ファルネソイドX受容体(FXR;NR1H4とも称される;nuclear receptor nomenclature committee 1999)は、リガンド制御転写因子のステロイド及び甲状腺ホルモン核内受容体スーパーファミリーのメンバーである。FXRは、肝臓、腎臓、腸、及び副腎に、かつ脈管構造のより低いレベルで、高度に発現される(Forman et al., Cell 1995, 81(5):687−93)。コレステロール異化作用の最終産物である胆汁酸は、FXRのリガンド結合ポケットに直接結合し、転写を活性化する受容体の能力を増加させるアゴニストとして作用する(Makishima et al., Science 1999, 284(5418):1362−5 1999; Mi et al., Mol Cell 2003, 11(4):1093−100; Parks et al., Science 1999, 284(5418):1365−8; Wang et al., Mol Cell 1999, 3(5):543−53)。胆汁酸結合に応答して、FXRは、胆汁酸だけでなく、トリグリセリド及びコレステロールの合成、輸送、及び異化作用をコントロールする遺伝子ネットワークを制御する(Chawla et al., Cell 2000, 103(1):1−4; Repa and Mangelsdorf, Annu Rev Cell Dev Biol 2000, 16:459−81)。従って、FXRは、コレステロールの代謝及び分解における定量的変化に応答して、遺伝子発現を変更することにより、脂質代謝の制御因子として機能する。この結論の裏付けとして、ヒト及び動物における研究は、胆汁酸レベルの変更が血漿トリグリセリド及びコレステロールレベルに重大な影響を及ぼす可能性があることを実証している(Angelin et al., J Lipid Res 1978, 19(8):1017−24; Bateson et al., Br J Clin Pharmacol 1978, 5(3):249−54; Iser and Sali, Drugs 1981, 21(2):90−119; Kuroki et al., Lipids 1999, 34(8):817−23)。
肥満症、糖尿病、高血圧、及び心血管疾患を含む代謝性疾患は、多因子遺伝的性質(倹約遺伝子型)及び生活習慣の両方により引き起こされる疾患であり、現在、先進国で蔓延している。増加する座りがちな生活スタイルと組み合わされた高カロリー食は、これらの疾患の発生率の増加の主要原因であると考えられている。重要なことに、高脂血症は、多くのタイプの代謝性疾患と関連し、American Heart Associationの統計によると、米国の成人人口の約半分が、個人を心血管疾患の発症の危険にさらす血漿コレステロールレベルを有することが示される(American Heart Association, Heart disease and stroke statistics − 2005 update; 2005:1−59)。さらに、成人の高血中コレステロールの検出、評価、及び処置における米国コレステロール教育プログラム専門委員会の第3報告書(成人治療委員会III;ATPIII、米国コレステロール教育プログラム2001)により、心血管疾患の発症の独立した危険因子としてのトリグリセリドレベルの上昇が確認されている。コレステロールレベルが上昇している米国の成人人口の約3分の1は、トリグリセリドも増加させている。血漿トリグリセリドの上昇は現在、肥満症、メタボリックシンドローム、及び糖尿病を有する患者における初期の顕著な脂質異常症の症状と認識されており、インスリン抵抗性及びII型糖尿病の発症において原因として働くことが示唆されている(Hegarty et al., Acta Physiol Scand 2003;178(4):373−83; Shulman, J Clin Invest 2000;106(2):171−6)。
現在の高脂血症治療基準は、スタチンクラスのヒドロキシメチルグルタリルCoAレダクターゼ阻害剤を使用して、低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)を低下させることに焦点を当てる(米国コレステロール教育プログラム2001)。しかし、スタチン療法の後であっても、有意数の患者は依然として、血漿トリグリセリドならびに超低密度リポタンパク質(VLDL)及び中密度リポタンパク質(IDL)を含むトリグリセリドリッチリポタンパク質のレベルの上昇を示す(Friday, Exp Biol Med (Maywood) 2003, 228(7):769−78; Quilliam et al., J Manag Care Pharm 2004, 10(3):244−50)。同時に血漿トリグリセリドレベルの高い患者の集団を処置するために、ATPIIIは、薬物療法の二次標的としてのトリグリセリドリッチコレステロール分画(VLDL+IDL)の低下を確認している(米国コレステロール教育プログラム2001)。残念ながら、このような患者の、承認されたクラスのトリグリセリド低下薬であるフィブラートを用いた処置は、LDLコレステロールの増加の可能性を含み、かつ致命的な横紋筋融解症の危険性を伴う潜在的な有害な副作用を有し、従って、併用療法は、慎重に進めなければならない(米国コレステロール教育プログラム2001)。同様に、2番目に承認されたトリグリセリド低下薬であるニコチン酸は、インスリン抵抗性及びII型糖尿病を有する患者には禁忌である(Capuzzi et al., Curr Atheroscler Rep 2000, 2(1):64−71)。総合すると、これらの見解は、心血管疾患、糖尿病、及びメタボリックシンドロームを有する患者において、トリグリセリド及び非HDLコレステロールを低下させるための有効な治療薬の必要性を強調している。
脂質恒常性の維持には、コレステロール及びトリグリセリドの合成、輸送、取り込み、及び***の協調的コントロールが必要である。興味深いことに、ヒト及び動物モデルにおける研究により、コレステロール代謝の代謝最終産物である胆汁酸及び脂質恒常性の間の関連が発見されている。コレステロール胆石に対する胆汁酸の効果を調査する1970年代後半の臨床研究により、ケノデオキシコール酸(CDCA)での処置が血漿トリグリセリドレベルを低減させることを実証した(Bateson et al., Br J Clin Pharmacol 1978, 5(3):249−54; Iser and Sali, Drugs 1981, 21(2):90−119)。対照的に、腸の胆汁酸を枯渇させる胆汁酸捕捉剤での処置は、トリグリセリドを増加させる(Angelin et al., J Lipid Res 1978;19(8):1017−24)。重要なことに、トリグリセリドの胆汁酸依存性の減少は、少なくとも部分的に、VLDLの産生の低減により仲介される(Hirokane et al., J Biol Chem 2004, 279(44):45685−92; Post et al., Arterioscler Thromb Vasc Biol 2004, 24(4):768−74; Sirvent et al., FEBS Lett 2004, 566(1−3):173−7; Kang and Davis, Biochim Biophys Acta 2000, 1529(1−3):223−30)。胆汁酸は、腸内のコレステロール及び脂肪の吸収を仲介することが知られているが、胆汁酸及び脂質レベルの間の関連についての機序的基礎は、近年にFXRが特性決定されるまでは不明であった。
FXRは元々、クローニングされ、DNA配列相同性に基づいて核ホルモン受容体スーパーファミリーのオーファンメンバーとして分類された。初期の研究により、ファルネソールがFXRのリガンドとして同定されたが(Forman et al., Cell 1995, 81(5):687−93)、後続の分析より、胆汁酸がFXRのリガンド結合ドメインに直接結合し、受容体の転写活性のアクチベーターとして機能することが実証された。胆汁酸のFXRに対する結合親和性は、これらの化合物が動物に到達する濃度(μM)に近く、胆汁酸がインビボで内因性リガンドとして機能するという考えを支持する(Makishima et al., Science 1999, 284(5418):1362−5 1999; Mi et al., Mol Cell 2003, 11(4):1093−100; Parks et al., Science 1999, 284(5418):1365−8; Wang et al., Mol Cell 1999, 3(5):543−53)。胆汁酸結合時のFXRの活性化により、コレステロールの胆汁酸への転化における律速酵素であるコレステロール7αヒドロキシラーゼ(CYP7A1)の転写が下方制御される。胆汁酸によるCYP7A1の阻害は、転写リプレッサーである小型ヘテロ二量体パートナー(SHP;NR0B2とも称される、Nuclear Receptor Nomenclature Committee 1999)のFXR依存性誘導を介して起こる。SHPのプロモーターのFXRに対する結合部位が確認されており、この遺伝子がFXRの直接標的であることを示している(Lu et al., Mol Cell 2000, 6(3):507−15; Goodwin et al., Mol Cell 2000, 6(3):517−26)。従って、CYP7A1の胆汁酸依存性抑制は間接的であり、FXRによって開始される転写カスケードから生じる。胆汁酸合成に関与する別の遺伝子であるCYP8B1の胆汁酸による抑制(ステロール12αヒドロキシラーゼ;Yang et al., Biochim Biophys Acta 2002, 1583(1):63−73)、及び肝臓による胆汁酸取り込みに関与する2つの主要なトランスポーターの1つであるナトリウム/タウロコール酸共輸送体ペプチド(NTCP)(Denson et al., Gastroenterology 2001;121(1):140−7)の胆汁酸による抑制についての類似したSHP依存性機序が記載されている。対照的に、胆汁塩輸出ポンプ(BSEP)及び多剤耐性タンパク質2(MDR2)をコードする遺伝子は、それぞれのプロモーター領域の結合部位を介して再びFXRにより直接誘導される(Ananthanarayanan et al., J Biol Chem 2001, 276(31):28857−65; Huang et al., J Biol Chem 2003, 278(51):51085−90; Liu et al., J Clin Invest 2003, 112(11):1678−87)。これら2つのトランスポーターは、胆汁酸(BSEP)及びリン脂質(MDR2)を肝細胞から胆道系に移すために必要とされる。FXR依存性遺伝子発現のこのパターンは、高レベルの胆汁酸が、新しい胆汁酸合成及び胆汁酸取り込みを阻害する一方、同時にそれら自身のクリアランスを促進する古典的なフィードバックループを規定する。
FXRによる胆汁酸合成及び輸送の制御は、コレステロール代謝にとって重要な意味を有する。CYP7A1及びCYP8B1の抑制は、2つの重要な点で胆汁酸合成経路に影響を及ぼす。第1に、律速酵素であるCYP7A1の阻害は、合成を減少させ、胆汁酸プールのサイズを低減させることができる。第2に、CYP8B1の阻害は、CDCA(マウスのムリコール酸/MCA)などの、親水性のより高い胆汁酸の産生に有利に働くことより、胆汁酸組成を変化させる (Russell, Annu Rev Biochem 2003, 72:137−74)。重要なことに、マウスでの研究は、親水性の高い胆汁酸ほど、腸のコレステロール吸収を促進する効率が低いことを実証している(Wang et al., Am J Physiol Gastrointest Liver Physiol 2003, 285(3):G494−502)。
胆汁酸合成の制御は脂質代謝におけるFXR依存性効果に寄与することがあるが、遺伝子発現分析は、FXRが、トリグリセリド合成及びVLDL産生にも直接影響を及ぼすことを示している。FXRアゴニストは、線維芽細胞成長因子19(Holt et al., Genes Dev 2003, 17(13):1581−91)、アシル化刺激タンパク質(補体C3のタンパク質分解産物;Li et al., J Biol Chem 2005, 280(9):7427−34)、アポリポタンパク質CII(Kast et al., Mol Endocrinol 2001, 15(10):1720−8)、及びアポリポタンパク質AV(Prieur et al., J Biol Chem 2003, 278(28):25468−80)をコードする遺伝子を誘導し、これらの全ては、トリグリセリドリッチリポタンパク質により運ばれる脂肪のクリアランス及び酸化を促進することが知られている。さらに、FXRは、リポタンパク質リパーゼの阻害剤であるアポリポタンパク質CIII(Claudel et al., Gastroenterology 2003, 125(2):544−55)及びステロール応答エレメント結合タンパク質1c(SREBP1c; Watanabe et al., J Clin Invest 2004, 113(10):1408−18)をコードする遺伝子の発現を阻害する。転写因子の塩基性ヘリックスループヘリックスファミリーのメンバーであるSREBP1cは、脂肪酸合成に必要な酵素のマスター転写制御因子として機能する(Osborne, J Biol Chem 2000, 275(42):32379−82)。FXRによりコントロールされる遺伝的ネットワークを総合すると、脂肪及び炭水化物の食事摂取により引き起こされる脂質の恒常性の変化に応答するために平衡が保たれるシグナル伝達系が規定される。肝臓中の高レベルのコレステロールは、胆汁酸の産生増加及びその後のFXRの活性化をもたらすことになる。この活性化に応答して、シグナルFXRは、***に有利な腸内のコレステロールの吸収が減少させ、トリグリセリドのクリアランス及び酸化を増加させ、かつ脂肪酸の合成を減少させて、VLDL産生の低減をもたらす。
FXRリガンドが肝臓からの胆汁酸及びリン脂質の輸送を促進する能力により支援されるような、FXRが胆汁酸合成、クリアランス、及び恒常性を制御する能力は、原発性胆汁性肝硬変及びNASHなどの胆汁酸及びコレステロールの流れが妨げられる疾患におけるこのような化合物の有用性を示唆する。これに関して、FXRアゴニストは、胆汁うっ滞、胆石、及び肝線維症の動物モデルにおいて有効であることが示されている(Liu et al., J Clin Invest 2003, 112(11):1678−87; Fiorocci et al., Gastroenterology 2004, 127(5):1497−512; Fiorocci et al., J Pharmacol Exp Ther 2005, 313(2):604−12; Fiorocci et al., J Pharmacol Exp Ther 2005, 314(2):584−95)。
一部の実施形態では、本明細書で開示される化合物は、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態の処置に使用される。
一部の実施形態では、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、高脂血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、脂質異常症、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、アテローム性動脈硬化性疾患、アテローム性動脈硬化性疾患事象、アテローム性動脈硬化性心血管疾患、シンドロームX、真性糖尿病、II型糖尿病、インスリン非感受性、高血糖症、胆汁うっ滞、及び肥満症から選択される、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)である、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、高脂血症である、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、高コレステロール血症である、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、高トリグリセリド血症である、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、脂質異常症である、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、リポジストロフィーである、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、アテローム性動脈硬化症である、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、アテローム性動脈硬化性疾患である、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、アテローム性動脈硬化性心血管疾患である、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、シンドロームXである、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態は、真性糖尿病である、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、II型糖尿病である、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、インスリン非感受性である、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、高血糖症である、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、胆汁うっ滞である、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。一部の実施形態では、哺乳動物の疾患、障害、または状態が、肥満症である、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与することを含む、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態を処置する方法がある。
一部の実施形態では、FXRまたはそれの部分を、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物と接触させることを含む、FXR活性を調節する方法がある。一部の実施形態では、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物は、FXRアゴニストである。一部の実施形態では、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、若しくは(IV)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物は、FXRパーシャルアゴニストである。
一部の実施形態では、FXR調節から恩恵を受けるべき哺乳動物の疾患、障害、または状態は、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、高脂血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、脂質異常症、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、アテローム性動脈硬化性疾患、アテローム性動脈硬化性疾患事象、アテローム性動脈硬化性心血管疾患、シンドロームX、真性糖尿病、II型糖尿病、インスリン非感受性、高血糖症、胆汁うっ滞、または肥満症から選択される。
化合物
一態様では、式(I)
式(I);
(式中、
R
1は、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、任意に置換されたC
2〜C
6アルキニル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択され;
R
2は、−CN、−C(O)OR
25、−C(O)N(R
25)R
26、
からなる群から選択され;またはR
1及びR
2は、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環若しくは任意に置換されたヘテロアリール環を形成し;
R
3は、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、任意に置換されたC
2〜C
6アルキニル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)、−C(O)R
20、−C(O)OR
20、−S(O)
2R
20、−C(O)N(R
21)R
22、−C(O)N(R
21)S(O)
2R
24、−C(O)N(R
23)N(R
21)R
22、−C(O)N(R
23)N(R
21)S(O)
2R
24、−N(R
23)C(O)R
20、−N(R
23)C(O)N(R
21)R
22、−N(R
23)C(O)N(R
21)S(O)
2R
24、−N(R
20)C(O)N(R
23)N(R
21)R
22、−N(R
20)C(O)N(R
23)N(R
21)S(O)
2R
24、−N(R
23)C(O)OR
20、−P(O)OR
20、及び−P(O)(OR
19)OR
20からなる群から選択され;
R
4及びR
5はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、及び任意に置換されたC
2〜C
6アルキニルからなる群から選択され;またはR
4及びR
5は、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC
3〜C
6シクロアルキル環若しくは任意に置換されたC
2〜C
7シクロアルキル環を形成し;
R
6は、水素、ハロゲン、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、任意に置換されたC
2〜C
6アルキニル、及び−C(O)N(R
27)R
28からなる群から選択され;
R
7は、水素、ハロゲン、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、及び任意に置換されたC
2〜C
6アルキニルからなる群から選択され;
R
8は、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択され;
R
9及びR
10は、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換された窒素含有6員ヘテロアリール環を形成し;
R
19、R
20、及びR
23はそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、任意に置換されたC
2〜C
6アルキニル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択され;
R
21及びR
22はそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、任意に置換されたC
2〜C
6アルキニル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択され;またはR
21及びR
22は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R
24は、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、任意に置換されたC
2〜C
6アルキニル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換された、アリール任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択され;かつ、
R
25及びR
26はそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される;
R
27及びR
28はそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される;またはR
27及びR
28は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成する)
の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(I)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(I)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(I)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(I)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(I)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(I)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(I)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(I)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(I)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(I)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(I)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(I)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(I)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(I)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(I)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(I)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(I)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(Ia)
式(Ia);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、2、または3である)
の構造を有する式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ia)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(Ia)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ia)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(Ia)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して、任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ia)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ia)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ia)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ia)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(Ia)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(Ia)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(Ia)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Ia)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Ia)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(Ia)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ia)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(Ia)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(Ia)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(Ib)
式(Ib);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、2、または3である)
の構造を有する式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ib)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(Ib)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ib)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(Ib)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ib)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ib)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ib)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ib)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(Ib)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(Ib)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(Ib)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Ib)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Ib)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(Ib)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ib)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(Ib)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(Ib)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(Ic)
式(Ic);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、2、または3である)
の構造を有する式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ic)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(Ic)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ic)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(Ic)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ic)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ic)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ic)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ic)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(Ic)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(Ic)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(Ic)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Ic)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Ic)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(Ic)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ic)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(Ic)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(Ic)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(Id)
式(Id);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、2、または3である)
の構造を有する式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Id)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(Id)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Id)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(Id)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Id)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Id)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Id)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Id)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(Id)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(Id)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(Id)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Id)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Id)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(Id)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Id)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(Id)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(Id)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(Ie)
式(Ie);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、または2である)
の構造を有する式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ie)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(Ie)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ie)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(Ie)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ie)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ie)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ie)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ie)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(Ie)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(Ie)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(Ie)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
である、かつR
25がエチルである、式(Ie)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Ie)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(Ie)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ie)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(Ie)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(Ie)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(If)
式(If);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、または2である)
の構造を有する式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(If)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(If)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(If)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(If)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(If)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(If)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(If)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(If)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(If)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(If)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(If)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(If)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(If)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(If)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(If)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(If)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(If)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(Ig)
式(Ig);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、または2である)
の構造を有する式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ig)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(Ig)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ig)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(Ig)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ig)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ig)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ig)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ig)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(Ig)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(Ig)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(Ig)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Ig)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Ig)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(Ig)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ig)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(Ig)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(Ig)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(Ih)
式(Ih);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、または2である)
の構造を有する式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ih)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(Ih)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ih)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(Ih)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ih)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ih)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ih)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ih)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(Ih)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(Ih)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(Ih)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Ih)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Ih)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(Ih)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ih)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(Ih)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(Ih)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(Ii)
式(Ii);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、または2である)
の構造を有する式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ii)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(Ii)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ii)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(Ii)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ii)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ii)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ii)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ii)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(Ii)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(Ii)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(Ii)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Ii)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Ii)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(Ii)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ii)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(Ii)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(Ii)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(Ii)
式(Ij);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、または2である)
の構造を有する式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ij)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(Ij)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ij)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(Ij)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ij)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたアリールである、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、かつR20が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ij)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたアリールである、式(Ij)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、かつR22が任意に置換されたヘテロアリールである、式(Ij)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(Ij)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(Ij)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(Ij)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Ij)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(Ij)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(Ij)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(Ij)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(Ij)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(Ij)の化合物がある。
別の態様では、式(II)
式(II);
(式中、
R
1は、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、任意に置換されたC
2〜C
6アルキニル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択され;
R
2は、−CN、−C(O)OR
25、−C(O)N(R
25)R
26、
からなる群から選択され;またはR
1及びR
2は、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環若しくは任意に置換されたヘテロアリール環を形成し;
R
4及びR
5はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、及び任意に置換されたC
2〜C
6アルキニルからなる群から選択され;またはR
4及びR
5は、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC
3〜C
6シクロアルキル環若しくは任意に置換されたC
2〜C
7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R
6は、水素、ハロゲン、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、任意に置換されたC
2〜C
6アルキニル、及び−C(O)N(R
27)R
28からなる群から選択され;
R
7は、水素、ハロゲン、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、及び任意に置換されたC
2〜C
6アルキニルからなる群から選択され;
R
8は、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択され;
R
9及びR
10は、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換された窒素含有6員ヘテロアリール環を形成し;
R
25及びR
26はそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される;
R
27及びR
28はそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される;またはR
27及びR
28は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R
30は、ハロゲン、
であり;
各R
31は独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり;
各R
32及びR
33はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
R
34及びR
35はそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、及び任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され;またはR
34及びR
35は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
pは、0、1、2、3、または4であり;
rは、0、1、2、3、または4であり;かつ
tは、2、3、または4である)
の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、pが0である、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、pが1である、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、pが2である、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、pが3である、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、pが4である、式(II)の化合物がある。
別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がFである、式(II)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がFである、式(II)の化合物がある。
別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がFである、式(II)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がFである、式(II)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(II)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(II)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(II)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(II)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(II)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(II)の化合物がある。
別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(II)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(II)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(II)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(II)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(II)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(II)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(II)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(II)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(II)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(II)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(II)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(II)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(II)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(II)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(IIa)
式(IIa);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、2、または3である)
の構造を有する式(II)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、pが0である、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、pが1である、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、pが2である、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、pが3である、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、pが4である、式(IIa)の化合物がある。
別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIa)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIa)の化合物がある。
別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がFである、式(IIa)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がFである、式(IIa)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIa)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIa)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIa)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIa)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIa)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIa)の化合物がある。
別の実施形態では、nが0である、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、nが1である、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、nが2である、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、nが3である、式(IIa)の化合物がある。
別の実施形態では、nが1であり、かつR11がハロゲンである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がFである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がClである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルコキシである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11が−OCH2CH2OHである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、nが2であり、かつ各R11が独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキル、またはC1〜C6アルコキシ、式(IIa)の化合物がある。
別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIa)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIa)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIa)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIa)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIa)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(IIa)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(IIa)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(IIa)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIa)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIa)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(IIa)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIa)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IIa)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IIa)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(IIb)
式(IIb);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、2、または3である)
の構造を有する式(II)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、pが0である、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、pが1である、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、pが2である、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、pが3である、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、pが4である、式(IIb)の化合物がある。
別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIb)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIb)の化合物がある。
別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がFである、式(IIb)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がFである、式(IIb)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIb)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIb)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIb)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIb)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIb)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIb)の化合物がある。
別の実施形態では、nが0である、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、nが1である、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、nが2である、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、nが3である、式(IIb)の化合物がある。
別の実施形態では、nが1であり、かつR11がハロゲンである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がFである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がClである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルコキシである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11が−OCH2CH2OHである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、nが2であり、かつ各R11が独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキル、またはC1〜C6アルコキシ、式(IIb)の化合物がある。
別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIb)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIb)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIb)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIb)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIb)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(IIb)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(IIb)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(IIb)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIb)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIb)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(IIb)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIb)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IIb)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IIb)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(IIc)
式(IIc);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、2、または3である)
の構造を有する式(II)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、pが0である、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、pが1である、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、pが2である、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、pが3である、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、pが4である、式(IIc)の化合物がある。
別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIc)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIc)の化合物がある。
別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がFである、式(IIc)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がFである、式(IIc)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIc)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIc)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIc)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIc)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIc)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIc)の化合物がある。
別の実施形態では、nが0である、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、nが1である、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、nが2である、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、nが3である、式(IIc)の化合物がある。
別の実施形態では、nが1であり、かつR11がハロゲンである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がFである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がClである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルコキシである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11が−OCH2CH2OHである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、nが2であり、かつ各R11が独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキル、またはC1〜C6アルコキシ、式(IIc)の化合物がある。
別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIc)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIc)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIc)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIc)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIc)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(IIc)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(IIc)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(IIc)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIc)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIc)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(IIc)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIc)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IIc)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IIc)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(IId)
式(IId);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、2、または3である)
の構造を有する式(II)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、pが0である、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、pが1である、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、pが2である、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、pが3である、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、pが4である、式(IId)の化合物がある。
別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IId)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IId)の化合物がある。
別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がFである、式(IId)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がFである、式(IId)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IId)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IId)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IId)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IId)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IId)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IId)の化合物がある。
別の実施形態では、nが0である、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、nが1である、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、nが2である、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、nが3である、式(IId)の化合物がある。
別の実施形態では、nが1であり、かつR11がハロゲンである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がFである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がClである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルキルである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルコキシである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11が−OCH2CH2OHである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、nが2であり、かつ各R11が独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキル、またはC1〜C6アルコキシ、式(IId)の化合物がある。
別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IId)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IId)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IId)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IId)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IId)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(IId)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(IId)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(IId)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IId)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IId)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(IId)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IId)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IId)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IId)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(IIe)
式(IIe);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、または2である)
の構造を有する式(II)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、pが0である、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、pが1である、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、pが2である、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、pが3である、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、pが4である、式(IIe)の化合物がある。
別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIe)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIe)の化合物がある。
別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がFである、式(IIe)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がFである、式(IIe)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIe)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIe)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIe)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIe)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIe)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIe)の化合物がある。
別の実施形態では、nが0である、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、nが1である、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、nが2である、式(IIe)の化合物がある。
別の実施形態では、nが1であり、かつR11がハロゲンである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がFである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がClである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルコキシである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11が−OCH2CH2OHである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、nが2であり、かつ各R11が独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキル、またはC1〜C6アルコキシ、式(IIe)の化合物がある。
別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIe)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIe)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIe)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIe)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIe)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(IIe)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(IIe)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(IIe)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIe)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIe)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(IIe)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIe)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IIe)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IIe)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(IIf)
式(IIf);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、または2である)
の構造を有する式(II)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、pが0である、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、pが1である、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、pが2である、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、pが3である、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、pが4である、式(IIf)の化合物がある。
別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIf)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIf)の化合物がある。
別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がFである、式(IIf)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がFである、式(IIf)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIf)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIf)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIf)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIf)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIf)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIf)の化合物がある。
別の実施形態では、nが0である、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、nが1である、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、nが2である、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、nが3である、式(IIf)の化合物がある。
別の実施形態では、nが1であり、かつR11がハロゲンである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がFである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がClである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルコキシである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11が−OCH2CH2OHである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、nが2であり、かつ各R11が独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキル、またはC1〜C6アルコキシ、式(IIf)の化合物がある。
別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIf)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIf)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIf)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIf)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIf)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(IIf)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(IIf)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(IIf)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIf)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIf)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(IIf)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIf)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IIf)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IIf)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(IIg)
式(IIg);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、または2である)
の構造を有する式(II)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、pが0である、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、pが1である、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、pが2である、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、pが3である、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、pが4である、式(IIg)の化合物がある。
別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIg)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIg)の化合物がある。
別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がFである、式(IIg)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がFである、式(IIg)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIg)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIg)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIg)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIg)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIg)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIg)の化合物がある。
別の実施形態では、nが0である、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、nが1である、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、nが2である、式(IIg)の化合物がある。
別の実施形態では、nが1であり、かつR11がハロゲンである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がFである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がClである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルコキシである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11が−OCH2CH2OHである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、nが2であり、かつ各R11が独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキル、またはC1〜C6アルコキシ、式(IIg)の化合物がある。
別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIg)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIg)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIg)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIg)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIg)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(IIg)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(IIg)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(IIg)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIg)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIg)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(IIg)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIg)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IIg)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IIg)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(IIh)
式(IIh);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、2、または3である)の構造を有する式(II)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、pが0である、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、pが1である、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、pが2である、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、pが3である、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、pが4である、式(IIh)の化合物がある。
別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIh)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIh)の化合物がある。
別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がFである、式(IIh)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がFである、式(IIh)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIh)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIh)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIh)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIh)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIh)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIh)の化合物がある。
別の実施形態では、nが0である、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、nが1である、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、nが2である、式(IIh)の化合物がある。
別の実施形態では、nが1であり、かつR11がハロゲンである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がFである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がClである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルコキシである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11が−OCH2CH2OHである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、nが2であり、かつ各R11が独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキル、またはC1〜C6アルコキシである、式(IIh)の化合物がある。
別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIh)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIh)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIh)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIh)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIh)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(IIh)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(IIh)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(IIh)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIh)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIh)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(IIh)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIh)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IIh)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IIh)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(IIi)
式(IIi);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、2、または3である)の構造を有する式(II)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、pが0である、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、pが1である、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、pが2である、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、pが3である、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、pが4である、式(IIi)の化合物がある。
別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIi)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIi)の化合物がある。
別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がFである、式(IIi)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がFである、式(IIi)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、
pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIi)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIi)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIi)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIi)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIi)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIi)の化合物がある。
別の実施形態では、nが0である、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、nが1である、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、nが2である、式(IIi)の化合物がある。
別の実施形態では、nが1であり、かつR11がハロゲンである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がFである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がClである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルコキシである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11が−OCH2CH2OHである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、nが2であり、かつ各R11が独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキル、またはC1〜C6アルコキシである、式(IIi)の化合物がある。
別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIi)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIi)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIi)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIi)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIi)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(IIi)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(IIi)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(IIi)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIi)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIi)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(IIi)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIi)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IIi)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IIi)の化合物がある。
一部の実施形態では、式(IIj)
式(IIj);
(式中、
各R
11は独立して、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6ハロアルキル、C
1〜C
6アルコキシ、C
1〜C
6ハロアルコキシ、C
3〜C
8シクロアルキル、C
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;かつ、
nは、0、1、2、または3である)の構造を有する式(II)の化合物、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、pが0である、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、pが1である、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、pが2である、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、pが3である、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、pが4である、式(IIj)の化合物がある。
別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIj)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IIj)の化合物がある。
別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がFである、式(IIj)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がFである、式(IIj)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIj)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIj)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIj)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IIj)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IIj)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IIj)の化合物がある。
別の実施形態では、nが0である、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、nが1である、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、nが2である、式(IIj)の化合物がある。
別の実施形態では、nが1であり、かつR11がハロゲンである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がFである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がClである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11がC1〜C6アルコキシである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR11が−OCH2CH2OHである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、nが2であり、かつ各R11が独立して、ハロゲン、C1〜C6アルキル、またはC1〜C6アルコキシである、式(IIj)の化合物がある。
別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIj)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIj)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIj)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIj)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIj)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(IIj)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(IIj)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(IIj)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIj)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IIj)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(IIj)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IIj)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IIj)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IIj)の化合物がある。
別の態様では、式(III)
式(III);
(式中、
R
1は、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、任意に置換されたC
2〜C
6アルキニル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択され;
R
2は、−CN、−C(O)OR
25、−C(O)N(R
25)R
26、
からなる群から選択され;またはR
1及びR
2は、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環若しくは任意に置換されたヘテロアリール環を形成し;
R
4及びR
5はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、及び任意に置換されたC
2〜C
6アルキニルからなる群から選択され;またはR
4及びR
5は、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC
3〜C
6シクロアルキル環若しくは任意に置換されたC
2〜C
7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R
6は、水素、ハロゲン、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、任意に置換されたC
2〜C
6アルキニル、及び−C(O)N(R
27)R
28からなる群から選択され;
R
7は、水素、ハロゲン、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、及び任意に置換されたC
2〜C
6アルキニルからなる群から選択され;
R
8は、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
各R
15は独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14、−OC(O)OR
12、−OC(O)N(R
13)R
14、−N(R
13)C(O)OR
12、及び−N(R
13)C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
R
25及びR
26はそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される;
R
27及びR
28はそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される;またはR
27及びR
28は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R
30は、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、
であり;
各R
31は独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり;
各R
32及びR
33はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
R
34及びR
35はそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、及び任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され;またはR
34及びR
35は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
nは、0、1、2、または3であり、
pは、0、1、2、3、または4であり;
rは、0、1、2、3、または4であり;かつ
tは、2、3、または4である)の構造体、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を有する化合物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、pが0である、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、pが1である、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、pが2である、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、pが3である、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、pが4である、式(III)の化合物がある。
別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がFである、式(III)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がFである、式(III)の化合物がある。
別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がFである、式(III)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がFである、式(III)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(III)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(III)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(III)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(III)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(III)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(III)の化合物がある。
別の実施形態では、nが0である、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、nが1である、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、nが2である、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、nが3である、式(III)の化合物がある。
別の実施形態では、nが1であり、かつR15がハロゲンである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR15がFである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR15がClである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR15が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR15が任意に置換されたC1〜C6アルコキシである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR15が−OCH2CH2OHである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、nが2であり、かつ各R15は独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR12、−C(O)N(R13)R14、−OC(O)OR12、−OC(O)N(R13)R14、−N(R13)C(O)OR12、及び−N(R13)C(O)N(R13)R14からなる群から選択される、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、nが2であり、かつ各R15が独立して、ハロゲン、任意に置換されたC1〜C6アルキル、または任意に置換されたC1〜C6アルコキシである、式(III)の化合物がある。
別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(III)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(III)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(III)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(III)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(III)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(III)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(III)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(III)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(III)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(III)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(III)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(III)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(III)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(III)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(III)の化合物がある。
別の態様では、式(IV)
式(IV);
(式中、
R
1は、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、任意に置換されたC
2〜C
6アルキニル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択され;
R
2は、−CN、−C(O)OR
25、−C(O)N(R
25)R
26、
からなる群から選択され;またはR
1及びR
2は、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環若しくは任意に置換されたヘテロアリール環を形成し;
R
4及びR
5はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、及び任意に置換されたC
2〜C
6アルキニルからなる群から選択され;またはR
4及びR
5は、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC
3〜C
6シクロアルキル環若しくは任意に置換されたC
2〜C
7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R
6は、水素、ハロゲン、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、任意に置換されたC
2〜C
6アルキニル、及び−C(O)N(R
27)R
28からなる群から選択され;
R
7は、水素、ハロゲン、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
2〜C
6アルケニル、及び任意に置換されたC
2〜C
6アルキニルからなる群から選択され;
R
8は、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択され;
各R
12は独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
各R
13及びR
14はそれぞれ独立して、水素及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;またはR
13及びR
14は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
各R
15は独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR
12、−C(O)N(R
13)R
14、−OC(O)OR
12、−OC(O)N(R
13)R
14、−N(R
13)C(O)OR
12、及び−N(R
13)C(O)N(R
13)R
14からなる群から選択され;
R
25及びR
26はそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される;
R
27及びR
28はそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C
1〜C
2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される;またはR
27及びR
28は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R
30は、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、
であり;
各R
31は独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり;
各R
32及びR
33はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及びC
1〜C
6アルキルからなる群から選択され;
R
34及びR
35はそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、及び任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され;またはR
34及びR
35は、それらが結合している窒素原子と共に、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
nは、0、1、2、または3であり、
pは、0、1、2、3、または4であり;
rは、0、1、2、3、または4であり;かつ
tは、2、3、または4である)の構造体、またはその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を有する化合物が、本明細書で提供される。
一実施形態では、pが0である、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、pが1である、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、pが2である、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、pが3である、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、pが4である、式(IV)の化合物がある。
別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IV)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がハロゲンである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが2であり、かつ各R31がFである、式(IV)の化合物がある。
別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、pが1であり、かつR31がFである、式(IV)の化合物がある。
別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31が、ハロゲン、または任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がハロゲンである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R30がFであり、pが1であり、かつR31がFである、式(IV)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IV)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IV)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IV)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31が独立して、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がハロゲンである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが2であり、かつ各R
31がFである、式(IV)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、−OH、−CN、−NO
2、−NH
2、任意に置換されたC
1〜C
6アルキル、任意に置換されたC
1〜C
6アルコキシ、任意に置換されたC
1〜C
6アルキルアミン、任意に置換されたC
3〜C
8シクロアルキル、任意に置換されたC
2〜C
9ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31が、ハロゲン、または任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がハロゲンである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R
30が、
であり、pが1であり、かつR
31がFである、式(IV)の化合物がある。
別の実施形態では、R30が、
であり、かつpが、0である、式(IV)の化合物がある。
別の実施形態では、nが0である、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、nが1である、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、nが2である、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、nが3である、式(IV)の化合物がある。
別の実施形態では、nが1であり、かつR15がハロゲンである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR15がFである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR15がClである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR15が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR15が任意に置換されたC1〜C6アルコキシである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、nが1であり、かつR15が−OCH2CH2OHである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、nが2であり、かつ各R15は独立して、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NH2、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC1〜C6アルコキシ、任意に置換されたC1〜C6アルキルアミン、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(O)OR12、−C(O)N(R13)R14、−OC(O)OR12、−OC(O)N(R13)R14、−N(R13)C(O)OR12、及び−N(R13)C(O)N(R13)R14からなる群から選択される、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、nが2であり、かつ各R15が独立して、ハロゲン、任意に置換されたC1〜C6アルキル、または任意に置換されたC1〜C6アルコキシである、式(IV)の化合物がある。
別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環または任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IV)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IV)の化合物がある。一部の実施形態では、R4及びR5が任意に置換されたC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IV)の化合物がある。
別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して水素及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IV)の化合物がある。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IV)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
からなる群から選択される、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が−CNである、式(IV)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が水素である、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25が非置換C1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がメチルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、かつR25がエチルである、式(IV)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26が水素である、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がそれぞれ独立して非置換C1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、かつR26がメチルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がメチルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、かつR25及びR26がエチルである、式(IV)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IV)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IV)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、
である、式(IV)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25が任意に置換されたC
1〜C
6アルキルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がメチルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R
2が、
であり、かつR
25がエチルである、式(IV)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC2〜C6アルケニル、任意に置換されたC2〜C6アルキニル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルケニルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が任意に置換されたC2〜C6アルキニルである、式(IV)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と共に、任意に置換されたヘテロアリール環を形成する、式(IV)の化合物がある。
上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、任意に置換されたC1〜C6アルキル、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC2〜C9ヘテロシクロアルキル、及び任意に置換された−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)からなる群から選択される、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、及び任意に置換されたC1〜C6アルキルからなる群から選択される、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が任意に置換されたC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IV)の化合物がある。上述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IV)の化合物がある。
種々の変数に対する上記の基の任意の組み合わせが、本明細書で考察される。本明細書の全体にわたって、基及びそれらの置換基は、安定な部分及び化合物を提供するために当業者が選択することができる。
一部の実施形態では、
から選択される化合物;またはその薬学的に許容される塩、若しくは薬学的に許容される溶媒和物がある。
一部の実施形態では、
から選択される化合物;またはその薬学的に許容される塩、若しくは薬学的に許容される溶媒和物がある。
一部の実施形態では、
から選択される化合物;またはその薬学的に許容される塩、若しくは薬学的に許容される溶媒和物がある。
一部の実施形態では、
から選択される化合物;またはその薬学的に許容される塩、若しくは薬学的に許容される溶媒和物がある。
一部の実施形態では、
から選択される化合物;またはその薬学的に許容される塩、若しくは薬学的に許容される溶媒和物がある。
一部の実施形態では、
から選択される化合物;またはその薬学的に許容される塩、若しくは薬学的に許容される溶媒和物がある。
一部の実施形態では、治療薬(複数可)(例えば、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物)は、薬学的に許容される塩として、医薬組成物中に存在する。一部の実施形態では、上記の任意の化合物は、本明細書に記載の方法または組成物に適する。
特定の実施形態では、本明細書で提示される化合物は、1つ以上の立体中心を有し、各中心は独立して、RまたはS配置のいずれかで存在する。本明細書で提示される化合物は、全てのジアステレオマー、エナンチオマー、及びエピマー形態、ならびにそれらの適切な混合物を含む。立体異性体は、必要に応じて、立体選択的合成及び/またはキラルクロマトグラフィーカラムによる立体異性体の分離などの方法により得られる。一部の実施形態では、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物は、単一のエナンチオマーとして使用される。一部の実施形態では、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物は、ラセミ混合物として使用される。
本明細書に記載の方法及び製剤は、本明細書で提示される構造を有する化合物のN−オキシド(適切な場合)、結晶形態(多形体としても知られている)、または薬学的に許容される塩、ならびに同じタイプの活性を有するこれらの化合物の活性代謝物の使用を含む。
一部の状況では、化合物は、互変異性体として存在することがある。全ての互変異性体は、本明細書に提示される化合物の範囲内に含まれる。
一部の実施形態では、本明細書に記載の化合物は、プロドラッグとして調製される。「プロドラッグ」は、インビボで親薬物に変換される薬剤を指す。一部の状況では、プロドラッグは、親薬物よりも投与が容易であることがあるので、それらは多くの場合、有用である。例えば、プロドラッグは、経口投与によりバイオアベイラブルであることがある一方、親薬剤は、そうではない。プロドラッグはまた、親薬物よりも、医薬組成物中での溶解性が改善されていることがある。一部の実施形態では、プロドラッグのデザインは、有効な水溶性を増加させる。特定の実施形態では、インビボでの投与時に、プロドラッグは、生物学的、薬学的、または治療的に活性な形態の化合物に、化学的に変換される。特定の実施形態では、プロドラッグは、生物学的、薬学的、または治療的に活性な形態の化合物に、1つ以上のステップまたはプロセスで、酵素的に代謝される。
本明細書に記載の化合物のプロドラッグは、エステル、エーテル、カーボネート、チオカーボネート、N−アシル誘導体、N−アシロキシアルキル誘導体、3級アミンの4級誘導体、N−マンニッヒ塩基、シッフ塩基、アミノ酸コンジュゲート、リン酸エステル、及びスルホン酸エステルを含むが、これらに限定されない。例えば、Design of Prodrugs, Bundgaard, A. Ed., Elseview, 1985 and Method in Enzymology, Widder, K. et al., Ed.; Academic, 1985, vol. 42, p. 309−396; Bundgaard, H. “Design and Application of Prodrugs” in A Textbook of Drug Design and Development, Krosgaard−Larsen and H. Bundgaard, Ed., 1991, Chapter 5, p. 113−191; 及びBundgaard, H., Advanced Drug Delivery Review, 1992, 8, 1−38(これらのそれぞれは、参照により本明細書に組み込まれる)を参照のこと。一部の実施形態では、本明細書に開示の化合物中のヒドロキシル基は、プロドラッグを形成するために使用され、ヒドロキシル基は、アシロキシアルキルエステル、アルコキシカルボニルオキシアルキルエステル、アルキルエステル、アリールエステル、リン酸エステル、糖エステル、エーテルなどに組み込まれる。
プロドラッグ形態の本明細書に記載の化合物は、特許請求の範囲内に含まれ、このプロドラッグは、本明細書に説明されるように、インビボで代謝されて、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物を生ずる。一部の場合では、本明細書に記載の化合物の一部は、別の誘導体または活性化合物のプロドラッグであってもよい。
具体的な実施形態では、本明細書に記載の化合物は、薬学的に許容される溶媒、例えば、水、エタノールなど、と溶媒和形態で存在する。他の実施形態では、本明細書に記載の化合物は、非溶媒和形態で存在する。
一部の実施形態では、本明細書に記載の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物は、それらの溶媒付加形態または結晶形態、特に、溶媒和物または多形体を含む。溶媒和物は、化学量論的量の、または非化学量論的量のいずれかの溶媒を含有し、薬学的に許容される溶媒、例えば、水、エタノールなど、と結晶化のプロセス中に形成されることがある。溶媒が水である場合に、水和物が形成され、または、溶媒がアルコールである場合に、アルコラートが形成される。
一部の実施形態では、本明細書に開示の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物の部位は、種々の代謝反応に感受性がある。それ故、代謝反応の場所に適切な置換基を組み込むと、代謝経路を低減させ、最小化し、または排除することになる。具体的な実施形態では、芳香環の代謝反応に対する感受性を減少させ、またはなくす適切な置換基は、単なる例として、ハロゲン、重水素、またはアルキル基である。
一部の実施形態では、本明細書に開示の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物は、同位体標識され、これらは、1つ以上の原子が、通常は自然界に見出される原子質量または質量数とは異なる原子質量または質量数を有する原子で置換されているという事実を除けば、本明細書で提示される種々の式及び構造で列挙されたものと同一である。一部の実施形態では、1つ以上の水素原子は、重水素で置換されている。一部の実施形態では、本明細書に記載の化合物の代謝部位は、重水素化されている。一部の実施形態では、重水素での置換は、例えば、インビボ半減期の増加または投薬量要件の低減などの、より大きな代謝安定性に起因する特定の治療上の利点をもたらす。
一部の実施形態では、本明細書に記載の化合物、例えば、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物は、無定形形態、粉砕形態、及びナノ粒子形態を含むがこれらに限定されない種々の形態である。加えて、本明細書に記載の化合物は、多形体としても知られている結晶形態を含む。多形体は、化合物の同じ元素組成の異なる結晶充填配列を含む。多形体は通常、異なるX線回折パターン、融点、密度、硬度、結晶形状、光学特性、安定性、及び溶解性を有する。種々の因子、例えば、再結晶溶媒、結晶化速度、及び貯蔵温度により、単結晶形態が支配的になることがある。
薬学的に許容される塩、多形体、及び/または溶媒和物のスクリーニング及び特性決定は、熱分析、X線回折、分光法、蒸気収着、及び顕微鏡検査法を含むがこれらに限定されない様々な技術を使用して達成されてもよい。熱分析法は、多形遷移を含むがこれらに限定されない熱化学的分解または熱物理的プロセスを対象とし、このような方法は、多形形態間の関係を分析するため、重量損失を測定するため、ガラス転移温度を見つけるために、または賦形剤の適合性研究のために、使用される。このような方法は、示差走査熱量測定(DSC)、変調示差走査熱量計(MDCS)、熱重量分析(TGA)、ならびに熱重量及び赤外線分析(TG/IR)を含むが、これらに限定されない。X線回折法は、単結晶及び粉末回折計ならびにシンクロトロン源を含むが、これらに限定されない。使用される種々の分光技術は、ラマン、FTIR、UV−VIS、ならびにNMR(液体及び固体状態)を含むが、これらに限定されない。種々の顕微鏡技術は、偏光顕微鏡法、エネルギー分散型X線分析(EDX)を備える走査型電子顕微鏡(SEM)、EDXを備える環境制御型走査電子顕微鏡(気体または水蒸気雰囲気中)、IR顕微鏡、及びラマン顕微鏡法を含むが、これらに限定されない。
本明細書の全体にわたって、基及びその置換基は、安定な部分及び化合物を提供するように選択することができる。
化合物の合成
一部の実施形態では、本明細書に記載の化合物の合成は、化学文献に記載されている手段を使用し、本明細書に記載の方法を使用し、またはそれらの組み合わせにより、達成される。加えて、本明細書中に提示される溶媒、温度、及び他の反応条件は、変化してもよい。
他の実施形態では、本明細書に記載の化合物の合成のために使用される出発物質及び試薬は、合成され、または商業的供給源、例えば、限定されないが、Sigma−Aldrich、FischerScientific(Fischer Chemicals)、及びAcrosOrganics、から入手される。さらなる実施形態では、本明細書に記載の化合物及び異なる置換基を有する他の関連化合物は、本明細書に記載の技術及び材料、ならびに、例えば、Fieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis, Volumes 1−17 (John Wiley and Sons, 1991); Rodd’s Chemistry of Carbon Compounds, Volumes 1−5 and Supplementals (Elsevier Science Publishers, 1989); Organic Reactions, Volumes 1−40 (John Wiley and Sons, 1991), Larock’s Comprehensive Organic Transformations (VCH Publishers Inc., 1989), March, Advanced Organic Chemistry 4th Ed., (Wiley 1992); Carey and Sundberg, Advanced Organic Chemistry 4th Ed., Vols. A and B (Plenum 2000, 2001), 及びGreen and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis 3rd Ed., (Wiley 1999)(これらの全ては、このような開示について参照により組み込まれる)に記載されているような当該分野で認められているものを使用して合成される。本明細書で開示されているような化合物を調製するための一般的な方法は、反応から誘導されてもよく、反応は、本明細書で提供されているような式に見出される種々の部分の導入のための適切な試薬及び条件の使用により変更されてもよい。
一部の実施形態では、本明細書に記載の化合物は、次のスキームで概説されているように調製される。
保護基の使用
記載されている反応では、反応性官能基、例えば、ヒドロキシ基、アミノ基、イミノ基、チオ基、またはカルボキシ基、が最終生成物中で所望される場合、反応への望ましくない関与を避けるために、これらを保護する必要があることがある。保護基は、反応性部分の一部または全てをブロックし、保護基が除去されるまで、このような基が化学反応に関与しないようにするために使用される。各保護基は異なる手段により除去可能であることが好ましい。全く異なる反応条件下で切断される保護基は、異なる除去の要件を満たす。
保護基は、酸、塩基、還元条件(例えば、水素化分解など)、及び/または酸化条件により除去することができる。トリチル、ジメトキシトリチル、アセタール、及びt−ブチルジメチルシリルなどの基は、酸に対し不安定であり、水素化分解により除去可能なCbz基及び塩基に対し不安定であるFmoc基で保護されたアミノ基の存在下で、カルボキシ及びヒドロキシ反応性部分を保護するために使用されてもよい。カルボン酸及びヒドロキシ反応性部分は、t−ブチルカルバメートなどの酸に対して不安定な基または酸及び塩基の両方に対して安定であるが加水分解的に除去可能であるカルバメートでブロックされたアミンの存在下で、メチル、エチル、及びアセチルなどのこれらに限定されない、塩基に対して不安定な基でブロックされてもよい。
カルボン酸及びヒドロキシ反応性部分はまた、ベンジル基などの加水分解的に除去可能な保護基でブロックされてもよい一方、酸と水素結合することができるアミン基は、Fmocなどの塩基に対し不安定な基でブロックされていてもよい。カルボン酸反応性部分は、アルキルエステルへの変換を含む本明細書に例示されているような単純エステル化合物への変換により保護されてもよく、または、それらは、2,4−ジメトキシベンジルなどの酸化除去可能な保護基でブロックされてもよい一方、共存するアミノ基は、フッ化物不安定シリルカルバメートでブロックされていてもよい。
アリルブロッキング基は、酸保護基及び塩基保護基の存在下で有用である。その理由は、前者は安定であり、その後、金属またはπ酸触媒により除去することができるからである。例えば、アリルブロックカルボン酸は、酸に不安定なt−ブチルカルバメートまたは塩基に不安定な酢酸アミン保護基の存在下で、Pd0触媒反応で脱保護することができる。保護基のさらに別の形態は、化合物または中間体が結合し得る樹脂である。残渣が樹脂に結合している限り、その官能基はブロックされ、反応することができない。樹脂から放出されると、官能基は、反応に利用できる。
通常、ブロッキング基/保護基は、
他の保護基、ならびに保護基の生成及びそれらの除去に適用可能な技術の詳細な説明は、Greene and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd Ed., John Wiley & Sons, New York, NY, 1999、及びKocienski, Protective Groups, Thieme Verlag, New York, NY, 1994(これらは、このような開示について参照により本明細書に組み込まれる)に記載される。
特定の用語
別途定義しない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、特許請求される主題が属する、一般に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書において用語に対し複数の定義がある場合は、このセクションのものが優先する。本明細書で言及される全ての特許、特許出願、刊行物、ならびに公表されたヌクレオチド及びアミノ酸配列(例えば、GenBankまたは他のデータベースで入手できる配列)は、参照により組み込まれる。URL若しくは他のこのような識別子またはアドレスについて言及される場合、このような識別子が変わる可能性があり、インターネット上の特定の情報が移り変わるものと理解されるが、同等の情報は、インターネットを検索することにより見つけることができる。それへの言及は、このような情報の入手可能性及び公の普及を証明している。
上述の一般的な説明及び次の詳細な説明は、単に例示的かつ説明的なものであり、特許請求されるいかなる主題を限定するものではないことが理解されるべきである。本出願では、別途具体的な記載のない限り、単数形の使用は、複数形を含む。本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用されているように、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈に別途明示のない限り、複数の指示対象を含むことに留意しなければならない。本出願では、「または」の使用は、別途記載のない限り、「及び/または」を意味する。さらに、用語「including(を含むこと)」、ならびに他の形態、例えば、「include(を含む)」、「includes(を含む)」、及び「included(が含まれる)」の使用は、限定的ではない。
本明細書で使用されるセクション見出しは、単に構成する目的のためのものであり、記載される主題を限定するものとして解釈されるべきではない。
標準的な化学用語の定義は、Carey and Sundberg “Advanced Organic Chemistry 4th Ed.” Vols. A (2000) and B (2001), Plenum Press, New Yorkを含むがこれらに限定されない参考文献に見出されることがある。別途表記のない限り、質量分析、NMR、HPLC、タンパク質化学、生化学、組換えDNA技術、及び薬理学の従来の方法。
具体的な定義が提供されない限り、本明細書に記載の分析化学、合成有機化学、ならびに医薬品及び薬剤化学の関連する命名法、ならびにそれらの実験手順及び技術は、当該分野で認められているものである。標準的な技術は、化学合成、化学分析、医薬品調製、製剤化、及び送達、ならびに患者の処置のために使用することができる。標準的な技術は、組換えDNA、オリゴヌクレオチド合成、ならびに組織培養及び形質転換(例えば、電気穿孔法、リポフェクション)のために使用することができる。反応及び精製技術は、例えば、製造者の仕様のキットを使用して、または当該技術分野で一般に達成されているように、若しくは本明細書に記載されているように、実施することができる。上述の技術及び手順は一般に、従来の方法で、かつ本明細書の全体にわたって引用及び検討されている種々の一般的な参考文献及びより具体的な参考文献に記載されているように実施することができる。
本明細書に記載の方法及び組成物は、本明細書に記載の特定の方法論、プロトコール、細胞株、構築物、及び試薬に限定されず、それ自体変化してもよいことが理解されるべきである。本明細書で使用される用語は、単に特定の実施形態を説明するためのものであり、本明細書に記載の方法、化合物、組成物の範囲を限定するものではないことも理解されるべきである。
本明細書で使用されるC1〜Cxは、(任意の置換基を除く)それが表す部分を構成する炭素原子の数を指すC1〜C2、C1〜C3・・・C1〜Cx、C1〜Cxを含む。
「アルキル」基は、脂肪族炭化水素基を指す。アルキル基は、不飽和の単位を含んでも含まなくてもよい。アルキル部分は、「飽和アルキル」基であってもよく、これは、アルキル部分が不飽和の単位(すなわち、炭素−炭素二重結合または炭素−炭素三重結合)を全く含有しないことを意味する。アルキル基はまた、「不飽和アルキル」部分であってもよく、これは、少なくとも1つの単位の不飽和を含有することを意味する。アルキル部分は、飽和または不飽和に関わらず、分枝状、直鎖状、または環状であってよい。
「アルキル」基は、1〜6個の炭素原子を有してもよい(本明細書に現れる場合はいつでも、「1〜6」などの数値範囲は、所定の範囲内の各整数を指す。例えば、「1〜6個の炭素原子」は、アルキル基が1個の炭素原子、2個の炭素原子、3個の炭素原子など、6個以下の炭素原子からなることがあることを意味する。但し、本定義はまた、数値範囲が示されていない用語「アルキル」の出現も包含する)。本明細書に記載の化合物のアルキル基は、「C1〜C6アルキル」または類似の名称で表されてもよい。単なる例として、「C1〜C6アルキル」は、アルキル鎖に1〜6個の炭素原子があり、すなわち、アルキル鎖は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、プロペン−3−イル(アリル)、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルからなる群から選択されることを示す。アルキル基は、置換または非置換であることができる。構造に応じて、アルキル基は、モノラジカルまたはジラジカル(すなわち、アルキレン基)であることができる。
「アルコキシ」は、アルキルが本明細書で定義されているようなものである「−O−アルキル」基を指す。
用語「アルケニル」は、アルキル基の2個の原子が、芳香族基の一部ではない二重結合を形成する一種のアルキル基を指す。アルケニル基の非限定例としては、−CH=CH2、−C(CH3)=CH2、−CH=CHCH3、−CH=C(CH3)2、及び−C(CH3)=CHCH3が挙げられる。アルケニル部分は、分枝状、直鎖状、または環状(その場合には、それは、「シクロアルケニル」基としても知られることになる)であってよい。アルケニル基は、2〜6個の炭素を有してもよい。アルケニル基は、置換または非置換であることができる。構造に応じて、アルケニル基は、モノラジカルまたはジラジカル(すなわち、アルケニレン基)であることができる。
用語「アルキニル」は、アルキル基の2個の炭素原子が三重結合を形成する一種のアルキル基を指す。アルキニル基の非限定例としては、−C≡CH、−C≡CCH3、−C≡CCH2CH3、及び−C≡CCH2CH2CH3が挙げられる。アルキニル部分の「R」部分は、分枝状、直鎖状、または環状であってよい。アルキニル基は、2〜6個の炭素を有することができる。アルキニル基は、置換または非置換であることができる。構造に応じて、アルキニル基は、モノラジカルまたはジラジカル(すなわち、アルキニレン基)であることができる。
「アミノ」は、−NH2基を指す。
用語「アルキルアミン」または「アルキルアミノ」は、アルキルが本明細書で定義されているようなものであり、かつ、x及びyが群x=1、y=1及びx=2、y=0から選択される−N(アルキル)xHy基を指す。x=2の場合、アルキル基は、それらが結合している窒素と共に、環式環系を任意に形成することができる。「ジアルキルアミノ」は、アルキルが本明細書で定義されているようなものである−N(アルキル)2基を指す。
用語「芳香族」は、nが整数である4n+2πの電子を含有する非局在化π電子系を有する平面状の環を指す。芳香環は、5、6、7、8、9、または9以上の原子から形成することができる。芳香族は、任意に置換することができる。用語「芳香族」は、アリール基(例えば、フェニル、ナフタレニル)及びヘテロアリール基(例えば、ピリジニル、キノリニル)の両方を含む。
本明細書で使用される場合、用語「アリール」は、環を形成する原子のそれぞれが炭素原子である芳香環を指す。アリール環は、5、6、7、8、9、または9以上の炭素原子から形成することができる。アリール基は、任意に置換することができる。アリール基の例としては、フェニル及びナフタレニルが挙げられるが、これらに限定されない。構造に応じて、アリール基は、モノラジカルまたはジラジカル(すなわち、アリーレン基)であることができる。
「カルボキシ」は、−CO2Hを指す。一部の実施形態では、カルボキシ部分は、「カルボン酸バイオアイソスター」で置換されてもよく、これは、カルボン酸部分と同様の物理的及び/または化学的性質を示す官能基または部分を指す。カルボン酸バイオイソスターは、カルボン酸基のものと同様の生物学的特性を有する。カルボン酸部分を有する化合物は、カルボン酸バイオイソスターと交換されたカルボン酸部分を有し、カルボン酸含有化合物と比較した場合、同様の物理的及び/または生物学的特性を有することができる。例えば、一実施形態では、カルボン酸バイオアイソスターは、生理学的pHで、カルボン酸基とおおよそ同じ程度までイオン化することになる。カルボン酸のバイオアイソスターの例としては、
用語「シクロアルキル」は、環を形成する原子(すなわち、骨格原子)のそれぞれが炭素原子である単環式または多環式の非芳香族ラジカルを指す。シクロアルキルは、飽和していても、部分的に飽和していなくてもよい。シクロアルキルは、芳香環と縮合していてもよい(この場合、シクロアルキルは非芳香族環炭素原子を介して結合されている)。シクロアルキル基は、3〜10の環原子を有する基を含む。シクロアルキルの実例としては、次の部分:
用語「ヘテロアリール」または代わりに「ヘテロ芳香族」は、窒素、酸素、及び硫黄から選択される1つ以上の環ヘテロ原子を含むアリール基を指す。N含有「ヘテロ芳香族」または「ヘテロアリール」部分は、環の骨格原子の少なくとも1つが窒素原子である芳香族基を指す。多環式ヘテロアリール基は、縮合していても、縮合していなくてもよい。ヘテロアリール基の実例としては、次の部分:
「ヘテロシクロアルキル」基または「ヘテロ脂環式」基は、少なくとも1個の骨格環原子が窒素、酸素、及び硫黄から選択されるヘテロ原子であるシクロアルキル基を指す。この基は、アリールまたはヘテロアリールと縮合していてもよい。非芳香族複素環とも称されるヘテロシクロアルキル基の実例としては、
などが挙げられる。用語ヘテロ脂環式は、単糖類、二糖類、及びオリゴ糖を含むがこれらに限定されない全ての環形態の炭水化物も含む。別途記載のない限り、ヘテロシクロアルキルは、環中に2〜10の炭素原子を有する。ヘテロシクロアルキル中の炭素原子の数に言及する場合、ヘテロシクロアルキル中の炭素原子の数は、ヘテロシクロアルキルを構成する原子(すなわち、ヘテロシクロアルキル環の骨格原子)の総数(ヘテロ原子を含む)と同じではないことが理解されている。
用語「ハロ」または代わりに「ハロゲン」は、フルオロ、クロロ、ブロモ、及びヨードを意味する。
用語「ハロアルキル」は、1つ以上のハロゲンで置換されているアルキル基を指す。ハロゲンは、同じであってよく、またはハロゲンは、異なっていてもよい。ハロアルキルの非限定例としては、−CH2Cl、−CF3、−CHF2、−CH2CF3、−CF2CF3、−CF(CH3)3などが挙げられる。
用語「フルオロアルキル」及び「フルオロアルコキシ」はそれぞれ、1つ以上のフッ素原子で置換されているアルキル及びアルコキシ基を含む。フルオロアルキルの非限定例としては、−CF3、−CHF2、−CH2F、−CH2CF3、−CF2CF3、−CF2CF2CF3、−CF(CH3)3などが挙げられる。フルオロアルコキシ基の非限定例としては、−OCF3、−OCHF2、−OCH2F、−OCH2CF3、−OCF2CF3、−OCF2CF2CF3、−OCF(CH3)2などが挙げられる。
用語「ヘテロアルキル」は、1つ以上の骨格鎖原子が炭素以外の原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、リン、ケイ素、またはそれらの組み合わせから選択されるアルキルラジカルを指す。ヘテロ原子(複数可)は、ヘテロアルキル基の任意の内部位置に配置されてもよい。例としては、−CH2−O−CH3、−CH2−CH2−O−CH3、−CH2−NH−CH3、−CH2−CH2−NH−CH3、−CH2−N(CH3)−CH3、−CH2−CH2−NH−CH3、−CH2−CH2−N(CH3)−CH3、−CH2−S−CH2−CH3、−CH2−CH2,−S(O)−CH3、−CH2−CH2−S(O)2−CH3、−CH2−NH−OCH3、−CH2−O−Si(CH3)3、−CH2−CH=N−OCH3、及び−CH=CH−N(CH3)−CH3が挙げられるが、これらに限定されない。加えて、例えば、−CH2−NH−OCH3及び−CH2−O−Si(CH3)3などの多くとも2つのヘテロ原子が連続してもよい。ヘテロ原子の数を除いて、「ヘテロアルキル」は、1〜6個の炭素原子を有してもよい。
用語「結合」または「単結合」は、結合により連結された原子がより大きな部分構造の一部であると考えられる場合、2個の原子間の化学結合、または2つの部分を指す。
用語「部分」は、分子の具体的なセグメントまたは官能基を指す。化学的部分は多くの場合、分子内に埋め込まれ、またはそれに付加されている、認められている化学物質である。
本明細書で使用される場合、単独で、かつ番号の指定なしに現れる置換基「R」は、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール(環炭素を介して結合されている、及びヘテロシクロアルキルから選択される置換基を指す。
用語「任意に置換された」または「置換された」は、言及される基が、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、−OH、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルスルホキシド、アリールスルホキシド、アルキルスルホン、アリールスルホン、−CN、アルキン、C1〜C6アルキルアルキン、ハロ、アシル、アシルオキシ、−CO2H、−CO2−アルキル、ニトロ、ハロアルキル、フルオロアルキル、ならびに一置換アミノ基及び二置換アミノ基(例えば、−NH2、−NHR、−N(R)2)、ならびにその保護された誘導体を含むアミノから個別にかつ独立して選択される1つ以上の追加の基(複数可)で置換されてもよいことを意味する。一部の実施形態では、任意の置換基は独立して、ハロゲン、−CN、−NH2、−NH(CH3)、−N(CH3)2、−OH、−CO2H、−CO2アルキル、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(アルキル)、−C(=O)N(アルキル)2、−S(=O)2NH2、−S(=O)2NH(アルキル)、−S(=O)2N(アルキル)2、アルキル、シクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロアルキル、アルコキシ、フルオロアルコキシ、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルスルホキシド、アリールスルホキシド、アルキルスルホン、及びアリールスルホンから選択される。一部の実施形態では、任意の置換基は独立して、ハロゲン、−CN、−NH2、−OH、−NH(CH3)、−N(CH3)2、−CH3、−CH2CH3、−CF3、−OCH3、及び−OCF3から選択される。一部の実施形態では、置換される基は、1つまたは2つの上述の基で置換される。一部の実施形態では、脂肪族炭素原子(芳香族炭素原子を除く非環式または環式の飽和または不飽和炭素原子)上の任意の置換基は、オキソ(=O)を含む。
本明細書に記載の方法及び製剤は、結晶形(多形体としても知られている)または式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の構造を有する化合物の薬学的に許容される塩及び同じタイプの活性を有するこれらの化合物の活性代謝物の使用を含む。
本明細書で使用される場合、用語「約」または「おおよそ」は、所与の値または範囲の20%以内、好ましくは、10%以内、より好ましくは、5%以内を意味する。
本明細書で使用される用語「治療的有効量」は、必要とする哺乳動物に投与された場合、本明細書に記載の疾患、障害、または状態を、少なくとも部分的に改善し、または少なくとも部分的に予防するのに有効なFXRモジュレーターの量を指す。
本明細書で使用される場合、用語「を発現する」は、ポリヌクレオチドがmRNAに転写され、ペプチド、ポリペプチド、またはタンパク質に翻訳されるプロセスを含む。
用語「アクチベーター」は、本明細書中では、種自体が受容体に結合し、または種が局所投与される場合に種の代謝物が受容体に結合するかに関わらず、示された受容体の活性化をもたらす任意の分子種を示すために使用される。従って、アクチベーターは、受容体のリガンドであることができ、またはそれは受容体のリガンドに代謝されるアクチベーター、すなわち、組織内で形成され、かつ実際のリガンドである代謝物であることができる。
本明細書で使用される用語「アンタゴニスト」は、核内ホルモン受容体に結合し、続いて、核内ホルモン受容体のアゴニスト誘導性転写活性を減少させる小分子薬剤を指す。
本明細書で使用される用語「アゴニスト」は、核内ホルモン受容体に結合し、続いて、既知のアゴニストの不存在下で核内ホルモン受容体転写活性を増加させる小分子薬剤を指す。
本明細書で使用される用語「インバースアゴニスト」は、核内ホルモン受容体に結合し、続いて、既知のアゴニストの不存在下で存在する核内ホルモン受容体転写活性の基底レベルを減少させる小分子薬剤を指す。
本明細書で使用される用語「を調節する」は、標的の活性を変化させるために、単なる例として、標的の活性を増強し、標的の活性を阻害し、標的の活性を制限し、または標的の活性を延長するために、直接または間接のいずれかで標的と相互作用することを意味する。
用語「FXR調節因子」は、FXRアゴニスト、アンタゴニスト、及び組織選択的FXR調節因子、ならびに細胞においてFXRの発現及び/またはタンパク質レベルを誘導する他の薬剤を含む。
用語「対象」または「患者」は、哺乳動物を包含する。哺乳動物の例としては、哺乳動物クラスの任意のメンバー;ヒト、チンパンジーなどの非ヒト霊長類、ならびに他の類人猿及びサル種;ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ブタなどの家畜;ウサギ、イヌ、及びネコなどの飼育動物;ラット、マウス、及びモルモットなどのげっ歯類を含む実験動物などが挙げられるが、これらに限定されない。一態様では、哺乳動物は、ヒトである。当業者らは、1種の哺乳動物の病状の重症度を低減させる療法が、治療の別の種の哺乳動物に対する効果を予測していると認識している。
本明細書中で使用される用語「を処置する」、「を処置する」、または「処置」は、疾患若しくは状態の少なくとも1つの症状を緩和、軽減、若しくは改善すること、さらなる症状を予防すること、疾患または状態を抑制すること、例えば、疾患若しくは状態の進行を阻止すること、疾患若しくは状態を解消すること、疾患若しくは状態の退行を引き起こすこと、疾患若しくは状態によって引き起こされる状態を解消することまたは、予防的及び/または治療的のいずれかで疾患若しくは状態の症状を停止させること、を含む。
投与経路
好適な投与経路は、経口、静脈内、経直腸、エアゾール、非経口、眼内、経肺、経粘膜、経皮、膣内、点耳、経鼻、及び局所投与を含むが、これらに限定されない。加えて、単なる例として、非経口送達は、筋肉内、皮下、静脈内、髄内注射、ならびに髄腔内、直接脳室内、腹腔内、腹腔内、及び鼻腔内注射を含む。
特定の実施形態では、本明細書に記載されているような化合物は、全身的手法よりも局所的手法、例えば、多くの場合、デポ剤または徐放性製剤で、化合物を器官に直接注射することにより投与される。具体的な実施形態では、長時間作用型製剤は、インプラント(例えば、皮下若しくは筋肉内)または筋肉注射により投与される。さらに、他の実施形態では、薬物は、標的化薬物送達システム、例えば、器官特異的抗体でコーティングされたリポソーム、で送達される。このような実施形態では、リポソームは、器官に標的化され、器官により選択的に取り込まれる。さらに他の実施形態では、本明細書に記載されているような化合物は、速放性製剤の形態、徐放性製剤の形態、または中間放出製剤の形態で提供される。さらに他の実施形態では、本明細書に記載の化合物は、局所投与される。
医薬組成物及びFXR調節因子の投与方法
本明細書に記載されているようなFXR調節因子の投与は、単独でまたは薬学的に許容される担体と組み合わせた治療有効量のFXR調節因子を含む薬理学的形態であることができる。
医薬組成物は、活性化合物の薬学的に使用することができる調製物へのプロセスを容易にする賦形剤及び補助剤を含む1つ以上の生理学的に許容される担体を使用して、従来の手法で製剤化されてもよい。適切な製剤は、選択された投与経路に依存する。本明細書に記載の医薬組成物のための適切な賦形剤についてのさらなる詳細は、例えば、Remington: The Science and Practice of Pharmacy, Nineteenth Ed (Easton, Pa.: Mack Publishing Company, 1995); Hoover, John E., Remington’s Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Co., Easton, Pennsylvania 1975; Liberman, H.A. and Lachman, L., Eds., Pharmaceutical Dosage Forms, Marcel Decker, New York, N.Y., 1980;及びPharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems, Seventh Ed. (Lippincott Williams & Wilkins1999)(この開示について本明細書に参照により組み込まれる)に見出されることがある。
本明細書で使用される場合、医薬組成物は、本明細書に記載の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物の、他の化学構成成分、例えば、担体、安定剤、希釈剤、分散剤、懸濁剤、増粘剤、及び/または賦形剤、との混合物を指す。医薬組成物は、化合物の生体への投与を容易にする。本明細書で提供される処置または使用方法を実施するに際して、本明細書に記載の治療的有効量の化合物は、処置されるべき疾患、障害、または状態を有する哺乳動物に医薬組成物で投与される。一部の実施形態では、哺乳動物は、ヒトである。治療的有効量は、疾患の重症度、対象の年齢及び相対的な健康状態、使用される化合物の効能、ならびに他の因子に応じて、広い範囲で変化することができる。式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物は、単独でまたは(併用療法のように)混合物の構成成分として1つ以上の治療薬と組み合わせて使用することができる。
本明細書に記載の医薬製剤は、経口、非経口(例えば、静脈内、皮下、筋肉内)、鼻腔内、口内、局所、経直腸、または経皮投与経路を含むがこれらに限定されない複数の投与経路により、対象に投与することができる。さらに、本明細書に記載の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物を含む、本明細書に記載の医薬組成物は、水性経口分散液、液剤、ジェル剤、シロップ剤、エリキシル剤、スラリー、懸濁剤、エアゾール剤、制御放出製剤、速溶製剤、発泡性製剤、凍結乾燥製剤、錠剤、散剤、丸剤、糖衣剤、カプセル剤、遅延放出製剤、徐放性製剤、パルス放出製剤、多粒子製剤、ならびに混合即時放出及び制御放出製剤を含むがこれらに限定されない任意の好適な剤形に製剤化することができる。
本明細書に記載の化合物を含む医薬組成物は、単なる例として、通常の混合、溶解、顆粒化、糖衣化、微粒子化(levigating)、乳化、カプセル化、封入、または圧縮プロセスなどを用いる従来の手法で製造されてもよい。
用量投与は、投薬製剤の薬物動態パラメータ及び使用される投与経路に応じて繰り返すことができる。
投与の容易さ及び投薬量の均一性のために、投薬単位形態の組成物を製剤化することは特に有利である。本明細書で使用される投薬単位形態は、処置されるべき哺乳動物対象のための単位投薬量として適した物理的離散単位を指す。各単位は、必要とされる薬学的担体に関連して所望の治療効果を生じるように計算された所定量の活性化合物を含有する。投薬単位形態の仕様は、(a)FXR調節因子の固有の特性及び達成されるべき特定の治療効果、ならびに、(b)個体における感受性を処置するためにこのような活性化合物を配合する分野に固有の制限、により決定され、かつこれらに直接依存している。具体的な用量は、当業者が、例えば、患者のおおよその体重若しくは体表面積または占有されるべき体空間の体積に従って容易に計算することができる。用量はまた、選択された特定の投与経路に依存して計算されることになる。処置のための適切な投薬量を決定するために必要な計算のさらなる改良は、当業者らにより日常的に行われる。このような計算は、標的細胞のアッセイ調製物における、本明細書に開示のFXR調節因子活性に照らして、当業者が過度の実験をすることなく行うことができる。正確な投薬量は、標準的な用量−応答研究と共に決定される。実際に投与される組成物の量が、処置されるべき状態(複数可)、投与されるべき組成物の選択、個々の患者の年齢、体重、及び応答、患者の症状の重篤度、ならびに投与経路の選択、を含む関連する状況を考慮して、施術者により決定されることになると理解されるであろう。
このようなFFXR調節因子の毒性及び治療有効性は、例えば、LD50(集団の50%を死に至らしめる用量)及びED50(集団の50%に治療的に有効な用量)を決定するための、細胞培養物または実験動物における標準的な薬学的手順により決定することができる。毒性効果及び治療効果の間の用量比は治療指数であり、LD50/ED50比として表すことができる。大きな治療指数を示すFXR調節因子が好まれる。有毒な副作用を示すFXR調節因子が使用されてもよいが、未罹患細胞への潜在的損傷を最小限に抑え、それにより副作用を低減するために、このような調節因子を罹患組織の部位に標的化する送達システムをデザインするように注意すべきである。
細胞培養アッセイ及び動物研究から得られたデータは、ヒトに使用される投薬量の範囲を定める際に使用することができる。このようなFXR調節因子の投薬量は、毒性がほとんどまたは全くない、ED50を含む循環濃度の範囲内にあることが好ましい。投薬量は、用いられる投薬形態及び利用される投与経路に依存して、この範囲内で変化してもよい。本明細書に記載の方法で使用される任意のFXR調節因子の場合、治療的有効用量は、最初に細胞培養アッセイから推定することができる。用量は、細胞培養で決定されているようなIC50(すなわち、症状の最大半分の阻害を達成するFXR調節因子の濃度)を含む循環血漿濃度範囲を達成するために、動物モデルに処方されてもよい。このような情報は、ヒトにおいて有用な用量をより正確に決定するために使用することができる。血漿中のレベルは、例えば、高速液体クロマトグラフィーで測定されてもよい。
投与及び処置レジメンの方法
本明細書に記載の化合物は、FXRの調節、またはFXRの調節から少なくとも部分的に恩恵を受けるべき疾患若しくは状態の処置のための薬品の調製に使用することができる。加えて、このような処置を必要とする対象において、本明細書に記載の疾患または状態のいずれかを処置するための方法は、該対象への、治療的有効量の、本明細書に記載の少なくとも1つの化合物、あるいはその薬学的に許容される塩または薬学的に許容される溶媒和物若しくは水和物を含有する医薬組成物の投与を含む。
本明細書に記載の化合物(複数可)を含有する組成物は、予防的及び/または治療的処置のために投与することができる。治療用途では、組成物は、疾患または状態の症状を治癒または少なくとも部分的に阻止するのに十分な量で、すでに疾患または状態に罹患している患者に投与される。本使用に有効な量は、疾患または状態の重症度及び経過、以前の治療、患者の健康状態、体重、及び薬物に対する応答、ならびに処置する内科医の判断に依存することになる。
予防用途では、本明細書に記載の化合物を含有する組成物は、特定の疾患、障害または状態になりやすい、または別途それらのリスクがある患者に投与される。このような量は、「予防的有効量または用量」と定義される。本使用では、正確な量は、患者の健康状態、体重などにも依存する。患者に使用される場合、本使用に有効な量は、疾患、障害、または状態の重症度及び経過、以前の治療、患者の健康状態、及び薬物に対する応答、ならびに処置する内科医の判断に依存することになる。
患者の状態が改善しない場合、医師の判断で、化合物の投与は、慢性的に、つまり、患者の疾患または状態の症状を改善し、または別途コントロール若しくは制限するために、患者の生存期間の全体を含む長期間投与されてもよい。
患者の状況が改善した場合、医師の判断で、化合物の投与は、継続的に行われてもよく、代わりに、投与される薬物の用量は、一時的に低減し、または一定の期間(すなわち、「休薬期間」)に一時的に停止してもよい。休薬期間の長さは、単なる例として、2日、3日、4日、5日、6日、7日、10日、12日、15日、20日、28日、35日、50日、70日、100日、120日、150日、180日、200日、250日、280日、300日、320日、350日、または365日を含む2日及び1年の間で変化することができる。休薬期間の用量の低減は、単なる例として、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、または約100%を含む約10%〜約100%であってよい。
患者の状態の改善が起こると、維持用量は、必要に応じて投与される。続いて、投薬量若しくは投与頻度、またはその両方は、症状の関数として、改善された疾患、障害、または状態が保持されるレベルまで低減させることができる。しかし、患者は、症状のいかなる再発時にも、長期間的に断続的な処置を必要とする可能性がある。
このような量に対応すべき所与の薬剤の量は、特定の化合物、疾患または状態、及びその重症度、処置を必要とする対象または宿主の同一性(例えば、重量)などの因子に依存して変化することになるが、それにもかかわらず、例えば、投与される具体的な薬剤、投与経路、処置される状態、及び処置されている対象または宿主を含む症例を取り巻く特定の状況に従って、当該分野で認められている手法で決定することができる。しかしながら、一般に、成人の処置に用いられる用量は通常は、約0.01mg/日〜約5000mg/日、一部の実施形態では、約1mg/日〜約1500mg/日の範囲内であろう。所望の用量は、単回投与で、あるいは同時に(若しくは短期間で)または適切な間隔で投与される分割投与として、または例えば、1日当たり2回、3回、4回、またはそれ以上の副用量として、都合よく提示されてもよい。
本明細書に記載の医薬組成物は、正確な投薬量の単回投与に適した単位剤形であってよい。単位剤形では、製剤は、適切な量の1つ以上の化合物を含有する単位用量に分割される。単位投薬量は、離散量の製剤を含有するパッケージの形態であってよい。非限定的な例は、パッケージ化された錠剤またはカプセル剤、及びバイアルまたはアンプル中の散剤である。水性懸濁液組成物は、単回投与の再密閉不可能な容器にパッケージ化することができる。あるいは、複数回投与の再密閉可能な容器が使用することができ、この場合には、組成物中に防腐剤を含むことが典型的である。単なる例として、非経口注射のための製剤は、添加された防腐剤と、アンプルを含むがこれらに限定されない単位剤形で、または複数回投与の容器で、提示されてもよい。
本明細書に記載の化合物に適する1日投薬量は、約0.001mg/kg〜約30mg/kgである。一実施形態では、1日投薬量は、約0.01mg/kg〜約10mg/kgである。ヒトを含むがこれに限定されないより大きな哺乳動物の、示された1日投薬量は、約0.1mg〜約1000mgの範囲内であり、好都合には単回投与で、または、1日当たり多くとも4回若しくは徐放性形態を含むがこれらに限定されない分割投与で、投与される。経口投与に適する単位剤形は、約1〜約500mgの活性成分を含む。一実施形態では、単位投薬量は、約1mg、約5mg、約10mg、約20mg、約50mg、約100mg、約200mg、約250mg、約400mg、または約500mgである。上述の範囲は単なる示唆的なものであり、個々の処置レジメンに関する変数の数が多いので、これらの推奨値からのかなり逸脱は珍しくない。このような投薬量は、使用された化合物の活性、処置されるべき疾患または状態、投与様式、個々の対象の要件、処置されている疾患または状態の重症度、及び施術者の判断に限定されない多くの変数に応じて変更されてもよい。
このような治療レジメンの毒性及び治療有効性は、LD50(集団の50%を死に至らしめる用量)及びED50(集団の50%に治療的に有効な用量)の決定を含むがこれらに限定されない、細胞培養または実験動物における標準的な薬学的手順により決定することができる。毒性効果及び治療効果の間の用量比は、治療指数であり、LD50及びED50の間の比として表すことができる。高い治療指数を示す化合物が好ましい。細胞培養アッセイ及び動物研究から得られたデータは、ヒトに使用される投薬量の範囲を定める際に使用することができる。このような化合物の投薬量は、毒性が最小である、ED50を含む循環濃度の範囲内にあることが好ましい。投薬量は、用いられる投薬形態及び利用される投与経路に依存して、この範囲内で変化してもよい。
次の実施例は、例示のために提供され、本明細書で提供される特許請求の範囲を限定するものではない。これらの実施例において、かつ本明細書の全体にわたる全ての文献引用は、それが役立つべき全ての法的目的のために、参照により本明細書に組み込まれる。本明細書に記載の化合物の合成のために使用される出発物質及び試薬は、合成されてもよく、または商業的供給源、例えば限定されないが、Sigma−Aldrich、Acros Organics、Fluka、Fischer Scientific、から入手することができる。
実施例1:プロパン−2−イル4−クロロ−12−(3,4−ジクロロベンゾイル)−14,14−ジメチル−6,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(8)の合成
ステップ1:1−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N,N−ジメチルメタンアミン(1)
パラホルムアルデヒド(2.2g、72mmol)及びジメチルアミン塩酸塩(5.9g、72mmol)を、撹拌した5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(10g、65.6mmol)のn−ブタノール(60mL)溶液に添加した。反応物を、3時間加熱還流した。溶液を室温まで冷却させ、飽和NaHCO
3溶液の添加によりクエンチした。得られた混合物を、エチルアセテート(500mL×3)で抽出した。有機抽出物を合わせ、食塩水(500mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して化合物1(13.8g、収率100%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 210.21 (M+H), C
10H
12ClN
3.
1H NMR (DMSO, 400 MHz) δ 12.33 (br, 1H), 10.727 (br, 1H), 8.48 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 4.41 (s, 2H), 2.69 (s, 6H).
ステップ2:1−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−N,N,N−トリメチルメタンアミニウムヨージド(2)
ヨードメタン(10mL、164mmol)を、0℃の撹拌した化合物1(13.8g、65.6mmol)のTHF(300mL)溶液に滴加した。次に、反応物を,室温で一晩撹拌した。得られた沈殿を、収集し、乾燥して、化合物2(21g、収率91%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 224.22 (M+), C
11H
15ClIN
3.
1H NMR (DMSO, 400 MHz) δ: 12.47 (br, 1H), 8.51−8.46 (m, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.98−7.94 (m, 1H), 4.69 (s, 2H), 3.13(s, 3H), 3.06 (s, 6H).
ステップ3:2−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)アセトニトリル(3)
シアン化ナトリウム(6g、120mmol)を、撹拌した化合物2(21g、60mmol)の水(750mL)溶液に添加した。反応物を、2時間100℃で撹拌し、次に、冷却させた。混合物を、エチルアセテート(200mL×3)で抽出した。有機抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH、50/1)で精製して、白色固体として化合物3(6.5g、収率52%)を得た。LC−MS: 190.07 (M−H), C
9H
6ClN
3.
1H NMR (DMSO, 400 MHz) δ: 11.98 (br, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 4.06 (s, 2H).
ステップ4:tert−ブチル5−クロロ−3−(シアノメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−カルボキシレート(4)
Boc
2O(7g、32.3mmol)を、撹拌した化合物3(6.5g、34mmol)及びDMAP(410mg、3.4mmol)のTHF(170mL)溶液に添加した。反応物を、10分間室温で撹拌した。反応物を、クエン酸(10%)の添加によりクエンチした。得られた混合物を、エチルアセテートで抽出した。有機物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、白色固体として化合物4(6g、収率60%)を得た。LC−MS: 292.3 (M+H), C
14H
14ClN
3O
2.
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ: 8.51 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 3.78 (s, 2H), 1.69 (s, 9H).
ステップ5:tert−ブチル5−クロロ−3−(2−シアノプロパン−2−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−1−カルボキシレート(5)
水素化ナトリウム(1.37g、34.2mmol、鉱油中60%)のDMF(40mL)懸濁液を、−40℃まで窒素雰囲気下で冷却させた。化合物4(4.0g、13.7mmol)及びヨードメタン(2.6mL、41.1mmol)のDMF(40mL)混合物を、懸濁液に滴加した。反応物を、−10℃まで温め、3時間撹拌し、次に、飽和アンモニウムクロリド溶液の添加によりクエンチした。得られた混合物を、エチルアセテートで抽出した。有機抽出物を合わせ、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を合わせ、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物5(3.0g、収率68%)を得た。LC−MS: 320.3 (M+H), C
16H
18ClN
3O
2.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ: 8.42 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.52 (s, 1H), 1.75 (s, 6H), 1.60 (s, 9H).
ステップ6:2−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2−メチルプロパンニトリル(6)
撹拌した化合物5(0.5g、1.57mmol)のEA(4mL)溶液に、3NのHCl/EA(4mL)を加えた。反応混合物を、室温で一晩撹拌し、次に、NaHCO
3水溶液の添加によりクエンチした。混合物をEAで2回抽出した。有機物を合わせ、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、淡黄色の油として化合物6(0.33g、収率97%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 218.23 (M−H), C
11H
10ClN
3.
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ: 12.83 (br, 1H), 10.69 (br, 2H), 8.65 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 1.86 (s, 6H).
ステップ7:2−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−2−メチルプロパン−1−アミン(7)
LiAlH
4(120mg、3.13mmol)を、0℃の撹拌した化合物6(330mg、1.57mmol)のTHF(10mL)溶液に添加した。次に、反応物を70℃で加熱して、5時間撹拌した。次に、反応混合物を、室温まで冷却させ、水でクエンチした。混合物を、2NのHClでpH2〜3に酸性化し、エチルアセテートで洗浄した。水相を、飽和重炭酸ナトリウム溶液でpH8に塩基性化し、エチルアセテートで抽出した。有機抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、化合物7(0.22g、収率66%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 224.0 (M+H), C
11H
14ClN
3.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 10.27 (br, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.15 (s, 1H), 2.95 (s, 2H), 1.39 (s, 6H).
ステップ8:イソプロピル3−クロロ−5,5−ジメチル−5,6,7,10−テトラヒドロピリド[3’,2’:4,5]ピロロ[2,3−d]アゼピン−9−カルボキシレート(8)
化合物7(160mg、0.71mmol)、イソプロピル3−ブロモ−2−オキソプロパノアート(300mg、1.43mmol)、及び活性炭(2mg)のイソプロパノール(5mL)混合物を、120℃、1.2時間、マイクロ波照射下で加熱した。活性炭を濾別し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EA、20/1〜10/1)で精製して、黄色固体として化合物8(52mg、収率22%)を得た。LC−MS: 334.32 (M+H), C
17H
20ClN
3O
2.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 11.35 (br, 1H), 8.04 (br, 1H), 7.95 (br, 2H), 5.20−5.14 (m, 1H), 3.27 (br, 1H), 1.50 (s, 6H), 1.31 (d, J=6.0 Hz, 6H).
ステップ9:プロパン−2−イル4−クロロ−12−(3,4−ジクロロベンゾイル)−14,14−ジメチル−6,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(9)
撹拌した化合物8(105mg、0.31mmol)及びDIPEA(0.55mL、3.10mmol)のジクロロメタン溶液(5mL)に、DCM(2mL)中の3,4−ジクロロベンゾイルクロリド(0.65g、3.10mmol)を添加した。反応混合物を、室温で10分間撹拌し、次に、DCMで希釈した。混合物を、NaHCO
3水溶液及び食塩水で洗浄した。有機物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EA、20/1〜10/1)で精製して、黄色固体として表題化合物(130mg、81%)を得た。LC−MS: 508.20 (M+H), C
24H
22Cl
3N
3O
3.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ: 11.17 (br, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.55 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.42 (d, J=8.0 Hz, 1H), 5.20−5.14 (m, 1H), 4.06 (br, 1H), 1.57 (s, 6H), 1.23 (d, J=6.0 Hz, 6H).
実施例2:プロパン−2−イル4−クロロ−12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−6,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(10)の合成
撹拌した化合物8(52mg、0.15mmol)及びDIPEA(0.13mL、0.75mmol)のジクロロメタン溶液(4mL)に、DCM(1mL)中の3,4−ジフルオロベンゾイルクロリド(0.09mL、0.75mmol)を添加した。反応混合物を、室温で10分間撹拌し、次に、DCMで希釈した。混合物を、NaHCO
3水溶液及び食塩水で洗浄した。有機物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EA、20/1〜10/1)で精製して、表題化合物(33mg、43%)を得た。LC−MS: 474.30 (M+H), C
24H
22ClF
2N
3O
3.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 11.10 (br, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.54−7.49 (m, 1H), 7.38−7.34 (m, 1H), 7.29−7.22 (m, 1H), 5.19−5.13 (m, 1H), 4.06 (br, 1H), 1.56 (s, 6H), 1.22 (d, J=6.4 Hz, 6H).
実施例3:プロパン−2−イル4−クロロ−12−(4−フルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−6,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(11)の合成
撹拌した化合物8(100mg、0.30mmol)及びDIPEA(0.52mL、3.0mmol)のジクロロメタン溶液(5mL)に、DCM(2mL)中の4−フルオロベンゾイルクロリド(0.48g、3.0mmol)を添加した。反応混合物を、室温で10分間撹拌し、次に、DCMで希釈した。混合物を、NaHCO
3水溶液及び食塩水で洗浄した。有機物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EA、20/1〜10/1)で精製して、黄色固体として表題化合物(100mg、73%)を得た。LC−MS: 456.41 (M+H), C
24H
23ClFN
3O
3.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 11.20 (br, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.65−7.62 (m, 2H), 7.18−7.14 (m, 2H), 5.18−5.12 (m, 1H), 4.07 (br, 1H), 1.57 (s, 6H), 1.20 (d, J=6.0 Hz, 6H).
実施例4:プロパン−2−イル5−クロロ−12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(22)の合成
ステップ1:5−クロロ−2−((トリメチルシリル)エチニル)ピリジン−3−アミン(12)
エチニルトリメチルシラン(42.8g、0.44mol)を、0℃の撹拌した2−ブロモ−5−クロロピリジン−3−アミン(45g、0.22mol)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(15.5g、22mmol)、CuI(4.2g、22mmol)、及びトリエチルアミン(66g、0.66mol)のTHF(400mL)混合物に滴加した。反応混合物を、5時間室温、窒素雰囲気下で撹拌した。混合物を水(1.2L)で希釈し、エチルアセテート(1L×3)で抽出した。有機抽出物を合わせ、食塩水(300mL×3)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物12(39g、収率80%)を得た。LC−MS: 225.01 (M+H), C
10H
13ClN
2Si.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ: 7.92 (s, 1H), 7.04 (s, 1H), 4.36 (br, 2H), 0.29 (s, 9H).
ステップ2:6−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン(13)
水素化ナトリウム(34g、0.85mol、鉱油中60%)を、0℃の化合物12(38g、0.17mol)のDMF(200mL)溶液に分けて添加した。反応物を、5時間室温、窒素雰囲気下で撹拌した。混合物を、冷水(500mL)中に注ぎ込み、エチルアセテート(500mL×3)で抽出した。有機抽出物を合わせ、食塩水(200mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物13(20g、収率78%)を得た。LC−MS: 153.14 (M+H), C
7H
5ClN
2.
1H NMR (DMSO−d6, 400 MHz) δ 11.48 (br, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.70 (m, 1H), 6.59 (m, 1H).
ステップ3:1−(6−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−N,N−ジメチルメタンアミン(14)
パラホルムアルデヒド(3.26g、0.11mol)及びジメチルアミン塩酸塩(8.85g、0.11mol)を、化合物13(15g、98.7mmol)のn−ブタノール(60mL)溶液に添加した。反応物を、2時間還流させた。溶液を室温まで冷却させ、15%のHCl(100mL)中に注ぎ込んだ。ブタノール層を廃棄し、水相を、2MのNaOHでpH13〜14に調整した。得られた混合物を、エチルアセテート(100mL×3)で抽出した。有機抽出物を合わせ、食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して化合物14(20g、収率97%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 210.27 (M+H), C
10H
12ClN
3.
ステップ4:1−(6−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−N,N,N−トリメチルメタンアミニウムヨージド(15)
ヨードメタン(67.9g、0.48mol)を、0℃の撹拌した化合物14(20g、95.7mmol)のTHF(60mL)溶液に滴加した。反応物を、さらに2時間0℃で撹拌した。得られた沈殿を収集し、ジクロロメタン(30mL)で洗浄して、化合物15(27g、収率80%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。
化合物を、LC−MS: 224.15 (M−I), C11H15ClIN3で確認した。
ステップ5:2−(6−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)アセトニトリル(16)
シアン化ナトリウム(8.4g、0.17mol)を、撹拌した化合物15(30g、85.5mmol)の水(100mL)混合物に添加した。反応混合物を、100℃で1時間撹拌した。得られた沈殿を収集し、濾液をエチルアセテート(100mL×3)で抽出した。有機抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を収集した固体と合わせて、化合物16(15g、収率92%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。化合物を、LC−MS: 192.19(M+H), C
9H
6ClN
3で確認した。
ステップ6:tert−ブチル6−クロロ−3−(シアノメチル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−カルボキシレート(17)
Boc
2O(27.4g、0.13mmol)を、撹拌した化合物16(16g、83.8mmol)及びDMAP(1.36g、8.4mmol)のTHF(100mL)溶液に添加した。反応混合物を、さらに1時間室温で撹拌した。溶媒を真空除去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、白色固体として化合物17(17g、収率70%)を得た。LC−MS: 292.32 (M+H), C
14H
14ClN
3O
2.
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 8.51 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 3.92 (s, 2H), 1.70 (s, 9H).
ステップ7:tert−ブチル6−クロロ−3−(2−シアノプロパン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−カルボキシレート(18)
水素化ナトリウム(11.8g、0.29mol、鉱油中60%)を、−40℃の化合物17(17g、58.4mmol)のDMF(60mL)溶液に分けて添加した(内部温度は−30℃及び−40℃の間に保った)。混合物を、さらに10分間この温度で撹拌し、ヨードメタン(40g、0.28mol)を添加した。次に、反応混合物を、さらに1時間−40℃で撹拌した。反応物を、氷水(200mL)でクエンチし、エチルアセテート(200mL×3)で抽出した。有機抽出物を合わせ、食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を合わせ、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物18(12g、収率64%)を得た。LC−MS: 320.30 (M+H), C
16H
18ClN
3O
2.
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ 8.52 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 1.95 (s, 2H), 1.70 (s, 9H).
ステップ8:2−(6−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−2−メチルプロパンニトリル(19)
化合物18(0.5g、1.6mmol)の4NのHCl/ジオキサン(mL)溶液を、80℃で3時間加熱した。溶媒を、真空除去した。残渣を水(20mL)に溶解させ、飽和重炭酸ナトリウム溶液でpH9に塩基性化した。得られた混合物を、エチルアセテート(20mL×3)で抽出した。有機抽出物を合わせ、食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して化合物19(0.33g、収率96%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 220.23 (M+H), C
11H
10ClN
3.
ステップ9:2−(6−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−2−メチルプロパン−1−アミン(20)
LiAlH
4(76mg、2mmol)を、0℃の撹拌した化合物19(219mg、1mmol)のTHF(10mL)溶液に添加した。反応物を、70℃で2時間撹拌した。反応混合物を、室温まで冷却させ、水(0.5mL)でクエンチした。混合物を、2NのHClでpH2〜3に酸性化し、エチルアセテート(5mL)で洗浄した。水相を、飽和重炭酸ナトリウム溶液でpH8まで塩基性化し、エチルアセテート(5mL×3)で抽出した。有機抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、化合物20(0.2g、収率90%、約20%の脱塩素生成物を含有)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 224.33 (M+H), C
11H
14ClN
3.
ステップ10:イソプロピル3−クロロ−10,10−ジメチル−5,8,9,10−テトラヒドロピリド[2’,3’:4,5]ピロロ[2,3−d]アゼピン−6−カルボキシレート(21)
化合物20(50mg、0.22mmol)、イソプロピル3−ブロモ−2−オキソプロパノアート(93mg、0.45mmol)、及び活性炭(2mg)のイソプロパノール(5mL)混合物を、110℃、30分間、マイクロ波照射下で加熱した。活性炭を濾別し、濾液を濃縮した。化合物20(150mg、0.67mmol)、イソプロピル3−ブロモ−2−オキソプロパノエート(442mg、2.7mmol)、活性炭(5mg)を用いて、別のバッチのマイクロ波照射を、1時間110℃で行った。2つのバッチの粗製物質を合わせ、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、次いで分取HPLCで精製して、化合物21(90mg、収率30%)を得た。化合物を、LC−MS: 334.04 (M+H)、C
17H
20ClN
3O
2で確認した。
ステップ11:プロパン−2−イル5−クロロ−12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(22)
3,4−ジフルオロベンゾイルクロリド(37mg、0.21mmol)及びDIPEA(27mg、0.21mmol)を、室温の撹拌した化合物21(10mg、0.03mmol)のジクロロメタン(0.5mL)溶液に添加し、最終反応混合物を、30分間室温で撹拌した。化合物21(80mg、0.24mmol)を用いて、別のバッチのアシル化を行った。2つのバッチを合わせて、真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー、次に、分取HPLCで精製し、石油/エチルアセテート(20:1、1mL×3)で洗浄して、表題生成物である化合物22(25mg、収率19%)を得た。LC−MS: 474.81 (M+H), C
24H
22ClF
2N
3O
3.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ: 10.88 (br, 1H), 8.39 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.54−7.49 (m, 1H), 7.39−7.36 (m, 1H), 7.29−7.23 (m, 1H), 5.19−5.12 (m, 1H), 4.05 (br, 1H), 1.71 (s, 6H), 1.23 (d, J=6.0 Hz, 6H).
実施例5:プロパン−2−イル5−フルオロ−12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(33)の合成
ステップ1:5−フルオロ−2−((トリメチルシリル)エチニル)ピリジン−3−アミン(23)
エチニルトリメチルシラン(0.82mL、6.3mmol)を、0℃の撹拌した2−ブロモ−5−フルオロピリジン−3−アミン(1.0g、5.23mmol)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(0.18g、0.26mmol)、及びCuI(50mg、0.26mmol)のトリエチルアミン(15mL)混合物に滴加した。反応物を、4時間室温、窒素雰囲気下で撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EA、20/1〜10/1)で精製して、化合物23(0.8g、収率)73%を得た。LC−MS: 209.16 (M+H), C
10H
13FN
2Si.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ: 7.83 (s, 1H), 6.75−6.72 (m, 1H), 4.40 (br, 2H), 0.28 (s, 9H).
ステップ2:6−フルオロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン(24)
t−BuOK(11.3g、101mmol)を、0℃の撹拌した化合物23(7.5g、33.65mmol)のDMF(100mL)溶液に添加した。反応物を、2時間、室温、窒素雰囲気下で撹拌した。混合物を、冷水(100mL)中に注ぎ込み、エチルアセテート(200mL×3)で抽出した。有機抽出物を合わせ、食塩水(200mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物24(3.7g、収率75%)を得た。LC−MS: 137.11 (M+H), C
7H
5FN
2.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ: 7.85 (s, 1H), 6.75−6.72 (m, 1H), 4.41 (br, 2H).
ステップ3:1−(6−フルオロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−N,N−ジメチルメタンアミン(25)
パラホルムアルデヒド(0.24g、8.1mmol)及びジメチルアミン塩酸塩(0.66g、8.1mmol)を、撹拌した化合物24(1.0g、7.35mmol)のn−ブタノール(10mL)溶液に添加した。反応物を、3時間還流させた。溶液を室温まで冷却させ、15%のHCl(100mL)中に注ぎ込んだ。ブタノール層を廃棄し、水相を、2MのNaOHでpH13〜14に調整した。得られた混合物を、エチルアセテート(100mL×3)で抽出した。有機抽出物を合わせ、食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して化合物25(1.0g、収率71%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 194.02 (M+H), C
10H
12FN
3.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ: 10.13 (br, 1H), 8.36 (s, 1H), 7.31−7.22 (m, 2H), 3.75 (s, 2H), 2.32 (s, 6H).
ステップ4:1−(6−フルオロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−N,N,N−トリメチルメタンアミニウムヨージド(26)
ヨードメタン(0.81mL、13.0mmol)を、0℃の撹拌した化合物25(1.0g、5.2mmol)のTHF(20mL)溶液に滴加した。反応物を、室温で一晩撹拌した。得られた沈殿を、収集し、乾燥して、化合物26(1.3g、収率76%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 208.25 (M+), C
11H
15FIN
3.
1H NMR (D
2O, 400 MHz) δ: 8.11 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.55−7.52 (m, 1H), 4.56 (s, 2H), 3.15 (s, 3H), 3.04 (s, 6H).
ステップ5:2−(6−フルオロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)アセトニトリル(27)
シアン化ナトリウム(0.37g、7.6mmol)を、撹拌した化合物26(1.3g、3.8mmol)の水(30mL)溶液に添加した。反応混合物を、2時間100℃で撹拌し、次に、冷却させた。混合物を、エチルアセテート(50mL×3)で抽出した。有機抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、化合物27(0.24g、収率36%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 174.04 (M−H), C
9H
6FN
3.
1H NMR (DMSO, 300 MHz) δ: 11.47 (br, 1H), 8.38 (s, 1H), 7.73−7.68 (m, 2H), 4.03 (s, 2H).
ステップ6:tert−ブチル6−フルオロ−3−(シアノメチル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−カルボキシレート(28)
Boc
2O(0.28g、1.3mmol)を、撹拌した化合物27(0.24g、1.37mmol)及びDMAP(17mg、0.14mmol)のTHF(10mL)溶液に添加した。混合物を、10分間室温で撹拌した。反応物を、クエン酸(10%)の添加によりクエンチした。得られた混合物を、エチルアセテートで抽出した。有機抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、白色固体として化合物28(0.33g、収率88%)を得た。LC−MS: 276.0 (M+H), C
14H
14FN
3O
2.
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ: 8.45 (s, 1H), 8.16 (br, 1H), 7.90 (s, 1H), 3.93 (s, 2H), 1.70 (s, 9H).
ステップ7:tert−ブチル6−フルオロ−3−(2−シアノプロパン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−カルボキシレート(29)
水素化ナトリウム(120mg、3.0mmol、鉱油中60%)のDMF(10mL)懸濁液を、−40℃まで窒素雰囲気下で冷却させた。化合物28(330mg、1.2mmol)及びヨードメタン(0.22mL、3.6mmol)のDMF(10mL)混合物を滴加した。混合物を、−10℃まで温め、4時間撹拌し、次に、飽和アンモニウムクロリド溶液の添加によりクエンチした。得られた混合物を、エチルアセテートで抽出した。有機抽出物を合わせ、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を合わせ、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物29(0.29g、収率80%)を得た。LC−MS: 304.36 (M+H), C
16H
18FN
3O
2.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ: 8.46 (s, 1H), 8.13 (br, 1H), 7.79 (s, 1H), 1.94 (s, 6H), 1.68 (s, 9H).
ステップ8:2−(6−フルオロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−2−メチルプロパンニトリル(30)
撹拌した化合物29(0.24g、0.95mmol)のEA(3mL)溶液に、3NのHCl/EA(3mL)を加えた。反応物を,室温で一晩撹拌した。LCMSは、生成物及び出発物質の混合物を示した。HCl/EA(5mL)のもう1つの部分を添加し、反応物を、室温でさらに5時間撹拌し、次に、再度濃縮した。残渣をEA(5mL)中で0.5時間スラリー化し、次に、濾過した。固形物を、真空下で乾燥させ、白色固体として化合物30(0.18g、収率93%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 204.04 (M+H), C
11H
10FN
3.
1H NMR (DMSO, 300 MHz) δ: 11.68 (br, 1H), 8.44 (s, 1H), 7.79−7.75 (m, 1H), 7.67 (s, 1H), 1.84 (s, 6H).
ステップ9:2−(6−フルオロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−2−メチルプロパン−1−アミン(31)
ラネーニッケル(水中0.2g)を含む、化合物30(0.20g)のメタノール(100mL)溶液を、Parr水素化装置(4atm)中、室温で一晩水素添加した。固体を濾別し、濾液を濃縮して、淡黄色固体(0.20g、定量的)として化合物31を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 208.04 (M+H), C
11H
14FN
3.
1H NMR (DMSO, 300 MHz) δ 11.45 (br, 1H), 8.34 (s, 1H), 7.90 (br, 2H), 7.70−7.66 (m, 1H), 7.47 (s, 1H), 3.27 (s, 2H), 1.47 (s, 6H).
ステップ10:イソプロピル3−cフルオロ−10,10−ジメチル−5,8,9,10−テトラヒドロピリド[2’,3’:4,5]ピロロ[2,3−d]アゼピン−6−カルボキシレート(32)
化合物31(80mg、0.48mmol)、イソプロピル3−ブロモ−2−オキソプロパノアート(130mg、0.72mmol)、及び活性炭(2mg)のイソプロパノール(4mL)混合物を、110°C、2時間、マイクロ波照射下で加熱した。活性炭を濾別し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EA、20/1、次に、DCM/CH
3OH,20/1)、続いて、MSトリガー分取HPLCで精製して、黄色固体として化合物32(90mg、収率34%)を得た。LC−MS: 318.41 (M+H), C
17H
20FN
3O
2.
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ: 11.23 (br, 1H), 8.26 (s, 1H), 77.97 (br, 1H), 7.28 (s, 1H), 5.66 (br, 1H), 5.21−5.13 (m, 1H), 3.29 (br, 2H), 1.65 (s, 6H), 1.34 (d, J=6.0 Hz, 6H).
ステップ11:プロパン−2−イル5−フルオロ−12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(33)
撹拌した化合物32(40mg、0.126mmol)及びDIPEA(0.20mL、1.26mmol)のジクロロメタン(4mL)溶液に、DCM(1mL)中の3,4−ジフルオロベンゾイルクロリド(0.14mL、1.26mmol)を添加した。反応混合物を、30分間室温で撹拌した。化合物32(15mg、0.047mmol)を用いて、別のバッチのアシル化反応物を行った。2つのバッチを合わせ、飽和NaHCO
3溶液及び食塩水で洗浄した。有機物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、黄色固体を得、これをPE/EA(2mL、20/1)の混合物中でスラリー化して、表題化合物(25mg、31%)を得た。LC−MS: 458.40 (M+H), C
24H
22F
3N
3O
3.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ: 10.86 (br, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.88 (s, 1H), 7.53−7.48 (m, 1H), 7.39−7.22 (m, 3H), 5.18−5.12 (m, 1H), 4.11 (br, 1H), 1.71 (s, 6H), 1.23 (d, J=6.0 Hz, 6H).
実施例6:プロパン−2−イル12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−4−メトキシ−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(42)の合成
ステップ1:1−(5−メトキシ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−N,N−ジメチルメタンアミン(34)
パラホルムアルデヒド(0.22g、7.43mmol)及びジメチルアミン塩酸塩(0.61g、7.43mmol)を、撹拌した5−メトキシ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン(1.0g、6.76mmol)のn−ブタノール(10mL)溶液に添加した。反応物を、3時間還流させた。溶液を室温まで冷却させ、飽和NaHCO
3溶液の添加によりクエンチした。得られた混合物を、エチルアセテート(100mL×3)で抽出した。有機抽出物を合わせ、食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して化合物34(1.22g、収率88%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 206.24 (M+H), C
11H
15N
3O.
1H NMR (CDCl
3, 300 MHz) δ: 8.73 (br, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.25 (s, 1H), 6.63−6.56(m, 1H), 4.00 (s, 3H), 3.75 (s, 2H), 2.35(s, 6H).
ステップ2:1−(5−メトキシ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−N,N,N−トリメチルメタンアミニウムヨージド(35)
ヨードメタン(0.93mL、14.9mmol)を、0℃の撹拌した化合物34(1.22g、5.95mmol)のTHF(30mL)溶液に滴加した。反応物を、室温で一晩撹拌した。得られた沈殿を、収集し、乾燥して、化合物35(1.4g、収率70%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 347.0 (M+H), C
12H
18IN
3O.
1H NMR (D
2O, 400 MHz) δ: 7.78(br, 1H), 7.67 (br, 1H), 6.67 (br, 1H), 4.54 (s, 2H), 3.86 (s, 3H), 3.11 (m, 9H).
ステップ3:2−(5−メトキシ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)アセトニトリル(36)
シアン化ナトリウム(0.40g、8.06mmol)を、撹拌した化合物2(1.4g、4.03mmol)の水(40mL)溶液に添加した。反応物を、2時間100℃で撹拌し、次に、冷却させた。混合物を、エチルアセテート(50mL×3)で抽出した。有機抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(PE/EA、5/1)で精製して、白色固体として化合物3(0.45g、収率60%)を得た。LC−MS: 188.22 (M+H), C
10H
9N
3O.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ: 8.14 (br, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 6.65(s, 1H), 3.99 (s, 3H), 3.91 (d, 2H).
ステップ4:tert−ブチル5−メトキシ−3−(シアノメチル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−カルボキシレート(37)
Boc
2O(0.52g、2.4mmol)を、撹拌した化合物36(0.45g、2.4mmol)及びDMAP(29mg、0.24mmol)のTHF(10mL)溶液に添加した。反応物を、10分間室温で撹拌した。反応物を、クエン酸(10%)の添加によりクエンチした。得られた混合物を、エチルアセテートで抽出した。有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、白色固体として化合物37(0.55g、収率80%)を得た。LC−MS: 288.41(M+H), C
15H
17N
3O
3.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ: 8.14 (br, 1H), 7.57(s, 1H), 7.36(s, 1H), 6.66−6.64 (m, 1H), 3.99 (s, 3H), 3.91 (s, 2H).
ステップ5:tert−ブチル5−メトキシ−3−(2−シアノプロパン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−カルボキシレート(38)
水素化ナトリウム(191mg、4.8mmol、鉱油中60%)のDMF(10mL)懸濁液を、−40℃まで窒素雰囲気下で冷却させた。化合物37(550mg、1.9mmol)及びヨードメタン(0.35mL、5.7mmol)のDMF(10mL)混合物を滴加した。反応混合物を−10℃に温め、4時間撹拌し、次に、飽和アンモニウムクロリド溶液の添加によりクエンチした。得られた混合物を、エチルアセテートで抽出した。有機抽出物を合わせ、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物38(0.43g、収率71%)を得た。LC−MS: 316.40 (M+H), C
17H
21N
3O
3.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.11 (br, 1H), 7.55 (m, 1H), 7.29 (m, 1H), 6.72−6.70 (m, 1H), 3.98 (s, 3H), 1.96 (s, 6H), 1.66 (s, 6H).
ステップ6:2−(5−メトキシ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−2−メチルプロパンニトリル(39)
撹拌した化合物38(0.43g、1.36mmol)のEA(2mL)溶液に、3NのHCl/EA(10mL)を加えた。反応物を、室温で2時間撹拌し、次に、NaHCO
3水溶液の添加によりクエンチした。混合物をEAで2回抽出した。有機物を合わせ、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、淡黄色の油として化合物39(0.28g、収率95%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 215.96 (M+H), C
12H
13N
3O.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 8.10 (br, 1H), 7.55 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.29 (s, 1H), 6.62 (d, J=8.8 Hz, 1H), 3.99 (s, 3H), 1.96 (s, 6H).
ステップ7:2−(5−メトキシ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−2−メチルプロパン−1−アミン(40)
撹拌した、ラネーニッケル(水中0.2g)を含む、化合物39(0.28g)のメタノール(100mL)溶液を、Parr水素化装置(4atm)中、室温で一晩水素添加し、次に、濾過した。濾液を濃縮して、淡黄色固体(0.28g、定量的)として化合物40を得、これを精製せずに次の反応に使用した。LC−MS: 220.29 (M+H), C
12H
17N
3O.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 10.87 (br, 1H), 7.64−7.61 (m, 1H), 7.17 (s, 1H), 6.49 (s, 1H), 3.87 (s, 3H), 2.89 (s, 2H), 1.36 (s, 6H).
ステップ8:イソプロピル2−メトキシ−10,10−ジメチル−5,8,9,10−テトラヒドロピリド[2’,3’:4,5]ピロロ[2,3−d]アゼピン−6−カルボキシレート(41)
化合物40(330mg、1.51mmol)、イソプロピル3−ブロモ−2−オキソプロパノアート(472mg、2.27mmol)、及び活性炭(2mg)のイソプロパノール(20mL)混合物を、100°C、1時間、マイクロ波照射下で加熱した。活性炭を濾別し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー、続いて、MSトリガー分取HPLCで精製して、黄色固体として化合物41(10mg、収率34%)を得た。LC−MS: 330.38 (M+H), C
18H
23N
3O
3.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 11.87 (br, 1H), 7.84 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.37 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.37 (br, 1H), 5.11−5.04 (m, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.30 (br, 2H), 1.57 (br, 6H), 1.26 (d, J=6.0 Hz, 6H).
ステップ9:プロパン−2−イル12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−4−メトキシ−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(42)
撹拌した化合物41(47mg、0.143mmol)及びDIPEA(0.25mL、1.43mmol)のジクロロメタン(4mL)溶液に、DCM(1mL)中の3,4−ジフルオロベンゾイルクロリド(0.08mL、0.714mmol)を添加した。反応物を、30分間室温で撹拌し、次に、DCMで希釈した。混合物を、NaHCO
3水溶液及び食塩水で洗浄した。有機物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、黄色固体を得、これを分取TLCでさらに精製して、表題化合物(25mg、37%)を得た。LC−MS: 470.40 (M+H), C
25H
25F
2N
3O
4.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 10.67 (br, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.57−7.49 (m, 2H), 7.39−7.36 (m, 1H), 7.27−7.21 (m, 1H), 6.60 (d, J=6.0 Hz, 8.4H), 5.17−5.11 (m, 1H), 4.00 (br, 4H), 1.71 (s, 6H), 1.23 (d, J=6.4 Hz, 6H).
実施例7:プロパン−2−イル12−(4−フルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−4−メトキシ−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(43)の合成
撹拌した化合物41(56mg、0.17mmol)及びDIPEA(0.30mL、1.70mmol)のジクロロメタン溶液(4mL)に、DCM(2mL)中の4−フルオロベンゾイルクロリド(135mg、0.85mmol)を添加した。反応物を、30分間室温で撹拌し、次に、DCMで希釈した。混合物を、NaHCO
3水溶液及び食塩水で洗浄した。有機物を、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/エチルアセテート、100/1〜50/1、次に、30/1)で精製して、黄色固体として表題化合物(30mg、39%)を得た。LC−MS: 452.44 (M+H), C
25H
26FN
3O
4.
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz) δ 10.78 (br, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.66−7.62 (m, 2H), 7.58 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.15 (t, J=8.4 Hz, 1H), 6.60 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 5.16−5.09 (m, 1H), 4.02 (br, 4H), 1.73 (s, 6H), 1.20 (d, J=6.0 Hz, 6H).
実施例8:プロパン−2−イル12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(55)の合成
ステップ1:N,N−ジメチル−1−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)メタンアミン(44)
1,4−アザインドール(8.7g、1.0当量)のn−ブタノール(100mL)溶液に、ホルムアルデヒド(6.6g、水中37%、1.1当量)及びジメチルアミン塩酸塩(6.6g、1.1当量)を添加した。得られた混合物を、3時間加熱還流した。混合物を冷却させ、溶媒を真空除去した。混合物を100mLのエチルアセテートで希釈し、飽和NaHCO3、水、及び食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、真空濃縮して、化合物44(13g)を得、さらに精製することなく使用した。
ステップ2:2−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)アセトニトリル(45)
化合物44(13g、1.0当量)のTHF(100mL)溶液に、ジメチルスルファート(9.3g、1.0当量)を添加した。得られた混合物を、30分間加熱還流した。溶媒を除去し、残渣を80mLの水に溶解させた。混合物に、KCN(5.3g、1.1当量)を添加し、混合物を3時間還流した。反応物を、室温まで冷却させ、エチルアセテート(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層を、真空濃縮して、化合物45(8.3g)を得、これを精製せずに使用した。
ステップ3:tert−ブチル3−(2−シアノプロパン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−カルボキシレート(46)
化合物45(8.3g、1.0当量)のCH2Cl2(50mL)溶液に、ジ−tert−ブチルカルボナート(12.7g、1.1当量)、DMAP(100mg)、及びトリエチルアミン(8.1g、1.5当量)を添加した。反応混合物を、室温で2.5時間撹拌した。混合物を、NH4Cl及び食塩水で洗浄し、n−Bocで保護された中間体(13.5g)を得た。−78℃、N2雰囲気下の中間体(13.5g)及びCH3I(22.5g、3.0当量)の乾燥THF(100mL)溶液に、LiHMDS(158mL、THF中1M、3.0当量)を、30分にわたって滴加した。得られた混合物を、−78℃、20分間撹拌し、次に、徐々に2時間にわたって0℃まで温めた。反応物を、飽和NH4Clでクエンチし、次に、エチルアセテート(2×150mL)で抽出した。有機相を、Na2SO4で乾燥させ、真空濃縮して、化合物46(16.7g)を得、これをさらに精製することなく使用した。
ステップ4:2−メチル−2−(1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)プロパンニトリル(47)
化合物46(16.7g、1.0当量)のMeOH(100mL)溶液に、K2CO3(40g、5.0当量)を添加した。混合物を60℃で1時間加熱した。無機塩を、濾過により除去し、濾液を、250mLのエチルアセテートで希釈し、水及び食塩水で洗浄し、濃縮して、中間体(10.8g)を得た。0℃の中間体(10.8g、1.0当量)の乾燥THF(100mL)溶液に、NaH(3.5g、60%、1.5当量)を添加した。反応混合物を、0℃で30分間撹拌し、次に、THF(20mL)中のベンゼンスルホニルクロリド(11.4g、1.1当量)を滴加した。得られた混合物を、0℃で1時間撹拌した。反応物を、冷水でクエンチし、エチルアセテート(3×125mL)で抽出した。合わせた有機層を、真空濃縮して、残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物47(7.3g)を得た。
ステップ5:2−(2−ヨード−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−2−メチルプロパンニトリル(48)
LDA(45mL、THF中1M、2.0当量)を、化合物47(7.3g、1.0当量)の乾燥THF(50mL)溶液に、−78℃、N
2雰囲気下で滴加した。混合物を、−78℃で30分間撹拌した。I
2(11.4g、2.0当量)を、反応混合物に添加した。得られた混合物を、−78℃で5分間撹拌し、次に、1時間で0℃まで温めた。反応物を、飽和NH
4Clでクエンチし、10%のNa
2S
2O
5(30mL)食塩水で洗浄した。有機相を、Na
2SO
4で乾燥させ、真空濃縮して、化合物48(10.1g)を得、これをさらに精製することなく使用した。
ステップ6:2−(2−ヨード−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−2−メチルプロパンニトリル(49)
化合物48(7.9g、1.0当量)のTHF(10mL)溶液に、TBAF(88mL、THF中1M、5.0当量)を添加した。得られた混合物を、室温で1時間撹拌した。溶媒を、真空除去した。残渣を、100mLのエチルアセテートに溶解させ、飽和NH
4Cl、水、食塩水で洗浄した。溶媒を、真空濃縮して、化合物49(5.4g)を得、これを、さらに精製することなく使用した。
ステップ7:2−(2−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−2−メチルプロパンニトリル(50)
化合物49(5.4g、1.0当量)の乾燥THF(50mL)溶液に、NaH(2.2g、60%、3.0当量)を0℃、N
2雰囲気下で添加した。混合物を、室温で30分間撹拌し、次に、p−メトキシベンジルマグネシウムクロリド(3.3g、1.2当量)を室温で滴加した。得られた混合物を、室温で2時間撹拌した。反応物を、飽和NH
4Clでクエンチし、水及び食塩水で洗浄した。粗混合物を、カラムクロマトグラフィーで精製して、化合物50(5.2g、69.5%)を得た。
ステップ8:イソプロピル2−(3−(2−シアノプロパン−2−イル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル)アセテート(51)
化合物50(1.7g、1.0当量)の乾燥THF(50mL)溶液に、Pd(P(tBu)
3)
2(1.7g)を添加した。混合物を、5分間窒素でフラッシュした。(2−イソプロポキシ−2−オキソエチル)臭化亜鉛のTHF(21mL、約0.3M、1.6当量)溶液を、N
2雰囲気下で滴加した。得られた混合物を、油浴中で撹拌し、温度は、室温から開始して、10分以内に70℃に到達し、次に、反応物を70℃で1時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却させ、60mLの飽和NH
4Clでクエンチした。粗混合物を、カラムクロマトグラフィーで精製し、化合物51(1.5g、93.4%)を得た。
ステップ9:イソプロピル2−(3−(1−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−2−メチルプロパン−2−イル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル)アセテート(52)
化合物51(1.5g、1.0当量)のTHF(20mL)及びiPrOH(30mL)溶液に、Boc無水物(1.6g、2.0当量)、8mLの水中Ra−Ni、数滴の飽和NH
4OHを添加した。得られた混合物を、40psiのH
2で5時間、水素添加した。触媒を、濾過により慎重に除去した。溶媒を真空濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物52(1.6g、84%)を得た。
ステップ10:イソプロピル2−(3−(1−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−メチルプロパン−2−イル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル)−3−(ジメチルアミノ)アクリレート(53)
化合物52(1.6g)の1−tert−ブトキシ−N,N,N’,N’−テトラメチルメタンジアミン(8mL)溶液を、窒素でフラッシュし、次に、115℃で密封管中、4時間加熱した。混合物を、室温まで冷却させ、100mLのCH
2Cl
2で希釈し、水及び食塩水で洗浄した。粗混合物を、カラムクロマトグラフィーで精製して、化合物53(1.52g、85%)を得た。
ステップ11:イソプロピル10,10−ジメチル−5,8,9,10−テトラヒドロピリド[2’,3’:4,5]ピロロ[2,3−d]アゼピン−6−カルボキシレート(54)
化合物53(1.0g)のTFA(8mL)溶液を、90℃で2時間加熱した。TFAを、真空除去した。残渣を、100mLのCH
2Cl
2に溶解させ、飽和NaHCO
3及び食塩水で洗浄した。粗混合物を、カラムクロマトグラフィーで精製し、化合物54(0.42g、76%)を得た。
ステップ12:プロパン−2−イル12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(55)
化合物54(40mg、1.0当量)及びDIEA(52mg、3.0当量)のCH
2Cl
2(3mL)溶液に、3,4−ジフルオロベンゾイルクロリド(59mg、2.5当量)を添加した。得られた混合物を、室温で2時間撹拌した。混合物を、飽和NaHCO
3及び食塩水で洗浄した。粗混合物を、カラムクロマトグラフィーで精製して、化合物55(42mg、収率71%)を得た。LC−MS: 440.4 (M+H).
実施例9:エタ−2−イル12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(56)の合成
実施例8で概説されているのと同様の手順を使用して、表題化合物56を調製した。LC−MS: 426.1 (M+H).
実施例10:プロパン−2−イル12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−6,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(57)の合成
実施例8で概説されているのと同様の手順を使用して、表題化合物57を調製した。LC−MS: 440.1 (M+H).
実施例11:エタ−2−イル12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−6,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(58)の合成
実施例8で概説されているのと同様の手順を使用して、表題化合物58を調製した。LC−MS: 440.1 (M+H).
実施例12:プロパン−2−イル4−フルオロ−12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−6,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(59)の合成
実施例2で概説されているのと同様の手順を使用して、表題化合物59を調製した。LC−MS: 440.1 (M+H).
実施例13:プロパン−2−イル12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−5−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−クロロ−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(72)の合成
ステップ1:6−フルオロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジンN−オキシド(60)
撹拌した化合物24(1.2g、8.8mol、1.0当量)のDCM(100mL)溶液に、室温でmCPBA(2.3g、13.2mmol、1.5当量)を添加した。室温で一晩撹拌後に、反応物を0℃で1時間冷却させ、次に、濾過して固体を収集した。固体を、ジエチルエーテルで洗浄し、次に、高真空下で乾燥させて、固体として化合物60(1.3g、8.5mmol、97%)を得た。これを、さらに精製することなく使用する。
ステップ2:メチル5−クロロ−6−フルオロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−カルボキシレート(61)
撹拌した化合物60(1.3g、8.5mmol、1.0当量)及びヘキサメチルジシラザン(1.5g、9.4mmol、1.1当量)の乾燥THF(80mL)懸濁液を、メチルクロロホルメート(2.4g、25.5mmol、3当量)に添加した。反応物を、室温で1時間、次に、85℃で20時間撹拌した。反応物を、氷/水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機溶液を、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、黄色固体として化合物61(1.6g、7.0mmol、82%)を得た。これを、さらに精製することなく使用する。
ステップ3:5−クロロ−6−フルオロ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン(62)
撹拌した化合物61(1.6g、7.0mmol、1.0当量)のMeOH溶液に、0℃のMeONa(1.5g、21mmol、3当量)を添加した。0℃で15分間撹拌後、MeOHを、真空下で除去した。残渣を水に懸濁させ、pHを中性に調整し、混合物をEtOAcで抽出した(2×)。有機溶液を、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮乾固させて、1.1gの黄色固体を得た。固体を、K
2CO
3及びPMB−ClのMeCN(50mL)混合物に添加した。反応物を、4時間加熱還流し、次に、室温まで冷却させた。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣を、EtOAcに溶解させ、水及び食塩水で洗浄した。有機相を濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、白色固体として化合物62(1.3g、4.5mmol、65%)を得た。
ステップ4:6−(2−(アリルオキシ)エトキシ)−5−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン(63)
2−アリルオキシエタノール(0.55g、5.4mmol、1.2当量)の乾燥DMSO(10mL)の溶液に、NaH(217mg、5.4mmol、1.2当量)を添加した。室温で30分間撹拌後に、化合物62のDMSO(1.5mL)溶液を滴下した。反応物を、80℃に加熱し、一晩撹拌した。反応物を、水でクエンチし、EtOAc/ヘキサン(8/2)で抽出した。有機相を、水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、白色固体として化合物63(1.4g、3.7mmol、83%)を得た。
ステップ5:2−(5−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イルオキシ)エタノール(64)
化合物63(1.4g、3.7mmol、1.0当量)及びアニソール(1.14g、11.1mmol、3当量)の20mLのTFA混合物を、130℃で48時間撹拌した。TFAを、高真空下で除去した。残渣を、DCMに溶解させ、飽和NaHCO
3溶液で2回慎重に洗浄した。有機溶液を、Na
2SO
4乾燥させ、濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、黄色固体として化合物64(630mg、3.0mmol、77%)を得た。
ステップ6:2−(5−クロロ−3−((ジメチルアミノ)メチル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イルオキシ)エタノール(65)
撹拌した化合物64(630mg、2.97mmol、1.0当量)のn−BuOH(10mL)溶液に、水中37%のホルムアルデヒド(2.6mL、3.3mmol、1.1当量)及びジメチルアミン塩酸塩(280mg、3.4mmol、1.15当量)を添加した。反応混合物を、3時間加熱還流した。冷却後に、反応物を、1NのHCl(80mL)に注ぎ込んだ。ブタノール層を廃棄し、水相を、2MのNaOHでpH13〜14に調整した。得られた混合物を、EtOAcで抽出した。合わせた有機溶液を、食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、化合物65(490mg、61%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。
ステップ7:2−(5−クロロ−6−(2−ヒドロキシエトキシ)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)アセトニトリル(66)
撹拌した化合物65(490mg、1.83mmol、1.0当量)の乾燥THF溶液(15mL)に、0℃のジメチルスルファート(253mg、2.0mmol、1当量)を滴加した。混合物を、1時間加熱還流し、冷却させた。溶媒をデカントし、糊状の沈殿物を収集し、ヘキサンで洗浄した。残渣を20mLの水に溶解させ、KCN(155mg、2.38mmol、1.3当量)を添加した。反応物を、1.5時間加熱還流し、次に、冷却させた。反応混合物を、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機相を、Na2SO4で乾燥させ、濃縮して、化合物66(460mg、99%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。
ステップ8:tert−ブチル5−クロロ−3−(シアノメチル)−6−(2−ヒドロキシエトキシ)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−カルボキシレート(67)
撹拌した化合物66(460mg、1.8mmol、1.0当量)及びDMAP(22mg、0.18mmol、0.1当量)の乾燥THF(15mL)溶液に、Boc
2O(864mg、4.0mmol、2.2当量)を添加した。混合物を、室温で30分間撹拌し、次に、EtOAc(40mL)で希釈した。混合物を、1NのHCl、NaHCO
3、及び水で洗浄した。有機相を、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、白色固体として化合物67(380mg、47%)を得た。
ステップ9:tert−ブチル5−クロロ−3−(2−シアノプロパン−2−イル)−6−(2−ヒドロキシエトキシ)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−カルボキシレート(68)
撹拌した化合物67(380mg、0.84mmol、1.0当量)及びヨードメタン(360mg、2.5mmol、3当量)の乾燥THF(5mL)溶液に、−78℃のTHF(2.5mL、3当量)中の1MのLiHMDSを滴加した。−78℃で30分間撹拌した後に、反応物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相を、水及び食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、白色固体として化合物68(250mg、63%)を得た。
ステップ10:2−(5−クロロ−6−(2−ヒドロキシエトキシ)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−2−メチルプロパンニトリル(69)
撹拌した化合物(250mg、0.52mmol、1.0当量)のMeOH(5mL)溶液に、K
2CO
3(215mg、1.56mmol、当量)を添加した。60℃で2時間撹拌した後に、反応物を冷却させ、固体を濾過した。溶液を濃縮した。残渣を、EtOAcに溶解させ、水及び食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶液を濃縮乾固させて、白色固体として化合物69(150mg、100%)を得た。
ステップ11:2−(3−(1−アミノ−2−メチルプロパン−2−イル)−5−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イルオキシ)エタノール(70)
ラネーニッケル(水中0.1g)を含む、化合物69(150mg、0.52mmol、1当量)の溶液を、Parr水素化装置(60psi)中、室温で一晩水素添加した。固体を濾別し、濾液を濃縮して、化合物70(110mg、75%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。
ステップ12:イソプロピル3−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−クロロ−10,10−ジメチル−5,8,9,10−テトラヒドロピリド[2’,3’:4,5]ピロロ[2,3−d]アゼピン−6−カルボキシレート(71)
化合物70(110mg、0.39mmol、1.0当量)、イソプロピル3−ブロモ−2−オキソプロパノアート(97mg、0.47mmol、1.2当量)、及び活性炭(3mg)のイソプロパノール(3mL)混合物を、110℃、2時間、マイクロ波照射下で撹拌した。活性炭を濾別し、濾液を濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、白色固体として化合物71(22.5mg、15%)を得た。
ステップ13:プロパン−2−イル12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−5−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−クロロ−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(72)
化合物71(22.5mg、0.06mmol、1.0当量)及びDIPEA(15mg、0.12mmol、2当量)のジクロロメタン(2mL)溶液に、DCM(1mL)中の3,4−ジフルオロベンゾイルクロリド(12.3mg、0.07mmol、1.1当量)を添加した。反応混合物を、30分間室温で撹拌し、次に、飽和NaHCO
3溶液及び食塩水で洗浄した。有機相を、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーで精製して、黄色固体として化合物72(20mg、64%)を得た。LC−MS: 534.4 (M+H).
実施例14:プロパン−2−イル12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−4−(2−ヒドロキシエトキシ)−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(84)の合成
ステップ1:2−(2−(アリルオキシ)エトキシ)−3−クロロ−5−ニトロピリジン(73)
2−アリルオキシエタノール(5.8g、57mmol、1.1当量)の乾燥THF(10mL)溶液に、NaH(1.37g、57mmol、1.1当量)を添加した。室温で30分間撹拌後に、溶液を、−20℃の2,3−ジクロロ−5−ニトロピリジン(10g、52mmol、1当量)のTHF(10mL)溶液に滴下した。反応物を、1時間室温で撹拌し、水(50mL)でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相を水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、褐色の油として化合物73(13g、97%)を得た。
ステップ2:6−(2−(アリルオキシ)エトキシ)−5−クロロピリジン−3−アミン(74)
SnCl
2−2H
2O(6g、26mmol、2当量)のEtOH(40mL)溶液に、化合物73(3.5g、13.5mmol、1.0当量)を添加した。反応物を、加熱還流した。合計5当量のSnCl
2−2H
2Oを添加するまで、SnCl
2−2H
2O(3g、13mmol、1当量)を、30分毎に反応物に添加した。一晩加熱還流した後、溶媒を真空下で除去した。水を残渣に添加した。pHを、4NのNaOH溶液で13〜14に調整し、混合物を、EtOAcで抽出した。有機相を、水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、黄色の油として化合物74(750mg、24%)を得た。
ステップ3:6−(2−(アリルオキシ)エトキシ)−2−ブロモ−5−クロロピリジン−3−アミン(75)
化合物74(750mg、3.2mmol、1当量)の酢酸(10mL)溶液に、臭素(1.0g、6.4mmol、2当量)を添加した。混合物を、100℃で6時間撹拌した。過剰なBr
2及びAcOHを、高真空下で除去して、化合物75(780mg、77%)を得た。
ステップ4:6−(2−(アリルオキシ)エトキシ)−5−クロロ−2−((トリメチルシリル)エチニル)ピリジン−3−アミン(76)
撹拌した化合物75(780mg、2.5mmol、1当量)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(183mg、0.26mmol、0.1当量)、及びCuI(50mg、0.26mmol、0.1当量)のトリメチルアミン(20mL)混合物に、0℃のエチニルトリメチルシラン(301mg、3.1mmol、1.2当量)を添加した。反応物を、3時間、室温、窒素雰囲気下で撹拌した。LCMSは、出発物質が消費されており、2つの新しい生成物が形成されたことを示した。固体を濾別し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/DCM)で精製して、黄色の油として化合物76(620mg、77%)を得た。
ステップ5:5−(2−(アリルオキシ)エトキシ)−6−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン(77)
化合物76(620mg、1.9mol、1.0当量)の乾燥DMF(20mL)溶液に、0℃のNaH(185mg、7.6mmol、4当量)を添加した。室温で5時間撹拌後に、反応物を50mLの氷/水に注ぎ込み、EtOAc/ヘキサン(9/1、40mL×2)で抽出した。有機相を、水、食塩水で洗浄し、Na
2SO
4乾燥させ、濃縮乾固させた。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、褐色固体として化合物77(210mg、44%)を得た。
ステップ6:2−(5−(2−(アリルオキシ)エトキシ)−6−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)アセトニトリル(78)
化合物77(210mg、0.83mmol、1.0当量)のn−BuOH(4mL)溶液に、水中37%のホルムアルデヒド(0.8mL、1mmol、1.2当量)及びジメチルアミン塩酸塩(82mg、1mmol、1.2当量)を添加した。反応物を、1時間加熱還流した。冷却後に、反応物を、1NのHCl(80mL)に注ぎ込んだ。ブタノール層を廃棄し、水相を、2MのNaOHでpH13〜14に調整した。得られた混合物を、EtOAcで抽出した。合わせた有機溶液を、食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、THF(6mL)に溶解させ、0℃のジメチルスルファート(126mg、1mmol、1.2当量)を滴加した。混合物を、1時間加熱還流し、濃縮した。残渣を、H
2O/THF(5/1、12mL)に溶解させ、KCN(82mg、1.25mmol、1.5当量)を添加した。反応物を、1時間加熱還流し、次に、冷却させた。反応物を、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機相を、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、化合物78(270mg)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。
ステップ7:tert−ブチル5−(2−(アリルオキシ)エトキシ)−6−クロロ−3−(シアノメチル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−カルボキシレート(79)
化合物78(270mg、0.93mmol、1.0当量)及びDMAP(11mg、0.09mmol、0.1当量)の乾燥THF(5mL)溶液に、Boc
2O(222mg、1.0mmol、1.1当量)を添加した。混合物を、室温で1.5時間撹拌し、次に、EtOAc(20mL)で希釈した。混合物を、1NのHCl、NaHCO
3、及び水で洗浄した。有機相を、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、化合物79(390mg)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。
ステップ8:2−(5−(2−(アリルオキシ)エトキシ)−6−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−2−メチルプロパンニトリル(80)
化合物79(390mg、0.99mmol、1.0当量)及びヨードメタン(355mg、2.5mmol、2.5当量)の乾燥THF(4mL)溶液に、−78℃のTHF中の1MのLiHMDS(2.5mL、2.5当量)を滴加した。−78℃で30分間撹拌した後に、反応物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相を、水及び食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣及びK
2CO
3(420mg、3mmol、3当量)を、MeOH(5mL)に溶解させた。室温で30分間撹拌後に、固体を濾過し、濾液を濃縮した。残渣を、EtOAcに溶解させ、水及び食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、白色固体として化合物80(150mg、化合物77の56%)を得た。
ステップ9:2−(6−クロロ−5−(2−ヒドロキシエトキシ)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−イル)−2−メチルプロパンニトリル(81)
RhCl
3−H
2O(30mg、0.14mmol、0.3当量)のEtOH(5mL)溶液に、化合物80(150mg、0.47mmol、1.0当量)を添加した。反応混合物を、室温で2時間撹拌し、濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/THF)で精製して、黄色の油として化合物81(110mg、84%)を得た。
ステップ10:2−(3−(1−アミノ−2−メチルプロパン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−5−イルオキシ)エタノール(82)
ラネーニッケル(水中0.1g)を含む、化合物81(110mg、0.39mmol、1当量)の溶液を、Parr水素化装置(60psi)中、室温で一晩水素添加した。固体を濾別し、濾液を濃縮して、化合物82(90mg、収率92%)を得、これを精製せずに次の反応に使用した。
ステップ11:イソプロピル2−(2−ヒドロキシエトキシ)−10,10−ジメチル−5,8,9,10−テトラヒドロピリド[2’,3’:4,5]ピロロ[2,3−d]アゼピン−6−カルボキシレート(83)
化合物82(90mg、0.36mmol、1.0当量)、イソプロピル3−ブロモ−2−オキソプロパノアート(85mg、0.4mmol、1.1当量)、及び活性炭(3mg)のイソプロパノール(3mL)混合物を、110℃、1時間、マイクロ波照射下で撹拌した。活性炭を濾別し、濾液を濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、黄色固体として化合物83(44mg、34%)を得た。
ステップ12:プロパン−2−イル12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−4−(2−ヒドロキシエトキシ)−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(84)
化合物83(44mg、0.12mmol、1.0当量)及びDIPEA(24mg、0.18mmol、1.5当量)のジクロロメタン(4mL)溶液に、DCM(1mL)中の3,4−ジフルオロベンゾイルクロリド(19.4mg、0.11mmol、0.9当量)を添加した。反応混合物を、30分間室温で撹拌し、次に、飽和NaHCO
3溶液及び食塩水で洗浄した。有機相を、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/EtOAc)で精製して、黄色固体として化合物84(30mg、50%)を得た。LC−MS: 500.5 (M+H).
実施例15:3−クロロ−8−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−N−イソプロピル−10,10−ジメチル−5,8,9,10−テトラヒドロピリド[2’,3’:4,5]ピロロ[[2,3−d]アゼピン−6−カルボキサミド(85)の合成
イソプロピルアミン(70mg、1.10mol)のトルエン溶液に、0℃のトリメチルアルミニウム[0.4mL(2Mのトルエン溶液)、0.90mol]を添加した。15分後、化合物22(110mg、0.23mol)を添加し、反応混合物を、110℃で密封管中、16時間加熱した。反応物を氷水でクエンチし、エチルアセテートで抽出した。合わせたエチルアセテート層を、水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。ヘキサン中30%のエチルアセテートを使用して、残渣をシリカゲル上で精製して、黄色固体として化合物85(40mg、51%)を得た。LC−MS: 473.1.
実施例16:プロパン−2−イル4−クロロ−12−(4−(2−モルホリノエトキシ)ベンゾイル)−14,14−ジメチル−6,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(89)の合成
メチル4−ヒドロキシベンゾエート(68.1g、1.0当量)のアセトニトリル(1.3L)溶液に、N−(2−クロロエチル)モルホリンHCl塩(99.9g、1.2当量)及びCs
2CO
3(291.7g、2.0当量)を添加した。得られた混合物を、撹拌し、一晩加熱還流した(80℃の油浴)。反応混合物を、室温まで冷却させ、無機固体を濾別した。溶媒を蒸発させた。油性の残渣を、EtOAc/ヘキサン混合物(3:1、500mL)に溶解させ、水で洗浄した(500mL)。水層を、EtOAc/ヘキサン(3:1、2×100mL)でさらに再抽出した。合わせた有機抽出物を、真空蒸発させ、淡黄色の油として化合物86(126.1g)を得、これを精製せずに使用した。
化合物86(126.1g)の6NのHCl(880mL)懸濁液を、一晩加熱還流した(135℃の油浴)。反応混合物を、真空濃縮して、ほとんどの水を除去し、次に、0℃に冷却させた。得られた沈殿を濾過し、2Nの冷HCl(2×100mL)で洗浄して、白色固体を得た。固体を、高真空で乾燥させて、化合物87のHCl塩(112.9g、82%)を得た。
化合物87のHCl塩(112.8g)のSOCl2(450mL)懸濁液を、90℃で12時間加熱した。過剰なSOCl2を、約225mLまで真空除去し、生成物を、ヘプタン(560mL)で沈殿させ、白色固体を得た。固体を濾過し、ヘプタンで洗浄し、高真空下で乾燥させて、化合物88HCl塩(116g、98%)を得た。
実施例4のステップ11に記載されているような条件を使用して、化合物89を、化合物21及び化合物88から調製した。LC−MS: 567.
実施例17:3−クロロ−8−(4−(2−モルホリノエトキシ)ベンゾイル)−N−イソプロピル−10,10−ジメチル−5,8,9,10−テトラヒドロピリド[2’,3’:4,5]ピロロ[2,3−d]アゼピン−6−カルボキサミド(90)の合成
実施例15に記載されているような条件を使用して、化合物90を、化合物89から調製した。LC−MS: 566.4.
実施例18:プロパン−2−イル12−(4−(2−モルホリノエトキシ)ベンゾイル)−14,14−ジメチル−4−(メトキシ)−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(91)の合成
実施例6のステップ9に記載されているような条件を使用して、化合物91を、化合物41及び化合物88から調製した。LC−MS: 563.5 (M+H).
実施例19:プロパン−2−イル5−クロロ−4−メトキシ−12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−3,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9),2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキシレート(101)の合成
上で概説の、実施例4に記載されているような条件を使用して、化合物101を調製した。LC−MS: 504.4 (M+H).
実施例20:12−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−14,14−ジメチル−N−(プロパン−2−イル)−6,8,12−トリアザトリシクロ[7.5.0.02,7]テトラデカ−1(9)、2,4,6,10−ペンタエン−10−カルボキサミド(102)の合成
実施例15に記載した条件を使用して、化合物102を、化合物57から調製する。
実施例21:FXRアゴニスト転写活性化アッセイ
転写活性化アッセイの場合、細胞に、100ngのレポーターベクター及び10ngの発現プラスミドを一時的にトランスフェクションした。40ngのpGL4.74を、トランスフェクション効率の内部対照として使用した。pGEMベクターを添加して、各アッセイでトランスフェクションしたDNAの量を正規化した(2μg)。製造者のプロトコールに従ってFuGENE HD(Roche、Mannheim、Germany)を使用して、全てのトランスフェクションを実施した。トランスフェクションの24時間後、試験化合物の濃度を増加させて、細胞をさらに18時間刺激した。対照培養物は、ビヒクル(0.1%のDMSO)単独を投与される。ルシフェラーゼ値を、トランスフェクション効率のためにRenilla reniformisルシフェラーゼ単位で正規化した。データを、以下の表1に表す。
A、EC
50<1μM;B、EC
50=1〜10μM;NT=試験なし
実施例22:非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)及び進行性線維症の対象における、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物の安全性を評価するための第1相研究
本研究の主要な目的は、進行した肝線維症を伴う、生検で証明されたNASHを有する対象に経口投与された場合の、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物の安全性、忍容性、及び用量制限毒性(DLT)の特性を決定することである。
式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物の複数回投与の安全性及び忍容性;
インスリン抵抗性及びグルコースホメオスタシスについての、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物の2つの用量レベル(25mg及び50mg)の効果;ならびに
式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物の、肝臓酵素及び肝臓の代謝機能及び炎症の生化学的マーカーを評価することにより測定されるような肝細胞機能への効果。
患者:
適格対象は、年齢が18歳〜75歳の男性及び女性であろう。
基準:
選択基準:
施設内審査委員会(IRBが承認した、国内規制(例えば、米国サイトに対する医療保険の携行性と責任に関する法律[HIPAA]による承認)による書面でのインフォームドコンセント及びプライバシーの言葉)は、評価及び試験のスクリーニングを含む研究関連の手順の前に、対象または法的に認可された代表者から入手しなければならない。
対象は、同意の時に18歳以上かつ76歳未満である。
対象は、進行した(Bruntステージ3)肝線維症を伴うNASHの確定診断を示すスクリーニングから12ヶ月以内に経皮的肝生検を受けている。
除外基準:
対象は、妊娠または授乳中の女性
現在の著しいアルコール摂取があり、またはスクリーニング前の1年以内の任意の時間の著しいアルコール摂取歴が連続3ヶ月超である対象。著しいアルコール摂取は、平均して、女性では1日当たり20グラム超、男性では1日当たり30グラム超と定義される(米国の標準飲酒は、14グラムのアルコールであるとみなされる)。
対象は、当施設の研究医師の判断に基づいたアルコール摂取を確実に定量化することができない。
対象は、スクリーニングの前年に2週間超、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に歴史的に関連する薬物(アミオダロン、メトトレキセート、全身性グルココルチコイド、テトラサイクリン、タモキシフェン、ホルモン補充に使用されるものよりも多い用量のエストロゲン、アナボリックステロイド、バルプロ酸、他の既知の肝毒素)を使用する。
対象は、CYP3A4、例えば、即効性オピオイド(アルフェンタニル及びフェンタニル)、免疫抑制薬(シクロスポリン、シロリムス、及びタクロリムス)、一部の心血管薬(エルゴタミン、キニジン、及びジヒドロエルゴタミン)、ならびに特別な向精神薬(ピモジド)により代謝される、治療ウインドウが狭い薬物の使用を必要とする。
対象は、肥満手術(例えば、胃形成術、Roux−en−Y胃バイパス)を以前に受けており、または(研究期間中に)計画している。
対象は、原因不明の発熱の診断及び可能性のある中心静脈カテーテル敗血症の所見を含む同時感染を有する(対象は、治療開始時に無熱でなければならない)。
スクリーニング時の血小板数が100,000/mm3未満の対象。
スクリーニング時の次の異常のいずれかが存在することにより定義されているような肝代償不全の臨床所見を有する対象。
3.5グラム/デシリットル未満(g/dL)の血清アルブミン。
1.1より大きいINR。
1.3ミリグラム/デシリットル(mg/dL)を超える直接ビリルビン。
対象は、出血性食道静脈瘤、腹水、または肝性脳症の既往歴を有する。
対象は、C型肝炎の既往歴を有する。スクリーニングでC型肝炎抗体を有すると見出された患者は、HCV RNA陰性のPCRであっても、本研究から除外される。
対象は、他の形態の慢性肝疾患の所見を有する。
B型肝炎表面抗原の存在により定義されているようなB型肝炎。
適合する肝臓組織学により定義されているような進行中の自己免疫肝疾患の所見。
これらの基準:(i)主としてアルカリホスファターゼの上昇に基づく胆汁うっ滞の生化学的所見、(ii)抗ミトコンドリア抗体の存在、(iii)非化膿性破壊性胆管炎の組織学的所見及び小葉間胆管の消失、のうち少なくとも2つの存在により定義されているような原発性胆汁性肝硬変。
原発性硬化性胆管炎。
正常な適合性のある肝臓組織学の限界以下のセルロプラスミンにより定義されているようなウィルソン病。
(正常未満のアルファ1−アンチトリプシンレベルで確認される)肝臓組織学の診断的特徴により定義されているようなアルファ1−アンチトリプシン欠乏症(研究医師の判断で除外)。
肝生検で、3+または4+の染色可能な鉄の存在により定義されているようなヘモクロマトーシスまたは鉄過剰の既往歴。
典型的な曝露及び既往歴に基づいて定義されているような薬剤誘発性肝疾患。
既知の胆管閉塞。
疑いのある、または証明された肝臓癌。
NASH以外の、他の任意のタイプの肝疾患。
スクリーニング時に血清ALTが300単位/リットル(U/L)を超える対象。
スクリーニング時に血清クレアチニンが1.5mg/dL以上である対象。
ランダム化の30日前から開始する期間中に、NASH若しくは肝臓疾患または肥満を改善または処置すると考えられる任意の処方薬若しくは市販薬または薬草療法を使用する対象。ビタミンEまたはオメガ−3脂肪酸を使用する対象は、それらの使用を継続してもよい。
対象は、0日目の前8週間以内に大手術を受け、重大な外傷性損傷があり、または研究の過程で大きな外科手術の必要性が予測された。
胆汁分流の既往歴を有する対象。
ヒト免疫不全ウイルス感染が陽性と知られている対象。
平均余命が5年未満の可能性が高い進行中の重篤な医学的疾患を有する対象。
スクリーニングの前年に、吸入薬または注射薬を含む、進行中の薬物乱用を有する対象。
臨床的に有意で非管理の心血管疾患(例えば、非管理の高血圧、心筋梗塞、不安定狭心症)、New York Heart AssociationのグレードII以上のうっ血性心不全、薬物投与を必要とする重篤な心不整脈、または0日目の前12ヶ月以内にグレードII以上の末梢血管疾患を有する対象。
対象は、ランダム化前の30日間に、治験新薬(IND)試験に参加している。
対象は、治験研究への参加のリスクが高いと考えられる臨床的に重要な医学的または精神医学的状態を有する。
対象は、研究者の意見では、服薬遵守を阻害し、または研究の完了を妨げるべき他の任意の状態を有する。
対象は、以前にGR MD 02に曝露されている。
試験薬物、またはその賦形剤のいずれかに対し既知のアレルギーを有する対象。
少なくとも5年間の経過観察で再発を示さない、(皮膚の基底細胞癌及び扁平上皮癌ならびに子宮頸部上皮内癌以外の)悪性疾患を有する対象。
対象は、スクリーニング検査で急性または慢性の肺疾患を示す胸部X線が異常である。
研究デザイン:
割り当て:ランダム化
エンドポイント分類:安全性/有効性研究
介入モデル:パラレル割り当て
遮蔽化:二重盲検(対象、研究者)
主要目的:処置
主要結果判定法:
本研究の主要な目的は、進行した肝線維症を伴う、生検で証明されたNASHを有する対象に、静脈内投与された場合の、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物に対する忍容性及び用量制限毒性(DLT)を含む安全性の特性を決定することである。具体的には、この尺度は、DLTを示す処置中に発生した有害事象を経験する対象の数により評価されることになる。
副次結果判定法:
副次目的は、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物の初回投与のPKプロファイルの特性を決定することである。式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物のAUC(血漿濃度対時間曲線下面積)及びCmax(ピーク血漿濃度)により、PKプロファイルを評価する。
研究の副次目的は、初回投与の3日後に開始する1日当たりの経口用量の投与後の、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物のPKプロファイル及び血清レベルの蓄積の特性を決定することである。
副次目的は、血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、AST:ALTの比、アルカリホスファターゼ、及びγ−グルタミルトランスペプチダーゼ(GGTP)の変化;AST/血小板比インデックスの変化を評価することである[時間枠:ベースライン;7週目(研究の終了)][安全性に関する問題の表示:なし]。
本研究の副次目的は、血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、AST:ALTの比、アルカリホスファターゼ、及びガンマ−グルタミルトランスペプチダーゼ(GGTP)レベルの変化;ならびにAST/血小板比インデックスの変化を評価することである。
本研究の副次目的は、血清中の探索的薬力学的バイオマーカーの変化を評価することである[時間枠:ベースライン;7週目(試験終了)][安全性に関する問題の表示:なし]。
本研究の副次目的は、ガレクチン−3、炎症性、細胞死、及び線維症マーカーを含む血清中の試験的な薬力学的バイオマーカーのレベルを評価することである。
肝臓酵素及び肝臓の代謝機能の生化学マーカーを評価することにより測定されているような肝細胞機能。
本研究は、進行した線維症を伴う、生検で証明されたNASHを有する対象における、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物の安全性、忍容性、及び用量制限毒性(DLT)を逐次的に評価するための用量範囲探索試験である。これは、1日1回、7週間経口投与された場合の、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物の安全性を評価するための3つの連続コホートからなる用量漸増デザインである。各コホートは、8人の対象からなり、6人はランダム化されて式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(Ig)、(Ih)、(Ii)、(Ij)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(IIe)、(IIf)、(IIg)、(IIh)、(IIi)、(IIj)、(III)、または(IV)の化合物を投与され、2人はランダム化されてプラシーボを投与されることになる。データ安全監視委員会(DSMB)及びFDAレビューに基づき、8人の対象からなる2つの追加のコホートが実施されてもよい。
本明細書に記載されている実施例及び実施形態は、単に説明の目的のためのものであり、一部の実施形態では、種々の修正または変更は、開示の範囲及び添付の特許請求の範囲内に含まれるべきである。