JP2017220849A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作製が容易であり、且つ、磁界分布の十分な広がりを得ることが可能なアンテナ装置を提供する。
【解決手段】第1の導体パターン30がスパイラル状に巻回された平面スパイラルコイルC1であって、x方向に延在する導体パターン30aが分断されて第1及び第2の接続端子41,42を構成する平面スパイラルコイルC1と、磁性コア50及びその表面に巻回され、それぞれ第1及び第2の接続端子41,42に接続された第3及び第4の接続端子43,44を有する第2の導体パターン60を有するソレノイドコイルC2とを備える。磁性コア50は、x方向における幅よりもy方向における幅の方が大きく、これにより平面スパイラルコイルC1の内径領域34に突出している。これにより、容易に作製することができるとともに、磁界分布の十分な広がりを得ることも可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明はアンテナ装置に関し、特に、近距離無線通信(Near Field Communication)用として好適なアンテナ装置に関するものである。
近年、スマートフォン等の携帯無線機器にはRFID(Radio Frequency Identification:電波による個体識別)システムが搭載されており、そのための通信手段としてリーダ・ライタ等と近距離無線通信を行うためのアンテナ装置が搭載されている。この種のアンテナ装置としては、例えば特許文献1に記載されたアンテナ装置が知られている。
特許文献1に記載されたアンテナ装置は、ループ状のアンテナを構成する導体の一部をコアに巻回し、これによってコイル部を形成することによってアンテナ特性を改善している。
特許第4807464号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたアンテナ装置は、ループ状のアンテナを構成する導体の一部を直接コアに巻回する構成であるため、実際に作製するためにはワイヤ状の導体を用いる必要があり、製造工程が非常に複雑になるという問題がある。また、特許文献1に記載されたアンテナ装置では、コイル部を構成するコアがループ状のアンテナの一辺に沿った形状を有していることから、磁界分布の十分な広がりが得られないという問題もあった。
したがって、本発明の目的は、作製が容易であり、且つ、磁界分布の十分な広がりを得ることが可能なアンテナ装置を提供することである。
本発明によるアンテナ装置は、第1の導体パターンがスパイラル状に巻回された平面スパイラルコイルであって、所定のターンにおいて第1の方向に延在する前記第1の導体パターンが分断され、分断された前記第1の導体パターンの一対の端部が第1及び第2の接続端子を構成する平面スパイラルコイルと、磁性コアと、前記磁性コアに巻回され、それぞれ前記第1及び第2の接続端子に接続された第3及び第4の接続端子を有する第2の導体パターンとを有するソレノイドコイルと、を備え、前記磁性コアは、前記第1の方向における幅よりも前記第1の方向と直交する第2の方向における幅の方が大きく、これにより前記平面スパイラルコイルの内径領域に突出していることを特徴とする。
本発明によれば、平面スパイラルコイルを構成する第1の導体パターンとソレノイドコイルを構成する第2の導体パターンが接続端子を介して接続される構成を有していることから、容易に作製することが可能となる。しかも、磁性コアが平面スパイラルコイルの内径領域に突出していることから、磁界分布の十分な広がりを得ることも可能となる。
本発明において、前記磁性コアは、前記平面スパイラルコイルの前記内径領域の中心部と重なることが好ましい。これによれば、より大きな磁界分布の広がりを得ることが可能となる。
本発明において、前記平面スパイラルコイルを構成する第1の導体パターンは複数ターン巻回されており、前記ソレノイドコイルを構成する第2の導体パターンのターン数は、前記第1の導体パターンのターン数よりも少ないことが好ましい。これによれば、指向性が過剰となることがなく、良好な磁界分布の広がりを得ることが可能となる。
この場合、前記所定のターンは、最外周ターンであっても構わないし、最内周ターンであっても構わない。いずれの場合も、接続端子と他のターンを構成する導体パターンとの干渉を容易に防止することができる。特に、前者の場合は、接続端子が平面スパイラルコイルの内径領域に位置しないことから、内径領域の有効面積が減少することがない。一方、後者の場合は、磁束を磁性コアに引き込みやすくなるという効果が得られる。
本発明において、前記磁性コアは磁性シートからなることが好ましい。これによれば、薄型化及び軽量化を実現しつつ、可撓性を確保することができる。この場合、前記第2の導体パターンは、前記磁性シートの表面に形成されたメッキパターンであることが好ましい。これによれば、ソレノイドコイルを容易に作製することが可能となる。
本発明によれば、作製が容易であり、且つ、磁界分布の十分な広がりを得ることが可能なアンテナ装置を提供することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態によるアンテナ装置10Aの構成を示す略平面図である。 図2は、アンテナ装置10Aの構成を示す分解斜視図である。 図3は、第1の実施形態において用いるソレノイドコイルC2の構成を説明するための略斜視図である。 図4は、本発明の第2の実施形態によるアンテナ装置10Bの構成を示す略平面図である。 図5は、本発明の第3の実施形態によるアンテナ装置10Cの構成を示す略平面図である。 図6は、本発明の第4の実施形態によるアンテナ装置10Dの構成を示す略平面図である。 図7は、本発明の第5の実施形態によるアンテナ装置10Eの構成を示す略平面図である。 図8は、アンテナ装置10Eの構成を示す分解斜視図である。 図9は、第5の実施形態において用いるソレノイドコイルC2の構成を説明するための略斜視図である。 図10は、本発明の第6の実施形態によるアンテナ装置10Fの構成を示す略平面図である。 図11は、アンテナ装置10Fの構成を示す分解斜視図である。 図12は、第6の実施形態において用いるソレノイドコイルC2の構成を説明するための略斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態によるアンテナ装置10Aの構成を示す略平面図である。また、図2は、アンテナ装置10Aの構成を示す分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態によるアンテナ装置10Aは、PET樹脂などからなるフレキシブル基板20の表面に形成された第1の導体パターン30からなる平面スパイラルコイルC1と、磁性コア50及びその周囲に巻回された第2の導体パターン60からなるソレノイドコイルC2とを備える。
本実施形態においては、第1の導体パターン30がフレキシブル基板20の表面にスパイラル状に4ターン巻回されている。但し、本発明において、第1の導体パターン30のターン数がこれに限定されるものではない。第1の導体パターン30は、例えばパターニング又は型抜きされた銅箔によって構成される。第1の導体パターン30の外形は略正方形であり、x方向に沿った部分と、y方向に沿った部分を有している。但し、本発明において第1の導体パターン30の外形が略正方形であることは必須でなく、例えば、長方形であっても構わない。
第1の導体パターン30の外周端は、端子電極31に接続される。一方、第1の導体パターン30の内周端は、端子電極32に接続される。これら端子電極31,32は、図示しないRF回路に接続される端子である。尚、端子電極32は、第1の導体パターン30を横切る横断部33を介して内周端に接続される。横断部33は、例えばフレキシブル基板20の裏面に形成される。また、第1の導体パターン30に囲まれた部分は、平面スパイラルコイルC1の内径領域34を構成する。
図1及び図2に示すように、第1の導体パターン30の最外周ターンにおいてx方向に延在する導体パターン30aは電気的に分断されており、分断された導体パターン30aの一対の端部が第1及び第2の接続端子41,42を構成する。
ソレノイドコイルC2は、磁性コア50及びその周囲に巻回された第2の導体パターン60からなる。磁性コア50としては、可撓性を有する磁性シートを用いることが好ましい。これによれば、フェライトコアのような脆性材料を用いる場合と比べ、薄型化及び軽量化を実現しつつ、可撓性を確保することができる。本実施形態においては、スパイラルコイルC1についてもフレキシブル基板20を用いていることから、磁性コア50として可撓性を有する磁性シートを用いれば、アンテナ装置10Aの全体に可撓性を持たせることが可能となり、スマートフォンなどの携帯無線機器に内蔵する場合に好適である。
また、磁性コア50として可撓性を有する磁性シートを用いた場合、第2の導体パターン60は、磁性シートの表面に形成されたメッキパターンであることが好ましい。この場合、磁性コア50の表面のうち、第2の導体パターン60を形成すべき部分にパラジウムなどの触媒を混合した樹脂ペーストをスクリーン印刷し、その後、樹脂ペーストの表面に銅などの金属を無電解メッキにより形成し、さらに、電解メッキを施すことにより第2の導体パターン60を形成することができる。この方法によれば、磁性シートの表面に第2の導体パターン60を容易に成形することが可能となる。
図3は、ソレノイドコイルC2の構成を説明するための略斜視図である。
図3に示すように、ソレノイドコイルC2を構成する磁性コア50は、z方向を厚み方向とする板状体であり、x方向における幅W1よりもy方向における幅W2の方が大きい形状を有している。そして、磁性コア50の表面には第2の導体パターン60が巻回されており、その一端は第3の接続端子43を構成し、他端は第4の接続端子44を構成する。第2の導体パターン60は、磁性コア50の上面51に形成された2本の上面パターン61,62と、磁性コア50の下面52に形成された1本の下面パターン63を含む。下面パターン63の一端は上面パターン61の一端に接続され、下面パターン63の他端は上面パターン62の一端に接続される。そして、上面パターン61の他端は下面52に形成された第3の接続端子43に接続され、上面パターン62の他端は下面52に形成された第4の接続端子44に接続される。このような構成により、第2の導体パターン60は、磁性コア50の周囲に1.5ターン巻回されることになる。
そして、ソレノイドコイルC2は、第3及び第4の接続端子43,44がそれぞれ平面スパイラルコイルC1の第1及び第2の接続端子41,42と接続されるよう、フレキシブル基板20上に配置される。これら接続端子間における電気的接続には、ハンダなどが用いられる。これにより、分断された導体パターン30aがソレノイドコイルC2を構成する第2の導体パターン60を介して接続されることになる。つまり、平面スパイラルコイルC1の途中にソレノイドコイルC2が直列的に挿入された回路構成となることから、端子電極31,32間に電流を流すと、平面スパイラルコイルC1及びソレノイドコイルC2から磁束が発生する。逆に、平面スパイラルコイルC1及びソレノイドコイルC2が外部磁束を受け取ると、端子電極31,32間に電流が流れることになる。これにより、例えば13.56MHzの周波数を用いるRFID用のアンテナ装置として機能することになる。
このように、本実施形態においては、平面スパイラルコイルC1とソレノイドコイルC2をそれぞれ別の導体パターンによって構成し、これらを接続端子41〜44を介して電気的に接続していることから、1本のワイヤ導体を用いて平面スパイラルコイルC1とソレノイドコイルC2の両方を形成する場合に比べ、極めて容易に作製することが可能となる。
本実施形態においては、ソレノイドコイルC2を構成する磁性コア50がフレキシブル基板20の表面に載置されると、磁性コア50の一部が平面スパイラルコイルC1を構成する第1の導体パターン30と平面視で(z方向から見て)重なるとともに、別の部分が平面スパイラルコイルC1の内径領域34に突出する。また、磁性コア50の残りの部分は、平面スパイラルコイルC1の外部方向に突出する。このように、磁性コア50はx方向における幅W1よりもy方向における幅W2の方が大きく、且つ、平面スパイラルコイルC1の内径領域34に突出していることから、内径領域34を通過する磁束の一部が効率よく磁性コア50に取り込まれる。そして、磁性コア50に取り込まれた磁束は、平面スパイラルコイルC1の外部方向に突出する部分から放出されるため、磁界分布の広がりを拡大することが可能となる。
特に限定されるものではないが、磁性コア50のうち平面スパイラルコイルC1の内径領域34に突出した部分は、内径領域34の中心部34aと重なり、且つ、内径領域34において終端していることが好ましい。このような構成とすることにより、内径領域34を通過する磁束のより多くが磁性コア50に取り込まれるため、より大きな磁界分布の広がりを得ることが可能となる。
このように、本実施形態によるアンテナ装置10Aは、平面スパイラルコイルC1とソレノイドコイルC2がそれぞれ別部材であり、接続端子41〜44を介してこれらを接続していることから、容易に作製することが可能となる。しかも、磁性コア50が平面スパイラルコイルC1の内径領域34に突出していることから、十分な磁界分布の広がりを得ることも可能となる。
また、本実施形態においては、電気的に分断された導体パターン30aが第1の導体パターン30の最外周ターンであることから、接続端子41,42と他のターンとの干渉を容易に防止することができるとともに、内径領域34の有効面積に影響を与えることもない。
<第2の実施形態>
図4は、本発明の第2の実施形態によるアンテナ装置10Bの構成を示す略平面図である。
図4に示すように、本実施形態によるアンテナ装置10Bは、電気的に分断された導体パターン30bが第1の導体パターン30の最内周ターンである点において、第1の実施形態によるアンテナ装置10Aと相違する。その他の構成は、第1の実施形態によるアンテナ装置10Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
このような構成であっても、第1の実施形態によるアンテナ装置10Aとほぼ同様の効果を得ることができる。また、本実施形態においては、接続端子41,42が最内周の導体パターン30bに設けられていることから、平面スパイラルコイルC1の外形サイズが大型化しないという利点を有する。また、内径領域34を通過する磁束を磁性コア50に引き込みやすくなるという効果も得られる。
<第3の実施形態>
図5は、本発明の第3の実施形態によるアンテナ装置10Cの構成を示す略平面図である。
図5に示すように、本実施形態によるアンテナ装置10Cは、磁性コア50の平面形状が略台形である点において、第1の実施形態によるアンテナ装置10Aと相違する。その他の構成は、第1の実施形態によるアンテナ装置10Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、平面形状が略台形である磁性コア50を用い、x方向における幅が狭い部分が内径領域34に位置し、x方向における幅が広い部分が平面スパイラルコイルC1の外部方向に位置している。これにより、内径領域34から磁性コア50に取り込まれた磁束が大きく広がることから、より大きな磁界分布の広がりを得ることが可能となる。
<第4の実施形態>
図6は、本発明の第4の実施形態によるアンテナ装置10Dの構成を示す略平面図である。
図6に示すように、本実施形態によるアンテナ装置10Dは、磁性コア50の平面形状がくさび形である点において、第2の実施形態によるアンテナ装置10Bと相違する。その他の構成は、第2の実施形態によるアンテナ装置10Bと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、平面形状がくさび形である磁性コア50を用いていることから、内径領域34を通過する磁束を磁性コア50により効率よく取り込むことができるとともに、磁性コア50に取り込まれた磁束が大きく広がることから、より大きな磁界分布の広がりを得ることが可能となる。
第3及び第4の実施形態が例示するように、本発明において磁性コア50の平面形状は特に限定されるものではなく、x方向における幅よりもy方向における幅の方が大きい限り、どのような形状を有していても構わない。
<第5の実施形態>
図7は、本発明の第5の実施形態によるアンテナ装置10Eの構成を示す略平面図である。また、図8は、アンテナ装置10Eの構成を示す分解斜視図である。
図6及び図7に示すように、本実施形態によるアンテナ装置10Eは、磁性コア50に周囲に巻回された第2の導体パターンのターン数が異なる点において、第1の実施形態によるアンテナ装置10Aと相違する。その他の構成は、第1の実施形態によるアンテナ装置10Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図9は、本実施形態において用いるソレノイドコイルC2の構成を説明するための略斜視図である。
図9に示すように、本実施形態において用いるソレノイドコイルC2は、磁性コア50の上面51に形成された3本の上面パターン61,62,64と、磁性コア50の下面52に形成された2本の下面パターン63,65を含む。そして、これらパターンの対応する端部同士が接続されることにより、磁性コア50の周囲には、第2の導体パターン60が2.5ターン巻回されることになる。ここで、磁性コア50に巻回する第2の導体パターン60のターン数を増やすと、その分、ソレノイドコイルC2のアンテナ特性が向上するが、ターン数が多すぎるとソレノイドコイルC2の指向性が強くなりすぎ、かえって磁界分布の広がりが小さくなるおそれがある。
しかしながら、第2の導体パターン60のターン数が第1の導体パターン30のターン数よりも少ない場合には、ソレノイドコイルC2の指向性が過剰とならず、良好な磁界分布の広がりを得ることが可能となる。本実施形態が例示するように、本発明においてソレノイドコイルC2を構成する第2の導体パターン60のターン数については特に限定されないが、平面スパイラルコイルC1を構成する第1の導体パターン30のターン数よりも少ないことが好ましい。
<第6の実施形態>
図10は、本発明の第6の実施形態によるアンテナ装置10Fの構成を示す略平面図である。また、図11は、アンテナ装置10Fの構成を示す分解斜視図である。
図10及び図11に示すように、本実施形態によるアンテナ装置10Fは、第1の導体パターン30が2箇所で分断されるとともに、磁性コア50に周囲に巻回された第2の導体パターンが2組設けられている点において、第1の実施形態によるアンテナ装置10Aと相違する。その他の構成は、第1の実施形態によるアンテナ装置10Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
第1の導体パターン30は、最外周ターンにおいてx方向に延在する導体パターン30aが電気的に分断されているとともに、最内周ターンにおいてx方向に延在する導体パターン30bが電気的に分断されている。そして、分断された導体パターン30aの一対の端部が第1及び第2の接続端子41,42を構成し、分断された導体パターン30bの一対の端部が第5及び第6の接続端子45,46を構成する。
図12は、本実施形態において用いるソレノイドコイルC2の構成を説明するための略斜視図である。
図12に示すように、本実施形態において用いるソレノイドコイルC2は、図3を用いて説明した上面パターン61,62及び下面パターン63に加え、磁性コア50の上面51に形成された2本の上面パターン66,67と、磁性コア50の下面52に形成された1本の下面パターン68をさらに含む。下面パターン68の一端は上面パターン66の一端に接続され、下面パターン68の他端は上面パターン67の一端に接続される。そして、上面パターン66の他端は下面52に形成された第7の接続端子47に接続され、上面パターン67の他端は下面52に形成された第8の接続端子48に接続される。このような構成により、第2の導体パターン60は、磁性コア50の周囲に1.5ターン巻回された2組のパターンを構成する。
そして、ソレノイドコイルC2は、第3及び第4の接続端子43,44がそれぞれ平面スパイラルコイルC1の第1及び第2の接続端子41,42と接続され、且つ、第7及び第8の接続端子47,48がそれぞれ平面スパイラルコイルC1の第5及び第6の接続端子45,46と接続されるよう、フレキシブル基板20上に配置される。これにより、磁性コア50の周囲には、第2の導体パターン60が3ターン(1.5ターン×2)巻回されることになる。上述の通り、第2の導体パターン60のターン数が多すぎるとソレノイドコイルC2の指向性が過剰となるが、本実施形態においても、第2の導体パターン60のターン数を第1の導体パターン30のターン数よりも少なく設定していることから、良好な磁界分布の広がりを得ることが可能となる。
本実施形態が例示するように、本発明において第1の導体パターン30の分断箇所が1箇所であることは必須でなく、2箇所又はそれ以上であっても構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
10A〜10F アンテナ装置
20 フレキシブル基板
30 第1の導体パターン
30a,30b 導体パターン
31,32 端子電極
33 横断部
34 内径領域
34a 中心部
41〜48 接続端子
50 磁性コア
51 上面
52 下面
60 第2の導体パターン
61,62,64,66,67 上面パターン
63,65,68 下面パターン
C1 平面スパイラルコイル
C2 ソレノイドコイル

Claims (7)

  1. 第1の導体パターンがスパイラル状に巻回された平面スパイラルコイルであって、所定のターンにおいて第1の方向に延在する前記第1の導体パターンが分断され、分断された前記第1の導体パターンの一対の端部が第1及び第2の接続端子を構成する平面スパイラルコイルと、
    磁性コアと、前記磁性コアに巻回され、それぞれ前記第1及び第2の接続端子に接続された第3及び第4の接続端子を有する第2の導体パターンとを有するソレノイドコイルと、を備え、
    前記磁性コアは、前記第1の方向における幅よりも前記第1の方向と直交する第2の方向における幅の方が大きく、これにより前記平面スパイラルコイルの内径領域に突出していることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記磁性コアは、前記平面スパイラルコイルの前記内径領域の中心部と重なることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記平面スパイラルコイルを構成する前記第1の導体パターンは複数ターン巻回されており、前記ソレノイドコイルを構成する前記第2の導体パターンのターン数は、前記第1の導体パターンのターン数よりも少ないことを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記所定のターンは、最外周ターンであることを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記所定のターンは、最内周ターンであることを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
  6. 前記磁性コアは、磁性シートからなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記第2の導体パターンは、前記磁性シートの表面に形成されたメッキパターンであることを特徴とする請求項6に記載のアンテナ装置。
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CN114784491A (zh) * 2021-01-21 2022-07-22 Tdk株式会社 线圈部件和具备其的无线电力传输设备

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