JP2017210058A - ヘッドレスト - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヘッドレスト可動部を支持する際の支持剛性を向上可能なヘッドレストを提供する。
【解決手段】 第2挿入穴と第2ガイドシャフト15との最大隙間寸法が第1挿入穴と第1ガイドシャフト13との最大隙間寸法より大きく、第3挿入穴と第3ガイドシャフト17との最大隙間寸法が第1挿入穴と第1ガイドシャフト13との最大隙間寸法より大きい。したがって、偏心状態が発生した場合であっても、その偏心を吸収することができ得る。延いては、ヘッドレスト1では、ヘッドレスト可動部3Bを支持する際の支持剛性を向上させることが可能となる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、シートバックの上端側に装着されるヘッドレストに関する。
例えば、特許文献1に記載のヘッドレストは、ヘッドレスト本体部に対してヘッドレスト可動部が前後方向に変位可能となっている。ヘッドレスト本体部は、シートバックに支持される部位である。ヘッドレスト可動部は、乗員の頭部を支持するための部位である。
特開2011−207306号公報
ヘッドレスト可動部は、ヘッドレスト本体部に対して変位可能な状態でヘッドレスト本体部に支持される。そこで、本願は、ヘッドレスト可動部を支持する際の支持剛性を向上可能なヘッドレストを提供する。
本願では、ヘッドレスト本体部の一部を構成する第1フレーム部材(7)と、ヘッドレスト可動部を構成する第2フレーム部材(9)と、第1ガイドシャフト(13)と第2ガイドシャフト(15)と、第1ガイドシャフト(13)及び第2ガイドシャフト(15)が挿入される第1軸受部(25)及び第2軸受部(27)とを備える。
これにより、第1ガイドシャフト(13)及び第2ガイドシャフト(15)は、第1軸受部(25)及び第2軸受部(27)に滑り接触しながら案内されて変位するので、第2フレーム部材(9)の支持剛性を向上させることができ得る。
したがって、第1ガイドシャフト(13)と第1軸受部(25)との隙間、及び第2ガイドシャフト(15)と第2軸受部(27)との隙間が小さくなるほど、第1ガイドシャフト(13)及び第2ガイドシャフト(15)は、ガタつくことなく滑らかに変位できるので、第2フレーム部材(9)の支持剛性を向上させることができる。
しかし、第1軸受部(25)に対する第2軸受部(27)の相対位置ずれが大きくなると、例えば、第1ガイドシャフト(13)が第1挿入穴(19A)に挿入され、かつ、第2ガイドシャフト(15)が第2軸受部(27)に接触している状態において、第2ガイドシャフト(15)の中心軸線が第2挿入穴(21A)の中心に対して大きくずれた偏心状態になる可能性がある。
偏心状態においては、第2ガイドシャフト(15)と第2軸受部(27)との接触面圧が過度に大きくなる。このため、第2ガイドシャフト(15)を変位させる際の抵抗力が大きくなるとともに、第2ガイドシャフト(15)及び第2軸受部(27)が早期偏摩耗する、という問題が発生するおそれがある。
これに対して、例えば第2ガイドシャフト(15)と第2軸受部(27)との隙間を大きくすれば、上記問題の発生を抑制できる。しかし、当該隙間を大きくすると、第2ガイドシャフト(15)のガタつきが大きくなり、滑らかに第2ガイドシャフト(15)を変位させることが困難となるので、第2フレーム部材(9)の支持剛性を向上させることができない。
しかし、本願では、第2挿入穴(21A)と第2ガイドシャフト(15)との最大隙間寸法が第1挿入穴(19A)と第1ガイドシャフト(13)との最大隙間寸法より大きいので、偏心状態が発生した場合であっても、その偏心を吸収することができ得る。したがって、本願に係るヘッドレストでは、ヘッドレスト可動部を支持する際の支持剛性を向上させることが可能となる。
なお、本願は、以下のように構成してもよい。
すなわち、ヘッドレスト本体部がシートバック(SB)に装着された状態において、第2ガイドシャフト(15)が第1ガイドシャフト(13)に対して略鉛直方向及び略水平方向にずれた位置にある場合には、第1挿入穴(19A)は丸穴状であり、かつ、第2挿入穴(21A)は、第1挿入穴(19A)より内径寸法が大きい丸穴状であるとよい。これにより、偏心状態が発生した場合であっても、その偏心を吸収することができ得る。
ヘッドレスト本体部がシートバック(SB)に装着された状態において、第2ガイドシャフトが第1ガイドシャフトに対して略水平方向にずれた位置にある場合には、第1挿入穴(19A)は丸穴状であり、かつ、第2挿入穴は、略水平方向が長径方向となる長円状の穴であるとよい。これにより、偏心状態が発生した場合であっても、その偏心を吸収することができ得る。
第1ガイドシャフト(13)及び第2ガイドシャフト(15)それぞれには、第1締結部材(19B)及び第2締結部材(21B)の回転時に第1ガイドシャフト(13)及び第2ガイドシャフト(15)が回転することを規制するための回転規制部(13C、15C、17C)が設けられた構成としてもよい。
これにより、第1締結部材(19B)及び第2締結部材(21B)が回転させられて第1ガイドシャフト(13)及び第2ガイドシャフト(15)それぞれに締め込まれる際に、第1ガイドシャフト(13)及び第2ガイドシャフト(15)が第1締結部材(19B)及び第2締結部材(21B)と共に回転してしまうことを規制できる。
回転規制部(13C、15C、17C)は、第1ガイドシャフト(13)及び第2ガイドシャフト(15)の他端側に設けられていることが望ましい。回転規制部(13C、15C、17C)は、少なくとも2つの平面部を有して構成されていてもよい。
そして、上記2つの平面部は、第1ガイドシャフト(13)及び第2ガイドシャフト(15)の他端から一端側に陥没した穴部の内周面に設けられていることが望ましい。
なお、仮に、回転規制部(13C、15C、17C)が第1ガイドシャフト(13)及び第2ガイドシャフト(15)それぞれの外周面に設けられていると、第1ガイドシャフト(13)及び第2ガイドシャフト(15)の変位を阻害するおそれがある。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係るヘッドレスト1がシートバックSBに装着された状態を示す図である。 第1フレーム部材7及び第2フレーム部材9を示す斜視図であって、第2フレーム部材9が第1フレーム部材7から離間した状態を示す図である。 第1フレーム部材7及び第2フレーム部材9を示す斜視図であって、第2フレーム部材9が第1フレーム部材7から近接した状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るヘッドレスト1の分解斜視図である。 第1フレーム部材7及び第2フレーム部材9の側面図であって、第2フレーム部材9が第1フレーム部材7から離間した状態を示す図である。 第1フレーム部材7及び第2フレーム部材9の上面図である。 Aはヘッドレスト1の前面図である。Bはヘッドレスト1の後面図である。 第2フレーム部材9の正面図である。 Aは図7AのA−A断面図である。Aは図7AのB−B断面図である。 第1フレーム部材7及び第2フレーム部材9の組立工程表を示す図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「複数」や「2つ以上」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。
(第1実施形態)
本実施形態は、自動車の後部シート用のヘッドレストに本発明を適用したものである。図1に示すように、本実施形態に係るヘッドレスト1は、シートバックSBの略鉛直方向上端部に装着される。シートバックSBはシートSの「背もたれ」である。
1.ヘッドレストの概要
ヘッドレスト1は、本体3及びステー部材5等を有する。本体3は、着席者の頭部に接触して頭部を直接的に支える部位である。本体3は、衝撃力を吸収するためのクッションパッド部、及びクッションパッド部を覆う表皮部等を有している。
クッションパッド部は、発泡ウレタン等の変形しながら衝撃力を吸収する部材にて構成されている。表皮部は、頭部に直接的に接触する部材であって、革や合成皮革等にて構成されている。
ステー部材5は本体3をシートバックSBに連結する。つまり、ステー部材5は、ヘッドレスト1をシートバックSBに装着するための装着部の一例である。なお、本実施形態に係るステー部材5は、シートバックSBに対して本体3を略鉛直方向に変位可能に連結する。
ステー部材5は、図2に示すように、一対のステー部材5A、5Bにより構成されている。一対のステー部材5A、5Bは、ヘッドレスト1がシートバックSBに装着された状態においてシート幅方向にずれた部位に位置する。シート幅方向は、車両の左右方向と一致する。
以下、ヘッドレスト1を構成する各部位についての位置関係を示す方向は、ヘッドレスト1がシートバックSBの上端に装着された状態における方向をいう。
2.ヘッドレスト本体の構造
2.1 ヘッドレスト本体の概略構造
本体3は、ヘッドレスト本体部3A及びヘッドレスト可動部3B等を有している。ヘッドレスト本体部3Aは、シートに着席した者の頭部を後方側から支持する。当該ヘッドレスト本体部3Aは、ステー部材5を介してシートバックSBに接続される。
ヘッドレスト可動部3Bは、ヘッドレスト本体部3Aの前方側に配設され、当該ヘッドレスト本体部3Aに対して前後方向に相対変位可能である。つまり、ヘッドレスト可動部3Bは、ヘッドレスト1がシートバックSBに装着された状態において、ヘッドレスト本体部3Aより車両前方が位置する。
本体3内には、図2〜図4に示すように、第1フレーム部材7、第2フレーム部材9及び変位機構11等が収納されている。第1フレーム部材7は、発泡ウレタンや表皮等にて覆われてヘッドレスト本体部3Aの一部を構成する。
第1フレーム部材7にはステー部材5が組み付けられている。このため、第1フレーム部材7、つまりヘッドレスト本体部3Aは、原則として、シートバックSBに対して車両前後方向に不動である。
因みに、本実施形態では、ステー部材5は略鉛直方向に対して傾いているので、ヘッドレスト本体部3A、つまり第1フレーム部材7が略鉛直方向に変位すると、第1フレーム部材7は、当該傾き角の余弦成分だけ車両前後方向に変位する。
第2フレーム部材9は、発泡ウレタンや表皮等にて覆われてヘッドレスト可動部3Bの一部を構成する。当該第2フレーム部材9は、第1フレーム部材7に対して離間又は近接する方向に変位可能である。
具体的には、第2フレーム部材9は、ヘッドレスト1がシートバックSBに装着された状態において、第1フレーム部材7に対して車両前後方向に変位可能である。つまり、ヘッドレスト可動部3Bは、ヘッドレスト本体部3Aに対して前後方向に変位可能である。
なお、図2は、第1フレーム部材7に対して第2フレーム部材9が最も前方側に離間した状態を示す。図3は、第1フレーム部材7に対して第2フレーム部材9が最も近接した状態を示す。
変位機構11は、第2フレーム部材9を第1フレーム部材7に対して変位させる機構である。なお、本実施形態に係る変位機構11は、着席者等によるスイッチ操作によって稼働する電動式の変位機構である。
2.2 第2フレーム部材(ヘッドレスト可動部)の支持構造
<支持構造の概要>
本実施形態に係る第2フレーム部材9は、図4及び図5に示すように、第1ガイドシャフト13、第2ガイドシャフト15及び第3ガイドシャフト17等を介して第1フレーム部材7に支持されている。以下、第1ガイドシャフト13、第2ガイドシャフト15及び第3ガイドシャフト17を総称する際には、ガイドシャフト13〜17と記す。
すなわち、ガイドシャフト13〜17は、第2フレーム部材9の変位方向と略平行な方向に延びる棒状の部材である。各ガイドシャフト13〜17の延び方向一端側は、図6に示すように、第2フレーム部材9に固定されている。
以下、第1ガイドシャフト13と第2フレーム部材9との固定部を第1固定部19という。第2ガイドシャフト15と第2フレーム部材9との固定部を第2固定部21という。第3ガイドシャフト17と第2フレーム部材9との固定部を第3固定部23という。
各ガイドシャフト13〜17の延び方向他端側それぞれは、第1軸受部25、第2軸受部27、第3軸受部29により支持されている。第1軸受部25、第2軸受部27、第3軸受部29は、第1フレーム部材7に設けられ、各ガイドシャフト13〜17が挿通され、かつ、それらガイドシャフト13〜17をスライド可能に案内支持する。
つまり、第1軸受部25は第1ガイドシャフト13の外周面に滑り接触(以下、摺接ともいう。)する。第2軸受部27は第2ガイドシャフト15の外周面に摺接する。第3軸受部29は第3ガイドシャフト17の外周面に摺接する。以下、第1軸受部25、第2軸受部27及び第3軸受部29を総称する際には、軸受部25〜29と記す。
このため、ガイドシャフト13〜17は、第2フレーム部材9が変位する際に、第2フレーム部材9が当該変位方向と略直交する方向に変位することを規制する案内部材として機能する。つまり、ガイドシャフト13〜17は、略水平方向及び略鉛直方向(上下方向)のガタツキを抑制するとともに、水平軸線及び鉛直軸線回りの回転を抑制するための案内部材である。
本実施形態に係るガイドシャフト13〜17は、金属製の中実丸棒にて構成されている。各軸受部25〜29は略円筒状構成され、かつ、各軸受部25〜29と第1フレーム部材7とは、樹脂に一体成形された一体成形品である。第2フレーム部材9は、圧延鋼板にプレス加工等の塑性加工が施されて成形された部材である。
<変位機構の構成>
変位機構11は、図4〜図6に示すように、少なくともリードスクリュー部11A及び駆動部11B等を有している。リードスクリュー部11Aは、図4に示すように、第1ガイドシャフト13と略平行な方向に延びるとともに、一端側が第2フレーム部材9に連結されたネジ棒状の部材である。
駆動部11Bは、ブラケット11Eを介して第2フレーム部材9に固定されている。当該駆動部11Bは、リードスクリュー部11Aと噛み合うナット部11Cを有するとともに、着席者等のスイッチ操作に応じて当該ナット部11Cを回転させる。
具体的には、駆動部11Bは、第1フレーム部材7と第2フレーム部材9との間に配設されている。当該駆動部11Bには、電動モータ11D及び当該電動モータ11Dの回転をナット部11Cに伝達する歯車機構(図示せず。)が設けられている。
そして、電動モータ11Dは、上記スイッチ操作に応じて正転又は逆転する。このため、第2フレーム部材9、つまりヘッドレスト可動部3Bは、着席者等のスイッチ操作に応じて車両前後方向に変位する。なお、第1フレーム部材7には、リードスクリュー部11Aが貫通可能な貫通穴11Fが設けられている。
<ガイドシャフト等の配置>
図7A及び図7Bに示すように、第2ガイドシャフト15は、第1ガイドシャフト13に対して略鉛直方向及び略水平方向にずれた位置に配設されている。具体的には、第2ガイドシャフト15は、第1ガイドシャフト13に対して略鉛直方向下方及び略水平方向左側にずれた位置に配設されている。
第3ガイドシャフト17は、第1ガイドシャフト13に対して略水平方向にずれた位置に配設されている。具体的には、第3ガイドシャフト17は、第1ガイドシャフト13に対して略水平方向左側にずれた位置に配設されている。
本実施形態では、第1ガイドシャフト13に対する第3ガイドシャフト17の略水平方向のずれ量は、第1ガイドシャフト13に対する第2ガイドシャフト15の略水平方向のずれ量より大きい。
このため、第3ガイドシャフト17は、第2ガイドシャフト15に対して略鉛直方向及び略水平方向にずれた位置に配設された構成となっている。具体的には、第3ガイドシャフト17は、第2ガイドシャフト15に対して略鉛直方向上方及び略水平方向左側にずれた位置に配設されている。
つまり、第1ガイドシャフト13の頂点、第2ガイドシャフトの頂点及び第3ガイドシャフト17の頂点を結ぶ仮想線L1は、図7Bに示すように、三角形を描く。そして、本実施形態では、リードスクリュー部11Aの中心軸線O1は、上記三角形内に位置している。
ガイドシャフト13〜17のうちリードスクリュー部11Aより略鉛直方向上方側に位置するガイドシャフト(以下、上部ガイドシャフトという。)の本数は、ガイドシャフト13〜17のうちリードスクリュー部11Aより略鉛直方向下方側に位置するガイドシャフト(以下、下部ガイドシャフトという。)の本数以上である。
すなわち、本実施形態に係る上部ガイドシャフトは、第1ガイドシャフト13及び第3ガイドシャフト17である。本実施形態に係る下部ガイドシャフトは第2ガイドシャフト15である。つまり、上部ガイドシャフトの本数は2本であり、下部ガイドシャフトの本数は1本である。
<ガイドシャフト及び軸受部の寸法等>
本実施形態では、図5に示すように、複数の軸受部25〜29のうち下部ガイドシャフトと摺接する軸受部(以下、下部軸受部という。)の軸線方向長さL1は、複数の軸受部25〜29のうち下部ガイドシャフトと摺接する軸受部(以下、上部軸受部という。)の軸線方向長さL2より長くなっている。
本実施形態に係る下部軸受部は第2軸受部27である。本実施形態に係る上部軸受部は第1軸受部25及び第3軸受部29である。軸受部25〜29の軸線方向長さとは、ガイドシャフト13〜17と摺接する部位であって、ガイドシャフト13〜17の延び方向と略平行な部位の寸法をいう。
さらに、本実施形態では、下部ガイドシャフト、つまり第2ガイドシャフト15の軸線方向長さL3(図4参照)は、上部ガイドシャフト、つまり第1ガイドシャフト13及び第3ガイドシャフト17の軸線方向長さL4(図4参照)より長くなっている。
ガイドシャフト13〜17の軸線方向長さとは、軸受部25〜29と摺接する部位であって、ガイドシャフト13〜17の延び方向と略平行な部位の寸法をいう。なお、本実施形態では、第1軸受部25の軸線方向長さと第3軸受部29の軸線方向長さとは同一である。第1ガイドシャフト13の軸線方向長さと第3ガイドシャフト17の軸線方向長さとは同一寸法である。
<各ガイドシャフトと第2フレーム部材との固定構造>
各ガイドシャフト13〜17は、図5及び図6に示すように、各ガイドシャフト13〜17の延び方向一端側が第2フレーム部材9に挿入された状態で固定されている。すなわち、第1固定部19〜第3固定部23それぞれには、図8に示すように、各ガイドシャフト13〜17が挿入される挿入穴19A、21A、23Aが設けられている。
挿入穴19Aには、第1ガイドシャフト13の延び方向一端側が第1フレーム部材7側から挿入されている。挿入穴21Aには、第2ガイドシャフト15の延び方向一端側が第1フレーム部材7側から挿入されている。
挿入穴23Aには、第3ガイドシャフト17の延び方向一端側が第1フレーム部材7側から挿入されている。各ガイドシャフト13〜17の延び方向一端側には、図4に示すように、雄ネジ部13A、15A、17Aが設けられている。
そして、各雄ネジ部13A、15A、17Aには、第1フレーム部材7と反対側からナット19B、21B、23Bが組み付けられている。つまり、ナット19Bは、第1ガイドシャフト13を第1固定部19に締結する第1締結部材の一例である。
ナット21Bは、第2ガイドシャフト15を第2固定部21に締結する第2締結部材の一例である。ナット23Bは、第3ガイドシャフト17を第3固定部23に締結する第3締結部材の一例である。
各雄ネジ部13A、15A、17Aの第1フレーム部材7側には、それら雄ネジ部13A、15A、17Aの直径寸法より大きい外形寸法を有する段付き部13B、15B、17Bが設けられている。なお、雄ネジ部13A、15A、17AのサイズはM5である。
これにより、各雄ネジ部13A、15A、17Aに各ナット19B、21B、23Bが組み付けられた際に、第2フレーム部材9が各ナット19B、21B、23Bと各段付き部13B、15B、17Bとにより挟持された状態となる。
なお、本実施形態では、鍔状のフランジにより段付き部13B、15B、17Bが構成されている。また、本実施形態では、第1固定部19及び第3固定部23は、第2固定部21より第1フレーム部材7側に突出した部位に設けられている。
挿入穴21A(以下、第2挿入穴21Aという。)と第2ガイドシャフト15との最大隙間寸法は、挿入穴19A(以下、第1挿入穴19Aという。)と第1ガイドシャフト13との最大隙間寸法より大きい。つまり、第2挿入穴21Aと雄ネジ部15Aとの隙間寸法は、第1挿入穴19Aと雄ネジ部13Aとの隙間寸法より大きい。
そして、挿入穴23A(以下、第3挿入穴23Aという。)と第3ガイドシャフト17との最大隙間寸法は、第1挿入穴19Aと第1ガイドシャフト13との最大隙間寸法より大きい。つまり、第3挿入穴23Aと雄ネジ部17Aとの隙間寸法は、第1挿入穴19Aと雄ネジ部13Aとの隙間寸法より大きい。
具体的には、第1挿入穴19Aは丸穴状である。第2挿入穴21Aは、第1挿入穴19Aより内径寸法が大きい丸穴状である。第3挿入穴23Aは、略水平方向が長径方向となる長穴状である。なお、長穴状とは、長円や紡錘状も含む意味である。
そして、第3挿入穴23Aの長径寸法は、第1挿入穴19Aの内径寸法より大きく、第3挿入穴23Aの短径寸法は、第1挿入穴19Aの内径寸法と同一である。なお、本実施形態では、第3挿入穴23Aの長径寸法は、第2挿入穴21Aの内径寸法と同じである。
各ガイドシャフト13〜17の延び方向他端側には、図7Bに示すように、回転規制部13C、15C、17Cが設けられている。各回転規制部13C、15C、17Cは、各ガイドシャフト13〜17が回転することを規制するため部位である。
各回転規制部13C、15C、17Cは、少なくとも2つ(本実施形態では、6つ)の平面を有して構成されている。それらの平面は、図9A及び図9Bに示すように、各ガイドシャフト13〜17の延び方向他端から一端側に陥没した穴部の内周面に設けられている。
つまり、本実施形態に係る回転規制部13C、15C、17Cは、各ガイドシャフト13〜17の延び方向他端から一端側に陥没した六角穴に構成されている。当該六角穴はヘキサゴンレンチ等が挿入可能な穴部である。
2.3 ヘッドレストの製造方法
第1フレーム部材7、第2フレーム部材9及びガイドシャフト13〜17は、図10に示す製造工程を有する。つまり、ヘッドレストの製造方法においては、少なくとも以下の製造工程を有する。
すなわち、第1挿入工程(S1)では、各ガイドシャフト13〜17が第1軸受部25〜第3軸受部29それぞれに挿入される。
第1挿入工程(S1)の終了後に実施される第2挿入工程(S2)では、各ガイドシャフト13〜17の延び方向一端側、つまり各雄ネジ部13A、15A、17Aが、第1挿入穴19A〜第3挿入穴23Aそれぞれに挿入される。
そして、第2挿入工程(S2)の終了後に実施される固定工程(S3)では、各ガイドシャフト13〜17が第1固定部19〜第3固定部23それぞれに固定される。つまり、固定工程(S3)では、各雄ネジ部13A、15A、17Aにナット19B、21B、23Bそれぞれが組み付けられる。
なお、固定工程(S3)においては、回転規制部13C、15C、17Cをなす各六角穴にヘキサゴンレンチ等が挿入された状態で、ナット19B、21B、23Bが締め付けられる。
3.本実施形態に係るヘッドレストの特徴
本実施形態では、第2ガイドシャフト15は、第1ガイドシャフト13に対して略鉛直方向及び略水平方向にずれた位置に配設されている。これにより、第1ガイドシャフト13及び第2ガイドシャフト15により、第2フレーム部材9は、略鉛直方向及び略水平方向を回転中心とする回転変位が規制される。
同様に、第3ガイドシャフト17は、第2ガイドシャフト15に対して略鉛直方向及び略水平方向にずれた位置に配設されている。これにより、第2ガイドシャフト15及び第3ガイドシャフト17により、第2フレーム部材9は、略鉛直方向及び略水平方向を回転中心とする回転変位が規制される。
したがって、本実施形態によれば、ヘッドレスト可動部3Bを支持する際の支持剛性を向上可能なヘッドレスト1を得ることが可能となる。
第2フレーム部材9は、少なくとも3本のガイドシャフト13〜17にて支持された構成となるので、例えば、第1ガイドシャフト13及び第2ガイドシャフト15のみで第2フレーム部材9を支持した場合に比べて、支持剛性を向上させることが可能となる。
リードスクリュー部11Aの中心軸線は、第1ガイドシャフト13、第2ガイドシャフト及び第3ガイドシャフト17を頂点として描かれる仮想の三角形内に位置している。これにより、第2フレーム部材9を滑らかに変位可能な構成とし、かつ、持剛性を向上させることが可能となる。なお、仮想の三角形の重心(面心)位置にリードスクリュー部11Aの中心軸線が配設されていると、更に好適である。
変位機構11の駆動部11Bは、第1フレーム部材7と第2フレーム部材9との間に配設されている。これにより、ヘッドレスト1内に駆動部11Bを収納することができるので、ヘッドレスト1の前後方向寸法が大型化することを抑制できる。
リードスクリュー部11Aより略鉛直方向上方側に位置するガイドシャフトの本数は、リードスクリュー部11Aより略鉛直方向下方側に位置するガイドシャフトの本数以上である。
これにより、略鉛直方向上方側の支持剛性を高めることができるので、ヘッドレスト1に対して略鉛直方向下向きの力が作用した場合に、当該力に対して十分に対抗できる支持剛性を得ることが可能となる。
そして、下部軸受部27の軸線方向長さL1は、上部軸受部25、29の軸線方向長さL2より長い。これにより、略鉛直方向下方側に位置する第2ガイドシャフト15を広い範囲で支持することが可能となる。
さらに、下部ガイドシャフト15の軸線方向長さL3は、上部ガイドシャフト13、17の軸線方向長さL4より長い。これにより、第2ガイドシャフト15を確実に広い範囲で支持することが可能となる。
本実施形態では、各ガイドシャフト13〜17の外周面に摺接する第1軸受部25〜第3軸受部29を備える。これにより、各ガイドシャフト13〜17は、第1軸受部25〜第3軸受部29に摺接しながら案内されて変位するので、第2フレーム部材9の支持剛性を向上させることができ得る。
ところで、第1ガイドシャフト13と第1軸受部25との隙間、第2ガイドシャフト15と第2軸受部27との隙間、及び第3ガイドシャフト17と第3軸受部29との隙間が小さくなるほど、各ガイドシャフト13〜17は、ガタつくことなく滑らかに変位できるので、第2フレーム部材9の支持剛性を向上させることができる。
しかし、第1軸受部25に対する第2軸受部27の相対位置ずれが大きくなると、例えば、第1ガイドシャフト13が第1挿入穴19Aに挿入され、かつ、第2ガイドシャフト15が第2軸受部27に接触している状態において、第2ガイドシャフト15の中心軸線が第2挿入穴21Aの中心に対してずれ、かつ、第3ガイドシャフト17の中心軸線が第3挿入穴23Aの中心に対してずれた偏心状態になる可能性がある。
上記の偏心状態においては、第2ガイドシャフト15と第2軸受部27との接触面圧、及び第3ガイドシャフト17と第3挿入穴23Aとの接触面圧が過度に大きくなる。このため、第2ガイドシャフト15及び第3ガイドシャフト17を変位させる際の抵抗力が大きくなるとともに、第2ガイドシャフト15及び第2軸受部27、並びに第3ガイドシャフト17及び第3挿入穴23Aが早期偏摩耗する、という問題が発生するおそれがある。
これに対して、例えば、第2ガイドシャフト15と第2軸受部27との隙間、及び第3ガイドシャフト17と第3挿入穴23Aとの隙間を大きくすれば、上記問題の発生を抑制できる。
しかし、当該隙間を大きくすると、第2ガイドシャフト15及び第3ガイドシャフト17のガタつきが大きくなり、滑らかに第2ガイドシャフト15及び第3ガイドシャフト17を変位させることが困難となるので、第2フレーム部材9の支持剛性を向上させることができない。
これに対して、本実施形態では、第2挿入穴21Aと第2ガイドシャフト15との最大隙間寸法が第1挿入穴19Aと第1ガイドシャフト13との最大隙間寸法より大きく、かつ、第3挿入穴23Aと第3ガイドシャフト17との最大隙間寸法が第1挿入穴19Aと第1ガイドシャフト13との最大隙間寸法より大きい。
したがって、偏心状態が発生した場合であっても、その偏心を吸収することができ得る。延いては、本実施形態に係るヘッドレスト1では、ヘッドレスト可動部3Bを支持する際の支持剛性を向上させることが可能となる。
第1挿入穴19Aは丸穴状であり、第2挿入穴21Aは、第1挿入穴19Aより内径寸法が大きい丸穴状であり、第3挿入穴23Aは、略水平方向が長径方向となる長円状である。これにより、偏心状態が発生した場合であっても、その偏心を吸収することができ得る。
各ガイドシャフト13〜17それぞれには、ガイドシャフト13〜17が回転することを規制するための回転規制部13C、15C、17Cが設けられている。これにより、ナット19B、21B、23Bが回転させられて各ガイドシャフト13〜17それぞれに締め込まれる際に、各ガイドシャフト13〜17がナット19B、21B、23Bと共に回転してしまうことを規制できる。
回転規制部13C、15C、17Cが六角穴で構成されているので、各ガイドシャフト13〜17の変位を阻害することを抑制できる。
つまり、各ガイドシャフト13〜17の外周面は各軸受部25〜29と摺接する部位である。このため、仮に、回転規制部13C、15C、17Cが各ガイドシャフト13〜17の外周面に設けられていると、各ガイドシャフト13〜17の変位を阻害するおそれがある。
しかし、本実施形態に係る回転規制部13C、15C、17Cは、ガイドシャフト13〜17の延び方向他端から一端側に陥没した穴部の内周面に設けられているので、各ガイドシャフト13〜17の変位を阻害することはない。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、3本のガイドシャフト13〜17が設けられていた。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、2本のガイドシャフト、又は4本以上のガイドシャフトであってもよい。
上述の実施形態では、3本のガイドシャフト13〜17のうちガイドシャフト13を特許請求の範囲に記載された第1ガイドシャフトとし、3本のガイドシャフト13〜17のうちガイドシャフト15を特許請求の範囲に記載された第2ガイドシャフトとし、3本のガイドシャフト13〜17のうちガイドシャフト17を特許請求の範囲に記載された第3ガイドシャフトとした。
しかし、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、3本のガイドシャフト13〜17のうちガイドシャフト17を特許請求の範囲に記載された第1ガイドシャフトとした構成、又は3本のガイドシャフト13〜17のうちガイドシャフト17を特許請求の範囲に記載された第2ガイドシャフトとした構成等であってもよい。
上述の実施形態では、各ガイドシャフト13〜17は、それらの延び方向一端側が第2フレーム部材9に固定され、各軸受部25〜29が第1フレーム部材7に設けられていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、各ガイドシャフト13〜17が第1フレーム部材7に固定され、各軸受部25〜29が第2フレーム部材9に設けられた構成であってもよい。また、第1フレーム部材7及び第2フレーム部材9を金属製とした構成、又は第1フレーム部材7及び第2フレーム部材9を樹脂製とした構成であってもよい。
上述の実施形態では、各軸受部25〜29は略円筒状構成され、かつ、各軸受部25〜29と第1フレーム部材7とは、樹脂に一体成形された一体成形品であった。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、各軸受部25〜29を別部品として製造した後、第1フレーム部材7に組み付けた構成であってもよい。
上述の実施形態に係るガイドシャフト13〜17は、金属製の中実丸棒にて構成されていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、角棒、角筒状、又は円筒状(丸パイプ)の部材にて各ガイドシャフト13〜17を構成してもよい。
上述の実施形態に係る変位機構11は、着席者等によるスイッチ操作によって稼働する電動式の変位機構であった。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、操作ハンドルや操作ダイヤル等により手動式の駆動部11Bとした構成、及び車両等に所定以上の加速度が作用したときに自動的に駆動部11Bが稼働する構成等であってもよい。
上述の実施形態に係る変位機構11は、リードスクリュー部11Aの回転により第2フレーム部材9を変位させる構成であった。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、Xリンク機構を利用した変位機構11であってもよい。
上述の実施形態に係る変位機構11は、リードスクリュー部11Aの延び方向一端が第2フレーム部材9に固定され、かつ、他端側が第1フレーム部材7に固定された駆動部11Bにより構成されていた。
しかし、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、リードスクリュー部11Aの延び方向他端が第1フレーム部材7に固定され、かつ、他端側が第2フレーム部材9に固定された駆動部11Bにより構成された構成であってもよい。
上述の実施形態では、駆動部11Bが第1フレーム部材7と第2フレーム部材9との間に配設されていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、第1フレーム部材7を挟んで第2フレーム部材9と反対側、つまり第1フレーム部材7の後方側に駆動部11Bが配設された構成であってもよい。
上述の実施形態に係るリードスクリュー部11Aは、第1ガイドシャフト13、第2ガイドシャフト及び第3ガイドシャフト17を頂点として描かれる仮想の多角形内に位置していた。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、当該多角形外にリードスクリュー部11Aが位置していてもよい。
上述の実施形態では、上部ガイドシャフトの本数が下部ガイドシャフトの本数より多い構成であって。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、上部ガイドシャフトの本数と下部ガイドシャフトの本数とを同数とした構成、又は上部ガイドシャフトの本数が下部ガイドシャフトの本数より少ない構成であってもよい。
上述の実施形態では、下部軸受部の軸線方向長さL1が上部軸受部の軸線方向長さL2より長い構成であった。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、下部軸受部の軸線方向長さL1と上部軸受部の軸線方向長さL2とが同一長さである構成、又は下部軸受部の軸線方向長さL1が上部軸受部の軸線方向長さL2より短い構成であってもよい。
上述の実施形態では、下部ガイドシャフトの軸線方向長さL3が上部ガイドシャフトの軸線方向長さL4より長い構成であった。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、下部ガイドシャフトの軸線方向長さL3と上部ガイドシャフトの軸線方向長さL4とが同一長さである構成、又は下部ガイドシャフトの軸線方向長さL3が上部ガイドシャフトの軸線方向長さL4より短い構成であってもよい。
上述の実施形態では、第1挿入穴19Aは丸穴状であり、第2挿入穴21Aは第1挿入穴19Aより内径寸法が大きい丸穴状であり、第3挿入穴23Aは、略水平方向が長径方向となる長円状の穴であった。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、第1挿入穴19A〜第3挿入穴23Aを全て丸穴としてもよい。
上述の実施形態に係る各ガイドシャフト13〜17は、ぞれぞれの雄ネジ部13A、15A、17Aにナット19B、21B、23Bが締め込まれることにより第2フレーム部材9に固定されていた。
しかし、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、各ガイドシャフト13〜17が第1挿入穴19A〜第3挿入穴23Aに挿入された状態で、それらの延び方向一端を潰すように塑性変形させてカシメ固定してもよい。
上述の実施形態では、各ガイドシャフト13〜17の延び方向他端から一端側に陥没した六角穴により各回転規制部13C、15C、17Cが構成されていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、回転規制部13C、15C、17Cが第2フレーム部材9側に設けられた構成、回転規制部13C、15C、17Cが廃止された構成、ガイドシャフト13〜17の外周面が多角形状とされた構成、又は当該外周面に突起を設けた構成等であってもよい。
なお、回転規制部13C、15C、17Cを廃止した場合には、インパクトレンチ等にてナット19B、21B、23Bを締め込むことが望ましい。また、回転規制部13C、15C、17Cが第2フレーム部材9側に設けられた構成においては、例えば、雄ネジ部13A、15A、17Aの不完全ネジ部側に二面幅を設け、当該二面幅を回転規制部13C、15C、17Cとしてもよい。
上述の実施形態では、自動車の後部シートに本発明に係るヘッドレスト1を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、自動車の前部シート、鉄道車両のシート又は航空機用シート等にも適用可能である。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1… ヘッドレスト 3… 本体 3A… ヘッドレスト本体部
3B… ヘッドレスト可動部 5… ステー部材 7… 第1フレーム部材
9… 第2フレーム部材 11… 変位機構 11A… リードスクリュー部
11B… 駆動部 11E… ブラケット 11C… ナット部
11D… 電動モータ 11F… 貫通穴 13… 第1ガイドシャフト
15… 第2ガイドシャフト 17… 第3ガイドシャフト 19… 第1固定部
19A… 第1挿入穴 21… 第2固定部 21A… 第2挿入穴
23… 第3固定部 23A… 第3挿入穴 25… 第1軸受部
27… 第2軸受部 29… 第3軸受部

Claims (8)

  1. シートに着席した者の頭部を後方側から支持するとともに、シートバックの上端側に装着されるヘッドレスト本体部と、
    前記ヘッドレスト本体部の前方側に配設され、当該ヘッドレスト本体部に対して前後方向に相対変位可能なヘッドレスト可動部とを有するヘッドレストにおいて、
    前記ヘッドレスト本体部を構成する第1フレーム部材と、
    前記ヘッドレスト可動部を構成するとともに、前記第1フレーム部材に対して変位可能な第2フレーム部材と、
    前記第2フレーム部材を前記第1フレーム部材に対して変位させる変位機構と、
    前記第1フレーム部材及び前記第2フレーム部材のうちいずれか一方の部材に固定され、前記第2フレーム部材の変位方向と略平行な方向に延びて当該他方の部材が前記変位方向と略平行な方向に変位することを案内するための第1ガイドシャフトと、
    前記第1フレーム部材及び前記第2フレーム部材のうち他方の部材に設けられ、前記第1ガイドシャフトが挿通される第1軸受部と、
    前記第1フレーム部材及び前記第2フレーム部材のうちいずれか一方の部材に固定され、前記第1ガイドシャフトと略平行な方向に延びて当該他方の部材が前記変位方向と略平行な方向に変位することを案内するための第2ガイドシャフトと、
    前記第1フレーム部材及び前記第2フレーム部材のうち他方の部材に設けられ、前記第2ガイドシャフトが挿通される第2軸受部と、
    前記第1フレーム部材及び前記第2フレーム部材のうち前記第1ガイドシャフトが固定された部材に設けられ、前記第1ガイドシャフトの一端側が挿入された第1挿入穴を有する第1固定部と、
    前記第1フレーム部材及び前記第2フレーム部材のうち前記第2ガイドシャフトが固定された部材に設けられた第2固定部であって、前記第2ガイドシャフトの一端側が挿入された第2挿入穴を有する第2固定部とを備え、
    前記第2挿入穴と前記第2ガイドシャフトとの最大隙間寸法が、前記第1挿入穴と前記第1ガイドシャフトとの最大隙間寸法より大きいヘッドレスト。
  2. 前記第2ガイドシャフトは、前記ヘッドレスト本体部がシートバックに装着された状態において、前記第1ガイドシャフトに対して略鉛直方向及び略水平方向にずれた位置にあり、
    さらに、前記第1挿入穴は丸穴状であり、かつ、前記第2挿入穴は、前記第1挿入穴より内径寸法が大きい丸穴状である請求項1に記載のヘッドレスト。
  3. 前記第2ガイドシャフトは、前記ヘッドレスト本体部がシートバックに装着された状態において、前記第1ガイドシャフトに対して略水平方向にずれた位置にあり、
    さらに、前記第1挿入穴は丸穴状であり、かつ、前記第2挿入穴は、略水平方向が長径方向となる長円状の穴である請求項1に記載のヘッドレスト。
  4. 前記第1フレーム部材及び前記第2フレーム部材のうちいずれか一方の部材に固定され、前記第1ガイドシャフトと略平行な方向に延びて当該他方の部材が前記変位方向と略平行な方向に変位することを案内するための第3ガイドシャフトと、
    前記第1フレーム部材及び前記第2フレーム部材のうち他方の部材に設けられ、前記第3ガイドシャフトが挿通される第3軸受部と、
    前記第1フレーム部材及び前記第2フレーム部材のうち前記第3ガイドシャフトが固定された部材に設けられた第3固定部であって、前記第3ガイドシャフトの一端側が挿入された第3挿入穴を有する第3固定部とを備え、
    前記第3ガイドシャフトは、前記ヘッドレスト本体部がシートバックに装着された状態において、前記第1ガイドシャフトに対して略水平方向にずれた位置に配設され、
    前記第3挿入穴と前記第3ガイドシャフトとの最大隙間寸法が前記第1挿入穴と前記第1ガイドシャフトとの最大隙間寸法より大きく、
    前記第2ガイドシャフトは、前記ヘッドレスト本体部がシートバックに装着された状態において、前記第1ガイドシャフトに対して略鉛直方向及び略水平方向にずれた位置にあり、
    前記第1挿入穴は丸穴状であり、
    前記第2挿入穴は、前記第1挿入穴より内径寸法が大きい丸穴状であり、
    さらに、前記第3挿入穴は、略水平方向が長径方向となる長円状の穴である請求項1に記載のヘッドレスト。
  5. 前記第1ガイドシャフトの前記一端側は、ネジ部を有する第1締結部材により前記第1固定部に締結固定され、
    前記第2ガイドシャフトの前記一端側は、ネジ部を有する第2締結部材により前記第2固定部に締結固定され、
    さらに、前記第1ガイドシャフト及び前記第2ガイドシャフトそれぞれには、前記第1締結部材及び前記第2締結部材の回転時に前記第1ガイドシャフト及び前記第2ガイドシャフトが回転することを規制するための回転規制部が設けられている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のヘッドレスト。
  6. 前記回転規制部は、前記第1ガイドシャフト及び前記第2ガイドシャフトの他端側に設けられている請求項5に記載のヘッドレスト。
  7. 前記回転規制部は、少なくとも2つの平面部を有して構成され、
    前記2つの平面部は、前記第1ガイドシャフト及び前記第2ガイドシャフトの他端から前記一端側に陥没した穴部の内周面に設けられている請求項6に記載のヘッドレスト。
  8. シートに着席した者の頭部を後方側から支持するとともに、シートバックの上端側に装着されるヘッドレスト本体部と、
    前記ヘッドレスト本体部の前方側に配設され、当該ヘッドレスト本体部に対して前後方向に相対変位可能なヘッドレスト可動部と、
    前記ヘッドレスト本体部を構成する第1フレーム部材と、
    前記ヘッドレスト可動部を構成するとともに、前記第1フレーム部材に対して変位可能な第2フレーム部材と、
    前記第2フレーム部材を前記第1フレーム部材に対して変位させる変位機構と、
    前記第1フレーム部材及び前記第2フレーム部材のうちいずれか一方の部材に固定され、前記第2フレーム部材の変位方向と略平行な方向に延びて当該他方の部材が前記変位方向と略平行な方向に変位することを案内するための第1ガイドシャフトと、
    前記第1フレーム部材及び前記第2フレーム部材のうち他方の部材に設けられ、前記第1ガイドシャフトが挿通される第1軸受部と、
    前記一方の部材に固定され、前記第1ガイドシャフトと略平行な方向に延びて当該他方の部材が前記変位方向と略平行な方向に変位することを案内するための第2ガイドシャフトと、
    前記他方の部材に設けられ、前記第2ガイドシャフトが挿通される第2軸受部と、
    前記一方の部材に設けられ、前記第1ガイドシャフトの一端側が挿入された第1挿入穴を有する第1固定部と、
    前記一方の部材に設けられた第2固定部であって、前記第2ガイドシャフトの一端側が挿入された第2挿入穴を有する第2固定部と備え、
    前記第2挿入穴と前記第2ガイドシャフトとの最大隙間寸法が、前記第1挿入穴と前記第1ガイドシャフトとの最大隙間寸法より大きいヘッドレストの製造方法であって、
    前記第1ガイドシャフト及び前記第2ガイドシャフトそれぞれを、前記第1軸受部及び前記第2軸受部それぞれに挿入する第1挿入工程、
    前記第1挿入工程の後、前記第1ガイドシャフトの一端側及び前記第2ガイドシャフトの一端側それぞれを、前記第1挿入穴及び前記第2挿入穴それぞれに挿入する第2挿入工程、並びに
    前記第2挿入工程の後、前記第1ガイドシャフトの一端側及び前記第2ガイドシャフトの一端側それぞれを、前記第1固定部及び前記第2固定部それぞれに固定する固定工程
    を具備するヘッドレストの製造方法。
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