JP2017217982A - 船体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】NOX2次規制対応の船舶を、簡単にNOX3次規制対応の船舶に改修可能にすることができる船体構造を提供する。
【解決手段】排ガスに含まれる窒素酸化物を低減するための排ガス浄化システムを設置するための機器設置領域を、上甲板12上であってエンジンケーシング14の周囲に形成する。排ガス浄化システムを設置する場合、本体70をエンジンケーシング14の例えば右舷側に設ける。排ガス浄化システムを搭載する場合、本体70において、上甲板12より上方に位置する第1の甲板71に低圧SCRリアクタ51を載置する。低圧SCRリアクタ51に連結される第1の低圧SCR配管52を排気管26の第1の分岐部34に連結する。低圧SCRリアクタ51に連結される第2の低圧SCR配管55を排気管26の第2の分岐部35に連結する。
【選択図】図5

Description

本発明は、排ガス浄化システムを搭載可能に構成された船体構造に関する。
近年船舶による環境汚染を削減するため、国際海事機関(IMO)の海洋環境保護委員会はNOXやSOX等の有害物質の排出規制を定めており、2016年1月1日以降の起工船はNOX3次規制の適用対象となる。その対策としてSCR(Selective Catalytic Reduction(選択触媒還元装置))やEGR(Exhaust Gas Recirculation(排気ガス再循環装置))等の装置を備えた排ガス浄化システムが知られている(特許文献1)。
特開2012−240446号公報
NOX3次規制が適用される海域は限定された規制海域(Emission Control Area(ECA))のみであり、その他の海域は2次規制が適用される。したがって2016年1月1日以降の起工船であっても、ECA海域を航行しない前提で、2次規制のみに対応した船舶として就航することも可能である。しかし、このような船舶であっても、運用される航路の変更などの要因で、ECA海域を航行しなければならない状況が生じた場合には、NOX3次規制に合致した排ガス浄化システムのレトロフィットを講じる必要がある。
本発明は、NOX2次規制対応の船舶を、簡単にNOX3次規制対応の船舶に改修可能にすることを目的としている。
本発明に係る第1の船体構造は、排ガスに含まれる窒素酸化物を低減するための排ガス浄化システムを設置するための機器設置領域を、上甲板上であってエンジンケーシングの周囲に形成したことを特徴としている。
好ましくは、排ガス浄化システムの入口部である第1の連結管は、主機関から延びる排気管において上甲板よりも下側または上側に形成された第1の分岐部に連結され、排ガス浄化システムの出口部である第2の連結管は、排気管において上甲板よりも上側に形成された第2の分岐部に連結される。この構成において、第1の連結管において第1の分岐部に近接した部位に、排ガス浄化システムのリアクタ入口弁が設置可能であり、第2の連結管において第2の分岐部に近接した部位に、排ガス浄化システムのリアクタ出口弁が設置可能であってもよい。
排ガス浄化システムを収容するための本体は例えば、上甲板よりも上方に位置する他の甲板を有する。この構成において、排ガス浄化システムの少なくとも低圧選択触媒還元リアクタは上甲板上または他の甲板上に載置されてもよい。また、排ガス浄化システムのブロワユニットとバーナーユニットと気化器とが上甲板よりも上方に載置されてもよい。さらに、排ガス浄化システムの尿素水製造装置と尿素水タンクと尿素水供給ユニットとが上甲板よりも上方に載置されてもよく、また排ガス浄化システムのアンモニア水タンクとアンモニア水供給ユニットとが上甲板よりも上方に載置されてもよい。尿素粉を尿素水製造装置に供給するための開口部は例えば、尿素水製造装置が載置された甲板より上側の甲板に形成される。
機器設置領域がエンジンケーシングに対して、船体の片舷側のみに形成されてもよく、
船体の両舷側に形成されてもよく、さらにエンジンケーシングの上面に形成されてもよい。あるいは機器設置領域はエンジンケーシングおよび煙突の前後に形成されてもよい。
本発明に係る第2の船体構造は、発電機エンジンの排ガスに含まれる窒素酸化物を低減するための排ガス浄化システムの低圧選択触媒還元リアクタを設置するための機器設置領域を、上甲板上であってエンジンケーシング内の外部に接する壁に近接した位置に形成したことを特徴としている。
本発明によれば、NOX2次規制対応の船舶を、簡単にNOX3次規制対応の船舶に改修可能にすることができる。
本発明の第1実施形態を適用した船舶を側方から見た模式図である。 船尾部の構造物の上甲板上における配置関係を示す平面図である。 舶用エンジンシステムと排ガス浄化システムを示すブロック図である。 機器設置領域に排ガス浄化システムが設けられない場合の構成を示し、船舶を後方から見た横断面図である。 排ガス浄化システムの低圧SCRリアクタと排気管の連結関係を示し、船舶を後方から見た横断面図である。 排ガス浄化システムの本体において低圧SCRリアクタよりも船尾側の部分における機器配置を示し、船舶を後方から見た横断面図である。 上甲板上の機器配置を示す平面図である。 第1の甲板上の機器配置を示す平面図である。 第2の甲板上の機器配置を示す平面図である。 第2実施形態において、機器設置領域に排ガス浄化システムが設けられない場合の構成を示し、船舶を後方から見た横断面図である。 第2実施形態における排ガス浄化システムの配置例を示し、船舶を後方から見た横断面図である。 第3実施形態を適用した船舶を側方から見た模式図である。 第4実施形態において、機器設置領域に排ガス浄化システムが設けられない場合の構成を示し、船舶を後方から見た横断面図である。 第4実施形態において、機器設置領域に排ガス浄化システムが設けられる場合の構成を示し、船舶を後方から見た横断面図である。
以下、図示された実施形態を参照して本発明を説明する。
図1、2は、本発明の第1実施形態である船体構造において排ガス浄化システムの設置場所を示している。これらの図に示されるように、船尾部11の上甲板12の上には居住区13が設けられる。居住区13の後方にはエンジンケーシング14が設けられ、エンジンケーシング14の上には煙突18が設けられる。エンジンケーシング14の側方に、排ガスに含まれる窒素成分を低減するための排ガス浄化システムを設置するための機器設置領域15が形成される。また船尾部11において、機関室16内には主機関17が設置される。なお符号19は、後述する第4実施形態における機器設置領域である。
図3は舶用エンジンシステム20と排ガス浄化システム50を示すブロック図である。排ガス浄化システム50は、NOX3次規制が適用される海域を航行する船舶の場合、機器設置領域15に設置され、NOX3次規制が適用されない海域のみを航行する船舶の場合、設置する必要はない。
舶用エンジンシステム20において、ユニフロー送気ディーゼルエンジンの主機関17に形成された排気ポート22は排気レシーバ23に接続され、掃気ポート24は掃気レシーバ25に接続される。排気レシーバ23に連結された排気管26の途中にはターボ過給機30のタービン31が設けられ、排気管26のタービン31よりも下流側は鉛直上方へ延び、エンジンケーシング14(図1)を貫通して煙突18に導かれる。排気管26においてエンジンケーシング14の部分には排ガスエコノマイザ27が設けられる。排気管26において、タービン31より上流側と下流側は排気ガスバイパス(EGB)管28によって連結され、EGB管には排気ガスバイパスバルブ29が設けられる。一方、掃気レシーバ25に連結された掃気管33の途中にはターボ過給機30のコンプレッサ32が設けられる。
したがって排気ポート22から排出された排気ガスは、排気レシーバ23を経由し、排気管26を通ってタービン31へ送られ、これによりタービン31を回転させて、煙突あるいは排ガス浄化システム50へ排気される。コンプレッサ32はタービン31と一体的に回転し、これにより掃気管33を通る空気が加圧され、掃気レシーバ25を介して掃気ポート24に供給される。タービン31に供給される排気ガスの流量はバイパスバルブ29の開度を調節することによって制御される。
排ガス浄化システム50は、低圧選択触媒還元(SCR)リアクタ51においてNOXに対して還元作用を起こすもので、低圧SCRリアクタ51の入口部には、タービン31よりも下流側部分において排気管26から分岐する第1の低圧SCR配管52が連結される。低圧SCR配管52にはリアクタ入口弁53が設けられ、リアクタ入口弁53と低圧SCRリアクタ51の間には還元剤注入部54が設けられる。低圧SCRリアクタ51の出口部には第2の低圧SCR配管55の一端が連結され、第2の低圧SCR配管55の他端は、排気管26の排ガスエコノマイザ27より下流側に連結される。また第2の低圧SCR配管55にはリアクタ出口弁56が設けられ、排気管26の排ガスエコノマイザ27より上流側にはリアクタバイパス弁57が設けられる。リアクタバイパス弁57は排ガスエコノマイザ27より下流側に設けられてもよい。また排ガスエコノマイザ27は燃料焚きボイラと一体となったコンポジットボイラであってもよい。
還元剤分解ユニット60は、ブロワユニット61とバーナーユニット62と気化器63と排ガス管65を有する。ブロワユニット61は排ガス管65によって第2の低圧SCR配管55のリアクタ出口弁56よりも上流側に接続され、低圧SCRリアクタ51から排出された排気ガスの一部をバーナーユニット62へ供給する。バーナーユニット62はブロワユニット61から送られた排気ガスを加熱し、気化器63へ供給する。気化器63には尿素水あるいはアンモニア水が還元剤として供給され、バーナーユニット62から送られた高温ガスによって気化し、アンモニアに分解される。気化器63において生じたアンモニアは還元剤注入部54で排ガス中に噴射され、ミキサ58において排ガスと混合される。ミキサ58においてアンモニアと混合された排ガスは低圧SCRリアクタにおいてNOX還元反応を起こす。
図4は機器設置領域15に排ガス浄化システム50(図3)が設けられない場合の構成を示している。この図において、排気管26は主機関17から鉛直上方に延び、エンジンケーシング14を貫通して煙突18に達している。排気管26において上甲板12よりも下側に形成された第1の分岐部34は、排ガス浄化システム50の入口部である第1の低圧SCR配管(第1の連結管)52を連結するために設けられる。また排気管26において上甲板12よりも上側に形成された第2の分岐部35は、排ガス浄化システム50の出口部である第2の低圧SCR配管(第2の連結管)55を連結するために設けられる。
図5〜9を参照して、機器設置領域15に排ガス浄化システム50が設けられる場合の各機器の配置を説明する。なお図7〜9において符号(a)は排ガス浄化システム50が設けられない場合を示している。
図5に示すように本実施形態では、排ガス浄化システム50を収容するための本体70はエンジンケーシング14の右舷側に設けられる。本体70は上甲板12に設置され、上甲板12の上方に位置する第1の甲板(Aデッキ)71と、第1の甲板71の上方に位置する第2の甲板(Bデッキ)72とを有する。低圧SCRリアクタ51は第1の甲板71の上に載置されているが、第2の甲板72や上甲板12の上に載置されてもよい。第1の低圧SCR配管52は排気管26の第1の分岐部34に連結され、第2の低圧SCR配管55は排気管26の第2の分岐部35に連結されている。リアクタ入口弁53は第1の低圧SCR配管52において第1の分岐部34に近接した部位に設けられ、リアクタ出口弁56は第2の低圧SCR配管55において第2の分岐部35に近接した部位に設けられている。
図6は排ガス浄化システム50の本体70において低圧SCRリアクタ51(図5)よりも船尾側の部分における機器配置を示している。この図は、船内に貯蔵した尿素粉と水を尿素水製造装置で混合し、尿素水を製造する方法を採用した場合を示している。第1の甲板71の上には尿素水製造装置80と尿素水タンク81が配置されている。本体70の天井には、尿素粉が入った袋状包材82を搬送するためのレール83が設けられ、第2の甲板72には、袋状包材82を尿素水製造装置80に受け渡すために開口部84が形成されている。本体70の屋上には、袋状包材82を本体70内に供給するため、プロビジョンクレーン85と尿素粉搬入用ハッチ86が設けられている。また本体70の屋上には、本体70内を換気するために通風機87が設けられている。
図7(a)、(b)は上甲板12上の機器配置を示している。上甲板12上には、排ガス浄化システム50の還元剤注入部54とブロワユニット61とバーナーユニット62と気化器63とが載置される。また上甲板12上には、尿素注入ユニット64が設けられる。尿素注入ユニット64は気化器63に尿素水を供給するものである。なお、還元剤としてアンモニア水を使用する場合は、尿素注入ユニット64に代えてアンモニア注入ユニットが設けられる。また、還元剤注入部54は上甲板12より下方に載置されてもよい。
図8(a)、(b)は第1の甲板71上の機器配置を示している。第1の甲板71上には、排ガス浄化システム50の低圧SCRリアクタ51と尿素水製造装置80と尿素水タンク81と尿素水供給ユニット88とスートブロワタンク89が載置される。尿素水製造装置80において製造された尿素水は尿素水タンク81に貯留され、尿素水供給ユニット88によって上甲板12上の尿素注入ユニット64に供給される。スートブロワタンク89は、低圧SCRリアクタ51に設けられた触媒を掃除するために設けられる。
図9(a)、(b)は第2の甲板72上の機器配置を示している。第2の甲板72は本体70において、船長方向の中央部分よりも船尾側(図9において左側)のみに設けられ、船首側に形成された開口内には、低圧SCRリアクタ51の上部が位置している。第2の甲板72には、上述したように尿素粉が入った袋状包材82を尿素水製造装置80(図8(b))に供給するための開口部84が形成され、開口部84は尿素水製造装置80の直上に位置する。袋状包材82を搬送するためのレール83と尿素粉搬入用ハッチ86は、第2の甲板72に対向する天井に設けられる。レール83は尿素粉搬入用ハッチ86から船首の方向(図9において右方向)へ延び、本体70船体の幅方向(図9において下方向)へ屈曲し、船尾方向(図9において左方向)へ延びて開口部84の直上に達している。
なお、尿素粉と水から船内で尿素水を製造せずに、船外から尿素水を受け入れて船内で尿素水として貯蔵する方法を採用する場合、尿素粉が入った袋状包材82および尿素水製造装置80に代えて貯蔵のための尿素水貯蔵タンクを載置するか、尿素水タンク81を大型化して載置する。
また、還元剤としてアンモニア水を用いる場合は、尿素水製造装置80と尿素水タンク81と尿素水供給ユニット88に代えて、アンモニア水タンクとアンモニア水供給ユニットを第1の甲板71上または第2の甲板72上に設置する。アンモニア水はアンモニア水タンクで貯留され、アンモニア水供給ユニットによりアンモニア注入ユニットへ供給される。
以上のように本実施形態では、排ガスに含まれる窒素酸化物を低減するための排ガス浄化システム50を搭載しない船体において、上甲板12においてエンジンケーシング14の周囲に、排ガス浄化システム50を設置するための機器設置領域15が形成されている。そして機器設置領域15に対応した排気管26の部位には、排ガス浄化システム50に接続するための第1の分岐管34と第2の分岐管35が設けられている。したがって、排ガス浄化システム50を搭載することになった場合、その設置作業を容易に実施することができる。
なお図4に関し、排気ガス浄化システムを搭載する場合、排気管26の第1の分岐部34に、排ガス浄化システム50の第1の低圧SCR配管52を連結し、第2の分岐部35に、排ガス浄化システム50の第2の低圧SCR配管55を連結すると説明したが、これに代えて、第1の低圧SCR配管52と第2の低圧SCR配管55を予め設けておき、排気ガス浄化システム50を設ける際に、これらの配管52、55を低圧SCRリアクタ51に接続するようにしてもよい。
図10、11は本発明の第2実施形態を示している。第1実施形態において機器設置領域15はエンジンケーシング14に対して片舷側(右舷側)のみに形成されていたが、第2実施形態では、船体の両舷側に形成されている。エンジンケーシング14の右舷側の本体70には、第1の甲板71と第2の甲板72に加え、エンジンケーシング14の上面と同じ高さ位置に第3の甲板(Cデッキ)73が設けられている。低圧SCRリアクタ51は第2の甲板72に載置され、その上部は第3の甲板73よりも上方に位置している。第1の低圧SCR配管52、第2の低圧SCR配管55の排気管26との連結構造は第1実施形態と同様である。
一方、エンジンケーシング14の左舷側の本体70も、第1の甲板71と第2の甲板72に加えて第3の甲板73が設けられ、第1の甲板71上には尿素水タンク81が配置され、第2の甲板72上には尿素水製造装置80が配置される。第3の甲板73であって尿素水製造装置80の直上には開口部84が形成され、本体70の天井には、尿素粉が入った袋状包材82を搬送するためのレール83が設けられる。本体70の屋上には、プロビジョンクレーン85と尿素粉搬入用ハッチ86が設けられる。これらの機器の機能は第1実施形態と同様である。
第2実施形態における各機器の配置は変更可能であり、例えば低圧SCRリアクタ51を左舷側に配置し、尿素水製造装置80、尿素水タンク81等の機器を右舷側に配置してもよい。
図12は本発明の第3実施形態を示している。この実施形態では、機器設置領域15はエンジンケーシング14の側方に加えて、エンジンケーシング14の上面や、エンジンケーシング14および煙突18の前後にも形成されている。
第2および第3実施形態によっても、第1実施形態と同様な効果が得られる。
なお、第1、第2および第3実施形態において、排ガス浄化システム50を搭載する場合、排気管26の第1の分岐部34および第1の低圧SCR配管52は上甲板12より下側の機関室内に設けているが、これらは上甲板12の上側に設置してもよい。
また第1、第2および第3実施形態において、排ガス浄化システム50を搭載する機器は、追加設置された本体70の中に設けられているが、排ガス浄化システム50に関する機器もしくは配管の一部もしくは全てを、本体70の中ではなく、曝露状態で設置してもよい。
図2、13、14を参照して第4実施形態を説明する。
この実施形態は、発電機エンジン90の排ガスに含まれる窒素酸化物を低減するための排ガス浄化システムをレトロフィットすることを目的としている。すなわち船舶が、NOX3次規制が適用されない海域のみを航行する場合、機器設置領域19に排ガス浄化システムは設けられず、NOX3次規制が適用される海域を航行することになった場合、機器設置領域19に排ガス浄化システムが設置される。機器設置領域19は、上甲板12上であってエンジンケーシング14内の船尾側壁部に近接した位置に形成され、発電機エンジン90の排ガスに含まれる窒素酸化物を低減するための排ガス浄化システムの低圧SCRリアクタ91が設置される。なお機器設置領域19はエンジンケーシング14内において船首側壁部、右舷側壁部あるいは左舷側壁部に近接した位置に形成されてもよく、換言すれば外部に接する壁に近接した位置に形成されていればよく、これによりレトロフィットが容易になる。
図13は排ガス浄化システムが設けられない場合を示し、エンジンケーシング14内であって機器設置領域19に隣接した部分には、発電機エンジン90から鉛直上方に延びる排気管92が設けられている。機器設置領域19に低圧SCRリアクタ91が設けられる場合を想定して、機器設置領域19には、低圧SCRリアクタと、蒸発管と、これらに排気管92を接続するための分岐管とを設けるためのスペースが確保されている。
図14は排ガス浄化システムが設けられる場合を示し、機器設置領域19には低圧SCRリアクタ91が設けられ、機器設置領域19の下側には蒸発管93が設けられる。すなわち蒸発管93は低圧SCRリアクタ91の上流側に設けられ、上甲板12よりも下側に位置する。蒸発管93は、排気管92に設けられた分岐部(図示せず)に連結される。なお、低圧SCRリアクタ91内部に触媒を通る流路と触媒をバイパスする流路を含む場合、排気管92の一部を取り外し、低圧SCRリアクタおよび蒸発管に置き換えて排気管92に連結させる。この場合、図13に示す機器設置領域19において、排気管92の一部は低圧SCRリアクタ91と蒸発管93に置き換え可能となるように取り外しできる構造としておく。
12 上甲板
14 エンジンケーシング
15、19 機器設置領域

Claims (14)

  1. 排ガスに含まれる窒素酸化物を低減するための排ガス浄化システムを設置するための機器設置領域を、上甲板上であってエンジンケーシングの周囲に形成したことを特徴とする船体構造。
  2. 前記排ガス浄化システムの入口部である第1の連結管は、主機関から延びる排気管において前記上甲板よりも下側または上側に形成された第1の分岐部に連結され、前記排ガス浄化システムの出口部である第2の連結管は、前記排気管において前記上甲板よりも上側に形成された第2の分岐部に連結されることを特徴とする請求項1に記載の船体構造。
  3. 前記第1の連結管において前記第1の分岐部に近接した部位に、前記排ガス浄化システムのリアクタ入口弁が設置可能であり、前記第2の連結管において前記第2の分岐部に近接した部位に、前記排ガス浄化システムのリアクタ出口弁が設置可能であることを特徴とする請求項2に記載の船体構造。
  4. 前記排ガス浄化システムを収容するための本体が、前記上甲板よりも上方に位置する他の甲板を有することを特徴とする請求項1に記載の船体構造。
  5. 前記排ガス浄化システムの少なくとも低圧選択触媒還元リアクタが前記上甲板上または前記他の甲板上に載置されることを特徴とする請求項4に記載の船体構造。
  6. 前記排ガス浄化システムのブロワユニットとバーナーユニットと気化器とが前記上甲板よりも上方に載置されることを特徴とする請求項4に記載の船体構造。
  7. 前記排ガス浄化システムの尿素水製造装置と尿素水タンクと尿素水供給ユニットとが前記上甲板よりも上方に載置されることを特徴とする請求項4に記載の船体構造。
  8. 前記排ガス浄化システムのアンモニア水タンクとアンモニア水供給ユニットとが前記上甲板よりも上方に載置されることを特徴とする請求項4に記載の船体構造。
  9. 尿素粉を前記尿素水製造装置に供給するための開口部が前記尿素水製造装置が載置された甲板より上側の甲板に形成されることを特徴とする請求項7に記載の船体構造。
  10. 前記機器設置領域が前記エンジンケーシングに対して、船体の片舷側のみに形成されることを特徴とする請求項1に記載の船体構造。
  11. 前記機器設置領域が前記エンジンケーシングに対して、船体の両舷側に形成されることを特徴とする請求項1に記載の船体構造。
  12. 前記機器設置領域が前記エンジンケーシングの上面に形成されることを特徴とする請求項1に記載の船体構造。
  13. 前記機器設置領域が前記エンジンケーシングおよび煙突の前後に形成されることを特徴とする請求項1に記載の船体構造。
  14. 発電機エンジンの排ガスに含まれる窒素酸化物を低減するための排ガス浄化システムの低圧選択触媒還元リアクタを設置するための機器設置領域を、上甲板上であってエンジンケーシング内の外部に接する壁に近接した位置に形成したことを特徴とする船体構造。
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