JP2018019333A - 半導体スイッチング回路 - Google Patents

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【課題】 消費電力を低減することができる半導体スイッチング回路を提供する。【解決手段】 この半導体スイッチング回路は、第1のNMOSトランジスタと第2のNMOSトランジスタとを有する双方向スイッチ回路と、第1、第2および第3のCMOSインバータを有するCMOSラッチ回路並びに前記CMOSラッチ回路と第1の電源端子との間に接続される第3のPMOSトランジスタおよび第4のPMOSトランジスタを有し前記双方向スイッチ回路を制御するオンオフ制御回路と、前記CMOSラッチ回路の前記第1、第2および第3のCMOSインバータのそれぞれの両電源端子間に接続される電源回路とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積可能な中高耐圧半導体スイッチング回路に係り、特に消費電力低減を可能とする半導体スイッチング回路に関するものである。
従来、高電圧の信号を伝送するために適用される高耐圧半導体スイッチング回路として、2つのMOSトランジスタで構成される双方向スイッチと、フローティング電圧制御回路で構成される高耐圧スイッチング回路が知られている。この種のスイッチング回路では、例えば、医療用超音波診断装置の高機能化、特に多チャネル化による消費電力低減や高速なスイッチングの実現が継続的に推進されている。例えば、特許文献1には、図8に示すようなスイッチング回路が記載されている。この回路は、ソース共有に接続された2つのNMOSトランジスタDM1、DM2からなる双方向スイッチ回路、共有ソースと双方向スイッチ回路のゲート信号に接続された2つのNMOSトランジスタML1、ML2とキャパシターC1、C2および、ツェナーダイオードDZ1、DZ2からなるラッチ回路、ラッチ回路に接続された電流源Gon、GoffとスイッチSW1、SW2とインバータINVからなるオンオフ制御より構成される。
双方向スイッチのオン制御は、入力信号ONによりスイッチSW2をオン状態、SW1をオフ状態とし、NMOSトランジスタML1のゲートをハイレベルとし、ノードGL2をローレベルとし、NMOSトランジスタML2をオフ状態とし、双方向スイッチのゲート電位GG−SSをハイレベルとする。逆にオフ制御は、入力信号ONによりスイッチSW2をオフ状態、SW1をオン状態とし、NMOSトランジスタML2のゲートをハイレベルとし、ノードGL1をローレベルとし、NMOSトランジスタML1をオフ状態とし、双方向スイッチのゲート電位GG−SSをローレベルとする。この時、高速にラッチ回路を反転し高速にオフするためにNMOSトランジスタML1、ML2の駆動電流およびキャパシターC1、C2の充放電電流に対して電流源Gon、Goffは十分に大きな電流を流す必要がある。そのため、電流増加による消費電力の増大となる。対策として、電流源Gon、Goffの電流をスイッチング時のみ一時的に増大する手法が提案されている。
この回路では、入力信号によってノードSSおよびノードGGの電位の変動が起こり、ノードGG、GL2とスイッチSW1、SW2やその他ノードとの寄生容量により、双方向スイッチのゲート電位GG−SSが変動することでNMOSトランジスタDM1、DM2のオン抵抗が変動し信号ひずみが発生する。これを防ぐためにキャパシターC1、C2を大きくするが、回路サイズが増大し多チャネル化への障害となる。
また、特許文献1には、図9に示すようなスイッチング回路も記載されている。この回路は、共有ソースに接続されたNMOSトランジスタDM1、DM2からなる双方向スイッチ、共有ソースに接続されたダイオードD1、D2とツェナーダイオードDZ、キャパシターCからなるフローティング電源回路、共有ゲートを制御するRSフリップフロップと、抵抗Rs、Rrからなるラッチ回路、電流源Gon、GoffとスイッチSW1、SW2とインバータINVからなるオンオフ制御回路より構成される。
ここで、オン制御は、入力信号ONによりSW2をオン状態、SW1をオフ状態とし、ラッチ回路をハイレベル出力させ、共有ゲート電圧GG−SSをハイレベルとし、双方向スイッチをオン状態とする。この時、Gonからの余剰電流はフローティング電源のXcに流れ込み、ラッチ回路の電源とする。オフ制御は、入力信号ONによりSW2をオフ状態とし、ラッチ回路出力をローレベルとして、双方向スイッチをオフ状態とする。この時、Goffからの余剰電流はフローティング電源のXcに流れ、ラッチ回路の電源とする。この回路は図8の回路に比べ、オンオフ時の電流が低減されるが、図から明らかなように電流源GonまたはGoffから電流が流れ込むため、電力を消費する。
米国特許第7,521,984号
したがって本発明の目的は上記問題点を解決し、消費電力を低減することができる半導体スイッチング回路を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、以下に記載のような半導体スイッチング回路を提供する。
(1)第1の入出力端子がドレイン端子に接続される第1のNMOSトランジスタと、第2の入出力端子がドレイン端子に接続される第2のNMOSトランジスタとを有し、前記第1のNMOSトランジスタのソース端子と前記第2のNMOSトランジスタのソース端子が接続されて共有ソース端子を構成し、前記第1のNMOSトランジスタのゲート端子と前記第2のNMOSトランジスタのゲート端子が接続されて共有ゲート端子を構成する双方向スイッチ回路と、
第1、第2および第3のCMOSインバータを有し、前記第1のCMOSインバータの出力が前記第2のCMOSインバータの入力に接続され、前記第2のCMOSインバータの出力が前記第1および第3のCMOSインバータの入力に接続され、前記第3のCMOSインバータの出力が前記双方向スイッチ回路の前記共有ゲート端子に接続されるCMOSラッチ回路と、ソース端子に第1の電源端子が接続され、ドレイン端子に前記第1のCMOS回路の出力が接続され、ゲート端子に第1の制御信号が接続される第3のPMOSトランジスタと、ソース端子に前記第1の電源端子が接続され、ドレイン端子に前記第2のCMOSインバータの出力が接続され、ゲート端子に第2の制御信号が接続される第4のPMOSトランジスタとを有するオンオフ制御回路と、
前記CMOSラッチ回路の前記第1、第2および第3のCMOSインバータのそれぞれの両電源端子間に接続される電源回路と、
を備える半導体スイッチング回路。
(2)上記(1)に記載の半導体スイッチング回路において、前記電源回路は、アノードに前記双方向スイッチ回路の前記共有ソース端子および前記第1、第2および第3のCMOSインバータの一方の電源端子が接続され、カソードに前記第1、第2および第3のCMOSインバータの他方の電源端子が接続される第1のツェナーダイオードと、前記第1のツェナーダイオードのアノードとカソード間に接続される第1のキャパシターと、前記第1のツェナーダイオードのカソードと前記第1の電源端子との間に接続される定電流源とを備える半導体スイッチング回路。
(3)上記(2)に記載の半導体スイッチング回路において、アノードに前記第3のPMOSトランジスタのドレイン端子が接続され、カソードに前記第1のツェナーダイオードのカソードが接続される第1のダイオードを備える半導体スイッチング回路。
(4)上記(2)または(3)に記載の半導体スイッチング回路において、カソードに前記第1のツェナーダイオードのカソードが接続される第2のダイオードと、アノードに前記共有ソース端子が接続される第3のダイオードと、前記第3のダイオードのカソードと前記第2のダイオードのアノードの接続点とグランドとの間に接続される第2のキャパシターとを備える半導体スイッチング回路。
(5)上記(1)に記載の半導体スイッチング回路において、前記電源回路は、アノードに前記双方向スイッチ回路の前記共有ソース端子および前記第1、第2および第3のCMOSインバータの一方の電源端子が接続され、カソードに前記第1、第2および第3のCMOSインバータの他方の電源端子が接続される第1のツェナーダイオードと、前記第1のツェナーダイオードのアノードとカソード間に接続される第1のキャパシターと、アノードに前記第3のPMOSトランジスタのドレイン端子が接続され、カソードに前記第1のツェナーダイオードのカソードが接続される第1のダイオードと、カソードに前記第1のツェナーダイオードのカソードが接続される第2のダイオードと、アノードに前記共有ソース端子が接続される第3のダイオードと、前記第3のダイオードのカソードと前記第2のダイオードのアノードの接続点とグランドとの間に接続される第2のキャパシターとを備える半導体スイッチング回路。
本発明によれば、消費電力を低減することができる半導体スイッチング回路を得ることができる。本発明におけるCMOSラッチ回路はラッチであるため、オンオフ制御スイッチの電流が無い場合には状態を保持し、CMOS回路であるため保持時の消費電力はゼロである。ラッチ回路のインバータを構成するNMOSを小さくすれば、印加電流の低減ができる。オンオフ制御をおこなわない場合は電流を流す必要は無く、また以上の動作はオンオフ制御スイッチの電流を短時間のパルス出力とすることができる。このため、CMOSラッチ回路用の電源回路は容量を小さくでき、消費電力を低減することができる。さらに、本発明におけるラッチ回路はCMOSインバータで構成されるものであり、従来回路のようにオンオフ制御のノードに大きな容量が無く、スイッチング回路のオンオフ制御の状態遷移を高速にできるため、スイッチング動作の高速化を実現することができる。
本発明に係る半導体スイッチング回路の実施例1を示す図である。 CMOSインバータの構成例を示す図である。 CMOSラッチ回路の別の構成例を示す図である。 本発明に係る半導体スイッチング回路の使用例について説明する図である。 本発明に係る半導体スイッチング回路の実施例2を示す図である。 本発明に係る半導体スイッチング回路の実施例3を示す図である。 本発明に係る半導体スイッチング回路の実施例4を示す図である。 従来の高耐圧スイッチング回路の一例を示す図である。 従来の高耐圧スイッチング回路の別の例を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態を実施例として、図面に基づいて詳細に説明する。実施例の各ブロックを構成する回路素子は公知の低耐圧、中高耐圧のMOSトランジスタ、CMOS回路、抵抗、キャパシター、ダイオード、電流源等であり、集積回路技術により単結晶シリコンのような半導体基板上に形成される。
図1は、本発明に係る半導体スイッチング回路の実施例1を示す図である。図1に示すように、この半導体スイッチング回路は、双方向スイッチ回路20とオンオフ制御回路21とフローティング電源回路22とを備える。
双方向スイッチ回路20は、2つのNMOSトランジスタMN1、MN2を備える。図示のように、NMOSトランジスタMN1、MN2の各ソース端子とゲート端子は共有ソース端子HSと共有ゲート端子HGに接続され、MN1のドレイン端子は入出力端子INに接続され、またMN2のドレイン端子は入出力端子OUTに接続される。双方向スイッチ回路20の入出力端子INとOUTは可換である。
オンオフ制御回路21は、CMOSラッチ回路31、オン制御スイッチMP3およびオフ制御スイッチMP4を備え、CMOSラッチ回路31の出力で、双方向スイッチ回路20の共有ゲート端子HGを制御する。CMOSラッチ回路31は、第1のCMOSインバータINV1、第2のCMOSインバータINV2および第3のCMOSインバータINV3を有し(以下、「CMOSインバータ」を単に「インバータ」ともいう)、第1のインバータINV1と第2のインバータINV2の出力と入力は相互に接続され、第2のインバータINV2の出力は第3のインバータINV3の入力に接続され、第3のインバータINV3の出力により共有ゲートを駆動する。基準電位HVDDとフローティング電源FVDD、FVSSの電位は乖離しているためオンオフ制御スイッチMP3、MP4は電流源として構成する。
図2は、CMOSラッチ回路を構成するCMOSインバータの構成例を示す図である。CMOSインバータINV1〜INV3は、図2に示すように、それぞれPMOSトランジスタPとNMOSトランジスタNとを備え、両者の共有ゲートを入力ノードとし、共有ソースを出力ノードとする。図1に戻って、CMOSラッチ回路の動作の一例を以下説明する。CMOSラッチ回路31の初期状態をオフ状態とすると、オン制御スイッチMP3の電流によりインバータINV1のローレベルを反転しインバータINV2の入力をハイレベルに引き上げて出力をローレベルとし、インバータINV3の出力をハイレベルにすることで双方向スイッチ回路20の共有ゲート端子HGの電位をハイレベルにし、双方向スイッチ回路20をオン状態とする。逆にオフ制御スイッチMP4の電流により、インバータINV2のローレベルを反転させ、インバータINV1の入力をハイレベルに引き上げて出力をローレベルとし、インバータINV2の出力をハイレベル、インバータINV3の出力をローレベルとすることで、双方向スイッチ回路20の共有ゲート端子HGの電位をローレベルにし、双方向スイッチ回路20をオフ状態とする。このようにCMOSラッチ回路31はラッチであるため、オンオフ制御スイッチMP3、MP4の電流が無い場合には状態を保持し、CMOS回路であるため保持時の消費電力はゼロである。
オン制御スイッチMP3およびオフ制御スイッチMP4の電流はCMOSラッチ回路31の反転だけ行えば良く、インバータINV1およびINV2を構成するNMOSを小さくすれば、印加電流の低減を行える。オンオフ制御をおこなわない場合は電流を流す必要は無く、また以上の動作はオンオフ制御スイッチMP3、MP4の電流を短時間のパルス出力とすることができるため、消費電力を低減することができる。
本発明によれば、従来回路のようにオンオフ制御のノードに大きな容量が無いため、オンオフ制御の状態遷移を高速化できる。
図3は、CMOSラッチ回路の別の構成例を示す図である。このCMOSラッチ回路32は、PMOSトランジスタP1とNMOトランジスタN1とを備えるインバータINV1およびPMOSトランジスタP2とNMOトランジスタN2とを備えるインバータINV2の各インバータの出力ノードとNMOSトランジスタN1、N2との間にそれぞれPMOSトランジスタP3、P4を接続する。PMOSトランジスタP3、P4は飽和領域で動作するため、ON端子から電流を入力すると、当ノードは容易にNMOSトランジスタN2のスレッショルドを超え、オン状態となる。この時点でPMOSトランジスタP4は非飽和状態であり、PMOSトランジスタP2より多くの電流を流すことができ、より少ない電流でラッチの状態を反転することができる。
以上に示すようにCMOSラッチ回路の構成は様々であり、ここに記載した回路形式に限定するものではない。
図1に戻って説明すると、フローティング電源回路22は、基準電源HVDDに接続された定電流源I1と、フローティング電源FVDDと、共有ソース端子HSに接続されたツェナーダイオードZD1と、キャパシターC10とを備え、ツェナーダイオードZD1によりFVDDとHS間に所定の電源電圧を生成し、キャパシターC10により安定化される。
図4は、本発明に係る半導体スイッチング回路の使用例について説明する図である。ここでは、上述した双方向スイッチ回路20を例えば超音波診断装置の送波パルススイッチに適用し、入力にパルス発生回路、出力にピエゾ素子のような負荷を接続した場合の動作について説明する。一つのパルス発生回路に対して、ピエゾ素子を複数個接続する形態である。
図4において、双方向スイッチ回路20をオンさせ、入出力端子INから送波パルスを入力し、入出力端子OUTへ通過させる場合、共有ソース端子HSの電位およびノードFVSS電位は入力信号と同電位となる。電源ノードFVDDはツェナーダイオードZD1およびキャパシターC10で保持され、一定の電圧をCMOSラッチ回路およびNMOSトランジスタMN1、MN2のゲートに印加する。電流源I1からの電流は、双方向スイッチ回路20、CMOSラッチ回路31およびフローティング電源回路22のリークによる電位低下を補うだけで良いため、典型的には0.1〜数μAであり送波パルスへの影響は極小である。
双方向スイッチ回路20をオフさせ入出力端子INに印加される送波パルスと、入出力端子OUTを分離する場合、共有ゲート端子HGと共有ソース端子HSを同電位とするように、CMOSラッチ回路31がローレベルを出力する。送波パルスの電圧が下がると、NMOSトランジスタMN1の寄生ダイオードにより共有ソースのレベルが送波パルスの電圧に従い低下するが、NMOSトランジスタMN2はオフ状態であるため入出力端子OUTに信号は通過せず、このMN2に接続されたNMOSトランジスタMNFで電位が固定される。送波パルスの電圧が上がると、NMOSトランジスタMN1はオフ状態であるため、信号は通過しないが、ドレインとソース、ゲート間の寄生容量により共有ソースのレベルが上昇する。ただし、NMOSトランジスタMN2の寄生ダイオードとNMOSトランジスタMNFで電位が固定される。
図5は、本発明に係る半導体スイッチング回路の実施例2を示す図である。図5に示すように、この半導体スイッチング回路は、双方向スイッチ回路20とオンオフ制御回路21とフローティング電源回路22と充電回路23とを備える。
本実施例は、図1で示した半導体スイッチング回路に充電回路23を付加したものである。この充電回路23は、オン制御信号からフローティング電源回路22へ充電を行うダイオードD10を備える。ダイオードD10は、図示のように、オン制御スイッチMP3とフローティング電源FVDDとの間に接続される。
本実施例では、双方向スイッチ回路20のオン制御の時にNMOSトランジスタMN1、MN2の共有ゲート端子HGを充電することによって低下した電源電圧FVDD−FVSSの定常電圧に至る時間を短縮するものである。固定のフローティング電源用の電流源I1は数μA以下の小さな電流であるため、NMOSトランジスタMN1、MN2のゲート電位を高速に立ち上げようとすると電流量が不足する。キャパシターC10を大きくしても、FVDDの低下は起こり、定常電圧になるまでの時間が増加するため、ダイオードD10をPMOSトランジスタMP3のドレインとFVDD間に接続することで、トランジスタMN1、MN2のゲート容量HGs充電の電荷を補充するものである。
本実施例におけるダイオードD10と同様の働きを、インバータINV1、INV2のPMOSトランジスタに寄生するボディーダイオードがする。本実施例は、図1、図3に示すCMOSラッチ回路を構成要素とすることを含む。
図6は、本発明に係る半導体スイッチング回路の実施例3を示す図である。図6に示すように、この半導体スイッチング回路は、双方向スイッチ回路20とオンオフ制御回路21とフローティング電源回路22と充電回路23、24とを備える。なお、充電回路23、24については、充電回路23を省き、充電回路24のみとすることもできる。
ここで充電回路24は、FVDDとFVSS間に直列接続されたダイオードD20、D30と、ダイオードD20のアノードとダイオードD30のカソードの接続点とグラウンド間に接続された寄生容量で構成されるキャパシターC20とを有する。
本実施例では、双方向スイッチ回路のオンオフ状態にかかわらず、共有ソース端子HSが変動する場合にダイオードD20、D30およびキャパシターC20からなる半波整流回路で、フローティング電源FVDDに充電を行う。充電のための電荷は、信号入力INの信号を使いFVSSを経由してダイオードD30を通してキャパシターC20を充電し、ダイオードD20を介してFVDDに注入する。この充電回路により、ラッチ回路などのリーク電流などによるFVDD−FVSS間電位の低下を補うことができる。
図7は、本発明に係る半導体スイッチング回路の実施例4を示す図である。図7に示すように、この半導体スイッチング回路は、図6の実施例3と比べると、双方向スイッチ回路20とオンオフ制御回路21とフローティング電源回路22と充電回路23、24とを備える点では同じであるが、双方向スイッチ回路20においてフローティング電源FVDDが基準電源HVDDおよび定電流源I1に接続されない点で異なる。
すなわち、この実施例4は、上述の実施例3の構成から、固定の充電用電流源I1を削除した構成である。
この実施例4は、フローティング電源FVDDと基準電位HVDD間に接続された電流源I1を不要とする。
CMOSラッチ回路31の初期状態は不定であるため、オン制御スイッチMP3によりフローティング電源FVDDを充電することが好ましい。CMOSラッチ回路31を用いて低消費電力化しているため、本実施例ではダイオードD10並びにダイオードD20、D30およびキャパシターC20により、フローティング電源FVDDの充電を行うことができるため電流源I1を不要とすることができる。
20…双方向スイッチ回路
21…オンオフ制御回路
22…フローティング電源回路
23、24…充電回路
31、32…CMOSラッチ回路
MN1〜MN2…NMOSトランジスタ
MP3〜MP4…PMOSトランジスタ
ZD1…ツェナーダイオード
D10〜D30…ダイオード
C10〜C20…キャパシター
HVDD…基準高圧電源
IN…入力端子
OUT…出力端子
SW1〜SW2…スイッチ制御端子
INV1、INV2、INV3…CMOSインバータ
I1…定電流源

Claims (5)

  1. 第1の入出力端子がドレイン端子に接続される第1のNMOSトランジスタと、第2の入出力端子がドレイン端子に接続される第2のNMOSトランジスタとを有し、前記第1のNMOSトランジスタのソース端子と前記第2のNMOSトランジスタのソース端子が接続されて共有ソース端子を構成し、前記第1のNMOSトランジスタのゲート端子と前記第2のNMOSトランジスタのゲート端子が接続されて共有ゲート端子を構成する双方向スイッチ回路と、
    第1、第2および第3のCMOSインバータを有し、前記第1のCMOSインバータの出力が前記第2のCMOSインバータの入力に接続され、前記第2のCMOSインバータの出力が前記第1および第3のCMOSインバータの入力に接続され、前記第3のCMOSインバータの出力が前記双方向スイッチ回路の前記共有ゲート端子に接続されるCMOSラッチ回路と、ソース端子に第1の電源端子が接続され、ドレイン端子に前記第1のCMOS回路の出力が接続され、ゲート端子に第1の制御信号が接続される第3のPMOSトランジスタと、ソース端子に前記第1の電源端子が接続され、ドレイン端子に前記第2のCMOSインバータの出力が接続され、ゲート端子に第2の制御信号が接続される第4のPMOSトランジスタとを有するオンオフ制御回路と、
    前記CMOSラッチ回路の前記第1、第2および第3のCMOSインバータのそれぞれの両電源端子間に接続される電源回路と、
    を備える半導体スイッチング回路。
  2. 請求項1に記載の半導体スイッチング回路において、前記電源回路は、アノードに前記双方向スイッチ回路の前記共有ソース端子および前記第1、第2および第3のCMOSインバータの一方の電源端子が接続され、カソードに前記第1、第2および第3のCMOSインバータの他方の電源端子が接続される第1のツェナーダイオードと、前記第1のツェナーダイオードのアノードとカソード間に接続される第1のキャパシターと、前記第1のツェナーダイオードのカソードと前記第1の電源端子との間に接続される定電流源とを備える半導体スイッチング回路。
  3. 請求項2に記載の半導体スイッチング回路において、アノードに前記第3のPMOSトランジスタのドレイン端子が接続され、カソードに前記第1のツェナーダイオードのカソードが接続される第1のダイオードを備える半導体スイッチング回路。
  4. 請求項2または3に記載の半導体スイッチング回路において、カソードに前記第1のツェナーダイオードのカソードが接続される第2のダイオードと、アノードに前記共有ソース端子が接続される第3のダイオードと、前記第3のダイオードのカソードと前記第2のダイオードのアノードの接続点とグランドとの間に接続される第2のキャパシターとを備える半導体スイッチング回路。
  5. 請求項1に記載の半導体スイッチング回路において、前記電源回路は、アノードに前記双方向スイッチ回路の前記共有ソース端子および前記第1、第2および第3のCMOSインバータの一方の電源端子が接続され、カソードに前記第1、第2および第3のCMOSインバータの他方の電源端子が接続される第1のツェナーダイオードと、前記第1のツェナーダイオードのアノードとカソード間に接続される第1のキャパシターと、アノードに前記第3のPMOSトランジスタのドレイン端子が接続され、カソードに前記第1のツェナーダイオードのカソードが接続される第1のダイオードと、カソードに前記第1のツェナーダイオードのカソードが接続される第2のダイオードと、アノードに前記共有ソース端子が接続される第3のダイオードと、前記第3のダイオードのカソードと前記第2のダイオードのアノードの接続点とグランドとの間に接続される第2のキャパシターとを備える半導体スイッチング回路。
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