JP2018014951A - ベール支持部材、釣糸案内部材及びそれを備える魚釣り用スピニングリール - Google Patents

ベール支持部材、釣糸案内部材及びそれを備える魚釣り用スピニングリール Download PDF

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Abstract

【課題】重量のばらつきを抑制でき、外表面の見栄えを保ったベール支持部材、そのベール支持部材とそれに結合されたベールとを含む釣糸案内部材、及びそれを備える魚釣り用スピニングリールを提供する。【解決手段】第1ベール支持部材240は、魚釣り用スピニングリールのベール支持部材であって、魚釣り用スピニングリールのロータアームへの取付部243を備える第1端部241と、第1端部241から離間した領域にあり、ベール270の第1端部271が挿入されるベール挿入孔247を有する第2端部242と、を備え、ベール挿入孔247は、ベール挿入孔247の孔軸A方向と直交する少なくとも1つの方向の内幅がベール挿入孔247の内幅よりも大きい、第1ベール支持部材240とベール270とが結合される拡幅部248を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、ベール支持部材、釣糸案内部材及びそれを備える魚釣り用スピニングリールに関する。
魚釣り用スピニングリールは、釣竿に装着してハンドルを回し、前方に放出した釣糸を手元に巻き取るためのリールである。魚釣り用スピニングリールは、ハンドルを回すことによってロータを回転させ、ロータに取り付けられたベールアームで釣糸を誘導してスプールに巻き取る構造となっている。ベールアームは、ベールと第1ベール支持部材と第2ベール支持部材とからなり、第1ベール支持部材はさらに釣糸を誘導するラインローラを有している。2つのベール支持部材はそれぞれロータの2つのロータアームに取り付けられている。
ベールアームのベールはその両端部がそれぞれ第2ベール支持部材と第1ベール支持部材のラインローラとに結合されている。ベールは細長い金属から構成されており、その端部をベール支持部材やラインローラに十分な強度で固定する必要がある。
例えば特開平10−276629号公報(特許文献1)には、ベールの端部に凹部を形成し、ベールを第2ベール支持部材とラインローラの固定軸カバーにそれぞれ備えた挿入穴に挿入したのち、第2ベール支持部材と固定軸カバーを外側からかしめることにより、ベールの凹部と係合させて結合する技術が開示されている。
また特開2001−352869号公報(特許文献2)には、金属製パイプからなるベールアームの端部に係合凹部を形成した補強芯材を挿着し、ベール支持部材に金属製パイプを挿入後、ベール支持部材をかしめ或いは絞り加工を行ってベールアームを補強芯材ごと固定する技術が開示されている。
特開平10−276629号公報 特開2001−352869号公報
魚釣り用スピニングリールは、ロータが高速で回転するため、安定した回転を保つようにベール支持部材も含めたロータの回転バランスが取れるように設計される。そのため、ベール支持部材は製品ごとに重量のばらつきがないよう製造する必要がある。
特許文献1及び特許文献2に開示された技術は、いずれもベール支持部材に挿入されたベールの端部の方向に、ベール支持部材の外表面からかしめ又は絞り加工によって内部まで変形させ、ベールの端部に備えた凹部と係合させることによりベールを結合させるものである。
このような方法でベールとベール支持部材を結合する構造では、ベール支持部材の外表面のかしめ又は絞り加工を可能とするために、ベール支持部材は比較的柔らかい金属素材で製造する必要がある。柔らかい金属素材でベール支持部材を製造すると、バリが発生しやすい。ところがそのバリを除去する工程でバリの除去量が製品ごとにばらつくため、ベール支持部材は製品ごとに重量のばらつきが生じるおそれがある。ベール支持部材の重量が製品ごとにばらつくと、そのベール支持部材を用いた魚釣り用スピニングリールが設計通りの回転バランスが得られないおそれがある。これを防ぐためには、バリが生じないよう硬い素材を用いてベール支持部材を製造する必要がある。
さらに、外表面が変形したベール支持部材は、その外見によってユーザに傷があるとの違和感を与えるおそれもある。
以上のような状況から、重量のばらつきを抑制でき、外表面の見栄えを保ったベール支持部材が望まれている。
本発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、重量のばらつきを抑制でき、外表面の見栄えを保ったベール支持部材、そのベール支持部材とそれに結合されたベールとを含む釣糸案内部材、及びそれを備える魚釣り用スピニングリールを提供することを目的とする。
(1)本発明に係るベール支持部材は、
魚釣り用スピニングリールのベール支持部材であって、
前記魚釣り用スピニングリールのロータアームへの取付部を備える第1端部と、
前記第1端部から離間した領域にあり、ベールの端部が挿入されるベール挿入孔を有する第2端部と、
を備え、
前記ベール挿入孔は、当該ベール挿入孔の孔軸方向と直交する少なくとも1つの方向の内幅が前記ベール挿入孔の内幅よりも大きい、前記ベール支持部材と前記ベールとが結合される拡幅部を備える。
(2)好ましくは、前記拡幅部は、前記ベール挿入孔の最奥部に配置されている。
(3)好ましくは、前記拡幅部は、前記ベール挿入孔の最奥部から離間した位置に配置されている。
(4)好ましくは、前記拡幅部は、前記孔軸方向と直交する方向に前記第2端部の表面から前記ベール挿入孔まで貫通した貫通孔である。
(5)好ましくは、前記ベール挿入孔の内壁に固定された、前記ベールの端部が挿入可能な内径を有する塑性変形可能なパイプ部材をさらに備える。
(6)本発明に係る釣糸案内部材は、上記(5)に記載のベール支持部材と当該ベール支持部材に結合された前記ベールとを含む釣糸案内部材であって、
前記ベールは、当該ベールの端部が前記パイプ部材に挿入されたときに前記拡幅部に対向する位置に陥凹部を備え、
前記パイプ部材に挿入された前記ベールの前記陥凹部に、前記パイプ部材の一部が突出した塑性凸部が係止されている。
(7)本発明に係る釣糸案内部材は、上記(1)から(4)のいずれか一に記載のベール支持部材と当該ベール支持部材に結合された前記ベールとを含む釣糸案内部材であって、
前記ベール挿入孔に挿入された前記ベールの端部が前記拡幅部と係合している。
(8)好ましくは、前記ベールの端部に挿通孔を備え、
前記挿通孔に挿通した挿通部材が前記拡幅部に係止されて係合している。
(9)好ましくは、前記ベールの端部に平板部を備え、
前記平板部が前記拡幅部に係止されて係合している。
(10)本発明に係る魚釣り用スピニングリールは、上記(6)から(9)のいずれか一に記載の釣糸案内部材を備える。
本発明によれば、重量のばらつきを抑制でき、外表面の見栄えを保ったベール支持部材、そのベール支持部材とそれに結合されたベールとを含む釣糸案内部材、及びそれを備える魚釣り用スピニングリールを提供することができる。
本発明の実施の形態1に係るスピニングリールの側面図である。 本発明の実施の形態1に係るスピニングリールの前面図である。 (a)は図1に示すスピニングリールのベールの端部とベール支持部材を示す側面図、(b)はベール支持部材の内部部材である塑性管を示す分解斜視図である。 (a)はベールの係合端部をベール支持部材のベール挿入孔に挿入したときの横(左右)方向断面斜視図、(b)はベールとベール支持部材とを結合した状態の側面図である。 (a)は本発明の実施の形態2に係るベールの端部とベール支持部材を示す側面図、(b)は図5(a)の斜視図、(c)はベールの係合端部がベール支持部材の補助孔へピンによって係合された状態を示す横(左右)方向断面斜視図、(d)はベールとベール支持部材とを結合した状態の側面図である。 (a)は本発明の実施の形態3に係るベールの端部とベール支持部材を示す斜視図、(b)はベールの係合端部をベール挿入孔に挿入したときのベール支持部材内部の配置関係を示す後部から見た縦(上下)方向断面の斜視図、(c)は図6(b)の状態からベールの係合端部をベール軸回りに90度回転させて係合させたときのベール支持部材内部の配置関係を示す縦(上下)方向断面の斜視図、(d)は図6(c)に示す状態での側面図である。 (a)は本発明の実施の形態3の一変形例に係るベールの端部とベール支持部材を示す斜視図、(b)はベールの係合端部をベール挿入孔に挿入したときのベール支持部材内部の配置関係を示す後部から見た縦(上下)方向断面の斜視図、(c)は図7(b)の状態からベールの係合端部をベール軸回りに90度回転させて係合させたときのベール支持部材内部の配置関係を示す縦(上下)方向断面の斜視図、(d)は図7(c)に示す状態での側面図である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る第1ベール支持部材240及びそれを有する釣糸案内部材280を備える魚釣り用のスピニングリール200について、図面を参照して説明する。なお、「上」、「下」、「左」、「右」と説明したのは図中に示す上下左右方向を指すものであり、絶対的な方向を示すものではない。また図中の上下方向の長さを「高さ」と、左右方向の長さを「幅」ということがある。
スピニングリール200は、図1に示すように釣竿Rに取り付けられる。スピニングリール200は、釣竿Rの長手方向(図1の左右方向)に沿った軸回りに釣り糸を巻き取るリールであって、ハンドル211を備えたリール本体212と、リール本体212の前部に回転自在に支持されたロータ220と、ロータ220の前部に配置され、釣り糸を巻き取るためのスプール230と、を備える。スピニングリール200は、ハンドル211を回すことによってロータ220を回転させ、スプール230に釣糸を巻き取るようにするための巻取機構(図示せず)をリール本体212の内部に備えている。
スプール230は、釣糸が巻きつけられる部材である。スプール230は、巻取機構のスプール軸の先端部に支持されている。スプール230は、ロータ220の回転に伴ってスプール軸と一体的に前後方向に往復移動する。
ロータ220は、スプール230に釣糸を巻きつけるための部材である。ロータ220は、巻取機構のピニオンギアの前部に固定されており、ハンドル211を手で回すことによりピニオンギアと一体的に回転する。
ロータ220は、ロータ本体部221と、第1ロータアーム222と、第2ロータアーム223と、釣糸案内部材280とを備えている。ロータ本体部221は円筒状であり、第1ロータアーム222と第2ロータアーム223を支持している。第1ロータアーム222と第2ロータアーム223は、ロータ本体部221の外周面から前方に向かって延びている。第1ロータアーム222と第2ロータアーム223とは、ロータ本体部221の円周上において、互いに対向する位置に配置されている。
釣糸案内部材280は、スプール230に釣糸を案内するための部材であり、第1ベール支持部材240と、第2ベール支持部材260と、ラインローラ265と、ベール270とを備える。釣糸案内部材280は、糸案内姿勢と糸開放姿勢とを取ることができるように、第1ロータアーム222及び第2ロータアーム223の先端部に揺動可能に装着されている。
図2に示すように、第1ベール支持部材240は、第1ロータアーム222の先端部の外側に装着されている。第1ベール支持部材240は、ステンレス鋼やチタン等の比較的硬い金属や硬質樹脂等で形成される。
第2ベール支持部材260は、第2ロータアーム223の先端部の外側に装着されている。第2ベール支持部材260の先端部には、ラインローラ265が装着されている。ラインローラ265は、スプール230に釣糸を誘導するための部材である。
ベール270は、第1ベール支持部材240とラインローラ265との間に形成された、ステンレス鋼や形状記憶合金等の金属製のU字状の部材である。ベール270は、スプール230の外周面に沿って外方に凸となるように湾曲している。ベール270は、第1端部271が第1ベール支持部材240に結合され、第2端部272がラインローラ265に結合されている。
図3(a)に示すように、ベール270は、円錐形状の第1端部271と、第1端部271から延在する係合端部10とを備える。第1端部271は第1ベール支持部材240との結合当接面である円形の結合端面275を有する。係合端部10は、結合端面275からベール270の軸方向に突出して配置されており、順に円筒形の円筒部11、縮径部(陥凹部)12、円筒部13とから構成される。円筒部11、13は同じ外径を有しており、縮径部12は円筒部11、13よりも小さい外径を有している。
第1ベール支持部材240は、第1端部241と第2端部242とを備える。第1端部241は、第1ロータアーム222に第1ベール支持部材240を装着するための装着孔(取付部)243を備える。第1端部241から離間した領域にある第2端部242は、ベール270との結合当接面である円形の結合端面245と、ベール挿入孔247とを備える。結合端面245の径は、結合端面275の径と同じである。ベール挿入孔247には、補助孔248が配置されている。またベール挿入孔247内には、点線で示すように、塑性管(パイプ部材)20が固定されている。
図3(b)に示すように、ベール挿入孔247は、第1ベール支持部材240の結合端面245から穿孔された、円筒形の有底孔である。ベール挿入孔247内に取付けられた塑性管20には、ベール270の係合端部10が挿入される。
補助孔248は、第2端部242の右側面の外表面からベール挿入孔247まで穿孔した断面が円形の円筒貫通孔である。補助孔248は、その円筒軸がベール挿入孔247の孔軸Aに直交する方向に形成されている。補助孔248は、ベール挿入孔247の内径よりもやや小さい内径を有している。補助孔248はその円筒軸が装着孔243の孔軸方向と同じ方向になるように形成されている。補助孔248は、ベール270の係合端部10を塑性管20に挿入したとき、縮径部12に対向する位置に配置されている。逆に言えば、縮径部12は、係合端部10が塑性管20に挿入されたときに補助孔248に対向する位置に形成されている。
補助孔248は、第2端部242の外表面からベール挿入孔247まで貫通している。補助孔248は、ベール挿入孔247の最奥部から離間した位置に形成された、ベール挿入孔247の内径よりも内幅が大きい拡幅部である。
図3(b)に示すように、塑性管20は、2つの大径管部21、23と、それらの間に挟まれた縮径管部22とから構成される。塑性管20は、全長に亘って同じ内径の受容孔24を有する、有底のパイプ状の部材である。縮径管部22の外径は2つの大径管部21、23の外径より小さい。即ち、縮径管部22の肉厚は、大径管部21、23の肉厚よりも薄く形成されている。塑性管20の受容孔24は、ベール270の係合端部10の円筒部11、13が挿入できる程度の内径を有している。塑性管20の大径管部21、縮径管部22、大径管部23のそれぞれの管軸方向の長さは、係合端部10の円筒部11、縮径部12、円筒部13のそれぞれの円筒軸方向長さと実質的に同じである。縮径管部22は補助孔248と対向している。
塑性管20は、銅合金や亜鉛合金などの可塑性を有する材料からなり、あらかじめ第1ベール支持部材240のベール挿入孔247の内壁に密着して固定された状態で組み込まれている。塑性管20は、例えば硬質樹脂製の第1ベール支持部材240の製造時にインサート成形により第1ベール支持部材240に埋め込むことができる。又は、ステンレス鋼製の第1ベール支持部材240の製造後に塑性管20をベール挿入孔247に挿入し、接着により固定させてもよい。
ベール270と第1ベール支持部材240とを結合する方法は、まず係合端部10をベール挿入孔247内に固定された塑性管20の受容孔24に挿入する。ベール270の結合端面275が第1ベール支持部材240の結合端面245と当接するまで係合端部10を挿入すると、係合端部10の縮径部12が塑性管20の縮径管部22と同じ深さ位置に配置される。
この状態では、図4(a)に示すように、縮径部12及び縮径管部22がある位置に補助孔248が相対する。この状態で、補助孔248から図示しないかしめ具を挿入して薄肉部の縮径管部22を押圧し、縮径管部22の一部を縮径部12に向けて押し込む。これにより、縮径管部22の一部が塑性変形して突出した塑性凸部を形成し、縮径部12と係合する。こうして図4(b)に示すベール270と第1ベール支持部材240との結合が完成する。
このような構成により、第1ベール支持部材240の外表面をかしめることなく、ベール270と第1ベール支持部材240とを結合することができる。そのため、第1ベール支持部材240の材料にステンレス鋼やチタン等の比較的硬度の高い金属や硬質樹脂等を用いることができる。そのためバリの発生が少なくなり、バリを除去する工程も不要となる。また樹脂を用いる場合、より寸法精度のよい製品を製造することができる。そのため、第1ベール支持部材240の重量が製品ごとにばらつくのを抑制することができ、それを用いる魚釣り用スピニングリールの回転バランスも製品ごとのばらつきが抑制される。
また、第1ベール支持部材240の表面にかしめ跡の変形が生じないため、見栄えも良く保つことができる。
また、結合端面275の径と結合端面245の径とは同じである。また各結合端面275、245の近傍では、ベール270の第1端部271と第1ベール支持部材240の第2端部242のそれぞれの外形面の曲率を同じ又は近似した数値にしている。そのため、ベール270と第1ベール支持部材240とを結合させると、図4(b)に示すようにベール270と第1ベール支持部材240の外形が曲線的に連続した立体形状を構成する。そのため、ベール270と第1ベール支持部材240の結合部分の見栄えが良い。
(変形例)
上記の実施の形態1では、係合端部10と塑性管20の受容孔24又はベール挿入孔247は円筒軸又は孔軸Aに直交する方向の断面が円形としている。しかし断面形状は円形に限定されず任意である。例えば円形のほか楕円形や多角形の断面で形成してもよい。また塑性管20は有底構造としたが、底がない単純な管構造でもよい。
上記の実施の形態1では、補助孔248は第2端部242の右側面からベール挿入孔247まで穿孔して形成されている。これは第2端部242の右側面が第1ベール支持部材240を第1ロータアーム222に装着する側であり、装着したときに補助孔248の開口が第1ロータアーム222に隠れて目立たなくなるためである。しかし補助孔248はかしめ作業が可能であればその穿孔方向は限定されず任意である。例えば補助孔248は図3(b)において第2端部242の右側面からではなく、上側又は左側面から穿孔されていてもよい。また、かしめ作業後、補助孔248の開口端をカバー部材や閉塞材等で塞いで目立たないようにして、見栄えをよくしてもよい。
上記の実施の形態1では、縮径管部22の肉厚は、大径管部21、23の肉厚よりも薄く形成されている。これはかしめ作業を容易にするためである。しかし大径管部21、23の肉厚でもかしめ作業が可能であれば、薄肉とした縮径管部22を設けなくても良い。
上記の実施の形態1では、ベール270の第1端部271はベール270と一体的に形成されており、係合端部10は第1端部271の結合端面275に形成されている。しかし図4(b)に示すように、第1端部271の円錐形状部分を円錐部材271aとして別部材にすることもできる。この場合、係合端部10はベール270の先端部に直接形成することができる。円錐部材271aは、ベール270を挿通できる孔271bを持つ円錐形状の部材である。係合端部10をベール挿入孔247に挿入するときは、係合端部10を円錐部材271aの孔271bに挿通した上で挿入する。ベール270と第1ベール支持部材240とを結合した後に、円錐部材271aを結合端面245に接着すれば、ベール270と第1ベール支持部材240との結合部の見栄えがよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係るベール270と第1ベール支持部材240との結合構造の詳細を、図5を参照して説明する。なお、スピニングリール200の説明は省略し、実施の形態1のベール270と第1ベール支持部材240との結合構造とは異なる部分を中心に説明する。
図5(a)に示すように、本実施の形態2に係るベール270と第1ベール支持部材240との結合構造は、ベール270に形成された係合端部30と、第1ベール支持部材240の第2端部242に形成されたベール挿入孔247及び補助孔249とを含む。以下の説明では実施の形態1と同じ部分、部材は同じ符号で表し、異なる部分、部材を異なる符号で表す。
図5(a)、(b)に示すように、ベール270はその第1端部271の結合端面275からベール270の軸方向に突出する係合端部30を備える。係合端部30は、結合端面275側から順に配置された円筒部31、挿通部32、円筒部33から構成されている。円筒部31、33は同じ外径の円筒形状を有する。挿通部32は、その上下部に円弧状に突出した第1凸部32aと第2凸部32bを有する板状構造部である。挿通部32の第1凸部32aの上端から第2凸部32bの下端までの高さH1は、円筒部31、33の外径より大きい。挿通部32には、中央に挿通孔32cが形成されている。
第1ベール支持部材240の第2端部242は、結合端面245からベール挿入孔247が穿孔されている。ベール挿入孔247は、円筒部31、33を受容可能な内径を有する円筒状の有底孔である。ベール挿入孔247は、上下部にそれぞれ矩形の第1溝部247aと第2溝部247bを全長に亘って有する。第1溝部247aと第2溝部247bは、挿通部32の第1凸部32aと第2凸部32bがそれぞれ挿入可能である。即ち、第1溝部247aと第2溝部247bの幅は、それぞれ第1凸部32aと第2凸部32bの厚さよりも大きい。また第1溝部247aと第2溝部247bを含めたベール挿入孔247の高さH2は挿通部32の高さH1より大きい。
第2端部242には補助孔249が形成されている。補助孔249は、第2端部242の図5(b)に示す右側面からベール挿入孔247まで穿孔した断面が円形の円筒貫通孔である。補助孔249は、その円筒軸がベール挿入孔247の孔軸Aに直交する方向に形成されている。補助孔249の円筒軸から結合端面245までの距離は、結合端面275から挿通部32の挿通孔32cの中心までの距離と実質的に同じである。
図5(c)に示すように、ベール挿入孔247には、補助孔249が対向する内壁に、外表面まで貫通しない対向孔部249aが形成されている。補助孔249と対向孔部249aは、挿通孔32cの径と同じかそれよりもやや小さい径を有する円筒孔である。補助孔249は、後述の係止ピン35の頭部35aを受容するため、補助孔249よりも径の大きな外端部249bを有する。
補助孔249は、第2端部242の外表面からベール挿入孔247まで貫通している。補助孔249は、ベール挿入孔247の最奥部から離間した位置に形成された、ベール挿入孔247の内径よりも内幅が大きい拡幅部である。また対向孔部249aは、貫通方向とは反対の方向に設けられたベール挿入孔247よりも内幅が大きい拡幅部である。
ベール270と第1ベール支持部材240とを結合する方法は、まずベール270の係合端部30を第1ベール支持部材240のベール挿入孔247に挿入する。このとき、挿通部32の第1凸部32aと第2凸部32bがそれぞれ第1溝部247aと第2溝部247bに対向する向きで挿入する。
ベール270の結合端面275と、第1ベール支持部材240の結合端面245とが当接するまで係合端部30を挿入すると、挿通孔32cと補助孔249とが相対する位置で係合端部30が停止する。この状態で、挿通孔32cよりもやや径の小さい係止ピン(挿通部材)35を補助孔249から挿入し、挿通孔32cを挿通してさらに対向孔部249aに到達するまで圧入する。これにより図5(c)に示すように、ベール270の挿通孔32cに挿通された係止ピン35が補助孔249と対向孔部249aとに係止され、ベール270と第1ベール支持部材240とが結合される。
挿通部32が、円筒部31、33の外径より大きい高さを有する第1凸部32aと第2凸部32bとを備え、ベール挿入孔247が第1凸部32aと第2凸部32bに対応した第1溝部247aと第2溝部247bを備えることにより、これらが係合端部30の向きを決める向き決め機能を持つ。このため、係合端部30をベール挿入孔247に挿入するだけで挿通孔32cと補助孔249とが自動的に相対する位置にセットされる。
なお、ベール270は第1ベール支持部材240とラインローラ265とに結合されるため、第1ベール支持部材240から伸びるベール270の湾曲方向が決まっている。ベール270の係合端部30の挿通部32は、係合端部30をベール挿入孔247に挿入して、係止ピン35を用いて係合させたときに、ベール270が所定の方向に湾曲するように構成する。あるいは、ベール270を第1ベール支持部材240とラインローラ265とに所定の向きで結合したのち、所定の方向にベール270を湾曲させてもよい。
上記のような実施の形態2の構成により、実施の形態1と同様の効果が得られる。この実施の形態2では、かしめ係止ではなく係止ピン35による係止によって結合固定するので、塑性管20を用いる必要がない。
またこの実施の形態2においても、結合されたベール270と第1ベール支持部材240は、図5(d)に示すように、両者の結合部が段差のない連続的な曲面を形成するので、見栄えが良い。
(変形例)
上記の実施の形態2では、挿通部32が第1凸部32aと第2凸部32bとを備え、ベール挿入孔247が第1溝部247aと第2溝部247bを備えた。しかし係合端部30全体を例えば矩形の断面形状を有する部材とし、ベール挿入孔247を係合端部30全体が挿入可能な矩形孔形状にして、挿通孔32cと補助孔249との向きが自動的に決まるようにしてもよい。あるいは、向きを決める機能を有する形状は備えずに係合端部30全体を円筒形とし、ベール挿入孔247を単純な円筒孔としてもよい。そして補助孔249に相対する深さ位置に挿通孔32cを配置してもよい。これにより、係合端部30とベール挿入孔247の形状がより簡易になる。この場合、係合端部30をベール挿入孔247に挿入する時には挿通孔32cと補助孔249とが相対するように向きを調整する必要がある。
また係止ピン35を挿入して係止したが、係止ピン35の代替としてネジを用いてもよい。この場合、補助孔249と対向孔部249aの内側に雌ネジを切っておき、イモネジ又は通常の頭付きネジを螺合させて係止する。係止後に補助孔249の開口端を塞いで見栄えをよくしてもよい。その他、実施の形態1で記載したように、補助孔249の穿孔方向は任意である。
ベール270の第1端部271については、実施の形態1で説明した変形例が実施の形態2でも適用可能である。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係るベール270と第1ベール支持部材240との結合構造の詳細を、図6を参照して説明する。なお、スピニングリール200の説明は省略し、実施の形態1のベール270と第1ベール支持部材240との結合構造とは異なる部分を中心に説明する。
図6(a)に示すように、本実施の形態3に係るベール270と第1ベール支持部材240との結合構造は、ベール270に形成された係合端部50と、第1ベール支持部材240の第2端部242に形成されたベール挿入孔247及び補助孔250とを含む。以下の説明では実施の形態1と同じ部分、部材は同じ符号で表し、異なる部分、部材を異なる符号で表す。
ベール270はその第1端部271の結合端面275にベール270の軸方向に突出した係合端部50を備える。係合端部50は、結合端面275側から順に配置された円筒部51、平板部52、円筒部53から構成されている。円筒部51、53は同じ外径の円筒である。平板部52は、その左右側に第1凸部52aと第2凸部52bを備える。第1凸部52aと第2凸部52bは、外側に向かって円弧状に突出しており、平板部52の横幅(左右幅)が円筒部51、53の外径より大きい。また平板部52の横幅は、ベール挿入孔247の内径より大きい。平板部52は、中央に挿通孔52cを備える。
第1凸部52aと第2凸部52bが円弧状に突出しているのは、平板部52の横幅を軸方向に沿って連続的に拡大させることで、円筒部51の長さ又は補助孔250の位置に多少の寸法誤差が生じても、平板部52を回転できる(向きを変えることができる)ようにするためである。
第1ベール支持部材240の第2端部242は、結合端面245からベール挿入孔247が形成されている。ベール挿入孔247は、円筒部51、53を受容可能な内径を有する円筒状の有底孔である。ベール挿入孔247の内径は、係合端部50の平板部52の横幅よりも小さい。ベール挿入孔247は、左右側に矩形の第1溝部247cと第2溝部247dを全長に亘って有する。第1溝部247cと第2溝部247dは、平板部52の第1凸部52aと第2凸部52bが挿入可能である。即ち、第1溝部247cと第2溝部247dの高さは、第1凸部52aと第2凸部52bの厚さよりも大きく、第1溝部247cと第2溝部247dを含めたベール挿入孔247の横幅は平板部52の横幅より大きい。
第2端部242には補助孔250が配置されている。補助孔250は、図6(a)に示すように第2端部242の右側面から穿孔した断面が矩形の有底孔である。補助孔250は、その孔軸方向がベール挿入孔247の孔軸Aに直交する方向に穿孔されている。補助孔250は、その高さ、横幅、奥行が、ベール挿入孔247に挿入された平板部52が補助孔250の内部で回転したときに補助孔250の壁面と接触しないように大きく形成されている。結合端面245から補助孔250の端部250a(図6(b)参照)までの距離は、円筒部51の軸方向長さと実質的に同じである。
補助孔250は、第2端部242の外表面からベール挿入孔247まで貫通しているとともに、ベール挿入孔247の最奥部から離間した位置に配置された、ベール挿入孔247の内径よりも上下左右方向に内幅が大きい拡幅部である。
図6(a)に示すように、ベール挿入孔247の孔軸Aが通過する補助孔250の壁面には、ベール挿入孔247の先端部である奥端部247eが形成されている。奥端部247eは、円筒部53を挿入することにより、係合端部50の安定性を高めるための孔である。
ベール270と第1ベール支持部材240とを結合するには、まずベール270の係合端部50を第1ベール支持部材240のベール挿入孔247に挿入する。このとき、平板部52の第1凸部52aと第2凸部52bがそれぞれ第1溝部247cと第2溝部247dに対向する向きで挿入する。
ベール270の結合端面275と第1ベール支持部材240の結合端面245とが当接するまで係合端部50を挿入すると、図6(b)に示すように平板部52の全体が補助孔250の内部に収容される。図示しないが円筒部53は奥端部247eに挿入されている。このとき、平板部52の第1凸部52aと第2凸部52bは左右方向に向いている。
この位置で、係合端部50をベール270ごとベール軸回りに90度回転させると、図6(c)に示すように平板部52の第1凸部52aと第2凸部52bは上下方向に配置される。平板部52の第1凸部52aから第2凸部52bまでの高さはベール挿入孔247の径よりも大きいので、図6(c)に示す状態では平板部52はベール挿入孔247の上下の角部247f(図6(b)参照)に係止される。こうしてベール270と第1ベール支持部材240とが結合される。
図6(c)、(d)に示すように、結合された状態では平板部52の挿通孔52cは補助孔250の孔軸方向を向いている。そこで補助孔250より図示しない係止ピンを挿通孔52cから対向孔部250bまで挿通して圧入することにより、平板部52をベール軸回りに回転しないように固定する。これにより、係合端部50の向きを固定し、係合端部50がベール挿入孔247から抜けないようにすることができる。
なお、ベール270は第1ベール支持部材240とラインローラ265とに結合されるため、第1ベール支持部材240から伸びるベール270の湾曲方向が決まっている。ベール270の係合端部50の平板部52は、係合端部50をベール挿入孔247に挿入してさらに90度回転させて、補助孔250と係合させたときに、ベール270が所定の方向に湾曲するように構成する。あるいは、ベール270を第1ベール支持部材240とラインローラ265とに所定の向きで結合したのち、所定の方向にベール270を湾曲させてもよい。
上記のような実施の形態3の構成により、実施の形態1、2と同様の効果が得られる。実施の形態3では、塑性管20を用いる必要がない。また実施の形態3においても、結合されたベール270と第1ベール支持部材240は、図6(d)に示すように、両者の結合部が段差のない連続的な曲面を形成する。
(変形例)
上記の実施の形態3では、補助孔250は第2端部242の外表面から穿孔した有底孔とした。これは上述のように係止ピンを補助孔250から挿通孔52cに挿通して固定するためである。しかし係止ピンを挿通孔52cに挿通して固定しなくてもよい。その場合、補助孔250は外表面から穿孔しなくともよい。また平板部52に挿通孔52cを設ける必要はなく、係止ピンも不要である。補助孔250は、挿入された平板部52がベール軸回りに90度回転できるスペースを有する内部空間(拡幅部)であればよい。このような内部空間を有する第1ベール支持部材240は、例えばステンレス鋼であれば鋳造で、また樹脂であれば射出成形により製造することができる。あるいは複数に分割した部材を結合することにより製造してもよい。
実施の形態3では補助孔250を有底孔として穿孔したが、その穿孔方向は任意であり、また係止ピンによる固定後に補助孔250の開口端を埋めてもよい。
実施の形態3では、平板部52は外側に向かって円弧状に突出した第1凸部52aと第2凸部52bを有する構造とした。しかし上記に説明した係合構造からも理解されるように、平板部52の形状はこれに限られない。平板部52は、図6(a)に示す横幅がベール挿入孔247の径よりも大きく、高さがベール挿入孔247の内径と同じか、それより小さければよい。そしてベール挿入孔247に平板部52が通過可能な溝部247c、247dを備えていればその形状は任意である。このような構成により、平板部52を補助孔250まで挿入し、ベール軸回りに90度回転させて補助孔250と係合させることができる。
また、ベール挿入孔247は、図6(a)に示すように補助孔250の壁面を穿孔した奥端部247eを備えている。しかしこの奥端部247eはなくてもよい。この場合、図7(a)、(d)に示すように、係合端部50の図6(a)に示す円筒部53をなくして平板部52を係合端部50の先端部に配置することができる。また図7(a)に示すように、ベール挿入孔247の図6(a)に示す奥端部247eは形成されない。この変形例では、補助孔250はベール挿入孔247の最奥部に配置された拡幅部である。平板部52を補助孔250と係合させるときは、実施の形態3と同じく、図7(b)、(c)に示すように平板部52をベール挿入孔247の上下の角部247fに係止させる。
ベール270の第1端部271については、実施の形態1で説明した変形例が実施の形態3でも適用可能である。
10 係合端部
11、13 円筒部
12 縮径部(陥凹部)
20 塑性管(パイプ部材)
21、23 大径管部
22 縮径管部
24 受容孔
30 係合端部
31、33 円筒部
32 挿通部
32a、52a 第1凸部
32b、52b 第2凸部
32c 挿通孔
35 係止ピン(挿通部材)
35a 頭部
50 係合端部
51、53 円筒部
52 平板部
52c 挿通孔
200 スピニングリール
211 ハンドル
212 リール本体
220 ロータ
221 ロータ本体部
222 第1ロータアーム
223 第2ロータアーム
230 スプール
240 第1ベール支持部材
241 (第1ベール支持部材の)第1端部
242 (第1ベール支持部材の)第2端部
243 装着孔(取付部)
245 結合端面
247 ベール挿入孔
247a、247c 第1溝部
247b、247d 第2溝部
247e 奥端部
247f 角部
248、249、250 補助孔(拡幅部)
249a、250b 対向孔部
249b 外端部
250a 端部
260 第2ベール支持部材
265 ラインローラ
270 ベール
271 (ベールの)第1端部
271a 円錐部材
271b 孔
272 (ベールの)第2端部
275 結合端面
280 釣糸案内部材

Claims (10)

  1. 魚釣り用スピニングリールのベール支持部材であって、
    前記魚釣り用スピニングリールのロータアームへの取付部を備える第1端部と、
    前記第1端部から離間した領域にあり、ベールの端部が挿入されるベール挿入孔を有する第2端部と、
    を備え、
    前記ベール挿入孔は、当該ベール挿入孔の孔軸方向と直交する少なくとも1つの方向の内幅が前記ベール挿入孔の内幅よりも大きい、前記ベール支持部材と前記ベールとが結合される拡幅部を備える、
    ベール支持部材。
  2. 前記拡幅部は、前記ベール挿入孔の最奥部に配置された、請求項1に記載のベール支持部材。
  3. 前記拡幅部は、前記ベール挿入孔の最奥部から離間した位置に配置された、請求項1に記載のベール支持部材。
  4. 前記拡幅部は、前記孔軸方向と直交する方向に前記第2端部の表面から前記ベール挿入孔まで貫通した貫通孔である、請求項1から3のいずれか一項に記載のベール支持部材。
  5. 前記ベール挿入孔の内壁に固定された、前記ベールの端部が挿入可能な内径を有する塑性変形可能なパイプ部材をさらに備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のベール支持部材。
  6. 請求項5に記載のベール支持部材と当該ベール支持部材に結合された前記ベールとを含む釣糸案内部材であって、
    前記ベールは、当該ベールの端部が前記パイプ部材に挿入されたときに前記拡幅部に対向する位置に陥凹部を備え、
    前記パイプ部材に挿入された前記ベールの前記陥凹部に、前記パイプ部材の一部が突出した塑性凸部が係止された、釣糸案内部材。
  7. 請求項1から4のいずれか一項に記載のベール支持部材と当該ベール支持部材に結合された前記ベールとを含む釣糸案内部材であって、
    前記ベール挿入孔に挿入された前記ベールの端部が前記拡幅部と係合している、釣糸案内部材。
  8. 前記ベールの端部に挿通孔を備え、
    前記挿通孔に挿通した挿通部材が前記拡幅部に係止されて係合している、請求項7に記載の釣糸案内部材。
  9. 前記ベールの端部に平板部を備え、
    前記平板部が前記拡幅部に係止されて係合している、請求項7に記載の釣糸案内部材。
  10. 請求項6から9のいずれか一項に記載の釣糸案内部材を備える、魚釣り用スピニングリール。
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