JP2018011509A - イズオグマシン(自己支持エマグネトダイナミクスマシン) - Google Patents

イズオグマシン(自己支持エマグネトダイナミクスマシン) Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、本発明者の磁界の馬方位理論(horse orientation theory)とともに、本発明者のエマグネトダイナミクスの第1、第2法則を利用した自己支持エマグネトダイナミクスマシンと呼ばれる磁気モーターである。【解決手段】自己支持エマグネトダイナミクスマシンは、偉大な発明者で科学者であるマイケルファラデーのころから500年以上にわたって作られてきた電気モーターの古い理論とは異なる理論を利用している。【選択図】図7

Description

本発明は物理の技術分野に属する。より具体的には、本発明は、エネルギーの技術分野に属する。
そのような技術分野の従来技術には、電気又はバッテリーで動作するエマグネトダイナミクスモーター、磁性の理論及び磁界中で電流を運ぶ導体に働く力の理論が含まれる。
磁界中で電流を運ぶ導体に力が働く。この理論は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する機械である電気モーターの作成に利用されている。エマグネトダイナミクスモーターは、異なる理論、すなわち、エマグネトダイナミクスの法則上で動作する。
従来技術には従来の電気モーターが含まれる。しかし、これらは、電気モーターと内燃エンジンの混成物よりも優れる複数面のエマグネトダイナミクスモーターが行うようには、分配器もキックスターターも使用せず、エマグネトダイナミクスの法則も利用していない。
独国特許公開公報10 2004 043007号公報
本発明は、本発明者の磁界の馬方位理論(horse orientation theory)とともに、本発明者のエマグネトダイナミクスの第1、第2法則を利用した自己支持エマグネトダイナミクスマシンと呼ばれる磁気モーターである。
第1法則は次のように述べる。「磁石の同じ極の配列の近くに配置された場合、吊り下げた複合磁極はある方向に回転する。」
第2法則は次のように述べる。「その回転方向は、その配列と同一の複合極の方向である。」
このマシンの重要な特徴は、自己支持マシンは、バックラッシュ固定子からのリリースを提供する帰還電流を生成する点で自己支持エマグネトダイナミクスマシンでない過去の発明とは相違し、従って、このマシンは外部エネルギー源無しで動作することができる。
電気モーターは、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換し、磁気エネルギーを機械的エネルギーに変換するが、自己支持エマグネトダイナミクスモーターは、その非自己支持対応物(non-self sustaining counterpart)と同様に、磁極の相互作用を直接に、電流を運ぶ導体の媒介を通すこと無く、機械エネルギーに変換する。
本発明の自己支持マシンは、作動するために自身の帰還電流を使用し、電気モーターのように動作するが磁界中の電流を運ぶ導体に作用する力は使用せず、固定子と回転子の間の磁極の相互作用によって動作して磁石及び電磁石により動力を供給される自己支持マシンであって、主要部が、円形パターンに配置された前記マシンの固定子を形成する1組の永久磁石と、回転子を形成するスピンドルに取り付けられた複合磁石と、前記回転子の複合極の反発/牽引から生じるバックラッシュから前記回転子の(それぞれの面上の)翼板をリリースするためにブラシに圧力を加える分配器とを有することにより、上記課題を解決する。
前記固定子を形成する前記永久磁石は、前記磁石の半分がN極で、他の半分がS極であるように作製されていてもよい。
前記電磁石は、前記マシンのリリース固定子極を形成し、前記固定子永久磁石のそれぞれの極強さと概略等しい極強さを出すように作られており、磁化されなければ第1の前記固定子永久磁石による反発/牽引により引き戻されることになる適切なタイミングで一時的に磁化されるように時間間隔が決められていてもよい。
前記複合極を保持する前記翼板及びスピンドルは、すべて、前記固定子磁石により生成される磁界を歪ませないように、真鍮、銅などの非磁性材料で作られていてもよい。
「吊り下げられた複合磁極は、磁石の同一極の配列の近くに配置されたときには、ある方向に動く。」と述べる発明者のエマグネトダイナミクスの第1法則は、上記装置により利用されていてもよい。
「前記複合磁極の回転方向は、前記配列と同じ前記複合極の方向である、」と述べる発明者のエマグネトダイナミクスの第2法則は、上記装置により利用されていてもよい。
軟鉄は非常に早く磁性を失い、及び、得るために、前記軟鉄は前記固定子永久磁石の鏡像(代替物)として作用するとの理由から、上記複合極は、実際には、同一の三日月形状に屈曲された軟鉄のディスクにより置換することができてもよい。
前記ブラシ及び前記整流器は、銅又は他の非磁性であるが錆びない金属で作られていてもよい。
上記回転子は、前記複合極が取り付けられる前記翼板が水平面上に載置され、真鍮、銅又は他の任意の剛性の非磁性物質のいずれかで作られた前記回転子に強固に取り付けられるように構成されていてもよい。
上記回転子に取り付けられた前記翼板は、内燃エンジンのクランクシャフトのように、前記マシンにより出力される機械的動力を増大させるために、異なる面に載置されているが、すべてが同一の前記回転子に取り付けられた2以上の翼板が存在するように構成することが可能であってもよい。
上記装置の前記固定子磁石は、前記マシンにより出力される機械的動力を増大させるために、前記マシンの異なる面上に載置されるように構成することが可能であってもよい。
自動車のイグニッションキーと類似して、前記マシンのスタート時に、請求項1の前記第1の又は最後の電磁石に、及び、前記回転子に取り付けられた小さな直流モーターにも電気的出力がスイッチを介して伝達されてもよい。
上記回転子に機械的に連結された請求項12の前記直流モーターは、「キックスタート」のプロセスで、前記エマグネトダイナミクスモーターのスタート時に前記回転子を回転させるために使用されてもよい。
前記マシンの異なる面に載置された請求項11の前記固定子磁石が、作動時にそれらの磁界を相互に歪ませないように、相互から磁気的に遮蔽されていてもよい。
請求項1の前記固定子及び前記回転子の配置は逆転することができ、動作を生じるようにエマグネトダイナミクスの法則はなおも適用されてもよい。
永久磁石である上記固定子は、システムの動作を悪化させることなく電磁石に置換することが可能であってもよい。
本発明のシステムは、最も簡明な言葉で、電流や電流を運ぶ導体の存在なしでの磁石の動きと言い換えるエマグネトダイナミクスの理論を利用したシステムであり、これにより上記課題を解決する。自己支持エマグネトダイナミクスマシンは、永久磁石にその原子エネルギーを機械的仕事のために放出させるための人に知られた最初のマシンである。エマグネトダイナミクスの理論は、31年継続した磁石についての発明者の研究の成果でもある。
複合磁極の斜視図である。これは、真鍮又は銅又は任意の非磁性の三日月型(crescent shape)に曲げられたプレート上で一緒に保持された2つの永久磁石の三日月型のN極及びS極である。これは、非磁性の旋回心軸上に置かれた(pivoted)スピンドル上に搭載される。 類似磁石のN極の配列を示す。(S極でもあり得る。)しかし、システムが動作するには、同一極を使用する必要がある。 図2で言及した磁極の配列を形成するために使用される磁石の磁極の配置を示す。 同一極の配列の近傍に配置された複合磁極を示す。 複合磁極であるが、今度は軟鉄のスラブ製である。これは非磁性の旋回心軸上に置かれたスピンドルに搭載されている。 各面の回転子翼板(rotor vane)の角度配置を示す。 4つの面が取り付けられた完全な自己支持エマグネトダイナミクスモーターの設計モデルを示す。 図7に示されるマシンの電気接続を示す。 ステムを備える回転子翼板を示す。 回転子の複合極の一部を形成する永久磁石を示す。これは、ロンドンのNAAFCO SCIENTIFICから購入した60×15×5mmの強力ECLIPSE MAGNETである。これは、約300mm離れた磁気系で15度の偏向を生じさせる。 リリース電磁石40,42を示す。 未磁化の鉄の棒(磁化されていない軟鉄の棒)を示す 1つの面上の固定子及び翼板(固定子の角度配置)を示す。 ソレノイド内の同一の棒(軟鉄)を示す。 マシンのためのクラッチヨークを示す。 クラッチ装置のためのクラッチフォークを示す。 マシンのための回転子(真鍮回転子、870mm、全体長)を示す。 クラッチ装置を示す。 異なる方向に引っ張る5頭の馬を示す。 同一の方向に引っ張る5頭の馬を示す(本発明者の磁性の馬−方向理論の説明)。 単一性を越える効率を達成することの数学的及び実験的証明を与える電磁石固定子を有するマシン(単一性を越える証明を数学的に示すマシン)。
ここで、図1〜21の本発明を詳細に参照すると、本マシンとその要素部分が示されている。特に、図7には、すべての要素が取り付けられた4つの面の、自己支持の、エマグネトダイナミクスマシンが示されている。
(セクション1)
(両端の)15mmの長さが螺子切りされた2本の真鍮のロッド35,37(直径25mm、高さ900mm)が水平の真鍮のプレート10に直角に取り付けられている。この真鍮のロッドは、システムを安定化するためのアルミのスリーブを担持している。回転子26は、下部のボールベアリング9に据え付けられている。
固定子26は、その下部(長さ70mm、直径60mm)に、分配器27及びスリップリング29をも保持する部分を有している。
ここで、カーボンブラシ31,33,35,37,49,41,43,45,47を保持するPerspex15が据え付けられ、4つの銅のボルトで固定される。
円形のPerspexプレート49,51,53,55のそれぞれは、それぞれの面上に取り付けられた18,19,20としての3つの永久磁石と電磁石22,32を担持している。1の面上の5つの固定子は、Perspexの中心に切られた直径480mmの円形穴の周りに配置される。固定子は、180度の角度をカバーする。これは、1の固定子とその隣のものの間が45度であることを意味する。1の固定子と隣の固定子の中心間の円の周辺に沿って測定した円周距離(circular distance)は、回転子の複合極のN極とS極の間の距離の円周長(circular length)を決定する。ここで、円形のPerspexプレート49,51,53,55は、アルミスリーブを下方にスライドさせて締めることでしっかりと保持される。それぞれの面の複合極を構成する2つの永久磁石を担持するアルミ翼板76は、ここで、所定の位置に締め付けられ、固定子の頂部端は、銅のサポート28の上部ボールベアリングに滑り込まされる。ここで、システムを強く強固にするために、真鍮のサポート35,37の螺子切りされた端部にナットが締め付けられる。ここで、直流バッテリー21がイグニッションキー、モーター25及び9つのブラシを介してリリース電磁石に接続される。直流モーター25は、リリース電磁石と並列に接続され、高負荷抵抗23により重い電流サージから保護される。
(セクション2)
このシステムは、動作準備ができている。イグニッションキー12がひねられると、バッテリー21からの電流が直流モーター25をオンにし、回転子を時計回り方向に回転させる(この方向は、エマグネトダイナミクスの第2法則が回転子が動くと述べる方向に一致しなければならない)。モーター25は、車輪とピニオンの配列により回転子25を回転させることができる(回転子26は、内燃エンジンのキックスタターのように、はめ歯歯車の歯のついた直径144mmの車輪を担持し、モーターは、はめ歯歯車の歯のついた直径10mmの車輪を担持する)。バッテリー21は、分配器27及びモーター25に同時にエネルギーを与える。分配器27は、従来の内燃エンジンの分配器が4つのプラグに着火するのと同様に、ブラシ33,35,37,39,41,43,45と電気的に接触し、これにより、リリース電磁石にエネルギーを与える。面1の第1のリリース電磁石22は、固定子の永久磁石の極強さ(pole strength)と同一又は近似するべきであるN極強さを出すために計時される。これは、回転子の先頭の(leading)複合極の磁気軸が電磁石22の磁気軸とちょうど公差する瞬間に起こらなければならない。回転子26は更に動いて、先頭の回転子の複合極の磁気軸が最後の回転子の永久磁石19の磁気軸に公差しようとするポイントで、分配器27は、2番目のブラシ35と接触し、これにより最後の電磁石32にエネルギーを与え、これにより、S極が最後の固定子永久磁石19のN極に引っ張られて引き戻される筈であった回転子の牽引する複合極を自由にする。これは、回転子の回転を悪化させ、マシンを停止させていた筈である。4面のマシンであるため、他の面の他の固定子により回転子に加えられるトルクは、固定子が休止距離をカバーすることを可能にし、これにより、それが再度、第1の固定子電磁石22の影響下になり(この固定子電磁石22の鉄コアは、その影響下にある複合回転子極の先頭のN極を引っ張る)、これが繰り返される。回転子は、このようにしてその回転を続けることができる。
回転子に取り付けられているが、異なる面の異なる固定子を横切る4つのすべての翼板は、それぞれ90度に配置されていないことに留意されたい。
図6Bから我々が見出すことは、第1の翼板V1は90度の角度だけ第2の翼板V2に先行することである。V2は135度の角度だけV3に先行し、V3は67.5度の角度だけV4に先行する。4面のマシンでの回転子翼板の単純な角度配置は、各翼板が90度だけ後続の翼板に先行するように360度を分割したであろう。我々は、本設計においてはこの単純な手法を採用しなかった。なぜなら、このことは、分配器が同時に2以上の電磁石にエネルギーを与えることを意味するからである。電磁石は帰還ジェネレータから多大な電流を引き出すため、帰還ジェネレータはその乏しいエネルギーに対する大きい引出に対処できず、システムが停止する場合がある。この致命的な状況を避けるため、翼板は図6に示されるように配置される。6面のマシンには翼板の配置はまた異なり、以降も同様である。設計における全体のアイデアは、2以上のリリース電磁石が同一の瞬間にエネルギーを与えられる状態を避けることである。
4,5又は6シリンダーのエンジンを設計する内燃エンジンの設計者が、それぞれのエンジンに対して燃焼室でのプラグの着火シーケンスを決定することになるカムシャフト上の突起の角度配置を決めなければならないのと同じように、5,6又は20の面のマシンを作る場合の角度配置は、それぞれのケースで別々に決めなければならない。
我々はこのマシンを磁気モーターと呼ぶが、上記から、そして設計の観点から、このマシンは実際には、従来の電気モーターとの間の共通性よりも、内燃エンジンとのより多くの共通性を有する。
(セクション3)
図7を参照すると、回転子が回転するためには、翼板の円周長が、1の固定子の磁気軸と次のものの間の円周距離と概略同じであることを確実にする必要がある。
これは、システムが動作するために重要な条件である。すべての固定子永久磁石の極強さが等しいことも同様に重要であり、さもなければ、エマグネトダイナミクスの第1及び第2法則が満たされず、マシンは機能しない。
エマグネトダイナミクスマシンは本質的に磁気モーターである。従って、マシンのすべての部分を作成するのに非磁性金属が使用されることを確かにする必要があり、さもなければ、あるポイント(複数)で必要とされる重要な磁界強さが弱められ、または、減少する。すべてのボルト、ナット等は、組み上げたものを危機的に駄目にするであろう磁気的干渉や歪みを避けるために、銅または真鍮またはアルミで作られる。
内燃エンジンのプラグが特定のタイミングで着火されなければならないのと同じように、回転子26のバックラッシュポイントでのリリースを確実にし、モーターが動き続けるために、リリース電磁石は適切なタイミングで「着火され」/エネルギーを与えられなければならない。この正確なタイミングを確実にするために、カーボンブラシの位置は、内燃エンジンのタイミングチェーンと同じように、調整可能にされる。ブラシは、Perspex15に形成された円形溝上で動くベース上に取り付けられる。適切なタイミング位置が決定されたら、ブラシは真鍮のボルト及びナットによってPerspexのベースにネジ止めされる。
(セクション4)
本発明の図7を参照すると、回転子26は、銅製であり、高さは870mmであり、そのステムの様々な高さにステムに沿って形成された翼板ステムを取るための穴を有する。これらは、4つの面の高さに一致する。
回転子26は直径60mm、高さ70mmの大きなステムを有するが、本体の残りは30mmの直径を有する。スリップリング90,94(10mm幅で0.5mm厚)は、良好な電気伝導体であり、かつ、錆びない材料である銅製である。これらは、スリップリング整流器とブラシの間の良好な電気接触が常に保たれることを確かにするために望ましい特性である。ブラシの接触抵抗は、0.2オームを超えてはならない。もちろん、スリップリング整流器は、従来の電気モーターの整流器において行われているように、紙絶縁を用いて回転子との電気接触から効果的に絶縁されている。
回転子26に作用するトルクの主要な源である永久磁石固定子は、極めて強力である必要があり、さもなければマシンは弱くなる。事実、非自己支持エマグネトダイナミクスマシンの試作機(working model)を作るために発明者が使用した永久磁石固定子は、1メートル離れた磁気計に25度の角度偏向を生じさせる磁極強さをそれぞれ有していた。これらの磁石はAlcomax磁石であったが、勿論、これらの磁石は25年ほど前に買ったものなので、ネオジウム磁石の形態のより強力な磁石が発明されている。
1つの面のみを有するエマグネトダイナミクスマシンは、伝統的な4シリンダー、4ストロークのエンジンに対する1つのみのシリンダを有する内燃エンジン、又は、1つのみのコイルで動作する在来型の電気モーターのようなものである。実際のエマグネトダイナミクスモーターは、回転子26に十分なトルクを発生させて強力なマシンとするためには、多くの面、少なくとも4つの面を有さなければならない。面の数が増えるほど、結果としてのマシンはより強力となり、1つの面で生成された磁場が隣接する面での磁束(fluxes)に影響を与えないように遮蔽するために磁気遮蔽が非常に重要になるけれども、10〜20もの多くの面のマシンを作ることが望ましい。
本発明の図21を参照すると、S1,S2,S3,S4は1つの面のマシンの電磁石固定子である。S1,S2,S3はすべて並列に接続され一緒にエネルギーを与えられるが、リリース電磁石であるS4は別の回路で別個にエネルギーを与えられる。このシステムを回転させるには、3つの固定子に120V程度が供給され、リリース固定子S4には72Vが供給される必要があることが分かる。電流計A1で測定した第1の回路に流れる電流は45Aであり、A2の読みは6Aである。
300rpmで回転するこのマシンで生成されるパワーを計算すると次のようになる。
1.240V電源がモーターへのメインパワー入力である。
S2のmmf軸でのモーター位置からS4のmmf軸までK2が閉じられている場合、モーターへの制御又は補助入力は、比較的ごくわずかのパワーを供給する。
1.モーターのパワー出力は、ラジアン/秒での回転子速度と回転子トルクの積である。
Pout=T×ω=T×(300×2π)/60=10πTワット
1.損失なしのマシンを仮定すると、入力パワー=出力パワー、
S1,S2,S3からのパワー=45×240W=10800W
1回転のうちのθラジアン(S2軸からS4軸)、或いは、120度だけK2がオンと仮定すると、
S4からのパワー=72×θ/2πx6W≒68.750θW=144.4W
(a)S1,S2,S3に帰するパワーのパーセンテージ=10800×100/(10800+68.75θ)=98.7%
(b)S4に帰するパワーのパーセンテージ=68.75θ×100/(10800+68.75θ)=1.3%
この結果から、小さい帰還ジェネレータが回転子スピンドルにリンクされているなら、それはリリース電磁石を動作させるために必要なこの1.3%のパワーを供給し、電磁石S1,S2,S3を永久磁石に置換すると、我々は単一性を優に超える効率のマシンを手にすることは明らかである。
(セクション5)
別バージョンの自己支持エマグネトダイナミクスは、帰還ジェネレータの回路に電流ブースターを追加することで作ることができる。帰還ジェネレータの出力は、図21に示されるようなパルス回路に供給される。パルス回路は、単純に、電気エネルギーがキャパシタに蓄えられ、極めて高速で放電される回路である。大電流が非常に短い時間流れる。バックラッシュポイントで必要とされる回転子のリリースは、わずか数ミリ秒だけ続く1点での動作となり、これにより生成された電流は、バックラッシュポイントで回転子を解放するのに十分である。
エネルギーの欺瞞性(Deceit):自己支持エマグネトダイナミクスマシンは、エネルギーの欺瞞性の原理を利用しているとも論じることができる。これは以下のように説明される。
従来の電気モーターでは、モーターが機能するには任意の及びすべての瞬間に電流がフルにコイルを流れることが必要である。これは、大量のエネルギーが常に電気モーターに供給されなければならないことを意味する。エマグネトダイナミクスマシンではそうではない。我々は、大量のエネルギーをすべての瞬間には必要としない。我々は、回転子翼板をバックラッシュの減速効果からリリースすることを確実にするために必要なポイントでのみ大量のエネルギーを必要とする。例えば、600rpmの速度で回転するマシンでは、我々はどの程度の時間大量のエネルギーを必要とするだろうか?
600rmpで回転するマシンは10rpsで回転する。スリップリング整流器の直径は60mmであり、分配器の幅は20mmである。従って、この分配機はカーボンブラシと0.01秒だけ接触する。これは、100分の1秒であり、もちろん短い。これがパルス継続時間である。なお、1回転が続く残りの時間は、永久磁石固定子は運動に必要なトルクを供給する。永久磁石に蓄えられたエネルギーは機械エネルギーに変換される。
テレビもまた目の欺瞞性の概念を用いている。網膜を打つ物体からの小さい点が数秒間留まっている。仮にこのことが十分早く起これば、異なる点が連続的に現れ、目は全体の絵を1つとして「見る」。
エマグネトダイナミクスマシンは、永久磁石固定子によりカバーされるエネルギーギャップのおかげでバックラッシュポイントに現れるエネルギーのパルスを1つの連続したチェーンとして見る、と言うことができる。
(セクション6)
従来の電気モーターに対する自己支持エマグネトダイナミクスモーターの利点は明らかである。これは、このモーターが現在電気モーターが使用されているどの電気モーターでも置換することができることを意味する。これは、これには限られないが、電気自動車、電車、トローリー電車、電気式ファン等を含む。小型のエマグネトダイナミクスモーターを作ることができれば、時計や研磨機やおもちゃなどの電気モーターを置換することもできる。テレビセットやラジオに電流供給するために小さいエマグネトダイナミクスマシンを導入し、動作に電気や電池を必要としないこれらの重要な機器を得ることも可能である。もちろん、エマグネトダイナミクスマシンは我々の生活スタイルを革命的に変化させる能力を有している。人類のためのエネルギーの節約は莫大となるであろう。エネルギーが世界の平和を乱す能力は別にして、エネルギーが枯渇し、大変高価な世界において、動作するために外部エネルギーの入力を必要としないマシンは大きな関心の対象であり、工業的価値がある。
達成するために31年を要したエマグネトダイナミクスモーターの成功した設計及びエマグネトダイナミクスの理論は、科学と工学に新たな学習の分野を開いた。これは、世界中の科学者及び工学者によってより深く探索されることを要する分野である。もちろん、発明者は、この分野は極めて興味深く刺激的な分野であると考えている。
この領域での更なる研究作業には、これには限られないが、エマグネトダイナミクスマシンの詳細な特性及びそれらがどのように従来の電気モーター及び内燃エンジンの特性と比較されるかを見出すことが含まれるであろう。
(セクション7)
広い実施例において、この発明は、磁界中の電流を運ぶ導体に作用する力とは異なるエマグネトダイナミクスの法則を用いた永久磁石、又は電磁石の相互作用の原理に基づいて動作するモーターでもある。
エマグネトダイナミクスの理論は、31年継続した磁石についての発明者の研究の産物である。
マシンの他のバージョンは翼板を有さない。軟鉄の板(slab)が角度的な分散として回転子上に貼り付けられる。回転子自体は、この設計変更に対応するために直径がより大きく作られる。このバージョンは、従来の電気モーターに極めて類似して、ただ2つだけのスプリットリング整流器を有する。面は、30又はそれを超えることもでき、このことは、より頑丈で単純な2000rpmを超えて動作する強力なマシンに結びつく。
9,11 底部及び頂部それぞれのボールベアリング
10 マシンのベースを形成する円形の真鍮プレート(直径500mm,厚み10mm)
12 マシンのスイッチを入れるイグニッションキー(典型的な自動車、例えば、フォルクスワーゲン車、イグニッションキーが適切である)
14 キックスターターとしても機能する帰還ジェネレータのグループ
15 カーボンブラシを保持する矩形のPerspexプレート(180×180×5mm)
16 スリップリング整流器(commutator)
18,19,20 面1の永久磁石固定子
21 モーターバッテリー 12ボルトDC
22,32 面1のためのリリース電磁石
23 帰還ジェネレータ/キックスタートモーターの保護に適する抵抗
24,36 面4のためのリリース電磁石
25 キックスターターモーター/帰還ジェネレータ 12ボルト 電流リッチ
26 回転子シャフト(小回転子ステム)、真鍮、直径30mm
27 分配器、銅
28 銅シャックル(shackle)の矩形プレート
29 スリップリング銅整流器
30 クラッチペダル
31 カーボンブラシ
33,35,37,39,41,43,45,47 リリース電磁石にエネルギーを与えるカーボンブラシ
38,40 複合極を形成する矩形の永久磁石
42 複合極を保持するためのアルミ翼板
50 真鍮製の翼板ステム、長さ、直径10mm
52 翼板スタビライザー、長さ25mm、直径5mm
54 合計抵抗14オームの直径0.5mmの絶縁銅線を巻かれたリリース電磁石のためのアルミフォーマー、長さ150mm、内径37.2mm、外形39mm
56 電磁石のための軟鉄コア、長さ160mm、直径37mm
66,78 リリース電磁石
68,70,72 永久磁石固定子
76 アルミ翼板
82 の内部穴、直径
84 円形アーム、直径、及び広さ
86 クラッチシャンク、外径
88 の外側チューブ、外径、 mm長
90 分配器を担持するスリップリング整流器
92 休止銅分離器(idle copper separator)
96 帰還ジェネレータ
97 (皮材料でできた)フライホイールに取り付けられたクラッチファイバー
98 ジェネレータ上のギアで連結されたプーリー
99 クラッチケーブル
100 回転子シャフトに取り付けられたギアで連結されたフライホイール

Claims (16)

  1. 作動するために自身の帰還電流を使用し、電気モーターのように動作するが磁界中の電流を運ぶ導体に作用する力は使用せず、固定子と回転子の間の磁極の相互作用によって動作して磁石及び電磁石により動力を供給される自己支持マシンであって、主要部が、
    円形パターンに配置された前記マシンの固定子を形成する1組の永久磁石と、
    回転子を形成するスピンドルに取り付けられた複合磁石と、
    前記回転子の複合極の反発/牽引から生じるバックラッシュから前記回転子の(それぞれの面上の)翼板をリリースするためにブラシに圧力を加える分配器とを有することを特徴とする自己支持マシン。
  2. 前記固定子を形成する前記永久磁石が、前記磁石の半分がN極で、他の半分がS極であるように作製されている、請求項1に記載の自己支持マシン。
  3. 前記電磁石が、前記マシンのリリース固定子極を形成し、前記固定子永久磁石のそれぞれの極強さと概略等しい極強さを出すように作られており、磁化されなければ第1の前記固定子永久磁石による反発/牽引により引き戻されることになる適切なタイミングで一時的に磁化されるように時間間隔が決められている、請求項1に記載の自己支持マシン。
  4. 前記複合極を保持する前記翼板及びスピンドルが、すべて、前記固定子磁石により生成される磁界を歪ませないように、真鍮、銅などの非磁性材料で作られている、請求項1に記載の自己支持マシン。
  5. 吊り下げられた複合磁極は、磁石の同一極の配列の近くに配置されたときには、ある方向に動く、と述べる発明者のエマグネトダイナミクスの第1法則が利用されている、請求項1に記載の自己支持マシン。
  6. 前記複合磁極の回転方向は、前記配列と同じ前記複合極の方向である、と述べる発明者のエマグネトダイナミクスの第2法則が利用されている、請求項1に記載の自己支持マシン。
  7. 軟鉄は非常に早く磁性を失い、及び、得るために、前記軟鉄は前記固定子永久磁石の鏡像(代替物)として作用するとの理由から、前記複合極が、同一の三日月形状に屈曲された軟鉄のディスクにより置換された、請求項1に記載の自己支持マシン。
  8. 前記ブラシ及び前記整流器が、銅又は他の非磁性であるが錆びない金属で作られている、請求項1に記載の自己支持マシン。
  9. 前記回転子が、前記複合極が取り付けられる前記翼板が水平面上に載置され、真鍮、銅又は他の任意の剛性の非磁性物質のいずれかで作られた前記回転子に強固に取り付けられるように構成されている、請求項1に記載の自己支持マシン。
  10. 前記回転子に取り付けられた前記翼板が、内燃エンジンのクランクシャフトのように、前記マシンにより出力される機械的動力を増大させるために、異なる面に載置されているが、すべてが同一の前記回転子に取り付けられた2以上の翼板が存在するように構成することが可能である、請求項1に記載の自己支持マシン。
  11. 前記固定子磁石が、前記マシンにより出力される機械的動力を増大させるために、前記マシンの異なる面上に載置されるように構成することが可能である、請求項1に記載の自己支持マシン。
  12. 自動車のイグニッションキーと類似して、前記マシンのスタート時に、前記第1の又は最後の電磁石に、及び、前記回転子に取り付けられた小さな直流モーターにも電気的出力がスイッチを介して伝達される、請求項1に記載の自己支持マシン。
  13. 前記回転子に機械的に連結された前記直流モーターが、「キックスタート」のプロセスで、前記エマグネトダイナミクスモーターのスタート時に前記回転子を回転させるために使用される、請求項12に記載の自己支持マシン。
  14. 前記マシンの異なる面に載置された前記固定子磁石が、作動時にそれらの磁界を相互に歪ませないように、相互から磁気的に遮蔽されている、請求項11に記載の自己支持マシン。
  15. 前記固定子及び前記回転子の配置は逆転することができ、動作を生じるようにエマグネトダイナミクスの法則はなおも適用される、請求項1に記載の自己支持マシン。
  16. 永久磁石である前記固定子が、システムの動作を悪化させることなく電磁石に置換された、請求項1に記載の自己支持マシン。
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