JP2017211593A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力された用紙の回収に関わるユーザビリティを向上させること。【解決手段】画像形成装置500の正面に、排出トレイ22の開放された部分の一部を覆うように設けられ、情報を表示する操作パネル50と、画像形成装置500の正面に設けられ、正面のユーザとの距離に応じた信号を出力する人感センサ60と、用紙Sの長さが所定の長さよりも短い場合に、排出トレイ22に用紙Sが排出されたことを示す情報を操作パネル50に表示させるCPU100と、を備え、CPU100は、人感センサ60の検知結果に基づいてユーザが画像形成装置500の正面に対して第1の距離にあることを検知した場合に、操作パネル50に表示された用紙あり表示を非表示にする。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置は、設置平面サイズをコンパクトにして用紙の搬送方向が縦方向になるように設計される。例えば、排紙トレイも装置本体の側面に設ける構成ではなく、原稿読取部と画像形成部の間に形成された空間に排紙部を設けた構成が中心となってきている。このような排紙方法は胴内排紙といわれることもあり、この場合の排紙部を胴内排紙積載部という。このような画像形成装置では、操作部に使用する液晶ディスプレイを小さいタイプにし、胴内排紙された記録紙の視認性をよくしている。一方、近年の画像形成装置は、複雑化、多機能化が進展している。これに伴い操作パネルも大型化し、オフィス用の画像形成装置であっても、液晶表示のエリアに広いワイドサイズを使用することが多くなっている。操作パネルは、画像形成装置の前面に突出する形で画像形成装置本体に固定されて設けられる場合がある。この場合、操作パネルの一部が胴内排紙積載部を覆い隠すような配置になるため、胴内排紙された用紙の視認性が低下する。このため、用紙が排出されていることに気付かなかったり、用紙が取り出しにくくなったりするため、胴内排紙積載部における用紙の取り残しが発生するおそれがある。また、ユーザは、排出された用紙を取り出す際に、例えばしゃがんで排紙部内を覗き込み、排紙部内の排紙の様子を見ながら取り出し操作を行うことが必要とされる。そこで、胴内排紙積載部に用紙が存在することを操作パネルに表示して、ユーザに報知する方式がある。
また、人体が近づいたことを検知する人感センサが設けられた画像形成装置もある。人感センサにより画像形成装置の近傍に人体が検知されると、直ちに操作部をスリープ状態から復帰させるとともに、定着ローラの温度を上昇させる動作等のプリントジョブの準備動作を開始させる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平09−251259号公報
しかし、胴内排紙積載部に用紙が存在することを操作パネルに表示して、ユーザに報知する方式では、胴内排紙積載部に用紙が存在することを検知するための検知手段を設ける必要がある。また、操作パネルに胴内排紙積載部に用紙が存在することが表示されている間は、ユーザに排紙部内を覗き込ませる動作を行わせてしまうという課題がある。そこで、ユーザにより排紙部の用紙が回収されたことを予測し、操作パネルの表示を非表示にする構成が必要とされている。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、出力された用紙の回収に関わるユーザビリティを向上させることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)記録材に画像形成を行うプリンタ部と、画像形成が完了した記録材が排出される排出部と、前記プリンタ部の鉛直方向における上方に設置され、原稿を読み取るスキャナ部と、を備え、前記排出部は、前記プリンタ部と前記スキャナ部とで形成される空間に配置され、記録材の排出方向における下流側、及び前記排出方向に直交する方向の一方の側が開放された画像形成装置であって、前記画像形成装置の前記一方の側に、前記排出部の開放された部分の一部を覆うように設けられ、情報を表示する表示部と、前記画像形成装置の前記一方の側に設けられ、前記一方の側の対象物との距離に応じた信号を出力する第1の検知手段と、記録材の長さが所定の長さよりも短い場合に、前記排出部に記録材が排出されたことを示す情報を前記表示部に表示させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1の検知手段の検知結果に基づいて対象物が前記画像形成装置の前記一方の側に対して第1の距離にあることを検知した場合に、前記表示部に表示された前記情報を非表示にすることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、出力された用紙の回収に関わるユーザビリティを向上させることができる。
実施の形態の画像形成装置の構成を示す断面図 実施の形態の画像形成装置の全体斜視図 実施の形態の制御構成を示すブロック図 実施の形態の操作パネルを示す図 実施の形態の水平移動する操作部を示す図 実施の形態の操作パネルの表示処理を示すフローチャート 実施の形態の人感センサによる検知を示す図
[実施の形態]
<画像形成装置の構成>
本実施の形態のプロセスカートリッジ及びプロセスカートリッジを備えた画像形成装置を説明する。図1は、画像形成装置500の構成を説明する断面図である。画像形成装置500は、原稿を読み取るスキャナ部であるイメージスキャナ40と、イメージスキャナ40により読み取った原稿の画像を用紙上に形成するプリンタ部10とを備えている。感光ドラム11a、11b、11c、11dは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色に対応する感光ドラムである。なお、色を表す添え字a、b、c、dは、必要な場合を除き省略する。感光ドラム11の周囲には、感光ドラム11の表面を均一に帯電させる帯電装置12、感光ドラム11の帯電面に記録すべき画像情報に基づいて変調したレーザ光(一点鎖線)を照射する露光装置13が配置されている。また、感光ドラム11の周囲には、露光装置13から出射されたレーザ光により感光ドラム11の表面に形成された潜像を現像する現像装置14、感光ドラム11の表面に残留したトナーを清掃し回収するクリーニング装置15が配置されている。感光ドラム11、帯電装置12、現像装置14、クリーニング装置15は、色毎に一体となっており、画像形成手段であるプロセスユニットP(Pa、Pb、Pc、Pd)を構成している。
感光ドラム11の上部には、感光ドラム11上のトナー像が転写される中間転写ベルト16が配置されており、中間転写ベルト16内には感光ドラム11の各々に対向する位置に1次転写ローラ17が配置されている。また、中間転写ベルト16の周囲には、転写後に中間転写ベルト16の表面に残留したトナーを回収するクリーニング装置18が配置されている。中間転写ベルト16を挟んでクリーニング装置18の反対側の、中間転写ベルト16に対向する位置には、2次転写ローラ19が配置されている。給紙装置20から給紙された記録材である用紙Sは、中間転写ベルト16と2次転写ローラ19との間の転写位置に搬送される。転写位置を通過した用紙Sの搬送方向の下流側には、定着装置21、排出部である排出トレイ22が配置されている。排出トレイ22は、プリンタ部10とイメージスキャナ40とで形成される空間に配置され、用紙Sの排出方向における下流側、及び排出方向に直交する方向の一方の側(画像形成装置の正面側)が開放されている。以上説明した画像形成装置500の動作はコントローラ23により制御される。クリーニング装置15、18で回収されたトナーは、画像形成装置500の前面に配置された回収トナーボックス30(破線部)へと排出される。
次に、画像形成装置500の動作の概略を説明する。感光ドラム11は、図示しない駆動装置により矢印A方向(時計回り方向)に一定速度で回転する。帯電装置12により均一に帯電された感光ドラム11の表面には、露光装置13から記録すべき画像情報に基づいて変調されたレーザ光が照射され、潜像が形成される。感光ドラム11上に形成された潜像は、現像装置14の内部に装填されているトナーにより現像され、感光ドラム11上(感光体上)にトナー像が形成される。感光ドラム11の矢印A方向の回転により、感光ドラム11上のトナー像が中間転写ベルト16に転写される位置(以下、1次転写位置とする)に移動してくると、1次転写ローラ17の作用によりトナー像が中間転写ベルト16に転写される。なお、各色のトナー像は、中間転写ベルト16上で重畳して転写され、中間転写ベルト16上にはカラーのトナー像が形成される。1次転写位置で転写されなかった感光ドラム11上のトナーは、クリーニング装置15により回収され、感光ドラム11の表面は清掃されて次の画像形成に備える。回収されたトナーは、更に回収トナーボックス30へ回収される。
中間転写ベルト16は、図示しない駆動装置により矢印B方向(反時計回り方向)に一定速度で回転する。この回転により中間転写ベルト16上のカラーのトナー像が2次転写位置に移動してくるタイミングに合わせて、給紙装置20から用紙Sが給紙され、2次転写位置では2次転写ローラ19の作用によりトナー像が用紙Sに転写される。2次転写位置で用紙Sに転写されなかった中間転写ベルト16上のトナーは、クリーニング装置18により回収され、中間転写ベルト16の表面は清掃されて次の画像形成に備える。回収されたトナーは、更に回収トナーボックス30へ回収される。トナーが転写された用紙Sは、定着装置21により定着処理され、未定着のトナー像が用紙S上に定着される。定着処理が完了した用紙Sは、排出トレイ22に排出される。第3の検知手段であるセンサ61は、排出トレイ22に向かって搬送される用紙Sの先端から後端を検知してコントローラ23に通知する。コントローラ23は、用紙Sの搬送速度とセンサ61により用紙Sの先端及び後端を検知したタイミングとに基づいて用紙Sの搬送方向の長さを求め、用紙Sのサイズを判断する。
プリンタ部10の鉛直方向における上方には、原稿を読み取るイメージスキャナ40が設置されている。また、画像形成装置500の前面(図2手前方向の面、正面)には、対象物である人が近付いたことを検知するために用いられる第1の検知手段である人感センサ60も設けられている。人感センサ60は、画像形成装置500の正面側に設けられ、正面側の対象物との距離に応じた信号を出力する。プリンタ部10の排出トレイ22は、プリンタ部10とイメージスキャナ40との間に形成された空間に位置し、このような排紙を胴内排紙という。プリンタ部10の鉛直方向における上部の左右方向の一方の端部(本実施の形態では画像形成装置500に向かって右側)には、イメージスキャナ40を支持する支持部である支柱部70がある。例えば、本実施の形態の画像形成装置500では、イメージスキャナ40がプリンタ部10に対して奥側に退避しており、支柱部70の前方上端部には、点線で示す表示部である操作パネル50が配置されている。
人感センサ60は、排出トレイ22の鉛直方向における上方で、且つ、操作パネル50が設置されている位置の左右方向における反対側に配置されている。人感センサ60は、プリンタ部10及びイメージスキャナ40の前面で、操作パネル50により遮られない部分に配置されればよい。本実施の形態では、人感センサ60は、排出トレイ22の上方で、イメージスキャナ40の前面の左側に配置されている。更に、操作パネル50は、図5で後述するように、排出トレイ22に排出された小サイズ紙を覆い隠す位置から小サイズ紙を覆い隠さない位置まで水平方向に移動することが可能である。画像形成装置500には操作パネル50の位置を検知する第2の検知手段であるセンサ55(図3参照)が設けられている。センサ55は、例えば、画像形成装置500本体と操作パネル50の接続部分等に設けられる。センサ55は、操作パネル50が小サイズ紙を覆い隠す位置にあるか否かを検知する。
<画像形成装置の外観>
図2は、本実施の形態の画像形成装置500の全体外観図である。ユーザは操作パネル50を用いて使用する画像形成装置500の機能を選択する。例えばコピーを選択した場合は、複写枚数、拡大/縮小、濃度、両面/片面、カラー/白黒、給紙するカセットや用紙サイズの選択、ステープルの有無等を選択する。操作パネル50を用いた各種の機能が選択され、コピー元となる原稿をイメージスキャナ40に置いた状態でスタートボタンが押下されることにより、コピー動作が開始される。スタートボタンが押下されると、イメージスキャナ40により原稿の画像が読み込まれ、読み込まれた情報はコントローラ23に送信される。コントローラ23に送信された情報は画像形成用の信号に変換され、前述の画像形成処理が行われる。画像が形成された用紙Sは、排出トレイ22に積載される。
人感センサ60は、ユーザが画像形成装置500に近付いたことを検知するために設けられている。近年、省エネルギーの観点から画像形成装置500は積極的にスリープモード(省電カモード)に切り替わるように設定されている。従来の画像形成装置は操作パネル50に設けられたスリープ解除ボタンが押下されることによってスリープを解除していた。しかし、人感センサ60を用いることで、スリープ解除ボタンが押下されることなくスリープ解除を行うことが可能である。また、人感センサ60を用いることで、定着装置21の余熱等の準備動作を開始することも可能になり、ユーザビリティを向上させている。人感センサ60は、画像形成装置500の正面に立って操作パネル50を操作するユーザを検知するため、次のように配置されている。即ち、画像形成装置500の前面側の、机等の障害物によって検知範囲を遮られないように、できるだけ画像形成装置500の上方に配置することが好ましく、本実施の形態では、イメージスキャナ40の前面に人感センサ60が配置されている。
<制御構成>
図3は、本実施の形態の画像形成装置500の制御構成を説明するブロック図である。画像形成装置500のコントローラ23は、中央演算装置として制御手段であるCPU100を有している。CPU100は、ROM101及びRAM102とバスを介して接続されており、CPU100はROM101に格納されている各種プログラムを実行し画像形成動作を行う。また、画像形成動作時においてCPU100が使用する各種制御データはRAM102に保存される。CPU100は、操作パネル50を介し、画像形成動作の開始要求を受信すると、画像形成部103の各負荷の制御を実施し画像形成動作を開始する。なお、画像形成部103は、図1のプロセスユニットPに相当する。CPU100は、感光ドラム11に対して作像を開始する際に、画像形成部103に含まれる帯電装置12、現像装置14の制御と、露光装置13の制御を実施し、感光ドラム11上にトナー像を形成する。この際、CPU100は、露光装置13から出力信号を取得し、1回の画像形成における露光量を算出する。CPU100は、感光ドラム11上にトナー像を形成した後、1次転写出力部105を制御し、感光ドラム11上に形成されたトナー像を中間転写ベルト16上に転写する。また、CPU100は、用紙Sが2次転写ローラ19を通過するタイミングで、2次転写出力部106を制御し、中間転写ベルト16上に形成されているトナー像を用紙Sに転写する。また、CPU100は、ユーザが画像形成装置500に近付いたことを検知する人感センサ60の出力、画像形成された用紙Sの長さを判断するために用いられるセンサ61の出力を常時監視している。更に、CPU100は、操作パネル50の水平方向の位置を検知するために用いられるセンサ55の出力も常時監視している。
<操作パネル>
ここで、図1を用いて本実施の形態の排出トレイ22と操作パネル50の関係について説明する。操作パネル50は、画像形成装置500の正面側に、排出トレイ22の開放された部分の一部を覆うように設けられている。近年、アイコンやテンキーをタッチする際の視認性/操作性を向上させるために操作パネル50の大画面化が進んでいる。そのため、最大画像形成サイズがA4サイズであるような小型の画像形成装置500の場合、図1に示すように、点線で示す操作パネル50が排出トレイ22の半分近くを覆い隠すような状況が生じ、排出トレイ22の視認性が低下してしまう。特に、搬送方向の長さが短い小サイズの用紙の場合は、排出トレイ22に排出された際には操作パネル50の裏側に用紙が隠れてしまう。このため、ユーザがしゃがんで排出トレイ22を覗き込む動作を行う必要があり、このような動作が行われない場合には用紙が排出トレイ22に排出されたことに気付かないおそれもある。ここで、小サイズの用紙とは、例えばA6サイズ等の用紙である。なお、本実施の形態では、操作パネル50が後述する標準位置にある場合に、排出トレイ22上の用紙が操作パネル50によって隠されてしまうようなサイズを小サイズとする。所定の長さの記録材である小サイズ紙が排出トレイ22に排出されると、操作パネル50が標準位置にあるときには、操作パネル50により遮られることによって画像形成装置500の正面からは視認できない。
そこで、図4に示すように、用紙Sが排出された際には、操作パネル50に用紙Sが排出されたことを示す情報である「用紙あり表示」を行う。例えば、「用紙あり表示」として、操作パネル50に「用紙が排紙されました」という内容が表示される。これによって、ユーザに排出トレイ22上の用紙の存在を報知する。また、図5のように、操作パネル50を水平方向に移動可能にすることによって、排出トレイ22の視認性を向上させる。図5(a)は、操作パネル50が排出トレイ22の一部、例えば本実施の形態では、半分近くを覆い隠した状態の第1の位置である標準位置にある場合を示す。操作パネル50が標準位置にある場合、操作パネル50の右側が画像形成装置の右側面とほぼ同じ位置になる。標準位置では、排出トレイ22に排出された小サイズ紙は、操作パネル50に覆い隠される。図5(b)は、排出トレイ22の視認性を向上させるために操作パネル50を標準位置から水平方向に移動させて排出トレイ22が開放状態となり操作パネル50によって覆われていた部分を視認可能な第2の位置である退避位置にある場合を示す。操作パネル50が退避位置にある場合、操作パネル50の右側が画像形成装置の右側面よりも飛び出した状態となる。退避位置では、排出トレイ22に排出された小サイズ紙は、操作パネル50に覆い隠されない。CPU100は、センサ55の検知結果に基づいて、操作パネル50が標準位置にあるか退避位置にあるかを判断することができる。
排出トレイ22に用紙Sの有無を検知するためのセンサが設けられている場合には、用紙Sが排出トレイ22上から無くなるまで、操作パネル50に「用紙あり表示」を表示し続ける。用紙Sが排出トレイ22上から無くなると、操作パネル50の「用紙あり表示」を非表示にすればよい。しかし、排出トレイ22に用紙Sの有無を検知するためのセンサを備えていないプリンタ部10の場合には、センサによる検知以外の手段で「用紙あり表示」を非表示にする判断方法が必要になる。
<排出トレイの用紙有無判断処理>
図6は、用紙が排出された場合に操作パネル50の「用紙あり表示」の表示から非表示までの制御処理を示すフローチャートである。CPU100は用紙への画像形成が開始されると、図6のステップ(以下、S)100以降の処理を開始する。S100でCPU100は、排出トレイ22に排出される用紙Sが小サイズの用紙か否かを判断する。ここで、CPU100は、画像形成が行われた用紙Sが排出トレイ22に出力される際、センサ61の検知結果に基づいて、用紙Sの搬送方向の長さを判断することにより、用紙のサイズを判断する。S100でCPU100は、用紙Sが小サイズではないと判断した場合、処理をS100に戻し、用紙Sが小サイズであると判断した場合、処理をS101に進める。
S101でCPU100は、操作パネル50に、例えば図4で説明したような「用紙あり表示」を表示させる。S102でCPU100は、人感センサ60の検知結果に基づいて、ユーザが画像形成装置500の正面から排出トレイ22を覗き込んだ状態である第2の状態になったか否かを判断する。なお、人感センサ60の検知結果と第2の状態については後述する。S102でCPU100は、第2の状態になったと判断した場合、処理をS103に進め、第2の状態になっていないと判断した場合、処理をS104に進める。S103でCPU100は、操作パネル50の「用紙あり表示」を非表示にする。
S104でCPU100は、人感センサ60の検知結果に基づいて、ユーザが画像形成装置500の正面に立った状態である第1の状態をn回検知したか否かを判断する。なお、人感センサ60の検知結果と第1の状態については後述する。S104でCPU100は、第1の状態をn回検知したと判断した場合、処理をS103に進め、第1の状態をn回検知していないと判断した場合、処理をS105に進める。ここで、所定回数であるn回は、規定回数であり、本実施の形態では例えば5回とする。S105でCPU100は、センサ55の検知結果に基づいて操作パネル50が標準位置から退避位置に移動したか否かを判断する。S105でCPU100は、操作パネル50が標準位置から退避位置に移動したと判断した場合、処理をS103に進め、標準位置から退避位置に移動していないと判断した場合、処理をS101に戻す。なお、画像形成装置500が、操作パネル50が標準位置から退避位置に移動したことを検知するセンサ55を有しない構成でもよい。この場合、S104でCPU100は、人感センサ60の検知結果に基づいて第1の状態をn回検知していないと判断した場合、処理をS101に戻す。
このように、本実施の形態では、CPU100は、第2の状態になった場合、又は、第1の状態をn回検知した場合に、排出トレイ22上の小サイズの用紙が回収されたと判断する。また、本実施の形態では、CPU100は、操作パネル50が標準位置から退避位置に移動した場合にも、排出トレイ22上の小サイズの用紙が回収されたと判断する。そして、CPU100は、排出トレイ22上の小サイズの用紙が回収されたと判断した場合には、操作パネル50の「用紙あり表示」を非表示にする。
<第1の状態、第2の状態>
(イメージセンサ)
図6のS104の処理における、ユーザが画像形成装置500の正面に立った状態である「第1の状態」及びS102における、ユーザが画像形成装置500の正面から排出トレイ22を覗き込んだ状態である「第2の状態」について説明する。CPU100は、第1の状態及び第2の状態を、人感センサ60の出力が0、1の2値ではなく、人感センサ60とユーザの距離に応じて出力が変化することを利用して検知している。第2の状態は、ユーザ(人)が画像形成装置500に対して第1の距離にいる場合の位置であり、第1の状態は、ユーザが画像形成装置500に対して第1の距離よりも遠い第2の距離にいる場合の位置である。
例えば、人感センサ60が赤外線アレイやCMOSセンサ等のイメージセンサにより構成される場合のセンサからの出力の変化を図7(A)に示す。図7(A)には、人感センサ60の検知領域が、例えば8×8(横にa〜h、縦に1〜8)の画素からなる場合を示す。なお、人感センサ60の画素数はこの値に限定されない。図7(A)の各マス目の色(白、黒)やパターンは、図7(A)の右下の凡例に示すように温度(℃)を表しており、下から上に行くほど低温(25℃)から高温(30℃)になるように表されている。図7(A)の(a)は、人感センサ60の検知領域にユーザが入った直後の出力を示す。図7(A)の(b)は、(a)の状態からユーザが更に画像形成装置500に近付いてきたときの出力を示す。CPU100は、(a)の状態から(b)の状態のように人感センサ60の出力が変化したことを検知することにより、コントローラ23は画像形成装置500の省電力状態であるスリープ状態を解除する。より詳細には、CPU100は、人感センサ60において、温度が高くなった画素の数が増えたことを検知することにより、スリープ状態を解除する。例えばCPU100は、あるタイミングでの人感センサ60の検知結果(図7(A)(a)の8×8のデータ)をRAM102に記憶しておく。また、CPU100は、あるタイミングでの人感センサ60の検知結果(図7(A)(b)の8×8のデータ)をRAM102に記憶しておく。そして、CPU100は、RAM102に記憶したデータを、画素毎に比較することによって、出力が変化したか否かを判断する。
図7(A)の(c)は、ユーザが画像形成装置500を使用しているときの出力を示す。このように、人感センサ60において、高温の領域が検知領域の上下方向に広がっている場合の状態を「第1の状態」とする。図7(A)の(d)は、(c)の状態から、ユーザが更に画像形成装置500に近付いて排出トレイ22を覗き込んでいるときの出力を示す。このように、人感センサ60において、高温の領域が検知領域の一部(例えば、上下方向における下方)に偏っている場合の状態を「第2の状態」とする。本実施の形態の場合、排出トレイ22の上方に人感センサ60が配置されているため(図1参照)、ユーザが排出トレイ22を覗き込む動作を行うと、人感センサ60はユーザの頭部のみを検知した状態になる。このように、人感センサ60にイメージセンサを用いると、CPU100は、第1の状態と第2の状態を検知することができる。
(測距センサ)
また、人感センサ60にイメージセンサのような高価なセンサを用いず、対象との距離のみを測定する測距センサの場合であっても、「第1の状態」と「第2の状態」を識別することができる。例えば、人感センサ60が超音波センサである場合の概念図を図7(B)に示す。超音波センサは、直達波を送信してから反射波を受信するまでに要した時間と音速とに基づいて距離を測定している。図7(B)は、直達波の送信と反射波の受信を示し、横軸は時間を示す。図7(B)の(a)は、人感センサ60の検知領域にユーザが入った直後の直達波と反射波の時間差を示す。図7(B)の(b)は、ユーザが画像形成装置500を使用しているときの直達波と反射波の時間差を示す。このように、人感センサ60において、直達波と反射波の時間差が第1の時間より短くなっており、図7(B)の(a)に対して変化したときの状態を「第1の状態」とする。なお、変化したことを条件としている理由は、画像形成装置500の近傍に設置された例えば机等と、移動するユーザとを区別するためである。
図7(B)の(c)は、ユーザが排出トレイ22を覗き込んでいるときの直達波と反射波の時間差を示す。このように、人感センサ60において、直達波と反射波の時間差が第2の時間より短くなっており、図7(B)の(b)に対して変化したときの状態を「第2の状態」とする。排出トレイ22を覗き込んでいる状態では、人感センサ60の検知対象であるユーザが、(b)よりも人感センサ60の近傍にいるため、直達波と反射波の時間差がほぼなくなる。例えば、人感センサ60にLEDとフォトトランジスタを用いた光学式の測距センサを用いる場合も、フォトトランジスタの出力の変化を検知することで、同様にCPU100は、「第1の状態」と「第2の状態」を検知することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、出力された用紙の回収に関わるユーザビリティを向上させることができる。
10 プリンタ部
22 排出トレイ
40 イメージスキャナ
50 操作パネル
60 人感センサ
100 CPU

Claims (8)

  1. 記録材に画像形成を行うプリンタ部と、
    画像形成が完了した記録材が排出される排出部と、
    前記プリンタ部の鉛直方向における上方に設置され、原稿を読み取るスキャナ部と、
    を備え、前記排出部は、前記プリンタ部と前記スキャナ部とで形成される空間に配置され、記録材の排出方向における下流側、及び前記排出方向に直交する方向の一方の側が開放された画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の前記一方の側に、前記排出部の開放された部分の一部を覆うように設けられ、情報を表示する表示部と、
    前記画像形成装置の前記一方の側に設けられ、前記一方の側の対象物との距離に応じた信号を出力する第1の検知手段と、
    記録材の長さが所定の長さよりも短い場合に、前記排出部に記録材が排出されたことを示す情報を前記表示部に表示させる制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第1の検知手段の検知結果に基づいて対象物が前記画像形成装置の前記一方の側に対して第1の距離にあることを検知した場合に、前記表示部に表示された前記情報を非表示にすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の検知手段の検知結果に基づいて対象物が前記画像形成装置の前記一方の側に対して前記第1の距離よりも遠い第2の距離にあることを検知した回数が所定回数である場合に、前記表示部に表示された前記情報を非表示にすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記プリンタ部の前記鉛直方向における上部であって左右方向における一方の端部で前記スキャナ部を支持する支持部を備え、
    前記表示部は、前記支持部に設置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記表示部は、前記排出部に排出された前記所定の長さよりも短い長さの記録材を覆い隠す位置から前記所定の長さよりも短い長さの記録材を覆い隠さない位置まで水平方向に移動することが可能であり、
    前記表示部が前記所定の長さよりも短い長さの記録材を覆い隠す位置にあるか否かを検知する第2の検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2の検知手段により前記表示部が前記所定の長さよりも短い長さの記録材を覆い隠す位置にないことを検知した場合に、前記表示部に表示された前記情報を非表示にすることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の検知手段は、前記排出部の前記鉛直方向における上方で、且つ、前記表示部が設置されている位置の前記左右方向における反対側に設置されていることを特徴とする請求項3又は請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 記録材の搬送方向における長さを検知する第3の検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記第3の検知手段の検知結果に基づいて、記録材の長さが前記所定の長さよりも短いか否かを判断することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の検知手段は、イメージセンサであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の検知手段は、測距センサであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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