JP2017511710A - 飲料調製カプセル - Google Patents

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Abstract

飲料調製カプセル(200)が提供され、この飲料調製カプセルは、飲料調製原料を入れるのに適した中空体であって、中空体内へと液体を受け入れるための上端部と、中空体から飲料を分注するための、上端部に流体連通している下端部と、上端部および下端部の間の少なくとも1つの側壁(210、212)とを備えた、中空体、および、側壁(210)の第1の位置から側壁(212)の第2の位置へと延在している、フィルタ材料(230)のシート、を備え、フィルタ材料(230)のシートが側壁に対して傾斜して中空体の内部を横切って延在するように、第1の位置が中空体の上端部に相対的に近く、かつ第2の位置が中空体の下端部に相対的に近いことを特徴とする。飲料調製カプセルは飲料調製装置で、飲料、特に挽いたコーヒーまたは茶葉を調製する方法において使用することができる。

Description

本発明は、飲料調製カプセルに関する。
挽いたコーヒーなどの粒子状の飲料製造原料が入っているカプセルを、飲料製造装置の飲料製造ステーションに挿入することによって、一杯分の飲料を作るいくつかの飲料製造システムが知られている。この装置は次いでカプセル内に水を注入し、ここで飲料製造原料が水に溶解して、あるいは水に浸出して、飲料が生成される。飲料は、適切な排出口を通ってカプセルから流れ出る。排出口は、カプセルの単なる開口または穿孔でもよいし、または、カプセルの排出領域に孔をあける排出管を含むものでもよい。カプセルはフィルタを組み込んで、コーヒーかすなどの固形成分がカプセルから外へと移動するのを防ぐことができる。この一般的なタイプの飲料製造システムは、例えば、特許文献1、特許文献2、および特許文献3(全てNestle)、特許文献4(Keurig)、特許文献5(Kenco)、特許文献6(Sara Lee)、さらに特許文献7および特許文献8(Mars)に記載されている。
特許文献9、特許文献10、特許文献7、特許文献11、および特許文献12は、フラビア(FLAVIA)という登録商標でマースドリンクスにより販売されている、現在幅広く利用されているタイプのカプセルベースの飲料調製システムを記載している。最新式のものによるフラビアカプセルの例示的な実施形態が、図1、2a、および2bに示されている。
図1、2a、および2bを参照すると、現在のフラビアタイプの飲料調製カプセル100は、以下でより詳細に説明するが、その上部縁端および側部縁端の周りで恒久的に一緒に接合された、液体および空気不浸透性シート材料の前方シート110および後方シート112を備えている。前方シートおよび後方シートはカプセルの下部縁端120に沿ってさらに一緒に接合されているが、この接合はカプセル内部の熱または圧力の影響下で解除可能である。例えば下部縁端120の接合は、感圧接着剤を用いたものでもよい。カプセル100内には、前方シートおよび後方シートの内壁に接合された、折り畳まれたフィルタ材料130のウェブが存在している。フィルタ材料のウェブは、挽いたコーヒーまたは茶葉などの飲料調製原料150を支持している。カプセル100は、管状孔142を有するノズル140をさらに備えている。カプセル100を飲料調製マシンに正確に設置するのを助けるようフランジが付されたこのノズルは、カプセルの上部縁端に挿入されて、前方シートおよび後方シートに気密状態で接合されている。ノズルの孔は最初に、適切な気密鮮度バリアによって密封されている。
図2aを参照すると、ウェブ材料130のシートは折り畳まれて、不溶解性の飲料調製原料150を支持する「W」字状の断面を形成している。液体の導管を通じて液体が導入されると、液体の圧力によってWの頂点132が外側にめくり返され、図2bに示されているように下方に凸状の濾床が提供される。この外側にめくり返されることによる影響で、下部の継ぎ目120の感圧シールの破裂が助けられ、カプセル内で淹れられた飲料が分注される。この外側にめくり返されるフィルタウェブのさらなる詳細は、特許文献7において見出すことができる。
上記タイプの飲料製造カプセルは幅広い用途を見出した。しかしながら、このカプセルは特定の欠点を抱えている。このカプセルを製造する際には、適切に成形された構成要素を正確かつ確実なやり方でアセンブリすることが必要となり、これは製造コストを増加させる。さらに、原料およびフィルタシートを通る飲料の流速が、最適な飲料調製で望まれる速さおよび/または均一さと同等ではない可能性がある。上記システムでは、カプセル内部の飲料原料の不完全な溶解または抽出という難題が生じ得る。例えば、カプセルベースのシステムを用いて飲料を調製すると、特にエスプレッソおよびエスプレッソタイプの飲料の調製など比較的高圧が必要である場合、淹れている際に飲料調製原料の圧縮層を通って液体のチャネリングが起こる可能性がある。このチャネリングでは、液体は飲料調製原料の圧縮層内の優先的経路を通って導かれ、飲料調製原料が液体に均一に触れることを妨げる。これは無駄な飲料調製原料と、溶解または浸出された材料の濃度が減少した飲料をもたらし得る。チャネリングはさらに、飲料調製原料が均一に分配されていない場合にも起こり得る。
生じ得る別の難題は、フィルタの下部領域など粒子状材料がより高密度な領域または堅く詰め込まれた領域での、水の流れの遮断または部分的な閉塞に起因する、過剰なシステムの背圧である。
上記問題は全て、一貫性のない販売性能および飲料の味の悪さにつながり得る。上記問題を解決する試みが行われた。特許文献13は、フィルタ要素が平坦な底面と波型の側部とを有して、フィルタおよび飲料原料を通過する液体の流れを向上させる飲料カプセルを記載している。
国際公開第94/01344号 欧州特許出願公開第0512468(A)号明細書 欧州特許出願公開第0468079(A)号明細書 米国特許第5,840,189号明細書 欧州特許出願公開第0272922(A)号明細書 欧州特許出願公開第0821906(A)号明細書 欧州特許出願公開第0179641(A)号明細書 国際公開第02/19875(A)号 英国特許出願公開第2121762(A)号明細書 英国特許出願公開第2122881(A)号明細書 欧州特許出願公開第0247841(A)号明細書 国際公開第99/05044(A)号 国際公開第2005/026018(A)号
しかしながら、フラビアタイプの設備での使用に適しているものの排他的ではない改良された飲料調製カプセルの必要性が未だ残っている。
本発明は飲料調製カプセルを提供し、この飲料調製カプセルは、飲料調製原料を入れるのに適した中空体であって、中空体内へと液体を受け入れるための上端部と、中空体から飲料を分注するための、上端部に流体連通している下端部と、上端部および下端部の間の少なくとも1つの側壁とを有する、中空体、および、側壁の第1の位置から側壁の第2の位置へと延在している、フィルタ材料のシート、を備え、フィルタ材料のシートが側壁に対して傾斜して中空体の内部を横切って延在するように、第1の位置が中空体の上端部に相対的に近く、かつ第2の位置が中空体の下端部に相対的に近いことを特徴とする。使用時に上端部は、飲料調製原料に接触させるための液体を中空体内へと受け入れる。
このやり方ではいくつかの利点が提供される。すなわち、製造時のカプセルの構造がより簡単になり、必要な構成材料、特にフィルタ材料がより少なくなり、より一貫した販売性能となり、さらに飲み味がより一貫したものとなる。特に、カプセルの中空体内部のフィルタ材料を傾斜させることによって、従来技術で使用されていた多層または複雑な折り畳んだ配置のフィルタ材料を必要とせずに、フィルタの表面積、およびフィルタ上に載っている飲料調製原料の液体接触面積が最大化される。フィルタ材料の表面積は、中空体のキャビティの横断面積よりも大きいことが好ましい。フィルタ材料のシートは、中空体の内部(キャビティ)を横切って延在しているフィルタ材料が折り畳まれていないという点で、単一の折り畳まれていない材料のシートであることが好ましい。ただしフィルタ材料のシートの縁端は、カプセルにフィルタ材料を固定するのを助けるために折り畳まれていてもよいことを理解されたい。多層および複雑な折り畳んだ配置のフィルタ材料が必要なくなることによって、カプセルの構造の複雑さは最小限になる。さらに、飲料調製原料と液体との接触面積がより大きくなることによって、より短時間でのより完全な飲料調製原料の抽出が可能になると共に、液体に触れずに残存し無駄になる飲料調製原料の領域がより少なくなるよう液体のチャネリングが減少する。これにより、より一貫かつ向上した販売性能および飲み味が実現される。
本発明の一実施の形態において、フィルタ材料のシートの周囲縁端は、中空体の少なくとも1つの側壁に固定されている。より好適にはフィルタ材料は、シートの実質的に全周縁の周りで連続的に、最も好適にはシートの全周縁の周りで連続的に、中空体の少なくとも1つの側壁に固定されている。
本発明の別の実施形態において、フィルタ材料のシートは中空体の1以上の側壁から形成されている。この事例において側壁のフィルタ領域は、フィルタ領域内において側壁が少なくとも部分的に透過性になるよう穿孔されている。従ってフィルタ材料のシートは、中空体の1以上の側壁と同じ材料を含むことになるが、側壁のフィルタ領域に積層された不織布フィルタ材料層をさらに備えてもよい。
フィルタ材料のシートは中空体を、液体を受け入れるための注入チャンバと、飲料がここから分注される排出チャンバとに分割することが好ましい。
中空体は液体の注入口を備えていてもよく、液体はこの注入口を通って中空体に入ることができる。注入口は、中空体の上端部または上端部領域側壁に位置していることが好ましい。注入口は、孔を有しているノズルであることが好ましい。孔は使用前には、脆弱な鮮度バリアによって密封されていてもよい。例えば鮮度バリアは、ノズルの孔を横切って延在する、酸素不浸透性の金属箔の膜および/または熱可塑性フィルムを含み得る。注入口に関連する前述の特徴は、以下でより詳細に論じる本発明のサシェカプセルの実施形態において特に好ましい。
あるいは中空体の上端部が注入口を含まずに、使用時に中空体を切開するまたは中空体に孔をあけて、中空体内への液体の送出を可能にするものでもよい。この特徴は、以下でより詳細に論じる本発明のポッドカプセルの実施形態において特に好ましい。
好適には中空体は排出口を備え、飲料はこの排出口を通って中空体から出ることができる。中空体の下端部または下端部領域側壁は、排出経路を備えていることが好ましい。排出経路は、飲料調製中に飲料をこの排出経路から流出させることができる開封可能なシールを用いて、任意の都合のよいやり方で密封してもよい。シールは、中空体内に空気または水などの流体媒体が導入されると開封され得る、熱および/または圧力で解除可能な接合で形成されていると都合がよい。排出口に関連する前述の特徴は、以下でより詳細に論じる本発明のサシェカプセルの実施形態において特に好ましい。
あるいは中空体の下端部は排出口を含まないものでもよく、使用時に中空体を切開し、または中空体に孔をあけて、飲料の流出を可能にするものでもよい。この特徴は、以下でより詳細に論じる本発明のポッドカプセルの実施形態において特に好ましい。
飲料調製カプセルは、フィルタ材料と中空体の上端部との間でフィルタ材料のシート上に支持された、飲料調製原料を備えていることが好ましい。飲料調製原料は、不溶解性の飲料原料、例えば挽いたコーヒーまたは茶葉でもよい。飲料調製原料は、前述したようにカプセルの注入チャンバ内に存在していることが好ましい。飲料調製原料は、カプセル本体内に密閉されていることが好ましい。つまり中空体は、実質的に気密および液密の状態で飲料調製原料を封入したエンクロージャを、使用時に中空体の上端部が破られるまで画成し、注入口または穿孔を通じてエンクロージャ内に水を注入してエンクロージャ内部の原料から飲料を調製し、さらに飲料調製中に中空体の下端部に生成された排出口または穿孔から、こうして調製された飲料を流出させることができる。
フィルタ材料は、ウェブ材料または不織布繊維材料であることが好ましい。飲料調製原料が、浸出後にカプセル内に残存するよう意図された浸出タイプの飲料である場合(例えば、挽いたコーヒーまたは茶葉)、フィルタ材料は、液体飲料の自由な通過を可能にしながら、浸出された固形物質を残すよう、十分に細かいメッシュサイズを有することが好ましい。例示的なフィルタ材料は、メルトブローポリプロピレンがスパンボンデッドポリプロピレン不織布の層間に挟持された積層体である。コストおよび生分解性のために、セルロース系材料を用いることも望ましいであろう。飲料調製原料が分散または溶解タイプの飲料であり、カプセルの全内容物が分注されるよう意図されている場合、フィルタ材料は、飲料原料が流出することができるよう、比較的粗いメッシュ材料であることが好ましい。それでもなおこのフィルタ材料は、分散性原料の大部分の急速な流出を依然として防いで、その一纏まりを分散されていない粒子としてではなく分散液として残すべく、飲料液体と混合するための十分な時間を割り当てるものであるべきである。さらに使用前の保管中には、分散性材料の大部分は粗いフィルタ材料の上方側、すなわちフィルタ材料の表面と中空体の上端部との間に留まっているべきである。
好適な実施形態においてフィルタ材料は、その表面積の少なくとも1つの寸法、好適には中空体の内部を一方の側壁から他方へと横切って延在する寸法に沿って、可変透過度を有する。フィルタ材料は、中空体の上部または注入口のより近くで、より透過性ではなく、かつ中空体の下部または排出口のより近くで、より透過性であるものでもよい。可変透過度領域は、フィルタ材料の可変厚さ、可変細孔サイズ、および/または可変組成によって提供され得る。透過度は、異なる細孔サイズの分布、または細孔密度によって、変化することが好ましい。
この手法では、実質的に全ての飲料材料が液体に接触するよう、飲料材料全体を通る一貫した液体の流れを促すために、また最も抵抗が小さい通路を通る液体のチャネリングを実質的に回避するために、中空体の上端部から下端部までの圧力降下(Δ−P)を全フィルタ材料に亘って類似したまたは同一のものとすることができる。
カプセルは、一人分の飲料、すなわち約25mlから約500ml、好適には約100mlから約250mlの飲料の調製に十分な飲料調製原料が入っている、一杯分のカプセルであることが適している。例えばカプセルには、約2gから約25gの挽いたコーヒー、または約1gから約9gの茶葉、または約2gから約30gの水分散性原料が入っていてもよい。
本発明の一実施の形態において中空体は、対面した関係で配置されかつその縁端に沿って密封された、フレキシブルフィルム材料の前方シートと後方シートとを備えた、サシェの形を成しており、このとき中空体の上端部に相対的に近い、中空体の一方のシート上の第1の位置から、中空体の下端部に相対的に近い、対向するシート上の第2の位置へと、傾斜したフィルタ材料が延在している。
サシェの実施形態の前方シートおよび後方シートは、好適には空気および水不浸透性である、積層シートでもよい。
好適にはサシェの実施形態のシートは、サシェの下部の継ぎ目に排出領域を提供した状態で、両横縁端の継ぎ目および上部の継ぎ目に沿って恒久的に一緒に接合されており、かつこのとき液体注入ノズルが、サシェの上部の継ぎ目または一方の縁端の継ぎ目内へと挿入されている。これらの実施形態においてサシェの構造は、傾斜したフィルタ材料が付加されていることを除いて、上述した従来のフラビアカプセルと実質的に同じである。
サシェの実施形態の傾斜したフィルタ材料は、注入ノズルに相対的に近い、サシェの一方のシート上の第1の位置から、排出領域に相対的に近い、対向するシート上の第2の位置へと延在していることが好ましい。
サシェの一実施の形態において、フィルタ材料のシートは、フレキシブルフィルム材料の前方シートおよび後方シートとは別個の材料片であり、フィルタ材料のシートの周囲縁端は前方シートおよび後方シートに固定されている。
サシェの別の実施形態において、フィルタ材料のシートは、フレキシブルフィルム材料の前方シートまたは後方シートのいずれかまたは両方から形成されている。この事例においてフレキシブルフィルム材料のフィルタ領域は、フィルタ領域内において材料が少なくとも部分的に透過性になるよう穿孔されている。例えば単一のフレキシブルフィルム材料のシートを、シートの第1の末端部分がカプセルの前方を形成し、シートの中間の傾斜した部分が穿孔されフィルタ材料として機能し、さらにシートの第2の末端部分がカプセルの後方を形成するように、「N」または「И」字状に折り畳んでもよい。別の例ではフレキシブルフィルム材料の第1のシートを、この第1のシートの第1の部分がカプセルの前方を形成し、第1のシートの第2の部分が穿孔されフィルタ材料として機能するように、「V」または「Λ」字状に折り畳んでもよい。カプセルの後方は、第1のシートの液体浸透性部分に接続された、フレキシブルフィルム材料の第2のシートから形成される。この手法では、唯一または2つのフレキシブルフィルム材料のシートを用いて、より容易で安価な構造で完全なカプセルを提供することができる。いずれの事例でも、シートの液体浸透性部分はレーザ穿孔されたものでもよく、またシートの液体浸透性部分を、積層された不織布フィルタ材料層と組み合わせてもよいし、または組み合わせなくてもよい。
サシェの実施形態の排出領域は、飲料調製中に飲料をこの排出領域から流出させることができる開封可能なシールを用いて、任意の都合のよいやり方で密封してもよい。このシールは、前方シートおよび後方シートを熱および/または圧力で解除可能な接合で一緒に接合することによって形成すると都合がよい。
特定の実施形態において、サシェの実施形態の中空体は、その一方の端部に排出領域を有する管の形を成した単一のシートから形成され得る。この管は押出成形によって形成してもよいし、あるいは単一のシートから、そのシートを折り重ね、縦方向のラップシールまたはフィンシールに沿ってその対向する縁端を接合することにより形成してもよい。
サシェの実施形態の中空体の形成に使用される材料は、例えば既存のフラビアカプセルの形成に使用されたタイプのフレキシブルフィルム材料から、適切に実質的に構成され得る。フレキシブルフィルム材料は通常、2以上の以下の層を備えた積層シートになる。すなわちその層とは、中空体をカプセルの他の部材に接合するための熱可塑性シーラント層、アルミニウムフィルムなどの金属フィルムまたはポリビニルアルコール(PvOH)などの気体バリアポリマーとされ得る、実質的に気体不浸透性のバリア層、積層体の他の層間の付着を向上させる付着層、例えば穿刺抵抗を提供するための構造層、および/または印刷用基材層である。構造層は、ポリオレフィン、ポリエステル、ナイロン、または当技術において既知の他のポリマーから作製してもよい。一実施の形態において積層材料は、ポリプロピレン層およびポリビニルアルコール(PvOH)層を備えている。カプセル材料は、カプセルの内容物の可視性を実現するよう少なくとも透明領域を含み得る。
サシェの実施形態の中空体のシート材料は、ポリプロピレン層とポリビニルアルコール層とを備えた積層体であることが最も好ましい。
本発明のカプセルが、既存の飲料調製設備、特にフラビアタイプのマシンで、この設備を変更することなく使用できるよう、サシェの実施形態のサシェカプセルの寸法は、上述した既存のシステムで使用されるものに類似したものとされ得る。サシェの前方および後方のサイズは、約10cm×約7cm、または約10cm×約5cmであることが好ましい。サシェの注入ノズルの上面の形状は、2つの対向する約10mmの辺と、2つの対向する約3mmの辺と、2つの対向する約6mmの辺と、2つの対向する約3mmの辺とを有する、8面体であることが好ましい。
別の実施形態において中空体は、例えば熱成形または射出成形された半剛体の少なくとも1つのプラスチックおよび/または金属箔材料のシートを備えた、ポッドの形を成したものである。このシート材料は積層体でもよく、この積層体は、以下の層、すなわち中空体をカプセルの他の部材に接合するための熱可塑性シーラント層、アルミニウムフィルムなどの金属フィルムが適している実質的に気体不浸透性のバリア層、積層体の他の層間の付着を向上させる付着層、例えば穿刺抵抗を提供するための構造層、および/または印刷用基材層、のうちの少なくとも1つを備えたものでもよい。構造層は、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリエステル、ナイロン、または当技術において既知の他のポリマーから作製してもよい。カプセル材料は、カプセルの内容物の可視性を実現するよう少なくとも透明領域を備え得る。
好適にはポッドの実施形態は、例えば熱成形によってフランジ付きリムを有するカップまたはボウルの形状に形成された、第1のシートと、ポッドを形成するようフランジ付きリムを横切って接合された、第2のシートとを備え得る。例えば第1のシートは、フランジ付きリムを有するカップまたはボウルの形状に熱成形された、比較的堅い熱可塑性シートでもよく、第2のシートは、フランジ付きリムを横切って接合された平坦なシートであり、フレキシブルフィルム材料から成るでもよい。これらの実施形態においてポッドは円錐台形形状を有するものでもよく、孔をあけることが可能な上部および底面を有しているのが適している。カプセルの下部は孔をあけることが可能なものであるか、あるいはそうでなければ、例えば取外し可能なカバーまたはヒンジ付きカバーを備えた孔、またはセプタム、またはスプリットセプタム、または例えば国際公開第0219875(A)号に記載されているような脆弱な鮮度バリアを有するノズルなど、排出管を挿入するための手段を備えている。
ポッドの実施形態の傾斜したフィルタ材料は、接着剤、またはポッドの内部表面に提供されたアニュラスへの溶接によって、ポッドの内部表面に固定され得ることが適しており、あるいは他の実施形態では、ポッドの内側でフランジを保持することによって所定の位置に保持してもよいし、またはフィルタ材料を覆って延在している、フィルタ層の周縁の周りでポッドの内面に接合された、液体浸透性シートによって保持することさえ可能である。フィルタ材料の面積は、約1cm2から約20cm2、例えば約2cm2から約10cm2であることが適している。
本発明のカプセルが、既存の飲料調製設備で、この設備を変更することなく使用できるよう、ポッドの実施形態のカプセルの寸法は、上述した既存のシステムで使用されるものに類似したものとされ得る。ポッドの内部容積は、約1cm3から約100cm3、例えば約5cm3から約50cm3であることが好ましい。
ポッドの実施形態のポッドのベース部品の側壁とポッドの蓋は、蓋をベースに固定するための相補的な係合要素を備えていることが適している。適切な要素は相補的な突起または凹部であり、例えばねじ山、バヨネット嵌合、またはスナップ嵌合要素である。係合要素は、飲料調製後にポッドを蓋とベースとに分解することができるよう、解除可能なものであることが適している。従ってポッドは、蓋をベースに接着接合または溶融接合することによって形成されたものではないことが適している。
ポッドの実施形態の下部壁および側壁は、使用前の飲料原料の鮮度を維持するために、前述したような空気および水分不浸透性材料から形成され得る。これらの実施形態においてポッドは、飲料の調製前または調製中に開口されてポッド内部で生成された飲料を放出する、排出口を備えている。例えば排出口は、感圧接着剤でポッドに接着されたカバーシートにより密封された、ポッドの開口でもよい。カバーシートは、カプセルを組み立てる直前に取り外され廃棄される。あるいはポッドのシート材料が、開口を画成する打抜き脆弱ラインなどの脆弱ライン、例えばC字状またはU字状の脆弱ラインを備えていてもよい。ユーザは使用直前に、シート材料を押して脆弱ラインに沿ってポッドを開口する。さらに他の実施形態では、ポッド内への熱湯の注入により生じるポッド内部の熱または圧力によって解除可能な接着剤を用いて、開口の周りに接着された、フラップにより開口が密封される。
ポッドの実施形態の代わりの形態において、ポッドの少なくとも下部領域および/または側壁を液体浸透性材料から作製してもよく、この液体浸透性材料が、ポッドの蓋から水を注入することによって生成される飲料のための、フィルタ材料として機能する。こういった実施形態では、ポッドの下部壁を側壁に対して傾斜させ、ポッドの下部壁が前述の傾斜したフィルタ材料として機能する。ポッドは、使用前の飲料原料の鮮度を維持するために、空気および水分不浸透性パッケージ内に入れることが適している。
さらなる態様において本発明は飲料を調製する方法を提供し、この方法は、本発明による飲料調製カプセルに水性の液体を通過させるステップを含む。水性の液体は、例えば85℃から99℃の温度の水であることが好ましい。この方法は、例えば上記の参照特許文献に記載されているような既存のカプセル形式で使用される既知の飲料調製装置において、装置を変更することなく実行することができる。水はシステムに応じて、フィルタタイプのコーヒーでは0.5から1.5バールゲージの圧力で、またエスプレッソタイプのコーヒーでは5〜20バールゲージなどのより高い圧力で、注入され得ることが適している。
本発明のサシェカプセルの実施形態を用いて飲料を調製する方法では、中空体の上端部または上端部領域側壁に位置している、ノズルを通じて、水注入管を中空体内へと挿入してもよく、さらに次いで、中空体の内部の飲料調製原料上へと液体を注入して、飲料または飲料成分を調製してもよい。中空体の下端部または下端部領域側壁は、中空体内に液体が導入されると破裂開口して飲料を中空体から排出管を通じて流出させることができる、感熱および/または感圧シールを備えていてもよい。
本発明のポッドカプセル実施形態を用いて飲料を調製する方法では、中空体の上端部または上端部領域側壁を、注入管で、注入管の開口がフィルタ材料のシートの上方に存在するように孔をあけてもよく、さらに次いで、中空体の内部の飲料調製原料上へと液体を注入して、飲料または飲料成分を調製してもよい。中空体の下端部または下端部領域側壁も同様に、中空体内に液体を注入する前または注入した後に、排出管で、排出管の開口がフィルタ材料のシートの下方に存在するように孔をあけてもよく、さらに次いで飲料を、排出管を通じて中空体から流出させることが可能になり得る。
本書では「傾斜した」という用語は、より高い位置からより低い位置までの間で傾いているという、通常の意味で用いられる。
本書では「フィルタ材料」という用語は、飲料調製原料の少なくとも一部分の通過を部分的にまたは実質的に防ぐまたは妨害することができるが、飲料液体を通過させることができる材料という意味で用いられる。いくつかの実施形態において、飲料調製原料は挽いたコーヒーまたは茶葉などの不溶解性のタイプの原料でもよく、この場合フィルタ材料は、コーヒー粉および茶葉などの残存する不用な固形原料がカプセルから外へと通過するのを実質的に防ぐべきである。しかしながら他の実施形態において、飲料調製原料はスープなどの分散性または溶解性のタイプの原料でもよく、この場合フィルタ材料は、分散または溶解された原料が飲料液体と共にカプセルから外へと通過するのを可能にするべきであるが、分散または溶解されていない原料の通過は防ぐべきである。
「中空体」という用語は本書において、飲料抽出原料を保持するためのエンクロージャを含む3次元形状という、その通常の意味で用いられる。中空体は、平面図において、円形、正方形、他の通常の多角形、または台形など、任意の適切な形状のものでもよいことが理解されよう。中空体は原料チャンバを画成し、この中で飲料調製原料を保存することができ、また飲料調製原料の浸出または溶解により飲料を調製することができる。原料チャンバは、原料によって適切に実質的に満たされていることが好ましい。
「上端部」および「下端部」といった用語、さらに「上」「下」「より高い」および「より低い」などの関連する表現は、添付の図面に関して、カプセルの要素の相対位置を明確にするよう意図された相対的な表現である。カプセルの「上端部」は、使用時に実際に最上部になり得るが、これは飲料調製マシンの向き次第で必ずしも事実になり得ないことは当業者には容易に明らかであろう。いずれにしても、カプセルの「上部」または「上方」の領域は飲料調製中の液体の流れに対して上流の領域であり、「下部」または「下方」の要素は下流のものである。
同様に「前方」および「後方」という用語は、添付の図面に関して、カプセルの要素の相対位置を明確にするよう意図された相対的な表現である。特にカプセルの「前方」部分は、典型的には、「後方」部分に対向した配置に位置することになる。ただしカプセルの「前方」部分は、カプセルの向き次第で、飲料調製マシンの中または外で必ずしもユーザに面している必要はないことは容易に明らかであろう。
「排出経路」という用語は、飲料調製中に飲料がこれを通ってチャンバから流出する、飲料原料チャンバから延在する経路を称する。排出経路には、実質的に飲料原料が含まれないことが好ましい。排出経路は、飲料の流れの方向の長さと、流れに垂直な断面とを有することが好ましい。
本書では「脆弱な鮮度バリア」という用語は、カプセル内部の飲料調製原料の品質を、例えば雰囲気の水分または細菌によって時間と共に劣化させないような、カプセルの注入口、排出口、または他の開口を覆う、シールまたはキャップという意味で使用される。さらに、カプセルを飲料の調製に使用できるようにするためにシールまたはキャップを開封または開口できるという意味で、鮮度バリアは脆弱である。
本書では「可変透過度」という用語は、フィルタ材料などの材料の透過度が、材料の範囲に亘って変化するという意味で用いられる。材料の一方の端部での透過度が反対側の端部よりも大きいことが好ましい。ただしこの透過度は他の方向または向きにおいて変化するものでもよく、厳密に直線状または縦方向に進むものに限定されない。
本書では「サシェ」という用語は、内部に飲料調製原料を保存することができる、実質的に柔軟な袋または小袋という意味で用いられる。
本書では「ポッド」という用語は、内部に飲料調製原料を保存することができる、実質的に剛性のまたは実質的に柔軟な蓋または上部をその上に備えている実質的に剛性のボウルまたはカップから好適には形成された、実質的に剛性の容器という意味で用いられる。
ここで本発明の実施形態を、例として添付の図面を参照してさらに説明する。
従来技術による飲料調製カプセルの斜視図 使用前の図1の飲料調製カプセルの断面図 使用時の図1の飲料調製カプセルの断面図 本発明のサシェの実施形態による飲料調製カプセルの斜視図 使用前の図3の飲料調製カプセルの断面図 使用時の図3の飲料調製カプセルの断面図 本発明のポッドの実施形態による飲料調製カプセルの斜視図 使用前の図5の飲料調製カプセルの断面図 使用時の図5の飲料調製カプセルの断面図 使用時の、可変透過度領域を有する本発明の傾斜したフィルタを示した図 可変透過度領域を有する本発明のフィルタを示した図 本発明のサシェの実施形態による飲料調製カプセルの断面図 本発明のサシェの実施形態による飲料調製カプセルの断面図
図3を参照すると、本発明のサシェの実施形態の飲料調製カプセル200は、以下でより詳細に説明するが、その上部縁端および側部縁端の周りで恒久的に一緒に接合された、液体および空気不浸透性シート材料の前方シート210および後方シート212を備えている。前方シートおよび後方シートはカプセルの下部縁端220に沿ってさらに一緒に接合されているが、この接合はカプセル内部の熱または圧力の影響下で解除可能である。例えば下部縁端220の接合は、感圧接着剤を用いたものでもよい。カプセル200は、管状孔242を有するノズル240をさらに備えている。カプセル200を飲料調製マシンに正確に設置するのを助けるようフランジが付されたこのノズルは、カプセルの上部縁端に挿入されて、前方シートおよび後方シートに気密状態で接合されている。ノズルの孔は最初に、適切な気密鮮度バリアによって密封されている。前方シート210および後方シート212の内壁に接合された、傾斜したフィルタ材料230のシートが、カプセル200の中空キャビティ260内に存在している。フィルタ材料230は、ウェブ材料または不織布材料である。フィルタ材料230のシートは、注入ノズル240により近いサシェの前方シート210上のより高い位置から、排出領域220により近いサシェの後方シート212上のより低い位置へと延在しているという点で、サシェの前方シート210および後方シート212に対して傾斜している。フィルタ材料230は、フィルタ材料の全周縁の周りで前方シート210および後方シート212の内壁に接合されており、それによりサシェの中空キャビティ260を、液体を受け入れるための注入チャンバ261と液体を分注するための排出チャンバ262とに分割する。フィルタ材料のシートは、挽いたコーヒーまたは茶葉などの飲料調製原料250を支持している。
使用時にはカプセル200を、フラビアディスペンシングマシン内へと導入する。フラビアディスペンシングマシンは、フランジの下でノズル240を把持するクランプと、中空注入管とを備えており、中空注入管は、ノズル孔242内に中空注入管を挿入することにより鮮度バリアに孔をあける機構を有している。このディスペンシングマシンは、熱湯の供給源と、熱湯を注入管に通してカプセル内へと注入する、ポンプとをさらに備えている。熱湯が注入管およびノズル孔242からカプセル200の注入チャンバ261内へと導入されると、カプセル200内に入っている飲料調製原料250が熱湯と混合されて飲料が淹れられる。カプセル200の下部の継ぎ目220がカプセル内部の熱および液体の圧力の影響下で開口し、カプセル200の排出チャンバ262内へと飲料がフィルタシート230を通過して、さらにこの飲料がカプセル200の開口した下部を通って、カプセル200の真下に位置する容器ステーションに設置された容器内に集められる。
カプセル200の前方シートと後方シートとの間の接合は、上部の継ぎ目214から下向きに延在し下部の継ぎ目220の位置で内向きにテーパしている、一対の側部の継ぎ目216を含むことが分かるであろう。この側部の継ぎ目216は夫々、カプセルの「ウエスト」を形成するよう内向きに延在した、密封されたランド218を含む。ランドのさらなる接合領域が、カプセルの使用時にカプセルを管状の構成で維持するのを助ける。特にランド218は、カプセルの下部縁端が開口したときに上向きに丸まる傾向を低減し、それによりカプセルの下部からの飲料の流れの制御を向上させることができる。従ってランド218は、より一貫した正常なカプセルの開口を実現する。この特徴のさらなる詳細は、欧州特許出願公開第0247841(A)号明細書で見出すことができる。
図4aを参照すると、フィルタ材料230のシートはサシェの前方シート210および後方シート212に対して傾斜しており、注入ノズル240により近いサシェの前方シート210上のより高い位置から、排出領域220により近いサシェの後方シート212上のより低い位置へと延在している。フィルタ材料は、不溶解性の飲料調製原料250を支持している。
図4bを参照すると、液体がノズル240からカプセル200の注入チャンバ261内へと導入されると、液体は飲料調製原料250に接触して浸出し、飲料が生成される。次いで液体飲料が、不用な固形の飲料調製原料を残して、排出チャンバ262内へとフィルタ材料230のシートを通過する。液体の通過により下部の継ぎ目220の感圧シールが破裂し、カプセル200内で淹れられた飲料が分注される。フィルタ材料230の傾斜したシートは、サシェの中空キャビティの横断面積よりも大きい、大表面積を提供する。この手法では、液体および不溶解性飲料調製原料はより大きい表面積を有し、これを通って液体は、サシェ200を破裂させ得る過剰な圧力を必要とせずに、迅速かつ容易に通過することができる。
図5および6aを参照すると、本発明のポッドの実施形態の飲料調製カプセル300は、実質的に平坦な底面311と、フランジ付き上部312と、底面311から上部312へと延在している円錐台形の側壁313とを有する、カップ要素310を備えている。カップ要素は、適切な熱可塑性の例えばポリスチレンから、例えば熱成形によって形成されている。カップ要素の厚さおよび材料は、以下で説明されるように、飲料調製中にカップを潰すことなく底面に孔をあけ得るのに十分な剛性をカップ要素が有するように、選択される。カップのフランジ付き上部312は、前述したように、適切な積層シート材料のフレキシブルフィルムの蓋320で密封されている。蓋320は、溶融接合または接着によって従来のやり方でフランジ付き上部312の縁に接合されている。
フィルタ材料330のシートが、傾斜した向きでカプセル300の内部に提供されている。フィルタ材料330は、不織布織物材料シートまたはウェブ材料である。フィルタ材料330はカップ310の側壁313の内部表面に、接着剤、またはカップの側壁の内部表面に提供されたアニュラスへの溶接によって、固定されている。この例では挽いたコーヒーである飲料調製原料350が、カプセル300内部のフィルタ材料330上に堆積されている。
使用時にカプセル300は、図6bに示されているように、飲料製造装置のクランプ内で保持される。クランプは、カプセルのカップ要素310に嵌合するための凹部を備えた下方部分361と、カプセルの蓋320に隣接するよう移動可能な上方クランプ部分362とを有している。この例においてカプセルは、クランプによって把持され、飲料調製中にクランプによって部分的にのみ包囲される。しかしながら代わりの実施形態では、カプセルをクランプによって完全に包囲してもよく、これによれば飲料調製中にカプセルをバーストさせることなく、上昇した圧力を使用することが可能になる。あるいはカプセルのフランジ312を、飲料製造装置の環状カラー部によって単に支持してもよい。
飲料製造装置は、カプセルの蓋に孔をあけて飲料の調製のためにカプセル内に水を注入する注入管371に水を供給するための、熱湯の供給源であることが適している水の供給源(図示なし)を備えている。飲料調製装置は排出管372をさらに備え、この排出管372はカプセルの底面に孔をあけてカプセル内に短い距離だけ突出し、それにより排出管の開口端部はフィルタ材料330のシートの下に位置する。注入管および排出管は、夫々のクランプ部分に空間的に関連付けながら固定され得、この場合カプセルの穿孔は、クランプがカプセルの周りで閉じられたときに行われる。あるいは注入管および排出管は、カプセルがクランプされた後にカプセル内へと動き飲料の調製が完了した後にカプセル外へと動く、夫々の管の往復運動を提供する機構に関連付けられ得る。2以上の注入管および/または排出管が、適切であれば、提供され得ることは理解されよう。
本発明の本実施形態によるカプセル300は、極めてシンプルであり、製造コストが安価であり、さらに、排出管によって孔をあける飲料カプセルを使用する任意の既存の飲料調製設備で使用されるカプセルに適合し得ることが分かるであろう。前述の実施形態と同様に、フィルタ材料330の傾斜したシートは、ポッドの中空キャビティの横断面積よりも大きい、大表面積を提供する。この手法では、液体および不溶解性飲料調製原料はより大きい表面積を有し、これを通って液体は、過剰な圧力を必要とせずに迅速かつ容易に通過することができる。
図7を参照すると、本発明のサシェの実施形態において使用される代表的なフィルタ材料配置が示されており、ここでフィルタ材料430は、その長さに沿って可変透過度を有している。ただしこのタイプのフィルタ材料は、図3、4a、4b、5、6a、および/または6bに示されている任意の例など、本発明の任意の実施形態において使用することができる。図7においてフィルタ材料430は、サシェの上部または注入口440のより近くで、より厚く431従ってより透過性ではなく、かつサシェの下部または排出口420のより近くで、より薄く432従ってより透過性である。この手法では、圧力降下(Δ−P)が全フィルタ材料430に亘って類似したまたは同じものとなり、全飲料材料450を通じて一貫した液体470の流れが促される。これは、最も抵抗が小さい通路を通る液体のチャネリングと、液体が接触してない飲料材料がいくらか残されることを、回避する助けとなる。
図8は、その縦方向の長さに沿って可変透過度を有する、フィルタ材料のシートの別の例を示したものであり、ここで細孔531のサイズは、一方の横の端部532から他方の横の端部533へと徐々に増加している。さらに代わりの実施形態は、可変透過度を提供するために様々なフィルタ材料、例えば可変疎水性を有する材料を使用してもよい。
図9は、前方シート610、フィルタ材料630、および後方シート612が、単一の「И」字状に折り畳まれた液体および空気不浸透性材料のシートから形成されている、サシェ600の実施形態を示している(あるいはシートは、単に図9のサシェの鏡像である「N」字状に折り畳まれたものでもよい)。シート材料は液体および空気不浸透性材料であるため、シートのフィルタ領域630は、シートがフィルタ領域630内で少なくとも部分的に透過性になるよう穿孔されている。シートをレーザ穿孔してもよいし、またさらなる積層された不織布フィルタ材料層と組み合わせてもよい。前方シート610および後方シート612は、シートのフィルタ部分630が自由な状態のままサシェ内を横切って延在した状態で、その上部縁端および側部縁端の周りで恒久的に一緒に接合され、それによりサシェの中空キャビティは、液体を受け入れるための注入チャンバ661と液体を分注するための排出チャンバ662とに分割される。前方シート610および後方シート612はカプセルの下部縁端620に沿ってさらに一緒に接合されているが、この接合はカプセル内部の熱または圧力の影響下で解除可能である。例えば下部縁端620の接合は、感圧接着剤を用いたものでもよい。カプセル600は、管状孔を有するノズル640をさらに備えている。カプセル600を飲料調製マシンに正確に設置するのを助けるようフランジが付されたこのノズルは、カプセルの上部縁端に挿入されて気密状態で接合されている。ノズルの孔は最初に、適切な気密鮮度バリアによって密封されている。フィルタ材料630のシートは、挽いたコーヒーまたは茶葉などの飲料調製原料650を支持している。フィルタ材料630の透過度がサシェの排出口620のより近くでより大きく、注入ノズル640のより近くでより透過性ではなくなるように、穿孔がフィルタ材料630の下方領域においてより多数になり得ることが好ましい。
図10は、前方シート710およびフィルタ材料730が、「V」字状に折り畳まれた液体および空気不浸透性材料の第1のシートから形成されている、サシェ700の別の実施形態を示している(あるいはシートは、「Λ」字状に折り畳まれたものでもよい)。シート材料は液体および空気不浸透性であるため、シートのフィルタ領域730は、シートがフィルタ領域730内で少なくとも部分的に透過性になるよう穿孔されている。シートをレーザ穿孔してもよいし、また積層された不織布フィルタ材料層と組み合わせてもよい。液体および空気不浸透性材料の第2のシートが、サシェの後方シート712を形成するよう、第1のシートのフィルタ材料部分730に接続されている。前方シート710および後方シート712は、シートのフィルタ部分730が自由な状態のままサシェ内を横切って延在した状態で、その上部縁端および側部縁端の周りで恒久的に一緒に接合され、それによりサシェの中空キャビティは、液体を受け入れるための注入チャンバ761と液体を分注するための排出チャンバ762とに分割される。前方シート710および後方シート712はカプセルの下部縁端720に沿ってさらに一緒に接合されているが、この接合はカプセル内部の熱または圧力の影響下で解除可能である。例えば下部縁端720の接合は、感圧接着剤を用いたものでもよい。カプセル700は、管状孔を有するノズル740をさらに備えている。カプセル700を飲料調製マシンに正確に設置するのを助けるようフランジが付されたこのノズルは、カプセルの上部縁端に挿入されて気密状態で接合されている。ノズルの孔は最初に、適切な気密鮮度バリアによって密封されている。フィルタ材料730のシートは、挽いたコーヒーまたは茶葉などの飲料調製原料750を支持している。フィルタ材料730の透過度がサシェの排出口720のより近くでより大きく、注入ノズル740のより近くでより透過性ではなくなるように、フィルタ材料730の穿孔がフィルタ材料730の下方領域においてより多数になり得ることが好ましい。
上記実施形態は、単なる例として説明したものであることを理解されたい。添付の請求項の範囲に含まれる多くの他の実施形態が、当技術の読者には明らかであろう。任意の一実施の形態に関連して開示された任意の特徴は、任意の他の実施形態において、代わりにまたはさらに存在し得ることをさらに理解されたい。
200、300 カプセル
210 前方シート
212 後方シート
216 側部の継ぎ目
220 下部の継ぎ目
230、330、430 フィルタ材料
240 注入ノズル
242 管状孔
250、350、450 飲料調製原料
260 中空キャビティ
261 注入チャンバ
262 排水チャンバ
310 カップ要素
311 底面
312 フランジ付き上部
313 側壁
320 蓋
371 注入管
372 排出管
470 液体

Claims (35)

  1. 飲料調製カプセルにおいて、
    飲料調製原料を入れるのに適した中空体であって、該中空体内へと液体を受け入れるための上端部と、前記中空体から飲料を分注するための、前記上端部に流体連通している下端部と、前記上端部および前記下端部の間の少なくとも1つの側壁とを有する、中空体、および、
    側壁の第1の位置から側壁の第2の位置へと延在している、フィルタ材料のシート、
    を備え、前記フィルタ材料のシートが前記側壁に対して傾斜して前記中空体の内部を横切って延在するように、前記第1の位置が前記中空体の前記上端部に相対的に近く、かつ前記第2の位置が前記中空体の前記下端部に相対的に近いことを特徴とする飲料調製カプセル。
  2. 前記フィルタ材料のシートが該シートの周縁の周りで、前記中空体の前記少なくとも1つの側壁に固定されていることを特徴とする請求項1記載の飲料調製カプセル。
  3. 前記側壁の領域が少なくとも部分的に透過性であり、前記側壁の前記透過性の領域が、前記フィルタ材料のシートとして作用するようなものであることを特徴とする請求項1記載の飲料調製カプセル。
  4. 前記フィルタ材料のシートが前記中空体を、前記液体を受け入れるための注入チャンバと、排出チャンバであって前記飲料が該排出チャンバから分注される、排出チャンバとに分割することを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の飲料調製カプセル。
  5. 前記フィルタ材料の表面積が、前記中空体のキャビティの横断面積よりも大きいことを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の飲料調製カプセル。
  6. 前記フィルタ材料のシートが、単一の折り畳まれていない材料のシートであることを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の飲料調製カプセル。
  7. 好適にはノズルである液体の注入口であって、前記液体が該注入口を通って前記中空体に入ることができる、注入口をさらに備えていることを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の飲料調製カプセル。
  8. 好適には開口可能な継ぎ目である液体の排出口であって、前記飲料が該排出口を通って前記中空体から出ることができる、排出口をさらに備えていることを特徴とする請求項1から7いずれか1項記載の飲料調製カプセル。
  9. 前記排出口が、熱および/または圧力で解除可能な接合で密封されていることを特徴とする請求項8記載の飲料調製カプセル。
  10. 前記フィルタ材料と前記中空体の前記上端部との間で前記フィルタ材料のシート上に支持された、好適には挽いたコーヒーまたは茶葉である前記飲料調製原料を備えていることを特徴とする請求項1から9いずれか1項記載の飲料調製カプセル。
  11. 前記飲料調製原料が、使用前に前記カプセル内に密閉されていることを特徴とする請求項10記載の飲料調製カプセル。
  12. 前記フィルタ材料が、ウェブ材料または不織布繊維材料であることを特徴とする請求項1から11いずれか1項記載の飲料調製カプセル。
  13. 前記フィルタ材料のシートが、その表面積の少なくとも1つの寸法に沿って、可変透過度を有することを特徴とする請求項1から12いずれか1項記載の飲料調製カプセル。
  14. 前記可変透過度が、前記フィルタ材料の、可変厚さ、可変細孔サイズ、または可変組成、によって提供されることを特徴とする請求項13記載の飲料調製カプセル。
  15. 前記フィルタ材料が、前記中空部の上部または前記注入口のより近くで、より透過性ではなく、かつ前記中空体の下部または前記排出口のより近くで、より透過性であることを特徴とする請求項13または14記載の飲料調製カプセル。
  16. 好適には約25mlから約500mlの飲料の調製のための、および/または、好適には約2gから約25gの挽いたコーヒー、または約1gから約9gの茶葉、あるいは約2gから約30gの水分散性原料が入っている、一杯分のカプセルであることを特徴とする請求項1から15いずれか1項記載の飲料調製カプセル。
  17. 前記中空体が、対面した関係で配置されかつその縁端に沿って密封された、フレキシブルフィルム材料の前方シートと後方シートとを備えた、サシェの形を成しており、前記中空体の前記上端部に相対的に近い、該中空体の一方のシート上の前記第1の位置から、前記中空体の前記下端部に相対的に近い、該中空体の対向するシート上の前記第2の位置へと、傾斜した前記フィルタ材料のシートが延在していることを特徴とする請求項1から16いずれか1項記載の飲料調製カプセル。
  18. 前記中空体の前記前方シートおよび前記後方シートが、空気および水不浸透性の積層シートであることを特徴とする請求項17記載の飲料調製カプセル。
  19. 前記中空体の前記前方シートおよび前記後方シートが、前記中空体の下部の継ぎ目に排出領域を提供した状態で、両縁端の継ぎ目および上部の継ぎ目に沿って恒久的に一緒に接合されており、かつ液体の注入ノズルが、前記中空体の前記上部の継ぎ目または一方の縁端の継ぎ目内へと挿入されていることを特徴とする請求項17または18記載の飲料調製カプセル。
  20. 傾斜した前記フィルタ材料のシートが、前記注入ノズルに相対的に近い、前記中空体の一方のシート上の前記第1の位置から、前記排出領域に相対的に近い、前記中空体の対向するシート上の前記第2の位置へと、延在していることを特徴とする請求項19記載の飲料調製カプセル。
  21. 前記排出領域が、熱および/または圧力で解除可能な接合で密封されていることを特徴とする請求項19または20記載の飲料調製カプセル。
  22. 前記前方シートおよび/または前記後方シートの前記フレキシブルフィルム材料の領域が少なくとも部分的に透過性であり、前記フレキシブルフィルム材料の前記透過性の領域が、前記フィルタ材料のシートとして作用するようなものであることを特徴とする請求項17から21いずれか1項記載の飲料調製カプセル。
  23. 前記中空体の前記フレキシブルフィルム材料が積層体であり、該積層体が、前記中空体を前記カプセルの他の部材に接合するための熱可塑性シーラント層、実質的に気体不浸透性のバリア層、前記積層体の層間の付着を促進する付着層、構造層、のうちの2以上を備えていることを特徴とする請求項17から22いずれか1項記載の飲料調製カプセル。
  24. 前記中空体のフィルム材料が、ポリプロピレン層とポリビニルアルコール層とを備えた積層体であることを特徴とする請求項23記載の飲料調製カプセル。
  25. 前記中空体が、少なくとも1つの半剛性材料のシートを備えた、ポッドの形を成したものであることを特徴とする請求項1から16いずれか1項記載の飲料調製カプセル。
  26. 前記半剛性材料のシートが積層体であり、該積層体が、前記中空体を前記カプセルの他の部材に接合するための熱可塑性シーラント層、実質的に気体不浸透性のバリア層、前記積層体の層間の付着を促進する付着層、構造層、のうちの少なくとも1つを備えていることを特徴とする請求項25記載の飲料調製カプセル。
  27. フランジ付きリムを有するカップまたはボウルの形状に成形された、半剛性材料の第1のシートと、前記中空体を形成するよう前記フランジ付きリムを横切って接合された、フレキシブル材料または半剛性材料の第2のシートとを備えていることを特徴とする、請求項25または26記載の飲料調製カプセル。
  28. 前記中空体の少なくとも1つの壁が、飲料調製装置の注入管または排出管によって孔をあけることができるものであり、好適には前記中空体の前記上端部および前記下端部の両方が孔をあけることができるものであることを特徴とする請求項25から27いずれか1項記載の飲料調製カプセル。
  29. 飲料を調製する方法であって、請求項1から24いずれか1項記載の飲料調製カプセルに、水性の液体を通過させるステップを含むことを特徴とする方法。
  30. 前記中空体の前記上端部または上端部領域側壁に位置している、ノズルを通じて、水注入管を前記中空体内へと挿入し、さらに次いで、前記中空体の内部の前記飲料調製原料上へと前記液体を注入して、前記飲料または飲料成分を調製するステップを含むことを特徴とする請求項29記載の方法。
  31. 前記中空体の前記下端部または下端部領域側壁が、前記中空体内に前記液体が導入されると破裂開口して前記飲料を前記中空体から排出管を通じて流出させることができる、感熱および/または感圧シールを備えていることを特徴とする請求項29または30記載の方法。
  32. 飲料を調製する方法であって、請求項1から16および25から28のいずれか1項記載の飲料調製カプセルに、水性の液体を通過させるステップを含むことを特徴とする方法。
  33. 前記中空体の前記上端部または上端部領域側壁に、注入管で、該注入管の開口が前記フィルタ材料のシートの上方に存在するように孔をあけ、さらに次いで、前記中空体の内部の前記飲料調製原料上へと前記液体を注入して、前記飲料または飲料成分を調製するステップを含むことを特徴とする請求項32記載の方法。
  34. 前記中空体の前記下端部または下端部領域側壁に、排出管で、該排出管の開口が前記フィルタ材料のシートの下方に存在するように孔をあけ、さらに次いで前記飲料を、前記排出管を通じて前記中空体から流出させることを可能にするステップを含むことを特徴とする請求項32または33記載の方法。
  35. 実質的に図面を参照して本明細書に記載した飲料調製カプセル。
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