JP2018004669A - プロジェクター装置およびプロジェクター装置の制御方法 - Google Patents

プロジェクター装置およびプロジェクター装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】冷却対象を冷却する冷却ファンの駆動状態を検知し、冷却ファンの不具合を報知するプロジェクター装置を提供する。【解決手段】プロジェクター装置10は、冷却ファン53の振動を検出する振動検出部170と、冷却ファン53の振動に関するパラメーターであって、パラメーターの基準値を記憶する記憶部115と、冷却ファン53の駆動に関する情報を報知する報知部118と、振動検出部170が検出した振動に基づいてパラメーターを算出し、算出したパラメーターおよび基準値を比較し、比較した結果に基づいて冷却ファン53の駆動状態が異常であることを報知部118に報知させる制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクター装置およびプロジェクター装置の制御方法に関する。
従来、光源装置と、光源装置から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成する光変調装置と、形成された画像をスクリーン等に拡大投射する投射光学装置と、を備えたプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターでは、プロジェクターの内部、特に、光変調装置や偏光変換素子の周囲が高温になるため、冷却ファンの回転により空気の流れを作り、プロジェクターの内部を空気によって冷却する構成が採用されている。
このようなプロジェクターでは、冷却ファンに不具合が生じると、プロジェクターの内部の冷却効率が低下し、光学部品等が高温になることでプロジェクターが故障することがあった。このような故障を回避するために、下記特許文献1〜3に示すような冷却ファンの状態を監視する技術が提案されている。
即ち、特許文献1では、冷却ファンの回転数を検出し、累積した回転数が寿命として設定されている回転数に達した場合、警告を発する技術が提案されている。
また、特許文献2では、冷却ファンに流れる電流値を監視し、電流値の変動に基づいて冷却ファンの故障を判定する技術が提案されている。
更に、特許文献3では、冷却対象である光学部品の温度を計測し、周囲の温度との差分値に基づいて、冷却ファンの正常な回転を判定する技術が提案されている。
特開2002−364581号公報 特開平5−292791号公報 特開2015−31667号公報
しかしながら、冷却ファンの寿命は、周囲の温度、駆動方法、駆動時間、周囲環境の塵埃等の影響を受けるため、特許文献1のように累積した回転数では正確に判定できなかった。また、冷却ファンに流れる電流値が変動するのは、冷却ファンが故障しつつある場合であり、特許文献2の技術では、冷却ファンの故障が判定されないものの回転数の低下により冷却不足を招くことがあった。更に、特許文献3の技術では、周囲環境の塵埃やフィルターの負圧等により冷却ファンの風量が変動するため、差分値が生じる原因が冷却ファンの故障であると判断できなかった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、プロジェクターの冷却対象を冷却する冷却ファンの駆動状態を検知し、冷却ファンの異常状態を報知することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかるプロジェクター装置は、冷却ファンの振動を検出する振動検出部と、前記冷却ファンの振動に関するパラメーターであって、前記パラメーターの基準値を記憶する記憶部と、前記冷却ファンの駆動状態に関する情報を報知する報知部と、前記振動検出部が検出した前記振動に基づいて前記パラメーターを算出し、算出した前記パラメーターおよび前記基準値を比較し、比較した結果に基づいて前記冷却ファンの前記駆動状態が異常であることを前記報知部に報知させる制御部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、検出した冷却ファンの振動に基づいてパラメーターを算出し、算出したパラメーターと、記憶部に記憶した基準値と、を比較した結果に基づいて冷却ファンの駆動状態の異常が報知される。従って、冷却ファンの振動に基づいて駆動状態の異常を判断するため、冷却ファンの故障を適切に判断して報知できることに加え、基準値の設定に応じて冷却ファンが故障しつつあることも報知できる。
[適用例2]
上記適用例にかかるプロジェクター装置において、前記振動検出部は、加速度センサーおよびジャイロセンサーの少なくとも1つの出力に基づいて前記振動を検出することが好ましい。
このような構成によれば、加速度センサーおよびジャイロセンサーの少なくとも1つから振動を検出するため、冷却ファンの振動を高精度で検出できる。
[適用例3]
上記適用例にかかるプロジェクター装置において、前記基準値は、前記冷却ファンが正常状態から故障状態に至るまでの時間経過に伴う前記振動の変化を数値化したものであることが好ましい。
このような構成によれば、基準値は、冷却ファンが正常状態から故障状態に至るまでの時間経過に伴う振動の変化を数値化したものであるため、算出したパラメーターとの比較が容易かつ正確にできる。
[適用例4]
上記適用例にかかるプロジェクター装置において、前記振動の変化は、前記振動における振幅値の変化であっても良い。
[適用例5]
上記適用例にかかるプロジェクター装置において、前記冷却ファンは、密閉空間内に配置されていることが好ましい。
このような構成によれば、プロジェクター装置の外部から侵入する塵埃が冷却ファンの振動に及ぼす影響を抑制でき、冷却ファンの振動を高精度で検出することができる。
[適用例6]
上記適用例にかかるプロジェクター装置において、温度を検出する温度検出部を更に備え、前記制御部は、前記温度検出部が検出した前記温度に基づいて温度パラメーターを算出し、前記パラメーターおよび前記温度パラメーターに基づいて、冷却装置の異常状態を推定することが好ましい。
このような構成によれば、振動に関するパラメーターおよび温度に基づく温度パラメーターのように、複数のパラメーターに基づいて冷却装置の異常状態を推定するため、推定結果の信頼性を向上させることができる。
[適用例7]
上記適用例にかかるプロジェクター装置において、前記記憶部は、前記パラメーターおよび前記温度パラメーターの組み合わせに応じた前記異常状態を記憶し、前記制御部は、前記記憶部を参照することにより、前記パラメーターおよび前記温度パラメーターの組み合わせに応じた前記異常状態を推定することを特徴とする。
このような構成によれば、振動に関するパラメーターおよび温度に基づく温度パラメーターの組み合わせに応じた異常状態を記憶しておくため、冷却ファンの異常状態を詳細に推定できる。
[適用例8]
上記適用例にかかるプロジェクター装置において、前記冷却装置は、前記冷却ファンと、前記冷却ファンによる冷却風を浄化するフィルターと、を備え、前記制御部は、前記パラメーターおよび前記温度パラメーターに基づいて、前記冷却ファンが異常であるか、または、前記フィルターが異常であるかを判定することが好ましい。
このような構成によれば、冷却装置において異常状態が冷却ファンであるか、または、フィルターであるか、を判定できる。
[適用例9]
本適用例にかかるプロジェクター装置の制御方法は、プロジェクター装置の内部を冷却する冷却ファンの振動を検出し、検出した前記振動に基づいて前記冷却ファンの振動に関するパラメーターを算出し、算出した前記パラメーターと、基準値と、を比較し、比較した結果に基づいて前記冷却ファンの駆動状態が異常であることを報知することを特徴とする。
このような方法によれば、検出した冷却ファンの振動に基づいてパラメーターを算出し、算出したパラメーターと、基準値と、を比較した結果に基づいて冷却ファンの駆動状態の異常が報知される。従って、冷却ファンの振動に基づいて駆動状態の異常を判断するため、冷却ファンの故障を適切に判断して報知できることに加え、基準値の設定に応じて冷却ファンが故障しつつあることも報知できる。
本実施形態1に係るプロジェクター装置の機能構成を示す機能ブロック図。 画像形成装置の構成を示す図。 冷却系の構成を示す図。 本実施形態1に係る振動異常の判定処理の流れを示すフローチャート。 ファンモーターが正常な状態の振動例を示す図。 ファンモーターが異常な状態の振動例を示す図。 本実施形態2に係る振動異常の判定処理の流れを示すフローチャート。 本実施形態3に係る冷却系の構成を示す図。 本実施形態3に係る振動異常の判定処理の流れを示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態1に係るプロジェクター装置10の機能構成を示す機能ブロック図である。
このプロジェクター装置10は、内蔵する記憶装置が記憶する映像ソース(図示省略)、または、パーソナルコンピューターや各種映像プレーヤー等の外部の画像供給装置(図示省略)から画像信号が入力される。
プロジェクター装置10は画像形成装置3を備え、画像形成装置3に内蔵された光源が発した光を画像信号に基づいて変調し、変調した光をスクリーンSCに向けて拡大投射して、画像(以下「投射画像」と呼ぶ)として表示させる。
このプロジェクター装置10は、メインプロセッサーに相当するCPU120を備える。CPU120は、プロジェクター装置10全体を統合的に制御する機能を有する。
また、このプロジェクター装置10は密閉型の冷却系を備える。密閉型の冷却系とは、詳しくは後述するが、画像形成装置3における冷却対象が配置された密閉筐体内の冷却空気を循環させることにより冷却対象を冷却し、冷却対象を冷却することで生じる熱を帯びた冷却空気の熱を、密閉筐体内外を循環する第1液体を介して第2液体に伝導させ、密閉筐体外にて第2液体を循環させる過程にて、第2液体の熱を放熱し、これにより、密閉筐体内の冷却対象の熱を密閉筐体外にて放熱する機能を有する。尚、第1液体や第2液体は、水やプロピレングリコール等の不凍液を採用できる。
[プロジェクター装置の内部構成]
このプロジェクター装置10は、画像形成装置3のような光学系、画像信号を電気的に処理する画像処理系、および、冷却対象を冷却する冷却系に大別できる。
[光学系の構成]
最初に、光学系の構成について説明する。尚、図2は、画像形成装置3の構成を示す図であり、図2も参照して説明する。
画像形成装置3は、入力される画像信号に応じた画像を形成して投射する機能を備える。画像形成装置3は、照明装置31、均一化装置32、色分離装置33、電気光学装置34、投射光学装置35及び光学部品用筐体36を備える。
これらのうち、光学部品用筐体36は、内部に照明光軸Axが設定された箱状筐体であり、照明装置31、均一化装置32、色分離装置33及び電気光学装置34は、光学部品用筐体36内における照明光軸Ax上の位置に配置される。また、投射光学装置35は、光学部品用筐体36外に位置するものの照明光軸Axに応じて配置される。
照明装置31は、互いに対向配置される一対の光源装置31A,31Bと、一対の光源装置31A,31Bの間に配置される反射ミラー31Cと、を備える。
一対の光源装置31A,31Bは、光源ランプ311及びリフレクター312と、これらを内部に収納する収納体313とをそれぞれ備える。そして、これら光源装置31A,31Bは、反射ミラー31Cに向けて光を出射する。
反射ミラー31Cは、光源装置31A,31Bから入射される光をそれぞれ同方向に反射させ、均一化装置32に入射させる。
均一化装置32は、照明装置31から出射された光束の中心軸に対する直交面内の照度を均一化する。この均一化装置32は、調光装置320、UVフィルター321、第1レンズアレイ322、シネマフィルター323、第2レンズアレイ324、偏光変換素子325及び重畳レンズ326を有する。これらのうち、偏光変換素子325は、入射された光の偏光方向を一種類に揃えるものであり、本発明の光学部品の1つである。
色分離装置33は、均一化装置32から入射される光束を、赤(R)、緑(G)及び青(B)の3つの色光に分離する。この色分離装置33は、ダイクロイックミラー331,332、反射ミラー333〜336及びリレーレンズ337を有する。
電気光学装置34は、分離された各色光を画像情報に応じて変調した後、変調された各色光を合成する。この電気光学装置34は、それぞれ色光毎に設けられる光変調装置としての液晶パネル341(赤、緑及び青用の液晶パネルを、それぞれ341R,341G,341Bとする)、フィールドレンズ340、入射側偏光板342及び出射側偏光板343と、1つの色合成装置344と、を有する。これらのうち、色合成装置344としては、ダイクロイックプリズムを採用できる。また、各フィールドレンズ340は、入射側偏光板342と、反射ミラー334〜336のうち対応する反射ミラーとの間に配置されている。尚、電気光学装置34および偏光変換素子325は、駆動に伴い高温になる。本実施形態1では、電気光学装置34および偏光変換素子325を冷却装置185による冷却対象とする。
投射光学装置35は、色合成装置344により合成された光束(画像を形成する光束)をスクリーンSC上に拡大投射する投射レンズである。このような投射光学装置35としては、鏡筒内に複数のレンズが配置されたズームレンズを採用できる。
[画像処理系の構成]
次に、図1に基づいて画像処理系の構成について説明する。画像処理系は、CPU120および映像用プロセッサー134を中心に構成される。画像処理系は、更に、A/D変換部110、光変調装置駆動部132、レンズ駆動部155、RAM160、ROM165、リモコン制御部190等を備える。これらの画像処理系を構成する各要素は、バス102を介して互いに接続されている。
A/D変換部110は、前記した外部の画像供給装置からケーブル等を介して入力されたアナログ入力信号をA/D変換するデバイスであり、変換後のデジタル信号を映像用プロセッサー134に出力する。映像用プロセッサー134は、A/D変換部110から入力されたデジタル信号に対して、輝度、コントラスト、色の濃さ、色合い、投射画像の形状等の画像の表示状態を調整する画像処理を行った上で、光変調装置駆動部132に対して、処理後の映像信号を出力する。光変調装置駆動部132は、映像用プロセッサー134から入力される映像信号に基づいて、電気光学装置34の液晶パネル341を駆動する。
これにより、A/D変換部110に入力された映像信号に対応した映像が、液晶パネル341に形成され、この画像が投射光学装置35を介して、スクリーンSC上に投射画像として形成される。映像用プロセッサー134が行う画像処理としては、例えば、明度、コントラスト、色合いなどの補正、台形歪み補正が含まれる。
レンズ駆動部155は、ズーム調整用モーター156およびフォーカス調整用モーター157の駆動を制御し、投射光学装置35のズーム比の調整やフォーカスの調整を行う。
リモコン制御部190は、リモコン191から送信される操作信号を受信し、受信した操作信号に含まれる操作指示を抽出し、抽出した操作指示をCPU120に送る。
操作部195は、プロジェクター装置10に配置された操作ボタン(図示省略)を備え、操作ボタンに対する操作に応じた操作信号をCPU120に出力する。この操作ボタンとしては、電源ON/OFFを指示するスイッチ等がある。
[冷却系の構成]
次に、冷却系の構成について説明する。冷却系は、CPU120の冷却制御部123による制御に基づいて動作する。冷却系は、冷却駆動部180、振動検出部170、温度検出部175、記憶部115、報知部118を備える。これらの冷却系を構成する各要素は、バス102を介して互いに接続されている。
冷却駆動部180は、冷却装置185の駆動を制御する。ここで、冷却系の構成を示す図3に基づいて、冷却装置185の構成および作用を説明する。
[冷却装置の構成]
本実施形態1では、冷却装置185は、密閉筐体51により形成される密閉空間S内の冷却空気を循環させて流通させることにより、密閉空間S内に配置された冷却対象を冷却し、これら冷却対象の冷却に供せられた冷却空気の熱を、循環流路を循環する第1液体に伝導して密閉筐体51外に流出させ、第1液体から他の循環流路を流通する第2液体に伝導して放熱するものである。なお、第1液体及び第2液体は、それぞれ異なる循環流路を流通する液体であることを示す呼称であり、それぞれ同じ成分の液体であってもよい。このような液体としては、水やプロピレングリコール等の不凍液を例示できる。
冷却装置185は、循環冷却装置5、吸熱装置6、放熱装置7及び熱交換装置8を備える。
[循環冷却装置の構成]
循環冷却装置5は、密閉筐体51内の冷却空気を循環させて、密閉筐体51内に配置された冷却対象を冷却するものである。この循環冷却装置5は、密閉筐体51の他、循環ファン52及び冷却ファン53を備える。
密閉筐体51は、冷却対象である電気光学装置34及び偏光変換素子325と、循環ファン52及び冷却ファン53と、後述する吸熱装置6を構成する吸熱器61と、が収納される筐体であり、これらが配置される密閉空間Sを形成する。この密閉筐体51は、密閉筐体51外の空気が内部に流入しにくい密閉構造として構成されている。
冷却ファン53は、密閉筐体51内の冷却空気を吸引して、ダクト(図示省略)を介して冷却対象に送出する。この冷却ファン53は、電気光学装置34の各液晶パネル341に応じて設けられ、各液晶パネル341に冷却空気を送出する冷却ファン53R,53G,53Bと、偏光変換素子325に冷却空気を送出する冷却ファン53Pを含む。尚、冷却ファン53の数は適宜変更可能である。
本実施形態1では、冷却ファン53は、羽根182およびファンモーター181(何れも図1)で構成され、ファンモーター181の近傍に振動センサー172(図1)が設置されている。これにより、振動センサー172は、ファンモーター181の回転により発生する振動を検知できる。周知のように、ファンモーター181のベアリングの摩耗、グリースの劣化、羽根182の欠損や塵埃の付着等による偏心が生じた場合、正常状態とは異なる振動が検知される。
尚、本実施形態1では、ファンモーター181の回転数は、冷却駆動部180の回転数検出部183(図1)が検出し、所定の回転数になるように制御される。
また、本実施形態1では、振動センサー172は、加速度センサーやジャイロセンサーを想定し、何れか1つであっても良く、また、加速度センサーおよびジャイロセンサーを組み合わせた態様であっても良い。
密閉筐体51は、外縁を構成する外壁部51Aと、内側の面を構成する内壁部51Bと、を有し、これら外壁部51A及び内壁部51Bが組み合わされることにより、密閉筐体51内には、環状の循環流路が形成されている。この循環流路上に、冷却対象が配置されている。また、密閉筐体51は、フィールドレンズ340を収納する開口部を少なくとも一つ有している。換言すると、フィールドレンズ340のうち、少なくとも一つは、光学部品用筐体36とともに、密閉筐体51の一部を形成している。
[吸熱装置の構成]
吸熱装置6は、密閉筐体51内の冷却空気から熱を吸熱し、熱が伝導された第1液体を、密閉筐体51外に位置する熱交換装置8に流通させるものである。この吸熱装置6は、吸熱器61、タンク62及びポンプ63と、複数の流通管64と、を有する。
これらのうち、流通管64(641〜644)は、吸熱器61、タンク62及びポンプ63と、熱交換装置8とを、第1液体が内部を流通可能に接続する。
吸熱器61は、密閉筐体51内に配置され、タンク62及びポンプ63は、密閉筐体51外に配置されている。
これらのうち、吸熱器61は、流通管641を介してタンク62と接続され、また、流通管644を介して熱交換装置8と接続されている。この吸熱器61は、密閉筐体51内を循環する冷却空気から熱を吸熱して冷却空気を冷却し、吸熱した熱を、内部を流通する第1液体に伝導させる。この吸熱器61により熱せられた第1液体は、流通管641を介してタンク62に向けて流通する。
タンク62は、流通管642を介してポンプ63と接続されている。このタンク62は、流通管641〜644を介して循環する第1液体を一時的に貯留する。
ポンプ63は、流通管642を介して流入された第1液体を、流通管643を介して熱交換装置8に圧送する。
そして、熱交換装置8に流通した第1液体は、熱交換装置8によって冷却されて、流通管644を介して吸熱器61に再度流通する。これにより、温度が低い第1液体が吸熱器61に流通し、吸熱器61にて密閉筐体51内の冷却空気から吸熱された熱を帯びた第1液体が、吸熱器61から流通管641を介してタンク62に流入される。このように、吸熱装置6では、ポンプ63が駆動されることによって第1液体が循環される。
[放熱装置の構成]
放熱装置7は、熱交換装置8によって第1液体から受熱された熱が伝導される第2液体を循環させ、第2液体の熱を放熱する。この放熱装置7は、密閉筐体51の外部に配置されており、タンク71、ポンプ72及び放熱器73と、流通管74と、冷却ファン75と、を備える。
タンク71は、タンク62と同様に、放熱装置7を循環する第2液体を一時的に貯留する。このタンク71は、流通管741を介して熱交換装置8と接続され、流通管742を介してポンプ72と接続されている。
ポンプ72は、流通管742を介して流入される第2液体を、流通管743を介して放熱器73に圧送する。
放熱器73は、内部を流通する第2液体の熱を放熱し、これにより、第2液体を冷却するラジエターである。この放熱器73により冷却された第2液体は、流通管744を介して熱交換装置8に流通される。
このように構成された放熱装置7では、ポンプ72が駆動されると、流通管74によってそれぞれ接続されたポンプ72、放熱器73、熱交換装置8及びタンク71を、第2液体が循環する。これにより、熱交換装置8にて第2液体に伝導された熱が、放熱器73によって放熱される。
なお、放熱器73には、冷却ファン75によって外部の空気が流通し、これにより、放熱器73が冷却される。そして、放熱器73の冷却に供されて熱せられた空気は、外部に排出される。
[熱交換装置の構成]
熱交換装置8は、吸熱装置6を循環する第1液体、すなわち、密閉筐体51内の冷却空気の熱が伝導された第1液体から受熱し、受熱した熱を、放熱装置7を循環する第2液体に伝導して、第1液体と第2液体との間で熱を交換する。この熱交換装置8は、第1液体が流通する受熱部81と、受熱部81を挟む2つの放熱部82,83と、2つの熱伝導部84,85と、を備える。
受熱部81は、ポンプ63から流通管643を介して流入される第1液体が内部を流通する過程にて、第1液体から受熱する。そして、受熱部81によって受熱されて冷却された第1液体は、流通管644を介して吸熱器61に流通する。
熱伝導部84,85は、ペルチェ素子のような熱電変換素子(図示省略)を備える。ペルチェ素子の駆動は、冷却駆動部180の駆動指示に基づいて駆動し、密閉筐体51における結露の発生を抑制する。
放熱部82,83は直列に接続され、それぞれ内部を第2液体が流通する。これら放熱部82,83のうち、受熱部81に対して熱伝導部84側に位置する放熱部82は、流通管744と接続され、放熱器73にて冷却された第2液体が流入される。また、放熱部83は、流通管741を介してタンク71と接続される。
[冷却装置の作用]
以上述べた冷却装置185では、循環冷却装置5を構成する密閉筐体51内に配置された冷却対象は、循環ファン52によって循環され、かつ、冷却ファン53によって送出される冷却空気によって冷却される。この冷却対象の冷却に供された冷却空気の熱は、密閉筐体51内に配置された吸熱器61によって吸熱されることにより冷却される。
吸熱器61を含む吸熱装置6では、ポンプ63の駆動によって第1液体が循環し、これにより、吸熱器61によって熱を帯びた第1液体は、タンク62及びポンプ63を介して、熱交換装置8の受熱部81に流入される。この受熱部81内を第1液体が流通することにより、第1液体の熱が受熱部81に伝導される。これにより、第1液体は冷却され、流通管644を介して再び吸熱器61に送られる。
受熱部81に伝導された熱は、熱伝導部84,85の熱電変換素子により放熱部82,83に伝導される。これら放熱部82,83には、放熱装置7を循環する第2液体が流入され、これら放熱部82,83内を第2液体が流通することにより、受熱部81にて受熱された熱が第2液体に伝導される。
第2液体は、タンク71及びポンプ72を介して放熱器73に流通し、放熱器73内を流通する過程にて第2液体の熱が放熱され、冷却された第2液体は、再度、放熱部82,83に送られる。
なお、上記のように、放熱器73には、冷却ファン75からの冷却空気が流通し、これにより、放熱器73が冷却される。
図1に戻り、温度検出部175は、プロジェクター装置10の内部に設置された温度センサー178から出力される温度信号に基づいて温度情報を生成し、生成した温度情報をCPU120に送る。本実施形態1では、温度センサー178は、画像形成装置3の冷却対象や、照明装置31の近傍に設置されている。
振動検出部170は、冷却ファン53の近傍に設置された振動センサー172から出力される振動信号に基づいてA/D変換等を施すことにより振動情報を生成し、生成した振動情報をCPU120に送る。
記憶部115は、ファンモーター181の異常を判定するための基準となるデータ(基準値)を記憶する。この記憶部115は、例えば、フラッシュメモリー等を想定する。
報知部118は、ファンモーター181の異常等に関して、CPU120が生成したメッセージをユーザーに報知する。この報知部118は、例えば、プロジェクター装置10に設置された液晶表示パネル(図示省略)であっても良く、また、メッセージを投射画像に重畳して表示するオンザスクリーンディスプレイ(OSD)であっても良い。また、報知部118は、メッセージを音声で出力したり、ランプの点灯や点滅で報知したり、ネットワークを介してサーバー装置やクライアント装置に通信により報知したりする態様も想定できる。
CPU120は、ROM165が記憶する制御プログラムをRAM160上に展開し、展開した制御プログラムを実行して、プロジェクター装置10の各部を制御する。CPU120、ROM165およびRAM160は、制御部に相当する。この制御部は、振動解析部125、異常判定部128および冷却制御部123を備える。
振動解析部125は、振動検出部170から送られる振動情報を解析する。本実施形態1では、振動解析部125は、振動情報に基づいてパラメーター化、即ち、時間経過に伴う振動(例えば、振幅値)の変動を数値化するが、これには限定されない。振動解析部125は、パラメーター化した振動の振幅を含む解析結果を異常判定部128に送る。
異常判定部128は、振動解析部125から送られる解析結果と、基準値と、の比較に基づいて、冷却ファン53の振動異常を判定する。本実施形態1では、異常判定部128は、振動の振幅値と、基準値と、が等しい場合や、振幅値が基準値よりも大きい場合に、振動異常と判定する。異常判定部128は、振動異常を判定した場合、報知部118に振動異常を報知させる。
尚、基準値は、ファンモーター181が正常状態から故障状態に至るまでの時間経過に伴う振動の変化を数値化したものであり、記憶部115に記憶されている。
図4は、制御部が振動異常を判定する判定処理(制御方法)の流れを示すフローチャートである。
判定処理が開始されると、制御部は、振動センサー172が出力した出力信号を取得する(ステップS400)。
次に、制御部は、出力信号に基づいて振動状態の経時変化をデジタル変換してパラメーター化する(ステップS402)。
次に、制御部は、経時変化のデータと、記憶部115に記憶している基準値(基準データ)と、を比較する(ステップS404)。
ここで、経時変化のデータが基準データを越える場合(ステップS406でYes)、制御部は、冷却ファン53の駆動状態が異常であることを報知部118に報知させ(ステップS408)、判定処理を終了する。尚、経時変化のデータと、基準データと、が一致する場合もS420を実行する。
他方で、経時変化のデータが基準データを越えない場合(ステップS406でNo)、判定処理を終了する。
尚、図5Aは、ファンモーター181が正常な状態であり、振動の振幅値は基準値Sを越えない。他方で、図5Bは、ファンモーター181のベアリングの摩耗が進み、振幅値が基準値Sを越えた場合を示す。このように、基準値Sを適切に設定することで、ファンモーター181が故障する前の段階でファンモーター181の異常をユーザーに報知できる。尚、図5Aおよび図5Bの縦軸(V)は、振動の振幅値を示し、横軸(t)は経過時間を示す。
尚、基準値Sは、固定値であっても良く、また、操作部195やリモコン191の操作により変更可能であっても良い。
以上述べた実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
(1)冷却系の密閉筐体51に設置されたファンモーター181の振動を振動センサー172が検出し、検出した振動の変化に基づいて、ファンモーター181の異常を判定して報知する。従って、基準値Sを適切に設定することで、ユーザーはファンモーター181のベアリングの摩耗、グリースの劣化、羽根182の欠損や塵埃の付着等による偏心により生じるファンモーター181の異常の兆候を早期に認知でき、故障する前に対策を講ずることができる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分と同じ部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6は、制御部が振動異常を判定する判定処理の流れを示すフローチャートである。実施形態1では、振動状態の経時変化に基づいて冷却ファン53の駆動状態を判定したが、本実施形態2では、振動状態の経時変化に加えて、温度センサー178の出力信号に基づいて冷却ファン53の駆動状態を判定する。また、温度センサー178は、画像形成装置3の冷却対象や、照明装置31の近傍に加えて、冷却ファン53の近傍にも設置されている。
本実施形態2では、ステップS406において、パラメーター化した経時変化のデータが基準データを越える場合(ステップS406でYes)、制御部は、温度センサー178が出力した出力信号を取得する(ステップS408)。
次に、制御部は、振動センサー172および温度センサー178の出力信号に基づいて冷却ファン53の不具合(異常状態)を推定する(ステップS410)。例えば、種々の不具合や程度に応じて、その場合に算出される振動に関するパラメーター、および、温度に関する温度パラメーターの組み合わせが記憶部115に記憶されている場合、制御部は、記憶部115に記憶された2つのパラメーターの組み合わせを照合することで、例えば、ファンモーター181、羽根182、フィルター(図示省略)等のような不具合を生じている箇所や、不具合の程度を推定できる。また、現在は故障状態ではないが、近く予想される故障も推定できる。
次に、制御部は、冷却ファン53の駆動状態が異常であることを、推定結果と共に報知部118に報知させる(ステップS425)。
以上述べた実施形態2によれば、実施形態1で述べた効果に加え、以下のような効果を奏する。
(2)振動状態の経時変化に加えて、冷却ファン53の近傍の温度変化に基づいて、不具合を生じている冷却ファン53の箇所や、不具合の程度を推定するため、ユーザーは、今後発生しうる故障に備えて、交換部品を予め手配できる。これにより、故障による停止時間(ダウンタイム)を抑制できる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3について図7および図8を参照して説明する。
実施形態1および実施形態2では、振動状態の経時変化に基づいて冷却ファン53の駆動状態を判定し、更に、実施形態2では、振動状態の経時変化に加えて、温度センサー178の出力信号に基づいて冷却ファン53の駆動状態を判定した。
図7は実施形態3における冷却系の構成を示す図である。実施形態3では、外部の空気を取り入れる冷却ファン75の振動状態、および、冷却ファン75による冷却風の温度変化に基づいて、冷却ファン75の駆動状態を判定する。
外部の空気を取り入れて冷却する冷却装置185は、外部から空気を流入させる冷却ファン75と、冷却ファン75による冷却風に含まれる塵やゴミ等を吸着して浄化するフィルター188と、を備えて構成される。
振動センサー172は冷却ファン75の近傍に設置され、温度センサー178は放熱器73の近傍に設置される。
図8は、冷却装置185の駆動状態の判定処理の流れを示すフローチャートである。
判定処理が開始されると、制御部は、温度センサー178が出力した出力信号を取得する(ステップS500)。
次に、制御部は、出力信号が示す温度が基準温度を越えるか、否かを判定する(ステップS502)。
ここで、温度が基準温度を越えない場合(ステップS502でNo)、判定処理を終了する。
他方で、温度が基準温度を越える場合(ステップS502でYes)、制御部は、振動センサー172が出力した出力信号を取得する(ステップS504)。
次に、制御部は、出力信号が示す振動データが基準データを越えるか、否かを判定する(ステップS506)。この場合、振動データおよび基準データは、例えば、振幅値を採用する。
ここで、振動データが基準データを越える場合(ステップS506でYes)、制御部は、冷却ファン75の駆動状態が異常であることを報知部118に報知させ(ステップS508)、判定処理を終了する。
他方で、振動データが基準データを越えない場合(ステップS506でNo)、制御部は、フィルター188が詰まっていて、冷却されていないことを報知部118に報知させ(ステップS510)、判定処理を終了する。
以上述べた実施形態3によれば、冷却装置の温度が基準温度を越えた場合に、その原因が冷却ファンの異常であるのか、フィルターの詰まりであるのか、を判別してユーザーに報知することができるので、容易にメンテナンスを行うことができる。
以上、本発明を図示した実施形態1、実施形態2および実施形態3に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、以下に述べるような変形例も想定できる。
(1)振動の解析は、振動の振幅値には限定せず、例えば、高速フーリエ変換(FFT)処理を施すことで、振動の周波数解析を行う態様も想定できる。また、記憶部115に記憶される判定の基準値は、単位時間当たりの数値の絶対値の積算や移動平均であっても良い。また、判定の基準値として数値には限定せず、周波数分布を示すパターンイメージであっても良い。
(2)制御部を構成するプロセッサーは、CPU120には限定せず、例えば、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等により構成されても良い。
(3)プロジェクター装置10の冷却系は密閉型には限定されない。冷却風の吸入口および排気口が大気開放された開放型でも良い。
(4)振動センサー172は、ファンモーター181の近傍に設置されるが、更に、プロジェクター装置10のベース部分にも設置され、2か所から得られる振動センサー172の出力信号に基づいて、ファンモーター181に起因する振動以外の振動成分を除去しても良い。
(5)制御部は、振動センサー172および温度センサー178の出力信号に加えて、ファンモーター181の回転音を検出する音検出センサーの出力信号や、ファンモーター181の回転数を検出する回転数検出部183が検出した回転数の変化等に基づいて、冷却ファン53の不具合を推定しても良い。
(6)電気光学装置34は、RGBの各色に対応した3枚の透過型の液晶パネル341を用いた構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、3枚の反射型液晶パネルを用いた構成としても良いし、1枚の液晶パネル341とカラーホイールを組み合わせた方式を用いても良い。あるいは、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスとカラーホイールを組み合わせたDMD方式等により構成しても良い。光変調装置として1枚のみの液晶パネル341またはDMDを用いる場合には、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネル341およびDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な光変調装置であれば採用できる。
(7)制御部の各機能部は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。従って、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
3…画像形成装置、4…冷却装置、5…循環冷却装置、6…吸熱装置、7…放熱装置、8…熱交換装置、10…プロジェクター装置、31…照明装置、31A…光源装置、31B…光源装置、31C…反射ミラー、32…均一化装置、33…色分離装置、34…電気光学装置、35…投射光学装置、36…光学部品用筐体、51…密閉筐体、51A…外壁部、51B…内壁部、52…循環ファン、53…冷却ファン、53P…冷却ファン、53R…冷却ファン、61…吸熱器、62…タンク、63…ポンプ、64…流通管、71…タンク、72…ポンプ、73…放熱器、74…流通管、75…冷却ファン、81…受熱部、82…放熱部、83…放熱部、84…熱伝導部、85…熱伝導部、102…バス、110…A/D変換部、115…記憶部、118…報知部、120…CPU、123…冷却制御部、125…振動解析部、128…異常判定部、132…光変調装置駆動部、134…映像用プロセッサー、155…レンズ駆動部、156…ズーム調整用モーター、157…フォーカス調整用モーター、160…RAM、165…ROM、170…振動検出部、172…振動センサー、175…温度検出部、178…温度センサー、180…冷却駆動部、181…ファンモーター、182…羽根、185…冷却装置、190…リモコン制御部、191…リモコン、195…操作部、311…光源ランプ、312…リフレクター、313…収納体、320…調光装置、321…UVフィルター、322…第1レンズアレイ、323…シネマフィルター、324…第2レンズアレイ、325…偏光変換素子、326…重畳レンズ、331,332…ダイクロイックミラー、333〜336…反射ミラー、337…リレーレンズ、340…フィールドレンズ、341…液晶パネル、342…入射側偏光板、343…出射側偏光板、344…色合成装置、641〜644…流通管、741…流通管、742…流通管、743…流通管、744…流通管。

Claims (9)

  1. 冷却ファンの振動を検出する振動検出部と、
    前記冷却ファンの振動に関するパラメーターであって、前記パラメーターの基準値を記憶する記憶部と、
    前記冷却ファンの駆動状態に関する情報を報知する報知部と、
    前記振動検出部が検出した前記振動に基づいて前記パラメーターを算出し、算出した前記パラメーターおよび前記基準値を比較し、比較した結果に基づいて前記冷却ファンの前記駆動状態が異常であることを前記報知部に報知させる制御部と、を備えることを特徴とするプロジェクター装置。
  2. 請求項1に記載のプロジェクター装置において、
    前記振動検出部は、加速度センサーおよびジャイロセンサーの少なくとも1つの出力に基づいて前記振動を検出することを特徴とするプロジェクター装置。
  3. 請求項1又は2のいずれかに記載のプロジェクター装置において、
    前記基準値は、前記冷却ファンが正常状態から故障状態に至るまでの時間経過に伴う前記振動の変化を数値化したものであることを特徴とするプロジェクター装置。
  4. 請求項3に記載のプロジェクター装置において、
    前記振動の変化は、前記振動における振幅値の変化であることを特徴とするプロジェクター装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプロジェクター装置において、
    前記冷却ファンは、密閉空間内に配置されていることを特徴とするプロジェクター装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプロジェクター装置において、
    温度を検出する温度検出部を更に備え、
    前記制御部は、前記温度検出部が検出した前記温度に基づいて温度パラメーターを算出し、前記パラメーターおよび前記温度パラメーターに基づいて、冷却装置の異常状態を推定することを特徴とするプロジェクター装置。
  7. 請求項6に記載のプロジェクター装置において、
    前記記憶部は、前記パラメーターおよび前記温度パラメーターの組み合わせに応じた前記異常状態を記憶し、
    前記制御部は、前記記憶部を参照することにより、前記パラメーターおよび前記温度パラメーターの組み合わせに応じた前記異常状態を推定することを特徴とするプロジェクター装置。
  8. 請求項6又は7のいずれかに記載のプロジェクター装置において、
    前記冷却装置は、前記冷却ファンと、前記冷却ファンによる冷却風を浄化するフィルターと、を備え、
    前記制御部は、前記パラメーターおよび前記温度パラメーターに基づいて、前記冷却ファンが異常であるか、または、前記フィルターが異常であるか、を判定することを特徴とするプロジェクター装置。
  9. プロジェクター装置の内部を冷却する冷却ファンの振動を検出し、検出した前記振動に基づいて前記冷却ファンの振動に関するパラメーターを算出し、算出した前記パラメーターと、基準値と、を比較し、比較した結果に基づいて前記冷却ファンの駆動状態が異常であることを報知することを特徴とするプロジェクター装置の制御方法。
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