JP2018003720A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機において、圧縮機起動後、短時間で圧縮機本体の軸受部等に潤滑油を供給することで信頼性を向上させる。【解決手段】回転部を支持する軸受を有する圧縮機本体1と、圧縮機本体の軸受11A、11B、12A、12Bに潤滑油を供給する潤滑経路28、29、30、31、32A,32B、33と、潤滑経路に接続され潤滑油を流入し冷却した潤滑油を出力するオイルクーラ25とを備える圧縮機であって、オイルクーラの出口部に圧縮機本体の起動時にオイルクーラに潤滑油が逆流するのを防止する開閉装置39を備えた構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮機に係り、特に潤滑油の供給に関する。
一般的な圧縮機の圧縮機本体は回転部を支持する軸受を有しており、その軸受に潤滑油を供給することで円滑な動作を行っている。一方、圧縮作動室に油や水といった液体を供給せずに圧縮空気を生成する無給油式圧縮機が知られている。無給油式圧縮機の圧縮機本体は高速回転駆動であるため、起動後短時間で圧縮ロータを支持する軸受や種々のギヤ装置に潤滑油を循環させることが重要である。
本技術分野における背景技術として、特開昭61−65088号公報(特許文献1)がある。特許文献1には、圧縮機の無負荷時に、大気に放出する圧縮空気の一部を軸封装置に供給して軸封圧力を調整することで、圧縮室に潤滑油が流入することを防止する構成が開示されている。
また、特開平10−9176号公報(特許文献2)には、圧縮機本体の軸受等に潤滑油を供給するための給油配管経路の一部を圧縮機本体の上流側で分岐し、一方の分岐経路を油溜まりが設けられたギヤケーシングに接続してバイパス経路とし、このバイパス経路の途中に排油電磁弁を設ける構成が開示されている。このような構成において、特許文献2では、圧縮機の停止時に排油電磁弁を開とすることで給油配管経路内の潤滑油を圧縮機本体に供給することなく直接ギヤケーシング内に回収し、圧縮機本体内部に潤滑油が流入することを抑制することが開示されている。
特開昭61−65088号公報 特開平10−9176号公報
特許文献1及び特許文献2は、何れも、圧縮機起動時の短時間での圧縮機本体の軸受部等に潤滑油を供給することについて考慮されていない。
本発明は、圧縮機起動後、短時間で圧縮機本体の軸受部等に潤滑油を供給することができる圧縮機を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を達成するために、その一例を挙げるならば、回転部を支持する軸受を有する圧縮機本体と、圧縮機本体の軸受に潤滑油を供給する潤滑経路と、潤滑経路に接続され潤滑油を流入し冷却した潤滑油を出力するオイルクーラとを備える圧縮機であって、オイルクーラの出口部に圧縮機本体の起動時にオイルクーラに潤滑油が逆流するのを防止する開閉装置を備えた構成とする。
本発明によれば、圧縮機の起動時に短時間で圧縮機本体内の軸受等に潤滑油を供給する圧縮機を提供することができる。
実施例1における無給油式スクリュー圧縮機の構造と潤滑油の経路及びその流れを示す模式図である。 実施例2における無給油式スクリュー圧縮機の構造と潤滑油の経路及びその流れを示す模式図である。 実施例2における温調弁の詳細構成を示す断面図とその低温時の動作を示す図である。 実施例2における温調弁の詳細構成を示す断面図とその高温時の動作を示す図である。 実施例2における他の構成の温調弁の詳細構成を示す断面図とその低温時の動作を示す図である。 実施例2における他の構成の温調弁の詳細構成を示す断面図とその高温時の動作を示す図である。 従来技術による無給油式スクリュー圧縮機の構造と潤滑油の経路及びその流れを示す模式図である。 従来技術による無給油式スクリュー圧縮機本体の縦断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する。
まず、圧縮機のうちの無給油式スクリュー圧縮機を例にとり、本実施例の前提構造と具体的な問題点について説明する。
図5は、従来技術による無給油式スクリュー圧縮機(以下、単に「圧縮機100」という。)の構造と潤滑油の経路及びその流れを示す模式図である。図5において、圧縮機100は、圧縮機本体1、ギヤケーシング2、駆動源としてのモータ3及びオイルクーラ25を備える。圧縮機本体1は、ギヤケーシング2の側面上方付近にフランジ取合いで取り付けられ、圧縮機本体1の上方の面と、ギヤケーシング2の上方の面は、概略水平となる。ギヤケーシング2の側面下方に配置されたモータ3の駆動力は、出力軸に取り付けられた駆動プーリ4Aと、ギヤケーシング2を貫通したギヤシャフト8の端部に配置された従動プーリ4Bとに懸架されたベルト6を介して伝達される。
ギヤケーシング2は、種々の伝達ギヤを収容する。具体的には、ギヤシャフト8を中心に従動プーリ4B側から、ギヤシャフト軸受15、増速駆動ギヤ5A,ギヤシャフト軸受16及びオイルポンプ駆動ギヤ7Aが配置される。増速駆動ギヤ5Aは、所定のギヤ比に設定された増速従動ギヤ5Bと歯合し、増速従動ギヤ5Bに接続されたロータシャフト48Aを介して圧縮機本体1の雄ロータ50Aに駆動力を伝達するようになっている。
また、オイルポンプ駆動ギヤ7Aは、所定のギヤ比に設定されたオイルポンプ従動ギヤ7Bと歯合する。オイルポンプ従動ギヤ7Bは、ギヤケーシング2の外部に貫通するオイルポンプシャフト22と接続され、オイルポンプ24に駆動力を伝達する様になっている。
オイルポンプ24は、圧縮機100の各種駆動部に潤滑オイルを循環させるポンプであり、オイルポンプシャフト22を介して伝達された駆動力により、圧縮機100に配置された種々の潤滑油の経路に潤滑油を圧送する。なお、本実施形態では自励ポンプを適用するが、圧縮機本体1の動作に応じて駆動が制御される電動の他励ポンプであってもよい。
オイルポンプ24は、ギヤケーシング2の下部に設けられたオイル溜り47から、ストレーナ40を介して潤滑油を吸い込み、潤滑経路29を介して、オイルクーラ25に圧送するようになっている。オイルクーラ25は、ファン(不図示)による空冷又は水冷式の熱交換器であり、所定の温度以下となるように潤滑油を冷却する。
温調弁23は、潤滑油の温度が低い場合には潤滑経路31の流量比を高くし、潤滑油の温度が高い場合には潤滑経路30の流量比を多くすることで、オイルクーラ25に流れる潤滑油量を調整し、潤滑油の油温を所定の温度範囲に維持する。
オイルクーラ25で冷却された潤滑油は、潤滑経路32を通り、潤滑経路31を流れる潤滑油と合流し、オイルフィルタ26に圧送される。オイルフィルタ26を通過した潤滑油は、ギヤケーシング2及び圧縮機本体1の各種ギヤや回転部を支持する軸受に供給される。
また、潤滑油の循環油量は、潤滑経路33に設けた圧力センサ(図示せず)により判定する。潤滑経路33を通過する潤滑油量が多ければ圧力センサ部の圧力は高くなり、少なければ圧力センサ部の圧力は低下する。圧縮機起動時は、圧力センサ部の圧力が一定時間(例えば、20秒)以内に基準圧力(例えば、0.14MPa)より高くなっていなければ循環油量が少ないと判断し、焦げ付き防止のために圧縮機を停止する制御となっている。
次いで、圧縮機本体1の構成及び各種潤滑経路について説明する。図6に、圧縮機本体1の側断面図を示す。圧縮機本体1は、雄ロータ50A及び雌ロータ50Bからなる一対のスクリューロータ50の歯が、所定のギヤップを保った状態で噛み合い、高速回転することで、圧縮空気を生成する容量制御型の空気圧縮機である。
雄ロータ50Aは、ロータシャフト48Aと、雌ロータ50Bはロータシャフト40Bと一体又は直結構成される。
雄ロータ50A及び雌ロータ50Bの夫々のロータシャフトには、空気の吸込み側端部方向に夫々軸受11A、11B、吐出し側端部方向に軸受12A、12Bが夫々配置され、これらに回転可能に支持される。また、ロータシャフト48A、48Bの夫々には、軸受12A及び12Bよりも更に外端部に、タイミングギヤ9及び10が配置され、ロータシャフト48Aに接続された雄ロータ50Aの回転に伴い、タイミングギヤ9と10の噛み合いによって雌雄ロータが互いに回転するようになっている。雌雄ロータの回転に伴い、吸込経路41から吸い込まれた空気が圧縮室60で圧縮され、やがて吐出経路42から所定の圧縮空気経路を経て、ユーザ側へと供給されるようになっている。
ロータシャフト48A、48Bの吸込み側において、雌雄のロータ50A、50Bと、軸受11A、11Bとの間には、軸封部17(17A、17B)と、軸封部18(18A、18B)とが配設される。軸封部17は、エアシールであり、圧縮室60で圧縮された空気が、軸受11A等の側に漏れ出すのを低減するための環状の部材である。軸封部17は、ロータシャフト48A等と非接触であり、その隙間は数十μm程度の微小なものである。雌雄ロータ50A、50B夫々のロータシャフト48に、エアシール17A(雄側)、17B(雌側)が配置される。
軸封部18は、ネジシールであり、経路34を介して軸受11A、11Bに供給された潤滑油が圧縮室60に侵入するのを防止するためのものである。ネジシール18A、18Bの内面には角溝が螺旋状に施され、ロータシャフト48A等と非接触で、微小な隙間を保つように組付けられる。ネジシール18A、18Bは、ロータシャフト48A等の回転により、内径部の溝部にシール圧を発生させることで、潤滑油を軸受11A、11B側に押し戻すように作用する。
また、ロータシャフト48A等は、軸封部17と18の間において、周方向に溝が形成されており、この溝と周方向で対向する位置に、圧縮機本体ケーシングから外気に連通する穴部43が形成される。穴部43は、圧縮室60からの漏れ空気を圧縮機本体1の外部に逃がすためのガス抜き穴等として機能する。
また、ネジシール18A、18Bと、軸受11A、11Bとの間に、軸受11A、11Bを潤滑した潤滑油を回収し、ギヤケーシング2のオイル溜り47に還流させるための排油口45が形成される。
このようなロータシャフト48A、48Bの吸込み側の構成と同様に、ロータシャフト48A、48Bの吐出側も軸封部19(エアシール)や軸封部20(ネジシール)が配置される。雌雄ロータ50A、50Bと、軸受12A、12Bとの間には、軸封部19と軸封部20が配置される。また、圧縮機本体ケーシングの軸封部19と20の間には、外気と連通し、圧縮室60から漏れ出る圧縮空気のガス抜きとして機能する穴部44が形成される。
軸受12A、12Bは、雌雄ロータシャフトの夫々に3つずつ配置される。そして、圧縮機本体ケーシングには、これら3つの軸受12の間の何れかの位置に、上方から潤滑油を供給するための経路35が形成される。また、圧縮機本体ケーシングには、軸受12A、12Bと、ネジシール20A、20Bとの間の位置から潤滑油を回収する排油口46が形成される。経路35から供給された潤滑油は、軸受12A、12Bを潤滑した後、排油口46から回収されるようになっている。
圧縮機本体ケーシングには、タイミングギヤ9、10の上方に潤滑油を供給するための経路34が形成され、潤滑油は、タイミングギヤ9、10を潤滑後に、下方に形成された排油口45からオイル溜り47に回収されるようになっている。なお、経路34は、圧縮機ケーシング上で経路35から途中分岐するように形成され、排油口46は途中から排油口45と合流するように形成されている。
以上の例において、圧縮機起動時の潤滑油の温度が0℃付近の場合(低温起動)とそれ以上の場合(常温起動)における潤滑油の流れについて説明する。
すなわち、低温起動時は、運転開始直後は潤滑油の温度が0℃付近であるため、温調弁23により、潤滑油のほぼ全量が潤滑経路31に流れる。潤滑経路31はオイルクーラ25の出口の潤滑経路32と合流しているため、潤滑経路31を流れる潤滑油の全量が潤滑経路33に流れず、潤滑油の一部がオールクーラ25に流入する。そのため、潤滑経路33を流れる潤滑油量が一時的に減少し、ギヤケーシング2及び圧縮機本体1の各種ギヤや軸受への潤滑油の供給が遅れるという問題があった。また、低温時には潤滑油の粘度が高いため、潤滑油が循環しにくくなっている。そのため、潤滑油の供給遅れが更に助長される。これにより、圧縮機が起動できない場合もあるという問題があった。また、常温起動時には、潤滑油の一部が温調弁23から潤滑経路30を経由してオイルクーラ25に流入するため、ギヤケーシング2及び圧縮機本体1の各種ギヤや軸受への潤滑油の供給が遅れるという問題があった。
そこで、これらの問題点を解決するための構成について、以下本実施例を説明する。具体的には、圧縮機起動直後において、ギヤケーシング2及び圧縮機本体1の各種ギヤや軸受への潤滑油の供給遅れを防止するものである。
図1は、本実施例における無給油式スクリュー圧縮機の構造と潤滑油の経路及びその流れを示す模式図である。図1に示すように、本実施例では、オイルクーラ25の出口の潤滑経路32Aと32Bとの間に逆止弁37を配置した構成としている。これにより、低温起動時における潤滑経路32Bからのオイルクーラ25への潤滑油の流入を防止することができ、圧縮機本体1への潤滑油の供給遅れを防止することができる。また、逆止弁37は電磁弁などの開閉装置39に置き換えることもできる。逆止弁37と置き換えた開閉装置39は、起動時の一定時間(例えば、起動後5〜20秒程度)のみ閉じ、それ以降は開くことで、逆止弁37を設けた場合と同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施例は、回転部を支持する軸受を有する圧縮機本体と、圧縮機本体の軸受に潤滑油を供給する潤滑経路と、潤滑経路に接続され潤滑油を流入し冷却した潤滑油を出力するオイルクーラとを備える圧縮機であって、オイルクーラの出口部に圧縮機本体の起動時にオイルクーラに潤滑油が逆流するのを防止する開閉装置を備えた構成とする。
これにより、本実施例によれば、圧縮機の起動時に短時間で圧縮機本体内のギヤや軸受等に潤滑油を供給することができる。
図2は、本実施例における無給油式スクリュー圧縮機の構造と潤滑油の経路及びその流れを示す模式図である。本実施例では、実施例1での逆止弁37に加え、オイルクーラ25の入口の潤滑経路30Aと30Bの間に電磁弁などの開閉装置38を配置した構成としている。開閉装置38は、起動時の一定時間(例えば、起動後5〜20秒程度)のみ閉じ、それ以降は開くように制御する。これにより、常温起動時におけるオールクーラ25への潤滑油の流入を防止することができ、圧縮機本体1への潤滑油の供給遅れを防止することができる。
なお、図2における、温調弁23は、前述したように、潤滑油の温度が低い場合には潤滑経路31の流量比を高くし、潤滑油の温度が高い場合には潤滑経路30の流量比を多くすることで、オイルクーラ25に流れる潤滑油量を調整し、潤滑油の油温を所定の温度範囲に維持するものであるが、その詳細について説明する。
図3A、図3Bは、温調弁23の詳細構成を示す断面図であり、図3Aが低温時、図3Bが高温時の状態を示している。低温時は、図3Aに示すように、温調弁23の弁部23aは、潤滑経路29と潤滑経路31とが連通する状態の位置となっており、潤滑経路29からの潤滑油は、潤滑経路31へ流入すると共に、潤滑経路30を通りオイルクーラ25にも流入する。潤滑経路29からの潤滑油の温度の上昇と共に、弁部23aは図3Aの位置から図3Bの位置に移動する。潤滑経路29からの潤滑油の温度がある温度(例えば65℃)まで上昇すると弁部23aは図3Bの位置に移動し、潤滑経路31が弁23aにより遮断され、潤滑経路29からの潤滑油の全量が潤滑経路30を通り、オイルクーラ25に流入する。従って、図3A、図3Bの温調弁23を圧縮機100に適用した場合、低温時でも潤滑油がオイルクーラ25に流入するので、オイルクーラ25の入口の潤滑経路30に開閉装置38を設けることで、常温起動時の潤滑油の一部のオイルクーラ25への流入を防止することができる。また、出口部に逆止弁37又は電磁弁39を設けることで圧縮機の起動時にオイルクーラ25への油の流入を防止することができる。
図4A、図4Bは、他の構成の温調弁23の詳細構成を示す断面図であり、同様に、図4Aが低温時、図4Bが高温時の状態を示している。低温時は、図4Aに示すように、温調弁23の弁部23aは、潤滑経路29とオイルクーラ25への経路30とが23b部と23c部で遮断される状態の位置にあり、潤滑経路29からの潤滑油の全量がバイパス経路31に流れ、オイルクーラ25への経路30には潤滑油が流れない。潤滑経路29からの潤滑油の温度がある温度(例えば、50℃)まで上昇すると弁部23aが移動を開始し、温度上昇と共に図4Bの位置に移動する。潤滑油の温度がある温度(例えば65℃)まで上昇すると潤滑経路29と潤滑経路31が23c部と23d部で遮断され、潤滑経路29からの潤滑油の全量が経路30を通り、オイルクーラ25に流入する。従って、図4A、図4Bの温調弁23を圧縮機100に適用した場合、低温起動時は潤滑経路29とオイルクーラ25への潤滑経路30は遮断されているため、オイルクーラ25の入口の潤滑経路30に開閉装置38を設けても設けなくてもどちらでも構わない。出口部には逆止弁37又は電磁弁39を設けることで圧縮機の起動時にオイルクーラ25への潤滑油の流入を防止することができる。
以上のように、本実施例は、回転部を支持する軸受を有する圧縮機本体と、圧縮機本体の軸受に潤滑油を供給する潤滑経路と、潤滑経路に接続され潤滑油を流入し冷却した潤滑油を出力するオイルクーラとを備える圧縮機であって、オイルクーラの出口部に圧縮機本体の起動時にオイルクーラに潤滑油が逆流するのを防止する開閉装置を備え、さらに、潤滑経路から潤滑油の一部又は全量をオイルクーラの入口にバイパスさせ、オイルクーラに流入する潤滑油量を調整し、潤滑油を所定の温度に調節する機能を有する温調弁を備え、オイルクーラの入口部に圧縮機本体の起動時にオイルクーラに潤滑油が流入するのを防止する第2の開閉装置を備えた構成とする。
これにより、本実施例によれば、圧縮機起動後、短時間でギヤケーシング及び圧縮機本体の各種ギヤや軸受への潤滑油を供給することができ、軸受やギヤの信頼性を向上することができる。
以上、実施例について説明したが、本発明は、上記種々の構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更や置換が可能であることは言うまでもない。例えば、本実施例では雌雄一対のスクリュー型圧縮機を例としたが、本発明はこれに限定するものではなく、シングル或いはトリプルロータ型のスクリュー圧縮機でもよいし、シングル又はダブルスクロール型でもよいし、レシプロ型でもよいし、多段圧縮機構成であってもよく、圧縮機本体に潤滑油供給による潤滑対象を含む圧縮機形式であればよい。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
1:圧縮機本体、2:ギヤケーシング、3:モータ、4A:駆動プーリ、4B:従動プーリ、5A:増速駆動ギヤ、5B:増速従動ギヤ、6:ベルト、7A:オイルポンプ駆動ギヤ、7B:オイルポンプ従動ギヤ、8:ギヤシャフト、9、10:タイミングギヤ、11A、11B、12A、12B:軸受、15、16:ギヤシャフト軸受、17、18、19、20:軸封部、21:バイパス配管、22:オイルポンプシャフト、23:温調弁、24:オイルポンプ、25:オイルクーラ、26:オイルフィルタ、28、29、30、31、32、33:潤滑経路、37:逆止弁、38、39:開閉装置、40:ストレーナ、41:吸込経路、42:吐出経路、43、44:穴部、45、46:排油口、47:オイル溜り、48A、48B:ロータシャフト、51:吐出配管、60:圧縮室、100:圧縮機

Claims (4)

  1. 回転部を支持する軸受を有する圧縮機本体と、前記圧縮機本体の軸受に潤滑油を供給する潤滑経路と、前記潤滑経路に接続され前記潤滑油を流入し冷却した潤滑油を出力するオイルクーラとを備える圧縮機であって、
    前記オイルクーラの出口部に前記圧縮機本体の起動時に前記オイルクーラに前記潤滑油が逆流するのを防止する開閉装置を備えたことを特徴とする圧縮機。
  2. 請求項1に記載の圧縮機であって、
    前記開閉装置は逆止弁であることを特徴とする圧縮機。
  3. 請求項1に記載の圧縮機であって、
    前記潤滑経路から前記潤滑油の一部又は全量を前記オイルクーラの入口にバイパスさせ、前記オイルクーラに流入する潤滑油量を調整し、前記潤滑油を所定の温度に調節する機能を有する温調弁を備え、
    前記オイルクーラの入口部に前記圧縮機本体の起動時に前記オイルクーラに前記潤滑油が流入するのを防止する第2の開閉装置を備えたことを特徴とする圧縮機。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の圧縮機であって、
    前記圧縮機本体は、気体を圧縮するロータ、ロータシャフト及びロータシャフトを回転可能に支持する軸受を有する無給油式圧縮機本体であり、
    前記圧縮機本体を駆動するための駆動力を生成する駆動源と、前記駆動力を前記圧縮機本体に伝達するギヤを収容するギヤケーシングを有し、
    前記潤滑経路は前記軸受及びギヤに前記潤滑油を供給する経路であることを特徴とする圧縮機。
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