JP2017207999A - 制御システム、管理装置、及び、制御システムの制御方法 - Google Patents

制御システム、管理装置、及び、制御システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】顧客が選択した商品に応じて的確なスタッフを呼出すことができるようにする。【解決手段】商品が陳列される店舗のスタッフが携帯可能な複数の携帯機器11と、商品に担持されている商品情報を取得して送信する商品情報取得装置10と、商品情報取得装置10が送信した商品情報を受信する通信部43、商品情報と商品が陳列された位置に関する商品位置情報とを関連付けて記憶する記憶部42、携帯機器11に呼出し情報を送信する通信部43、並びに、商品情報取得装置10から商品情報を通信部43で受信したときに、受信した商品情報と記憶部42に記憶する商品情報及び/又は商品位置情報とに基づいて携帯機器11を選定し、選定した携帯機器11に対して通信部43に呼出し情報を送信させる制御部40を有する管理装置12と、を備えることを特徴とする制御システム1。【選択図】図3

Description

本発明は、制御システム、管理装置、及び、制御システムの制御方法に関する。
従来、店舗において、顧客を接客することを目的として、スタッフ(店員)を呼出す制御システム(接客支援システム)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−238044号公報
上述した制御システムのように、店舗において顧客の接客のためにスタッフを呼出すシステムでは、顧客が選択した商品に応じて的確なスタッフを呼出すことができれば、商品の販売機会の拡充につながり、顧客満足度の向上につながる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、制御システム、及び、管理装置について、顧客が選択した商品に応じて的確なスタッフを呼出すことができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の制御システムは、商品が陳列される店舗のスタッフが携帯可能な複数の携帯機器と、前記商品に担持されている商品情報を取得して送信する商品情報取得装置と、前記商品情報取得装置が送信した前記商品情報を受信する受信部、前記商品情報と前記商品が陳列された位置に関する商品位置情報とを関連付けて記憶する記憶部、前記携帯機器に呼出し情報を送信する送信部、並びに、前記商品情報取得装置から前記商品情報を前記受信部で受信したときに、受信した前記商品情報と前記記憶部に記憶する前記商品情報及び/又は前記商品位置情報とに基づいて前記携帯機器を選定し、選定した前記携帯機器に対して前記送信部に前記呼出し情報を送信させる制御部を有する管理装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、管理装置は、商品情報、及び/又は、商品位置情報に基づいて、携帯機器を選定し、選定した携帯機器に対して呼出し情報を送信するため、顧客が選択した商品に応じて的確なスタッフを呼出すことができる。
また、本発明は、前記管理装置の記憶部は、前記携帯機器の位置に関する携帯機器位置情報を記憶し、前記管理装置の制御部は、前記商品情報取得装置から前記商品情報を前記受信部で受信したときに、受信した前記商品情報と、前記記憶部に記憶する前記携帯機器位置情報とに基づいて、前記携帯機器を選定することを特徴とする。
本発明の構成によれば、スタッフが、商品が陳列された位置に至るまでに要する時間を短くすることが可能であり、顧客の待ち時間が短くなり、顧客満足度の向上を図ることができる。
また、本発明は、前記管理装置の記憶部は、前記携帯機器を携帯可能な前記スタッフに関するスタッフ情報を記憶し、前記管理装置の制御部は、前記商品情報取得装置から前記商品情報を前記受信部で受信したときに、受信した前記商品情報と、前記記憶部に記憶する前記スタッフ情報とに基づいて、前記携帯機器を選定することを特徴とする。
本発明の構成によれば、制御システムにより、顧客が選択した商品に応じて、より的確なスタッフを呼出すことができる。
また、本発明は、前記スタッフ情報は、前記スタッフが担当可能な前記商品の分類に関する情報を含み、前記管理装置の記憶部は、前記商品情報と前記商品の分類を示す情報とを関連付けて記憶し、前記管理装置の制御部は、前記商品情報取得装置から前記商品情報を前記受信部で受信したときに、受信した前記商品情報と、前記記憶部に記憶する前記スタッフ情報とに基づいて、前記携帯機器を選定することを特徴とする。
本発明の構成によれば、顧客が選択した商品の分類を担当可能なスタッフが呼出されるため、制御システムにより、より的確なスタッフを呼出すことができ、顧客満足度を向上できる。
また、本発明は、前記商品情報取得装置は、前記商品を選択した顧客から前記顧客固有の顧客情報を取得し、取得した前記顧客情報を前記商品情報と共に送信し、前記管理装置の記憶部は、前記携帯機器を携帯する前記スタッフが専属的に担当する前記顧客に関する情報を含むスタッフ情報を記憶し、前記管理装置の制御部は、前記商品情報取得装置から前記商品情報及び前記顧客情報を前記受信部で受信したときに、受信した前記顧客情報と、前記記憶部に記憶する前記スタッフ情報とに基づいて、前記携帯機器を選定することを特徴とする。
本発明の構成によれば、商品を選択した顧客を専属的に担当するスタッフが呼出されるため、制御システムにより、より的確なスタッフを呼出すことができ、顧客満足度を向上できる。
また、本発明は、前記商品情報取得装置は、前記商品を選択した顧客の顔を撮影可能なカメラを有し、前記商品を選択した前記顧客の顔を前記カメラで撮影し、撮影結果に基づいて撮影画像データを取得し、取得した前記撮影画像データを前記商品情報と共に送信し、前記管理装置の制御部は、前記商品情報取得装置から前記商品情報及び前記撮影画像データを前記受信部で受信したときに、受信した前記商品情報と前記記憶部に記憶する商品情報及び/又は前記商品位置情報とに基づいて前記携帯機器を選定し、選定した前記携帯機器に対して、前記撮影画像データを含む前記呼出し情報を前記送信部に送信させ、前記携帯機器は、前記呼出し情報を受信し、受信した前記呼出し情報に含まれる前記撮影画像データに基づいて前記顧客の顔に係る画像を表示することを特徴とする。
本発明の構成によれば、スタッフは、携帯機器に表示された顧客の顔に係る画像を参照することにより、自身が接客を行うべき顧客の顔を認識できる。
また、本発明は、前記商品情報取得装置は、前記店舗の所定の位置に設けられることを特徴とする。
本発明の構成によれば、店舗に設けられた商品情報取得装置を用いて、顧客が選択した商品に応じて的確なスタッフを呼出すことができる。
また、本発明は、前記商品情報取得装置は、前記商品情報を取得した場合、前記商品が陳列された位置で前記スタッフを待つことを促す情報を報知することを特徴とする。
本発明の構成によれば、商品を選択した顧客は、接客を受けるために自身が待機すべき位置を確実に認識できる。
また、本発明は、前記商品情報取得装置は、前記店舗に用意されたショッピングカートに設けられることを特徴とする。
本発明の構成によれば、店舗において、顧客が、ショッピングカートを利用して買い物をすることを好適に利用して、商品情報取得装置を適切な位置に設けることができる。
また、本発明は、前記商品情報取得装置は、前記商品を選択した顧客が保有する端末であることを特徴とする。
本発明の構成によれば、顧客が保有する端末を、商品情報取得装置として使用することができ、店舗に専用の装置を設ける必要がない。
また、本発明は、前記商品情報取得装置は、前記商品のコードを読み取ることによって前記商品情報を取得することを特徴とする。
本発明の構成によれば、商品情報取得装置は、商品のコードを利用して、商品情報を取得できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、商品情報取得装置、及び、商品が陳列された店舗のスタッフが携帯可能な複数の携帯機器と通信可能な管理装置であって、前記商品情報取得装置が取得して送信した商品に担持されている商品情報を受信する受信部と、前記商品情報と前記商品が陳列された位置に関する商品位置情報とを関連付けて記憶する記憶部と、前記携帯機器に呼出し情報を送信する送信部と、前記商品情報取得装置から前記商品情報を前記受信部で受信したときに、受信した前記商品情報と、前記記憶部に記憶する商品情報及び/又は前記商品位置情報とに基づいて前記携帯機器を選定し、選定した前記携帯機器に対して前記呼出し情報を前記送信部に送信させる制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、管理装置は、商品情報及び/又は商品位置情報に基づいて、携帯機器を選定し、選定した携帯機器に対して呼出し情報を送信するため、顧客が選択した商品に応じて的確なスタッフを呼出すことができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の制御システムの制御方法は、商品情報取得装置で、店舗に陳列された商品に担持されている商品情報を取得して送信し、管理装置で、前記商品情報と前記商品が陳列された位置に関する商品位置情報とを関連付けて記憶し、前記商品情報取得装置が取得して送信した前記商品情報を受信し、受信した前記商品情報と管理装置で記憶している前記商品情報及び/又は前記商品位置情報とに基づいて前記店舗のスタッフが携帯可能な複数の携帯機器から選定し、選定した前記携帯機器に対して呼出し情報を送信することを特徴とする。
本発明の構成によれば、管理装置は、商品情報及び/又は商品位置情報に基づいて、携帯機器を選定し、選定した携帯機器に対して呼出し情報を送信するため、顧客が選択した商品に応じて的確なスタッフを呼出すことができる。
本実施形態に係る制御システムでサービスが提供される店舗を示す図。 制御システムのネットワーク図。 制御システムの各装置の機能的構成を示すブロック図。 携帯機器、及び、管理装置の動作を示すフローチャート。 携帯機器情報管理データベースを示す図。 スタッフ情報管理データベースを示す図。 商品情報管理データベースを示す図。 制御システムの各装置の動作を示すフローチャート。 管理装置の動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る制御システム1によるサービスが提供される店舗TPの所定のフロアーFLの一部を説明に適した態様で模式的に示す図である。図1では、図中で矢印により示すように方位(東、西、南、北。)が存在するものとする。
本実施形態に係る店舗TPは、複数のフロアーFLを有し、各フロアーFLにおいて、衣料品、アクセサリー、玩具、文具、書籍、食料品等の商品が陳列され、販売される小売店である。店舗TPは、例えば百貨店であり、また例えばショッピングセンターである。
図1に示すように、店舗TPのフロアーFLには、例えば、4つの陳列棚CDが設けられる。具体的には、店舗TPのフロアーFLには、西から東に向かって、第1陳列棚CD1、第2陳列棚CD2、第3陳列棚CD3、及び、第4陳列棚CD4の4つの陳列棚CDが設けられる。
陳列棚CDは、商品が陳列される棚である。商品は、その種類ごとに、事前に定められた所定の陳列棚CDの所定の位置に陳列される。
陳列棚CDのそれぞれは、西に向かって露出する棚(以下、「西側棚」という。)と、東に向かって露出する棚(以下、「東側棚」という。)と、を備える。また、陳列棚CDの棚のそれぞれは、所定の幅を持った複数のブロックに分けられる。例えば、第1陳列棚CD1の西側棚は、北から南に向かって第1ブロックBL1〜第4ブロックBL4の4つのブロックに分けられ、第1陳列棚CD1の東側棚は、北から南に向かって第5ブロックBL5〜第8ブロックBL8に分けられる。
4つの陳列棚CDのそれぞれの南側には、商品情報取得装置10が設けられる。商品情報取得装置10については、後述する。
また、店舗TPのフロアーFLには、レジカウンターLCが設けられる。レジカウンターLCは、顧客が会計を行う場所である。レジカウンターLCには、少なくとも、レシートを発行可能な印刷装置と、印刷装置を制御するホストコンピューターとが設けられる。
店舗TPのフロアーFLには、複数のスタッフが滞在する。スタッフは、フロアーFLに滞在し、顧客に対する接客や、陳列棚CDへの商品の補充、レジカウンターLCにおける会計等、フロアーFLにおいて店舗TPの業務に従事する者である。
スタッフのそれぞれには、事前に、携帯機器11が付与される。スタッフは、自身に付与された携帯機器11を携帯する。本実施形態に係る携帯機器11は、タブレット型(板状)のタブレット端末であり、ポケットに入れたり、ネックストラップを介して首に掛けたりする等して、スタッフが持ち運び可能な程度に小型である。
携帯機器11については、後述する。
図2は、制御システム1のネットワーク図である。
店舗TPには、複数の無線LANルーターRTを含むローカルエリアネットワークLNが構築される。無線LANルーターRTは、ルーターとしての機能、及び、アクセスポイントとしての機能を有する装置である。
フロアーFLに設けられた商品情報取得装置10は、Wi−Fi(登録商標)により、ローカルエリアネットワークLNにアクセスし、ローカルエリアネットワークLNを介して、ローカルエリアネットワークLNと接続する外部の装置と通信可能である。同様に、店舗TPのスタッフが携帯する携帯機器11は、Wi−Fiにより、ローカルエリアネットワークLNにアクセスし、ローカルエリアネットワークLNを介して、ローカルエリアネットワークLNと接続する外部の装置と通信可能である。
図2に示すように、ローカルエリアネットワークLNには、管理装置12が接続される。管理装置12は、少なくとも商品情報取得装置10と、携帯機器11とをクライアントとするサーバーである。管理装置12は、例えば、店舗TPの事務所等、店舗TPのマネージャーが管理できる場所に設けられる。
管理装置12については、後述する。
図3は、制御システム1の各装置の機能的構成を示すブロック図である。
商品情報取得装置10は、店舗TPのフロアーFLの所定の位置(図1参照。)に設けられる装置である。
図3に示すように、商品情報取得装置10は、装置制御部20と、装置入力部21と、装置記憶部22と、装置通信部23と、装置表示部24と、カメラ25と、ICカードリーダー26と、バーコードリーダー27と、を備える。
装置制御部20は、CPUや、ROM、RAM、ASIC、信号処理回路等を備え、商品情報取得装置10の各部を制御する。装置制御部20は、例えばCPUが、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して処理を実行し、また例えばASICに実装された機能により処理を実行し、また例えば信号処理回路で信号処理を行って処理を実行する等、ハードウェア及びソフトウェアにより処理を実行する。
装置入力部21は、商品情報取得装置10の筐体に設けられた操作スイッチを備え、操作スイッチに対する操作を検出し、操作に対応する信号を装置制御部20に出力する。装置制御部20は、装置入力部21からの入力に基づいて、操作スイッチに対する操作に対応する処理を実行する。
装置記憶部22は、不揮発性メモリーを備え、各種情報を記憶する。
装置通信部23は、Wi−Fiに対応する無線通信モジュール、その他の無線通信に関する要素を備え、装置制御部20の制御で、Wi−Fiに従って、ローカルエリアネットワークLNを介して、ローカルエリアネットワークLNと接続する外部の装置と通信する。なお、ローカルエリアネットワークLNを介した通信に必要な情報(例えば、無線LANルーターRTのSSIDや、無線LANルーターRTとの通信で使用するパスキー。)は、事前に適切に登録される。
装置表示部24は、液晶表示パネル等の表示パネルを備え、装置制御部20の制御で、表示パネルに各種情報を表示する。
カメラ25は、CCDイメージセンサーやCMOSイメージセンサー等の撮像素子、撮影レンズ群、ズームやフォーカス等の調整を行うためにレンズ群を駆動するレンズ駆動部等を備え、装置制御部20の制御で、撮影を行う。カメラ25は、撮影結果に基づいて、撮影画像データを生成し、装置制御部20に出力する。詳細は後述するが、カメラ25は、商品を選択した顧客の顔を撮影可能な位置に設けられる。
ICカードリーダー26は、非接触型ICカード(以下、単に「ICカード」という)を読み取る装置である。ICカードリーダー26は、装置制御部20の制御で、ICカードとの間で、所定の規格(例えば、Felica(登録商標))に従って近距離無線通信を行い、ICカードから各種情報を読み取り、読み取った情報を装置制御部20に出力する。本実施形態では、所定の手続きを経て店舗TPの会員となった顧客には、ICカードにより構成された会員カードが渡される。会員カードには、少なくとも、会員ごとに一意な値の会員番号(顧客固有の顧客情報)が記憶される。ICカードリーダー26は、後述する所定の場合に、会員カードと近距離無線通信を行って、会員カードから会員番号を読み取り、読み取った会員番号を装置制御部20に出力する。
バーコードリーダー27は、バーコードを読み取る装置である。バーコードリーダー27は、バーコードに記録されたコードを光学的に読み取り、読み取ったコードを装置制御部20に出力する。ここで、店舗TPに陳列された商品、又は、商品の包装には、商品コード(商品情報。)が記録されたバーコード(商品のコード。)が担持される。商品コードは、商品の種類を識別する識別情報である。バーコードリーダー27は、商品のバーコードを読み取る場合、バーコードに記録された商品コードを光学的に読み取り、読み取った商品コードを装置制御部20に出力する。
携帯機器11は、店舗TPのスタッフが携帯するタブレット端末である。
図3に示すように、携帯機器11は、携帯機器制御部30と、携帯機器入力部31と、携帯機器記憶部32と、携帯機器通信部33と、タッチパネル34と、ビーコン受信部35と、GPSユニット36とを備える。
携帯機器制御部30は、CPUや、ROM、RAM、ASIC、信号処理回路等を備え、携帯機器11の各部を制御する。携帯機器制御部30は、例えば、CPUが、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して処理を実行し、また例えば、ASICに実装された機能により処理を実行し、また例えば、信号処理回路で信号処理を行って処理を実行する等、ハードウェア及びソフトウェアにより処理を実行する。
携帯機器入力部31は、携帯機器11の筐体に設けられた操作スイッチを備え、操作スイッチに対する操作を検出し、操作に対応する信号を携帯機器制御部30に出力する。携帯機器制御部30は携帯機器入力部31からの入力に基づいて、操作スイッチに対する操作に対応する処理を実行する。
携帯機器記憶部32は、不揮発性メモリーを備え、各種情報を記憶する。
携帯機器通信部33は、Wi−Fiに対応する無線通信モジュール、その他の無線通信に関する要素を備え、携帯機器制御部30の制御で、Wi−Fiに従って、ローカルエリアネットワークLNを介して、ローカルエリアネットワークLNと接続する外部の装置と通信する。なお、ローカルエリアネットワークLNを介した通信に必要な情報は、事前に適切に登録される。
タッチパネル34は、携帯機器11のタブレット型(板状)の筐体の前面の広い領域に設けられたタッチパネルである。タッチパネル34は、液晶表示パネルや、有機ELパネル等の表示パネルと、表示パネルに重ねて配置されたタッチセンサーとを備える。タッチパネル34は、携帯機器制御部30の制御で、表示パネルに各種画像を表示する。タッチセンサーは、タッチパネル34に対する接触操作を検出し、携帯機器制御部30に出力する。携帯機器制御部30は、タッチセンサーからの入力に基づいて、接触操作に対応する処理を実行する。
ビーコン受信部35は、所定の通信規格に従って、ビーコン信号を無線通信で受信し、ビーコン信号に含まれた情報を携帯機器制御部30に出力する。
ここで、店舗TPのフロアーFLには、所定の通信規格に従って、ビーコン信号を発信する発信機が設けられる。発信機は、ビーコン信号を所定の周期(例えば、1秒ごと。)で発信する。フロアーFLには、複数の発信機が発信するビーコン信号が届く領域がフロアーFLの全域を覆い、かつ、発信機のそれぞれが発信するビーコン信号が届く領域ができる限り重ならないように、複数の発信機が配置される。
発信機が発信するビーコン信号には、フロアーFLの階層(1階、2階等)を示す情報(以下、「階層情報」という。)と、フロアーFLにおいて発信機が設けられた位置を示す情報(以下、「発信機位置情報」という。)とが含まれる。ここで、フロアーFLについて、フロアーFLの任意の位置を座標によって表すための仮想的な座標系が事前に定義される。発信機が設けられた位置は、仮想的な座標系における座標によって表される。
ビーコン受信部35は、発信機が発信するビーコン信号を受信した場合、ビーコン信号に含まれる階層情報、及び、発信機位置情報を携帯機器制御部30に出力する。なお、ビーコン受信部35は、複数の発信機が発信するビーコン信号を受信可能な状態の場合、最も受信強度の高い発信機が発信するビーコン信号に含まれる階層情報、及び、発信機位置情報を携帯機器制御部30に出力する一方、他のビーコン信号に基づく処理は行わない。
GPSユニット36は、図示しないGPSアンテナを介してGPS衛星からのGPS電波を受信し、GPS電波に重畳されたGPS信号から、携帯機器11の位置を算出する。携帯機器11の位置は、経度、緯度によって表される。GPSユニット36は、算出した携帯機器11の位置を示す情報を、携帯機器制御部30に出力する。
管理装置12は、少なくとも商品情報取得装置10と携帯機器11とをクライアントとするサーバーである。
図3に示すように、管理装置12は、制御部40と、入力部41と、記憶部42と、通信部43(受信部。送信部。)と、を備える。
制御部40は、CPUや、ROM、RAM、ASIC、信号処理回路等を備え、管理装置12の各部を制御する。制御部40は、例えば、CPUが、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して処理を実行し、また例えば、ASICに実装された機能により処理を実行し、また例えば、信号処理回路で信号処理を行って処理を実行する等、ハードウェア及びソフトウェアにより処理を実行する。
制御部40は、携帯機器管理部40aと、スタッフ管理部40bと、商品管理部40cと、を備える。これら機能ブロックは、CPUが所定のプログラムを読み出して実行する等、ハードウェア及びソフトウェアにより処理を実行する。これら機能ブロックについては後述する。
入力部41は、管理装置12の筐体に設けられた操作スイッチを備え、また、マウスやキーボード等の入力デバイスに接続され、操作スイッチ及び入力デバイスに対する操作を検出し、操作に対応する信号を制御部40に出力する。制御部40は、入力部41からの入力に基づいて、操作スイッチ及び入力デバイスに対する操作に対応する処理を実行する。
記憶部42は、不揮発性メモリーを備え、各種情報を記憶する。記憶部42は、携帯機器情報管理データベース42aと、スタッフ情報管理データベース42bと、商品情報管理データベース42cと、を記憶する。これらデータについては後述する。
通信部43は、制御部40の制御で、LANに係る所定の通信規格に従って、ローカルエリアネットワークLNを介して、ローカルエリアネットワークLNと接続する外部の装置と通信する。LANに係る所定の通信規格は何でもよく、また、有線通信に係る通信規格であっても無線通信に係る通信規格であってもよい。
通信部43は、「受信部」、及び、「送信部」として機能する。
次に、管理装置12の制御部40が備える携帯機器管理部40a、スタッフ管理部40b、及び、商品管理部40cについて説明する。
<携帯機器管理部40a>
まず、携帯機器管理部40aについて説明する。
携帯機器管理部40aは、携帯機器11と通信し、携帯機器位置情報(後述)を含む携帯機器情報(後述)を管理する。
図4は、携帯機器管理部40aを説明するため、携帯機器11、及び、管理装置12の動作を示すフローチャートである。図4において、フローチャートFAは携帯機器11の動作を示すフローチャートであり、フローチャートFBは管理装置12の動作を示すフローチャートである。
ここで、携帯機器11には、事前に所定のアプリケーションがインストールされる。スタッフは、店舗TPにおける業務中、自身に付与された携帯機器11にインストールされた所定のアプリケーションが起動した状態にする。携帯機器11は、図4のフローチャートFAの処理を、所定のアプリケーション、及び、所定のアプリケーションに付随するプログラム(OSの一部のプログラム等。)の機能により実行する。
また、図4のフローチャートFAは、複数の携帯機器11のうちの、1つの携帯機器11の動作を示す。すなわち、スタッフが携帯する携帯機器11のそれぞれは、電源がオンされ、所定のアプリケーションが起動している間、図4のフローチャートFAに示す処理を実行する。
図4のフローチャートFAに示すように、携帯機器11の携帯機器制御部30は、ステップSA2以下の処理を実行するタイミングが到来したか否かを管理する(ステップSA1)。携帯機器制御部30は、所定の間隔ごと(例えば、1秒ごと。)に、ステップSA2以下の処理を実行する。ステップSA1において、携帯機器制御部30は、前回、ステップSA2の処理を実行した後、所定の間隔が経過した場合、ステップSA2以下の処理を実行するタイミングが到来したと判別する。
ステップSA1において、ステップSA2以下の処理を実行するタイミングが到来したと判別した場合(ステップSA1:YES)、携帯機器制御部30は、以下の処理を実行する(ステップSA2)。
すなわち、携帯機器制御部30は、ビーコン受信部35、及び、GPSユニット36からの入力に基づいて、携帯機器11の位置を推定する。携帯機器11の位置は、フロアーFLの階層と、上述したフロアーFLにおける任意の位置を表すための仮想的な座標系における携帯機器11の位置を示す座標との組み合わせによって表される。以下、携帯機器制御部30によって推定される携帯機器11の位置を「携帯機器位置」という。
以下、携帯機器制御部30が携帯機器位置を推定するときの処理について詳述する。上述したように、ビーコン受信部35は、フロアーFLに設けられた発信機が定期的に発信するビーコン信号を受信し、ビーコン信号に含まれる階層情報、及び、発信機位置情報を携帯機器制御部30に出力する。ビーコン受信部35が受信するビーコン信号の発信元の発信機は、携帯機器11に最も近い位置に存在する発信機である。
ステップSA2において、携帯機器制御部30は、ビーコン受信部35から直近で入力された階層情報に基づいて、携帯機器11が位置するフロアーFLの階層を推定する。
さらに、携帯機器制御部30は、ビーコン受信部35から直近で入力された発信機位置情報に基づいて、ビーコン信号の発信元の発信機(携帯機器11に最も近い位置に存在する発信機)の位置(仮想的な座標系における発信機の位置を示す座標。)を推定する。次いで、携帯機器制御部30は、所定の演算処理を行って、GPSユニットから入力された「携帯機器11の位置を経度、緯度によって表す情報」を、「携帯機器11の位置を仮想的な座標系における座標によって表す情報」に変換する。次いで、携帯機器制御部30は、携帯機器11の位置を示す座標を、発信機の位置を示す座標によって補正することによって、フロアーFLにおける携帯機器11の位置(仮想的な座標系における携帯機器11の位置を示す座標。)を推定する。
携帯機器制御部30は、推定した携帯機器11が位置するフロアーFLの階層と、推定したフロアーFLにおける携帯機器11の位置との組み合わせによって、携帯機器位置を推定する。
なお、携帯機器位置を推定する方法は、例示した方法に限らず、どのような方法でもよい。携帯機器11の位置の推定に際し、既存の全ての技術を利用可能である。
ステップSA2で携帯機器位置を推定した後、携帯機器制御部30は、携帯機器通信部33を制御して、携帯機器位置を示す情報(以下、「携帯機器位置情報」という。)、及び、携帯機器11を識別する識別情報である携帯機器識別情報を管理装置12に送信する(ステップSA3)。
ステップSA3の処理後、携帯機器制御部30は、処理手順をステップSA1へ戻す。
図4のフローチャートFBに示すように、管理装置12の制御部40の携帯機器管理部40aは、通信部43を制御して、携帯機器位置情報、及び、携帯機器識別情報を受信する(ステップSB1)。
次いで、携帯機器管理部40aは、受信した携帯機器位置情報、及び、携帯機器識別情報に基づいて、携帯機器情報管理データベース42aを更新する(ステップSB2)。以下、ステップSB2の処理について詳述する。
携帯機器情報管理データベース42aは、店舗TPのスタッフに付与される携帯機器11のそれぞれについて、レコードを有するデータベースである。携帯機器情報管理データベース42aの各レコードは、携帯機器情報を有する。
図5は、携帯機器情報が有する情報を模式的に示す図である。
図5に示すように、携帯機器情報は、携帯機器識別情報と、携帯機器位置情報と、スタッフ識別情報と、を少なくとも有する。スタッフ識別情報とは、スタッフを識別する識別情報である。
1の携帯機器11に係るレコードの携帯機器情報は、当該1の携帯機器11の携帯機器識別情報を有する。また、1の携帯機器11に係るレコードの携帯機器情報は、当該1の携帯機器11に係る携帯機器位置情報を有する。また、1の携帯機器11に係るレコードの携帯機器情報は、当該1の携帯機器11が付与されたスタッフのスタッフ識別情報を有する。
ステップSB2において、携帯機器管理部40aは、ステップSB1で受信した携帯機器識別情報の値と同一の値の携帯機器識別情報を有するレコードを特定する。次いで、携帯機器管理部40aは、特定したレコードが有する携帯機器位置情報を、ステップSB1で受信した携帯機器位置情報により上書き更新する。
以上のように、携帯機器11は所定の間隔で携帯機器位置を推定し、管理装置12の携帯機器管理部40aは、携帯機器11が推定した携帯機器位置に基づいて、携帯機器情報管理データベース42aの携帯機器位置情報を更新する。これにより、携帯機器情報管理データベース42aの各レコードが有する携帯機器位置情報の値は、随時、携帯機器11の実際の位置を反映した値に更新される。
なお、詳細は省略するが、携帯機器管理部40aは、所定の手段で指示があった場合に、携帯機器情報管理データベース42aにレコードを追加し、また、当該データベースからレコードを削除する。また、携帯機器管理部40aは、所定の手段で指示があった場合に、携帯機器情報管理データベース42aの所定のレコードの携帯機器識別情報の値を更新し、また、スタッフ識別情報の値を更新する。
<スタッフ管理部40b>
次に、スタッフ管理部40bについて説明する。
スタッフ管理部40bは、スタッフ情報管理データベース42bを更新することによって、スタッフ情報を管理する。
スタッフ情報管理データベース42bは、店舗TPのスタッフのそれぞれについて、レコードを有するデータベースである。スタッフ情報管理データベース42bの各レコードは、スタッフ情報を有する。
図6は、スタッフ情報が有する情報を模式的に示す図である。
図6に示すように、スタッフ情報は、スタッフ識別情報と、担当分類情報と、担当顧客情報と、シフト関連情報と、接客可否情報と、を少なくとも有する。
1のスタッフに係るレコードのスタッフ情報は、当該1のスタッフのスタッフ識別情報を有する。
担当分類情報は、スタッフが担当可能な商品の分類を示す情報である。商品の分類とは、電化製品や、食料品、文房具等、商品をカテゴリーである。スタッフごとに、所定の商品の分類について、専門的な知識を有するか否かは異なっているため、スタッフごとに、担当可能な商品の分類は異なる。1のスタッフに係るレコードのスタッフ情報は、当該1のスタッフが担当可能な商品の分類を示す担当分類情報を有する。なお、担当分類情報は、スタッフが担当可能な商品の分類が、複数、存在する場合は、複数の商品の分類を示す情報である。
担当顧客情報(スタッフが専属的に担当する顧客に関する情報。)は、スタッフが専属的に担当する顧客の会員番号を示す情報である。ここで、百貨店等では、特定の顧客を、いわゆる「お得意様」として、当該特定の顧客に対して、特定のスタッフが専属的に継続して接客を行うサービスを実施して、当該特定の顧客の顧客満足度の向上を図る場合がある。1のスタッフに係るレコードのスタッフ情報は、当該1のスタッフが専属的に担当する顧客の会員番号を示す担当顧客情報を有する。なお、担当顧客情報は、スタッフが専属的に担当する顧客が、複数、存在する場合は、複数の顧客の会員番号を示す情報であり、専属的に担当する顧客がいない場合は、ヌル値である。
シフト関連情報は、スタッフの勤務シフトに関する情報である。具体的には、シフト関連情報は、スタッフの勤務時間を、日にちと時間帯によって表す情報である。1のスタッフに係るレコードのスタッフ情報は、当該1のスタッフの勤務シフトに関するシフト関連情報を有する。
接客可否情報は、スタッフが、現在、接客が可能な状態か否かを示す情報である。接客可能な状態とは、スタッフが、商品を選択した顧客の元に赴き、当該顧客の問い合わせに応じることができる状態を意味する。例えば、スタッフがレジカウンターLCにおける会計に従事している場合、当該スタッフは、接客が不可能な状態である。接客可否情報は、接客が可能な状態であることを示す値と、接客が不可能な状態であることを示す値とのいずれかの値をとる。1のスタッフに係るレコードのスタッフ情報は、当該1のスタッフが、現在、接客が可能な状態か否かを示す接客可否情報を有する。
スタッフ管理部40bは、所定の手段で指示があった場合に、スタッフ情報管理データベース42bにレコードを追加し、また、当該データベースからレコードを削除する。
また、スタッフ管理部40bは、スタッフ識別情報、担当分類情報、担当顧客情報、及び、シフト関連情報について、所定の手段で指示があった場合に、所定の情報の値を更新する。
また、スタッフ管理部40bは、以下の方法で、接客可否情報を更新する。
スタッフは、随時、自身に付与された携帯機器11にインストールされた所定のアプリケーションが提供する所定のユーザーインターフェースに、自身のスタッフ識別情報、及び、接客が可能な状態か否かを示す情報を入力する。携帯機器11の携帯機器制御部30は、当該所定のユーザーインターフェースに情報の入力があった場合、入力に基づいて、スタッフ識別情報、及び、接客が可能な状態か否かを示す情報を管理装置12に送信する。管理装置12の制御部40のスタッフ管理部40bは、通信部43を制御して、スタッフ識別情報、及び、接客が可能な状態か否かを示す情報を受信する。次いで、スタッフ管理部40bは、受信したスタッフ識別情報に基づいて、スタッフ情報管理データベース42bのレコードのうち、対応するレコードを特定し、特定したレコードの接客可否情報の値を、受信した接客が可能な状態か否かを示す情報に基づいて更新する。
<商品管理部40c>
次に、商品管理部40cについて説明する。
商品管理部40cは、商品情報管理データベース42cを更新することによって、商品関連情報(後述)を管理する。
商品情報管理データベース42cは、店舗TPに陳列される商品の種類ごとに、レコードを有するデータベースである。商品情報管理データベース42cの各レコードは、商品関連情報を有する。
図7は、商品情報が有する情報を模式的に示す図である。
図7に示すように、商品関連情報は、商品コード(商品情報)と、商品位置情報と、商品分類情報と、を少なくとも有する。
以下の説明では、商品の種類を「商品種類」という。
1の商品種類に係るレコードの商品関連情報は、当該1の商品種類の商品の商品コードを有する。
商品位置情報は、商品が陳列される位置を示す情報である。図1を用いて説明したように、陳列棚CDの棚は、ブロックに分けられる。各ブロックは、その領域が、上述した仮想的な座標系における領域として事前に定義される。商品位置情報は、商品が陳列された位置を、仮想的な座標系において商品が陳列されたブロックの領域によって表現する情報である。1の商品種類に係るレコードの商品関連情報は、当該1の商品種類に係る商品が陳列されるブロックの領域を示す商品位置情報を有する。
商品分類情報は、商品種類に係る商品の分類を示す情報である。1の商品種類に係るレコードの商品関連情報は、当該1の商品種類に係る商品の分類を示す情報である。
商品管理部40cは、所定の手段で指示があった場合に、商品情報管理データベース42cにレコードを追加し、また、当該データベースからレコードを削除する。
また、商品管理部40cは、商品コード、商品位置情報、及び、商品分類情報について、所定の手段で指示があった場合に、所定の情報の値を更新する。
ところで、店舗TPのフロアーFLにおいて、顧客は、商品を選択し、選択した商品について、問い合せたいと考える場合がある。例えば、顧客は、食料品に係る商品について成分を問い合わせたいと考える場合があり、また例えば、顧客は、電化製品に係る商品について使い方を問い合わせたいと考える場合がある。
このような場合に、顧客が選択した商品に応じて的確なスタッフを呼出し、そのスタッフに顧客を接客させることができれば、顧客に的確なアドバイスを提供することができ、商品の販売機会の拡充につながると共に、顧客満足度の向上につながる。
以上を踏まえ、制御システム1の各装置は、以下の処理を実行する。
図8は、顧客が、自身が選択した商品に関する問い合わせを行いたいと考えた場合において、当該顧客を接客するためにスタッフを呼出すときの制御システム1の各装置の動作を示すフローチャートである。
図8において、フローチャートFCは商品情報取得装置10の動作を示すフローチャートであり、フローチャートFDは管理装置12の動作を示すフローチャートであり、フローチャートFEは携帯機器11の動作を示すフローチャートである。
ここで、フロアーFLでは、商品の問い合わせを行いたい場合、商品を商品情報取得装置10まで持って行き、当該装置にバーコードを読み取らせれば、適切なスタッフが呼出される旨の情報が顧客が気付きやすい場所に表示される。例えば、陳列棚CDの所定の位置に、当該情報が印刷された媒体が張り付けられることにより、当該情報が表示される。
商品を選択し、選択した商品について問い合わせすることを望む顧客は、選択した商品を商品情報取得装置10まで持って行く。商品情報取得装置10の表示パネル24には、バーコードリーダー27により商品のバーコードを読み取らせる手順を示す情報が表示される。顧客は、手順に従って、バーコードリーダー27に、商品のバーコードを読み取らせる(ステップS1)。上述したように、バーコードリーダー27は、バーコードに記録された商品コードを読み取り、読み取った商品コードを装置制御部20に出力する。
図8のフローチャートFCに示すように、商品情報取得装置10の装置制御部20は、バーコードリーダー27からの入力に基づいて、商品コードを取得する(ステップSC1)。
次いで、装置制御部20は、表示部24を制御して、会員カードを保有するか否かを問い合わせる情報を表示パネルに表示させる(ステップSC2)。
顧客は、商品情報取得装置10の筐体に設けられた操作スイッチを操作して、会員カードを保有するか否かを示す情報を入力する(ステップS2)。
装置制御部20は、顧客からの入力に基づいて、顧客が会員カードを保有するか否かを判別する(ステップSC3)。
顧客が会員カードを保有する場合(ステップSC3:YES)、装置制御部20は、表示部24を制御して、ICカードリーダー26により会員カードを読み取らせる手順を示す情報を表示パネルに表示させる(ステップSC4)。
顧客は、手順に従って、ICカードリーダー26に、会員カードを読み取らせる(ステップS3)。上述したように、ICカードリーダー26は、会員カードに記憶された会員番号を読み取り、読み取った会員番号を装置制御部20に出力する。
装置制御部20は、ICカードリーダー26からの入力に基づいて、会員番号を取得する(ステップSC5)。ステップSC5の処理後、装置制御部20は、処理手順をステップSC6へ移行する。
ステップSC3において、顧客が会員カードを保有しないと判別した場合(ステップSC3:NO)、装置制御部20は、処理手順をステップSC6へ移行する。
ステップSC6において、装置制御部20は、表示部24を制御して、カメラ25による顧客の顔の撮影を許可するか否かを問い合わせる情報を表示パネルに表示させる。装置制御部20は、当該情報に加えて、撮影が許可された場合、スタッフの呼出しが円滑にいく旨を示す情報を表示パネルに表示させてもよい。
顧客は、商品情報取得装置10の筐体に設けられた操作スイッチを操作して、撮影を許可するか否かを示す情報を入力する(ステップS4)。
装置制御部20は、顧客からの入力に基づいて、顧客がカメラ25による撮影を許可したか否かを判別する(ステップSC7)。
顧客がカメラ25による撮影を許可した場合(ステップSC7:YES)、装置制御部20は、カメラ25を制御して、顧客の顔を撮影し、撮影結果に基づいて撮影画像データを取得する(ステップSC8)。カメラ25は、商品を選択した顧客の顔を撮影可能な位置に設けられる。ステップSC8の処理後、装置制御部20は、処理手順をステップSC9へ移行する。
ステップSC7において、顧客がカメラ25による撮影を許可しないと判別した場合(ステップSC7:NO)、装置制御部20は、処理手順をステップSC9へ移行する。
ステップSC9において、装置制御部20は、ステップSC1で取得した商品コード、ステップSC5で取得した会員番号、及び、ステップSC8で取得した撮影画像データを管理装置12に送信する。なお、会員番号、及び、撮影画像データを取得してない場合、装置制御部20は、会員番号、及び、撮影画像データについては、送信しない。
次いで、装置制御部20は、表示部24を制御して、選択した商品が陳列された位置でスタッフを待つことを促す情報を表示パネルに表示させる(ステップSC10)。すなわち、装置制御部20は、商品が陳列された位置でスタッフを待つことを促す情報を報知する。
顧客は、表示パネルに表示された情報を視認により確認し、商品を持って、商品が陳列されていた位置へ移動する。
図8のフローチャートFDに示すように、管理装置12の制御部40は、通信部43を制御して、商品情報取得装置10が送信した情報を受信する(ステップSD1)。
次いで、制御部40は、受信した情報に基づいて、携帯機器選定処理を実行する(ステップSD2)。
図9のフローチャートFFは、携帯機器選定処理の詳細を示すフローチャートである。
携帯機器選定処理は、呼出し情報(後述)を送信する携帯機器11を選定することにより、呼出しを行うスタッフを選定する処理である。
図9に示すように、制御部40は、スタッフ情報管理データベース42bを参照し、呼出すスタッフの候補を特定する(ステップSF1)。
詳述すると、制御部40は、スタッフ情報管理データベース42bの各レコードのシフト関連情報を参照し、現時点が勤務時間でないスタッフを、呼出すスタッフの候補から外す。また、制御部40は、現時点が勤務時間であっても、現時点から、勤務の終了時間に至るまでの期間が、所定の期間以内(例えば、10分以内。)のスタッフは、呼出すスタッフの候補から外す。これは、1のスタッフについて、現時点が勤務時間であっても、現時点から勤務の終了時間に至るまでの期間が所定の期間以内であった場合、当該1のスタッフが顧客に接客を行うことにより当該1のスタッフに残業が発生してしまう可能性があるからである。
さらに、制御部40は、スタッフ情報管理データベース42bの各レコードの接客可否情報を参照し、接客が可能な状態ではないスタッフを、呼出すスタッフの候補から外す。
以上のように、制御部40は、接客ができない状況のスタッフ、及び、接客することが適切でない状況のスタッフを、呼出すスタッフの候補から外すことによって、それ以外のスタッフを、呼出すスタッフの候補として特定する。
次いで、制御部40は、呼出す候補としたスタッフのうち、商品を選択した顧客を専属的に担当するスタッフがいるか否かを判別する(ステップSF2)。
詳述すると、制御部40は、ステップSD1で受信した情報に、会員番号が含まれない場合、商品を選択した顧客を専属的に担当するスタッフがいないと判別する。
また、制御部40は、スタッフ情報管理データベース42bのレコードのうち、呼出す候補としたスタッフに係るレコードの担当顧客情報を参照し、ステップSD1で受信した会員番号を示す担当顧客情報を有するレコードがある場合は、商品を選択した顧客を専属的に担当するスタッフがいると判別する。一方、制御部40は、ステップSD1で受信した会員番号を示す担当顧客情報を有するレコードがある場合は、商品を選択した顧客を専属的に担当するスタッフがいないと判別する。商品を選択した顧客を専属的に担当するスタッフは、複数、存在する場合がある。
商品を選択した顧客を専属的に担当するスタッフがいる場合(ステップSF2:YES)、制御部40は、当該スタッフが携帯する携帯機器11のうち、商品が陳列された位置に最も近い位置に存在する携帯機器11を、呼出し情報を送信する携帯機器11として選定する(ステップSF3)。以下、詳述する。
商品を選択した顧客を専属的に担当するスタッフが一人の場合、制御部40は、以下の処理を実行する。すなわち、制御部40は、当該スタッフが携帯する携帯機器11を、呼出し情報を送信する携帯機器11として選定する。制御部40は、携帯機器情報管理データベース42aの各レコードのスタッフ識別情報を参照し、当該データベースのレコードのうち、商品を選択した顧客を専属的に担当するスタッフのレコードを特定し、当該レコードが有する携帯機器識別情報(呼出し情報を送信する携帯機器11の携帯機器識別情報)を取得する。
一方、商品を選択した顧客を専属的に担当するスタッフが複数の場合、制御部40は、以下の処理を実行する。すなわち、制御部40は、携帯機器情報管理データベース42aの各レコードのスタッフ識別情報を参照し、当該データベースのレコードのうち、商品を選択した顧客を専属的に担当するスタッフのレコードを特定する。次いで、制御部40は、特定したレコードのそれぞれの携帯機器位置情報を取得する。次いで、制御部40は、商品情報管理データベース42cを参照し、ステップSD1で受信した商品コードに係る商品の商品位置情報を取得する。次いで、制御部40は、取得した携帯機器位置情報のそれぞれと、取得した商品位置情報とを比較し、商品が陳列された位置に最も近い位置に存在する携帯機器11を、呼出し情報を送信する携帯機器11として選定する。制御部40は、選定した携帯機器11の携帯機器識別情報を取得する。
ステップSF2において、呼出す候補としたスタッフのうち、商品を選択した顧客を専属的に担当するスタッフがいないと判別した場合(ステップSF2:NO)、制御部40は、以下の処理を実行する(ステップSF4)。すなわち、制御部40は、顧客が選択した商品の分類を担当可能なスタッフがいるか否かを判別する。
詳述すると、制御部40は、商品情報管理データベース42cを参照し、ステップSD1で受信した商品コードに係る商品の商品分類情報を取得する。次いで、制御部40は、スタッフ情報管理データベース42bのレコードのうち、呼出す候補としたスタッフに係るレコードの担当分類情報を参照し、担当分類情報と、取得した商品分類情報とを比較することによって、顧客が選択した商品の分類を担当可能なスタッフがいるか否かを判別する。
ステップSF4において、顧客が選択した商品の分類を担当可能なスタッフがいると判別した場合(ステップSF4:YES)、制御部40は、当該スタッフが携帯する携帯機器11のうち、商品が陳列された位置に最も近い位置に存在する携帯機器11を、呼出し情報を送信する携帯機器11として選定する(ステップSF5)。制御部40は、選定した携帯機器11の携帯機器識別情報を取得する。
制御部40は、ステップSF3で説明した方法と同様の方法で、ステップSF5の処理を実行する。
ステップSF4において、顧客が選択した商品の分類を担当可能なスタッフがいないと判別した場合(ステップSF4:NO)、制御部40は、呼出す候補としたスタッフが携帯する携帯機器11のうち、商品が陳列された位置に最も近い位置に存在する携帯機器11を、呼出し情報を送信する携帯機器11として選定する(ステップSF6)。制御部40は、選定した携帯機器11の携帯機器識別情報を取得する。
以上のように、制御部40は、商品を選択した顧客を専属的に担当するスタッフが携帯する携帯機器11を、呼出し情報を送信する携帯機器11として優先的に選定する。これにより、顧客満足度の向上を図ることができる。
また、制御部40は、顧客が選択した商品の分類を担当可能なスタッフが携帯する携帯機器11を、呼出し情報を送信する携帯機器11として優先的に選定する。これにより、顧客満足度の向上を図ることができる。
また、制御部40は、商品を選択した顧客を専属的に担当するスタッフが、複数、存在する場合は、商品が陳列された位置に最も近い位置に存在する携帯機器11を、呼出し情報を送信する携帯機器11として優先的に選定する。これにより、スタッフが、商品が陳列された位置に至るまでに要する時間が短くなり、顧客の待ち時間が短くなり、顧客満足度の向上を図ることができる。
なお、図9のフローチャートFFを用いて携帯機器選定処理を説明したが、呼出し情報を送信する携帯機器11を選定する方法は、例示した方法に限られない。
例えば、スタッフが顧客を専属的に担当するか否か、及び、スタッフが商品の分類を担当可能か否かにかかわらず、商品が陳列された位置に近い位置に存在する携帯機器11を、呼出し情報を送信する携帯機器11として選定する構成でもよい。
また例えば、携帯機器11の選定にあたり、スタッフが商品の分類を担当可能か否かを、スタッフが顧客を専属的に担当するか否かよりも優先させる構成でもよい。
図8のフローチャートFDに示すように、ステップSD2で携帯機器選定処理を実行した後、制御部40は、呼出し情報を生成する(ステップSD3)。呼出し情報は、顧客が選択した商品が陳列されたブロックを示す情報を含む。制御部40は、ステップSD1で受信した商品コード、及び、商品情報管理データベース42cに基づいて、商品位置情報を取得し、所定の手段で商品位置情報を、商品が陳列されたブロックを示す情報に変換する。また、呼出し情報は、ステップSD1で受信した情報に撮影画像データが含まれる場合、撮影画像データを含む。
次いで、制御部40は、通信部43を制御して、ステップSD3で生成した呼出し情報を、ステップSD2の携帯機器選定処理で選定した携帯機器11に送信する(ステップSD4)。なお、携帯機器11のそれぞれについて、携帯機器11に呼出し情報を送信するために必要な情報(例えば、携帯機器11のアドレスを示す情報や、携帯機器11との通信で使用する通信規格等)は、事前に登録される。
図8のフローチャートFEに示すように、携帯機器11の携帯機器制御部30は、携帯機器通信部33を制御して、管理装置12が送信した呼出し情報を受信する(ステップSE1)。
次いで、携帯機器制御部30は、ステップSE1で受信した呼出し情報に基づいて、タッチパネル34を制御して、タッチパネル34に、呼出し画面を表示させる。
なお、携帯機器制御部30は、呼出し画面の表示に際し、所定の機構を制御して、所定の音声を出力し、又は、携帯機器11の筐体を振動させて、呼出し画面が表示されたことをスタッフに報知する。
呼出し画面には、商品が陳列されたブロックを示す情報が表示される。スタッフは、当該情報を視認により確認することにより、顧客を接客するために、自身が行くべき場所を認識できる。
また、ステップSE1で受信した呼出し情報に、撮影画像データが含まれる場合は、呼出し画面には、撮影画像データに基づく顧客の顔の画像が表示される。スタッフは、当該画像を視認により確認することにより、自身が接客を行うべき顧客の顔を認識できる。
呼出し画面を参照することによって得た認識に基づいて、スタッフは、顧客が選択した商品が陳列されたブロックに赴き、そこで待機する顧客に対して接客を行う。
以上説明したように、本実施形態に係る制御システム1は、携帯機器11と、商品情報取得装置10と、管理装置12とを備える。
携帯機器11は、商品が陳列される店舗のスタッフが携帯可能である。
商品情報取得装置10は、商品に担持されている商品コード(商品情報)を取得して、管理装置12に送信する。
管理装置12は、商品情報取得装置10が取得して送信した商品コードを受信する通信部43(受信部)と、商品コードと商品が陳列された位置に関する商品位置情報とを関連付けて記憶する記憶部42と、携帯機器11に呼出し情報を送信する通信部43(送信部)と、受信した商品コードと、記憶部42に記憶する商品情報及び/又は商品位置情報とに基づいて携帯機器11を選定し、選定した携帯機器11に対して通信部43に呼出し情報を送信させる制御部40と、を備える。
この構成によれば、管理装置12は、商品コード、及び/又は、商品位置情報に基づいて、携帯機器11を選定し、選定した携帯機器11に対して呼出し情報を送信するため、制御システム1により顧客が選択した商品に応じて的確なスタッフを呼出すことができる。
また、本実施形態では、管理装置12の記憶部42は、携帯機器11の位置に関する携帯機器位置情報を記憶する。管理装置12の制御部40は、商品情報取得装置10から商品コードを通信部43で受信したときに、受信した商品コードと、記憶部42に記憶する携帯機器位置情報とに基づいて、携帯機器11を優先して選定する。
この構成によれば、スタッフが、商品が陳列された位置に至るまでに要する時間が短くなり、顧客の待ち時間が短くなり、顧客満足度の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、管理装置12の記憶部42は、携帯機器11を携帯可能なスタッフに関するスタッフ情報を記憶する。管理装置12の制御部40は、商品情報取得装置10から商品コードを通信部43で受信したときに、受信した商品コードと、記憶部42に記憶するスタッフ情報とに基づいて、携帯機器11を選定する。
この構成によれば、制御システム1により、顧客が選択した商品に応じて、より的確なスタッフを呼出すことができる。
また、本実施形態では、スタッフ情報は、スタッフが担当可能な商品の分類に関する情報を含む。管理装置12の記憶部42は、商品コードと商品の分類を示す情報とを関連付けて記憶する。管理装置12の制御部40は、商品情報取得装置10から商品コードを通信部43で受信したときに、受信した商品コードと、記憶部42に記憶するスタッフ情報とに基づいて、携帯機器11を選定する。
本発明の構成によれば、顧客が選択した商品の分類を担当可能なスタッフが呼出されるため、制御システム1により、より的確なスタッフを呼出すことができ、顧客満足度を向上できる。
また、本実施形態では、商品情報取得装置10は、商品を選択した顧客から、顧客固有の会員番号(顧客情報)を取得し、取得した会員番号を商品コードと共に送信する。管理装置12の記憶部42は、携帯機器11を携帯するスタッフが専属的に担当する顧客に関する情報を含むスタッフ情報を記憶する。管理装置12の制御部40は、商品情報取得装置10から商品コード及び会員番号を通信部43で受信したときに、受信した会員番号と、記憶部42に記憶するスタッフ情報とに基づいて、携帯機器11を選定する。
本発明の構成によれば、商品を選択した顧客を専属的に担当するスタッフが呼出されるため、制御システム1により、より的確なスタッフを呼出すことができ、顧客満足度を向上できる。
また、本実施形態では、商品情報取得装置10は、商品を選択した顧客の顔を撮影可能なカメラ25を有し、商品を選択した顧客の顔をカメラ25で撮影し、撮影結果に基づいて撮影画像データを取得し、取得した撮影画像データを商品コードと共に送信する。管理装置12の制御部40は、商品情報取得装置10から商品コード及び撮影画像データを通信部43で受信したときに、受信した商品コードと記憶部42に記憶する商品コード及び/又は商品位置情報とに基づいて携帯機器11を選定し、選定した携帯機器11に対して、撮影画像データを含む呼出し情報を通信部43に送信させる。携帯機器11は、呼出し情報を受信し、受信した呼出し情報に含まれる撮影画像データに基づいて顧客の顔に係る画像を表示する。
この構成によれば、スタッフは、携帯機器11に表示された顧客の顔に係る画像を参照することにより、自身が接客を行うべき顧客の顔を認識できる。
また、本実施形態では、商品情報取得装置10は、店舗TPの所定の位置に設けられる。
この構成によれば、店舗TPに設けられた商品情報取得装置10を用いて、顧客が選択した商品に応じて的確なスタッフを呼出すことができる。
また、本実施形態では、商品情報取得装置10は、商品コードを取得した場合、商品が陳列された位置でスタッフを待つことを促す情報を報知する。
この構成によれば、商品を選択した顧客は、接客を受けるために自身が待機すべき位置を確実に認識できる。
また、本実施形態では、商品情報取得装置10は、商品のバーコード(商品のコード)を読み取ることによって商品コードを取得する。
この構成によれば、商品情報取得装置10は、商品のバーコードを利用して、商品コードを取得できる。
<変形例>
次いで、変形例について説明する。
上述した第1実施形態では、商品情報取得装置10は、店舗TPの所定の位置に設けられた装置であった。
一方で、商品情報取得装置10は、店舗TPに用意されたショッピングカートに設けられる装置であってもよい。
この構成によれば、店舗TPにおいて、顧客が、ショッピングカートを利用して買い物をすることを好適に利用して、商品情報取得装置10を適切な位置に設けることができる。また、上記構成によれば、顧客が、商品の問い合わせを行う場合、商品を持って、商品情報取得装置10まで行く必要がなく、顧客の負担の軽減を図ることができる。
また、商品情報取得装置10は、顧客が保有する端末であってもよい。顧客が保有する端末は、例えば、タブレット型の携帯電話や、タブレット型のコンピューター、ノートパソコンである。例えば、タブレット型の携帯電話については、カメラ付きの装置が広く普及しており、カメラを利用して、バーコードの読み取りができる。
この構成によれば、顧客が保有する端末を、商品情報取得装置10として使用することができ、店舗TPに専用の装置を設ける必要がない。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、装置間の通信の態様を具体的に説明したが、装置間の通信の態様は例示した態様に限らない。通信は、有線通信でもよく、また、無線通信でもよく、また、使用する通信規格も限定されない。
また例えば、上述した実施形態では、サーバーとして機能する管理装置12は、携帯機器11及び商品情報取得装置10と同一のローカルエリアネットワークLNに接続する装置であった。しかしながら、管理装置12は、携帯機器11及び商品情報取得装置10と同一のローカルエリアネットワークLNに接続される必要は無く、他のローカルエリアネットワークLNに接続してもよく、また、インターネットに接続するクラウドサーバーでもよい。
また例えば、上述した実施形態では、携帯機器11は、タブレット型の端末であったが、携帯機器11は、タブレット型の端末である必要は無い。
また例えば、上述した実施形態では、商品情報取得装置10、及び、携帯機器11は、各種情報の報知を表示により行ったが、表示に代えて、又は表示に加えて、音声により報知を行う構成でもよい。
また、図を用いて説明した各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアにより任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
1…制御システム、10…商品情報取得装置、11…携帯機器、12…管理装置、20…装置制御部、21…装置入力部、22…装置記憶部、23…装置通信部、24…装置表示部、25…カメラ、26…ICカードリーダー、27…バーコードリーダー、30…携帯機器制御部、31…携帯機器入力部、32…携帯機器記憶部、33…携帯機器通信部、34…タッチパネル、35…ビーコン受信部、36…GPSユニット、40…制御部、40a…携帯機器管理部、40b…スタッフ管理部、40c…商品管理部、41…入力部、42…記憶部、42a…携帯機器情報管理データベース、42b…スタッフ情報管理データベース、42c…商品情報管理データベース、43…通信部(受信部、送信部)。

Claims (13)

  1. 商品が陳列される店舗のスタッフが携帯可能な複数の携帯機器と、
    前記商品に担持されている商品情報を取得して送信する商品情報取得装置と、
    前記商品情報取得装置が送信した前記商品情報を受信する受信部、前記商品情報と前記商品が陳列された位置に関する商品位置情報とを関連付けて記憶する記憶部、前記携帯機器に呼出し情報を送信する送信部、並びに、前記商品情報取得装置から前記商品情報を前記受信部で受信したときに、受信した前記商品情報と前記記憶部に記憶する前記商品情報及び/又は前記商品位置情報とに基づいて前記携帯機器を選定し、選定した前記携帯機器に対して前記送信部に前記呼出し情報を送信させる制御部を有する管理装置と、
    を備えることを特徴とする制御システム。
  2. 前記管理装置の記憶部は、
    前記携帯機器の位置に関する携帯機器位置情報を記憶し、
    前記管理装置の制御部は、
    前記商品情報取得装置から前記商品情報を前記受信部で受信したときに、受信した前記商品情報と、前記記憶部に記憶する前記携帯機器位置情報とに基づいて、前記携帯機器を選定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記管理装置の記憶部は、
    前記携帯機器を携帯可能な前記スタッフに関するスタッフ情報を記憶し、
    前記管理装置の制御部は、
    前記商品情報取得装置から前記商品情報を前記受信部で受信したときに、受信した前記商品情報と、前記記憶部に記憶する前記スタッフ情報とに基づいて、前記携帯機器を選定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  4. 前記スタッフ情報は、前記スタッフが担当可能な前記商品の分類に関する情報を含み、
    前記管理装置の記憶部は、
    前記商品情報と前記商品の分類を示す情報とを関連付けて記憶し、
    前記管理装置の制御部は、
    前記商品情報取得装置から前記商品情報を前記受信部で受信したときに、受信した前記商品情報と、前記記憶部に記憶する前記スタッフ情報とに基づいて、前記携帯機器を選定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の制御システム。
  5. 前記商品情報取得装置は、
    前記商品を選択した顧客から前記顧客固有の顧客情報を取得し、取得した前記顧客情報を前記商品情報と共に送信し、
    前記管理装置の記憶部は、
    前記携帯機器を携帯する前記スタッフが専属的に担当する前記顧客に関する情報を含むスタッフ情報を記憶し、
    前記管理装置の制御部は、
    前記商品情報取得装置から前記商品情報及び前記顧客情報を前記受信部で受信したときに、受信した前記顧客情報と、前記記憶部に記憶する前記スタッフ情報とに基づいて、前記携帯機器を選定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  6. 前記商品情報取得装置は、
    前記商品を選択した顧客の顔を撮影可能なカメラを有し、
    前記商品を選択した前記顧客の顔を前記カメラで撮影し、撮影結果に基づいて撮影画像データを取得し、取得した前記撮影画像データを前記商品情報と共に送信し、
    前記管理装置の制御部は、
    前記商品情報取得装置から前記商品情報及び前記撮影画像データを前記受信部で受信したときに、受信した前記商品情報と前記記憶部に記憶する商品情報及び/又は前記商品位置情報とに基づいて前記携帯機器を選定し、選定した前記携帯機器に対して、前記撮影画像データを含む前記呼出し情報を前記送信部に送信させ、
    前記携帯機器は、
    前記呼出し情報を受信し、受信した前記呼出し情報に含まれる前記撮影画像データに基づいて前記顧客の顔に係る画像を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  7. 前記商品情報取得装置は、前記店舗の所定の位置に設けられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の制御システム。
  8. 前記商品情報取得装置は、前記商品情報を取得した場合、前記商品が陳列された位置で前記スタッフを待つことを促す情報を報知することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の制御システム。
  9. 前記商品情報取得装置は、前記店舗に用意されたショッピングカートに設けられることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の制御システム。
  10. 前記商品情報取得装置は、前記商品を選択した顧客が保有する端末であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の制御システム。
  11. 前記商品情報取得装置は、前記商品のコードを読み取ることによって前記商品情報を取得することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の制御システム。
  12. 商品情報取得装置、及び、商品が陳列された店舗のスタッフが携帯可能な複数の携帯機器と通信可能な管理装置であって、
    前記商品情報取得装置が取得して送信した商品に担持されている商品情報を受信する受信部と、
    前記商品情報と前記商品が陳列された位置に関する商品位置情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記携帯機器に呼出し情報を送信する送信部と、
    前記商品情報取得装置から前記商品情報を前記受信部で受信したときに、受信した前記商品情報と、前記記憶部に記憶する商品情報及び/又は前記商品位置情報とに基づいて前記携帯機器を選定し、選定した前記携帯機器に対して前記呼出し情報を前記送信部に送信させる制御部と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  13. 商品情報取得装置で、店舗に陳列された商品に担持されている商品情報を取得して送信し、
    管理装置で、前記商品情報と前記商品が陳列された位置に関する商品位置情報とを関連付けて記憶し、前記商品情報取得装置が取得して送信した前記商品情報を受信し、受信した前記商品情報と管理装置で記憶している前記商品情報及び/又は前記商品位置情報とに基づいて前記店舗のスタッフが携帯可能な複数の携帯機器から選定し、選定した前記携帯機器に対して呼出し情報を送信する
    ことを特徴とする制御システムの制御方法。
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