JP2018015905A - 製本装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】厚さの異なる本身を順次表紙付けする場合でも、表紙が本身の小口側端部から飛び出さない製本物を作製できるようにする。【解決手段】製本装置は、原表紙Q0をその天地方向に沿って断裁して表紙Qを一枚ずつ形成する表紙形成ユニット9と、表紙形成ユニット9によって形成された表紙Qを本身Pに貼り付ける表紙付けユニット4と、表紙形成ユニット9を、本身Pの小口側端部と背側端部との間の長さs、及び、本身Pの厚さtに基づいて制御する制御部10と、を備える。表紙形成ユニット9は、表紙Qの小口方向の長さLが、当該表紙Qが貼り付けられる本身Pの背側端部と小口側端部との間の長さsの2倍、及び、当該表紙Qが貼り付けられる本身Pの厚さtの和以下(即ち、L≦2s+t)になるように、原表紙Q0を断裁する。【選択図】図1

Description

本発明は、表紙を本身に貼り付けて製本物を作製する製本装置に関する。
無線綴じ製本処理を行なう製本装置は、糊付けユニットによって本身の背に糊を塗布し、表紙付けユニットによって表紙を本身に貼り付けて、製本物を作製する(例えば、特許文献1)。次いで、製本物は、三方断裁装置へ送られる。三方断裁装置は、製本物の天部、地部、及び、小口部を断裁して、製本物を所定の寸法に仕上げる。
近年、バリアブル製本の需要が高まっており、厚さの異なる本身を順次製本処理することがある。製本装置は、表紙を表紙付けユニットへ一枚ずつ供給する表紙供給ユニットを備えているが、この表紙供給ユニットの載置台には、同じサイズの表紙が積層されている。従って、本身の厚さが小さい場合、図8A、図8Bの通り、表紙Qの小口側端部が本身Pの小口側端部から飛び出すような製本物Rが作製される。図8Aと図8Bとの比較から明らかな通り、本身Pの厚さが小さいほど、表紙Qの飛び出し部分はより長くなる。
このような製本物Rが、特許文献2に開示の三方断裁装置によって断裁されるときには、次の問題を生じさせる可能性がある。特許文献2の三方断裁装置では、図9Aの通り、製本物Rは、その小口部がプッシャ50で横から押されることで、製本物Rの小口部を断裁するための小口断裁部へ送られ、その背部がストッパー51に当接する。このとき、表紙Qの飛び出し部分は、プッシャ50の上方へめくり上げられるようになっている。
小口断裁部は、小口断裁刃による断裁の際に、製本物Rの小口部を上方から押さえる小口押さえ板52を備える。表紙Qの飛び出し部分がプッシャ50の上方へめくり上げられた状態で、小口押さえ板52が製本物Rの小口部を押さえると、図9Aの通り、表紙Qが撓んでしまう。その結果、断裁後の製本物の表紙は本身の小口端部から突出し、製本物の仕上がりが悪くなってしまう。
また、図9Bのように、サイズが同じ複数の製本物Rを、積み重ね、プッシャ50によってストッパー51に向けて押して揃えてから、まとめて断裁することがある。しかしながら、バリアブル製本においては、プッシャ50によってこれらの製本物Rを押す際に、表紙Qの飛び出し部分が邪魔になるので、このような断裁工程を実施することはできなかった。
特許第5713510号公報 特開2013−230530号公報
本発明は、厚さが異なる本身を順次表紙付けする場合でも、表紙が本身の小口側端部から飛び出さない製本物を作製することができる製本装置を提供することを目的とする。
本発明は、本身と前記本身に貼り付けられた表紙とからなる製本物を作製する製本装置に関する。製本装置は、原表紙をその天地方向に沿って断裁して前記表紙を一枚ずつ形成する表紙形成ユニットと、前記表紙形成ユニットによって形成された前記表紙を前記本身に貼り付ける表紙付けユニットと、前記表紙形成ユニットを、前記本身の小口側端部と背側端部との間の長さ、及び、前記本身の厚さに基づいて制御する制御部と、を備える。前記表紙形成ユニットは、前記制御部に制御されて、前記表紙の小口方向の長さが、当該表紙が貼り付けられる前記本身の背側端部と小口側端部との間の長さの2倍、及び、当該表紙が貼り付けられる前記本身の厚さの和以下になるように、前記原表紙を断裁する。
製本装置は、前記本身の厚さを測定するための測定ユニットをさらに備え、前記制御部は、前記測定ユニットにより測定された前記本身の厚さに基づいて前記表紙形成ユニットを制御してもよい。
前記表紙形成ユニットは、前記原表紙を搬送しながら当該原表紙の搬送方向に沿って断裁するスリット機構と、前記スリット機構を前記搬送方向に対して直角かつ水平な直交方向に移動させる移動機構と、を備えてもよい。前記制御部は、前記スリット機構が前記原表紙を断裁する前記直交方向の断裁位置を、前記本身の背側端部と小口側端部との間の長さ、及び、前記本身の厚さに基づいて決定する。そして、前記スリット機構は、前記制御部によって決定された前記断裁位置へ前記移動機構によって移動される。
2つの前記スリット機構が、互いに前記直交方向に間隔をあけて設けられてもよい。そして、前記移動機構は、2つの前記スリット機構をそれぞれ独立に前記直交方向に移動させる。前記制御部は、前記スリット機構のそれぞれの前記断裁位置を決定する。
製本装置は、載置台に載置された前記原表紙のスタックから前記原表紙を一枚ずつ前記表紙形成ユニットへ供給する原表紙供給ユニットをさらに備えてもよい。
本発明によれば、表紙形成ユニットは、本身の厚さ、及び、本身の小口側端部と背側端部との間の長さに応じて原表紙を断裁し、当該本身にあった小口方向の長さを有する表紙を原表紙から形成する。それによって、厚さが異なる本身を順次表紙付けする場合でも、表紙付けユニットは、表紙の小口側端部が本身の小口側端部から突出しないように表紙を本身に貼り付けることができる。その結果、断裁工程における製本物の仕上がりの良さが保障される。
本発明の一実施形態に係る製本装置を概略的に示す斜視図である。 図2A、図2Bは、測定ユニットの測定動作を説明するための概略的な側面図である。 図3A、図3Bは、測定ユニットの測定動作を説明するための概略的な側面図である。 図4Aは、表紙形成ユニットを概略的に示す正面図で、図4Bは、図4Aの側面図である。 図5Aは、本身を示す斜視図であり、図5Bは、原表紙が断裁されて表紙が形成される様子を説明するための平面図である。 表紙形成ユニットが原表紙を断裁(スリット)する位置を決定する様子を説明する平面図であり、図6Aは、本身の厚さが大きい場合を示し、図6Bは、本身の厚さが小さい場合を示す。 図7A、図7Bは、本発明に係る製本装置によって作製された製本物を示す側面図である。 図8A、図8Bは、従来の製本装置によって作製された製本物の一例を示す側面図である。 図9A、図9Bは、断裁工程における問題点を説明するための側面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る製本装置について説明する。製本装置は、図7の通り、本身Pと、少なくとも本身Pの背に貼り付けられた表紙Qとからなる製本物Rを順次作製する無線綴じ製本装置である。
図1を参照して、製本装置の全体構成について説明する。製本装置は、所定の経路Kに沿って移動可能に配置された1または2以上(実施形態では4つ)のクランパ1を備えている。クランパ1は、本身Pをクランプするための一対のクランプ板1a、1bを備えている。
実施形態では、クランパ1の経路Kは、垂直面内において間隔をあけて配置された水平な上側および下側直線状経路部分Ka、Kbと、これらの経路部分Ka、Kbの端同士を接続する弧状経路部分Kc、Kdとからなるループ状をなしている。
図示されていないが、経路Kに沿って適切なガイドが設けられている。クランパ1は、このガイドに対してスライド可能に取り付けられており、公知の駆動機構によって、経路Kに沿って一方向(図1では反時計周り)に移動される。
製本装置は、無線綴じ製本処理を行なうための一連の処理ユニット2、3、4を備える。一連の処理ユニットは、経路Kの部分Kbに沿って配置された、ミリングユニット2、糊付けユニット3、及び、表紙付けユニット4からなる。表紙付けユニット4は、一対のニップ板4a、4b及び底板4cを備える。そして、経路Kの部分Kbにおける一連の処理ユニット2、3、4の上流側に本身受取位置Mが設けられる。
製本装置は、経路Kの部分Kbに関して本身受取位置Mの一側に、クランパ1に本身Pを順次供給する本身供給ユニット5を備える。実施形態では、厚さt(図5A参照)の異なる本身Pが本身供給ユニット5によってクランパ1へ供給される。製本装置は、本身供給ユニット5による本身Pの供給前に、本身Pの厚さtを測定するための測定ユニット6を備える。
経路Kには、一連の処理ユニット2、3、4によって作製された製本物Rを排出する製本物排出位置Nが設けられている。実施形態では、本身受取位置Mが、製本物排出位置Nも兼ねている。そして、製本物排出位置Nから落下した製本物Rを製本装置の外部へ排出するための製本物排出ユニット7が設けられている。
製本装置は、原表紙供給ユニット8及び表紙形成ユニット9を備える。原表紙供給ユニット8は、表紙Qの元となる原表紙Qを、載置台8aに載置された原表紙Qのスタックから一枚ずつ搬送方向Xに搬送して表紙形成ユニット9へ供給する。表紙形成ユニット9は、以下で詳述する通り、原表紙Qをその天地方向に沿って断裁して、表紙Qを一枚ずつ形成し、当該表紙Qを表紙付けユニット4へ供給する。
製本装置は、少なくとも原表紙供給ユニット8及び表紙形成ユニット9を制御する制御部10を備える。制御部10は、プロセッサー、記憶媒体等を含む。制御部10は、原表紙供給ユニット8を制御して、原表紙Qの表紙形成ユニット9への供給を制御する。また、制御部10は、本身Pの小口側端部と背側端部との間の長さs(図5A参照)、及び、本身Pの厚さtとに基づいて、表紙形成ユニット9を制御する。
図2、図3を参照して、厚さ測定ユニット6について説明する。この測定ユニット6は、特許文献1と同様の構成であるので、その概略的構成だけが説明される。図2を参照して、測定ユニット6は、下向きコ字状の基台11と、基台11の上面に固定された基準プレート12とを備える。基準プレート12は、垂直な基準面12aを有する。
ガイドレール13が、基台11の側面に支持されて、基準面12aに対して直角にのびている。可動体14が、基準プレート12に対して近接または離間する方向にスライド可能にガイドレール13に取り付けられている。測定体15が、可動体14の内部空間に配置され、かつ、ガイドレール13にスライド可能に取り付けられている。コイルバネ16が、可動体14の内部空間に圧縮状態で配置されており、測定体15を可動体14に基準プレート12へ向かう方向に常時押し付けている。
測定体15は、基台11の上面から上方に突出する拡張部15aを有しており、この拡張部15aには、基準プレート12の基準面12aに対向する計測面15bが設けられている。なお、図示されていないが、拡張部15aの基準プレート12に対する近接及び離間を許容するために、基台11及び可動体14には、ガイドレール13に沿ってのびるガイド穴がそれぞれ形成されている。
測定ユニット6は、可動体14をスライド移動させるための可動体移動機構を備える。可動体移動機構は、一対のプーリ17と、これらのプーリ17の間に掛け渡され、可動体14が連結されたタイミングベルト18と、一方のプーリ17の回転軸に連結されたモータ19等からなる。一方のプーリ17がモータ19によって回転駆動され、それによって、可動体14がスライド運動するようになっている。
測定ユニット6は、測定体15の計測面15bが基準プレート12の基準面12aに当接した位置をゼロ点として、計測面15bの基準面12aに対する移動距離を測定する距離計測機構を備えている。この距離計測機構は、一対のプーリ20と、これらのプーリ20の間に掛け渡され、測定体15が連結されたタイミングベルト21と、を備える。さらに、距離計測機構は、一方のプーリ20の回転軸に連結され、当該プーリ20の回転量を測定体15の計測面15bの移動距離に換算し、移動距離を出力するロータリーエンコーダ22を備える。
測定ユニット6は、第1のセンサー23及び第2のセンサー24をさらに備える。第1のセンサー23は、例えば光電センサーからなり、基台11または基準プレート12に取り付けられ、本身Pが基準プレート12の基準面12aの前方に置かれたことを検出する。なお、図示されていないが、基準プレート12には、第1のセンサー23の検出部に対応する位置に検出窓が形成されている。
第2のセンサー24は、測定体15がコイルバネ16の弾性力に抗して可動体14の側面から所定の距離離れたことを検出する。第2のセンサー24は、近接センサーからなり、可動体14の上面に、その検出部が上向きになるように取り付けられる。一方、測定体15の上面には金属板25が取り付けられる。金属板25は、測定体15が可動体14の側面から所定の距離離れたときに、第2のセンサー24の検出部に接近して、第2のセンサー24によって検出される位置にある。
基台11の上面のガイドレール13に直交する方向の両側に、滑り促進板26(一方のみが図示されている)が取り付けられている。促進板26は、それぞれ、ガイドレール13に沿ってのびている。
測定ユニット6による測定は、次のようにしてなされる。
測定開始前においては、測定体15の計測面15bは、基準プレート12の基準面12aから最大距離離れた初期位置にある(図2A参照)。そして、本身Pが、基準面12aの前方に、第1のセンサー23の検出部を遮るように置かれ、操作者の手によって起立状態に支持される。本身Pが第1のセンサー23によって検出されると、測定ユニット6は、可動体移動機構を作動させる。それによって、可動体14が基準プレート12に向ってスライド運動を開始する。
可動体14のスライド運動の途中で、本身Pが、測定体15の計測面15bによって、基準面12aに向けて、基準面12aと計測面15bとの間に隙間無く挟まれるまで押される(図2B参照)。このとき、滑り促進板26の作用によって、厚い本身Pであっても、スムーズに押し動かされる。
この位置において、測定体15は、計測面15bが本身Pに当接することによって、基準プレート12に向かってさらに移動することはできない。一方、可動体14は、その後もスライド運動を続ける。それによって、コイルバネ16が徐々に圧縮されながら、測定体15が可動体14の側面から徐々に離れる(図3A参照)。
測定体15が可動体14から所定の距離離れて、測定体15の金属板25が可動体14の第2のセンサー24によって検出されると(図3B参照)、測定ユニット6は、可動体移動機構を停止させる。それによって、可動体14は停止する。そして、本身Pの厚さtが、移動距離測定手段によって測定される。測定値のデータは、測定ユニット6から制御部10へ送られる。
なお、測定ユニット6は、上記の実施形態に限定されるものではない。
図4を参照して、表紙形成ユニット9について説明する。表紙形成ユニット9は、原表紙Qを、搬送方向Xに搬送しつつ搬送方向Xに沿って断裁するスリット機構30を備える。ここで、原表紙Qは、その天地方向が搬送方向Xと平行になるように原表紙供給ユニット8及び表紙形成ユニット9に搬送される。従って、原表紙Qは、表紙形成ユニット9によって天地方向に沿って断裁される。
実施形態では、2つのスリット機構30が設けられており、搬送方向Xに対して直角かつ水平な直交方向Yに互いに間隔をあけて配置されている。スリット機構30は、それぞれ、上下方向に設けられた一対の円形のスリッタ31と、各スリッタ31に取り付けられた一対のローラ32と、スリッタ31及びローラ32を支持する一対の支持部材33とを備える。
表紙形成ユニット9は、2つのスリット機構30をそれぞれ独立に直交方向Yに移動させる移動機構34を備える。移動機構34は、制御部10によって制御される。移動機構34は、フレーム35に支持されて直交方向Yにのび、互いに上下方向に間隔をあけて配置された一対のスライドシャフト36を備える。支持部材33は、それぞれ、スライドシャフト36に対してスライド可能となっている。
表紙形成ユニット9は、直交方向Yにのびる送りネジ37を備える。図4Bの通り、2本の送りネジ37が互いに搬送方向Xに間隔をあけて設けられている。そして、各送りネジ37に対して、送りネジ37を正逆方向に回転させるためのモータ38が設けられている。ギア39が、モータ38の回転出力を送りネジ37に伝達するために設けられている。各モータ38は、制御部10に電気的に接続されている。
一方のスリット機構30の支持部材33のナット部40が、一方の送りネジ37に螺合しており、他方のスリット機構30の支持部材33のナット部40が、他方の送りネジ37に螺合している。それによって、各スリット機構30は、関連する送りねじ37の正逆回転によって直交方向Yに移動される。こうして、2つのスリット機構30は、それぞれ独立に直交方向Y(即ち、搬送される原表紙Qの小口方向)に移動される。
表紙形成ユニット9は、両スリット機構30を駆動する駆動機構41を備える。駆動機構41は、ベアリング42を介してフレーム35に回転可能に支持されて、直交方向Yにのびるスプライン43と、スプライン43を回転させるためのモータ44と、を備える。駆動機構41は、モータ44の回転出力をスプライン43に伝達するために、一対のプーリ45と、これらの間に掛け渡されたタイミングベルト46とを備える。スプライン43がスリット機構30の下側のローラ32に係合されており、下側のローラ32はスプライン32の回転によって回転される。下側のローラ32の回転によって、これに接触している上側のローラ32が回転される。その結果、両スリット機構30の上下一対のスリッタ31が回転される。
原表紙Qは、原表紙供給ユニット8から表紙形成ユニット9へ搬送されると、上下一対のローラ32の間に導入され、一対のローラ32によって搬送方向Xに搬送される。そして、原表紙Qは、当該搬送の間に、一対のスリッタ31によって搬送方向X(即ち、その天地方向)に沿って断裁される。その結果、図5Bの通り、原表紙Qから、表紙Q、及び、表紙Qの両側のカスQ’が形成される。カスQ’は搬送路から落とされて、表紙Qだけが表紙貼付けユニット4(図1)へ送られる。
なお、表紙形成ユニット9は、上記に限定されるものではない。
次に、本発明に係る製本装置の製本処理について説明する。まず、本身Pの厚さtが、測定ユニット6を用いて測定者によって順次測定される。測定された厚さtは、制御部10の記憶媒体に順番に記憶される。図1の通り、測定後、本身Pは、操作者によって本身供給ユニット5に載せられ、本身供給ユニット5によって本身受取位置Mへ順次搬送される。
本身Pは、本身受取位置Mにおいて、クランパ1の一対のクランプ板1a、1bの間に挿入され、クランプ板1a、1bによって背が下向きになるようにクランプされる。そして、本身Pは、経路Kに沿って移動され、ミリングユニット2に送られる。
ミリングユニット2は、フライスカッターを有しており、本身Pがフライスカッターの上を通過する間に、フライスカッターによって本身Pの背を切削する。その後、一対のクランプ板1a、1bにクランプされた本身Pは、糊付けユニット3へ送られる。
糊付けユニット3は、糊を収容するタンク、糊付けローラと、余分な糊を拭き取るローラ等を有し、本身Pの背に適当な厚さで糊を付ける。その後、一対のクランプ板1a、1bにクランプされた本身Pは、表紙付けユニット4へ送られる。
表紙付けユニット4は、一対のクランプ板1a、1bにクランプされた本身の少なくとも背に、表紙形成ユニット9から供給される表紙Qを貼り付ける。ここで、制御部10は、この本身Pの長さs及び厚さtに基づいて表紙形成ユニット9を制御して、この本身Pに合った小口方向の長さL(図5B参照)を有する表紙Qを形成し、これを表紙付けユニット4に供給する。
制御部10は、その記憶媒体を参照して、表紙付けユニット4によって表紙付けされる本身Pの厚さtを認識する。実施形態では、製本装置に供給される本身Pを構成するシートのサイズは一定であることから、長さsは一定であり既知である。図1の通り、原表紙供給ユニット8から表紙付けユニット4まで搬送方向Xにのびる基準線Cが規定されている。この基準線Cは、表紙付けユニット4の表紙付け位置でクランプされている本身Pの背の縁線の一方と整列するものである。
制御部10は、この基準線Cを基準にして、本身Pの厚さt及び長さsに基づき、2つのスリット機構30の直交方向Yの断裁位置をそれぞれ決定する。具体的には、図6の通り、制御部10は、一方のスリット機構30の断裁位置Daを、基準線Cから直交方向Yの一方(基準線Cと整列する本身Pの背の縁線から他方の縁線に向う方)に、s+t離れた位置に決定する。制御部10は、他方のスリット機構30の断裁位置Dbを、基準線Cから直交方向Yの他方に、s離れた位置に決定する。そして、表紙形成ユニット9の移動機構34は、制御部10に制御されて、2つのスリット機構30をそれぞれ、決定された断裁位置Da、Dbへ移動させる。
それから、原表紙Qが原表紙供給ユニット8から表紙形成ユニット9へ供給される。それによって、原表紙Qが、スリット機構30によって断裁されて表紙Qが形成され、当該表紙Qは、貼り付けられる本身Pの長さsの2倍と厚さtとの和の小口方向の長さLを有する。すなわち、L=2s+tとなる表紙Qが形成される。
このような表紙Qの形成が、表紙付けユニット4に順次供給されてくる各本身Pに対して行なわれる。従って、図6A、図6Bの比較から明らかな通り、バリアブル製本工程のように、厚さtの異なる本身Pを順次無線綴じ製本処理する場合でも、その本身Pに合った小口方向の長さLを有する表紙Qが表紙形成ユニット9によって順次形成される。
それから、表紙Qが一対のニップ板4a、4b及び底板4c上まで搬送され、表紙Qの背に対応する部分と、表紙付け位置でクランプされた本身Pの背とが互いに対向する。そして、一対のニップ板4a、4b及び底板4cが上昇し、表紙Qは、糊が塗布された本身Pの背に底板4cによって押し付けられる。これと同時に、一対のニップ板4a、4bが互いに接近する方向に動かされ、本身P及び表紙Qを両側から挟む。それによって、表紙Qが本身Pに貼り付けられて、図7Aのような製本物Rが作製される。
表紙Qの小口方向の長さはL=2s+tであり、かつ、上述のように基準線Cを基準にして断裁位置Da、Dbを決定していることにより、表紙Qは、その2つの小口側端部が本身Pの小口側端部から飛び出さず当該小口側端部と揃うように、表紙付けユニット4によって本身Pに貼り付けられる。
それから、クランパ1によってクランプされた製本物Rは、経路Kの部分Kcを経て、上下が逆さまになった姿勢で部分Kaを通過し、部分Kdを経て、製本物排出位置Nで停止する。クランパ1が製本物Rのクランプを解除すると、製本物Rは、製本物排出ユニット7上に落下する。その後、クランパ1は、本身供給ユニット5から供給される新たな本身Pをクランプする。
製本物排出ユニット7は、製本物Rを製本装置の外部へ排出する。その後、製本物Rは、三方断裁装置によって断裁されて、所定の寸法に仕上げられる。
上記実施形態によれば、厚さtの異なる本身Pを順次製本処理する場合でも、製本物Rにおいて表紙Qの小口側端部が本身Pから飛び出ることはない。従って、図9Aのような断裁工程において製本物Rの仕上げ不良の問題が生じることはなく、結果、製本物Rの仕上がりの良さが常に保障される。また、バリアブル製本では従来実施できなかった、図9Bのようにサイズが同じ複数の製本物Rを積み重ねて断裁する断裁工程も実施できるようになる。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、各本身Pの厚さtは、測定ユニット6によって測定されていた。これに代えて、制御部10は、本身Pの厚さtを、外部の装置(例えば、製本装置より前段に配置された、本身Pを形成する丁合装置等)から取得してもよい。また、本身Pの厚さtは、操作者による入力部(例えば、タッチパネル等)を通じた入力によって取得されてもよい。
上記実施形態では、厚さtが異なり長さsが同じ本身Pが順次表紙付されていたが、本発明に係る製本装置は、長さsが異なる本身Pが順次表紙付けされる場合にも対応できる。この場合、測定ユニット6が長さsを測定する構成を有し、制御部10は、測定ユニット6から各本身Pの長さsを取得する。その他、長さsは、外部の装置から取得される、または、操作者による入力部を通じた入力によって取得されてもよい。
そして、当然ながら、本発明の製本装置は、厚さt及び長さsの双方が異なる本身Pが順次表紙付される場合にも対応できる。
上記実施形態では、小口方向の長さL=2s+tとなる表紙Qが形成されていたが、表紙Qの小口方向の長さLが2s+t未満の表紙Qが形成されるように(即ち、L<2s+t)、表紙形成ユニット9が制御部10によって制御されてもよい。この場合に作製される製本物Rは、図7Bの通り、表紙Qの小口側端部が本身Pの小口側端部から引っ込んでいる。しかしながら、表紙Qの小口側端部が本身Pから飛び出ていないので、断裁工程において、従来技術で記載したような仕上がり不良の問題は生じず、この製本物Rを断裁工程によって適切に仕上げることができる。
4 表紙付けユニット
6 測定ユニット
8 原表紙供給ユニット
8a 載置台
9 表紙形成ユニット
10 制御部
30 スリット機構
34 移動機構
Da 一方の断裁位置
Db 他方の断裁位置
P 本身
Q 表紙
原表紙
R 製本物
t 本身の厚さ
s 本身の小口側端部と背側端部との間の長さ
L 表紙の小口方向の長さ
X 原表紙・表紙の搬送方向
Y 搬送方向に対する直交方向

Claims (5)

  1. 本身と前記本身に貼り付けられた表紙とからなる製本物を作製する製本装置であって、
    原表紙をその天地方向に沿って断裁して前記表紙を一枚ずつ形成する表紙形成ユニットと、
    前記表紙形成ユニットによって形成された前記表紙を前記本身に貼り付ける表紙付けユニットと、
    前記表紙形成ユニットを、前記本身の小口側端部と背側端部との間の長さ、及び、前記本身の厚さに基づいて制御する制御部と、を備え、
    前記表紙形成ユニットは、前記制御部に制御されて、
    前記表紙の小口方向の長さが、当該表紙が貼り付けられる前記本身の小口側端部と背側端部との間の長さの2倍、及び、当該表紙が貼り付けられる前記本身の厚さの和以下になるように、前記原表紙を断裁する、
    ことを特徴とする製本装置。
  2. 前記本身の厚さを測定するための測定ユニットをさらに備え、
    前記制御部は、前記測定ユニットにより測定された前記本身の厚さに基づいて前記表紙形成ユニットを制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記表紙形成ユニットは、
    前記原表紙を搬送しながら当該原表紙の搬送方向に沿って断裁するスリット機構と、
    前記スリット機構を前記搬送方向に対して直角かつ水平な直交方向に移動させる移動機構と、を備え、
    前記制御部は、
    前記スリット機構が前記原表紙を断裁する前記直交方向の断裁位置を、前記本身の背側端部と小口側端部との間の長さ、及び、前記本身の厚さに基づいて決定し、
    前記スリット機構は、
    前記制御部によって決定された前記断裁位置へ前記移動機構によって移動される、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の製本装置。
  4. 2つの前記スリット機構が、互いに前記直交方向に間隔をあけて設けられており、
    前記移動機構は、2つの前記スリット機構をそれぞれ独立に前記直交方向に移動させるものであり、
    前記制御部は、前記スリット機構のそれぞれの前記断裁位置を決定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  5. 載置台に載置された前記原表紙のスタックから前記原表紙を一枚ずつ前記表紙形成ユニットへ供給する原表紙供給ユニットをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の製本装置。
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