本発明の好適な実施例について具体的に説明し、その例を添付の図面に図示する。添付の図面を参照している下記の詳細な説明は、本発明の実施例によって具現可能な実施例を限定するものではなく、本発明の好適な実施例を説明するためのものである。下記の詳細な説明は、本発明に関する徹底した理解を提供するために細部事項を含む。ただし、当業者にとってこのような細部事項無しにも本発明を実行できるということは明らかである。
本発明では、当該分野で広く使われている一般的な用語を選択するが、一部の用語は出願人によって任意に選択されてもよく、その意味は必要時に、該当する部分で詳しく説明するものとする。したがって、本発明は、用語の単純な名称又は意味ではなく、意図する用語の意味に基づいて理解されなければならない。
本発明は、次世代放送サービスに対する放送信号送信及び受信装置並びに方法を提供する。本発明の一実施例に係る次世代放送サービスは、地上波放送サービス、モバイル放送サービス、UHDTVサービスなどを含む。本発明は、一実施例によって、非−MIMO(non−Multiple Input Multiple Output)又はMIMO方式を用いて次世代放送サービスに対する放送信号を処理することができる。本発明の一実施例に係る非−MIMO方式は、MISO(Multiple Input Single Output)方式、SISO(Single Input Single Output)方式などを含むことができる。
以下では、説明の便宜のために、MISO又はMIMO方式が2つのアンテナを用いるとするが、本発明は、2つ以上のアンテナを用いるシステムに適用されてもよい。本発明は、特定の用途に要求される性能を達成しながら、受信機の複雑度を最小化するために、最適化された3つのフィジカルプロファイル(PHY profile)(ベース(base)、ハンドヘルド(handheld)、アドバンスド(advanced)プロファイル)を定義することができる。フィジカルプロファイルは、該当する受信機が具現しなければならない全ての構造のサブセットである。
3つのフィジカルプロファイルは、大部分の機能ブロックを共有するが、特定ブロック及び/又はパラメータではやや異なる。後でフィジカルプロファイルがさらに定義されてもよい。システムの発展のために、ヒューチャプロファイルは、FEF(future extension frame)を通じて単一RF(radio frequency)チャネルに存在するプロファイルとマルチプレクスされてもよい。各フィジカルプロファイルに関する詳細な内容は後述する。
1.ベースプロファイル
ベースプロファイルは主にループトップ(roof−top)アンテナと連結される固定された受信装置の主な用途を示す。ベースプロファイルはある場所に移動してもよいが、比較的停止した受信範ちゅうに属する携帯用装置も含むことができる。ベースプロファイルの用途は、若干の改善された実行によってハンドヘルド装置又は車両用に拡張されてもよいが、このような使用用途はベースプロファイル受信機動作では期待されない。
受信のターゲット信号対雑音比の範囲は略10乃至20dBであるが、これは、既存放送システム(例えば、ATSC A/53)の15dB信号対雑音比の受信能力を含む。受信機の複雑度及び消費電力は、ハンドヘルドプロファイルを使用する、バッテリーで駆動するハンドヘルド装置におけるよりは重要でない。ベースプロファイルに対する重要システムパラメータが、下記の表1に記載されている。
2.ハンドヘルドプロファイル
ハンドヘルドプロファイルは、バッテリー電源で駆動されるハンドヘルド及び車両用装置における使用のために設計される。当該装置は歩行者又は車両の速度で移動することができる。受信機複雑度も消費電力も、共にハンドヘルドプロファイルの装置の具現のために非常に重要である。ハンドヘルドプロファイルのターゲット信号対雑音比の範囲は、略0乃至10dBであるが、より低い室内受信のために意図された場合、0dB未満となるように設定されてもよい。
低い信号対雑音比能力だけでなく、受信機移動性によって現れたドップラー効果に対する復原力は、ハンドヘルドプロファイルの最も重要な性能属性である。ハンドヘルドプロファイルに対する重要システムパラメータが下記の表2に記載されている。
3.アドバンスドプロファイル
アドバンスドプロファイルは、より大きい実行複雑度に対する代価としてより高いチャネル能力を提供する。当該プロファイルはMIMO送信及び受信を用いることを要求し、UHDTVサービスはターゲット用途であり、そのために、当該プロファイルが特別に設計される。向上した能力は、与えられた帯域幅でサービス数の増加、例えば、複数のSDTV又はHDTVサービスを許容するために用いることができる。
アドバンスドプロファイルのターゲット信号対雑音比の範囲は、略20乃至30dBである。MIMO伝送は、初期には既存の楕円分極伝送装備を使用し、将来には全出力交差分極伝送へと拡張されてもよい。アドバンスドプロファイルに対する重要システムパラメータが下記の表3に記載されている。
この場合、ベースプロファイルは、地上波放送サービス及びモバイル放送サービスの両方に対するプロファイルとして用いられてもよい。すなわち、ベースプロファイルを、モバイルプロファイルを含むプロファイルの概念を定義するために用いることができる。また、アドバンスドプロファイルは、MIMOを有するベースプロファイルに対するアドバンスドプロファイルとMIMOを有するハンドヘルドプロファイルに対するアドバンスドプロファイルとに区別することができる。そして、該当の3つのプロファイルは設計者の意図によって変更されてもよい。
次の用語及び定義を本発明に適用することができる。次の用語及び定義は、設計によって変更されてもよい。
補助ストリーム:ヒューチャエクステンション(future extension、将来拡張)又は放送会社やネットワーク運営者によって要求されることによって用いられ得る、まだ定義されていない変調及びコーディングのデータを伝達するセルのシーケンス
ベースデータパイプ(base data pipe):サービスシグナリングデータを伝達するデータパイプ
ベースバンドフレーム(又は、BBFRAME):一つのFECエンコーディング過程(BCH及びLDPCエンコーディング)に対する入力を形成するKbchビットの集合
セル(cell):OFDM伝送の一つのキャリアによって伝達される変調値
コーディングブロック(coded block):PLS1データのLDPCエンコードされたブロック又はPLS2データのLDPCエンコードされたブロックの一つ
データパイプ(data pipe):1つ又は複数のサービス又はサービスコンポーネントを伝達し得るサービスデータ又は関連したメタデータを伝達する物理層(physical layer)におけるロジカルチャネル
データパイプユニット(DPU,data pipe unit):データセルをフレームにおけるデータパイプに割り当て得る基本ユニット
データシンボル(data symbol):プリアンブルシンボル以外のフレームにおけるOFDMシンボル(フレームシグナリングシンボル及びフレームエッジ(edge)シンボルはデータシンボルに含まれる。)
DP_ID:当該8ビットフィールドは、SYSTEM_IDによって識別されたシステム内でデータパイプを唯一に識別する。
ダミーセル(dummy cell):PLS(physical layer signalling)シグナリング、データパイプ、又は補助ストリームのために用いられないで残っている容量を満たすために用いられる擬似ランダム値を伝達するセル
FAC(emergency alert channel、非常警報チャネル):EAS情報データを伝達するフレームの一部
フレーム(frame):プリアンブルによって始まってフレームエッジシンボルによって終了される物理層(physical layer)タイムスロット
フレームレピティションユニット(frame repetition unit;フレーム反復単位):スーパーフレーム(super−frame)で8回反復されるFEFを含む同一又は別個のフィジカルプロファイルに属するフレームの集合
FIC(fast information channel;高速情報チャネル):サービスと該当のベースデータパイプとのマッピング情報を伝達するフレームにおいてロジカルチャネル
FECBLOCK:データパイプデータのLDPCエンコードされたビットの集合
FFTサイズ:基本周期Tのサイクルで表現されたアクティブシンボル周期Tsと同一である特定モードに用いられる名目上のFFTサイズ
フレームシグナリングシンボル(frame signaling symbol):PLSデータの一部を伝達する、FFTサイズ、ガードインターバル(guard interval)、及びスキャッタ(scattered)パイロットパターンの特定組合せにおいてフレームの開始で用いられるより高いパイロット密度を有するOFDMシンボル
フレームエッジシンボル(frame edge symbol):FFTサイズ、ガードインターバル、及びスキャッタパイロットパターンの特定組合せにおいてフレームの終わりで用いられるより高いパイロット密度を有するOFDMシンボル
フレームグループ(frame−group):スーパーフレームで同じフィジカルプロファイルタイプを有する全フレームの集合
ヒューチャエクステンションフレーム(future extention frame;将来拡張フレーム):プリアンブルによって始まる、将来拡張に用いられ得るスーパーフレームにおける物理層(physical layer)タイムスロット
ヒューチャキャスト(futurecast)UTBシステム:入力が一つ以上のMPEG2−TS、IP(Internet protocol)、又は一般ストリームであり、出力がRFシグナルである、提案された物理層(physical layer)放送システム
インプットストリーム(input stream;入力ストリーム):システムによって最終ユーザに伝達されるサービスの調和(ensemble)のためのデータのストリーム
ノーマル(normal)データシンボル:フレームシグナリングシンボル及びフレームエッジシンボル以外のデータシンボル
フィジカルプロファイル(PHY profile):該当する受信機が具現すべき全ての構造のサブセット
PLS:PLS1及びPLS2で構成された物理層シグナリングデータ
PLS1:PLS2をデコードするために必要なパラメータだけでなく、システムに関する基本情報を伝達する固定されたサイズ、コーディング、変調を有するFSS(frame signalling symbol)で伝達されるPLSデータの一番目の集合
NOTE:PLS1データがフレームグループのデューレーション(duration)において一定である。
PLS2:データパイプ及びシステムに関するより詳細なPLSデータを伝達するFSSで伝送されるPLSデータの二番目の集合
PLS2ダイナミック(dynamic;動的)データ:フレームごとにダイナミック(動的)に変化するPLS2データ
PLS2スタティック(static;静的)データ:フレームグループのデューレーションでスタティック(静的)であるPLS2データ
プリアンブルシグナリングデータ(preamble signaling data):プリアンブルシンボルによって伝達され、システムの基本モードを確認するために用いられるシグナリングデータ
プリアンブルシンボル(preamble symbol):基本PLSデータを伝達し、フレームの先頭に位置する固定された長さのパイロットシンボル
NOTE:プリアンブルシンボルがシステム信号、そのタイミング、周波数オフセット、及びFFTサイズを検出するために高速初期バンドスキャンに主に用いられる。
将来使用(future use)のためにリザーブド(reserved):現在文書で定義されないが、将来に定義されてもよい。
スーパーフレーム(superframe):8個のフレーム反復単位の集合
タイムインターリービングブロック(time interleaving block;TI block):タイムインターリーバメモリの一つの用途に該当する、タイムインターリービングが実行されるセルの集合
タイムインターリービンググループ(time interleaving group;TI group):整数、ダイナミック(動的)に変化するXFECBLOCKの数からなる、特定データパイプに対するダイナミック(動的)容量割り当てが実行される単位
NOTE:タイムインターリービンググループが一つのフレームに直接マップされたり、複数のフレームにマップされてもよい。タイムインターリービンググループは一つ以上のタイムインターリービングブロックを含むことができる。
タイプ1データパイプ(Type1DP):全データパイプがフレームにTDM(time division multiplexing)方式でマップされるフレームのデータパイプ
タイプ2データパイプ(Type2DP):全データパイプがフレームにFDM方式でマップされるフレームのデータパイプ
XFECBLOCK:一つのLDPC FECBLOCKの全ビットを伝達するNcellsセルの集合
図1は、本発明の一実施例に係る次世代放送サービスに対する放送信号送信装置の構造を示す。
本発明の一実施例に係る次世代放送サービスに対する放送信号送信装置は、インプットフォーマットブロック(Input Format block)1000、BICM(bit interleaved coding & modulation)ブロック1010、フレームビルディングブロック(Frame building block)1020、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)ジェネレーションブロック(OFDM generation block)1030、及びシグナリング生成ブロック1040を含むことができる。放送信号送信装置の各ブロックの動作について説明する。
IPストリーム/パケット及びMPEG2−TSは、主要入力フォーマットであり、他のストリームタイプは一般ストリームとして扱われる。それらのデータ入力に加えて、管理情報が入力され、各入力ストリームに対する該当の帯域幅のスケジューリング及び割り当てを制御する。1つ又は複数のTSストリーム、IPストリーム及び/又は一般ストリーム入力が同時に許容される。
インプットフォーマットブロック1000は、それぞれの入力ストリームを、独立したコーディング及び変調が適用される1つ又は複数のデータパイプにデマルチプレクスすることができる。データパイプは、堅固性(robustness)制御のための基本単位であり、これはQoS(Quality of Service)に影響を及ぼす。1つ又は複数のサービス又はサービスコンポーネントが一つのデータパイプによって伝達されてもよい。インプットフォーマットブロック1000の詳細な動作は後述する。
データパイプは、1つ又は複数のサービス又はサービスコンポーネントを伝達できるサービスデータ又は関連メタデータを伝達する物理層におけるロジカルチャネルである。
また、データパイプユニットは、一つのフレームでデータセルをデータパイプに割り当てるための基本ユニットである。
インプットフォーマットブロック1000で、パリティ(parity)データは誤り訂正のために追加され、エンコードされたビットストリームは複素数値コンステレーションシンボルにマップされる。当該シンボルは該当のデータパイプに用いられる特定インターリービング深さにわたってインターリーブされる。アドバンスドプロファイルにおいて、BICMブロック1010でMIMOエンコーディングが実行され、追加データ経路がMIMO伝送のために出力に追加される。BICMブロック1010の詳細な動作は後述する。
フレームビルディングブロック1020は、一つのフレーム内で入力データパイプのデータセルをOFDMシンボルにマップすることができる。マッピング後、周波数領域ダイバーシチのために、特に、周波数選択的フェージングチャネルを防止するために周波数インターリービングが用いられる。フレームビルディングブロック1020の詳細な動作は後述する。
プリアンブルを各フレームの先頭に挿入した後、OFDMジェネレーションブロック1030は、サイクリックプレフィクス(cyclic prefix)をガードインターバルとして有する既存のOFDM変調を適用することができる。アンテナスペースダイバーシチのために、分散された(distributed)MISO方式が送信機にわたって適用される。また、PAPR(peak−to−average power ratio)方式が時間領域で実行される。柔軟なネットワーク方式のために、当該提案は様々なFFTサイズ、ガードインターバルの長さ、該当のパイロットパターンの集合を提供する。OFDMジェネレーションブロック1030の詳細な動作は後述する。
シグナリング生成ブロック1040は、各機能ブロックの動作に用いられる物理層シグナリング情報を生成することができる。当該シグナリング情報はまた、関心のあるサービスが受信機側で適切に復旧されるように送信される。シグナリング生成ブロック1040の詳細な動作は後述する。
図2、図3、図4は、本発明の実施例に係るインプットフォーマットブロック1000を示す。各図について説明する。
図2は、本発明の一実施例に係るインプットフォーマットブロックを示す。図2は、入力信号が単一入力ストリーム(single input stream)であるときのインプットフォーマットブロックを示す。
図2に示すインプットフォーマットブロックは、図1を参照して説明したインプットフォーマットブロック1000の一実施例に該当する。
物理層への入力は、1つ又は複数のデータストリームで構成される。それぞれのデータストリームは一つのデータパイプによって伝達される。モードアダプテーション(mode adaptaion;モード適応)モジュールは、入力されるデータストリームをBBF(baseband frame)のデータフィールドにスライスする。当該システムは3種類の入力データストリーム、すなわち、MPEG2−TS、IP、GS(generic stream)を支援する。MPEG2−TSは、最初のバイトが同期バイト(0x47)である固定された長さ(188バイト)のパケットを特徴とする。IPストリームは、IPパケットヘッダー内でシグナルされる可変長IPデータグラムパケットで構成される。当該システムは、IPストリームに対してIPv4、IPv6の両方を支援する。GSは、カプセル化パケットヘッダー内でシグナルされる可変長のパケット又は一定の長さのパケットで構成されてもよい。
(a)は、信号データパイプに対するモードアダプテーション(モード適応)ブロック2000、及びストリームアダプテーション(stream adaptation;ストリーム適応)2010を示し、(b)は、PLSデータを生成及び処理するためのPLS生成ブロック2020、及びPLSスクランブラ2030を示す。各ブロックの動作について説明する。
入力ストリームスプリッタは、入力されたTS、IP、GSストリームを複数のサービス又はサービスコンポーネント(オーディオ、ビデオなど)ストリームに分割する。モードアダプテーション(モード適応)モジュール2010は、CRCエンコーダ、BB(baseband)フレームスライサ、及びBBフレームヘッダー挿入ブロックで構成される。
CRCエンコーダは、ユーザパケット(user packet;UP)レベルでの誤り検出のための3種類のCRCエンコーディング、すなわち、CRC−8、CRC−16、CRC−32を提供する。算出されたCRCバイトは、UP後に付加される。CRC−8はTSストリームに用いられ、CRC−32はIPストリームに用いられる。GSストリームがCRCエンコーディングを提供しない場合には、提案されたCRCエンコーディングが適用されなければならない。
BBフレームスライサは、入力を内部ロジカルビットフォーマットにマップする。最初の受信ビットはMSBと定義する。BBフレームスライサは、可用データフィールド容量と同数の入力ビットを割り当てる。BBFペイロードと同数の入力ビットを割り当てるために、UPストリームがBBFのデータフィールドに見合うようにスライスされる。
BBフレームヘッダー挿入ブロックは、2バイトの固定された長さのBBFヘッダーを、BBフレームの前に挿入することができる。BBFヘッダーは、STUFFI(1ビット)、SYNCD(13ビット)、及びRFU(2ビット)で構成される。固定された2バイトBBFヘッダーだけでなく、BBFは、2バイトBBFヘッダーの終わりに拡張フィールド(1又は3バイト)を有することができる。
ストリームアダプテーション(ストリーム適応)2010は、スタッフィング(stuffing)挿入ブロック及びBBスクランブラで構成される。スタッフィング挿入ブロックは、スタッフィングフィールドをBBフレームのペイロードに挿入することができる。ストリームアダプテーション(ストリーム適応)に対する入力データがBBフレームを満たすのに十分であれば、STUFFIは0に設定され、BBFはスタッフィングフィールドを有しない。そうでないと、STUFFIは1に設定され、スタッフィングフィールドはBBFヘッダーの直後に挿入される。スタッフィングフィールドは、2バイトのスタッフィングフィールドヘッダー及び可変サイズのスタッフィングデータを含む。
BBスクランブラは、エネルギー分散のために完全なBBFをスクランブルする。スクランブリングシーケンスはBBFと同期化される。スクランブリングシーケンスはフィードバックシフトレジスターによって生成される。
PLS生成ブロック2020は、PLSデータを生成することができる。PLSは、受信機でフィジカルレイヤ(physical layer)データパイプに接続できる手段を提供する。PLSデータはPLS1データ及びPLS2データで構成される。
PLS1データは、PLS2データをデコードするために必要なパラメータだけでなく、システムに関する基本情報を伝達する固定されたサイズ、コーディング、変調を有するフレームでFSSで伝達されるPLSデータの一番目の集合である。PLS1データは、PLS2データの受信及びデコーディングを可能にするために要求されるパラメータを含む基本送信パラメータを提供する。また、PLS1データはフレームグループのデューレーションにおいて一定である。
PLS2データは、データパイプ及びシステムに関するさらに詳細なPLSデータを伝達するFSSで伝送されるPLSデータの二番目の集合である。PLS2は、受信機が所望のデータパイプをデコードする上で十分な情報を提供するパラメータを含む。PLS2シグナリングは、PLS2スタティック(静的)データ(PLS2−STATデータ)及びPLS2ダイナミック(動的)データ(PLS2−DYNデータ)の2種類のパラメータでさらに構成される。PLS2スタティック(静的)データは、フレームグループのデューレーションでスタティック(静的)であるPLS2データであり、PLS2ダイナミック(動的)データは、フレームごとにダイナミック(動的)に変化するPLS2データである。
PLSデータに関する詳細な内容は後述する。
PLSスクランブラ2030は、エネルギー分散のために生成されたPLSデータをスクランブルすることができる。
前述したブロックは省略されてもよく、類似又は同一の機能を有するブロックに代替されてもよい。
図3は、本発明の他の実施例に係るインプットフォーマットブロックを示す。
図3に示すインプットフォーマットブロックは、図1を参照して説明したインプットフォーマットブロック1000の一実施例に該当する。
図3は、入力信号がマルチインプットストリーム(multi input stream;複数の入力ストリーム)に該当する場合、インプットフォーマットブロックのモードアダプテーション(モード適応)ブロックを示す。
マルチインプットストリーム(複数の入力ストリーム)を処理するためのインプットフォーマットブロックのモードアダプテーション(モード適応)ブロックは、複数の入力ストリームを独立して処理することができる。
図3を参照すると、マルチインプットストリーム(複数の入力ストリーム)をそれぞれ処理するためのモードアダプテーション(モード適応)ブロックは、インプットストリームスプリッタ(input stream splitter)3000、インプットストリームシンクロナイザ(input stream synchronizer)3010、コンペンセーティングディレイ(compensating delay;補償遅延)ブロック3020、ヌルパケット削除ブロック(null packet deletion block)3030、ヘッダーコンプレションブロック(header compression block)3040、CRCエンコーダ(CRC encoder)3050、BBフレームスライサ(BB frame slicer)3060、及びBBヘッダー挿入ブロック(BB header insertion block)3070を含むことができる。モードアダプテーション(モード適応)ブロックの各ブロックについて説明する。
CRCエンコーダ3050、BBフレームスライサ3060、及びBBヘッダー挿入ブロック3070の動作は、図2を参照して説明したCRCエンコーダ、BBフレームスライサ、及びBBヘッダー挿入ブロックの動作に該当するので、その説明は省略する。
インプットストリームスプリッタ3000は、入力されたTS、IP、GSストリームを複数のサービス又はサービスコンポーネント(オーディオ、ビデオなど)ストリームに分割する。
インプットストリームシンクロナイザ3010は、ISSYと呼ぶことができる。ISSYは、いかなる入力データフォーマットに対しても、CBR(constant bit rate)及び一定の終端間伝送(end−to−end transmission)遅延を保障するに適した手段を提供することができる。ISSYは、TSを伝達する複数のデータパイプの場合に常に用いられ、GSストリームを伝達する複数のデータパイプに選択的に用いられる。
コンペンセーティングディレイ(補償遅延)ブロック3020は、受信機でさらにメモリを必要とせずにTSパケット再結合メカニズムを許容するために、ISSY情報の挿入に続く分割されたTSパケットストリームを遅延させることができる。
ヌルパケット削除ブロック3030は、TSインプットストリームの場合にのみ用いられる。一部のTSインプットストリーム又は分割されたTSストリームは、VBR(variable bit−rate)サービスをCBR TSストリームに収容するために、存在する多数のヌルパケットを有することができる。この場合、不要な伝送オーバーヘッドを避けるために、ヌルパケットは確認されて伝送されなくてもよい。受信機で、除去されたヌルパケットは、伝送に挿入されたDNP(deleted null−packet;削除されたヌルパケット)カウンタを参照して元の正確な場所に再挿入可能であるため、CBRが保障され、タイムスタンプ(PCR)更新が不要になる。
ヘッダーコンプレションブロック3040は、TS又はIPインプットストリームに対する伝送効率を増加させるために、パケットヘッダーコンプレションを提供することができる。受信機は、ヘッダーの特定部分に対する先験的な(a priori)情報を有することができるため、この知られた情報(known information)は送信機で削除されてもよい。
TSに対して、受信機は同期バイト構成(0x47)及びパケット長(188バイト)に関する先験的な情報を有することができる。入力されたTSが一つのPIDだけを有するコンデンツを伝達すると、すなわち、一つのサービスコンポーネント(ビデオ、オーディオなど)又はサービスサブコンポーネント(SVCベースレイヤ、SVCエンハンスメントレイヤ、MVCベースビュー、又はMVC依存ビュー)に対してのみ、TSパケットヘッダーコンプレションがTSに(選択的に)適用されてもよい。TSパケットヘッダーコンプレションは、インプットストリームがIPストリームである場合に選択的に用いられる。上記のブロックは省略されてもよく、類似又は同一の機能を有するブロックに代替されてもよい。
図4は本発明の一実施例に係るBICMブロックを示す。
図4に示すBICMブロックは、図1を参照して説明したBICM ブロック1010の一実施例に該当する。
前述したように、本発明の一実施例に係る次世代放送サービスに対する放送信号送信装置は、地上波放送サービス、モバイル放送サービス、UHDTVサービスなどを提供することができる。
QoSが本発明の一実施例に係る次世代放送サービスに対する放送信号送信装置によって提供されるサービスの特性に依存するので、それぞれのサービスに該当するデータは別個の方式で処理されなければならない。したがって、本発明の一実施例に係るBICMブロックは、SISO、MISO、MIMO方式をそれぞれのデータ経路に該当するデータパイプに独立して適用することによって、各データパイプを独立して処理することができる。結果的に、本発明の一実施例に係る次世代放送サービスに対する放送信号送信装置は、それぞれのデータパイプで伝送される各サービス又はサービスコンポーネントに対するQoSを調節することができる。
(a)は、ベースプロファイル及びハンドヘルドプロファイルによって共有されるBICMブロックを示し、(b)は、アドバンスドプロファイルのBICMブロックを示す。
ベースプロファイル及びハンドヘルドプロファイルによって共有されるBICMブロック及びアドバンスドプロファイルのBICMブロックは、それぞれのデータパイプを処理するための複数の処理ブロックを含むことができる。
ベースプロファイル及びハンドヘルドプロファイルに対するBICMブロック及びアドバンスドプロファイルに対するBICMブロックの各処理ブロックについて説明する。
ベースプロファイル及びハンドヘルドプロファイルに対するBICMブロックの処理ブロック5000は、データFECエンコーダ5010、ビットインターリーバ5020、コンステレーションマッパー(mapper)5030、SSD(signal space diversity)エンコーディングブロック5040、タイムインターリーバ5050を含むことができる。
データFECエンコーダ5010は、外部コーディング(BCH)及び内部コーディング(LDPC)を用いてFECBLOCK手順を生成するために入力BBFにFECエンコーディングを実行する。外部コーディング(BCH)は選択的なコーディング方法である。データFECエンコーダ5010の具体的な動作については後述する。
ビットインターリーバ5020は、効率的に実現可能な構造を提供しながら、データFECエンコーダ5010の出力をインターリーブし、LDPCコード及び変調方式の組合せによって最適化された性能を達成することができる。ビットインターリーバ5020の具体的な動作については後述する。
コンステレーションマッパー5030は、QPSK、QAM−16、不均一QAM(NUQ−64、NUQ−256、NUQ−1024)又は不均一コンステレーション(NUC−16、NUC−64、NUC−256、NUC−1024)を用いてベース及びハンドヘルドプロファイルでビットインターリーバ5020からの各セルワードを変調したり、アドバンスドプロファイルでセルワードデマルチプレクサ5010−1からのセルワードを変調し、パワーの正規化されたコンステレーションポイントelを提供することができる。当該コンステレーションマッピングは、データパイプに対してのみ適用される。NUQが任意の形態を有するのに対し、QAM−16及びNUQは正方形を有することが観察される。それぞれのコンステレーションが90度の倍数だけ回転されると、回転されたコンステレーションは元のものと正確に重なる。回転対称特性によって失敗及び虚数コンポーネントの容量及び平均パワーが互いに同一となる。NUQ及びNUCはいずれも各コードレート(code rate)に対して特別に定義され、用いられる特定の一つは、PLS2データに保管されたパラメータDP_MODによってシグナルされる。
タイムインターリーバ5050はデータパイプレベルで動作することができる。タイムインターリービングのパラメータはそれぞれのデータパイプに対して別々に設定されてもよい。タイムインターリーバ5050の具体的な動作に関しては後述する。
アドバンスドプロファイルに対するBICMブロックの処理ブロック5000−1は、データFECエンコーダ、ビットインターリーバ、コンステレーションマッパー、及びタイムインターリーバを含むことができる。
ただし、処理ブロック5000−1は、セルワードデマルチプレクサ5010−1及びMIMOエンコーディングブロック5020−1をさらに含むという点で処理ブロック5000と区別される。
また、処理ブロック5000−1におけるデータFECエンコーダ、ビットインターリーバ、コンステレーションマッパー、タイムインターリーバの動作は、前述したデータFECエンコーダ5010、ビットインターリーバ5020、コンステレーションマッパー5030、タイムインターリーバ5050の動作に該当するので、その説明は省略する。
セルワードデマルチプレクサ5010−1は、アドバンスドプロファイルのデータパイプがMIMO処理のために単一セルワードストリームを二重セルワードストリームに分離するために用いられる。セルワードデマルチプレクサ5010−1の具体的な動作に関しては後述する。
MIMOエンコーディングブロック5020−1は、MIMOエンコーディング方式を用いてセルワードデマルチプレクサ5010−1の出力を処理することができる。MIMOエンコーディング方式は、放送信号の送信のために最適化されている。MIMO技術は容量増加を得るための有望な方式であるが、チャネル特性に依存する。特に放送に対して、別個の信号伝搬特性による両アンテナ間の受信信号パワー差又はチャネルの強いLOSコンポーネントは、MIMOから容量利得を得ることを困難にさせる。提案されたMIMOエンコーディング方式は、MIMO出力信号のうちの一つの位相ランダム化及び回転ベースプリコーディングを用いてこの問題を克服する。
MIMOエンコーディングは、送信機及び受信機の両方で少なくとも2つのアンテナを必要とする2x2MIMOシステムのために意図される。2つのMIMOエンコーディングモードは、本提案であるFR−SM(full−rate spatial multiplexing)及びFRFD−SM(full−rate full−diversity spatial multiplexing)で定義される。FR−SMエンコーディングは、受信機側での比較的小さい複雑度増加から容量増加を提供するが、FRFD−SMエンコーディングは、受信機側での大きい複雑度増加から容量増加及び追加的なダイバーシチ利得を提供する。提案されたMIMOエンコーディング方式は、アンテナ極性配置を制限しない。
MIMO処理はアドバンスドプロファイルフレームに要求されるが、これは、アドバンスドプロファイルフレームにおける全てのデータパイプがMIMOエンコーダによって処理されるということを意味する。MIMO処理はデータパイプレベルで適用される。コンステレーションマッパー出力のペア(pair;対)であるNUQ(e1,i及びe2,i)は、MIMOエンコーダの入力として供給される。MIMOエンコーダ出力ペア(対)(g1,i及びg2,i)は、それぞれの送信アンテナの同一キャリアk及びOFDMシンボルlによって送信される。
前述したブロックは省略されてもよく、類似又は同一の機能を有するブロックに代替されてもよい。
図5は、本発明の他の実施例に係るBICMブロックを示す。
図5に示すBICMブロックは、図1を参照して説明したBICMブロック1010の一実施例に該当する。
図5は、PLS、EAC、及びFICの保護のためのBICMブロックを示す。EACは、EAS情報データを伝達するフレームの一部であり、FICは、サービスと該当するベースデータパイプとの間でマッピング情報を伝達するフレームにおけるロジカルチャネルである。EAC及びFICに関する詳細な説明は後述する。
図5を参照すると、PLS、EAC、及びFICの保護のためのBICMブロックは、PLS FECエンコーダ6000、ビットインターリーバ6010、及びコンステレーションマッパー6020を含むことができる。
また、PLS FECエンコーダ6000は、スクランブラ、BCHエンコーディング/ゼロ挿入ブロック、LDPCエンコーディングブロック、及びLDPCパリティパンクチャリング(puncturing)ブロックを含むことができる。BICMブロックの各ブロックについて説明する。
PLS FECエンコーダ6000は、スクランブルされたPLS1/2データ、EAC及びFICセクションをエンコードすることができる。
スクランブラは、BCHエンコーディング及びショートニング(shortening)及びパンクチャされたLDPCエンコーディングの前にPLS1データ及びPLS2データをスクランブルすることができる。
BCHエンコーディング/ゼロ挿入ブロックは、PLS保護のためのショートニングされたBCHコードを用いて、スクランブルされたPLS1/2データに外部エンコーディングを行い、BCHエンコーディングの後にゼロビットを挿入することができる。PLS1データに対してのみ、ゼロ挿入の出力ビットをLDPCエンコーディングの前にパーミュテーション(permutation)することができる。
LDPCエンコーディングブロックは、LDPCコードを用いてBCHエンコーディング/ゼロ挿入ブロックの出力をエンコードすることができる。完全なコーディングブロックを生成するために、C
ldpc及びパリティビットP
ldpcは、それぞれのゼロが挿入されたPLS情報ブロックI
ldpcから組織的にエンコードされ、その後に付加される。
PLS1及びPLS2に対するLDPCコードパラメータは、次の表4のとおりである。
LDPCパリティパンクチャリングブロックは、PLS1データ及びPLS2データに対してパンクチャリングを行うことができる。
ショートニングがPLS1データ保護に適用されると、一部のLDPCパリティビットはLDPCエンコーディング後にパンクチャされる。また、PLS2データ保護のために、PLS2のLDPCパリティビットがLDPCエンコーディング後にパンクチャされる。それらのパンクチャされたビットは伝送されない。
ビットインターリーバ6010は、それぞれのショートニング及びパンクチャされたPLS1データ及びPLS2データをインターリーブすることができる。
コンステレーションマッパー6020は、ビットインターリーブされたPLS1データ及びPLS2データをコンステレーションにマップすることができる。
前述したブロックは省略されてもよく、類似又は同一の機能を有するブロックに代替されてもよい。
図6は、本発明の一実施例に係るフレームビルディングブロック(frame building block)を示す。
図6に示すフレームビルディングブロックは、図1を参照して説明したフレームビルディングブロック1020の一実施例に該当する。
図6を参照すると、フレームビルディングブロックは、ディレイコンペセーション(delay compensation;遅延補償)ブロック7000、セルマッパー(cell mapper)7010、及びフリークエンシインターリーバ(frequency interleaver)7020を含むことができる。フレームビルディングブロックの各ブロックに関して説明する。
ディレイコンペセーション(遅延補償)ブロック7000は、データパイプと該当するPLSデータとの間のタイミングを調節し、送信機側でデータパイプと該当するPLSデータ間の同時性(co−time)を保障することができる。インプットフォーマットブロック及びBICMブロックによるデータパイプの遅延を扱うことによって、PLSデータはデータパイプだけ遅延される。BICMブロックの遅延は主にタイムインターリーバ5050に起因する。インバンド(In−band)シグナリングデータは、次のタイムインターリービンググループの情報を、シグナルされるデータパイプよりも1フレーム先に伝達されるようにすることができる。ディレイコンペセーション(遅延補償)ブロックは、それに応じてインバンド(In−band)シグナリングデータを遅延させる。
セルマッパー7010は、PLS、EAC、FIC、データパイプ、補助ストリーム、及びダミーセルを、フレーム内でOFDMシンボルのアクティブ(active)キャリアにマップすることができる。セルマッパー7010の基本機能は、それぞれのデータパイプ、PLSセル、及びEAC/FICセルに対するタイムインターリービングによって生成されたデータセルを、存在するなら、一つのフレーム内でそれぞれのOFDMシンボルに該当するアクティブ(active)OFDMセルのアレイにマップすることである。(PSI(program specific information)/SIのような)サービスシグナリングデータは個別的に収集され、データパイプによって送られてもよい。セルマッパーは、フレーム構造の構成及びスケジューラによって生成されたダイナミックインフォメーション(dynamic information;動的情報)によって動作する。フレームに関する詳細な内容は後述する。
フリークエンシインターリーバ7020は、セルマッパー7010から受信されたデータセルをランダムにインターリーブして周波数ダイバーシチを提供することができる。また、フリークエンシインターリーバ7020は、単一フレームで最大のインターリービング利得を得るために、他のインターリービングシード(seed)順序を用いて、2つの順次的なOFDMシンボルで構成されたOFDMシンボルペア(対)で動作することができる。
前述したブロックは省略されてもよく、類似又は同一の機能を有するブロックに代替されてもよい。
図7は、本発明の一実施例に係るOFDMジェネレーションブロックを示す。
図7に示すOFDMジェネレーションブロックは、図1を参照して説明したOFDMジェネレーションブロック1030の一実施例に該当する。
OFDMジェネレーションブロックは、フレームビルディングブロックによって生成されたセルによってOFDMキャリアを変調し、パイロットを挿入し、伝送のための時間領域信号を生成する。また、当該ブロックは、順次にガードインターバルを挿入し、PAPR減少処理を適用して最終RF信号を生成する。
図7を参照すると、OFDMジェネレーションブロックは、パイロット及びリザーブドトーン挿入ブロック(pilot and revserved tone insertion block)8000、2D−eSFN(single frequency network)エンコーディングブロック8010、IFFT(inverse fast Fourier transform)ブロック8020、PAPR減少ブロック8030、ガードインターバル挿入ブロック(guard interval insertion block)8040、プリアンブル挿入ブロック(preamble insertion block)8050、その他システム挿入ブロック8060、及びDACブロック8070を含むことができる。
システム挿入ブロック8060は、放送サービスを提供する2つ以上の別個の放送送信/受信システムのデータが同一のRF信号帯域で同時に伝送され得るように、時間領域で複数の放送送信/受信システムの信号をマルチプレクスすることができる。ここで、2つ以上の別個の放送送信/受信システムとは、別個の放送サービスを提供するシステムのことをいう。別個の放送サービスは、地上波放送サービス、モバイル放送サービスなどを意味することができる。
図8は、本発明の一実施例に係る次世代放送サービスに対する放送信号受信装置の構造を示す。
本発明の一実施例に係る次世代放送サービスに対する放送信号受信装置は、図1を参照して説明した次世代放送サービスに対する放送信号送信装置に対応し得る。
本発明の一実施例に係る次世代放送サービスに対する放送信号受信装置は、同期及び復調モジュール(synchronization & demodulation module)9000、フレームパーシングモジュール(frame parsing module)9010、デマッピング及びデコーディングモジュール(demapping & decoding module)9020、出力プロセッサ(output processor)9030、及びシグナリングデコーディングモジュール(signaling decoding module)9040を含むことができる。放送信号受信装置の各モジュールの動作について説明する。
同期及び復調モジュール9000は、m個の受信アンテナを通じて入力信号を受信し、放送信号受信装置に該当するシステムに対して信号検出及び同期化を実行し、放送信号送信装置によって実行される手順の逆手順に該当する復調を実行することができる。
フレームパーシングモジュール9010は、入力信号フレームをパースし、ユーザによって選択されたサービスが伝送されるデータを抽出することができる。放送信号送信装置がインターリービングを実行すると、フレームパーシングモジュール9010は、インターリービングの逆過程に該当するデインターリービングを実行することができる。この場合、抽出されるべき信号及びデータの位置がシグナリングデコーディングモジュール9040から出力されたデータをデコードすることによって取得され、放送信号送信装置によって生成されたスケジューリング情報を復元することができる。
デマッピング及びデコーディングモジュール9020は、入力信号をビット領域データに変換した後、必要によって、それらのビット領域データをデインターリーブすることができる。デマッピング及びデコーディングモジュール9020は、伝送効率のために適用されたマッピングに対するデマッピングを実行し、デコーディングを通じて伝送チャネルで発生した誤りを訂正することができる。この場合、デマッピング及びデコーディングモジュール9020は、シグナリングデコーディングモジュール9040から出力されたデータをデコードすることによって、デマッピング及びデコーディングのために必要な伝送パラメータを取得することができる。
出力プロセッサ9030は、伝送効率を向上させるために、放送信号送信装置によって適用される様々な圧縮/信号処理手順の逆手順を実行することができる。この場合、出力プロセッサ9030は、シグナリングデコーディングモジュール9040から出力されたデータで必要な制御情報を取得することができる。出力プロセッサ9030の出力は、放送信号送信装置に入力される信号に該当し、MPEG−TS、IPストリーム(v4又はv6)及びGSであってもよい。
シグナリングデコーディングモジュール9040は、同期及び復調モジュール9000によって復調された信号からPLS情報を取得することができる。前述したように、フレームパーシングモジュール9010、デマッピング及びデコーディングモジュール9020、出力プロセッサ9030は、シグナリングデコーディングモジュール9040から出力されたデータを用いてその機能を実行することができる。
図9は、本発明の一実施例に係るフレーム構造を示す。
図9は、フレームタイムの構成例及びスーパーフレームにおけるFRU(frame repetition unit;フレーム反復単位)を示す。(a)は、本発明の一実施例に係るスーパーフレームを示し、(b)は、本発明の一実施例に係るFRUを示し、(c)は、FRUにおける様々なフィジカルプロファイル(PHY profile)のフレームを示し、(d)は、フレームの構造を示す。
スーパーフレームは8個のFRUを含むことができる。FRUは、フレームのTDMに対する基本マルチプレクシング単位であり、スーパーフレームで8回反復される。
FRUにおいて各フレームはフィジカルプロファイル(ベース、ハンドヘルド、アドバンスドプロファイル)のいずれか一つ又はFEFに属する。FRUにおいてフレームの最大許容数は4であり、与えられたフィジカルプロファイルは、FRUにおいて0回乃至4回の回数を有することができる(例えば、ベース、ベース、ハンドヘルド、アドバンスド)。フィジカルプロファイル定義は、必要時には、プリアンブルにおけるPHY_PROFILEのリザーブド値を用いて拡張されてもよい。
FEF部分は、含まれるなら、FRUの終わりに挿入される。FEFがFRUに含まれる場合、FEFの最大数はスーパーフレームにおいて8である。FEF部分が互いに隣接することは推奨されない。
一つのフレームは、複数のOFDMシンボル及びプリアンブルにさらに分離される。(d)に示すように、フレームは、プリアンブル、一つ以上のFSS、ノーマルデータシンボル、FESを含む。
プリアンブルは、高速ヒューチャキャストUTBシステム信号検出を可能にし、信号の効率的な送信及び受信のための基本伝送パラメータの集合を提供する特別なシンボルである。プリアンブルに関する詳細な内容は後述する。
FSSの主な目的は、PLSデータを伝達することである。高速同期化及びチャネル推定のために、これによるPLSデータの高速デコーディングのために、FSSは、ノーマルデータシンボルに比べてより高密度のパイロットパターンを有する。FESはFSSと全く同じパイロットを有するが、これは、FES直前のシンボルに対して外挿(extrapolation)無しで、FES内における周波数だけのインターポレーション(補間)及び時間的補間(temporal interpolation)を可能にする。
図10は、本発明の一実施例に係るフレームのシグナリング階層構造(signaling hierarchy structure)を示す。
図10は、シグナリング階層構造を示すが、これは、3個の主要部分であるプリアンブルシグナリングデータ11000、PLS1データ11010、及びPLS2データ11020に分割される。毎フレームごとにプリアンブル信号によって伝達されるプリアンブルの目的は、フレームの基本伝送パラメータ及び伝送タイプを示すことである。PLS1は、受信機が関心のあるデータパイプに接続するためのパラメータを含むPLS2データに接続してデコーディング可能にさせる。PLS2は毎フレームごとに伝達され、2つの主要部分であるPLS2−STATデータとPLS2−DYNデータとに分割される。PLS2データのスタティック(静的)及びダイナミック(動的)部分には必要時にパディングが続く。
図11は、本発明の一実施例に係るプリアンブルシグナリングデータを示す。
プリアンブルシグナリングデータは、受信機がフレーム構造内でPLSデータに接続し、データパイプを追跡できるようにするために必要な21ビットの情報を伝達する。プリアンブルシグナリングデータに関する詳細な内容は、次のとおりである。
PHY_PROFILE:当該3ビットフィールドは、現フレームのフィジカルプロファイルタイプを示す。各フィジカルプロファイルタイプのマッピングは、下記の表5のように与えられる。
FFT_SIZE:当該2ビットフィールドは、下記の表6で説明したとおり、フレームグループ内で現フレームのFFTサイズを示す。
GI_FRACTION:当該3ビットフィールドは、下記の表7で説明したとおり、現スーパーフレームにおけるガードインターバルの一部(fraction)値を示す。
EAC_FLAG:当該1ビットフィールドは、EACが現フレームで提供されるか否かを示す。当該フィールドが1に設定されると、EASが現フレームで提供される。当該フィールドが0に設定されると、EASが現フレームで伝達されない。当該フィールドはスーパーフレーム内でダイナミック(動的)に転換されてもよい。
PILOT_MODE:当該1ビットフィールドは、現フレームグループで現フレームに対してパイロットモードがモバイルモードなのか又は固定モードなのかを示す。当該フィールドが0に設定されると、モバイルパイロットモードが用いられる。当該フィールドが1に設定されると、固定パイロットモードが用いられる。
PAPR_FLAG:当該1ビットフィールドは、現フレームグループで現フレームに対してPAPR減少が用いられるか否かを示す。当該フィールドが1に設定されると、トーン予約(tone reservation)がPAPR減少のために用いられる。当該フィールドが0に設定されると、PAPR減少が用いられない。
FRU_CONFIGURE:当該3ビットフィールドは、現スーパーフレームで存在するFRUのフィジカルプロファイルタイプ構成を示す。現スーパーフレームで全プリアンブルにおける当該フィールドにおいて、現スーパーフレームで伝達される全プロファイルタイプが識別される。当該3ビットフィールドは、下記の表8に示すように、それぞれのプロファイルに対して別々に定義される。
RESERVED:当該7ビットフィールドは、将来使用のためにリザーブド(reserved)される。
図12は、本発明の一実施例に係るPLS1データを示す。
PLS1データは、PLS2の受信及びデコーディングを可能にするために必要なパラメータを含む基本伝送パラメータを提供する。前述したように、PLS1データは、一つのフレームグループの全デューレーションで変化しない。PLS1データのシグナリングフィールドの具体的な定義は次のとおりである。
PREAMBLE_DATA:当該20ビットフィールドは、EAC_FLAG以外のプリアンブルシグナリングデータのコピーである。
NUM_FRAME_FRU:当該2ビットフィールドは、FRU当たりのフレーム数を示す。
PAYLOAD_TYPE:当該3ビットフィールドは、フレームグループで伝達されるペイロードデータのフォーマットを示す。PAYLOAD_TYPEは、表9に示すようにシグナルされる。
NUM_FSS:当該2ビットフィールドは、現フレームでFSSの数を示す。
SYSTEM_VERSION:当該8ビットフィールドは、伝送される信号フォーマットのバージョンを示す。SYSTEM_VERSIONは、主バージョン及び副バージョンの2つの4ビットフィールドに分離される。
主バージョン:SYSTEM_VERSIONフィールドのMSBである4ビットは、主バージョン情報を示す。主バージョンフィールドにおける変化は、互換が不可能な変化を示す。デフォルト値は0000である。当該標準で述べているバージョンに対して、値が0000に設定される。
副バージョン:SYSTEM_VERSIONフィールドのLSBである4ビットは、副バージョン情報を示す。副バージョンフィールドにおける変化は、互換が可能である。
CELL_ID:これは、ATSCネットワークで地理的セルを唯一に識別する16ビットフィールドである。ATSCセルカバレッジは、ヒューチャキャストUTBシステム当たりに用いられる周波数の数によって一つ以上の周波数で構成されてもよい。CELL_IDの値が知られないか又は特定されないと、当該フィールドは0に設定される。
NETWORK_ID:これは、現ATSCネットワークを唯一に識別する16ビットフィールドである。
SYSTEM_ID:該当16ビットフィールドは、ATSCネットワーク内でヒューチャキャストUTBシステムを唯一に識別する。ヒューチャキャストUTBシステムは、入力が一つ以上の入力ストリーム(TS、IP、GS)であり、出力がRF信号である地上波放送システムである。ヒューチャキャストUTBシステムは、存在するなら、FEF及び一つ以上のフィジカルプロファイルを伝達する。同じヒューチャキャストUTBシステムは、別個の入力ストリームを伝達し、別個の地理的領域で別個のRFを用いることができ、ローカルサービス挿入を許容する。フレーム構造及びスケジューリングは一つの場所で制御され、ヒューチャキャストUTBシステム内で全ての伝送に対して同一である。一つ以上のヒューチャキャストUTBシステムはいずれも同一のフィジカル構造及び構成を有するという同一のSYSTEM_ID意味を有することができる。
次のループ(loop)は、各フレームタイプの長さ及びFRU構成を示すFRU_PHY_PROFILE、FRU_FRAME_LENGTH、FRU_GI_FRACTION、RESERVEDで構成される。ループ(loop)サイズは、FRU内で4個のフィジカルプロファイル(FEFを含む)がシグナルされるように固定される。NUM_FRAME_FRUが4よりも小さいと、用いられないフィールドはゼロで埋められる。
FRU_PHY_PROFILE:当該3ビットフィールドは、関連したFRUの(i+1)番目のフレーム(iはループ(loop)インデックス)のフィジカルプロファイルタイプを示す。当該フィールドは表8に示すものと同じシグナリングフォーマットを用いる。
FRU_FRAME_LENGTH:当該2ビットフィールドは、関連したFRUの(i+1)番目のフレームの長さを示す。FRU_GI_FRACTIONと共にFRU_FRAME_LENGTHを用いると、フレームデューレーションの正確な値が得られる。
FRU_GI_FRACTION:当該3ビットフィールドは、関連したFRUの(i+1)番目のフレームのガードインターバルの一部の値を示す。FRU_GI_FRACTIONは、表7に従ってシグナルされる。
RESERVED:当該4ビットフィールドは、将来使用のためにリザーブド(reserved)される。
次のフィールドは、PLS2データをデコードするためのパラメータを提供する。
PLS2_FEC_TYPE:当該2ビットフィールドは、PLS2保護によって用いられるFECタイプを示す。FECタイプは、表10に従ってシグナルされる。LDPCコードに関する詳細な内容は後述する。
PLS2_MOD:当該3ビットフィールドは、PLS2によって用いられる変調タイプを示す。変調タイプは表11に従ってシグナルされる。
PLS2_SIZE_CELL:当該15ビットフィールドは、現フレームグループで伝達されるPLS2に対する全コーディングブロックのサイズ(QAMセルの数に特定される。)であるCtotal_partial_blockを示す。当該値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
PLS2_STAT_SIZE_BIT:当該14ビットフィールドは、現フレームグループに対するPLS2−STATのサイズをビット数で示す。当該値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
PLS2_DYN_SIZE_BIT:当該14ビットフィールドは、現フレームグループに対するPLS2−DYNのサイズをビット数で示す。当該値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
PLS2_REP_FLAG:当該1ビットフラグは、PLS2反復モードが現フレームグループで用いられるか否かを示す。当該フィールドの値が1に設定されると、PLS2反復モードは活性化される。当該フィールドの値が0に設定されると、PLS2反復モードは非活性化される。
PLS2_REP_SIZE_CELL:当該15ビットフィールドは、PLS2反復が用いられる場合、現フレームグループの毎フレームごとに伝達されるPLS2に対する部分コーディングブロックのサイズ(QAMセルの数に特定される。)であるCtotal_partial_blockを示す。反復が用いられない場合、当該フィールドの値は0と同一である。当該値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
PLS2_NEXT_FEC_TYPE:当該2ビットフィールドは、次のフレームグループの毎フレームで伝達されるPLS2に用いられるFECタイプを示す。FECタイプは表10に従ってシグナルされる。
PLS2_NEXT_MOD:当該3ビットフィールドは、次のフレームグループの毎フレームで伝達されるPLS2に用いられる変調タイプを示す。変調タイプは表11に従ってシグナルされる。
PLS2_NEXT_REP_FLAG:当該1ビットフラグは、PLS2反復モードが次のフレームグループで用いられるか否かを示す。当該フィールドの値が1に設定されると、PLS2反復モードは活性化される。当該フィールドの値が0に設定されると、PLS2反復モードは非活性化される。
PLS2_NEXT_REP_SIZE_CELL:当該15ビットフィールドは、PLS2反復が用いられる場合、次のフレームグループの毎フレームごとに伝達されるPLS2に対する全コーディングブロックのサイズ(QAMセルの数に特定される。)であるCtotal_full_blockを示す。次のフレームグループで反復が用いられない場合、当該フィールドの値は0と同一である。当該値は現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
PLS2_NEXT_REP_STAT_SIZE_BIT:当該14ビットフィールドは、次のフレームグループに対するPLS2−STATのサイズをビット数で示す。当該値は、現フレームグループにおいて一定である。
PLS2_NEXT_REP_DYN_SIZE_BIT:当該14ビットフィールドは、次のフレームグループに対するPLS2−DYNのサイズをビット数で示す。当該値は、現フレームグループにおいて一定である。
PLS2_AP_MODE:当該2ビットフィールドは、現フレームグループでPLS2に対して追加パリティが提供されるか否かを示す。当該値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。下記の表12は当該フィールドの値を提供する。当該フィールドの値が00に設定されると、現フレームグループで追加パリティがPLS2に対して用いられない。
PLS2_AP_SIZE_CELL:当該15ビットフィールドは、PLS2の追加パリティビットのサイズ(QAMセルの数に特定される)を示す。当該値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
PLS2_NEXT_AP_MODE:当該2ビットフィールドは、次のフレームグループの毎フレームごとにPLS2シグナリングに対して追加パリティが提供されるか否かを示す。当該値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。表12は、当該フィールドの値を定義する。
PLS2_NEXT_AP_SIZE_CELL:当該15ビットフィールドは、次のフレームグループの毎フレームごとにPLS2の追加パリティビットのサイズ(QAMセルの数に特定される)を示す。当該値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
RESERVED:該当32ビットフィールドは将来使用のためにリザーブド(reserved)される。
CRC_32:全PLS1シグナリングに適用される32ビット誤り検出コード
図13は、本発明の一実施例に係るPLS2データを示す。
図13は、PLS2データのPLS2−STATデータを示す。PLS2−STATデータは、フレームグループ内で同一であるが、PLS2−DYNデータは現フレームに対して特定の情報を提供する。
PLS2−STATデータのフィールドに対して次に具体的に説明する。
FIC_FLAG:当該1ビットフィールドは、FICが現フレームグループで用いられるか否かを示す。当該フィールドの値が1に設定されると、FICは現フレームで提供される。当該フィールドの値が0に設定されると、FICは現フレームで伝達されない。当該値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
AUX_FLAG:当該1ビットフィールドは、補助ストリームが現フレームグループで用いられるか否かを示す。当該フィールドの値が1に設定されると、補助ストリームは現フレームで提供される。当該フィールドの値が0に設定されると、補助フレームは現フレームで伝達されない。当該値は、現フレームグループの全デューレーションにおいて一定である。
NUM_DP:該当6ビットフィールドは、現フレーム内で伝達されるデータパイプの数を示す。当該フィールドの値は1〜64であり、データパイプの数はNUM_DP+1である。
DP_ID:当該6ビットフィールドは、フィジカルプロファイル内でDPを唯一に識別する。
DP_TYPE:当該3ビットフィールドはデータパイプのタイプを示す。これは、下記の表13に従ってシグナルされる。
DP_GROUP_ID:当該8ビットフィールドは、現データパイプが関連しているデータパイプグループを識別する。これは、受信機が同じDP_GROUP_IDを有する特定サービスと関連しているサービスコンポーネントのデータパイプに接続するために用いられてもよい。
BASE_DP_ID:当該6ビットフィールドは、管理階層で用いられる(PSI/SIのような)サービスシグナリングデータを伝達するデータパイプを示す。BASE_DP_IDで示すデータパイプは、サービスデータと共にサービスシグナリングデータを伝達するノーマルデータパイプであってもよく、サービスシグナリングデータだけを伝達する専用データパイプであってもよい。
DP_FEC_TYPE:当該2ビットフィールドは、関連したデータパイプによって用いられるFECタイプを示す。FECタイプは、下記の表14に従ってシグナルされる。
DP_COD:当該4ビットフィールドは、関連したデータパイプによって用いられるコードレート(code rate)を示す。コードレート(code rate)は、下記の表15に従ってシグナルされる。
DP_MOD:当該4ビットフィールドは、関連したデータパイプによって用いられる変調を示す。変調は、下記の表16に従ってシグナルされる。
DP_SSD_FLAG:当該1ビットフィールドは、SSDモードが関連したデータパイプで用いられるか否かを示す。当該フィールドの値が1に設定されると、SSDが用いられる。当該フィールドの値が0に設定されると、SSDは用いられない。
次のフィールドは、PHY_PROFILEがアドバンスドプロファイルを示す010と同一である場合にのみ表される。
DP_MIMO:当該3ビットフィールドは、どのタイプのMIMOエンコーディング処理が関連したデータパイプに適用されるかを示す。MIMOエンコーディング処理のタイプは、下記の表17に従ってシグナルされる。
DP_TI_TYPE:当該1ビットフィールドは、タイムインターリービングのタイプを示す。0の値は、一つのタイムインターリービンググループが一つのフレームに該当し、一つ以上のタイムインターリービングブロックを含むことを示す。1の値は、一つのタイムインターリービンググループが一つよりも多いフレームで伝達され、一つのタイムインターリービングブロックのみを含むことを示す。
DP_TI_LENGTH:当該2ビットフィールド(許容された値は、1、2、4、8のみである。)の使用は、次のようなDP_TI_TYPEフィールド内で設定される値によって決定される。
DP_TI_TYPEの値が1に設定されると、当該フィールドは、それぞれのタイムインターリービンググループがマップされるフレームの数であるPIを示し、タイムインターリービンググループ当たりに一つのタイムインターリービングブロックが存在する(NTI=1)。当該2ビットフィールドで許容されるPIの値は、下記の表18に定義される。
DP_TI_TYPEの値が0に設定されると、当該フィールドは、タイムインターリービンググループ当たりのタイムインターリービングブロックの数N
TIを示し、フレーム当たりに一つのタイムインターリービンググループが存在する(P
I=1)。当該2ビットフィールドで許容されるP
Iの値は、下記の表18に定義される。
DP_FRAME_INTERVAL:当該2ビットフィールドは、関連したデータパイプに対するフレームグループ内でフレーム間隔(IJUMP)を示し、許容された値は1,2,4,8(該当する2ビットフィールドはそれぞれ00,01,10,11)である。フレームグループの全フレームに現れないデータパイプに対して、当該フィールドの値は、順次的なフレーム間の間隔と同一である。例えば、データパイプが1,5,9,13などのフレームで現れると、当該フィールドの値は4に設定される。全フレームに現れるデータパイプに対して、当該フィールドの値は1に設定される。
DP_TI_BYPASS:当該1ビットフィールドは、タイムインターリーバ5050の可用性を決定する。データパイプに対してタイムインターリービングが用いられないと、当該フィールド値は1に設定される。一方、タイムインターリービングが用いられると、当該フィールド値は0に設定される。
DP_FIRST_FRAME_IDX:当該5ビットフィールドは、現データパイプが発生するスーパーフレームの最初のフレームのインデックスを示す。DP_FIRST_FRAME_IDXの値は、0〜31である。
DP_NUM_BLOCK_MAX:当該10ビットフィールドは、当該データパイプに対するDP_NUM_BLOCKSの最大値を示す。当該フィールドの値はDP_NUM_BLOCKSと同じ範囲を有する。
DP_PAYLOAD_TYPE:当該2ビットフィールドは、与えられたデータパイプによって伝達されるペイロードデータのタイプを示す。DP_PAYLOAD_TYPEは、下記の表19に従ってシグナルされる。
DP_INBAND_MODE:当該2ビットフィールドは、現データパイプがインバンド(In−band)シグナリング情報を伝達するか否かを示す。インバンド(In−band)シグナリングタイプは、下記の表20に従ってシグナルされる。
DP_PROTOCOL_TYPE:当該2ビットフィールドは、与えられたデータパイプによって伝達されるペイロードのプロトコルタイプを示す。ペイロードのプロトコルタイプは、入力ペイロードタイプが選択されると、下記の表21に従ってシグナルされる。
DP_CRC_MODE:当該2ビットフィールドは、CRCエンコーディングがインプットフォーマットブロックで用いられるか否かを示す。CRCモードは、下記の表22に従ってシグナルされる。
DNP_MODE:当該2ビットフィールドは、DP_PAYLOAD_TYPEがTS(‘00’)に設定される場合に、関連したデータパイプによって用いられるヌルパケット削除モードを示す。DNP_MODEは、下記の表23に従ってシグナルされる。DP_PAYLOAD_TYPEがTS(‘00’)でなければ、DNP_MODEは00の値に設定される。
ISSY_MODE:当該2ビットフィールドは、DP_PAYLOAD_TYPEがTS(‘00’)に設定される場合に、関連したデータパイプによって用いられるISSYモードを示す。ISSY_MODEは、下記の表24に従ってシグナルされる。DP_PAYLOAD_TYPEがTS(‘00’)でなければ、ISSY_MODEは00の値に設定される。
HC_MODE_TS:当該2ビットフィールドは、DP_PAYLOAD_TYPEがTS(‘00’)に設定される場合に、関連したデータパイプによって用いられるTSヘッダー圧縮モードを示す。HC_MODE_TSは、下記の表25に従ってシグナルされる。
HC_MODE_IP:当該2ビットフィールドは、DP_PAYLOAD_TYPEがIP(‘01’)に設定される場合に、IPヘッダーコンプレションモードを示す。HC_MODE_IPは、下記の表26に従ってシグナルされる。
PID:当該13ビットフィールドは、DP_PAYLOAD_TYPEがTS(‘00’)に設定され、HC_MODE_TSが01又は10に設定される場合に、TSヘッダー圧縮のためのPID数を示す。
RESERVED:当該8ビットフィールドは、将来使用のためにリザーブド(reserved)される。
次のフィールドは、FIC_FLAGが1と同一である場合にのみ現れる。
FIC_VERSION:当該8ビットフィールドは、FICのバージョンナンバーを示す。
FIC_LENGTH_BYTE:当該13ビットフィールドは、FICの長さをバイト単位で示す。
RESERVED:当該8ビットフィールドは、将来使用のためにリザーブド(reserved)される。
次のフィールドは、AUX_FLAGが1と同一である場合にのみ現れる。
NUM_AUX:当該4ビットフィールドは、補助ストリームの数を示す。ゼロは、補助ストリームが用いられないことを示す。
AUX_CONFIG_RFU:当該8ビットフィールドは将来使用のためにリザーブド(reserved)される。
AUX_STREAM_TYPE:当該4ビットは、現補助ストリームのタイプを示すための将来使用のためにリザーブド(reserved)される。
AUX_PRIVATE_CONFIG:該当28ビットフィールドは、補助ストリームをシグナルするための将来使用のためにリザーブド(reserved)される。
図14は、本発明の他の実施例に係るPLS2データを示す。
図14は、PLS2データのPLS2−DYNを示す。PLS2−DYNデータの値は一つのフレームグループのデューレーションで変化してもよいが、フィールドのサイズは一定である。
PLS2−DYNデータのフィールドの具体的な内容は、次のとおりである。
FRAME_INDEX:当該5ビットフィールドは、スーパーフレーム内で現フレームのフレームインデックスを示す。スーパーフレームの最初のフレームのインデックスは0に設定される。
PLS_CHANGE_COUNTER:当該4ビットフィールドは、構成が変化する前のスーパーフレームの数を示す。構成が変化する次のスーパーフレームは、当該フィールド内でシグナルされる値で示す。当該フィールドの値が0000に設定されると、これは、いかなる予定された変化も予測されないことを意味する。例えば、1の値は、次のスーパーフレームに変化があることを示す。
FIC_CHANGE_COUNTER:当該4ビットフィールドは、構成(すなわち、FICのコンテンツ)が変化する前のスーパーフレームの数を示す。構成が変化する次のスーパーフレームは、当該フィールド内でシグナルされる値で示す。当該フィールドの値が0000に設定されると、これは、いかなる予定された変化も予測されないことを意味する。例えば、0001の値は、次のスーパーフレームに変化があるということを示す。
RESERVED:当該16ビットフィールドは、将来使用のためにリザーブド(reserved)される。
次のフィールドは、現フレームで伝達されるデータパイプと関連したパラメータを説明するNUM_DPにおけるループ(loop)に現れる。
DP_ID:当該6ビットフィールドは、フィジカルプロファイル内でデータパイプを唯一に示す。
DP_START:当該15ビット(又は、13ビット)フィールドは、DPUアドレシング(addressing)技法を用いてデータパイプの最初の開始位置を示す。DP_STARTフィールドは、下記の表27に示すように、フィジカルプロファイル及びFFTサイズによって別個の長さを有する。
DP_NUM_BLOCK:当該10ビットフィールドは、現データパイプに対する現タイムインターリービンググループでFECブロックの数を示す。DP_NUM_BLOCKの値は、0〜1023である。
RESERVED:当該8ビットフィールドは、将来使用のためにリザーブド(reserved)される。
次のフィールドは、EACと関連したFICパラメータを示す。
EAC_FLAG:当該1ビットフィールドは、現フレームでEACの存在を示す。該当ビットはプリアンブルでEAC_FLAGと同じ値である。
EAS_WAKE_UP_VERSION_NUM:当該8ビットフィールドは、自動活性化指示のバージョンナンバーを示す。
EAC_FLAGフィールドが1に等しいと、次の12ビットがEAC_LENGTH_BYTEフィールドに割り当てられる。EAC_FLAGフィールドが0に等しいと、次の12ビットがEAC_COUNTERに割り当てられる。
EAC_LENGTH_BYTE:当該12ビットフィールドは、EACの長さをバイトで示す。
EAC_COUNTER:当該12ビットフィールドは、EACが到達するフレーム以前のフレームの数を示す。
次のフィールドは、AUX_FLAGフィールドが1と同一である場合にのみ現れる。
AUX_PRIVATE_DYN:当該48ビットフィールドは、補助ストリームをシグナルするための将来使用のためにリザーブド(reserved)される。当該フィールドの意味は、設定可能なPLS2−STATでAUX_STREAM_TYPEの値に依存する。
CRC_32:全PLS2に適用される32ビット誤り検出コード。
図15は、本発明の一実施例に係るフレームのロジカル(logical)構造を示す。
前述したように、PLS、EAC、FIC、データパイプ、補助ストリーム、ダミーセルは、フレームでOFDMシンボルのアクティブ(active)キャリアにマップされる。PLS1及びPLS2は、初めには一つ以上のFSSにマップされる。その後、EACが存在すると、EACセルは直後のPLSフィールドにマップされる。次にFICが存在すると、FICセルがマップされる。データパイプはPLSの次にマップされるか、或いは、EAC又はFICが存在すると、EAC又はFICの後にマップされる。タイプ1データパイプが最初にマップされ、その次にタイプ2データパイプがマップされる。データパイプのタイプの具体的な内容は後述する。一部の場合に、データパイプは、EASに対する一部の特殊データ又はサービスシグナリングデータを伝達することができる。補助ストリーム又はストリームは、存在するなら、データパイプの次にマップされ、ここには順にダミーセルが続く。前述した順序、すなわち、PLS、EAC、FIC、データパイプ、補助ストリーム、及びダミーセルの順で全て共にマップすると、フレームでセル容量を正確に満たす。
図16は、本発明の一実施例に係るPLSマッピングを示す。
PLSセルは、FSSのアクティブ(active)キャリアにマップされる。PLSが占めるセルの数によって、一つ以上のシンボルがFSSとして指定され、FSSの数NFSSは、PLS1におけるNUM_FSSでシグナルされる。FSSは、PLSセルを伝達する特殊なシンボルである。警告性及び遅延時間(latency)はPLSで重大な事案であるため、FSSは高いパイロット密度を有し、高速同期化及びFSS内における周波数のみのインターポレーション(補間)を可能にする。
PLSセルは、図16の例に示すように、下向き方式でFSSのアクティブキャリアにマップされる。PLS1セルははじめには、最初のFSSの最初のセルからセルインデックスの昇順でマップされる。PLS2セルは、PLS1の最後のセルの直後に続き、マッピングは、最初のFSSの最後のセルインデックスまで下向き方式で続く。必要なPLSセルの全数が一つのFSSのアクティブキャリアの数を超えると、マッピングは次のFSSに進行され、最初のFSSと全く同じ方式で続けて行われる。
PLSマッピングが完了した後、データパイプが次に伝達される。EAC、FIC、又は両方が現フレームに存在すると、EAC及びFICは、PLSとノーマルデータパイプとの間に配置される。
図17は、本発明の一実施例に係るEACマッピングを示す。
EACは、EASメッセージを伝達する専用チャネルであり、EASに対するデータパイプに連結される。EAS支援は提供されるが、EAC自体は全てのフレームに存在してもよく、存在しなくてもよい。EACが存在すると、EACは、PLS2セルの直後にマップされる。PLSセルを除けば、FIC、データパイプ、補助ストリーム又はダミーセルのいずれもEACの前に位置しない。EACセルのマッピング手順はPLSと全く同一である。
EACセルは、図17の例に示すように、PLS2の次のセルからセルインデックスの昇順でマップされる。EASメッセージの大きさによって、図18に示すように、EACセルは、少ないシンボルを占めることができる。
EACセルは、PLS2の最後のセルの直後に続き、マッピングは、最後のFSSの最後のセルインデックスまで下向き方式で続けて行われる。必要なEACセルの全数が最後のFSSの残っているアクティブキャリアの数を超えると、EACマッピングは次のシンボルに進行され、FSSと全く同じ方式で続けて行われる。この場合、EACのマッピングがなされる次のシンボルは、ノーマルデータシンボルであり、これは、FSSに比べてより多いアクティブキャリアを有する。
EACマッピングが完了した後、存在するなら、FICが次に伝達される。FICが伝送されないと(PLS2フィールドでシグナリングによって)、データパイプがEACの最後のセルの直後に続く。
図18は、本発明の一実施例に係るFICマッピングを示す。
(a)は、EAC無しのFICセルのマッピングの例を示し、(b)は、EACと共にFICセルのマッピングの例を示す。
FICは、高速サービス取得及びチャネルスキャンを可能にするために層間情報(cross−layer information)を伝達する専用チャネルである。当該情報は主に、データパイプ間のチャネルバインディング(channel binding)情報及び各放送会社のサービスを含む。高速スキャンのために、受信機はFICをデコードし、放送会社ID、サービス数、BASE_DP_IDのような情報を取得することができる。高速サービスの取得のために、FICだけでなくベースデータパイプもBASE_DP_IDを用いてデコードすることができる。ベースデータパイプが伝達するコンデンツを除いて、ベースデータパイプは、ノーマルデータパイプと全く同じ方式でエンコードされてフレームにマップされる。したがって、ベースデータパイプに関する追加説明は不要である。FICデータが生成されて管理階層で消費される。FICデータのコンデンツは、管理階層の仕様に説明されたとおりである。
FICデータは選択的であり、FICの使用はPLS2のスタティック(静的)である部分でFIC_FLAGパラメータによってシグナルされる。FICが用いられると、FIC_FLAGは1に設定され、FICに対するシグナリングフィールドは、PLS2のスタティック(静的)である部分で定義される。当該フィールドでシグナルされるものはFIC_VERSIONであり、FIC_LENGTH_BYTE.FICは、PLS2と同じ変調、コーディング、タイムインターリービングパラメータを用いる。FICは、PLS2_MOD及びPLS2_FECのような同一のシグナリングパラメータを共有する。FICデータは、存在するなら、PLS2の後にマップされるか、EACが存在すると、EACの直後にマップされる。ノーマルデータパイプ、補助ストリーム、又はダミーセルのいずれもFICの前に位置しない。FICセルをマップする方法は、EACと全く同一であり、これはさらにPLSと同一である。
PLSの後にEACが存在しない場合、FICセルは、(a)の例に示すように、PLS2の次のセルからセルインデックスの昇順でマップされる。FICデータサイズによって、(b)に示すように、FICセルは数個のシンボルに対してマップされる。
FICセルは、PLS2の最後のセルの直後に続き、マッピングは、最後のFSSの最後のセルインデックスまで下向き方式で続けて行われる。必要なFICセルの全数が最後のFSSの残っているアクティブキャリアの数を超えると、マッピングは次のシンボルに進行され、これはFSSと全く同じ方式で続けて行われる。この場合、FICがマップされる次のシンボルはノーマルデータシンボルであり、これはFSSに比べてより多いアクティブキャリアを有する。
EASメッセージが現フレームで伝送されると、EACはFICよりも先にマップされ、(b)に示すように、EACの次のセルから、FICセルはインデックスの昇順でマップされる。
FICマッピングが完了した後、一つ以上のデータパイプがマップされ、その後、存在するなら、補助ストリーム、ダミーセルが続く。
図19は、本発明の一実施例に係るFEC構造を示す。
図19は、ビットインターリービング前の本発明の一実施例に係るFEC構造を示す。前述したように、データFECエンコーダは外部コーディング(BCH)及び内部コーディング(LDPC)を用いてFECBLOCK手順を生成するために、入力BBFにFECエンコーディングを実行することができる。図示されたFEC構造は、FECBLOCKに該当する。また、FECBLOCK及びFEC構造は、LDPCコードワードの長さに該当する同一の値を有する。
図19に示すように、BCHエンコーディングがそれぞれのBBF(Kbchビット)に適用された後、LDPCエンコーディングがBCH−エンコードされたBBF(Kldpcビット=Nbchビット)に適用される。
Nldpcの値は、64800ビット(ロングFECBLOCK)又は16200ビット(ショートFECBLOCK)である。
下記の表28及び表29は、ロングFECBLOCK及びショートFECBLOCKのそれぞれに対するFECエンコーディングパラメータを示す。
BCHエンコーディング及びLDPCエンコーディングの具体的な動作は、次のとおりである。
12−誤り訂正BCHコードがBBFの外部エンコーディングに用いられる。ショートFECBLOCK及びロングFECBLOCKに対するBBF生成多項式は、全ての多項式を乗算することによって得られる。
LDPCコードは、外部BCHエンコーディングの出力をエンコードするために用いられる。完成されたB
ldpc(FECBLOCK)を生成するために、P
ldpc(パリティビット)がそれぞれのI
ldpc(BCH−エンコードされたBBF)から組織的にエンコードされ、I
ldpcに付加される。完成されたB
ldpc(FECBLOCK)は、次の式で表現される。
ロングFECBLOCK及びショートFECBLOCKに対するパラメータは、上記の表28及び表29にそれぞれ与えられる。
ロングFECBLOCKに対してNldpc−Kldpcパリティビットを計算する具体的な手順は次のとおりである。
2)パリティーチェックマトリクスのアドレスの一番目の行で特定されたパリティビットアドレスで一番目の情報ビットi
0を累算する(accumulate)。パリティーチェックマトリクスのアドレスの詳細な内容は後述する。例えば、比率13/15に対して、
3)次の359個の情報ビットi
s、s=1,2,…,359に対して、次の式を用いてパリティビットアドレスでi
sを累算する。
ここで、xは、最初のビットi
0に該当するパリティビット累算器のアドレスを示し、Q
ldpcは、パリティーチェックマトリクスのアドレスで特定されたコードレート(code rate)依存定数である。上記の例である、比率13/15に対する、したがって情報ビットi
1に対するQ
ldpc=24に続いて、次の動作が実行される。
4)361番目の情報ビットi360に対して、パリティビット累算器のアドレスは、パリティーチェックマトリクスのアドレスの2番目の行に与えられる。同様の方式で、次の359個の情報ビットis、s=361,362,…,719に対するパリティビット累算器のアドレスは、式6を用いて得られる。ここで、xは情報ビットi360に該当するパリティビット累算器のアドレス、すなわち、パリティーチェックマトリクスの2番目の行のエントリを示す。
5)同様の方式で、360個の新しい情報ビットの全てのグループに対して、パリティーチェックマトリクスのアドレスからの新しい行は、パリティビット累算器のアドレスを求めるために用いられる。
全情報ビットが利用された後、最終パリティビットが次のように得られる。
ここで、p
i、i=0,1,...N
ldpc−K
ldpc−1の最終コンデンツは、パリティビットp
iと同一である。
表30を表31に代え、ロングFECBLOCKに対するパリティーチェックマトリクスのアドレスをショートFECBLOCKに対するパリティーチェックマトリクスのアドレスに代えることを除けば、ショートFECBLOCKに対する当該LDPCエンコーディング手順は、ロングFECBLOCKに対するt LDPCエンコーディング手順にしたがう。
図20は、本発明の一実施例に係るタイムインターリービングを示す。
(a)乃至(c)は、タイムインターリービングモードの例を示す。
タイムインターリーバは、データパイプレベルで動作する。タイムインターリービングのパラメータはそれぞれのデータパイプに対して別々に設定されてもよい。
PLS2−STATデータの一部に現れる次のパラメータは、タイムインターリービングを構成する。
DP_TI_TYPE(許容された値:0又は1):タイムインターリービングモードを示す。0は、タイムインターリービンググループ当たりに複数のタイムインターリービングブロック(一つ以上のタイムインターリービングブロック)を有するモードを示す。この場合、一つのタイムインターリービンググループは一つのフレームに(フレーム間インターリービング無しで)直接マップされる。1は、タイムインターリービンググループ当たりに一つのタイムインターリービングブロックだけを有するモードを示す。この場合、タイムインターリービングブロックは、一つ以上のフレームにわたって拡散される(フレーム間インターリービング)。
DP_TI_LENGTH:DP_TI_TYPE=‘0’であれば、当該パラメータは、タイムインターリービンググループ当たりのタイムインターリービングブロックの数NTIである。DP_TI_TYPE=‘1’である場合、当該パラメータは、一つのタイムインターリービンググループから拡散されるフレームの数PIである。
DP_NUM_BLOCK_MAX(許容された値:0乃至1023):タイムインターリービンググループ当たりのXFECBLOCKの最大数を示す。
DP_FRAME_INTERVAL(許容された値:1,2,4,8):与えられたフィジカルプロファイルの同一のデータパイプを伝達する2つの順次的なフレーム間のフレームの数IJUMPを示す。
DP_TI_BYPASS(許容された値:0又は1):タイムインターリービングがデータフレームに用いられないと、当該パラメータは1に設定される。タイムインターリービングが用いられると、0に設定される。
さらに、PLS2−DYNデータからのパラメータDP_NUM_BLOCKは、データグループの一つのタイムインターリービンググループによって伝達されるXFECBLOCKの数を示す。
タイムインターリービングがデータフレームに用いられないと、次のタイムインターリービンググループ、タイムインターリービング動作、タイムインターリービングモードは考慮されない。しかし、スケジューラからのダイナミック(動的)構成情報のためのディレイコンペセーション(遅延補償)ブロックは依然として必要である。それぞれのデータパイプで、SSD/MIMOエンコーディングから受信したXFECBLOCKは、タイムインターリービンググループにグルーピングされる。すなわち、それぞれのタイムインターリービンググループは整数個のXFECBLOCKの集合であり、ダイナミック(動的)に変化する数のXFECBLOCKを含むはずである。インデックスnのタイムインターリービンググループにあるXFECBLOCKの数は、NxBLOCK_Group(n)で示し、PLS2−DYNデータでDP_NUM_BLOCKとしてシグナルされる。このとき、NxBLOCK_Group(n)は、最小値0から、最大の値が1023である最大値NxBLOCK_Group_MAX(DP_NUM_BLOCK_MAXに該当)まで変化してもよい。
それぞれのタイムインターリービンググループは、一つのフレームに直接マップされたり、P
I個のフレームにわたって拡散される。また、それぞれのタイムインターリービンググループは、一つ以上(N
TI個)のタイムインターリービングブロックに分離される。ここでそれぞれのタイムインターリービングブロックは、タイムインターリーバメモリの一つの使用に該当する。タイムインターリービンググループ内のタイムインターリービングブロックは、やや異なる数のXFECBLOCKを含むことができる。タイムインターリービンググループが複数のタイムインターリービンググループに分離されると、タイムインターリービンググループは一つのフレームにのみ直接マップされる。下記の表32に示すように、タイムインターリービングには3つのオプションがある(タイムインターリービングを省略する追加オプションを除く)。
一般に、タイムインターリーバは、フレーム生成手順の前にデータパイプデータに対するバッファとしても働くはずである。これは、それぞれのデータパイプに対して2個のメモリバンクによって達成される。最初のタイムインターリービングブロックは一番目のバンクに書き込まれる。一番目のバンクから読み取られる間に、2番目のタイムインターリービングブロックが2番目のバンクに書き込まれる。
図21は、本発明の一実施例に係るツイストされた行−列ブロックインターリーバの基本動作を示す。
図21(a)は、タイムインターリーバで書き込み動作を示し、図21(b)は、タイムインターリーバで読み取り動作を示す。(a)に示すように、一番目のXFECBLOCKはタイムインターリービングメモリの一番目の列に列方向に書き込まれ、二番目のXFECBLOCKは次の列に書き込まれ、このような動作が続けて行われる。そして、インターリービングアレイで、セルが対角線方向に読み取られる。
結果的に、読み取られるセル位置は、座標
によって算出される。
図22は、本発明の他の実施例に係る、ツイストされた行−列ブロックインターリーバの動作を示す。
タイムインターリービンググループの数は3に設定される。タイムインターリーバのオプションは、DP_TI_TYPE=‘0’、DP_FRAME_INTERVAL=‘1’、DP_TI_LENGTH=‘1’、すなわち、N
TI=1、I
JUMP=1、P
I=1によってPLS2−STATデータでシグナルされる。それぞれN
cells=30であるXFECBLOCKのタイムインターリービンググループ当たりの数は、それぞれのNxBLOCK_TI(0,0)=3、NxBLOCK_TI(1,0)=6、NxBLOCK_TI(2,0)=5によってPLS2−DYNデータでシグナルされる。XFECBLOCKの最大数はNxBLOCK_Group_MAXによってPLS2−STATデータでシグナルされ、これは
につながる。
図23は、本発明の一実施例に係るツイストされた行−列ブロックインターリーバの対角線方向読み取りパターンを示す。
図24は、本発明の一実施例に係るそれぞれのインターリービングアレイからのインターリービングされたXFECBLOCKを示す。
図24は、パラメータ
及びS
shift=3を有するそれぞれのインターリービングアレイからインターリーブされたXFECBLOCKを示す。
図25は、本発明の一実施例に係る放送サービスを支援するためのプロトコルスタック(protocol stack)を示す図である。
本発明の一実施例に係る放送サービスは、視聴覚データ(Auido/Video;A/V)の他、HTML5アプリケーション、両方向サービス、ACRサービス、セカンドスクリーン(second screen)サービス、個人化(personalization)サービスなどの付加サービスも提供することができる。
このような放送サービスは、地上波、ケーブル衛星などの放送信号である物理層(physical layer)を介して伝送することができる。また、本発明の一実施例に係る放送サービスは、インターネット通信網(broadband)を介して伝送することができる。
放送サービスが地上波、ケーブル衛星などの放送信号である物理層(physical layer)で伝送される場合、放送受信装置は、カプセル化(encapsulation)されたMPEG−2伝送ストリーム(Transport Stream;TS)及びカプセル化されたIPデータグラムを、放送信号を復調して抽出することができる。放送受信装置は、IPデータグラムからユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol;UDP)データグラムを抽出することができる。放送受信装置は、UDPデータグラムからシグナリング情報を抽出することができる。このとき、シグナリング情報はXML形態であってもよい。また、放送受信装置は、UDPデータグラムから非同期階層化コーディング/階層化コーディング伝送(Asynchronous Layered Coding/ Layered Coding Transport;ALC/LCT)パケットを抽出することができる。放送受信装置は、ALC/LCTパケットから単方向ファイル伝送(File Delivery over Unidirectional Transport;FLUTE)パケットを抽出することができる。このとき、FLUTEパケットは、実時間オーディオ/ビデオ/字幕データ、非実時間(Non−Real Time;NRT)データ、及び電子サービスガイド(Electronic Service Gudie;ESG)データを含むことができる。また、放送受信装置は、UDPデータグラムから実時間伝送プロトコル(例えば、Real−time Transport Protocol;RTCP)パケット及びRTP制御プロトコル(RTP Control Protocol;RTCP)パケットを抽出することができる。放送受信装置は、RTP/RTCPパケットのような実時間情報パケットからA/Vデータ及び付加データを抽出することができる。このとき、NRTデータ、A/Vデータ及び付加データのうち少なくとも一つは、ISOベースメディアファイルフォーマット(ISO Base Media File Format;ISOBMFF)の形態であってもよい。また、放送受信装置は、MPEG−2TSパケット又はIPパケットからNRTデータ、A/V、PSI/PSIPのようなシグナリング情報を抽出することができる。このとき、シグナリング情報は、XML又はバイナリ形態であってもよい。
放送サービスがインターネット通信網(broadband)で伝送される場合、放送受信装置はインターネット通信網からIPパケットを受信することができる。放送受信装置はIPパケットからTCPパケットを抽出することができる。放送受信装置はTCPパケットからHTTPパケットを抽出することができる。放送受信装置はHTTPパケットからA/V、付加データ、シグナリング情報などを抽出することができる。このとき、A/V及び付加データのうち少なくとも一つは、ISOBMFF形態であってもよい。また、シグナリング情報はXML形態であってもよい。
図26は、本発明の一実施例に係るIPネットワークを介したメディアコンテンツ送受信システムの構成を示す図である。
本発明の一実施例に係るIPネットワークを介したメディアコンテンツの送受信は、実際メディアコンテンツを含む伝送パケットの送受信とメディアコンテンツ再生情報の送受信とに区別される。放送受信装置100は、メディアコンテンツ再生情報を受信し、メディアコンテンツを含む伝送パケットを受信する。このとき、メディアコンテンツ再生情報は、メディアコンテンツの再生のために必要な情報を示す。メディアコンテンツ再生情報は、メディアコンテンツの再生のために必要な空間的情報(spatial information)及び時間的情報(temporal information)のうち少なくとも一つを含むことができる。放送受信装置100は、メディアコンテンツ再生情報に基づいてメディアコンテンツを再生する。
具体的な実施例で、MMT標準に基づいてメディアコンテンツをIPネットワークを介して送受信することができる。このとき、コンテンツサーバー50は、メディアコンテンツ再生情報を含む再生情報(Presentation Information;PI)ドキュメントを伝送する。また、コンテンツサーバー50は、放送受信装置100の要求に基づいて、メディアコンテンツを含むMMTプロトコル(MMTP)パケットを伝送する。放送受信装置100は、PIドキュメントを受信する。放送受信装置100は、メディアコンテンツを含む伝送パケットを受信する。放送受信装置100は、メディアコンテンツを含む伝送パケットからメディアコンテンツを抽出する。放送受信装置100は、PIドキュメントに基づいてメディアコンテンツを再生する。
他の具体的な実施例で、図26の実施例のように、MPEG−DASH標準によってメディアコンテンツがIPネットワークを介して送受信されてもよい。図26で、コンテンツサーバー50は、メディアコンテンツ再生情報を含むメディア再生デスクリプション(Media Presentation Descriptioon;MPD)を伝送する。ただし、具体的な実施例によっては、MPDをコンテンツサーバー50ではなく他の外部のサーバーが伝送してもよい。また、コンテンツサーバー50は、放送受信装置100の要求に基づいて、メディアコンテンツを含むセグメント(segment)を伝送する。放送受信装置100は、MPDを受信する。放送受信装置100は、MPDに基づいてメディアコンテンツをコンテンツサーバーに要求する。放送受信装置100は、要求に基づいてメディアコンテンツを含む伝送パケットを受信する。放送受信装置100はMPDに基づいてメディアコンテンツを再生する。そのために、放送受信装置100は、制御部110にDASHクライアント(client)を含むことができる。DASHクライアントは、MPDをパース(parse)するMPDパーサー、セグメントをパースするセグメントパーサー、IP送受信部130を介して、HTTP要求メッセージを伝送し、HTTP応答メッセージを受信するHTTPクライアント、メディアを再生するメディアエンジン(engine)を含むことができる。
図27は、本発明の一実施例に係るMPD(Media Presentation Description)の構造を示す図である。MPDは、ピリオド(Period)エレメント、アダプテーションセット(Adaptation Set)エレメント、及びリプレゼンテーション(Representation)エレメントを含むことができる。
ピリオドエレメントは、ピリオドに関する情報を含む。MPDは、複数のピリオドに関する情報を含むことができる。ピリオドは、メディアコンテンツ再生(presentation)の連続した時間区間を表す。
アダプテーションセットエレメントは、アダプテーションセットに関する情報を含む。MPDは、複数のアダプテーションセットに関する情報を含むことができる。アダプテーションセットは、相互切り替え可能な1つ又はそれ以上のメディアコンテンツコンポーネントを含むメディアコンポーネントの集合である。アダプテーションセットは、1つ又はそれ以上のリプレゼンテーションを含むことができる。各アダプテーションセットは、それぞれ異なる言語のオーディオを含んでもよく、それぞれ異なる言語の字幕を含んでもよい。
リプレゼンテーションエレメントは、リプレゼンテーションに関する情報を含む。MPDは、複数のリプレゼンテーションに関する情報を含むことができる。リプレゼンテーションは、1つ又はそれ以上のメディアコンポーネントの構造化した集合であり、同一メディアコンテンツコンポーネントに対して別個にエンコードされた複数のリプレゼンテーションが存在してもよい。一方、ビットストリームスイッチング(bitstream switching)が可能な場合、放送受信装置100は、メディアコンテンツ再生の途中にアップデートされた情報に基づいて、受信されるリプレゼンテーションを他のリプレゼンテーションに切り替えることもできる。特に、放送受信装置100は、帯域幅の環境によって、受信されるリプレゼンテーションを他のリプレゼンテーションに切り替えることができる。リプレゼンテーションは複数のセグメントに分割される。
セグメントは、メディアコンテンツデータの単位である。リプレゼンテーションは、HTTP1.1(RFC2616)で定義されたHTTP GET又はHTTP partial GET methodを用いたメディアコンテンツ受信機30の要求に応じて、セグメント又はセグメントの一部分で伝送されてもよい。
また、セグメントは、複数のサブセグメントで構成することができる。サブセグメントは、セグメントレベルでインデックス可能な最小の単位(unit)を意味することができる。セグメントは、初期化セグメント(Initialization Segment)、メディアセグメント(Media Segment)、インデックスセグメント(Index Segment)、ビットストリームスイッチングセグメント(Bitstream Switching Segment)などを含むことができる。
図28は、本発明の一実施例に係る放送サービスの伝送層を示す図である。
放送伝送装置300は、複数の層から構成された放送信号で放送サービスを伝送することができる。放送サービスを伝送するための複数の層のうち、物理的媒体(physical medium)を介して原始的な(raw)放送信号を送受信するための伝送層を物理層(physical layer)ということができる。放送伝送装置300は、1つ又は複数の周波数上で1つ以上の物理層パイプ(Physical Layer Pipe;PLP)を介して放送サービス及び放送サービス関連データを伝送することができる。一つの周波数上に複数の物理層パイプが存在してもよく、このとき、PLPは、物理層(physical layer)上で識別可能な一連の論理的データ伝達経路である。PLPは、データパイプ(data pipe)などの他の用語に代えてもよい。一つの放送サービスは複数のコンポーネントを含むことができる。このとき、複数のコンポーネントはそれぞれ、オーディオ、ビデオ及びデータコンポーネントのいずれか一つであってもよい。各放送局は、放送伝送装置300を介してカプセル化(encapsulation)された放送サービスを1つ又は複数のPLPで伝送することができる。具体的に、放送局は、放送伝送装置300を介して、一つのサービスに含まれた複数のコンポーネントを複数のPLPで伝送することができる。又は、放送局は、放送伝送装置300を介して、一つのサービスに含まれた複数のコンポーネントを一つのPLPで伝送することができる。例えば、図28の実施例で、第1の放送局Broadcast #1は、放送伝送装置300を介して、シグナリング情報を一つのPLP(PLP #0)で伝送することができる。また、図28の実施例で第1の放送局Broadcast #1は、放送伝送装置300を介して、第1の放送サービスに含まれた第1のコンポーネントComponent1及び第2のコンポーネントComponent2をそれぞれ他の第1のPLP(PLP #1)及び第2のPLP(PLP #2)で伝送する。また、図28の実施例で第Nの放送局Braoadcast #Nは、第1の放送サービスService #1に含まれた第1のコンポーネントComponent1及び第2のコンポーネントComponent2を第NのPLP(PLP #N)で伝送する。このとき、実時間放送サービスは、IP、ユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol;UDP)及び実時間コンテンツ伝送のためのプロトコル、例えば、実時間伝送プロトコル(Realtime Transport Protocol;RTP)のうちいずれか一つにカプセル化することができる。非実時間コンテンツ及び非実時間データである場合にも、IP、UDP及びコンテンツ伝送プロトコル、例えば、FLUTEのうち少なくとも一つのパケットにカプセル化することができる。したがって、放送伝送装置300が送信する物理層フレーム内には、1つ以上のコンポーネントを伝達する複数のPLPを含むことができる。したがって、放送受信装置100は、放送サービス連結情報を取得する放送サービススキャンを行うために複数のPLPを全て確認しなければならない。そこで、放送受信装置100が放送サービススキャンを効率的に行うようにする放送伝送方法及び放送受信方法が必要である。
図29は、本発明の一実施例に係る放送受信装置の構成を示す図である。
図29の実施例で放送受信装置100は、受信部120及び制御部150を含む。受信部120は、放送受信部110及びインターネットプロトコル(Internet Protocol;IP)通信部130を含む。
放送受信部110は、チャネル同期化部(Channel Synchronizer)111、チャネルイコライザ(channel equalizer)113及びチャネルデコーダ(channel decoder)115を含む。
チャネル同期化部110は、放送信号を受信できる基底帯域(baseband)でデコーディングが可能なようにシンボル周波数とタイミングを同期化する。
チャネルイコライザ113は、同期化された放送信号の歪みを補償する。具体的に、チャネルイコライザ113は、マルチパス(multipath)、ドップラー効果などによる、同期化された放送信号の歪みを補償する。
チャネルデコーダ115は、歪みが補償された放送信号をデコードする。具体的に、チャネルデコーダ115は、歪みが補償された放送信号から伝送フレーム(transport frame)を抽出する。このとき、チャネルデコーダ115は、順方向誤り訂正(Forward Error Correction;FEC)を行うことができる。
IP通信部130は、インターネット網でデータを受信して伝送する。
制御部150は、シグナリングデコーダ151、伝送パケットインターフェース153、広帯域パケットインターフェース155、基底帯域動作制御部157、共通プロトコルスタック(Common Protocol Stack)159、サービスマップデータベース161、サービスシグナリングチャネルプロセシングバッファー及びパーサー163、A/Vプロセッサ165、放送サービスガイドプロセッサ167、アプリケーションプロセッサ169、及びサービスガイドデータベース171を含む。
シグナリングデコーダ151は、放送信号のシグナリング情報をデコードする。
伝送パケットインターフェース153は、放送信号から伝送パケットを抽出する。このとき、伝送パケットインターフェース153は、抽出した伝送パケットからシグナリング情報又はIPデータグラムなどのデータを抽出することができる。
広帯域パケットインターフェース155は、インターネット網から受信したデータからIPパケットを抽出する。このとき、広帯域パケットインターフェース155は、IPパケットからシグナリングデータ又はIPデータックラムを抽出することができる。
基底帯域動作制御部157は、基底帯域から放送情報受信情報を受信することに関連した動作を制御する。
共通プロトコルスタック159は、伝送パケットからオーディオ又はビデオを抽出する。
A/Vプロセッサ165は、オーディオ又はビデオを処理する。
サービスシグナリングチャネルプロセシングバッファー及びパーサー163は、放送サービスをシグナルするシグナリング情報をパースしてバッファリングする。具体的に、サービスシグナリングチャネルプロセシングバッファー及びパーサー163は、IPデータグラムから放送サービスをシグナルするシグナリング情報をパースしてバッファリングすることができる。
サービスマップデータベース165は、放送サービスに関する情報を含む放送サービスリストを保存する。
サービスガイドプロセッサ167は、地上波放送サービスのプログラムを案内する地上波放送サービスガイドデータを処理する。
アプリケーションプロセッサ169は、放送信号からアプリケーション関連情報を抽出して処理する。
サービスガイドデータベース171は、放送サービスのプログラム情報を保存する。
図30及び図31は、本発明の他の実施例に係る放送受信装置の構成を示す図である。
図30及び図31の実施例で、放送受信装置100は、放送受信部110、インターネットプロトコル通信部130及び制御部150を含む。
放送受信部110は、チューナー114、物理フレームパーサー(Physical Frame Parser)116、及び物理層コントローラ(Physical Layer Controller)118を含むことができる。
チューナー114は、放送チャネルを介して放送信号を受信し、物理フレームを抽出する。物理フレームは、物理層上の伝送単位である。物理フレームパーサー116は、受信された物理フレームをパースしてリンク層フレーム(Link Layer Frame)を取得する。
物理層コントローラ118は、チューナー114及び物理フレームパーサー116の動作を制御する。一実施例で、物理層コントローラ118は、放送チャネルのRF情報を用いてチューナー114を制御することができる。具体的に、物理層コントローラ118が周波数情報をチューナー114に伝送すると、チューナー114は、受信した周波数情報に該当する物理フレームを放送信号から取得することができる。
他の実施例で、物理層コントローラ118は、物理層パイプの識別子を用いて物理層パーサー116の動作を制御することができる。具体的に、物理層コントローラ118は、物理層パイプを構成する複数の物理層パイプの中から特定の物理層パイプを識別するための識別子情報を物理フレームパーサー116に伝送する。物理フレームパーサー116は、受信した識別子情報に基づいて物理層パイプを識別し、識別した物理層パイプからリンク層フレームを取得することができる。
制御部150は、リンク層フレームパーサー(Link Layer Frame Parser)164、IP/UDPデータグラムフィルタ(IP/UDP Datagram Filter)171、DTVコントロールエンジン174、ALC/LCT+クライアント172、タイミングコントロール175、DASHクライアント192、ISOBMFFパーサー194及びメディアデコーダ195を含む。
リンク層フレームパーサー164は、リンク層フレームからデータを抽出する。具体的に、リンク層フレームパーサー164は、リンク層フレームからリンク層シグナリングを取得することができる。また、リンク層フレームパーサー164は、リンク層フレームからIP/UDPデータグラムを取得することができる。
IP/UDPデータグラムフィルタ(Datagram Filter)171は、リンク層フレームパーサー164から受信したIP/UDPデータグラムから特定IP/UDPデータグラムをフィルタリングする。
ALC/LCT+クライアント172は、アプリケーション層伝送パケットを処理する。アプリケーション層伝送パケットは、ALC/LCT+パケットを含むことができる。具体的に、ALC/LCT+クライアント172は、複数のアプリケーション層伝送パケットを収集して、1つ以上のISOBMFFメディアファイルフォーマットオブジェクトを生成することができる。
タイミングコントロール175は、システムタイム情報を含むパケットを処理する。そして、タイミングコントロール175は、処理した結果に基づいてシステムクロックを制御する。
DASHクライアント192は、実時間ストリーミング又は適応型メディアストリーミングを処理する。具体的に、DASHクライアント192は、HTTPに基づく適応型メディアストリーミングを処理してDASHセグメントを取得することができる。このとき、DASHセグメントは、ISOBMFFオブジェクトの形態であってもよい。
ISOBMFFパーサー194は、DASHクライアント192から受信したISOBMFFオブジェクトからオーディオ/ビデオデータを抽出する。このとき、ISOBMFFパーサー194は、オーディオ/ビデオデータをアクセスユニット(Access Unit)単位で抽出することができる。また、ISOBMFF194は、ISOBMFFオブジェクトからオーディオ/ビデオのためのタイミング情報を取得することができる。
メディアデコーダ195は、受信されたオーディオ及びビデオデータをデコードする。また、メディアデコーダ195は、デコードした結果をメディア出力端で再生(presentation)する。
DTVコントロールエンジン174は、各モジュール間のインターフェースを担当する。具体的に、DTVコントロールエンジン174は、各モジュールの動作のために必要なパラメータを伝達して各モジュールの動作を制御することができる。
インターネットプロトコル通信部130は、HTTPアクセスクライアント135を含むことができる。HTTPアクセスクライアント135は、HTTPサーバーと要求を送/受信したり、要求に対する応答を送/受信することができる。
図32は、本発明の更に他の実施例に係る放送受信装置の構成を示す図である。
図32の実施例で、放送受信装置100は、放送受信部110、インターネットプロトコル(Internet Protocol;IP)通信部130及び制御部150を含む。
放送受信部110は、放送受信部110が行う複数の機能をそれぞれ行う1つ又は複数のプロセッサ、1つ又は複数の回路、及び1つ又は複数のハードウェアモジュールを含むことができる。具体的に、放送受信部110は、複数の半導体部品が一つに集積されるシステムオンチップ(System On Chip;SOC)であってもよい。このとき、SOCは、グラフィック、オーディオ、ビデオ、モデムなどの各種マルチメディア用部品と、プロセッサと、DRAMなどの半導体が一つに統合された半導体であってもよい。放送受信部110は、物理層モジュール119、物理層IPフレームモジュール117を含むことができる。物理層モジュール119は、放送網の放送チャネルを介して放送関連信号を受信して処理する。物理層IPフレームモジュール117は、物理層モジュール119から取得したIPデータグラムなどのデータパケットを特定フレームに変換する。例えば、物理層モジュール119は、IPデータグラムなどをRSフレーム又はGSEなどに変換することができる。
IP通信部130は、IP通信部130が行う複数の機能をそれぞれ行う1つ又は複数のプロセッサ、1つ又は複数の回路、及び1つ又は複数のハードウェアモジュールを含むことができる。具体的にIP通信部130は、複数の半導体部品が一つに集積されるシステムオンチップ(System On Chip;SOC)であってもよい。このとき、SOCは、グラフィック、オーディオ、ビデオ、モデムなどの各種マルチメディア用部品と、プロセッサと、DRAMなどの半導体が一つに統合された半導体であってもよい。IP通信部130は、インターネット接近制御モジュール131を含むことができる。インターネット接近制御モジュール131は、インターネット通信網(broadband)を介してサービス、コンテンツ及びシグナリングデータのうち少なくとも一つを取得するための放送受信装置100の動作を制御する。
制御部150は、制御部150が行う複数の機能をそれぞれ行う1つ又は複数のプロセッサ、1つ又は複数の回路、及び1つ又は複数のハードウェアモジュールを含むことができる。具体的に、制御部150は、複数の半導体部品が一つに集積されるシステムオンチップ(System On Chip;SOC)であってもよい。このとき、SOCは、グラフィック、オーディオ、ビデオ、モデムなどの各種マルチメディア用部品と、プロセッサと、DRAMなどの半導体が一つに統合された半導体であってもよい。制御部150は、シグナリングデコーダ151、サービスマップデータベース161、サービスシグナリングチャネルパーサー163、アプリケーションシグナリングパーサー166、アラートシグナリングパーサー168、ターゲッティングシグナリングパーサー170、ターゲッティングプロセッサ173、A/Vプロセッサ161、アラーティング(Alerting)プロセッサ162、アプリケーションプロセッサ169、スケジュールドストリーミングデコーダ181、ファイルデコーダ182、ユーザ要求ストリーミングデコーダ183、ファイルデータベース184、コンポーネント同期化部185、サービス/コンテンツ取得制御部187、再分配モジュール189、装置管理者193、及びデータシェアリング部191のうち少なくとも一つを含むことができる。
サービス/コンテンツ取得制御部187は、放送網又はインターネット通信網を介して取得したサービス、コンテンツ、サービス又はコンテンツと関連したシグナリングデータの取得のための受信機の動作を制御する。
シグナリングデコーダ151は、シグナリング情報をデコードする。
サービスシグナリングパーサー163は、サービスシグナリング情報をパースする。
アプリケーションシグナリングパーサー166は、サービスに関連したシグナリング情報を抽出してパースする。このとき、サービスに関連したシグナリング情報は、サービススキャンに関連したシグナリング情報であってもよい。また、サービスに関連したシグナリング情報は、サービスで提供されるコンテンツに関連したシグナリング情報であってもよい。
アラートシグナリングパーサー168は、アラーティングに関連したシグナリング情報を抽出してパースする。
ターゲッティングシグナリングパーサー170は、サービス又はコンテンツを個人化(personalization)するための情報、又はターゲッティング情報をシグナルする情報を抽出してパースする。
ターゲッティングプロセッサ173は、サービス又はコンテンツを個人化するための情報を処理する。
アラーティングプロセッサ162は、アラーティングに関連したシグナリング情報を処理する。
アプリケーションプロセッサ169は、アプリケーション関連情報及びアプリケーションの実行を制御する。具体的に、アプリケーションプロセッサ169は、ダウンロードされたアプリケーションの状態及びディスプレイパラメータを処理する。
A/Vプロセッサ161は、デコードされたオーディオ又はビデオ、アプリケーションデータなどに基づいてオーディオ/ビデオのレンダリング関連動作を処理する。
スケジュールドストリーミングデコーダ181は、あらかじめ放送会社などのコンテンツプロバイダが定めた日程とおりにストリーミングされるコンテンツであるスケジュールドストリーミングをデコードする。
ファイルデコーダ182は、ダウンロードされたファイルをデコードする。特に、ファイルデコーダ182は、インターネット通信網でダウンロードされたファイルをデコードする。
ユーザ要求ストリーミングデコーダ183は、ユーザ要求によって提供されるコンテンツ(On Demand Content)をデコードする。
ファイルデータベース184は、ファイルを保存する。具体的に、ファイルデータベース184は、インターネット通信網でダウンロードしたファイルを保存することができる。
コンポーネント同期化部185は、コンテンツ又はサービスを同期化する。具体的に、コンポーネント同期化部185は、スケジュールドストリーミングデコーダ181、ファイルデコーダ182、及びユーザ要求ストリーミングデコーダ183のうち少なくとも一つから取得したコンテンツに対する再生時間の同期化を行う。
サービス/コンテンツ取得制御部187は、サービス、コンテンツ、サービス又はコンテンツに関連したシグナリング情報のうち少なくとも一つを取得するための受信機の動作を制御する。
再分配モジュール189は、放送網を介してサービス又はコンテンツを受信できない場合、サービス、コンテンツ、サービス関連情報及びコンテンツ関連情報のうち少なくとも一つの取得を支援するための動作を行う。具体的に、外部の管理装置300にサービス、コンテンツ、サービス関連情報及びコンテンツ関連情報のうち少なくとも一つを要求することができる。このとき、外部の管理装置300はコンテンツサーバーであってもよい。
装置管理者193は、連動可能な外部装置を管理する。具体的に、装置管理者193は、外部装置の追加、削除及び更新の少なくとも一つを行うことができる。また、外部装置は、放送受信装置100と連結及びデータ交換が可能であってもよい。
データシェアリング部191は、放送受信装置100と外部装置の間のデータ伝送動作を行い、交換関連情報を処理する。具体的に、データシェアリング部191は外部装置にA/Vデータ又はシグナリング情報を伝送することができる。また、データシェアリング部191は外部装置からA/Vデータ又はシグナリング情報を受信することができる。
図33は、本発明の一実施例に係る放送伝送フレームを示す図である。
図33の実施例で、放送伝送フレームは、P1パート、L1パート、共通PLP(Common PLP)パート、インターリーブドPLP(Scheduled & Interleaved PLP’s)パート、及び補助データ(Auxiliary data)パートを含む。
図33の実施例で、放送伝送装置は、伝送シグナル探知(transport signal detection)のための情報を放送伝送フレーム(transport frame)のP1パートで伝送する。また、放送伝送装置は、放送信号チューニングのためのチューニング情報をP1パートで伝送することができる。
図33の実施例で、放送伝送装置は、放送伝送フレームの構成及び各PLPの特性をL1パートで伝送する。このとき、放送受信装置100は、P1に基づいてL1パートをデコードし、放送伝送フレームの構成及び各PLPの特性を取得することができる。
図33の実施例で、放送伝送装置は、PLP間に共通して適用される情報をCommon PLPパートで伝送することができる。具体的な実施例によって、放送伝送フレームはCommon PLPパートを含まなくてもよい。
図33の実施例で、放送伝送装置は、放送サービスに含まれた複数のコンポーネントをインターリーブド(interleaved)PLPパートで伝送する。このとき、インターリーブドPLPパートは、複数のPLPを含む。
図33の実施例で、放送伝送装置は、各放送サービスを構成するコンポーネントがそれぞれどのPLPで伝送されるかを、L1パート又はCommon PLPパートでシグナルすることができる。ただし、放送受信装置100が放送サービススキャンなどのために具体的な放送サービス情報を取得するには、インターリーブドPLPパートの複数のPLPを全てデコードする必要がある。
図33の実施例とは違い、放送伝送装置は、放送伝送フレームで伝送される放送サービスと、放送サービスに含まれたコンポーネントに関する情報を含む別途のパートを含む放送伝送フレームを伝送することができる。このとき、放送受信装置100は、別途のパートを介して迅速に放送サービス及び放送サービスに含まれたコンポーネントに関する情報を取得することができる。これについては、図32を参照して説明する。
図34は、本発明の他の実施例に係る放送伝送フレームを示す図である。
図34の実施例で、放送伝送フレームは、P1パート、L1パート、高速情報チャネル(Fast Information Channel;FIC)パート、インターリーブドPLP(Scheduled & Interleaved PLP’s)パート、及び補助データ(Auxiliary data)パートを含む。
FICパート以外のパートは、図33の実施例と同一である。
放送伝送装置は、高速情報(fast information)をFICパートで伝送する。高速情報は、伝送フレームで伝送される放送ストリームの構成情報(configuration information)、簡略な放送サービス情報、及び当該サービス/コンポーネントに関連したサービスシグナリングを含むことができる。放送受信装置100は、FICパートに基づいて放送サービスをスキャンすることができる。具体的に、放送受信装置100は、FICパートから放送サービスに関する情報を抽出することができる。
図35は、本発明の一実施例に係る伝送パケットの構成を示す図である。図35に示す伝送パケットは、信頼できるデータ伝送を支援する伝送プロトコルを利用することができる。具体的な実施例で、信頼できるデータ伝送プロトコルは、非同期階層化コーディング(Asynchronous Layered Coding(ALC))であってもよい。他の実施例で、信頼できるデータ伝送プロトコルは、階層化コーディング伝送(Layered Coding Transport(LCT))であってもよい。
本発明の一実施例に係るパケットヘッダーは、パケットのバージョン情報を含むことができる。具体的に、当該伝送プロトコルを利用する伝送パケットのバージョン情報を含むことができる。具体的な実施例で、上述した情報はVフィールドであってもよい。また、Vフィールドは4ビットであってもよい。
また、本発明の一実施例に係るパケットヘッダーは、混雑制御(Congestion control)のための情報の長さに関連した情報を含むことができる。具体的に、混雑制御のための情報の長さと、混雑制御のための情報の長さの基本単位に乗じる関連した倍数情報を含むことができる。
具体的な実施例で、上述した情報はCフィールドであってもよい。一実施例で、Cフィールドは0x00に設定でき、この場合、混雑制御のための情報の長さが32ビットであることを示す。他の実施例で、Cフィールドは0x01に設定でき、この場合、混雑制御のための情報の長さは64ビットであってもよい。他の実施例で、Cフィールドは0x02に設定でき、この場合、混雑制御のための情報の長さは96ビットであってもよい。他の実施例で、Cフィールドは0x03に設定でき、この場合、混雑制御のための情報の長さは128ビットであってもよい。Cフィールドは2ビットであってもよい。
また、本発明の一実施例に係るパケットヘッダーは、プロトコルに特化された情報を含むことができる。具体的な実施例で、上述した情報は、PSIフィールドであってもよい。また、PSIフィールドは2ビットであってもよい。
また、本発明の一実施例に係るパケットヘッダーは、伝送セッションの識別情報を示すフィールドの長さに関連した情報を含むことができる。具体的に、伝送セッションの識別情報を示すフィールドの倍数情報を含むことができる。上述した情報はSフィールドであってもよい。Sフィールドは1ビットであってもよい。
また、本発明の一実施例に係るパケットヘッダーは、伝送オブジェクトの識別情報を示すフィールドの長さに関連した情報を含むことができる。具体的に、伝送オブジェクトの識別情報を示すフィールドの基本長に乗じる倍数情報を含むことができる。上述した情報はOフィールドであってもよい。Oフィールドは2ビットであってもよい。
また、本発明の一実施例に係るパケットヘッダーは、伝送セッションの識別情報を示すフィールドの長さに関連した追加の情報を含むことができる。そして、パケットヘッダーは、伝送オブジェクトの識別情報を示すフィールドの長さに関連した追加の情報を含むことができる。追加の情報は、ハーフ−ワード(half−word)が追加されるか否かを示す情報であってもよい。伝送パケットの識別情報を示すフィールド及び伝送オブジェクトの識別情報を示すフィールドは存在する必要があるため、SフィールドとHフィールド、又はOフィールドとHフィールドが同時に0(Zero)を示すことはできない。
また、本発明の一実施例に係るパケットヘッダーは、セッションが終了したか、終了が差し迫っていることを示す情報を含むことができる。この情報はAフィールドであってもよい。具体的な実施例で、Aフィールドが、セッションが終了したこと又は終了に差し迫っていることを示す場合には、1に設定することができる。したがって、通常の場合、Aフィールドは0に設定することができる。放送伝送装置がAフィールドを1に設定する場合、セッションで最後のパケットが伝送されていることを示すことができる。Aフィールドが1に設定された場合、放送伝送装置は、当該パケットに続く全パケットの伝送が終了するまでAフィールドを1に保持しなければならない。また、放送受信装置は、Aフィールドが1に設定された場合、放送伝送装置がセッションでパケット伝送をまもなく中断することを認識することができる。言い換えると、放送受信装置は、Aフィールドが1に設定された場合、セッションでそれ以上パケットを伝送しないことと認識できる。一実施例で、Aフィールドは1ビットであってもよい。
また、本発明の一実施例に係るパケットヘッダーは、オブジェクトの伝送が終了したか、終了が差し迫っていることを示す情報を含むことができる。上述した情報はBフィールドであってもよい。具体的な実施例で、放送伝送装置は、オブジェクトの伝送終了が差し迫っている場合、Bフィールドを1に設定できる。したがって、通常の場合、Bフィールドは0に設定することができる。伝送オブジェクトを識別する情報が伝送パケットに存在しない場合、Bフィールドは1に設定されてもよい。そして、アウト−オブ−バンド(out−of−band)情報によって識別されたセッション内のオブジェクト伝送終了が差し迫っていることを示すことができる。また、Bフィールドは、オブジェクトのための最後のパケットが伝送される場合、1に設定されてもよい。また、Bフィールドは、オブジェクトのための最後の数秒のパケットが伝送される場合、1に設定されてもよい。放送伝送装置は、特定オブジェクトのためのパケットのBフィールドが1に設定された場合、当該パケットに続くパケットの伝送が終了するまでBフィールドを1に設定しなければならない。放送受信装置100は、Bフィールドが1に設定されていると、放送伝送装置がオブジェクトのためのパケットの伝送を中断するはずであることが認識できる。言い換えると、放送受信装置100は、1に設定されたBフィールドから、セッションでそれ以上オブジェクトを伝送しないことと認識できる。一実施例で、Bフィールドは1ビットであってもよい。
また、本発明の一実施例に係るパケットヘッダーは、ヘッダーの全長を示す情報を含むことができる。この情報はHDR_LENフィールドであってもよい。HDR_LENフィールドは、32の倍数ビットであってもよい。具体的な実施例で、HDR_LENフィールドが5に設定された場合、パケットヘッダーの全長は32の5倍数である160ビットであってもよい。また、HDR_LENフィールドは8ビットであってもよい。
また、本発明の一実施例に係るパケットヘッダーは、当該パケットに含まれたペイロードのエンコーディング又はデコーディングに関連した情報を含むことができる。この情報はCodepointフィールドであってもよい。一実施例で、Codepointフィールドは8ビットであってもよい。
また、本発明の一実施例に係るパケットヘッダーは、混雑制御のための情報を含むことができる。この情報はCongestion Control Information(以下、CCI)フィールドであってもよい。具体的な実施例で、CCIフィールドは、Current time slot index(CTSI)フィールド、channel numberフィールド及びpacket sequence numberフィールドのうち少なくとも一つを含むことができる。
また、本発明の一実施例に係るパケットヘッダーは、伝送セッションの識別のための情報を含むことができる。上述した情報は、伝送セッション識別子(Transport Session Identifier(以下、TSI))であってもよい。また、TSI情報を含むパケットヘッダー内フィールドはTSIフィールドであってもよい。
また、本発明の一実施例に係るパケットヘッダーは、伝送セッションで伝送されるオブジェクトの識別のための情報を含むことができる。この情報は、伝送オブジェクト識別子(Transport Object Identifier(以下、TOI))であってもよい。また、TOI情報を含むパケットヘッダー内フィールドはTOIフィールドであってもよい。
また、本発明の一実施例に係るパケットヘッダーは、追加の情報を伝送するための情報を含むことができる。この情報は、Header Extensionフィールドであってもよい。一実施例で、追加の情報は、伝送オブジェクトの再生に関連した時間情報であってもよい。他の実施例で、追加の情報は、伝送オブジェクトのデコーディングに関連した時間情報であってもよい。
また、本発明の一実施例に係る伝送パケットは、ペイロード識別情報を含むことができる。一実施例で、識別情報は、FEC(Forward Error Correction)スキームに関連したペイロード識別情報であってもよい。ここで、FECは、RFC5109に定義されているペイロードフォーマットの一類型である。FECは、RTP又はSRTPで用いられてもよい。この情報は、FEC Payload IDフィールドであってもよい。
一実施例で、FEC Payload IDフィールドは、オブジェクトのソースブロックを識別するための情報を含むことができる。この情報は、Source block numberフィールドであってもよい。例えば、Source block numberフィールドがNに設定されると、オブジェクト内ソースブロックは0からN−1までナンバリングされてもよい。
他の実施例で、FEC Payload IDフィールドは、特定エンコーディングシンボルを識別するための情報を含むことができる。この情報は、Encoding symbol IDフィールドであってもよい。
また、本発明の一実施例で、伝送パケットはペイロード内データを含むことができる。このデータを含んでいるフィールドは、Encoding symbol(s)フィールドであってもよい。一実施例で、放送受信装置100は、Encoding symbol(s)フィールドを抽出してオブジェクトを再構成することができる。具体的に、パケットペイロードで伝送されるソースブロックからEncoding symbol(s)フィールド内データが生成されてもよい。
図36は、本発明の一実施例に係るサービスシグナリングメッセージの構成を示す図である。具体的に、図36は、本発明の一実施例に係るサービスシグナリングメッセージヘッダーのシンタクスを示すことができる。本発明の一実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、シグナリングメッセージヘッダー及びシグナリングメッセージを含むことができる。このとき、シグナリングメッセージは、バイナリ又はXMLフォーマットで表現することができる。また、サービスシグナリングメッセージは伝送プロトコルパケットのペイロードに含まれてもよい。
図36の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、シグナリングメッセージを識別する識別子情報を含むことができる。例えば、シグナリングメッセージはセクションの形態であってもよい。この場合、シグナリングメッセージの識別子情報は、シグナリングテーブルセクションの識別子(ID)を示すことができる。シグナリングメッセージの識別子情報を示すフィールドは、singnaling_idであってもよい。具体的な実施例で、signaling_idフィールドは8ビットであってもよい。
また、図36の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、シグナリングメッセージの長さを示す長さ情報を含むことができる。シグナリングメッセージの長さ情報を示すフィールドは、signaling_lengthであってもよい。具体的な実施例で、signaling_lengthフィールドは12ビットであってもよい。
また、図36の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、シグナリングメッセージの識別子を拡張する識別子拡張情報を含むことができる。このとき、識別子拡張情報は、シグナリング識別子情報と共にシグナリングを識別する情報であってもよい。シグナリングメッセージの識別子拡張情報を示すフィールドは、signaling_id_extensionであってもよい。
このとき、識別子拡張情報は、シグナリングメッセージのプロトコルバージョン情報を含むことができる。シグナリングメッセージのプロトコルバージョン情報を示すフィールドは、protocol_versionであってもよい。具体的な実施例で、protocol_versionフィールドは8ビットであってもよい。
また、図36の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、シグナリングメッセージのバージョン情報を含むことができる。シグナリングメッセージのバージョン情報は、シグナリングメッセージが含む内容が変更される度に変更されてもよい。シグナリングメッセージのバージョン情報を示すフィールドは、version_numberであってもよい。具体的な実施例で、version_numberフィールドは5ビットであってもよい。
また、図36の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、シグナリングメッセージが現在利用可能なか否かを示す情報を含むことができる。シグナリングメッセージが利用可能か否かを示すフィールドは、current_next_indicatorであってもよい。具体的な例として、current_next_indicatorフィールドが1である場合、current_next_indicatorフィールドは、シグナリングメッセージが利用可能であることを示すことができる。他の例として、current_next_indicatorフィールドが0である場合、current_next_indicatorフィールドはシグナリングメッセージが利用不可であり、その後、同じシグナリング識別子情報、シグナリング識別子拡張情報又はフラグメントナンバー情報を含む他のシグナリングメッセージが利用可能であることを示すことができる。
また、図36の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、シグナリングメッセージのフラグメント(Fragment)ナンバー情報を含むことができる。一つのシグナリングメッセージが複数個のフラグメントに分けられて伝送されてもよい。したがって、受信機が分けられた複数のフラグメントを識別するための情報は、フラグメントナンバー情報であってもよい。フラグメントナンバー情報を示すフィールドは、fragment_numberフィールドであってもよい。具体的な実施例で、fragment_numberフィールドは8ビットであってもよい。
また、図36の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、一つのシグナリングメッセージが複数個のフラグメントに分けられて伝送される場合、最後のフラグメントのナンバー情報を含むことができる。例えば、最後のフラグメントナンバーに関する情報が3を示す場合、シグナリングメッセージが3個に分けられて伝送されることを示すことができる。また、3を示すフラグメントナンバーを含むフラグメントがシグナリングメッセージの最後のデータを含むことを示すことができる。最後のフラグメントのナンバー情報を示すフィールドは、last_fragment_numberであってもよい。具体的な実施例で、last_fragment_numberフィールドは8ビットであってもよい。
図37は、本発明の一実施例に係るサービスシグナリングメッセージの構成を示す図である。具体的に、図37は、本発明の一実施例に係るサービスシグナリングメッセージヘッダーのシンタクスを示すことができる。本発明の一実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、シグナリングメッセージヘッダー及びシグナリングメッセージを含むことができる。このとき、シグナリングメッセージはバイナリ又はXMLフォーマットで表現することができる。また、サービスシグナリングメッセージは、伝送プロトコルパケットのペイロードに含まれてもよい。
図37の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、シグナリングメッセージを識別する識別子情報を含むことができる。例えば、シグナリングメッセージがセクションの形態であってもよい。この場合、シグナリングメッセージの識別子情報は、シグナリングテーブルセクションの識別子(ID)を示すことができる。シグナリングメッセージの識別子情報を示すフィールドは、singnaling_idであってもよい。具体的な実施例で、signaling_idフィールドは8ビットであってもよい。
また、図37の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、シグナリングメッセージの長さを示す長さ情報を含むことができる。シグナリングメッセージの長さ情報を示すフィールドは、signaling_lengthであってもよい。具体的な実施例で、signaling_lengthフィールドは12ビットであってもよい。
また、図37の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、シグナリングメッセージの識別子を拡張する識別子拡張情報を含むことができる。このとき、識別子拡張情報は、シグナリング識別子情報と共にシグナリングを識別する情報であってもよい。シグナリングメッセージの識別子拡張情報を示すフィールドは、signaling_id_extensionであってもよい。
このとき、識別子拡張情報は、シグナリングメッセージのプロトコルバージョン情報を含むことができる。シグナリングメッセージのプロトコルバージョン情報を示すフィールドは、protocol_versionであってもよい。具体的な実施例で、protocol_versionフィールドは8ビットであってもよい。
また、図37の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、シグナリングメッセージのバージョン情報を含むことができる。シグナリングメッセージのバージョン情報は、シグナリングメッセージが含む内容が変更される度に変更されてもよい。シグナリングメッセージのバージョン情報を示すフィールドは、version_numberであってもよい。具体的な実施例で、version_numberフィールドは5ビットであってもよい。
また、図37の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、シグナリングメッセージが現在利用可能なか否かを示す情報を含むことができる。シグナリングメッセージが利用可能か否かを示すフィールドは、current_next_indicatorであってもよい。具体的な例として、current_next_indicatorフィールドが1である場合、current_next_indicatorフィールドは、シグナリングメッセージが利用可能であることを示すことができる。他の例として、current_next_indicatorフィールドが0である場合、current_next_indicatorフィールドは、シグナリングメッセージが利用不可であり、その後、同じシグナリング識別子情報、シグナリング識別子拡張情報又はフラグメントナンバー情報を含む他のシグナリングメッセージが利用可能であることを示すことができる。
また、図37の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、ペイロードに含まれるシグナリングメッセージのフォーマット情報を含むことができる。上述したように、シグナリングメッセージは、バイナリ又はXMLフォーマットで表現することができる。また、シグナリングメッセージは、他のフォーマットで表現されてもよい。したがって、フォーマット情報は、ペイロードに含まれたシグナリングメッセージがいかなるフォーマットで作成されたかを示すことができ、その例として、binary、XMLなどを挙げることができる。フォーマット情報を示すフィールドは、payload_formatフィールドであってもよい。具体的な実施例で、payload_formatフィールドは2ビットであってもよい。
また、図37の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、ペイロードに含まれたシグナリングメッセージの有効時間情報を含むことができる。シグナリングメッセージの有効時間情報は、シグナリングメッセージがいつの時間まで有効であるかを示す情報を含むことができ、このフィールドで定義された時間の後には、当該シグナリングメッセージがそれ以上有効でなくてもよい。有効時間情報を示すフィールドは、expirationフィールドであってもよい。具体的な実施例で、expirationフィールドは32ビットであってもよい。
また、図37の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、シグナリングメッセージのフラグメント(Fragment)ナンバー情報を含むことができる。一つのシグナリングメッセージが複数個のフラグメントに分けられて伝送されてもよい。したがって、受信機が分けられた複数のフラグメントを識別するための情報は、フラグメントナンバー情報であってもよい。フラグメントナンバー情報を示すフィールドは、fragment_numberフィールドであってもよい。具体的な実施例で、fragment_numberフィールドは8ビットであってもよい。
また、図37の実施例に係るシグナリングメッセージヘッダーは、一つのシグナリングメッセージが複数個のフラグメントに分けられて伝送される場合、最後のフラグメントのナンバー情報を含むことができる。例えば、最後のフラグメントナンバーに関する情報が3を示す場合、シグナリングメッセージが3個に分けられて伝送されることを示すことができる。また、3を示すフラグメントナンバーを含むフラグメントがシグナリングメッセージの最後のデータを含むことを示すことができる。最後のフラグメントのナンバー情報を示すフィールドは、last_fragment_numberであってもよい。具体的な実施例で、last_fragment_numberフィールドは8ビットであってもよい。
図38は、本発明の一実施例に係る次世代放送システムで放送サービスシグナリングメッセージの構成を示している。一実施例に係る放送サービスシグナリングメッセージは、放送受信装置100が次世代放送システムで放送サービス及びコンテンツのうち少なくとも一つを受信できるようにするための放送サービスシグナリング方法である。
図38の実施例に係る放送サービスシグナリング方法は、図36に示すシグナリングメッセージ構成に基づいてもよい。図38の実施例に係る放送サービスシグナリングメッセージは、サービスシグナリングチャネルで伝送することができる。このとき、サービスシグナリングチャネルは、放送サービススキャンのためのサービスシグナリング情報を他の層を経由しないで直接伝送するための物理層パイプの一形態を意味することができる。具体的な実施例で、サービスシグナリングチャネルは、FIC(Fast Information Channel)、LLS(Low Layer Signaling)及びアプリケーション層伝送セッションの少なくとも一つを意味することができる。また、図38の実施例に係る放送サービスシグナリングメッセージは、XMLの形態であってもよい。
図38の実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、含んでいるサービスの個数情報を含むことができる。具体的に一つのサービスシグナリングメッセージは複数のサービスを含むことができ、含んでいるサービスの数を示す情報を含むことができる。サービスの個数情報は、num_servicesフィールドであってもよい。具体的な実施例で、num_servicesフィールドは8ビットであってもよい。
また、図38の実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、サービスに対する識別子情報を含むことができる。識別子情報は、service_idフィールドであってもよい。具体的な実施例で、service_idフィールドは16ビットであってもよい。
また、図38の実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、サービスのタイプ情報を含むことができる。サービスタイプ情報は、service_typeフィールドであってもよい。具体的な実施例で、service_typeフィールドが0x00値を有する場合、シグナリングメッセージが示すサービスタイプはスケジュールドオーディオサービス(scheduled audio service)であってもよい。
他の実施例で、service_typeフィールドが0x01値を有する場合、シグナリングメッセージが示すサービスタイプは、スケジュールドオーディオ/ビデオサービス(scheduled audio/video service)であってもよい。このとき、スケジュールドオーディオ/ビデオサービスは、あらかじめ定められたスケジュールによって放送されるオーディオ/ビデオサービスであってもよい。
他の実施例で、service_typeフィールドが0x02値を有する場合、シグナリングメッセージが示すサービスタイプは、オン−デマンドサービス(on−demand service)であってもよい。このとき、オン−デマンドサービスは、ユーザの要求によって再生されるオーディオ/ビデオサービスであってもよい。また、オン−デマンドサービスは、スケジュールドオーディオ/ビデオサービスと反対のサービスであってもよい。
他の実施例で、service_typeフィールドが0x03値を有する場合、シグナリングメッセージが示すサービスタイプは、アプリベースのサービス(app−based service)であってもよい。このとき、アプリベースのサービスは、実時間放送サービスでなく非実時間サービスであり、アプリケーションによって提供されるサービスであってもよい。アプリベースのサービスは、実時間放送サービスに関連したサービス及び実時間放送サービスに関連していないサービスのうち少なくとも一つを含むことができる。放送受信装置100は、アプリケーションをダウンロードしてアプリベースのサービスを提供することができる。
他の実施例で、service_typeフィールドが0x04値を有する場合、シグナリングメッセージが示すサービスタイプは、権利発給者サービス(right issuer service)であってもよい。このとき、権利発給者サービスは、サービス提供を受ける権利が発給された者にのみ提供されるサービスであってもよい。
他の実施例で、service_typeフィールドが0x05値を有する場合、シグナリングメッセージが示すサービスタイプは、サービスガイドサービス(service guide service)であってもよい。このとき、サービスガイドサービスは、提供されるサービスの情報を提供するサービスであってもよい。例えば、提供されるサービスの情報は、放送スケジュールであってもよい。
また、図38の実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、サービス名情報を含むことができる。サービス名情報は、short_service_nameフィールドであってもよい。
また、図38の実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、short_service_nameフィールドの長さ情報を含むことができる。short_service_nameフィールドの長さ情報は、short_service_name_lengthフィールドであってもよい。
また、図38の実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、シグナルするサービスに関連した放送サービスチャネルナンバー情報を含むことができる。関連した放送サービスチャネルナンバー情報は、channel_numberフィールドであってもよい。
また、図38の実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、以下に説明する各伝送モードによって、放送受信装置がタイムベース(timebase)又はシグナリングメッセージを取得するために必要なデータを含むことができる。タイムベース又はシグナリングメッセージを取得するためのデータは、bootstrap()フィールドであってもよい。
上述した伝送モードは、タイムベース伝送モード及びシグナリング伝送モードの少なくとも一つであってもよい。タイムベース伝送モードは、放送サービスで使用するタイムラインに対するメタデータを含むタイムベースに対する伝送モードであってもよい。タイムラインは、メディアコンテンツのための一連の時間情報である。具体的に、タイムラインは、メディアコンテンツ再生の基準となる一連の基準時間であってもよい。タイムベース伝送モードに関する情報は、timebase_transport_modeフィールドであってもよい。
また、シグナリング伝送モードは、放送サービスで使用するシグナリングメッセージを伝送するモードであってもよい。シグナリング伝送モードに関する情報は、signaling_transport_modeフィールドであってもよい。
図39は、本発明の一実施例に係るサービスシグナリングメッセージでtimebase_transport_modeフィールド及びsignaling_transport_modeフィールドが示す値が意味する内容を示している。
タイムベース伝送モードは、放送受信装置100が放送サービスのタイムベースを同一の放送ストリーム内のIPデータグラムを通じて取得するモードを含むことができる。実施例によれば、timebase_transport_modeフィールドが0x00の値を有する場合、timebase_transport_modeフィールドは、放送受信装置が放送サービスのタイムベースを同一の放送ストリーム内のIPデータグラムを通じて取得できることを示すことができる。
また、シグナリング伝送モードは、放送受信装置100が放送サービスに用いるシグナリングメッセージを、同一の放送ストリーム内のIPデータグラムを通じて取得するモードを含むことができる。他の実施例によれば、signaling_transport_modeフィールドが0x00の値を有する場合、signaling_transport_modeフィールドは、放送受信装置が放送サービスに用いるシグナリングメッセージを同一の放送ストリーム内のIPデータグラムを通じて取得できることを示すことができる。同一の放送ストリームとは、放送受信装置が現在サービスシグナリングメッセージを受信した放送ストリームと同じ放送ストリームを意味することができる。また、IPデータグラムは、放送サービス又はコンテンツを構成するコンポーネントをインターネットプロトコルによってカプセル化した一伝送単位を意味することができる。この場合、タイムベース及びシグナリングメッセージに対するbootstrap()フィールドは、図示のシンタクスに従えばよい。図示のシンタクスは、XMLの形態で表現されてもよい。
図40は、本発明の一実施例でtimebase_transport_modeフィールド及びsignaling_transport_modeフィールドが0x00値を有する場合、bootstrap()フィールドのシンタクスを示す。
実施例で、ブートストラップ(bootstrap)データは、タイムベース又はシグナリングメッセージを含むIPデータグラムのIPアドレス形式に関する情報を含むことができる。IPアドレス形式に関する情報は、IP_version_flagフィールドであってもよい。IPアドレス形式に関する情報は、IPデータグラムのIPアドレス形式がIPv4であることを示すことができる。一実施例で、IPアドレス形式に関する情報が0である場合、IPアドレス形式に関する情報は、IPデータグラムのIPアドレス形式がIPv4であることを示すことができる。IPアドレス形式に関する情報は、IPデータグラムのIPアドレス形式がIPv6であることを示すことができる。他の実施例で、IPアドレス形式に関する情報が1である場合、IPアドレス形式に関する情報は、IPデータグラムのIPアドレス形式がIPv6であることを示すことができる。
実施例で、ブートストラップ(bootstrap)データは、タイムベース又はシグナリングメッセージを含むIPデータグラムがソースIPアドレスを含むか否かを示す情報を含むことができる。このとき、ソースIPアドレスは、IPデータグラムの送信元(source)アドレスであってもよい。IPデータグラムがソースIPアドレスを含むか否かを示す情報は、source_IP_address_flagフィールドであってもよい。一実施例で、source_IP_address_flagフィールドが1である場合、IPデータグラムがソースIPアドレスを含むことを示すことができる。
実施例で、ブートストラップデータはタイムベース又はシグナリングメッセージを含むIPデータグラムが送信先(destination)IPアドレスを含むか否かを示す情報を含むことができる。このとき、送信先IPアドレスは、IPデータグラムの送信先アドレスであってもよい。IPデータグラムが送信先IPアドレスを含むか否かを示す情報は、destination_IP_addressフィールドであってもよい。一実施例で、destination_IP_addressフィールドが1である場合、IPデータグラムが送信先IPアドレスを含むことを示すことができる。
実施例で、ブートストラップデータは、タイムベース又はシグナリングメッセージを含むIPデータグラムのソースIPアドレス情報を含むことができる。ソースIPアドレス情報は、source_IP_addressフィールドであってもよい。
図39に係る実施例で、ブートストラップデータは、タイムベース又はシグナリングメッセージを含むIPデータグラムの送信先IPアドレス情報を含むことができる。送信先IPアドレス情報は、destination_IP_addressフィールドであってもよい。
実施例で、ブートストラップデータは、タイムベース又はシグナリングメッセージを含むIPデータグラムのフローポートの個数情報を含むことができる。このとき、ポート(port)は、IPデータグラムのフローを受信するための通路であってもよい。IPデータグラムのUDP(user datagram protocol)ポートの個数を示す情報は、port_num_countフィールドであってもよい。
実施例で、ブートストラップデータは、タイムベース又はシグナリングメッセージを含むIPデータグラムのUDP(user datagram protocol)ポート番号を示す情報を含むことができる。ユーザデータグラムプロトコル(UDP)は、インターネットで情報を授受するとき、交換する形式ではなく片方から一方的に送る方式の通信プロトコルである。
再び図39を参照する。
タイムベース伝送モードは、放送受信装置100が放送サービスのタイムベースを別の放送ストリーム内のIPデータグラムを通じて取得するモードを含むことができる。図39の他の実施例によれば、timebase_transport_modeフィールドが0x01の値を有する場合、timebase_transport_modeフィールドは、放送サービスのタイムベースを別の放送ストリーム内のIPデータグラムを通じて取得できることを示すことができる。別の放送ストリームは、現在サービスシグナリングメッセージを受信した放送ストリームと異なる放送ストリームを意味することができる。
また、シグナリング伝送モードは、放送受信装置100が放送サービスに用いるシグナリングメッセージを、別の放送ストリーム内のIPデータグラムを通じて取得するモードを含むことができる。他の実施例によれば、signaling_transport_modeフィールドが0x01の値を有する場合、signaling_transport_modeフィールドは、放送サービスに用いるシグナリングメッセージを別の放送ストリーム内のIPデータグラムを通じて取得できることを示すことができる。この場合、タイムベース及びシグナリングメッセージに対するbootstrap()フィールドは、図41に示すシンタクスを従えばよい。図41に示すシンタクスはXMLの形態で表現されてもよい。
図41の実施例に係るブートストラップデータは、シグナリングメッセージを伝送する放送局の識別子情報を含むことができる。具体的に、ブートストラップデータは、特定の周波数又は伝送フレームでシグナリングメッセージを伝送する特定の放送局固有の識別子情報を含むことができる。放送局の識別子情報は、broadcasting_idフィールドであってもよい。また、放送局の識別子情報は、放送サービスを送信する伝送ストリームの識別子情報であってもよい。
再び図39を参照する。
タイムベース伝送モードは、放送受信装置100が同一の放送ストリーム内のセッションベースフローを通じてタイムベースを取得するモードを含むことができる。
図39の他の実施例によれば、timebase_transport_modeフィールドが0x02の値を有する場合、放送サービスのタイムベースを同一の放送ストリーム内のセッションベースフローを通じて取得できることを示すことができる。これに加えて、シグナリング伝送モードは、放送受信装置100が同一の放送ストリーム内のセッションベースフローを通じてシグナリングメッセージを取得するモードを含むことができる。signaling_transport_modeフィールドが0x02の値を有する場合、放送サービスに用いるシグナリングメッセージを同一の放送ストリーム内のアプリケーション層伝送セッションベースフローを通じて取得できることを示すことができる。このとき、アプリケーション層伝送セッションベースフローは、ALC(Asynchronous Layered Coding)/LCT(Layered Coding Transport)セッション及びFLUTE(File Delivery over Unidirectional Transport)セッションのいずれか一つであってもよい。
この場合、タイムベース及びシグナリングメッセージに対するbootstrap()フィールドは、図42に示すシンタクスに従えばよい。図42に示すシンタクスは、XMLの形態で表現されてもよい。
図42の実施例に係るブートストラップデータは、タイムベース又はシグナリングメッセージを含むアプリケーション層伝送パケットを伝送するアプリケーション層伝送セッションの識別子(transport session identifier)情報を含むことができる。このとき、伝送パケットを伝送するセッションは、ALC/LCTセッション及びFLUTEセッションのいずれか一つであってもよい。アプリケーション層伝送セッションの識別子情報は、tsiフィールドであってもよい。
再び図39を参照する。
タイムベース伝送モードは、放送受信装置100が別の放送ストリーム内のセッションベースフローを通じてタイムベースを取得するモードを含むことができる。図39の他の実施例によれば、timebase_transport_modeフィールドが0x03の値を有する場合、放送サービスのタイムベースを別の放送ストリーム内のセッションベースフローを通じて取得できることを示すことができる。これに加えて、シグナリング伝送モードは、放送受信装置100が同一の放送ストリーム内のセッションベースフローを通じてシグナリングメッセージを取得するモードを含むことができる。signaling_transport_modeフィールドが0x03の値を有する場合、放送サービスに用いるシグナリングメッセージを別の放送ストリーム内のアプリケーション層伝送セッションベースフローを通じて取得できることを示すことができる。このとき、アプリケーション層伝送セッションベースフローは、ALC(Asynchronous Layered Coding)/LCT(Layered Coding Transport)セッション及びFLUTE(File Delivery over Unidirectional Transport)セッションの少なくとも一つであってもよい。
この場合、タイムベース及びシグナリングメッセージに対するbootstrap()フィールドは、図43に示すシンタクスに従えばよい。図43に示すシンタクスは、XMLの形態で表現されてもよい。
図43の実施例に係るブートストラップデータは、シグナリングメッセージを伝送する放送局の識別子情報を含むことができる。具体的に、ブートストラップデータは、特定の周波数又は伝送フレームでシグナリングメッセージを伝送する特定の放送局固有の識別子情報を含むことができる。放送局の識別子情報は、broadcasting_idフィールドであってもよい。また、放送局の識別子情報は、放送サービスの伝送ストリームの識別子情報であってもよい。
再び図39を参照する。
タイムベース伝送モードは、放送受信装置100が同一の放送ストリーム内のパケットベースフローを通じてタイムベースを取得するモードを含むことができる。図39の他の実施例によれば、timebase_transport_modeフィールドが0x04の値を有する場合、放送サービスのタイムベースを同一の放送ストリーム内のパケットベースフローを通じて取得できることを示すことができる。このとき、パケットベースフローは、MPEGメディア伝送(MPEG Media Tansport;MMT)パケットフローであってもよい。
これに加えて、シグナリング伝送モードは、放送受信装置100が同一の放送ストリーム内のパケットベースフローを通じてシグナリングメッセージを取得するモードを含むことができる。signaling_transport_modeフィールドが0x04の値を有する場合、放送サービスに用いるシグナリングメッセージを同一の放送ストリーム内のパケットベースフローを通じて取得できることを示すことができる。このとき、パケットベースフローは、MMTパケットフローであってもよい。
この場合、タイムベース及びシグナリングメッセージに対するbootstrap()フィールドは、図44に示すシンタクスに従えばよい。図44に示すシンタクスは、XMLの形態で表現されてもよい。
図44の実施例に係るブートストラップデータは、タイムベース又はシグナリングメッセージを伝送する伝送パケットの識別子情報を含むことができる。伝送パケットの識別子情報は、packet_idフィールドであってもよい。伝送パケットの識別子情報は、MPEG−2伝送ストリームの識別子情報であってもよい。
再び図39を参照する。
タイムベース伝送モードは、放送受信装置100が別の放送ストリーム内のパケットベースフローを通じてタイムベースを取得するモードを含むことができる。
図39の他の実施例によれば、timebase_transport_modeフィールドが0x05の値を有する場合、放送サービスのタイムベースを別の放送ストリーム内のパケットベースフローを通じて取得できることを示すことができる。このとき、パケットベースフローは、MPEGメディア伝送パケットフローであってもよい。
これに加えて、シグナリング伝送モードは、放送受信装置100が別の放送ストリーム内のパケットベースフローを通じてシグナリングメッセージを取得するモードを含むことができる。signaling_transport_modeフィールドが0x05の値を有する場合、放送サービスに用いるシグナリングメッセージを別の放送ストリーム内のパケットベースフローを通じて取得できることを示すことができる。このとき、パケットベースフローは、MMTパケットフローであってもよい。
この場合、タイムベース及びシグナリングメッセージに対するbootstrap()フィールドは、図45に示すシンタクスに従えばよい。図45に示すシンタクスは、XMLの形態で表現されてもよい。
図45の実施例に係るブートストラップデータは、シグナリングメッセージを伝送する放送局の識別子情報を含むことができる。具体的に、ブートストラップデータは、特定の周波数又は伝送フレームでシグナリングメッセージを伝送する特定の放送局固有の識別子情報を含むことができる。放送局の識別子情報はbroadcasting_idフィールドであってもよい。また、放送局の識別子情報は、放送サービスの伝送ストリームの識別子情報であってもよい。
また、図45の実施例に係るブートストラップデータは、タイムベース又はシグナリングメッセージを伝送する伝送パケットの識別子情報を含むことができる。伝送パケットの識別子情報はpacket_idフィールドであってもよい。伝送パケットの識別子情報はMPEG−2伝送ストリームの識別子情報であってもよい。
再び図39を参照する。
タイムベース伝送モードは、放送受信装置100がタイムベースをURLを通じて取得するモードを含むことができる。
図39の他の実施例によれば、timebase_transport_modeフィールドが0x06の値を有する場合、放送サービスのタイムベースをURLを通じて取得できることを示すことができる。これに加えて、シグナリング伝送モードは、放送受信装置100がシグナリングメッセージをURLを通じて取得するモードを含むことができる。signaling_transport_modeフィールドが0x06の値を有する場合、放送サービスに用いるシグナリングメッセージを受信可能なアドレスを識別する識別子を用いて取得できることを示すことができる。このとき、放送サービスに用いるシグナリングメッセージを受信可能なアドレスを識別する識別子は、URLであってもよい。
この場合、タイムベース及びシグナリングメッセージに対するbootstrap()フィールドは、図46に示すシンタクスに従えばよい。図46に示すシンタクスは、XMLの形態で表現されてもよい。
図46の実施例に係るブートストラップデータは、放送サービスのタイムベース又はシグナリングメッセージをダウンロード可能なURLに関する長さ情報を含むことができる。URLの長さ情報は、URL_lengthフィールドであってもよい。
また、図46の実施例に係るブートストラップデータは、放送サービスのタイムベース又はシグナリングメッセージをダウンロード可能なURLの実際データを含むことができる。URLの実際データは、URL_charフィールドであってもよい。
図47は、図38乃至図46の実施例でタイムベース及びサービスシグナリングメッセージを取得する手順を示す。
図47に示すように、本発明の一実施例に係る放送受信装置100は、パケットベース伝送プロトコルによってタイムベースを取得することができる。具体的に、放送受信装置100は、サービスシグナリングメッセージを用いてIP/UDPフローを通じてタイムベースを取得することができる。また、本発明の一実施例に係る放送受信装置100は、セッションベース伝送プロトコルによってサービス関連シグナリングメッセージを取得することができる。具体的に、放送受信装置100は、ALC/LCT伝送セッションでサービス関連シグナリングメッセージを取得することができる。
図48は、本発明の一実施例に係る次世代放送システムで放送サービスシグナリングメッセージの構成を示している。一実施例に係る放送サービスシグナリングメッセージは、放送受信装置が次世代放送システムで放送サービス及びコンテンツを受信できるようにするためのサービスシグナリング方法である。実施例に係る放送サービスシグナリング方法は、前述したシグナリングメッセージ構成に基づいてもよい。実施例に係る放送サービスシグナリングメッセージは、サービスシグナリングチャネルで伝送されてもよい。このとき、サービスシグナリングチャネルは、放送サービススキャンのためのサービスシグナリング情報を他の層を経由しないで直接伝送するための物理層パイプの一形態を意味することができる。
具体的な実施例で、シグナリングチャネルは、FIC(Fast Information Channel)、LLS(Low Layer Signaling)、及びアプリケーション伝送セッションの少なくとも一つであってもよい。また、実施例に係る放送サービスシグナリングメッセージは、XMLの形態で表現されてもよい。
図48の実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、タイムベースを取得するために必要な情報をサービスシグナリングメッセージが含んでいるか否かを示す情報を含むことができる。このとき、タイムベースは、放送サービスに使用するタイムラインに対するメタデータを含むことができる。タイムラインは、メディアコンテンツのための一連の時間情報である。タイムベース取得のための情報を含んでいるか否かを示す情報は、timeline_transport_flagフィールドであってもよい。一実施例で、timeline_transport_flagフィールドが1の値を有する場合、サービスシグナリングメッセージがタイムベース伝送のための情報を含んでいることを示すことができる。
図48の実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、以下に説明する各伝送モードによって、放送受信装置がタイムベース(timebase)又はシグナリングメッセージを取得するために必要なデータを含むことができる。タイムベース又はシグナリングメッセージを取得するためのデータは、bootstrap_data()フィールドであってもよい。
上述した伝送モードは、タイムベース伝送モード及びシグナリング伝送モードの少なくとも一つであってもよい。タイムベース伝送モードは、放送サービスで使用するタイムラインに対するメタデータを含むタイムベースに対する伝送モードであってもよい。タイムベース伝送モードに関する情報は、timebase_transport_modeフィールドであってもよい。
また、シグナリング伝送モードは、放送サービスで使用するシグナリングメッセージを伝送するモードであってもよい。シグナリング伝送モードに関する情報は、signaling_transport_modeフィールドであってもよい。
また、timebase_transport_modeフィールド及びsignaling_transport_modeフィールドによるbootstrap_data()フィールドの意味は、上述した内容のとおりである。
図49は、本発明の一実施例に係る次世代放送システムで放送サービスシグナリングメッセージの構成を示している。一実施例に係る放送サービスシグナリングメッセージは、放送受信装置が次世代放送システムで放送サービス及びコンテンツを受信するできるようにするためのサービスシグナリング方法である。実施例に係る放送サービスシグナリング方法は、前述したシグナリングメッセージ構成に基づいてもよい。実施例に係る放送サービスシグナリングメッセージは、サービスシグナリングチャネルで伝送されてもよい。このとき、サービスシグナリングチャネルは、放送サービススキャンのためのサービスシグナリング情報を他の層を経由しないで直接伝送するための物理層パイプ形態であってもよい。具体的な実施例で、シグナリングチャネルは、FIC(Fast Information Channel)、LLS(Low Layer Signaling)、及びアプリケーション層伝送セッションの少なくとも一つであってもよい。また、図48の実施例に係る放送サービスシグナリングメッセージは、XMLの形態で表現されてもよい。
実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、タイムベースを取得するために必要な情報をサービスシグナリングメッセージが含んでいるか否かを示すことができる。このとき、タイムベースは、放送サービスに使用するタイムラインに対するメタデータを含むことができる。タイムラインは、メディアコンテンツのための一連の時間情報である。タイムベース取得のための情報を含んでいるか否かを示す情報は、timeline_transport_flagフィールドであってもよい。一実施例で、timeline_transport_flagフィールドが1の値を有する場合、サービスシグナリングメッセージがタイムベース伝送のための情報を含んでいることを示すことができる。
また、実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、シグナリングメッセージを取得するために必要な情報をサービスシグナリングメッセージが含んでいるか否かを示すことができる。このとき、シグナリングメッセージは、放送サービスで使用するMPD(media presentation data)又はMPD URLに関連したシグナリングメッセージであってもよい。シグナリングメッセージの取得のための情報を含んでいるか否かを示す情報は、MPD_transport_flagフィールドであってもよい。一実施例で、MPD_transport_flagフィールドが1の値を有する場合、サービスシグナリングメッセージがMPD又はMPD URL関連シグナリングメッセージ伝送関連情報を含んでいることを示すことができる。HTTPに基づく適応型メディアストリーミングをDASH(Dynamic adaptive streaming over HTTP)と呼ぶことができる。そして、適応型メディアストリーミングで放送サービス及びコンテンツを構成するセグメントを放送受信装置が取得するための詳細情報を、MPDと呼ぶことができる。MPDはXML形態で表現されてもよい。MPD URL関連シグナリングメッセージは、MPDを取得できるアドレス情報を含むことができる。
また、実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、コンポーネントデータに対する取得経路情報をサービスシグナリングメッセージが含んでいるか否かを示すことができる。このとき、コンポーネントは、放送サービスを提供するためのコンテンツデータに対する一単位であってもよい。コンポーネントデータに対する取得経路情報を含んでいるか否かを示す情報は、component_location_transport_flagフィールドであってもよい。一実施例で、component_location_transport_flagフィールドが1の値を有する場合、component_location_transport_flagフィールドは、サービスシグナリングメッセージがコンポーネントデータに対する取得経路情報を含んでいることを示すことができる。
また、実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、アプリケーション関連シグナリングメッセージを取得するために必要な情報を含んでいるか否かを示すことができる。アプリケーション関連シグナリングメッセージを取得するために必要な情報を含んでいるか否かを示す情報は、app_signaling_transport_flagフィールドであってもよい。一実施例で、app_signaling_transport_flagフィールドが1の値を有する場合、app_signaling_transport_flagフィールドは、サービスシグナリングメッセージがコンポーネントデータに対する取得経路情報を含んでいることを示すことができる。
また、実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、シグナリングメッセージ伝送関連情報を含んでいるか否かを示すことができる。シグナリングメッセージ伝送関連情報を含んでいるか否かを示す情報は、signaling_transport_flagフィールドであってもよい。一実施例で、signaling_transport_flagフィールドが1の値を有する場合、signaling_transport_flagフィールドは、サービスシグナリングメッセージがシグナリングメッセージ伝送関連情報を含んでいることを示すことができる。そして、サービスシグナリングメッセージが上述したMPD関連シグナリング、コンポーネント取得経路情報及びアプリケーション関連シグナリング情報を含んでいない場合、放送受信装置は、シグナリングメッセージ伝送経路を通じてMPD関連シグナリング、コンポーネント取得経路情報及びアプリケーション関連シグナリング情報を取得することができる。
実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、放送サービスで使用するタイムベースを送信するモードを示すことができる。タイムベースを送信するモードに関する情報は、timebase_transport_modeフィールドであってもよい。
実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、放送サービスで使用するMPD又はMPD URL関連シグナリングメッセージを伝送するモードを示すことができる。MPD又はMPD URL関連シグナリングメッセージを伝送するモードに関する情報は、MPD_transport_modeフィールドであってもよい。
実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、放送サービスで使用するコンポーネントデータの取得経路を含むコンポーネントロケーションシグナリングメッセージを伝送するモードを示すことができる。コンポーネントデータの取得経路を含むコンポーネントロケーションシグナリングメッセージを伝送するモードに関する情報は、component_location_transport_modeフィールドであってもよい。
実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、放送サービスで使用するアプリケーション関連シグナリングメッセージを伝送するモードを示すことができる。アプリケーション関連シグナリングメッセージを伝送するモードに関する情報は、app_signaling_transport_modeフィールドであってもよい。
実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、放送サービスで使用するサービス関連シグナリングメッセージを伝送するモードを示すことができる。サービス関連シグナリングメッセージを伝送するモードに関する情報は、signaling_transport_modeフィールドであってもよい。
上述したtimebase_transport_modeフィールド、MPD_transport_modeフィールド、component_location_transport_modeフィールド、app_signaling_transport_modeフィールド及びsignaling_transport_modeフィールドが有する値による意味を説明する。
図50は、前述したそれぞれの伝送モードが有する値による意味を示す。X_transport_modeは、timebase_transport_mode、MPD_transport_mode、component_location_transport_mode、app_signaling_transport_mode及びsignaling_transport_modeを含むことができる。それぞれの伝送モードが有する値の具体的な意味は、前述したとおりである。
図49の実施例に係るサービスシグナリングメッセージは、図50のそれぞれのモードが有する値によって、放送受信装置がタイムベース又はシグナリングメッセージを取得するために必要な情報を含むことができる。タイムベース又はシグナリングメッセージの取得に必要な情報は、bootstrap_data()フィールドであってもよい。具体的に、bootstrap_data()に含まれた情報は、上述したとおりである。
図51は、次世代放送システムで放送サービスのコンポーネントデータ取得経路をシグナルするシグナリングメッセージの構成を示している。次世代放送システムで1つの放送サービスは、1つ以上のコンポーネントで構成することができる。実施例に係るシグナリングメッセージに基づいて、放送受信装置は、放送ストリームでコンポーネントデータ及び関連アプリケーションの取得経路に関する情報を取得することができる。このとき、実施例に係るシグナリングメッセージは、XMLの形態で表現することもできる。
実施例に係るシグナリングメッセージは、シグナリングメッセージがコンポーネントロケーションをシグナルするメッセージであることを識別するための情報を含むことができる。シグナリングメッセージがコンポーネントロケーションをシグナルするメッセージであることを識別するための情報は、signaling_idフィールドであってもよい。具体的な実施例で、signaling_idフィールドは8ビットであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、シグナリングメッセージがコンポーネントロケーションをシグナルするメッセージであることを識別する拡張情報を含むことができる。このとき、拡張情報は、コンポーネントロケーションをシグナルするメッセージのプロトコルバージョンを含むことができる。拡張情報は、signaling_id_extensionフィールドであってもよい。
また、図50の実施例に係るシグナリングメッセージは、コンポーネントロケーションをシグナルするメッセージのバージョン情報を含むことができる。このとき、バージョン情報は、コンポーネントロケーションをシグナルするメッセージの内容が変更されたことを示すことができる。バージョン情報は、version_numberフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、関連した放送サービスの識別子情報を含むことができる。このとき、関連放送サービスの識別子情報は、service_idフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、放送サービスに関連したコンポーネントの個数を含むことができる。このとき、関連したコンポーネントの個数情報は、num_componentフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、各コンポーネントの識別子を含むことができる。例えば、コンポーネント識別子は、MPEG DASHのMPD@id、period@id及びrepresentation@idを組み合わせて構成することができる。このとき、各コンポーネントの識別子情報は、component_idフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、component_idフィールドの長さを含むことができる。このとき、component_idフィールドの長さ情報は、component_id_lengthフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、コンポーネントデータを取得可能な周波数を示す周波数情報を含むことができる。コンポーネントデータは、DASHセグメントを含むことができる。このとき、コンポーネントデータを取得可能な周波数情報は、frequency_numberフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、放送局固有の識別子を含むことができる。放送局は、特定の周波数又は伝送される伝送フレームでコンポーネントデータを伝送することができる。このとき、放送局固有の識別子情報は、broadcast_idフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、コンポーネントデータを送信する物理層パイプの識別子を含むことができる。このとき、コンポーネントデータを送信する物理層パイプの識別子情報は、datapipe_idフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、コンポーネントデータを含むIPデータグラムのIPアドレス形式を含むことができる。このとき、IPデータグラムのIPアドレス形式情報は、IP_version_flagフィールドであってもよい。具体的な実施例で、IP_version_flagフィールド値が0である場合、IPv4形式を示し、IP_version_flagフィールドが1である場合、IPv6形式を示すことができる。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、コンポーネントデータを含むIPデータグラムがソースIPアドレスを含むか否かに関する情報を含むことができる。IPデータグラムがソースIPアドレスを含むか否かに関する情報は、source_IP_address_flagフィールドであってもよい。一実施例で、source_IP_address_flagフィールドが1の値を有する場合、IPデータグラムがソースIPアドレスを含むことを示す。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、コンポーネントデータを含むIPデータグラムが送信先IPアドレスを含むか否かに関する情報を含むことができる。IPデータグラムが送信先IPアドレスを含むか否かに関する情報は、destination_IP_address_flagフィールドであってもよい。一実施例で、destination_IP_address_flagフィールドが1の値を有する場合、IPデータグラムが送信先IPアドレスを含むことを示す。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、コンポーネントデータを含むIPデータグラムのソースIPアドレス情報を含むことができる。一実施例で、source_IP_address_flagフィールドが1の値を有する場合、シグナリングメッセージはソースIPアドレス情報を含むことができる。ソースIPアドレス情報は、source_IP_addressフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、コンポーネントデータを含むIPデータグラムの送信先IPアドレス情報を含むことができる。一実施例で、destination_IP_address_flagフィールドが1の値を有する場合、シグナリングメッセージは送信先IPアドレス情報を含むことができる。送信先IPアドレス情報は、destination_IP_addressフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、コンポーネントデータを含むIPデータグラムのUDPポート番号情報を含むことができる。UDPポート番号情報は、UDP_port_numフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、コンポーネントデータを含む伝送パケットを伝送するアプリケーション層伝送セッションの識別子(transport session identifier)情報を含むことができる。伝送パケットを伝送するセッションは、ALC/LCTセッション及びFLUTEセッションの少なくとも一つであってもよい。セッションの識別子情報は、tsiフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、コンポーネントデータを含む伝送パケットの識別子情報を含むことができる。伝送パケットの識別子情報は、packet_idフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、放送サービスに関連したアプリケーションシグナリングメッセージの個数を含むことができる。このとき、放送サービスは、service_idフィールドによって識別された放送サービスであってもよい。アプリケーションシグナリングメッセージの個数情報は、num_app_signalingフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、アプリケーションシグナリングメッセージの識別子情報を含むことができる。アプリケーションシグナリングメッセージの識別子情報は、app_signaling_idフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、app_signaling_idフィールドの長さ情報を含むことができる。app_signaling_idフィールドの長さ情報は、app_signaling_id_lengthフィールドであってもよい。
また、実施例に係るシグナリングメッセージは、アプリケーションシグナリングメッセージの識別子に関連したシグナリングメッセージに含まれたアプリケーションのデータを取得できる経路に関するデータを含むことができる。アプリケーションシグナリングメッセージの識別子に関連したシグナリングメッセージに含まれたアプリケーションの取得のための経路情報は、app_delivery_info()フィールドであってもよい。
図52は、本発明の一実施例に係るapp_delivery_info()フィールドのシンタクスを示す。
実施例に係るアプリケーションシグナリングメッセージの識別子に関連したシグナリングメッセージに含まれたアプリケーションのデータを取得できる経路に関するデータは、アプリケーション又は関連したデータが別の放送ストリームで伝送されるか否かに関する情報を含むことができる。アプリケーション又は関連したデータが別の放送ストリームで伝送されるか否かに関する情報は、broadcasting_flagフィールドであってもよい。
また、実施例に係るアプリケーションシグナリングメッセージの識別子に関連したシグナリングメッセージに含まれたアプリケーションのデータを取得できる経路に関するデータは、アプリケーション又は関連したデータを含むIPデータグラムのIPアドレス形式を含むことができる。IPデータグラムのIPアドレス形式の情報は、IP_version_flagフィールドであってもよい。一実施例で、IP_version_flagフィールドが0である場合、アプリケーション又は関連したデータを含むIPデータグラムはIPv4形式を用いることを示し、IP_version_flagフィールドが1である場合、アプリケーション又は関連したデータを含むIPデータグラムはIPv6形式を用いることを示すことができる。
また、実施例に係るアプリケーションシグナリングメッセージの識別子に関連したシグナリングメッセージに含まれたアプリケーションのデータを取得できる経路に関するデータは、アプリケーション又は関連したデータを含むIPデータグラムがソースIPアドレスを含むか否かを示すことができる。このとき、関連したデータは、アプリケーションの実行に必要なデータであってもよい。
アプリケーション又は関連したデータを含むIPデータグラムがソースIPアドレスを含むか否かに関する情報は、source_IP_address_flagフィールドであってもよい。一実施例で、source_IP_address_flagフィールドが1である場合、IPデータグラムがソースIPアドレスを含んでいることを示すことができる。
また、実施例に係るアプリケーションシグナリングメッセージの識別子に関連したシグナリングメッセージに含まれたアプリケーションのデータを取得できる経路に関するデータは、アプリケーション又は関連したデータを含むIPデータグラムが送信先IPアドレスを含むか否かに関する情報を含むことができる。アプリケーション又は関連したデータを含むIPデータグラムが送信先IPアドレスを含むか否かに関する情報は、destination_IP_address_flagフィールドであってもよい。一実施例で、destination_IP_address_flagフィールドが1である場合、IPデータグラムが送信先IPアドレスを含んでいることを示すことができる。
また、実施例に係るアプリケーションシグナリングメッセージの識別子に関連したシグナリングメッセージに含まれたアプリケーションのデータを取得できる経路に関するデータは、特定の周波数又は伝送される伝送フレームでアプリケーション又は関連したデータを送信する放送局固有の識別子を含むことができる。
言い換えると、アプリケーションシグナリングメッセージの識別子に関連したシグナリングメッセージに含まれたアプリケーションのデータを取得できる経路に関するデータは、放送サービス伝送ストリームの識別子を含むことができる。特定の周波数又は伝送される伝送フレームでアプリケーション又は関連したデータを送信する放送局固有の識別子情報は、broadcast_idフィールドであってもよい。
また、実施例に係るアプリケーションシグナリングメッセージの識別子に関連したシグナリングメッセージに含まれたアプリケーションのデータを取得できる経路に関するデータは、source_IP_address_flagフィールドが1の値を有する場合、アプリケーション又は関連したデータを含むIPデータグラムのソースIPアドレスを含むことができる。アプリケーション又は関連したデータを含むIPデータグラムのソースIPアドレス情報は、source_IP_addressフィールドであってもよい。
また、実施例に係るアプリケーションシグナリングメッセージの識別子に関連したシグナリングメッセージに含まれたアプリケーションのデータを取得できる経路に関するデータは、destination_IP_address_flagフィールドが1の値を有する場合、アプリケーション又は関連したデータを含むIPデータグラムの送信先IPアドレスを含むことができる。アプリケーション又は関連したデータを含むIPデータグラムの送信先IPアドレス情報は、destination_IP_addressフィールドであってもよい。
また、実施例に係るアプリケーションシグナリングメッセージの識別子に関連したシグナリングメッセージに含まれたアプリケーションのデータを取得できる経路に関するデータは、アプリケーション又は関連したデータを含むIPデータグラムフローのポートの個数を含むことができる。アプリケーション又は関連したデータを含むIPデータグラムフローのポートの個数情報は、port_num_countフィールドであってもよい。
また、実施例に係るアプリケーションシグナリングメッセージの識別子に関連したシグナリングメッセージに含まれたアプリケーションのデータを取得できる経路に関するデータは、アプリケーション又は関連したデータを含むIPデータグラムUDPポート番号を含むことができる。アプリケーション又は関連したデータを含むIPデータグラムUDPポート番号情報は、destination_UDP_port_numberフィールドであってもよい。
また、実施例に係るアプリケーションシグナリングメッセージの識別子に関連したシグナリングメッセージに含まれたアプリケーションのデータを取得できる経路に関するデータは、アプリケーション又は関連したデータを送信する伝送セッションの識別子を含むことができる。アプリケーション又は関連したデータを送信する伝送セッションは、ALC/LCTセッション及びFLUTEセッションのいずれか一つであってもよい。アプリケーション又は関連したデータを送信する伝送セッションの識別子情報は、tsiフィールドであってもよい。
図53は、本発明の他の実施例に係るapp_delivery_info()フィールドのシンタクスを示す。
実施例に係るアプリケーションシグナリングメッセージの識別子に関連したシグナリングメッセージに含まれたアプリケーションのデータを取得できる経路に関するデータは、アプリケーション又は関連したデータを送信する伝送パケットの識別子を示すことができる。アプリケーション又は関連したデータを送信する伝送パケットは、パケットベース伝送フローに基づくプロトコルに従えばよ い。例えば、パケットベース伝送フローは、MPEGメディア伝送プロトコル(MPEG Media transport protocol)を含むことができる。アプリケーション又は関連したデータを送信する伝送パケットの識別子情報は、packet_idフィールドであってもよい。
図54は、放送サービスを構成する1つ以上のコンポーネントデータを取得できる経路情報を含むコンポーネントロケーションシグナリングを示す。具体的に、図54は、放送サービスを構成する1つ以上のコンポーネントがMPEG DASHのセグメントで表現される場合、DASHセグメントを含むコンポーネントデータを取得できる経路情報を示す。
図55は、図54のコンポーネントロケーションシグナリングの構成を示す図である。
実施例に係るコンポーネントロケーションシグナリングは、放送サービスに関連したMPEG DASH MPDの識別子情報を含むことができる。MPEG DASH MPDの識別子情報は、mpdipフィールドであってもよい。
また、実施例に係るコンポーネントロケーションシグナリングは、mpdipフィールドが示すMPEG DASH MPD内の周期(period)属性(attributes)の識別子を含むことができる。MPEG DASH MPD内の周期(period)属性の識別子情報は、periodidフィールドであってもよい。
また、実施例に係るコンポーネントロケーションシグナリングは、periodidフィールドが示す周期内の再生(representation)属性の識別子を含むことができる。周期内の再生(representation)属性の識別子情報は、ReptnIDフィールドであってもよい。
また、実施例に係るコンポーネントロケーションシグナリングは、ReptnIDフィールドが示す周期内の再生属性に含まれたDASHセグメントを取得できる周波数ナンバーを含むことができる。DASHセグメントを取得できる周波数ナンバーは、RFチャネルナンバーであってもよい。DASHセグメントを取得できる周波数ナンバー情報は、RFChanフィールドであってもよい。
また、実施例に係るコンポーネントロケーションシグナリングは、特定の周波数又は伝送される伝送フレームでDASHセグメントを送信する放送局固有の識別子を含むことができる。DASHセグメントを送信する放送局固有の識別子情報は、Broadcastingidフィールドであってもよい。
また、実施例に係るコンポーネントロケーションシグナリングは、DASHセグメントを伝達する物理層パイプの識別子を含むことができる。物理層パイプは、物理層で伝送されるデータパイプであってもよい。DASHセグメントを伝達する物理層パイプの識別子情報は、DataPipeIdフィールドであってもよい。
また、実施例に係るコンポーネントロケーションシグナリングは、DASHセグメントを含むIPデータグラムの送信先IPアドレスを含むことができる。DASHセグメントを含むIPデータグラムの送信先IPアドレス情報は、IPAddフィールドであってもよい。
また、実施例に係るコンポーネントロケーションシグナリングは、DASHセグメントを含むIPデータグラムのUDPポート番号を含むことができる。DASHセグメントを含むIPデータグラムのUDPポート番号情報は、UDPPortフィールドであってもよい。
また、実施例に係るコンポーネントロケーションシグナリングは、DASHセグメントを含む伝送パケットを伝送するセッションの識別子(transport session identifier)を含むことができる。伝送パケットを伝送するセッションの識別子は、ALC/LCTセッション及びFLUTEセッションの少なくとも一つであってもよい。伝送パケットを伝送するセッションの識別子情報は、TSIフィールドであってもよい。
また、実施例に係るコンポーネントロケーションシグナリングは、DASHセグメントを含む伝送パケットの識別子を含むことができる。伝送パケットの識別子情報は、PacketIdフィールドであってもよい。
図56は、本発明の一実施例において次世代放送システムで放送サービスのサービスに対するシグナリングが含む他の情報を示している。サービスに対するシグナリングは、サービス識別子(id)、サービスタイプ、サービスネーム、チャネルナンバー、タイムベースロケーション、デリバリモード、ブートストラップインフォ、MPD、MPDシグナリングロケーション、コンポーネントシグナリングロケーション、アプリシグナリングロケーション、及び/又はオブジェクトフローに関する情報を含むことができる。
サービス識別子は、サービスを識別する情報を示すことができ、id属性で表現されてもよい。
サービスタイプ情報は、サービスのタイプを示す情報であって、serviceType属性で表現されてもよい。
サービスネーム情報は、サービス名を示す情報であって、serviceName属性で表現されてもよい。
チャネルナンバー情報は、サービスに関連したチャネルナンバーを示す情報であって、channelNumber属性で表現されてもよい。
タイムベースロケーション情報は、タイムベースを取得できる位置を示す情報であって、TimebaseLocationエレメントで表現されてもよい。ここで、タイムベースは、サービスに含まれたコンポーネントを同期化するためのタイムラインを設定するためのメタデータを示す情報を意味することができる
タイムベースロケーション情報に含まれたデリバリモード情報は、タイムベースの伝送モードを示すことができる。
タイムベースロケーション情報に含まれたブートストラップインフォ情報は、上記デリバリモードによるタイムベースのブートストラップ情報を含むことができる。
MPDは、サービスに関連したMPDを示すことができる。
MPDシグナリングロケーション情報は、MPD又はMPD URLに関連したシグナリングを取得できる位置を示すことができる。
MPDシグナリングロケーションに含まれたデリバリモード情報は、MPDロケーションシグナリングの伝送モードを示すことができる。
MPDシグナリングロケーションに含まれたブートストラップインフォ情報は、上記伝送モードによるMPD又はMPD URLのブートストラップ情報を含むことができる。
コンポーネントシグナリングロケーション情報は、サービスに関連したコンポーネントロケーションシグナリング情報を示すことができる。
コンポーネントシグナリングロケーション情報に含まれたデリバリモード情報は、コンポーネントロケーションシグナリングの伝送モードを示すことができる。
コンポーネントシグナリングロケーション情報に含まれたブートストラップインフォ情報は、上記伝送モードによるコンポーネントロケーションシグナリングのブートストラップ情報を含むことができる。
アプリシグナリングロケーション情報は、アプリケーションシグナリングを取得できる位置を示すことができる。
アプリシグナリングロケーション情報に含まれたデリバリモード情報は、アプリケーションシグナリングの伝送モードを示すことができる。
アプリシグナリングロケーション情報に含まれたブートストラップインフォ情報は、上記伝送モードによるアプリケーションシグナリングのブートストラップ情報を含むことができる。
オブジェクトフロー情報は、サービスのコンポーネントを送信する関連オブジェクトフローに関する情報を含むことができる。
図57は、本発明の一実施例に係る次世代放送システムのサービスシグナリングが含む伝送モードを示す図である。
上述したように、伝送モード(deliveryMode)を、各ロケーションエレメント中に属性として含めることができる。伝送モードは、その値によって下記のように区別することができる。
伝送モードの値が0x00である場合、IPv4/IPv6フローがサービスシグナリングメッセージを受信した放送ストリームと同じ放送網(broadcast)又はセルラーネットワークを介して伝送されることを示すことができる。
伝送モードの値が0x01である場合、IPv4/IPv6フローが別の放送網(broadcast)を介して伝送されることを示すことができる。
伝送モードの値が0x02である場合、セッションに基づく(session−based)フローが同じ放送網(broadcast)を介して伝送されることを示すことができる。ここで、セッションに基づくフローとは、実施例によってALC/LCT、FLUTEセッションを意味することができる。
伝送モードの値が0x03である場合、セッションに基づく(session−based)フローが別の放送網(broadcast)を介して伝送されることを示すことができる。ここで、セッションに基づくフローとは、実施例によってALC/LCT、FLUTEセッションを意味することができる。
伝送モードの値が0x04である場合、パケットに基づくフローが同じ放送網(broadcast)を介して伝送されることを示すことができる。ここでパケットに基づくフローとは、実施例によって、MMTパケットベース伝送を意味することができる。
伝送モードの値が0x05である場合、パケットに基づくフローが別の放送網(broadcast)を介して伝送されることを示すことができる。ここでパケットに基づくフローとは、実施例によって、MMTパケットベース伝送を意味することができる。
伝送モードの値が0x06である場合、URLによって位置が指定されることを示すことができる。
伝送モードの値が0x07〜0xFFである場合は、未定の値であり、他の伝送モードを示すために用いることができる。
以上のように、上述したタイムベースロケーション、MPDシグナリングロケーション、コンポーネントシグナリングロケーション、及びアプリシグナリングロケーションエレメントに含まれた情報は、上記伝送モードによって、サービスシグナリングと同じ又は別の経路を通じて伝送されてもよい。
図58は、本発明の一実施例に係る次世代放送システムのサービスシグナリングが含むブートストラップに関する情報を示している。ブートストラップに関する情報は、以下、BootstrapInfo elementと表現することができる。
上述したシグナリングメッセージでいうBootstrapInfo elementは、受信機がタイムベース(time base)情報、MPD又はMPD URL情報、コンポーネントシグナリング(component signaling)情報、アプリシグナリング(application signaling)情報などを取得できるようにする情報を含むことができる。すなわち、上述したように、ブートストラップインフォ(BootstrapInfo)を各ロケーションエレメント中に含めることができる。したがって、BootstrapInfoエレメントは、IPアドレス、ポート(port)ナンバー、伝送セッション識別子(Transport Session Identifier)、及び/又は関連したパケット識別子(packet Identifier)などの情報を含むことができる。
詳しくは、ブートストラップインフォエレメントは、RFchannel、broadcastID、datapipeID(PLPID)、sourceIP、destinationIP、destinationPort、tsi、URL及び/又はpacketidなどの属性を含むことができる。ブートストラップインフォエレメントに含まれる情報は、ブートストラップインフォエレメントの属したロケーションエレメントに含まれた伝送モードによって変更されてもよい。
RFchannel属性は、放送ストリームを伝達する無線周波数チャネルに関する情報を含むことができる。
broadcastID属性は、放送ストリームを送信する放送会社に対する識別情報を示すことができる。
datapipeID(PLPID)属性は、IPデータグラムを伝達する物理層データパイプ(physical layer data pipe)の識別子を示すことができる。datapipeIDは、PLPIDと表示することができ、PLPIDは、物理層パイプ(physical layer pipe)の識別子を示すことができる。
sourceIP属性は、関連したデータを含むIPデータグラムのソースアドレスを示すことができる。
destinationIP属性は、関連したデータを含むIPデータグラムの送信先アドレスを示すことができる。
destinationPort属性は、関連したデータを含むIPデータグラムの送信先ポートナンバーを示すことができる。
tsi属性は、関連したデータを含む伝送パケット(transport packets)を伝達する伝送セッションの識別子を示すことができる。
URL属性は、関連したデータを取得できるURLを示すことができる。
packetidは、関連したデータを含む伝送パケット(transport packets)の識別子を示すことができる。
以下、図59では、図56に示す放送サービスに対するシグナリングが含む情報のうち、objectFlowエレメントについて説明する。
図59には、オブジェクトフローに対するシグナリングが含む情報を示す。各オブジェクトフローは、サービスを構成する1つ以上のコンポーネントを送信するフローであってもよい。したがって、1つのサービスは1つ以上のオブジェクトフローに関する情報を含むことができる。
オブジェクトフローは、id、objectFormat、contentType及び/又はcontentEncoding属性を含むことができる。また、オブジェクトフローは、Fileエレメントを含むことができ、Fileエレメントは、contentLocation及び/又はTOI属性を含むことができる。また、オブジェクトフローは、FileTemplateエレメントを含むことができ、FileTemplateエレメントは、contentLocTeplate、startTOI、endTOI及び/又はscale属性を含むことができる。また、オブジェクトフローは、ObjectGroupエレメントを含むことができ、ObjectGroupエレメントは、contentLocation、startTOI及び/又はendTOI属性を含むことができる。また、オブジェクトフローは、上述したBootstrapInfoエレメントを含むことができる。
idは、オブジェクトフローの識別子を示すことができる。DASHセグメントが当該オブジェクトフローで伝送される場合、idは、MPD識別子、period識別子及びDASH representation識別子の結合と同一であってもよい。
objectFormatは、上述したように、オブジェクトフローに含まれたオブジェクトのフォーマットを示すことができる。
contentTypeは、オブジェクトフローのためのメディアコンテンツコンポーネントタイプを示すことができる。
contentEncodingは、オブジェクトフローで伝達されるオブジェクトのエンコーディング方式を示すことができる。
Fileエレメントは、Fileに関する情報を含むことができる。
FileエレメントのcontentLocationは、ファイルを取得できる位置を示すことができる。オブジェクトフローでDASHセグメントが伝達される場合、contentLocationはDASHセグメントURLと同一であってもよい。
FileエレメントのTOI属性は、transport object identifierであって、伝送オブジェクトの識別子を示すことができる。
FileTemplateエレメントは、ファイル書式に関する情報を含むことができる。
FileTemplateエレメントのcontentLocTeplateは、ファイルを取得できる位置を生成するために用いられる書式を示すことができる。
FileTemplateエレメントのstartTOIは、オブジェクトフローで伝達される最初のTOIを示すことができる。
FileTemplateエレメントのendTOIは、オブジェクトフローで伝達される最後のTOIを示すことができる。
FileTemplateエレメントのscale属性は、オブジェクトフロー内のTOI値間のスケールに関する情報を示すことができる。
ObjectGroupエレメントは、オブジェクトフローで伝達される伝送オブジェクトのグループに関する情報を含むことができる。
ObjectGroupエレメントのcontentLocationは、オブジェクトグループに関連したコンテンツの位置を示すことができる。
ObjectGroupエレメントのstartTOIは、オブジェクトグループで伝達される最初のTOIを示すことができる。
ObjectGroupエレメントのendTOIは、オブジェクトグループで伝達される最後のTOIを示すことができる。
BootstrapInfoエレメントは、オブジェクトフローのブートストラップ情報を含むことができる。
図59の実施例に係るオブジェクトフローに対するシグナリングが含む情報のうち、objectFormat属性は、オブジェクトフロー上で伝達されるオブジェクトが含むペイロードの形態に関する情報を含むことができる。第1の実施例でオブジェクトフロー上におけるオブジェクトフォーマット属性は、フローに含まれたペイロードが非実時間を支援するための一般ファイルを含むことを示すことができる。第1の実施例に係るオブジェクトフォーマットはgeneric fileであってもよい。
第2の実施例でオブジェクトフロー上におけるオブジェクトフォーマット属性は、フローに含まれたペイロードが実時間ストリーミングを支援するためのデータファイルを含むことを示すことができる。例えば、第2の実施例のオブジェクトフォーマット属性は、ISOBMFF形態のDASHセグメントを示すことができる。第3の実施例でオブジェクトフロー上におけるオブジェクトフォーマット属性は、フローに含まれたペイロードが実時間ストリーミングを支援するためにHTTPエンティティ(entity)形態で表現されたデータファイルを含むことを示すことができる。HTTPエンティティは、HTTPによるコンテンツを伝送する一個体であってもよい。
以下、図60では、図59に示したオブジェクトフローに対するシグナリングが含む情報のうち、ファイル書式(File Template)エレメントについて説明する。
図60には、本発明の一実施例でファイル書式(File Template)を表現するための情報の組合せを示す。ファイル書式は、Representation@id及びsegment numberを組み合わせて表現することができる。例えば、DASHセグメントが伝送される場合、図60に示すように、Representation@id及びsegment numberを組み合わせて、各ファイルに対するコンテンツロケーションの情報を動的に生成することができる。結果的に、放送受信装置は、動的に生成されたコンテンツロケーション情報によって、特定コンポーネントを含む伝送パケットのフローを効果的に取得することができる。
図61には、本発明の一実施例に係るサービスシグナリングが含むオブジェクトフローを示す。
オブジェクトフローは、図59で説明したオブジェクトフォーマット属性に加えてデフォルト属性(@isDefault)を含むことができる。すなわち、オブジェクトフローは、id、objectFormat、contentType、contentEncoding及び/又はisDefault属性を含むことができる。また、オブジェクトフローは、Fileエレメントを含むことができ、Fileエレメントは、contentLocation及び/又はTOI属性を含むことができる。また、オブジェクトフローは、FileTemplateエレメントを含むことができ、FileTemplateエレメントは、contentLocTeplate、startTOI、endTOI及び/又はscale属性を含むことができる。また、オブジェクトフローは、ObjectGroupエレメントを含むことができ、ObjectGroupエレメントは、contentLocation、startTOI及び/又はendTOI属性を含むことができる。また、オブジェクトフローは、上述したBootstrapInfoエレメントを含むことができる。
idは、オブジェクトフローの識別子を示すことができる。DASHセグメントが当該オブジェクトフローで伝送される場合、idは、MPD識別子、period識別子及びDASH representation識別子の結合と同一であってもよい。
objectFormatは、上述したように、オブジェクトフローに含まれたオブジェクトのフォーマットを示すことができる。
contentTypeは、オブジェクトフローのためのメディアコンテンツコンポーネントタイプを示すことができる。
contentEncodingは、オブジェクトフローで伝達されるオブジェクトのエンコーディング方式を示すことができる。
isDefaultは、オブジェクトフロー上で伝達されるオブジェクトが含むペイロードがデフォルトとして使われるコンポーネントデータを含むか否かを示すことができる。例えば、受信機がDASH MPDなどの付加的なシグナリング情報の受信及び処理無しで当該オブジェクトフローで伝達されるコンポーネントデータを基本的に受信及び再生するか否かを示すことができる。
Fileエレメントは、Fileに関する情報を含むことができる。
FileエレメントのcontentLocationは、ファイルを取得できる位置を示すことができる。オブジェクトフローでDASHセグメントが伝達される場合、contentLocationは、DASHセグメントURLと同一であってもよい。
FileエレメントのTOI属性は、transport object identifierであって、伝送オブジェクトの識別子を示すことができる。
FileTemplateエレメントは、ファイル書式に関する情報を含むことができる。
FileTemplateエレメントのcontentLocTeplateは、ファイルを取得できる位置を生成するために用いられる書式を示すことができる。
FileTemplateエレメントのstartTOIは、オブジェクトフローで伝達される最初のTOIを示すことができる。
FileTemplateエレメントのendTOIは、オブジェクトフローで伝達される最後のTOIを示すことができる。
FileTemplateエレメントのscale属性は、オブジェクトフロー内のTOI値間のスケールに関する情報を示すことができる。
ObjectGroupエレメントは、オブジェクトフローで伝達される伝送オブジェクトのグループに関する情報を含むことができる。
ObjectGroupエレメントのcontentLocationは、オブジェクトグループに関連したコンテンツの位置を示すことができる。
ObjectGroupエレメントのstartTOIは、オブジェクトグループで伝達される最初のTOIを示すことができる。
ObjectGroupエレメントのendTOIは、オブジェクトグループで伝達される最後のTOIを示すことができる。
BootstrapInfoエレメントは、オブジェクトフローのブートストラップ情報を含むことができる。
図62には、本発明の一実施例において次世代放送システムで放送サービスのシグナリングが含む他の情報を示す。既存のFLUTEクライアントの場合、FDT(File Description Table)を受信した後、放送受信装置がFDTによるファイルを受信することができた。しかし、この方案は、実時間放送サービスによってファイルを伝送及び受信するには不都合がある。言い換えると、FLUTEプロトコルは単方向伝送プロトコルであって、実時間放送サービスには向いていない。このため、本発明の一実施例は、サービスシグナリングがFDT情報を含むことができる。
具体的に、図62に示すように、本発明の一実施例に係るFDTInstansceエレメントは、@id属性(element)を含むことができる。@id属性は、FDTインスタンスの特定識別子を示すことができる。したがって、放送受信装置は、@id属性からFDTインスタンスを識別し、FDTインスタンスを動的に生成することができる。また、放送受信装置は、生成したFDTインスタンスによってファイル形態で表現された実時間ストリーミングデータを受信及び処理することができる。
また、本発明の一実施例に係るFDTInstansceエレメントは、@Expires属性を含むことができる。@Expries属性は、FDTInstanceの満了時間に関する情報を含むことができる。したがって、放送受信装置100は、@Expries属性によって、満了したFDTIntanceを廃棄することができる。
また、本発明の一実施例に係るFDTInstansceエレメントは、@Complete属性を含むことができる。一実施例で、@Complete属性がtrue値を有する場合、@Complete属性は、同じセッション内で提供される将来のFDTInstanceが新しいデータを含んでいないことを示すことができる。
また、本発明の一実施例に係るFDTInstansceエレメントは、@Content−Location属性を含むことができる。@Content−Location属性は、有効なURIを割り当てることができる。
また、本発明の一実施例に係るFDTInstansceエレメントは、@TOI属性を含むことができる。@TOI属性は、有効なTOI値が必ず割り当てられる必要がある。
また、本発明の一実施例に係るFDTInstansceエレメントは、@Content−Length属性を含むことができる。@Content−Length属性は、ファイルコンテンツの実際長さ情報であってもよい。
また、本発明の一実施例に係るFDTInstansceエレメントは、@Transfer−Length属性を含むことができる。@Transfer−Length属性は、ファイルコンテンツの伝送長さ情報であってもよい。
また、本発明の一実施例に係るFDTInstansceエレメントは、@Content−Encoding属性を含むことができる。@Content−Encoding属性は、ファイルコンテンツのエンコーディング情報であってもよい。
また、本発明の一実施例に係るFDTInstansceエレメントは、@Content−Type属性を含むことができる。@Content−Type属性は、ファイルコンテンツのタイプ情報であってもよい。
図63は、本発明の一実施例に係るセッションレベルの伝送セッション情報のためのシグナリング情報を示す。LCTベースのプロトコルを用いて実時間又は非実時間コンテンツを伝送する場合、TSIDのような、セッションレベルの伝送セッション情報記述のためのシグナリング情報を用いることができる。TSIDは、伝送コンテンツと同じ帯域内(in−band)或いは異なる経路を用いる帯域外(out−of−band)などの様々な方法及び経路でシグナリングメッセージの一部で伝送することができる。
TSIDは、transport session instance descriptorの略語であり、伝送セッションに関する詳細情報を含むデスクリプタを示すことができる。
TSIDは、各伝送セッションに対して、tsi属性、SourceFlowで伝送されるPayloadForamtエレメント、及び/又はRepairFlowを含むことができる。また、PayloadForamtエレメントは、codePoint、protocol、deliveryObjectFormat、realtime、isobmff及び/又はpacketheadersize属性を含むことができる。また、PayloadForamtエレメントは、EFID及び/又はApplicationIdentifierエレメントを含むことができる。
tsiは、伝送セッション識別子を示すことができる。
codePointは、ペイロードに対して定義されたコードポイント値を示すことができる。この値は、LCTヘッダーのCPフィールドの値を示すことができる。
protocolは、現在payloadの伝送プロトコルを示す。すなわち、protocolは、ペイロードレベルで各ペイロードに対する伝送プロトコルを定義することができる。LCTベースの伝送プロトコルには様々なものが存在してもよく、それぞれに整数値を割り当ててその種類を識別することができる。一例として、0の場合はALCを、1の場合はROUTEを識別することができる。また、その他のプロトコル及び将来定義される新しいプロトコルに対しても、同様の方法の識別方法を適用することができる。また、上記の実施例では、@codepointに割り当てられた値と一致するcodepoint値を有するLCTパケット単位で別個の@protocol値を割り当てることができ、よって、一つの伝送セッション内で様々なプロトコルを用いたコンテンツの伝送が可能である。
deliveryObjectFormatは、伝送オブジェクトのペイロードフォーマットを示すことができる。
realtimeは、LCTパケットが実時間サービスのためのコンポーネントデータを含んでいるかを示すことができる。実時間サービスのためのコンポーネントデータを含んでいる場合、当該伝送オブジェクトのプレゼンテーションタイムを表現するNTPタイムスタンプ(NTP timestamps)を含む拡張ヘッダーを含むか否かを示すことができる。
isobmffは、伝送オブジェクトがISOBMFFボックスのシーケンスであるか、MPDによって参照されたDASHオブジェクトであるか、又はMMTのMPUモードによってフラグメントされたISOBMFFボックスのシーケンスであるかを示すことができる。
packetheadersizeは、ルートパケット(route packet)ヘッダーのサイズを示すことができる。
EFIDは、ファイル伝送データに関する詳細情報を含むことができる。
ApplicationIdentifierは、伝送セッションで伝達されるアプリケーションにマップ可能な付加情報を提供することができる。例えばDASHコンテンツのRepresentationIDを示すことができる。
図64は、本発明の他の実施例に係るセッションレベルの伝送セッション情報のためのシグナリング情報を示す。LCTベースのプロトコルを用いて実時間又は非実時間コンテンツを伝送する場合、TSIDのような、セッションレベルの伝送セッション情報記述のためのシグナリング情報を用いることができる。TSIDは、伝送コンテンツと同じ帯域内(in−band)或いは異なる経路を用いる帯域外(out−of−band)などの様々な方法及び経路でシグナリングメッセージの一部で伝送することができる。
一つの伝送セッション内で伝送されるパケットのプロトコルがいずれも同一である場合、TSIDは、次のような構造で示すことができる。すなわち、protocol属性はTransportSessionレベルに存在でき、tsi属性のTSI値を有するセッションの全パケットが、protocol属性に割り当てられた値に該当するプロトコルで伝送されることを示すことができる。
TSIDは、各伝送セッションに対して、tsi属性、SourceFlowのprotocol属性、PayloadForamtエレメント、及び/又はRepairFlowを含むことができる。また、PayloadForamtエレメントは、codePoint、deliveryObjectFormat、realtime、isobmff及び/又はpacketheadersize属性を含むことができる。また、PayloadForamtエレメントは、EFID及び/又はApplicationIdentifierエレメントを含むことができる。
tsiは、伝送セッション識別子を示すことができる。
protocolは、現在payloadの伝送プロトコルを示す。LCTベースの伝送プロトコルには様々なものが存在してもよく、それぞれに整数値を割り当ててその種類を識別することができる。一例として、0の場合はALC、1の場合はROUTEを識別することができる。また、その他のプロトコル及び将来定義される新しいプロトコルに対しても、同様の方法の識別方法を適用することができる。また、上記の実施例では、一つの伝送セッション内に含まれた全パケットに対して、同一のプロトコルを用いたコンテンツの伝送が可能である。
codePointは、ペイロードに対して定義されたコードポイント値を示すことができる。この値は、LCTヘッダーのCPフィールドの値を示すことができる。
deliveryObjectFormatは、伝送オブジェクトのペイロードフォーマットを示すことができる。
realtimeは、LCTパケットが伝送オブジェクトのプレゼンテーションタイムを表現するNTPタイムスタンプ(NTP timestamps)を含む拡張ヘッダーを含むか否かを示すことができる。
isobmffは、伝送オブジェクトがISOBMFFボックスのシーケンスであるか、MPDによって参照されたDASHオブジェクトであるか、又はMMTのMPUモードによってフラグメントされたISOBMFFボックスのシーケンスであるかを示すことができる。
packetheadersizeは、ルートパケットヘッダーのサイズを示すことができる。
EFIDは、ファイル伝送データに関する詳細情報を含むことができる。
ApplicationIdentifierは、伝送セッションで伝達されるアプリケーションにマップ可能な付加情報を提供することができる。例えば、DASHコンテンツのRepresentationIDを示すことができる。
図65は、本発明の一実施例に係る放送受信装置の動作手順を示すフローチャートである。
放送受信装置の受信部は、サービスシグナリングメッセージが含まれた伝送プロトコルパケットを受信する(S101)。受信部は、インターネットプロトコル通信部及び放送受信部を含むことができる。サービスシグナリングメッセージは、放送サービス及びメディアコンテンツのうち少なくとも一つをシグナルするための情報であってもよい。一実施例で、伝送プロトコルはインターネットプロトコル(IP)であってもよい。また、一実施例で、サービスシグナリングメッセージは、バイナリフォーマット及びXMLフォーマットの少なくとも一つで表現されてもよい。伝送プロトコルパケットは、シグナリングメッセージヘッダー及びシグナリングメッセージを含むことができる。
放送受信装置の制御部は、受信した伝送プロトコルパケットからサービスシグナリングメッセージを抽出する(S103)。具体的に、伝送プロトコルパケットをパースしてサービスシグナリングメッセージを抽出することができる。制御部は、階層化された伝送プロトコルパケットからインターネットプロトコルデータグラムを取得することができる。取得したインターネットプロトコルデータグラムは、サービスシグナリングメッセージを含むことができる。
放送受信装置の制御部は、サービスシグナリングメッセージから放送サービスの提供のための情報を取得する(S105)。放送サービスの提供のための情報は、サービスシグナリングメッセージの一部であってもよい。
一実施例で、放送サービスを提供するための情報は、コンテンツのための一連の時間情報であるタイムラインに対するメタデータを含むタイムベースのためのサービス情報であってもよい。
他の実施例で、放送サービスを提供するための情報は、適応型メディアストリーミングにおいてコンテンツを構成するセグメントの取得のための詳細情報のためのサービス情報であってもよい。適応型メディアストリーミングにおいてコンテンツを構成するセグメントの取得のための詳細情報はMPD(Media Presentation Description)であってもよい。
他の実施例で、放送サービスを提供するための情報は、放送サービスにおいてコンテンツを構成するコンポーネントデータの取得経路のためのサービス情報であってもよい。コンポーネントデータは、放送サービス又はコンテンツを構成する個体であってもよい。このとき、コンポーネントデータの取得経路情報は、コンポーネントデータを伝達する物理層パイプの識別情報であってもよい。階層化された伝送プロトコルパケットは、物理層で伝達される物理層パイプを含むことができる。物理層パイプは複数個存在してもよい。したがって、複数の物理層パイプの中から、取得しようとするコンポーネントデータを含む物理層パイプを識別する必要がある。
他の実施例で、放送サービスを提供するための情報は、放送サービスで使用するアプリケーションのためのシグナリングメッセージのためのサービス情報であってもよい。このとき、アプリケーションのためのシグナリングメッセージのためのサービス情報は、アプリケーションを送信する放送局の識別子情報、アプリケーションを含むインターネットプロトコルデータグラムのソースIPアドレス、アプリケーションを含むインターネットプロトコルデータグラムの送信先IPアドレス、上記アプリケーションを含むインターネットプロトコルデータグラムのユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol;UDP)のポート番号、上記アプリケーションを送信する伝送セッションの識別子情報、及び上記アプリケーションを送信するパケットの識別子情報の少なくとも一つであってもよい。
他の実施例で、放送サービスを提供するための情報は、放送サービスで使用するサービスのためのシグナリングメッセージのためのサービス情報であってもよい。このとき、サービスは一つのコンテンツであってもよい。
他の実施例で、放送サービスを提供するための情報は、放送サービスのコンポーネントを伝達するフローのためのサービス情報であってもよい。
図66は、本発明の一実施例に係る放送送信装置の動作手順を示すフローチャートである。
放送伝送装置の制御部は、放送サービスの提供のための情報をサービスシグナリングメッセージに挿入する(S201)。一実施例で、放送伝送装置の制御部は、放送サービスの提供のための情報をXML形態でサービスシグナリングメッセージに挿入することができる。他の実施例で、放送伝送装置の制御部は、放送サービスの提供のための情報をバイナリ形態でサービスシグナリングメッセージに挿入することができる。
放送伝送装置の制御部は、放送サービスの提供のための情報が挿入されたサービスシグナリングメッセージを伝送プロトコルパケットにパケット化(packetizing)する(S203)。このとき、伝送プロトコルは、セッションベース伝送プロトコル(ALC/LCT、FLUTE)及びパケットベース伝送プロトコル(MPEG−2TS、MMT)のいずれか一つであってもよい。
放送伝送装置の発信部は、サービスシグナリングメッセージがパケット化された伝送プロトコルパケットを特定の伝送モードで放送受信装置に伝送する(S205)。
一実施例で、放送サービスを提供するための情報は、コンテンツのための一連の時間情報であるタイムラインに対するメタデータを含むタイムベースのためのサービス情報であってもよい。
他の実施例で、放送サービスを提供するための情報は、適応型メディアストリーミングにおいてコンテンツを構成するセグメントの取得のための詳細情報のためのサービス情報であってもよい。適応型メディアストリーミングにおいてコンテンツを構成するセグメントの取得のための詳細情報は、MPD(Media Presentation Description)であってもよい。
他の実施例で、放送サービスを提供するための情報は、放送サービスにおいてコンテンツを構成するコンポーネントデータの取得経路のためのサービス情報であってもよい。コンポーネントデータは、放送サービス又はコンテンツを構成する個体であってもよい。このとき、コンポーネントデータの取得経路情報は、コンポーネントデータを伝達する物理層パイプの識別情報であってもよい。階層化された伝送プロトコルパケットは、物理層で伝達される物理層パイプを含むことができる。物理層パイプは複数個存在してもよい。したがって、複数の物理層パイプの中から、取得しようとするコンポーネントデータを含む物理層パイプを識別する必要がある。
他の実施例で、放送サービスを提供するための情報は、放送サービスで使用するアプリケーションのためのシグナリングメッセージのためのサービス情報であってもよい。このとき、アプリケーションのためのシグナリングメッセージのためのサービス情報は、アプリケーションを送信する放送局の識別子情報、アプリケーションを含むインターネットプロトコルデータグラムのソースIPアドレス、アプリケーションを含むインターネットプロトコルデータグラムの送信先IPアドレス、上記アプリケーションを含むインターネットプロトコルデータグラムのユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol;UDP)のポート番号、上記アプリケーションを送信する伝送セッションの識別子情報、及び上記アプリケーションを送信するパケットの識別子情報の少なくとも一つであってもよい。
他の実施例で、放送サービスを提供するための情報は、放送サービスで使用するサービスのためのシグナリングメッセージのためのサービス情報であってもよい。このとき、サービスは一つのコンテンツであってもよい。
他の実施例で、放送サービスを提供するための情報は、放送サービスのコンポーネントを伝達するフローのためのサービス情報であってもよい。
本発明の一実施例は、地上波放送網とインターネット網との連動ベースの次世代ハイブリッド放送を支援する放送伝送装置、放送伝送装置の動作方法、放送受信装置及び放送受信装置の動作方法を提供する。
特に、本発明の一実施例は、次世代放送システムにおけるサービスシグナリングメッセージのペイロードフォーマットを利用する放送伝送装置、放送伝送装置の動作方法、放送受信装置及び放送受信装置の動作方法を提供する。
特に、本発明の一実施例は、次世代放送システムで放送サービスシグナリングを利用する放送伝送装置、放送伝送装置の動作方法、放送受信装置及び放送受信装置の動作方法を提供する。
特に、本発明の一実施例は、次世代放送システムで放送サービスのコンポーネント取得経路に対するシグナリングを利用する放送伝送装置、放送伝送装置の動作方法、放送受信装置及び放送受信装置の動作方法を提供する。
特に、本発明の一実施例は、次世代放送システムで放送サービスのコンポーネントの伝送フローに対するシグナリングを利用する放送伝送装置、放送伝送装置の動作方法、放送受信装置及び放送受信装置の動作方法を提供する。
以上実施例に説明した特徴、構造、効果などは本発明の少なくとも一つの実施例に含まれるものであり、必ずしも一つの実施例に限定されるものではない。なお、各実施例で例示した特徴、構造、効果などは、実施例の属する分野における通常の知識を有する者にとって他の実施例に対して組合せ又は変形して実施することも可能である。したがって、それらの組合せ又は変形に関する内容も、本発明の範囲に含まれるものとして解釈しなければならない。
以上、実施例を中心に説明してきたが、これは単なる例示であり、本発明を限定するものではない。したがって、本発明の属する分野における通常の知識を有する者にとって本実施例の本質的な特性を逸脱しない範囲で、以上に例示していない様々な変形及び応用が可能であることは明らかである。例えば、実施例に具体的に示した各構成要素を変形して実施することも可能であろう。そして、このような変形と応用に関係する差異点は、添付する特許請求の範囲で規定する本発明の範囲に含まれるものとして解釈すべきであろう。