JP2017204758A - 画像データ処理システム、サーバ、画像データ処理方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像データ処理システム、サーバ、画像データ処理方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サービスの提供者のコンピュータのリソースを従来よりも有効に使用できるようにしながら、ユーザに必要な機能を使用させる。【解決手段】簡略仕分サーバ3Aおよび詳細仕訳サーバ3Bからなる画像データ処理システムであり、特定の処理を行うことができない簡略仕分サーバ3Aは、特定の処理を行う必要がある場合に、画像形成装置1から受信した画像データを詳細仕分サーバ3Bへ送信する。詳細仕分サーバ3Bは、簡略仕分サーバ3Aから受信した画像データに対して特定の処理を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、サーバの特定の機能をユーザに使用させる技術に関する。
クラウドコンピューティングの技術の1つとして、データをインターネット上のファイルサーバに保存するオンラインストレージが、従来から知られている。
複合機がファックス端末から受信したファックスのデータに対しても、この技術を適用することができる。
具体的には、ファックスのデータを複合機からファイルサーバへ転送し、そのデータをファックス端末のファックス番号に対応するフォルダ、またはそのデータの宛先となる人もしくは会社すなわち受信者に対応するフォルダに仕分けて保存する。受信者に対応して保存する技術として、特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1には、次のようなサーバが記載されている。複合機が、ファックスから受信した文書をサーバへ送信する。サーバが、受信した文書に付与されている二次元コードを解析し、受信側の担当者などを示す第1の情報を取得する。また、特定の領域に対してOCR処理を実行して、受信側の担当者などを示す第2の情報を取得する。そして、第1の情報または第2の情報を用いて、文書の保存先を決定する。
その他、クラウドコンピューティングに関連する複合機の技術が、特許文献2に記載されている。これによると、複合機が読み込んだ印刷物の画像に宛先情報に対応する関連情報が存在しない場合、サーバは、印刷物の送信元が過去に送信した宛先を履歴情報から抽出し、抽出した宛先に関する関連情報を複合機に送信する。
特開2015−211428号公報 特開2008−219667号公報
上述のように、オンラインストレージには、ファックス番号に対応して仕分けて保存する機能、および受信者に対応して仕分けて保存する機能など、様々な機能がある。
ところで、これら機能を提供するサービスには、様々な形態がある。例えば、1つの機能だけを提供するサービスであったり、様々な機能をまとめて提供する大掛かりなサービスであったりする。
ユーザの利便性を考えると、様々な機能をまとめて提供するサービスの方が望ましい。しかし、サービスの提供者のコンピュータのリソースを考えると、望ましくない場合がある。
例えば、普段は1つの機能を提供するサービスを使用していたユーザが、ある特定の機能を使用するために、様々な機能を提供するサービスに乗り換えることがある。このようなユーザは、特定の機能は使用するが、それ以外の機能は使用しない可能性がある。または、特定の機能をユーザが時々しか使用しない可能性もある。このような場合、提供者は、様々な機能のうちの使用されない機能に対して、コンピュータのリソースを割り当てていることになる。つまり、リソースを無駄に使用していることになる。このことは、オンラインストレージに限らず、クラウドコンピューティングに関連する他の技術にも共通する。
本発明は、このような問題点に鑑み、サービスの提供者のコンピュータのリソースを従来よりも有効に使用できるようにしながら、ユーザに必要な機能を使用させることを、目的とする。
本発明の一実施形態に係る画像データ処理システムは、第1のサーバおよび当該第1のサーバでは行うことができない特定の処理を実施する第2のサーバからなる画像データ処理システムであって、前記第1のサーバは、前記特定の処理を行う必要がある場合に、画像処理装置から受信した画像データを前記第2のサーバへ送信する、送信手段、を有し、前記第2のサーバは、前記第1のサーバから受信した前記画像データに対して前記特定の処理を行う特定処理手段、を有する。
本発明の一実施形態に係るサーバは、特定の処理を行うことができないサーバであって、前記特定の処理を画像処理装置から受信した画像データに対して行う必要がある場合に、当該特定の処理を行うことができる他のサーバへ当該画像データを送信する送信手段、を有する。
好ましくは、端末装置を識別する識別情報と前記特定の処理の要否を示す要否情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、前記画像データを前記画像処理装置へ送信した前記端末装置を識別する前記識別情報に関連付けられている前記要否情報を前記記憶手段から検索する検索手段と、を有し、前記送信手段は、検索された前記要否情報が前記特定の処理を要する旨を示す場合に、または、前記検索手段が前記識別情報を検索できなかった場合に、前記画像データを前記他のサーバへ送信する。
本発明の他の実施形態に係るサーバは、他のサーバでは行うことができない特定の処理を行うことができるサーバであって、画像処理装置から前記他のサーバへ送信された画像データに対して前記特定の処理を行う必要がある場合に、当該他のサーバから送信されてきた当該画像データに対して当該特定の処理を行う、特定処理手段、を有する。
好ましくは、前記特定の処理は、前記画像データを受け取る個人を示す第1の受取人情報を当該画像データから検索して抽出する処理、および前記画像データを記憶させるべき記憶先を示す記憶先情報を生成する処理を含み、前記特定処理手段が他の画像データを検索して抽出した、当該他の画像データを受け取る個人を示す第2の受取人情報と、当該他の画像データを前記画像処理装置へ送信した端末装置を識別する第2の識別情報と、を関連付けて記憶する、記憶手段と、前記画像データを前記画像処理装置へ送信した前記端末装置を識別する第1の識別情報と同じ前記第2の識別情報を前記記憶手段から検索する、検索手段と、を有し、前記特定処理手段は、前記第1の受取人情報が抽出された場合は当該第1の受取人情報を含めて前記記憶先情報を生成し、抽出されなかった場合は検索された前記第2の識別情報に関連付けられた前記第2の受取人情報を含めて前記記憶先情報を生成する。
本発明によると、サービスの提供者のコンピュータのリソースを従来よりも有効に使用できるようにしながら、ユーザに必要な機能を使用させることができる。
原稿仕分システムの全体的な構成を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 簡略仕分サーバのハードウェア構成の例を示す図である。 簡略仕分サーバの機能的構成の第1の例を示す図である。 詳細仕分サーバの機能的構成の例を示す図である。 仕分情報記憶部の例を示す図である。 履歴情報記憶部の例を示す図である。 第1の実施形態における第1の事例の処理の流れの例を示す図である。 第1の実施形態における第2の事例の処理の流れの例を示す図である。 第1の実施形態における第3の事例の処理の流れの例を示す図である。 第1の実施形態における第4の事例の処理の流れの例を示す図である。 簡略仕分サーバの機能的構成の第2の例を示す図である。 第2の実施形態の処理の流れの例を示す図である。
〔第1の実施形態〕
図1は、原稿仕分システム100の全体的な構成を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、簡略仕分サーバ3Aのハードウェア構成の例を示す図である。
原稿仕分システム100は、図1に示すように、画像形成装置1、複数のファックス端末2、簡略仕分サーバ3A、詳細仕分サーバ3B、複数の記憶サーバ3C、および通信回線4などによって構成されている。
原稿仕分システム100は、ファックス端末2から画像形成装置1に送信された画像データ6Dを複数の記憶サーバ3Cのいずれかへ仕分けて記憶するシステムである。
画像データ6Dは、ファックス端末2によって印刷物から読み取られた画像を電子データ化したものである。
画像形成装置1、複数のファックス端末2、簡略仕分サーバ3A、詳細仕分サーバ3B、および複数の記憶サーバ3Cは、通信回線4を介して通信することができる。通信回線4として、LAN(Local Area Network)、インターネット、公衆回線、または専用回線などが用いられる。
ファックス端末2は、印刷物から画像を読み取ることによってその画像の画像データ6Dを生成し、画像形成装置1へ送信する。この際、ファックス端末2のファックス番号が、発信者番号6D1として画像形成装置1へ通知される。ファックス端末2は、一般的なファックス通信機能を持った装置と同じ構成である。なお、画像形成装置1へ送信された画像データ6Dおよび発信者番号6D1は、簡略仕分サーバ3Aへ転送される。
画像形成装置1は、コピー、PCプリント、ファックス、スキャナ、およびボックスなどの機能を集約した装置である。一般に、「複合機」または「MFP(Multi Function Peripherals)」などと呼ばれることがある。
PCプリント機能は、パーソナルコンピュータから受信した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する機能である。「ネットワークプリンティング」または「ネットワークプリント」などと呼ばれることもある。
ボックス機能は、ユーザごとに「ボックス」または「パーソナルボックス」などと呼ばれる記憶領域を与えておき、各ユーザが自分の記憶領域によって画像データなどを記憶し管理するための機能である。グループごとにボックスを設けておき、グループのメンバで共用することもできる。ボックスは、パーソナルコンピュータにおける「フォルダ」または「ディレクトリ」に相当する。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、補助記憶装置10d、タッチパネルディスプレイ10e、操作キーパネル10f、NIC(Network Interface Card)10g、ファックス通信ユニット10h、スキャンユニット10i、およびプリントユニット10jなどによって構成される。
タッチパネルディスプレイ10eは、ユーザに対するメッセージを示す画面、ユーザがコマンドまたは情報を入力するための画面、およびCPU10aが実行した処理の結果を示す画面などを表示する。また、タッチパネルディスプレイ10eは、タッチされた位置を示す信号をCPU10aへ送る。
操作キーパネル10fは、いわゆるハードウェアキーボードであって、テンキー、スタートキー、ストップキー、およびファンクションキーなどによって構成される。
NIC10gは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルで他の装置との通信を行う。
ファックス通信ユニット10hは、ファックス端末2との間でG3などのプロトコルで画像データ6Dなどの画像データをやり取りする。
スキャンユニット10iは、プラテンガラスの上にセットされたシートに記されている画像を読み取って画像データを生成する。
プリントユニット10jは、スキャンユニット10iによって読み取られた画像のほか、NIC10gまたはファックス通信ユニット10hによってファックス端末2から受信した画像データに示される画像を用紙に印刷する。
ROM10cまたは補助記憶装置10dには、上述のコピーなどの各機能を実現するためのプログラムが記憶されている。これらのプログラムは、必要に応じてRAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。補助記憶装置10dとして、ハードディスクドライブまたはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
図1に戻って、簡略仕分サーバ3Aは、画像形成装置1から受信した画像データ6Dの記憶先を決定し、画像データ6Dを決定した記憶先となる記憶サーバ3Cへ記憶する。
簡略仕分サーバ3Aは、図3に示すように、CPU30a、RAM30b、ROM30c、大容量記憶装置30d、およびNIC30eなどによって構成される。
ROM30cまたは大容量記憶装置30dには、簡略仕分プログラム31P(図4参照)が記憶されている。大容量記憶装置30dとして、ハードディスクドライブまたはSSDなどが用いられる。簡略仕分プログラム31Pは、RAM30bにロードされ、CPU30aによって実行される。簡略仕分プログラム31Pについては、後に説明する。
図1に戻って、詳細仕分サーバ3Bは、画像データ6Dの記憶先を簡略仕分サーバ3Aよりもさらに詳細に決定するサーバである。詳細仕分サーバ3Bのハードウェア構成は、簡略仕分サーバ3Aのハードウェア構成と基本的に同じ構成であり、図3に示した通りである。
ただし、ROM30cまたは大容量記憶装置30dには、簡略仕分プログラム31Pの代わりに詳細仕分プログラム36P(図5参照)が記憶されている。詳細仕分プログラム36Pは、RAM30bにロードされ、CPU30aによって実行される。詳細仕分プログラム36Pについては、後に説明する。
記憶サーバ3Cは、画像データ6Dを、簡略仕分サーバ3Aまたは詳細仕分サーバ3Bによって記憶先として決定されたフォルダに記憶するサーバである。
記憶サーバ3Cとして、Evernote(登録商標)、Googleドライブ、OneDrive(登録商標)、およびDropbox(登録商標)などの既存のサービスのサーバを用いてもよい。
〔原稿仕分システム100の第1の実施形態〕
図4は、簡略仕分サーバ3Aの機能的構成の第1の例を示す図である。図5は、詳細仕分サーバ3Bの機能的構成の例を示す図である。図6は、仕分情報記憶部301の例を示す図である。図7は、履歴情報記憶部364の例を示す図である。図8は、第1の実施形態における第1の事例の処理の流れの例を示す図である。図9は、第1の実施形態における第2の事例の処理の流れの例を示す図である。図10は、第1の実施形態における第3の事例の処理の流れの例を示す図である。図11は、第1の実施形態における第4の事例の処理の流れの例を示す図である。
簡略仕分プログラム31Pによると、図4に示す仕分情報記憶部301、仕分情報検索部302、フラグ判別部303、記憶先決定部304、記憶用送信部305、および詳細仕分用送信部306の機能が簡略仕分サーバ3Aに実現される。
また、詳細仕分プログラム36Pによると、図5に示すOCR処理部361、受信者抽出部362、履歴情報検索部363、履歴情報記憶部364、履歴情報生成部365、履歴情報更新部366、フォルダ情報生成部367、および送信部368の機能が詳細仕分サーバ3Bに実現される。
以下、簡略仕分サーバ3Aの各部および詳細仕分サーバ3Bの各部の処理を、図4ないし図7を参照しながら説明する。
図4に示される仕分情報記憶部301は、仕分情報6Aを予め記憶している。仕分情報6Aは、図6に示すように、ファックス端末2ごとに1つずつ記憶されている。仕分情報6Aには、ファックス番号6A1、仕分先情報6A2、および詳細フラグ6A3が含まれる。
ファックス番号6A1は、ファックス端末2のファックス番号である。仕分先情報6A2は、画像データ6Dの記憶先となる記憶サーバ3Cを示す情報である。
詳細フラグ6A3は、仕分先情報6A2に示される記憶サーバ3Cのどのフォルダに画像データ6Dを記憶するのかを、簡略仕分サーバ3Aだけが決定するのか、または簡略仕分サーバ3Aおよび詳細仕分サーバ3Bが連携して決定するのかを示す情報である。「ON」は簡略仕分サーバ3Aおよび詳細仕分サーバ3Bが連携して決定することを意味し、「OFF」は簡略仕分サーバ3Aだけが決定することを意味する。
なお、仕分先情報6A2および詳細フラグ6A3は、ユーザが任意に設定することができる。
簡略仕分サーバ3Aの各部は、画像データ6Dおよび発信者番号6D1が画像形成装置1から転送されてくると、次の通り処理を行う。
仕分情報検索部302は、画像形成装置1から受信した発信者番号6D1と同じファックス番号6A1を仕分情報記憶部301から検索し、それを含む仕分情報6Aを抽出する。
フラグ判別部303は、抽出した仕分情報6Aの詳細フラグ6A3がONまたはOFFのいずれであるかを、判別する。
記憶先決定部304は、抽出した仕分情報6Aのファックス番号6A1および仕分先情報6A2を使用して、画像データ6Dの記憶先を決定する。詳細は後述する。
詳細仕分用送信部306は、画像データ6Dおよび発信者番号6D1を詳細仕分サーバ3Bへ送信する。発信者番号6D1と同じファックス番号6A1を含む仕分情報6Aが仕分情報検索部302によって抽出された場合は、その仕分情報6Aの仕分先情報6A2も併せて送信する。
記憶用送信部305は、画像データ6Dを記憶サーバ3Cへ送信する。簡略仕分サーバ3Aが詳細仕分サーバ3Bからフォルダ情報6Cを受信している場合は、フォルダ情報6Cも併せて送信する。
図5に示す詳細仕分サーバ3Bの各部は、画像データ6Dなどが簡略仕分サーバ3Aから送信されてくると、次の通り処理を行う。
OCR処理部361は、簡略仕分サーバ3Aから送信されてきた画像データ6Dに示される文字を、OCR(Optical Character Recognition)の技術によって認識し、認識した文字をテキストデータとして抽出する。
受信者抽出部362は、OCR処理部361によって抽出されたテキストデータの中から、画像データ6Dを受け取るべき人または会社すなわち受信者を示す受信者情報6D2を抽出する。
例えば、受信者抽出部362は、文字列「To」および「様」を検索し、検索した文字列の間にある文字列を、受信者情報6D2として抽出する。または、所定の欄に示される文字列を、受信者情報6D2として抽出してもよい。そのほか、公知の方法によって抽出してもよい。
履歴情報検索部363は、簡略仕分サーバ3Aから受信した発信者番号6D1と同じファックス番号6B1を履歴情報記憶部364から検索し、それを含む履歴情報6Bを抽出する。または、受信者抽出部362によって抽出された受信者情報6D2を含む関連者情報6B2を履歴情報記憶部364から検索し、それを含む履歴情報6Bを抽出する。履歴情報6Bについては、次に説明する。
履歴情報記憶部364には、図7に示すように、過去に画像形成装置1と通信したファックス端末2ごとに1つずつ履歴情報6Bが記憶されている。履歴情報6Bには、ファックス番号6B1および関連者情報6B2が示される。
ファックス番号6B1は、ファックス端末2のファックス番号である。関連者情報6B2は、過去にそのファックス端末2から画像形成装置1へ送信された他のいずれかの画像データ6Dの受信者となったことがある者を示す情報である。
履歴情報6Bは、次に説明するように、履歴情報生成部365によって生成され、履歴情報更新部366によって更新される。
履歴情報生成部365は、簡略仕分サーバ3Aから送信されてきた画像データ6Dの発信元であるファックス端末2の履歴情報6Bが未だ履歴情報記憶部364に記憶されていなければ、その履歴情報6Bを生成する。詳細には、そのファックス端末2のファックス番号がファックス番号6B1として示され、受信者抽出部362によって抽出された受信者情報6D2が関連者情報6B2として示される、履歴情報6Bを生成する。受信者情報6D2が抽出されなかった場合、および履歴情報6Bが既に履歴情報記憶部364に記憶されている場合は、生成しない。
履歴情報更新部366は、履歴情報検索部363によって抽出された履歴情報6Bを次のように更新する。
履歴情報6Bの関連者情報6B2と受信者情報6D2とを比較し、受信者情報6D2が関連者情報6B2に含まれているか否かを判別する。含まれていない場合は、履歴情報更新部366は、関連者情報6B2に受信者情報6D2を追記する。含まれている場合は、追記しない。
フォルダ情報生成部367は、発信者番号6D1、仕分先情報6A2、受信者情報6D2または関連者情報6B2などを用いて、画像データ6Dを記憶するためのフォルダを示すフォルダ情報6Cを生成する。生成については、後に説明する。
送信部368は、フォルダ情報6C、ファックス番号6B1、関連者情報6B2、または受信者情報6D2などを、簡略仕分サーバ3Aへ送信する。送信については、後に説明する。
以上の構成を備える原稿仕分システム100における処理の流れを、図8ないし図11のシーケンス図を参照しながら、4個の事例を用いて説明する。
〔第1の事例(詳細フラグ6A3がOFFの場合)〕
画像形成装置1へファックスで画像を送信しようとする者は、画像の送信先を画像形成装置1のファックス番号に設定して、画像が記された印刷物をファックス端末2に読み取らせる。
ファックス端末2は、印刷物から読み取った画像を画像データ6Dに変換して、画像データ6Dを画像形成装置1へ送信する。この際に、発信者番号6D1が画像形成装置1へ通知される。
すると、画像形成装置1は、受信した画像データ6Dおよび通知された発信者番号6D1を、簡略仕分サーバ3Aへ転送する(図8の#101)。
簡略仕分サーバ3Aが画像データ6Dおよび発信者番号6D1を受信すると(#102)、仕分情報検索部302は、仕分情報記憶部301(図6参照)から、発信者番号6D1と同じファックス番号6A1を検索し、それを含む仕分情報6Aの抽出を試みる(#103)。ここでは、仕分情報6Aが抽出されたとする。
フラグ判別部303は、抽出した仕分情報6Aの詳細フラグ6A3がONであるかOFFであるかを判別する(#104)。ここでは、詳細フラグ6A3がOFFであると判別されたとする。
記憶先決定部304は、詳細フラグ6A3がOFFの場合は、詳細仕分サーバ3Bと連携することなく、ファックス番号6A1および仕分先情報6A2を使用して、画像データ6Dの記憶先を決定する(#105)。
例えば、発信者番号6D1が「00−0000−0000」である場合、記憶先決定部304は、画像データ6Dの記憶先となるサーバを、仕分先情報6A2に示される記憶サーバ3C「example00.com」に決定する。そして、ファックス番号6A1に示されるファックス番号「00−0000−0000」をフォルダ名として有するフォルダを、そのサーバにおける記憶先のフォルダに決定する。
記憶用送信部305は、画像データ6Dを、決定された記憶サーバ3Cへ送信する(#106)。この際に、決定されたフォルダを記憶サーバ3Cへ通知する。
記憶サーバ3Cは、画像データ6Dを受信すると(#107)、その画像データ6Dを通知されたフォルダに記憶する(#108)。なお、フォルダがない場合は、フォルダを生成して記憶する。
〔第2の事例(履歴情報6Bが抽出されなかった場合)〕
第1の事例においては、詳細フラグ6A3がOFFであったが、ONであった場合は、図9のように処理が行われる。なお、第2の事例では、ある特定のファックス端末2からの画像データ6Dが初めて詳細仕分サーバ3Bへ送信されるものとする。
ステップ#121〜#123は、第1の事例のステップ#101〜#103(図8参照)と同様である。
フラグ判別部303は、抽出した仕分情報6Aの詳細フラグ6A3がONであるかOFFであるかを判別する(#124)。ここでは、詳細フラグ6A3がONであると判別されたものとする。
詳細フラグ6A3がONの場合は、簡略仕分サーバ3Aは、詳細仕分サーバ3Bと連携して、画像データ6Dを記憶サーバ3Cへ記憶させる処理を次のように行う。
詳細仕分用送信部306は、画像データ6D、発信者番号6D1、および仕分先情報6A2を詳細仕分サーバ3Bへ送信する(#125)。
詳細仕分サーバ3Bが画像データ6Dなどを受信すると(#126)、OCR処理部361は、受信した画像データ6Dからテキストデータを抽出する(#127)。
受信者抽出部362は、抽出したテキストデータから受信者情報6D2を抽出する(#128)。
履歴情報検索部363は、履歴情報記憶部364(図7参照)から、発信者番号6D1と同じファックス番号6B1を検索し、それを示す履歴情報6Bの抽出を試みる(#129)。第2の事例では、上述の通り、画像データ6Dが初めて詳細仕分サーバ3Bへ送信されるので、履歴情報6Bは抽出されない。
ステップ#128で受信者情報6D2が抽出された場合、履歴情報生成部365は、発信者番号6D1および受信者情報6D2を使用して履歴情報6Bを生成し、履歴情報記憶部364に記憶させる(#130)。
フォルダ情報生成部367は、仕分先情報6A2、発信者番号6D1、および受信者情報6D2を使用して、フォルダ情報6Cを生成する(#131)。
例えば、発信者番号6D1が「111−111−1111」であって、抽出された受信者情報6D2が「鈴木」であった場合、フォルダ情報生成部367は、仕分先情報6A2「example01.com」、発信者番号6D1「111−111−1111」、および受信者情報6D2「鈴木」を使用して、フォルダ情報6C「example01.com/111−1111-1111/鈴木」を生成する。
送信部368は、生成されたフォルダ情報6Cを、簡略仕分サーバ3Aへ送信する(#132)。
簡略仕分サーバ3Aがフォルダ情報6Cを受信すると(#133)、記憶用送信部305は、画像データ6Dおよびフォルダ情報6Cを、送信されてきたフォルダ情報6Cに示される記憶サーバ3Cへ送信する(#134)。
記憶サーバ3Cが画像データ6Dおよびフォルダ情報6Cを受信すると(#135)、フォルダ情報6Cに基づいて記憶先となるフォルダを生成して、その画像データ6Dを生成したフォルダに記憶する(#136)。
例えば、フォルダ情報6Cに「example01.com/111−1111-1111/鈴木」と示される場合は、「111−1111-1111」というフォルダ名のフォルダを生成し、そのフォルダの中に「鈴木」というフォルダ名のフォルダを生成する。そして、フォルダ「鈴木」に画像データ6Dを記憶する。
なお、詳細仕分サーバ3Bは、ステップ#128で受信者情報6D2が抽出されなかった場合は、画像データ6Dを一時的に記憶し、その旨を原稿仕分システム100の運営者へ通知してもよい。
または、詳細仕分サーバ3Bは、受信者情報6D2が抽出されなかった旨を簡略仕分サーバ3Aへ通知してもよい。簡略仕分サーバ3Aが詳細仕分サーバ3Bからその通知を受けると、ステップ#122で受信した画像データ6Dを用いて、図8のステップ#105〜#108と同様の処理、つまり詳細フラグ6A3がOFFであるときの処理を行えばよい。なお、詳細仕分サーバ3Bは、発信者番号6D1を簡略仕分サーバ3Aへ送信することによって通知してもよい。
〔第3の事例(履歴情報6Bが抽出された場合)〕
第2の事例においては、履歴情報検索部363は、履歴情報6Bを抽出できなかった。以下、履歴情報6Bを抽出できた場合について、図10を参照して説明する。
ステップ#151〜#158は、第2の事例のステップ#121〜#128(図9参照)と同様である。
履歴情報検索部363は、履歴情報記憶部364から、発信者番号6D1と同じファックス番号6B1を検索し、それを示す履歴情報6Bを抽出する(#159)。
ステップ#158で受信者情報6D2が抽出された場合(#160でYes)、履歴情報更新部366は、抽出された受信者情報6D2が、抽出された履歴情報6Bに包含されているか否かを判別し、包含されていないと判別すると(#161でNo)、その受信者情報6D2をその関連者情報6B2に追記して、履歴情報6Bを更新する(#162)。
フォルダ情報生成部367は、フォルダ情報6Cを次のように生成する(#163)。ステップ#158で受信者情報6D2が抽出された場合は、仕分先情報6A2、発信者番号6D1、および受信者情報6D2を使用して、ステップ#131と同様に、フォルダ情報6Cを生成する。
ステップ#158で受信者情報6D2が抽出されなかった場合は(#160でNo)、フォルダ情報生成部367は、抽出された履歴情報6Bの関連者情報6B2を受信者情報6D2の代わりに使用して、フォルダ情報6Cを生成する。
例えば、発信者番号6D1が「22−2222−2222」であって、受信者情報6D2を抽出できなかった場合、フォルダ情報生成部367は、仕分先情報6A2「example02.com」、発信者番号6D1「22−2222−2222」、および関連者情報6B2「田中」を使用して、フォルダ情報6C「example02.com/22−2222−2222/田中」を生成する。
その後、図9のステップ#132〜#136と同様の処理が行われる(#164〜#168)。
〔第4の事例(仕分情報6Aが抽出されない場合)〕
第1ないし第3の事例では、仕分情報6Aが抽出された。しかし、仕分情報6Aが抽出されないこともある。
例えば、通常は社内のファックス端末2を使用しているが、臨時でコンビニエンスストアのファックス端末を使用した状況が考えられる。以下、このような仕分情報6Aが抽出されない場合について、図11を参照して説明する。
ステップ#181〜#182の処理は、第1の事例のステップ#101〜#102(図8参照)の処理と同様である。
仕分情報検索部302は、仕分情報記憶部301から、発信者番号6D1と同じファックス番号6A1の検索し、それを含む仕分情報6Aの抽出を試みる(#183)。ここでは、仕分情報6Aが抽出されなかったとする。
詳細仕分用送信部306は、仕分情報6Aが抽出されなかった場合は、画像データ6Dを詳細仕分サーバ3Bへ送信する(#184)。
詳細仕分サーバ3Bが画像データ6Dを受信すると(#185)、OCR処理部361は、受信した画像データ6Dからテキストデータを抽出する(#186)。
受信者抽出部362は、抽出したテキストデータから受信者情報6D2の抽出を行う(#187)。
受信者情報6D2が抽出されると、履歴情報検索部363は、抽出された受信者情報6D2を含む関連者情報6B2を検索し、それを示す履歴情報6Bを抽出する(#188)。
送信部368は、抽出された履歴情報6Bのファックス番号6B1を簡略仕分サーバ3Aへ送信する(#189)。
簡略仕分サーバ3Aがファックス番号6B1を受信すると(#190)、発信者番号6D1の代わりにファックス番号6B1を用いて、図8のステップ#103〜#108、図9のステップ#123〜#136、または図10のステップ#153〜#168と同様の処理が行われる。
なお、詳細仕分サーバ3Bは、ステップ#187で受信者情報6D2が抽出されなかった場合またはステップ#188で履歴情報6Bが抽出されなかった場合は、画像データ6Dを詳細仕分サーバ3B内に一時的に記憶し、その旨を原稿仕分システム100の運営者へ通知してもよい。
または、ステップ#187で、受信者抽出部362は受信者情報6D2の代わりにファックス番号をテキストデータから抽出してもよい。送信部368は、このファックス番号を簡略仕分サーバ3Aへ送信すればよい。ファックス番号が変更された直後の場合、画像データ6Dには、変更前のファックス番号が含まれていることがある。この変更前のファックス番号を抽出できれば、このファックス番号を使用して、上述の処理を行うことができる。
例えば、受信者抽出部362は「変更前番号」、「旧番号」、または「元番号」などの文字列を検索する。検索した文字列の直後のハイフンを含む数字の列を、ファックス番号として抽出する。送信部368は、抽出したファックス番号を簡略仕分サーバ3Aへ送信する。簡略仕分サーバ3Aなどは、このファックス番号を使用して、図8のステップ#103〜#108、図9のステップ#123〜#136、または図10のステップ#153〜#168と同様の処理を行う。
または、ステップ#184で、詳細仕分用送信部306は発信者番号6D1を画像データ6Dと併せて送信してもよい。履歴情報検索部363は、発信者番号6D1と同じファックス番号6B1を履歴情報6Bから検索し、検索できたファックス番号6B1を簡略仕分サーバ3Aへ送信すればよい。簡略仕分サーバ3Aがファックス番号6B1を受信すると、簡略仕分サーバ3Aなどは、受信したファックス番号6B1を使用して、ステップ#103以降の処理、ステップ#123以降の処理、またはステップ#153以降の処理を行えばよい。
〔原稿仕分システム100の第2の実施形態〕
図12は、簡略仕分サーバ3Aの機能的構成の第2の例を示す図である。図13は、第2の実施形態の処理の流れの例を示す図である。
印刷物の1ページ目が定型の送付状(カバーレター)である場合がある。送付状は、受信者、送信者、およびタイトルなどを記載する位置が固定的に定められている。このような印刷物の画像の画像データがファックス端末2から画像形成装置1へ送信されると、所定の文字列、例えば「To」および「様」などを検索することなく、受信者情報6D2を抽出することができる。つまり、受信者情報6D2の記載されている箇所は常に同じであるため、特定の範囲のOCR処理で受信者情報6D2を容易に抽出することができる。
このような場合に、簡略仕分サーバ3Aが特定の範囲から受信者情報6D2を抽出することができれば、仕分の処理がさらに早く終わる。以下、特定の範囲に対象を限定してOCRによって受信者情報6D2を抽出する処理を「簡易OCR処理」と記載する。
第2の実施形態では、簡略仕分サーバ3Aが簡易OCR処理を行い、簡易OCR処理で受信者情報6D2を抽出できたときに、簡略仕分サーバ3Aが画像データ6Dの記憶先となる記憶サーバ3Cおよびフォルダを決定する。以下、第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と重複する点は、説明を省略する。
第2の実施形態のシステムの構成および各装置の構成は、第1の実施形態のそれらと同じである。
ただし、簡略仕分サーバ3AのROM30cまたは大容量記憶装置30dには、簡略仕分プログラム32Pが記憶されている。
簡略仕分プログラム32Pによると、図12に示す仕分情報記憶部311、仕分情報検索部312、フラグ判別部313、記憶先決定部314、記憶用送信部315、詳細仕分用送信部316、および簡易OCR処理部317の機能が簡略仕分サーバ3Aに実現される。
以下、簡略仕分サーバ3Aの各部の処理およびその流れを、図13のシーケンス図を参照しながら説明する。
第1の実施形態と同様に、画像形成装置1からファックス端末2へ画像データ6Dが送信される。この際に、発信者番号6D1が画像形成装置1へ通知される。
すると、画像形成装置1は、受信した画像データ6Dおよび通知された発信者番号6D1を、簡略仕分サーバ3Aへ転送する(図13の#201)。
簡略仕分サーバ3Aが画像データ6Dおよび発信者番号6D1を受信すると(#202)、仕分情報記憶部311ないしフラグ判別部313は、図8のステップ#103および#104と同様の処理を行う(#203および#204)。ここでは、仕分情報6Aが抽出され、詳細フラグ6A3がONであると判別されたとする。
簡易OCR処理部317は、簡易OCR処理を行い、受信者情報6D2を抽出する(#205)。すなわち、画像データ6Dに示される画像のうちの1ページ目の特定の範囲の画像だけを対象として文字列を認識し、認識した文字列を受信者情報6D2として抽出する。
記憶先決定部314は、受信者情報6D2が抽出されると、ファックス番号6A1、仕分先情報6A2、および受信者情報6D2を使用して、画像データ6Dの記憶先を決定する(#206)。
例えば、発信者番号6D1が「00−0000−0000」であって、抽出された受信者情報6D2が「佐藤」であった場合、記憶先決定部304は、画像データ6Dの記憶先となるサーバを、仕分先情報6A2に示される記憶サーバ3C「example00.com」に決定する。そして、フォルダ名がファックス番号6A1「00−0000−0000」であるフォルダの直下にある、フォルダ名が受信者情報6D2「佐藤」であるフォルダを、記憶先のフォルダに決定する。
記憶用送信部315は、画像データ6Dを、決定された記憶サーバ3Cへ送信する(#207)。この際に、決定されたフォルダを記憶サーバ3Cへ通知する。
記憶サーバ3Cは、画像データ6Dを受信すると(#208)、その画像データ6Dを通知されたフォルダに記憶する(#209)。
なお、受信者情報6D2が抽出されなかった場合、図9のステップ#125〜#136、または図10のステップ#155〜#168と同様の処理、つまり詳細フラグ6A3がONであるときの処理を行えばよい。
第1の実施形態および第2の実施形態によると、簡略仕分サーバ3Aおよび詳細仕分サーバ3Bのリソースを従来よりも有効に使用できるようにしながら、ユーザに必要な機能を使用させることができる。
第1の実施形態または第2の実施形態では、フォルダ情報6Cが生成される際または画像データ6Dの記憶先が決定される際に、受信者情報6D2が使用された。しかし、受信者情報6D2の代わりに、画像データ6Dの送信者を示す情報が使用されてもよい。つまり、受信者ごとに仕分けするのではなく、送信者ごとに仕分けしてもよい。
第1の実施形態または第2の実施形態では、画像データ6Dは、簡略仕分サーバ3Aから記憶サーバ3Cへ送信されたが、詳細仕分サーバ3Bから記憶サーバ3Cへ送信されてもよい。
第1の実施形態または第2の実施形態では、受信者情報6D2または関連者情報6B2によって、フォルダ情報6Cが生成された。しかし、フォルダ情報6Cが生成される代わりに、受信者情報6D2または関連者情報6B2によって、画像データ6Dのアクセス権が設定されてもよい。
例えば、上述の第2の事例において、(1)詳細仕分サーバ3Bは、抽出された受信者情報6D2を、簡略仕分サーバ3Aへ送信する。(2)簡略仕分サーバ3Aは、ファックス番号6A1および仕分先情報6A2を使用して、画像データ6Dの記憶先を決定する。そして、画像データ6Dおよび受信者情報6D2を記憶サーバ3Cへ送信し、記憶先となるフォルダも記憶サーバ3Cへ通知する。併せて、画像データ6Dのアクセス権を受信者情報6D2が示す者に付与する指示を、記憶サーバ3Cへ通知する。(3)記憶サーバ3Cは、通知に従って画像データ6Dを記憶して、画像データ6Dのアクセス権を設定する。
第1の実施形態または第2の実施形態では、画像データ6Dを複数の記憶サーバ3Cのいずれかへ仕分けて記憶するシステムを例に説明したが、本発明をそれ以外のシステムに適用することもできる。
例えば、送信された文書データにタグや要約などの文書データを検索するための検索情報を付与して、文書データを検索しやすいように記憶するシステムが考えられる。詳細には、(1)簡略仕分サーバ3Aに相当するサーバXが、受信した文書データに検索情報を付与するか否かを判別する。(2)検索情報を付与する場合、サーバXは文書データを詳細仕分サーバ3Bに相当するサーバYへ送信する。(3)サーバYは、サーバXから送信された文書データを解析する。解析結果から出現頻度や重要度の高いキーワードを決定して、それらキーワードからタグまたは要約を生成する。生成されたタグまたは要約をサーバXへ送信する。(3)サーバXが、文書データとタグまたは要約とを記憶用のサーバへ送信する。(4)記憶用のサーバが、文書データとタグまたは要約とを関連付けて記憶する。(5)ユーザが、タグまたは要約を使用して、文書データを検索する。
第1の実施形態および第2の実施形態において、詳細仕分サーバ3Bは、関連者情報6B2が複数の受信者情報6D2を包含する場合、受信者情報6D2それぞれに対応するフォルダ情報6Cを生成してもよい。記憶サーバ3Cは、画像データ6Dおよび複数のフォルダ情報6Cを簡略仕分サーバ3Aから受信すると、フォルダ情報6Cに示されるフォルダそれぞれに画像データ6Dを記憶させてもよい。
第1の実施形態および第2の実施形態において、履歴情報6Bに、ファックス番号6B1または関連者情報6B2に関係する情報を含めてもよい。例えば、ファックス番号6B1に関係する情報としては、ファックス端末2を所有する会社、部署、電話番号、または直近にファックスのデータを送信した日時などがある。関連者情報6B2に関係する情報としては、画像データ6Dの受信者の部署、電話番号、直近にファックスのデータを受信した日時、または受信者の上司の名前などがある。そして、これら情報を用いて、フォルダ情報6Cが生成されてもよい。
例えば、上述の第2の事例において、関連者情報6B2に関連する情報として「部署」があり、関連者情報6B2「鈴木」に関連する情報が「営業部」であった場合、「鈴木」の代わりに「営業部」を使用したフォルダ情報6C「example01.com/111−1111-1111/営業部」が生成されてもよい。または、「営業部」を使用して更に細分化したフォルダ情報6C「example01.com/111−1111-1111/営業部/鈴木」が生成されてもよい。または、受信者情報6D2を抽出されなかった場合に、受信者情報6D2の代わりに関連情報を使用したフォルダ情報6C「example01.com/111−1111-1111/営業部」が生成されてもよい。
第2の実施形態において、簡略仕分サーバ3Aは、簡易OCR処理部317によって抽出された受信者情報6D2を仕分情報6Aに追加して、その受信者情報6D2ごとに詳細フラグ6A3を設定してもよい。ある受信者宛の画像データ6Dだけが極端に多い場合、その画像データ6Dだけを個別に管理することができる。
その他、原稿仕分システム100、画像形成装置1、ファックス端末2、簡略仕分サーバ3A、詳細仕分サーバ3B、および記憶サーバ3Cの全体または各部の構成、処理の内容、処理の順序、データの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
100 原稿仕分システム(画像データ処理システム)
1 画像形成装置(画像処理装置)
2 ファックス端末(端末装置)
3A 簡略仕分サーバ(第1のサーバ、サーバ、他のサーバ)
3B 詳細仕分サーバ(第2のサーバ、サーバ、他のサーバ)
6A1 ファックス番号(識別情報)
6A3 詳細フラグ(要否情報)
6B1 ファックス番号(第2の識別情報)
6B2 関連者情報(第2の受取人情報)
6C フォルダ情報(記憶先情報)
6D1 発信者番号(第1の識別情報)
6D2 受信者情報(受取人情報、第1の受取人情報)
301 仕分情報記憶部(記憶手段)
302 仕分情報検索部(検索手段)
306 詳細仕分用送信部(送信手段)
317 簡易OCR処理部(抽出手段)
362 受信者抽出部(特定処理手段)
363 履歴情報検索部(特定処理手段、検索手段)
364 履歴情報記憶部(記憶手段)
366 履歴情報更新部(更新手段)
367 フォルダ情報生成部(特定処理手段)

Claims (11)

  1. 第1のサーバおよび当該第1のサーバでは行うことができない特定の処理を実施する第2のサーバからなる画像データ処理システムであって、
    前記第1のサーバは、
    前記特定の処理を行う必要がある場合に、画像処理装置から受信した画像データを前記第2のサーバへ送信する、送信手段、を有し、
    前記第2のサーバは、
    前記第1のサーバから受信した前記画像データに対して前記特定の処理を行う特定処理手段、を有する、
    ことを特徴とする画像データ処理システム。
  2. 特定の処理を行うことができないサーバであって、
    前記特定の処理を画像処理装置から受信した画像データに対して行う必要がある場合に、当該特定の処理を行うことができる他のサーバへ当該画像データを送信する送信手段、を有する、
    ことを特徴とするサーバ。
  3. 端末装置を識別する識別情報と前記特定の処理の要否を示す要否情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記画像データを前記画像処理装置へ送信した前記端末装置を識別する前記識別情報に関連付けられている前記要否情報を前記記憶手段から検索する検索手段と、を有し、
    前記送信手段は、検索された前記要否情報が前記特定の処理を要する旨を示す場合に、または、前記検索手段が前記識別情報を検索できなかった場合に、前記画像データを前記他のサーバへ送信する、
    請求項2に記載のサーバ。
  4. 前記画像データの予め定められた範囲に示される情報を、当該画像データを受け取る個人を示す受取人情報として抽出する、抽出手段、を有し、
    前記送信手段は、前記要否情報が前記特定の処理を要する旨を示し、かつ、前記抽出手段が前記受取人情報を抽出できなかった場合に、前記画像データを前記他のサーバへ送信する、
    請求項3に記載のサーバ。
  5. 前記特定の処理は、前記受取人情報を前記画像データから検索して抽出する処理である、
    請求項4に記載のサーバ。
  6. 前記特定の処理は、前記画像データを記憶させるべき記憶先を示しかつ前記受取人情報を含んだ記憶先情報を生成する処理を含み、
    前記画像データを、前記他のサーバから受信した前記記憶先情報が示す前記記憶先へ送信する、第2の送信手段、を有する、
    請求項5に記載のサーバ。
  7. 他のサーバでは行うことができない特定の処理を行うことができるサーバであって、
    画像処理装置から前記他のサーバへ送信された画像データに対して前記特定の処理を行う必要がある場合に、当該他のサーバから送信されてきた当該画像データに対して当該特定の処理を行う、特定処理手段、を有する、
    ことを特徴とするサーバ。
  8. 前記特定の処理は、前記画像データを受け取る個人を示す第1の受取人情報を当該画像データから検索して抽出する処理、および前記画像データを記憶させるべき記憶先を示す記憶先情報を生成する処理を含み、
    前記特定処理手段が他の画像データを検索して抽出した、当該他の画像データを受け取る個人を示す第2の受取人情報と、当該他の画像データを前記画像処理装置へ送信した端末装置を識別する第2の識別情報と、を関連付けて記憶する、記憶手段と、
    前記画像データを前記画像処理装置へ送信した前記端末装置を識別する第1の識別情報と同じ前記第2の識別情報を前記記憶手段から検索する、検索手段と、を有し、
    前記特定処理手段は、前記第1の受取人情報が抽出された場合は当該第1の受取人情報を含めて前記記憶先情報を生成し、抽出されなかった場合は検索された前記第2の識別情報に関連付けられた前記第2の受取人情報を含めて前記記憶先情報を生成する、
    請求項7に記載のサーバ。
  9. 前記第1の受取人情報が、検索された前記第2の識別情報に前記第2の受取人情報として関連付けられて前記記憶手段に記憶されていない場合、当該第1の受取人情報を当該第2の受取人情報として当該第2の識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶させる、更新手段、を有する、
    請求項8に記載のサーバ。
  10. 第1のサーバおよび当該第1のサーバでは行うことができない特定の処理を実施する第2のサーバが行う画像データ処理方法であって、
    第1のサーバは、
    前記特定の処理を行う必要がある場合に、画像処理装置から受信した画像データを前記第2のサーバへ送信し、
    前記第2のサーバは、
    前記第1のサーバから受信した前記画像データに対して前記特定の処理を行う、
    ことを特徴とする画像データ処理方法。
  11. 特定の処理を行うことができないコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記特定の処理を画像処理装置から受信した画像データに対して行う必要がある場合に、当該特定の処理を行うことができる他のサーバへ当該画像データを送信する送信処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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