JP2018002005A - タイヤ空気圧警報器及びそれを利用したタイヤ管理方法 - Google Patents

タイヤ空気圧警報器及びそれを利用したタイヤ管理方法 Download PDF

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【課題】従来のタイヤ空気圧警報器に改良を施して、着脱自在に取り付けられるカバーを設けて組立及び分解可能にすることにより電池交換を可能にするとともに、警報装置がタイヤ空気圧不足の警報信号を発生した際に無線通信により利用者に通知することを目的とする。【解決手段】タイヤバルブの口金に装着してタイヤ内の空気圧が適正値以下になると電流が流れて導通した回路を形成して警報装置がタイヤ空気圧不足の警報信号を発生するタイヤ空気圧警報器1であって、機密性を向上させるため底座2と導電カバー4と警報装置10の外周面を覆う外枠カバー100を設け、外枠カバー100が着脱自在に取り付け,外部通信端末との間で近距離無線通信を可能にする近距離無線通信モジュール13を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤ内の空気圧が適正値以下になると電流が流れて導通した回路を形成して警報装置がタイヤ空気圧不足の警報信号を発生するタイヤ空気圧警報器及びそれを利用したタイヤ管理方法に関するものである。
従来のタイヤ空気圧警報器については、例えば特開2003−57139号公報(特許文献1)には、廉価で製造でき、簡単容易にタイヤの空気圧の状態を知ることが可能であり、複輪タイヤの内側のタイヤのように奥まった位置にあるタイヤや暗い場所や夜間等でも容易に空気圧の減少を知ることが可能なタイヤ空気圧警報器を提供することを目的とし、発光ダイオードを装着し、発光ダイオードに給電するための電気回路室を有し、シリンダ室を有し、空気圧をシリンダ室内に導入するためのバルブコア押圧部材を有する外枠体と、ピストン体と、押圧バネと、発光ダイオードに給電するリチウムボタン電池等の電力供給体を有する電気回路とで構成した「タイヤ空気圧警報器」が提案されている。
また、実用新案登録第3154543号公報(特許文献2)には、タイヤのバルブに螺着されてタイヤの空気を導通する通気孔を設けた底座上にタイヤの空気圧により上下移動する金属片を介して上下移動する移動部を配置し、移動部上に圧力調整部との間にスプリングを配置し、電池ユニットと警報装置を設けた回路板との間の電気的接続をタイヤの空気圧によってスプリングに抗して上下動する移動部と、絶縁***置決め筒内の導電ソケットとの接触によりを遮断、導通させて、空気圧の低い場合は警報装置を作動させる「タイヤ空気圧不足を警告するタイヤ空気圧警報器」が提案されている。
しかし、上述した従来のタイヤ空気圧警報器では、内蔵されている電池については組立後に交換することができないので、電池の寿命がなくなると、本体全部を交換しなければならず、使用者の費用負担が嵩むという問題があった。加えて、タイヤ空気圧警報器が電池の消耗により廃棄する場合、内蔵されている電池は取り出せないため、環境に悪影響を及ぼすという問題もあった。
一方、本願出願人は、以前からタイヤ空気圧警報器を利用したタイヤ管理方法について技術開発しており、特開2004−279217号公報(特許文献3)には、タイヤ空気圧低減警告アダプタを用いたタイヤ空気圧点検によるタイヤ管理方法であって、タイヤ空気圧低減警告アダプタは、タイヤ空気圧が低下したときタイヤ空気圧の低下率を視認し得る表示体を備え、表示体の外周面にタイヤ空気圧の低下率が20%を上限とするゲージが設けられており、点検時のタイヤ空気圧の低下率に基づいてタイヤ空気圧充填を実施する「タイヤ空気圧点検によるタイヤ管理方法、タイヤ溝点検及びタイヤ空気圧点検によるタイヤトータル管理方法」が提案されている。
特開2003−57139号公報 実用新案登録第3154543号公報 特開2004−279217号公報
そこで、本発明は、本願発明者が鋭意検討を重ねた結果、従来のタイヤ空気圧警報器に改良を施して、着脱自在に取り付けられるカバーを設けて組立及び分解可能にすることにより電池交換を可能にするとともに、警報装置がタイヤ空気圧不足の警報信号を発生した際に無線通信により利用者に通知することを目的とする。また、本発明にかかるタイヤ空気圧警報器を利用することにより、顧客及び販売店通信端末をクラウドサーバに接続して様々なタイヤ管理ができるタイヤ管理方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、タイヤバルブの口金に装着してタイヤ内の空気圧が適正値以下になると電流が流れて導通した回路を形成して警報装置がタイヤ空気圧不足の警報信号を発生するタイヤ空気圧警報器であって、前記タイヤ空気圧警報器は、タイヤのバルブに螺着される底座と、前記底座に螺着される導電ソケットと、前記導電ソケットの外側に嵌合される導電カバーと、前記導電ソケットの内側に嵌合される絶縁筒と、前記絶縁筒の収納空間内に配置される移動部と、前記移動部を押圧するスプリングと、前記スプリングを押圧する圧力調節部と、前記圧力調節部と電気的に接続する電池ユニットと、前記電池ユニットと電気的に接続する警報装置と、外部通信端末との間で近距離無線通信を可能にする近距離無線通信モジュールと、機密性を向上させるため前記底座と前記導電カバーと前記警報装置と前記近距離無線通信モジュールの外周面を覆う外枠カバーと、から構成され、前記外枠カバーが着脱自在に取り付けられることにより組立及び分解可能となり、前記タイヤ内の空気圧が前記スプリングの設定値より小さい場合、前記スプリングの押圧力により、前記移動部と前記導電ソケットとが接触して回路を導通し、前記警報装置がタイヤ空気圧不足の警報信号を発生し、前記警報信号を検知した前記近距離無線通信モジュールが前記外部通信端末に近距離無線信号を送信する
ことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のタイヤ空気圧警報器は空気送入部材を備えており、前記空気送入部材は前記底座の下端部に設けられた螺孔と同軸で連通する通気孔に対向して取り付けられ、前記空気送入部材はコア装着孔を開閉するバルブコアを有し、前記空気送入部材から空気を送入した状態において前記移動部と前記導電ソケットとを非接触にしてオフ状態にできることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の前記外枠カバーは、前記底座と前記導電カバーと前記警報装置と前記近距離無線通信モジュールの外周面を全体的に覆う円筒形状に形成され、前記外枠カバーの下端部は前記底座に螺着され、前記底座の下端部に螺着された環状基部上面にシール部材が設けられており、前記外枠カバーの下端を前記シール部材に密着させることにより機密性を向上させることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の前記外枠カバーの材質は、カバー全体が樹脂素材又はカバーの円筒形状側面部が金属素材であって前記警報装置と前記近距離無線通信モジュールをカバーする上面部分が樹脂素材であることを特徴とする。
さらに、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4に記載のタイヤ空気圧警報器を利用したタイヤ管理方法において、顧客通信端末と販売店通信端末がインターネットを経由してクラウドコンピューティングに対応したサーバに接続され、顧客のドライバー基本情報が登録されるステップと、販売店のタイヤ管理情報及び車両管理情報が作成されるステップとを有し、前記タイヤ空気圧警報器が前記顧客の車両タイヤに装着された後、前記販売店通信端末から前記顧客通信端末に通知情報が送信されるステップ、を含むことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項4に記載のタイヤ空気圧警報器を利用したタイヤ管理方法において、顧客通信端末と販売店通信端末がインターネットを経由してクラウドコンピューティングに対応したサーバに接続され、顧客のドライバー基本情報が登録されるステップと、販売店のタイヤ管理情報及び車両管理情報が作成されるステップとを有し、前記タイヤ空気圧警報器が前記車両タイヤに装着された後、(A)前記タイヤ空気圧警報器の前記近距離無線通信モジュールから前記顧客通信端末にタイヤ空気圧不足の警報信号を近距離無線送信するステップと、(B)前記販売店通信端末から前記顧客通信端末に通知情報が送信されるステップを含み、前記(A)及び(B)の各ステップが連動してタイヤ管理ができることを特徴とする。
以上のように、本発明にかかるタイヤ空気圧警報器によれば、タイヤ空気圧警報器の外枠カバーが着脱自在に取り付けられることにより、組立及び分解が可能となる。これにより、組立後であっても、消耗品である電池ユニット(ボタン電池)の交換が可能となる。また、廃棄する場合に電池ユニット(ボタン電池)を簡単に取り出せるので、環境にも配慮した構造になっている。さらに、外部通信端末との間で近距離無線通信を可能にする近距離無線通信モジュールが設けられていることにより、警報装置がタイヤ空気圧不足の警報信号を発生した際に無線通信により利用者に通知し、視認し難い昼間の明るい時でも確実に利用者に警報を知らせることができる。
また、本発明にかかるタイヤ空気圧警報器を利用したタイヤ管理方法によれば、ドライバー(顧客)は、タイヤ空気圧警報器からの情報を受け取り、車両安全運航のための車両保守を確実に行うことが容易になる。さらに、ドライバー(顧客)は、空気圧充填の状況を必要なタイミングで解ることができ、タイヤ販売店や整備工場から適切なサービスを受けることが容易になる。一方、販売店は、安定したロイヤリティーの高い顧客をしっかり囲い込むことが可能になる。
本発明にかかるタイヤ空気圧警報器の一例(オフ状態)を示す断面図である。 図1に示すタイヤ空気圧警報器のオン状態を示す断面図である。 図1に示すタイヤ空気圧警報器の使用状態を示す断面図である。 本発明にかかるタイヤ空気圧警報器の他例を示す説明図である。 本発明にかかるタイヤ空気圧警報器を利用したタイヤ管理方法の仕組みを示す概念図である。 ホーム画面の一例を示す説明図である。 メンテナンス情報画面の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の一形態について図面を参酌しながら説明する。なお、本発明のタイヤ空気圧警報器の各構成については、以下の実施例に限定されるものではなく、使用状況によって適宜変更することができる。
図1は本発明にかかるタイヤ空気圧警報器の一例(オフ状態)を示す断面図、図2はタイヤ空気圧警報器のオン状態を示す断面図である。図1及び図2に示すように、タイヤ空気圧警報器1は、底座2、導電ソケット3、導電カバー4、絶縁筒5、移動部6、スプリング7、圧力調節部8、電池ユニット(ボタン電池)9、警報装置10及び着脱自在に取り付けられる外枠カバー100から構成される。
図1及び図2に示すように、底座2の下端部に螺孔21が設けられ、その螺孔21と同軸で連通する通気孔22が形成される。底座2の上端部に移動片24の位置決めを行う凹部23が設けられている。移動片24は、中央部が上下方向に移動可能な部材からなり、具体的には円筒形薄板状のダイヤフラム又は伸縮自在なベローズから構成され、その材質は金属製、ゴム製、布製、プラスチック製から適宜選択する。この移動片24を底座2の上端部の凹部23に収容して位置決めすると、通気孔22の上部を閉鎖する。底座2の下端部の螺孔21がタイヤのバルブに螺着されると、タイヤ内の空気が螺孔21及び通気孔22を経て移動片24を押し上げ、移動片24の中央部を上方に突出させ、上方に押し上げる力を発生させる(図3参照)。底座2の下端部の外側に大径の螺子部25が設けられ、後述する外枠カバー100の下端部の螺孔101と螺着する。また、底座2の上端部の外側に小径の螺子部26が設けられ、後述する導電ソケット3の螺孔31と螺着する。
導電ソケット3は、円筒形状に形成され、その下端部に底座2に螺着される螺孔31が設けられている。導電ソケット3の内側に突出させた接触部32の中央に軸孔33が設けられ、導電ソケット3の接触部32の上方は垂直に延伸する。導電ソケット3の外側に導電カバー4の下端部が嵌合され、導電ソケット3の内側に絶縁筒5の下端部が嵌合される。導電カバー4は金属製カバーで形成され、その下端部が導電ソケット3に嵌合されることにより、導電カバーカバー4と導電ソケット3とは、電気的に接続される。
絶縁筒5は、プラスチック材料からなる円筒状の中空筒である。絶縁筒5の下端部に螺孔51が設けられ、後述する圧力調節部8の螺子部81と螺着する。
移動部6、スプリング7および圧力調節部8は、絶縁筒5の下端部の収納空間内に上下に重ねて配置される。
移動部6は、平板部62を有する凹型金具61、絶縁柱63から構成される。凹型金具61の凹部内に絶縁柱63の上部が嵌合されており、絶縁柱63の下部を平板部62の下方に突出させる。絶縁柱63の下部は、導電ソケット3の軸孔33を貫通して移動片24の上方に位置決めされる。スプリング7は、その下端で凹型金具61の平板部62の上面を押圧する。圧力調節部8は、外側に螺子部81が設けられ、絶縁筒5の螺孔51と螺着して上下方向に調整可動に位置決めされる。これにより、スプリング7を下方に押圧すると共にその段発力を調節する。
圧力調節部8は、上端部が電池ユニット(ボタン電池)9の底部の正極に電気的に接続する。電池ユニット(ボタン電池)9の上端部の負極は、回路板11に接続する。回路板11は、導電カバー4と電気的に接続する。また、回路板11と警報灯12とは、警報装置10を構成する。警報灯12は、発光ダイオードであることが望ましい。また、警報装置10には、外部通信端末(スマートフォン)との間で近距離無線通信を可能にする近距離無線通信モジュール13が設けられている。
電池ユニット(ボタン電池)9と圧力調節部8との間に、スプリングからなる金属接触片91を配置する。これにより、金属接触片91の上端は、電池ユニット(ボタン電池)9の底部の正極に電気的に接続し、金属接触片91の下端は、圧力調節部8の天井部を押さえ付けるため、電池ユニット(ボタン電池)9と圧力調節部8とは電気的に接続する。
外枠カバー100は、図1及び図2に示すように、機密性を向上させるため、底座2、導電カバー4及び警報装置10の外周面を全体的に覆う円筒形状に形成され、導電カバー4の外周面に密着し、底座2の下端部に螺着される。外枠カバー100の材質は、カバー全体が樹脂素材(強度及び耐久性を有する透明のプラスチック材料)により構成される。また、図4に示すように、外国仕様の外枠カバー100aの材質は、カバーの円筒形状側面部100bが金属素材であって警報装置10と近距離無線通信モジュール13をカバーする上面部分100cが樹脂素材(強度及び耐久性を有する透明のプラスチック材料)により構成される。タイヤ空気圧警報器1の外枠カバー100が着脱自在に取り付けられることにより、組立及び分解が可能となる。これにより、組立後であっても、消耗品である電池ユニット(ボタン電池)9の交換が可能となる。また、外枠カバー100の下端部は底座2に螺着され、底座2の下端部に螺着された環状基部110上面に平ゴム等からなるシール部材111が設けられており(図1乃至図4参照)、外枠カバー100の下端をシール部材111に密着させることにより、更に機密性を向上させることができる。
図1及び図2に示すように、タイヤ空気圧警報器1は、移動部6と導電ソケット3とを非接触にしてオフ状態にできる空気送入部材93を備えている。空気送入部材93を使用することにより、移動片24が伸縮自在なベローズやゴム製の場合に距離が長くなり従来の凸型スイッチでは凸部の長さが足りないという問題を解決し、移動片24を空気で確実に押し上げることが可能になる。空気送入部材93は、底座2の下端部に設けられた螺孔21と同軸で連通する通気孔22に対向して取り付けられる。空気送入部材93は、コア装着孔94を開閉するバルブコア95を有している。図1に示すように、空気送入部材93から内部に空気を送入することにより、移動部6の凹型金具61と導電ソケット3とをオフ状態にさせ、電池ユニット(ボタン電池)9の電気消耗を防ぎ、電池の寿命を延長することができる。このため、タイヤ空気圧警報器を長期商品在庫として保管する場合や、タイヤ空気圧警報器の未使用時には、電池ユニット(ボタン電池)の消耗を防ぐために任意に電源を切ることができる。
図3に示すように、底座2がタイヤのバルブに螺着され、タイヤ内の空気圧がスプリング7の設定値より大きい場合、空気圧が移動片24を介して押し上げる力により、移動部6が上方に移動し、移動部6の凹型金具61と導電ソケット3とが分離し、オフ状態となる。一方、タイヤ内の空気圧がスプリング7の設定値より小さい場合、スプリング7の押圧力により、移動部6の凹型金具61と導電ソケット3とが接触し、電流が電池ユニット(ボタン電池)9、金属接触片91、圧力調節部8、スプリング7、移動部6、導電ソケット3、導電カバー4、警報装置10と流れて、導通した回路を形成し、警報装置10の回路板11が警報灯12の発光ダイオードを点灯させてタイヤ空気圧不足の警報信号を発生する。それと同時に、警報信号を検知した近距離無線通信モジュール13が外部通信端末(スマートフォン)に近距離無線信号を送信し、視認し難い昼間の明るい時でも確実に利用者に警報を知らせることができる。
また、導電ソケット3の接触部32に、その上面の一部を被覆する絶縁テープ(図示省略)を設けることができる。凹型金具61の平板部62の下面と導電ソケット3の接触部32の上面の接触面積が大きいと、誤作動を起こす原因となり得るため、接触面積の調整を図ることが望ましい。なお、接触面積を調整する手段は、絶縁テープに限定されるものではない。
次に、上述したタイヤ空気圧警報器を利用したタイヤ管理方法について説明する。図5は、タイヤ空気圧警報器を利用したタイヤ管理方法の仕組みを示す概念図である。
図5に示すように、顧客通信端末200と販売店通信端末300がインターネットを経由してクラウドコンピューティングに対応したサーバ400に接続されている。また、販売店IDを発行・管理する事業管理者通信端末310を介在させることにより、後述するような顧客と販売店と事業管理者の3方にメリットのある役務の提供が可能になる。
先ず、顧客のドライバー基本情報が登録されるステップと、販売店のタイヤ管理情報及び車両管理情報が作成されるステップを有する。
顧客のドライバー基本情報は、以下の通りである。この情報は、ドライバーから販売店に提供される。
(1)通信機器/スマートフォン、アイホン(登録商標)、携帯電話
(2)個人情報/氏名、住所、電話、mail、購入時期、月間走行距離、月間燃料使用量
(3)通報/タイヤ空気圧警報、予約(夏冬タイヤ交換、オイル交換等)、連絡(事故、故障等)、販売店への応答、気付き情報、異常情報、苦情他
また、販売店のタイヤ管理情報及び車両管理情報、以下の通りである。これらの情報は、販売店からドライバーに提供される。
(4)タイヤ管理/タイヤ交換時期、空気圧充填時期、タイヤ位置ローテーション時期、スタッドレス交換時期
(5)車両管理/車検時期、6ヵ月点検時期、オイル交換時期、オイルエレメント交換時期、ワイパー交換時期、ATF交換時期、店舗広告情報、見積情報
次に、前記タイヤ空気圧警報器が前記顧客の車両タイヤに装着された後、前記販売店通信端末から前記顧客通信端末に通知情報が送信されるステップを有する。ここで、運用フローは、以下の通りである。
(1)初回来店時
販売店スタッフは、来店購買客にメンバー登録を薦める。同意された顧客の顧客情報を登録する。入手した顧客情報、車両情報、タイヤ情報、購入品情報をインプットする。
(2)来店案内
本システムは、これらの情報を集計し演算の上、必要な日時に次の情報を自動的に顧客のスマートフォンに送信し、必要なサービスを受けるために販売店に来店を案内する。顧客(ドライバー)に送信する情報は、空気圧充填時期、タイヤ交換時期、ローテーション交換時期、オイルエレメント等交換時期、夏冬タイヤ交換時期、車検時期、定期点検時期、見積情報等である。
(3)再来店時
来店案内に従い顧客が再来店され、必要なサービスを受けると、販売店は、顧客の購入品情報を登録し、その情報をクラウドサーバに送信する。
また、本アプリケーションの特徴は、以下の通りである。
本アプリケーションは、基本的には顧客(ドライバー)の安全を守る車両管理(タイヤを含む)を容易にするシステムで顧客の利便性は格段に向上する。図6は、ホーム画面の一例を示す説明図である。図7は、メンテナンス情報画面の一例を示す説明図である。
一方、販売店は、安定したロイヤリティーの高い顧客を如何に確保し、頻度多く来店してもらうかが激しい競合店との競争の中、常に頭を悩ませているが、本アプリケーションを使用することで、顧客をしっかり囲い込むことが可能になる。
従来、ハガキによる来店案内は行われているが、手間がかかるので、車検の案内程度にとどまっていた。これでは、来店頻度が多くても1年に1回に止まる。しかし、本発明のタイヤ管理方法では、自動的に顧客に適切な時期に来店案内を発信するため、販売店のハガキ発送の手間が省ける。また、このタイヤ管理方法では、自動車へのタイヤ空気圧警報器の装着により、タイヤ空気圧の自然低下(平均0.5%/月低下)のため、約3ヵ月程度で警報器の点滅により警報が発せられるため、タイヤ空気圧の充填のためドライバーの来店を促し、顧客の来店が3ヵ月程度に1回と頻度が増えるという特徴がある。
顧客と販売店と事業管理者の3方が享受するメリットは、以下の通りである。
(1)顧客のメリット
保有車両のタイヤ管理及び車両管理がきめ細かく行え、ドライバーの安全性及び燃費が向上する。販売店のきめ細かなサービスを享受できる。
(2)販売店のメリット
ハガキ発送の事務処理が省け、顧客から予約(夏冬タイヤ交換、オイル交換等)又は連絡(事故、故障等)を受け、顧客の来店頻度が、1年に1回から3〜4ヵ月に1回と増えることによる顧客との連携が強化し、顧客囲い込みの強化が図られ、販売増につながる。
(3)事業管理者のメリット
本アプリケーション販売による売上増が図れる。アプリケーションはタイヤ空気圧警報器とセットで初めて起動するため、本警報器の販売がアプリケーションの販売に伴い拡大する。
また、上述したタイヤ管理方法において、更に次のステップを追加することができる。即ち、前記タイヤ空気圧警報器が前記車両タイヤに装着された後、(A)前記タイヤ空気圧警報器の前記近距離無線通信モジュールから前記顧客通信端末にタイヤ空気圧不足の警報信号を近距離無線送信するステップと、(B)前記販売店通信端末から前記顧客通信端末に通知情報が送信されるステップを含み、前記(A)及び(B)の各ステップが連動してタイヤ管理ができる。このタイヤ管理方法の内容は、以下の通りである。
上記タイヤ管理方法は、タイヤ空気圧警報器がスマートフォンのアプリケーションに空気圧低下をお知らせする。また、タイヤ空気圧履歴や車両管理履歴も利用できる。ドライバーにタイミングよく情報を流せるツールとして使うことができる。これにより、ドライバーに更に安心して運転してもらえるようになる。
警報器からドライバーのスマートフォンのアプリケーションへの情報には、タイヤ空気圧低下情報がある。また、ドライバーが警報器から空気圧低下の情報を受け取れば、空気圧低下したタイヤに空気圧を充填する。
このアプリケーションにより、ドライバーは、警報器からの情報を受け取り、車両安全運航のための車両保守を確実に行うことが容易になる。ドライバーは、空気圧充填の状況を必要なタイミングで解ることができ、タイヤ販売店や整備工場から適切なサービスを受けることが容易になる。
また、上記タイヤ管理方法の運用フローは、以下の通りである。
タイヤ空気圧低下時LEDが点滅して、近距離無線通信モジュールからスマートフォンに無線でタイヤ空気圧低下のお知らせを行う。ドライバーは、警報器からの情報を受け取り、タイヤ販売店や整備工場でタイヤ空気圧を補充する。
ドライバーは、スマートフォンの画面で空気圧充填の完了をスマートフォンンのアプリケーションに履歴情報を入力する。履歴情報を元にタイヤ空気圧低下の周期が予想できるので、その周期内にタイヤの空気圧を充填する。
1 タイヤ空気圧警報器
2 底座
3 導電ソケット
4 導電カバー
5 絶縁筒
6 移動部
7 スプリング
8 圧力調節部
9 電池ユニット(ボタン電池)
10 警報装置
11 回路板
12 警報灯
13 近距離無線通信モジュール
21 螺孔
22 通気孔
23 凹部
24 移動片
25 螺子部
26 螺子部
31 螺孔
32 接触部
33 軸孔
51 螺孔
61 凹型金具
62 平板部
63 絶縁柱
81 螺子部
91 金属接触片
93 空気送入部材
94 コア装着孔
95 バルブコア
100 外枠カバー
100a 外枠カバー
100b 円筒形状側面部
100c 上面部分
101 螺子部
110 環状基部
111 シール部材
200 顧客通信端末
300 販売店通信端末
310 事業管理者通信端末
400 クラウドサーバ

Claims (6)

  1. タイヤバルブの口金に装着してタイヤ内の空気圧が適正値以下になると電流が流れて導通した回路を形成して警報装置がタイヤ空気圧不足の警報信号を発生するタイヤ空気圧警報器であって、
    前記タイヤ空気圧警報器は、タイヤのバルブに螺着される底座と、前記底座に螺着される導電ソケットと、前記導電ソケットの外側に嵌合される導電カバーと、前記導電ソケットの内側に嵌合される絶縁筒と、前記絶縁筒の収納空間内に配置される移動部と、前記移動部を押圧するスプリングと、前記スプリングを押圧する圧力調節部と、前記圧力調節部と電気的に接続する電池ユニットと、前記電池ユニットと電気的に接続する警報装置と、外部通信端末との間で近距離無線通信を可能にする近距離無線通信モジュールと、機密性を向上させるため前記底座と前記導電カバーと前記警報装置と前記近距離無線通信モジュールの外周面を覆う外枠カバーと、から構成され、
    前記外枠カバーが着脱自在に取り付けられることにより組立及び分解可能となり、
    前記タイヤ内の空気圧が前記スプリングの設定値より小さい場合、前記スプリングの押圧力により、前記移動部と前記導電ソケットとが接触して回路を導通し、前記警報装置がタイヤ空気圧不足の警報信号を発生し、前記警報信号を検知した前記近距離無線通信モジュールが前記外部通信端末に近距離無線信号を送信することを特徴とするタイヤ空気圧警報器。
  2. 請求項1に記載のタイヤ空気圧警報器は空気送入部材を備えており、前記空気送入部材は前記底座の下端部に設けられた螺孔と同軸で連通する通気孔に対向して取り付けられ、前記空気送入部材はコア装着孔を開閉するバルブコアを有し、前記空気送入部材から空気を送入した状態において前記移動部と前記導電ソケットとを非接触にしてオフ状態にできることを特徴とするタイヤ空気圧警報器。
  3. 前記外枠カバーは、前記底座と前記導電カバーと前記警報装置と前記近距離無線通信モジュールの外周面を全体的に覆う円筒形状に形成され、前記外枠カバーの下端部は前記底座に螺着され、前記底座の下端部に螺着された環状基部上面にシール部材が設けられており、前記外枠カバーの下端を前記シール部材に密着させることにより機密性を向上させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタイヤ空気圧警報器。
  4. 前記外枠カバーの材質は、カバー全体が樹脂素材又はカバーの円筒形状側面部が金属素材であって前記警報装置と前記近距離無線通信モジュールをカバーする上面部分が樹脂素材であることを特徴とする請求項3に記載のタイヤ空気圧警報器。
  5. 請求項1乃至請求項4に記載のタイヤ空気圧警報器を利用したタイヤ管理方法において、
    顧客通信端末と販売店通信端末がインターネットを経由してクラウドコンピューティングに対応したサーバに接続され、顧客のドライバー基本情報が登録されるステップと、販売店のタイヤ管理情報及び車両管理情報が作成されるステップとを有し、
    前記タイヤ空気圧警報器が前記顧客の車両タイヤに装着された後、前記販売店通信端末から前記顧客通信端末に通知情報が送信されるステップ、
    を含むタイヤ空気圧警報器を利用したタイヤ管理方法。
  6. 請求項1乃至請求項4に記載のタイヤ空気圧警報器を利用したタイヤ管理方法において、
    顧客通信端末と販売店通信端末がインターネットを経由してクラウドコンピューティングに対応したサーバに接続され、顧客のドライバー基本情報が登録されるステップと、販売店のタイヤ管理情報及び車両管理情報が作成されるステップとを有し、
    前記タイヤ空気圧警報器が前記車両タイヤに装着された後、(A)前記タイヤ空気圧警報器の前記近距離無線通信モジュールから前記顧客通信端末にタイヤ空気圧不足の警報信号を近距離無線送信するステップと、(B)前記販売店通信端末から前記顧客通信端末に通知情報が送信されるステップを含み、前記(A)及び(B)の各ステップが連動してタイヤ管理ができることを特徴とするタイヤ空気圧警報器を利用したタイヤ管理方法。
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