール部材13とが、軸方向に沿って互いに向き合い且つ噛み合うように組み合わさって構成される効果が前記例と同様に発揮される。さらに、第1、第2、第3ラビリンスシール部R1,R2,R3にリップ174による第5ラビリンスシール部R5が加わることによって、シール機能が一層向上し、また、シールリップ14,15の第1嵌合円筒部121に対する摺接部への泥水等の到達がより遅延される。また、リップ174が形成されることにより、ジグザグ状の泥水等の浸入経路に泥水等の滞留部が生じ、これにより、前記摺接部への泥水等の到達がより遅延される。リップ174の変形例としては、その先端部を第1円筒部123の内周面123cに近接させて、当該内周面123cとの間隙によってラビリンスシール部を構成し、或いは、第1円輪部122と第2円筒部123の入隅部に近接させて、この入隅部との間隙によって屈曲したラビリンスシール部を構成してもよい。
その他の構成は第一の実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その説明を割愛する。
2 外輪(固定側部材)
3 ハブ輪(内輪)
4 内輪部材(内輪)
5 内輪(回転側部材)
11 ベアリングシール(密封装置)
12 スリンガ
121 第1嵌合円筒部
121a 車体側端部(軸方向外側に向く端部)
122 第1円輪部
122a 延出端
123 第1円筒部
123a 車輪側端部(軸方向内側に向く端部)
123b 外周面(第1嵌合円筒部とは反対側の周面)
13 シール部材
131 第1嵌合円筒部
131a 車輪側端部(軸方向内側に向く端部)
132 第2円輪部
132a 延出端
133 第2円筒部
133a 車体側端部(軸方向外側に向く端部)
14,15 シールリップ
14a,15a 先端部
17 弾性体
17a,17b,17c 被覆部
R1 第1ラビリンスシール部
R2 第2ラビリンスシール部
R3 第3ラビリンスシール部
d1,d2,d3 間隙
S 軸受空間(環状空間)
L 軸
a 径方向幅
b 軸方向幅
Claims (7)
- 軸回転する回転側部材と該回転側部材と同軸の固定側部材との間の環状空間に装着される密封装置であって、
前記回転側部材に嵌合される第1嵌合円筒部と、該第1嵌合円筒部における前記環状空間の軸方向外側に向く端部より径方向に延出された第1円輪部と、該第1円輪部の延出端より前記環状空間の軸方向内側に延出された第1円筒部とを備えた断面U形のスリンガと、
前記固定側部材に嵌合される第2嵌合円筒部と、該第2嵌合円筒部における前記環状空間の軸方向内側に向く端部より径方向に延出された第2円輪部と、該第2円輪部の延出端より前記環状空間の軸方向外側に延出された第2円筒部と、該第2円筒部に設けられた弾性体製のシールリップとを備えた断面U形のシール部材と、を有し、
前記スリンガとシール部材とが、軸方向に沿って互いに向き合い且つ噛み合うように組み合わさって構成され、
前記シールリップは、その先端部が、前記スリンガの第1嵌合円筒部に弾接乃至近接し、前記スリンガとシール部材との間の軸方向に対向する部分に第1ラビリンスシール部及び第2ラビリンスシール部を有していることを特徴とする密封装置。 - 請求項1に記載の密封装置において、
前記第1ラビリンスシール部は、前記第1円筒部の軸方向内側に向く端部と前記シール部材の軸方向に対向する部分との間隙により構成され、また、前記第2ラビリンスシール部は、前記第2円筒部の軸方向外側に向く端部と前記スリンガの軸方向に対向する部分との間隙により構成されることを特徴とする密封装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の密封装置において、
前記スリンガと前記シール部材とが組合わさった状態における前記スリンガと前記シール部材との径方向幅が軸方向幅より小さいことを特徴とする密封装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の密封装置において、
前記第2円筒部の前記軸方向外側の端部は前記シールリップを構成する弾性体による被覆部を有しており、この被覆部と前記第1円輪部との間隙により前記第2ラビリンスシール部が構成されることを特徴とする密封装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の密封装置において、
前記第2円輪部の前記軸方向外側面は前記シールリップを構成する弾性体による被覆部を有しており、この被覆部と第1円筒部の軸方向内側の端部との間隙により前記第1ラビリンスシール部が構成されることを特徴とする密封装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の密封装置において、
前記第1円筒部における前記第1嵌合円筒部とは反対側の周面と、これに径方向で対向する前記シール部材との間隙により第3ラビリンスシール部が構成されることを特徴とする密封装置。 - 請求項6に記載の密封装置において、
前記第2嵌合円筒部における前記第1円筒部に対向する周面は、前記シールリップを構成する弾性体による被覆部を有しており、この被覆部と前記第1円筒部の周面との間隙により前記第3ラビリンスシール部が構成されることを特徴とする密封装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016151031A JP2018021567A (ja) | 2016-08-01 | 2016-08-01 | 密封装置 |
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JP2016151031A Pending JP2018021567A (ja) | 2016-08-01 | 2016-08-01 | 密封装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019196796A (ja) * | 2018-05-09 | 2019-11-14 | 内山工業株式会社 | 密封装置 |
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JPS631922U (ja) * | 1986-06-23 | 1988-01-08 | ||
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2016
- 2016-08-01 JP JP2016151031A patent/JP2018021567A/ja active Pending
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