複数の実施形態は、低減されたシステム帯域幅(例えば、50KHz、100KHz、200KHz、400KHz、500KHz、600KHz等)を用いるMTCを可能にする、複数のシステム、デバイス、装置、アセンブリ、方法、およびコンピュータ可読媒体に関する。具体的には、そのような低減されたシステム帯域幅を用いる通信を実装するべくeNBに関連付けられたUEのための複数のシステムおよび方法が説明される。以下の説明および図面は、当業者がそれらを実施することを可能にする複数の具体的な実施形態を例示する。複数の他の実施形態は、構造的、論理的、電気的、処理上の、および他の変更を組み込み得る。いくつかの実施形態の部分および機能は、他の実施形態のそれらに含まれ、またはこれらと代替され得る。特許請求の範囲に記載される複数の実施形態は、それらの特許請求の範囲の利用可能な全ての均等物を包含する。
図1は、いくつかの実施形態による無線ネットワーク100を図示する。無線ネットワーク100は、エアインタフェース190を介して接続されたUE101およびeNB150を含む。システムにおけるUE101およびその他のUEは、例えば、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、プリンタ、スマートメータもしくは健康管理モニタリングに特化したデバイス等のマシンタイプデバイス、遠隔セキュリティ監視、インテリジェント移送システム、またはユーザインタフェースを有し、もしくは有しないその他の無線デバイスであり得る。eNB150は、eNB150により提供されるeNBサービスエリアにおけるエアインタフェース190を介して、UE101に、より広いネットワーク(図示せず)へのネットワーク接続を提供する。eNB150に関連付けられた各eNBサービスエリアは、eNB150に統合された複数のアンテナによりサポートされる。複数のサービスエリアは、特定のアンテナに関連付けられたいくつかのセクタに分割される。そのような複数のセクタは、固定アンテナに物理的に関連付けられてもよく、または調整可能なアンテナ、もしくは特定のセクタに信号を向けるべく用いられるビームフォーミングプロセスにおいて調整可能なアンテナ設定を用いる物理的エリアに割り当てられてもよい。例えば、eNB150の一実施形態は、3つのセクタを含み、それらの各々は、eNB150の周囲に360°のカバレッジを提供するべく、複数のアンテナのアレイが各セクタに向けられた状態で120°のエリアをカバーする。
UE101は、送信回路110および受信回路115と結合された制御回路105を含む。送信回路110および受信回路115は各々、1または複数のアンテナと結合され得る。
制御回路105は、MTCに関連付けられた複数の動作を実行するように適合され得る。送信回路110および受信回路115は、各々、狭いシステム帯域幅(例えば200kHz)内でデータを送信および受信するように適合され得る。制御回路105は、UEに関連して本開示の別の箇所で説明される動作のような様々な動作を実行し得る。
狭いシステム帯域幅内で、送信回路110は、複数の多重化アップリンク物理チャネルを送信し得る。複数のアップリンク物理チャネルは、時分割多重化(TDM)または周波数分割多重化(FDM)に従って多重化され得る。送信回路110は、複数のアップリンクサブフレームにより構成されるアップリンクスーパーフレームにおいて複数の多重化アップリンク物理チャネルを送信し得る。
狭いシステム帯域幅内で、受信回路115は、複数の多重化ダウンリンク物理チャネルを受信し得る。複数のダウンリンク物理チャネルは、TDMまたはFDMに従って多重化され得る。受信回路115は、複数のダウンリンクサブフレームにより構成されるダウンリンクスーパーフレームにおいて複数の多重化ダウンリンク物理チャネルを受信し得る。
送信回路110および受信回路115は、予め定められたHARQメッセージスケジュールに従ってエアインタフェース190を越えてHARQ確認応答(ACK)および/または否定応答(NACK)メッセージを各々、送信および受信し得る。予め定められたHARQメッセージスケジュールは、HARQ ACKおよび/またはNACKメッセージが現われるアップリンクおよび/またはダウンリンクスーパーフレームを示し得る。
図1は、様々な実施形態によるeNB150も図示する。eNB150の回路は、送信回路160および受信回路165と結合された制御回路155を含み得る。送信回路160および受信回路165は各々、エアインタフェース190を介した通信を可能にするべく用いられ得る1または複数のアンテナと結合され得る。
制御回路155は、MTCに関連付けられた複数の動作を実行するように適合され得る。送信回路160および受信回路165は、各々、狭いシステム帯域幅(例えば200kHz)内でデータを送信および受信するように適合され得る。制御回路155は、eNBに関連して本開示の別の箇所で説明される動作のような様々な動作を実行し得る。
狭いシステム帯域幅内で、送信回路110は、複数の多重化ダウンリンク物理チャネルを送信し得る。複数のダウンリンク物理チャネルは、TDMまたはFDMに従って多重化され得る。送信回路160は、複数のダウンリンクサブフレームにより構成されるダウンリンクスーパーフレームにおいて複数の多重化ダウンリンク物理チャネルを送信し得る。
狭いシステム帯域幅内で、受信回路165は、複数の多重化アップリンク物理チャネルを受信し得る。複数のアップリンク物理チャネルは、TDMまたはFDMに従って多重化され得る。受信回路165は、複数のアップリンクサブフレームにより構成されるアップリンクスーパーフレームにおいて複数の多重化アップリンク物理チャネルを受信し得る。
送信回路160および受信回路165は各々、予め定められたHARQメッセージスケジュールに従ってエアインタフェース190にわたってHARQ ACKおよび/またはNACKメッセージを、送信および受信し得る。予め定められたHARQメッセージスケジュールは、HARQ ACKおよび/またはNACKメッセージが現われるアップリンクおよび/またはダウンリンクスーパーフレームを示し得る。次に、MTCは、UE101およびeNB150の回路を用いて、エアインタフェース190を越えて実装され得る。MTCは、複数のデバイスが互いに効率的に通信することを可能にするべく、ユビキタスコンピューティング環境を可能にする。複数のIoTサービスおよびアプリケーションは、第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)規格(例えば、3GPP LTE Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E−UTRA)Physical Layer Procedures(Release 12)September 26,2014)に従って動作するロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト通信システムのような現在および次世代モバイルブロードバンドネットワークにシームレスに統合されるべき複数のMTCデバイスの設計および開発を活性化する。
これらの既存のモバイルブロードバンドネットワークは、主にヒューマンタイプの通信のために性能を最適化するように設計され、従ってMTCに関連する複数の要求を満たすように設計または最適化されていない。本明細書に説明される複数のMTCシステムは、デバイスのコストを下げ、カバレッジを拡張し、電力消費量を低減するように機能する。本明細書に説明される複数の実施形態は、具体的には、システム帯域幅を低減することによりコストおよび電力消費量を低減する。システム帯域幅の低減は、既存のLTE設計のほぼ1つの物理リソースブロック(PRB)に対応する。低減されたシステム帯域幅を用いるこのセルラーIoTは、LTEキャリアの複数のガードバンド内において、再度割り当てられたグローバルシステム・フォー・モバイル・コミュニケーション(GSM(登録商標))のスペクトル、または専用スペクトルにおいて潜在的に動作し得るであろう。
LTEシステムの帯域幅がより低い帯域幅に低減されると、既存のLTEシステムにおける特定の物理チャネル設計は、再使用することができない。なぜなら複数のチャネル規格は、より低い帯域幅の制約については互換性がないからである。従って、本明細書における複数の実施形態は、より狭い帯域幅の制約(例えば、PBCH、SCH、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)等)に起因する上記で識別された複数の問題に対処する、狭帯域を利用したMTCのための複数のデバイス、システム、装置、および方法を説明する。
従って、複数の実施形態は、複数の物理チャネルがTDMの態様で多重化され得るスーパーフレーム構造と、狭帯域を利用したMTCのための制御チャネル設計と、狭帯域を利用したMTCのための様々な数のHARQ処理を用いるHARQ手順とを含み得る。
下記の複数の実施形態は、200kHzの帯域幅を用いるが、設計は、他の狭帯域幅(例えば、50KHz、100KHz、400KHz、500KHz、600KHz等)に拡張されてもよい。更に、MTCは、提案の狭帯域設計の最初の対象用途として用いられ、設計は、狭帯域を利用した他の複数の用途(例えば、デバイス対デバイス、IoT等)に拡張され得る。
様々な物理チャネルは、そのようなMTCの一部として用いられ得る。図2は、そのようなものの1つの可能な実装を図示する。チャネル設計200における複数のチャネルは、ダウンロード292およびアップロード294のパスの両方のためのスーパーフレーム201、202、および203中に図示される。これらの物理チャネルは、同期チャネル(M−SCH)209、物理ブロードキャストチャネル(M−PBCH)210、制御チャネル220、物理ダウンリンク共有チャネル(M−PDSCH)230、物理ランダムアクセスチャネル(M−PRACH)240、物理アップリンク制御チャネル、(M−PUCCH)250、および物理アップリンク共有チャネル(M−PUSCH)260を含むが、これらに限定されない。これらのチャネルおよび他の可能なチャネルが以下に説明される。
MTC同期チャネル(M−SCH)209は、MTCプライマリ同期信号(M−PSS)および/またはMTCセカンダリ同期信号(M−SSS)を含み得る。これは、時間および周波数の同期をサポートして、UEにセルの物理層識別およびサイクリックプレフィックス長を提供するべく用いられ得る。M−SCHは、周波数分割デュプレックス(FDD)および時分割デュプレックス(TDD)システムを区別するべく使用され得、または使用されない場合があるが、TDDは、狭帯域を利用したMTCシステムにおいてサポートされる必要はない場合があることに留意されたい。
MTC物理ブロードキャストチャネル(M−PBCH)210は、MTCマスタ情報ブロック(M−MIB)を搬送する。M−MIBは、セルへの初期アクセスのために最も頻繁に送信される限定された数のパラメータからなる。
MTC制御チャネルは、MTC物理ダウンリンク制御チャネル(M−PDCCH)、および/またはMTC物理制御フォーマットインジケータチャネル(M−PCFICH)、および/またはMTC物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(M−PHICH)を含む。ダウンリンクデータ送信については、時間領域リソース割り当てがサポートされるが、アップリンクデータ送信については、時間領域および/または周波数領域リソース割り当てがサポートされ得ることに留意されたい。
M−PDSCH230は、全てのユーザデータ、ならびにPBCH210上で搬送されないブロードキャストシステム情報、および複数のページングメッセージに用いられる。
M−PUSCH260は、アップリンクデータ送信に用いられる。これは、狭帯域を利用したMTCのためのMTCアップリンク制御情報(M−UCI)を搬送するべく用いられ得る。
M−PRACH240は、ランダムアクセスプリアンブルを送信するべく用いられる。これは初期アクセスでは、アップリンク同期を実現するべく使用される。
M−PUCCH250は、M−UCIを搬送するべく用いられる。具体的には、受信されたM−SCH209の複数のトランスポートブロックに対する複数のスケジューリング要求およびHARQ確認応答は、M−PUCCH250の送信においてサポートされ得る。狭帯域送信の性質を考慮すると、主にチャネルに依存するスケジューリングを容易にするべく用いられるM−PUCCH250におけるチャネル状態レポートをサポートすることは有益でない場合がある。
MTC物理マルチキャストチャネル(M−PMCH)は、マルチメディアブロードキャストおよびマルチキャストサービス(MBMS)をサポートするべく用いられる。
図2は、狭帯域を利用したMTCのためのシステム設計を図示する。システム設計において、特定の数のサブフレームがスーパーフレームとして形成される(例えば、X個のサブフレームが図2に示されるようなスーパーフレームを形成するべく用いられる)。最初のサブフレームおよびスーパーフレームの期間は、eNBにより事前に定義され、または構成され得、後者の場合には、スケジューリングの柔軟性は、特定のシステム構成、トラフィックシナリオ等に応じて提供され得る。スーパーフレームの期間およびスーパーフレームにおけるサブフレームの対応する数は、利用する狭帯域の帯域幅に少なくとも部分的に基づいて決定される。様々な実施形態において、スーパーフレーム期間は、上記の狭帯域幅で動作するMTC通信のための標準的帯域幅のLTEシステムとの互換性を可能にするように構成される。一実施形態において、この構成情報は、M−PBCHにおいて伝達されるMIBに含まれ得、または別のシステム情報ブロック(SIB)において搬送され得る。
スーパーフレームにおいて、複数の物理チャネルは、TDM(またはFDM)方式で多重化される。より具体的には、ダウンロード(DL)292において、制御チャネル/M−PDSCHまたはM−SCH/M−PBCH/M−PDSCH/制御チャネルのいずれかが1つのスーパーフレームにおいて多重化され得る。例えば、図示されるように、スーパーフレーム201は、スーパーフレーム201のDL292にM−SCH209A、M−PBCH210A、制御チャネル220A、およびM−PDSCH230Aを含み、スーパーフレーム201のアップロード(UL)294の複数のセグメントとして、M−PRACH240A、M−PUCCH250A、およびM−PUSCH260Aを含む。従って、M−PRACH/M−PUCCH/PUSCHは、1つのスーパーフレーム内で多重化され得る。UL294およびDL292は、追加の処理時間を与えるべく特定のサブフレームオフセットを有し得ることに留意されたい。また、このスーパーフレーム構造は、カバレッジが限られているシナリオにおける問題に対処するのに有益である。具体的には、スーパーフレームの周期性は、DL292およびUL294の送信のためにより多くの反復を可能にするように拡張され、これによりリンクバジェットを改善し得る。特定の実施形態において、例えば、カバレッジ拡張目標は、システムに対して選択される。カバレッジ拡張目標は、スーパーフレーム構造の周期性に関連付けられたリンクバジェットの改善であり得る。換言すれば、スーパーフレーム構造内のスーパーフレームのサイズを大きくすることにより、例えば、スーパーフレームにおけるサブフレームの数を増やし、これによりオーバヘッドの代わりにデータ専用のスーパーフレームの割合を増やすことによって、リンクバジェットは改善される。複数の他の実施形態において、スーパーフレームのサイズは、MTCシステムの帯域幅に少なくとも部分的に基づき得る。特定の実施形態において、スーパーフレームは、標準的LTEまたはLTEアドバンストシステムにおける1つのフレーム(例えば10個のサブフレーム)内のデータ量を、MTCスーパーフレームのデータ量と一致させるように設定され得る。複数の他の実施形態において、スーパーフレームの構造は、カバレッジ拡張目標と、MTCシステムの帯域幅に基づく他の複数のシステムとの互換性との組み合わせに基づいてもよい。
一実施形態において、現在のLTEシステムと共存するべく、MTC領域が定義され得る。具体的には、各サブフレームにおけるMTC領域の最初の複数の直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルは、より高次のレイヤにより事前に定義され、または構成され得る。例えば、MTC領域の最初のシンボルは、従来のLTEシステムにおけるPDCCH領域の後に構成され得る。
DL292において、M−PDSCH送信がスケジューリングされ、M−PDCCH送信の後に続く。現在のLTE仕様書と異なり、クロスサブフレームスケジューリングは、狭帯域を利用したMTCシステムに使用される。M−PDCCHに対する闇雲なブラインドデコードの試みを回避するべく、M−PDCCHの最初のサブフレームは、サブフレームのサブセットに限定される。M−PDCCH送信の周期性およびオフセットに関する構成は、デバイス固有またはセル固有の方式でeNBにより事前に定義され、または構成され得る。一実施形態において、この構成情報は、M−PBCH210において伝達されるMIBに含まれ得る。
M−PBCH210は、Y個のサブフレームの周期性で送信され、M−SCH209送信がこれに先行する。オーバヘッドを低減し、スペクトルの効率性を改善するべく、M−PBCH210は、M−PDCCHと比較すると、あまり頻繁に送信されない。M−PDCCH送信がM−SCH209およびM−PBCH210と競合する場合、M−PDCCHの最初のサブフレームは、N個のサブフレームだけ遅延する。Nは、M−SCH209およびM−PBCH210の送信に割り当てられたサブフレームの数である。
特定のスーパーフレームは、MBMS単一周波数ネットワーク(MBSFN)のスーパーフレームとして構成され得ることに留意されたい。M−PBCH210は、構成されたMBSFNスーパーフレームにおける制御領域の後に割り当てられ得る。構成情報は、eNBにより構成されて送信され得る(ブロードキャストまたはユニキャスト/グループキャスト)。既存のLTE仕様書におけるように、拡張サイクリックプレフィックス(CP)は、複数の信号が複数のUEレシーバにおけるCP内に残存することを保証することにより、効率的なMBSFN動作を容易にするべく用いられ得る。
ULにおいて、M−PUCCH250およびM−PUSCH260は、1つのスーパーフレームにおけるM−PRACHの後に送信される。図2に示されるように、M−PUSCH送信は、M−PUCCHの後に続くが、M−PUCCHは、M−PUSCHの途中またはM−PUSCHの後に送信され得る。M−PRACH、M−PUCCH、およびM−PUSCHの時間位置は、eNBにより事前に定義され、または構成され得る。一実施形態において、この構成情報は、M−PBCHにおいて伝達されるMIBに含まれ得る。
一例において、M−PUSCHは、サブフレーム#0〜#4および#6〜#9において送信されるが、M−PUCCHは、サブフレーム#5において送信される。別の例において、M−PUSCHは、サブフレーム#0〜#8において送信されるが、M−PUCCHは、サブフレーム#9において送信される。M−PDCCHのデコードのために適切な処理時間を与えるべく、M−PUSCH送信の最初のサブフレームは、M−PDCCH送信の最後のサブフレームに対して一定数のサブフレームをオフセットし得ることに留意されたい。
一実施形態において、M−PCFICHは、制御チャネル内で現在のLTE仕様書とみなされ得る。しかし、既存のLTE規格におけるPCFICHとは異なり、M−PCFICHは、MTC制御フォーマットインジケータ(M−CFI)を搬送し、M−CFIは、M−PDCCHおよびM−PDSCH送信のための情報(例えば、M−PDCCH送信の時間/周波数位置)を示すべく用いられる。この場合、制御チャネルのオーバヘッドは、特定のシステム構成、トラフィックシナリオ、およびチャネル条件に応じて調整され得る。仕様書の労力および実装を簡略化するべく、現在のLTE仕様書におけるいくつかの既存のPCFICH設計は、M−PCFICH設計(例えば、変調方式、レイヤマッピング、およびプリコーダ設計)に再使用され得る。この場合、16個のM−PCFICHシンボルが4つのシンボルクワドラプレット(例えば、リソース要素)にグループ化され、各シンボルクワドラプレットは、1つのMTCリソース要素グループ(M−REG)へと割り当てられ得る。複数の他の実施形態において、他の複数のグループ化が用いられ得る。例えば、別の実施形態において、M−PDCCHおよび/またはM−PDSCHに対する時間/周波数位置は、複数のより高次のレイヤにより予め定められ、または構成される。この場合、M−PCFICHは、制御チャネル設計において必要とされない。
更に、M−PHICHは、制御チャネルに含まれてもよく、または含まれなくてもよい。一実施形態において、M−PHICHは、制御チャネル設計において必要とされない。これは、HARQが狭帯域を利用したMTCについてサポートされない場合、またはM−PHICH機能がM−PDCCHにより置き換えられ得る場合に考慮され得る。
別の実施形態において、M−PHICHがHARQ ACK/NACKを搬送するべくサポートされ、HARQ ACK/NACKは、eNBがPUSCHにおける送信を正確に受信したか否かを示す。M−PHICH送信に対するPHICHグループの数は、eNBにより事前に定義され、または構成され得る。一実施形態において、構成情報は、MTC物理ブロードキャストチャネル(M−PBCH)において伝達されるMTCマスタ情報ブロック(M−MIB)においてブロードキャストされ、またはMTCシステム情報ブロック(M−SIB)においてブロードキャストされ得る。仕様書の労力および実装を簡略化するべく、現在のLTE仕様書におけるいくつかの既存のPHICH設計は、M−PHICH設計(例えば、変調方式、レイヤマッピング、およびプリコーダ設計)に再使用され得る。この場合、1つのM−PHICHグループに対する12個のシンボルは、3つのシンボルクワドラプレットにグループ化され、各シンボルクワドラプレットは、1つのMTCリソース要素グループ(M−REG)へと割り当てられ得る。
M−PCFICHおよびM−PHICHがサポートされる場合、以下のように、いくつかのオプションが狭帯域を利用したMTCのための制御領域設計において考慮され得る。
一実施形態において、M−PCFICHは、制御領域の最初のK0サブフレームに位置付けられるが、M−PHICHは、制御領域の最後のK1サブフレームに割り当てられる。更に、M−PDCCHは、制御領域におけるM−PCFICHおよびM−PHICHに対して割り当てられない複数のリソース要素に割り当てられる。
別の実施形態において、M−PCFICHは、制御領域の第1のM0サブフレームに位置付けられるが、M−PHICHは、データ領域のM1サブフレームに位置付けられる。同様に、M−PDCCHおよびM−PDSCHは、制御領域におけるM−PCFICHおよびデータ領域におけるM−PHICHに対して割り当てられない複数のリソース要素に各々割り当てられる。
以下に示される複数の例示的な実施形態において、連続したリソース割り当ては、MTC制御領域について考慮されることに留意されたい。MTC制御領域に対する分配されたリソース割り当ては、複数の他の実施形態において容易に拡張され得る。
図3は、いくつかの実施形態による制御チャネル300の一実装を図示する。図3は、スーパーフレーム301内の制御領域320を示し、データ領域330が制御領域320の後に続く。制御領域320は、サブフレーム370におけるM−PCFICH360と、サブフレーム380におけるM−PHICH350Aと、サブフレーム390におけるM−PHICH350とを含み、全てのサブフレームにおける複数のM−PDCCH要素は、サブフレーム380にM−PDCCH340を含む。本実施形態において、M−PCFICH360は、制御領域の最初のK0サブフレームに位置付けられるが、M−PHICH350Aは、制御領域の最後のK1サブフレームに割り当てられ、K0<(Ncontrol−1)であり、K1<(Ncontrol−1)であり、Ncontrolは、制御チャネルに対して割り当てられたサブフレームの数である。更に、M−PDCCH340の送信は、M−PCFICH360およびM−PHICH350Aの送信のための割り当て付近でレートマッチングまたはパンクチャリングされる。K0およびK1は、より高次のレイヤにより事前に定義され、または構成され得ることに留意されたい。
M−PCFICH360のリソースマッピングについては、4つのシンボルクワドラプレットが複数のK0サブフレームのおよそ4分の1ずつ分離されるか、または複数の連続したM−REGに割り当てられるかのいずれかであり得、開始位置は、物理セル識別から派生する。同様に、M−PHICH350Aのリソースマッピングについては、3つのシンボルクワドラプレットが複数のK1サブフレームのおよそ3分の1ずつ分離されるか、または複数の連続したM−REGに割り当てられるかのいずれかであり得、開始位置は、物理セル識別から派生し得る。
図3の実施形態は、狭帯域を利用したMTCのための制御領域設計のオプション1における一例を示す。本例において、M−PCFICH360は、制御領域の最初のサブフレームに割り当てられ、等しく分配される(すなわち、K0=1)。同様に、M−PHICH350Aは、制御領域の第2のサブフレームから最後のサブフレームへと等しく分配される(すなわち、K1=(Ncontrol−1))。
図4のは、狭帯域を利用したMTCのための制御領域設計の別の例を図示する。本例において、M−PCFICHは、制御領域の最初のサブフレームに割り当てられ、等しく分配される(すなわち、M0=1)。同様に、M−PHICHは、データ領域において等しく分配される(すなわち、M1=Ndata)。
図3の実施形態と同様に、図4は、サブフレーム470、490、およびM−PCFICH460を有するスーパーフレーム401における制御領域420を示す。データ領域430は、制御領域420の後に続く。しかし、M−PHICH480は、データ領域430内にある。このオプションにおいて、M−PCFICH460は、制御領域420の複数の最初のM0サブフレーム内に位置付けられるが、M−PHICH480は、データ領域のM1サブフレームに位置付けられ、M0<(Ncontrol−1)であり、M1<Ndataであり、Ndataは、データ領域に対して割り当てられたサブフレームの数である。図4は、具体的には第1のサブフレームにおけるこれらのものを示すが、複数の更なる実施形態は、上記のような関連する複数の構成を用い得る。同様に、M−PDCCHおよびM−PDSCHは、制御領域におけるM−PCFICH460およびデータ領域におけるM−PHICH480におけるに割り当てられない複数のリソース要素に各々割り当てられる。M0およびM1は、より高次のレイヤにより事前に定義され、または構成され得ることに留意されたい。
制御チャネル300の最初の実施形態と同様に、M−PCFICH460の送信のための4つのシンボルクワドラプレットは、M0サブフレームのおよそ4分の1ずつ分離されるか、または連続したM−REGに割り当てられるかのいずれかであり得、開始位置は、物理セル識別から派生する。M−PHICH480のリソースマッピングについては、3つのシンボルクワドラプレットが複数のM1サブフレームのおよそ3分の1ずつ分離されるか、またはデータ領域の複数の連続したM−REGに割り当てられるかのいずれかであり得、開始位置は、物理セル識別から派生する。
図5Aおよび5Bは、2つのHARQ処理が、UE501およびeNB550により実施されるアップロードおよびダウンロードHARQ手順を図示する。図5Aは、2つのHARQ処理がスーパーフレーム502〜508にわたり、HARQ520およびHARQ530として示されるダウンロードHARQ手順を示す。図5Bは、2つのHARQ処理がスーパーフレーム562〜568にわたり、HARQ570およびHARQ580として示されるアップロードHARQ手順を示す。
図5AのDL HARQ手順については、スーパーフレーム502において、HARQ520処理を用いるM−PDSCHが、スケジューリングされ、送信される。UE501がM−PDSCHをデコードした後、UE501は、スーパーフレーム504においてM−PUCCHを介してACK/NACKをeNB550にフィードバックする。NACKについての場合、eNB550は、スーパーフレーム506において再送信をスケジューリングする。同様に、HARQ530の処理については、M−PDSCHのための初期送信および再送信は、スーパーフレーム504および508において各々スケジューリングされるが、ACK/NACKフィードバックは、スーパーフレーム506においてM−PUCCHを介して送信される。既存のLTE仕様書と異なり、HARQ確認応答のためのM−PUCCHリソースインデックスは、M−PDCCHにおける複数の最初の制御チャネル要素(CCE)もしくはM−PDCCHの最初のサブフレームのいずれか、または対応するM−PDSCH送信に対するこれら両方の組み合わせのインデックスに関連付られ得る。別の実施形態において、HARQ確認応答のためのM−PUCCHリソースインデックスは、M−PDSCH送信の最初のサブフレームにより示され得る。
図5BのUL HARQ手順については、スーパーフレーム562において、HARQ570の処理を用いるM−PUSCHがスケジューリングされ、送信される。次に、eNB550は、スーパーフレーム564においてM−PHICHを介してACK/NACKを送信する。NACKがMTC UE501により受信される場合、M−PUSCH再送信が、スーパーフレーム566内において行われる。類似の設計原理は、HARQ580の処理にも適用される。既存のLTE仕様書と異なり、M−PHICHインデックスは、対応するM−PUSCH送信に用いられる最初のサブフレームのインデックスに関連付けられ得る。
図6Aおよび6Bは、4つのHARQ処理のためのアップロードおよびダウンロードHARQ手順を示す。図6Aは、UE601とeNB650との間のスーパーフレーム602〜616にわたるダウンロード処理HARQ620、622、624、および626を示す。図6Bは、eNB650およびUE601に対するスーパーフレーム660〜674にわたるアップロードHARQ処理HARQ680、682、684、および686を示す。
図6Aに示されるように、複数のDL HARQ処理については、UE601は、M−PDSCH送信を受信した後に、2つのスーパーフレームだけ遅延してM−PUCCHを介してACK/NACKフィードバックを提供する。次に、再送信は、eNB650がNACKを受信した後に2つのスーパーフレームの後に行われる。
複数のUL HARQ処理については、M−PHICHを介したM−PUSCH送信とACK/NACKフィードバックとの間、およびACK/NACKフィードバックとM−PUSCH再送信との間ののギャップは、同様に2つのスーパーフレームである。
同一の設計原理は、2*M回のHARQ処理(M>2)を用いるHARQ手順について一般化され、適用され得る。より具体的には、データ送信(DLにおけるM−PDSCHおよびULにおけるM−PUSCH)とACK/NACKフィードバック(DLにおけるM−PUCCHおよびULにおけるM−PHICH)との間の、ならびにACK/NACKフィードバックとデータ再送信との間のギャップは、M個のスーパーフレームである。
別の実施形態において、2*M回のHARQ処理(M>2)を用いるHARQ手順の場合、アンバランスな処理ギャップが導入され、UE側において増大した時間バジェットを与え得る。このオプションにおいて、(DL HARQのための)M−PDSCH再送信とM−PUCCH送信との間の遅延、および(UL HARQのための)M−PUSCH再送信とM−PHICH送信との間の遅延は、HARQ処理の数の増加に対応しない。例えば、M=2を用いる4つのHARQ処理の場合、DL HARQのために、3つのスーパーフレームの遅延は、DL HARQ情報を用いるM−PUCCHの送信に利用可能であるが、再送信(NACKの場合)は、次のスーパーフレーム自体においてスケジューリングされる。
別の実施形態において、複数のHARQ処理は、1つのスーパーフレームにおいてスケジューリングされ得る。このオプションにおいて、複数のM−PDCCHは、1つのスーパーフレームにおける複数のM−PDSCHおよび/またはM−PUSCHをスケジューリングするように用いられ得る。
次に、図7および図8は、図1のUE101およびeNB150のようなUEおよび関連付けられたeNBにより実行され得る複数の方法を図示する。方法700は、UE101または本明細書に説明される任意のUE等のUEにより実行され得、複数のダウンリンク物理チャネルを多重化するための動作705を含み得る。複数の物理チャネルは、TDMまたはFDMに従って多重化され得る。
方法700は、複数の多重化ダウンリンク物理チャネルを含むダウンリンクスーパーフレームを送信するための動作710を更に含み得る。様々な実施形態において、ダウンリンクスーパーフレームは、(例えば、予め定められた数のダウンリンクサブフレームで構成される)予め定められた期間のものであってもよい。ダウンリンクスーパーフレームは、予め定められた最初のダウンリンクサブフレームを備え得る。ダウンリンクスーパーフレームを送信するための動作710は、送信のための予め定められた周期性に関連付けられてもよい。
方法700は、ダウンリンクスーパーフレームの送信に基づいてHARQ ACKおよび/またはNACKメッセージを受信するための動作715を更に含み得る。様々な実施形態において、HARQ ACKおよび/またはNACKメッセージは、HARQ ACK/NACKメッセージ通信に対して予め定められたスケジュールに応じてアップリンクスーパーフレーム(例えば、予め定められた複数のアップリンクサブフレーム)において受信され得る(例えば、HARQ ACK/NACKメッセージは、ダウンリンクスーパーフレームにおける送信の時間の直後にアップリンクスーパーフレームにおいて受信されるようにスケジューリングされ得る)。HARQ NACKメッセージがダウンリンクスーパーフレームの送信に基づいて受信される場合に、複数の任意選択の動作は、(例えば、再送信に対して予め定められたスケジュールに応じて別のダウンリンクスーパーフレームにおける)複数の多重化ダウンリンク物理チャネルを再送信する段階を含み得る。
図8は、eNB150または本明細書において説明されるまたは任意のeNB等のeNBの回路により実行され得る対応する方法800を示す。方法800は、複数のアップリンク物理チャネルを多重化するための動作805を含み得る。複数のアップリンク物理チャネルは、TDMまたはFDMに従って多重化され得る。
方法800は、複数の多重化アップリンク物理チャネルを含むアップリンクスーパーフレームを送信するための動作810を更に含み得る。様々な実施形態において、アップリンクスーパーフレームは、(例えば、予め定められた数のアップリンクサブフレームで構成される)予め定められた期間のものであってもよい。アップリンクスーパーフレームは、予め定められた最初のアップリンクサブフレーム、または情報ブロック(例えば、MIBまたはSIB)においてeNBによりシグナリングされる最初のアップリンクサブフレームを備え得る。アップリンクスーパーフレームを送信するための動作810は、情報ブロック(例えば、MIBまたはSIB)においてeNBにより予め定められ、またはシグナリングされ得る送信のために予め定められた周期性に関連付けられてもよい。
方法800は、アップリンクスーパーフレームの送信に基づいてHARQ ACKおよび/またはNACKメッセージを受信するための動作815を更に含み得る。様々な実施形態において、HARQ ACKおよび/またはNACKメッセージは、HARQ ACK/NACKメッセージ通信に対して予め定められたスケジュールに応じてダウンリンクスーパーフレーム(例えば、予め定められた複数のダウンリンクサブフレーム)において受信され得る(例えば、HARQ ACK/NACKメッセージは、アップリンクスーパーフレームにおける送信の時間の直後にダウンリンクスーパーフレームにおいて受信されるようにスケジューリングされ得る)。HARQ NACKメッセージがアップリンクスーパーフレームの送信に基づいて受信される場合に、複数の任意選択の動作は、(例えば、再送信に対して予め定められたスケジュールに応じて別のアップリンクスーパーフレームにおける)複数の多重化アップリンク物理チャネルを再送信する段階を含み得る。
図9〜図17は、狭帯域を利用したMTCにおけるPCFICHの実施形態に関する。図9は、PCFICH処理の複数の態様を図示する。PCFICHは、1つ、2つ、または3つのOFDMシンボル(狭帯域幅、例えば1.4MHzに対する2つ、3つ、または4つの)の3つの制御領域のサイズに対応する2ビットの情報からなり、これらのOFDMシンボルは、1/16レートのブロック符号化回路904により32ビットのコードワードに符号化される。もたらされる符号化済みの32ビットは、セル間干渉をランダム化するべくセルおよびサブフレーム固有のスクランブル符号化を用いるスクランブル回路906によりスクランブルされる。次に、これらの出力ビットは、四位相偏移変調(QPSK)907により変調される。もたらされる16個のシンボルは、サブフレーム910の一部として、図示されるように16個のリソース要素にマッピング920によりマッピングされる。PCFICHがデコードされるまで制御領域のサイズは未知であるので、PCFICHは、示される実施形態におけるサブフレーム910を含む各サブフレームの最初のOFDMシンボルにマッピングされる。
サブフレームにおける最初のOFDMシンボルの複数のリソース要素へのPCFICHのマッピング920は、4つのリソース要素のグループで実行され、4つのグループは、良好なダイバーシティを得るように周波数において十分に分離される。4つのリソース要素の4つのグループは、図9にリソース要素921、922、923、および924として示され、複数のリソース要素の各グループは、示されるような4つのリソース要素を含み、合計16個のリソース要素が図9に図示される。更に、複数の隣接セルにおける複数のPCFICH送信間の競合を回避するべく、周波数領域における4つのグループの位置は、物理レイヤセル識別に依存する。
(CFIがOFDMシンボルにおける制御領域のサイズを示すべく用いられる)既存の標準的LTEシステムにおいて、M−CFIは、M−PDCCHおよびM−PDSCH送信のための情報を示すべく用いられ得る。いくつかの実施形態において、この情報は、M−PDCCHおよび/またはM−PDSCH送信に用いられる時間/周波数単位(例えば、シンボル、スロット、サブフレーム、PRB等)の数を含む。例えば、M−CFIは、M−PDCCH送信に用いられるサブフレームの数を示すべく用いられ得る。
複数の他の実施形態において、この情報は、M−PDCCHおよび/またはM−PDSCH送信に用いられる時間/周波数位置を含む。例えば、M−CFIは、1つのスーパーフレームにおけるどのサブフレームがM−PDCCHに対して割り当てられるかを示すべく用いられ得る。なおも更なる複数の実施形態において、この情報は、M−PDCCHおよび/またはM−PDSCH送信のための時間/周波数位置のセットを含む。複数の他の実施形態において、M−CFIは、M−PHICH構成(例えば、M−PHICHグループの数)を示すべく用いられ得る。特定の実装を簡略化するべく、CFIの同一のコードワードは、表1に列挙されるように再使用され得る。
表1により図示されるように、M−CFIにより搬送される複数の値(n0、n1、n2、n3)は、特定の実施形態におけるより高次のレイヤにより事前に定義され、または構成され得る。いくつかの実施形態において、構成情報は、M−PBCHにおいて伝達されるM−MIBでブロードキャストされ、またはM−SIBにおいてブロードキャストされ得る。
複数の他の実施形態において、複数の値(n0、n1、n2、n3)は、スーパーフレーム期間に応じて事前に定義され得る。例えば、M−CFIがM−PDCCH送信のためのサブフレームの数を示すべく用いられる場合、スーパーフレーム期間が40msにわたるときには、M−PDCCHサブフレームの数をn0=2、n1=4、n2=8、n3=16に設定し得る。スーパーフレーム期間が80msにわたる場合、(n0、n1、n2、n3)の値をn0=4、n1=8、n2=16、n3=32に設定し得る。
複数の他の実施形態において、M−CFIがM−PDCCH送信のための時間/周波数位置のセットを示すべく用いられる場合、n0は、第1のセット(サブフレーム#0、#1、#2、#3)を示し、n1は、第2のセット(サブフレーム#4、#5、#6)を示し、n2は、第3のセット(サブフレーム#7、#8)を示し、n3は、第4のセット(サブフレーム#9)を示す。なおも複数の更なる実施形態において、制御領域におけるサブフレームの数の表示のより細かい粒度を可能にするべく、更なる数のコードワードが導入され得る。この場合、M−CFIコードワードは、仕様書において再規定される必要がある。
図9に関して上記で言及されたように、チャネル符号化後、干渉をランダム化するべく、スクランブルが実行される。いくつかのM−PCFICH設計の実施形態において、PCFICHに用いられる既存の標準的LTE仕様書において用いられるものと同一のスクランブル手順は、M−PCFICHに適用され得る。一実施形態において、LTE仕様書において規定されるものと同一のスクランブルシードが再使用され得る。
式中、n
sはスロット番号であり、
はセルIDである。
複数の他の実施形態において、スクランブルシードは、セルIDのみの関数として規定され得る。例えば、スクランブルシードは、次式として与えられ得る。
複数の更なる実施形態において、スクランブルシードは、セルIDおよびスーパーフレーム番号の関数、すなわち次式として規定され得る。
式中、
は、スーパーフレーム番号である。例えば、スクランブルシードは、次式として与えられ得る。
複数の更なる実施形態において、スクランブルシードは、スロット番号(n
s)、セルID、およびスーパーフレーム番号の関数として規定され得る。例えば、これは次式として与えられ得る。
次に、同一の変調方式(例えば、図9のQPSK変調907により図示されるQPSK)、レイヤマッピング(例えば、マッピング920により図示される)、およびプリコードがM−PCFICH設計に再使用され、実装を簡略化して特定の態様の既存のLTEシステムとの互換性を維持し得る。
様々な実施形態において、M−PCFICHは、制御領域の最初に位置付けられ、または制御領域内で分配されるかのいずれかであり得る。現在のLTE仕様書において、REGは、最大で4つのOFDMシンボルについて規定される。狭帯域を利用した特定の実施形態のMTCシステムについては、M−REGは、制御チャネルに対して割り当てられる複数の適切なリソースを保証するべく、1つのサブフレームに拡張され得る。具体的には、特定の実施形態において、4つのリソース要素(RE)は、第1のサブキャリア、次にOFDMシンボルの昇順で、複数の基準信号(例えば、セル固有基準信号(CRS)、または適用可能であれば他のMTCに関連する基準信号)に用いられないM−REGにマッピングされる。
図10Aおよび図10Bは、M−REGマッピングパターンを図示する。複数の異なる実施形態において、通常のCPの場合に1つのサブフレームと、1つ、2つ、または4つのアンテナポートとを用いる異なる複数のマッピングパターンが用いられ得る。図示されるように、通常のCPの場合には、図10Aにより示されるように、1つまたは2つのアンテナポートを用いる1つのサブフレームにおいて、38個のM−REGが利用可能であり、図10Bにより示されるように、4つのアンテナポートを用いる通常のCPの場合には、36個のM−REGが1つのサブフレームにおいて利用可能である。同一の設計原理は、拡張されたCPの場合に一致する同等のマッピングパターンを生成するべく、拡張されたCPに適用され得ることが明らかであろう。この場合、1つのサブフレームにおける利用可能なM−REGの合計数は、1つ、2つ、または4つのアンテナポートについて32および30に各々低減される。
以下に示される複数の例において、M−REGマッピングルールは、CRSパターンに基づいて設計される。M−REGマッピングルールは、複数の他の基準信号パターン(例えば、専用のMTC DL基準信号(M−RS))に容易に拡張され得る。
図11Aおよび図11Bは、複数の更なる実施形態のためのM−REGマッピングパターンを示す。図11Aおよび図11Bにより図示される複数の実施形態において、OFDMシンボル3および10は、通常のCPの場合にはM−REGリソースマッピングに用いられない。これら2つのシンボルは、M−PDCCH送信に用いられ得ることに留意されたい。図11Aおよび図11Bは、そのような代替的な実施形態における通常のCPの場合に、1つ、2つ、または4つのアンテナポートを用いる1つのサブフレームにおけるM−REGマッピングパターンを図示する。図11Aにより示されるように、通常のCPの場合に、アンテナポートの2分の1を用いる1つのサブフレームにおいて、32個のM−REGが利用可能であり、図11Bにより示されるように、通常のCPの場合に、30個のM−REGが4つのアンテナポートに用いられる。
図11Aおよび図11Bの実施形態は、M−PCFICHリソースマッピングのための、通常のCP場合と拡張されたCPの場合との間で統一されたM−REGマッピング設計、ならびに格子タイプのパターン設計を可能にし得る。複数のそのような実施形態は、次式のように動作し得る。
本式は、M−PCFICH送信のためのアンテナポート
のためのシンボルクワドラプレット
を表し、
は、アンテナポート
のためのM−PCFICH信号を表し、
であり、セル固有基準信号
のアンテナポートの数である。複数のそのような実施形態において、M−PCFICHは、M−PBCHと同一のセットのアンテナポートにおいて送信される。これら2つのM−REGマッピングパターンによれば、いくつかのオプションは、M−PCFICHリソースマッピングについて考慮され得る。
図12Aおよび12Bは、図10AのM−REGマッピングパターンのためのM−PCFICHリソースマッピングを図示する。図12Aは、セルID0の場合のマッピングパターンを図示し、図12Bは、セルID2の場合のマッピングパターンを図示する。 第1のそのような実施形態において、図10Aおよび10Bにより図示されるM−REGマッピングパターンの場合に、
および
は、スロット0において複数のM−REGにマッピングされるが、
および
は、スロット1において複数のM−REGにマッピングされる。セル間のM−PCFICH競合のリスクを低減するべく、M−PCFICHマッピングは、物理レイヤセル識別に依存する。M−PCFICHリソースマッピングルールは、以下のように規定され得る。すなわち、
は
により表されるM−REGにマッピングされる。
は、
により表されるM−REGにマッピングされる。
は、
により表されるM−REGにマッピングされる。
は、
により表されるM−REGにマッピングされる。式中、kは、M−REGインデックスである。
であり、
は、1つのサブフレームにおけるM−REGの数である。通常のCPの場合、1つまたは2つのアンテナポートについてはNreg=32であり、4つのアンテナポートについてはNreg=36である。拡張されたCPの場合、1つまたは2つのアンテナポートについてはNreg=32であり、4つのアンテナポートについてはNreg=30である。リソースマッピングルールによれば、セルID0については、M=PCFICHがM−REG0、1、19、および20にマッピングされ、セルID2については、M−PCFICHがM−REG4、5、23、および24にマッピングされる。異なる複数のセルに対するNreg/4の別個のM−PCFICHリソース領域は、複数のそのような実施形態において1つのサブフレーム内で多重化され得る。
図13Aおよび13Bは、代替的な複数の実施形態のためのM−PCFICHリソースマッピングを図示し、M−PCFICH送信のための4つのシンボルクワドラプレットは、1つのサブフレームにおいて等しく拡散される。具体的には、そのような実施形態のためのM−PCFICHリソースマッピングルールは、以下のように規定され得る。
は、
により表されるM−REGにマッピングされる。
は、
により表されるM−REGによりマッピングされる。
は、
により表されるM−REGにマッピングされる。
は、
により表されるM−REGにマッピングされる。 式中、
はM−REGインデックスである。
であり、
は、1つのサブフレームにおけるM−REGの数である。通常のCPの場合、1つまたは2つのアンテナポートについては、
であり、4つのアンテナポートについては、
である。拡張されたCPの場合、1つまたは2つのアンテナポートについては、
であり、4つのアンテナポートについては、
である。
図13Aは、セルID0のための通常のCPの場合に、1つまたは2つのアンテナポートを用いる、図10Aに図示される複数のM−REGマッピングパターンのためのこのマッピングパターンを図示し、図13Bは、セルID2のための対応するマッピングを図示する。このリソースマッピングによれば、セルID0については、M−PCFICHは、M−REG0、9、18、および28にマッピングされ、セルID2については、M−PCFICHは、M−REG2、10、20、および30にマッピングされる。
図14Aおよび14Bは、別の実施形態を図示し、M−PCFICH送信のための4つのシンボルクワドラプレットは、複数の連続したM−REGに割り当てられ得、開始位置は、物理セル識別から派生する。M−PCFICHリソースマッピングルールは、以下のように規定され得る。
は、
により表されるM−REGにマッピングされる。
は、
により表されるM−REGにマッピングされる。
は、
により表されるM−REGにマッピングされる。
は、
により表されるM−REGにマッピングされる。 式中、
は、M−REGインデックスであり、
であり、
は、1つのサブフレームにおけるM−REGの数である。通常のCPの場合、1つまたは2つのアンテナポートについては、
であり、4つのアンテナポートについては、
である。拡張されたCPの場合、1つまたは2つのアンテナポートについては、
であり、4つのアンテナポートについては、
である。
図14Aは、通常のCPの場合に1つまたは2つのアンテナポートを用いる、図10AのM−REGマッピングパターンに対するこれらのルールのM−PCFICHリソースマッピングを図示する。リソースマッピングルールのこの第3の実施形態によれば、セルID0については、M−PCFICHは、M−REG0、1、2、および3にマッピングされる。同様に、セルID2については、M−PCFICHは、M−REG8、9、10、および11にマッピングされる。
上記は、図10Aにより図示される第1のM−REGマッピングパターンへの3つのリソースマッピングルールの適用を示す。リソースマッピングルールの類似の複数の更なる実施形態は、図11Aおよび図11Bにより図示される第2のM−REGマッピングパターンに適用され得る。第2のM−REGマッピングパターンのためのこれらの更なる実施形態において、1つのサブフレームにおける各スロットは、2つのサブ領域に分割される。通常のCPの場合、シンボル0〜2および7〜9は、スロット0および1における第1のサブ領域に各々位置付けられるが、シンボル4〜6および11〜13は、スロット0および1における第2のサブ領域に各々存在する。拡張されたCPの場合、シンボル0〜2および6〜8は、スロット0および1における第1のサブ領域に各々位置付けられるが、シンボル3〜5および9〜11は、スロット0および1における第2のサブ領域に各々存在する。
そのような様々な実施形態において、M−PCFICH送信のための各シンボルクワドラプレットは、複数のサブ領域のうちの1つにマッピングされる。より具体的には、
および
は、スロット0のサブ領域0およびサブ領域1における複数のM−REGに各々マッピングされるが、
および
は、スロット1のサブ領域0およびサブ領域1における複数のM−REGに各々マッピングされる。
図15Aおよび15Bは、図11AのM−REGマッピングパターンのための第1のリソースマッピングを図示する。そのような実施形態において、M−PCFICH送信に用いられるM−REGの位置は、複数のスロットおよびサブ領域にわたって同一である。同様に、複数のそのような実施形態におけるM−PCFICHマッピングは、物理レイヤセル識別に依存し、セル間のM−PCFICH競合のリスクを低減する。M−PCFICHリソースマッピングルールは、以下のように規定され得る。
は、
により表されるM−REGにマッピングされる。
は、
により表されるM−REGにマッピングされる。
は、
により表されるM−REGにマッピングされる。
は、
により表されるM−REGにマッピングされる。式中、
は、M−REGインデックス
であり、
は、1つのサブフレームにおけるM−REGの数である。1つまたは2つのアンテナポートについては、
であり、4つのアンテナポートについては、
である。
図15Aは、セルID0を用いる通常のCPの場合に2分の1のアンテナポートを用いる、図11Aにより図示されるM−REGマッピングパターンのためのこのM−PCFICHリソースマッピングオプションを図示する。図15Bは、セルID2を用いる対応するマッピングを図示する。このリソースマッピングルールによれば、セルID0については、M−PCFICHは、M−REG0、8、16、および24にマッピングされる。セルID2については、M−PCFICHは、M−REG2、10、18、26にマッピングされる。
図16Aおよび16Bは、同一のスロットの2つのサブ領域の間にREホッピングを用いる実施形態を図示する。図16Aは、通常のCPおよびセルID0の場合に2分の1のアンテナポートを用いる、図11Aにより図示されるM−REGマッピングパターンによるM−PCFICHリソースマッピングのそのような実施形態を図示する。図16Bは、セルID2を用いる対応するマッピングを図示する。同一のスロットにおける2つのサブ領域の間でREホッピングを用いるリソースマッピングは、セルID0に対するリソースマッピングをもたらし、M−PCFICHは、M−REG0、9、16、25にマッピングされる。同様に、セルID2については、M−PCFICHは、M−REG2、11、18、および27にマッピングされる。
M−PCFICHリソースマッピングのなおも更なる複数の実施形態において、M−REGは、K個のサブフレームに拡張され得、Kは、より高次のレイヤにより事前に定義され、または構成され得る。図10Aおよび10B、ならびに図11Aおよび図11Bにより図示される2つのM−REGマッピングパターンのための同一の設計原理は、K個のサブフレームに拡張され得る。更に、図示される複数のパターンは、M−PCFICHがK個のサブフレームにわたる場合に容易に拡張され得る。複数のそのような実施形態は、複数の別個のM−PCFICHリソースを用いてより多くのセルを多重化するための容量を増大させる。しかし、M−PCFICHは複数のサブフレームにわたるので、複数のMTC UEは、複数のサブフレームを格納してM−CFIコンテンツをデコードし得、これにより制御チャネルに対するデコードのレイテンシを増大させ得る。更に、複数のそのような実施形態については、スクランブルシードは、サブフレーム番号の関数として規定されない場合がある。その代わりに、スクランブルシードは、物理セルIDもしくはスーパーフレーム番号のいずれかの関数、または上記で提案されたこれら2つのパラメータの組み合わせとして規定され得る。
いくつかの実施形態において、現在のLTEシステムと共存するべく、MTC領域が定義され得る。具体的には、各サブフレームにおける複数のMTC領域の最初のOFDMシンボルは、より高次のレイヤにより事前に定義され、または構成され得る。複数の更なる実施形態において、M−REGは、MTC領域内に規定され得る。例えば、MTC領域の最初のシンボルが3として構成される場合、M−REGは、1つのサブフレームまたはK個のサブフレームの各サブフレームにおいてシンボル3〜シンボル13と規定され得る。複数のそのような実施形態において、図10A〜図16Bについて上記に例示された同一の設計原理は、M−PCFICHリソースマッピングに適用され得る。
図17は、PCFICH動作のための方法1700を説明する。様々な実施形態において、方法1700は、eNB150のようなeNBの回路により実行され得る。そのようなeNBの回路は、MTCのような狭いシステム帯域幅内での無線通信に関連付けられた構成情報を決定するように適合され得る。この構成情報は、M−PDCCH、M−PDSCH、および/またはM−PHICHのうちの1または複数に関連付けられ得る。制御回路は、決定された構成情報をUEに示すためのM−CFIを生成し得る。様々な実施形態において、制御回路は、M−PCFICHを介した送信のために、複数のリソース要素を1または複数のM−REGにマッピングするように適合され得る。狭いシステム帯域幅内で、eNBの送信回路は、M−PCFICHを介してUEに生成済みのM−CFIを送信し得る。従って、受信回路は、狭いシステム帯域幅内でMTCのための構成情報に基づいてUEからデータを受信するように適合され得る。方法1700は、狭いシステム帯域幅内でMTCに関連付けられた構成情報を決定するための動作1705を含み得る。この構成情報は、M−PDCCH、M−PDSCH、および/またはM−PHICHのうちの1または複数に関連付けられ得る。
方法1700は、決定された構成情報を示すM−CFIを生成するための動作1710を更に含み得る。
次に、動作1715は、M−PCFICHを介して生成済みのM−CFIをUEに送信する段階を含む。様々な実施形態において、動作1715は、M−PCFICHを介した送信のために複数のリソース要素を1または複数のM−REGにマッピングすることに関連付けられた複数の動作を含み得る。従って、eNBと通信するUEは、狭いシステム帯域幅内でMTCのためのM−CFIにより示される構成情報を用い得る。
図18は、方法1800を説明する。方法1800は、図1のUE101のようなUEにより実行され得る。狭いシステム帯域幅内で、そのようなUEの受信回路は、M−PCFICHを介してeNBからM−CFIを受信するように構成され得る。M−CFIに基づいて、UEの制御回路は、MTCのような狭いシステム帯域幅内での無線通信に関連付けられた構成情報を検出するように適合され得る。この構成情報は、M−PDCCH、M−PDSCH、および/またはM−PHICHのうちの1または複数に関連付けられ得る。UEの送信回路は、狭いシステム帯域幅内でUEからデータを送信するように適合され得る。
次に、UE回路は、M−PCFICHを介してeNBからM−CFIを受信するための動作1805を含み得る方法1800を実行し得る。次に、動作1810は、狭いシステム帯域幅内でMTCのためのM−CFIに基づいて構成情報を検出する段階を含む。検出された構成情報は、M−PDCCH、M−PDSCH、および/またはM−PHICHのうちの1または複数に関連付けられ得る。例えば、検出された構成情報は、M−PDCCH、M−PDSCH、および/またはM−PHICHのうちの1または複数を介して狭いシステム帯域幅内でMTCに用いられる1または複数の時間および/または周波数単位(例えば、シンボル、スロット、サブフレーム、物理リソースブロック等)を示し得る。
図19〜図25は、狭帯域を利用したMTCにおけるPHICH設計の複数の実施形態に関する。本明細書において説明される特定のそのような実施形態は、スーパーフレーム番号に基づいたM−PHICHにおけるスクランブル、および特定の実施形態のためのスーパーフレーム定義に基づいたM−PHICHリソース割り当てを用いる。更に、複数の実施形態は、MTCの狭帯域システムのためのM−REGと併せてM−PHICHの複数の位置およびマッピングルールを説明する。
図19は、PHICH処理の複数の態様を図示する。PHICHは、eNB150のようなeNBがPUSCHにおける送信を正確に受信したか否かを示すHARQ ACK/NACKを搬送する。トランスポートブロック毎に1ビットの情報であるHARQインジケータが、PHICHグループ1901における各PHICHに反復回路1902、1912を用いて3回反復され、その後に各PHICHのための二位相偏移変調(BPSK)変調回路1904および1914が続く。図19に図示されるように、複数のPHICHは、複数のリソース要素の同一のセットにマッピングされる。これらは、PHICHグループ1901として示されるPHICHグループを構成し、同一のPHICHグループ1901内の異なるPHICHは、異なる複合直交コード1930および1932(例えば、ウォルシュシーケンス)により分離される。シーケンスの長さは、通常のCPで4である(または拡張されたCPの場合は2である)。グループにおける複数のPHICHを表す合成信号を形成した後、セル固有のスクランブル1934が適用され、12個のスクランブル済みシンボルは、3つのリソース要素グループ1941、1942、1943にマッピングされ、ダウンリンクセルの帯域幅のおよそ3分の1ずつ分離される。PHICHリソース1941、1942、1943は、インデックスペア
により識別されることに留意されたい。式中、
は、PHICHグループ番号であり、
は、グループ内の直交シーケンスインデックスである。PHICHインデックスは、対応するPUSCH送信に用いられる最下位のアップリンクリソースブロックのインデックスに暗に関連付けられる。更に、異なる複数のUEに対して構成される複数のアップリンク復調基準信号のサイクリックシフトがPHICHインデックスを派生させるべく用いられる。
M−PHICH送信のためのPHICHグループ1901のようなPHICHグループの数は、eNB150のようなeNBにより事前に定義され、または構成され得る。一実施形態において、構成情報は、M−PBCHにおいて伝達されるM−MIBでブロードキャストされ、またはM−SIBにおいてブロードキャストされ得る。
複数の更なる実施形態において、PHICHグループの数は、スーパーフレーム期間に応じて事前に定義され、または構成され得る。例えば、既存のLTE仕様書と同様に、PHICHグループの数
は、全てのスーパーフレームにおいて一定であり、次式により与えられる。
式中、
は、より高次のレイヤにより提供され、
は、スーパーフレームの期間である。例えば、
である。
様々な実施形態におけるM−PHICH処理については、既存の(高帯域幅の)LTE仕様書において用いられるようなチャネル符号化が適用され、ACK/NACKは3回反復され得る。更に、変調シンボル
のシーケンスを生成する類似の変調マッピング、直交シーケンス、および手順は、現在のLTE規格として再使用され得、式中、
は、M−PHICH送信のためのシンボルの数である
更に、いくつかの実施形態において、LTE仕様書において規定されるものと同一のスクランブルシードが再使用され得、これは次式のようになり得る。
式中、n
sはスロット番号であり、
はセルIDである。
複数の更なる実施形態において、スクランブルシードは、セルIDのみの関数として規定され得る。例えば、スクランブルシードは、次式として与えられ得る。
なおも更なる複数のそのような実施形態において、スクランブルシードは、セルIDおよびスーパーフレーム番号の関数、すなわち次式として規定され得る。
式中、
は、スーパーフレーム番号である。例えば、スクランブルシードは、次式として与えられ得る。
なおも更なる複数の実施形態において、スクランブルシードは、スロット番号(n
s)、セルID、およびスーパーフレーム番号の関数として規定され得る。例えば、これは次式として与えられ得る。
これらの様々な実施形態において、複数の標準的LTEシステムに従って用いられるリソースグループのアラインメント、レイヤマッピング、およびプリコードは、そのような複数の既存システムとの統合を簡単にするために、本明細書において説明される複数の実施形態のスーパーフレーム設計と結合されるM−PHICH設計に用いられ得る。上述のように、様々なM−PHICHリソースマッピングが用いられ、制御領域またはデータ領域のいずれかに割り当てられ得る。上述の複数の例は、M−PHICHが制御領域の最後のK0個のサブフレームに割り当てられ、K0<(Ncontrol−1)であり、Ncontrolは、制御チャネルに割り当てられたサブフレームの数である第1の実施形態を含む。複数の実施形態は、M−PHICHがデータ領域のK1個のサブフレームに位置付けられ、K1<Ndataであり、Ndataがデータ領域に割り当てられたサブフレームの数である第2の実施形態を含む。上述の複数の実施形態は、M−PHICHがスーパーフレーム内の最初のK2個のサブフレームに位置付けられた第3の実施形態を含む。第3の実施形態の特別な場合として、K2=1である。
以下に図20〜図25で検討される複数の実施形態において、複数の連続したリソース割り当てがMTC制御領域のために考慮される。MTC制御領域のための分配されたリソース割り当ては、具体的に説明されない様々な更なる実施形態に拡張され得、これは、本明細書の説明に基づいて明らかとなるであろう。
次式のとおりとする。
式中、
は、アンテナポート
のためのシンボルクワドラプレット
を表し、
は、M−PHICHグループのM−PHICHマッピングユニットである。以下に示される複数の例は、全てのOFDMシンボルがM−REGリソースマッピングに割り当てられる場合を考慮するが、類似の設計原理は、MTC領域における複数のOFDMシンボルがPCFICH設計について上記されたM−REGリソースマッピングに割り当てられる場合に容易に拡張され得る。例えば、MTC領域の最初のシンボルが3として構成される場合、M−REGは、1つのサブフレームまたはK個のサブフレームの各サブフレームにおいてシンボル3〜シンボル13と規定され得る。
上述のように、M−REGは、制御チャネル設計のために1または複数のサブフレーム用の既存のREGから規定され、拡張され得る。具体的には、4つのREは、第1のサブキャリア、次にOFDMシンボルの昇順で基準信号(適用可能な場合に、例えばCRSまたは他のMTC関連の基準信号)に用いられないM−REGにマッピングされ得る。以下に検討される特定の実施形態において、複数のM−REGマッピングルールは、複数のCRSパターンに基づいて設計される。複数の更なる実施形態は、複数の他の基準信号パターン(例えば、専用M−RS)から派生し得ることが明らかであろう。
図20は、通常のCPの場合に、1つまたは2つのアンテナポートを用いる2つのサブフレームに対するM−REGリソースマッピングを図示する。同一の設計原理は、複数の様々な異なる実施形態における4つのアンテナポートおよび/または拡張されたCPに適用され得る。図20により図示される複数の実施形態において、Nregは、1つのサブフレームにおけるM−REGの数として規定される。M−REGリソースマッピングパターンによれば、通常のCPの場合、1つまたは2つのアンテナポートについてはNreg=38であり、4つのアンテナポートについてはNreg=36である。拡張されたCPの場合、1つまたは2つのアンテナポートについてはNreg=32であり、4つのアンテナポートについてはNreg=30である。
K番目のサブフレームについては、最初のM−REGインデックスは、
であり、最後のM−REGインデックスは、
である。例えば、図20に示されるように、2番目のサブフレームに対する最初および最後のM−REGインデックスは各々、通常のCPの場合に1つまたは2つのアンテナポートを用いる38および75のである。
いくつかの実施形態において、M−PHICHは、制御領域の最後のK
0個のサブフレームに等しく分配され、K
0<(N
control−1)である。K
0は、より高次のレイヤにより事前に定義され、または構成され得る。例えば、M−PHICHは、制御領域の2番目のサブフレームから最後のサブフレームへと割り当てられ得る。別の例示的な実施形態において、M−PHICHは、制御領域の最後の2つのサブフレームに割り当てられ得、HARQ処理の数が小さい場合にアップリンク処理のタイミングにおける問題を緩和するのに役立ち得る。M−PHICHリソースマッピングについて本明細書に説明される様々な実施形態において、次に1つのM−PHICHグループにおける3つのシンボルクワドラプレットは、複数のK
0個のサブフレームのおよそ3分の1ずつ分離され、開始位置は、物理セル識別から派生する。このリソースマッピングスキームは、時間ダイバーシティの利益を活用してセル間のM−PHICHの競合のリスクを低減するのに役立ち得る。オプション1のためのM−PHICHリソースマッピングルールは、以下のように規定され得る。M−PHICH送信のための複数のリソース要素へのマッピングは、段階1〜7によるシンボルクワドラプレットの観点から以下に規定される。
1)n
cは、K
0個のサブフレームにおけるリソース要素グループの数を表すものとする。
2)リソース要素グループに、最下位周波数領域インデックスを有するリソース要素グループから始まって、次に時間領域インデックスへと、0〜n
c−1までの番号を付ける。
3)
(M−PHICHマッピングユニット番号)を初期化する。
4)
の各値について、M−PHICHマッピングユニット
からのシンボルクワドラプレット
は、上記に規定されたM−REGリソースマッピングパターンに従ってM−REGインデックスk
iにより表されるリソース要素グループにマッピングされ、k
iは、次式により与えられる。
5)
を1だけ増加させる。
6)全てのM−PHICHマッピングユニットが割り当てられるまで段階4から反復する。
図21は、通常のCPの場合に2つのサブフレームおよび2分の1のアンテナポートを用いる上記の実施形態による、M−PHICHリソースマッピングの一例を図示する。例において、
であり、
である。図面から、M−REGの合計数n
cは76であり、M−PHICHは、M−REG2、27、および52において送信されることが分かり得る。
図22は、異なるリソースマッピングを用いる代替的な複数の実施形態を説明する。そのような代替的な複数の実施形態において、1つのM−PHICHグループにおける3つのシンボルクワドラプレットは、複数の連続したM−REGに割り当てられ、開始位置は、物理セル識別から派生する。代替的なM−PHICHリソースマッピングルールは、以下のように規定され得る。M−PHICH送信のためのリソース要素へのマッピングは、以下の段階1〜7に従ってシンボルクワドラプレットの観点から規定される。
1)n
cは、K
0個のサブフレームにおけるリソース要素グループの数を表すものとする。
2)リソース要素グループに、最下位周波数領域インデックスを有するリソース要素グループが始まって、次に時間領域インデックスへと、0〜n
c−1までの番号を付ける。
3)
(M−PHICHマッピングユニット番号)を初期化する。
4)
の各値について、M−PHICHマッピングユニット
からのシンボルクワドラプレット
は、上記に規定されたM−REGリソースマッピングパターンに従ってM−REGインデックスk
iにより表されるリソース要素グループにマッピングされ、k
iは、次式により与えられる。
5)
を1だけ増加させる。
6)全てのM−PHICHマッピングユニットが割り当てられるまで段階4から反復する。
図22は、通常のCPの場合に1つまたは2つのアンテナポートを用いる2つのサブフレームのための上記の代替的なM−PHICHリソースマッピングの一例を図示する。例において、
であり
である。図22から、M−REGの合計数n
cは76であり、M−PHICHは、M−REG6、7、および8において送信されることが分かり得る。
図23〜図25は、複数の実施形態の更なる代替なセットを説明する。複数のそのような実施形態において、M−PHICHは、データ領域に割り当てられる。より具体的には、3つのシンボルクワドラプレットが複数のK1個のサブフレームのおよそ3分の1ずつ分離されるか、またはデータ領域の複数の連続したM−REGに割り当てられるかのいずれかであり得、開始位置は、物理セル識別から派生する。K1は、より高次のレイヤにより事前に定義され、または構成されるかのいずれかであり得る。
一実施形態において、図20について上述されたM−REGおよびM−PHICHリソースマッピングに対する同一ルールがデータ領域に適用され得る。この場合、M−PDSCH送信は、M−PHICH送信に割り当てられた複数のREの周囲でパンクチャリングされ、またはレートマッチングされる。
特定の他の実施形態において、M−PHICHは、M−PHICH送信のためのチャネル推定性能を改善するべく、基準信号(例えば、CRSまたは専用M−RS)付近のREに位置付けられる。例えば、CRS送信に割り当てられた12個のサブキャリアの中央にある4つのREは、M−REGとしてグループ化され得る。図23は、通常のCPの場合に、1つまたは2つのアンテナポートを用いる2つのサブフレームに対するM−REGリソースマッピングを図示する。例において、M−REGは、通常のCPおよび1つまたは2つのアンテナポートの場合に、各サブフレームにおけるOFDMシンボル#0、#4、#7、#11の中央の4つのREに位置付けられる。更に、2つのサブフレームにおけるM−REGの数は、8つである。
データ領域における提案されるM−REGリソースマッピングパターンに基づいて、M−PHICHリソースマッピングは、オプション1と同一の原理(すなわち、1つのM−PHICHグループにおける3つのシンボルクワドラプレットは、データ領域におけるK1個のサブフレームのおよそ3分の1ずつ分離される)に従い得る。更に、同一のM−PHICHリソースマッピングルールは、提案されるM−REGパターンに基づくこのオプションに適用され得る。複数のそのような実施形態において、M−PDSCH送信は、M−PHICH送信に割り当てられた複数のREの周囲でパンクチャリングされ、またはレートマッチングされる。
図24は、通常のCPの場合に1つまたは2つのアンテナポートを用いるデータ領域における3つのサブフレームに対する、図23に説明されるM−PHICHリソースマッピングを図示する。複数のそのような実施形態において、
であり、
である。図24において、M−REGの合計数n
cが12であり、M−PHICHがM−REG#2、#6、および#10において送信され、これらは、第1、第2、および第3のサブフレームにおけるOFDMシンボル#7の中央の4つのREに各々割り当てられることが分かり得る。
図25は、M−PHICHが複数のM−REGの昇順に割り当てられ、最初のインデックスが物理セルIDから派生する複数の更なる実施形態を説明する。同様に、M−PDSCH送信は、M−PHICH送信のために割り当てられた複数のREの周囲でパンクチャリングまたはレートマッチングされる。
図25は、通常のCPの場合に1つまたは2つのアンテナポートを用いるデータ領域における3つのサブフレームに対する、代替的なM−PHICHリソースマッピングを図示する。例において、
であり、
である。図24から、M−REGの合計数n
cは12であり、M−PHICHは、M−REG#6、#7、および#8において送信されることが分かり得る。
M−PHICHリソースマッピングのための第1および第2のオプションを説明する上記の複数の実施形態に加えて、複数の更なる実施形態の第3のセットにおいて、M−PHICHは、スーパーフレーム内の最初のK
2個のサブフレームに位置付けられる。特定の実施形態において、K
2=1である。図20〜図22について上記された類似のM−PHICHリソースマッピングメカニズムは、複数のそのような実施形態に適用され得る。より具体的には、M−PHICHは、スーパーフレーム内の最初のK
2個のサブフレームにおける複数の連続したM−REGに等しく分配され、または割り当てられ得る。上述のように、図5A、図5B、図6A、および図6Bに関して具体的には、様々な数のHARQ処理を用いるDL/UL HARQ手順がスーパーフレーム構造に基づいて提案される。より具体的には、2×M回のHARQ処理を用いるUL HARQ手順においては、M−PHICHにおけるM−PUSCH送信とACK/NACKフィードバックとの間のギャップが、M個のスーパーフレームである。複数のそのような実施形態によれば、スーパーフレームnにおけるサービングセルcからスケジューリングされるM−PUSCH送信のために、UEは、スーパーフレームn+Mにおけるサービングセルcの対応するM−PHICHリソースを決定するであろう。既存のLTE仕様書と同様に、M−PHICHリソースは、インデックスペア
により識別され得、
は、M−PHICHグループ番号であり、
は、グループ内の直交シーケンスインデックスである。一実施形態において、M−PHICHリソースインデックスは、次式により規定され得る。
式中、
は、サイクリックシフトからDMRSフィールドにマッピングされる。
は、M−PHICH変調に用いられる拡散因子の大きさである。
は、より高次のレイヤにより構成されるM−PHICHグループの数である。
は、複数のLTE規格により記載される対応するM−PUSCH送信のリソースインデックスである。
は、対応するM−PUSCH送信の時間位置もしくは周波数位置のいずれかの関数(例えば、シンボル、スロット、サブフレーム、PRB等)、またはこれらのパラメータの任意の組み合わせの関数として規定され得る。例えば、いくつかの実施形態において、TDMがULデータ送信のために考慮される場合、
は、対応するM−PUSCH送信の最初のサブフレームとして規定され得る。更なる複数のそのような実施形態において、M−PHICHリソースインデックスは、次式として規定され得る。
による複数の実施形態において、サイクリックシフトインデックスは、M−PHICHリソースインデックスを派生させる場合には用いられない。
図26は、図1のUE101のようなUEにより実行され得る方法2600を説明する。そのようなUEの回路は、受信されたダウンリンクデータに基づいてHARQデータを送信するように構成され得る。例えば、送信回路は、MTC PHICHを用いてHARQデータを送信し得る。そのようなUEの制御回路は、本開示の別の箇所で説明される動作のような様々な動作を実行し得る。制御回路は、受信されたダウンリンクデータに基づいてHARQデータを生成し、物理セル識別に基づいてMTC PHICHに関連付けられた複数のリソースを割り当てるように適合され得る。
方法2600は、eNBからダウンリンク送信を受信するための動作2605と、受信されたダウンリンクデータに基づいてHARQデータを生成するための動作2610とを含む。動作2615は、物理セル識別に基づいてMTC PHICHに関連付けられた複数のリソースを割り当てる段階を含み、動作2620は、MTC PHICHを用いてHARQデータを送信する段階を含む。
図27は、図1のeNB150のようなeNBにより実行され得る方法2700を説明する。そのようなeNBの回路は、例えば、方法2600を実行するUEからアップリンク送信を受信するように適合され得る。様々な実施形態において、そのようなeNBの送信回路は、受信されたアップリンクデータに基づいてHARQデータを送信し得る。そのような送信回路は、MTC PHICHを用いてHARQデータを送信するように構成され得る。そのようなeNBの制御回路は、本開示の別の箇所で説明される動作のような様々な動作を実行し得る。制御回路は、受信されたアップリンクデータに基づいてHARQデータを生成し、物理セル識別に基づいてMTC PHICHに関連付けられた複数のリソースを割り当てるように適合され得る。
方法2700は、UEからアップリンク送信を受信するための動作2705を含む。方法2700の実施形態において、受信されたアップリンクデータに基づいてHARQデータを生成するための動作2710がこれに続き、次に物理セル識別に基づいてM−PHICHに関連付けられた複数のリソースを割り当てるための動作2715が続く。次に、動作2720は、M−PHICHを用いてHARQデータを送信する段階を含む。
図28は、別の方法2800を説明する。動作2802において、スーパーフレーム構造が決定され、スーパーフレーム構造は、狭帯域利用の帯域幅に少なくとも部分的に基づいて設定される。この設定は、上記の複数のシステム値またはターゲットにより制御される調整可能な設定であり得る。複数の他の実施形態において、これは、システムハードウェアに基づいてシステムの固定構造として設定され得る。次に、UEのための構成情報が、動作2804においてeNBと通信して決定される。動作2806において、UEのためのM−CFIの構成が、決定された構成情報を示すように生成され、動作2808において、M−CFIは、スーパーフレーム構造のスーパーフレーム内のM−PCFICHを介して送信される。
本明細書において説明されるこれらの方法および任意の方法において、複数の動作は、様々な順序で実行されてもよく、または様々な実施形態による複数の中間段階を含んでもよい。
更なる実施形態は、狭帯域を利用した複数のマシンタイプ通信(MTC)のための拡張ノードB(eNB)の装置であり得る。本装置は、例えば、集積回路、複数の集積回路を有する基板アセンブリ、システムオンチップ、または任意の他のそのような装置であり得る。そのような装置の実施形態は、狭帯域利用の帯域幅に少なくとも部分的に基づいて設定されるスーパーフレーム構造を決定し、eNBと通信するユーザ機器(UE)のための構成情報を決定し、決定された構成情報を示すべくUEのためのMTC制御フォーマットインジケータ(M−CFI)に対する構成を生成するように構成された制御回路と、スーパーフレーム構造のスーパーフレーム内で狭帯域MTC物理制御フォーマットインジケータチャネル(M−PCFICH)を介して、M−CFIを送信するように構成された送信回路とを備える。
M−CFIがMTC物理ダウンリンク制御チャネル(M−PDCCH)またはMTC物理ダウンリンク共有チャネル(M−PDSCH)の送信のためのリソース情報を示す複数の更なる実施形態が動作し得る。
M−PDCCHが、M−PDCCHに対する複数のシンボル、スロット、サブフレーム、サブキャリア、および物理リソースブロック(PRB)を含む、複数の更なる実施形態が動作し得る。
コードワードを生成するように構成されたブロック符号化回路と、ブロック符号化回路に結合され、コードワードをスクランブルするように構成されたスクランブル回路と、スクランブルされたコードワードから複数のシンボルを生成するように構成された変調回路とを有するMTC物理ブロードキャストチャネル(M−PBCH)回路を更に備える、複数の更なる実施形態が動作し得る。
M−PCFICHが、スーパーフレーム構造の1または複数のサブフレーム上にシンボルに関連付けられた複数のリソース要素をマッピングするM−PCFICHにより複数のシンボルから決定される、複数の更なる実施形態が動作し得る。
スクランブル回路が、スーパーフレームに関連付けられたスーパーフレーム番号の関数に基づくスクランブルシーケンスを用いて、コードワードをスクランブルするように構成される、複数の更なる実施形態が動作し得る。
MTCリソース要素グループ(M−REG)が、M−PCFICHの送信のために規定され、複数のリソース要素(RE)は、複数の基準信号に用いられないM−REGにマッピングされる、複数の更なる実施形態が動作し得る。
複数のREが、M−REGに関連付けられた直交周波数分割多重化シンボルおよび第1のサブキャリアに少なくとも部分的に基づいてマッピングされる、複数の更なる実施形態が動作し得る。
複数のM−REGが、スーパーフレームの1または複数の部分的サブフレームにわたって割り当てられる、複数の更なる実施形態が動作し得る。
複数のM−REGが、スーパーフレームの1または複数の連続または非連続のサブフレーム全体にわたって割り当てられる、複数の更なる実施形態が動作し得る。
eNBが、物理セル識別に応じた開始位置を用いて示された複数のM−REGに複数のM−PCFICHシンボルをマッピングする回路を更に含む、複数の更なる実施形態が動作し得る。
eNBは、M−PCFICH送信のためのアンテナポート
に対するシンボルクワドラプレット
を表す次式
を用いて複数のM−PCFICHシンボルをマッピングするように配置され、
式中、
が、アンテナポート
に対するM−PCFICH信号を表し、
が、複数のセル固有基準信号
に対するアンテナポートの数を表し、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
式中、
が、M−REGインデックスであり、
であり、
が、スーパーフレームの1つのサブフレームにおけるM−REGの数である、複数の更なる実施形態が動作し得る。
UEが、4つのアンテナポートを含み、
スーパーフレームに関連付けられたサイクリックプレフィックスが、拡張サイクリックプレフィックスであり、
である、複数の更なる実施形態が動作し得る。
eNBが、M−PCFICH送信のためのアンテナポート
に対するシンボルクワドラプレット
を表す次式
を用いて複数のM−PCFICHシンボルをマッピングするように配置され、
式中、
が、アンテナポート
に対するM−PCFICH信号を表し、
が、複数のセル固有基準信号
に対するアンテナポートの数を表し、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
式中、
が、M−REGインデックスであり、
であり、
が、スーパーフレームの1つのサブフレームにおけるM−REGの数である、複数の更なる実施形態が動作し得る。
eNBが、M−PCFICH送信のためのアンテナポート
に対するシンボルクワドラプレット
を表す次式
を用いて複数のM−PCFICHシンボルをマッピングするように配置され、
式中、
が、アンテナポート
に対するM−PCFICH信号を表し、
が、複数のセル固有基準信号
に対するアンテナポートの数を表し、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
式中、
が、M−REGインデックスであり、
であり、
が、スーパーフレームの1つのサブフレームにおけるM−REGの数である、複数の更なる実施形態が動作し得る。
更なる実施形態は、狭帯域を利用した複数のマシンタイプ通信(MTC)のための拡張ノードB(eNB)の回路により実行され、カバレッジ拡張目標に少なくとも部分的に基づいて設定されるスーパーフレーム構造を決定する段階と、eNBと通信するユーザ機器(UE)のための構成情報を決定する段階と、決定された構成情報を示すべく、UEのためのMTC制御フォーマットインジケータ(M−CFI)に対する構成を生成する段階とを備え、送信回路が、スーパーフレーム構造のスーパーフレーム内で狭帯域MTC物理制御フォーマットインジケータ(M−PCFICH)を介してM−CFIを送信するように構成される、方法である。
MTCリソース要素グループ(M−REG)は、M−PCFICHの送信のために規定され、複数のリソース要素(RE)は、複数の基準信号に用いられないM−REGにマッピングされ、複数のREは、M−REGに関連付けられた第1のサブキャリアおよび直交周波数分割多重化シンボルに少なくとも部分的に基づいてマッピングされる、そのような方法の別の実施形態が動作する。
MTCリソース要素グループ(M−REG)が、M−PCFICHの送信のために規定され、
複数のリソース要素(RE)が、複数の基準信号に用いられないM−REGにマッピングされ、
複数のM−REGが、スーパーフレームの1または複数の連続または非連続のサブフレーム全体にわたって割り当てられ、eNBが、更に、物理セル識別にに応じた開始位置を用いて示されたM−REGに複数のM−PCFICHシンボルをマッピングする回路を備え、eNBが、M−PCFICH送信のためのアンテナポート
に対するシンボルクワドラプレット
を表す次式
を用いて複数のM−PCFICHシンボルをマッピングするように配置され、
式中、
が、アンテナポート
に対するM−PCFICH信号を表し、
が、複数のセル固有基準信号
に対するアンテナポートの数を表し、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
が、
により表されるM−REGにマッピングされ、
式中、
が、M−REGインデックスであり、
であり、
が、スーパーフレームの1つのサブフレームにおけるM−REGの数である、そのような方法の別の実施形態が動作する。
別の実施形態は、1または複数のプロセッサにより実行されると、カバレッジ拡張目標に少なくとも部分的に基づいて設定されるスーパーフレーム構造を決定することと、eNBと通信するユーザ機器(UE)のための構成情報を決定することと、決定された構成情報を示すべく、UEに対するMTC制御フォーマットインジケータ(M−CFI)のための構成を生成することとを含む、狭帯域を利用した複数のマシンタイプ通信(MTC)のための拡張ノードB(eNB)を構成する複数の命令を備え、送信回路は、スーパーフレーム構造のスーパーフレーム内で狭帯域MTC物理制御フォーマットインジケータ(M−PCFICH)を介してM−CFIを送信するように構成され、M−CFIは、MTC物理ダウンリンク制御チャネル(M−PDCCH)またはMTC物理ダウンリンク共有チャネル(M−PDSCH)送信のためのリソース情報を示す、非一時的コンピュータ可読媒体である。
MTCリソース要素グループ(M−REG)が、M−PCFICHの送信のために規定され、複数のリソース要素(RE)が、複数の基準信号に用いられないM−REGにマッピングされ、複数のM−REGが、スーパーフレームの1または複数の部分的サブフレームにわたって割り当てられる、複数の更なる実施形態が動作し得る。
複数の命令が、更に、コードワードを生成し、コードワードをスクランブルし、コードワードから複数のシンボルを生成するようにMTC物理ブロードキャストチャネル(M−PBCH)回路を構成し、M−CFIが、MTC物理ダウンリンク制御チャネル(M−PDCCH)またはMTC物理ダウンリンク共有チャネル(M−PDSCH)送信のためのリソース情報を示す、複数の更なる実施形態が動作し得る。
別の実施形態は、スーパーフレーム構造のスーパーフレーム内で狭帯域MTC物理制御フォーマットインジケータチャネル(M−PCFICH)を介して拡張ノードB(eNB)からMTC制御フォーマットインジケータ(M−CFI)を受信するように構成された受信回路と、M−CFIに基づいてスーパーフレーム構造に関連付けられた構成情報を検出するように構成された制御回路とを備え、検出されたスーパーフレーム構造は、カバレッジ拡張目標に少なくとも部分的に基づく、狭帯域を利用した複数のマシンタイプ通信(MTC)のためのユーザ機器(UE)の装置であり得る。
カバレッジ拡張目標がスーパーフレーム構造の周期性に関連付けられたリンクバジェットの改善を含む、複数の更なる実施形態が動作し得る。
MTC物理ハイブリッド自動反復要求(HARQ)インジケータチャネル(M−PHICH)を用いてHARQデータを送信するように構成された送信回路を更に備え、受信回路が、更に、eNBからダウンリンクデータを受信するように構成され、制御回路が、更に、受信されたダウンリンクデータに基づいてHARQデータを生成し、物理セル識別に基づいてM−PHICHに関連付けられた複数のリソースを割り当てるように構成される、装置を用いる複数の更なる実施形態が動作し得る。
ここで説明される方法、システム、およびデバイスの複数の実施形態の追加の複数の例の更なる第1のセットは、以下の非限定的な複数の構成を含む。以下の複数の非限定的な例の各々は、それ自身で成り立ち得、あるいは以下に、または本開示を通じて提供される複数の他の例の任意の1または複数との任意の変更または組み合わせで組み合わされ得る。
例1は、狭いシステム帯域幅内でのMTCのために動作可能なeNB/UEを含み得、eNBは、DLおよびUL物理チャネルがTDM方式で多重化されるスーパーフレーム構造と、DLおよびUL物理チャネルがFDM方式で多重化されるスーパーフレーム構造と、事前に定義されたHARQ手順とを含むコンピュータ回路を有する。例2は、例1のコンピュータ回路を含み得、eNBは、ダウンリンクにおける複数の物理チャネルM−SCH、M−PBCH、MTC制御チャネル、M−PDSCH、M−PMCHのうちの少なくとも1つを送信するように構成され、eNBは、アップリンクにおける複数の物理チャネルM−PUSCH、M−PRACH、M−PUCCHのうちの少なくとも1つを受信するように構成される。
例3は、例1のコンピュータ回路を含み得、最初のサブフレームおよび周期性を含むスーパーフレーム構成は、予め定められ、スーパーフレーム構成は、複数のより高次のレイヤにより構成される最初のサブフレームおよび周期性を含む。
例4は、例1のコンピュータ回路を含み得、MTC制御チャネルおよびM−PDSCHは、1つのDLスーパーフレームにおいて送信され、M−SCH、M−PBCH、MTC制御チャネル、およびM−PDSCHは、1つのDLスーパーフレームにおいて送信される。
例5は、例4のコンピュータ回路を含み得、DLスーパーフレームにおいて、M−PBCHは、時間においてM−SCHの送信に続き、M−PDSCHは、時間においてMTC制御チャネル送信に続く。
例6は、例4のコンピュータ回路を含み得、ULスーパーフレームにおいて、M−PUCCHおよびM−PUSCHは、M−PRACHの後に送信される。
例7は、例6のコンピュータ回路を含み得、M−PRACHおよびM−PUCCH送信構成は、事前に定義され、またはM−PRACHおよびM−PUCCHの送信構成は、eNBにより構成される。
例8は、MTC領域が規定される、例1のコンピュータ回路を含み得る。
例9は、例8のコンピュータ回路を含み得、各サブフレームにおけるMTC領域の複数の最初のOFDMシンボルは、予め定められ、または各サブフレームにおけるMTC領域の複数の最初のOFDMシンボルは、複数のより高次のレイヤにより構成される。
例10は、例1のコンピュータ回路を含み得、DLスーパーフレームとULスーパーフレームとの間の複数のサブフレームオフセットが構成される。
例11は、例2のコンピュータ回路を含み得、M−PHICHは、MTC制御チャネルにおいてサポートされ、またはM−PHICHは、MTC制御チャネルにおいてサポートされない。
例12は、例2のコンピュータ回路を含み得、M−PCFICHは、MTC制御チャネルにおいてサポートされ、またはM−PCFICHは、MTC制御チャネルにおいてサポートされない。
例13は、例2のコンピュータ回路を含み得、M−PCFICHおよびM−PHICHは、MTC制御チャネルにおいてサポートされ、M−PCFICHは、制御領域の最初のK0サブフレームに位置付けられるが、M−PHICHは、制御領域の最後のK1サブフレームに割り当てられ、M−PDCCHは、制御領域におけるM−PCFICHおよびM−PHICHに割り当てられない複数のリソース要素に割り当てられる。
例14は、例2のコンピュータ回路を含み得、M−PCFICHおよびM−PHICHは、MTC制御チャネルにおいてサポートされ、M−PCFICHは、制御領域の第1のM0サブフレームに位置付けられるが、M−PHICHは、データ領域のM1サブフレームに位置付けられ、M−PDCCHおよびM−PDSCHは、制御領域におけるM−PHICHおよびデータ領域におけるM−PCFICHに割り当てられない複数のリソース要素に各々割り当てられる。
例15は、例1のコンピュータ回路を含み得、データ送信とACK/NACKフィードバックとの間の遅延は、1つのスーパーフレームであり、ACK/NACKフィードバックとデータ再送信との間の遅延は、1つのスーパーフレームである。
例16は、例1のコンピュータ回路を含み得、データ送信とACK/NACKフィードバックとの間の遅延は、2つのスーパーフレームであり、ACK/NACKフィードバックとデータ再送信との間の遅延は、2つのスーパーフレームである。
例17は、例1のコンピュータ回路を含み得、M−PDSCH送信およびM−PUCCH送信との間の遅延は、3つのスーパーフレームであり、M−PUCCH送信とM−PDSCH再送信との間の遅延は、1つのスーパーフレームである。
例18は、例1のコンピュータ回路を含み得、M−PUSCH送信とM−PHICH送信との間の遅延は、1つのスーパーフレームであり、M−PHICH送信とM−PUSCH再送信との間の遅延は、3つのスーパーフレームである。
例19は、例1のコンピュータ回路を含み得、複数のHARQ処理は、1つのスーパーフレームで構成され、複数のM−PDCCHは、1つのスーパーフレームにおいて複数のM−PDSCHおよび/またはM−PUSCHをスケジューリングする。
例20は、狭いシステム帯域幅内でのMTCに適合されたeNBを含み得、eNBは、UEへのダウンリンク送信のために複数のダウンリンク物理チャネルを多重化し、UEから受信された複数の多重化アップリンク物理チャネルを処理するための制御回路と、制御回路に結合され、複数の多重化DL物理チャネルを含むUEに、複数のDLサブフレームを含むDLスーパーフレームを送信するための送信回路と、制御回路に結合され、UEから複数の多重化UL物理チャネルを含み、複数のアップリンクサブフレームを含むULスーパーフレームを受信するための受信回路とを備える。
例21は、例20のeNBを含み得、制御回路は、時分割多重化(「TDM」)または周波数分割多重化(「FDM」)に従って複数のダウンリンク物理チャネルを多重化する。
例22は、例20のeNBを含み得、受信回路は、ULスーパーフレームにおいて、UEから、DLスーパーフレームに関連付けられたHARQ ACKまたはNACKメッセージを更に受信し、更に、受信回路がHARQ NACKを受信した場合に、制御回路は、送信回路に、別のDLスーパーフレームにおいて複数の多重化DL物理チャネルを再送信させる。
例23は、例20〜22のいずれかのeNBを含み得、ULおよびDLスーパーフレームの各々の最初のサブフレームが予め定められる。
例24は、例20〜22のいずれかのeNBを含み得、複数の多重化DL物理チャネルのDL送信に関連付けられた第1の周期性および複数の多重化UL物理チャネルのUL受信に関連付けられた第2の周期性が予め定められる。
例25は、例20〜22のいずれかのeNBを含み得、複数のダウンリンク物理チャネルは、M−SCH、M−PBCH、MTC制御チャネル、M−PDSCH、またはM−PMCHのうちの少なくとも1つを含み、UEから受信された複数の多重化UL物理チャネルは、M−PUSCH、M−PRACH、またはM−PUCCHのうちの少なくとも1つを含む。
例26は、例25のeNBを含み得、MTC制御チャネルは、M−PCFICHおよびM−PHICHを含み、更に、制御回路は、DLスーパーフレームの少なくとも1つのサブフレームをM−PCFICHに割り当て、DLスーパーフレームの少なくとも1つの他のサブフレームをM−PHICHに割り当てる。
例27は、例26のeNBを含み得、送信回路は、DLスーパーフレームの制御領域において、M−PCFICHに割り当てられた少なくとも1つのサブフレームと、M−PHICHに割り当てられた少なくとも1つの他のサブフレームとを送信する。
例28は、例26のeNBを含み得、送信回路は、DLスーパーフレームの制御領域においてM−PCFICHに割り当てられた少なくとも1つのサブフレームと、DLスーパーフレームのデータ領域においてM−PHICHに割り当てられた少なくとも1つの他のサブフレームとを送信する。
例29は、eNBにより、狭いシステム帯域幅内でのMTCのための複数のダウンリンク物理チャネルを多重化する段階と、複数の多重化DL物理チャネルを含み、複数のDLサブフレームを含むDLスーパーフレームをUEに送信する段階と、DLスーパーフレームの送信に基づいてUEから少なくとも1つのHARQ ACKメッセージまたは少なくとも1つのHARQ NACKメッセージを受信する段階とを有する方法を備え得る。
例30は、例29の方法を含み得、少なくとも1つのHARQ ACKメッセージまたは少なくとも1つのHARQ NACKメッセージは、HARQメッセージ送信のための予め定められたスケジュールに従ってULスーパーフレームにおいて受信され、ULスーパーフレームは、複数のULサブフレームで構成される。
例31は、例29の方法を含み得、更に、再送信のための予め定められたスケジュールに従い、HARQ NACKメッセージの受信に基づいて、DLスーパーフレームにおいて複数の多重化DL物理チャネルを再送信する段階を備える。
例32は、例29の方法を含み得、更に、UEによりULスーパーフレームに用いられる予め定められた最初のサブフレームおよびサブフレームの予め定められた数を、UEに送信する段階を備える。
例33は、例32の方法を含み得、予め定められた最初のサブフレームおよびサブフレームの予め定められた数は、MIBまたはSIBにおいてUEに送信される。
例34は、例29〜32のいずれかの方法を含み得、複数のDL物理チャネルは、M−SCH、M−PBCH、MTC制御チャネル、M−PDSCH、またはM−PMCHのうちの少なくとも1つを含む。
例35は、例34の方法を含み得、MTC制御チャネルは、M−PCFICHおよびM−PHICHを含み、本方法は、更に、DLスーパーフレームの少なくとも1つのサブフレームをM−PCFICHに割り当てる段階と、DLスーパーフレームの少なくとも1つの他のサブフレームをM−PHICHに割り当てる段階とを備える。
例36は、例35の方法を含み得、M−PCFICHに割り当てられた少なくとも1つのサブフレームおよびM−PHICHに割り当てられた少なくとも1つの他のサブフレームは、DLスーパーフレームの制御領域に関連付けられる。
例37は、例35の方法を含み得、M−PCFICHに割り当てられた少なくとも1つのサブフレームは、DLスーパーフレームの制御領域に関連付けられ、M−PHICHに割り当てられた少なくとも1つの他のサブフレームは、DLスーパーフレームのデータ領域に関連付けられる。
例38は、例29〜32のいずれかの方法を含み得、更に、UEから、複数の多重化UL物理チャネルを含むULスーパーフレームを受信する段階と、HARQメッセージの送信のための予め定められたスケジュールに従い、ULスーパーフレームの受信に基づいて、少なくとも1つのHARQ ACKメッセージまたは少なくとも1つのHARQ NACKメッセージを含むDLサブフレームをUEに送信する段階とを備え、ULスーパーフレームは、複数のULサブフレーム、およびM−PUSCH、M−PRACH、またはM−PUCCHのうちの少なくとも1つを含む複数の多重化UL物理チャネルを含む。
例39は、狭いシステム帯域幅内でのMTCに適合されたUEを含み得、UEは、eNBへのUL送信のために複数のUL物理チャネルを多重化し、eNBから受信された複数の多重化DL物理チャネルを処理するための制御回路と、制御回路に結合され、複数の多重化UL物理チャネルを含むeNBに、複数のULサブフレームを含むULスーパーフレームを送信するための送信回路と、制御回路に結合され、eNBからの複数の多重化DL物理チャネルを含み、複数のDLサブフレームを含むDLスーパーフレームを受信するための受信回路とを備える。
例40は、例39のUEを含み得、制御回路は、TDMまたはFDMに従って複数のDL物理チャネルを多重化する。
例41は、例39のUEを含み得、送信回路は、更に、ULスーパーフレームにおいて、DLスーパーフレームの受信に基づいてHARQ ACKまたはNACKメッセージを送信する。
例42は、例39〜41のいずれかのUEを含み得、ULスーパーフレームのUL送信に関連付けられた最初のサブフレームおよび周期性は、予め定められる。
例43は、例39〜41のいずれかのUEを含み得、受信回路は、更に、eNBから受信され、最初のサブフレームおよび周期性は、MIBまたはSIBにおけるULスーパーフレームのUL送信に関連付けられる。
例44は、例39〜41のいずれかのUEを含み得、複数のDL物理チャネルは、M−SCH、M−PBCH、MTC制御チャネル、M−PDSCH、またはM−PMCHのうちの少なくとも1つを含み、UEから受信された複数の多重化UL物理チャネルは、M−PUSCH、M−PRACH、またはM−PUCCHのうちの少なくとも1つを含む。
例45は、例44のUEを含み得、MTC制御チャネルは、M−PCFICHおよびM−PHICHを含む。
例46は、例45のUEを含み得、受信回路は、DLスーパーフレームの制御領域において、M−PCFICHに割り当てられた少なくとも1つのサブフレームと、M−PHICHに割り当てられた少なくとも1つの他のサブフレームとを受信する。
例47は、例45のUEを含み得、受信回路は、DLスーパーフレームの制御領域においてM−PCFICHに割り当てられた少なくとも1つのサブフレームと、DLスーパーフレームのデータ領域においてM−PHICHに割り当てられた少なくとも1つの他のサブフレームとを受信する。
例48は、UEにより、狭いシステム帯域幅内でのMTCのための複数のUL物理チャネルを多重化する段階と、複数の多重化UL物理チャネルを含み、複数のULサブフレームを含むULスーパーフレームをeNBに送信する段階と、ULスーパーフレームの送信に基づいてeNBから少なくとも1つのHARQ ACKメッセージまたは少なくとも1つのHARQ NACKメッセージを受信する段階とを有する方法を備え得る。
例49は、例48の方法を含み得、少なくとも1つのHARQ ACKメッセージまたは少なくとも1つのHARQ NACKメッセージは、HARQメッセージ受信のための予め定められたスケジュールに従ってDLスーパーフレームにおいて受信され、DLスーパーフレームは、複数のDLサブフレームで構成される。
例50は、例48の方法を含み得、更に、再送信のための予め定められたスケジュールに基づいて、HARQ NACKメッセージの受信に基づくULスーパーフレームの複数の多重化UL物理チャネルを再送信する段階を備える。
例51は、例48の方法を含み得、更に、eNBから、ULスーパーフレームに関連付けられた予め定められた最初のサブフレームおよびサブフレームの予め定められた数を受信する段階を備える。
例52は、例51の方法を含み得、予め定められた最初のサブフレームおよびサブフレームの予め定められた数は、MIBまたはSIBにおいて受信される。
例53は、例48〜51のいずれかの方法を含み得、複数のアップリンク物理チャネルは、M−PUSCH、M−PRACH、またはM−PUCCHのうちの少なくとも1つを含む。
例54は、例48〜51のいずれかの方法を含み得、更に、複数の多重化DL物理チャネルを含むDLスーパーフレームをeNBから受信する段階と、HARQメッセージの送信のための予め定められたスケジュールに基づくULスーパーフレームの受信に基づいて、少なくとも1つのHARQ ACKメッセージまたは少なくとも1つのHARQ NACKメッセージを含むULサブフレームをeNBに送信する段階とを備え、DLスーパーフレームは、複数のDLサブフレームを含み、複数の多重化DL物理チャネルは、M−SCH、M−PBCH、MTC制御チャネル、M−PDSCH、またはM−PMCHのうちの少なくとも1つを含む。
例55は、例54の方法を含み得、MTC制御チャネルは、M−PCFICHおよびM−PHICHを含み、更に、M−PCFICHは、DLスーパーフレームの制御領域において受信され、M−PHICHは、DLスーパーフレームの制御領域またはデータ領域において受信される。
例56は、UEの1または複数のプロセッサにより実行されると、UEに例48〜55のいずれかの方法を実行させるように構成された複数の命令を備える1または複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。
例57は、例48〜55のいずれかの方法を実行するための手段を備える装置を含み得る。
例58は、eNBの1または複数のプロセッサにより実行されると、eNBに例29〜38のいずれかの方法を実行させるように構成された複数の命令を備える1または複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。
例59は、例29〜38のいずれかの方法を実行するための手段を備える装置を含み得る。
ここで説明される方法、システム、およびデバイスの複数の実施形態の追加の複数の例の第2のセットは、以下の非限定的な複数の構成を含む。以下の複数の非限定的な例の各々は、それ自身で成り立ち得、または以下に提供され、または本開示を通した複数の他の例の任意の1または複数との任意の変更または組み合わせで組み合わされ得る。以下の複数の例への参照により、例示的な実施形態の第2のセットの特定の例に言及する。
例1は、狭いシステム帯域幅内でのMTCのためにPCFICHを送信するように動作可能なeNBを含み得、eNBは、受信UEによる受信のために示される複数のリソースにおける送信のためのM−CFIに対する構成を決定するように構成されたコンピュータ回路を有する。
例2は、例1のコンピュータ回路を含み得、M−CFIは、M−PDCCHおよび/またはM−PDSCHの送信のためのリソース情報を示す。
例3は、例2のコンピュータ回路を含み得、この情報は、M−PDCCHおよび/またはM−PDSCHの送信のためのシンボル、スロット、サブフレーム、サブキャリア、およびPRBの形態で時間および周波数単位の数を含む。
例4は、例2のコンピュータ回路を含み得、この情報は、M−PDCCHおよび/またはM−PDSCHの送信のための時間および周波数位置を含む。
例5は、例2のコンピュータ回路を含み得、この情報は、M−PDCCHおよび/またはM−PDSCHの送信のための時間および周波数位置のセットを含む。
例6は、例1のコンピュータ回路を含み得、更に、M−CFIコンテンツにチャネル符号化を適用するように構成される。
例7は、例1のコンピュータ回路を含み得、チャネル符号化後に、eNBは、スクランブルシーケンスに従い、物理セルID、スロット番号、サブフレーム番号、またはスーパーフレーム番号のうちの少なくとも1つの関数に基づいて複数の符号化済みビットにビットスクランブルを実行するように構成される。
例8は、例1のコンピュータ回路を含み得、ビットスクランブル後に、eNBは、更に、M−PCFICHの送信のためにQPSK変調、レイヤマッピング、およびプリコードを実行するように配置される。
例9は、例1のコンピュータ回路を含み得、M−REGは、M−PCFICHの送信について規定され、4つのREは、第1のサブキャリア、その次にOFDMシンボルの昇順で複数の基準信号(適用可能な場合に、例えばCRSまたは他のMTC関連の基準信号)に用いられないM−REGにマッピングされる。
例10は、例9のコンピュータ回路を含み得、複数のM−REGは、1または複数の連続または非連続のサブフレーム全体にわたって割り当てられる。
例11は、例9のコンピュータ回路を含み得、複数のM−REGは、1または複数の連続または非連続の部分的なサブフレームにわたって割り当てられ、OFDMシンボル3および10は通常のCPの場合には含まれない。
例12は、例10のコンピュータ回路を含み得、eNBは、更に、物理セル識別に応じた開始位置を用いて示されたM−REGに複数のM−PCFICHシンボルをマッピングするように配置され、eNBは、リソースマッピングのオプション1、2、または3に基づいて複数のM−PCFICHシンボルをマッピングするように配置される。
例13は、例11のコンピュータ回路を含み得、eNBは、更に、物理セル識別に応じた開始位置を用いて示されたM−REGに複数のM−PCFICHシンボルをマッピングするように構成され、eNBは、リソースマッピングのオプション1または2に基づいて複数のM−PCFICHシンボルをマッピングするように配置される。
例14は、狭いシステム帯域幅内でのMTCに適合されたeNBを含み得、eNBは、UEのための構成情報を決定し、決定された構成情報を示すM−CFIを生成するための制御回路と、制御回路に結合され、M−PCFICH送信においてM−CFIをUEに送信するための送信回路とを備える。
例15は、例14のeNBを含み得、狭いシステム帯域幅は、200キロヘルツ(kHz)である。
例16は、例14のeNBを含み得、構成情報の少なくとも一部は、メディアアクセス制御(MAC)レイヤ回路からシグナリングされる。
例17は、例14のeNBを含み得、構成情報の少なくとも一部は、予め定められる。
例18は、例14〜17のいずれかのeNBを含み得、構成情報は、M−PDCCHまたはM−PDSCHのうちの少なくとも1つに関連付けられる。
例19は、例18のeNBを含み得、構成情報は、M−PDCCHまたはM−PDSCHのうちの少なくとも1つにおいてトランスミッタ回路により送信される送信に用いられるシンボルの数、スロットの数、サブフレームの数、サブキャリアの数、またはPRBの数のうちの少なくとも1つを含む。
例20は、例18のeNBを含み得、構成情報は、M−PDCCHまたはM−PDSCHのうちの少なくとも1つにおいてトランスミッタ回路による送信に用いられる時間位置または周波数位置のうちの1つを示す。
例21は、例14〜17のいずれかのeNBを含み得、構成情報は、M−PHICHに関連付けられる。
例22は、例14〜17のいずれかのeNBを含み得、制御回路は、更に、物理セルID、スロット番号、サブフレーム番号、またはスーパーフレーム番号のうちの少なくとも1つに基づいてM−CFIに関連付けられたスクランブルを実行し、スーパーフレームは、複数のサブフレームを含む。
例23は、例14〜17のいずれかのeNBを含み得、制御回路は、M−PCFICHに関連付けられた4つのリソース要素をM−REGにマッピングする。
例24は、例23のeNBを含み得、制御回路は、物理セルIDに基づいてM−PCFICHに関連付けられた4つのリソース要素をM−REGにマッピングする。
例25は、例23のeNBを含み得、制御回路は、シングルスロットの複数のサブ領域間のM−REGにマッピングされた4つのリソース要素に少なくとも関連付けられるリソース要素ホッピングを実行し、シングルスロットは、複数のサブ領域を含む。
例26は、例14〜17のいずれかのeNBを含み得、更に、制御回路に結合され、構成情報に基づいてUEからデータを受信する受信回路を備える。
例27は、eNBにより、狭いシステム帯域幅内でのMTCに関連付けられた構成情報を決定する段階と、eNBにより、決定された構成情報に基づいて、決定された構成情報をUEに示すM−CFIを生成する段階と、eNBにより、M−PCFICH送信においてM−CFIをUEに送信する段階とを備える方法を含み得る。
例28は、例27の方法を含み得、構成情報は、M−PDCCHまたはM−PDSCHのうちの少なくとも1つに関連付けられる。
例29は、例27の方法を含み得、構成情報は、M−PDCCHまたはM−PDSCHのうちの少なくとも1つを介する送信に用いられるシンボルの数、スロットの数、サブフレームの数、またはPRBの数のうちの少なくとも1つを含む。
例30は、例28の方法を含み得、構成情報は、M−PDCCHまたはM−PDSCHのうちの少なくとも1つにおいて送信に用いられる時間位置または周波数位置のうちの1つを示す。
例31は、例27〜29のいずれかの方法を含み得、構成情報は、M−PHICHに関連付けられる。
例32は、例27−30のいずれかの方法を含み得、本方法は、更に、eNBにより、物理セルID、スロット番号、サブフレーム番号、またはスーパーフレーム番号のうちの少なくとも1つに基づいてM−CFIに関連付けられたスクランブルを実行する段階を備え、スーパーフレームは、複数のサブフレームを含む。
例33は、例27〜30のいずれかの方法を含み得、本方法は、更に、eNBにより、M−PCFICHに関連付けられた4つのリソース要素をM−REGにマッピングする段階を備える。
例34は、例33の方法を含み得、M−PCFICHに関連付けられた4つのリソース要素をM−REGにマッピングする段階は、物理セルIDに基づく。
例35は、例33の方法を含み得、本方法は、更に、eNBにより、シングルスロットの複数のサブ領域間のM−REGにマッピングされた4つのリソース要素に少なくとも関連付けられるリソース要素ホッピングを実行する段階を備え、シングルスロットは、複数のサブ領域を含む。
例36は、狭いシステム帯域幅内でのMTCに適合されたUEを含み得、UEは、M−PCFICH送信においてeNBからM−CFIを受信するための受信回路と、受信回路に結合され、受信されたM−CFIに基づいて狭いシステム帯域幅内での無線通信のために構成情報を検出するための制御回路とを備える。
例37は、例36のUEを含み得、狭いシステム帯域幅は、200kHzである。
例38は、例36のUEを含み得、構成情報は、M−PDCCHまたはM−PDSCHのうちの少なくとも1つに関連付けられる。
例39は、例38のUEを含み得、構成情報は、M−PDCCHまたはM−PDSCHのうちの少なくとも1つにおける送信に用いられるシンボルの数、スロットの数、サブフレームの数、またはPRBの数のうちの少なくとも1つを含む。
例40は、例38のUEを含み得、構成情報は、M−PDCCHまたはM−PDSCHのうちの少なくとも1つにおいて送信に用いられる時間位置または周波数位置のうちの1つを含む。
例41は、例36〜40のいずれかのUEを含み得、構成情報は、M−PHICHに関連付けられる。
例42は、例36のUEを含み得、更に、制御回路に結合され、狭いシステム帯域幅内でデータをeNBに送信するための送信回路を備える。
例43は、方法を含み得、本方法は、UEにより、M−PCFICH送信においてM−CFIをeNBから受信する段階と、UEにより、受信されたM−CFIに基づいて構成情報を検出する段階と、狭いシステム帯域幅内でのMTCのために、検出された構成情報に基づいて、UEによりデータをeNBに送信する段階とを備える。
例44は、例43の方法を含み得、狭いシステム帯域幅は、200kHzである。
例45は、例43の方法を含み得、構成情報は、M−PDCCHまたはM−PDSCHのうちの少なくとも1つに関連付けられる。
例46は、例45の方法を含み得、構成情報は、M−PDCCHまたはM−PDSCHのうちの少なくとも1つにおける送信に用いられるシンボルの数、スロットの数、サブフレームの数、またはPRBの数のうちの少なくとも1つを含む。
例47は、例45の方法を含み得、構成情報は、M−PDCCHまたはM−PDSCHのうちの少なくとも1つにおいて送信に用いられる時間位置または周波数位置のうちの1つを含む。
例48は、例43〜45のいずれかの方法を含み得、構成情報は、M−PHICHに関連付けられる。
例49は、例27〜35のいずれかの方法を実行するための手段を備える装置を含み得る。
例50は、eNBの1または複数のプロセッサにより複数の命令を実行すると、eNBに例27〜35のいずれかの方法を実行させるように構成された複数の命令を備える1または複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。
例51は、例43〜48のいずれかの方法を実行するための手段を備える装置を含み得る。
例52は、UEの1または複数のプロセッサにより複数の命令を実行すると、UEに例43〜48のいずれかの方法を実行させるように構成された複数の命令を備える1または複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。
ここで説明される方法、システム、およびデバイスの複数の実施形態の追加の複数の例の第3のセットは、以下の非限定的な複数の構成を含む。以下の複数の非限定的な例の各々は、それ自身で成り立ち得、または以下に提供され、または本開示を通した複数の他の例の任意の1または複数との任意の変更または組み合わせで組み合わされ得る。以下の複数の例への参照により、例示的な実施形態の第3のセットの特定の例に言及する。
例1は、狭いシステム帯域幅内でのMTCのためにPHICHを送信するように動作可能なeNBを含み得、eNBは、受信UEによる受信のために示される複数のリソースにおける送信のためのACK/NACKに対する構成を決定するように構成されたコンピュータ回路を有する。
例2は、例1のコンピュータ回路を含み得、M−PHICH送信のための構成は、複数のより高次のレイヤにより事前に定義され、または構成され得る。
例3は、例2のコンピュータ回路を含み得、構成情報は、M−PBCHにおいて伝達されるM−MIBでブロードキャストされ、またはM−SIBにおいてブロードキャストされ得る。
例4は、例2のコンピュータ回路を含み得、構成情報は、スーパーフレーム期間に応じて事前に定義され、または構成され得る。
例5は、例1のコンピュータ回路を含み得、更に、ACK/NACKにチャネル符号化を適用するように配置される。
例6は、例1のコンピュータ回路を含み得、チャネル符号化後に、eNBは、スクランブルシーケンスに従い、物理セルID、スロット番号、サブフレーム番号、またはスーパーフレーム番号のうちの少なくとも1つの関数に基づいて複数の符号化済みビットにビットスクランブルを実行するように構成される。
例7は、例1のコンピュータ回路を含み得、ビットスクランブル後に、eNBは、更に、M−PHICHの送信のためにBPSK変調、リソースグループのアラインメント、レイヤマッピング、およびプリコードを実行するように配置される。
例8は、例1のコンピュータ回路を含み得、eNBは、更に、物理セル識別に応じた開始位置を用いて制御領域の最後のK0サブフレームにおいて複数のPHICHシンボルをマッピングするように配置され、Κ0は、複数のより高次のレイヤにより事前に定義され、または構成される。
例9は、例8のコンピュータ回路を含み得、1つのM−PHICHグループにおける3つのシンボルクワドラプレットは、K0サブフレームのおよそ3分の1ずつ分離される。
例10は、例8のコンピュータ回路を含み得、1つのM−PHICHグループにおける3つのシンボルクワドラプレットは、複数の連続したM−REGに割り当てられる。
例11は、例1のコンピュータ回路を含み得、eNBは、更に、物理セル識別に応じた開始位置を用いてデータ領域のK1サブフレームに複数のPHICHシンボルをマッピングするように配置され、K1は、複数のより高次のレイヤにより事前に定義され、または構成される。
例12は、例11のコンピュータ回路を含み得、1つのM−PHICHグループにおける3つのシンボルクワドラプレットは、K1サブフレームのおよそ3分の1ずつ分離される。
例13は、例11のコンピュータ回路を含み得、1つのM−PHICHグループにおける3つのシンボルクワドラプレットは、複数の連続したM−REGに割り当てられる。
例14は、例11のコンピュータ回路を含み得、複数のM−PHICHシンボルは、RS(例えば、CRSまたは専用M−RS)付近の複数のリソース要素に割り当てられ、M−PHICHは、複数の連続したM−REGにおいて等しく分配され、または割り当てられ得る。
例15は、例1のコンピュータ回路を含み得、eNBは、更に、物理セル識別に応じて開始位置を用いて、スーパーフレーム内のK2サブフレームに複数のPHICHシンボルをマッピングするように配置される。
例16は、例15のコンピュータ回路を含み得、1つのM−PHICHグループにおける3つのシンボルクワドラプレットは、K2サブフレームのおよそ3分の1ずつ分離される。
例17は、例15のコンピュータ回路を含み得、1つのM−PHICHグループにおける3つのシンボルクワドラプレットは、複数の連続したM−REGに割り当てられる。
例18は、例1のコンピュータ回路を含み得、スーパーフレームnにおけるサービングセルからスケジューリングされるM−PUSCH送信のために、UEは、スーパーフレームにおけるサービングセルの対応するM−PHICHリソースを決定しなければならない。
例19は、例18のコンピュータ回路を含み得、M−PHICHリソースインデックスは、対応するM−PUSCH送信のリソースインデックスに応じて派生し、対応するM−PUSCH送信のリソースインデックスは、時間位置または周波数位置のいずれかの関数(例えば、シンボル、スロット、サブフレーム、サブキャリア、PRB等)、またはこれらのパラメータの任意の組み合わせの関数として規定される。
例20は、狭いシステム帯域幅内でのMTCに適合されたeNBに含まれる装置を含み得、装置は、物理セル識別に基づいてPHICHに関連付けられた複数のリソースを割り当てるための制御回路と、制御回路に結合され、M−PHICHを用いてHARQ ACK/NACKを送信するための送信回路とを備える。
例21は、例20の装置を含み得、制御回路は、更に、M−PHICHを用いてHARQ ACK/NACK送信の構成に関連付けられた情報を含む、MTCに関連付けられたMIBまたはSIBのうちの少なくとも1つを生成し、更に、送信回路は、MIBまたはSIBのうちの少なくとも1つをUEに送信する。
例22は、例20の装置を含み得、制御回路は、複数のMTC PHICHを複数のREの同一のグループに割り当て、MTC PHICHのグループの数は、スーパーフレームの期間に基づく。
例23は、例22の装置を含み得、スーパーフレームは、複数のサブフレームを含む。
例24は、例20〜23のいずれかの装置を含み得、制御回路は、スーパーフレームの制御領域またはスーパーフレームのデータ領域にMTC PHICHを含む。
例25は、例20〜23のいずれかの装置を含み得、制御回路は、MTC PHICHに関連付けられた複数のリソースを、MTCに関連付けられた複数の連続したREGにマッピングする。
例26は、例20〜23のいずれかの装置を含み得、制御回路は、チャネル符号化をHARQ ACK/NACKに適用して、物理セル識別、スロット番号、サブフレーム番号、またはスーパーフレーム番号のうちの少なくとも1つに基づいて、スクランブルシーケンスを生成し、生成されたスクランブルシーケンスを用いてビットスクランブルをチャネル符号化済みのHARQ ACK/NACKに実行する。
例27は、狭いシステム帯域幅内でのMTCに適合されたeNBにより実行される方法を含み得、本方法は、UEからULデータを受信する段階と、ULデータの受信に基づいてHARQ ACK/NACKを生成する段階と、物理セル識別に基づいてMTC PHICHに関連付けられた複数のリソースを割り当てる段階と、MTC PHICHを用いてHARQ ACK/NACKを送信する段階とを備える。
例28は、例27の方法を含み得、更に、MTC PHICHを用いてHARQ ACK/NACK送信の構成に関連付けられた情報を含む、MTCに関連付けられたMIBまたはSSIBのうちの少なくとも1つを生成する段階と、MIBまたはSIBのうちの少なくとも1つをUEに送信する段階とを備える。
例29は、例27の方法を含み得、更に、複数のMTC PHICHを複数のリソース要素の同一のグループに割り当てる段階を備え、MTC PHICHのグループの数は、スーパーフレームの期間に基づく。
例30は、例29の方法を含み得、スーパーフレームは、複数のサブフレームを含む。
例31は、例27〜30のいずれかの方法を含み得、MTC PHICHは、スーパーフレームの制御領域またはスーパーフレームのデータ領域に含まれる。
例32は、例27〜30のいずれかの方法を含み得、更に、MTC PHICHに関連付けられた複数のリソースを、MTCに関連付けられた複数の連続したREGにマッピングする段階を備える。
例33は、例27〜30のいずれかの方法を含み得、更に、チャネル符号化をHARQデータに適用する段階と、物理セル識別、スロット番号、サブフレーム番号、またはスーパーフレーム番号のうちの少なくとも1つに基づいてスクランブルシーケンスを生成する段階と、生成されたスクランブルシーケンスを用いてチャネル符号化済みのHARQ ACK/NACKにビットスクランブルを実行する段階とを備える。
例34は、狭いシステム帯域幅内でのMTCに適合されたUEに含まれる装置を含み得、本装置は、eNBからダウンリンクデータを受信するための受信回路と、受信回路に結合され、受信されたダウンリンクデータに基づいてHARQ ACK/NACKを生成し、物理セル識別に基づいてMTC PHICHと関連付けられた複数のリソースを割り当てるための制御回路と、制御回路に結合され、MTC PHICHを用いてHARQ ACK/NACKを送信するための送信回路とを備える。
例35は、例34の装置を含み得、受信回路は、更に、MTC PHICHを用いて、HARQ ACK/NACK送信の構成に関連付けられた情報を含むMTCと関連付けられたMIBまたはSIBのうちの少なくとも1つを受信し、更に、制御回路は、受信されたMIBまたはSIBに基づいてMTC PHICHに関連付けられた複数のリソースを割り当てる。
例36は、例34の装置を含み得、制御回路は、複数のMTC PHICHを複数のリソースの同一のグループに割り当て、MTC PHICHのグループの数は、スーパーフレームの期間に基づく。
例37は、例36の装置を含み得、スーパーフレームは、複数のサブフレームを含む。
例38は、例34〜37のいずれかの装置を含み得、制御回路は、MTC PHICHに関連付けられた複数のリソースを、MTCに関連付けられた複数の連続したREGにマッピングする。
例39は、例34〜37のいずれかの装置を含み得、制御回路は、チャネル符号化をHARQ ACK/NACKに適用して、物理セル識別、スロット番号、サブフレーム番号、またはスーパーフレーム番号のうちの少なくとも1つに基づいて、スクランブルシーケンスを生成し、生成されたスクランブルシーケンスを用いてビットスクランブルをチャネル符号化済みのHARQ ACK/NACKに実行する。
例40は、狭いシステム帯域幅内でのMTCに適合されたUEにより実行される方法を含み得、本方法は、拡張ノードB(eNB)からダウンリンクデータを受信する段階と、受信されたダウンリンクデータに基づいてHARQ ACK/NACKを生成する段階と、物理セル識別に基づいてMTC PHICHに関連付けられた複数のリソースを割り当てる段階と、MTC PHICHを用いてHARQ ACK/NACKを送信する段階とを備える。
例41は、例40の方法を含み得、更に、MTC PHICHを用いてHARQ ACK/NACK送信の構成に関連付けられた情報を含むMTCに関連付けられたMIBまたはSIBのうちの少なくとも1つを受信する段階を備え、更に、制御回路は、受信されたMIBまたはMTC SIBに基づいてMTC PHICHに関連付けられた複数のリソースを割り当てる。
例42は、例40の方法を含み得、更に、複数のMTC PHICHを複数のリソース要素の同一のグループに割り当てる段階を備え、MTC PHICHのグループの数は、スーパーフレームの期間に基づく。
例43は、例42の方法を含み得、スーパーフレームは、複数のサブフレームを含む。
例44は、例40〜43のいずれかの方法を含み得、更に、MTC PHICHに関連付けられた複数のリソースを、MTCに関連付けられた複数の連続したREGにマッピングする段階を備える。
例45は、例40〜43のいずれかの方法を含み得、更に、チャネル符号化をHARQ ACK/NACKに適用する段階と、物理セル識別、スロット番号、サブフレーム番号、またはスーパーフレーム番号のうちの少なくとも1つに基づいてスクランブルシーケンスを生成する段階と、生成されたスクランブルシーケンスを用いてチャネル符号化済みのHARQ ACK/NACKにビットスクランブルを実行する段階とを備える。
例46は、例40〜45のいずれかの方法を実行するための手段を備える装置を含み得る。
例47は、UEの1または複数のプロセッサにより複数の命令を実行すると、UEに例40〜45のいずれかの方法を実行させるように構成された複数の命令を備える、1または複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。
例48は、例27〜33のいずれかの方法を実行するための手段を備える装置を含み得る。
例49は、eNBの1または複数のプロセッサにより複数の命令を実行すると、eNBに例27〜33のいずれかの方法を実行させるように構成された複数の命令を備える、1または複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。
例50は、本明細書に示され、説明される無線ネットワークにおける通信の方法を含み得る。
例51は、本明細書において示され、説明される無線通信を提供するためのシステムを含み得る。
例52は、本明細書に示され、説明される無線通信を提供するためのデバイスを含み得る。
1または複数の実装についての上記は、例示および説明を提供するが、網羅であること、および本明細書において説明される複数の実施形態の範囲を開示される寸分違わない形態に限定することを意図しない。上記の教示に鑑みて、複数の修正形態および変形形態が可能であり、または本技術革新の様々な実装の実施から得られ得る。
次に、図29は、いくつかの例示的な実施形態によるコンピューティングマシンの複数の態様を図示する。本明細書において説明される複数の実施形態は、任意の好適に構成されるハードウェアおよび/またはソフトウェアを用いてシステム2900に実装され得る。いくつかの実施形態について、図29は、示されるように少なくとも互いに結合される無線周波数(RF)回路2935、ベースバンド回路2930、アプリケーション回路2925、メモリ/ストレージ2940、ディスプレイ2905、カメラ2930、センサ2915、および入力/出力(I/O)インタフェース2910を備える例示的なシステム2900を図示する。
アプリケーション回路2925は、1または複数のシングルコアまたはマルチコアプロセッサ等の回路を含み得るが、これらに限定されない。プロセッサは、複数の汎用プロセッサおよび専用プロセッサ(例えば、グラフィックプロセッサ、アプリケーションプロセッサ等)の任意の組み合わせを含み得る。プロセッサは、メモリ/ストレージ2940と結合され、システム2900上で実行される様々なアプリケーションおよび/またはオペレーティングシステムを有効にするべく、メモリ/ストレージ2940に格納された複数の命令を実行するように構成され得る。
ベースバンド回路2930は、1または複数のシングルコアまたはマルチコアプロセッサ等の回路を含み得るが、これらに限定されない。プロセッサは、ベースバンドプロセッサを含み得る。ベースバンド回路2930は、RF回路2935を介して1または複数の無線ネットワークとの通信を可能にする様々な無線制御機能を操作し得る。複数の無線制御機能としては、信号変調、エンコード、デコード、無線周波数シフト等が挙げられ得るが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、ベースバンド回路2930は、1または複数の無線の技術と互換性のある通信を提供し得る。例えば、いくつかの実施形態において、ベースバンド回路2930は、拡張ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(EUTRAN)および/または他の無線メトロポリタンエリアネットワーク(WMAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)との通信をサポートし得る。ベースバンド回路2930が1より多い無線プロトコルの無線通信をサポートするように構成される複数の実施形態は、マルチモードベースバンド回路と称され得る。
様々な実施形態において、ベースバンド回路2930は、ベースバンド周波数と厳密にはみなされない複数の信号で動作する回路を含み得る。例えば、いくつかの実施形態において、ベースバンド回路2930は、ベースバンド周波数と無線周波数との間の中間周波数を有する複数の信号で動作する回路を含み得る。
RF回路2935は、非固形媒体を介する変調電磁放射を用いて無線ネットワークとの通信を可能にし得る。様々な実施形態において、RF回路2935は、無線ネットワークとの通信を容易にするべく、複数のスイッチ、フィルタ、増幅器等を含み得る。
様々な実施形態において、RF回路2935は、無線周波数と厳密にはみなされない複数の信号で動作する回路を含み得る。例えば、いくつかの実施形態において、RF回路2935は、ベースバンド周波数と無線周波数との間の中間周波数を有する複数の信号で動作する回路を含み得る。
様々な実施形態において、UEまたはeNBに関して上述されたトランスミッタ回路またはレシーバ回路は、RF回路2935、ベースバンド回路2930、および/またはアプリケーション回路2925のうちの1または複数の全体または一部で実施され得る。
いくつかの実施形態において、ベースバンドプロセッサの、またはベースバンド回路2930、アプリケーション回路2925、および/またはメモリ/ストレージ2940としてのいくつかまたは全ての構成部品は、共にシステムオンチップ(SOC)上に実装され得る。
メモリ/ストレージ2940は、例えばシステム2900のためのデータおよび/または複数の命令をロードおよびストアするように用いられ得る。一実施形態のためのメモリ/ストレージ2940は、好適な揮発性メモリ(例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM))および/または不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)の任意の組み合わせを含み得る。
様々な実施形態において、I/Oインタフェース2910は、システムとのユーザのインタラクションを可能にするように設計された1もしくは複数のユーザインタフェース、および/またはシステム2900と周辺コンポーネントとのインタラクションを可能にするように設計された複数の周辺構成要素インタフェースを含み得る。複数のユーザインタフェースとしては、物理的キーボードまたはキーパッド、タッチパッド、スピーカ、マイク等が挙げられ得るが、これらに限定されない。複数の周辺構成要素インタフェースとしては、不揮発性メモリポート、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、オーディオジャック、電源供給インタフェースが挙げられ得るが、これらに限定されない。
様々な実施形態において、センサ2915は、システム2900に関連する複数の環境条件および/または位置情報を判断する1または複数のセンシングデバイスを含み得るいくつかの実施形態において、複数のセンサ2915は、ジャイロセンサ、加速度計、近接センサ、環境光センサ、および測位ユニットを含み得るが、これらに限定されない。また、測位ユニットは、測位ネットワーク(例えば、全地球測位システム(GPS)衛星)の複数のコンポーネントと通信するベースバンド回路2930および/またはRF回路2935の一部であるか、またはこれらとインタラクトし得る。様々な実施形態において、ディスプレイ2905は、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ等)を含み得る。
様々な実施形態において、システム2900は、ラップトップコンピューティングデバイス、タブレットコンピューティングデバイス、ネットブック、ウルトラブック、スマートフォン等のようなモバイルコンピューティングデバイスであってもよいが、これらに限定されない。様々な実施形態において、システム2900は、より多いか、またはより少ないコンポーネント、および/または異なる複数のアーキテクチャを有し得る。
図30は、UE3000として図示される例示的なUEを示す。UE3000は、本明細書で説明されるUE101もしくはeNB150、または任意のデバイスの実装であってもよい。UE3000は、基地局(BS)、eNB、または他のタイプの無線ワイドエリアネットワーク(WWAN)アクセスポイントのような送信局と通信するように構成された1または複数のアンテナを含み得る。モバイルデバイスは、3GPP LTE、WiMAX、高速パケットアクセス(HSPA)、Bluetooth(登録商標)、およびWiFiを含む少なくとも1つの無線通信規格を用いて通信するように構成され得る。モバイルデバイスは、無線通信規格毎に別個のアンテナを用い、または複数の無線通信規格に共有アンテナを用いて通信し得る。モバイルデバイスは、WLAN、WPAN、および/またはWWANにおいて通信し得る。
図30は、UE3000の例を図示する。UE3000は、任意のモバイルデバイス、移動局(MS)、モバイル無線デバイス、モバイル通信デバイス、タブレット、ハンドセット、または他のタイプのモバイル無線コンピューティングデバイスであり得る。UE3000は、ホットスポット、BS、eNB、または他のタイプのWLANもしくはWWANアクセスポイントと通信するように構成されたハウジング3002内に1または複数のアンテナ3008を含み得る。従って、UEは、上記で詳述された非対称RANの一部として実装されたeNBまたは基地局トランシーバを介してインターネットのようなWANと通信し得る。UE3000は、3GPP LTE、WiMAX、HSPA、Bluetooth(登録商標)、およびWi−Fi規格の規定から選択される複数の規格を含む複数の無線通信規格を用いて通信するように構成され得る。UE3000は、無線通信規格毎に別個のアンテナを用い、または複数の無線通信規格に共有アンテナを用いて通信し得る。UE3000は、WLAN、WPAN、および/またはWWANにおいて通信し得る。
図30は、UE3000からのオーディオ入力および出力に用いられ得るマイク3030および1または複数のスピーカ3012も示す。ディスプレイスクリーン3004は、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ等の液晶ディスプレイ(LCD)スクリーンまたは他のタイプのディスプレイスクリーンであり得る。ディスプレイスクリーン3004は、タッチスクリーンとして構成され得る。タッチスクリーンは、容量、抵抗、または別のタイプのタッチスクリーン技術を用い得る。アプリケーションプロセッサ3014およびグラフィックプロセッサ3018は、処理および表示機能を提供するべく内部メモリ3016に結合され得る。不揮発性メモリポート3010は、複数のデータI/Oオプションをユーザに提供するようにも用いられ得る。不揮発性メモリポート3010は、UE3000のメモリ機能を拡大するようにも用いられ得る。キーボード3006は、追加のユーザ入力を提供するべく、UE3000と統合され、または無線でUE3000に接続され得る。タッチスクリーンを用いる仮想キーボードも提供され得る。UE3000の前(ディスプレイスクリーン)面または背面上に位置付けられるカメラ3022も、UE3000のハウジング3002に統合され得る。
図31は、本明細書において検討される複数の方法論のうちの任意の1または複数が実行され得、本明細書において説明されるeNB150およびUE101、またはその他のデバイスを実装するべく用いられ得る例示的なコンピュータシステムマシン3100を図示するブロック図である。様々な代替的実施形態において、マシンは、スタンドアロンデバイスとして動作し、または他の複数のマシンに接続(例えば、ネットワーク接続)され得る。ネットワーク接続された配置において、マシンは、サーバ・クライアントネットワーク環境におけるサーバまたはクライアントマシンのいずれかの容量で動作し得、またはピアツーピア(または分配された)ネットワーク環境においてピアマシンとして機能し得る。マシンは、携帯し得るか、または携帯し得ないパーソナルコンピュータ(PC)(例えば、ノートブックまたはネットブック)、タブレット、セットトップボックス(STB)、ゲームコンソール、携帯情報端末(PDA)、携帯電話もしくはスマートフォン、ウェブ機器、ネットワークルータ、スイッチもしくはブリッジ、または任意のマシンにより取られるべき動作を指定する複数の命令(シーケンシャルまたは別の)を実行することができる当該マシンであり得る。更に、1つのマシンのみが図示されているが、「マシン」という用語は、本明細書において検討される複数の方法論のうちの任意の1または複数を実行するための複数の命令のセット(または複数のセット)を個別にまたは共同で実行する複数のマシンの任意の集合体も含むと解釈されるものとする。
例示的なコンピュータシステムマシン3100は、プロセッサ3102(例えば、中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、またはそれら両方)、メインメモリ3104、およびスタティックメモリ3106を含み、これらは、相互接続3108(例えば、リンク、バス等)を介して互いに通信する。コンピュータシステムマシン3100は、ビデオディスプレイユニット3110、英数字入力デバイス3112(例えば、キーボード)、およびユーザインタフェース(UI)ナビゲーションデバイス3114(例えば、マウス)を更に含み得る。一実施形態において、ビデオディスプレイユニット3110、入力デバイス3112、およびUIナビゲーションデバイス3114は、タッチスクリーンディスプレイである。コンピュータシステムマシン3100は、ストレージデバイス3116(例えば、ドライブユニット)、信号生成デバイス3118(例えば、スピーカ)、出力コントローラ3132、電力管理コントローラ3134、および(1または複数のアンテナ3130、トランシーバ、または他の無線通信ハードウェアを含み、またはこれと動作可能に通信し得る)ネットワークインタフェースデバイス3120、ならびにGPSセンサ、コンパス、位置センサ、加速度計、または他のセンサのような1または複数のセンサ3128を更に含み得る。
ストレージデバイス3116は、本明細書において説明される複数の方法論または機能のうちの任意の1または複数を実施し、またはこれにより使用される複数のデータ構造体および命令3124(例えば、ソフトウェア)の1または複数のセットが格納される、機械可読媒体3122を含む。複数の命令3124は、コンピュータシステムマシン3100によるそれらの実行中に、メインメモリ3104、スタティックメモリ3106、および/またはプロセッサ3102内にも完全にまたは少なくとも部分的に存在し得、メインメモリ3104、スタティックメモリ3106、およびプロセッサ3102は、機械可読媒体も構成する。
機械可読媒体3122は、例示的な実施形態において単一の媒体であるものとして図示されるが、「機械可読媒体」という用語は、1または複数の命令3124を格納する単一の媒体または複数の媒体(例えば、集中化もしくは分配化されたデータベース、および/または関連付けられる複数のキャッシュおよびサーバ)を含み得る。「機械可読媒体」という用語は、マシンにより実行するための複数の命令を格納し、エンコードし、または搬送することができ、本開示の複数の方法論のうちの任意の1または複数をマシンに実行させ、またはそのような複数の命令により使用され、またはこれらに関連付けられる複数のデータ構造体を格納し、エンコードし、または搬送することができる任意の有形媒体も含むと解釈されるものとする。
複数の命令3124は、更に、いくつかの周知の転送プロトコル(例えば、ハイパーテキスト移送プロトコル、HTTP)のうちのいずれか1つを用いるネットワークインタフェースデバイス3130を介する伝送媒体を用いて、通信ネットワーク3126を介して送信され、または受信され得る。「伝送媒体」という用語は、マシンにより実行するための複数の命令を格納し、エンコードし、または搬送することができ、デジタルまたはアナログの複数の通信信号を含む任意の媒体、またはそのようなソフトウェアの通信を容易にする他の無形媒体を含むと解釈されるものとする。
様々な技術、またはそれらの一定の態様または一部は、フロッピディスク、CD−ROM、ハードドライブ、非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体、またはその他の機械可読ストレージ媒体のような有形媒体において実施されるプログラムコード(すなわち、複数の命令)の形態を取り得、プログラムコードがコンピュータのようなマシンによりロードされ、実行されると、マシンは、様々な技術を実施するための装置となる。プログラマブルコンピュータ上でのプログラムコードの実行の場合に、コンピューティングデバイスは、プロセッサ、プロセッサにより可読のストレージ媒体(揮発性および不揮発性メモリ、ならびに/またはストレージ要素を含む)、少なくとも1つの入力デバイス、ならびに少なくとも1つの出力デバイスを含み得る。揮発性および不揮発性メモリおよび/または複数のストレージ要素は、電子データを格納するためのRAM、EPROM、フラッシュドライブ、光学ドライブ、磁気ハードドライブ、または他の媒体であってもよい。また、基地局および移動局は、トランシーバモジュール、カウンタモジュール、処理モジュール、および/またはクロックモジュールもしくはタイマモジュールを含み得る。本明細書において説明される様々な技術を実装または使用し得る1または複数のプログラムは、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)、再使用可能な制御器等を用い得る。複数のそのようなプログラムは、コンピュータシステムと通信するべく、高水準手続型またはオブジェクト指向型のプログラミング言語で実装され得る。しかし、所望であれば、プログラムは、アセンブリ言語または機械言語で実装され得る。いずれの場合にも、言語は、コンパイラ型言語またはインタプリタ型言語であってもよく、複数のハードウェア実装と組み合わされてもよい。
様々な実施形態は、3GPP LTE/LTE−A、米国電気電子学会(IEEE)3102.11、およびBluetooth(登録商標)通信規格を用い得る。様々な代替的実施形態は、様々な他のWWAN、WLAN、およびWPANプロトコルを用いてもよく、複数の規格は、本明細書において説明される複数の技術に関連して用いられ得る。これらの規格は、3GPP(例えば、HSPA+、UMTS)、IEEE3102.16(例えば、3102.16p)、またはBluetooth(登録商標)(例えば、Bluetooth(登録商標)Special Interest Groupにより規定されるBluetooth(登録商標)30.0等の規格)規格ファミリの他の複数の規格を含むが、これらに限定されない。他の適用可能なネットワーク構成は、ここで説明される複数の通信ネットワークの範囲内に含まれ得る。そのような複数の通信ネットワーク上での通信は、任意の数のPAN、LAN、およびWANを用い、有線または無線の伝送媒体の任意の組み合わせを用いて容易にされ得ることが理解されよう。
上記の複数の実施形態は、ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアのうちの1つまたは組み合わせで実装され得る。様々な方法もしくは技術、またはそれらの一定の態様もしくは一部は、フラッシュメモリ、ハードドライブ、ポータブルストレージデバイス、リードオンリメモリ(ROM)、RAM、半導体メモリデバイス(例えば、EPROM、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM))、磁気ディスクストレージ媒体、光ストレージ媒体のような有形媒体、およびその他の機械可読ストレージ媒体またはストレージデバイスにおいて実施されるプログラムコード(すなわち、命令)の形態を取り得、プログラムコードがコンピュータまたはネットワーキングデバイスのようなマシンにロードされ、またはこれにより実行されると、マシンは、様々な技術を実施するための装置になる。
機械可読ストレージ媒体または他のストレージデバイスは、マシン(例えば、コンピュータ)により可読な形態で情報を格納するための任意の非一時的メカニズムを含み得る。複数のプログラマブルコンピュータ上で実行されるプログラムコードの場合、コンピューティングデバイスは、プロセッサ、プロセッサにより可読のストレージ媒体(揮発性および不揮発性メモリ、ならびに/またはストレージ要素を含む)、少なくとも1つの入力デバイス、ならびに少なくとも1つの出力デバイスを含み得る。本明細書において説明される様々な技術を実装または使用し得る1または複数のプログラムは、API、再使用可能な制御器等を用い得る。複数のそのようなプログラムは、コンピュータシステムと通信するべく、高水準手続型またはオブジェクト指向型のプログラミング言語で実装され得る。しかし、所望であれば、プログラムは、アセンブリ言語または機械言語で実装され得る。いずれの場合にも、言語は、コンパイラ型言語またはインタプリタ型言語であり、複数のハードウェア実装と組み合わされ得る。
本明細書に説明される機能ユニットまたは能力は、より具体的に実装の独立性を強調するべく、コンポーネントまたはモジュールと称され、または呼ばれ得ることを理解されたい。例えば、コンポーネントまたはモジュールは、複数のカスタムの超大規模集積(VLSI)回路もしくはゲートアレイ、ロジックチップ、トランジスタのような既製の半導体、または他のディスクリートコンポーネントを備えるハードウェア回路として実装され得る。コンポーネントまたはモジュールは、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイロジック、プログラマブルロジックデバイス等のようなプログラマブルハードウェアデバイスにも実装され得る。コンポーネントまたはモジュールは、様々なタイプのプロセッサにより実行するためのソフトウェアにも実装され得る。例えば、実行可能なコードの識別コンポーネントまたはモジュールは、複数のコンピュータ命令の1または複数の物理または論理ブロックを備え得、これらは、例えばオブジェクト、手順、または関数として編成され得る。それにもかかわらず、識別されるコンポーネントまたはモジュールの実行可能なものは、物理的に一緒に位置付けられる必要はないが、異なる位置に格納される異なる複数の命令を含み得、これらは、論理的に一緒に結合されると、コンポーネントまたはモジュールを構成し、コンポーネントまたはモジュールのための記載される目的を実現する。
現に、実行可能なコードのコンポーネントまたはモジュールは、1つの命令または多くの命令であり得、いくつかの異なるコードセグメントにわたって、異なる複数のプログラム間に、いくつかのメモリデバイスにわたって更に分配され得る。同様に、演算データは、本明細書においてコンポーネントまたはモジュール内で識別および図示され得、任意の好適な形態で実施され、任意の好適なタイプのデータ構造体内に編成され得る。演算データは、1つのデータセットとして収集され得、または異なるストレージデバイスを含む異なる位置にわたって分配され得、システムまたはネットワーク上に単に電子信号として、少なくとも部分的に存在し得る。複数のコンポーネントまたはモジュールは、パッシブまたはアクティブであり得、所望の複数の関数を実行するように動作可能な複数のエージェントを含む。