JP2017204374A - 酸化珪素系粉末負極材 - Google Patents

酸化珪素系粉末負極材 Download PDF

Info

Publication number
JP2017204374A
JP2017204374A JP2016095100A JP2016095100A JP2017204374A JP 2017204374 A JP2017204374 A JP 2017204374A JP 2016095100 A JP2016095100 A JP 2016095100A JP 2016095100 A JP2016095100 A JP 2016095100A JP 2017204374 A JP2017204374 A JP 2017204374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
sio
negative electrode
electrode material
doping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016095100A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6688673B2 (ja
Inventor
浩樹 竹下
Hiroki Takeshita
浩樹 竹下
木崎 信吾
Shingo Kizaki
信吾 木崎
悠介 柏谷
Yusuke Kashitani
悠介 柏谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Titanium Technologies Co Ltd
Original Assignee
Osaka Titanium Technologies Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Titanium Technologies Co Ltd filed Critical Osaka Titanium Technologies Co Ltd
Priority to JP2016095100A priority Critical patent/JP6688673B2/ja
Publication of JP2017204374A publication Critical patent/JP2017204374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6688673B2 publication Critical patent/JP6688673B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

【課題】 初期特性やサイクル特性の高さのみならず、急速充放電特性の高さ、更には重量あたりの容量の大きさまでも含めた総合的な電池性能の向上に有効なSiOx系粉末負極材を提供する。【解決手段】 LiドープとMgドープが併用されたSiOx系粉末負極材であり、組成がLixMgySiOzで表される。ここでx、y及びzは正の実数であって下記条件を満たす。レーザ式回折式の粒度分布測定装置によって測定したメディアン径(D50)が0.5μm以上30μm以下である。0.5≦z≦1.5z/5≦x+y≦zz/100≦x かつz/100≦y【選択図】 図6

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池の負極形成に使用されるSiOx系粉末負極材に関し、より詳しくは、不可逆容量キャンセル処理を受けたSiOx系粉末負極材に関する。なお、本明細書では酸化珪素とSiOxは同義である。
SiOxは電気容量が大きく、優れたリチウムイオン二次電池用負極材であることが知られている。このSiOx系粉末負極材は、SiOx粉末、導電助剤及びバインダーを混合してスラリー化したものを、銅箔等からなる集電体上に塗布し乾燥させることで薄膜状の負極とされる。ここにおけるSiOx粉末は、例えば二酸化珪素と珪素との混合物を加熱して生成した一酸化珪素ガスを冷却し、析出させた後、細かく破砕することにより得られる。このような析出法で製造されるSiOx粉末は、非晶質の部分を多く含み、熱膨張係数を小さくして、サイクル特性を向上させることが知られている。
このようなSiOx系粉末負極材の問題点としては、初期効率の低さがあり、これを解消する手法として、Liドープが知られている。Liドープは、SiOx粉末と粉末リチウム源とを混合し、焼成することにより実施される(特許文献1〜4)。SiOxの粉末粒子にLiドープを行うと、充放電に寄与しないリチウム化合物(Li4SiO4等)が事前に生成され、初回充電時にこのリチウム化合物が生成されるのが抑制されることにより、初期効率の向上が図られる。この処理は不可逆容量のキャンセル処理と呼ばれている。
不可逆容量をキャンセルする以外の電池性能向上手段としては、SiOx粉末の粒子表面に導電性炭素を被覆するCコートがあり、これによりサイクル特性の向上が図られる。特許文献3ではLiドープ後にCコートが実施され、特許文献4ではCコート後にLiドープが実施されている。
また、Liドープ以外の不可逆容量キャンセル処理としては、Mgドープが知られている(特許文献5)。SiOx粉末にMgドープを行うと、充放電に寄与しないマグネシウム化合物(Mg2SiO4等)が事前に生成され、初回充電時にリチウム化合物が生成されるのが抑制されることにより、初期効率の向上が図られる。
加えて、Mg2SiO4等の珪酸マグネシウムは、Li4SiO4等の珪酸リチウムに比べて格子定数が大きいためにLiイオン伝導度が高い。このため、Mgドープを受けたSiOx系粉末負極材は、Liドープを受けたSiOx系粉末負極材と比べ、出力特性、具体的には急速充放電特性に優れることが報告されている。
しかしながら、MgはLiに比べて重い。このため、Mgドープを受けたSiOx系粉末負極材は、Liドープを受けたSiOx系粉末負極材に比べて重量あたりの容量を低下させるという問題がある。
SiOx系粉末負極材の用途として現在は情報端末機器用電池が一般的であるが、将来的には自動車等の輸送機器用電池も考えられている。輸送機器用電池用途の場合、大容量電池の搭載が前提となるため、急速充放電特性の高さが大きな利点となる反面、重量あたりの容量の低さは大きな欠点となることから、初期特性やサイクル特性の高さのみならず、急速充放電特性の高さ、更には重量あたりの容量の大きさまでも含めた総合的な電池性能が求められることになる。
特許第2997741号公報 特許第4702510号公報 特許第4985949号公報 特許第5411781号公報 特許第4477522号公報
本発明の目的は、初期特性やサイクル特性の高さのみならず、急速充放電特性の高さ、更には重量あたりの容量の大きさまでも含めた総合的な電池性能の向上に有効なSiOx系粉末負極材を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明者はSiOx系粉末負極材に対するLiドープとMgドープの得失について詳細に比較検討した。その結果、以下の事実が判明した。
Liドープを受けたSiOx系粉末負極材は初期効率の改善に有効であるが、一方で空気、水、その他の溶媒に対する活性が高くなり、ハンドリング性を悪化させるだけでなく、バインダーを用いてスラリー化する際に、水系バインダーを用いた場合には溶媒である水がLiと反応し、また非水溶剤系バインダーであるポリイミドを使用した場合にもポリイミドがLiと反応することにより、スラリーの安定性が低下し、サイクル特性を悪化させる原因となる。
これは、Li源とSiOxの反応が表面反応であるために、Liドープを受けたSiOxの表面に活性の高いLiが多く残っているためと考えられる。すなわち、SiOxとLiの表面反応においては、Li2Si25、Li2SiO3、Li4SiO4といった珪酸リチウム、更にはLiSi合金などが発生すると考えられるが、いずれもSiOxに比べて活性が高く、空気中のハンドリングにおいて注意を要するだけでなく、特に水系バインダー中での溶出及び副反応が現行の負極製造プロセス上では問題となり、特にサイクル特性の悪化の原因となるのである。
これに対し、SiOxにMgをドープした際に生成するMgSiO3やMg2SiO4といった珪酸マグネシウムは、珪酸リチウムに比べ水や有機溶媒に対して安定であり、且つ珪酸リチウムと同等以上のLiイオン伝導性を有することから、SiOxへのMgドープは不可逆容量をキャンセルしつつ、また急速充放電特性を高めつつ、スラリー化した際の安定性を確保し、サイクル特性の確保に有効な手段と考えられる。
ただし、負極活物質そのものの特性としては、MgドープはLiドープやドープなしの場合に比べて悪化する。なぜなら、Mgドープの場合、充放電中の活物質の構造変化によるサイクル特性の悪化が懸念されるからであり、より具体的には、珪酸マグネシウムは充放電の過程でLiと反応して酸化マグネシウムと珪酸リチウムに分解するため、長期的にはサイクル特性悪化の懸念があるのである。
換言するならば、Liドープはサイクル特性の悪化を招くが、それは活物質そのものの特性ではなく、スラリー化の工程でLiがバインダーと反応することによる特殊事情である。
これらのことから、本発明者はSiOx粉末に対するLiドープとMgドープの併用を立案した。LiドープとMgドープの併用によると、Mgドープのみの場合に比べてMgドープ量が減少することから重量あたりの容量が増加する。また、Liドープのみの場合に比べて急速充放電特性が向上する。そして何よりも、Liドープの弱点であるバインダーに対する反応性の高さをMgドープが補い、Liドープの長所である活物質としての特性の良さを引き出すことにより、何れの単独ドープの場合よりもサイクル特性を向上させ得ることが判明し、その結果として、初期特性やサイクル特性の高さのみならず、急速充放電特性の高さ、更には重量あたりの容量の大きさまでも含めた総合的な電池性能の向上に非常に有効なことが明らかになった。
ちなみに、本来の目的である不可逆容量キャンセル効果及び初期効率に関しては両者の間に大きな差はない。
本発明のSiOx系粉末負極材はかかる知見を基礎として完成されたものであり、リチウム二次電池の負極形成に使用されるSiOx系粉末負極材であって、LixMgySiOzの組成式で表され、ここでx、y及びzは正の実数であって下記条件を満たし、かつレーザ式回折式の粒度分布測定装置によって測定したメディアン径(D50)が0.5μm以上30μm以下であるものである。
0.5≦z≦1.5
z/5≦x+y≦z
z/100≦x かつz/100≦y
すなわち、本発明のSiOx系粉末負極材は、LiとMgの両方がドープされたSiOx粉末であり、LiとMgの両方がドープされると、Mgドープ単独の場合に比べて重量あたりの容量が増加する。また、Liドープ単独の場合に比べて、珪酸化合物のLiイオン伝導度が高くなることにより急速充放電特性が向上する。そして何よりも、いずれのドープの場合に比べてもサイクル特性が向上する。
ここで、zはO量(O/Si比)である。これが0.5未満だと負極材がSiに近くなりすぎ、酸素に対する活性が高くなって安定性が低下し、反対にこれが1.5超だと酸素過多により初期効率が低下し、電池性能が低下する。したがって、zは0.5以上1.5以下とした。
また、x+yはLiとMgの合計ドープ量である。これがz/5未満だとLiドープ及びMgドープによる不可逆容量キャンセル効果が薄く、反対にこれがz超だと活性の高いLi−Si合金やMg−Si合金が生成し、取り扱い上の問題を生じたり、スラリー溶媒及びバインダーとの反応性が高くなることにより電池性能に悪影響を与えたりする。したがって、x+yはz/5以上z以下とした。これはLiとMgの両方による不可逆容量キャンセル率が20〜100%であることを意味する。
また、Liドープ量(Li/Si比)であるx、及びMgドープ量(Mg/Si比)であるyは、いずれもz/100以上であることが必要である。いずれか一方がz/100未満であると、併用の効果が薄い。Liドープ量及びMgドープ量がそれぞれ最低でも1%の不可逆容量キャンセル率を担うということである。好ましくはx及びyともにz/20以上である。
Liドープ量とMgドープ量の割合に関しては、Mgドープ量よりLiドープ量が多いことが望まれる。なぜなら、活物質としての素性はMgをドープしたSiOxよりLiをドープしたSiOxのほうが良いこと、Mgは比較的少量のドープでもLiのスラリー化工程での反応性の高さによる諸問題を効果的に抑制できること、Liの割合が大きいほどドープ元素の占める重量が小さくなり、重量あたりの容量が増大することなどによる。
特に好ましいMgのドープ形態は、SiOx粉末粒子の表面に限定的にMgドープ層を形成することである。具体的には、粒子表面でのOに対するMgのモル比ys/zsを、粒子内部でのOに対するMgのモル比yi/ziの5倍以上とすること、すなわちys/zs≧(yi/zi)・5とすることである。そうすることにより、LiドープSiOxを効率的に安定化させることが出来、Mgドープ量の減少が可能となることにより、重量あたりの容量を増大させつつ、他の電池性能、特にサイクル特性の向上が可能となる。
これら以外に重要な因子としてはSiOx粉末の粒子径がある。この粒子径は、大きすぎると充放電中の粒子の膨張の影響が大きくなりすぎてサイクル特性が悪化し、また小さすぎると表面積が大きくなりすぎて電解液との反応によるクーロン効率の低下、及び空気との反応性の増大を招くので、レーザ回折式の粒度分布測定装置によって測定したメディアン径(D50)で表して0.5μm以上30μm以下であることが必要であり、1μm以上15μm以下が好ましい。
また、粉末粒子の表面は、その少なくとも一部分を導電性の炭素によって被覆することが、電極中での導電性の観点から望ましく、その被覆量は、SiOx粉末全体の質量に対する炭素の重量比率で表して0.5〜20wt%であることが望ましい。被覆量が0.5wt%未満であると導電性付与の効果が乏しく、十分な充放電特性が得られない。反対に被覆量が20wt%を超えると粉末全体に占めるSiOx粉末の重量が少なくなることによる容量低下が懸念される。
本発明のSiOx系粉末負極材は、LiドープとMgドープの併用により、Mgドープ単独の場合に比べて重量あたりの容量が増加し、またLiドープ単独の場合に比べて急速充放電特性が向上するのみならず、いずれのドープの場合に比べてもサイクル特性が向上することにより、初期特性やサイクル特性の高さ、急速充放電特性の高さ、更には重量あたりの容量の大きさまでも含めた総合的な電池性能の向上に有効である。
本発明のSiOx系粉末負極材に係る粉末粒子断面のSiについてのEDXマッピング図である。 同じくOについてのEDXマッピング図である。 同じくMgについてのEDXマッピング図である。 本発明の別のSiOx系粉末負極材に係る粉末粒子断面のSiについてのEDXマッピング図である。 同じくOについてのEDXマッピング図である。 同じくMgについてのEDXマッピング図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。本実施形態のSiOx系粉末負極材は次のようなドープ法により製造可能である。
第1のドープ法は、SiOx系粉末にLiをドープし、その粉末に更にMgをドープする方法である。具体的には、SiOx粉末と粉末Li源とを混合して焼成した後、その焼成粉末に粉末Mg源を混合して焼成する。或いは、SiOx粉末に電気化学的にLiをドープした後、その粉末に更に電気化学的にMgをドープする。
第2のドープ法は、SiOx系粉末にMgをドープし、その粉末に更にLiをドープする方法である。具体的には、SiOx粉末と粉末Mg源とを混合して焼成した後、その焼成粉末に粉末Li源を混合して焼成する。或いは、SiOx粉末に電気化学的にMgをドープした後、その粉末に更に電気化学的にLiをドープする。
第3のドープ法は、SiOx系粉末にLiとMgを同時にドープする方法である。具体的には、SiOx系粉末に対して粉末Li源と粉末Mg源を混合して焼成する。
第4のドープ法は、SiOx系粉末の製造過程でLiとMgを同時に混合する方法である。具体的には、SiとSiO2系粉末と粉末Li源と粉末Mg源とを混合して減圧下で熱処理し、基材に蒸着させる。
いずれのドープ法によっても、LiドープとMgドープが併用されたSiOx系粉末負極材の製造が可能であるが、Mgドープ層を粒子表面に限定的に形成する観点からは、第1〜第3の方法が好ましい。
粉末Li源としては、水素化リチウム(LiH)、酸化リチウム(Li2O)、水酸化リチウム(LiOH)、炭酸リチウム(Li2CO3)などの使用が可能である。また、粉末Mg源としては、水素化マグネシウム(MgH2)、酸化マグネシウム(MgO)、水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)、炭酸マグネシウム(MgCO3)などの使用が可能である。
両ドープ前の粉末、又は両ドープ後の粉末、若しくは両ドープ間の粉末に対して、必要に応じて導電性炭素皮膜被覆のためのCコートを行う。このCコートは、炭素源として炭化水素ガスを用いた熱CVD法、例えばアルゴンとプロパンの混合ガス雰囲気中での加熱処理により行う。
(実施例1)
本発明のSiOx系粉末負極材を第4のドープ法により製造した。具体的には以下のとおりである。
Si粉末とSiO2粉末と粉末Li源であるLiO2粉末と粉末Mg源であるMgO粉末とをモル比で13:7:2:4の比率で混合した。その混合粉末を減圧下で1400℃で焼成して昇華させた。昇華したガスを石英の基材上に蒸着させた。蒸着物を回収して粉砕した。粉砕により得た粉末に対して、アルゴンとプロパンの混合ガスを炭素源とする熱CVDにより850℃でCコートを行った。
得られた粉末に対して、Si、O及びLiの各元素についての分析を行った。Si及びLiについては、ICP発光分光分析によって含有率を求めた。Oについては、LECO社製TC-436を使用して、不活性ガス融解−赤外線吸収法(inert gas fusion infrared absorption method;GFA )により含有率を測定した。その結果、蒸着物の組成はLixMgySiOz(x=0.2、y=0.2、z=1)であることが分かった。また、Cコート量は1.0wt%、メディアン径D50は6.13μmであった。
得られた粉末は、Liドープ及びMgドープを受け、且つCコートを受けたSiO粉末である。この粉末に対して、BIB法により粉末粒子の断面を露出させ、その断面を電界放射型SEMで観察した。また、露出した粒子断面に対して5kVの電圧でSi、O、Mgの3元素についてEDXマッピングを行った。Si、O、MgについてのEDXマッピング結果を図1、図2、図3にそれぞれ示す。
EDXマッピングを行った粒子断面について、外接円の直径をDOとしたとき、粒子表面からDO/100までの領域内におけるSi、O、Mgの組成比を10点の平均で求めて、粒子表面でのOに対するMgのモル比ys/zsを求めた。また、粒子内部でのOに対するMgのモル比yi/ziを求めた。ys/zs=0.21、yi/zi=0.20であった。
ここで、粒子表面とは、粒子断面のEDXマッピングにおいて、粒子内部とSiの信号が0となる部分の境界のうち、粒子内部側の面をいう。また、粒子内部の組成比は、粒子表面からDO/5まで入ったところから、粒子表面からDO/2まで入ったところまでの範囲内で且つ粒子内にある点の領域から10点を無作為に選んで求めた。
そして、Liドープ及びMgドープを受け、且つCコートを受けたSiO粉末を用いてリチウムイオン二次電池用負極を作製し、その電池性能を評価した。
具体的には、SiO粉末、ケッチェンブラック、及び非水溶剤系バインダーであるポリイミド前駆体を85:5:10の質量比で混合し、更にNMP(nメチルピロリドン)を加えて混練することでスラリーを作製した。そして、そのスラリーを厚さ40μmの銅箔上に塗布し、80℃で15分間予備乾燥し、直径11mmに打ち抜いた後、イミド化処理して負極とした。
作製された負極を用いてリチウムイオン二次電池を作製した。二次電池おける対極にはリチウム箔を用いた。電解質にはエチレンカーボネート、及びジエチルカーボネートを1:1の体積比で混合した溶液に、LiPF6(六フッ化リンリチウム)を1モル/リットルの割合になるように溶解させた溶液を用いた。そして、セパレータに厚さ30μmのポリエチレン製多孔質フィルムを用いて、コインセルを作製した。
作製されたリチウムイオン二次電池に対して、二次電池充放電試験装置(株式会社ナガノ製)を用いて充放電試験を行った。充放電の条件を表1に示す。
この充放電試験により、初回充電容量、初回充電容量に対する初回放電容量の比(初期効率)、初回の放電容量に対する3回目の放電容量の比(レート特性)、初回の放電容量に対する50回目の放電容量の比(50回目維持率)をそれぞれ求めた。
(実施例2)
実施例1において、Si粉末とSiO2粉末と粉末Li源であるLiO2粉末と粉末Mg源であるMgO粉末との混合モル比で25:15:6:4とした。この比率が異なる以外は実施例1と同様の方法で、Liドープ・Mgドープを受けたCコートSiO粉末を作製した。
作製されたSiO粉末の組成はLixMgySiOz(x=0.3、y=0.1、z=1)である。また、Cコート量は1.5wt%、メディアン径D50は6.05μmである。粒子表面でのOに対するMgのモル比はys/zs=0.12、粒子内部でのOに対するMgのモル比はyi/zi=0.13である。
(実施例3)
本発明のSiOx系粉末負極材を第1のドープ法により製造した。具体的にはSiOx(x=1)を析出法で作製し、粉砕した。そのSiO粉末にアルゴンとプロパンの混合ガスを炭素源とする熱CVDにより850℃でCコートを行った。そのCコートSiO粉末に対して、粉末Li源である水素化リチウムをSiOとのモル比がLi/O=0.35となるように混合した後、600℃で24時間焼成することによりLiドープを行った。
更に、LiドープしたCコートSiO粉末に、粉末Mg源である水素化マグネシウム粉末をモル比がMg/O=0.05となるように混合し、600℃で24時間焼成することによりMgドープを行った。この際、600℃へ昇温するときの昇温速度は300℃/Hrとした。この時点でのCコート量は0.8wt%、メディアン径D50は6.26μmである。
Si、O、MgについてのEDXマッピング結果を図4、図5、図6にそれぞれ示す。これから求めた粒子表面でのOに対するMgのモル比はys/zs=0.3、粒子内部でのOに対するMgのモル比はyi/zi=0.001である。Mgドープ層が粒子表面に限定的に形成されていることは図6からも明らかである。
(実施例4)
実施例3において、CコートSiO粉末に対して、粉末Li源である水素化リチウムをSiOとのモル比がLi/O=0.37となるように混合した。また、LiドープしたSiO粉末に対して、粉末Mg源である水素化マグネシウム粉末をモル比がMg/O=0.03となるように混合した。Si、O、MgについてのEDXマッピング結果から求めた粒子表面でのOに対するMgのモル比はys/zs=0.22、粒子内部でのOに対するMgのモル比はyi/zi=0.001である。他は実施例3と同じである。
(実施例5)
実施例3において、CコートSiO粉末に対して、粉末Li源である水素化リチウムをSiOとのモル比がLi/O=0.39となるように混合した。また、LiドープしたSiO粉末に対して、粉末Mg源である水素化マグネシウム粉末をモル比がMg/O=0.01となるように混合した。Si、O、MgについてのEDXマッピング結果から求めた粒子表面でのOに対するMgのモル比はys/zs=0.09、粒子内部でのOに対するMgのモル比はyi/zi=0である。他は実施例3と同じである。
(比較例1)
実施例3と同様の方法でCコートSiO粉末を作製した。すなわち、SiOx(x=1)を析出法で作製し、粉砕した後、そのSiO粉末に、アルゴンとプロパンの混合ガスを炭素源とする熱CVDにより850℃でCコートを行った。CコートSiO粉末におけるCコート量は1wt%、メディアン径D50は6.13μmである。このCコートSiO粉末の電池性能を実施例1と同じ方法で評価した。
(比較例2)
比較例1で作製したCコートSiO粉末に対して、粉末Li源である水素化リチウムをSiOとのモル比がLi/O=0.40となるように混合した後、600℃で24時間焼成することによりLiドープを行った。このLiドープSiO粉末の電池性能を実施例1と同じ方法で評価した。
(比較例3)
Si粉末とSiO2粉末と粉末Mg源であるMgO粉末とをモル比で7:3:4の比率で混合して原料とした。これ以外は実施例1と同様の方法でMgドープSiO粉末を作製した。作製されたSiO粉末の組成はLixMgySiOz(x=0、y=0.4、z=1)である。また、Cコート量は1.5wt%、メディアン径D50は6.05μmである。粒子表面でのOに対するMgのモル比はys/zs=0.42、粒子内部でのOに対するMgのモル比はyi/zi=0.39である。このMgドープSiO粉末の電池性能を実施例1と同じ方法で評価した。
実施例1〜5及び比較例1〜3において得られた各SiO粉末の初回放電容量、初期効率、50回目維持率及びレート特性を、各粉末の組成と共に表2に示す。
比較例1で作製されたSiO粉末は、LiドープもMgドープも受けていない通常のCコートSiO負極材である。また、比較例2で作製されたSiO粉末は、Liドープのみを受けたCコートSiO負極材であり、比較例3で作製されたSiO粉末は、Mgドープのみを受けたCコートSiO負極材である。
比較例2のLiドープを受けたSiO負極材は、比較例1の通常のSiO負極材に比べると、不可逆容量キャンセル効果により初期効率に優れる。ただし、スラリー化工程での副反応により50回目維持率、すなわちサイクル特性に著しく劣る。
一方、比較例3のMgドープを受けたSiO負極材は、比較例2のLiドープを受けたSiO負極材に比べると、同等の初期効率を示しながら、スラリー化工程での安定性向上によりサイクル特性に優れ、しかも珪酸マグネシウムのLiイオン伝導度が高いことにより、急速充放電特性であるレート特性も優れる。しかしながら、Mgの原子量が大きいことにより初回放電容量(重量あたりの容量)は大きく減少する。
これらに対し、実施例1及び2で作製されたSiO粉末は、LiドープとMgドープを併用されたSiO負極材であり、合計ドープ量は同じであるものの、LiドープとMgドープの併用により、高い初期効率及びレート特性を確保しつつ、初回放電容量を増加させる効果があり、特に注目すべきは50回目維持率を大きく高める効果があることである。なかでも、実施例2のSiO負極材は、Mgドープ量を控えたことにより初回放電容量を増加させる効果が大きい。
実施例3〜5で作製されたSiO粉末も、LiドープとMgドープを併用されたSiO負極材であるが、Mgが粒子表面に偏在してその表面をコートしている。このため、Mgドープ量を更に控えてもなお同等以上の高い50回目維持率を示し、なおかつ、そのMgドープ量の制限により、初回放電容量を更に増加させている。

Claims (4)

  1. リチウム二次電池の負極形成に使用される酸化珪素系粉末負極材であって、組成がLixMgySiOzで表され、ここでx、y及びzは正の実数であって下記条件を満たし、かつレーザ式回折式の粒度分布測定装置によって測定したメディアン径(D50)が0.5μm以上30μm以下である酸化珪素系粉末負極材。
    0.5≦z≦1.5
    z/5≦x+y≦z
    z/100≦x かつz/100≦y
  2. 請求項1に記載の酸化珪素系粉末負極材において、組成がx>yを満足する酸化珪素系粉末負極材。
  3. 請求項1に記載の酸化珪素系粉末負極材において、組成がys/ys≧(yi/zi)・5を満足する酸化珪素系粉末負極材。
  4. 請求項1に記載の酸化珪素系粉末負極材において、粉末粒子表面の少なくとも一部に導電性炭素皮膜を有し、当該導電性炭素皮膜中の炭素量が、粉末全体の質量に対する比率で表して0.5〜20wt%である酸化珪素系粉末負極材。
JP2016095100A 2016-05-11 2016-05-11 酸化珪素系粉末負極材 Active JP6688673B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016095100A JP6688673B2 (ja) 2016-05-11 2016-05-11 酸化珪素系粉末負極材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016095100A JP6688673B2 (ja) 2016-05-11 2016-05-11 酸化珪素系粉末負極材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017204374A true JP2017204374A (ja) 2017-11-16
JP6688673B2 JP6688673B2 (ja) 2020-04-28

Family

ID=60323410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016095100A Active JP6688673B2 (ja) 2016-05-11 2016-05-11 酸化珪素系粉末負極材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6688673B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018074175A1 (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ 酸化珪素系負極材及びその製造方法
KR20190065182A (ko) * 2017-12-01 2019-06-11 대주전자재료 주식회사 규소산화물복합체를 포함하는 비수전해질 이차전지용 음극활물질 및 이의 제조방법
WO2019189747A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ 酸化珪素粉末の製造方法及び負極材
CN112219296A (zh) * 2018-01-19 2021-01-12 安普瑞斯股份有限公司 用于锂离子电池阳极的稳定的预锂化氧化硅颗粒
CN112331854A (zh) * 2020-10-30 2021-02-05 浙江锂宸新材料科技有限公司 一种硅酸镁锂预锂化氧化亚硅负极材料及其制备方法和应用
JP2021521622A (ja) * 2018-09-28 2021-08-26 貝特瑞新材料集団股▲ふん▼有限公司Btr New Material Group Co., Ltd. リチウムイオン二次電池用負極材料、その製造方法及び使用
JP2021530835A (ja) * 2018-12-07 2021-11-11 貝特瑞新材料集団股▲ふん▼有限公司Btr New Material Group Co., Ltd. 負極材料、およびその調製方法と用途
JP2022517702A (ja) * 2019-12-26 2022-03-10 寧徳新能源科技有限公司 負極材料、並びにそれを含む電気化学的装置及び電子設備
WO2022059340A1 (ja) * 2020-09-18 2022-03-24 株式会社村田製作所 二次電池用負極活物質、二次電池用負極および二次電池
CN114497470A (zh) * 2020-11-13 2022-05-13 湖南中科星城石墨有限公司 一种复合材料及其制备方法和应用
WO2023096443A1 (ko) * 2021-11-29 2023-06-01 대주전자재료 주식회사 규소-탄소 복합체, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 리튬 이차전지용 음극 활물질
JP2023523486A (ja) * 2019-12-31 2023-06-06 博賽利斯(南京)有限公司 電池用の負極活性材料およびその製造方法
WO2024024273A1 (ja) * 2022-07-29 2024-02-01 パナソニックエナジー株式会社 二次電池

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06325765A (ja) * 1992-07-29 1994-11-25 Seiko Instr Inc 非水電解質二次電池及びその製造方法
JP2005243640A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Samsung Sdi Co Ltd リチウム二次電池用負極活物質,その製造方法及びこの負極活物質を含むリチウム二次電池
JP2007026983A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd リチウムイオン二次電池用負極とその製造法、およびそれを用いたリチウム二次電池
JP2010170943A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Asahi Glass Co Ltd 二次電池用負極材料およびその製造方法
JP2012033317A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Shin Etsu Chem Co Ltd 非水電解質二次電池用負極材とその製造方法及びリチウムイオン二次電池
JP2014080320A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Sumitomo Metal Mining Co Ltd リチウムシリケート化合物の製造方法および得られるリチウムシリケート化合物、それを用いたリチウムイオン電池
WO2014148043A1 (ja) * 2013-03-22 2014-09-25 三洋電機株式会社 非水電解質二次電池
JP2017010645A (ja) * 2015-06-17 2017-01-12 信越化学工業株式会社 非水電解質二次電池用負極活物質及び非水電解質二次電池、並びに非水電解質二次電池用負極材の製造方法
JP2017174803A (ja) * 2016-03-16 2017-09-28 信越化学工業株式会社 非水電解質二次電池用負極活物質の製造方法及び非水電解質二次電池用負極の製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06325765A (ja) * 1992-07-29 1994-11-25 Seiko Instr Inc 非水電解質二次電池及びその製造方法
JP2005243640A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Samsung Sdi Co Ltd リチウム二次電池用負極活物質,その製造方法及びこの負極活物質を含むリチウム二次電池
JP2007026983A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd リチウムイオン二次電池用負極とその製造法、およびそれを用いたリチウム二次電池
JP2010170943A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Asahi Glass Co Ltd 二次電池用負極材料およびその製造方法
JP2012033317A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Shin Etsu Chem Co Ltd 非水電解質二次電池用負極材とその製造方法及びリチウムイオン二次電池
JP2014080320A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Sumitomo Metal Mining Co Ltd リチウムシリケート化合物の製造方法および得られるリチウムシリケート化合物、それを用いたリチウムイオン電池
WO2014148043A1 (ja) * 2013-03-22 2014-09-25 三洋電機株式会社 非水電解質二次電池
JP2017010645A (ja) * 2015-06-17 2017-01-12 信越化学工業株式会社 非水電解質二次電池用負極活物質及び非水電解質二次電池、並びに非水電解質二次電池用負極材の製造方法
JP2017174803A (ja) * 2016-03-16 2017-09-28 信越化学工業株式会社 非水電解質二次電池用負極活物質の製造方法及び非水電解質二次電池用負極の製造方法

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018074175A1 (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ 酸化珪素系負極材及びその製造方法
KR20190065182A (ko) * 2017-12-01 2019-06-11 대주전자재료 주식회사 규소산화물복합체를 포함하는 비수전해질 이차전지용 음극활물질 및 이의 제조방법
KR102185490B1 (ko) 2017-12-01 2020-12-02 대주전자재료 주식회사 규소산화물복합체를 포함하는 비수전해질 이차전지용 음극활물질 및 이의 제조방법
JP2021511629A (ja) * 2018-01-19 2021-05-06 アンプリウス、インコーポレイテッド リチウムイオンバッテリアノード用の安定化されたプレリチオ化ケイ素酸化物粒子
CN112219296A (zh) * 2018-01-19 2021-01-12 安普瑞斯股份有限公司 用于锂离子电池阳极的稳定的预锂化氧化硅颗粒
JP7510625B2 (ja) 2018-01-19 2024-07-04 アンプリウス テクノロジーズ インコーポレイテッド アノードのための活性材料、アノード活性材料を生成する方法、負極フィルム、およびバッテリセル
US11784307B2 (en) 2018-01-19 2023-10-10 Amprius Technologies, Inc. Stabilized, prelithiated silicon oxide particles for lithium ion battery anodes
JPWO2019189747A1 (ja) * 2018-03-30 2021-04-01 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ 酸化珪素粉末の製造方法及び負極材
JP7030185B2 (ja) 2018-03-30 2022-03-04 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ 酸化珪素粉末の製造方法及び負極材
WO2019189747A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ 酸化珪素粉末の製造方法及び負極材
JP2021521622A (ja) * 2018-09-28 2021-08-26 貝特瑞新材料集団股▲ふん▼有限公司Btr New Material Group Co., Ltd. リチウムイオン二次電池用負極材料、その製造方法及び使用
JP7061229B2 (ja) 2018-09-28 2022-04-27 貝特瑞新材料集団股▲ふん▼有限公司 リチウムイオン二次電池用負極材料、その製造方法及び使用
JP2021530835A (ja) * 2018-12-07 2021-11-11 貝特瑞新材料集団股▲ふん▼有限公司Btr New Material Group Co., Ltd. 負極材料、およびその調製方法と用途
JP7221996B2 (ja) 2018-12-07 2023-02-14 貝特瑞新材料集団股▲ふん▼有限公司 負極材料、およびその調製方法と用途
JP7297059B2 (ja) 2019-12-26 2023-06-23 寧徳新能源科技有限公司 負極材料、並びにそれを含む電気化学的装置及び電子設備
JP2022517702A (ja) * 2019-12-26 2022-03-10 寧徳新能源科技有限公司 負極材料、並びにそれを含む電気化学的装置及び電子設備
JP2023523486A (ja) * 2019-12-31 2023-06-06 博賽利斯(南京)有限公司 電池用の負極活性材料およびその製造方法
JP7410301B2 (ja) 2019-12-31 2024-01-09 博賽利斯(南京)有限公司 電池用の負極活性材料およびその製造方法
WO2022059340A1 (ja) * 2020-09-18 2022-03-24 株式会社村田製作所 二次電池用負極活物質、二次電池用負極および二次電池
CN112331854A (zh) * 2020-10-30 2021-02-05 浙江锂宸新材料科技有限公司 一种硅酸镁锂预锂化氧化亚硅负极材料及其制备方法和应用
CN114497470A (zh) * 2020-11-13 2022-05-13 湖南中科星城石墨有限公司 一种复合材料及其制备方法和应用
CN114497470B (zh) * 2020-11-13 2024-03-29 湖南中科星城石墨有限公司 一种复合材料及其制备方法和应用
WO2023096443A1 (ko) * 2021-11-29 2023-06-01 대주전자재료 주식회사 규소-탄소 복합체, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 리튬 이차전지용 음극 활물질
WO2024024273A1 (ja) * 2022-07-29 2024-02-01 パナソニックエナジー株式会社 二次電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP6688673B2 (ja) 2020-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6688673B2 (ja) 酸化珪素系粉末負極材
JP6380608B2 (ja) リチウム複合化合物粒子粉末の製造方法、リチウム複合化合物粒子粉末を非水電解質二次電池に用いる方法
JP6470418B2 (ja) Li含有酸化珪素粉末及びその製造方法
JP6129404B2 (ja) リチウム二次電池用負極活物質、この製造方法、及びこれを含むリチウム二次電池
CN107017385B (zh) 正极活性物质、其制造方法以及锂二次电池
KR101888552B1 (ko) 리튬 이온 이차전지용 양극 활물질, 그것을 사용한 리튬 이온 이차전지용 양극 및 리튬 이온 이차전지
JP5879761B2 (ja) リチウム複合化合物粒子粉末及びその製造方法、並びに非水電解質二次電池
JP5214202B2 (ja) 非水電解質二次電池およびその製造方法
JP5610178B2 (ja) リチウム複合化合物粒子粉末及びその製造方法、非水電解質二次電池
JP2015524988A (ja) リチウム二次電池用負極活物質及びそれを含むリチウム二次電池
JP5997087B2 (ja) リチウム二次電池用正極材料の製造方法
JP2023015188A (ja) 非水電解質二次電池用正極活物質の製造方法
Tubtimkuna et al. Diffusion of Zirconium (IV) Ions from Coated Thick Zirconium Oxide Shell to the Bulk Structure of Ni‐Rich NMC811 Cathode Leading to High‐Performance 18650 Cylindrical Li‐Ion Batteries
JPWO2012049723A1 (ja) 非水電解質二次電池
WO2015072093A1 (ja) リチウムイオン二次電池用正極活物質及びその製造方法並びにリチウムイオン二次電池
JPWO2015025887A1 (ja) リチウムイオン二次電池用負極およびリチウムイオン二次電池
JP2012094405A (ja) 非水電解液二次電池用活物質、非水電解液二次電池用正極板、及び非水電解液二次電池、並びに電池パック
JP6749884B2 (ja) リチウム二次電池用正極材料
JP2019043821A (ja) 微粒子、微粒子の製造方法、及びリチウムイオン二次電池
JP5741969B2 (ja) リチウム複合化合物粒子粉末及びその製造方法、非水電解質二次電池
JP6623285B2 (ja) Li含有酸化珪素粉末
JP5741970B2 (ja) リチウム複合化合物粒子粉末及びその製造方法、非水電解質二次電池
WO2024004902A1 (ja) Liイオン二次電池用正極活物質及びその製造方法
JP2012094404A (ja) 非水電解液二次電池用活物質、非水電解液二次電池用電極板、及び非水電解液二次電池、並びに電池パック
WO2016147856A1 (ja) 非水電解液二次電池用正極活物質およびその製造方法、前記正極活物質を含む電池、ならびに電池の充放電方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6688673

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250