JP2018011380A - 超電導回転機 - Google Patents

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覚 平野
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峻 昆布
行正 久光
Yukimasa Hisamitsu
行正 久光
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Abstract

【課題】簡便な構成でエネルギー効率の向上を可能とする超電導回転機を提供する。
【解決手段】
排出冷媒領域Sの位置における周面を貫通し排出管19と連通する排出接続孔14‐4eと、排出接続孔14‐4eよりも反負荷側における周面を貫通し供給管18と連通する供給接続孔14‐4dとを備える内径シャフト14‐4と、冷媒を冷凍機から超電導回転機本体1に供給する流路であり、冷媒給排用固定管20の軸方向における供給接続孔14‐4dに対応する位置に冷媒給排用固定管20の周面を貫通する供給流路開口部21aが形成される、供給流路21、及び、冷媒を超電導回転機本体1から冷凍機に排出する流路であり、先端面20fを貫通する排出流路開口部22aが形成される、排出流路22を備える冷媒給排用固定管20と、冷媒給排用固定管20の軸方向における供給流路開口部21aと排出流路開口部22aとの間の位置に設けられる滑り軸受23とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、超電導界磁コイルを冷媒によって冷却する冷媒給排装置を備える超電導回転機に関する。
超電導界磁コイルを用いた回転機である超電導回転機では、駆動中に超電導界磁コイルを、超電導状態に保つために超電導臨界温度Tc以下の低温に維持する必要がある。ここで、回転子に超電導界磁コイルを備えた超電導界磁コイルを冷却する方法として、下記特許文献1,2のように、回転子の中心部分にある回転軸を介して冷媒を注入し超電導界磁コイルを冷却する方法が知られている。
下記特許文献1は、回転軸中に冷媒が往復する流路を備え、導入(供給)側は配管シール、排出側は磁性流体シールにより、固定側と接続している。すなわち、下記特許文献1では、回転機内部の空間の真空状態を維持するため、ロータリジョイントの回転部と固定部との間は磁性流体シールで密閉された構造が開示されている。
下記特許文献2には、冷凍機で冷却された冷媒を流入させ、冷媒と回転子の超電導界磁コイルとの間での熱交換後、気化した冷媒を再度冷凍機で冷却して液体に戻すことで、冷媒循環を行う技術が開示されている。
特開2009‐290988号公報 欧州特許出願公開0261635号明細書
上記特許文献1では、低温になると磁性流体シールのシール機能が喪失してしまうため、冷媒排出管路の途中に、回転機内部から排出する冷媒を温めるヒータを設けなければならず、このヒータで冷媒を温めるエネルギーが余計に必要となり、非効率である。
上記特許文献2では、一度気化した冷媒を再度液化させるために、サイフォン等の凝縮工程が必要となり、冷却装置が複雑化するといった問題がある。
したがって本発明では、簡便な構成で、エネルギー効率の向上を実現可能とする、超電導回転機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第1の発明に係る超電導回転機は、
軸方向一端が負荷に接続され、軸方向他端側が中空であるシャフト本体と、
前記シャフト本体が回転可能に軸方向に貫挿されるケーシングと、
前記ケーシングの内部において、前記シャフト本体の側面に固定され、ロータコア及び該ロータコアに取り付けられた複数の第1真空容器を有するロータと、
各前記第1真空容器の内部にそれぞれ格納される超電導界磁コイルと、
一端に底部、他端に開口部を有する円筒形状に形成され、前記ケーシングの内部において、該開口部が該シャフト本体の軸方向他端を向くようにして、該シャフト本体内部に同心締結され、該シャフト本体と共に回転する内径シャフトと、
前記超電導界磁コイルを冷却するための冷媒を超電導回転機本体に給排する管であり、前記シャフト本体の軸方向他端を貫通するように該シャフト本体の軸方向に延伸し、前記内径シャフトに対し、該内径シャフトの他端側から滑り軸受を介して同心接続する、冷媒給排用固定管と、
一端が、前記内径シャフトを介して前記冷媒給排用固定管から前記冷媒が供給される供給管の一端と連通し、他端が、前記内径シャフトを介して前記冷媒給排用固定管に前記冷媒を排出する排出管の一端と連通することで、前記冷媒の流路となり、前記超電導界磁コイルと該冷媒との熱交換が行われる領域を有する、熱交換冷媒管とを備え、
前記内径シャフトは、
前記内径シャフトの、前記冷媒給排用固定管の先端面と前記底部との間に設けられる空間の位置における周面を貫通し、前記排出管又は前記供給管の他端と連通する第1接続孔と、
前記内径シャフトの、前記第1接続孔よりも前記内径シャフトの軸方向他端側における周面を貫通し、前記供給管又は前記排出管の他端と連通する第2接続孔とを備え、
前記冷媒給排用固定管は、
前記冷媒を冷凍機から前記超電導回転機本体に供給、又は、該超電導回転機本体から該冷凍機に排出する流路であり、前記冷媒給排用固定管の軸方向における前記第2接続孔に対応する位置に、前記冷媒給排用固定管の周面を貫通する第1流路開口部が形成される、第1流路と、
前記冷媒を前記超電導回転機本体から前記冷凍機に排出、又は、該冷凍機から該超電導回転機本体に供給する流路であり、前記先端面を貫通する第2流路開口部が形成される、第2流路とを備え、
前記滑り軸受は、
前記冷媒給排用固定管の軸方向における前記供給流路開口部と前記排出流路開口部との間の位置に設けられる
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第2の発明に係る超電導回転機は、
上記第1の発明に係る超電導回転機において、
前記内径シャフトの軸方向他端には、前記冷媒給排用固定管の外周側に隙間を介して延伸して配される熱絶縁管の一端が、固定されている
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第3の発明に係る超電導回転機は、
上記第1又は2の発明に係る超電導回転機において、
前記シャフト本体の軸方向他端側における前記ケーシングからの突出部分を覆うようにして配され、一端は、該ケーシングに取り付けられた開口部であり、他端は、前記冷媒給排用固定管が貫挿される貫通孔が形成された底部である、第2真空容器を備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第4の発明に係る超電導回転機は、
上記第3の発明に係る超電導回転機において、
前記第2真空容器の内部において、前記ケーシングに一端が固定される固定側外輪、該固定側外輪の内周側で前記突出部分の周面に固定され該シャフト本体と共に回転する回転側内輪、及び、該固定側外輪と該回転側内輪との間に注入される第1磁性流体を有する、第1磁性流体シール部と、
前記第2真空容器の内部において、前記突出部分の端面に一端が固定され前記シャフト本体と共に回転する回転側外輪、該回転側外輪の内周側で前記冷媒給排用固定管の周面に固定される固定側内輪、及び、該回転側外輪と該固定側内輪との間に注入される第2磁性流体を有する、第2磁性流体シール部とを備え、
前記熱絶縁管は、他端が外周側に拡径することで、前記突出部分の内周面に固定されている
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第5の発明に係る超電導回転機は、
上記第4の発明に係る超電導回転機において、
前記突出部分における、前記第1磁性流体シール部と前記第2磁性流体シール部との間には、該突出部分の周面を貫通し、前記第2真空容器の内部空間と連通する貫通孔が形成され、
前記シャフト本体の前記突出部分を含む内部空間と、前記第1真空容器の内部空間とは連通している
ことを特徴とする。
本発明に係る超電導回転機によれば、簡便な構成で、エネルギー効率の向上を実現可能とすることができる。
本発明の実施例に係る超電導回転機の概略図である。 本発明の実施例に係る超電導回転機の反負荷側の拡大断面矢視図である。 本発明の実施例における超電導回転機本体の内径シャフトと冷媒給排装置の冷媒給排用固定管との回転式接続部(ロータリジョイント)の拡大断面矢視図である。 本発明の実施例における超電導回転機本体の内径シャフトと冷媒給排装置の冷媒給排用固定管とのロータリジョイントの拡大断面斜視図である。 本発明の実施例における冷媒給排用固定管の先端部周辺の部分拡大図である。
以下、本発明に係る超電導回転機について、実施例にて図面を用いて詳述する。
本実施例に係る超電導回転機は、軸方向一端が負荷に接続しており、軸方向他端に冷媒給排装置を備えている。また、冷媒給排装置は冷凍機に接続している。なお、以下では、負荷が設けられている側(軸方向一端側)を「負荷側」、その反対側(軸方向他端側)を「反負荷側」と呼称する場合がある。
冷凍機は、流体を冷却し、超電導界磁コイルを冷却するための冷媒として送り出す機能を有するものである。冷媒給排装置は、冷凍機から送り出されてきたこの冷媒を超電導回転機本体へ供給するための管路である供給管、及び、超電導回転機本体から戻ってきた冷媒を冷凍機へ排出するための管路である排出管を有する。本実施例に係る超電導回転機は、これらの構成を有することで、冷媒を循環させ、超電導界磁コイルの低温状態を維持することができる。
図1の本実施例に係る超電導回転機の概略図を用いて、超電導回転機本体1について詳述する。なお、図1においては、紙面右側が負荷側、紙面左側が反負荷側となる。図1に示すように、超電導回転機本体1は、ケーシング12、シャフト(シャフト本体)14、ロータ15、及び、ステータ16を備えており、反負荷側に冷媒給排装置2が接続している。
ケーシング12は、略円筒形状のフレーム12A、フレーム12Aの負荷側の開口端面に装着される負荷側ブラケット12B、及び、フレーム12Aの反負荷側の開口端面に装着される反負荷側ブラケット12Cを備えている。シャフト14は、ケーシング12に軸方向に貫挿され、軸方向一端が負荷(図示略)に接続され、負荷側ブラケット12B、反負荷側ブラケット12Cに、それぞれころがり軸受け13A,13Bを介して回転可能に支持される。ロータ15は、ケーシング12の内部において、シャフト14の側面に固定され、シャフト14とともに回転する。ステータ16は、フレーム12Aの内周面側に、ロータ15と空隙を介して配される。
また、ロータ15は、ロータコア15‐1に複数の真空容器(第1真空容器)15‐2を取り付けた構成となっている。複数の真空容器15‐2の内部には、それぞれ超電導界磁コイル15‐3が格納され、超電導界磁コイル15‐3には、超電導界磁コイル15‐3を冷却するための冷媒が流れる流路であり、熱交換冷媒管17が接触している。熱交換冷媒管17は、一端が後述する供給管の一端と連通し、他端が後述する排出管の一端と連通し、超電導界磁コイル15‐3と冷媒との熱交換が行われる領域を有する。
さらに、シャフト14は、負荷側から順に互いに固定される、超電導回転機側シャフト14‐1、中継シャフト14‐2、及び、冷媒給排装置側シャフト14‐3により構成されている。
超電導回転機側シャフト14‐1は、ころがり軸受13Aを介して負荷側ブラケット12Bに回転可能に支持され、軸方向負荷側端部が外部の負荷に接続されており、ロータ15が固定されている。中継シャフト14‐2は、中空円盤形状に形成され、超電導回転機側シャフト14‐1の軸方向反負荷側端部に締結されている。
図2は、本実施例に係る超電導回転機の反負荷側の拡大断面矢視図である。図2に示すように、冷媒給排装置側シャフト14‐3は、負荷側の大径円盤部14‐3a、及び、反負荷側の小径円筒部14‐3bを備える中空部材である。
大径円盤部14‐3aは、ケーシング12の内部に配された中空円盤状であり、小径円筒部14‐3bは、大径円盤部14‐3aよりも小径の中空円筒状であり、大径円盤部14‐3aと小径円筒部14‐3bとは、内部空間が連通している。また、小径円筒部14‐3bは、反負荷側ブラケット12Cを貫通するようにして、ケーシング12の外部に突出しており、小径円筒部14‐3bの反負荷側端部には、フランジ部14‐3cが形成されている。
また、冷媒給排装置側シャフト14‐3には、内径シャフト14‐4を介して軸方向に、冷媒給排用固定管20が挿入されている。
内径シャフト14‐4は、大径円盤部14‐3aの内部に配され、反負荷側から順に、大内径円筒部14‐4a、大内径円筒部14‐4aよりも(肉厚が内周側に増加していることで)内径が小径である小内径円筒部14‐4b、及び、小内径円筒部14‐4bの端部に形成された底部14‐4cを有する、有底形状の筒体(すなわち、一端に底部、他端に(シャフト14の反負荷側端部を向く)開口部を有する円筒形状)である。底部14‐4cは、中継シャフト14‐2に同心締結されており(図示略)、内径シャフト14‐4は、中継シャフト14‐2と共に(すなわちシャフト14と共に)回転する回転部材である。
一方、冷媒給排装置2には、図2に示すように、超電導界磁コイル15‐3を冷却するための冷媒を超電導回転機本体1に給排する管である冷媒給排用固定管20、及び、冷媒給排用固定管20が挿通される貫通孔が形成された底部25aを有し、シャフト14の反負荷側におけるケーシング12からの突出部分(すなわち、既に説明したごとく、小径円筒部14‐3bの反負荷側ブラケット12Cから反負荷側に突出した部分)を覆う容器である真空ブラケット(第2真空容器)25が、主として備えられている。
図3は、超電導回転機本体1の内径シャフト14‐4と冷媒給排装置2の冷媒給排用固定管20との回転式接続部(ロータリジョイント)の拡大断面矢視図である。内径シャフト14‐4の大内径円筒部14‐4aの反負荷側端部の内周面には、熱伝導率の低い部材から成る熱絶縁管24の一端が(例えば、溶接により)嵌合している。熱絶縁管24は、大内径円筒部14‐4aから冷媒給排装置側シャフト14‐3の小径円筒部14‐3bの反負荷側端部14‐3bbまで、軸方向に延伸している。
図2に示すように、熱絶縁管24の反負荷側端部24‐1は、冷媒給排装置2に備わる真空ブラケット25内に位置し、(肉厚が外周側に増加していることで)外径が拡大している。そして、反負荷側端部24‐1の外周面は、小内径円筒部14‐3bの反負荷側端部14‐3bbの内周面に、嵌合している。
熱絶縁管24の反負荷側端部24‐1の外周面と、小内径円筒部14‐3bの反負荷側端部14‐3bbの内周面との嵌合部分により、熱絶縁管24の反負荷側端部の外周面には、断熱のために真空引きされる空間である真空断熱領域B1,B2,B3と、冷凍機(図示略)から供給される冷媒が流入する空間である供給冷媒領域A1,A2,A3とが隔離されている。なお、熱絶縁管24の反負荷側端部24‐1の上記嵌合部分には、Oリング24aが設けられている。
図3に示すように、冷媒給排用固定管20の負荷側の先端面20fと、内径シャフト14‐4の底部14‐4cとの間には、(後述するカバー20eを除いて)超電導界磁コイル15‐3を冷却した後に排出される冷媒が流入する円盤状の空間である排出冷媒領域Sが設けられている。また、内径シャフト14‐4の大内径円筒部14‐4aの内周面と、冷媒給排用固定管20の周面との間には、冷凍機から供給される冷媒が流入する略円環状の空間である供給冷媒領域A2が設けられている。
そして、大内径円筒部14‐4aの周面を径方向に貫通し、供給管18の他端と連通する供給接続孔14‐4dが形成されている。また、小内径円筒部14‐4bの排出冷媒領域Sの位置における周面を径方向に貫通し、排出管19の他端と連通する排出接続孔14‐4eが形成されている。なお、供給接続孔14‐4dは排出接続孔14‐4eよりも反負荷側に位置している。
冷媒給排用固定管20は、小内径円筒部14‐3bの反負荷側端部14‐3bbを貫通するように、シャフト14の軸方向に延伸し、内径シャフト14‐4に対し、反負荷側から滑り軸受(オイルレスベアリング)23を介して同心接続する、固定側部材の管路である。そして、冷媒給排用固定管20は、熱絶縁管24の内周側に任意の隙間を隔てて設けられた円筒形状の最外殻円筒部20bと、最外殻円筒部20bの内周側に配され、シャフト14の軸方向に延伸し、冷媒を給排する供給流路21及び排出流路22とを有する。
冷媒給排用固定管20の負荷側端部(先端部20a)周辺は、内径シャフト14‐4内に挿入され、反負荷側端部は、冷凍機に接続されている。超電導回転機本体1に対する冷媒の供給及び排出は、この冷媒給排用固定管20を通して行われる。なお、最外殻円筒部20bは先端部20aまでは形成されていない。すなわち、最外殻円筒部20bの負荷側端面は、供給接続孔14‐4dよりも反負荷側に位置している。また、図2に示すように、最外殻円筒部20bの反負荷側端部は、真空ブラケット25内に位置し、(肉厚が増加することで)外径が拡大している(拡径部20b‐1)。
図4は、内径シャフト14‐4と冷媒給排用固定管20とのロータリジョイントの拡大断面斜視図である(ただし、図4では供給冷媒領域A1の空間が省略されている)。供給流路21は、冷媒を冷凍機から超電導回転機本体1に供給する流路であり、図3,4に示すように、最外殻円筒部20bの内周側に配され、最外殻円筒部20bよりも小径である円筒形状の供給流路円筒部21bによって形成されている。
排出流路22は、冷媒を超電導回転機本体1から冷凍機に排出する流路であり、供給流路21と同じく最外殻円筒部20bの内周側に供給流路21と非同心に配され、最外殻円筒部20bよりも小径である円筒形状の排出流路円筒部22bによって形成される。なお、供給流路21と排出流路22とは、互いに独立した構造のため、互いの空隙に断熱材を挿入することも可能である。
図5は、冷媒給排用固定管20の先端部20a周辺の部分拡大図である。図3〜5に示すように、冷媒給排用固定管20の先端部20a(供給接続孔14‐4dよりも負荷側)は、最外殻円筒部20bよりも小径であり、この先端部20aの外周面と内径シャフト14‐4の小内径円筒部14‐4bの内周面との間には、供給冷媒領域A2と排出冷媒領域Sとを隔離する滑り軸受23が設けられている。なお、図3では、冷媒給排用固定管20の負荷側の先端面20fにカバー20eが取り付けられている状態が示されているが、図5では、このカバー20eが省略されている。
供給流路21は、軸方向における供給接続孔14‐4dの開口部に対応する位置(すなわち、最外殻円筒部20bの負荷側端面よりもさらに負荷側)に、負荷側の先端部があり、当該先端部には、周面を径方向に開口する供給流路開口部21aが形成されている。また、排出流路22は、中実の先端部20aを貫通するように延伸して形成されており、その先端には、冷媒給排用固定管20の負荷側端面を軸方向に貫通する排出流路開口部22aが形成されている。つまり、供給流路開口部21aは排出流路開口部22aよりも反負荷側に位置している。
なお、カバー20eの排出流路開口部22aに対応する位置には、カバー20eを軸方向に貫通するカバー開口部20e‐1が形成されている。
換言すれば、冷媒給排用固定管20は、最外殻円筒部20bの内部に、中空部20cを介して最外殻円筒部20bと非同心に中実部20dが設けられ、さらに、中実部20dに、互いに非同心に供給流路円筒部21b(供給流路21)と排出流路円筒部22b(排出流路22)とが設けられており、最外殻円筒部20bの負荷側端部において、中実部20dが最外殻円筒部20bの内周面に嵌合しており、そこからさらに中実部20dが負荷側に延伸した部分が、冷媒給排用固定管20の先端部20aとなる。
さらに、供給流路21と排出流路22とが非同心に形成されており、冷媒給排用固定管20の負荷側端部においては、最外殻円筒部20bよりも小径の先端部20aが形成されており、先端部20aの根元には、供給流路21の負荷側端部が位置し、ここに径方向に開口する供給流路開口部21aが形成されている。また、先端部20aには、供給流路21とは非同心に排出流路22が形成され、先端部20aの端面には、排出流路開口部22aが形成されており、非同心型構造となっている。
このようにして、本実施例のロータリジョイントにおいて、冷媒供給側の供給流路開口部21aと冷媒排出側の排出流路開口部22aとは、軸方向及び径方向に互いに異なる位置に設けられている。
また、滑り軸受23は、四フッ化エチレン樹脂等の樹脂で構成され、供給冷媒領域A2と排出冷媒領域Sとを隔離する隔壁リングである。さらに、滑り軸受23は、冷媒給排用固定管20の軸方向における、供給流路開口部14‐4dと排出流路開口部14‐4eとの間の位置に設けられる。
滑り軸受23の内周側に先端部20aの外周面が嵌合し、滑り軸受23の外周側に内径シャフト14‐4の小内径円筒部14‐4bの内周面が滑り接続することで、固定側と回転側とのロータリジョイントでの軸受供給冷媒領域A2と排出冷媒領域Sと仕切る構造となっている。
供給管18は、内径シャフト14‐4を介して冷媒給排用固定管20から冷媒が供給される管路である。また、供給管18は、供給冷媒領域A2を介して供給流路開口部21aとすべり接続される供給接続孔14‐4dから、真空容器15‐2内の超電導界磁コイル15‐3が隣接配置される熱交換冷媒管17の一端(入口)に連通している。
排出管19は、内径シャフト14‐4を介して冷媒給排用固定管20に冷媒を排出する管路である。また、排出管19は、排出冷媒領域Sを介して排出流路用開口部22aと滑り接続される排出接続孔14‐4eから真空容器15‐2内の超電導界磁コイル15‐3に隣接配置される熱交換冷媒管17の他端(出口)に連通している。
これら供給管18及び排出管19は冷媒給排装置側シャフト14‐3の大径円盤部14‐3aの内部空間(真空断熱領域B3)に格納されている。
既出の突出部分(小径円筒部14‐3bの反負荷側ブラケット12Cから反負荷側に突出した部分)には、該突出部分の周面を径方向に貫通し、真空ブラケット25の内部空間と連通する、複数(図2では冷媒給排用固定管20を挟んで対向する2つ)の貫通孔14‐3baが形成されている。
さらに、冷媒給排装置側シャフト14‐3の小径円筒部14‐3bは、真空ブラケット25によって覆われている。そして、冷媒給排装置側シャフト14‐3の小径円筒部14‐3bの反負荷側端部(すなわち、突出部分の端部)に形成されたフランジ部14‐3cは略円環状となっている。
なお、供給管18、供給接続孔14‐4d、排出管19、及び、排出接続孔14‐4eの数は、それぞれ超電導界磁コイル15‐3の数と等しくなっている。
超電導回転機本体1の回転側部材(シャフト14、ロータ15、熱交換冷媒管17、供給管18、排出管19、及び、熱絶縁管24等)は、ころがり軸受け13A,13Bにより径方向に位置決めされ、負荷側ブラケット12Bと反負荷側ブラケット12Cにより軸方向に位置決めされる。
真空ブラケット25は、一端(負荷側)が反負荷側ブラケット12Cに取り付けられた開口部であり、他端(反負荷側)が底部25aである有底形状のブラケット(容器)である。開口部にはフランジ部25bが設けられ、このフランジ部25bに対し同一円周上に設けた貫通孔を挿通する締結具(ボルト)25eにより、真空ブラケット25が超電導回転機本体1の反負荷側ブラケット12Cの外側に固定されている。さらに、真空ブラケット25の外周面の任意の部分には真空引きする真空ポンプ(図示略)との接続部となる貫通孔25cが設けられている。
また、底部25aには冷媒給排用固定管20が貫挿される貫通孔25aaが形成されている。さらに、底部25aには、締結具(ボルト)25abによってブラケットカバー26が締結されている。ブラケットカバー26は円盤状のカバーであり、冷媒給排用固定管20が貫挿される貫通孔26aを備えている。
そして、真空ブラケット25内において、冷媒給排装置側シャフト14‐3の小径円筒部14‐3bの外周には、軸方向負荷側から順に磁性流体シール部27A,27Bが配されている。より詳しくは、磁性流体シール部27A,27Bは、軸方向において貫通孔14‐3baが形成された位置を跨いで配設されている。
磁性流体シール部27Aは、固定側外輪27A‐1、回転側内輪27A‐2、及び、固定側外輪27A‐1と回転側内輪27A‐2との間に注入された磁性流体27A‐3からなる三層構造の筒体である。
磁性流体シール部27Aの固定側外輪27A‐1の負荷側端部には、円環状のフランジ部27A‐1aが形成されている。このフランジ部27A‐1aは、放射状に設けられフランジ部27A‐1aを軸方向に貫通する締結具(ボルト)27A‐1bによって、反負荷側ブラケット12Cに固定されている。なお、反負荷側ブラケット12Cの磁性流体シール部27Aとの接触面12C‐1は、少なくとも回転側内輪27A‐2及び磁性流体27A‐3とは接触しない凹構造となっている。
また、磁性流体シール部27Aの回転側内輪27A‐2は、固定側外輪27A‐1の内周側において、内周面が、Oリング27A‐2aを介して既出の突出部分(小径円筒部14‐3bの反負荷側ブラケット12Cから反負荷側に突出した部分)の外周面に固定されている。
これにより、磁性流体シール部27Aは、固定側外輪27A‐1が反負荷側ブラケット12Cに締結される固定部材となり、回転側内輪27A‐2が冷媒給排装置側シャフト14‐3と共に(シャフト14と共に)回転する回転部材となり、磁性流体27A‐3が固定側と回転側の境界となる。
磁性流体シール部27Bは、回転側外輪27B‐1、固定側内輪27B‐2、及び、回転側外輪27B‐1と固定側内輪27B‐2との間に注入された磁性流体27B‐3からなる三層構造の筒体である。
磁性流体シール部27Bの回転側外輪27B‐1の負荷側端部には、円環状のフランジ部27B‐1aが設けられている。このフランジ部27B‐1aは放射状に設けられフランジ部27B‐1aを軸方向に貫通する締結具(ボルト)27B‐1bによって、小径円筒部14‐3bに形成されたフランジ部14‐3cの端面に固定されている。なお、冷媒給排装置側シャフト14‐3のフランジ部14‐3cの磁性流体シール部27Bとの接触面14‐3caは、少なくとも固定側内輪27B‐2及び磁性流体27B‐3とは接触しない凹構造となっている。
また、磁性流体シール部27Bの固定側内輪27B‐2は、回転側外輪27B‐1の内周面において、内周面が、Oリング27B‐2aを介して最外殻円筒部20bにおける拡径部20b‐1の外周面に固定されている。
これにより、磁性流体シール部27Bは、回転側外輪27B‐1がシャフト14と共に回転する回転部材となり、固定側内輪27B‐2が冷媒給排用固定管20に固定される固定部材となり、磁性流体27B‐3が固定側と回転側の境界となる。
ここで、固定側である冷媒給排用固定管20の最外殻円筒部20bと、冷媒給排用固定管20の外周側に延伸して配された回転側である熱絶縁管24との境界部分の隙間が、供給冷媒領域A1となり、内径シャフト14‐4と冷媒給排用固定管20と熱絶縁管24とによって囲まれた空間が、供給冷媒領域A2となり、フランジ部14‐3cの接触面14‐3caの凹部内の空間が、供給冷媒領域A3となる。なお、供給冷媒領域A1,A2,A3は連通している。
特許文献1に示されるように、磁性流体シールのシール機能は低温になると喪失してしまう。本実施例に係る超電導回転機では、供給冷媒領域A1は狭いために圧力損失が高く、供給冷媒領域A2から供給冷媒領域A1へ流入する冷媒は少量となり、かつ、この少量の冷媒においても、(供給冷媒領域A1の、内径シャフト14‐4側の端部から、フランジ部14‐3c側の端部までの離間距離により)軸方向に温度勾配が発生し、供給冷媒領域A3に到達した冷媒は、既に温度が上昇している、あるいは、気化しているため、磁性流体27B‐3のシール機能が喪失することはない。また、磁性流体27A‐3においては、供給冷媒領域A1との間に熱絶縁管24及び真空断熱領域B2が設けられているため、シール機能が喪失することはない。
また、貫通孔25cが真空配管(図示略)によって真空ポンプ(図示略)と連通することで、真空ブラケット25内が真空断熱領域B1となり、貫通孔14‐3baを介して冷媒給排装置側シャフト14‐3の小径円筒部14‐3bの内周面と熱絶縁管24の外周面との間の空間が真空断熱領域B2となり、さらに、真空断熱領域B2との連通によって、冷媒給排装置側シャフト14‐3の大径円盤部14‐3aの内周面と内径シャフト14‐4の外周面との間の空間が真空断熱領域B3となる。そして、真空断熱領域B3と連通する真空容器15‐2の内部が真空断熱領域B4となる。磁性流体シール部27Aの負荷側端部(転がり軸受13B周辺)の外気Cと反負荷側端部の真空断熱領域B1とは、磁性流体27A‐3でシールされる。
超電導界磁コイル15‐3及び冷媒は、これら真空断熱領域B1〜B4によって外気Cから断熱されている。
本実施例における超電導回転機本体1の動作は、下記(1)〜(4)に示す順のごとくである。
(1)ステータ16に設けられるステータコイルは、三相交流電源によって回転磁界を発生する(図示略)。
(2)超電導界磁コイル15‐3は、界磁電源から集電導体を介して界磁電流の供給を受けて界磁極を形成し(図示略)、上記ステータコイルの回転磁界によってロータ15を回転させる。
(3)ロータ15の回転に伴って、その回転力が超電導回転機側シャフト14‐1に伝達され、中継シャフト14‐2、冷媒給排装置側シャフト14‐3も回転する。
(4)内径シャフト14‐4は、他端面が中継シャフト14‐2と締結されているため、超電導回転機側シャフト14‐1、中継シャフト14‐2、冷媒給排装置側シャフト14‐3と共に回転する。
また、本実施例における冷媒の循環動作は、下記(1)〜(5)に示す順のごとくである。
(1)外部にある冷凍機からポンプにより送出された冷媒は、供給流路21内を通流し、ロータリジョイントにおいて、供給流路開口部21aから供給冷媒領域A2へ流入する。
(2)供給冷媒領域A2の冷媒は、供給接続孔14‐4dから供給管18内へ流入する(その際、供給冷媒領域A1にも僅かに流入する)。
(3)供給管18内へ流入した冷媒は、熱交換冷媒管17内へ流れ、熱交換冷媒管17内を通流しながら(超電導界磁コイル15‐3の周囲を流れながら)、超電導界磁コイル15‐3と熱交換を行うことで、超電導界磁コイル15‐3が冷却される。
(4)超電導界磁コイル15‐3と熱交換した後の冷媒は、熱交換冷媒管17内から排出管19内へ流れ、排出接続孔14‐4eから排出冷媒領域Sへ浸入する。
(5)排出冷媒領域Sの冷媒は、カバー開口部20e‐1及び排出流路開口部22aから排出流路22内へ流入し、排出流路22内を通流して、冷凍機へ戻る。
本実施例では、冷媒が循環する際、磁性流体シール部27A,27Bとは真空を隔てているため接触せず、特許文献1のようなヒータは不要となる。また、供給冷媒は、供給冷媒領域A1において熱絶縁管24の内周面と接触するが、熱絶縁管24は、その外周面側が断熱真空領域B2となっており、これらの構成が外気Cからの熱侵入を熱的に絶縁する熱障壁として機能する。同様にして、内径シャフト14‐4の外周面も断熱真空領域B1であり、外気Cからの熱侵入を熱的に絶縁する熱障壁として機能する。
また、上述では、内径シャフト14‐4は、内径シャフト14‐4の、冷媒給排用固定管20の先端面と底部14‐4cとの間に設けられる空間の位置における周面を貫通し、排出管19の他端と連通する排出接続孔(第1接続孔)14‐4eと、内径シャフト14‐4の、第1接続孔14‐4eよりも内径シャフト14‐4の軸方向他端側における周面を貫通し、供給管18の他端と連通する供給接続孔(第2接続孔)14‐4dとを備えるものとし、冷媒給排用固定管20は、冷媒を冷凍機から超電導回転機本体1に供給する流路であり、冷媒給排用固定管20の軸方向における供給接続孔(第2接続孔)14‐4dに対応する位置に、冷媒給排用固定管20の周面を貫通する供給流路開口部(第1流路開口部)21aが形成される、供給流路(第1流路)21と、冷媒を超電導回転機本体1から冷凍機に排出する流路であり、冷媒給排用固定管20の先端面を貫通する排出流路開口部(第2流路開口部)22aが形成される、排出流路(第2流路)22とを備えるものとしたが、本実施例における冷媒の流れは、これに限定されるものではなく、この冷媒の流れを逆向きとしても良い。
すなわち、内径シャフト14‐4は、内径シャフト14‐4の、冷媒給排用固定管20の先端面と底部14‐4cとの間に設けられる空間の位置における周面を貫通し、供給管18の他端と連通する第1接続孔14‐4eと、内径シャフト14‐4の、第1接続孔14‐4eよりも内径シャフト14‐4の軸方向他端側における周面を貫通し、排出管19の他端と連通する第2接続孔14‐4dとを備えるものとし、冷媒給排用固定管20は、冷媒を超電導回転機本体1から冷凍機に排出する流路であり、冷媒給排用固定管20の軸方向における第2接続孔14‐4dに対応する位置に、冷媒給排用固定管20の周面を貫通する第1流路開口部21aが形成される、第1流路21と、冷媒を冷凍機から超電導回転機本体1に供給する流路であり、冷媒給排用固定管20の先端面を貫通する第2流路開口部22aが形成される、第2流路22とを備えるものとしてもよい。
また、本実施例では、上述のごとく、冷媒が熱絶縁管24や真空断熱領域B1,B2等によって外気Cから熱的に絶縁されている構造となっているため、冷媒は液体から気体等への相転移を起こすことなく装置内を循環することができ、さらに、冷媒の流路となる構成の近傍には、磁性流体等の低温に脆弱な部品がなく、温度管理を行うことが容易になる。
したがって本発明では、超電導回転機の回転側部材の冷媒循環経路が、外気から熱的に絶縁されることで、液相状態の冷媒で超電導界磁コイルを冷却することが可能となり、さらに、該冷媒循環経路が、低温に脆弱な磁性流体と熱的に隔離されることで、従来のようにヒータによって冷媒を気化させる温度管理が不要となり、簡便な構成で、エネルギー効率の向上を実現する超電導回転機を提供することを目的とする。
本発明は、超電導回転機として好適である。
1 超電導回転機本体
2 冷媒給排装置
12 ケーシング
12A フレーム
12B,12C ブラケット
12C‐1 (ブラケット12Cの)接触面
13A,13B ころがり軸受け
14 シャフト(シャフト本体)
14‐1 超電導回転機側シャフト
14‐2 中継シャフト
14‐3 冷媒給排装置側シャフト
14‐3a 大径円盤部
14‐3b 小径円筒部
14‐3ba (小径円筒部14‐3bの)貫通孔
14‐3bb (小径円筒部14‐3bの)反負荷側端部
14‐3c (小径円筒部14‐3bの)フランジ部
14‐3ca (フランジ部14‐3cの)接触面
14‐4 内径シャフト
14‐4a 大内径円筒部
14‐4b 小内径円筒部
14‐4c (内径シャフト14‐4の)底部
14‐4d 供給接続孔
14‐4e 排出接続孔
15 ロータ
15‐1 ロータコア
15‐2 真空容器(第1真空容器)
15‐3 超電導界磁コイル
16 ステータ
17 熱交換冷媒管
18 供給管
19 排出管
20 冷媒給排用固定管
20a 先端部
20b 最外殻円筒部
20b‐1 拡径部
20c 中空部
20d 中実部
20e カバー
20e‐1 カバー開口部
20f 先端面
21 供給流路
21a 供給流路開口部
21b 供給流路円筒部
22 排出流路
22a 排出流路開口部
22b 排出流路円筒部
23 滑り軸受(隔壁リング)
24 熱絶縁管
24‐1 (熱絶縁管24の)反負荷側端部
24a (反負荷側端部24‐1の)Oリング
25 真空ブラケット(第2真空容器)
25a (真空ブラケット25の)底部
25aa (真空ブラケット25の)貫通孔
25ab (貫通孔25aaの)締結具
25b (真空ブラケット25の)フランジ部
25c (底部25aの)貫通孔
25e (フランジ部25bの)締結具
26 ブラケットカバー
26a (ブラケットカバー26の)貫通孔
27A (第1)磁性流体シール部
27A‐1 固定側外輪
27A‐1a (固定側外輪27A‐1の)フランジ部
27A‐1b (固定側外輪27A‐1の)締結具
27A‐2 回転側内輪
27A‐2a (回転側内輪27A‐2の)Oリング
27A‐3 (第1)磁性流体
27B (第2)磁性流体シール部
27B‐1 回転側外輪
27B‐1a (回転側外輪27B‐1の)フランジ部
27B‐1b (回転側外輪27B‐1の)締結具
27B‐2 固定側内輪
27B‐2a (固定側内輪27B‐2の)Oリング
27B‐3 (第2)磁性流体
A1,A2,A3 供給冷媒領域
B1,B2,B3,B4 真空断熱領域
C 外気
S 排出冷媒領域

Claims (5)

  1. 軸方向一端が負荷に接続され、軸方向他端側が中空であるシャフト本体と、
    前記シャフト本体が回転可能に軸方向に貫挿されるケーシングと、
    前記ケーシングの内部において、前記シャフト本体の側面に固定され、ロータコア及び該ロータコアに取り付けられた複数の第1真空容器を有するロータと、
    各前記第1真空容器の内部にそれぞれ格納される超電導界磁コイルと、
    一端に底部、他端に開口部を有する円筒形状に形成され、前記ケーシングの内部において、該開口部が該シャフト本体の軸方向他端を向くようにして、該シャフト本体内部に同心締結され、該シャフト本体と共に回転する内径シャフトと、
    前記超電導界磁コイルを冷却するための冷媒を超電導回転機本体に給排する管であり、前記シャフト本体の軸方向他端を貫通するように該シャフト本体の軸方向に延伸し、前記内径シャフトに対し、該内径シャフトの他端側から滑り軸受を介して同心接続する、冷媒給排用固定管と、
    一端が、前記内径シャフトを介して前記冷媒給排用固定管から前記冷媒が供給される供給管の一端と連通し、他端が、前記内径シャフトを介して前記冷媒給排用固定管に前記冷媒を排出する排出管の一端と連通することで、前記冷媒の流路となり、前記超電導界磁コイルと該冷媒との熱交換が行われる領域を有する、熱交換冷媒管とを備え、
    前記内径シャフトは、
    前記内径シャフトの、前記冷媒給排用固定管の先端面と前記底部との間に設けられる空間の位置における周面を貫通し、前記排出管又は前記供給管の他端と連通する第1接続孔と、
    前記内径シャフトの、前記第1接続孔よりも前記内径シャフトの軸方向他端側における周面を貫通し、前記供給管又は前記排出管の他端と連通する第2接続孔とを備え、
    前記冷媒給排用固定管は、
    前記冷媒を冷凍機から前記超電導回転機本体に供給、又は、該超電導回転機本体から該冷凍機に排出する流路であり、前記冷媒給排用固定管の軸方向における前記第2接続孔に対応する位置に、前記冷媒給排用固定管の周面を貫通する第1流路開口部が形成される、第1流路と、
    前記冷媒を前記超電導回転機本体から前記冷凍機に排出、又は、該冷凍機から該超電導回転機本体に供給する流路であり、前記先端面を貫通する第2流路開口部が形成される、第2流路とを備え、
    前記滑り軸受は、
    前記冷媒給排用固定管の軸方向における前記供給流路開口部と前記排出流路開口部との間の位置に設けられる
    ことを特徴とする超電導回転機。
  2. 前記内径シャフトの軸方向他端には、前記冷媒給排用固定管の外周側に隙間を介して延伸して配される熱絶縁管の一端が、固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の超電導回転機。
  3. 前記シャフト本体の軸方向他端側における前記ケーシングからの突出部分を覆うようにして配され、一端は、該ケーシングに取り付けられた開口部であり、他端は、前記冷媒給排用固定管が貫挿される貫通孔が形成された底部である、第2真空容器を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の超電導回転機。
  4. 前記第2真空容器の内部において、前記ケーシングに一端が固定される固定側外輪、該固定側外輪の内周側で前記突出部分の周面に固定され該シャフト本体と共に回転する回転側内輪、及び、該固定側外輪と該回転側内輪との間に注入される第1磁性流体を有する、第1磁性流体シール部と、
    前記第2真空容器の内部において、前記突出部分の端面に一端が固定され前記シャフト本体と共に回転する回転側外輪、該回転側外輪の内周側で前記冷媒給排用固定管の周面に固定される固定側内輪、及び、該回転側外輪と該固定側内輪との間に注入される第2磁性流体を有する、第2磁性流体シール部とを備え、
    前記熱絶縁管は、他端が外周側に拡径することで、前記突出部分の内周面に固定されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の超電導回転機。
  5. 前記突出部分における、前記第1磁性流体シール部と前記第2磁性流体シール部との間には、該突出部分の周面を貫通し、前記第2真空容器の内部空間と連通する貫通孔が形成され、
    前記シャフト本体の前記突出部分を含む内部空間と、前記第1真空容器の内部空間とは連通している
    ことを特徴とする請求項4に記載の超電導回転機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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