従来の紙の梱包箱によると、既存の解決策は紙の梱包箱の中に緩衝発泡体材料を充填して、緩衝効果を提供することである。しかし、輸送及び保管のコストは、梱包箱及び充填された緩衝発泡体材料を輸送する間において高価である。他方、緩衝発泡体材料は環境に配慮しておらず、環境を汚染する可能性がある。
さらに、エアクッション材料を紙の梱包箱の中に充填することが可能である。例えば、梱包品目が梱包箱の中に入れられた後、空気梱包袋が梱包品目に緩衝効果を与えるために梱包箱に挿入される。しかし、空気梱包袋及び梱包箱はともに指定された場所に送られ、これにより梱包箱は品目及び空気梱包袋を含むほど十分に大きくなければならない。さらに、梱包プロセスは、まず空気梱包袋を膨張させ、膨張した空気梱包袋を、品目を囲むために梱包箱の中に嵌めることによって複雑化されるため、その適用は便利ではない。
本発明の利点は、膨張可能な本体を含んだ内側層及び外側層を含むエアクッション梱包箱を提供する点である。外側層は箱本体である。膨張可能な本体及び箱本体は、梱包箱が適用中に潰されて損傷を受ける又は形が崩れるのを効果的に回避するためにともに提供される。梱包箱は梱包品目に緩衝効果を提供できる。
本発明の別の利点は、膨張可能な本体及び箱本体がともに固定され、膨張可能な本体及び箱本体がともに梱包現場に輸送できるエアクッション梱包箱を提供することである。その保管は便利であるため、輸送及び保管のコストが節約される。
本発明の別の利点は、エアクッション梱包箱を提供することであり、輸送され、保管されている間、膨張可能な本体を膨張させる前に輸送し、保管することが可能である。箱本体及び膨張可能な本体は、空間を節約するためにコンパクトな構造、さらには平らな状態さえ形成する。
本発明の別の利点は、梱包箱が使用される必要がある間に、使用されるために便利となるために、膨張可能な本体が膨張して拡大し、外側層で箱本体を動かして梱包箱形状を形成する、エアクッション梱包箱を提供することである。
本発明の別の利点は、梱包時間を節約するために、膨張可能な本体が膨張した後に、箱本体の中に膨張可能な本体を入れるステップが必要とされない、エアクッション梱包箱を提供することである。
本発明の別の利点は、梱包箱が使用される必要がある間に、梱包品目が梱包箱の中に入れられ、次いで膨張可能な本体が膨張し、したがって膨張可能な本体が梱包品目を緊密に包囲し、外側層での箱本体が膨張可能な本体を押し、これにより本体が梱包品目をより緊密に包囲し、したがって梱包品目がより優れた緩衝保護を得ることができるエアクッション梱包箱を提供することである。
本発明の別の利点は、膨張可能な本体が、糊を介して貼り付ける、Velcroを介して接合する等、多様な方法を介して箱本体の中に提供できるエアクッション梱包箱を提供することである。箱本体の材料は、幅広く使用されるために紙、布、及び皮質から成る組成物から選択される。
本発明の別の利点は、大量の梱包品目のEコマース販売に適し、少量の梱包品目のEコマース販売に適するために、梱包箱が小売時又は一括販売時に梱包品目で使用されるのに適しているエアクッション梱包箱を提供することである。
本発明の別の利点は、膨張可能な本体が、梱包品目を包囲するために適している膨張可能な本体を含み、これにより梱包品目がエアクッション梱包箱に入れられ、すべての方向から来る押圧に耐える、エアクッション梱包箱を提供することである。膨張可能な本体を有する梱包箱は、梱包品目に緩衝性能を提供することができ、これにより梱包品目は押し出されない。
本発明の別の利点は、膨張可能な本体の構造が梱包品目をエアクッション梱包箱の中に着実に留まるのに適するようにし、これにより梱包品目がエアクッション梱包箱から滑り落ちづらい、エアクッション梱包箱を提供することである。
本発明の別の利点は、エアクッション梱包箱が1つ又は複数の逆止弁を介して膨張するエアクッション提供箱を提供することである。弁を介する膨張が終了し、膨張可能な本体の空気圧が所定の空気圧に達した後、弁はそれ自体を閉じ、これによりその適用は便利である。
本発明の別の利点は、エアクッション梱包箱の空気膨張式溝が2つの密封フィルムによって密封されて第1の密封効果を形成し、次いでエアバッグが漏れるのを回避するために、空気膨張式溝が逆止密封フィルムによってさらに密封されて第2の密封効果を提供するエアクッション梱包箱を提供することである。言い換えると、空気が漏れる場合、空気は、空気圧補足を形成し、さらに空気膨張式溝を密封して、密封フィルムの密封効果を強化するために逆止密封フィルムによって形成される逆止溝の中に誘導できる。
本発明の追加の利点及び特徴は、続く説明から明らかになり、添付の特許請求の範囲で特に指摘された手段及び組合せによって実現され得る。
本発明によると、上記の並びに他の目的及び利点はエアクッション梱包箱によって達成される。エアクッション梱包箱は少なくとも1つの膨張可能な本体と、少なくとも1つの膨張弁と、少なくとも1つの箱本体とを含む。膨張弁は膨張可能な本体に提供される。膨張弁は膨張可能な本体を膨張させるために使用される。膨張可能な本体は、膨張可能な本体が膨張した後に梱包品目に緩衝効果を提供するために、箱本体の中に設けられ箱本体との一体構造を形成する。
好ましくは、膨張可能な本体は箱本体の表面に固定される。
好ましくは、膨張可能な本体は箱本体の表面に着脱可能に接続される。
好ましくは、膨張可能な本体は箱本体の表面に接合される。
好ましくは、膨張可能な本体は接合方法によって箱本体の表面に接合され、接合方法は、ポイント接合方法、ライン接合方法、及びエリア接合方法から成る組合せから選択される。
好ましくは、膨張可能な本体の表面の少なくとも1つの部分は箱本体の表面に接合される。
好ましくは、膨張可能な本体及び箱本体の表面は適合する留め金を介して接続される。
好ましくは、箱本体の材料は布、皮質、及び紙から成る組合せから選択される。
好ましくは、箱本体は、互いに一体的に接続する複数のカバー壁を含んだ紙の箱本体である。膨張可能な本体は少なくとも1つのカバー壁に接合される。膨張可能な本体が膨張した後、カバー壁は押されて収容空間を形成する。
好ましくは、紙箱本体の構造は、単層紙によって形成されている単層紙構造及び多層紙によって形成されている多層複合紙構造から成る組合せから選択される。
好ましくは、多層複合紙は、複合紙の2層の、3層の、4層の、5層の、またはそれ以上の層を含む。
好ましくは、多層複合紙は、内側紙、外側の表面紙、及び内側の段ボール紙を含んだ3層の構造を有する。
好ましくは、箱本体は、内側紙、表面紙、及び内側紙と表面紙との間の中間層を含む。
好ましくは、内側紙及び表面紙はクラフト紙である。中間層は、互いに垂直に伸長する強化リブの複数のラインを含む。
好ましくは、中間層はガーゼ構造を有する。
好ましくは、箱本体の一方の端部は閉じられる。箱本体の他方の端部は梱包品目を配置及び取得するように使用される開口部を有する。
好ましくは、箱本体の2つの端部はそれぞれ梱包品目を配置及び取得するように使用される開口部を有する。
好ましくは、箱本体の2つの端部にはそれぞれ開口部を閉じるために使用される閉鎖構造が設けられる。
好ましくは、箱本体は6つの面を有する矩形構造を有する。箱本体の2つの端部はそれぞれ4つの下部シールを含む。箱本体の各端部の4つの下部シールの1つは、対応する開口部を密封するために、箱本体の各端部の4つの下部シールの内の別の1つと対応している。
好ましくは、4つの下部シールは、対応する開口部を密封するために使用されるために、クリッピング、重複、及び接着から成る組合せから選択された方法を介して、ともに設けられるのに適しているために適している。
好ましくは、箱本体は上部開口部及び下部開口部を有する。箱本体下端部は4つの下部シールを含む。箱本体下端部の4つの下部シールの1つは、対応する箱開口部を密封するために箱本体下部の4つの下部シールの別のシールと一致している。箱本体上端部は、中間折り目線に沿って折り畳むことができる2つの折り畳み可能部分を含む。2つの折り畳み可能部分は2つの反対側面に対して提供される。上端部はさらに、箱本体の他の2つの反対側面に提供される2つの密封部分を含む。押されている間に、2つの密封部分は互いに対して閉じ、接着剤を介して互いに接着される。同時に、2つの折り畳み可能部分はそれぞれ二重に折り畳まれ、これにより2つの密封部分及び2つの折り畳み可能部分は上部開口部を密封できる。
好ましくは、箱本体の一方の端部は自動密封式の下部構造を有する。使用中、箱本体の一方の端部の開口部は自動で閉じられる。箱本体の他方の端部は、梱包品目を配置及び取得するよう使用されるために開いているのに適している。
好ましくは、閉鎖構造は、箱本体の本体の1つの側面に枢動可能に伸長する折り畳み可能なシート、及び折り畳み可能シートまで伸長された位置決めシートを含む。位置決めシートは本体の反対側の内面に重ね合わされるのに適しており、これにより折り畳み可能なシートは対応する開口部を密封するために使用される。
好ましくは、折り畳み可能シート及び位置決めシートの接合位置は位置決めスロットを形成する。位置決めトングは本体の第2の側面まで伸長される。位置決めトングはロック及び位置決めの役割を果たすために位置決めスロットの中に挿入されるのに適している。
好ましくは、閉鎖構造は、それぞれ折り畳み可能シートまで伸長される1つ又は複数のサイドウィングをさらに含み、これにより密封中、サイドウィングは本体の内面に付着する。
好ましくは、箱本体の複数のカバー壁は複数の上部カバー壁を含む。上部カバー壁は、部分的に重なり合う、全体で重なり合う、及び互いにパチンと嵌まることから成る組合せから選択された方法で箱本体の上部を閉じる。
好ましくは、箱本体の複数のカバー壁は複数の下部カバー壁を含む。下部カバー壁は、部分的に重なり合う、全体で重なり合う、及び互いにパチンと嵌まることから成る組合せから選択された方法で箱本体の下部を閉じる。
好ましくは、複数のカバー壁は反対に配置される2つの側面カバー壁、及び2つの側面カバー壁とそれぞれ接続する2つの折り畳み可能な壁を含む。2つの折り畳み可能な壁は折り畳まれるのに適している。膨張可能な本体が膨張した後、2つの折り畳み可能な壁は押されて開くのに適している。
好ましくは、2つの側面カバー壁の上端部及び/又は下端部はともに接着できる。
好ましくは、エアクッション梱包箱は、折り畳まれるのに適している折り畳み可能な壁を閉じるために、2つの側面カバー壁の上端部及び/又は下端部に接着される1つ又は複数の密封部分をさらに含む。
好ましくは、膨張可能な本体は1つ又は複数の膨張可能なセルを含む。膨張可能なセルのそれぞれは膨張可能な空洞を形成する。膨張可能なセルのそれぞれには、1つ又は複数の膨張弁が設けられる。
好ましくは、膨張可能な本体は、不連続的に設けられる分割継ぎ目の1つ又は複数のリストを含み、これにより1つの膨張可能なセルは、1つ又は複数の下位の膨張可能なセルを形成して、膨張可能な本体の複数の側壁を形成するために分割される。
好ましくは、膨張可能な本体は梱包品目を取り囲むのに適している。
好ましくは、膨張可能な本体は膨張した後に内側袋層を形成する。
好ましくは、膨張可能な本体によって形成された内側袋層は、下位の膨張可能なセルによって形成される4つの周囲壁を含む。
好ましくは、膨張可能な本体によって形成される内側袋層は、他方の端部の開口部を閉じる一方の端部の構造を形成するために、下位の膨張可能なセルによって形成される下部壁をさらに含む。
好ましくは、膨張可能な本体によって形成される内側袋層は、下位の膨張可能なセルによって形成される可動上部壁をさらに含む。可動上部壁は、内側袋層により画定され、梱包品目を配置及び取得するように使用されている開口部を密封するために使用される。
好ましくは、接続シールは、2つの隣接する膨張可能なセルの間に設けられ、膨張可能なセルのそれぞれは別個のセルを形成し、これにより膨張可能なセルの一方の損傷は他方の膨張可能なセルに影響を及ぼさない。
好ましくは、1つ又は複数の下位の膨張可能なセルの外面は箱本体の表面に接合される。
好ましくは、膨張可能なセルの外側は、箱本体の表面に接合される。
好ましくは、梱包箱は1つ又は複数の膨張可能な本体及び複数の端から端までの膨張可能な本体を含む。
好ましくは、梱包箱の内側袋を形成する一方で、膨張可能な本体には、折り畳まれるのに役立つ対応する開口部を閉じるために、開口部近くの2つの反対の側面で折り畳み可能なユニットが設けられる。
好ましくは、折り畳み可能なユニットのそれぞれは複数の下位の膨張可能なセルを含む。下位の膨張可能なセルのそれぞれには、複数の間隔配置密封継ぎ目が設けられる。密封継ぎ目の幅は、下位の膨張可能なセルの幅よりも小さい。
好ましくは、折り畳み可能なユニットのそれぞれは複数の下位の膨張可能なセルを含む。下位の膨張可能なセルは、膨張不可能な折り畳み可能なユニットを形成するために、密封されるために膨張不可能な。
好ましくは、膨張可能なセルは外径の膨張可能なセルのセット、及び内径の膨張可能なセルのセットを含み、外径の膨張可能なセルの直径サイズは内径の膨張可能なセルの直径サイズよりも大きい。外径の膨張可能なセル及び内径の膨張可能なセルは、交互に互い違いである。
好ましくは、2つ以上の膨張弁は1つの外径の膨張可能なセルに提供される。膨張弁の1つは、1つの内径の膨張可能なセルに提供される。
好ましくは、膨張可能な本体によって形成された内側袋層の開口部に近い2つの隣接する下位の膨張可能なセルの1つには、複数の間隔分割継ぎ目が設けられ、それによって膨張の後、隣接する下位の膨張可能なセルの1つの一方の端部は、開口部を締め付ける機能を果たすために、他の隣接する下位の膨張可能なセルの一方の端部に押される。
好ましくは、膨張可能な本体の部分は膨張弁を熱融着することを介して膨張不可能なセルを形成する。
好ましくは、梱包箱は2つ以上の膨張可能な本体を含む。膨張可能な本体の一方は、他の膨張可能な本体の表面に接続される。一方の膨張可能な本体の接続シールの位置は、他方の膨張可能な本体の膨張可能なセルに面し、これにより2つ以上の膨張可能な本体の膨張可能なセルは互い違いに配置される。
好ましくは、膨張可能な本体は、第1のチャンバ層及び第2のチャンバ層を有する。膨張弁は、第1のチャンバ層と第2のチャンバ層との間に設けられる単一方向の逆止弁である。膨張可能な空洞が空気で完全に充填され、歌う方向の逆止弁は、空気が漏れるのを回避するためにそれ自体を閉じる。
好ましくは、膨張弁は、それぞれ膨張可能な本体の膨張可能なセルの第1のチャンバ層及び第2のチャンバ層とともに熱融着される2つのバルブ膜を含む。空気膨張式溝は、2つのバルブ膜の間に形成される。空気が空気膨張式溝を通して膨張可能なセルの中に膨張された後、2つのバルブ膜の内面は、膨張可能なセルに入ったガスが空気膨張式溝を通って漏れるのを回避するために、自動的に互いに接着される。
好ましくは、膨張弁は二重逆止弁である。膨張弁は以下を含む。
第1の密封フィルム及び第2の密封フィルム。第1の密封フィルム及び第2の密封フィルムは、膨張セルの第1のチャンバ層と第2のチャンバ層との間で重ね合わされる。第1の密封フィルム及び第2の密封フィルムは、膨張セルの弁の開放によって膨張可能な空洞の中に伸長する。及び、
第1の密封フィルムと逆止密封フィルムとの間に空気膨張式溝を形成し、逆止密封フィルムと第2の密封フィルムとの間に逆止溝を形成するために、第1の密封フィルムの第1の端部及び第2の密封フィルムの第1の端部に重ね合される逆止密封フィルム。空気膨張式溝は、膨張可能な空洞の圧力が第1の密封フィルムの第2の端部及び第2の密封フィルムの第2の端部を重ね合わせ、密封させて空気膨張式溝を閉じるまで、膨張可能なセルを充填するよう、膨張可能な空洞の中に空気を膨張するために使用されるよう配置される。空気が第1の密封フィルムの第2の端部と第2の密封フィルムの第2の端部との間で漏れる場合、膨張可能な空洞内の空気は逆止溝の中に誘導されて、圧力補足を提供し、空気膨張式溝をさらに密封し、第1の密封フィルム及び第2の密封フィルムの密封効果を強化する。
好ましくは、逆止溝は、膨張可能な空洞に対面する開口端部及び空気弁の開口部に対面する閉鎖端部を有し、これにより空気は開口端部を通して逆止溝の中に膨張される一方、逆止溝は空気で膨張し、圧力補足を提供し、空気膨張式溝をさらに密封し、第1の密封フィルム及び第2の密封フィルムの密封効果を強化する。
好ましくは、膨張弁は、膨張可能なセルの弁の開口部で第1のチャンバ層及び第1の密封フィルムを共に接着する第1のシールジョイント部分、及び第2のチャンバ層、逆止密封フィルム、及び第2の密封フィルムシール空気膨張式溝を接着する第2のシールジョイント部分をさらに含み、第1の密封フィルム及び第2の密封フィルムの密封効果を強化する。
好ましくは、逆止密封フィルムの長さは第1の密封フィルムのそれぞれ及び第2の密封フィルムのそれぞれの長さよりも小さく、これにより逆止密封フィルムは第1の密封フィルムの第1の端部及び第2の密封フィルムの第1の端部に重なり合う。第1の密封フィルムの第2の端部及び第2の密封フィルムの第2の端部はともに重ねられる。
本発明の別の態様によると、本発明は梱包箱を介して梱包品目を梱包する方法を含む。梱包箱は、少なくとも1つの膨張可能なセル及び少なくとも1つの箱本体を含む。方法は以下のステップを含む。
少なくとも1つの膨張弁を介して膨張可能なセルに膨張する、及び
膨張可能なセルが膨張して拡大する間に箱本体を押し、これにより箱本体が膨張可能なセルの周辺に押され、これにより梱包箱が梱包品目を含むために使用される。膨張可能なセルは、箱本体の表面に提供される。
好ましくは、梱包品目は、膨張可能なセルが膨張した後、梱包箱に入れられる。
好ましくは、梱包品目は、膨張可能なセルが膨張する前に、梱包箱の中に入れられる。膨張したセルが膨張した後、膨張可能なセルは梱包品目と箱本体との間で伸長する。
好ましくは、膨張可能なセルは箱本体の表面に接続される。
好ましくは、膨張可能なセルの外面の少なくとも1部分が、箱本体の表面に接合される。
好ましくは、ポイント接合、ライン接合、又はエリア接合が、膨張可能なセルと箱本体との間に形成される。
好ましくは、箱本体は紙の箱本体である。紙の箱本体は、単層紙及び多層複合層を含む。
好ましくは、箱本体の一方の端部は閉じられる。箱本体の他方の端部は、梱包品目を配置及び取得するように使用される開口部を有する。
好ましくは、箱本体の2つの端部はそれぞれ、梱包品目を配置及び取得するよう適切となるための開口部を有する。
好ましくは、方法は以下のステップ、つまり、箱本体の閉鎖構造を介して箱本体の1つ又は複数の開口部を密封することをさらに含む。
好ましくは、膨張可能な本体は1つ又は複数の膨張可能なセルを含む。膨張可能なセルのそれぞれは膨張可能な空洞を形成する。膨張可能なセルのそれぞれには、1つ又は複数の膨張弁が設けられる。
好ましくは、膨張可能な本体は、不連続的に設けられる分割継ぎ目の1つ又は複数のリストを含み、これにより膨張可能なセルは、1つ又は複数の下位の膨張可能なセルを形成して、膨張可能な本体の複数の側壁を形成するために分割される。
好ましくは、膨張可能な本体は第1のチャンバ層及び第2のチャンバ層を有する。膨張弁は単一方向の逆止弁である。膨張弁は第1のチャンバ層と第2のチャンバ層との間に設けられる。膨張可能な空洞が完全に空気で充填された後、単一方向の逆止弁は、空気が漏れるのを回避するために自動的にそれ自体を閉じる。
好ましくは、膨張弁は、膨張可能な本体の膨張可能なセルの第1のチャンバ層及び第2のチャンバ層とともにそれぞれ熱融着された2つのバルブ膜を含む。空気膨張式溝は、2つのバルブ膜の間に形成される。膨張可能なセルが空気で膨張した後、2つのバルブ膜の内面は、膨張可能なセルの中に入ったガスが空気膨張式溝を通して漏れるのを回避するために自動的にともに接着される。
好ましくは、膨張弁は自動接着性のフィルム逆止弁である。弁は二重逆止弁である。膨張弁は第1の密封フィルム、第2の密封フィルム、及び逆止密封フィルムを含む。第1の密封フィルム及び第2の密封フィルムは、膨張セルの第1のチャンバ層と第2のチャンバ層との間に重ねられる。第1の密封フィルム及び第2の密封フィルムは、膨張セルの弁の開放により膨張可能な空洞の中に伸長される。及び
逆止密封フィルムは、第1の密封フィルムの第1の端部及び第2の密封フィルムの第1の端部に重ねられて、第1の密封フィルムと逆止密封フィルムとの間に空気膨張式溝を形成し、逆止密封フィルムと第2の密封フィルムとの間に逆止溝を形成する。空気膨張式溝は、膨張可能な空洞内の圧力が第1の密封フィルムの第2の端部及び第2の密封フィルムの第2の端部を重ね合わせ、密封させて空気膨張式溝を閉じるまで、膨張可能なセルを充填するよう、膨張可能な空洞の中に空気を膨張するために使用されるよう配置される。空気が第1の密封フィルムの第2の端部と第2の密封フィルムの第2の端部との間で漏れる場合、膨張可能な空洞内の空気は逆止溝の中に誘導されて、圧力補足を提供し、空気膨張式溝をさらに密封して、第1の密封フィルム及び第2の密封フィルムの密封効果を強化する。
好ましくは、箱本体は、中間にクラフト紙及びガーゼ層の2つの層を含む。
好ましくは、箱本体は、内側紙、表面紙、及び内側紙と表面紙との間に設けられる段ボール紙を含む。
さらに追加の目的及び利点は、続く説明及び図面の検討から明らかになるだろう。
本発明のこれらの及び他の目的、特長、及び利点は、以下の発明を実施するための形態、添付図面、及び添付の特許請求の範囲から明らかになるだろう。
以下の説明は、当業者が本発明を作り、使用できるようにするために開示される。好ましい実施形態は、例としてのみ以下の説明に示され、修正形態は当業者に明らかになるだろう。以下の説明に定められる一般的な原則は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、他の実施形態、代替策、修正形態、同等物、及び応用に適用されるだろう。
図1〜図5は、本発明の好ましい実施形態に係るエアクッション梱包箱を示す。梱包箱は、電子製品、食品、薬剤製品、化学物質、生体物質、プラスチック、陶磁器、及び日用品等の梱包品目を保管するために使用できる。起因して、梱包箱は、梱包品目に空気緩衝性能を与えるために使用されるのに適するように緩衝性能を有する。
詳細には、梱包箱は少なくとも1つの膨張可能な本体10及び箱本体30を含む。膨張可能な本体10には、少なくとも1つの膨張弁20が設けられる。膨張可能な本体10は、一体構造を形成するために箱本体30の内面に提供される。膨張弁20は、膨張可能な本体10の中に空気を膨張させるために使用される。膨張可能な本体10は、梱包品目に空気緩衝性能を提供するために使用される。
言い換えると、膨張可能な本体10は梱包箱の内側構造を形成する。箱本体30は梱包箱の外側構造を形成する。膨張可能な本体10が膨張した後、箱本体30は、膨張可能な本体10を含めるために膨張可能な本体10の外側まで包囲する。
このようにして、梱包箱は、梱包品目を梱包するために使用されるように、膨張可能な本体10及び箱本体30をともに梱包場所まで輸送させる。膨張していない膨張可能な本体10は、膨張可能な本体10が輸送及び保管中に占める空間を節約するために縮小される等、平坦な形状を示すことができるように、輸送し、保管できる。使用中、所定の空気圧に達するために膨張弁20を介して膨張可能な本体10を膨張させることだけが必要とされ、膨張可能な本体10の膨張は、箱本体30に形をとらせる。したがって、従来の梱包技法と比べると、梱包用カートン又は梱包箱の中に膨張可能なクッションを挿入ステップは、梱包時間を大幅に節約するために必要とされない。
梱包中、梱包箱の中に梱包品目を入れ、次いで膨張可能な本体10の中に膨張させることも可能であることに言及する価値がある。次いで、膨張可能な本体10は膨張し、梱包品目の周りで包囲する。そして、膨張の間、膨張可能な本体10は、膨張可能な本体10が梱包品目の周りで緊密に包囲するように位置を自動的に調整し、これにより膨張が終了した後、梱包品目は膨張可能な本体10を介して着実に箱本体30の中に留まることができる。さらに、膨張可能な本体10の中に空気を膨張させる間、箱本体30は同時に膨張可能な本体10を押し、これにより圧力は、コンパクトな構造を形成するために、膨張可能な本体10を膨張可能な本体10の中により緊密に含めさせることができる。
膨張可能な本体10は、糊又は他の接着剤を介した接合等の多様な方法によって箱本体30の内面に提供できる。膨張可能な本体10と箱本体30との間の糊は、いくつかの部分的な点で又は領域全体で接合線に沿って接合できる。当業者は、他の提供方法も係る効果に達することができることを理解し、例えば、Velcro等の対応する留め金要素はそれぞれ膨張可能な本体10の内面及び箱本体30の内面に提供される。
好ましくは、本発明の好ましい実施形態によると、膨張可能な本体10及び箱本体30は糊を介して互いに結合される。膨張可能な本体10と箱本体30との間の粘性力は十分に強く、これにより膨張可能な本体10の中に膨張される間、膨張可能な本体10は箱本体30を剥がさない。言い換えると、膨張可能な本体10が膨張している間、膨張可能な本体10と箱本体30との間の粘性力は、膨張可能な本体10と箱本体30との間の牽引力よりも大きい。
箱本体30は、革材料、布材料、及び紙材料等の多様な従来の材料製であることがある。例えば、本発明の好ましい実施形態によると、箱本体30は紙カートンであることがあり、その形状は矩形、正方形、多面、エイリアンボックス、円筒形等であることがある。箱本体は単層であることがあり、2層、3層、4層、5層、またはそれ以上の複合構造であることもある。例えば、箱本体30は内側に内側紙を含み、中間に紙管原紙、外側に表面紙を含む。内側紙及び表面紙は茶板紙、クラフト紙等であることがある。紙管原紙は段ボール紙等であることがあり、運搬中の衝突及び落下に耐えるために、複数層の段ボール紙が提供できる。箱本体30は硬化紙材から作られるだけではなく、柔らかい紙材から作られることもある。本発明の本態様に制限はない。
図2及び図5に示されるように、本発明の好ましい実施形態によると、箱本体30は、内側紙として2層のクラフト紙301、及び中間に強化リブ中間層302を含む3層構造であることがある。クラフト紙301の材料は軽量且つ柔らかく、中間の強化リブ中間層302は、箱本体30が損傷するのを回避するために、2層のクラフト紙301の間に保つことができる。好ましくは、強化リブ中間層32は、例えば、複数ラインの水平強化リブ3021及び複数ラインの縦方向強化リブ3022などの複数のラインの相互に垂直な強化リブを含むことがある。複数ラインの水平強化リブ3021は、複数セットの水平強化リブを形成できる。2つの隣接する水平強化リブ間には所定の距離が設けられる。水平強化リブは、2層のクラフト紙301の内のクラフト紙301の外層に取り付けることができる。同様に、複数ラインの縦方向強化リブ3022は複数セットの縦方向強化リブを形成できる。縦方向リブの2つの隣接するセット間には所定の距離が設けられる。複数セットの縦方向強化リブは2層のクラフト紙301のクラフト紙301の内層に取り付けられる。本発明のこの好ましい実施形態によると、強化リブ中間層302はガーゼ構造を有することがある。強化リブ中間層302は、複数ラインの相互に垂直な糸を含むことがある。
箱本体30は、6つの面を有する矩形構造を有することがある。箱本体30は本体31を有する。本体31は4つの側面を有する。側面の内の1つの貼付縁部311は、中空構造を形成するために別の側面の表面に接着される。箱本体30は上端部32及び下端部33等の2つの端部32及び33をさらに含み、これにより箱本体30は、梱包品目を梱包中に空間34を含んだ矩形を形成する。2つの端部32及び33はともにクリッピングされるためにそれぞれ4つの下部シールを含む。4つの下部シールの内の2つは、4つの下部シールの内の他の2つと対応する。本発明のこの好ましい実施形態によると、下端部33は4つの下部シール331を含む。4つの下部シール331の内の2つは4つの下部シール331の内の他の2つと対応し、4つの下部シール331はともにクリッピングされるために本体31まで伸長し、これにより箱本体30が梱包品目を梱包するために使用される間に、下部開口部は密封できる。本発明の好ましい実施形態によると、4つの下部シール331は接着剤を介してともに接合できることに言及する価値がある。上端部32は、梱包品目をピックアンドプレースするために使用される上部開口部34を形成する。言うまでもなく、梱包品目も下部開口部を通してピックアンドプレースできる。上端部32は2つの折り畳み可能部分321を含む。各折り畳み可能部分は、中間の折り目線322に沿って折り畳むことができる。2つの折り畳み可能部分321は、左側及び右側等の2つの逆側に設けられる。上端部32は、前側及び後側等の箱本体30の他の逆の2つの側面設けられる2つの密封部分323をさらに含む。2つの密封部分323が押される間、2つの密封部分323は互いに接近し、接着剤を介して互いに接着できる。同時に、2つの折り畳み可能部分321はそれぞれ折り畳まれ、これにより2つの密封部分323及び2つの折り畳み可能部分321は上部開口部34を密封できる。2つの密封部分323及び2つの折り畳み可能部分321が本体31の中に一体的に伸長できることに言及する価値がある。
未使用状態では、膨張可能な本体10は空気で膨張していない、つまり、圧縮状態であり、箱本体30の本体31は詰められた状態のままとなり、前側面及び後側面は互いに近づくことができ、これにより梱包箱全体の体積は小さくなる。梱包箱は保管され、輸送されるのに適するよう平坦な形状を示す。膨張可能な本体10を膨張させる間、膨張可能な本体10の膨張が箱本体30の形を形成するようにさせる。次いで、複数の梱包品目の内の1つが梱包箱30に入れられる。代替的には、梱包品目は、膨張が適用される前に梱包箱に入れられる。次いで、要件に従って、箱本体30の2つの端部の開口部は密封され、これにより梱包プロセス全体が終了する。箱本体30が、下部を自動的に密封できる構造を有することがあることに言及する価値がある。言い換えると、膨張が終了した後、上端部及び下端部から選択された少なくとも1つの端部が自動的に開口部を密封できる。さらに、なんらかの場合の要件に従って、箱本体30の下端部33は、膨張する前に密封できる。言い換えると、箱本体30は、下部開口部を有さず、上部開口部34だけを有するように構成できる。
概して、箱本体30は、膨張可能な本体10の周りに設けられる規則正しい幾何学的形状を有する。輸送され、保管されている間、複数の梱包箱がぴったりと配置される。言い換えると、膨張可能な本体10だけが梱包品目を梱包するために使用される場合、膨張可能な本体10が膨張した後、規則正しい形状は必ずしも形成されず、したがって輸送中にぴったりと配置及び置かれることは便利ではない。さらに、箱本体30は、本体10を硬い品物が衝突して損傷を受けることから膨張可能な保護する機能も有する。さらに、箱本体30は梱包をより美しくすることができる。ロゴ、アートパターン、及びテキスト広告が箱本体30の外面に提供できる。
言い換えると、本発明に係る梱包箱は膨張可能な本体10及び箱本体30をともに組み立てる。構造は梱包プロセスをより時間節約且つ便利にする。膨張可能な本体10は、膨張している間に自動的にその形状を形成する。膨張可能な本体10及び箱本体30は全体として輸送され、保管され、これによりコストは低くなる。さらに、膨張可能な本体10は空気緩衝性能を提供する箱本体30は膨張可能な本体10を保護する利点及び膨張可能な本体10を押し、膨張可能な本体10を梱包品目に対して着実に保持する利点を有する。また、箱本体30は、梱包箱の美的効果を高める利点も有する。上記の利点は、膨張可能な本体10だけによって、または箱本体30だけによって梱包する時には実現することはできない。
膨張可能な本体10は何らかの側面の表面等の箱本体30の表面の少なくとも一部に接着できる。また、膨張可能な本体10は、箱本体30の表面の周りに接着することも可能であり、これにより膨張が終了した後、膨張可能な本体10は梱包品目を含むために使用されるその収容空間を形成する。
詳細には、図2〜図4、及び図7〜図11Bに示されるように、膨張可能な本体10は少なくとも1つの膨張可能なセル11を含み、膨張可能なセル11は第1のチャンバ層101及び第2のチャンバ層102を含む。第1のチャンバ層101及び第2のチャンバ層102は互いに重なって膨張可能な空洞12を形成し、少なくとも1つの空気膨張式開口部13を形成する。空気膨張式開口部13は、膨張可能な空洞12の中に空気を膨張させるために使用できるよう膨張可能な空洞12と連通する。図面に示されるように、2つ以上の膨張可能なセル11が、膨張可能な本体10を形成するために並んで配置され、膨張弁20がそれぞれの膨張可能なセル11に提供される。言い換えると、それぞれの膨張可能なセル11は独立して膨張可能な。伸長する接続シール103は2つの隣接する膨張可能なセル11の間に形成され、膨張可能なセル11のそれぞれが別々のセルを形成し、これにより膨張可能な空洞12は接続シール103を介して複数の個々の膨張可能な空洞12の中に分割される。接続シール103は熱融着技術によって形成できる。したがって、膨張可能なセル11の1つが損傷を受けて漏れるとき、他の膨張可能なセル11は影響を受けない。膨張可能なセル11が互いに連通できることに言及する価値があることは言うまでもない。したがって、膨張可能なセル11のすべてを膨張させるためには、1つの膨張弁20しか必要ではない。言い換えると、本発明に係るエアクッション梱包箱は、第1のチャンバ層101及び第2のチャンバ層102の熱融着を介して複数の膨張可能なセル11を形成できる。
さらに、それぞれの膨張可能なセル11の形状は膨張した後に変更できるので、膨張可能な本体10に多様な形状及びサイズを形成させることができる。膨張可能なセルセル11は(水平ストリップ及び/または縦方向ストリップなど)ストリップ集合体などであることがある。膨張可能なセル11の形状は制限されない。本発明の好ましい実施形態によると、膨張可能な11の形状はストリップであることがある。本発明の好ましい実施形態によると、膨張可能な本体10も膨張式溝14を形成できる。膨張式溝14は空気膨張式開口部13と連通し、膨張弁20の1つ又は複数を介して、それぞれの膨張可能なセル11と連通する。このようにして、空気膨張式開口部13を通して空気を膨張させながら、空気は膨張式溝14の中に進入し、次いで膨張式溝14は膨張弁20のそれぞれの中に空気を誘導し、次いで空気は膨張可能なセル11のそれぞれの中に進入する。言い換えると、膨張式溝14は、膨張可能なセル11のそれぞれに空気膨張式開口部13から膨張される空気を分配する分配溝である。膨張口は、エアポンプ等の膨張装置を接続してエアクッション梱包箱の中に空気を充填するために空気膨張式開口部13に提供できる。
膨張可能な本体10の膨張可能なセル11のそれぞれは、それぞれ複数の分割継ぎ目104を有する。したがって、膨張可能なセル11のそれぞれは、複数の対応する下位の膨張可能なセル111をさらに形成する。膨張可能なセル11の分割継ぎ目104の位置が対応していることに言及する価値がある。言い換えると、膨張可能な本体10は分割継ぎ目104の複数のリストを有する。膨張可能なセル11に提供される分割継ぎ目104は線形に配置されるが、連続的に配置されない。膨張可能な本体10は分割継ぎ目104に沿って折り畳むことが可能であり、側壁は分割継ぎ目104の2つの隣接するリストの間に形成され、これによりエアクッション梱包箱は複数の側壁を形成する。膨張可能な本体10の分割継ぎ目104が箱本体の折り畳み縁部と位置合わせされることに言及する価値がある。この側壁は、梱包品目を含むために使用される収容空洞100を囲む。
膨張可能なセル11のそれぞれの分割継ぎ目104の数は要件として提供できる。言い換えると、膨張可能な本体10の分割継ぎ目104のリストの数は、対応する膨張可能な本体10が3つ、4つ、またはそれ以上の側壁を有することができるように変化できる。図2及び図3に示されるように、エアクッション梱包箱は、下部壁、4つの周囲壁、及び上部壁を形成することがある。これらの分割継ぎ目104が熱融着技術によって形成できることに言及する価値がある。形成される側壁の数に従って、収容空洞は多様な収容空間を形成できる。
さらに、これらの分割継ぎ目104は隣接する下位の膨張可能なセル111を分割していなかった。言い換えると、隣接する下位の膨張可能なセル111の間に少なくとも1つの連通溝112が形成され、これにより膨張中に、空気がこれらの連通溝112を通って下位の膨張可能なセル111のそれぞれの中に進入する。図面に示される実施形態によると、分割継ぎ目104は、熱融着によって隣接する下位の膨張可能なセル111の間の中心位置に形成される。分割継ぎ目104の2つの側面は連通溝112を形成する。
本発明の好ましい実施形態によると、エアクッション梱包箱は、一連の熱融着技術を介して収容空洞を含む空気梱包装置を形成する1つの膨張可能な本体10を含むことがある。他の実施形態によると、エアクッション梱包箱は、2つの膨張可能な本体10、3つ以上の膨張可能な本体10によって形成されることがある。膨張可能な10の先端及び尾部は、収容空洞を含む梱包装置を形成するために互いに密封される。本発明によると、この態様に制限はない。
本発明の好ましい実施形態によると、膨張可能な本体10は端部シールを形成する。膨張可能な本体10の他方の端部は開口部を有する。言い換えると、膨張可能な本体10は、膨張可能なセル11によって形成される4つの周囲壁及び1つの下部壁を有する。膨張可能な本体10の上部開口部の位置で、左側壁及び右側壁等の2つの逆の側壁の下位の膨張可能なセル111にそれぞれ1つ又は複数の密封継ぎ目105が設けられることがある。密封継ぎ目105はその間に間隙をもって配置できる。密封継ぎ目105は対応する分割継ぎ目104と平行して配置できる。密封継ぎ目105のそれぞれのサイズは対応する膨張可能なセル11のサイズ未満であることがあり、これにより膨張式通路114は、空気を膨張できるように対応する下位の膨張可能なセル111の部分に対して形成され、これによりその左側及び右側はそれぞれ折り畳み可能なユニット15を有する。本発明に係る接続シール103、分割継ぎ目104、密封継ぎ目105、又は他の熱融着継ぎ目の機能は熱融着技術によって2層以上の薄膜を接続することであることに言及する価値がある。
言い換えると、空気梱包袋の上部開口部の前側及び後側に関して、左側及び右側にある膨張可能なセル11は部分的にしか膨張せず、これにより左側及び右側にある膨張可能なセル11は折り畳むことができ、したがって前側及び後側の膨張可能なセル11は互いに接近することがあり、したがって膨張可能な本体10により形成される空気梱包袋の上部開口部を閉じることができる。
膨張可能なセル11によって形成される下位の膨張可能なセル111のそれぞれは、水平方向又は縦方向に沿って箱本体30の中に配置できる。1つ又は複数の下位の膨張可能なセル111の外壁は、接着剤40を介して箱本体30の内面に接着される。例えば、膨張可能な本体10または下位の膨張可能なセル111の少なくとも1つの側面によって形成される空気梱包袋の前側及び後側は、箱本体30の内面に接着される。代替的には、下位の膨張可能なセル111の左側及び右側は箱本体30の内面接着される。代替的には、膨張可能な本体10の先端及び尾部の密封位置は接着剤40を介して箱本体30の内面接着される。
箱本体30に関して、箱本体30がほぼ矩形形状を有する場合、4つの周囲壁の少なくとも1つの内面は、膨張可能な本体10の外面に接着される。例えば、箱本体30及び膨張可能な本体10の接続はポイント接合、ライン接合、又はエリア接合であることがある。また、箱本体30及び膨張可能な本体10は、膨張可能な本体10のいくつかの膨張していない外側及び箱本体30の内面を接続することによっても接着できる。言い換えると、接続位置は制限されていない。箱本体30及び膨張可能な本体10は多様な方法を介して互いに接続できる。
図6A及び図6Bは、本発明の好ましい実施形態の代替モードによる梱包箱を示す。同様に、梱包箱は少なくとも1つの膨張可能な本体10a及び箱本体30aを含む。膨張可能な本体10aは一体構造を形成するために箱本体30aの内面に提供される。膨張可能な本体10aは梱包品目にエアクッションを供給するために使用される。
本発明の好ましい実施形態によると、箱本体30aは4つの側面を有する本体31aを含む。4つの側面は2つのセットに分割される。その2つの側面はその他の2つの側面に対応する。箱本体30aは上部開口部34a及び下部開口部35aを有する。箱本体30aの2つの端部にはそれぞれ閉鎖構造36aが設けられ、それぞれ上部開口部34a及び下部開口部35aを閉じるために使用される。閉鎖構造36aは、本体31aの後側等の一方の側に枢動可能に伸長される折り畳み可能なシート361a、及び折り畳み可能なシート361aに(垂直に且つ枢動可能に伸長される等)伸長される位置決めシート362aを含む。開口部が閉じている間、位置決めシート362aは、本体31aの前側等の別の側の内面に重ねられるのに適しており、これにより折り畳み可能なシート361aは対応する開口部を閉じるために使用される。折り畳み可能なシート361a及び位置決めシート362aの接続位置の中心は、位置決めスロット363aを形成することがある。本体31aの前側等の別の側は位置決めトング364aを形成するために伸長する。位置決めトング364aは、クリッピング及び位置決め機能を果たすために位置決めスロット363aの中に挿入されるのに適している。
さらに、図6Aに示されるように、閉鎖構造36aは、閉じる間に、本体31aの左側及び右側の内面に取り付けることができる、それぞれ折り畳み可能なシート361aまで伸長された2つのサイドウィング365aをさらに含むことがある。
図6Bに示されるように、膨張可能な本体10aは、膨張可能なセル11a、並びに4つの周囲壁1001a及び可動上部壁1003aの間に伸長する下部壁1002aを分割することによって下位の膨張可能なセル111aによって形成される4つの周囲壁1001aを有することがある。可動上部壁1003aは、膨張可能な本体10aの開口部を密封するために使用される。その開口部は梱包品目を配置及び取得するように使用される。
図7〜図10は、本発明の第2の好ましい実施形態に係る梱包箱を示す。梱包箱は少なくとも1つの膨張可能な本体10及び箱本体40を含む。膨張可能な本体10は、一体構造を形成するために箱本体40の内面に提供される。膨張弁20は、膨張可能な本体10の中に空気を膨張させるために使用される。膨張可能な本体10は、梱包品目に空気緩衝性能を与えるために使用される。
箱本体40は、少なくとも1つの側面カバー壁41を含む正方形の紙梱包箱等の多様な梱包装置であることがある。膨張可能な本体10は、側面カバー壁41の内面に提供される。図9に示されるように、側面カバー壁41が折り畳み可能であり、これにより箱本体40が折り畳み可能であることに言及する価値がある。膨張可能な本体10まで膨張させるとき、空気は空気膨張式開口部13を通って空気膨張式溝14の中に進入する。次いで、空気膨張式溝14は膨張弁20のそれぞれの中に空気を誘導し、次いで空気は膨張可能なセル11のそれぞれの中に進入する。言い換えると、空気膨張式開口部13を通って空気膨張式溝14の中に進入した空気は、空気膨張式溝14を通って膨張可能なセル11のそれぞれに分配される。空気が膨張可能なセル11のそれぞれに進入した後、膨張可能なセル11のそれぞれは展開される。より詳細には、膨張可能なセル11の下位の膨張可能なセル111が先に展開される。下位の膨張可能なセル111のすべてが展開された後、膨張可能なセル11のすべてが展開される。膨張可能なセル11のすべてが完全に展開された後、膨張可能な本体10の膨張可能なセル11は、梱包品目を含むために使用される収容空洞を取り囲む。膨張可能な本体が膨張しているとき、第1のチャンバ層101と第2のチャンバ層102との間の距離は徐々に増加する。同時に、第1のチャンバ層101及び102によって開けられる圧迫が徐々に増加する。膨張可能な本体の膨張可能なセル11は徐々に展開され、これにより膨張可能な本体内10は徐々に展開される。展開するために膨張可能な本体10を膨張させる間に生じる圧迫は、折り畳み状態のままでいるために箱本体40の側面カバー壁41によって開けられる圧迫よりも大きく、側面カバー壁41は展開される。膨張可能な本体10が完全に展開されるとき、側面カバー壁41は完全に展開され、側面カバー壁41は膨張可能な本体10を含むための収容空間を取り囲む。同時に、膨張可能な本体10の膨張可能な本体10が展開された後、箱本体40の側面カバー壁41に対する圧迫は、展開状態のままでいるための側面カバー壁41のための圧迫よりも大きく、これにより側面カバー壁41は展開状態に留まる。箱本体40が折り畳み状態で留まる間、膨張可能な本体10も折り畳み状態のままとなり、これにより使用される前に、エアクッション梱包箱が、保管され、輸送されるのに適するために小さい体積を有し、したがって輸送及び保管のコストが節約されることに言及する価値がある。
側面カバー壁41は、下位の側面カバー壁411のセットをさらに含むことに言及する価値がある。下位の側面カバー壁411のそれぞれはそれぞれ膨張可能なセル11の下位の膨張可能なセル111に対応する。膨張可能なセル11によって形成される下位の膨張可能なセル111の数に従って、収容空洞は多様な収容空間を形成する。側面カバー壁41は、下位の側面カバー壁411の異なる位置を介して異なる形状を形成することがある。言い換えると、膨張可能な本体10の側壁はそれぞれ下位の側面カバー壁411に対応する。膨張可能な本体10の側壁の数に従って、側面カバー壁41は下位の側面カバー壁411を介して異なる形状を形成する。
箱本体40は、下部カバー壁42をさらに含む。下部カバー壁42の縁部は、収容空間の制限的な端部を形成するために側面カバー壁41と接続する。一方、側面カバー壁41は膨張可能な本体10の位置を制限するために展開される。下部カバー壁42膨張可能な本体10。本発明の好ましい実施形態によると、下部カバー壁42は膨出カバー壁421及び凹形カバー壁422をさらに含み、膨出カバー壁421及び凹形カバー壁422はそれぞれ2つの向かい合った下位の側面カバー壁411と接続し、反対方向で回転できる。膨出カバー壁421は、膨出部分4211及び接続部分4212をさらに含む。接続部分4212はそれぞれ下位の側面カバー壁411及び膨出部分4211と接続する。凹形カバー壁422は切欠き4221及び2つのブロック部分4222を有する。ブロック部分4222は、それぞれ切欠き4221の2つの側面に対して位置する。切欠き4221は膨出部分4211に対応し、これにより膨出部分4211は切欠き4221の中に挿入し、したがってブロック部分4222は、スナップジョイント構造を形成して膨張可能な本体10を制限及び支持するために接続部分4212をパチンと嵌める。好ましくは、切欠き4211の下部は制限及び支持効果を強化するために、隣接する下位の側面カバー壁411の車軸ワイヤの位置で膨出部分4211の下部と接続する。下部カバー壁42は2つの羽状カバー壁423をさらに含む。2つの羽状カバー壁423はそれぞれ、膨出部分4211、2つの隣接する向かい合ったカバー壁411に提供される。羽状カバー壁423は、膨出カバー壁4211の位置を制限して、形成されているスナップジョイント構造の安定性を強化するために使用されるために制限部分3241をさらに含む。スナップジョイント構造を形成するために、凹形カバー壁422は最初に側面カバー壁の底縁部に平行な位置まで回転され、次いで2つの羽状カバー壁423がそれぞれ回転されて、2つの羽状カバー壁423を凹形カバー壁422と接触させる。次いで、膨出カバー壁421は、膨張可能な本体10を制限および支持するために設けられる下部カバー壁42を形成するために、膨出カバー壁421の膨出部分4211が凹形カバー壁422の切欠き4221に挿入されるまで凹形カバー壁422の方向で回転され、これにより膨出カバー壁421が制限される。
箱本体40は上部カバー壁43をさらに含む。上部カバー壁43は、側面カバー壁により囲まれている収容空間を覆うために側面カバー壁41sの上部縁部に提供される。上部カバー壁43は、下部カバー壁42まで回転できる。上部カバー壁43は上部341をさらに含む。上部は、上部カバー壁が収容空間を覆う一方、上部が収容空間の中に挿入され、側面カバー壁41と接触して上部カバー壁が上方に回転するのを回避するための圧迫を形成するように回転できる。箱本体40は、それぞれ2つの対応する下位の側面カバー壁411と接続するために上部カバー壁43の2つの側面に提供される2つの制限カバー壁44をさらに含む。2つの制限カバー壁44は収容空間に向かって回転できる。上部カバー壁43は収容空間を覆う一方、2つの制限カバー壁44は先に収容空間まで、次いで側面カバー壁41の上部縁部に平行な位置まで回転され、次いで上部カバー壁43を収容空間に向けて回転させ、上部341を収容空間の中に挿入させ、側面カバー壁41と接触させる。2つの制限カバー壁44は、膨張可能な本体10を保護するために、上部カバー壁が収容空間に向かって連続的に回転するのを制限する。
下部カバー壁42が折り畳み可能な自動閉鎖構造を適用できることに言及する価値がある。自動閉鎖構造を適用する下部カバー壁が適用される場合、側面カバー壁41が展開する間、下部カバー壁は側面カバー壁の展開とともに展開される。側面カバー壁41が展開される間、自動閉鎖構造を有する下部カバー壁は、膨張可能な本体10を制限し、膨張可能な本体10を支持するために展開される。図11A及び図11Bに示すことができるように、箱本体40の下部は折り畳み可能な自動閉鎖構造を有する。
本発明の好ましい実施形態によると、圧縮した膨張可能な本体10は側面カバー壁41の下位の側面カバー壁411に固定される。詳細には、圧縮した膨張可能な本体10の側壁は側面カバー壁41の下位の側面カバー壁411に固定される。言い換えると、並列的な膨張可能なセル11の並列的な下位の膨張可能なセル111は、側面カバー壁41の少なくとも1つの下位の側面カバー壁411に固定される。好ましくは、下位の側面カバー壁411の幅は下位の膨張可能なセルの幅と一致する。膨張可能な本体10を固定するために使用される下位の側面カバー壁411は、好ましくは、上部カバー壁43と接続する下位の側面カバー壁411である。下位の側面カバー壁411と接触する並列的な下位の膨張可能なセル111の1つのリストの1つの下位の膨張可能なセル111の外面は、下位の側面カバー壁411に固定される。下位の側面カバー壁411に固定される並列的な下位の膨張可能なセル111のいくつかの下位の膨張可能なるセル111を固定することも可能である。下位の膨張可能な111の全体的なリストを下位の側面カバー壁111’に固定することも可能である。好ましくは、下位の膨張可能なセル111は下位の側面カバー壁411に接合される。
膨張可能な本体10の中に膨張する間、単に下位の膨張可能なセル111のリストだけが下位の側面カバー壁411に接続される場合、膨張可能な本体10は下位の膨張可能なセル111と接続する下位の側面カバー壁411の中心に対して展開される。膨張可能な本体10を膨張する間、空気は空気膨張式開口部13を通って空気膨張式溝14に進入する。次いで、空気膨張式溝14は対応する膨張弁20のそれぞれに空気を誘導し、これにより空気は膨張可能なセル11のそれぞれに進入する。言い換えると、空気膨張式開口部13を通って空気膨張式溝14に進入した空気は、空気膨張式溝14を通って膨張可能なセル11のそれぞれに分配される。空気が膨張可能なセル11のそれぞれに進入した後、膨張可能なセル11のそれぞれは展開される。より詳細には、膨張可能なセル11の下位の膨張可能なセル111が先に展開される。展開される間、膨張可能な本体10は下位の膨張可能なセル111と接続する下位の側面カバー壁411の中心に対して展開されることに言及する価値がある。膨張可能な本体10が展開されるプロセスの後、展開される下位の側面カバー壁411を動かすために下位の側面カバー壁411のそれぞれに圧迫が適用され、これにより側面カバー壁41は、膨張可能な本体10を含むために使用される収容空間を形成するために外向きに展開される。側面カバー壁41が外向きに展開される間、側面カバー壁41が、自動閉鎖構造を展開させる下部カバー壁42を動かす。側面カバー壁41が展開されるとき、膨張可能な本体10を制限し、支持するために下部カバー壁42も展開される。下位の膨張可能なセル111のすべてが展開されるとき、膨張可能なセル11のすべてが展開される。膨張可能なセル11のすべてが展開されるとき、膨張可能な本体10の膨張可能なセル11は、梱包品目を含むために使用される収容空洞を取り囲む。エアクッション装置の中に空気を膨張させる間、第1のチャンバ層101と第2のチャンバ層102との間の距離は徐々に増加する。同時に、第1のチャンバ層101及び第2のチャンバ層102により開けられる圧力は徐々に増加する。膨張可能な本体10の膨張可能なセル11は、徐々に展開されている膨張可能な本体10を動かすために徐々に展開される。展開するために膨張可能な本体10を膨張させる間に生じる圧迫が、折り畳み状態を残すための箱本体40の側面カバー壁41によって開けられる圧迫よりも大きいとき、膨張可能な本体は展開するために側面カバー壁41を動かし、膨張可能な本体は側面カバー壁41を支持する。膨張可能な本体10が展開される間、側面カバー壁41も完全に展開される。
本発明の一実施形態によると、側面カバー壁41が動かされている間、側面カバー壁41の下位の側面カバー壁411に隣接する2つの下位の側面カバー壁411が側面カバー壁41を展開させるために同じ方向で回転され、これにより側面カバー壁41は収納空洞を取り囲む。
膨張可能な本体10の側壁は側面カバー壁41の対応する下位の側面カバー壁411に固定されることに言及する価値がある。1つ又は複数の膨張可能な本体10は、箱本体40の中に提供できる。
膨張可能な本体10がそれぞれ側面カバー壁41、自動閉鎖構造を有する下部壁42、及び箱本体40の上部壁43の内側に提供でき、これにより箱本体40が展開された後、収容空間が膨張可能な本体10により形成されることに言及する価値がある。
図11C〜図11Gは、本発明の第2の好ましい実施形態の第2の代替モードに係るエアクッション梱包箱を示す。梱包箱は少なくとも1つの膨張可能な本体10及び箱本体50を含む。箱本体50は紙の箱本体である。箱本体50は複数の側壁51、上部カバー壁52、及び下部カバー壁53を含む。押して開かれる間、箱本体50はほぼ直方体の形状を有する収容空間を形成する。箱本体の両方の端部は閉じることができる。箱本体は下部自動閉鎖構造を有する。
図面に示すことができるように、下部カバー壁53は、パチンと嵌められるのに適している2つのスナップ壁531及び2つの対応する閉鎖壁532を含む。スナップ壁はそれぞれ少なくとも1つの間隙533を有する。重なり合う間、2つのスナップ壁531は間隙533を介して互いにパチンと嵌る。2つの閉鎖壁532は、箱本体の下部を閉じるために、部分的にまたは全体的に対応するスナップ壁と重複する。
図11H及び図11Iは、本発明の第2の好ましい実施形態によるエアクッション梱包ボックスの第3の代替モードを示す。膨張可能な本体により形成される梱包箱の角の折り畳み可能なユニット15の形は、少なくとも1つの端部密封継ぎ目106を介して梱包袋の側壁に接着されるのに適している。端部密封継ぎ目106は連続密封線または中断密封線であることがある。折り畳み可能なユニット15は、梱包箱が梱包品目を含むために使用されるほぼ直方体形状の収容空洞を形成するように設けられる。
図12A〜図12Cは、本発明の第2の好ましい実施形態に係るエアクッション梱包箱の第4の代替モードを示す。エアクッション梱包箱は少なくとも1つの膨張可能な本体10及び箱本体60を含む。箱本体60は、互いに重なり合う2つの側面カバー壁61及び側面カバー壁61とそれぞれ接続する2つの折り畳み可能な壁63を含む柔らかなクラフト紙袋である。それぞれの折り畳み可能な壁63は少なくとも1つの折り目線631を提供する。膨張可能な本体10が膨張する前、箱本体60は折り目線に沿って折り畳むことができる。
さらに、2つの側面カバー壁61の下端部611は、接着剤を介する等の方法でともに接着できる。さらに、箱本体60は、箱本体60の側面カバー壁61の下端部611によって覆われるのに適している閉じられた端部62をさらに含むことがある。閉じられた端部62は箱本体60の下部を閉じた状態に保つために、接合方法等の方法で下端部に接着できる。
図12D〜図12Fは、本発明の第2の好ましい実施形態に係るエアクッション梱包の第5の代替モードを示す。エアクッション梱包箱は、少なくとも1つの膨張可能な本体10及び箱本体70を含む。箱本体70は標準的な紙箱である。箱本体の上部又は下部のどちらかは、4つの下部カバー壁71の4つの上部カバー壁を重ね合わせることによって閉じることができる。膨張可能な本体10は膨張可能な袋を形成する。膨張可能な本体10は、膨張可能な上部壁10tをさらに有する。膨張した後、上部膨張可能なは、梱包品目を重ね合わせるのに適しており、梱包品目の複数の側面で緩衝効果を提供するために、箱本体70の上部カバー壁71によってさらに押される。
図13〜図14は、本発明に係る梱包箱の箱本体30の中に付着するために使用できる別の膨張可能な本体10bを示す。膨張可能な本体10bの2つの側面での膨張可能なセル11bは、それぞれ膨張不可能な部分を形成するため、エアクッション梱包箱が膨張した後、膨張不可能な羽15bが角に形成されることがある。膨張不可能な羽15bは、エアクッション梱包箱の収容空洞の中に挿入できる。膨張不可能な羽15bは、箱本体30bの下部角を含み、接続するために使用される収容空間をさらに形成する。さらに、図6Dに示されるように、4つの側面は、向かい合わせで設けられる膨張可能なセル11b及び向かい合わせで設けられる膨張不可能な部分16bを含む、膨張可能な本体10bの上面に形成される。膨張不可能な部分16bが設けられるので、膨張可能なセル11bを設けられる他の2つの側面は、エアクッション梱包箱の開口部を密封するために、下方に折り畳むことができる。本発明に係る対応する膨張不可能な羽15b及び膨張不可能な部分16bが、内径を有する複数の小さい膨張可能な部屋によって置換され形成され、したがってエアクッション梱包の部分的な部分を折り畳むことができる。
言い換えると、対応する下位の膨張可能なセル111bを完全に密封して、膨張不可能なセルを形成するために、膨張不可能な羽15b及び膨張不可能な部分16bの下位の膨張可能なセル111bのそれぞれの2つの側面に提供されている分割継ぎ目104bの場合。膨張が終了した後、膨張不可能な部分16bによって形成される膨張不可能なセルは内向きに折り畳まれることに言及する価値がある。前側壁及び後側壁は、膨張可能な本体10bによって形成される空気梱包袋の上部開口部を密封するために、互いに接近する。
図15〜図16は、4つの周囲壁及び下部壁を含む、本発明に係る梱包箱の箱本体10の中に提供できる、他の実施形態に係る膨張可能な本体10c及び10dを示す。図15に示される膨張可能な本体10cは、開口部を密封するために使用される可動上部壁を有する。図16に示される膨張可能な本体10dには、開口部を密封するために使用される可動上部壁が設けられる。
図17は、やはり本発明に係る梱包の箱本体10の中に提供できる、他の実施形態に係る膨張可能な本体10eを示す。この代替モードによると、膨張可能な本体10eの先端部及び尾端部は梱包品目を取り囲むのに適するためにともに密封され、これにより膨張可能な本体10eは品目の縁部を支持する梱包装置を形成できる。
言い換えると、代替モードによると、膨張可能な本体10eは上部壁及び下部壁なしで済ますことができる。膨張可能な本体10eは梱包品目を取り囲むだけである。膨張可能な本体10eの膨張可能なセル11eはいくつかのより大きい膨張可能な部屋及びいくつかのより小さい膨張可能な部屋を有することがあり、より大きい膨張可能な部屋及びより小さい膨張可能な部屋は交互に配置される。例えば、代替モードによると、より小さい膨張可能な部屋は中間に設けられ、より大きい膨張可能な部屋は2つの側面に設けられ、これにより梱包品目は膨張可能な本体10eの中間の位置にブロックされるのに適し、より大きい膨張可能な部屋は、梱包品目が滑るのを回避するために2つの側面で開口部を締め付ける役割を果たす。
さらに、より大きい膨張可能な部屋及びより小さい膨張可能な部屋は、以下の方法で得ることができることに言及する価値がある。つまり、より大きい膨張可能な部屋は2つ以上の膨張弁20eを提供することがあり、より小さい膨張可能な部屋には1つの膨張弁20eが設けられることがある。言うまでもなく、より大きい膨張可能な部屋のそれぞれ及びより小さい膨張可能な部屋のそれぞれにはすべて1つの膨張弁20eが設けられ、その幅及びサイズは異なる。
図18〜図20は、別の実施形態による膨張可能な本体10fを示し、膨張可能なセル11fを分割して下位の膨張可能なセル111fを得るために、複数の分割継ぎ目104fが膨張可能な本体10fの開口部の近くの2つの隣接する下位の膨張可能なセル111fの間に提供される。したがって、膨張が終了した後、隣接する下位の膨張可能なセル111fの1つの一方の端部は、図20に示されるように、開口部を締め付けるために他方の下位の膨張可能なセル111fの一方の端部に押し付けられる。
膨張可能な本体10fが梱包箱の箱本体30の中に提供され、膨張する間、箱本体30は、膨張可能な本体10fの開口部の近くのこれらの下位の膨張可能なセル111fを押し、これにより隣接する下位の膨張可能なセル111fの1つの一方の端部は、開口部を締め付け、梱包品目が梱包箱の中から滑り出るのを回避するために、他の下位の膨張可能なセル111fの一方の端部に容易に押し付けられることに言及する価値がある。
図21は、別の実施形態に係る膨張可能な本体10gを示す。膨張可能な10gは熱融着される間、その2つの端部にある下位の膨張可能なセル111gが側面押下空気室を形成できる。外側の膨張可能なセルには熱融着106gが設けられることがあり、2つの側面押下空気室は膨張せず、これにより膨張可能な本体10gは異なる梱包品目を含むことができる。
図22及び図23に示されるように、梱包箱は互いに接着される2つの膨張可能な本体10hを含むことがある。本実施形態によると、1つの膨張可能な本体10hの膨張可能なセル11hは、膨張可能な本体10hの接続シール103hに対向する。言い換えると、2つの膨張可能な本体10hの膨張可能なセル11hは、交互に互い違いになるように提供することができ、これにより緩衝影響を強化できる。言い換えると、内層の膨張可能な本体10hは接続シール103hを介してインデント構造を形成することがある。他の外側の膨張可能な本体10hの膨張可能なセル11hの強化作用を介して、空気緩衝影響は強化できる。
この種の構造が熱保存効果を提供できることに言及する価値がある。2層の構造は気柱を互い違いにするため、空気伝導は、膨張可能な本体10hの外部及び膨張可能な本体10hの内部の熱交換を効果的に回避するために、接続シール103hを介して発生しない。
図24〜図26に示されるように、梱包箱は、赤ワイン又はランプ等の長い品目を梱包するために使用されるのに適することがある。それに応じて、膨張可能な本体10iは箱本体30の中に提供される。膨張した後、膨張可能な本体10iは、収容空洞100iの中に長い品目を含むのに適するために長い収容空洞100iを形成する。
図27に示されるように、膨張した後、膨張可能な本体10jは、複数の梱包品目を含むのに適した複数の収容空洞100jを形成できる。図28に示されるように、膨張可能な本体10kは、多層構造を有することがあり、例えば、二重層膨張重複構造は、内層の膨張可能な本体及び外層の膨張可能な本体によって形成できる。図29に示すことができるように、互い違い及び重複する構造は、その厚さを削減するため及び空気緩衝影響を強化するために、膨張可能な本体10lの内層の膨張可能なセル11lと、膨張可能な本体の外層の膨張可能なセル11lとの間にも形成できる。
図1〜図29は膨張可能な本体10の多様な代替モードを示すことに言及する価値がある。実際の応用では、他の代替モードは、空気緩衝影響が梱包箱に提供できる限り適切である。
さらに、膨張弁20は薄膜の2つ以上の層によって形成できる。膨張可能な本体10に提供される、又は箱本体30にさらに固定される機械弁等の他の構造を有する膨張弁は適切である。
図30に示されるように、膨張弁20は2つの密封フィルム21及び22を含んだ逆止弁である。第1及び第2の密封フィルム21、22は、4層構造を形成するために第1の及び第2のセル層101及び102の間で重ね合わされる。空気膨張式溝24は、2つの密封フィルム21と22との間に形成される。それに応じて、膨張可能な本体10が空気で膨張した後、2つの密封フィルム21、22は空気袋空気膨張式溝を密封するために互いに接着され、これにより空気はエアバッグ10の膨張可能な空洞12の中に密封される。膨張可能な本体10が複数の膨張可能なセル11を含む場合、複数の膨張弁20が、それぞれの対応する膨張可能なセル11の中に空気を密封するために、相応して膨張可能なセル11のそれぞれに提供される。特に、第1の密封フィルム21は重ねられ、第1のチャンバ層101に接着される。第2の密封フィルム22は重ねられ、第2のチャンバ層102に接着される。膨張可能な本体10が膨張しているとき、空気は第1の密封フィルム21と第2の密封フィルム22との間に形成された空気膨張式溝24の中に誘導される。膨張可能な本体が空気で一杯であるとき、第1の密封フィルム21及び第2の密封フィルム22は、膨張可能な本体の空気膨張式溝24を密封するために互いに付着される。さらに、膨張可能な本体の空気圧は、2つの密封フィルム21及び22が互いに緊密に付着するのを確実にし、膨張弁20を通して空気が漏れるのを回避するために、2つの密封フィルム21及び22に適用する。言い換えると、膨張弁20は、空気が膨張可能な本体10に進入し、空気が膨張可能な本体10の中から漏れるのを回避することを可能にする逆止弁である。
膨張弁20の空気膨張式溝24の形成は、2つの密封フィルム21及び22の間にブロック装置を設けることによって実現される。2つの密封フィルム21及び22並びに2つのセル層101及び102が密封されているとき、ブロック装置が設けられるので、2つの密封フィルム21及び22は空気膨張式溝24を形成するために完全にともに密封されていない。本発明の一実施形態によると、ブロック装置は高温耐久性インクであることがある。
図31〜図33Bは、別の膨張弁20Aの構造を主に示す、本発明の別の実施形態に係る空気梱包装置を示す。膨張弁20Aは、膨張可能な本体に二重の密封効果を与えるための二重逆止弁である。膨張弁20Aは第1の密封フィルム21A、第2の密封フィルム22A、及び逆止密封フィルム23Aを含む。
第1の密封フィルム21A及び第2の密封フィルム22Aは、膨張可能なセル11Aの第1のチャンバ層101Aと第2のチャンバ層102Aとの間で重ね合わされる。第1の密封フィルム21A及び第2の密封フィルム22Aは、プラスチック製の、互いに重なる2つの薄い可撓膜である。好ましくは、第1の密封フィルム21A及び第2の密封フィルム22Aは2つの同じフィルムである。
第1の密封フィルム21A及び第2の密封フィルム22Aのそれぞれは第1の縁部、つまり、膨張可能なセル11Aの膨張弁20Aの出口まで伸長される近位縁部、及び第2の縁部、つまり、膨張可能なセルの中に伸長される遠位縁部を有する。好ましくは、第1の密封フィルム21A及び第2の密封フィルム22Aの第1の縁部及び第2の縁部はそれぞれ互いに隣接する。
この好ましい実施形態によると、第1の密封フィルム21Aの第1の縁部は、第1のチャンバ層101Aに取り付けられる。第2の密封フィルム22Aの第1の縁部は第2のチャンバ層102Aに取り付けられる。
逆止密封フィルム23Aは、第1の密封フィルム21Aと逆止密封フィルム23Aとの間に空気膨張式溝24Aを形成するため、及び逆止密封フィルム23Aと第2の密封フィルム22Aとの間に逆止溝25Aを形成するために、第1の密封フィルム21A及び第2の密封フィルム22Aの第1の縁部と重なる。
空気膨張式溝24Aは、膨張可能な空洞12A内の空気が、空気膨張式溝24Aを密封し、閉じるために、第1の密封フィルム21A及び第2の密封フィルム22Aの第2の縁部が重ね合わされるまで膨張可能なセル11Aを充填するよう、膨張可能な空洞12Aの中に空気を膨張するために使用されるよう配置される。本発明のこの好ましい実施形態によると、図33A及び図33Bに示されるように、空気が第1の密封フィルム21Aと第2の密封フィルム22Aの第2の縁部との間の空間を通して漏れる場合、膨張可能な空洞12内の空気は、空気補足を提供し、さらに空気膨張式溝24Aを密封して、第1の密封フィルム21A及び第2の密封フィルム22Aの密封効果を強化するために逆止溝25Aの中に誘導される。
空気膨張式溝24Aは、2つの開放端部、つまり第1の開放端部及び第2の開放端部を有する。第1の開放端部、つまり、近位開放端部は第1の密封フィルム21Aの第1の縁部と対応する逆止密封フィルム23Aの第1の端部との間に形成される。第2の開放端部、つまり、第2の開放端部は、膨張可能な空洞12Aと連通するために、第1の密封フィルム21Aの第2の縁部及び対応する第2の密封フィルム22Aの第2の縁部まで伸長する。圧縮空気は、空気膨張式溝24Aを通って膨張可能な空洞12Aの中に誘導できる。
膨張可能なセル11Aが空気で満たされる場合、第1の密封フィルム21Aと第2の密封フィルム22Aとの間の間隙を密封し、空気膨張式溝24Aの第2の開放端部を密封するために、膨張可能な空洞12A内の圧力が第1の密封フィルム21A及び第2の密封フィルム22Aに押されることに言及する価値がある。さらに、第1の密封フィルム21Aの第2の縁部及び第2の密封フィルム22Aの第2の縁部は表面張力のためにともに密封される。
逆止密封フィルム23Aは、プラスチック製の薄い可撓フィルムである。好ましくは、逆止密封フィルム23A、第1の密封フィルム21A、及び第2の密封フィルム22Aはポリエチレンフィルムである。さらに、各第1のチャンバ層101A及び各第2のチャンバ層102Aの厚さは、第1の密封フィルム21A、第2の密封フィルム22A、及び逆止密封フィルム23Aの厚さよりも大きい。
本発明の好ましい実施形態によると、逆止密封フィルム23Aの長さは第1の密封フィルム21A及び第2の密封フィルム22Aの長さよりも小さく、これにより逆止密封フィルム23Aが第1の密封フィルム21A及び第2の密封フィルム22Aの第1の縁部に重なる場合、第1の密封フィルム21Aの第2の縁部及び第2の密封フィルム22Aの第2の縁部は互いに重ね合わされる。逆止密封フィルム23Aの長さが逆止密封フィルム23Aの第1の縁部と逆止密封フィルム23Aの第2の縁部との間の距離として定められることに言及する価値がある。各第1の密封フィルム21Aの長さは、第1の密封フィルム21Aの第1の縁部と第1の密封フィルム21Aの第2の縁部との間の距離として定められる。第2の密封フィルム22Aの長さは第2の密封フィルム22Aの第1の縁部と第2の密封フィルム22Aの第2の縁部との間の距離として定められる。
これに対応して、第1の密封フィルム21Aの第1の縁部及び第2の密封フィルム22Aの第1の縁部及び逆止密封フィルム23Aの第1の縁部は互いに隣接している。さらに、逆止密封フィルム23Aの第1の縁部は第2の密封フィルム22Aの第1の縁部に接着される。
逆止溝25Aは、逆止密封フィルム23Aと第2の密封フィルム22Aとの間の形であり、逆止溝25Aは膨張可能な空洞12Aに対向する開放端部及び空気弁の開口部に対向する閉鎖端部を有する。言い換えると、逆止溝25Aの第1の縁部は閉鎖端部であり、逆止溝25Aの第2の縁部は開放端部である。
これに対応して、空気が開放端部を通して逆止溝25Aの中に膨張される間、逆止溝25Aは空気で充填されて圧力補足を生じさせ、第1の密封フィルム21Aと第2の密封フィルム22Aとの間の空気膨張式溝24Aをさらに密封する。
空気膨張式溝24Aを通して膨張可能な空洞12Aの中に空気を膨張させる間、空気膨張式溝24A内の空気の流れ方向は逆止溝25A内の空気の流れ方向と反対であることに言及する価値がある。したがって、空気は逆止溝25Aの中に充填されない。空気が膨張可能な空洞12Aから逆止溝25Aに漏れて戻る間、空気は、圧力補足を生成し、空気膨張式溝24Aをさらに密封して、漏れる空気を回避するために、逆止溝25Aに進入する。空気膨張式溝24Aの第1の開放端部を通って漏れる前に、漏れた空気が、空気が漏れるのを回避するために、空気膨張式溝24Aの第2の端部から逆止溝25Aの第2の開放端部に流れることに言及する価値がある。さらに、逆止密封フィルム23A及び第1の密封フィルム21Aは、空気膨張式溝24Aを密封するために、表面張力によりともに密封される。
膨張可能なセル11Aに対して膨張弁20Aを形成するために、膨張弁20Aは、第1のシールジョイント部分201及び第2のシールジョイント部分202をさらに含む。第1のシールジョイント部分は、膨張可能なセル11Aの空気弁の開口部で第1のチャンバ層101A及び第1の密封フィルム21Aをともに接着するために設けられる。第2のシールジョイント部分は、膨張可能なセル11Aの空気弁の開口部で第2のチャンバ層102A、逆止密封フィルム23A、及び第2の密封フィルム22Aをともに接着するために使用される。
これに対応して、第1の密封フィルム21Aの第1の縁部は第1のシールジョイント部分201を介して第1のチャンバ層101Aに接着される。第2のチャンバ層102A、第2の密封フィルム22Aの第1の縁部、及び逆止密封フィルム23Aの第1の縁部は第2のシールジョイント部分202Aを介してともに接着される。好ましくは、2つの間隔シールジョイント部分201Aは、第1のチャンバ層101A及び第1の密封フィルム21Aを接着するために使用される。2つの間隔第2のシールジョイント部分202Aは、第2のチャンバ層102A、逆止密封フィルム23A、及び第2の密封フィルム22Aを接着するために使用される。第1のシールジョイント部分201A及び第2のシールジョイント部分202Aは熱融着ラインである場合があるだけではなく、熱融着の他の形状である場合もあることは言及する価値がある。言い換えると、第1の密封フィルム21Aの第1の縁部及び第1のチャンバ層101Aは、シールジョイント部分201Aを介してともに密封される。第2のチャンバ層102A及び第2の密封フィルム22Aの第1の縁部及び逆止密封フィルム22の第1の縁部は、第2のシールジョイント部分202Aを介してともに密封される。
密封後に、第1の密封フィルム21Aと逆止密封フィルム23Aの間との間隔を保つために、膨張弁20Aは、空気膨張式溝24Aが形成されることを確実にするために、第1の密封フィルム21Aと逆止密封フィルム23Aとの間に形成される第1の耐熱品目26Aをさらに含む。第1の耐熱品目26Aは、第1の密封フィルム21A及び逆止密封フィルム23Aが熱融着中にともに完全に接着されるのを回避するために提供される。
詳細には、第1の耐熱品目26Aは、空気膨張式溝24Aが開放状態にあることを確実にするために、第1の密封フィルム21Aの第1の縁部、逆止密封フィルム23Aの第1の縁部、及び膨張可能なセル11Aの空気弁の開口部に提供される。
同様に、熱融着のプロセスの後に第2の密封フィルム22Aと逆止密封フィルム23Aとの間の空間を保つために、膨張弁20Aは、第2の密封フィルム22Aと逆止密封フィルム23Aとの間に形成される第2の耐熱品目27Aをさらに含み、逆止溝25Aの形成を確実にする。
詳細には、第2の耐熱品目27Aは、逆止溝25Aの第2の端部が開放状態にあることを確実にするために、第2の密封フィルム22Aの第2の縁部及び逆止密封フィルム23Aの第2の縁部に提供される。逆止溝25Aの第1の端部は第2のシールジョイント部分202によって閉じられることに言及する価値がある。
本発明の好ましい実施形態によると、第1の耐熱品目26A及び第2の耐熱品目27Aは、フィルムが熱融着のプロセスで互いに付着するのを回避するために、対応するフィルムの所定の位置に被覆される2つの耐熱層である。第1の耐熱品目26Aは、逆止密封フィルム23Aの第1の端部まで伸長され、第1の密封フィルム21Aに対向する。第2の耐熱品目27Aは逆止密封フィルム23Aの第2の端部の反対側まで伸長され、第2の密封フィルム22Aに対向し、第2の耐熱品目27Aは逆止密封フィルム23Aの第1の端部の反対側に提供されず、したがって逆止溝25Aの第1端部は第2のシールジョイント部分202Aによって閉じることができる。第2の耐熱品目27Aは、逆止溝25Aの第2の端部が開放状態にあることを確実にするために、逆止密封フィルム23A及び第2の密封フィルム22Aが互いに付着するのを回避するだけではなく、表面張力を介して空気膨張式溝24Aを閉じるために逆止密封フィルム23Aと第1の密封フィルム21Aとの間の力も強化することに言及する価値がある。
膨張弁20Aは、空気膨張式溝24Aの側壁を形成するために、2つの側面シールジョイント部分203A、つまり第1の密封フィルム21A及び逆止密封フィルム23Aを取り付けるために使用される2つの第3のシールジョイント部分を含む。空気膨張式溝24Aの幅は、2つの側面シールジョイント部分203Aによって定められる。詳細には、2つの側面シールジョイント部分203A2つの傾斜熱融着ライン、これにより空気膨張式溝24Aの幅は空気弁の開口部での膨張可能な空洞から漸次的に減少する。言い換えると、第1の開口端部、つまり空気膨張式溝24Aの近位の開口端部は空気弁の開口部と連通するより大きい開口部である。第2の開口端部、つまり空気膨張式溝24Aの遠位の開口端部は膨張可能な空洞12Aと連通する先細りの開口端部である。先細りの空気膨張式溝24Aは、空気が膨張可能な空洞12Aから空気弁の開口部に漏れることをさらに回避する。
好ましくは、側面シールジョイント部分203Aは、第1の密封フィルム21Aの第1の縁部、及び第2の密封フィルム22Aの第1の縁部から、第1の密封フィルム21Aの第2の縁部及び第2の密封フィルム22Aの第2の縁部まで伸長される。したがって、側面シールジョイント部分203Aは、第1の密封フィルム21Aの第1の端部及び第2の密封フィルム22Aの第1の端部に提供され、逆止密封フィルム23Aとともに取り付けられる。側面シールジョイント部分203Aは第1の密封フィルム21Aの第2の端部及び第2の密封フィルム22Aの第2の端部に提供され、第1の密封フィルム21A及び第2の密封フィルム22Aとともに取り付けられる。
これに対応して、膨張可能なセル11Aの中に膨張させるために、ポンプが空気膨張式開口部13Aに挿入されて空気膨張式溝24Aの中に圧縮空気を充填し、空気膨張方向は空気膨張式溝24Aの第1の開口端部から空気膨張式溝24Aの第2の開口端部に向かう。したがって、膨張可能なセル11Aは膨張し始める。膨張可能な空洞12Aの圧力は、第1のチャンバ層101A及び第2のチャンバ層102Aを押すために拡大される。同時に、圧力は第1の密封フィルム21A及び第2の密封フィルム22Aに、特に第1の密封フィルム21Aの第2の端部及び第2の密封フィルム22Aの第2の端部に作用する。膨張可能なセル11Aが完全に空気で充填された後、つまり最大荷重レバーに達した後、膨張可能な空洞12Aの圧力は、空気膨張式溝24Aの第2の開口端部を自動的に密封するために、第1の密封フィルム21Aの第2の端部、及び第2の密封フィルム22Aの第2の端部を密封するには十分に大きい。次いで、ポンプは空気膨張式開口部13Aから出力される。
第1の密封フィルム21Aの第2の端部及び第2の密封フィルム22Aの第2の端部はともに完全に密封されないが、膨張可能な空洞12A内の空気が空気膨張式溝24Aに漏れる可能性がある。空気が空気膨張式溝24Aに漏れるのを回避するために、逆止密封フィルム23Aは、空気膨張式溝24Aの第2の開口端部を密封するために第1の密封フィルム21Aに密封される。詳細には、逆止溝25Aの空気流入方向は空気膨張式溝24Aの空気膨張方向に反対である。さらに、逆止溝25Aの開口端部が開いている間、空気膨張式溝24Aの第2の開口端部が閉じられる。したがって、空気は逆止溝25Aの開口端部から進入し、逆止溝25Aに保持される。
逆止溝25Aは空気で充填されるため、圧力補足が空気膨張式溝24Aをさらに密封するために逆止溝25Aで生じる。特に、第1の密封フィルム21Aと逆止密封フィルム23Aとの間の空気膨張式溝24Aの第2の開口端部は密封される。より詳細には、逆止溝25A内の圧力補足が高いほど、逆止密封フィルム23Aの密封効果は良くなる。言い換えると、膨張可能な空洞12Aの圧力を削減するために、空気が膨張可能な空洞12Aから漏れる間、空気は逆止溝25Aに進入して逆止溝25Aの圧力を強化する。したがって、膨張の総圧力、つまり膨張可能な空洞12Aの圧力及び逆止溝25Aの圧力の合計は変更されないままである。したがって、空気は、膨張可能な空洞12Aから逆止溝25Aに進入し、空気膨張式溝24Aの密封効果を強化する。
当業者は、図面に示され、上述される本発明の実施形態が例示的にすぎず、制限的となることを意図していないことを理解するだろう。
したがって、本発明の目的は完全に且つ効果的に達成されたことが分かる。実施形態は本発明の機能上及び構造上の原理を示すために図示及び説明され、係る原理から逸脱せずに変更の対象となる。したがって、本発明は以降の特許請求の範囲の精神及び範囲の中に包含されるすべての修正形態を含む。