JP2017202545A - ノズル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】噴流を収束させて切断面の品質を向上させることができるノズル装置を提供する。
【解決手段】ノズル装置1は、液体Qを供給する液体供給路11と、液体供給路11から供給された液体Qを噴射してウォータージェットWJを生成するオリフィス3と、オリフィス3の下流側に配置されウォータージェットWJを覆うように配設された貫通孔6aを有する整流手段と、貫通孔6aよりも上流側でオリフィス3に向かうように気体を供給する第1気体供給路15bと、第1気体供給路15bよりも下流側で、かつ、貫通孔6aの内側または下流側に気体を供給する第2気体供給路15cと、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウォータージェットあるいはアブレシブウォータージェットをワークに噴射して加工するノズル装置に関する。
従来、超高圧水の噴流であるウォータージェットをワークの表面に噴射することによって、切断加工を行う加工装置が知られている。その加工装置では、ウォータージェットが乱れて不安定な状態になっている場合、切断能力が低下して、切断面が荒れたり、加工速度や切断厚さが低下するという問題点がある。
超高圧水の噴流を安定させて収束性を高める方法としては、ノズル内に空気やガス等の気体を供給し、噴流の外周を気体で囲み、噴流の進行方向に沿って気体も噴流と一緒に、上流側から下流側に流す超高圧水噴射ノズルが知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。
特許文献1〜4に記載の超高圧水噴射ノズルは、オリフィスを通過した噴流に対して、噴流の周囲から空気を吹き込む空気噴出手段を設けたことによって、噴流がオリフィス刃面に付着して収束性が悪化するのを抑制している。
特開平2−311300号公報(第1,3,5,6図) 実開平3−38163号公報(第1,2図) 米国特許第8210908号明細書(FIG.4,7〜10) 米国出願公開第2005/0017091号明細書(FIG.1〜4)
しかしながら、特許文献1〜4のノズル装置では、オリフィスを通過した噴流の周囲から噴流軸方向に噴流の流れと同一方向に向けて空気を吹き込む空気噴出手段を設けて、噴流の収束性の向上を図っているが、より品質の高い切断加工を行うため、噴流をさらに収束させることが望まれている。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、さらにウォータージェットを収束させて切断面の品質を向上させることができるノズル装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るノズル装置は、液体を供給する液体供給路と、前記液体供給路から供給された前記液体を噴射してウォータージェットを生成するオリフィスと、前記オリフィスの下流側に配置され前記ウォータージェットを覆うように配設された貫通孔を有する整流手段と、前記貫通孔よりも上流側で前記オリフィスに向かうように気体を供給する第1気体供給路と、前記第1気体供給路よりも下流側で、かつ、前記貫通孔の内側または下流側に気体を供給する第2気体供給路と、を備えていることを特徴とする。
かかる構成によるノズル装置は、オリフィスの下流側に、ウォータージェットを覆うように配設された貫通孔を有する整流手段を備えていることによって、貫通孔内をウォータージェットに沿って流れる気体の速度を高めることができる。さらに、ノズル装置は、貫通孔よりも上流側でオリフィスに向かうように気体を供給する第1気体供給路を備えていることによって、オリフィス直下に気体を供給してオリフィスから噴射されて直ちにウォータージェットを高速の気流で被覆しながら貫通孔内をウォータージェットに沿って流れるようにすることで、ウォータージェットを収束させることができる。
また、ノズル装置は、第1気体供給路よりも下流側で、ウォータージェットに向かうように気体を供給する第2気体供給路を備えていることによって、貫通孔内をウォータージェットに沿って流れる気体の出口側に気体を補充して、気体の剥離を防止して、ウォータージェットの収束性をより高めることができる。
このように、ノズル装置は、オリフィスから噴射されたウォータージェットに対して、第1気体供給路の気体と、第2気体供給路の気体とを、二段階に亘って噴流の位相に供給して当てて被覆することによって、噴流が拡がって速度が減衰するのを抑制することができる。このため、ウォータージェットが安定化されてバラツキの無い流れにすることができる。その結果、ノズル装置は、ウォータージェットの加工精度及び加工能力を向上させることができると共に、切断加工したワークの切断面の品質を向上させることができる。
また、ノズル装置は、前記オリフィスの下流側に当該オリフィスを支持するオリフィス支持部をさらに備え、前記第1気体供給路は、前記オリフィス支持部よりも下流側から前記オリフィスに向けて気体を供給することが好ましい。
かかる構成によれば、オリフィス支持部に気体供給路を設けずに、オリフィス支持部の剛性を確保して、オリフィスをしっかりと保持することができる。このため、オリフィスは、安定したウォータージェットを生成して収束性を高めることができる。
また、第1気体供給路は、下流側からオリフィスに向けて気体を供給することで、下流側から上流側のオリフィスに向けて、噴射口の近傍まで気体を送ることができるので、オリフィス下面に発生する気体の渦場のエネルギーを抑制することができる。このため、第1気体供給路からの気体によって、ウォータージェットの乱れが抑制され、ウォータージェットを効果的に収束させることができる。
また、前記オリフィス支持部には、前記ウォータージェットが通過する噴射流路が形成され、前記噴射流路は、下流側が拡開したテーパ状に形成された内周面を備え、前記第1気体供給路は、前記内周面に沿って前記気体を供給することが好ましい。
かかる構成によれば、第1気体供給路から噴射流路に供給される気体を、テーパ状の内周面でガイドしてオリフィスの噴射口に向けて流れるようにすることができる。
また、前記オリフィス支持部には、前記ウォータージェットが通過する噴射流路が形成され、前記第1気体供給路は、前記噴射流路の内周面に沿って前記気体を供給することが好ましい。
かかる構成によれば、第1気体供給路内の気体を噴射流路の内周面に沿って供給してオリフィスの噴射口に向けて流れるようにすることができる。
また、前記オリフィス支持部の下流側に配設され、前記第1気体供給路と前記第2気体供給路とに分岐する気体供給路を有する分岐部材を備えていることが好ましい。
かかる構成によれば、第1気体供給路と第2気体供給路に効率よく分配することができる。また、分岐部材は、配管や継手を使用せずに、気体供給路を第1気体供給路と第2気体供給路とに分岐させることができるので、部品点数及び組付工数を削減して、コストの削減を図ることができる。
また、前記整流手段は、円筒形状から成る整流管であり、前記整流管は、上流側部位が前記分岐部材から突出するように当該分岐部材に支持され、前記上流側部位は、前記内周面の内側に配置され、前記第1気体供給路は、前記内周面と前記整流管の上流側部位との隙間から前記気体を供給することが好ましい。
かかる構成によれば、第1気体供給路を流れる気体の流路が限定されるので、噴射口直下に気体を効率的に供給することができる。また、整流管の上流側部位は、内周面の内側に配置されていることによって、ウォータージェットが収束した状態のまま整流管内に流入させることができる。
また、前記整流手段の下流側には、前記貫通孔の内径よりも大きい内径の高圧流体流通路が配置されていることが好ましい。
かかる構成によれば、貫通孔から直接外部に開放する場合よりも、貫通孔からウォータージェットに沿って流れ出す気体の拡散を抑制して、ウォータージェットを収束させることができる。
また、前記第2気体供給路の下流側には、前記ウォータージェットにアブレシブを混入してアブレシブウォータージェットを生成するアブレシブ供給室が設けられていることが好ましい。
かかる構成によれば、ウォータージェットにアブレシブを混入した収束性が高いブレシブウォータージェットを生成することができる。また、第2気体供給路によってウォータージェットに沿って流れる気体の層が十分に形成されるとともに、ノズル装置内の負圧が低減されることで、アブレシブを円滑にウォータージェットの周りの気体の層に供給させることができる。
本発明に係るノズル装置は、従来よりもさらにウォータージェットを収束させて切断面の品質を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係るノズル装置を示す要部概略縦断面図である。 第1実施形態の分岐部材の概略平面図である。 図1の中央部拡大図である。 本発明の第2実施形態に係るノズル装置を示す要部概略縦断面図である。 第2実施形態の分岐部材の概略平面図である。 図4の中央部拡大図である。
[第1実施形態]
以下、図1〜図3を参照しながら本発明の第1実施形態に係るノズル装置を説明する。なお、本第1及び第2実施形態では、便宜上、図1に示す液体供給路11を上側(上流側)、高圧流体流通路14側を下側(下流側)として、適宜説明する。
<ノズル装置>
図1に示すノズル装置1は、高圧水等の液体Qをオリフィス3でウォータージェットWJに変換して生成し、ウォータージェットWJをワークに噴射することによって、ワークを切断する切断加工装置に設けられた噴射装置である。ノズル装置1は、オリフィス3と、オリフィス3を保持するオリフィス支持部4と、オリフィス支持部4を収容したボディ2と、オリフィス支持部4の下流側に設けられた分岐部材5と、分岐部材5の中央部の上流側に設けられた整流管6と、分岐部材5を下流側から保持するノズルキャップ7と、を備えている。
また、ノズル装置1には、加工用液体が供給される液体供給路11と、液体供給路11の下流にあるオリフィス3から噴射されたウォータージェットWJが流れる噴射流路12と、噴射流路12の下流側に設けられた貫通路13と、貫通路13の下流側に設けられた高圧流体流通路14と、貫通路13及び高圧流体流通路14に空気A(気体)を供給する気体供給路15と、から成る流路が設けられている。
<ボディ>
図1に示すように、ボディ2は、オリフィス支持部4と、ノズルキャップ7とを収容し、液体供給路11の一部と、気体供給路15の一部と、を形成するノズル装置本体である。ボディ2は、液体供給路11の一部を形成する流体供給孔2aと、流体供給孔2aの下端に形成された取付台保持部2bと、気体供給路15の一部を形成する気体供給孔2cと、流体供給孔2aおよび気体供給孔2cと連通し流体供給孔2aの下側に形成されたノズルキャップ収容部2dと、を有している。
流体供給孔2aは、不図示の高圧水供給装置から高圧配管を介して液体Qが供給される孔である。流体供給孔2aは、ボディ2の中央部上端から下側に向けて形成されている。
取付台保持部2bは、オリフィス支持部4と当接する部位であり、流体供給孔2aの下端と、ノズルキャップ収容部2dの上端部とが交差する箇所にテーパで形成された部位である。なお、取付台保持部2bは、必ずしもテーパ形状でなくてもよい。
気体供給孔2cは、オリフィス3から噴出されたウォータージェットWJが噴射流路12及び高圧流体流通路14を高速で通過することによって生じる負圧により、大気中の空気Aが吸引される孔である。気体供給孔2cは、外部とノズルキャップ収容部2dに連通した孔であり、少なくとも一つ以上設けられる。本実施例では、ボディ2の外周面からノズルキャップ収容部2dの上端部に向けて複数の孔が形成されている。
なお、気体供給孔2cは、空気供給装置から空気Aが供給される孔でもよい。
ノズルキャップ収容部2dは、ノズルキャップ7と、ノズルキャップ7の上部に設けられた分岐部材5と、オリフィス支持部4と、が収容される孔である。ノズルキャップ収容部2dは、ボディ2の下端中央部から流体供給孔2aの下端に亘って形成されている。
<オリフィス>
オリフィス3は、液体供給路11の断面積より小さい小径開口部から液体Qを噴出してウォータージェットWJを生成する略厚板状のノズルチップである。オリフィス3は、例えば、ダイヤモンドやサファイヤから成る。オリフィス3には、液体供給路11から供給された液体Qが導入される導入孔3aと、液体Qを噴射する噴射口3bと、が形成されている。オリフィス3は、噴射流路12を形成するオリフィス支持部4の中央上端部に保持されている。
導入孔3aは、例えば、0.1mm〜1mm程度の内径に形成されている。
噴射口3bは、導入孔3aからオリフィス3の下端に亘って形成された流路の噴出口部位である。
<オリフィス支持部>
図3に示すように、オリフィス支持部4は、オリフィス3を保持するオリフィス取付台である。オリフィス支持部4は、オリフィス3を装着するためのオリフィス固定部4aと、オリフィス固定部4aの下側に形成された噴流噴射孔4bと、を有している。
オリフィス固定部4aは、オリフィス3が内嵌される部位であり、オリフィス固定部4aの底面である噴流噴射孔4bの上端中央部に段差状に切欠形成されている。
噴流噴射孔4bの上端は、噴射口3bの内径よりも大きな内径で形成され、下流方向に拡径している円錐台形状の流路である。
噴流噴射孔4bの内周面4cのテーパ角は、導入孔3a(噴射口3b)の大きさによって適宜好ましい角度が設定される。
なお、噴流噴射孔4bは必ずしも円錐台形状でなくてもよく、円筒形状やドーム型形状であってもよい。
<分岐部材>
分岐部材5は、気体供給路15から供給された空気A(気体)を、第1気体供給路15bと第2気体供給路15cとに分流させてウォータージェットWJに送るための流路を形成する部材である。分岐部材5には、係合部5aと、気体取込口5bと、横孔5cと、縦孔5d,5eと、横溝5f,5gと、貫通孔5hと、整流管設置部5iと、が形成されている。分岐部材5の下流側には、整流管6の内径d1よりも大きい内径d2の高圧流体流通路14と、分岐部材5を支持するノズルキャップ7と、が配置されている。
係合部5aは、噴射流路12を形成するオリフィス支持部4の下流側外周部4dに外嵌される部位である。係合部5aは、分岐部材5の外周上端部から上方向(上流方向)に向けて突出形成されている。係合部5aは、平面視して環状に形成されている(図2参照)。
気体取込口5bは、分岐部材5の外周側面に形成され、ノズルキャップ7の分岐部材収容部7aの内壁と分岐部材5によって形成された環状の空間から横孔5cへ空気Aを取り込む開口部である(図2参照)。
図2に示すように、横孔5cは、気体取込口5bから縦孔5d,5eに向けて横設され、放射状に複数形成されている。横孔5cは、上側の縦孔5dに流れる空気Aの分岐路と、下側の縦孔5eに流れる空気Aの分岐路と、の分岐点になっている。
図3に示すように、縦孔5dは、横孔5cから上方向に向けて形成され、縦孔5eは、横孔5cから下方向に向けて形成された分岐孔である。縦孔5dは、気体供給路15の一部を構成する横孔5cまで流れて来た空気Aを噴射流路12方向(上流方向)に流す第1気体供給路15bと連通し、縦孔5eは高圧流体流通路14方向(下流方向)に流す第2気体供給路15cと連通している。
図2に示すように、縦孔5d,5eは、貫通孔5hを中心として周方向に等間隔で複数配置されている。例えば、縦孔5d,5e及び横孔5cは、ノズル装置1の大きさ等によって、2つ以上形成されている。以下、本第1実施形態では、6個の縦孔5d,5e及び横孔5cを、貫通孔5hを中心として周方向に等間隔で、かつ、対向配置している場合を例に挙げて説明する。
図2、図3に示すように、第1気体供給路15bの横溝5fは、分岐部材5の上面に形成された溝であって、6つの縦孔5dの開口端を囲むように形成された円形の窪みから成る。横溝5fは、下流側が縦孔5dを介して横孔5cに連通し、上流側が噴射流路12に連通している。
第2気体供給路15cの横溝5gは、分岐部材5の下面に連続形成された溝であって、6つの縦孔5eの開口端を囲むように形成された円形(円環)の窪みから成る。横溝5gは、図3に示すように、上流側外周部が縦孔5eを介して横孔5cに連通し、上流側中央部が貫通孔5hに連通し、下流側が高圧流体流通路14に連通している。
貫通孔5hは、分岐部材5の中心部に、噴流軸に沿って形成された孔である。貫通孔5hの上流側には、整流管6を装着するための整流管設置部5iが形成されている。貫通孔5hと整流管6とは、ウォータージェットWJが流れる貫通路13を形成している。
整流管設置部5iは、整流管6の下側が内嵌される部位である。整流管設置部5iは、貫通孔5hの上流側に整流管6の厚さ分だけ拡径して段差状に形成されている。整流管設置部5iの下流側の小径部と整流管6の内径は等しくなっている。なお、整流管設置部5iは、整流管6が固定されていればよく、必ずしも段差状でなくてもよい。
<整流管>
整流管6(整流手段)は、エジェクター(ejector)を構成する円筒形状の管から成る。ここで、エジェクターとは、供給した空気Aを整流して増速させながらウォータージェットWJに沿って排出する機能をいう。整流管6は、下流側部位が分岐部材5の整流管設置部5iに内嵌され、上流側部位が、横溝5fから内周面4cの内側に向けて突出した状態に配置されている。整流管6の上流側開口端は、オリフィス3の下流側に噴射流路12を介して配置されている。
なお、整流管6は、分岐部材5に一体形成したものであってもよい。
<ノズルキャップ>
図1に示すように、ノズルキャップ7は、ボディ2のノズルキャップ収容部2d内にオリフィス支持部4と分岐部材5とを介して収容された部材である。図3に示すように、ノズルキャップ7には、分岐部材5を収容する分岐部材収容部7aと、ウォータージェットWJを放出する噴流放出孔7bと、ノズルキャップ収容部2dの雌ねじ部2eに螺着される雄ねじ部7cと、が形成されている。ノズルキャップ7は、ノズルキャップ収容部2dに、このノズルキャップ収容部2dの上端に配置された気体供給路15を介して配置されている。
分岐部材収容部7aは、ノズルキャップ7の上面の中央部に形成された円形の窪みから成る。分岐部材収容部7aは、平面視して、分岐部材5の外径よりも大きな内径の円に形成されている。
噴流放出孔7bは、分岐部材収容部7aの内底面の中央部から下流側に噴流軸に沿って形成されて、高圧流体流通路14を形成している。噴流放出孔7bの上流側端部は、上流側に向かって拡径して形成されている。
<液体供給路>
液体供給路11は、不図示の高圧水供給装置から高圧配管を介して液体Qが供給される流路である。液体供給路11は、ボディ2の上端中央部から下方向に向けて穿設されている。
<噴射流路>
図3に示すように、噴射流路12は、オリフィス3から噴射されたウォータージェットWJが通過する流路である。噴射流路12は、オリフィス支持部4内のオリフィス3の導入孔3aから噴射口3b及び噴流噴射孔4bで形成されている。
<貫通路>
貫通路13は、整流管6の内壁と、分岐部材5の貫通孔5hと、によって形成された流路である。貫通路13の内径は、噴射流路12の噴流噴射孔4bの内径と等しく、高圧流体流通路14の噴流放出孔7bの内径よりも小さく形成されている。
<高圧流体流通路>
高圧流体流通路14は、貫通路13と、分岐部材5の横溝5gの第2気体供給路15cとが合流する部位から下流側に向けて形成された流路である。高圧流体流通路14からウォータージェットWJが噴射され、ワーク(図示省略)を加工する。
<気体供給路>
図1に示すように、気体供給路15は、大気中の空気Aが吸引される気体導入路15aと、噴射流路12に空気Aを供給する第1気体供給路15bと、第1気体供給路15bよりも下流側であって整流管6の下流側に空気Aを供給する第2気体供給路15cと、を備えている。また、気体供給路15は、分岐部材5の横孔5cと、縦孔5d,5eと、を備えている。
気体導入路15aは、ノズル装置1の外部から供給された空気Aをボディ2を介して分岐部材5内の横孔5cまで送るための流路である。気体導入路15aは、気体供給孔2cと、ノズルキャップ収容部2dと、分岐部材収容部7aと、横孔5cと、によって形成されている。
図3に示すように、第1気体供給路15bは、横孔5cから上流方向にある噴射流路12に亘って形成された分岐ラインである。第1気体供給路15bは、縦孔5dと、横溝5fと、整流管6の外周部位と、を介して整流管6の上流側にある噴射流路12に向かう流路である。
第2気体供給路15cは、横孔5cから下流方向にある高圧流体流通路14に亘って形成された分岐ラインである。第2気体供給路15cは、縦孔5eと、横溝5gと、を介して貫通孔5hの下流側にある高圧流体流通路14に向かう流路である。
≪第1実施形態の作用≫
次に、図1〜図3を参照しながら本発明の第1実施形態にノズル装置の作用を作業工程順に説明する。
まず、図1に示すノズル装置1の下方の受台(図示省略)上に、ワークを取り付ける。次に、液体Q(高圧水)をノズル装置1に供給する不図示のポンプと、高圧水供給装置と、を起動すると、ノズル装置1の液体供給路11に液体Qが供給される。
図3に示すように、液体供給路11に供給された液体Qは、オリフィス3を通過する際に、流速が増大されたウォータージェットWJになって噴射口3bから噴射される。噴射されたウォータージェットWJは、噴射流路12、貫通路13、及び、高圧流体流通路14を介して噴流放出口からワークに向けて噴射される。
また、噴射流路12、貫通路13及び高圧流体流通路14内は、ウォータージェットWJによって生じる負圧により、大気中の空気Aが気体供給孔2cの供給口からに気体供給路15に吸入される。気体供給路15に吸入された空気Aは、ノズルキャップ収容部2dの上端の空間、分岐部材収容部7a、気体取込口5bを通って、放射状に配置された6つの横孔5c(図2参照)内にそれぞれ流れ込む。
各横孔5cから上流側に向かって縦孔5d(第1気体供給路15b)に流れた空気Aは、横溝5f内を通り、整流管6と内周面4cとの間を通過してオリフィス3の下面に向かって流れる。つまり、第1気体供給路15bによって噴射口3b近傍まで空気Aを取り込むことが可能になる。
オリフィス3方向に向かっていた空気Aは、噴射口3bから噴射されたウォータージェットWJによって流れの向きを変えて、ウォータージェットWJの周囲を覆うようにして、ウォータージェットWJの流れに沿って上流から下流方向へ流れる。このように、第1気体供給路15bによって、オリフィス3からの噴射直後に空気AとウォータージェットWJの相対速度の差を小さくすることができたため、噴射口3bから噴射されて直ちにウォータージェットWJは乱れが抑制されて安定した状態をつくることができる。 また、周方向に均等な間隔で6つの縦孔5dを配置して、空気AをウォータージェットWJに向かって周方向に均等な間隔で流れるようにしてウォータージェットWJに対する空気抵抗を円周方向で均一化させることにより、ウォータージェットWJの収束性を高めている。噴射流路12内の空気Aは、エジェクター効果によって整流管6内に吸引されて、加速されて下流側に流れる。このため、ウォータージェットWJは、噴射流路12内が高速のウォータージェットWJで負圧状態になっていても拡散されることなく、空気Aによって均等に収束されて下流方向に流れる。
また、6つの横孔5cから下流側に向かって縦孔5e(第2気体供給路15c)に流れた空気Aは、横溝5gを通過して高圧流体流通路14内に流れることにより、ウォータージェットWJの外周面を噴流軸に向かって均等に被覆する。貫通路13の出口付近では、整流管6内の加速された気流によって第2のエジェクターが構成されることにより、第2気体供給路15c内の空気Aが高圧流体流通路14内に吸引され、高圧流体流通路14の出口から空気AとともにウォータージェットWJが噴射される。このため、ウォータージェットWJは、第2気体供給路15cを流れて来た空気Aで外周部が被覆状態になることによって、負圧で拡がって速度が減衰するのを抑制して、外周面の空気抵抗を均等にし、バランスよく収束させて、安定した状態で下流方向に流れる。
高圧流体流通路14から放出されたウォータージェットWJは、空気Aによって均等に収束されて収束性が高く、安定した噴流となっているため、加工精度及び品質の優れた切断面にしてワークを加工することができる。
このようなことから、ノズル装置1は、従来よりも厚い材料のワークを、送り速度を変更せずに、切断することができる。
ワークの切断加工終了後、ポンプや高圧水供給装置を停止させ、受台から加工済のワークを取り外すことにより、加工作業が終了する。
[第2実施形態]
次に、図4〜図6を参照して本発明の第2実施形態を説明する。なお、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
図4は、本発明の第2実施形態に係るノズル装置を示す要部概略縦断面図である。図5は、第2実施形態の分岐部材の概略平面図である。図6は、図4の中央部拡大図である。
前記第1実施形態で説明したノズル装置1は、図4に示すように、高圧流体流通路14の下流側に、高圧流体流通路14を通過したウォータージェットWJにアブレシブGを混入してアブレシブウォータージェットAWJを生成するアブレシブ供給室16を設けたノズル装置1Aであってもよい。
アブレシブウォータージェットノズルであるノズル装置1Aには、液体Qが供給される液体供給路11と、液体供給路11の下流にあるオリフィス3から噴射されたウォータージェットWJが流れる噴射流路12と、噴射流路12の下流側に設けられた貫通路13と、貫通路13の下流側に設けられた高圧流体流通路14と、噴射流路12及び貫通路13に空気Aを供給するための気体供給路15と、貫通路13の下流に設けられた高圧流体流通路14と、高圧流体流通路14の下流に設けられたアブレシブ供給室16と、アブレシブ供給室16にアブレシブGを供給するアブレシブ供給路17と、アブレシブ供給室16内でウォータージェットWJとアブレシブGが混合されたアブレシブウォータージェットAWJが噴射されるアブレシブノズル流路18と、から成る流路が設けられている。
また、ノズル装置1Aは、オリフィス3と、オリフィス3を備えたオリフィス支持部4Aと、オリフィス支持部4A及び分岐部材5Aを収容したボディ2Aと、オリフィス支持部4Aの下流側に設けられて整流管部5Aa(整流手段)を有する分岐部材5Aと、分岐部材5Aを下流側から保持すると共にアブレシブ供給室16を形成するノズルキャップ7Aと、ノズルキャップ7Aの下流側に配置されたアブレシブノズル8と、を備えている。
図6に示すように、オリフィス支持部4Aは、オリフィス3を保持するオリフィス保持部材41Aを一体的に保持して構成されている。オリフィス支持部4A及びオリフィス3の外径形状は、第1実施形態と同一である。つまり、オリフィス支持部4Aには、噴射口3bより内径が大きい噴流噴射孔4Abが形成され、内周面4Acがテーパ形状の噴射流路12を形成している。
ボディ2Aは、オリフィス支持部4Aを上流側から保持する上部ボディ21Aと、オリフィス支持部4A、分岐部材5A及びノズルキャップ7Aを保持する下部ボディ22Aと、から形成されている。
下部ボディ22Aには、オリフィス支持部4Aを収容するオリフィス支持部材収容部22Aaと、分岐部材5Aを収容する分岐部材収容部22Abと、ノズルキャップ7Aを収容するノズルキャップ収容部22Adと、空気Aが供給される気体供給孔22Acと、気体供給孔22Acから分岐した縦孔22Aeと、アブレシブ供給路17を形成するアブレシブ供給孔22Afと、が形成されている。
整流手段である整流管部5Aaは、分岐部材5Aに一体形成されている。つまり、整流管部5Aaは、噴射流路12内に突出して配置されると共に、噴射流路12内のウォータージェットWJ及び空気Aが流れ込む貫通孔5Abを有するものであればよく、その形状は特に限定されない。
分岐部材5Aは、第1実施形態の分岐部材5と同様に、気体供給路15を第1気体供給路15bと第2気体供給路15cとに分流させて、ウォータージェットWJの上流から下流方向に空気Aを二段階に供給する流路を形成するための部材である。
図5及び図6に示すように、分岐部材5Aは、前記整流管部5Aaと、上流側から下流側に向けて穿設されて貫通路13を形成する貫通孔5Abと、貫通孔5Abに直交して穿設されて気体供給孔22Ac(気体供給路15)に連通した横孔5Acと、第1気体供給路15bの一部を形成する上部外周面5Adと、を有している。
図4に示すように、ノズルキャップ7Aは、貫通孔5Abの下流側に連設された高圧流体流通路14を形成する流路形成孔7Aaと、流路形成孔7Aaの下流側に連設されたアブレシブ供給室16を形成するアブレシブ供給室形成孔7Abと、アブレシブ供給孔22Afに連通するアブレシブ導入孔7Acと、を有している。
図6に示すように、流路形成孔7Aa(高圧流体流通路14)の内径d4は、貫通孔5Ab(貫通路13)の内径d3と同じ大きさ、または、内径d3よりも大きく形成されている。
図4に示すアブレシブ供給室形成孔7Abは、略円柱形状の空間を成す。アブレシブ供給室形成孔7Ab内では、オリフィス3から噴出されたウォータージェットWJがアブレシブ供給室16内の中央部を下流方向に通過する際に、アブレシブ供給室16内でアブレシブ導入孔7Ac内からアブレシブGを吸引して、アブレシブウォータージェットAWJが生成される。
図4に示すアブレシブGは、例えば、研磨材等のコーナが鋭角に形成されている所謂アンギュラーな形状の砥粒から成る。アブレシブGは、アブレシブ供給装置(図示省略)からアブレシブ供給路17を介してアブレシブ供給室16内に供給される。
アブレシブノズル8は、アブレシブ供給室形成孔7Abに連通するアブレシブノズル流路18を形成するノズル孔8aを有する部材である。
≪第2実施形態の作用≫
次に、図4〜図6を参照して本発明の第2実施形態のノズル装置の作用を説明する。
本発明の第2実施形態では、図6に示すように、前記第1実施形態と同様に、オリフィス3から噴出されたウォータージェットWJによって生じる負圧により、気体供給孔22Acから空気Aが吸引されて、噴射流路12及び貫通路13内に流れ込む。気体供給孔22Acから吸引された空気Aは、気体供給路15から第1気体供給路15bと第2気体供給路15cとに分流して噴射流路12及び貫通路13内に流れ込む。
第1気体供給路15bを通過する空気Aは、第1実施形態と同様に、気体供給孔22Acから上流側に向かって縦孔22Ae、分岐部材5Aの上部外周面5Adを通って、上流の噴射口3b方向に向けて内周面4Acに沿って斜め上流方向に流れて、噴射流路12内に流入する。オリフィス3方向に向かって流入した空気Aは、噴射口3bから噴射されたウォータージェットWJによって流れの向きを変えて、ウォータージェットWJの周囲を覆うようにしてウォータージェットWJの流れに沿って上流から下流方向へ流れる。第1気体供給路15bによって、オリフィス3からの噴射直後に空気AとウォータージェットWJの相対速度の差を小さくすることができる。このため、噴射口3bから噴射された直後からウォータージェットWJは乱れが抑制されて安定した状態をつくることができる。
第2気体供給路15cは、分岐部材5Aの側面に形成された横孔5Acから高圧流体流通路14(流路形成孔7Aa)に向かって空気Aが貫通路13内に流れ込む。その空気Aは、貫通路13内でウォータージェットWJの外周面を高速の気流で被覆しながらウォータージェットWJの噴射方向に沿って流れ、負圧によって生じる空気Aの逆流により拡がるウォータージェットWJを収束させることができる。
このように、第1実施形態と同様に、オリフィス3から噴出されたウォータージェットWJに対して、噴射流路12で第1気体供給路15bからの空気Aによって、負圧によるウォータージェットWJの拡散をオリフィス3からの噴射直後から抑制する。さらに、第2気体供給路15cから空気Aによって改めてウォータージェットWJを気流で被覆することにより、収束性に優れたウォータージェットWJの状態を長く維持することができる。
空気Aに被覆されたウォータージェットWJは、高圧流体流通路14を通過してアブレシブ供給室16に流れると、アブレシブGがアブレシブ導入孔7AcからウォータージェットWJに引き込まれて混入され、アブレシブウォータージェットAWJを生成する。
ウォータージェットWJを被覆する高速の空気Aによって、アブレシブ供給室16内の負圧が抑制されるため、アブレシブGが上流側に向かう逆流現象が抑制され、逆流現象によって生じるウォータージェットWJの乱れが防止されるため、収束されたウォータージェットWJにアブレシブGが混入される。したがって、収束性に優れたアブレシブウォータージェットAWJが生成される。
また、空気Aによってアブレシブ供給室16内の負圧が抑制されるため、アブレシブGがアブレシブ導入孔7Acからアブレシブ供給室16内に吸引される速度が低減される。このため、アブレシブ供給室16のアブレシブGによる摩耗を大幅に抑制することができる。また、アブレシブGは引き込まれる速度が低減した状態でウォータージェットWJと混入するので、良好にウォータージェットWJとアブレシブGが混合したアブレシブウォータージェットAWJが生成されるため、アブレシブノズル流路18の摩耗が抑制され、アブレシブノズルの耐久性を大幅に向上させることができる。
このように、高速の気流である空気Aに被覆されたウォータージェットWJを生成することによって、アブレシブ供給路17から適量のアブレシブGを円滑に供給することができるため、ウォータージェットWJに均一にアブレシブGが混入された収束性が高いアブレシブウォータージェットAWJとなる。そのため、ワークを高精度に切断加工することができる。
[変形例]
なお、本発明は、第1及び第2実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、前記第1実施形態で説明したオリフィス3と、オリフィス支持部4とは、一体に形成して一つにしたものであってもよい。
また、気体供給路15の気体供給孔2cに供給する空気Aは、空気圧縮機等を備えて構成された空気供給装置から供給された圧縮空気であってもよい。
また、前記第1実施形態では、整流管6の一例として配管状の部材から成る場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。整流管6は、ウォータージェットWJと、空気Aとを流すことができる貫通路13を有するものであればよく、形状及び材質は特に限定されない。整流管6は、例えば、板状部材やブロック状部材に孔を穿設して、その孔を貫通路13としたものでもよい。
また、前記第1実施形態では、気体供給路15の第2気体供給路15cを、横孔5cから縦孔5e及び横溝5gを通って高圧流体流通路14に連通する流路を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。第2気体供給路15cは、第1気体供給路15bの空気AとウォータージェットAJとが交差する部位(噴射流路12)よりも下流に連通する流路であればよい。第2気体供給路15cは、例えば、整流管6の外周に貫通路13に連通する孔を穿設して、横孔5cをその孔を介して貫通路13内に連通するように形成したものでもよい。
1 ノズル装置
3 オリフィス
4 オリフィス支持部
4c 内周面
4d 下流側外周部
5 分岐部材
5a 係合部
5c 横孔
5d,5e 縦孔
6 整流管(整流手段)
6a 貫通孔
11 液体供給路
12 噴射流路
15 気体供給路
15b 第1気体供給路
15c 第2気体供給路
16 アブレシブ供給室
A 空気(気体)
AWJ アブレシブウォータージェット
G アブレシブ
Q 加工用流体(液体)
WJ ウォータージェット

Claims (8)

  1. 液体を供給する液体供給路と、
    前記液体供給路から供給された前記液体を噴射してウォータージェットを生成するオリフィスと、
    前記オリフィスの下流側に配置され前記ウォータージェットを覆うように配設された貫通孔を有する整流手段と、
    前記貫通孔よりも上流側で前記オリフィスに向かうように気体を供給する第1気体供給路と、
    前記第1気体供給路よりも下流側で、かつ、前記貫通孔の内側または下流側に気体を供給する第2気体供給路と、を備えていること、
    を特徴とするノズル装置。
  2. 前記オリフィスの下流側に当該オリフィスを支持するオリフィス支持部をさらに備え、
    前記第1気体供給路は、前記オリフィス支持部よりも下流側から前記オリフィスに向けて気体を供給すること、
    を特徴とする請求項1に記載のノズル装置。
  3. 前記オリフィス支持部には、前記ウォータージェットが通過する噴射流路が形成され、
    前記噴射流路は、下流側が拡開したテーパ状に形成された内周面を備え、
    前記第1気体供給路は、前記内周面に沿って前記気体を供給すること、
    を特徴とする請求項2に記載のノズル装置。
  4. 前記オリフィス支持部には、前記ウォータージェットが通過する噴射流路が形成され、
    前記第1気体供給路は、前記噴射流路の内周面に沿って前記気体を供給すること、
    を特徴とする請求項2に記載のノズル装置。
  5. 前記オリフィス支持部の下流側に配設され、前記第1気体供給路と前記第2気体供給路とに分岐する気体供給路を有する分岐部材を備えていること、
    を特徴とする請求項3または請求項4に記載のノズル装置。
  6. 前記整流手段は、円筒形状から成る整流管であり、
    前記整流管は、上流側部位が前記分岐部材から突出するように当該分岐部材に支持され、
    前記上流側部位は、前記内周面の内側に配置され、
    前記第1気体供給路は、前記内周面と前記整流管の上流側部位との隙間から前記気体を供給すること、
    を特徴とする請求項5に記載のノズル装置。
  7. 前記整流手段の下流側には、前記貫通孔の内径よりも大きい内径の高圧流体流通路が配置されていること、
    を特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のノズル装置。
  8. 前記第2気体供給路の下流側には、前記ウォータージェットにアブレシブを混入してアブレシブウォータージェットを生成するアブレシブ供給室が設けられていること、
    を特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のノズル装置。
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