JP2017525442A - 多電極可撓性電気マスク - Google Patents
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Abstract
本発明の1つの主題は、電極(1)および対極(2)を有する支持体(50)を含み、前記電極と前記対極とが、ポリマー材料から作られる電気絶縁ゾーン(3)を含む空間により互いに分離される、電流を用いる身体領域の美容処置のための物品である。
Description
本発明は、電流を用いるヒトケラチン物質の美容処置のための物品に関する。
本発明の文脈で、「物品」とは、ヒトケラチン物質に当てることのできるマスク、パッチ、パッド、ストリップ、または包帯を意味するものと理解される。
「化粧品」という表現は、1993年6月14日付のCouncil Directive 93/35/EECで定義されたあらゆる組成物を意味するものと理解される。
本明細書を通じて、「comprising a(〜を含む)」という表現は、「comprising at least one(少なくとも1つの〜を含む)」と同義であると解釈すべきである。
化粧品組成物を塗布するための受動マスクが知られている。たとえば文献米国特許第6702792号は、顔用ローションを含浸させたセルロースマスクについて記載している。
しかしながら、受動的な方法により施される分子の量は依然として少ない。この状況を改善するために、電源に接続された電極を使用する能動パッチまたはマスクが開発されている。
したがって、イオン導入デバイスを使用してヒトケラチン物質を処置することが知られている(J. Singh、K. S. Bhatia、Topical iontophoretic drug delivery: pathways, principles, factors and skin irritation、Med. Res. Rev.、vol. 16、no. 3、285-296、1996)。
イオン導入により、電気刺激を用いて非侵襲的な方法で皮膚を通して活性薬剤を拡散させることが可能になる。加える電流は、強度および方向に関して調節可能であってよい(陽極または陰極)。イオン導入による分子の経皮的拡散は、2つの原理、すなわち、電気反発および電気浸透に基づく。
電気反発は、同符号の電荷の反発によるイオン化分子の移動である。したがって、物質が負に帯電される場合、この物質は陰極(-)で皮膚を通って拡散する。
電気浸透は、イオン導入中の陽極から陰極への水の流れに関連付けられたエントレインメントによる、非イオン化分子も含む分子の移動である。移動は、特に皮膚の負電荷によるものである。電流の影響下で、水または溶媒が、移動するときに、溶解した材料を同伴する。
エンドピースを用いて電流を皮膚に当てることができる。身体または頬の広い表面の場合、エンドピースは大きくなり得る。アクセスしにくい領域では、エンドピースは接触または移動がより容易な小さいヘッドの形を取ってもよい。
イオン導入の効果を高めるために、皮膚への活性薬剤の浸透を最適化する専用のデバイスを開発する必要がある。
この浸透を促進するマッサージを生じさせる、マッサージエンドピースを備えたイオン導入デバイスを使用することがすでに知られている。
例として、文献EP2430945およびEP2111889は、電極に接続された金属ボールおよび一体型化粧品組成物リザーバにより目の輪郭を処置するためのデバイスについて記載している。
特許GB2372705Aは、耐食金属により金属化されたABSプラスチックから作られた電極を有するイオン導入デバイスについて記載している。また、配合物をイオン化するために、リザーバが電極に接続されている。
米国特許第6766192(B1)号は、ボールがクリームのチューブに固定されているイオン導入デバイスについて記載している。
Bodyestheticという会社により販売されているプロ用TMT(登録商標)デバイスは、ステンレス鋼から作られた回転ボールを備えたイオン導入デバイスを使用している。
AAMS(Anti-Aging Medical Systems)により販売されているi-beauty gun(登録商標)デバイスは、ローラ型のプローブを介して電流を出力し、製品の堆積が、電極と皮膚との間で測定されるインピーダンスに基づいて調整される。このデバイスを用いると、皮膚との接触インピーダンスを低下させる目的で、供給される製品の量が電子システムにより制御される。
イオン導入マスクまたはパッチを使用することも知られている。
米国特許第6157858号および米国特許第7069088号は、少なくとも1対の電極を含む物品について記載している。電極は、可鍛性の支持体に配置される。ハウジング内に位置する支持体の外側にある発電機によって、電極に電力が供給される。物品を選択された身体領域に配置する前に、化粧品組成物をこの領域に塗布する。次いで、物品を顔に配置し、電流によって電極に電力を供給する。処置時間は15分〜1時間で変化する。
CN200951261は、活性電極が顔全体を覆い、戻り電極が身体の別の部分に取り付けられる物品について記載している。電気接点および電線が電極を電源に接続する。電源は、外部ハウジングに含まれる。マスクは、ゴムで作られた導電層を上に載せた、皮膚に接触する吸収層から構成される。化粧品組成物は、吸収布に含まれる。
米国特許第5443441号に記載された物品は、CN200951261に記載されたものと同様のベース構造を有するが、化粧品組成物が吸収布に含まれず、半透膜により皮膚から分離されたリザーバに含まれる点が異なる。
イオン導入技術は、薬剤または化粧品活性薬剤の浸透を高めるために広く使用されている。配合物の化学的要因および皮膚の生物学的要因に加えて、浸透性能は電流強度および印加時間に依存する。
イオン導入物品は、デバイスと比べて大きな利点を有する。詳細には、イオン導入物品は、エンドピースが顔の上を移動するよりもはるかに長い時間、処置する領域に当てることができるという可能性をもたらす。ユーザは、マスクの動作中に活動しないでいるとき、マスクを長時間付けたままにすることを受け入れる。他方、ユーザは、活動しなければならないとき、またはさらにはエンドピースを動かすために努力しなければならないときには、処置時間がより短くなることを望む。
通常、ユーザが治療処置のために受け入れるイオン導入デバイスの使用時間は、2〜5分、またはせいぜい10分である。比較すると、ユーザは、たとえば30分間、またはさらには1時間、マスクを付けたままにすることを受け入れる。
しかしながら、安全規制(IEC60-479-1)の要求により、身体を通る電流は10mA DCに限定される。このため、マスクの許容できる電流強度(mA/cm2)は非常に低い。たとえば、電流強度は、約300cm2の面積を有するマスクについて、せいぜい0.033mA/cm2程度である。
しかしながら、この電流強度は、低すぎると、処置する領域に対する有効なイオン導入美容効果を得ることができない。
空気ゾーンを用いて電極を電気的に絶縁することにより、皮膚に浸透する活性薬剤の量を増加させることがすでに提案されている。これは、WRINKLEMDにより販売されているWrinkleMD Brow Hyaluronic Acid Deep Infusion System(登録商標)という製品に当てはまる。この製品は、ヒアルロン酸イオン導入パッチを含む。この製品は、腫れぼったい目や疲れ目および目尻のしわを軽減するために、ヒアルロン酸を目の輪郭領域に供給する。
安全規制を遵守しつつ、イオン導入物品を用いて皮膚に浸透する活性薬剤の量をさらに増加させることが必要である。
また、目的とする美容処置にかかわらず、イオン導入物品の効果を高める必要がある。
加えて、有効成分を含む化粧品組成物を均一に塗布できるようにするイオン導入物品を提案する必要がある。
加えて、物品は、製造および取扱いが容易でなければならない。
特に、
- 直流と、脈動電流または直流成分および脈動成分からなる電流との両方を用いて使用可能であり、
- 電流が皮膚の表面だけでなく皮膚内に確実に入り、
- 電流が皮膚の下に深く浸透しすぎることを防ぎ、
- 広い処置領域にわたって強度を一定に保ちつつ電流の総量を増加させる、
新規な物品を開発する必要がある。
- 直流と、脈動電流または直流成分および脈動成分からなる電流との両方を用いて使用可能であり、
- 電流が皮膚の表面だけでなく皮膚内に確実に入り、
- 電流が皮膚の下に深く浸透しすぎることを防ぎ、
- 広い処置領域にわたって強度を一定に保ちつつ電流の総量を増加させる、
新規な物品を開発する必要がある。
Council Directive 93/35/EEC
J. Singh、K. S. Bhatia、Topical iontophoretic drug delivery: pathways, principles, factors and skin irritation、Med. Res. Rev.、vol. 16、no. 3、285-296、1996
本発明は、前述した必要のすべてまたは一部を解決し、かつ電流を用いるヒトケラチン物質の美容処置のための物品をさらに改良することも目的とする。
本発明の1つの主題は、電極および対極を有する支持体を含み、前記電極と前記対極とが、ポリマー材料から作られる電気絶縁ゾーンを含む空間により互いに分離される、電流を用いる身体領域の美容処置のための物品である。
電気絶縁ゾーンがあると、電流は、電極間の最短経路を取って皮膚の表面上を通ることがない。逆に、電流は、皮膚内へ逸れることによって電気絶縁ゾーンを迂回する。
加えて、電気絶縁ゾーンの特性を修正するために、ポリマーを適切に選択することができる。したがって、ポリマーの選択は所望の絶縁によって決まる。したがって、本発明は、目的の処置または処置する顔の領域に適応可能な電気特性を有する広範囲の支持体を提案する。
本発明の一般的原理は、電極と対極との間に電気絶縁ゾーンを挿入することである。皮膚を通る電流の深さを制御するために、電気絶縁ゾーンの位置決めを最適化する。この原理は、多極無線周波数の原理と比較することができる。
ポリマー材料は絶縁ポリマー材料である。
特に、本発明による物品は、顔用マスクである。
有利には、電気絶縁ゾーンが、電極と対極との間における化粧品組成物の拡散を防ぐように設計される。
電気絶縁ゾーンは、流体を透過しないゾーンまたは流体が漏れないゾーンである。
本発明によれば、電気絶縁ポリマー材料が電気絶縁ゾーンを形成し、この電気絶縁ゾーンの高さが電極の厚さよりも大きいかまたはそれに等しいことが有利である。
好ましくは、電気絶縁ゾーンが壁を画成し、この壁の高さが電極および対極の厚さよりも大きいかまたはそれに等しい。
これにより、電気絶縁ポリマー材料の効果が高まる。
一般的な定義
本発明による物品を、特に、物品とは別の、電源を含むハウジングとともに使用してもよい。この場合、各処置時に新しい物品をハウジングに接続する。物品は、一般に、一度使用した後に処分できる。物品は、ハウジングと組み合わせて動作する。
本発明による物品を、特に、物品とは別の、電源を含むハウジングとともに使用してもよい。この場合、各処置時に新しい物品をハウジングに接続する。物品は、一般に、一度使用した後に処分できる。物品は、ハウジングと組み合わせて動作する。
物品に電源が組み込まれていてもよい。次いで、物品は自律的に動作する。各処置の終了時に、ユーザは物品をその電源とともに捨てる。
物品がマスクである場合、物品は、目、鼻および/または口用の開口部を有してもよい。
物品は、閉塞性または非閉塞性であってよく、たとえば蒸気を透過しない。
「顔」という用語は、ヒトの頭の前部の外側領域を意味するものと理解すべきである。顔は、特に、下顎、口、唇、人中、鼻、頬、頬骨、目、眉、および額を含む。
本発明によれば、「電極」は、正に帯電した電極(陽極)または負に帯電した電極(陰極)であると理解される。この電極は、一般に、ケラチン物質に直接接触するように物品の外面に配置される。しかしながら、電極を物品の外壁に挿入してもよい。この場合、電極はケラチン物質に直接接触せず、化粧品組成物およびその支持体を通して接触する。一般に、電極は処置する領域に接触する。
本明細書全体を通して、「電極」という用語は、絶縁電極を意味する。電極は、たとえば、ボールまたはスタッドの形であってよい。「対極」は、負に帯電した電極(陰極)または正に帯電した電極(陽極)であると理解される。対極の電荷は、電極の電荷と反対である。
「電源システム」は、電極と対極との電位差を引き起こすことのできる電気アセンブリであると理解される。
電気絶縁ポリマー材料
電気絶縁ポリマー材料は、電極と対極との間に電気絶縁ゾーンを形成する。このゾーンは、電極と対極とを互いに電気的に絶縁するように完全に分離する。電気絶縁ポリマー材料は電気絶縁をもたらす。
電気絶縁ポリマー材料は、電極と対極との間に電気絶縁ゾーンを形成する。このゾーンは、電極と対極とを互いに電気的に絶縁するように完全に分離する。電気絶縁ポリマー材料は電気絶縁をもたらす。
電気絶縁ポリマー材料は、皮膚に直接接触できる可視自由面を有してもよい。
「電気絶縁ポリマー材料」という表現は、電気絶縁ポリマーを含む材料を意味するものと理解される。この材料は、誘電材料とも呼ばれる。この材料により、電流が電極と対極との間を直接流れることができなくなり、皮膚の表面にとどまる。この材料は、電気を通さない。
電気絶縁ゾーンの幾何形状
好ましくは、電気絶縁ゾーンが、
- 電極および対極の厚さよりも大きいかまたはそれに等しい高さと、
- 電極と対極との間の距離よりも小さいかまたはそれに等しい幅と、
- 電極および対極の長さよりも小さいかまたはそれに等しい長さと
により画成される体積を形成する。
好ましくは、電気絶縁ゾーンが、
- 電極および対極の厚さよりも大きいかまたはそれに等しい高さと、
- 電極と対極との間の距離よりも小さいかまたはそれに等しい幅と、
- 電極および対極の長さよりも小さいかまたはそれに等しい長さと
により画成される体積を形成する。
有利には、絶縁ゾーンの幾何形状が、
- その幅が電極と対極との間の距離よりも小さいかまたはそれに等しく、
- その長さが電極および対極の長さよりも小さいかまたはそれに等しく
なるように選択される。
- その幅が電極と対極との間の距離よりも小さいかまたはそれに等しく、
- その長さが電極および対極の長さよりも小さいかまたはそれに等しく
なるように選択される。
この電気絶縁ゾーンの幾何形状により、
- 電極および対極の周りの配合物を吸収するためのゾーンと、
- 電流を表面ではなく皮膚に通すために配合物を含浸させない電気絶縁ゾーンと
を保持することができる。
- 電極および対極の周りの配合物を吸収するためのゾーンと、
- 電流を表面ではなく皮膚に通すために配合物を含浸させない電気絶縁ゾーンと
を保持することができる。
有利には、電気絶縁ゾーン、特に壁が、電極と対極との間の空間を完全には埋めない。
電気絶縁ゾーンのパラメータ
電気絶縁ゾーンは、ゼロまたは略ゼロの導電率と無限の抵抗(∞Ω)とを有する。
電気絶縁ゾーンは、ゼロまたは略ゼロの導電率と無限の抵抗(∞Ω)とを有する。
電気絶縁ゾーンはまた、その誘電率および電気強度によって定義される。
有利には、電気絶縁ゾーンは、10-6S.m-1未満、好ましくは10-12S.m-1未満の導電率を有する。
誘電率
絶縁体の誘電率または誘電定数は、空気の誘電率(真空の誘電率に等しい)に対して表される。誘電率は、文字イプシロンεにより示され、ピコファラッド/メートルで表される。
絶縁体の誘電率または誘電定数は、空気の誘電率(真空の誘電率に等しい)に対して表される。誘電率は、文字イプシロンεにより示され、ピコファラッド/メートルで表される。
真空誘電率は、
ε0=8.854187・10-12 F・m-1
に等しい。
ε0=8.854187・10-12 F・m-1
に等しい。
材料の絶対誘電率は、式
ε=ε0×εR
に従って、その比誘電率(下記の表を参照)に真空誘電率を掛けた積である。
ε=ε0×εR
に従って、その比誘電率(下記の表を参照)に真空誘電率を掛けた積である。
テフロン(登録商標)の場合、絶対誘電率は18.6pF/mである。
いくつかの絶縁体の誘電率および誘電強度
これらの値は近似しており、周波数、温度、湿度測定、またはさらには大気圧の関数として著しく変化し得る。
これらの値は近似しており、周波数、温度、湿度測定、またはさらには大気圧の関数として著しく変化し得る。
誘電率は、誘電定数(符号εr)とも呼ばれる。
誘電強度はkV/mmで表される。
有利には、物品が乾燥しているときに、電気絶縁ゾーンは、厳密に1より大きい、好ましくは2より大きい、好ましくは2.5より大きい比誘電率によって定義される。
有利には、電気絶縁ゾーンは、厳密に4kV/mmより大きい、好ましくは10kV/mmより大きい、好ましくは20kV/mmより大きい電気強度によって定義される。
これらの値は、電極と対極との間に最適な電気絶縁を得るために最適なものである。
寸法
電気絶縁ゾーンは、2mm〜10mm、たとえば2mm〜5mmの幅を有することができる。
電気絶縁ゾーンは、2mm〜10mm、たとえば2mm〜5mmの幅を有することができる。
電気絶縁ゾーンは、0.2mm〜1mm、好ましくは0.2mm〜0.5mmの厚さを有することができる。
電気絶縁ゾーンは、直線および/または湾曲であってよい。有利には、電気絶縁ゾーンは、直線ストリップの形を取ることができる。
電気絶縁ポリマー
好ましくは、電気絶縁ゾーンは、絶縁熱可塑性ポリマー、絶縁熱硬化性ポリマー、絶縁シリコーン、絶縁熱可塑性エラストマー、ポリエステルベースもしくはポリエーテルベースの絶縁熱可塑性ポリウレタン、またはPVCベースの絶縁熱可塑性エラストマーから選択されたポリマーを含む。
好ましくは、電気絶縁ゾーンは、絶縁熱可塑性ポリマー、絶縁熱硬化性ポリマー、絶縁シリコーン、絶縁熱可塑性エラストマー、ポリエステルベースもしくはポリエーテルベースの絶縁熱可塑性ポリウレタン、またはPVCベースの絶縁熱可塑性エラストマーから選択されたポリマーを含む。
電気絶縁ゾーンは、有利には、以下の絶縁熱可塑性ポリマー、すなわち、ポリアミド(PA)、ポリオレフィンまたはポリアルケン(たとえばポリエチレンPE、ポリプロピレンPP、ポリメチルペンテンPMP、ポリブテンPB-1、ポリエチレンテレフタレートPET)、スチレンポリマー(たとえば、ポリスチレンPS、発泡性ポリスチレンEPS、アクリロニトリルブタジエンスチレンターポリマーABS)、ポリアクリル酸(ポリメチルメタクリレートPMMA)、またはビニルポリマー(たとえばポリビニルメチルエーテルPVME、ポリビニルアセテートPVAc、ポリ塩化ビニルPVC)を含む。
あるいは、電気絶縁ゾーンは、有利には、以下の絶縁熱硬化性ポリマー、すなわち、皮膚との接触に適した可撓性の連続気泡フォームを形成するために、イソシアネートとヒドロキシル基との反応から作られるポリウレタン(PU)を含む。
あるいは、主鎖が炭素原子を含まない無機ポリマーが、有利には、電気絶縁ゾーンの構成材料、特に、通俗的にはポリシロキサンまたはシリコーンとして使用される。使用されるシリコーンの一部の例は、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、メチル基およびフェニル基(PMQ)を含むシリコーンゴム、メチル基、フェニル基およびビニル基(PVMQ)を含むシリコーンゴム、またはメチル基およびビニル基(VMQ)を含むシリコーンゴムである。
分離ゾーンを構成する材料を、有利には、熱可塑性スチレンエラストマー(たとえば、ブタジエンスチレンコポリマーSBSおよびエチレンブチレンスチレンコポリマーSEBS)などの絶縁熱可塑性エラストマーTPE、ポリエステル(AU)またはポリエーテル(EU)ベースの熱可塑性ポリウレタンTPU、ならびにPVCベースの熱可塑性エラストマー(TPE/PVC)から選択してもよい。
電気絶縁ゾーンを構成する材料は、WO2009/150972、EP-A-0016498またはEP0168849に記載されたもののようなインクであってもよい。
電気絶縁ゾーンを構成する材料を、加圧噴射と、それに続く溶媒の乾燥および蒸着またはスクリーン印刷プロセスとにより、物品に堆積させてもよい。電気絶縁ゾーンを構成する材料を、物品に化学的に含浸させてもよい。
電源
物品は、内部に電源を含むことができる。
物品は、内部に電源を含むことができる。
マスクに電源を組み込むことにより、マスクを外部電源に接続する電線をなくすことができる。次いで、マスクの使用がさらに容易になり、ユーザが動きながら、または入浴中にマスクを使用することがより容易になる。
有利には、物品は支持体に位置する電源を含む。
電源を、着脱可能または着脱不可能な方法で物品に取り付けることができる。
電源を、たとえば、製造中にマスクに組み込むことができる。電源を物品の2つの外層間で挟むことができる。
処置の直前に電源を物品内に装着することも可能である。次いで、電源をマスクとは別にユーザに提供することができる。
電源はDC電圧源を含んでもよい。変形例として、電源は、発生する電圧の振幅を経時的に変化させる電子回路を含んでもよい。この電子回路は、たとえば、チョッパまたは定電流源であってよい。
電源を、たとえばカットアウトなしで電極に接続してもよい。この場合、物品が動作していないときに電源が放電しないように、電極間の電気抵抗は十分に高くてよい。
電源を導電経路に接触させるために、マスクの一部を押すことにより、前記電源を始動させることも可能である。
電気パラメータ
電源は、何らかの再充電不可能なバッテリまたは何らかの蓄電池を含むことができる。電極間の電位差は、たとえば、1.2V〜24V、好ましくは1.2V〜10Vである。適切であれば、電流を通すことにより、スポットヒーティングを生じさせてもよい。
電源は、何らかの再充電不可能なバッテリまたは何らかの蓄電池を含むことができる。電極間の電位差は、たとえば、1.2V〜24V、好ましくは1.2V〜10Vである。適切であれば、電流を通すことにより、スポットヒーティングを生じさせてもよい。
同等の電流密度で、物品は、特に、皮膚において、好ましくは0.500mA/cm2以下、たとえば0.01mA/cm2〜0.500mA/cm2、たとえば0.01mA/cm2〜0.10mA/cm2の電流密度を提供することができる。
様々なタイプの電流
直流電流、交流電流、または脈動電流を使用して、本発明による物品に電力を供給することが可能である。
直流電流、交流電流、または脈動電流を使用して、本発明による物品に電力を供給することが可能である。
マスクをいくつかのコンパートメントに切り分けることができる。各コンパートメントは電極を含む。
有利には、物品が、各々電極および対極を有する少なくとも2つのコンパートメントを含み、順次電流、特に基本要素が直流、交流、またはパルス電流である順次電流により、物品に電力が供給される。
順次電流は、スイッチを装着することにより得られる。電流切換デバイス、言い換えれば、スイッチが発電機とともに装着される。このスイッチにより、各コンパートメントに送られる電流の活性状態を変化させることができる。詳細には、電流が各コンパートメントに順次送られる。各シーケンスは1秒〜1分、好ましくは1秒〜10秒続く。
低強度の順次電流および連続電流により、物品に電力を供給してもよい。
有利には、発電機は、ユーザが電流の極性を変化させることができるように設計される。
したがって、物品により、身体領域からの不純物の抜取り、身体領域の治療、または身体領域の化粧を自由に行うことができる。
電極
少なくとも1つの電極は、たとえば、以下を含む。
- 複合材料(炭素マイクロファイバが埋め込まれたプラスチック材料)、
- 導電性織布、
- 導電性不織布、
- 導電性にしたポリマー材料、
- 繊維材料、
- 導電性ポリマー繊維、たとえば公報CN101532190に記載のもの、
- 炭素繊維、たとえば特開2009-179915に記載のもの
- 銀、銅、または炭素などの導電性フィラーを添加することにより導電性にしたシリコーン。そのようなシリコーンは、たとえばSaint Gobain、Plastics Performance、Aquitaine Caoutchouc 2000という会社により提供される。
- 導電性金属繊維、たとえばUtexbelおよびCousin Biotechという会社により提供されるもの、
- 炭素充填ビニル、たとえばCopemaおよびRexamという会社により提供されるもの、
- 電気手術用プレート、たとえばCopemaおよび3Mという会社により提供されるもの、
- 本質的に導電性のポリマー、たとえばPaniplastという会社により提供されるもの。
少なくとも1つの電極は、たとえば、以下を含む。
- 複合材料(炭素マイクロファイバが埋め込まれたプラスチック材料)、
- 導電性織布、
- 導電性不織布、
- 導電性にしたポリマー材料、
- 繊維材料、
- 導電性ポリマー繊維、たとえば公報CN101532190に記載のもの、
- 炭素繊維、たとえば特開2009-179915に記載のもの
- 銀、銅、または炭素などの導電性フィラーを添加することにより導電性にしたシリコーン。そのようなシリコーンは、たとえばSaint Gobain、Plastics Performance、Aquitaine Caoutchouc 2000という会社により提供される。
- 導電性金属繊維、たとえばUtexbelおよびCousin Biotechという会社により提供されるもの、
- 炭素充填ビニル、たとえばCopemaおよびRexamという会社により提供されるもの、
- 電気手術用プレート、たとえばCopemaおよび3Mという会社により提供されるもの、
- 本質的に導電性のポリマー、たとえばPaniplastという会社により提供されるもの。
「電極の活性表面」は、物品を身体領域に配置したときに、前記身体領域に接触する電極の表面を意味するものと理解される。
有利には、電極および対極が可撓性である。
したがって、電極および対極は、物品の動きに従い、簡単に顔に配置できる。電極および対極は、より適切に顔の湾曲を取り入れる。
好ましい電極および対極
有利には、電極と対極とが支持体上に広がる配列を形成する。したがって、顔の最大の均一な表面領域を処置することができる。
有利には、電極と対極とが支持体上に広がる配列を形成する。したがって、顔の最大の均一な表面領域を処置することができる。
好ましくは、配列が、第1の方向に沿って配置された電極のコームと、第1の方向と反対の第2の方向に沿って配置された対極のコームとを含む。
電極と対極とは互いに平行であってよい。
電極のコームと対極のコームとは、電極および対極が対で組み合わされるように配置されてよい。言い換えると、2つの隣接する電極間に対極がある。対極の両側に空間がある。逆に言えば、電極が2つの対極間にあってもよい。この場合、電極と対極とが接触しないように、電極の両側に空間があってよい。
そのような配置から作製された電極の配列は、「電極の交互嵌合配列」と呼ばれる。
化粧品組成物
化粧品組成物を、ユーザにより処置される領域に直接堆積させてもよい。
化粧品組成物を、ユーザにより処置される領域に直接堆積させてもよい。
化粧品組成物を、物品に含浸させ、または物品に分散させてもよい。
有効成分は、好ましくは帯電される。「帯電される」という用語は、イオンが正または負の正味電荷を有し、電界の影響下で組成物内における移動度を確保することのできるイオンの形で少なくとも部分的に存在する任意の有効成分を意味するものと理解される。したがって、活性薬剤は、電極の引付けまたは反発を直接受ける。
有利には、化粧品組成物は、治療用、洗浄用、浄化用、角質除去用、剥離用、マッサージ用、痩身用、化粧用、化粧落とし用、クレンジング用、または美白用組成物から選択される。
より有利には、化粧品組成物は、水溶液、油、乳剤、粉末、またはゲルの形である。
考慮された実施形態とは関係なく、物品は、イオン導入および/または電気浸透により皮膚に作用を及ぼすことができる。
組成物は、物品内に、たとえば凍結乾燥された形で存在する不活性有効成分を活性化するための組成物を含むことができる。この場合、組成物には帯電された有効成分がなくてもよい。組成物は、正および負に帯電した種を有する溶媒、たとえばイオン水溶液または脱イオン水の水溶液またはNaCl溶液を含むことができる。
ユーザが活性化組成物、たとえば溶媒を物品に加えることも可能である。たとえば、ユーザは、物品を含む1つの同じパッケージ内に水が設けられていないときに流水を加えてもよい。
物品と活性化組成物とを接触させるために、ユーザは組成物を物品に注いでもよい。物品は、たとえば、組成物を注ぐことができる小袋またはトレイ内にある。変形例として、ユーザは、組成物を皮膚に塗布して、次いで物品を上に当ててもよい。
電気化学反応
一般に、本発明によるマスクを使用して有効成分を施そうとするときに、前記有効成分は電極と同じ極性を有する。たとえば、ビタミンA、酢酸トコフェロール、または他の正電荷/極性の有効成分などの正極性/電荷の有効成分を含む化合物を、正極性の電極と組み合わせることができる。
一般に、本発明によるマスクを使用して有効成分を施そうとするときに、前記有効成分は電極と同じ極性を有する。たとえば、ビタミンA、酢酸トコフェロール、または他の正電荷/極性の有効成分などの正極性/電荷の有効成分を含む化合物を、正極性の電極と組み合わせることができる。
一方、レチニルパルミテート、トコフェロール、マンデル酸またはアスコルビン酸などの負極性/電荷の有効成分を含む化合物を、負極性の電極と組み合わせることができる。
支持体
寸法および構造
支持体は、広げた状態で、5cm2〜500cm2、たとえば50cm2〜300cm2の表面積を有することができる。
寸法および構造
支持体は、広げた状態で、5cm2〜500cm2、たとえば50cm2〜300cm2の表面積を有することができる。
支持体は、広げた状態で、0.5cm〜1cm、好ましくは0.1cm〜0.5cmの厚さを有することができる。
支持体を、たとえば、必要な時間、皮膚に付けたままになっていることをユーザに警告することのできる音声および/または光信号を発生するように構成してもよい。
使用後に、物品を完全に捨てることができる。
支持体材料
有利には、支持体は不織布材料を含む。したがって、支持体はより可撓性が高い。支持体は、選択された領域の輪郭に、より十分に適合する。
有利には、支持体は不織布材料を含む。したがって、支持体はより可撓性が高い。支持体は、選択された領域の輪郭に、より十分に適合する。
不織布
「不織布」という用語は、本発明の意味において、個々の繊維またはフィラメントがシート状構造に不規則に配置された、繊維を含む基材を意味するものと理解される。不織布の繊維は、一般に、機械的作用の影響下で、または熱作用の影響下で、または結合剤の添加により、共に結合される。
「不織布」という用語は、本発明の意味において、個々の繊維またはフィラメントがシート状構造に不規則に配置された、繊維を含む基材を意味するものと理解される。不織布の繊維は、一般に、機械的作用の影響下で、または熱作用の影響下で、または結合剤の添加により、共に結合される。
そのような不織布は、たとえば、規格ISO9092により、摩擦および/または抱合および/または接着によって結合された、一方向またはランダムに配向された繊維のウェブまたはシートであり、紙、ならびに結合糸もしくはフィラメントを組み込む織り、編み、また縫合せにより得られる製品を除くものと定義される。
有利には、不織布に含まれるホットメルト繊維の重量パーセントは、0.5%より大きく100%以下、有利には5%〜80%である。
ホットメルト繊維は、たとえば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)もしくはポリエチレンテレフタレート(PET)繊維などのポリオレフィン繊維、またはポリメチルメタクリレート(PMMA)繊維などのアクリル繊維、ポリウレタン繊維、または以下の熱可塑性物質、すなわちポリ塩化ビニル(PVC)、スチレンポリマー(たとえばポリスチレンPS、発泡性ポリスチレンEPS、アクリロニトリルブタジエンスチレンターポリマーABS、スチレンアクリロニトリルコポリマーSAN、スチレンブタジエンコポリマーSB)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、飽和ポリエステル(たとえばポリエチレンテレフタレートグリコールPET、ポリブチレンテレフタレートグリコールPBT)、ポリアセタール(たとえばポリオキシメチレンPOM、トリオキサンエチレンオキシドコポリマー)、ポリビニルアルコール(PVA)、またはフルオロポリマー(たとえばポリテトラフルオロエチレンPTFE、ポリフッ化ビニリデンPVDF、ポリクロロトリフルオロエチレンPCTFE)の繊維である。
不織布を構成する他の繊維は、たとえば、石油派生物由来の合成繊維、植物もしくは動物由来の天然繊維、および/または、たとえば、繊維を形成するための処理プロセスもしくは再生プロセスに起因する変性天然繊維である。
不織布を、1つまたは複数の連結繊維ウェブから形成してもよい。
不織布の導電性
不織布配列の導電性は、組み込まれた導電性繊維のタイプ、量、向き、および分布に応じて決まる。不織布は、1500オーム/スクエア未満、または100オーム/スクエア未満、たとえば10オーム/スクエア未満の抵抗を有することができる。
不織布配列の導電性は、組み込まれた導電性繊維のタイプ、量、向き、および分布に応じて決まる。不織布は、1500オーム/スクエア未満、または100オーム/スクエア未満、たとえば10オーム/スクエア未満の抵抗を有することができる。
サンプルの導電性は、オームで表されるサンプルの抵抗を、サンプルの長さ対幅の比で割った商であるとして計算される。結果として得られるサンプルの抵抗は、オーム/スクエアで表される。より詳細には、抵抗の測定は、特許出願WO2009/144684に記載された「Method for Determining the Resistivity of a Printed Conductive Material」ASTMF1896-98に従うことができる。
分離ゾーンの作製
電気絶縁ゾーンを作製するためのプロセスは、
- 織布または不織布の支持体を設けるステップと、
- 支持体を平らに置き、場合により、平坦面を有するように支持体を伸張させるステップと、
- 電極および対極を支持体上に位置決めするステップと、
- 電気絶縁ゾーンのサイズおよび幾何形状を画成するステップと、
- 場合により、境界、特に金型を用いて電気絶縁ゾーンに印付けするステップと、
- 融点が支持体の構成材料の融点より著しく低い電気絶縁ポリマーを選択するステップと、
- 溶融状態の電気絶縁ポリマーを境界に堆積させるステップと、
- 周囲温度まで冷却することにより電気絶縁ポリマーを硬化させるステップと、
- 場合により、金型を取り外すステップと
- 場合により、支持体をひっくり返して、支持体の反対側で同じステップを再び実行するステップと
にある(consist in)。
電気絶縁ゾーンを作製するためのプロセスは、
- 織布または不織布の支持体を設けるステップと、
- 支持体を平らに置き、場合により、平坦面を有するように支持体を伸張させるステップと、
- 電極および対極を支持体上に位置決めするステップと、
- 電気絶縁ゾーンのサイズおよび幾何形状を画成するステップと、
- 場合により、境界、特に金型を用いて電気絶縁ゾーンに印付けするステップと、
- 融点が支持体の構成材料の融点より著しく低い電気絶縁ポリマーを選択するステップと、
- 溶融状態の電気絶縁ポリマーを境界に堆積させるステップと、
- 周囲温度まで冷却することにより電気絶縁ポリマーを硬化させるステップと、
- 場合により、金型を取り外すステップと
- 場合により、支持体をひっくり返して、支持体の反対側で同じステップを再び実行するステップと
にある(consist in)。
別の実施プロセスは、支持体上への絶縁ポリマーアンカのスクリーン印刷である。
前述したステップは、支持体上にポリマーを「二重印刷」するプロセスの一部である。このプロセスにより、有利には、支持体に電気絶縁ゾーンの材料を深く均一に拡散させることができる。電気絶縁バリアが電極と対極との間に形成されて、活性成分が所望のゾーンから出ることを防ぐ。
非常に薄いフィルムまたは不織布タイプの可撓性支持体に導電回路または絶縁回路を印刷するためのプロセスは、一般に、物品を製造するために使用される。通常、電極には導電性インクが使用され、電気絶縁ゾーンには絶縁ポリマーまたはシリコーンインクが使用される。
前述した電気絶縁材料の1つから作られる電気絶縁ゾーンは、その接触面で、身体領域、特に皮膚に完全に付着する。この付着により、接触面と皮膚との間に水分または空気が確実になくなる。さらに、電極または対極と電気絶縁ゾーンとの間に位置する活性成分は、皮膚の表面に堆積されると、隣接する堆積ゾーンで混ざり合うことがない。したがって、活性成分は、意図された身体領域に集中したままとなる。この集中により、2つの機構、すなわち閉塞およびイオン導入により、皮膚への成分の浸透を向上させる。
本発明はまた、
- 前述した物品を身体領域、特に顔に装着するステップと、
- このように装着された前記物品内に電流を循環させるステップと
を含む、美容治療または化粧方法に関する。
- 前述した物品を身体領域、特に顔に装着するステップと、
- このように装着された前記物品内に電流を循環させるステップと
を含む、美容治療または化粧方法に関する。
本発明の別の態様によれば、本発明の1つの主題は、化合物、特に美容クレンジング化合物を皮膚、たとえば表皮から抜き取るための方法であって、
- 前述した物品を顔に装着するステップと、
- 皮膚内にある少なくとも1つの化合物の抜取りを可能にするために、このように装着されたマスク内に電流を循環させるステップと
にある連続ステップを少なくとも含む方法である。
- 前述した物品を顔に装着するステップと、
- 皮膚内にある少なくとも1つの化合物の抜取りを可能にするために、このように装着されたマスク内に電流を循環させるステップと
にある連続ステップを少なくとも含む方法である。
この方法は、皮膚、特に顔の皮膚をクレンジングするための方法であってよい。この場合、第1の電極が、鼻および/または額および/または頬骨を少なくとも部分的に覆ってもよい。電流により、1つまたは複数の種が皮膚からマスクへ移動するのを促すことができ、これらの種は除去すべきものであり、または、移動時に、除去すべき1つまたは複数の化合物を運び去るのを助けるものである。
皮膚から抜き取られる化合物は、たとえば、不純物、イオン、ペプチド、タンパク質、アミノ酸、多糖類、化粧の残留物、または埃の堆積物であってよい。
皮膚から抜き取られる化合物は、たとえば、前述したマスクにより前に塗布された組成物の残留物であってもよい。
皮膚から抜き取られる化合物は、帯電されていても帯電されていなくてもよい。これらの化合物は、帯電されると、引き付けられる電極の極性とは逆の極性を有することがある。
非限定的な例示的実施形態の以下の説明を読み、添付図面を考察することにより、本発明をより十分に理解できる。
図1〜図3では、明確にするために、様々な要素の実際の相対的比率が常に考慮されているわけではない。
図1に示す支持体50は、電極1および対極2を含み、前記電極1と前記対極2とは、ポリマー材料から作られる電気絶縁ゾーン3により互いに分離される。
ポリマー材料は、以下の表に挙げるものから選択される材料であってよい。
電気絶縁ゾーン3は、電極1と対極2との間の空間4を完全には埋めない。
電気絶縁ゾーンは、
- 電極および対極の厚さeに等しい高さh、
- 電極と対極との間の距離L1よりも小さい幅L2、
- 電極および対極の長さl1に等しい長さl2
により画成される壁を形成する。
- 電極および対極の厚さeに等しい高さh、
- 電極と対極との間の距離L1よりも小さい幅L2、
- 電極および対極の長さl1に等しい長さl2
により画成される壁を形成する。
支持体50に化粧品組成物を含浸させる場合、この組成物は電気絶縁ゾーン3と電極1または対極2との間に収容され得る。
化粧品組成物が正に帯電した活性薬剤を含む場合、陽極1に接触する支持体50の部分が活性薬剤を皮膚に向かって押す。次いで、極性を反転させることにより、支持体50の他の部分が正に帯電するなどとなっている。均一な処置のために、電流を時々(たとえば1分ごとに)反転させることができる。このタイプの支持体50を使用してパッチを形成してもよい。次いで、パッチをリール上で製造して、サイズに合わせて切ってもよい。
電極1と対極2とは配列として広げられる。
電極1の配列は、第1の方向に沿って並んだ電極の第1のコーム32を含む。3つの電極を形成するコームの3つの歯が、12、16、20で示される。配列はまた、第1の方向と反対の第2の方向に沿って並んだ対極の第2のコーム34を含む。コームの歯を形成する3つの対極が、14、18、22で示される。第1のコーム32と第2のコーム34とは、第1のコーム32の電極12、16、20と第2のコームの対極14、18、22とが対で交互に組み合わされるように配置される。周期的な配列ピッチに従って組合せが行われる。
図2に示す物品は、顔の皮膚に当てるマスクである。
マスクは支持体50を含む。
マスクは、3つのコンパートメント10、20、30を含む。
各コンパートメントは、電気絶縁ゾーン3により分離された電極1と対極2とを含む。
加えて、この電気絶縁ゾーン3は、漏れない気密ゾーンである。電気絶縁ゾーン3は、化粧品組成物の通過を阻止する。
コンパートメント10、20、30は、追加の電気絶縁ゾーン23、12、13により互いに分離される。
このタイプの物品を広い処置領域に使用してもよい。顔の各領域に適応させた電流強度をプログラムすることができる。これらの領域は、同じ感受性も同じ耐性も有していない。
支持体50は、ケーブル71を用いてハンドルに接続される。
ハンドル内には、定電流源、制御ボタン、バッテリ、プログラム可能なスイッチが含まれる。このスイッチにより、必要に応じてケーブルに順次または同期して電力を供給することができる。最大総電流は、5mAにまで及ぶ。
図3は、電極1と対極2とを有する図1の不織布マスクの横断面図である。このマスクは皮膚60に当てられる。電極と対極とは電気絶縁ゾーン3により分離される。このゾーンは、絶縁バリアインクの二重印刷によって作られる。したがって、インクは、支持体50の繊維に深く浸透する。バリアインクは、電気絶縁ゾーン3を作る。電気絶縁ゾーン3は、電極1と対極2との間の空間4、5を完全には埋めない。これらの空間4、5に化粧品組成物を含浸させてもよい。
この場合、バリアインクにより、導電性化粧品組成物が支持体50の厚さに入ることを防ぐ。
電気絶縁気密フィルム7は、バリアインクにおいて支持体に付着する。電気絶縁気密フィルム7は、マスク全体の可撓性が維持されるように選択される。バリアインクにより、電気絶縁気密フィルム7は、化粧品組成物がバリアインクを迂回して電極1から対極2に移動することをさらに防ぐ電気絶縁ゾーン3を画定する。
電気絶縁ゾーン3は、電極1および対極2の厚さ(e)に等しい高さ(h)によって画成される壁を形成する。
さらに、電気絶縁ゾーン3は、付着により皮膚60との良好な接触を生じさせる。電極1、2間の良好な電気絶縁が確保される。
また、マスクを多層として製造するこの方法により、処置時間全体を通してマスクの水分が確実に長持ちする。また、この方法により、閉塞およびイオン導入の2つの機構による化粧用活性薬剤の浸透性能が向上する。
バリアインクの印刷の経路は、非常に幅広である必要はなく、最適な絶縁を生じさせるのに2mm〜5mmで十分である。
図3に提示するマスクを使用するために、手順は次のようになる。
マスクを顔に配置する。
ユーザが、制御ボタンを介してマスクの動作を引き起こす。
処置時間は15分〜1時間で変化し、場合により、限定要因はバッテリ動作時間である。
処置が終了すると、マスクは再利用されないが、何か他の方法でこれを再利用してもよい。
本発明は、説明した例に限定されない。
図示した例の実施の特徴を、図示しない変形例において共に組み合わせてもよい。電極の構造および各コンパートメントにおいて電極が占める表面積は特に異なっていてもよい。支持体の性質、ならびにコンパートメントの数およびサイズは異なっていてもよい。化学組成物の性質および電極の極性についても同じことが当てはまる。
1、12、16、20 電極
2、14、18、22 対極
3、12、13、23 電気絶縁ゾーン
4、5 空間
7 電気絶縁気密フィルム
10、20、30 コンパートメント
12、13、23 電気絶縁ゾーン
32、34 コーム
50 支持体
60 皮膚
71 ケーブル
2、14、18、22 対極
3、12、13、23 電気絶縁ゾーン
4、5 空間
7 電気絶縁気密フィルム
10、20、30 コンパートメント
12、13、23 電気絶縁ゾーン
32、34 コーム
50 支持体
60 皮膚
71 ケーブル
Claims (13)
- 電極(1)および対極(2)を有する支持体(50)を含み、前記電極と前記対極とが、ポリマー材料から作られる電気絶縁ゾーン(3)を含む空間により互いに分離される、電流を用いる身体領域の美容処置のための物品。
- 前記電極(1)と前記対極(2)とが、前記支持体(50)上に広がる配列を形成する、請求項1に記載の物品。
- 前記配列が、第1の方向に沿って配置された電極(1)のコーム(32)と、前記第1の方向と反対の第2の方向に沿って配置された対極(2)のコーム(34)とを含む、請求項2に記載の物品。
- 前記電気絶縁ゾーン(3)が、前記電極(1)と前記対極(2)との間における化粧品組成物の拡散を防ぐように設計される、請求項1から3のいずれか一項に記載の物品。
- 前記電気絶縁ゾーン(3)が壁を画成し、前記壁の高さが前記電極(1)および前記対極(2)の厚さよりも大きいかまたはそれに等しい、請求項1から4のいずれか一項に記載の物品。
- 前記電気絶縁ゾーン(3)が、前記電極(1)と前記対極(2)との間の前記空間を完全には埋めていない、請求項1から5のいずれか一項に記載の物品。
- 前記電気絶縁ゾーン(3)が、10-6S.m-1未満、好ましくは10-12S.m-1未満の導電率を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の物品。
- 前記物品が乾燥しているときに、前記電気絶縁ゾーン(23、12、13)が、厳密に1より大きい、好ましくは2より大きい、好ましくは2.5より大きい比誘電率によって定義される、請求項1から7のいずれか一項に記載の物品。
- 前記ポリマー材料が、絶縁熱可塑性ポリマー、絶縁熱硬化性ポリマー、絶縁シリコーン、絶縁熱可塑性エラストマー、ポリエステルベースもしくはポリエーテルベースの絶縁熱可塑性ポリウレタン、およびPVCベースの絶縁熱可塑性エラストマーから選択される、請求項1から8のいずれか一項に記載の物品。
- 順次電流により電力供給され、各々電極(1)および対極(2)を有する少なくとも2つのコンパートメント(10、20、30)を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の物品。
- ユーザが電流の極性を変化させることができるように設計された発電機を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の物品。
- - 請求項1から11のいずれか一項に記載の物品を身体領域、特に顔に装着するステップと、
- このように装着された前記物品内に電流を循環させるステップと
にあるステップを含む、美容治療または化粧方法。 - - 請求項1から11のいずれか一項に記載の物品を顔に装着するステップと、
- 皮膚内にある少なくとも1つの化合物の抜取りを可能にするために、このように装着されたマスク内に電流を循環させるステップと
にある連続ステップを少なくとも含む、不純物を皮膚から抜き取るための方法。
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