JP2017518103A - 解放可能部材を有する医療機器 - Google Patents

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Abstract

解放可能部材を有する医療機器が記載されている。解放可能部材を有する医療機器を使用する方法も記載されている。ある例示的な医療機器は、長尺部材(12)と、中間部材(14)と、シース(16)と、キャップ(18)とを含む。中間部材(14)、シース(16)、およびキャップ(18)の各々は、長尺部材(12)に解放可能に配置される。

Description

本開示は、概して、医療機器の分野に関する。具体的な実施形態は、解放可能部材を有する医療機器と、解放可能部材を有する医療機器を使用する方法とに関する。
唾液腺をはじめとする体内通路を治療するための様々な医療機器が開発されている。例えば、処置施行中に体内通路内に、その体内通路へのアクセスを提供するために挿入可能ないくつかの医療機器が開発されてきた。しかしながら、体内通路に挿入可能であり、治療中にアクセスを提供するために使用可能な改良された医療機器に対するニーズがある。
本明細書には医療機器が記載されている。医療機器のある例示的実施形態は、長尺部材と、中間部材と、キャップと、シースとを含む。長尺部材は、近位部分と、近位部分から延びるシャフトとを有する。近位部分は、第一の外径を有する。シャフトは、近位部分に取り付けられた第一の近位端と、第一の遠位端とを有する。シャフトは、近位部分の第一の外径より小さい第二の外径を有する。中間部材は、長尺部材に解放可能に取り付けられ、かつシャフトに解放可能に配置される。中間部材は、第二の近位端と、第二の遠位端と、第三の外径と、中間部材ルーメンを画定する中間部材本体とを有する。第三の外径は、近位部分の第一の外径より大きい。中間部材ルーメンは、近位部分の第一の外径より小さい第一の内径を有する。キャップは、中間部材に解放可能に取り付けられ、かつシャフトに解放可能に配置される。キャップは、第三の近位端と、第三の遠位端と、キャップルーメンを画定するキャップ本体とを有する。シースは、部分的に中間部材とキャップとの間に配置され、かつシャフトに配置される。シースは、第四の近位端と、第四の遠位端と、シースの第四の近位端における第一のシース開口部、シースの第四の遠位端における第二のシース開口部、および第一のシース開口部から第二のシース開口部まで延びるシースルーメンを画定するシース本体とを有する。第一のシース開口部は、中間部材ルーメンの第一の内径より大きい第二の内径を有する。
医療機器の他の例示的実施形態は、長尺部材と、中間部材と、キャップと、シースとを含む。長尺部材は、近位部分と、近位部分から延びるシャフトとを有する。近位部分は、第一の外径を有する。シャフトは、近位部分に取り付けられた第一の近位端と、第一の遠位端とを有する。シャフトは、近位部分の第一の外径より小さい第二の外径を有する。中間部材は、長尺部材に解放可能に取り付けられ、かつシャフトに解放可能に配置される。中間部材は、第二の近位端と、第二の遠位端と、第三の外径と、外面と、中間部材ルーメンを画定する中間部材本体とを有する。第三の外径は、近位部分の第一の外径より大きい。外面は、第一のテーパ部分を有する。中間部材ルーメンは、近位部分の第一の外径より小さい第一の内径を有する。キャップは、中間部材に解放可能に取り付けられ、かつシャフトに解放可能に配置される。キャップは、第三の近位端と、第三の遠位端と、内面と、キャップルーメンを画定するキャップ本体とを有する。内面は、第二のテーパ部分を有する。キャップは、第一の材料で形成される。シースは、中間部材の第一のテーパ部分と、キャップの第二のテーパ部分との間に配置され、かつ中間部材の第一のテーパ部分およびキャップの第二のテーパ部分と接触する。シースは、シャフトに配置され、かつ第四の近位端と、第四の遠位端と、テーパ近位部分と、シースの第四の近位端における第一のシース開口部、シースの第四の遠位端における第二のシース開口部、および第一のシース開口部から第二のシース開口部まで延びるシースルーメンを画定するシース本体とを有する。第一のシース開口部は、中間部材ルーメンの第一の内径より大きい第二の内径を有する。シースは、第一の材料より相対的に柔軟な第二の材料で形成される。中間部材の第一のテーパ部分は、シースルーメン内に配置される。
医療機器の他の例示的実施形態は、長尺部材と、中間部材と、キャップと、シースとを含む。長尺部材は、近位部分と、近位部分から延びるシャフトとを有する。近位部分は、第一の外径を有する。シャフトは、長さ方向軸と、近位部分に取り付けられた第一の近位端と、第一の遠位端と、外面と、突出部とを有する。シャフトは、近位部分の第一の外径より小さい第二の外径を有する。突出部は、シャフトの外面上に配置され、かつシャフトの長さ方向軸から離れて延びる。突出部は、第一の近位端と第一の遠位端との間に配置される。中間部材は、長尺部材に解放可能に取り付けられ、かつシャフトに解放可能に配置される。中間部材は、長さ方向軸と、第二の近位端と、第二の遠位端と、第三の外径と、外面と、内面と、中間部材ルーメン、ねじ山、および凹部を画定する中間部材本体とを有する。第三の外径は、近位部分の第一の外径より大きい。外面は、第一のテーパ部分を有する。中間部材ルーメンは、近位部分の第一の外径より小さい第一の内径を有する。中間部材のねじ山は、中間部材の外面に画定される。凹部は、内面上に画定され、かつ中間部材の長さ方向軸から離れて延びる。キャップは、中間部材に解放可能に取り付けられ、かつシャフトに解放可能に配置される。キャップは、第三の近位端と、第三の遠位端と、内面と、キャップルーメンおよびねじ山を画定するキャップ本体とを有する。内面は、第二のテーパ部分を有する。キャップは、第一の材料から形成される。キャップのねじ山は、キャップの内面に画定される。キャップのねじ山は、中間部材本体により画定されるねじ山と嵌合するような大きさであり、かつそのように構成される。シースは、中間部材の第一のテーパ部分と、キャップの第二のテーパ部分との間に配置され、かつ中間部材の第一のテーパ部分およびキャップの第二のテーパ部分と接触する。シースは、シャフトに配置され、かつ第四の近位端と、第四の遠位端と、テーパ近位部分と、シースの第四の近位端における第一のシース開口部、シースの第四の遠位端における第二のシース開口部、および第一のシース開口部から第二のシース開口部まで延びるシースルーメンを画定するシース本体とを有する。第一のシース開口部は、中間部材ルーメンの第一の内径より大きい第二の内径を有する。シースは、第一の材料より相対的に柔軟な第二の材料で形成される。中間部材の第一のテーパ部分は、シースルーメン内に配置される。シャフトの突出部は、中間部材により画定される凹部内に配置される。
医療機器のある実施形態の側面図である。 図1に示される医療機器の分解側面図である。 図1に示される領域Aの拡大図である。 図1に示される医療機器のキャップおよびシースの部分側面図である。シースは途中まで配置された状態で示されている。 医療機器の他の実施形態の分解側面図である。 医療機器の他の実施形態の分解側面図である。 図6に示される医療機器の断面図である。 医療機器の他の実施形態の分解側面図である。中間部材は第一の状態にある。 図8に示される医療機器の部分断面図である。中間部材は第二の状態にある。 例示的な治療方法のフローチャート表現である。 代替的な中間部材の側面図である。
以下の詳細な説明および添付の図面は、解放可能な部材を有する医療機器の様々な例示的実施形態を説明し、示している。それに加えて、例示的な治療方法が説明され、示されている。これらの例の説明および図面は、当業者が医療機器を製造および使用し、かつ/または医療機器を使用した治療方法を実行することができるようにするために提供されている。これらは、決して特許請求の範囲を限定しようとするものではない。
「例えば」、「など」、「例として」、「例において」および「または」ならびに文法的にそれに関係する用語の使用は、特に断りがないかぎり、限定せずに非排他的な代替物を示している。「任意選択により」および文法的にそれに関係する用語の使用は、それに続いて記載されている要素、事象、特徴、または状況が存在または発生してもしなくてもよく、その記載が前記要素、事象、特徴、または状況が発生する状況と、それが発生しない状況とを含むことを意味する。「取り付けられた」の使用は、2つ以上の要素および/または機器との固定された、解放可能な、または一体化された関係を指す。そのため、「取り付けられた」という用語は、2つ以上の要素および/または装置を解放可能に取り付けること、または固定して取り付けることを含む。本明細書で使用されるかぎり、「近位」および「遠位」という用語は、記載されている具体的な要素または特徴の、軸方向の反対側の端を説明する。「径」の使用は、ある物体、要素、または特徴の中心を通る側部から側部まで延びる直線の長さを指し、その物体、要素、または特徴の何れの構造形状も示さない。「直方体」という用語またはその変形は、要素または構成要素の各面が正方形であることを要求せず、唯一の要求事項は、その要素または構成要素が仮想的または実際に相互に直角の6つの面を有することである。「体内通路」または「身体通路」という用語は、人を含むがそれに限定されない動物の体内のあらゆる通路を指し、長い通路を含む。「唾液腺」という用語は、唾液腺導管、顎下腺管、および/または舌下腺管を指す。「尿路」という用語は、腎臓、腎盂、尿管、膀胱、尿道、および/または泌尿器系の他のあらゆる部分を指す。「医薬品」という用語は、あらゆる流体、薬、薬剤、治療薬、および/または患者の治療に使用される他のあらゆる物質を指す。
図1、2、3、および4は医療機器10を示し、これは長尺部材12と、中間部材14と、シース16と、キャップ18とを含む。医療機器10は、近位端20と、遠位端22とを有する。図1に示されているように、組み立てられた状態では、中間部材14と、シース16と、キャップ18の各々とが長尺部材12に解放可能に配置される。それに加えて、組み立てられた状態で、中間部材14は長尺部材12に解放可能に取り付けられ、キャップ18は中間部材14に解放可能に取り付けられ、シース16は、中間部材14とキャップ18との間に解放可能に取り付けられる。
図の実施形態において、長尺部材12は近位端24と、遠位端26と、長さ27と、近位部分30およびシャフト32を画定する本体28とを有する。長尺部材12の長さ27は、長尺部材12の近位端24から遠位端26まで延びる。
近位部分30は、近位端34と、遠位端36と、第一の外径37と、第二の外径39とを有する。近位部分は、近位部分30の近位端34から遠位端36まで延びる長さ35を有する。第一の外径37は、近位部分30の遠位端36に配置され、第二の外径39は、近位部分30の近位端34に配置される。第一の外径37は、第二の外径39より大きい。長尺部材12の本体28は、近位部分30の第一の部分38にわたって第一の外径37を、また近位部分30の第二の部分40にわたって第二の外径39を画定する。第一の部分38は遠位端36から近位端34に向かって第二の部分40まで延び、その長さは近位部分30の長さ35より短い。第二の部分40は、第一の部分38から近位部分30の近位端34まで延び、その長さは近位部分30の長さ35より短い。第二の部分40の長さは、第一の部分38の長さより長い。
シャフト32は、近位部分30の遠位端36から遠位方向に延び、近位端44と、遠位端46と、突出部48とを有する。シャフト32の近位端44は、近位部分30の遠位端36に取り付けられている。シャフト32は、長さ45と、第一の外径47と、第二の外径49とを有する。シャフト32の長さ45は、シャフト32の近位端44から遠位端46まで延びる。第一の外径47は、シャフト32の突出部48と遠位端46との間に配置される。第二の外径49は、シャフト32の遠位端46に配置される。シャフト32の第一の外径47は、シャフト32の第二の外径49より大きい。第一の外径47は、近位部分30の第一の外径37より小さい。
長尺部材12の本体28は、シャフト32の突出部48から遠位端46に向かって延びるシャフト32の近位部分50に沿って第一の外径47を画定する。第一の外径47は、シャフト32の近位部分50にわたって一定である。しかしながら、代替的実施形態は、シャフトの長さのうち、突出部の遠位側に配置された部分にわたって第一の外径を有するシャフトを含むことができる。シャフト32の第一の外径47は、シャフト32の近位部分50から遠位端46まで延びるシャフト32の遠位部分52に沿って第二の外径49へと漸減する。そのため、シャフト32は、テーパ遠位部分52を有する。近位部分50の長さは、シャフト32の長さ45より短く、遠位部分52の長さより長い。図の実施形態において、長尺部材12の長さ27は、近位部分30の長さ35とシャフト32の長さ45の合計と等しい。近位部分30の長さ35は、シャフト32の長さ45より短い。
突出部48は、シャフト32の近位端44と遠位端46との間に画定される。突出部48は、シャフトの長さ方向軸から外側に、それから離れて延び、外径51と厚さ53とを有する。突出部48の外径51は、シャフト32の第一の外径47より大きい。突出部48の厚さ53は、突出部48の近位端から突出部48の遠位端にわたり、中間部材14を長尺部材12に解放可能に取り付けることができる何れの適当な厚さとすることもでき、これについては本明細書でより詳しく説明する。シャフト32のうち、近位部分30と突出部48との間に配置された部分の外径は、突出部48の外径51より小さい。図の実施形態において、シャフト32のうち、近位部分30と突出部48との間に配置された部分の外径は、シャフト32の第一の外径47より大きい。しかしながら、代替的実施形態は、シャフトのうち、近位部分30と突出部48との間に配置された、その外径がシャフト32の第一の外径47と等しいか、実質的に等しいか、それより小さい部分を含むことができる。突出部48は、長尺部材12の本体28によって画定されると記載されているが、突出部はその代わりに、長尺部材のシャフトに、溶接などのあらゆる適当な取付技術または方法を使って、または接着剤を使って取り付けられる別の構成要素とすることができる。
長尺部材12は、特定の構造配置を有するように示されているが、長尺部材は何れの適当な構造配置を有することもできる。当業者であれば、特定の実施形態による長尺部材に適している構造配置を、長尺部材がその構成要素である医療機器に含まれる中間部材、シース、および/またはキャップの構造配置を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。長尺部材の近位部分に適していると考えられる構造配置の例には、その長さの一部または全体にわたって一定の、または実質的に一定の外径を有する近位部分、その長さの一部または全部にわたってシャフトの第一の外径または何れかの外径と等しい、または実質的に等しい外径を有する近位部分、シャフトの第一の外径または他の何れかの外径と等しいか、実質的に等しい外径を有する近位部分、シャフトの第一の外径と等しいか、実質的に等しく、外側に、長尺部材の長さ方向軸から離れて延びる1つまたは複数の突出部を画定する(例えば、中間部分および/またはシースが長尺部材に沿って近位方向に移動しないようにするための機械的ストッパを提供する)を画定する近位部分、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる構造配置が含まれる。長尺部材のシャフトに適していると考えられる構造配置の例には、その長さの一部または全体にわたって一定の、または実質的に一定のシャフト、テーパ遠位部分を有さないシャフト、その長さの一部または全体に沿って直径が変化するシャフト、およびそれぞれの用途に適当であると考えられる他のあらゆる構造配置を含む。任意選択により、長尺部材は近位部分とシャフトを通って延びるルーメンを画定することができる。ルーメンは、ガイドワイヤをはじめとする、あらゆる適当な医療機器を受けるような大きさとし、かつそのように構成することができる。
シャフト32は、近位部分30の遠位端36に、あらゆる適当な取付技術または方法で取り付けることができる。当業者であれば、特定の実施形態による長尺部材のシャフトと近位部分との間の適当な取付技術または方法を、近位部分および/またはシャフトを形成する材料を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。長尺部材の近位部分とシャフトとの間に適していると考えられる適当な取付技術および方法の例には、接着剤の使用、溶接、融着(例えば、熱融着)、螺合、一体の構成要素、インサート成形、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる取付技術または方法が含まれる。例えば、シャフト32を製造し、その後、近位部分30および/または突出部48をシャフト32の上に成形し、またはそれに取り付けることができる。
長尺部材12は、何れの適当な材料で構成することもできる。当業者であれば、特定の実施形態による長尺部材を形成するのに適した材料を、長尺部材がその構成要素である医療機器に含まれる中間部材、シース、および/またはキャップを形成する材料を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。長尺部材を形成するのに適していると考えられる材料の例としては、生体適合材料、生体適合化できる材料、ステンレス鋼、チタン、ニッケルチタン合金(例えば、ニチノール)などの金属、熱可塑性材料、ポリマ、Pebax(PebaxはAllee des Vosges,Courbevoie,FranceのAto Chimie Corporationの登録商標である)、ナイロン、ポリエチレン、高密度ポリエチレン(HDPE)、高性能ポリエチレン(HPPE)、ポリウレタン、シリコーン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリオキシメチレン(例えば、アセタール)、およびそれぞれの用途に適当であると考えられる他のあらゆる材料が含まれる。図の実施形態において、長尺部材12は高密度ポリエチレン(HDPE)で形成される。
図の実施形態において、中間部材14は、近位端56と、遠位端58と、本体60とを含む。中間部材14は、長さ57と、第一の外径59と、第二の外径61と、第三の外径63とを有する。長さ57は、中間部材14の近位端56から遠位端58まで延びる。中間部材14の本体60は、第一のルーメン62、凹部64、ポート66、第二のルーメン68、およびねじ山70を画定する。
第一のルーメン62は、中間部材14の近位端56に画定された第一の開口部72から中間部材14の遠位端58の第二の開口部74まで延びる。第一のルーメン62、第一の開口部72、および第二の開口部74の各々は、シャフト32を受けるような大きさであり、かつそのように構成された内径を有する。図の実施形態において、第一のルーメン62、第一の開口部72、および第二の開口部74の各々は、その内径75が近位部分30の第一の外径37より小さく、シャフト32の第一の外径47より大きい。しかしながら、他の内径も第一のルーメン、第一の開口部、および第二の開口部の各々に適していると考えられ、例えば、本明細書に記載されている他の特徴の直径(例えばシャフト32の外径)より小さい、これと等しい、これと実施的に等しい、またはこれより大きい内径である。
凹部64は、第一のルーメン62内の、中間部材14の近位端56と遠位端58との間に画定され、内径65と長さ67とを有する。凹部64は中間部材14の内面から中間部材14の長さ方向軸から離れて延びる。内径65は、第一のルーメン62の内径75より大きい。凹部64は、長尺部材12により画定される突出部48を受けるような大きさであり、かつそのように構成される。凹部62の内径65は、突出部48の外径51と等しく、凹部64の長さ67は、突出部48の厚さ53と等しい。この構成は、中間部材14を長尺部材12に、中間部材14と長尺部材12との間のスナップフィット接続を使って解放可能に取り付けるためのメカニズムを提供する。しかしながら、代替的実施形態は、その内径が突出部の外径より大きい、実質的にそれと等しい、またはそれより小さい凹部、および/またはその長さが突出部の厚さより大きい、実質的にそれと等しい、またはそれより小さい凹部を含むことができる。あるいは、長尺部材が凹部を画定することができ、中間部材が突出部を画定することができる。
ポート66は、中間部材14の近位端56とねじ山70との間に配置される。第二のルーメン68は、ポート66に画定された第三の開口部78から、中間部材14の近位端56と遠位端58との間に画定される第四の開口部80まで延びる。第四の開口部80は、第一のルーメン62と流体連通する。そのため、第二のルーメン68は、第一のルーメン62と流体連通する。ポート66は、例えばポート66に取り付けられた、または第二のルーメン68と流体連通する吸引装置を使って第二のルーメン68に吸引力を付与することによって、第二のルーメン68を介して治療を提供するためのメカニズムを提供する。
ポート66は、1つまたは複数の機器を中間部材14に取り付けることができる、あらゆる適当なコネクタおよび/またはアダプタを含むことができる。当業者であれば、特定の実施形態により中間部材のポートに含めるのに適したコネクタおよび/またはアタプタを、中間部材を形成する材料を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。中間部材のポートに含めるのに適していると考えられるコネクタおよび/またはアダプタの例には、螺合、Tuohy Borstアダプタ、ルアロックコネクタ、およびそれぞれの実施形態に適していると考えられる他のあらゆるコネクタおよび/またはアダプタが含まれる。
ねじ山70は、中間部材14のポート66と遠位端58との間に配置され、螺旋形状であり、これは、本明細書に記載されているように、キャップ18により画定されるねじ山132により画定される螺旋形状と相互作用するような大きさであり、かつそのように構成される。例えば、図3に示されているように、中間部材14により画定されるねじ山70はキャップ18により画定されるねじ山132と嵌合するような大きさであり、かつそのように構成され、それによってキャップ18は、ねじ山70とねじ山132とを使って中間部材14に解放可能に取り付けられる。ねじ山70は、キャップ18を中間部材14に解放可能に取り付けるためのメカニズムを提供する。代替的な実施形態は、中間部材の遠位端から中間部材の近位端に向かって延びるねじ山を含むことができる。
中間部材14は、第一の外径59と、第二の外径61と、第三の外径63とを有する。第一の外径59は、近位部分30の第一の外径37より大きい。第一の外径59は、中間部材14の近位端56から遠位端58に向かって延びる近位部分82にわたっている。第二の外径61は、第一の外径59より小さく、中間部材14の近位部分82から中間部材14の遠位端58に向かって延びる。第三の外径63は、中間部材14の遠位端58に配置され、第二の外径61より小さい。中間部材14の外面は、中間部材14のねじ山70から遠位端58に向かって延びるテーパ部分84を画定する。しかしながら、代替的実施形態は、ねじ山の近位側または遠位側の位置から遠位端に向かって、または遠位端まで延びるテーパ部分を含むことかできる。テーパ部分84は、第二の外径61から第三の外径63へと細くなる。テーパ部分84は、テーパ部分84がシース16により受けられるような大きさであり、かつそのように構成され、これについては本明細書中でより詳しく説明する。
中間部材14は、何れの適当な材料でも形成できる。当業者であれば、特定の実施形態による中間部材を形成するのに適している材料を、中間部材がその構成要素である医療機器に含まれる長尺部材、シース、および/またはキャップを形成する材料を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。中間部材を形成するのに適していると考えられる例示的材料には、生体適合材料、生体適合化できる材料、ステンレス鋼、チタン、ニッケルチタン合金(例えば、ニチノール)などの金属、熱可塑性材料、ポリマ、Pebax(PebaxはAllee des Vosges,Courbevoie,FranceのAto Chimie Corporationの登録商標である)、ナイロン、ポリエチレン、高密度ポリエチレン(HDPE)、高性能ポリエチレン(HPPE)、ポリウレタン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、シリコーン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリオキシメチレン(例えば、アセタール)、およびそれぞれの用途に適当であると考えられる他のあらゆる材料が含まれる。図の実施形態において、中間部材は高密度ポリエチレン(HDPE)で形成される。任意選択により、中間部材は、長尺部材、シースおよび/またはキャップを形成する材料より相対的に柔軟であるか、相対的に硬質な材料で形成することができる(例えば、中間部材は、長尺部材、シース、および/またはキャップを形成する材料より硬度の高い材料で形成される)。
図の実施形態において、長尺部材12により画定される突出部48は、中間部材14を形成するものと同じ材料で形成され、突出部48の形状(例えば、外径51および/または厚さ53)は、突出部48の一部が、中間部材14により画定される第一の開口部を通って凹部64に入る際に潰れるか、または収縮できるように構成される。しかしながら、代替的実施形態は、長尺部材と同じ材料またはそれと異なる材料および/または中間部材を形成する材料とは異なる材料で形成される突出部を含むことができる。突出部48を形成する材料は引き伸ばすことができ、またはそれが凹部64内に納まるか、中間部材14から取り外されると、その当初の構造形状、またはその当初の構造形状と実質的に同様の形状に戻ることができる。あるいは、長尺部材により画定される突出部は、中間部材(例えば、中間部材の近位端)を形成する材料より相対的に柔軟な材料で形成でき、それによって突出部は、それが中間部材により画定される第一の開口部を通過し、凹部に入る際に潰れるか、または収縮できる。それに加えて、突出部を形成する材料は、それが凹部内に配置されるか、中間部材から取り外されると、膨張するか、またはその当初の構造形状、またはその当初の構造形状と実施質的に同様の形状に戻ることができる。例えば、長尺部材の突出部または突出部の一部を形成する材料は第一の硬度を有することができ、中間部材、または中間部材の一部を形成する材料は、第一の硬度より高い第二の硬度を有することができる。あるいは、中間部材の一部(例えば、近位端、第一のルーメンを形成する部分)、またはその全体は、長尺部材により画定される突出部を形成する材料より相対的に柔軟な材料で形成することができ、それによって、中間部材は引き伸ばすことができ、突出部が中間部材により画定される第一の開口部と第一のルーメンとを通って、最終的に突出部は中間部材により画定される凹部内に納まる。例えば、中間部材の一部(例えば、近位端、第一のルーメンを形成する部分)、またはその全体は、第一の硬度を有する材料で形成でき、長尺部材により画定される突出部を形成する材料は、第一の硬度より高い第二の硬度を有することができ、それによって、中間部材は引き伸ばすことができ、突出部が中間部材により画定される第一の開口部と第一のルーメンとを通って、最終的に突出部は中間部材により画定される凹部内に納まる。
長尺部材12と中間部材14との間には噛み合い構造が示されているが、長尺部材および/または中間部材には、長尺部材と中間部材との間を解放可能に取り付けるためのあらゆる適当なロッキング構造を含めることができる。当業者であれば、特定の実施形態により長尺部材および/または中間部材に含めるのに適しているロッキング構造を、長尺部材および中間部材を形成する材料を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。長尺部材と中間部材との間に適していると考えられるロッキング構造の例には、噛み合い構造、機械的ファスナ、およびそれぞれの実施形態に適していると考えられる他のあらゆる構造が含まれる。
使用時に、長尺部材12のシャフト32が第一のルーメン62を通過し、突出部48が部分的に凹部64内に納まる。中間部材により画定される凹部の構造形状に応じて、代替的実施形態は、2つの構成要素が相互に解放可能に取り付けられたときに、中間部材により画定される凹部内に完全に納まる突出部を含むことができる。
中間部材14は、特定の構造配置を有するように描かれているが、中間部材は、何れの適当な構造配置を有することもできる。当業者であれば、特定の実施形態による中間部材に適している構造配置を、中間部材がその構成要素である医療機器に含まれる長尺部材、シース、および/またはキャップの構造配置を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。中間部材に適していると考えられる構造配置の例には、ポートを含まない中間部材、凹部を含まない中間部材、およびそれぞれの実施形態に適していると考えられる他のあらゆる構造配置が含まれる。
第一のルーメン62、第一の開口部72、および第二の開口部74の各々は、シャフト32の第一の外径47より大きい内径75を有すると示されているが、中間部材の第一のルーメン、第一の開口部、および/または第二の開口部は何れの適当な外径を有することもでき、これは例えば、シャフトの第一の外径より大きい、それと等しい、それと実質的に等しい、それより小さい直径である。例えば、中間部材が長尺部材を形成する材料より相対的に柔軟な材料で形成されている場合、第一のルーメン、第一の開口部、および/または第二の開口部は、シャフトの第一の外径と等しい、それと実質的に等しい、またはそれより小さい直径を有することができる。これらの実施形態において、第一の開口部、第二の開口部、および/またはルーメンは、シャフトが第一の開口部、第二の開口部、および/またはルーメンを通過し、またはその中に配置されるときに膨張し、2つの構成要素間に締り嵌めを提供することができる。
図の実施形態において、シース16はシャフト32の周囲の、中間部材14とキャップ18との間に解放可能に配置される。シース16は、中間部材14から分離可能であり、近位端86と、遠位端88と、本体90とを含む。シースの長さ87は、近位端86から遠位端88まで延び、シャフト32の長さ45より短い。シース16の本体90は、第一の開口部92、第二の開口部94、ルーメン96、フレア状近位部分98、テーパ遠位部分100、および通路102を画定する。第一の開口部92は近位端86に画定され、第二の開口部94は遠位端88に画定される。ルーメン96は、第一の開口部92から第二の開口部94まで延びる。
第一の開口部92は、第一の内径89を有し、第二の開口部94は第二の内径91を有する。そのため、ルーメン96は、第一の内径89と第二の内径91を有する。第一の内径89は第二の内径91より大きく、シャフト32の第一の外径47より大きい。第二の内径91は、シャフト32の第一の外径47より大きい。あるいは、シースの第二の内径は、シャフトの第一の外径と等しい、実質的にこれと等しい、またはこれより小さくすることができ、それによってシースとシャフトとの間に締り嵌めを確立できる。第一の内径89は近位端86から遠位端88に向かって、近位端86と遠位端88との間のある位置まで延びるルーメン96の近位部分93に沿って第二の内径91へと漸減する。第二の内径91は、シース16の近位部分93から遠位端88まで延びるルーメン96の遠位部分95に沿って延びる。ルーメン96の近位部分93は、中間部材14により画定されるテーパ部分84の構造配置と相補的な構造配置を有する。ルーメン96の近位部分93は、テーパ部分84を受けるような大きさであり、かつそのように構成され、それによって中間部材14の一部が、医療機器10が組み立てられたときにシース16内に納まる。あるいは、シースのルーメンの近位部分は、中間部材により画定されるテーパ部分の一部を受けるような大きさであり、かつそのように構成することができ、それによって中間部材の一部がシース内に納まる。ルーメン96の近位部分93は円錐台形であり、シース16の近位端86から遠位端88に向かって細くなる。
シース16は、第一の外径97と、第二の外径99と、第三の外径101とを有する。第一の外径97は近位端86に配置され、第二の外径99は近位端86と遠位端88との間に配置され、第三の外径101は、遠位端88に配置される。第一の外径97は、第二の外径99より大きく、第二の外径99は第三の外径101より大きい。第一の外径97は、近位端86から遠位端88に向かって延びるシース16の近位部分106に沿って第二の外径99へと漸減する、フレア状の近位部分98を画定する。フレア状の近位部分98は、シース16が、体内通路の外にある組織を超えて遠位方向に前進しないようにする機械的ストッパとして機能する(例えば、フレア状の近位部分は体内通路の外にある組織と接触する)。フレア状の近位部分98は円錐台形であり、シース16の近位端86から遠位端88に向かって細くなる。第二の外径99は、シース16の、近位部分106から遠位端88に向かって延びる中間部分108の範囲にわたる。第二の外径99は、シース16の遠位部分110に沿って第三の外径101へとテーパ状となり、テーパ遠位部分100を画定する。
通路102は、シース16の近位端86と遠位端88との間にあるシース16のフレア状の近位部分98に配置される。通路102は、シース16の本体90を通って延びるルーメン96へのアクセスを提供する。通路102の直径は、縫合糸、または縫合糸の1つもしくは複数の長さ部分を受けるような大きさであり、かつそのように構成される。通路102は、何れの適当な構造配置を有することもできる。例えば、通路は、何れの適当な幾何学形状を画定する構造配置を有することもでき、例えば円筒、直方体、立方体、三角柱、球、半球、およびそれぞれの実施形態に適していると考えられる他のあらゆる構造配置である。図の実施形態において、通路102は円筒形である。
シース16は、特定の構造配置を有しているように示されているか、シースは、何れの適当な構造配置を有することもできる。当業者であれば、特定の実施形態によるシースに適した構造配置を、シースがその構成要素である医療機器に含まれる長尺部材、中間部材、および/またはキャップの構造配置を含めた各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。シースに適していると考えられる例示的な構造配置には、フレア状の近位部分を含まないシース、テーパ遠位端を含まないシース、フレア状の近位部分およびテーパ遠位端を含まないシース、フレア状の近位部分の代わりバレル状に広がる近位部分を画定するシース、シースにより画定されるルーメンがその長さの一部または全部に沿って一定または実質的に一定の内径を有するシース、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる構造配置が含まれる。例えば、本明細書に記載されているようなシースは、円周に沿って完全に閉じられた部材、その長さの全体または一部に沿ってスリットを画定する部材、その長さに沿って1つ以上のまたは複数の孔を画定する部材、管状の部材、およびそれぞれの実施形態に適していると考えられる他のあらゆる構造形状を含むことができる。
シース16の本体90は、シース16のフレア状の近位部分98において、シース16の本体90を通って延びる通路102を画定するように示されているが、シースの本体は何れの適当な数の通路を画定することもでき、各通路はシースの何れの適当な部分を通って延びることもできる。当業者であれば、特定の実施形態によりシース上に画定すべき通路に適した数および各通路を位置付けるのに適した位置を、シースをその中に配置しようとする体内通路の構造配置を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。シースに含めるのに適していると考えられる通路の数の例は、1つ、少なくとも1つ、2つ、複数、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる数を含む。シース上に通路を画定するのに適していると考えられる位置の例には、シースのフレア状の近位部分、シースの近位端と遠位端との間、シースのテーパ遠位部分、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる位置が含まれる。シースにより画定される通路は、何れの適当な直径を有することもでき、これは例えば縫合糸、1本または複数の縫合糸、または複数の縫合糸の外径と等しい、実質的に等しい、またはこれより小さい直径である。
シース16は何れの適当な材料で形成することもできる。当業者であれば、特定の実施形態によるシースを形成するのに適した材料を、シースがその構成要素である医療機器に含まれる長尺部材、中間部材、および/またはキャップの材料を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。シースを形成するのに適していると考えられる材料の例には、生体適合材料、生体適合化可能な材料、生体分解材料、キトサン等の生体吸収材料、ステンレス鋼、チタン、ニッケルチタン合金(例えば、ニチノール)等の金属、熱可塑性材料、ポリマ、Pebax(PebaxはAllee des Vosges,Courbevoie,FranceのAto Chimie Corporationの登録商標である)、ナイロン、ポリエチレン、高密度ポリエチレン(HDPE)、高性能ポリエチレン(HPPE)、ポリウレタン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、シリコーン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリオキシメチレン(例えば、アセタール)、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる材料が含まれる。
シース16がキトサン等の生体吸収材料で形成されている実施形態において、材料は、材料が脱水、または実質的に脱水状態にあるときには第一の剛性を有し、材料が水和、または実質的に水和状態にあるときには第二の剛性を有するように形成することができる。第二の剛性は、第一の剛性より柔軟である。使用時に、キチサン等、これらの特性を有する材料で形成されたシースは、脱水状態で提供し、シャフト上に位置付けられる前、または体内通路に挿入される前に水和状態にすることができ、または脱水状態で体内通路に挿入し、体内通路の内部で水和状態となるようにすることができる。
図の実施形態において、シース16は、キャップ18を形成する材料より柔軟であり、それによってシース16は、キャップ18により画定されるルーメン130を通過するときにそれ自体で潰れるか、または収縮でき、これについては本明細書でより詳しく説明する。シース16からキャップ18が外されると、シース16は膨張でき、またはその当初の構造形状に、またはその当初の構造形状と実質的に同様の形状に戻ることができる。例えば、シース16、またはシース16の一部(例えば、フレア状の近位部分98)を形成する材料は第一のデュロメータ硬さを有し、キャップ18またはキャップ18の一部(例えば、遠位端122)を形成する材料は、第一のデュロメータ硬さより高い第二のデュロメータ硬さを有することができる。あるいは、キャップの一部(例えば、遠位端、キャップのルーメンを形成する部分)、または全体を、シースを形成する材料より柔軟な材料で形成することができ、それによってキャップは引き伸ばすことができ、シースはキャップにより画定されるルーメンを通り、最終的にシースがキャップから外れる。例えば、キャップの一部(例えば、遠位端、キャップのルーメンを形成する部分)、または全部を第一のデュロメータ硬さを有する材料で形成することができ、シースを形成する材料は、第一のデュロメータ硬さより高い第二のデュロメータ硬さを有することができ、それによってキャップは引き伸ばすことができ、シースはキャップにより画定されるルーメンを通り、最終的にシースがキャップから外れる。あるいは、シースは、キャップを形成するものと同じ材料で形成でき、シースの形状(例えば、シースの厚さ)は、シースの一部が、それがキャップにより画定される第二の開口部を通過するときにそれ自体で潰れるか、または収縮できる。シースを形成する材料は、それがキャップから外れると膨張し、その当初の構造形状、またはその当初の構造形状と実質的に同様の形状に戻ることができる。
任意選択により、シースは第一の部分を有することができ、これは、シースに、そのシースが構成要素である医療機器に含まれる長尺部材、中間部材、および/またはキャップが付いていないときに、第二の部分より相対的に柔軟である。そのため、第二の部分は第一の部分より硬くすることができる。第一の部分は、近位端から遠位端に向かって、近位端と遠位端との間にある位置まで延びることができる。第二の部分は、遠位端から、近位端と遠位端との間にある位置まで延びることができる。第一の部分は第一の材料で形成することができ、第二の部分は第二の材料で形成することができる。第一の材料は、第二の材料と同じでも、異なっていてもよい。例えば、第一の部分は、第一のデュロメータ硬さを有する材料で形成することができ、第二の部分は、第二のデュロメータ硬さを有する材料で形成することができる。第一のデュロメータ硬さは第二のデュロメータ硬さより低い。例えば、シースは、近位端または近位端から遠位端に向かって延びる近位部分を有することができ、これは、遠位端の、または遠位端から近位端に向かって延びる遠位部分に沿った第二のデュロメータ硬さより低い第一のデュロメータ硬さを有する。任意選択により、シースの材料は外に広がる近位部分を画定することができ、これはシースのフレア状の近位部分から遠位端まで、またはシースのうち、シースのフレア状の近位部分と遠位端との間の位置まで延びる部分に沿った第二のデュロメータ硬さより低い第一のデュロメータ硬さを有する。あるいは、第一の部分は第二の部分より硬くすることができる。
第一の部分が、第二の部分を形成する第二の材料と異なる第一の材料で形成される実施形態において、第一の部分と第二の部分とを相互に、何れの適当な取付技術または方法を使っても取り付けることができる。シースの第一の部分と第二の部分とを取り付けるのに適していると考えられる適当な取付技術および方法の例には、接着剤の使用、溶接、融着(例えば、熱融着)、螺合、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる取付技術または方法が含まれる。
図の実施形態において、キャップ18は、中間部材14に解放可能に取り付けられ、シャフト32に解放可能に配置される。キャップ18は、近位端120と、遠位端122と、本体124とを含む。キャップ18の長さ121は、近位端120から遠位端122まで延びる。キャップ18の本体124は、第一の開口部126、第二の開口部128、ルーメン130、およびねじ山132を画定する。第一の開口部126は近位端120に画定され、第二の開口部128は遠位端122に画定される。ルーメン130は、第一の開口部126から第二の開口部128まで延びる。
ルーメン130は、第一の内径123と第二の内径125とを有する。第一の内径123は、キャップ18の近位端120からキャップ18の遠位端122に向かって延びる、ルーメン130の近位部分に沿って配置される。第二の内径125は第一の内径123より小さく、ルーメン130のうち、遠位端122から近位端120に向かって延びる遠位部分にわたる範囲にある。第一の内径123は、キャップ18の近位部分と遠位部分との間に画定されるキャップ18の内面のテーパ部分134にわたって第二の内径125へと漸減する。そのため、キャップ18のテーパ部分134は、キャップ18の近位端120と遠位端122との間に配置される。図の実施形態において、ルーメン130のテーパ部分134は、シース16のフレア状の近位部分98により画定されるテーパに対応する。しかしながら、代替的な実施形態は、キャップの一部または全部にわたって(例えば、キャップのうち、近位端から遠位端に向かって延びる近位部分にわたって、キャップのうち、遠位端から近位端に向かって延びる遠位部分にわたって)第二の内径へとテーパ状となる第一の内径を有するキャップを含むことができる。
ねじ山132は、ルーメン130内でキャップ18の近位端120と遠位端122との間に配置され、螺旋形状を有し、これは中間部材14により画定されるねじ山70により画定される螺旋形状と相互作用するような大きさであり、かつそのように構成される。例えば、図3に示されているように、キャップ18により画定されるねじ山132は、中間部材14により画定されるねじ山70と嵌合するような大きさであり、かつそのように構成され、それによって、キャップ18は、ねじ山70とねじ山132とを使って中間部材14に解放可能に取り付けられる。ねじ山132は、キャップ18を中間部材14に解放可能に取り付けるためのメカニズムを提供する。
中間部材14とキャップ18との間に噛み合い構造が示されているが、中間部材および/またはキャップには、中間部材とキャップとの間を解放可能に取り付けるための何れの適当なロッキング構造を含めることもできる。当業者であれば、特定の実施形態による中間部材および/またはキャップに含めるのに適しているロッキング構造を、中間部材とキャップを形成する材料を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。適当であると考えられるロッキング構造の例には、噛み合い構造、中間部材とキャップとの間に締り嵌めを提供する構造、モールステーパ形状、螺合、機械的ファスナ、およびそれぞれの実施形態に適していると考えられる他のあらゆる構造が含まれる。
キャップ18は、何れの適当な材料で形成することもできる。当業者であれば、特定の実施形態によるキャップ形成するのに適した材料を、キャップがその構成要素である医療機器に含まれる長尺部材、中間部材、および/またはシースを形成する材料を含めた各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。キャップを形成するのに適していると考えられる材料の例には、生体適合材料、生体適合化が可能な材料、生体分解材料、キトサン等の生体吸収材料、ステンレス鋼、チタン、ニッケルチタン合金(例えば、ニチノール)等の金属、熱可塑性材料、ポリマ、Pebax(PebaxはAllee des Vosges,Courbevoie,FranceのAto Chimie Corporationの登録商標である)、ナイロン、ポリエチレン、高密度ポリエチレン(HDPE)、高性能ポリエチレン(HPPE)、ポリウレタン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、シリコーン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリオキシメチレン(例えば、アセタール)、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる材料が含まれる。図の実施形態において、キャップはアセタールで形成される。
使用時に、中間部材14の遠位端58は、シース16のルーメン96の近位部分93に位置付けられ、キャップ18の第一の開口部126から、キャップ18により画定されるルーメン130内へと通され、最終的にねじ山70がねじ山132に接触する。その後、中間部材14またはキャップ18の一方また両方に回転力を加えることができ、それによってねじ山70、132が相互に噛み合う。医療機器10を完全に組み立てると、図1に示されるように、シース16の遠位端88が長尺部材12の遠位端26の近位側に配置される。図の実施形態において、シャフト32の遠位部分52は、シース16の遠位端88の遠位側に配置されている。それに加えて、シース16の遠位部分110は、シャフト32の遠位部分52の近位側に配置されている。この構造配置は、テーパ状の遠位端を有する組立体としての医療機器10を提供し、医療機器10を体内通路内に前進させる際に体内通路への外傷を減少させるためのメカニズムを提供する。あるいは、シャフトの遠位部分の一部を、シースの遠位端の遠位側に配置でき、および/またはシースの遠位部分の一部を、シャフトの第二の部分の近位側に配置できる。
医療機器10が完全に組み立てられると、中間部材14は、近位部分30の遠位端36とシース16の近位端86との間でシャフト32に解放可能に取り付けられる。そのため、中間部材14は、近位部分30とシース16との間に配置される。シース16はシャフト32に解放可能に配置され、中間部材14の遠位側に配置されて、中間部材14の一部(例えばテーパ部分84)は、シース16により画定されるルーメン96(例えば、ルーメン96の近位部分93)に配置される。
組み立てられたときに、シース16は、中間部材14とキャップ18との間に配置され、中間部材14とキャップ18に解放可能に取り付けられる。中間部材14とキャップ18が相互に(例えば、ねじ山70とねじ山132を介して)解放可能に取り付けられると、中間部材14の外面(例えば、テーパ部分84)がシース16の内面(例えば、近位部分93)と接触し、シース16の外面(例えば、フレア状の近位部分98)がキャップ18の内面(例えば、テーパ部分134)と接触し、それによって、図3に示されているように、シース16が中間部材14とキャップ18との間に押し付けられ、または挟まれる。これは、シース16を体内通路内に進めるため、および長尺部材12が医療機器10から取り外された後にポート66を通じて吸引またはその他の治療を提供するためのメカニズムを提供する。
図の実施形態において、中間部材14の第一の外径59は、近位部分30の第一の外径37より大きい。この構造配置は、使用中に中間部材14、シース16、およびキャップ18を長尺部材12から取り外すために使用可能な押し面(例えば、中間部材14の、近位部分30の第一の外径37からはみ出した長さ)を提供する。例えば、医療機器10の一部(例えば、シャフトの一部、シースの一部)が体内通路、唾液腺、または尿路の一部に導入された後に、中間部材14(例えば、中間部材14のうち、近位部分の第一の外径37からはみ出した長さ)に遠位方向の力を加えて、中間部材14、シース16、およびキャップ18の各々が長尺部材12から解放されるまで、中間部材14、シース16、およびキャップ18をシャフト32に沿って遠位方向に進めることができる。あるいは、医療機器10の一部(例えば、シャフトの一部、シースの一部)が体内通路内へと導入された後に、中間部材14の位置を保持することができ、および/または中間部材14に、体内通路の外にある組織および/または体内通路に関して遠位方向の力を加え、それと同時に、長尺部材(例えば、近位部分30)に近位方向の力を加えて、長尺部材12をそれが中間部材14、シース16、およびキャップ18から外れるまで近位方向に移動させることができる。その後、中間部材14は、キャップ18から分離することができ、キャップ18は、図4に示されるように、シース16の近位端86を覆った状態で引くことができる。シース16は、体内通路に、またはその中で治療を完了させるために使用でき、ある期間にわたって体内通路に留置することも、治療の実施後に取り外すことができる。任意選択により、シース16は、体内通路の外にある組織および/または体内通路の壁に縫合することができる。これは、例えば経路102を使って実行できる。
長尺部材12、中間部材14、シース16、キャップ18の各々は、何れの適当な製造技術または方法を使っても製造することもできる。当業者であれば、特定の実施形態による長尺部材、中間部材、シース、および/またはキャップを製造するのに適した製造技術または方法を、各構成要素を形成する材料を含む各種の検討事項に基づいて選択することができるであろう。長尺部材、中間部材、シース、および/またはキャップを製造するのに適していると考えられる製造技術および方法の例には、押出成型工程、鋳造工程、インサート成形、および特定の用途に適していると考えられる他のあらゆる技術または方法が含まれる。
図5は、他の医療機器210を示している。医療機器210は、図1、2、3および4に示し、上で説明した医療機器と、以下に詳しく記す点を除いて同様である。図5の参照番号は、図1、2、3、および4の同じ番号で示されたものと同じ構造的要素または特徴を、200番台で示している。そのため、医療機器210は、長尺部材212と、中間部材214と、シース216と、キャップ218とを含む。
この実施形態において、中間部材214の本体260は、第一のルーメン262、凹部264、ポート266、第二のルーメン268、および突出部270を画定し、キャップ218の本体324は、第一の開口部326、第二の開口部328、ルーメン330、および凹部332を画定する。
突出部270は、中間部材214の近位端256と遠位端258との間に画定される。突出部270は、中間部材214の長さ方向軸の外側に、これから離れて延び、外径271と厚さ273とを有する。突出部270の外径271は、中間部材214の第一の外径259より大きい。突出部270の厚さ273は、突出部270の近位端から突出部270の遠位端の範囲にわたり、キャップ218を中間部材214に解放可能に取り付けることができる何れの適当な厚さとすることもでき、これについては本明細書で詳しく説明する。
中間部材214に突出部270を画定する代わりに、中間部材は、中間部材の近位端と遠位端との間に凹部を画定することができ、これは外面から中間部材の長さ方向軸に向かって延びる。凹部は、凹部内に配置可能なOリングを受けるような大きさに、またそのように構成することができ、それによってOリングの一部は、外面からはみ出して中間部材の長さ方向軸から離れて延びる。Oリングは、キャップ(例えば、キャップの近位端)を形成する材料より相対的に柔軟な材料で形成することができ、それによってOリングは、それがキャップにより画定される第一の開口部を通過し、キャップにより画定される凹部に入る際に、それ自体が潰れるか、または収縮できる。それに加えて、Oリングを形成する材料は、それがキャップにより画定される凹部内に納まると、またはキャップから取り外されると膨張し、またはその当初の構造形状、またはその当初の構造形状と実質的に同様の形状に戻ることができる。
凹部332は、キャップ218により画定されるルーメン330内で、キャップ218の近位端320と遠位端322との間に画定される。凹部332は、キャップ218の内面から、キャップ218の長さ方向軸から離れて延びる。凹部332は、ルーメン330の第一の内径323より大きい内径331と長さ333とを有する。凹部332は、突出部270を受けるような大きさであり、かつそのように構成される。凹部332の内径331は、突出部270の外径271と等しく、凹部332の長さ333は突出部270の厚さ273と等しい。この構成は、中間部材214をキャップ218に、中間部材214とキャップ218との間のスナップフィット接続を使って解放可能に取り付けるためのメカニズムを提供する。しかしながら、代替的な実施形態は、その内径が突出部の厚さより大きい、実質的にそれと等しい、またはそれより小さい長さを有する突出部および/または凹部の外径より大きい、これと実質的に等しい、またはそれより小さい凹部を含むことができる。
図の実施形態において、中間部材214により画定される突出部270は、キャップ218を形成する材料より相対的に柔軟な材料で形成され、それによって突出部270は、それがキャップ218により画定された第一の開口部326を通って、凹部332内に入る際に、それ自体で潰れるか、または収縮できる。それに加えて、突出部270は、それが凹部332内に納まると膨張し、またはその当初の構造形状に、またはその当初の構造形状と実質的に同様の形状に戻ることができる。例えば、突出部270を形成する材料は、第一のデュロメータ硬さを有することができ、キャップ218を形成す材料は、第一のデュロメータ硬さより高い第二のデュロメータ硬さを有することができる。あるいは、キャップの一部(例えば、近位端、ルーメンを形成する部分)、または全部を、中間部材により画定される突出部を形成する材料より相対的に柔軟な材料で形成することができ、それによってキャップは引き伸ばすことができ、突出部が第一の開口部とルーメンを通り、最終的に突出部はキャップにより画定される凹部内に納まる。例えば、キャップの一部(例えば、近位端、ルーメンを形成する部分)、または全部を、第一のデュロメータ硬さを有する材料で形成することができ、中間部材により画定される突出部を形成する材料を、第一のデュロメータ硬さより高い第二のデュロメータ硬さを有することができ、それによってキャップは引き伸ばすことができ、突出部が第一の開口部とルーメンを通り、最終的に突出部はキャップにより画定される凹部内に納まる。あるいは、中間部材により画定される突出部は、キャップを形成するのと同じ材料で形成することができ、突出部の形状(例えば、外径および/または厚さ)は、突出部の一部が、それがキャップにより画定される開口部を通過するときに、それ自体で潰れるか、または収縮できる。突出部を形成する材料は、それがキャップにより画定される凹部内に納まると膨張し、その当初の構造形状、またはその当初の構造形状と実質的に同様な形状に戻ることができる。
中間部材214とキャップ218との間に噛み合い構造が示されているが、中間部材および/またはキャップには、中間部材とキャップとを解放可能に取り付けるために、何れの適当なロッキング構造を含むこともできる。当業者であれば、特定の実施形態による中間部材および/またはキャップに含めるのに適しているロッキング構造を、中間部材とキャップを形成する材料を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。適していると考えられるロッキング構造には、噛み合い構造、長尺部材と中間部材との間に締り嵌めを提供する構造、モールステーパ形状、螺合、機械的ファスナ、およびそれぞれの実施形態に適していると考えられる他のあらゆる構造が含まれる。例えば、図5に示される構成の代替案として、中間部材は凹部を形成し、これはキャップにより画定されるルーメン内にキャップにより画定される突出部を受けるような大きさであり、かつそのように構成される。
使用時に、中間部材214の遠位端258は、シース216(例えば、シース216のルーメン)内に位置付けられ、キャップ218の開口部326を通って、キャップ218により画定されるルーメン330内に入り、それによって突出部270は、一部が凹部332内に納まる。キャップにより画定される凹部の構造形状に応じて、代替的実施形態は、2つの構成要素が相互に解放可能に取り付けられたときにキャップにより画定される凹部内に完全に納まる突出部を含むことができる。
図6および7は、他の医療機器410を示している。医療機器410は、図1、2、3および4に示し、上で説明した医療機器と、以下に詳しく記す点を除いて同様である。図6および7の参照番号は、図1、2、3、および4の同じ番号で示されたものと同じ構造的要素または特徴を、400番台で示している。図の実施形態において、医療機器410は、長尺部材412と、シース416と、キャップ418とを含む。
図の実施形態において、長尺部材412は、近位端424と、遠位端426と、長さ427と、近位部分430、シャフト432、第一の開口部540、第二の開口部542、およびルーメン544を画定する本体428とを有する。
近位部分430は、近位端434と、遠位端436と、長さ435と、第一の外径437と、第二の外径439と、第三の外径441とを有する。近位部分430の長さ435は、近位部分430の近位端434から遠位端436まで延びる。第一の外径437は、近位部分430の遠位端436に配置され、第二の外径439は近位部分430の近位端434と遠位端436との間の範囲にわたり、第三の外径441は、近位部分430の近位端434に配置される。第一の外径437と第三の外径441とは、第二の外径439より大きい。長尺部材412の本体は、近位部分430の第一の部分438にわたる第一の外径437と、近位部分430の第二の部分440にわたる第二の外径439と、近位部分430の第三の部分442にわたる第三の外径441とを画定する。第一の部分438は、遠位端436から近位端434に向かって第二の部分440まで延び、その長さは近位部分430の長さ435より短い。第二の部分440は、第一の部分438から第三の部分442まで延び、その長さは近位部分430の長さ435より短い。第三の部分442は、近位部分430の第二の部分440から近位端434まで延びる。第二の部分440の長さは、第一の部分438および第三の部分442の長さより長い。
シャフト432は、近位部分430の遠位端436から遠位方向に延び、近位端444と、遠位端446と、突出部448とを有する。シャフト432は、長さ445と、第一の外径447と、第二の外径449と、第三の外径546とを有する。シャフト432の長さ445は、シャフト432の近位端444から遠位端446まで延びる。第一の外径447は、シャフト432の突出部448と遠位端との間に配置される。第二の外径449は、シャフト432の第一の外径447と遠位端446との間に配置され、第三の外径546は、シャフト432の遠位端446に配置される。シャフト432の第一の外径447は、シャフト432の第二の外径449より大きく、第二の外径449は、シャフト432の第三の外径546より大きい。第一の外径447は、近位部分430の第一の外径437より小さい。
長尺部材412の本体428は、シャフト432の突出部448から遠位端446に向かって延びるシャフト432の近位部分450にわたって第一の外径447を画定する。第一の外径447は、シャフト432の第一の部分450にわたって一定である。シャフト432の第一の外径447は、第一の部分450からシャフト432の遠位端446に向かって延びるシャフト432の第一のテーパ部分452にわたって第二の外径449へと漸減する。長尺部材412の本体428は、シャフト432の第一のテーパ部分452から遠位端446に向かって延びるシャフト432の中間部分548にわたって第二の外径449を画定する。第二の外径449は、シャフト432の中間部分548にわたって一定である。シャフト432の第二の外径449は、シャフト432の中間部分548から遠位端446まで延びるシャフト432の遠位部分550にわたって第三の外径546へと漸減する。長尺部材412の本体428は、シャフト432の遠位端446に第三の外径546を画定する。そのため、シャフト432はテーパ遠位部分550を有する。
突出部448は、シャフト432の近位端444とシャフト432の遠位端446との間に画定される。突出部448は、シャフト432の長さ方向軸から外に、それから離れて延び、外径451と厚さ453を有する。突出部448の外径451は、突出部448からシャフト432の遠位端446に向かって延びるシャフト432の第一の外径447より大きい。突出部448の厚さ453は、突出部448の近位端から突出部448の遠位端にわたり、キャップ418を長尺部材412に解放可能に取り付けることができる何れの適当な厚さとすることもでき、これについては本明細書でより詳しく説明する。シャフト432の、近位部分430と突出部448との間に配置された部分の外径は、突出部448の外径451より小さい。図の実施形態において、シャフト432の、近位部分430と突出部448との間に配置された部分の外径は、突出部448の遠位側に配置されたシャフト432の第一の外径447と等しい。しかしながら、代替的実施形態は、突出部448の遠位側に配置されたシャフト432の第一の外径447と実質的に等しく、それより小さく、またはそれより大きい外径を有する、シャフトの、近位部分430と突出部448との間に配置された部分を含むことができる。突出部448が長尺部材412の本体428により画定されると説明されているが、突出部はその代わりに、何れかの適当な取付技術または方法、例えば溶接、または接着剤の使用によって長尺部材のシャフトに取り付けられる、別の構成要素とすることもできる。
第一の開口部540は、長尺部材412の近位端424に配置される。第二の開口部542は、長尺部材412の遠位端426に配置される。ルーメン544は、第一の開口部540から第二の開口部542まで延び、近位部分430とシャフト432とを通る。第一の開口部540、第二の開口部542、およびルーメン544の各々の内径は、近位部分430の第二の外径439およびシャフト432の第二の外径449より小さい。ガイドワイヤをはじめとする、何れの適当な機器をルーメン544に通すこともできる。あるいは、何れの適当な機器を長尺部材により画定されるルーメン内に配置することもできる。
図の実施形態において、シース416は、シャフト432の周囲の、長尺部材412とキャップ418との間に解放可能に配置される。シース416は、近位端486と、遠位端488と、本体490とを含む。シース416の長さ487は、近位端486から遠位端488まで延び、シャフト432の長さ445より短い。シース416の本体490は、第一の開口部492、第二の開口部494、ルーメン496、フレア状の近位部分498、テーパ遠位部分500、および通路502を画定する。第一の開口部492は近位端486に画定され、第二の開口部494は遠位端488に画定される。ルーメン496は、第一の開口部492から第二の開口部494まで延びる。
第一の開口部492は第一の内径489を有し、第二の開口部494は第二の内径491を有する。そのため、ルーメン496は第一の内径489と第二の内径491を有する。第一の内径489は第二の内径491より大きく、シャフト432の第一の外径447より大きい。第二の内径491は、シャフト432の第二の外径449より大きい。あるいは、シースの第二の内径は、シャフトの第二の外径と等しい、実質的に等しい、またはそれより小さくすることができ、それによってシースとシャフトとの間に締り嵌めを実現できる。第一の内径489は、シース416の近位端486から遠位端488に向かって延びるルーメン496の近位部分552にわたる。ルーメン496の近位部分552はバレル形状であり、長尺部材412の一部(例えば、近位部分450および/または第一のテーパ部分452)を受ける大きさであり、かつそのように構成される。第一の内径489は、近位部分552から遠位端488に向かって、近位端486と遠位端488との間の位置まで延びるルーメン496のテーパ部分554にわたって第二の内径491へと漸減する。ルーメン496の近位部分552とテーパ部分554とは、長尺部材412により画定される近位部分450および第一のテーパ部分452の構造配置と相補的な構造配置を有する。第二の内径491は、シース416のテーパ部分554から遠位端488まで延びるルーメン496の遠位部分556に沿って延びる。
図の実施形態において、シース416は第一の外径497と、第二の外径499と、第三の外径501とを有する。第一の外径497は近位端486に配置され、第二の外径499は近位端486と遠位端488との間に配置され、第三の外径501は遠位端488に配置される。第一の外径497は第二の外径499より大きく、第二の外径499の近位側に配置される。第二の外径499は第三の外径501より大きく、第三の外径501の近位側に配置される。第一の外径497は、近位端486から遠位端488に向かって延びるシース416の近位部分506にわたっている。第一の外径497は、近位部分506から遠位端488に向かって延びるシース416のテーパ部分508に沿って第二の外径499へと漸減する。近位部分506とテーパ部分508は協働してバレル形状のフレア状の近位部分498を画定し、これは、シース416が体内通路の外にある組織を超えて遠位方向に進まないための機械的ストッパの役割を果たす(例えば、フレア状の近位部分が体内通路の外にある組織と接触する)。第二の外径499は、テーパ部分508から遠位端488に向かって延びるシース416の中間部分510にわたっている。第二の外径499は、シース416の遠位部分512にわたって第三の外径501へと漸減し、テーパ遠位部分500を画定する。
通路502は、シース416の近位端486と遠位端488との間のシース416のフレア状の近位部分498に配置される。通路502は、シース416の本体490を通って延び、ルーメン496へのアクセスを提供する。通路502の直径は、縫合糸、または縫合糸の1つもしくは複数の長さ部分を受ける大きさであり、かつそのように構成される。通路502は、何れの適当な構造配置を有することもできる。例えば、通路は何れの適当な幾何学形状を画定する構造配置を有することもでき、これは例えば円筒形、直方体、立方体、三角柱、球、半球、およびそれぞれの実施形態に適していると思われる他のあらゆる構造配置である。図の実施形態において、通路502は円柱形である。
図の実施形態において、キャップ418の本体524は第一の開口部526、第二の開口部528、第一のルーメン530、凹部532、ポート560、第三の開口部562、第四の開口部564、および第二のルーメン566を画定する。
凹部532は、キャップ418により画定されるルーメン530内で、キャップ418の近位端520と遠位端522との間に画定される。凹部532は、ルーメン530の第一の内径523より大きい内径531と、長さ536とを有する。凹部532は、長尺部材412により画定される突出部448を受ける大きさであり、かつそのように構成される。凹部532の内径531は突出部448の外径451と等しく、凹部532の長さ536は突出部448の厚さ453と等しい。この構成は、長尺部材412をキャップ418に、長尺部材412とキャップ418との間のスナップフィット接続を使って解放可能に取り付けるためのメカニズムを提供する。しかしながら、代替的実施形態は、突出部の外径より大きい、それと実質的に等しい、またはそれより小さい内径を有する凹部、および/または突出部の厚さより大きい、実質的にそれと等しい、またはそれより小さい長さを有する凹部を含むことができる。
図の実施形態において、長尺部材414により画定される突出部448は、キャップを形成する材料より相対的に柔軟な材料で形成され、それによって突出部448は、それがキャップ418により画定される第一の開口部526を通過し、凹部532内に入る際に、それ自体で潰れるか、または収縮できる。それに加えて、突出部448は、それが凹部532内に納まると膨張し、その当初の構造形状、またはその当初の構造形状と実質的に同様の形状に戻ることができる。例えば、突出部448を形成する材料は第一のデュロメータ硬さを有することができ、キャップ418を形成する材料は、第一のデュロメータ硬さより高い第二のデュロメータ硬さを有することができる。あるいは、キャップの一部(例えば、近位端、ルーメンを形成する部分)またはその全体を、長尺部材により画定される突出部を形成する材料より相対的に柔軟な材料で形成することができ、それによってキャップは引き伸ばすことができ、突出部が第一の開口部とルーメンを通り、キャップにより画定される凹部内に納まる。例えば、キャップの一部(例えば、近位端、ルーメンを形成する部分)、または全体を、第一のデュロメータ硬さを有する材料で形成することができ、長尺部材により画定される突出部を形成する材料は、第一のデュロメータ硬さより高い第二のデュロメータ硬さを有することができ、それによって、キャップは引き伸ばすことができ、突出部が第一の開口部とルーメンとを通り、キャップにより画定される凹部内に納まる。あるいは、長尺部材により画定される突出部は、キャップを形成するものと同じ材料で形成することができ、突出部の形状(例えば、直径または厚さ)は、突出部の一部が、それがキャップにより画定される第一の開口部を通過するときに、それ自体で潰れるか、または収縮できる。突出部を形成する材料は引き伸ばすことができ、それがキャップにより画定される凹部内に納まると、その当初の構造形状またはその当初の構造形状と実質的に同様の形状に戻ることができる。
長尺部材412とキャップ418との間に噛み合い構造が示されているが、長尺部材および/またはキャップは、長尺部材とキャップとを解放可能に取り付けるために何れの適当なロッキング構造を含むことができる。当業者であれば、特定の実施形態による長尺部材および/またはキャップに含めるのに適したロッキング構造を、長尺部材およびキャップを形成する材料を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。適当であると考えられるロッキング構造の例には、噛み合い構造、長尺部材とキャップとの間に締り嵌めを提供する構造、モールステーパ構造、螺合、機械的ファスナ、およびそれぞれの実施形態に適当であると考えられる他のあらゆる構造が含まれる。例えば、図6および7に示される構成の代替案として、長尺部材は、キャップにより画定されるルーメン内に、キャップにより画定される突出部を受けるような大きさであり、かつそのように構成された凹部を画定することかできる。
ポート560は、キャップ418の近位端520と遠位端522との間に配置される。第三の開口部562はポート560に画定され、第四の開口部564は近位端520とキャップ418の遠位端522との間に配置され、キャップ418により画定される第一のルーメン530と流体連通する。第二のルーメン566は、第三の開口部562から第四の開口部564まで延びる第一のルーメン530と流体連通する。ポート560は、ポート560に取り付けられた、または第二のルーメン566と連通する吸引装置を使って第二のルーメン566に吸引力を加えることによって長尺部材412をキャップ418から引き戻すと、第二のルーメン566を介して治療を提供するためのメカニズムを提供する。
ポート560は、1つまたは複数の機器をキャップ418に取り付けることができるあらゆる適当なコネクタおよび/またはアダプタを含むことができる。当業者であれば、特定の実施形態によりキャップのポートに含めるのに適したコネクタおよび/またはアタプタを、キャップを形成する材料を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。キャップのポートに含めるのに適していると考えられるコネクタおよび/またはアダプタの例には、螺合、Tuohy Borstアダプタ、ルアロックコネクタ、およびそれぞれの実施形態に適していると考えられる他のあらゆるコネクタおよび/またはアダプタが含まれる。
使用時に、シース416の遠位端488は、キャップ418の第一の開口部526を通って、キャップ418により画定されるルーメン530内に入り、それによってフレア状の近位部分498がキャップ418により画定される第一のルーメン530内に納まる。例えば、シース416をキャップ418により画定されるルーメン530内を経て進めることができ、最終的にシース416の外面(例えば、近位部分498)がキャップ418の内壁(例えば、テーパ部分534)と接触する。その後、長尺部材412の遠位端426がシース416により画定されるルーメン496を通り、突出部448は部分的に、キャップ418により画定される凹部532内に納まる。キャップにより画定される凹部の構造形状に応じて、代替的実施形態は、長尺部材とキャップとが相互に解放可能に取り付けられたときにキャップにより画定される凹部内に完全に納まる突出部を含むことができる。長尺部材412は、任意選択により、シース416により画定されるルーメン496内へと進めることができ、最終的に長尺部材412の外面(例えば、テーパ部分452)がシース416の内壁と接触し、シース416の外壁がキャップ418の内壁(例えば、テーパ部分554)と接触して、図6に示されるように、長尺部材412とキャップ418との間にシース416が押し付けられるか、または挟まれる。これは、シース416を体内通路内へと進めるためのメカニズムを提供する。
図の実施形態において、シース416はキャップ418を形成する材料より相対的に柔軟な材料で形成され、それによってシース416は、それがキャップ418により画定される第一のルーメン530を遠位方向に通過するときに、それ自体で潰れるか、または収縮できる。シース416がキャップ418から外れると、シース416は膨張でき、またはその当初の構造形状、またはその当初の構造形状と実質的に同様の形状に戻ることができる。例えば、シース416は第一のデュロメータ硬さを有する材料で形成でき、キャップ418を形成する材料は、第一のデュロメータ硬さより高い第二のデュロメータ硬さを有することができる。あるいは、キャップの一部(例えば、遠位端、キャップのルーメンを形成する部分)、または全体を、シースを形成する材料より相対的に柔軟な材料で形成することができ、それによってキャップは引き伸ばすことができ、シースがキャップにより画定されるルーメンを通過して、最終的にシースはキャップから外れる。例えば、キャップの一部(例えば、遠位端、キャップのルーメンを形成する部分)、または全体を第一のデュロメータ硬さを有する材料で形成することができ、シースを形成する材料は、第一のデュロメータ硬さより高い第二のデュロメータ硬さを有することができ、それによって、キャップは引き伸ばすことができ、シースがキャップにより画定されるルーメンを通過して、最終的にシースはキャップから外れる。あるいは、シースは、キャップを形成するものと同じ材料で形成することができ、シースの形状(例えば、シースの厚さ)は、シースの一部が、それがキャップにより画定される第二の開口部を通過するときに、それ自体で潰れるか、または収縮できる。シースを形成する材料は引き伸ばすことができ、それがキャップから外れると、その当初の構造形状またはその当初の構造形状と実質的に同様の形状に戻ることができる。
図8および9は、他の医療機器610を示している。医療機器610は、図1、2、3および4に示し、上で説明した医療機器と、以下に詳しく記す点を除いて同様である。図8および9の参照番号は、図1、2、3、および4の同じ番号で示されたものと同じ構造的要素または特徴を、600番台で示している。図の実施形態において、医療機器610は、長尺部材612と、中間部材614と、シース616とを含む。中間部材614は、第一の状態と第二の状態との間で移動可能であり、これについては本明細書でより詳しく説明する。
図の実施形態において、長尺部材612は、シャフト632の近位端644と遠位端646との間にねじ山648を画定する。ねじ山648は、本明細書で説明するように、螺旋形状を有し、これは、中間部材616により画定されるねじ山664により画定される螺旋形状と相互作用する大きさであり、かつそのように構成される。例えば、長尺部材612により画定されるねじ山648は、中間部材616により画定されるねじ山664と嵌合するような大きさであり、かつそのように構成され、それによって長尺部材612は中間部材614に、ねじ山648およびねじ山664を使って解放可能に取り付けられる。ねじ山648は、長尺部材612を中間部材614に解放可能に取り付けるためのメカニズムを提供する。
図の実施形態において、中間部材614は、第一のルーメン662のねじ山664、トラック770、第一のスロット772、第二のスロット774、空洞776を画定し、スリーブ778を含む。中間部材614は、シース616が中間部材614と取り付けられていない、図8に示される第一の状態と、シース616が中間部材614に解放可能に取り付けられている、図9に示される第二の状態との間で移動可能である。
中間部材614は、第一のルーメン662内に、中間部材614の近位端656と遠位端658との間にねじ山664を画定する。ねじ山664は螺旋構造を有し、これは、長尺部材612により画定されるねじ山648により画定される螺旋形状と相互作用する大きさであり、かつそのように構成される。例えば、中間部材614により画定されるねじ山664は、長尺部材612により画定されるねじ山と嵌合するような大きさであり、かつそのように構成され、それによって長尺部材612は中間部材614に、ねじ山648およびねじ山664を使って解放可能に取り付けられる。ねじ山664は、中間部材614を長尺部材612に解放可能に取り付けるためのメカニズムを提供する。
トラック770は、中間部材614の近位端656と遠位端658との間に配置される中間部材614の窪んだ中間部分を含む。トラック770は、トラック770の近位端に第一の外径と、トラック770の遠位端に第二の外径とを有する。トラック770の第二の外径は、トラック770の第一の外径より大きい。そのため、トラック770の外径は、トラック770の近位端から遠位端へと増大する。第一のスロット772は中間部材614の遠位端658の第一の開口部から中間部材614の近位端656に向かって延びる。第二のスロット774は、中間部材614の遠位端658の第二の開口部から中間部材614の近位端656に向かって延びる。空洞776は、中間部材614の本体660内に、中間部材614の遠位端658に配置された円周方向の開口部から中間部材614の近位端656に向かって延びる。空洞776は、図9に示されているように、シース616の第一の部分を受けるような大きさであり、かつそのように構成される。
スリーブ778はトラック770に配置され、第一の位置から第二の位置に移動可能である。図8は、第一の位置にあるスリーブ778を示し、図9は第二の位置にあるスリーブ778を示す。第一の位置において、スリーブ778はトラック770の近位端に、またはその付近に配置され、中間部材614は第一の状態にある。第二の位置において、スリーブ778はトラック770の遠位端に、またはその付近に配置され、中間部材614は第二の状態にある。スリーブ778を第一の位置から第二の位置に移動させることによって、中間部材614の遠位端の外径が小さくなり、シース616が中間部材614に解放可能に取り付けられる。スリーブ778を第二の位置から第一の位置に移動させると、中間部材614の遠位端の外径が大きくなり、スリーブ616が中間部材616に取り付けられた状態から解放される。
トラック770、第一のスロット772、第二のスロット774、空洞776、およびスリーブ778は協働してコレット形状を作り、これはシース616を中間部材614に解放可能に取り付けるために使用できる。
図の実施形態において、シース616は、第一の外径697、第二の外径699、および第三の外径701を有する。第一の外径697は近位端686に配置され、第二の外径699は近位端686と遠位端688との間に配置され、第三の外径701は遠位端688に配置される。第一の外径697は第二の外径699より大きく、第二の外径699の近位側に配置される。第二の外径699は第三の外径701より大きく、第三の外径701の近位側に配置される。第一の外径697は、シース616の、近位端686から遠位端688に向かって延びる近位部分706の範囲にわたっている。第一の外径697は、近位部分706から遠位端688に向かって延びるシース616のテーパ部分708にわたって第二の外径699へと漸減し、フレア状の近位部分698を画定する。フレア状の近位部分698は、シース616が体内通路の外にある組織を超えて近位方向に移動しないようにする機械的ストッパとして機能する(例えば、フレア状の近位部分が体内通路の外にある組織と接触する)。フレア状の近位部分698はバレル形状であり、第一の外径697から第二の外径699へと細くなる。第二の外径699は、テーパ部分708から遠位端688に向かって延びるシース616の中間部分710の範囲にわたっている。第二の外径699は、シース716の遠位部分712にわたって第三の外径701へと漸減し、テーパ遠位部分700を画定する。
通路702は、シース616の近位端686と遠位端688との間のシース616のフレア状の近位部分698に配置される。通路702は、シース616の本体690を通って延び、ルーメン696へのアクセスを提供する。通路702の直径は、縫合糸または縫合糸の1つもしくは複数の長さ部分を受けるような大きさであり、かつそのように構成される。通路702は、何れの適当な構造配置を有することもできる。例えば、通路は、何れの適当な幾何学形状を画定する構造配置を有することもでき、これは例えば、円筒形、直方体、立方体、三角柱、球、半球、およびそれぞれの実施形態に適していると考えられる他のあらゆる構造配置を含む。図の実施形態において、通路702は円筒形である。
各種の治療方法が本明細書に記載されている。本明細書に記載されている方法は、一連の行為として示され、説明されているが、理解し、認識するべき点として、一部の行為は、これらの方法により、異なる順序で、および/または本明細書に記載されている他の行為と同時に行われてもよいため、方法は行為の順序により限定されない。
図10は、体内通路を治療する方法800のフローチャート表現である。
ステップ802は、医療機器近位端および医療機器遠位端を有する医療機器を体内通路内に、医療機器遠位端が体内通路内に配置されるように挿入するステップを含む。体内通路は、体内通路壁によって画定される。他のステップ804は、医療機器を体内通路内に、シースの第二の外径が体内通路内に配置されるまで進めるステップを含む。他のステップ806は、中間部材に遠位方向の力を加えるステップを含む。他のステップ808は、長尺部材に近位方向の力を加え、それと同時に、中間部材に遠位方向の力を加えて、長尺部材がシースに関して近位方向に進むようにするステップを含む。他のステップ810は、長尺部材がシースから外れるまで、引き続き長尺部材に近位方向の力を加え、それと同時に、中間部材に遠位方向の力を加えるステップを含む。他のステップ812は、キャップを中間部材から分離するステップを含む。他のステップ814は、中間部材をシースから分離するステップを含む。他のステップ816は、キャップをシースから分離するステップを含む。他のステップ818は、シースを体内通路から抜去するステップを含む。
ステップ802は、本明細書で説明し、図示された実施形態等、ある実施形態による何れの適当な医療機器を使って実現することもできる。当業者であれば、特定の実施形態により体内通路に導入するのに適当な医療機器を、実施される治療を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。体内通路に挿入し、本明細書に記載されている1つまたは複数のステップおよび/または方法を完遂するのに適していると考えられる医療機器の例には、医療機器10、医療機器210、医療機器410、医療機器610、本明細書に記載されている代替的構成要素を含む医療機器(例えば、中間部材14’)、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる医療機器が含まれる。
ステップ802は、医療機器を何れの適当な体内通路に挿入することによっても実行できる。当業者であれば、特定の実施形態により医療機器を導入するのに適した体内通路を、実行しようとする治療を含む各種の検討事項に基づいて選択することができるであろう。医療機器を挿入するのに適していると考えられる体内通路の例には、唾液腺、尿路の一部、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる体内通路が含まれる。
ステップ802の前に実行できる任意選択のステップは、医療機器のシースを水和させるステップを含む。これは、何れの適当な技術(例えば、液体をシースにかけること)および材料、例えば生理食塩水を使っても実行できる。
ステップ804は、医療機器を体内通路内へと進めて、シースの第二の外径が体内通路内に配置されるように、遠位方向の力(例えば、体内通路に向かう)を医療機器の何れの適当な部分に加えることによっても実行できる。例えば、遠位方向の力は、ある実施形態の長尺部材、例えば長尺部材12、長尺部材212、長尺部材412、または長尺部材612に加えることができる。
任意選択のステップは、医療機器を体内通路内に、キャップのテーパ状の遠位部分が体内通路の外に配置されるように進めるステップを含む。このステップは、キャップの遠位表面が体内通路の外にある組織と接触するまで、遠位方向の力(例えば、体内通路に向かう)を医療機器の何れの適当な部分に加えることによっても実行できる。あるいは、医療機器がキャップを含まない場合(例えば、医療機器610)、任意選択のステップは、医療機器を体内通路内に、中間部材の遠位表面が体内通路の外にある組織と接触するように進めるステップを含む。このステップは、中間部材の遠位表面が体内通路の外にある組織と接触するまで、遠位方向の力(例えば、体内通路に向かう)を医療機器の何れの適当な部分に加えることによっても実行できる。
ステップ806は、中間部材が体内通路の外にある組織に向かって進められるように、遠位方向の力を中間部材に加えることによって実行できる。遠位方向の力は、例えば中間部材の外周または縁、および/または中間部材の近位表面等、中間部材の何れの適当な部分にも加えることができる。遠位方向の力を中間部材に加えるステップの代わりに、代替的ステップは、中間部材の位置を長尺部材に関して保持するステップを含む。このステップは、何れの適当な力(例えば、半径方向に内側に向かう力)を中間部材に、中間部材の位置が長尺部材、体内通路の外にある組織、および/または体内通路に関して保持されるように加えることによっても実行できる。
あるいは、医療機器が中間部材を含まない場合(例えば、医療機器410)、代替的ステップは、キャップが組織に向かって進められ、および/またはそれと接触するように、遠位方向の力をキャップに加えるステップを含む。遠位方向の力は、キャップの何れの適当な部分、例えばキャップの外周または縁、および/またはキャップの近位表面に加えることもできる。キャップに遠位方向の力を加えるステップの代わりに、代替的ステップは、キャップの長尺部材に関する位置を保持するステップを含む。このステップは、キャップの位置が長尺部材、体内通路の外にある組織、および/または体内通路に関して保持されるように、何れの適当な力(例えば、半径方向の内側に向かう力)をキャップに加えることによっても実行できる。
ステップ808は、近位方向の(例えば、体内通路の反対の)力を長尺部材の何れかの適当な部分(例えば、近位部分)に加え、それと同時に遠位方向の力を中間部材に加えて、長尺部材が中間部材とシースとに関して近位方向に進められ、シースにより画定されるルーメン内で近位方向に進められるようにすることによって実行できる。例えば、ステップ808は、ステップ806と同時に実行できる。近位方向の力を長尺部材に加え、それと同時に遠位方向の力を中間部材に加えるステップの代わりに、代替的ステップは、近位方向の(例えば、体内通路と反対の)力を長尺部材に加え、それと同時に中間部材のシースに関する位置を保持して、長尺部材が中間部材とシースとに関して近位方向に進められ、シースにより画定されるルーメン内で近位方向に進められるようにするステップを含む。
あるいは、医療機器が中間部材を含まない場合(例えば、医療機器410)、代替的ステップは、近位方向の(例えば、体内通路の反対の)力を長尺部材の何れかの適当な部分(例えば、近位部分)に加え、それと同時に、遠位方向の力をキャップに加えて、長尺部材がキャップとシースとに関して近位方向に進められ、キャップにより画定されるルーメン内で近位方向に進められるようにするステップを含む。例えば、このステップは、上述の代替的ステップと同時に実行できる。近位方向の力を長尺部材に加え、それと同時に遠位方向の力をキャップに加えるステップの代わりに、代替的ステップは、近位方向の(例えば、体内通路の反対の)力を長尺部材に加え、それと同時にキャップの長尺部材に関する位置を保持して、長尺部材がキャップと長尺部材とに関して近位方向に進められ、シースにより画定されるルーメン内で近位方向に進められるようにするステップを含む。
ステップ810は、シャフトの遠位端が中間部材の近位端の近位側に配置され、長尺部材がシースおよび中間部材から外れるまで、引き続き近位方向の力を長尺部材に加え、それと同時に遠位方向の力を中間部材に加えることによって実行できる。引き続き近位方向の力を長尺部材に加え、それと同時に遠位方向の力を中間部材に加えるステップの代わりに、代替的ステップは、シャフトの遠位端が中間部材の近位端の近位側に配置され、長尺部材がシースおよび中間部材から外れるまで、引き続き近位方向の力を長尺部材に加え、それと同時に中間部材のシースに関する位置を保持するステップを含む。
あるいは、医療機器が中間部材を含まない場合(例えば、医療機器410)、代替的ステップは、シャフトの遠位端がキャップの近位端の近位側に配置され、長尺部材がシースおよびキャップから外れるまで、引き続き近位方向の力を長尺部材に加え、それと同時に遠位方向の力をキャップに加えることによって実行できる。引き続き近位方向の力を長尺部材に加え、それと同時に遠位方向の力をキャップに加えるステップの代わりに、代替的スステップは、シャフトの遠位端がキャップの近位端の近位側に配置され、長尺部材がキャップおよびシースから外れるまで、引き続き近位方向の力を長尺部材に加え、それと同時にキャップのシースに関する位置を保持するステップを含む。
長尺部材がシースにより画定されるルーメンから取り外された後に遂行できる任意選択のステップは、管状部材を中間部材またはキャップにより画定されるポートに取り付けて、治療を実行できるようにするステップを含む。例えば、治療は、管状部材を吸引装置に取り付けて、吸引力を中間部材、キャップ、および/またはシースにより画定されるルーメンに加えることができようにするステップを含むことができる。
長尺部材がシースにより画定されるルーメンから取り外された後に遂行できる他の任意選択のステップは、治療を行うために、医薬品および/または医療機器をシースにより画定されるルーメンから体内通路内に通すステップを含む。あるいは、医療機器を、シースにより画定されるルーメンの一部に通すことができる。このステップは、何れの適当な医薬品および/または医療機器を使用しても実行でき、当業者であれば、特定の実施形態によりシースの全体または一部を通すのに適した医薬品および/または医療機器を、実行しようとする治療を含む各種の検討事項に基づいて選択することができるであろう。シースにより画定されるルーメンを通すのに適していると考えられる医療機器の例には、拡張器、スコープ、吸引カテーテル、バルーンカテーテル、潅流用カテーテル、カメラ、光源、バスケット、切開器具、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる医療機器が含まれる。他の任意選択のステップは、シースにより画定されるルーメンの一部または全体を通過した医療機器で治療を実行するステップを含む。他の任意選択のステップは、医療機器をシースにより画定されたルーメンから抜去するステップを含む。体内通路内で、1つまたは複数の狭窄箇所の治療、および/または体内通路内に堆積した1つまたは複数の石を除去する等、何れの適当な治療も実行できる。
中間部材14’が医療機器に含まれる実施形態において(例えば、医療機器10)、ステップ810の後に遂行できる他の任意選択のステップは、第一の部材を第二の部材から分離するステップを含む。この任意選択のステップは、第二の部材が第一の部材に取り付けられた状態から外れるまで、近位方向の力を第二の部材に加え、それと同時に、第一の部材の位置を保持するステップ、近位方力を第二の部材に加え、それと同時に近位方向の力を第一の部材に加えるステップ、または第二の部材の位置を保持し、近位方向の力を第一の部材に加えるステップによって実行できる。
医療機器10は方法800を遂行するために使用されているが、ステップ812は、中間部材がキャップから外れるまで、回転力を中間部材に加え、それと同時にキャップの位置を保持するステップ、第一の回転力を中間部材に、またはそれと反対の第二の回転力をキャップに加えるステップ、または中間部材の位置を保持し、回転力をキャップに加えるステップによって実行できる。医療機器210が方法800を遂行するために使用されている場合、ステップ812は、中間部材がキャップから外れるまで、近位方向の力を中間部材に加え、それと同時にキャップの位置を保持するステップ、近位方向の力を中間部材に加え、遠位方向の力をキャップに加えるステップ、または中間部材の位置を保持し、遠位方向の力をキャップに加えるステップにより実行できる。医療機器410が方法800を遂行するために使用されている場合、ステップ812は、方法800から省くことかでき、それは、医療機器410は中間部材を含まないからである。医療機器610がステップ800を遂行するために使用される場合、ステップ812をステップ800から省くことができ、それは、医療機器410がキャップを含まないからである。
ステップ814は、近位方向の力を中間部材の何れかの適当な部分に加え、中間部材がシースから外れるようにすることによって実行できる。医療機器410が方法800を遂行するために使用されている場合、ステップ814は方法800から省くことができ、それは、医療機器410が中間部材を含まないからである。医療機器610が方法800を遂行するために使用される場合、ステップ814の前に実行できる任意選択のステップは、スリーブを第二の位置から第一の位置へと進め、中間部材を第二の状態から第一の状態に移動させるステップを含む。ステップ804の前に、それと同時に、またはその後に実行できる他の任意選択のステップは、シースを中間部材により画定される空洞内に位置付けるステップと、スリーブを第一の位置から第二の位置に進めて、中間部材を第一の状態から第二の状態に移動させるステップとを含む。
任意選択のステップは、遠位方向の(例えば体内通路に向かう)力をシースに加えて、シースが体内通路の外の、または体内通路の壁を形成する組織と接触するようにするステップを含む。
ステップ816は、近位方向の力をキャップに加え、それと同時にシースの位置を保持して、図4に示されるように、シースがキャップのルーメン内で移動され、キャップにより画定される遠位側開口部から出るようにするステップによって実行できる。あるいは、ステップ816は、近位方向の力をキャップに加え、それと同時に遠位方向の力をシースに加えて、シースがキャップのルーメン内で移動され、キャップにより画定される遠位側開口部から出るようにするステップによって実行できる。あるいは、ステップ816は、キャップの位置を保持し、それと同時に遠位方向の力をシースに加えて、シースがキャップのルーメン内で移動され、キャップにより画定される遠位側開口部から出るようにするステップによって実行できる。医療機器610が方法800を遂行するために使用される場合、ステップ816は方法800から省くことができ、それは、医療機器410がキャップを含まないからである。
ステップ818は、近位方向の力をシースに、それが体内通路から抜けるまで加え、シースの遠位端が体内通路の近位側に配置されるようにするステップによって実行できる。任意選択により、ステップ818を方法800から省くことができる。例えば、ステップ818は、シースが生体分解または生体吸収材料で形成されている実施形態においては、省くことができる。
シースを体内通路から抜去する前に実行できる任意選択のステップは、シースを体内通路の外にある組織に縫合するステップを含む。このステップは、縫合糸をシースにより画定される通路に、および体内通路の外にある組織に通して、シースを組織に、および体内通路内に固定するステップによって実行できる。シースの本体が複数の通路を画定する実施形態において、シースを体内通路から抜去する前に実行できる任意選択のステップは、縫合糸を各通路または通路のうちの1つまたは複数に通し、体内通路の外にある組織に通して、シースを、体内通路を画定する壁に固定するステップを含む。
上述の任意選択のステップに加えて、またはその代わりに、シースを体内通路から抜去する前に実行できるステップは、シースを、体内通路を画定する壁に縫合するステップを含む。このステップは、縫合糸をシースにより画定される通路に、および体内通路の壁に通して、シースを体内通路の壁に、および体内通路内に固定するステップによって実行できる。シース本体が複数の通路を画定する実施形態において、このステップは、縫合糸を各通路または通路のうちの1つまたは複数に通し、体内通路の外にある組織に通して、シースを体内通路の壁に固定するステップを含む。
シースを体内通路から抜去する前に実行できる任意選択のステップは、シースをある期間にわたり体内通路に留置するステップを含む。例えば、シースを体内通路内に配置し、シースにより画定されるルーメンを体内通路内に配置されたあらゆる物質のための排出路として利用できるようにすることができる(例えば、体内通路内に配置された物質は、シースにより画定されるルーメンを通じて体内通路の外の環境へと通過することができる)。何れの適当な期間も適当であると考えられ、当業者であれば、特定の実施形態によりシースを体内通路に留置するのに適した期間を、実行しようとする治療を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。体内通路にシースを留置するのに適していると考えられる期間の例には、1分または複数分、1時間または複数時間、1日または複数日、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる期間が含まれる。
シースを体内通路から抜去する前に実行できる任意選択のステップは、治療を実行するために、医薬品および/または医療機器を、シースにより画定されルーメンを通じて、体内通路内を通すステップを含む。あるいは、医療機器は、シースによって画定されるルーメンの一部に通すことができる。このステップは、何れの適当な医薬品および/または医療機器を使って実行することもでき、当業者であれば、特定の実施形態によりシースの全部または一部を通すのに適した医薬品および/または医療機器を、実行しようとする治療を含む各種の実施形態に基づいて選択できるであろう。シースにより画定されるルーメンを通過すのに適していると考えられる医療機器の例としては、吸引カテーテル、バルーンカテーテル、潅流用カテーテル、カメラ、光源、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる医療機器が含まれる。他の任意選択のステップは、シースにより画定されるルーメンの一部または全部を通過した医療機器で治療を実行するステップを含む。他の任意選択のステップは、医療機器をシースにより画定されるルーメンから抜去するステップを含む。
任意選択により、長尺部材が、その長さにわたって延びるルーメンを画定する実施形態(例えば、長尺部材410)において、ステップ802の前に実行できる任意選択のステップは、ガイドワイヤ近位端とガイドワイヤ遠位端とを有するガイドワイヤを体内通路内に、ガイドワイヤ遠位端が体内通路内に配置されるように挿入するステップを含む。任意選択のステップは、何れの適当な長さおよび構造配置を有する何れの適当なガイドワイヤを使っても実行できる。当業者であれば、特定の実施形態により体内通路に挿入するためのガイドワイヤを、実行しようとする治療を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。この任意選択のステップは、遠位方向の力をガイドワイヤの何れかの適当な部分に加えて、ガイドワイヤ遠位端を体内通内へと進められるようにするステップによって実行できる。この任意選択のステップは、ガイドワイヤを何れの適当な体内通路に挿入することによっても実行できる。当業者であれば、特定の実施形態によるガイドワイヤを挿入するのに適した体内通路を、実行しようとする治療を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。ガイドワイヤを挿入するのに適していると考えられる通路の例には、唾液腺、尿路の一部、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる体内通路が含まれる。
ガイドワイヤが方法800を実行するために使用される場合、他の任意選択のステップは、医療機器をガイドワイヤの周囲で、ガイドワイヤが医療機器の長尺部材により画定されるルーメン内に配置されるように進めるステップを含む。この任意選択のステップは、本明細書に記載され、図示された実施形態等、ある実施形態による何れの適当な医療機器を使用しても実行できる。当業者であれば、特定の実施形態によりガイドワイヤの周囲で進めるのに適した医療機器を、実行しようとする治療を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。本明細書に記載されている1つまたは複数のステップおよび/または方法を実行するためにガイドワイヤの周囲で前進させるのに適していると考えられる医療機器の例には、長尺部材(例えば、長尺部材410)を含み、それが長尺部材の近位端から長尺部材の遠位端まで延びるルーメンを画定する医療機器が含まれる。例えば医療機器10、医療機器210、医療機器410、医療機器610等、本明細書に記載され、図示されている医療機器の何れも適当であると考えられ、長尺部材を含むことができ、それが長尺部材の近位端から長尺部材の遠位端まで延びるルーメンを画定する。この任意選択のステップは、ガイドワイヤの近位端を長尺部材により画定されるルーメン(例えば、長尺部材412のルーメン544)の遠位側開口部に通し、ガイドワイヤがルーメンの近位側開口部を通り、医療機器がガイドワイヤの周囲に配置されるようにするために、遠位方向の力を医療機器の何れの適当な部分に加えることによっても実行できる。
ガイドワイヤが方法800を遂行するために使用される場合、他の任意選択のステップは、ガイドワイヤを体内通路と医療機器から抜去するステップを含む。この任意選択のステップは、ガイドワイヤが体内通路および長尺部材により画定されるルーメンから抜去されるように、近位方向の力をガイドワイヤの何れの適当な部分に加えることによっても実行できる。
図11は、他の中間部材14’を示している。中間部材14’は、図1、2、3、および4に示され、上で説明した中間部材14と、以下に詳しく記す点を除いて同様である。図11の参照番号は、図1、2、3、および4により示されるものと同じ構成要素または特徴を、’を付けて指す。図の実施形態において、中間部材14’は、第一の部材15’と、第二の部材17’と、近位端21’と、遠位端23’とを含む。第一の部材15’と第二の部材17’とは、第一の部材15’が第二の部材17’に解放可能に取り付けられる第一の状態と、第一の部材15’が第二の部材17’から外れている第二の状態との間で移動可能である。図11は、第二の状態にある中間部材14’を示している。図1、2、3、および4に示されている医療機器10のような医療機器に含められている場合、中間部材14’は、長尺部材12の、長尺部材12(例えば、近位部分30)とシース16との間に解放可能に取り付けることができる。
図の実施形態において、第一の部材15’は、近位端56’と、遠位端58’と、本体60’とを含む。第一の部材15’は長さ57’と、第一の外径59’と、第二の外径61’と、第三の外径63’とを有する。長さ57’は、第一の部材15’の近位端56’から遠位端58’の範囲にわたっている。第一の部材15’の本体60’は、第一のルーメン62’、凹部64’、ポート66’、第二のルーメン68’、およびねじ山70’を画定する。
第一の外径59’は、近位部分の第一の外径(例えば、第一の外径37)より大きい。第一の外径59’は、近位端56’から遠位端58’に向かって延びる第一の部材15’の近位部分82’にわたっている。第二の外径61’は、第一の外径59’と等しく、凹部64’から遠位端58’に向かう範囲にわたる。あるいは、第二の外径は、第一の部材の第一の外径と実質的に等しく、それより大きく、またはそれより小さくすることができる。第三の外径63’は、第一の部材15’の遠位端58’に配置され、第二の外径61’より小さい。第一の部材15’は、ポート66’と遠位端58’との間に延びるテーパ部分84’を画定する外面を有する。しかしながら、代替的な実施形態は、第一の部材の遠位端から近位端に向かって延びるテーパ部分を含むことができる。テーパ部分84’は、第二の外径61’から第三の外径63’へと細くなる。テーパ部分84’は、テーパ部分84’の一部がシースにより受けられるような大きさであり、かつそのように構成され、これについては本明細書により詳しく説明されている。そのため、テーパ部分84’は、シースにより画定されるルーメンの近位部分の構造配置に対応する。
第一のルーメン62’は、第一の部材15’の近位端56’に画定される第一の開口部72’から、第一の部材15’の遠位端58’に画定される第二の開口部74’まで延びる。凹部64’は、第一の部材15’の近位端56’と遠位端58’と間に画定され、内径65’と長さ67’とを有する。凹部64’は、第一の部材15’の外面から第一の部材15’の長さ方向軸に向かって延びる。内径65’は、第一のルーメン62’の内径75’より大きい。凹部64’は、本明細書に記載されているように、第二の部材17’により画定される突出部112’を受けるような大きさであり、かつそのように構成される。凹部62’の内径65’は、突出部112’の内径117’と等しく、凹部64’の長さ67’は、突出部112’の厚さ119’と等しい。この構成は、第一の部材15’を第二の部材17’に、第一の部材15’と第二の部材17’との間のスナップフィット接続を使って解放可能に取り付けるためのメカニズムを提供する。しかしながら、代替的実施形態は、突出部の外径より大きい、それと実質的に等しい、またはそれより小さい内径を有する凹部、および/または突出部の厚さより大きい、実質的にこれと等しい、またはそれより小さい長さを有する凹部を含むことができる。あるいは、第一の部材が突出部を画定でき、第二の部材が凹部を画定できる。
ねじ山70’は遠位端58’から近位端56’に向かって延び、ポート66’の遠位側に配置される。ねじ山70’は螺旋形状を有し、これはキャップ(例えば、キャップ18)によって画定されるねじ山により画定される螺旋形状と相互作用するような大きさであり、かつそのように構成される。例えば、第一の部材15’により画定されるねじ山70’は、キャップにより画定されるねじ山と嵌合するような大きさであり、かつそのように構成され、それによって第一の部材15’はキャップに、ねじ山70’とキャップにより画定されるねじ山を使って解放可能に取り付けられる。ねじ山70’は、キャップを第一の部材15’に解放可能に取り付けるためのメカニズムを提供する。代替的な実施形態は、第一の部材の近位端と遠位端との間に延びるねじ山を含むことができる。
第一の部材15’は、何れの適当な材料で形成することもできる。当業者であれば、特定の実施形態による中間部材の第一の部材を形成するのに適した材料を、第一の部材がその構成要素である医療機器に含まれる長尺部材、シース、キャップ、および/または第二の部材を形成する材料を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。第一の部材を形成するのに適していると考えられ材料の例としては、生体適合材料、生体適合化が可能な材料、ステンレス鋼、チタン、ニッケル−チタン合金(例えば、ニチノール)等の金属、熱可塑性材料、ポリマ、Pebax(Pebaxは、Allee des Vosges,Courbevoie,FranceのAto Chimie Corporationの登録商標である)、ナイロン、ポリエチレン、高密度ポリエチレン(HDPE)、高性能ポリエチレン(HPPE)、ポリウレタン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、シリコーン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリオキシメチレン(例えば、アセタール)、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる材料が含まれる。図の実施形態において、第一の部材15’は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)で形成される。
例示的実施形態において、第二の部材17’は近位端102’と、遠位端104’と、本体106’とを含む。第二の部材17’は、長さ107’、外径109’、および内径111’を有する。長さ107’は、第二の部材17’の近位端102’から遠位端104’まで延びる。外径109’は、長尺部材の近位部分の第一の外径より大きい。第二の部材17’の本体106’は、ルーメン108’、凹部110’、および112’を画定する。
ルーメン108’は、第二の部材17’の近位端102’に画定された第一の開口部114’から第二の部材17’の遠位端104’に画定された第二の開口部116’まで延びる。ルーメン108’、第一の開口部114’、および第二の開口部116’の各々の内径は、長尺部材のシャフトを受けるような大きさであり、かつそのように構成される。図の実施形態において、第一のルーメン108’、第一の開口部114’、および第二の開口部116’の各々の内径111’は、長尺部材の近位部分の第一の外径より小さく、シャフトの第一の外径より大きい。しかしながら、第一のルーメンの第一の開口部、および第二の開口部の各々について、他の外径も適当であると考えられ、例えば、本明細書に記載されている他の特徴の直径(例えば、シャフトの外径)より小さい、それと等しい、実質的にそれと等しい、またはそれより大きい内径を含む。
凹部110’は、ルーメン108’の内部で、第二の部材17’の近位端102’と遠位端104’との間に画定され、内径113’と長さ115’とを有する。凹部110’は、第二の部材17’の内面から、第二の部材17’の長さ方向軸から離れて延びる。内径113’は、ルーメン108’の内径111より大きい。凹部110’は、長尺部材により画定される突出部(例えば、突出部48)を受けるような大きさであり、かつそのように構成される。凹部110’の内径113’は、長尺部材により画定される突出部の外径と等しく、実質的にそれと等しく、それより大きく、またはそれより小さくすることができる。凹部110’の長さ115’は、長尺部材により画定される突出部の厚さと等しく、実質的にそれと等しく、それより大きく、またはそれより小さくすることができる。例えば、凹部は、突出部により画定される直径と等しい内径を有することができ、突出部の長さと等しい長さを有することができる。この構成は、第二の部材17’を長尺部材に、第二の部材17’と長尺部材との間のスナップフィット接続を使って解放可能に取り付けるためのメカニズムを提供する。あるいは、長尺部材が凹部を画定でき、中間部材が突出部を画定できる。
突出部112’は、ルーメン108’内で、第二の部材17’の近位端102’と遠位端104’との間に画定される。突出部112’は第二の部材17’の内面から第二の部材17’の長さ方向軸に向かって延びる。突出部112’は、内径117’と厚さ119’とを有する。突出部112’の内径117’は、ルーメン108’の内径111’より短い。突出部112’の厚さ119’は、突出部112’の近位端から突出部112’の遠位端まで延び、第二の部材17’を第一の部材15’に解放可能に取り付けることができる何れの適当な厚さとすることもできる。
第二の部材17’は、何れの適当な材料から形成することもできる。当業者であれば、特定の実施形態により第二の部材を形成するのに適した材料を、第二の部材がその構成要素である医療機器に含まれる長尺部材、シース、キャップ、および/または第一の部材を形成する材料を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。第二の部材を形成するのに適していると考えられる材料の例には、生体適合材料、ステンレス鋼、チタン、ニッケル−チタン合金(例えば、ニチノール)、等の金属、熱可塑性材料、ポリマ、Pebax(Pebaxは、Allee des Vosges,Courbevoie,FranceのAto Chimie Corporationの登録商標である)、ナイロン、ポリエチレン、高密度ポリエチレン(HDPE)、高性能ポリエチレン(HPPE)、ポリウレタン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、シリコーン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリオキシメチレン(例えば、アセタール)、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる材料が含まれる。図の実施形態において、第二の部材17’は、高密度ポリエチレン(HDPE)で形成される。任意選択により、第二の部材は、長尺部材(例えば、長尺部材12)を形成する材料と同じまたは異なる材料で形成できる。
第一の部材15’および/または第二の部材17’には、第二の部材17’と長尺部材とを、および第一の部材15’と第二の部材17’とを解放可能に取り付けるための何れの適当なロッキング構造を含めることもできる。当業者であれば、特定の実施形態により第一の部材および/または第二の部材に含めるのに適しているロッキング構造を、長尺部材、第一の部材、および/または第二の部材を形成する材料を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。長尺部材と第二の部材との間および/または第一の部材と第二の部材との間で適当であると考えられるロッキング構造の例には、噛み合い構造、長尺部材と中間部材との間で締り嵌めを提供する構造、モールステーパ構成、螺合、機械的ファスナ、およびそれぞれの実施形態に適していると考えられる他のあらゆる構造が含まれる。
使用時に、第一の部分15’は第二の部分17’に、突出部112’が凹部64’内に入るように取り付けられる。長尺部材のシャフトは、第二の部材17’のルーメン108’(および第一の部材15’のルーメン62’を通り、長尺部材により画定される突出部が第二の部材17’により画定される凹部110’内に入る。第一の部材15’により画定される凹部および/または第二の部材17’により画定される凹部の構造形状に応じて、代替的実施形態は、凹部内の完全に、または部分的に入る突出部を含むことができる。
中間部材14’は特定の構造配置を有するように示されているが、中間部材は、何れの適当な構造配置を有することもできる。当業者であれば、特定の実施形態による中間部材に適した構造配置を、中間部材がその構成要素である医療機器に含まれる長尺部際、シース、および/またはキャップの構造配置を含む各種の検討事項に基づいて選択できるであろう。中間部材に適していると考えられる構造配置の例には、ポートを含まない中間部材、凹部を含まない中間部材、およびそれぞれの用途に適していると考えられる他のあらゆる構造配置が含まれる。
長尺部材、中間部材、シース、および/またはキャップ等、本明細書に記載されている構成要素は何れも、本明細書に記載されている他の構成要素と交換可能とすることができる。例えば、中間部材14’は、中間部材14の代わりに医療機器10に含めることができる。これらの実施形態において、第二の部分により画定される凹部は、シャフトにより画定される突出部を受けるような大きさであり、かつそのように構成することができ、中間部材に画定されるねじ山は、中間部材のテーパ部分と近位部分との間に配置された中間部材の一部に任意選択によって配置することができ、またはそれによってこれらは中間部材の遠位端から中間部材の近位端に向かって、中間部材のテーパ部分の先まで延びる。あるいは、中間部材14’をキャップ418の代わりに医療機器410に含めることができる。これらの実施形態において、第二の部分により画定される凹部は、シャフトにより画定される突出部を受けるような大きさであり、かつそのように構成でき、中間部材は任意選択により、ねじ山がなくてもよい。
当業者であれば、本開示の全体を考慮して、記載され、図示された実施形態の様々な改良形態および代替形態を考案できるであろう。したがって、開示されている具体的な配置は例示にすぎず、付属の特許請求の範囲およびそのすべての均等物の全範囲が付与される本発明の範囲を限定しない。

Claims (20)

  1. 近位部分と、前記近位部分から延びるシャフトとを有する長尺部材であって、前記近位部分は、第一の外径を有し、前記シャフトは、前記近位部分に取り付けられた第一の近位端と、第一の遠位端とを有し、前記シャフトは、前記近位部分の前記第一の外径より小さい第二の外径を有する、長尺部材と、
    前記長尺部材に解放可能に取り付けられ、かつ前記シャフトに解放可能に配置された中間部材であって、第二の近位端と、第二の遠位端と、第三の外径と、中間部材ルーメンを画定する中間部材本体とを有し、前記第三の外径は、前記近位部分の前記第一の外径より大きく、前記中間部材ルーメンは、前記近位部分の前記第一の外径より小さい第一の内径を有する、中間部材と、
    前記中間部材に解放可能に取り付けられ、かつ前記シャフトに解放可能に配置されたキャップであって、第三の近位端と、第三の遠位端と、キャップルーメンを画定するキャップ本体とを有する、キャップと、
    部分的に前記中間部材と前記キャップとの間に配置され、かつ前記シャフトに配置されるシースであって、第四の近位端と、第四の遠位端と、前記シースの前記第四の近位端における第一のシース開口部、前記シースの前記第四の遠位端における第二のシース開口部、および前記第一のシース開口部から前記第二のシース開口部まで延びるシースルーメンを画定するシース本体とを有し、前記第一のシース開口部は、前記中間部材ルーメンの前記第一の内径より大きい第二の内径を有する、シースと
    を含む、医療機器。
  2. 前記中間部材は、第一のテーパ部分を有する外面を有し、前記中間部材の前記第一のテーパ部分は、前記シースルーメン内に配置される、請求項1に記載の医療機器。
  3. 前記シースは、テーパ近位部分を有し、
    前記キャップは、第二のテーパ部分を有する内面を有し、
    前記シースは、前記中間部材の前記第一のテーパ部分および前記キャップの前記第二のテーパ部分と接触する、請求項2に記載の医療機器。
  4. 前記キャップは、第一の材料で形成され、
    前記シースは、第二の材料で形成され、
    前記第二の材料は、前記第一の材料より相対的に柔軟である、請求項1に記載の医療機器。
  5. 前記キャップは、第一のデュロメータ硬さを有する第一の材料で形成され、
    前記シースは、第二のデュロメータ硬さを有する第二の材料で形成され、
    前記第一のデュロメータ硬さは、前記第二のデュロメータ硬さより高い、請求項1に記載の医療機器。
  6. 前記中間部材は、外面を有し、および前記中間部材本体は、前記外面上にねじ山を画定し、
    前記キャップは、内面を有し、および前記キャップ本体は、前記内面上にねじ山を画定し、前記キャップ本体により画定される前記ねじ山は、前記中間部材本体により画定される前記ねじ山と嵌合するような大きさであり、かつそのように構成される、請求項1に記載の医療機器。
  7. 前記中間部材は、長さ方向軸と外面とを有し、前記中間部材は、前記外面上に、前記中間部材の前記長さ方向軸から離れて延びる突出部を有し、前記突出部は、前記第二の近位端と前記第二の遠位端との間に画定され、
    前記キャップは、長さ方向軸と内面とを有し、前記キャップ本体は、前記内面上に、前記キャップの前記長さ方向軸から離れて延びる凹部を画定し、前記凹部は、前記第三の近位端と前記第三の遠位端との間に画定され、
    前記中間部材により画定される前記突出部は、前記キャップにより画定される前記凹部内に配置される、請求項1に記載の医療機器。
  8. 前記中間部材本体は、前記第二の近位端と前記第二の遠位端との間に配置された第二の中間部材ルーメンを画定し、前記第二の中間部材ルーメンは、前記中間部材ルーメンと流体連通する、請求項1に記載の医療機器。
  9. 前記中間部材は、長さ方向軸と内面とを有し、前記中間部材本体は、前記内面上に、前記中間部材の前記長さ方向軸から離れて延びる凹部を有し、
    前記シャフトは、長さ方向軸と外面とを有し、前記シャフトは、前記外面上に、前記シャフトの前記長さ方向軸から離れて延びる突出部を画定し、前記突出部は、前記第一の近位端と前記第一の遠位端との間に配置され、
    前記シャフトの前記突出部は、前記中間部材により画定される前記凹部内に配置される、請求項1に記載の医療機器。
  10. 前記シャフトは、前記第一の近位端から前記第一の遠位端まで延びる第一の長さを有し、
    前記シースは、前記第四の近位端から前記第四の遠位端まで延びる第二の長さを有し、
    前記シャフトの前記第一の長さは、前記シースの前記第二の長さより長い、請求項1に記載の医療機器。
  11. 前記シースは管状部材である、請求項1に記載の医療機器。
  12. 近位部分と、前記近位部分から延びるシャフトとを有する長尺部材であって、前記近位部分は、第一の外径を有し、前記シャフトは、前記近位部分に取り付けられた第一の近位端と、第一の遠位端とを有し、前記シャフトは、前記近位部分の前記第一の外径より小さい第二の外径を有する、長尺部材と、
    前記長尺部材に解放可能に取り付けられ、かつ前記シャフトに解放可能に配置された中間部材であって、第二の近位端と、第二の遠位端と、第三の外径と、外面と、中間部材ルーメンを画定する中間部材本体とを有し、前記第三の外径は、前記近位部分の前記第一の外径より大きく、前記外面は、第一のテーパ部分を有し、前記中間部材ルーメンは、前記近位部分の前記第一の外径より小さい第一の内径を有する、中間部材と、
    前記中間部材に解放可能に取り付けられ、かつ前記シャフトに解放可能に配置されたキャップであって、第三の近位端と、第三の遠位端と、内面と、キャップルーメンを画定するキャップ本体とを有し、前記内面は、第二のテーパ部分を有し、前記キャップは、第一の材料で形成される、キャップと、
    前記中間部材の前記第一のテーパ部分と、前記キャップの前記第二のテーパ部分との間に配置され、かつ前記中間部材の前記第一のテーパ部分および前記キャップの前記第二のテーパ部分と接触するシースであって、前記シャフトに配置され、かつ第四の近位端と、第四の遠位端と、テーパ近位部分と、前記シースの前記第四の近位端における第一のシース開口部、前記シースの前記第四の遠位端における第二のシース開口部、および前記第一のシース開口部から前記第二のシース開口部まで延びるシースルーメンを画定するシース本体とを有し、前記第一のシース開口部は、前記中間部材ルーメンの前記第一の内径より大きい第二の内径を有し、前記シースは、第二の材料で形成される、シースと
    を含み、
    前記中間部材の前記第一のテーパ部分は、前記シースルーメン内に配置され、
    前記第二の材料は、前記第一の材料より相対的に柔軟である、医療機器。
  13. 前記第一の材料は、第一のデュロメータ硬さを有し、
    前記第二の材料は、第二のデュロメータ硬さを有し、
    前記第一のデュロメータ硬さは、前記第二のデュロメータ硬さより高い、請求項12に記載の医療機器。
  14. 前記中間部材本体は、前記外面上にねじ山を画定し、
    前記キャップ本体は、前記内面上にねじ山を画定し、前記キャップ本体により画定される前記ねじ山は、前記中間部材本体により画定される前記ねじ山と嵌合するような大きさであり、かつそのように構成される、請求項12に記載の医療機器。
  15. 前記中間部材は、長さ方向軸を有し、前記中間部材は、前記外面上に、前記中間部材の前記長さ方向軸から離れて延びる突出部を有し、前記突出部は、前記第二の近位端と前記第二の遠位端との間に画定され、
    前記キャップは、長さ方向軸を有し、前記キャップ本体は、前記内面上に、前記キャップの前記長さ方向軸から離れて延びる凹部を画定し、前記凹部は、前記第三の近位端と前記第三の遠位端との間に画定され、
    前記中間部材により画定される前記突出部は、前記キャップにより画定される前記凹部内に配置される、請求項12に記載の医療機器。
  16. 前記中間部材本体は、前記第二の近位端と前記第二の遠位端との間に配置された第二の中間部材ルーメンを画定し、前記第二の中間部材ルーメンは、前記中間部材ルーメンと流体連通する、請求項12に記載の医療機器。
  17. 前記中間部材は、長さ方向軸と内面とを有し、前記中間部材本体は、前記内面上に、前記中間部材の前記長さ方向軸から離れて延びる凹部を画定し、
    前記シャフトは、長さ方向軸と外面とを有し、前記シャフトは、前記外面上に、前記シャフトの前記長さ方向軸から離れて延びる突出部を有し、前記突出部は、前記第一の近位端と前記第一の遠位端との間に配置され、
    前記シャフトの前記突出部は、前記中間部材により画定される前記凹部内に配置される、請求項12に記載の医療機器。
  18. 前記シャフトは、前記第一の近位端から前記第一の遠位端まで延びる第一の長さを有し、
    前記シースは、前記第四の近位端から前記第四の遠位端まで延びる第二の長さを有し、
    前記シャフトの前記第一の長さは、前記シースの前記第二の長さより長い、請求項12に記載の医療機器。
  19. 前記シースは管状部材である、請求項12に記載の医療機器。
  20. 近位部分と、前記近位部分から延びるシャフトとを有する長尺部材であって、前記近位部分は、第一の外径を有し、前記シャフトは、長さ方向軸と、前記近位部分に取り付けられた第一の近位端と、第一の遠位端と、外面と、突出部とを有し、前記シャフトは、前記近位部分の前記第一の外径より小さい第二の外径を有し、前記突出部は、前記シャフトの前記外面上に配置され、かつ前記シャフトの前記長さ方向軸から離れて延び、前記突出部は、前記第一の近位端と前記第一の遠位端との間に配置される、長尺部材と、
    前記長尺部材に解放可能に取り付けられ、かつ前記シャフトに解放可能に配置された中間部材であって、長さ方向軸と、第二の近位端と、第二の遠位端と、第三の外径と、外面と、内面と、中間部材ルーメン、ねじ山、および凹部を画定する中間部材本体とを有し、前記第三の外径は、前記近位部分の前記第一の外径より大きく、前記外面は、前記第一のテーパ部分を有し、前記中間部材ルーメンは、前記近位部分の前記第一の外径より小さい第一の内径を有し、前記中間部材の前記ねじ山は、前記中間部材の前記外面に画定され、前記凹部は、前記内面上に画定され、かつ前記中間部材の前記長さ方向軸から離れて延びる、中間部材と、
    前記中間部材に解放可能に取り付けられ、かつ前記シャフトに解放可能に配置されたキャップであって、第三の近位端と、第三の遠位端と、内面と、キャップルーメンおよびねじ山を画定するキャップ本体とを有し、前記内面は、第二のテーパ部分を有し、前記キャップは、第一の材料から形成され、前記キャップの前記ねじ山は、前記キャップの前記内面に画定され、前記キャップの前記ねじ山は、前記中間部材本体により画定される前記ねじ山と嵌合するような大きさであり、かつそのように構成される、キャップと、
    前記中間部材の前記第一のテーパ部分と、前記キャップの前記第二のテーパ部分との間に配置され、かつ前記中間部材の前記第一のテーパ部分および前記キャップの前記第二のテーパ部分と接触するシースであって、前記シャフトに配置され、かつ第四の近位端と、第四の遠位端と、テーパ近位部分と、前記シースの前記第四の近位端における第一のシース開口部、前記シースの前記第四の遠位端における第二のシース開口部、および前記第一のシース開口部から前記第二のシース開口部まで延びるシースルーメンを画定するシース本体とを有し、前記第一のシース開口部は、前記中間部材ルーメンの前記第一の内径より大きい第二の内径を有し、前記シースは、第二の材料で形成される、シースと
    を含み、
    前記中間部材の前記第一のテーパ部分は、前記シースルーメン内に配置され、
    前記第二の材料は、前記第一の材料より相対的に柔軟であり、
    前記シャフトの前記突出部は、前記中間部材により画定される前記凹部内に配置される、医療機器。
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