JP2018011488A - 電動車両 - Google Patents

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英貴 光岡
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Abstract

【課題】回生制御を行う際の消費電力を抑制して電費を向上させる。
【解決手段】車両1の回生運転時の所定回生電力(要求される回生電力)がフロントモータ3の回生能力よりも低い場合で、車両1の走行が不安定にならない場合、リヤモータ7に電力を供給するためのリヤインバータ13の駆動を停止させ、回生運転時のインバータの消費電力を抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、前輪・後輪に対しそれぞれ走行用モータにより駆動力を伝える電動車両に関する。
近年、走行用モータで駆動輪を駆動させる車両(EV)や、走行用モータとエンジンとを組み合わせて車両の駆動力を得るようにしたハイブリッド車両が開発され、実用化が進んでいる。ハイブリッド車両としては、発電機をエンジンにより駆動させて発電し、走行用モータに給電を行うバッテリを充電する車両(HEV)だけでなく、バッテリを外部の商用電源でも充電可能な車両(PHEV)の開発、実用化が進んでいる。
このような電動車両では、前後輪を別々の走行用モータで駆動し(4WD車)、走行状態に応じて前後輪の駆動力を配分する技術が種々提案されている。4WD車では、通常、前輪と後輪の駆動力の配分が所定の割合に設定され、走行状態に応じて駆動力の配分が変更されている(特許文献1参照)。走行状態に応じて駆動力が分配されることで、電費を低下させることなく走行安定性を向上させることができる。
ところで、電動車両は、例えば、アクセルペダルを離して減速走行している時や惰性走行している時には、駆動輪からのエネルギーを受けて走行用モータが回転する。これにより、電気エネルギー(回生電力)を発生させて所定のブレーキ力(回生ブレーキ力)が得られるようになっている(回生制御)。
回生制御を行う場合、車両の走行状態により所望の回生電力(所定回生電力)が求められ、前輪と後輪の走行用モータの両方で電気エネルギーを発生させて所定回生電力を得ている。しかし、車両の運転状態によっては、前輪、もしくは、後輪の走行用モータだけで所定回生電力が確保できることも考えられるが、前後の走行用モータの両方で所定回生電力を得ているのが現状である。このため、前後輪を別々の走行用モータで駆動する電動車両では、電費を更に向上させることができる余地が残されているのが実情である。
特許第3776434号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、前後輪を別々の走行用モータで駆動する電動車両において、回生制御を行う際の消費電力を抑制して電費を向上させることができる電動車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の電動車両は、車両の前輪に駆動力を伝えるフロントモータと、前記車両の後輪に駆動力を伝えるリヤモータと、バッテリからの電力を前記フロントモータに供給するためのフロントインバータと、前記バッテリからの電力を前記リヤモータに供給するためのリヤインバータとを備えた電動車両において、前記車両の走行状況に基づいて前記車両の回生運転時の所定回生電力を求める回生電力導出手段と、前記回生電力導出手段で求められた前記所定回生電力が、前記フロントモータ、もしくは、前記リヤモータのいずれか一方の回生能力を下回った際に、前記フロントモータ、もしくは、前記リヤモータのいずれか他方に電力を供給する前記フロントインバータ、もしくは、前記リヤインバータの駆動を停止するインバータ制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、車両の回生運転時の所定回生電力(要求される回生電力)が走行用モータのいずれか一方、即ち、フロントモータ、もしくは、リヤモータのいずれか一方の回生能力よりも低い場合、いずれか他方のモータに電力を供給するためのフロントインバータ、もしくは、リヤインバータの駆動を停止させ、回生運転時のインバータの消費電力を抑制する。
これにより、前後輪を別々の走行用モータで駆動する電動車両において、回生制御を行う際の消費電力を抑制して電費を向上させることが可能になる。
そして、請求項2に係る本発明の電動車両は、請求項1に記載の電動車両において、前記インバータ制御手段は、前記回生電力導出手段で求められた前記所定回生電力が、前記フロントモータの回生能力を下回った際に、前記リヤモータに電力を供給する前記リヤインバータの駆動を停止させることを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、車両の回生運転時の所定回生電力(要求される回生電力)がフロントモータの回生能力よりも低い場合、リヤモータに電力を供給するためのリヤインバータの駆動を停止し、フロントモータだけで所定回生電力を得る。このため、走行安定性を確保した状態で消費電力を抑制することができる。
また、請求項3に係る本発明の電動車両は、請求項1に記載の電動車両において、前記インバータ制御手段は、前記回生電力導出手段で求められた前記所定回生電力が、回生される電力が高い側の前記フロントモータ、もしくは、前記リヤモータのいずれか一方の回生能力を下回った際に、前記フロントインバータ、もしくは、前記リヤインバータの駆動を停止させることを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、車両の回生運転時の所定回生電力(要求される回生電力)が回生される電力が高い側のモータの回生能力よりも低い場合、回生される電力が低い側のモータに電力を供給するためのインバータの駆動を停止し、回生される電力が高い側のモータだけで所定回生電力を得る。このため、所定回生電力を確保した状態でインバータの駆動を停止する頻度を上げることができる。
また、請求項4に係る本発明の電動車両は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電動車両において、前記車両の走行が不安定になる要素を検出する不安定要素検出手段を備え、前記インバータ制御手段は、前記不安定要素検出手段により前記車両の走行が不安定になる要素が検出された際に、前記フロントインバータ、もしくは、前記リヤインバータの駆動を停止する制御を実施しないことを特徴とする。
請求項4に係る本発明では、車両の走行が不安定になる時に、インバータの駆動を停止する制御を実施せず、フロントモータ、リヤモータの両方で回生電力を得て(4WDの状態で回生力を得て)、回生運転時の走行安定性の維持を図ることができる。
また、請求項5に係る本発明の電動車両は、請求項4に記載の電動車両において、前記不安定要素検出手段は、降雨を導出する降雨導出手段、路面の凍結を導出する凍結導出手段、旋回走行を導出する旋回導出手段、車輪のスリップを導出するスリップ導出手段、の少なくとも一つを含むことを特徴とする。
請求項5に係る本発明では、雨滴を検出するセンサー、ワイパーの作動を検出するセンサー等で降雨を導出し(降雨導出手段)、外気温センサー等で路面の凍結を導出し(凍結導出手段)、ハンドルの操舵角を検出するセンサーで車両の旋回走行を導出し(旋回導出手段)、前後の車輪速を検出する車輪速センサー、車両の加速度を検出する加速度センサー等で車輪のスリップを導出し(スリップ導出手段)、車両の走行が不安定になっていることを判断することができる。
本発明の電動車両は、前後輪を別々の走行用モータで駆動する電動車両において、回生制御を行う際の消費電力を抑制して電費を向上させることが可能になる。
本発明の一実施例に係る電動車両の全体の概念を表す構成図である。 本発明の一実施例に係る電動車両の制御装置のブロック構成図である。 本発明の一実施例に係る電動車両の回生制御のフローチャートである。 本発明の一実施例に係る電動車両の回生制御のフローチャートである。
図1、図2に基づいて電動車両の構成を説明する。図1には本発明の一実施例に係る電動車両の全体を概念的に説明する概略構成、図2には本発明の一実施例に係る電動車両の制御装置のブロック構成を示してある。
図1に示すように、電動車両(車両)1には、前輪2に駆動力を与える(伝える)フロントモータ3が備えられ、フロントモータ3はフロントデフ4を介して前輪2の車軸5に接続されている。また、後輪6に駆動力を与える(伝える)リヤモータ7が備えられ、リヤモータ7はリヤデフ8を介して後輪6の車軸9に接続されている。
尚、図には省略したが、例えば、前輪2の車軸5にはクラッチを介して出力軸が接続されるエンジンが備えられ、エンジンにより発電機が駆動されると共に、車軸5に動力が与えられるようになっている。
車両1には、多数の電池セルが収容されたバッテリ11が搭載されている。バッテリ11にはフロントインバータ12を介してフロントモータ3が接続されると共に、リヤインバータ13を介してリヤモータ7が接続されている。乗員のアクセルペダルの操作に応じた電力が、バッテリ11からフロントインバータ12、リヤインバータ13を介してフロントモータ3、リヤモータ7に供給される。
具体的には後述するが、フロントインバータ12、及び、リヤインバータ13には、制御装置15から力行運転、回生運転のための各種情報が入力され、フロントインバータ12、及び、リヤインバータ13ではモータ電圧、モータ回転数が設定されてインバータ駆動部、モータ駆動部が制御される。つまり、制御装置15からの情報に基づいてフロントインバータ12、及び、リヤインバータ13が駆動され、フロントモータ3、及び、リヤモータ7が所定の状態に駆動制御される。
車軸5には車速センサー21が備えられ、アクセルペダルにはアクセルポジションセンサー22が備えられている。また、ブレーキペダルにはブレーキセンサー23が備えられ、前輪2、後輪6には車輪速センサー24が備えられている。また、ハンドル25にはハンドル角センサー26、及び、複数の強さのブレーキ力から任意の強さの回生ブレーキ力を選択する選択スイッチ27が備えられている。
また、車両1には、車両1を運転するための電源の状態を切り替えるパワースイッチ29が備えられている。また、車両1には、外気温センサー32、シフトポジションセンサー31、ワイパースイッチ33が備えられている。
制御装置15には、車速センサー21で検出される車速情報、アクセルポジションセンサー22で検出されるアクセルペダルの踏み込み量の情報、ブレーキセンサー23で検出されるブレーキペダルの踏み込み状況の情報、選択スイッチ27で検出される回生ブレーキ力の選択情報が入力される。更に、制御装置15には、パワースイッチ29で検出される車両1を運転するための電気系統の情報(電源の状況)、シフトポジションセンサー31で検出される運転モードの情報が入力される。
また、制御装置15には、車輪速センサー24(スリップ導出手段)で検出される前後輪の車輪速度の差の情報(必要であれば加速度センサーによる加速度の情報)が入力され、車両1のスリップの状況が判断される。また、制御装置15には、ハンドル角センサー26(旋回導出手段)で検出されるハンドル角の情報が入力され、車両1の旋回状況が判断される。
また、制御装置15には、外気温センサー32(凍結導出手段)で検出される外気温度の情報が入力され、路面の凍結状態が判断される。更に、制御装置15には、ワイパースイッチ33(降雨導出手段)で検出されるワイパーの作動情報が入力され、降雨の状況が検出される。尚、降雨導出手段としては、雨滴センサーのように雨を直接検出するセンサーを用いることも可能である。
車輪速センサー24、ハンドル角センサー26、外気温センサー32、ワイパースイッチ33の検出情報により、車両1の走行が不安定になる要素があるかが判断される(不安定要素検出手段)。
図2に示すように、制御装置15には情報受信演算部16が備えられ、各種センサーの情報が入力される。情報受信演算部16では、運転モード(ドライブD、リバースR、1速段L等)、力行/回生運転が判断され、前後輪の駆動配分(力行時、回生運転時)が演算される。そして、回生運転が判断された際に、車両1の走行状況に応じて回生電力(要求される所定回生電力)が設定される(回生電力導出手段)。
また、制御装置15には情報送信部17が備えられ、情報送信部17では、情報受信演算部16で判断・演算された情報に基づき、フロントインバータ12の駆動制御、フロントモータ3のトルク制御が行われ、フロントインバータ12に駆動信号が送信される。フロントインバータ12では、送信された情報に基づいて、フロントモータ3の電圧・回転数が設定され、フロントインバータ12、及び、フロントモータ3の駆動が制御される。
また、情報送信部17では、情報受信演算部16で判断・演算された情報に基づき、リヤインバータ13の駆動制御、リヤモータ7のトルク制御が行われ、リヤインバータ13に駆動信号が送信される。リヤインバータ13では、送信された情報に基づいて、リヤモータ7の電圧・回転数が設定され、リヤインバータ13、及び、リヤモータ7の駆動が制御される。
フロントインバータ12、リヤインバータ13の情報は情報受信演算部16にフィードバックされ、判断・演算された情報が補正される。
上述した車両1では、各種センサーの情報、設定された運転モード等により、力行/回生運転が判断され、力行運転、回生運転が判断された場合、駆動配分演算により、それぞれの運転でのフロントモータ3とリヤモータ7の駆動配分が設定される。例えば、フロントモータ3とリヤモータ7の能力が同一であった場合、駆動配分が50:50に設定される。
そして、上述した制御装置15では、回生運転が判断された際に、車両1の走行状態に応じて設定される所定回生電力と、フロントモータ3の回生能力が比較される。比較の結果、所定回生電力がフロントモータ3の回生能力を下回った場合、即ち、回生運転の時に、フロントモータ3の回生運転だけで所定回生電力が得られると判断された場合、リヤインバータ13の駆動が停止される(インバータ制御手段)。
このため、フロントモータ3の回生運転だけで所定回生電力が得られる場合には、フロントモータ3だけが駆動されて回生電力が得られるようになっている(回生ブレーキ力を得ている)。これにより、走行安定性の低下を最小限に抑制して(フロントモータ3が駆動されるため走行安定性が損われることがなく)、回生運転時のインバータの消費電力を抑制することができ、前後輪を別々の走行用モータで駆動する車両1において、回生制御を行う際の消費電力を抑制して電費を向上させることが可能になる。
尚、所定回生電力と、リヤモータ7の回生能力を比較し、リヤモータ7の回生運転だけで所定回生電力が得られると判断された場合、フロントインバータ12の駆動を停止して消費電力を抑制することも可能である。
また、フロントモータとリヤモータの回生能力が異なる場合、所定回生電力と、回生能力が高い側のモータの回生能力とを比較し、回生能力が高い側のモータの回生運転だけで所定回生電力が得られる場合には、回生能力が低い側のモータのインバータの駆動を停止することも可能である。この場合、所定回生電力を確保した状態でインバータの駆動を停止する頻度を上げることができる。
図3、図4に基づいて、回生運転時にリヤインバータ13の駆動を停止させる制御の流れを具体的に説明する。
図3に示すように、ステップS1で各種の情報(センサーの情報等)が読み込まれ、ステップS2でパワースイッチ29がオンにされて車両1が走行できる状態(パワーオン)にあるか否かが判断される。ステップS2でパワーオンの状態であると判断された場合、ステップS3でシフトポジションが走行レンジ(Dレンジ)にあるか否かが判断される。ステップS2でパワーオンの状態ではないと判断された場合、ステップS1の処理に移行する。
ステップS3でシフトポジションがDレンジにあると判断された場合、ステップS4で車速が所定値(hkm/h)以下か否かが判断される。ステップS4で車速が所定値(hkm/h)以下であると判断された場合、ステップS5でアクセル開度が所定開度S以下か否かが判断され、ステップS5でアクセル開度が所定開度S以下であると判断された場合、ステップS6の処理に移行する。
つまり、アクセルペダルが踏み込まれていない減速状態にあるか否かが判断されて、減速状態にあると判断された場合に、回生ブレーキを発生させる状態であるとされてステップS6の処理に移行する。
ステップS4で車速が所定値(hkm/h)を超えると判断された場合、及び、ステップS5でアクセル開度が所定開度Sを超えると判断された場合、回生ブレーキを発生させる状態ではないので、ステップS1の処理に移行する。
ステップS6では、車両1の走行状態に応じて求められる(設定される)単位時間当たりの回生電力(所定回生電力)が、フロントモータ3の回生能力P(発生させることができる最大の回生電力)以下であるか否かが判断される。所定回生電力がフロントモータ3の回生能力P以下であると判断された場合、フロントモータ3の駆動だけで必要な回生電力が得られるので、ステップS7に移行する。所定回生電力がフロントモータ3の回生能力Pを超えると判断された場合、フロントモータ3の駆動だけでは必要な回生電力が得られないので、ステップS1の処理に移行する。
ステップS7は、車両1の走行が不安定になる虞のある要素の判定を行うルーチンとなっている。具体的には、車両1にスリップが生じる要素があるか否かの判定を行っている。図4に基づいてステップS7の処理を説明する。
図4に示すように、ステップS21でワイパースイッチ33がオフか否かが判断され、ワイパースイッチ33がオフであると判断された場合、雨が降ってないとされ、ステップS22で外気温センサー32の検出情報である外気温度がT℃以上か否かが判断される。ステップS22で外気温がT℃以上であると判断された場合、路面の凍結の虞がないとされ、ステップS23に移行する。
ステップS23では、ハンドル角センサー26の検出情報であるハンドル角がθ以下か否かが判断され、ハンドル角がθ以下であると判断された場合、急旋回の虞がないとされ、ステップS24で車輪速センサー24の検出情報である前後輪の車輪速差(絶対値)がR以下であるか否かが判断される。ステップS24で車輪速差(絶対値)がR以下であると判断された場合、車輪にスリップが生じていないとされ、ステップS25で車両1の走行に対して不安定要素なしと判断されてエンドとなる。
ステップS21でワイパースイッチ33がオフではないと判断された場合、降雨で路面が濡れているためにスリップの可能性があると判断され、ステップS22で外気温度がT℃を下回ると判断された場合、路面が凍結してスリップの可能性があると判断される。また、ステップS23でハンドル角がθを超えると判断された場合、急旋回の虞があると判断され、ステップS24で車輪速差がRを超えると判断された場合、車輪にスリップが生じていると判断される。
これらの場合、雨や路面凍結、急旋回によりスリップの可能性があり、また、実際にスリップが発生しているとされ、ステップS26で車両1の走行に対して不安定要素があると判断されてエンドとなる。尚、図示例では、ステップS21からステップからステップS24の判断のいずれか一つが否と判断された場合に、不安定要素があるとステップS26で判断しているが、いずれか複数、もしくは、全てが否と判断された場合に、不安定要素があるとステップS26で判断することも可能である。
図3のフローチャートに戻り、ステップS7で不安定要素が判断された後、ステップS8で不安定要素があるか否かが判断される。ステップS8で不安定要素がないと判断された場合、フロントモータ3の回生運転だけで所定回生電力が得られる状態で、車両1の走行が不安定になる要素がない状態とされる。このため、ステップS9でフロントモータ3とリヤモータ7の駆動配分が100:0に設定されて、リヤインバータ13の駆動が停止され、リターンとなる。
ステップS8で不安定要素なしではない、即ち、不安定要素(スリップの虞)があると判断された場合、フロントモータ3の駆動だけでは車両1の走行が安定しない虞があるため、ステップS1の処理に移行する。これにより、リヤインバータ13の駆動は停止されず、フロントモータ3、及び、リヤモータ7での駆動が継続され、車両1の走行の安定が維持される。
つまり、車両1の回生運転時の所定回生電力(要求される回生電力)がフロントモータ3の回生能力よりも低い場合で、車両1の走行が不安定にならない場合、リヤモータ7に電力を供給するためのリヤインバータ13の駆動を停止させ、回生運転時のインバータの消費電力を抑制することができる。
上述した電動車両では、前後輪をフロントモータ3、リヤモータ7で駆動する車両1において、回生制御を行う際の消費電力を抑制して電費を向上させることが可能になる。
そして、車両1の回生運転時の所定回生電力(要求される回生電力)がフロントモータ3の回生能力よりも低い場合、フロントモータ3だけで所定回生電力を得るようにしているので、走行安定性を確保した状態で消費電力を抑制することができる。
また、車両1の走行が不安定になる要素(スリップ)が検出された場合、リヤインバータ13の駆動を停止する制御を実施しないので、車両1の走行が不安定になる時には、フロントモータ3、リヤモータ7の両方で回生電力を得て(4WDの状態で回生力を得て)、回生運転時の走行安定性の維持を図ることができる。
本発明は、電動車両の産業分野で利用することができる。
1 電動車両(車両)
2 前輪
3 フロントモータ
4 フロントデフ
5、9 車軸
6 後輪
7 リヤモータ
8 リヤデフ
11 バッテリ
12 フロントインバータ
13 リヤインバータ
15 制御装置
16 情報受信演算部
17 情報送信部
21 車速センサー
22 アクセルポジションセンサー
23 ブレーキセンサー
24 車輪速センサー
25 ハンドル
26 ハンドル角センサー
27 選択スイッチ
29 パワースイッチ
31 シフトポジションセンサー
32 外気温センサー
33 ワイパースイッチ

Claims (5)

  1. 車両の前輪に駆動力を伝えるフロントモータと、
    前記車両の後輪に駆動力を伝えるリヤモータと、
    バッテリからの電力を前記フロントモータに供給するためのフロントインバータと、
    前記バッテリからの電力を前記リヤモータに供給するためのリヤインバータとを備えた電動車両において、
    前記車両の走行状況に基づいて前記車両の回生運転時の所定回生電力を求める回生電力導出手段と、
    前記回生電力導出手段で求められた前記所定回生電力が、前記フロントモータ、もしくは、前記リヤモータのいずれか一方の回生能力を下回った際に、前記フロントモータ、もしくは、前記リヤモータのいずれか他方に電力を供給する前記フロントインバータ、もしくは、前記リヤインバータの駆動を停止するインバータ制御手段とを備えた
    ことを特徴とする電動車両。
  2. 請求項1に記載の電動車両において、
    前記インバータ制御手段は、
    前記回生電力導出手段で求められた前記所定回生電力が、前記フロントモータの回生能力を下回った際に、前記リヤモータに電力を供給する前記リヤインバータの駆動を停止させる
    ことを特徴とする電動車両。
  3. 請求項1に記載の電動車両において、
    前記インバータ制御手段は、
    前記回生電力導出手段で求められた前記所定回生電力が、回生される電力が高い側の前記フロントモータ、もしくは、前記リヤモータのいずれか一方の回生能力を下回った際に、前記フロントインバータ、もしくは、前記リヤインバータの駆動を停止させる
    ことを特徴とする電動車両。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電動車両において、
    前記車両の走行が不安定になる要素を検出する不安定要素検出手段を備え、
    前記インバータ制御手段は、
    前記不安定要素検出手段により前記車両の走行が不安定になる要素が検出された際に、前記フロントインバータ、もしくは、前記リヤインバータの駆動を停止する制御を実施しない
    ことを特徴とする電動車両。
  5. 請求項4に記載の電動車両において、
    前記不安定要素検出手段は、
    降雨を導出する降雨導出手段、路面の凍結を導出する凍結導出手段、旋回走行を導出する旋回導出手段、車輪のスリップを導出するスリップ導出手段、の少なくとも一つを含む
    ことを特徴とする電動車両。
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