JP2017215541A - 顕微鏡対物レンズ、及びそれを用いた顕微鏡結像光学系 - Google Patents

顕微鏡対物レンズ、及びそれを用いた顕微鏡結像光学系 Download PDF

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【課題】レンズ枚数が少なく、作動距離が長く、良好な像面のフラットネスを持つ顕微鏡対物レンズ、及び顕微鏡結像光学系を提供する。【解決手段】顕微鏡対物レンズは、物体側より順に、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズを含む正の屈折力を持つ第1レンズ群と、1つのレンズ成分からなる正の屈折力を持つ第2レンズ群と、像側に凹面を向けたメニスカスレンズからなる負の屈折力を持つ第3レンズ群と、からなり、前記第2レンズ群の最も像側の面と前記第3レンズ群の最も物体側の面の間隔をd23、前記顕微鏡対物レンズの全系の焦点距離をfとするとき、以下の条件式を満たす。 0.32≦d23 /f≦0.45 。【選択図】図1

Description

本発明は、顕微鏡対物レンズ、及びそれを用いた顕微鏡結像光学系に関する。
従来より、教育や検査市場で使用する顕微鏡においては、比較的低価格で作動距離が長い顕微鏡が使用されている。近年では、接眼レンズによる目視観察の他にカメラを装着することによるディスプレイで観察することも行われるようになっている。このため、顕微鏡光学系にも、比較的低価格、すなわちレンズ枚数が少なく、且つ、像面のフラットネスが良好な顕微鏡対物レンズ及びそれを用いた顕微鏡結像光学系が必要とされている。
従来技術におけるレンズ枚数が少なく、作動距離の長い液浸対物レンズは、例えば、特許文献1に記載されている。
特開平10−133119号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された顕微鏡対物レンズは、接合レンズのあとの正単レンズを物体面に近い位置に配置しており、そのため光線高の低い位置で光線を曲げることになる。そのため、正のパワーが過剰となって、ペッツバール和を低くすることができていない。このため、十分な像面のフラットネスを確保することが困難となる。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、レンズ枚数が少なく、作動距離が長く、像面のフラットネスの良好な顕微鏡対物レンズ及びそれを用いた顕微鏡結像光学系を提供することを課題とする。
本発明の一態様は、顕微鏡対物レンズであって、顕微鏡対物レンズであって、物体側より順に、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズを含む正の屈折力を持つ第1レンズ群と、1つのレンズ成分からなる正の屈折力を持つ第2レンズ群と、像側に凹面を向けたメニスカスレンズからなる負の屈折力を持つ第3レンズ群と、からなり、前記第2レンズ群の最も像側の面と前記第3レンズ群の最も物体側の面の間隔をd23、前記顕微鏡対物レンズの全系の焦点距離をfとするとき、以下の条件式(1)を満たすことを特徴とする顕微鏡対物レンズを提供する。
0.35≦d23 /f≦0.45 (1)
本発明によれば、レンズ枚数が少なく、作動距離が長く、像面のフラットネスの良好な顕微鏡対物レンズを提供することができる。
実施例1に係る顕微鏡対物レンズ1の断面図である。 顕微鏡対物レンズ1の収差図である。 実施例2に係る顕微鏡対物レンズ2の断面図である。 顕微鏡対物レンズ2の収差図である。 実施例1と実施例2に共通に係る結像レンズTLの断面図である。
本願の一実施形態に係る顕微鏡対物レンズについて説明する。本実施形態に係る顕微鏡対物レンズ(以降、単に顕微鏡対物レンズと記す)は、結像レンズと組み合わせて使用される無限遠補正型の乾燥系対物レンズである。乾燥系対物レンズである顕微鏡対物レンズは、標本と対物レンズの間を空気で満たした状態で良好な性能を発揮するように構成されている。
顕微鏡対物レンズは、物体側より順に、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズを含む正の屈折力を持つ第1レンズ群と、1つのレンズ成分からなる正の屈折力を持つ第2レンズ群と、像側に凹面を向けたメニスカスレンズからなる負の屈折力を持つ第3レンズ群と、からなる。
ここで、第2レンズ群が1つのレンズ成分からなることと、第3レンズ群がメニスカスレンズからなることにより、第1レンズ群は、第2レンズ群より物体側のレンズ構成であることが明確であり、第1レンズ群と第2レンズ群と第3レンズ群の境界は、上記の特徴によって特定することができる。
なお、本明細書において、光線束(pencil of light)とは、物体の一点(物点)から出射した光線の束のことである。また、レンズ成分とは、単レンズ、接合レンズを問わず、物点からの光線が通るレンズ面のうち物体側の面と像側の面の2つの面のみが空気と接する一塊のレンズブロックのことである。
第1レンズ群は、正の屈折力により物点から入射した発散光線束に収斂の作用を及ぼして、より発散度合いの弱い発散光線束に変換して射出する。このとき、正の屈折力で光線束の発散を抑えつつ、軸上色収差を補正している。第2レンズ群は、入射した発散光線束を第3レンズ群の負の屈折力とのバランスを取りながら、発散光線束から収斂光線束に変換して射出する。さらに第3レンズ群では、入射した収斂光線束にメニスカスレンズの凹面の負のパワーを作用させることにより、収斂光線束から平行光線束として出射する。これにより、負の屈折力を有する第3レンズ群でペッツバール和を効果的に補正することが可能となり、その結果、像面湾曲を良好に補正する、すなわち像面のフラットネスを確保することが可能となっている。
顕微鏡対物レンズは、さらに、以下の条件式を満たすように構成されている。
0.32≦d23 /f≦0.45 (1)
但し、d23は、第2レンズ群の最も像側の面と前記第3レンズ群の最も物体側の面の間隔であり、fは、前記顕微鏡対物レンズの全系の焦点距離である。 この条件式(1)は、第2レンズ群と第3レンズ群間の距離を適正に保つことにより、第2レンズ群からの収斂光線束を平行光腺束にする第3レンズ群の屈折力を、像面のフラットネス確保のために適切な負の屈折力とするための条件式である。
条件式(1)の下限値を下回らないことで、光線の曲がりがきつくなり、コマ収差、高次の球面収差が発生してしまうことがない。また、条件式(1)の上限値を上回らないことで、第2レンズ群と第3レンズ群の屈折力が共に小さくなることにより、光線束の曲がりが緩くなり、第3レンズ群での負屈折力を十分に確保できないことがない。
以上のように構成された顕微鏡対物レンズでは、顕微鏡対物レンズの像面のフラットネスの確保を実現することができる。また、顕微鏡対物レンズは、コマ収差、像面湾曲などの軸外収差性能についても高い性能を実現することができる。従って、本実施形態に係る顕微鏡対物レンズによれば、レンズ枚数が少なく、作動距離が長く、良好な像面のフラットネスを持つ顕微鏡対物レンズを実現することができる。
なお、顕微鏡対物レンズは、条件式(1)の代わりに、下記の条件式(1−1)又は(1−2)を満たすように構成されてもよい。
0.35≦d23 /f≦0.43 (1−1)
0.37≦d23 /f≦0.42 (1−2)
以下、顕微鏡対物レンズの更に望ましい構成について説明する。
第1レンズ群は、メニスカスレンズと接合レンズとからなることが望ましい。また、第2レンズ群は、単レンズからなることが望ましい。このように構成することで、十分な色収差の補正を行いながら、球面収差、コマ収差などの収差の発生を抑え、レンズ枚数を低減することができる。
また、顕微鏡対物レンズの更に以下の条件式を満たすように構成されることが望ましい。
−0.6<r11/f<−0.35 (2)
0.85<f1/f<1.1 (3)
−5.5<f3/f<−3.5 (4)
但し、r11を第1レンズ群の最も物体側の面における曲率半径、f1を第1レンズ群の焦点距離、f3を第3レンズ群の焦点距離とする。
条件式(2)は、第1レンズ群の最も物体側の面の曲率半径を小さくして、光線が発散されるのを抑えつつ、負のパワーを確保するための条件式である。
条件式(2)の下限値を下回らないことで、凹面の曲率半径がきつくなりすぎてコマ収差が発生するとともに、後ろの群の光線高が高くなり、高次の球面収差、色収差が発生することがない。また、条件式(2)の上限値を上回らないことで、第2レンズ群の第3レンズ群の屈折力が共に小さくなって光線の曲がりが緩くなり、第3レンズ群の負屈折力を十分に確保できないことがない。従って、条件式(2)を満たすことで、第1レンズ群の最も物体側の面の曲率半径を小さくして、光線が発散されるのを抑えつつ、負のパワーを確保することが可能となる。
なお、顕微鏡対物レンズは、条件式(2)の代わりに、下記の条件式(2−1)又は(2−2)を満たすことが、更に望ましい。
−0.57<r11/f<−0.37 (2−1)
−0.55<r11/f<−0.40 (2−2)
条件式(3)は、凹面による負のパワーと光線束を収斂させる正のパワーとのバランスを取るため第1レンズ群の屈折力を規定する条件式である。
条件式(3)の下限値を下回らないことで、負のペッツバール和が不足して、像面湾曲が発生し、フラットネスが悪くなることがない。また、条件式(3)の上限値を上回らないことで、光線の発散を抑える屈折力が不足することで第2レンズ群の光線高が上がってしまい、高次の球面収差、色収差が発生することがない。従って、条件式(3)を満たすことで、凹面による負のパワーと光線束を収斂させる正のパワーとのバランスを取ることが可能となる。
なお、顕微鏡対物レンズは、条件式(3)の代わりに、下記の条件式(3−1)又は(3−2)を満たすことが、更に望ましい。
0.88<f1/f<1.0 (3−1)
0.90<f1/f<0.97 (3−2)
条件式(4)は、第3レンズ群に負の屈折力を持たせることで像面のフラットネスを確保するための条件式である。
条件式(4)の下限値を下回らないことで、負のペッツバール和が不足して、像面湾曲が発生し、フラットネスが悪くなることがない。また、条件式(4)の上限値を上回らないことで、光線の曲がりがきつくなり、コマ収差が発生することがない。従って、条件式(4)を満たすことで、第3レンズ群に負の屈折力を持たせることで像面のフラットネスを確保することが可能となる。
なお、顕微鏡対物レンズは、条件式(4)の代わりに、下記の条件式(4−1)又は(4−2)を満たすことが、更に望ましい。
−5.2<f3/f<−3.7 (4−1)
−5.0<f3/f<−4.0 (4−2)
また、顕微鏡対物レンズの第3レンズ群のアッベ数をν3とするとき、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
25<ν3<45 (5)
条件式(5)は、結像レンズが単レンズ1枚なので、ある程度分散のあるアッベ数の凹レンズで倍率色収差をコンペンゼーションするための条件式である。
条件式(5)の下限値を下回らないこと、つまり、アッベ数が小さくなり過ぎないことで、分散が大きいので軸上の色収差が大きくなることがない。また、条件式(5)の上限値を上回らないこと、つまり、アッベ数が大きくなり過ぎないことで、分散が小さいので倍率色収差をコンペンゼーションできないことがない。従って、条件式(5)を満たすことで、ある程度分散のあるアッベ数の凹レンズで倍率色収差をコンペンゼーションすることが可能となる。
なお、顕微鏡対物レンズは、条件式(5)の代わりに、下記の条件式(5−1)又は(5−2)を満たすことが、更に望ましい。
27<ν3<44 (5−1)
30<ν3<43 (5−2)
また、上記条件式(1)から(5)は、それぞれ条件式毎に効果をもつので、組み合わせを変更して使用することができ、さらに上限値、下限値を入れ替えて使用することも可能である。
また、顕微鏡対物レンズは、単レンズ1枚からなる結像レンズと組み合わせて顕微鏡結像光学系として構成されることが望ましい。単レンズ1枚の結像レンズと組み合わせることで、レンズ枚数を低減した顕微鏡結像光学系とすることができる。
以下、上述した顕微鏡対物レンズの実施例について説明する。
[実施例1]
図1は、本実施例に係る顕微鏡対物レンズ1の断面図である。顕微鏡対物レンズ1は、乾燥系の対物レンズであって、物点からの発散光をより弱い発散度合いの発散光に変換する、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、第1レンズ群G1よりも像側に配置された、発散光線束を収斂光線束に変換する正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、第2レンズ群G1よりも像側に配置された、収斂光線側を平行光束に変換する負の屈折力を有する第3レンズ群G3とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ(レンズL1)を含んでいて、そのメニスカスレンズは第1レンズ群G1の最も物体側に配置された先端レンズ成分である。
より詳細には、第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズL1と、両凸形状を有する接合レンズCL1と、からなる。接合レンズCL1は、物体側から順に物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズL2と、両凸レンズL3からなる。
第2レンズ群G2は、1つのレンズ成分からなる。より詳細には、第2レンズ群G2は、両凸形状をもつ単レンズ(レンズL4)からなる。
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ(レンズL5)からなる。
顕微鏡対物レンズ1のレンズデータは、以下のとおりである。なお、レンズデータ中のINFINITYは無限大(∞)を示している。
顕微鏡対物レンズ1
s r d nd νd
1(物体面) INFINITY 0.1700 1.52100 56.02
2 INFINITY 2.8000
3 -5.0531 4.7687 1.72916 54.68
4 -5.1007 0.3000
5 32.0766 2.1673 1.84666 23.78
6 9.4508 2.2572 1.61800 63.33
7 -22.3565 25.8005
8 30.3865 2.3050 1.49700 81.54
9 -30.3865 4.3061
10 20.8745 3.6802 1.63980 34.46
11 11.7640

結像レンズ3
s r d nd νd
12 163.4770 5.0000 1.48749 70.23
13 -330.0000
ここで、sは面番号を、rは曲率半径(mm)を、dは面間隔(mm)を、ndはd線に対する屈折率を、νdはアッベ数を示す。これらの記号は、以降の実施例でも同様である。なお、面番号s1,s2,s3が示す面は、それぞれ物体面、カバーガラスCGの対物レンズ側の面、最も物体側の対物レンズの面である。アッベ数νd1は、カバーガラスCGの屈折率を示している。また、例えば、面間隔d1は、面番号s1が示す面から面番号s2が示す面までの光軸上の距離を示している。
顕微鏡対物レンズ1の各種データは、以下のとおりである。なお、βは、結像レンズと組み合わせたときの総合倍率、NAは物体側の開口数、WDは作動距離、Yは視野数である。その他のパラメータは、上述したとおりである。
β=-20×、NA=0.4、f=11.2mm、WD=0.28mm、Y=20.0mm、d23=4.3061mm、r11=-5.0531mm、f1=10.63mm、f3=-50.01mm、ν3=34.46
顕微鏡対物レンズ1は、以下に示すように、条件式(1)から条件式(5)を満たしている。
(1)d23/f = 0.39
(2)r11/f = -0.45
(3)f1/f = 0.95
(4)f3/f = -4.47
(5)ν3 = 34.46
図2は、顕微鏡対物レンズ1と後述する結像レンズ3とを組み合わせたときの収差図であり、物体面から順光線追跡したときの像面における収差を示している。図2(a)は球面収差図であり、図2(b)は非点収差を示す図であり、図2(c)は物体高Yの8割(8mm)の位置におけるコマ収差を示す図であり、図2(d)は倍率の色収差を示す図であり、図2(e)は歪曲収差を示す図である。なお、図中の“M”はメリディオナル成分、“S”はサジタル成分を示している。これらの記載は、以降の実施例でも同様である。図2に示されるように、顕微鏡対物レンズ1では、像面のフラットネスを確保されるとともに収差が良好に補正され、優れた結像性能が実現されている。
[実施例2]
図3は、本実施例に係る顕微鏡対物レンズ2の断面図である。顕微鏡対物レンズ2は、乾燥系の対物レンズであって、物点からの発散光をより弱い発散度合いの発散光に変換する、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、第1レンズ群G1よりも像側に配置された、発散光線束を収斂光線束に変換する正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、第2レンズ群G1よりも像側に配置された、収斂光線側を平行光束に変換する負の屈折力を有する第3レンズ群G3とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ(レンズL1)を含んでいて、そのメニスカスレンズは第1レンズ群G1の最も物体側に配置された先端レンズ成分である。
より詳細には、第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正のメニスカスレンズL1と、両凸形状を有する接合レンズCL1と、からなる。接合レンズCL1は、物体側から順に物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズL2と、両凸レンズL3からなる。
第2レンズ群G2は、1つのレンズ成分からなる。より詳細には、第2レンズ群G2は、両凸形状をもつ単レンズ(レンズL4)からなる。
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ(レンズL5)からなる。
顕微鏡対物レンズ2のレンズデータは、以下のとおりである。
顕微鏡対物レンズ2
s r d nd νd
1(物体面) INFINITY 0.1700 1.52100 56.02
2 INFINITY 2.8000
3 -5.9421 5.2213 1.77250 49.60
4 -5.4877 0.2000
5 34.2815 3.6762 1.84666 23.78
6 9.0026 2.3125 1.61800 63.33
7 -26.1949 23.1261
8 41.3553 2.3404 1.49700 81.54
9 -24.1735 4.7000
10 23.3612 3.5053 1.56732 42.82
11 12.4508
顕微鏡対物レンズ2の各種データは、以下のとおりである。
β=-20×、NA=0.4、f=11.2mm、WD=0.28mm、Y=20.0mm、d23=4.7mm、r11=-5.9421mm、f1=10.63mm、f3=-53.18mm、ν3=42.82
顕微鏡対物レンズ2は、以下に示すように、条件式(1)から条件式(5)を満たしている。
(1)d23/f = 0.42
(2)r11/f = -0.53
(3)f1/f = 0.95
(4)f3/f = -4.75
(5)ν3 = 42.82
図4は、顕微鏡対物レンズ2と後述する結像レンズ3とを組み合わせたときの収差図であり、物体面から順光線追跡したときの像面における収差を示している。図4に示されるように、顕微鏡対物レンズ2では、像面のフラットネスを確保されるとともに収差が良好に補正され、優れた結像性能が実現されている。
図5は、顕微鏡対物レンズ1、2に組み合わせて使用される結像レンズ3の断面図である。結像レンズ3は、両凸の単レンズTLのみで構成される。これによりレンズ枚数を低減した顕微鏡結像光学系を構成することができる。なお、図2と図4の収差図は、顕微鏡対物レンズ1、2の最も像側の面からそれぞれ56.44mmと57.01mmの位置に配置されたときの収差を示す。
1、2 顕微鏡対物レンズ、
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
3 結像レンズ

Claims (4)

  1. 顕微鏡対物レンズであって、物体側より順に、
    物体側に凹面を向けたメニスカスレンズを含む正の屈折力を持つ第1レンズ群と、
    1つのレンズ成分からなる正の屈折力を持つ第2レンズ群と、
    像側に凹面を向けたメニスカスレンズからなる負の屈折力を持つ第3レンズ群と、からなり、
    前記第2レンズ群の最も像側の面と前記第3レンズ群の最も物体側の面の間隔をd23、前記顕微鏡対物レンズの全系の焦点距離をfとするとき、以下の条件式(1)を満たすことを特徴とする顕微鏡対物レンズ。
    0.32≦d23 /f≦0.45 (1)
  2. 前記第1レンズ群は前記メニスカスレンズと接合レンズとからなり、
    前記第2レンズ群は単レンズからなり、
    前記第1レンズ群の最も物体側の面における曲率半径をr11、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、以下の条件式(2)、(3)、(4)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡対物レンズ。
    −0.6<r11/f<−0.35 (2)
    0.85<f1/f<1.1 (3)
    −5.5<f3/f<−3.5 (4)
  3. 前記第3レンズ群のアッベ数をν3とするとき、以下の条件式(5)を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の顕微鏡対物レンズ。
    25<ν3<45 (5)
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の前記顕微鏡対物レンズと単レンズからなる結像レンズとからなることを特徴とする顕微鏡結像光学系。
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CN112424667A (zh) * 2018-07-25 2021-02-26 奥林巴斯株式会社 显微镜物镜及显微镜

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