JP2017218158A - 容器の製造方法 - Google Patents

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【課題】胴体と封止板の表面に貼り付けた薄いシートが継ぎ目の部分から剥がれ難く、美観に優れた容器および容器の製造方法を提供する。【解決手段】容器1は、開口部を有する筒状の胴体2と、胴体の開口部を塞ぐように接着された封止板3と、胴体にその外面を覆うように接着された外装シート5と、封止板3の外面を覆うように接着された端部シート6を具備する。胴体2と封止板3の接合部分の外側に角部が形成される。外装シート5の端部と端部シート6の端部に、各シートの端部側が薄くなるように押し潰された薄肉部が形成される。外装シート5と端部シート6の外面が、段差がない円弧状である。【選択図】 図1

Description

本発明は、筒状の胴体とその開口部を塞ぐ封止板を有する容器と、そのような構成を有する容器の製造方法に関する。
従来より、紙や薄いプラスチックフィルムを材料とした円筒状または複数角形の容器が存在する。この種の容器は、例えば、次のような用途に使用される。
(1)口紅のキャップ部分等の化粧品用パッケージ
(2)ドリンク等の液体を入れるカップ
(3)菓子等の食品を入れるためのパッケージ
(4)多色鉛筆等の食品以外の製品を入れるためのパッケージ
この種の容器において、容器を構成する胴体とその開口部を塞ぐ封止板は、内容物の保護のために板紙などの強度に優れた材料を使用する。強度に優れた板紙は、必然的に肉厚が大きくなることから、胴体と封止板の接合部分にいずれかの断面が露出する。胴体の開口部内に封止板を嵌め込めば胴体の端面が露出し、胴体の開口部の上から封止板を被せれば封止板の端面が露出する。このような端面の露出は容器の美観を損ねることから、胴体と封止板の表面に薄いシートを貼り付けることで、板紙の端面を隠した容器が提案されている。シートは板紙に比較してはるかに薄手のため、シートの端面が露出しても目立たない利点がある。
一方、容器を使用するには、商品の購買力を高めたり内部の商品を説明するために、容器の表面に装飾や商品説明を表示することが必要である。その場合、大量生産の容器にあっては、専用の印刷機を使用し、板紙の表面に直接印刷を施すなどの手法が採用される。一方、多種類のデザインや表示を有する容器を少量ずつ生産する場合には、あらかじめ必要とするデザインや説明文などを印刷した薄いシートを、容器の組み立て後において胴体や封止板の表面に手作業で貼り付けることが行われる。これにより、容器の形状や寸法が異なっても、専用の印刷機を使用することなく、簡単に多品種の容器を製造できる。
確かに、前記のような板紙の表面にシートを貼り付けた容器は、板紙のみの容器に比較して、端面が目立つことがなく、少量多品種の生産にも適している。しかし、たとえ薄いシートといえども、その継ぎ目部分に、シートの端面が露出して継ぎ目が目立って美観が損なわれるという問題がある。また、シートの端面が継ぎ目に露出していると、その部分に使用者の指先が引っ掛かって、継ぎ目からシートが剥がれるおそれもある。
このような問題点を解決するために、例えば、特許文献1の発明が開示されている。この特許文献1の発明は、紙容器を構成する紙のエッジを保護するために、端部を折り返してエッジを紙の間に巻き込む、あるいは、エッジを含む端部にテープを粘着することによりエッジを外部に露出したことを特徴としている。
特開2009−280238号公報(第18頁、図2)
しかし、前記のような従来技術は、胴体と封止板の継ぎ目部分に、紙を巻き込んだ部分や別途用意したテープが設けられることから、胴体と封止板の継ぎ目に余分な突起や部材が存在し、胴体と封止板を滑らかに接合することができない。そのため、この胴体と封止板の継ぎ目部分がはがれやすいとともに、容器の美観を損ねるものであった。
本発明は、胴体と封止板の表面に貼り付けた薄いシートが継ぎ目の部分から剥がれ難く、美観に優れた容器および容器の製造方法を提供することを目的とする。
本発明による容器は、次の構成を有する。
(1)開口部を有する筒状の胴体と、前記胴体の開口部を塞ぐように接着された封止板と、前記胴体にその外面を覆うように接着された外装シートと、前記封止板にその外面を覆うように接着された端部シートと、を具備する。
(2)前記胴体と封止板の接合部分の外側に角部が形成される。
(3)前記外装シートの端部と前記端部シートの端部に、各シートの端部側が薄くなるように押し潰された薄肉部が形成される。
(4)前記外装シートの薄肉部と前記端部シートの薄肉部が重ね合わされた状態で、前記外装シートと端部シートにより前記角部が外側から被覆される。
(5)前記角部を被覆している外装シートと前記端部シートの外面が、段差がない円弧状になっている。
本発明による容器の製造方法は、次の工程を有する。
(1)開口部を有する筒状の胴体と、前記胴体の開口部を塞ぐように接着された封止板と、前記胴体にその外面を覆うように接着された外装シートを備え、前記胴体と封止板の接合部分の外側に角部が形成された未処理の容器を用意する。
(2)外装シートを接着した胴体がはめ込まれる内径を有し、封止板の表面に沿った形状のプレス面を有し、胴体と封止板の接合部分の角部が円弧状になった凹型と、胴体の内側にはめ込まれる外形を有し、封止板の内面に沿った形状のプレス面を有する凸型とを備えた金型を使用する。
(3)前記胴体の外周と同形状で、封止板側に熱可塑性の接着剤層が形成された端部シートを、封止板の外面に重ね合わせた状態で、前記凹型と凸型により胴体と封止板を内外から加圧加熱する。
(4)前記凹型と凸型を接近させることにより、前記凹型の円弧状の角部により、端部シートの端面と外装シートの端面とを押圧して、両者の外面を前記円弧状の角部に沿って湾曲させるとともに、両者の端部を重なり合わせる。
(5)前記凹型と凸型により、端部シートと外装シートの重なり合った端部を加圧して、各シートの端部側が薄くなるように押し潰された薄肉部を形成し、胴体と封止板の角部を被覆している外装シートと前記端部シートの外面を段差がない円弧状に形成する。
第1の実施形態にかかる容器の分解斜視図 第1の実施形態にかかる容器の断面図 第1実施形態における端部シートと外装シートの接合状態を示す拡大断面図 第1の実施形態にかかる容器の製造方法を説明する断面図 他の実施形態にかかる容器の断面図
[1.第1の実施形態]
[1−1.構成]
以下、第1の実施形態にかかる容器の構成について図1〜図3を参照して説明する。本実施形態の容器は、口紅の容器のキャップとして使用される。
図1に示すように、容器1は、一例として、胴体2、封止板3、外装シート5及び端部シート6からなる。胴体2は、板紙をスパイラル状に重ねて作られた円筒状の部材である。
図2に示すように、封止板3は胴体2と同様に板紙から構成され、本実施形態では、2枚の板紙を積層してなる。封止板3は、胴体2の端部の内側に嵌め込まれた状態で接着され、容器1の端部を封止する。封止板3は、胴体2の内側に嵌め込まれているため、胴体2の端部と凹凸のない状態、いわゆる面一(つらいち)態で固定される。すなわち、容器1の端部においては、封止板3の外面と胴体2を構成する板紙の端面が面一で露出し、角部11が形成される。胴体2と封止板3の接着は、一例として、胴体2の内面と封止板3の内面の端部とで形成される角部に対して、胴体2の内側から塗布した熱可塑性の接着剤32によって行われる。
外装シート5は板紙に比較して肉厚が小さい薄紙からなり、胴体2の周囲に接着される。外装シート5の胴体2と接する面には、フィルム状の接着剤が貼付または塗布されている。外装シート5には、内容物を表す商品名や商標、商号等および容器の美観を向上させるための図画が印刷される。外装シート5は、胴体2の外周の全面、または一部を覆うように固定される。外装シート5の端部は、胴体2の端部に対して面一で固定される。
端部シート6は、外装シート5と同様な薄紙からなり、封止板3および胴体2の端部の外面に接着される。端部シート6は、外装シート5の厚み寸法を含んだ胴体2の端部の寸法よりわずかに大きい外形寸法を有する。端部シート6の内面、すなわち封止板3および胴体2の端部と接する面には、フィルム状の接着剤が貼付または塗布されている。この接着剤により、端部シート6は封止板3および胴体2の端部に接着される。端部シート6には、外装シート5と同様に、内容物を表す商品名や商標、商号等および美観を向上させるための図画が印刷される。
図3に示すように、外装シート5の端部と端部シート6の端部に、各シート5,6の端部側が薄くなるように、断面が3角形状に押し潰された薄肉部51,61が形成される。外の薄肉部51,61が重ね合わされた状態で、外装シート5と端部シート6により容器の角部11が外側から被覆される。角部11を被覆している外装シート5と端部シート6の外面は、段差がない円弧状である。
[1−2.製造方法]
前記のような構成を有する本実施形態の容器の製造方法につき、図4を参照して説明する。
(1)使用する金型
本実施形態の製造方法では、凹型7と凸型8の2つの金型を使用する。凹型7は、容器1の外周面と同形状の内壁と、封止板3の外面及び胴体2の端部によって形成される容器1の端部と同形状の底部を有する。凹型7の内径は、外装シート5を貼り付けた容器1の外形よりも若干大きく、凹型7内に容器1が挿入および引き抜き可能な寸法である。凹型7の深さ、すなわち内壁の高さは、凹型7内に端部シート6と容器1の封止板3側の端部をはめ込んだ場合、端部シート6および容器1が凹型7から位置ずれしない深さ、例えば、封止板3の厚さ以上の寸法である。
凹型7における内壁と底部との角部は円弧状である。円弧の半径は、胴体2及び封止板3の厚みよりも少なく、外装シート5および端部シート6の厚みよりも大きい。凹型7の底部と円弧上の角部が請求項のプレス面である。
凸型8は、胴体2の内部に対して挿入および引き抜き可能に嵌め込まれるもので、その外形寸法は胴体2の内周面の寸法と等しいが、挿脱可能な余裕を有する。凸型8の高さは、胴体2の高さよりも大きい。凸型8の外壁と底部との角部は円弧状であり、円弧の半径は凹型7の角部の円弧の半径よりも小さい。凸型8の底部と角部が請求項のプレス面である。
凹型7は固定のテーブル上に設置され、凸型8は図示しないプレス装置により昇降される。プレス装置は、両者の間にセットした容器1を上下から加圧し、その加圧力により外装シート5と端部シート6を押し潰して薄肉部51,61を形成するのに必要な加圧力を有する。凹型7と凸型8は、加熱用のヒータを備える。ヒータは、加圧対象となる外装シート5と端部シート6に設けた熱可塑性接着剤を溶融させる温度に、凹型7と凸型8を加熱する。
(2)未処理の容器
前記の金型を使用して本実施形態の容器を製造するには、まず、端部シート6が貼り付けられていない未処理の容器を用意する。未処理の容器は、例えば、次のようにして製造する。
(a)外装シート5を胴体2の周囲に接着する。外装シート5は、胴体2の端部21と、凹凸のない状態、いわゆる面一(つらいち)となる状態に重ねて固定される。外装シート5の胴体2と接する面には、接着剤(図中不示)が貼付または塗布されているので、この接着剤により外装シート5を胴体2の外面に接着する。
(b)胴体2の端部と封止板3の外面が面一となるように、胴体2の開口部の内側に封止板3を嵌め込む。
(c)胴体2の内側に接着剤の供給ノズルを挿入して、胴体2の内面と封止板3の内面端部とを、ノズルから供給した接着剤によって接着する。
前記(a) から(c) では、胴体2に封止板3を接着した後に外装シート5を胴体2に貼り付けたが、胴体2に外装シート5を接着した後に切断し、胴体2の内側に封止板3を接着しても良い。
(3)端部シート6の接着工程
(3−1)端部シート6のセット
片面に接着剤層が形成された端部シート6を、接着剤層を上にして凹型7内にセットする。端部シート6は、凹型7の内径と等しい直径を有するので、微視的には、端部シート6の外周部は凹型7の円弧上の角部の上に載っている。
(3−2)未処理の容器のセット
未処理容器を、封止板3を下方に向けて凸型8の外側に嵌め込み、封止板3と端部シート6を重ね合わせる。この場合、端部シート6は、外装シート5の厚み寸法を含んだ胴体2の端部の寸法よりわずかに大きい外形寸法を有するため、端部シート6は外装シート5の端面を覆う位置になる。
(3−3)凹型7と凸型8による加圧・加熱処理
凹型7内にセットされた端部シート6の上に凸型8を挿入する。凸型8の外壁と底部との角部は円弧状になっているので、凸型8を胴体2の内側に円滑に挿入することができる。この状態で、凹型7に凸型8を接近させて行くと、凹型7の円弧状の角部により、端部シート6の端面と外装シート5の端面が押圧され、両者の外面が凹型7の円弧状の角部に沿って湾曲される。この場合、端部シート6は外装シート5の端面を覆う位置になっているので、端部シート6が外装シート5の外側に来るように、両者の端部が重なり合う。
さらに、凹型7と凸型8により加圧を続けると、端部シート6と外装シート5の重なり合った部分には、端部側が薄くなるように押し潰された薄肉部51,61が形成されると共に、胴体2と封止板3の角部を被覆している外装シート5と前記端部シート6の外面を段差がない円弧状に形成される。
この状態で、凹型7と凸型8の両方、またはいずれか一方の金型を加熱することにより、端部シート6の接着剤層を加熱溶融させて、端部シート6を封止板3、胴体2の端部および外装シート5の端部に接着する。このようして、図3の拡大図に示すような、胴体2と封止板3の角部を被覆している外装シート5と端部シート6の外面を段差がない円弧状に形成した後は、凸型8を上昇させて、凹型7から外装シート6を接着した容器1を取り出す。
[1−3.効果]
上記のような構成を有する本実施形態の効果は、次のとおりである。
(1)外装シート5の端部と端部シート6の端部に、各シートの端部側が薄くなるように押し潰された薄肉部51が形成され、外装シート5の薄肉部51,61と端部シート6の薄肉部61が重ね合わされた状態で、外装シート5と端部シート6により角部が外側から被覆されている。そのため、角部を被覆している外装シート5と端部シート6の外面が、段差がない円弧状になっている。その結果、外装シート5と端部シート6の継ぎ目が目立たず、あたかも1枚のシートが連続したような形状となり、容器1の美観が向上する。
(2)外装シート5と端部シート6の重なり合った部分には加圧によって薄肉部51,61が形成され、1枚のシートの厚みとほぼ等しくなり、端部シート6の端部が外装シート5と一体化した形で接合されているので、両者の継ぎ目が剥がれにくい。
(3)端部シート6が外装シート5の外側に重なっているので、容器を上方から見た場合に継ぎ目がほとんど目に入ることがなく、継ぎ目が円弧状になっていること、および加圧により段差がないこととの組み合わせにより、両シートの一体化がより効果的に発揮される。
(4)封止板3が胴体2の開口部の内側に嵌め込まれ、封止板3外面と胴体2の端面とが面一に配置されているので、封止板3が胴体2を内側から補強することになり、容器1の直径方向の強度が高い。胴体2は筒状をしているので、その軸方向の強度が高いので、両者が相俟って強度の高い容器となる。
(5)角部が円弧状になった金型を使用することによって、容器1の角部および外装シート5と端部シート6の重なり合い部分を、簡単な処理により円弧状に変形することができる。
(6)熱可塑性の接着剤層を形成した端部シート6を未処理の容器に重ね合わせた状態で、凹型7と凸型8により加圧および加熱することで、薄肉部と段差のない円弧状の外面の形成、および端部シート6の接着を一度の加圧および加熱処理で実施することができ、容器の製造が簡単で、低コストな容器を提供することが可能となる。
[2.他の実施形態]
本発明のいくつかの複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。以下はその一例である。
(1)外装シート5は、胴体2の開口部に封止板3を固定する前に胴体2の外面に接着しても良いし、筒状の胴体2に封止板3を固定した後に胴体2の外面に接着してもよい。長尺の紙管に幅の広い外装シート5を貼り付けた後、紙管を容器の長さに合わせてカットすることで、外装シート5の貼り付け作業の簡略化をはかることができる。
(2)封止板3を2枚の板紙を積層したものとしたが、板紙は2つに限られず、1つまたは、3つ以上であっても構わない。また、封止板3を平坦な板状としたが、中央部が半球状に湾曲した板状部材や、多角形のドーム状の部材であっても構わない。
(3)封止板3および端部シート6は、胴体2の片端に設けられるものとしたが両端に設けられるものとしてもよく、その場合、胴体2の中央部分に容器の取り出し口を設けることができる。容器1は、胴体2の底部に封止板および端部シートを有するものであってもよいし、容器の蓋のように胴体2の上部に封止板および端部シートを有するものであってもよい。容器1は円筒形であったが、三角形、四角形等の多角形でもよい。
(4)胴体2はボール紙をスパイラル状に重ねて作られた円筒形板紙としたが、外装シート5を貼り付けたものであれば、その素材には限定されず、スチロール等のプラスチックから成型された筒状の管であってもよい。
(5)接着剤は熱可塑性の接着剤としたが、端部シート6の接着剤層以外は、粘着性の接着剤や其の他の接着剤であってもよい。
(6)封止板3は、胴体2の内側に挿入されるものとしたが、図5のように、胴体2の端部の外側に接着されるものでもよい。また、胴体2の内側に挿入される板紙と、胴体2の端部の外側に接着される板紙とを重ね合わせたものでもよい。その場合、容器の端面部分に胴体2と封止板3の継ぎ目が出ないので、端面部分を平坦にしやすい利点がある。
1 容器
2 胴体
3 封止板
5 外装シート
6 端部シート
7 凹型
8 凸型

Claims (4)

  1. 開口部を有する筒状の胴体と、前記胴体の開口部を塞ぐように接着された封止板と、前記胴体にその外面を覆うように接着された外装シートと、前記封止板にその外面を覆うように接着された端部シートと、を具備し、
    前記胴体と封止板の接合部分の外側に角部が形成され、
    前記外装シートの端部と前記端部シートの端部に、各シートの端部側が薄くなるように押し潰された薄肉部が形成され、
    前記外装シートの薄肉部と前記端部シートの薄肉部が重ね合わされた状態で、前記外装シートと端部シートにより前記角部が外側から被覆され、
    前記角部を被覆している外装シートと前記端部シートの外面が、段差がない円弧状になっている容器。
  2. 前記端部シートが外装シートの外側に重なっている請求項1に記載の容器。
  3. 前記封止板が前記胴体の開口部の内側に嵌め込まれ、封止板外面と胴体の端面とが面一に配置された請求項1または請求項2に記載の容器。
  4. 開口部を有する筒状の胴体と、前記胴体の開口部を塞ぐように接着された封止板と、前記胴体にその外面を覆うように接着された外装シートを備え、前記胴体と封止板の接合部分の外側に角部が形成された未処理の容器を用意し、
    外装シートを接着した胴体がはめ込まれる内径を有し、封止板の表面に沿った形状のプレス面を有し、胴体と封止板の接合部分の角部が円弧状になった凹型と、胴体の内側にはめ込まれる外形を有し、封止板の内面に沿った形状のプレス面を有する凸型とを備えた金型を使用し、
    前記胴体の外周と同形状で、封止板側に熱可塑性の接着剤層が形成された端部シートを、封止板の外面に重ね合わせた状態で、前記凹型と凸型により胴体と封止板を内外から加圧加熱し、
    前記凹型と凸型を接近させることにより、前記凹型の円弧状の角部により、端部シートの端面と外装シートの端面とを押圧して、両者の外面を前記円弧状の角部に沿って湾曲させるとともに、両者の端部を重なり合わせ、
    前記凹型と凸型により、端部シートと外装シートの重なり合った端部を加圧して、各シートの端部側が薄くなるように押し潰された薄肉部を形成し、胴体と封止板の角部を被覆している外装シートと前記端部シートの外面を段差がない円弧状に形成する容器の製造方法。

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