以下、実施形態に係る報知システムについて図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、各部の縮尺を適宜変更している場合がある。また、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、説明のため、構成を省略して示している場合がある。また、各図面及び本明細書中において、同一の符号は同様の要素を示す。
図1は、実施形態に係る報知システム1を適用した店舗S1の様子の一例を示す概略図である。なお、図1は、店舗S1を上から見た平面図である。図1に示す店舗S1は、例えば、商品を販売するコンビニエンスストア若しくはスーパーマーケットなどの小売店の店舗である。しかしながら、店舗S1は、小売店に限るものではない。また、店舗S1が販売する商品は物品に限らずサービスであっても良い。店舗S1は、例えば、商品棚S2及びレジ台S3などを備える。また、店舗S1には、一例として、制御装置100、分析装置200、カメラ210、重量装置300、重量センサー310、無線装置400、無線タグ410、発信装置500、受信装置600及びレジ端末700が設置される。
店舗S1は、例えば、レジエリアAR1、売り場AR2、バックヤードAR3、屋外エリアAR4の4つのエリアを含む。
レジエリアAR1は、主に、店舗S1の店員H1がレジ業務などを行うエリアである。店員H1は、店舗S1の利用者である買物客H2が購入する商品についての会計のためにレジ業務を行う。レジエリアAR1は、例えば、レジ台S3などが設置される。レジ台S3には、重量装置300、重量センサー310、無線装置400及びレジ端末700などが設置される。
売り場AR2は、主に、店舗S1の商品などを陳列するためのエリアである。売り場AR2は、商品を陳列するための商品棚S2などが設置される。店員H1は、売り場AR2において商品の品出しなどの業務を行う。
バックヤードAR3は、買物客H2は入れず、店員H1が入れるようにしているエリアである。店員H1は、バックヤードAR3においては品出し及び事務などの業務を行う。バックヤードAR3は、制御装置100及び分析装置200等が設置される。
屋外エリアAR4は、店舗S1の屋外部分である。店員H1は、屋外エリアAR4においては掃除などの業務を行う。
上記のように、店員H1は、レジエリアAR1以外のエリアで業務などを行う場合がある。なお、店員H1は、無線タグ410及び受信装置600を所持した状態で業務を行うものとする。無線タグ410及び受信装置600は、例えば、店員H1が着ている服などに取り付けられる。
また、店舗S1には、カメラ210及び発信装置500が設置される。カメラ210は、レジエリアAR1にいる買物客H2が映るような位置に設置される。好ましくは、カメラ210は、レジ端末700の近傍にいる買物客H2が映るような位置に設置される。発信装置500は、一例としてレジエリアAR1に設置される。しかしながら、発信装置500は、店舗S1のその他のエリアに設置されていても良い。また、発信装置500は、店舗S1に複数設置されていても良い。
図2は、報知システム1の構成の概略の一例を示すブロック図である。報知システム1は、レジ端末700の近くに店員H1がいない状態で、会計をしたい買物客H2がいる場合に、店員H1を呼び出すためのシステムである。報知システム1は、制御装置100、分析装置200、カメラ210、重量装置300、重量センサー310、無線装置400、無線タグ410、発信装置500、受信装置600及びレジ端末700を含む。制御装置100、分析装置200、重量装置300、無線装置400、発信装置500、及びレジ端末700は、ネットワークNWに接続する。ネットワークNWは、典型的にはLAN(local area network)などを含む通信網である。ただし、ネットワークNWは、インターネットなどを含む通信網であっても良い。
報知システム1の各装置の構成について図を用いて説明する。
図3は、制御装置100の要部回路構成の一例を示すブロック図である。制御装置100は、各装置の制御などを行う。制御装置100は、一例として、プロセッサー101、ROM(read-only memory)102、RAM(random-access memory)103、補助記憶デバイス104及び通信インターフェース105を含む。そして、バス106などが、これら各部を接続する。なお、制御装置100は、報知装置の一例である。
プロセッサー101は、制御装置100の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー101は、ROM102又は補助記憶デバイス104などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、制御装置100の各種の機能を実現するべく各部を制御する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー101の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー101は、例えば、CPU(central processing unit)、MPU(micro processing unit)、SoC(system on a chip)、DSP(digital signal processor)、GPU(graphics processing unit)、ASIC(application specific integrated circuit)、PLD(programmable logic device)又はFPGA(field-programmable gate array)などである。あるいは、プロセッサー101は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM102は、プロセッサー101を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM102は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM102は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM102は、プロセッサー101が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
RAM103は、プロセッサー101を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM103は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM103は、プロセッサー101が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM103は、典型的には揮発性メモリである。
補助記憶デバイス104は、プロセッサー101を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶デバイス104は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disk drive)又はフラッシュメモリなどである。補助記憶デバイス104は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶デバイス104は、プロセッサー101が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー101での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを保存する。
ROM102又は補助記憶デバイス104に記憶されるプログラムは、後述する処理を実行するためのプログラムを含む。
通信インターフェース105は、制御装置100がネットワークNWなどを介して通信するためのインターフェースである。
バス106は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、制御装置100の各部で授受される信号を伝送する。
図4は、分析装置200の要部回路構成の一例及びカメラ210を示すブロック図である。分析装置200は、カメラ210と接続する。分析装置200は、カメラ210が出力する画像を分析する。分析装置200は、一例として、プロセッサー201、ROM202、RAM203、補助記憶デバイス204、通信インターフェース205及びカメラインターフェース206を含む。そして、バス207などが、これら各部を接続する。
プロセッサー201は、分析装置200の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー201は、ROM202又は補助記憶デバイス204などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、分析装置200の各種の機能を実現するべく各部を制御する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー201の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー201は、例えば、CPU、MPU、SoC、DSP、GPU、ASIC、PLD又はFPGAなどである。あるいは、プロセッサー201は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM202は、プロセッサー201を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM202は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM202は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM202は、プロセッサー201が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
RAM203は、プロセッサー201を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM203は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM203は、プロセッサー201が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM203は、典型的には揮発性メモリである。
補助記憶デバイス204は、プロセッサー201を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶デバイス204は、例えばEEPROM、HDD又はフラッシュメモリなどである。補助記憶デバイス204は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶デバイス204は、プロセッサー201が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー201での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを保存する。
また、補助記憶デバイス204は、行動データベース2041を記憶する。行動データベース2041は、人間の行動及び表情についてのデータベースである。行動データベース2041は、例えば、人間が作成したものであっても良いし、ディープラーニングなどの機械学習を用いて作成したものであっても良い。
ROM202又は補助記憶デバイス204に記憶されるプログラムは、後述する処理を実行するためのプログラムを含む。
通信インターフェース205は、分析装置200がネットワークNWなどを介して通信するためのインターフェースである。
カメラインターフェース206は、カメラ210を分析装置200に接続するためのインターフェースである。
バス207は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、分析装置200の各部で授受される信号を伝送する。
カメラ210は、画像を撮影して出力する。カメラ210が出力する画像は、典型的には動画像(動画)である。
図5は、重量装置300の要部回路構成の一例及び重量センサー310を示すブロック図である。重量装置300は、重量センサー310と接続する。重量装置300は、重量センサー310が出力する計測値に基づく処理を行う。重量装置300は、一例として、プロセッサー301、ROM302、RAM303、補助記憶デバイス304、通信インターフェース305及びセンサーインターフェース306を含む。そして、バス307などが、これら各部を接続する。
プロセッサー301は、重量装置300の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー301は、ROM302又は補助記憶デバイス304などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、重量装置300の各種の機能を実現するべく各部を制御する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー301の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー301は、例えば、CPU、MPU、SoC、DSP、GPU、ASIC、PLD又はFPGAなどである。あるいは、プロセッサー301は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM302は、プロセッサー301を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM302は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM302は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM302は、プロセッサー301が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
RAM303は、プロセッサー301を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM303は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM303は、プロセッサー301が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM303は、典型的には揮発性メモリである。
補助記憶デバイス304は、プロセッサー301を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶デバイス304は、例えばEEPROM、HDD又はフラッシュメモリなどである。補助記憶デバイス304は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶デバイス304は、プロセッサー301が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー301での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを保存する。
ROM302又は補助記憶デバイス304に記憶されるプログラムは、後述する処理を実行するためのプログラムを含む。
通信インターフェース305は、重量装置300がネットワークNWなどを介して通信するためのインターフェースである。
センサーインターフェース306は、重量センサー310を重量装置300に接続するためのインターフェースである。
バス307は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、重量装置300の各部で授受される信号を伝送する。
重量センサー310は、例えば、レジ台S3のうち、買物客H2が会計対象の商品を載せる場所に設置される。重量センサー310は、このような商品がレジ台S3に載せられたことを検知するために設置される。重量センサー310は、上に載せられた物の重さを計測して、計測値を出力する。重量センサー310は、レジ台S3の商品を検知するセンサーの一例である。
図6は、無線装置400の要部回路構成の一例及び無線タグ410を示すブロック図である。無線装置400は、無線タグ410と無線通信する。無線装置400は、一例として、プロセッサー401、ROM402、RAM403、補助記憶デバイス404、通信インターフェース405、リーダーライター406及びアンテナ407を含む。そして、バス408などが、これら各部を接続する。
プロセッサー401は、無線装置400の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー401は、ROM402又は補助記憶デバイス404などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、無線装置400の各種の機能を実現するべく各部を制御する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー401の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー401は、例えば、CPU、MPU、SoC、DSP、GPU、ASIC、PLD又はFPGAなどである。あるいは、プロセッサー401は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM402は、プロセッサー401を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM402は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM402は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM402は、プロセッサー401が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
RAM403は、プロセッサー401を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM403は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM403は、プロセッサー401が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM403は、典型的には揮発性メモリである。
補助記憶デバイス404は、プロセッサー401を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶デバイス404は、例えばEEPROM、HDD又はフラッシュメモリなどである。補助記憶デバイス404は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶デバイス404は、プロセッサー401が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー401での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを保存する。
ROM402又は補助記憶デバイス404に記憶されるプログラムは、後述する処理を実行するためのプログラムを含む。
通信インターフェース405は、無線装置400がネットワークNWなどを介して通信するためのインターフェースである。
リーダーライター406は、アンテナ407と接続している。リーダーライター406は、アンテナ407から送信する電波を変調することで、無線タグ410に情報を送信する。また、リーダーライター406は、無線タグ410から送信されてアンテナ407によって受信された電波を復調する。これにより、リーダーライター406は、無線タグ410から送信された電波に載せられた情報を読み取る。
アンテナ407は、無線タグ410が受信するための電波を送信する。また、アンテナ407は、無線タグ410から送信される電波を受信する。なお、無線装置400は、アンテナ407を複数備えていても良い。
バス408は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、無線装置400の各部で授受される信号を伝送する。
無線タグ410は、例えば、RFID(radio frequency identifier)タグ又はIC(integrated circuit)タグなどの、無線通信可能な装置である。無線タグ410は、典型的には、受信した電波をエネルギー源として動作するパッシブタグであるが、セミアクティブタグ又はアクティブタグであっても良い。あるいは、無線タグ410は、無線装置400と通信可能なその他の装置であっても良い。無線タグ410は、例えば、アンテナ及びメモリを備える。無線タグ410は、当該メモリに記憶された情報を電波に載せて当該アンテナから送信する。当該メモリは、例えば、店員であることを示す店員情報を記憶する。店員情報は、例えば、店員ID(identifier)である。店員IDは、店員ごとに付与されるユニークな識別情報である。なお、無線タグ410は、電波以外で無線通信をするものであっても良い。
図7は、発信装置500及び受信装置600の要部回路構成の一例を示すブロック図である。発信装置500は、受信装置600に対して情報を送信する。これにより、発信装置500は、受信装置600に対して報知動作を行わせる。報知動作は、店員H1を呼び出すために店員H1に報知を行う動作である。発信装置500は、一例として、プロセッサー501、ROM502、RAM503、補助記憶デバイス504、通信インターフェース505及びアンテナ506を含む。そして、バス507などが、これら各部を接続する。
プロセッサー501は、発信装置500の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー501は、ROM502又は補助記憶デバイス504などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、発信装置500の各種の機能を実現するべく各部を制御する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー501の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー501は、例えば、CPU、MPU、SoC、DSP、GPU、ASIC、PLD又はFPGAなどである。あるいは、プロセッサー501は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM502は、プロセッサー501を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM502は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM502は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM502は、プロセッサー501が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
RAM503は、プロセッサー501を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM503は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM503は、プロセッサー501が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM503は、典型的には揮発性メモリである。
補助記憶デバイス504は、プロセッサー501を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶デバイス504は、例えばEEPROM、HDD又はフラッシュメモリなどである。補助記憶デバイス504は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶デバイス504は、プロセッサー501が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー501での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを保存する。
ROM502又は補助記憶デバイス504に記憶されるプログラムは、後述する処理を実行するためのプログラムを含む。
通信インターフェース505は、発信装置500がネットワークNWなどを介して通信するためのインターフェースである。
アンテナ506は、受信装置600に対して電波を送信する。これにより、発信装置500は、受信装置600に情報を送信する。なお、アンテナ506は、例えば、売り場AR2、バックヤードAR3及び屋外エリアAR4に電波が届くように設置されることが好ましい。なお、発信装置500は、アンテナ506を複数備えていても良い。
バス507は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、発信装置500の各部で授受される信号を伝送する。
受信装置600は、発信装置500から送信された情報を受信する。また、受信装置600は、当該情報に基づき報知動作を行う。受信装置600は、一例として、プロセッサー601、ROM602、RAM603、補助記憶デバイス604、アンテナ605、報知デバイス606、タッチパネル607及び入力デバイス608を含む。そして、バス609などが、これら各部を接続する。
プロセッサー601は、受信装置600の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー601は、ROM602又は補助記憶デバイス604などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、受信装置600の各種の機能を実現するべく各部を制御する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー601の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー601は、例えば、CPU、MPU、SoC、DSP、GPU、ASIC、PLD又はFPGAなどである。あるいは、プロセッサー601は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM602は、プロセッサー601を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM602は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM602は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM602は、プロセッサー601が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
RAM603は、プロセッサー601を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM603は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM603は、プロセッサー601が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM603は、典型的には揮発性メモリである。
補助記憶デバイス604は、プロセッサー601を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶デバイス604は、例えばEEPROM、HDD又はフラッシュメモリなどである。補助記憶デバイス604は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶デバイス604は、プロセッサー601が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー601での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを保存する。
ROM602又は補助記憶デバイス604に記憶されるプログラムは、後述する処理を実行するためのプログラムを含む。
アンテナ605は、発信装置500から送信される電波を受信する。これにより、受信装置600は、発信装置500から情報を受信する。
報知デバイス606は、報知動作をする装置である。報知動作は、会計を必要とする買物客H2がいることを示す動作である。これにより、報知デバイス606は、受信装置600を所持している店員H1に対して、会計を必要とする買物客H2がいることを気付かせる。報知デバイス606は、例えば、バイブレーター又はスピーカーなどである。
タッチパネル607は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(electro-luminescence)ディスプレイなどのディスプレイとタッチ入力によるポインティングデバイスとが積層されたものである。タッチパネル607が備えるディスプレイは、受信装置600の操作者に各種情報を通知するための画面を表示する表示デバイスとして機能する。また、タッチパネル607は、当該操作者によるタッチ操作を受け付ける入力デバイスとして機能する。
入力デバイス608は、受信装置600の操作者による操作を受け付ける。入力デバイス608は、例えば、ボタンなどである。
バス609は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、受信装置600の各部で授受される信号を伝送する。
図8は、レジ端末700の要部回路構成の一例を示すブロック図である。レジ端末700は、一例として、プロセッサー701、ROM702、RAM703、補助記憶デバイス704、通信インターフェース705、タッチパネル706、入力デバイス707、スキャナー708及び客側タッチパネル709を含む。そして、バス710などが、これら各部を接続する。
プロセッサー701は、レジ端末700の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。レジ端末700は、決済対象となる商品の登録、及び登録された商品についての決済などのレジ業務などのために、レジ台S3などに設置される。レジ端末700は、典型的にはPOSシステムに含まれる端末である。しかしながら、レジ端末700は、POSシステムに含まれない電子キャッシュレジスターなどであっても良い。レジ端末700は、例えば、店員H1などによって操作される。なお、レジ端末700は、商品の登録を行う登録装置と、登録された商品についての決済を行う決済装置とを含んで成るセミセルフ方式であっても良い。セミセルフ方式のレジ端末700は、典型的には、登録装置を店員H1が操作し、決済装置を買物客H2が操作する。プロセッサー701は、ROM702又は補助記憶デバイス704などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、レジ端末700の各種の機能を実現するべく各部を制御する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー701の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー701は、例えば、CPU、MPU、SoC、DSP、GPU、ASIC、PLD又はFPGAなどである。あるいは、プロセッサー701は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM702は、プロセッサー701を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM702は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM702は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM702は、プロセッサー701が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
RAM703は、プロセッサー701を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM703は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM703は、プロセッサー701が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM703は、典型的には揮発性メモリである。
補助記憶デバイス704は、プロセッサー701を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶デバイス704は、例えばEEPROM、HDD又はフラッシュメモリなどである。補助記憶デバイス704は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶デバイス704は、プロセッサー701が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー701での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを保存する。
ROM702又は補助記憶デバイス704に記憶されるプログラムは、後述する処理を実行するためのプログラムを含む。一例として、レジ端末700は、当該プログラムがROM702又は補助記憶デバイス704に記憶された状態でレジ端末700の管理者などへと譲渡される。しかしながら、レジ端末700は、当該プログラムがROM702又は補助記憶デバイス704に記憶されない状態で当該管理者などに譲渡されても良い。また、レジ端末700は、当該プログラムとは別のプログラムがROM702又は補助記憶デバイス704に記憶された状態で当該管理者などに譲渡されても良い。そして、後述する処理を実行するためのプログラムが別途に当該管理者などへと譲渡され、当該管理者又はサービスマンなどによる操作の下にROM702又は補助記憶デバイス704へと書き込まれても良い。このときのプログラムの譲渡は、例えば、ディスクメディア又は半導体メモリなどのようなリムーバブルな記憶媒体に記録して、あるいはネットワークNWなどを介したダウンロードにより実現できる。
通信インターフェース705は、レジ端末700がネットワークNWなどを介して通信するためのインターフェースである。
タッチパネル706は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどのディスプレイとタッチ入力によるポインティングデバイスとが積層されたものである。タッチパネル706が備えるディスプレイは、レジ端末700の操作者に各種情報を通知するための画面を表示する表示デバイスとして機能する。また、タッチパネル706は、当該操作者によるタッチ操作を受け付ける入力デバイスとして機能する。
入力デバイス707は、レジ端末700の操作者による操作を受け付ける。入力デバイス707は、例えば、キーボード、キーパッド又はタッチパッドなどである。
スキャナー708は、商品などに表示されたバーコード又は二次元コードなどを読み取って、このバーコード又は二次元コードなどが表す商品コードを出力する。スキャナー708は、手で持って使用するタイプでも良いし、レジ台などに固定するタイプでも良い。また、スキャナー708は、レジ端末700に外付けされる周辺機器などであっても良いし、レジ端末700と一体となっているものであっても良い。
客側タッチパネル709は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどのディスプレイとタッチ入力によるポインティングデバイスとが積層されたものである。客側タッチパネル709が備えるディスプレイは、買物客H2に各種情報を通知するための画面を表示する表示デバイスとして機能する。また、客側タッチパネル709は、当該買物客H2によるタッチ操作を受け付ける入力デバイスとして機能する。なお、前述したようにレジ端末700の操作者は主に店員H1であるが、客側タッチパネル709については、買物客H2が操作者となって操作する。
バス710は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、レジ端末700の各部で授受される信号を伝送する。
以下、実施形態に係る報知システム1の動作を図9~図15などに基づいて説明する。なお、以下の動作説明における処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
図9は、無線装置400のプロセッサー401による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー401は、例えば、ROM402又は補助記憶デバイス404などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。プロセッサー401は、例えば、無線装置400の起動にともない図9に示す処理を開始する。
図10は、制御装置100のプロセッサー101による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー101は、例えば、ROM102又は補助記憶デバイス104などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。プロセッサー101は、例えば、制御装置100の起動にともない図10に示す処理を開始する。
図11は、分析装置200のプロセッサー201による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー201は、例えば、ROM202又は補助記憶デバイス204などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。プロセッサー201は、例えば、分析装置200の起動にともない図11に示す処理を開始する。
図12は、重量装置300のプロセッサー301による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー301は、例えば、ROM302又は補助記憶デバイス304などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。プロセッサー301は、例えば、重量装置300の起動にともない図12に示す処理を開始する。
図13は、発信装置500のプロセッサー501による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー501は、例えば、ROM502又は補助記憶デバイス504などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。プロセッサー501は、例えば、発信装置500の起動にともない図13に示す処理を開始する。
図14は、受信装置600のプロセッサー601による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー601は、例えば、ROM602又は補助記憶デバイス604などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。プロセッサー601は、例えば、受信装置600の起動にともない図14に示す処理を開始する。
図15は、レジ端末700のプロセッサー701による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー701は、例えば、ROM702又は補助記憶デバイス704などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。プロセッサー701は、例えば、レジ端末700の起動にともない図15に示す処理を開始する。
図9のACT11において無線装置400のプロセッサー401は、リーダーライター406を制御して、アンテナ407から電波を発信する。当該電波を受信した無線タグ410がある場合、当該無線タグ410は、店員情報を載せた電波を送信する。そして、送信された当該電波は、アンテナ407によって受信される。
ACT12においてプロセッサー401は、店員H1がレジ端末700の近くにいるか否かを判定する。あるいは、プロセッサー401は、店員H1がレジエリアAR1にいるか否かを判定する。例えば、プロセッサー401は、無線タグ410から送信された電波が受信されたならば、すなわち無線タグ410と通信可能であるならば、店員H1がレジ端末700の近くにいる、あるいは店員H1がレジエリアAR1にいると判定する。又は、プロセッサー401は、無線タグ410から送信された電波の受信強度が所定の値以上であるならば、店員H1がレジ端末700の近くにいる、あるいは店員H1がレジエリアAR1にいると判定する。ただし、プロセッサー401は、無線タグ410から受信された電波が店員情報を含んでいない場合には当該電波については無視して判定を行う。また、プロセッサー401は、複数の無線タグ410から送信された電波を受信した場合には、いずれか1つの電波が上記の条件を満たした場合に、店員H1がレジ端末700の近くにいる、あるいは店員H1がレジエリアAR1にいると判定する。例えば、無線装置400は、図1に示すような範囲R1内に無線タグ410があれば、無線タグ410と通信可能である。あるいは、無線装置400は、範囲R1内に無線タグ410があれば、無線タグ410から送信される電波を所定の値以上の受信強度で受信できる。ただし、電波状況などによって範囲R1は変動する。また、図1に示す範囲R1は円形状であるが、範囲R1の形状は円形状に限らない。例えば、アンテナ407の発する電波が指向性を有する場合などおいて、範囲R1の形状は円形状にならない。あるいは、アンテナ407が複数ある場合にも、範囲R1の形状は円形状にならない場合がある。なお、複数のアンテナ407を適切に配置するなどして、範囲R1をレジエリアAR1と同じような範囲にすることも可能である。また、レジエリアAR1が正方形に近い形状である場合には、1つのアンテナ407で範囲R1とレジエリアAR1を同じような範囲にすることも可能である。
プロセッサー401は、店員H1がレジ端末700の近くにいない、あるいは店員H1がレジエリアAR1にいないと判定するならば、ACT12においてNoと判定してACT13へと進む。
以上より、プロセッサー401は、ACT11及びACT12の処理を行うことで、レジの近くに店員H1がいないことを検知する第1の検知部として機能する。
ACT13においてプロセッサー401は、不在通知を制御装置100に送信するように通信インターフェース405に対して指示する。不在通知は、店員H1がレジ端末700の近くにいないこと、あるいは店員H1がレジエリアAR1にいないことを示す情報である。送信の指示を受けて通信インターフェース405は、当該不在通知を制御装置100に送信する。送信された当該不在通知は、制御装置100の通信インターフェース105によって受信される。プロセッサー401は、ACT13の処理の後、ACT11へと戻る。
一方、図10のACT21において制御装置100のプロセッサー101は、通信インターフェース105によって不在通知が受信されたか否かを判定する。プロセッサー101は、不在通知が受信されないならば、ACT21においてNoと判定してACT22へと進む。
ACT22においてプロセッサー101は、通信インターフェース105によって存在通知が受信されたか否かを判定する。プロセッサー101は、存在通知が受信されないならば、ACT22においてNoと判定してACT23へと進む。
ACT23においてプロセッサー101は、通信インターフェース105によって会計通知が受信されたか否かを判定する。プロセッサー101は、会計通知が受信されないならば、ACT23においてNoと判定してACT21へと戻る。かくして、プロセッサー101は、不在通知、存在通知又は会計通知が受信されるまでACT21~ACT23を繰り返す。なお、会計通知については後述する。
プロセッサー101は、ACT21~ACT23の待受状態にあるときに不在通知が受信されたならば、ACT21においてYesと判定してACT24へと進む。
以上より、プロセッサー101は、不在通知を受信することで、店員H1がレジ端末700の近く又はレジエリアAR1にいないことを検知する。したがって、プロセッサー101は、ACT21の処理を行うことで、レジの近くに店員H1がいないことを検知する第1の検知部として動作する。
ACT24においてプロセッサー101は、カメラ起動要求を分析装置200に送信するように通信インターフェース105に対して指示する。カメラ起動要求は、カメラ210を起動するように指示する情報である。送信の指示を受けて通信インターフェース105は、当該カメラ起動要求を分析装置200に送信する。送信された当該カメラ起動要求は、分析装置200の通信インターフェース205によって受信される。
一方、図11のACT31において分析装置200のプロセッサー201は、通信インターフェース205によってカメラ起動要求が受信されたか否かを判定する。プロセッサー201は、カメラ起動要求が受信されたならば、ACT31においてYesと判定してACT32へと進む。
ACT32においてプロセッサー201は、カメラ210が動作中であるか否かを判定する。プロセッサー201は、カメラ210が動作中であるならば、ACT32においてYesと判定してACT31へと戻る。対して、プロセッサー201は、カメラ210が動作中でない(停止中である)ならば、ACT32においてNoと判定してACT33へと進む。
ACT33においてプロセッサー201は、カメラインターフェース206を介してカメラ210を制御することで、カメラ210を起動させる。これにより、カメラ210は、動作中となる。プロセッサー201は、ACT33の処理の後、ACT31へと戻る。
一方、図10のACT25において制御装置100のプロセッサー101は、センサー起動要求を重量装置300に送信するように通信インターフェース105に対して指示する。センサー起動要求は、重量センサー310を起動するように指示する情報である。送信の指示を受けて通信インターフェース105は、当該センサー起動要求を重量装置300に送信する。送信された当該センサー起動要求は、重量装置300の通信インターフェース305によって受信される。プロセッサー101は、ACT25の処理の後、ACT21へと戻る。
一方、図12のACT51において重量装置300のプロセッサー301は、通信インターフェース305によってセンサー起動要求が受信されたか否かを判定する。プロセッサー301は、センサー起動要求が受信されたならば、ACT51においてYesと判定してACT52へと進む。
ACT52においてプロセッサー301は、重量センサー310が動作中であるか否かを判定する。プロセッサー301は、重量センサー310が動作中であるならば、ACT52においてYesと判定してACT51へと戻る。対して、プロセッサー301は、重量センサー310が動作中でない(停止中である)ならば、ACT52においてNoと判定してACT53へと進む。
ACT53においてプロセッサー301は、センサーインターフェース306を介して重量センサー310を制御することで、重量センサー310を起動させる。これにより、重量センサー310は、動作中となる。プロセッサー301は、ACT53の処理の後、ACT51へと戻る。
また、無線装置400のプロセッサー401は、店員H1がレジ端末700の近くにいる、あるいは店員H1がレジエリアAR1にいると判定するならば、図9のACT12においてYesと判定してACT14へと進む。
ACT14においてプロセッサー401は、存在通知を制御装置100に送信するように通信インターフェース405に対して指示する。存在通知は、店員H1がレジ端末700の近くにいること、あるいは店員H1がレジエリアAR1にいることを示す情報である。送信の指示を受けて通信インターフェース405は、当該存在通知を制御装置100に送信する。送信された当該存在通知は、制御装置100の通信インターフェース105によって受信される。プロセッサー401は、ACT14の処理の後、ACT11へと戻る。
一方、制御装置100のプロセッサー101は、図10のACT21~ACT23の待受状態にあるときに存在通知が受信されたならば、ACT22においてYesと判定してACT26へと進む。
ACT26においてプロセッサー101は、カメラ停止要求を分析装置200に送信するように通信インターフェース105に対して指示する。カメラ停止要求は、カメラ210を停止するように指示する情報である。この送信の指示を受けて通信インターフェース105は、当該カメラ停止要求を分析装置200に送信する。送信された当該カメラ停止要求は、分析装置200の通信インターフェース205によって受信される。
一方、分析装置200のプロセッサー201は、カメラ起動要求が受信されないならば、図11のACT31においてNoと判定してACT34へと進む。
ACT34においてプロセッサー201は、通信インターフェース205によってカメラ停止要求が受信されたか否かを判定する。プロセッサー201は、カメラ停止要求が受信されたならば、ACT34においてYesと判定してACT35へと進む。
ACT35においてプロセッサー201は、カメラ210が停止中であるか否かを判定する。プロセッサー201は、カメラ210が停止中であるならば、ACT35においてYesと判定してACT31へと戻る。対して、プロセッサー201は、カメラ210が停止中でない(動作中である)ならば、ACT35においてNoと判定してACT36へと進む。
ACT36においてプロセッサー201は、カメラインターフェース206を介してカメラ210を制御することで、カメラ210を停止させる。プロセッサー201は、ACT36の処理の後、ACT31へと戻る。
一方、図10のACT27において制御装置100のプロセッサー101は、センサー停止要求を重量装置300に送信するように通信インターフェース205に対して指示する。センサー停止要求は、重量センサー310を停止するように指示する情報である。送信の指示を受けて通信インターフェース205は、当該センサー停止要求を重量装置300に送信する。送信された当該センサー停止要求は、重量装置300の通信インターフェース305によって受信される。プロセッサー101は、ACT27の処理の後、ACT21へと戻る。
一方、重量装置300のプロセッサー301は、センサー起動要求が受信されないならば、図12のACT51においてNoと判定してACT54へと進む。
ACT54においてプロセッサー301は、通信インターフェース305によってセンサー停止要求が受信されたか否かを判定する。プロセッサー301は、センサー停止要求が受信されたならば、ACT54においてYesと判定してACT55へと進む。
ACT55においてプロセッサー301は、重量センサー310が停止中であるか否かを判定する。プロセッサー301は、重量センサー310が停止中であるならば、ACT55においてYesと判定してACT51へと戻る。対して、プロセッサー301は、重量センサー310が停止中でない(動作中である)ならば、ACT55においてNoと判定してACT56へと進む。
ACT56においてプロセッサー301は、センサーインターフェース306を介して重量センサー310を制御することで、重量センサー310を停止させる。プロセッサー301は、ACT56の処理の後、ACT51へと戻る。
以上のように、報知システム1は、レジ端末700の近くに店員H1がいない間、カメラ210及び重量センサー310を動作させる。そして、報知システム1は、レジ端末700の近くに店員H1がいる間、カメラ210及び重量センサー310を停止させる。
一方、分析装置200のプロセッサー201は、カメラ停止要求が受信されないならば、ACT34においてNoと判定してACT37へと進む。
ACT37においてプロセッサー201は、カメラ210が動作中であるか否かを判定する。プロセッサー201は、カメラ210が動作中でない(停止中である)ならば、ACT37においてNoと判定してACT31へと戻る。対して、プロセッサー201は、カメラ210が動作中であるならば、ACT37においてYesと判定してACT38へと進む。
ACT38においてプロセッサー201は、カメラ210が出力する画像を取得する。
ACT39においてプロセッサー201は、画像分析により、買物客H2がレジエリアAR1にいるか否かを判定する。プロセッサー201は、買物客H2がレジエリアAR1にいないならば、ACT39においてNoと判定してACT31へと戻る。対して、プロセッサー201は、買物客H2がレジエリアAR1にいるならば、ACT39においてYesと判定してACT40へと戻る。
ACT40においてプロセッサー201は、ACT38で取得した画像を画像分析することで、当該画像に写っている買物客H2の表情及び行動の特徴量を求める。
ACT41においてプロセッサー201は、ACT40で求めた特徴量に基づき、行動データベース2041を参照することで、買物客H2の行動及び表情を認識する。
ACT42においてプロセッサー201は、買物客H2が現に会計を必要としているか否かを判定する。例えば、プロセッサー201は、ACT41で認識した行動及び表情に基づき、買物客H2が特定の行動又は表情をしている場合に当該買物客H2が会計を必要としていると判定する。プロセッサー201は、例えば、当該買物客H2が以下に列挙したような行動をした場合に当該買物客H2が会計を必要としていると判定する。
・買物客H2がレジ台S3に商品を載せた。あるいは、買物客H2がレジ台S3の特定の範囲に商品を載せた。
・買物客H2がレジエリアAR1内で立って待っている。
・買物客H2がカバン又はポケットなどから財布を出す。
・買物客H2が首を左右に振るなどして店員H1を探す。
・買物客H2が顔をレジ台S3の方に向ける。特に、買物客H2が顔をレジ端末700の方に向ける。
・買物客H2が視線をレジ台S3の方に向ける。特に、買物客H2が視線をレジ端末700の方に向ける。
また、プロセッサー201は、例えば、当該買物客H2が以下に列挙したような表情をした場合に当該買物客H2が会計を必要としていると判定する。
・買物客H2が眉を顰めるような表情をする。
・買物客H2が眉間に皺を寄せるような表情をする。
・買物客H2が口を尖らせるような表情をする。
・買物客H2が口角の下がった表情をする。
・買物客H2が鼻を膨らませるような表情をする。
なお、プロセッサー201は、買物客H2が上に挙げたような行動及び表情のうちの複数の行動又は表情をした場合に、当該買物客H2が会計を必要としていると判定を行っても良い。
また、プロセッサー201は、買物客H2が会計を必要としているか否かの判定に、ディープラーニングなどを用いた機械学習の結果を用いても良い。なお、このような方法を用いる場合には、買物客H2がどのような行動又は表情をしている場合に当該買物客H2が会計を必要としているとプロセッサー201が判定することの判定基準はブラックボックスとなる場合がある。
プロセッサー201は、買物客H2が会計を必要としていると判定しないならば、ACT42においてNoと判定してACT31へと戻る。対して、プロセッサー201は、買物客H2が会計を必要としていると判定するならば、ACT42においてYesと判定してACT43へと進む。
以上より、プロセッサー201は、ACT40~ACT42の処理を行うことで買物客H2が会計を必要としていることを検知する第2の検知部として機能する。
ACT43においてプロセッサー201は、会計通知を制御装置100に送信するように通信インターフェース205に対して指示する。会計通知は、会計を必要としている買物客H2がいることを通知する情報である。送信の指示を受けて通信インターフェース205は、当該会計通知を制御装置100に送信する。送信された当該会計通知は、制御装置100の通信インターフェース105によって受信される。プロセッサー201は、ACT43の処理の後、ACT31へと戻る。
一方、制御装置100のプロセッサー101は、図10のACT21~ACT23の待受状態にあるときに会計通知が受信されたならば、ACT23においてYesと判定してACT28へと進む。
以上より、プロセッサー101は、会計通知を受信することで、買物客H2が会計を必要としていることを検知する。したがって、プロセッサー101は、ACT23の処理を行うことで、第2の検知部として機能する。
ACT28においてプロセッサー101は、報知要求を発信装置500に送信するように通信インターフェース105に対して指示する。報知要求は、例えば、受信装置600に報知動作を行わせるように要求する情報である。送信の指示を受けて通信インターフェース105は、当該報知要求を発信装置500に送信する。送信された当該報知要求は、発信装置500の通信インターフェース505によって受信される。
一方、図13のACT71において発信装置500のプロセッサー501は、通信インターフェース505によって報知要求が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー501は、報知要求が受信されたならば、ACT71においてYesと判定してACT72へと進む。
ACT72においてプロセッサー501は、報知情報をアンテナ506から発信する。報知情報は、報知動作を実行するように指示する情報である。発信された当該報知情報は、受信装置600によって受信される。プロセッサー501は、ACT72の処理の後、ACT71へと戻る。
一方、図14のACT81において受信装置600のプロセッサー601は、アンテナ605によって報知情報が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー601は、報知情報が受信されたならば、ACT81においてYesと判定してACT82へと進む。
ACT82においてプロセッサー601は、報知デバイス606を制御して報知動作の実行を開始させる。
以上より、プロセッサー601は、ACT82の処理を行うことで、店員H1にレジに行かせるための所定の報知をする報知部として機能する。また、プロセッサー601は、報知情報を受信した場合にACT82の処理を行う。また、発信装置500は、報知要求を受信した場合に報知情報を発信する。したがって、制御装置100は、報知要求を送信することで、店員H1に前記レジに行かせるための報知をする。以上より、制御装置100のプロセッサー101は、ACT28の処理を行うことで、報知部として機能する。
ACT83においてプロセッサー601は、タッチパネル607を制御して、タッチパネル607のディスプレイに、店員H1に対してレジエリアAR1のレジ端末700に向かうように指示する内容の画像、及び店員H1に対して会計を行うように指示する内容の画像などを表示させる。なお、文字なども、画像の一種である。
ACT84においてプロセッサー601は、報知動作を停止させる操作が行われるのを待ち受ける。すなわちプロセッサー601は、報知動作を停止させるボタンを操作するなどの予め定められた操作が行われるのを待ち受ける。プロセッサー601は、報知動作を停止させる操作が行われたならば、ACT84においてYesと判定してACT85へと進む。
ACT85においてプロセッサー601は、報知デバイス606を制御して報知動作の実行を停止させる。プロセッサー601は、ACT85の処理の後、ACT81へと戻る。
一方、図10のACT29において制御装置100のプロセッサー101は、表示要求をレジ端末700に送信するように通信インターフェース105に対して指示する。表示要求は、店員を呼び出していることを示す表示をするように要求する情報である。送信の指示を受けて通信インターフェース105は、当該表示要求をレジ端末700に送信する。送信された当該表示要求は、レジ端末700の通信インターフェース705によって受信される。プロセッサー101は、ACT29の処理の後、ACT21へと戻る。
一方、図15のACT91においてレジ端末700のプロセッサー701は、通信インターフェース705によって表示要求が受信されるのを待ち受けている。プロセッサー701は、表示要求が受信されたならば、ACT91においてYesと判定してACT92へと進む。
ACT92においてプロセッサー701は、客側タッチパネル709を制御して、店員H1を呼び出し中であることを示す画像を表示させる。プロセッサー701は、ACT92の処理の後、ACT91へと戻る。
以上より、プロセッサー701は、ACT92の処理を行うことで、店員H1に報知を行っていることを買物客H2に報知する利用者報知部として機能する。
一方、プロセッサー301は、センサー停止要求が受信されないならば、ACT54においてNoと判定してACT57へと進む。
ACT57においてプロセッサー301は、重量センサー310が動作中であるか否かを判定する。プロセッサー301は、重量センサー310が動作中でない(停止中である)ならば、ACT57においてNoと判定してACT51へと戻る。対して、プロセッサー301は、重量センサー310が動作中であるならば、ACT57においてYesと判定してACT58へと進む。
ACT58においてプロセッサー301は、重量センサーが出力する計測値を取得する。
ACT59においてプロセッサー301は、買物客H2によってレジ台S3に商品が置かれたか否かを判定する。例えば、プロセッサー301は、重量センサーから取得した計測値が一定以上に増加した場合に、レジ台S3に商品が置かれたと判定する。プロセッサー301は、レジ台S3に商品が置かれたと判定しないならば、ACT59においてNoと判定してACT51へと戻る。対して、プロセッサー301は、レジ台S3に商品が置かれたと判定するならば、ACT59においてYesと判定してACT60へと進む。
ACT60においてプロセッサー301は、会計通知を制御装置100に送信するように通信インターフェース305に対して指示する。この送信の指示を受けて通信インターフェース305は、当該会計通知を制御装置100に送信する。送信された当該会計通知は、制御装置100の通信インターフェース105によって受信される。プロセッサー301は、ACT60の処理の後、ACT51へと戻る。なお、会計通知を受信した制御装置100は、前述の説明と同様に動作する。
実施形態の報知システム1は、店員H1がレジ端末700の近くにおらず、会計を必要とする買物客H2がいると判定する場合、店員H1が所持する受信装置600に報知動作を実行させる。なお、報知システム1は、買物客H2の表情及び行動の少なくともいずれかに基づいて会計を必要とする買物客H2がいるか否かを判定する。実施形態の報知システム1は、このように報知動作を実行することで、店員H1に会計が必要な買物客H2がいることを気付かせることができる。また、店員H1は、受信装置600が報知動作を実行していることに気付いたならば、会計をするためにレジエリアAR1のレジ端末700に向かうことができる。したがって、買物客H2は、店員H1を呼ぶ手間が不要となる。
また、実施形態の報知システム1は、カメラ210により撮影した画像を分析することで、買物客H2の行動及び表情を認識する。このように、実施形態の報知システム1は、カメラ210を用いて買物客H2を映すことができれば買物客H2が会計を必要としているか否かを判定することができる。
また、実施形態の報知システム1は、買物客H2がレジ台S3に商品を置いたことを検知したならば、会計を必要とする買物客H2がいると判定する。したがって、買物客H2は、レジ台S3に商品を置くだけで店員H1が来るので、手間がかからない。
また、実施形態の報知システム1は、重量センサー310が出力する計測値により、買物客H2がレジ台S3に商品を置いたことを検知する。このように、実施形態の報知システム1は、重量センサー310を設置すれば動作可能であるので、安価に構築が可能である。
また、実施形態の報知システム1は、受信装置600に報知動作を実行させた場合、店員H1を呼び出していることを客側タッチパネル709に表示する。これにより、買物客H2は、店員H1を呼ばなくても待っていれば店員H1が来ることが分かる。
上記の実施形態は以下のような変形も可能である。
上記の実施形態では、報知システム1は、店員H1がレジ端末700の近く又はレジエリアAR1にいる間はカメラ210及び重量センサー310を停止し、いない間はカメラ210及び重量センサー310を動作させる。しかしながら、報知システム1は、店員H1がレジ端末700の近く又はレジエリアAR1にいるかいないかに拘らずカメラ210及び重量センサー310を動作させたままにしておいても良い。この場合、報知システム1は、店員H1がレジ端末700の近く又はレジエリアAR1にいる間は、会計を必要としている買物客H2がいることの判定を行う。そして、報知システム1は、店員H1がレジ端末700の近く又はレジエリアAR1にいない間は、会計を必要としている買物客H2がいることの判定を行う。
実施形態の報知システムは、制御装置100、分析装置200、重量装置300、無線装置400、発信装置500及びレジ端末700のうちのいずれか2つ以上の装置に代えて、当該いずれか2つ以上の装置の機能を兼ねる装置を備えていても良い。
制御装置100又は分析装置200は、ストアコンピューターなどであっても良い。
実施形態の報知システムは、光学センサー、超音波センサー又はその他センサーを用いて会計を必要とする買物客H2がいることを検知しても良い。
また、実施形態の報知システムは、光学センサー、超音波センサー又はその他センサーを用いて買物客H2がレジ台S3に商品を置いたことを検知しても良い。これらのセンサーは、レジ台の商品を検知するセンサーの例である。
報知システム1は、店員H1がレジ端末700の近くにいること又は店員H1がレジエリアAR1にいることを、複数のアンテナ407による、無線タグ410から送信された電波の受信強度を用いて判定しても良い。また、報知システム1は、店員H1がレジ端末700の近くにいること又は店員H1がレジエリアAR1にいることを、アンテナ407を用いて求めた無線タグ410の存在する方向を用いて判定しても良い。
報知システム1は、店員H1がレジ端末700の近くにいること又は店員H1がレジエリアAR1にいることを、カメラ210又はその他のセンサーを用いて判定しても良い。カメラ210を用いてこのことを判定する場合、報知システム1は、例えば、顔などの生体情報の特徴を示す特徴量を用いた顔認識などの方法により店員H1を特定することで店員H1の位置を特定する。あるいは、報知システム1は、店員H1の位置を追跡し続けることで店員H1の位置を特定する。
報知システム1は、買物客H2がレジエリアAR1にいることを、光学センサー、超音波センサー又はその他センサーを用いて判定しても良い。
報知システム1は、レジエリアAR1外にいる買物客H2に対して、会計を必要としていることの検知を行っても良い。このようにすることで、報知システム1は、買物客H2がレジ端末700に向かっている最中に店員を呼び出すことも可能である。
実施形態の報知システムは、受信装置600ではなく、店舗S1に設置されたスピーカーに報知動作を行わせても良い。例えば、実施形態の報知システムは、当該スピーカーに、予め定められた特定の音声を出力させることで、会計を必要としている買物客H2がいることを店員H1に報知する。店員H1は、当該特定の音声の意味を覚えておけば、会計を必要としている買物客H2がいることを知ることが出来る。あるいは、実施形態の報知システムは、当該スピーカーに、会計を必要としている買物客H2がいることを知らせる音声を出力させても良い。この場合、当該スピーカーを制御する装置は、報知部の一例として機能する。
また、実施形態の報知システム1は、受信装置600又は店舗S1に設置されたスピーカーを用いる方法に限らず、その他の方法により、会計を必要としている買物客H2がいることを店員H1に報知しても良い。
報知システム1は、会計を必要としている買物客H2がいなくなったら、報知動作を停止させても良い。
上記の実施形態の報知システムは、店舗のレジに適用したものである。しかしながら、実施形態の報知システムは、銀行若しくは役所などの窓口、又はホテル、カラオケ若しくは企業などの受付に対して適用することもできる。この場合の報知システムは、会計を必要としている買物客に代えて窓口又は受付に用事がある利用者を検知する。
プロセッサー101、プロセッサー201、プロセッサー301、プロセッサー401、プロセッサー501、プロセッサー601又はプロセッサー701は、上記実施形態においてプログラムによって実現する処理の一部又は全部を、回路のハードウェア構成によって実現するものであっても良い。
上記実施形態における各装置は、例えば、各処理を実行するためのプログラムが記憶された状態で各装置の管理者などへと譲渡される。しかしながら、当該各装置は、当該プログラムが記憶されない状態で当該管理者などに譲渡されても良い。また、当該各装置は、当該プログラムとは別のプログラムが記憶された状態で当該管理者などに譲渡されても良い。そして、当該プログラムが別途に当該管理者などへと譲渡され、当該管理者又はサービスマンなどによる操作に基づいて当該各装置に記憶されても良い。このときのプログラムの譲渡は、例えば、ディスクメディア又は半導体メモリなどのようなリムーバブルな記憶媒体を用いて、あるいはインターネット又はLANなどを介したダウンロードにより実現できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。