JP2018014674A - 電気配線、及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】スペース効率よく収納可能で、かつ良好な伝送特性を確保して、電子機器の大型化を抑制することができる電気配線を提供する。【解決手段】電気配線は、第1の整線群204及び第2の整線群205には、第1のプラグコネクタ201に近い側に第1の折り畳み領域210が設けられ、第1の整線群204の一方の面を第1の面301とし、第1の面301の裏面を第2の面302とし、第2の整線群205の一方の面を第3の面303とし、第3の面303の裏面を第4の面304とした場合、第1の折り畳み領域210において、第1の整線群204は、第1の面301同士が接するように角度をもって折り畳まれ、第2の整線群205は、第4の面304同士が接するように角度をもって折り畳まれて、第1の整線群204の第2の面302と第2の整線群205の第3の面303とが接するように重畳され、重畳状態で、第1の整線群204と第2の整線群205との折り畳み位置が重ならないように配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置を含む電子機器の基板間を電気的に接続するワイヤハーネス等の電気配線、及び電気配線によって基板間が電気的に接続される電子機器に関する。
デジタルカメラ等の電子機器では、CMOSセンサ等の撮像素子の高性能化、高画素化に伴い撮像素子から出力される信号数も増加している。
よって、撮像素子の多ピン化や配置可能リード数の限界等によりSOP(SmallOutlinePackage)やQFP(QuadFlatPackage)から多ピン配置が可能なリードレスのLCC(LeadlessChipCarrier)やLGA(LandGridArray)タイプが主流となりつつある。
しかし、LCCやLGAタイプは、多ピン化が可能であるが、SOPやQFPのようにリードの高さを利用して撮像素子の下にメカ部品や電気素子などを配置/実装することが不可能であり、LCCやLGAの実装範囲は専有領域となってしまう。
このため、撮像素子に付随する電気素子や関連メカ部品等は、撮像素子の外形より外側に配置しなければならない。この場合、撮像素子を含むユニットの大型化を回避するため、撮像素子の信号を他の基板へ伝達するワイヤハーネスは、カメラ内の限定された空間に他部品との干渉すること無く、且つ伝送特性を劣化させること無く這い回す必要がある。
従来、複数本のケーブルを束ねたワイヤハーネスにおいて、ワイヤハーネスの所定位置のケーブルを平面状に整列させた平坦部を設けることで撮像装置の大型化を抑制する技術が提案されている(特許文献1)。
特許第5528023号公報
しかし、上記特許文献1では、ワイヤハーネスを這い回せる空間がケーブルを平面的に並べた際のケーブル線径×ケーブル本数以下しか確保できない場合、ケーブルを平面的に整列させた平坦部を設けただけでは、ワイヤハーネスが他部品と干渉してしまう。また、カメラ内の限定された空間内にワイヤハーネスを無理に押し込んで収納しようとすると、他部品との干渉によるケーブルの噛み込みや断線などが発生する原因になる。
そこで、本発明は、スペース効率よく収納可能で、かつ良好な伝送特性を確保して、電子機器の大型化を抑制することができる電気配線及び当該電気配線によって基板間が電気的に接続された電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、一方の端部に第1の基板に電気的に接続される第1のプラグコネクタが設けられ、他方の端部に第2の基板に電気的に接続される第2のプラグコネクタが設けられる電気配線であって、前記第1のプラグコネクタ及び前記第2のプラグコネクタにそれぞれ設けられた複数のピンのうち、1ピン目から所定の数のピン目までの間のピンを互いに接続する第1の整線群と、前記第1のプラグコネクタ及び前記第2のプラグコネクタにそれぞれ設けられた複数のピンのうち、前記第1の整線群で接続されるピン以外のピンの間を互いに接続する第2の整線群と、を備え、前記第1の整線群、及び前記第2の整線群は、それぞれ絶縁体に挟まれて平面的に整線された複数本のケーブルで構成され、前記第1の整線群、及び第2の整線群には、前記第1のプラグコネクタに近い側に第1の折り畳み領域が設けられ、前記第1の整線群の一方の面を第1の面とし、前記第1の面の裏面を第2の面とし、前記第2の整線群の前記第1の面と同じ方向を向く一方の面を第3の面とし、前記第3の面の裏面を第4の面とした場合、前記第1の整線群は、前記第1の折り畳み領域で前記第1の面が互いに向き合って接するように角度をもって折り畳まれ、前記第2の整線群は、前記第1の折り畳み領域で前記第4の面が互いに向き合って接するように角度をもって折り畳まれて、前記第1の整線群の前記第2の面と前記第2の整線群の前記第3の面とが接するように重畳され、前記重畳された状態で、前記第1の整線群と前記第2の整線群との折り畳み位置が重ならないように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、スペース効率よく収納可能で、かつ良好な伝送特性を確保して、電子機器の大型化を抑制することができる電気配線及び当該電気配線によって基板間が電気的に接続された電子機器を提供することができる。
本発明の電子機器の実施形態の一例であるデジタルカメラの主要部分を背面側から見た分解斜視図である。 (a)はワイヤハーネスをカメラの背面側から見た斜視図、(b)は(a)に示すワイヤハーネスを裏面側から見た斜視図である。 (a)はワイヤハーネスの折り畳み前の状態をカメラの背面側から見た展開斜視図、(b)は(a)に示すワイヤハーネスを裏面側から見た展開斜視図である。 (a)は第1の整線群の展開斜視図、(b)は第1の整線群を(a)の状態から第1の折り畳み領域で折り畳んだ状態の斜視図、(c)は、第1の整線群を(b)の状態から第2の折り畳み領域で折り畳んだ状態を示す斜視図である。 (a)は図4(c)に示す折り畳み後の第1の整線群と折り畳み前の第2の整線群の斜視図、(b)は(a)の第2の整線群を第1の折り畳み領域で折り畳んだ状態を示す斜視図である。 (a)は第2の整線群を図5(b)の状態から第2の折り畳み領域で折り畳んだ状態を示す斜視図、(b)は第2の整線群を第2の折り畳み領域で折り畳んだ後に第2のプラグコネクタを接続した状態を示す斜視図である。 図2(a)のA−A線断面を模式的に示す断面図である。 ワイヤハーネスにおいて、グランド信号線が割り当てられたケーブルの位置を示す斜視図である。 ワイヤハーネスの第1の整線群と第2の整線群の線長を第1のプラグコネクタを基準としてピンごとに表したグラフ図である。 ワイヤハーネスの変形例を模式的に示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。
図1は、本発明の電子機器の実施形態の一例であるデジタルカメラの主要部分を背面側から見た分解斜視図である。
本実施形態のデジタルカメラ(以下、カメラという。)100は、図1に示すように、樹脂やマグネシウム合金などで形成されるミラーボックス101を備える。ミラーボックス101には、不図示のレンズユニットの基準面となるマウントやレンズユニットからの被写体光束をファインダの方向へ導くメインミラー、フォーカルプレーンシャッタユニット、シーケンス機構などが設けられる。ミラーボックス101の上部には、不図示のペンタホルダ、レンズユニットからの被写体光束を結像するフォーカシングスクリーン、フォーカシングスクリーンで結像した被写体像を左右及び上下反転させるペンタダハプリズムが設けられる。
本体シャーシ102は、金属板等をインサート成形した樹脂やマグネシウム合金などで形成され、ミラーボックス101に不図示の締結部材により締結固定される。第1の基板103は、高密度パターニング上に回路素子を両面実装可能とした2層以上の多層プリント基板で構成される。
第1の基板103の一次面103aは、最初に部品の実装を行う面であり、一次面103aには、不図示のA/D変換回路、信号処理回路、撮像素子及び信号処理回路などからの信号を伝達するための第1のリセコネクタ(ReceptacleConnectors)106などが実装される。第1の基板103の一次面103aの裏面である二次面103bには、一次面103aに第1のリセコネクタ106などを実装した後、CMOSセンサなどの撮像素子や付随のバイパスコンデンサなどの電気素子が実装される。撮像素子は、リードレスのLCC(LeadlessChipCarrier)タイプやLGA(LandGridArray)タイプである。
また、第1の基板103には、複数の開口部104(図では3箇所)が形成されており、第1の基板103の一次面103aから見た場合、開口部104からは第1の基板103の二次面103bに実装された撮像素子のランドが露出する。このとき、露出しているランドは、撮像素子内のGND回路に接続されていることが望ましい。
保持プレート105は、ステンレス系材料やアルミ系材料で形成され、基板103の一次面103a側に配置される。保持プレート105は、曲げ加工などで形成された脚部105a〜105cを有する。脚部105a〜105cは、第1の基板103の開口部104の数と同数設けられ、開口部104から露出する撮像素子のランドに当接し、半田付けなどで撮像素子と固着されている。
保持プレート105は、保持プレート105に形成された穴とミラーボックス101に設けられた柱状のリブなどで位置決めされ、不図示の締結部材でミラーボックス101に固定される。これにより、撮像素子などが実装された第1の基板103は、保持プレート105を介してミラーボックス101に固定される。
第2の基板107は、第1の基板103と同様に、高密度パターニング上に回路素子を両面実装可能とした2層以上の多層プリント基板で構成される。第2の基板107は、デジタル系回路基板であり、第2の基板107には、画像データの生成や所定の画素補間処理や色変換処理、記録処理を行う不図示のMPUなどが実装される。
また、第2の基板107には、第1の基板103からの信号を受けるための第2のリセコネクタ108が実装されている。第2の基板107は、第2の基板107に形成した位置決め穴と本体シャーシ102から突出した柱状のボスなどで位置決めされ、不図示の締結部材にて本体シャーシ102に固定される。このとき、第2の基板107は、第1の基板103の少なくとも一部を覆い、第2の基板107と第1の基板103及び保持プレート105とは、所定の空間をあけて重畳配置される。
そして、第1の基板103に実装された第1のリセコネクタ106と第2の基板107に実装された第2のリセコネクタ108とは、電気配線であるワイヤハーネス200によって電気的に接続される。
図2(a)はワイヤハーネス200をカメラ100の背面側から見た斜視図、図2(b)は図2(a)に示すワイヤハーネス200を裏面側から見た斜視図である。
図2に示すように、電気配線であるワイヤハーネス200は、一方の端部に、第1のリセコネクタ106に嵌合接続される第1のプラグコネクタ201が設けられ、他方の端部に、第2のプラグコネクタ202が設けられている。第2のプラグコネクタ202は、ワイヤハーネス200の第2のプラグコネクタ202の近傍を折り返した状態で第2のリセコネクタ108に嵌合接続される。本実施形態では、第1及び第2のリセコネクタ106,108と第1及び第2のプラグコネクタ201,202との端子数は、いずれも26ピンとする。
図2(a)に示すように、第1のプラグコネクタ201の端子の1ピン目206から13ピン目207までの各々と、コネクタ端子と同数のケーブル203とがコネクタ内部で電気的に導通可能に半田付けや圧着、圧接構造などで接続されている。
ケーブル203は、流す信号の特性によって各種電線を選択可能である。例えば、通常の信号であれば一般的な電線が選択可能であり、また、所定のインピーダンス値でコントロールが必要な信号を流す場合は、細線同軸線などが選択可能である。また、用途に応じて一般的な電線と細線同軸線を混在させるような構成としてもよい。
本実施形態のワイヤハーネス200は、第1の基板103に実装された撮像素子からの出力信号を所定のインピーダンス値でコントロールしつつ、画像処理を行う第2の基板107に信号を伝送させる。このため、ケーブル203は、所定のインピーダンス値でコントロールされた細線同軸線としている。
第1のプラグコネクタ201の1ピン目206から13ピン目207に接続された13本のケーブル203は、平面的かつ略平行に並んで整線されている。平面的に整線されたケーブル203は、可撓性のある絶縁性フィルムや樹脂印刷等の絶縁体で平面方向から挟むように挟持される。これにより、ケーブル203の整線状態を維持して、第1の整線群204を形成している。同様に、第1のプラグコネクタ201の端子の14ピン目208から26ピン目209までの各々と、コネクタ端子と同数のケーブル203とがコネクタ内部で電気的に導通可能に半田付けや圧着、圧接構造などで接続されている。
第1の整線群204と同様に、第1のプラグコネクタ201の14ピン目208から26ピン目209に接続された13本のケーブル203は、平面的、かつ略平行に並んで整線されている。そして、平面的に整線されたケーブル203は、可撓性のある絶縁性フィルムや樹脂印刷などの絶縁体で平面方向から挟むように挟持される。これにより、ケーブル203の整線状態を維持して、第2の整線群205を形成している。即ち、第2の整線群205は、第1のプラグコネクタ201の26本の複数のピンのうち、第1の整線群204で接続される1ピン目から13ピン目までのピン以外のピン(14ピン目から26ピン目)に接続される。第1の整線群204及び第2の整線群205は、共に曲率半径を略等しくする円弧状部を有して湾曲形成されている。
第1の整線群204及び第2の整線群205において、第1のプラグコネクタ201が接続された端部の反対側の端部には、第2のプラグコネクタ202が第1のプラグコネクタ201と同様にして接続されている。このとき、ケーブル203によって第1のプラグコネクタ201の1ピン目206と第2のプラグコネクタ202の同位置の端子同士を接続させることが望ましい。また、本実施例では第1の整線群204、第2の整線群205を構成する端子・ケーブル数は、それぞれ13ピンずつの同数としているが、回路構成に応じて同数でなくともよい。
前述したように、第1の整線群204及び第2の整線群205は、共に可撓性のある絶縁性フィルムや樹脂印刷等にてケーブル203を挟持しているため、平面的に整線された面方向に屈曲して折り畳むことが可能である。
図2に示すように、第1の整線群204は、第1の折り畳み領域210で折り畳まれ、第2の整線群205は、第2の折り畳み領域211で折り畳まれている。これにより、ワイヤハーネス200の這い回し方向の転換や折り畳み後に重ね合わせることができ、ワイヤハーネス200の任意の形状へのフォーミングやワイヤハーネス200の配線部幅を大幅に縮小させることが可能となる。
つまり、ワイヤハーネス200を這い回せる空間がケーブル203の線径×ケーブル本数以下しか確保できない場合であっても、カメラ100を大型化させること無くワイヤハーネスを這い回すことが可能となる。なお、ワイヤハーネス200の所望のフォーミング形状などに応じて第1の折り畳み領域210及び第2の折り畳み領域211の位置は、任意に変更することが可能である。
図3(a)はワイヤハーネス200の折り畳み前の状態をカメラ100の背面側から見た展開斜視図、図3(b)は図3(a)に示すワイヤハーネス200を裏面側から見た展開斜視図である。
図3において、第1の面301は、第1の整線群204の平面部であり、第1の面301の裏面は、第2の面302である。また、第3の面303は、第2の整線群205の平面部であり、第3の面303の裏面は、第4の面304である。
次に、図4乃至図6を参照して、ワイヤハーネス200を図3の展開状態から図2の折り畳み状態にするための方法について説明する。
まず、図4を参照して、第1の整線群204 折り畳み方法について説明する。図4(a)は第1の整線群204の展開斜視図、図4(b)は第1の整線群204を図4(a)の状態から第1の折り畳み領域210で折り畳んだ状態の斜視図である。図4(c)は、第1の整線群204を図4(b)の状態から第2の折り畳み領域211で折り畳んだ状態を示す斜視図である。
図4(a)及び図4(b)に示すように、第1の整線群204は、第1の折り畳み領域210で第1の面301同士が互いに接するように折り畳まれる。その後、第1の整線群204は、図4(b)及び図4(c)に示すように、第2の折り畳み領域211で第2の面302同士が互いに接するように折り畳まれる。本実施形態では、第1の整線群204は、第1の折り畳み領域210及び第2の折り畳み領域211での折り畳み方向の角度は略90°としているが、フォーミングしたい方向・形状に合わせて折り畳み方向の角度は任意に変更可能である。
次に、図5及び図6を参照して、第2の整線群205の折り畳み方法について説明する。図5(a)は図4(c)に示す折り畳み後の第1の整線群204と折り畳み前の第2の整線群205(展開状態)の斜視図、図5(b)は図5(a)の第2の整線群205を第1の折り畳み領域210で折り畳んだ状態を示す斜視図である。図6(a)は、第2の整線群205を図5(b)の状態から第2の折り畳み領域211で折り畳んだ状態を示す斜視図である。
図5(a)及び図5(b)に示すように、第2の整線群205は、第1の折り畳み領域210で第4の面304同士が互いに接するように折り畳まれる。次に、第2の整線群205は、図5(b)及び図6(a)に示すように、第2の折り畳み領域211で第3の面303同士が互いに接するように折り畳まれる。第2の整線群205を第2の折り畳み領域211で折り畳んだ後の第1の整線群204と第2の整線群205は略平行に並ぶように配置されている。
図6(b)は、第2の整線群205を第2の折り畳み領域211で折り畳んだ後に第2のプラグコネクタ202を接続した状態を示す斜視図である。
図6(b)に示すように、第2の整線群205を第2の折り畳み領域211で折り畳んだ後、略平行に並ぶ第1の整線群204及び第2の整線群205の端部に第2のプラグコネクタ202が接続される。略平行に並ぶ第1の整線群204及び第2の整線群205の端部に第2のプラグコネクタ202を接続することで、第2のプラグコネクタ202の接続作業性が容易になる。また、コネクタとケーブル203の接続部に不要なテンションが加わることを抑制し、断線の防止が可能となる。
第1の折り畳み領域210では、第1の整線群204と第2の整線群205は、図4(c)及び図6(a)に示すように、互いに折り畳み部が重ならないように折り畳み位置をオフセットさせている。さらに、第1の折り畳み領域210では、第1の整線群204と第2の整線群205の折り畳み後では、第1の整線群204の第2の面302と第2の整線群205の第3の面303が接するように重畳させている。これにより、第1の整線群204と第2の整線群205とが互いにの折り畳み部分での復元力を押さえ合うと共に、折り畳み位置をオフセットさせることで、第1の折り畳み領域210が厚み方向に厚くなってしまうのを抑制している。
また、第2の折り畳み領域211では、第2の整線群205が第1の整線群204の折り畳み部分を覆い、かつ折り畳み位置は第1の整線群204の折り畳み部分と重ならないようにオフセットさせている。これにより、第2の整線群205の折り畳み部分の厚みの中に第1の整線群204の折り畳み部分の厚みが一部吸収され、第2の折り畳み領域211が厚み方向に厚くなってしまうのを抑制している。このため、カメラ100の厚み方向を大型化させることなく、他部品との干渉などを避けることが可能となる。
次に、図7を参照して、ワイヤハーネス200の第1の整線群204と第2の整線群205のケーブル203内に流れる信号の好適な割り当て方法について説明する。
図7は、図2(a)のA−A線断面を模式的に示す断面図である。第1のプラグコネクタ201の1ピン目206から13ピン目207に接続される13本のケーブル203は、前述したように、平面的、かつ略平行に並んで整線されている。そして、平面的に整線されたケーブル203は、可撓性のある絶縁性フィルムや樹脂印刷501などで平面方向から挟むように挟持されることで整線状態が維持され、これにより、第1の整線群204を形成している。
第1の整線群204と同様に、第1のプラグコネクタ201の14ピン目208から26ピン目209に接続される13本のケーブル203は、第1の整線群204と同様に、平面的、かつ略平行に並んで整線されている。そして、平面的に整線されたケーブル203は、可撓性のある絶縁性フィルムや樹脂印刷501などで平面方向から挟むように挟持されることで整線が維持され、これにより、第2の整線群205を形成している。
第1の整線群204と第2の整線群205を第1及び第2の折り畳み領域で折り畳んで重畳させる際には、例えば粘着性のテープ502などで対向する面を貼り合わせたり、不図示のテープで外周から巻いたりして重畳させる。これにより、カメラ100内にワイヤハーネス200を組み込む際に作業性良く組み込むことが可能となる。
次に、第1の整線群204及び第2の整線群205内の信号の構成について説明する。まず、第1の整線群204の信号構成について説明する。図7において、G503,G505は、グランド信号線(GND信号線)であり、S504は、撮像素子を制御・駆動させるための電気信号線である。D1+506,D1−507は、撮像素子の画像出力データを伝送する信号線であり、プラスとマイナスを1ペアとして所定の差動インピーダンスを構成する差動データ信号線である。C1+508,C1−509は、D1+506,D1−507と同様に、プラスとマイナスを1ペアとして所定の差動インピーダンスを構成し、データ取得のタイミングを指示する差動クロック信号線である。
第1の整線群204を構成する13本のケーブル203は、第1のプラグコネクタ201の1ピン目206に接続されるG503から順に、図7に示すように、種々の信号線が割り当てられている。具体的には、G503から順にS504、G505、D1±のデータ信号ペア506,507、及びD2±のデータ信号ペア、C1±のクロック信号ペア508,509、D3±,D4±の各データ信号ペアの信号線が割り当てられている。
第2の整線群205を構成する13本のケーブル203についても、同様に、第1のプラグコネクタ201の14ピン目208に接続されるD5+510から順に、図7に示すように、種々の信号線が割り当てられている。具体的には、D5+510から順に、D5+510とデータ信号ペアを構成するD5−511、D6±のデータ信号ペア、C2±のクロック信号ペア512,513、D7±、D8±の各データ信号ペア、G514〜G516の各種信号線が割り当てられている。
本実施形態では、D1〜D4及びD5〜D8のデータ信号ペアにより、それぞれ一つのグループを構成し、D1〜D4及びD5〜D8は、それぞれC1及びC2のクロック信号ペアの所定のクロックでデータ信号の読み出しを行う。
このとき、第1の整線群204及び第2の整線群205の少なくともいずれか一方に、一つのグループを構成するD1〜D4又はD5〜D8のデータ信号ペアが全て含まれるように割り当てるのが望ましい。本実施形態では、第1の整線群204にD1〜D4のデータ信号ペアがすべて含まれ、第2の整線群205にD5〜D8のデータ信号ペアがすべて含まれる構成としている。これにより、一つのグループを構成するD1〜D4及びD5〜D8のデータ信号ペアのペア間の物理的な線長に大きな差が生じるのを抑制し、良好な伝送特性を維持することが可能となる。
次に、図7及び図8を参照して、第1の整線群204と第2の整線群205のグランド信号線の割り当てについて説明する。図8は、ワイヤハーネス200において、グランド信号線が割り当てられたケーブル203の位置を示す斜視図である。
図7に示すように、第1の整線群204と第2の整線群205を折り畳んで重畳させた際に、G503及びG505とG514〜G516は、第1の整線群204及び第2の整線群205の幅方向両側で対角の配置となるように割り当てている。これにより、図8に示すように、ワイヤハーネス200の幅方向両側にグランド信号線が割り当てられたケーブル203の配置構成となるため、データ信号やクロック信号へのノイズ抑制が可能となる。
次に、図7及び図9を参照して、第1の整線群204と第2の整線群205のクロック信号ペアの割り当てについて説明する。図9は、ワイヤハーネス200の第1の整線群204と第2の整線群205の線長を第1のプラグコネクタ201を基準としてピンごとに表したグラフ図である。図9において、横軸はピンNo.、縦軸は線長である。
クロック信号ペアを一つのグループを構成するデータ信号ペアと同じ整線群内に割り当てる場合は、データ信号ペア及びクロック信号ペアを割り当てる各ケーブル203の線長の略中心値となる位置にクロック信号ペアを割り当てることが望ましい。
本実施形態においては、第1の整線群204では、8ピン目と9ピン目にそれぞれC1+508,C1−509を割り当て、第2の整線群205では、18ピン目と19ピン目にそれぞれC2+512、C2−513を割り当てる構成としている。これにより、クロック信号ペアと一つのグループを構成するデータ信号ペアとの間、及びデータ信号ペア間での読み出しタイミングのずれを平準化させることができ、読み出しタイミングのずれによる伝送特性の低下を抑制することが可能となる。
また、第1の整線群204と第2の整線群205の両端部は、最も強く折れ曲がるため、データの読み出しタイミングを制御するクロック信号ペアを割り当ててしまうと内部誘電体の変形等により伝送特性に変質が生じ、データ取得タイミングに影響が懸念される。このため、クロック信号ペアは、整線群の略中心付近に配置することが望ましい。
また、図9に示すD1+506とD1−507のデータ信号ペアのように、データ信号ペア内であっても線長に差が生じてしまう。
第1の基板103に実装されている第1のリセコネクタ106(図1参照)やワイヤハーネス200の第1のプラグコネクタ201の嵌合接点部は、コネクタの小型化のために0.3mmピッチや0.25mmピッチで配列されている場合が多い。第1のリセコネクタ106は、嵌合接点部が0.3mmピッチや0.25mmピッチで配列されていても、第1の基板103に実装するための半田ペースト印刷精度や剥離強度を維持する必要がある。このため、第1のリセコネクタ106のコネクタ端子の半田付け部などの実装部は、第1のプラグコネクタ201からケーブル203が引き出される方向の前側と、第1のリセコネクタ106の後側へ交互に千鳥配置で振り分けて配列されている。
第1のリセコネクタ106の前側の実装部への配線は、第1のリセコネクタ106の下を通過させた後、前側の実装部へとビアなどを介して接続されるため、迂回した配線となり、直接配線接続が可能な後側の実装部への配線より配線長が長くなる傾向がある。
このため、データ信号ペア内の配線長が長い方のD1+506を第1のリセコネクタ106の後側実装部となるピンへ接続されるように割り当て、データ信号ペア内の配線長が短い方のD1−507を第1のリセコネクタ106の前側実装部となるピンへ接続する。これにより、ワイヤハーネス200ではデータ信号ペア内の線長差があったとしても、システム全体の総配線長としてデータ信号ペア内の線長差を吸収することが可能となり、電気的な応答性低下を抑制することができる。
なお、図10に示すように、第1の整線群204と第2の整線群205の幅を細くしてワイヤハーネス200の更なる小型化が必要な場合は、第3の整線群801までケーブル203を振り分けることで小型化が可能である。この場合、第1の整線群204、第2の整線群205、第3の整線群801の少なくともいずれか一つに、一つのグループを構成するD1〜D4又はD5〜D8のデータ信号ペアが全て含まれるように割り当てることが望ましい。
図10では、D1〜D4を第1の整線群204に割り当て、D5〜D8を第3の整線群801に割り当て、更にC1,C2のクロック信号ペアを第2の整線群205に割り当てている。これにより、データ信号及びクロック信号ペアのペア間の物理的な線長に大きな差が生じるのを抑制し、クロック信号ペアと一つのグループを構成するデータ信号ペア間、及びデータ信号ペア間での読み出しタイミングのずれを平準化させることが可能となる。このため、伝送特性の低下を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態では、リードレスタイプの撮像素子を搭載したカメラ100であっても、電気配線であるワイヤハーネス200をスペース効率よく収納することができるので、良好な伝送特性を維持しつつ、カメラ100の大型化を抑制することができる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所、組立て順序、組立て方法等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
103 第1の基板
107 第2の基板
200 ワイヤハーネス
201 第1のプラグコネクタ
202 第2のプラグコネクタ
203 ケーブル
204 第1の整線群
205 第2の整線群
301 第1の面
302 第2の面
303 第3の面
304 第4の面

Claims (10)

  1. 一方の端部に第1の基板に電気的に接続される第1のプラグコネクタが設けられ、他方の端部に第2の基板に電気的に接続される第2のプラグコネクタが設けられる電気配線であって、
    前記第1のプラグコネクタ及び前記第2のプラグコネクタにそれぞれ設けられた複数のピンのうち、1ピン目から所定の数のピン目までの間のピンを互いに接続する第1の整線群と、
    前記第1のプラグコネクタ及び前記第2のプラグコネクタにそれぞれ設けられた複数のピンのうち、前記第1の整線群で接続されるピン以外のピンの間を互いに接続する第2の整線群と、を備え、
    前記第1の整線群、及び前記第2の整線群は、それぞれ絶縁体に挟まれて平面的に整線された複数本のケーブルで構成され、
    前記第1の整線群、及び第2の整線群には、前記第1のプラグコネクタに近い側に第1の折り畳み領域が設けられ、
    前記第1の整線群の一方の面を第1の面とし、前記第1の面の裏面を第2の面とし、前記第2の整線群の前記第1の面と同じ方向を向く一方の面を第3の面とし、前記第3の面の裏面を第4の面とした場合、
    前記第1の整線群は、前記第1の折り畳み領域で前記第1の面が互いに向き合って接するように角度をもって折り畳まれ、前記第2の整線群は、前記第1の折り畳み領域で前記第4の面が互いに向き合って接するように角度をもって折り畳まれて、前記第1の整線群の前記第2の面と前記第2の整線群の前記第3の面とが接するように重畳され、前記重畳された状態で、前記第1の整線群と前記第2の整線群との折り畳み位置が重ならないように配置されていることを特徴とする電気配線。
  2. 前記第1の整線群、及び第2の整線群には、前記第2のプラグコネクタに近い側に第2の折り畳み領域が設けられ、
    前記第2の折り畳み領域において、前記第1の整線群は、前記第2の面が互いに向き合って接するように角度をもって折り畳まれ、前記第2の整線群は、前記第3の面が互いに向き合って接するように角度をもって折り畳まれ、
    前記第1の整線群、及び前記第2の整線群の前記第2の折り畳み領域で折り畳まれたそれぞれの端部は、互いに平行に並んで配置されて前記第2のプラグコネクタが接続されるとともに、前記第1の整線群の折り畳み部分は、前記第2の整線群で覆われていることを特徴とする請求項1に記載の電気配線。
  3. 前記ケーブルは、細線同軸線であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気配線。
  4. 前記第1の整線群、及び前記第2の整線群の少なくともいずれか一方に、一つのグループを構成する差動データ信号線がすべて含まれていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気配線。
  5. 差動クロック信号線を前記一つのグループを構成する差動データ信号線と同じ整線群に割り当てる場合、前記差動データ信号線、及び前記差動クロック信号線を割り当てる前記整線群の前記ケーブルの線長の略中心値となる位置に前記差動クロック信号線を割り当てることを特徴とする請求項4に記載の電気配線。
  6. 前記第1の整線群と前記第2の整線群とが重畳された状態で、前記第1の整線群、及び前記第2の整線群の幅方向に両側で対角の配置となるようにグランド信号線が割り当てられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の電気配線。
  7. 前記一つのグループを構成する差動データ信号線のうち、配線長が短い方の差動データ信号線が前記第1の基板に実装されて前記第1のプラグコネクタが嵌合により接続される第1のリセコネクタの前記ケーブルの引き出し方向の前側のピンに接続されていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の電気配線。
  8. 前記第1の整線群、及び前記第2の整線群は、共に曲率半径を略等しくする円弧状部を有して湾曲形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電気配線。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電気配線を備える電子機器。
  10. リードレスタイプの撮像素子を搭載した電子機器であって、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電気配線を備え、前記撮像素子が実装される基板が前記電気配線の前記第1の基板により構成されていることを特徴とする電子機器。
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