JP2017200680A - 鉛筆のように把持できるエアブラシ - Google Patents
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Abstract
【課題】中央部分よりも先端側を把持しながら鉛筆で文字を書くような感覚でエアや塗料の吹出し調整を行って容易に精密な吹付けができる鉛筆のように把持できるエアブラシを提供する。【解決手段】エアブラシ1は、中心軸Cに沿ったニードル2と、ニードル2の後端を把持するニードルホルダー3と、ニードルホルダー3内の第1の塗料流路5と、ニードル2を覆う内筒6と、ニードル2と内筒6との間の第2の塗料流路7と、内筒6を覆う外筒9と、内筒6と外筒9との間の圧縮空気流路12と、作業者が把持できる領域である把持可能領域15と、把持可能領域15の前方側に配されて内筒6を前後方向へ移動させるレバーとを備え、内筒が後方に位置する待機状態にて、第1の塗料流路5及び第2の塗料流路7及び圧縮空気流路12は密閉され、内筒6が前方に位置する吹出し状態にて、第1の塗料流路5及び第2の塗料流路7及び圧縮空気流路12は外部に通じている。【選択図】 図1
Description
本発明は、精密な吹付けを可能とする鉛筆のように把持できるエアブラシに関するものである。
模型製作やイラストレーション、ネイルアートやメイクアップの分野でエアブラシが用いられている。このエアブラシは塗装用具の一種であり、一定面積を塗りつぶしたり、細い線やドット(点)状に吹付けたりすることができる。このエアブラシとして、特に操作性を考慮したペンシル型のエアブラシがよく知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に示すように、ペンシル型となるように主となる部分である細長い本体に対し、エアや塗料の吹出し調整を行うための操作杆が本体の略中央部分に配されている。そして、本体の前方には塗料が収容されたカップが配されている。
しかしながら、特許文献1に代表されるようなペンシル型のエアブラシは、上述したように本体の略中央部分に操作杆が配されているので、操作杆を操作するために作業者は本体の中央部分を把持する必要がある。ペンシル型のエアブラシは、ペンシル型であるが故、鉛筆を把持するように中央部分よりも先端側を把持した方が作業者にとってはやりやすいものである。しかし操作杆の配置構造により中央部分を把持することを余儀なくされているため、鉛筆で文字を書くような感覚で容易に精密な吹付けを行うことが困難である。このためペンシル型のエアブラシはその操作に熟練を要するものとなってしまっている。
本発明は、上記従来技術を考慮したものであり、ペンシル型であるが故の構造を生かして中央部分よりも先端側を把持しながらエアや塗料の吹出し調整を行うことができ、したがって鉛筆で文字を書くような感覚で容易に精密な吹付けを行うことができる鉛筆のように把持できるエアブラシを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明では、前方及び後方が規定されている中心軸と、該中心軸に沿って先端が前方を向いて配されているニードルと、前記中心軸に沿って配されて前端にて前記ニードルの後端を把持し且つ後端が開口した中空筒形状のニードルホルダーと、塗料が充填された塗料タンクに接続されるべき前記ニードルホルダーの開口した後端に配された塗料側接続部と、該ニードルホルダーの内部に空間として形成されて前記塗料側接続部を介して前記塗料タンクと連通されるべき第1の塗料流路と、前記ニードル及び前記ニードルホルダーを覆い且つ前後方向に移動して最後方に位置したときの待機状態及び最前方に位置したときの吹出し状態を有する内筒と、前記ニードル及び前記ニードルホルダーと前記内筒との間に空間として存する第2の塗料流路と、前記ニードルホルダーを貫通して形成されて前記第1の塗料流路と前記第2の塗料流路とを連通する連通流路と、該内筒を覆う外筒と、前記内筒と前記外筒との間に空間として存する圧縮空気流路と、前記外筒を貫通して形成されて圧縮空気が充填された圧縮空気タンクと接続されるべき空気側接続部と、前記外筒の前端から後端までの長さとして規定されて作業者が把持できる領域として形成された把持可能領域と、該把持可能領域の前方側に配され且つ前記内筒と接続されて前記内筒を前後方向へ移動させるためのレバーとを備え、前記待機状態にて、前記塗料タンクから通じる前記第1の塗料流路及び前記第2の塗料流路は密閉されていて、且つ前記圧縮空気タンクから通じる前記圧縮空気流路は密閉されていて、前記吹出し状態にて、前記塗料タンクから通じる前記第1の塗料流路及び前記第2の塗料流路は前記ニードルと前記内筒との間を通じて外部に通じていて、且つ前記圧縮空気タンクから通じる前記圧縮空気流路は前記内筒と前記外筒との間を通じて外部に通じていることを特徴とする鉛筆のように把持できるエアブラシを提供する。
好ましくは、前記外筒は分割式であり、前記中心軸に対して前側に配された前側部及び後側に配された後側部で形成されていて、前記後側部は前記前側部に対して螺入することにより接合されていて、且つ前記内筒と前後方向の移動に対して一体化されている。
好ましくは、前記圧縮空気流路は、前記圧縮空気タンクと直接連通しているエア滞留部及び該エア滞留部と封止部材により隔てられた吹出し部を有し、前記待機状態にて、前記エア滞留部に対応する位置にある前記内筒の外表面には、前後方向に延びて溝が切欠かれていて、前記吹出し状態にて、前記溝の前端は前記封止部材を越えて前記吹出し部に露出し、前記溝の後端は前記エア滞留部に配されている。
好ましくは、前記レバーは、前記把持可能領域の前側に位置する前端に回転軸が配されていて、前記待機状態にて、前記レバーの後端は前記外筒から最大に離れた位置にあり、前記レバーの後端を前記外筒に向けて押し下げることにより徐々に前記内筒が前方に移動する。
本発明によれば、このレバーを調整することで内筒を前後方向に移動させ、吹出し状態として塗料を吹き出すことができるようになる。このレバーは把持可能領域の前方側に配されているので、ペンシル型であるが故の構造を生かして中央部分よりも先端側を把持しながらエアや塗料の吹出し調整を行うことができ、したがって鉛筆で文字を書くような感覚で容易に精密な吹付けを行うことができる。
また、外筒を分割式とすることで、後側部の螺入深さを調整することで内筒を前後方向に移動させることができる。このため、レバーを押し下げたときの内筒の移動量を調整することができ、塗料の吹出し量を調整できる。
また、内筒の外表面に溝を形成することで、待機状態では圧縮空気をエア滞留部にとどまらせることができ、吹出し状態では溝を通じてエア滞留部と吹出し部とを連通させて圧縮空気を吹出し部から内筒先端及び外筒先端の間を通して外部に排出させることができる。
また、レバーを押し下げることにより内筒の移動量を調節可能とすることで、鉛筆を持つようにした手の形状のままで容易にレバーの操作を行うことができる。このため、操作性が向上する。
図1に示すように、本発明に係る鉛筆のように把持できるエアブラシ1は、中心軸Cを備えている。この中心軸Cには前後方向、すなわち前方及び後方が規定されている。この中心軸Cに沿ってニードル2が配されている。ニードル2は一方の端部が尖っていて、この尖った側が先端となっている。ニードル2の先端は前方を向いて配されている。ニードル2の後端はニードルホルダー3にて把持されている。このニードルホルダー3もニードル2と同様、中心軸Cに沿って配されている。ニードルホルダー3は、その前端にてニードル2の後端を把持している。そして、このニードルホルダー3は後端が開口した中空筒形状として形成されている。
ニードルホルダー3の後端はチューブや管等を介して、あるいは直接的に塗料タンク(不図示)と接続される。すなわち、ニードルホルダー3の開口した後端は塗料側接続部4として機能している。塗料タンクにはエアブラシ1にて吹き付けるべき塗料が充填されている。上述したようにニードルホルダー3は中空筒形状であるため、その内部は空間として形成されている。この空間は、塗料側接続部4を介して塗料タンクと接続される。したがって、ニードルホルダー3の内部には塗料が流通するため、この内部空間は第1の塗料流路5として機能する。
ニードル2及びニードルホルダー3の前方部分である一部は、略筒形状の内筒6にて覆われている。この内筒6は前後方向に移動可能である。エアブラシ1は、この内筒6が最後方に位置したときに待機状態となり、内筒6が最前方に位置したときに吹出し状態となる。すなわち、待機状態では塗料が吹き出さず、吹出し状態で塗料が吹き出る。内筒6は間隔を存してニードル2及びニードルホルダー3を覆っている。このニードル2及びニードルホルダー3と内筒6との間の空間は、第2の塗料流路7として形成される。ニードルホルダー3は一部に貫通孔が形成されていて、この貫通孔は連通流路8として、第1の塗料流路5と第2の塗料流路7とを連通している。したがって、塗料タンク内の塗料は、塗料側接続部4からニードルホルダー3内の第1の塗料流を5に流入し、連通流路8を通って第2の塗料流路7からニードル2の先端側まで流通する。
一方で、内筒6は外筒9に覆われている。図1の例では、外筒9は4つの部材を螺合して形成されていて、最も先端側に位置する最先端部9aを有し、この最先端部9aから後ろ側に向けて順番にエア部9b、レバー部9c、そして後側部11となっている。なお、最先端部9a、エア部9b、レバー部9cにて前側部10を形成している。ここで、図の例では内筒6は二重筒構造であり、内筒内側部6aと内筒外側部6bにて形成されている。後側部11は内筒内側部6aに対して前後方向の移動に関して一体化されている。
内筒6と外筒9との間は、空間としての圧縮空気流路12が形成されている。外筒9(図の例ではエア部9b)には貫通孔が形成されていて、この貫通孔は空気側接続部13として機能し、チューブやホース等の接続管14を介して圧縮空気流路12と圧縮空気タンク(不図示)とを連通している。すなわち、圧縮空気タンクには圧縮空気が充填されていて、圧縮空気は接続管14を通って空気側接続部13から圧縮空気流路12に流入する。
上述したように、外筒9は前後方向に螺合することで互いに接続されている前側部10(最先端部9a、エア部9b、レバー部9c)及び後側部11で形成されている。この外筒9の前端から後端まで(すなわち前側部10の先端から後側部11の後端まで)の長さは、作業者が把持できる領域であり、この領域は把持可能領域15として規定されている。すなわち、エアブラシ1の外形は最も外側に位置している外筒9の形状で規定され、この外筒9が長尺の筒形状であることから、エアブラシ1はいわゆるペンシル型といえる。ペンシル型であるため、作業者はエアブラシ1の前方から後方まで任意の位置で鉛筆を持つように把持可能である。しかしながら本発明に係るエアブラシ1は、内筒6を前後方向へ移動させるためのレバー17が把持可能領域15の前方側に配されている。このレバー16は内筒6と接続されていて、塗料の吹出し量を調整するためのものである。したがって作業者は、エアブラシ1の前方側を把持、すなわち鉛筆と同様の前側を把持することになる。
このように、レバー17を調整することで内筒6を前後方向に移動させ、吹出し状態として塗料を吹き出すことができるようになる。このレバー17は把持可能領域15の前方側に配されているので、作業者はペンシル型であるが故の構造を生かして中央部分よりも先端側を把持しながらエアや塗料の吹出し調整を行うことができ、したがって鉛筆で文字を書くような感覚で容易に精密な吹付けを行うことができる。すなわち、持ち慣れた鉛筆を把持して文字を書くごとく、自然な持ち方でエアブラシ1を把持し、レバー17の調整操作を行うことができる。その操作に熟練を要することもない。初心者でも容易且つ簡単にエアブラシによる塗装を楽しむことができるようになる。
次にレバー17の操作により塗料が吹き出されるまでの作用について説明する。レバー17は、把持可能領域15の前後方向、すなわちエアブラシ1の前後方向に沿って延びて配され、前側に位置する前端に回転軸18が配されている。図2に示すように、塗料が吹き出さない待機状態では、レバー17の後端は外筒9から最大に離れた位置にある。このとき、塗料タンクから通じる第1の塗料流路5及び第2の塗料流路7は密閉されていて、且つ圧縮空気タンクから通じる圧縮空気流路12も密閉されている。具体的には、ニードル2と内筒6(図の例では内筒内側部6a)との間はその前端側において塞がっている。このため、第1の塗料流路5から第2の塗料流路7にかけて密閉された状態となっている。また、圧縮空気流路12の一部として、エア部9bの内側が凹んでエア滞留部19が形成されている。すなわち、エア滞留部19は圧縮空気タンクと直接連通している。このエア滞留空間19は前後方向に配されたOリング等の封止部材22により、エアの流通が阻害されているため、待機状態では密閉された状態となっている。従って待機状態では塗料もエアも密閉された空間内にとどまっていることになり、塗料はエアブラシ1の先端から吹き出ない。なお、エア滞留部19の前方には、封止部材22により隔てられた空間としての吹出し部24が形成されている。したがって圧縮空気流路12は、エア滞留部19と吹出し部24で形成されている。
作業者がエアブラシ1を鉛筆を持つかのように把持し、図3に示すようにレバー17の後端を外筒9に向けて押し下げることにより、徐々に内筒6は前方に移動する。具体的には、レバー17には外筒9の内部に延びる二股フォーク20が備わり、この二股フォーク20は内筒6(この例では内筒外側部6b)の外表面に形成された切欠き21に係合している。なお、この切欠き21は内筒6(内筒外側部6b)を貫通させて形成してもよい。レバー17が押し下げられると、二股フォーク20が切欠き21を前方に押し出す。したがって内筒6は前方に移動する。内筒6が前方に移動することにより、待機状態で塞がっていたニードル2と内筒6との前端側部分に隙間が生じる。すなわち、吹出し状態で、塗料タンクから通じる第1の塗料流路5及び第2の塗料流路7はニードル2と内筒6との前端側部分に生じた隙間を通じて外部に通じることになる。なお、内筒外側部6bはばね27により後方に常に付勢されている。内筒内側部6aはばね28により後方に常に付勢されている。レバー17による押し下げ操作は、これらばね27、28に抗して行われる操作である。
一方で、図2及び図4に示すように、待機状態にてエア滞留部19に対応する位置であって内筒6(図の例では内筒外側部6b)の表面には、前後方向に延びて溝23が切欠かれている。待機状態では、この溝23はエア滞留部19の一部として機能しているので、圧縮空気はこの溝23内にも滞留していることになる。そしてレバー17が押し下げられると、内筒6が前方に移動するので、溝23は封止部材22を超えて前方に移動する。レバー17が完全に押し下げられた吹出し状態では、溝23の前端は封止部材22を越えて吹出し部24に露出する。そして、溝23の後端はエア滞留部19に配された状態である。すなわち、圧縮空気タンクから通じる圧縮空気流路12は内筒6と外筒9との間を通じて外部に通じていることになる。これにより、吹出し状態では圧縮空気はエア滞留部19から溝23を通り、吹出し部24に流入する。圧縮空気は吹出し部24をそのまま前方に流通し、内筒6と外筒9との間の先端部分から外部に吹き出される。
このとき、外筒9(図の例では最先端部9a)の内側には内側に突出するノズル部材25が配されていて、このノズル部材25と内筒6との間の間隔は狭小とされている。圧縮空気はこの狭小の隙間から勢いよく吹き出す。このときこの隙間に隣接するニードル2と内筒6との先端側の隙間に負圧が生じ、その隙間にある塗料は圧縮空気に誘引されて圧縮空気とともに吹き出される。以上のような構成により、レバー17を押し下げると圧縮空気とともに塗料が吹き出されることになる。外筒9と内筒6との先端側の隙間、内筒6とニードル2との先端側の隙間は、レバー17の押し下げ量により調整可能である。このように、レバー17を押し下げることにより内筒6の移動量を調節可能とできるので、鉛筆を持つようにした手の形状のままで容易にレバー17の操作を行うことができる。このため、操作性が向上する。
また、内筒6の外表面に溝23を形成することで、待機状態では圧縮空気をエア滞留部19にとどまらせることができ、吹出し状態では溝23を通じてエア滞留部19と吹出し部24とを連通させて圧縮空気を吹出し部24から内筒6の先端及び外筒9の先端の間を通して外部に排出させることができる。
なお、図1及び図2に示すように、内筒外側部6bの前端面と、この面に突き当たる突き当て面を内筒内側部6aに形成し、待機状態にてこれらの間に遊び間隙26を設けてもよい。この遊び間隙26を設けることで、レバー17を押し下げるとこれに係合する内筒外側部6bのみが遊び間隙26の長さ分だけフリーで移動する。上述したように、溝23は内筒外側部6bの外表面に形成されているので、溝23もこれに伴い前方に移動し、圧縮空気のみがエアブラシ1の前方に吹き出される。このとき、内筒内側部6aは前方に移動していないので、塗料は吹き出さない。このように、遊び間隙26を設けることで、レバー17の押し下げにより圧縮空気のみを吹き出す領域を形成することができる。これにより、レバー17の押し下げによりいきなり塗料が吹き出されることを防止し、誤った塗料の吹出しを防止できる。
ここで、上述したように、外筒9は分割式であり、中心軸Cに対して前側に配された前側部10及び後側に配された後側部11で形成されていてもよい。後側部11は前側部10に対して螺入することにより接合されていて、且つ内筒6(図の例では内筒内側部6a)と前後方向の移動に対して一体化されている。具体的には、後側部11の前端面と内筒内側部6aの後端面とは密着している。後側部11を回転させて前側部10に対して螺入していくと、内筒内側部6aはばね28に抗し、前方向にスライド移動する。後側部11を逆回転させると内筒内側部6aはばね28により後方に移動する。一方で、後側部11はニードルホルダー3とも一体化されている。この一体化は構造的に一体化されているので、ニードルホルダー3は後側部11が螺入により回転されると同様に回転する。レバー17を上げた状態(ニードル2の先端と内筒内側部6aとの先端の間に隙間がない状態)で後側部11を最大量螺入させると、内筒内側部6aはこれに伴いスライド移動して前方に移動し、ニードルホルダー3(ニードル2)は回転移動して前方に移動して最前端まで到達する。この状態は、レバー17を押し下げても内筒内側部6aがさらに前方に移動するスペースがないという状態である。すなわち、この状態ではレバー17を押し下げても圧縮空気が吹き出すのみで塗料は吹き出さない。後側部11を少しずつ後方に移動させることにより、内筒内側部6aのレバー17の押し下げ操作による移動量を増加させることができる。すなわち、後側部11を少しずつ後方に移動させることにより、塗料の吹出し量を少しずつ増加させることができる。これにより、レバー17による調整とは別に塗料の吹出し量を調整できるようになる。
1:鉛筆のように把持できるエアブラシ、2:ニードル、3:ニードルホルダー、4:塗料側接続部、5:第1の塗料流路、6:内筒、6a:内筒内側部、6b:内筒外側部、7:第2の塗料流路、8:連通流路、9:外筒、9a:最先端部、9b:エア部、9c:レバー部、10:前側部、11:後側部、12:圧縮空気流路、13:空気側接続部、14:接続管、15:把持可能領域、17:レバー、18:回転軸、19:エア滞留部、20:二股フォーク、21:切欠き、22:封止部材、23:溝、24:吹出し部、25:ノズル部材、26:遊び間隙、27:ばね、28:ばね、C:中心軸
Claims (4)
- 前方及び後方が規定されている中心軸と、
該中心軸に沿って先端が前方を向いて配されているニードルと、
前記中心軸に沿って配されて前端にて前記ニードルの後端を把持し且つ後端が開口した中空筒形状のニードルホルダーと、
塗料が充填された塗料タンクに接続されるべき前記ニードルホルダーの開口した後端に配された塗料側接続部と、
該ニードルホルダーの内部に空間として形成されて前記塗料側接続部を介して前記塗料タンクと連通されるべき第1の塗料流路と、
前記ニードル及び前記ニードルホルダーを覆い且つ前後方向に移動して最後方に位置したときの待機状態及び最前方に位置したときの吹出し状態を有する内筒と、
前記ニードル及び前記ニードルホルダーと前記内筒との間に空間として存する第2の塗料流路と、
前記ニードルホルダーを貫通して形成されて前記第1の塗料流路と前記第2の塗料流路とを連通する連通流路と、
該内筒を覆う外筒と、
前記内筒と前記外筒との間に空間として存する圧縮空気流路と、
前記外筒を貫通して形成されて圧縮空気が充填された圧縮空気タンクと接続されるべき空気側接続部と、
前記外筒の前端から後端までの長さとして規定されて作業者が把持できる領域として形成された把持可能領域と、
該把持可能領域の前方側に配され且つ前記内筒と接続されて前記内筒を前後方向へ移動させるためのレバーとを備え、
前記待機状態にて、前記塗料タンクから通じる前記第1の塗料流路及び前記第2の塗料流路は密閉されていて、且つ前記圧縮空気タンクから通じる前記圧縮空気流路は密閉されていて、
前記吹出し状態にて、前記塗料タンクから通じる前記第1の塗料流路及び前記第2の塗料流路は前記ニードルと前記内筒との間を通じて外部に通じていて、且つ前記圧縮空気タンクから通じる前記圧縮空気流路は前記内筒と前記外筒との間を通じて外部に通じていることを特徴とする鉛筆のように把持できるエアブラシ。 - 前記外筒は分割式であり、前記中心軸に対して前側に配された前側部及び後側に配された後側部で形成されていて、
前記後側部は前記前側部に対して螺入することにより接合されていて、且つ前記内筒と前後方向の移動に対して一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の鉛筆のように把持できるエアブラシ。 - 前記圧縮空気流路は、前記圧縮空気タンクと直接連通しているエア滞留部及び該エア滞留部と封止部材により隔てられた吹出し部を有し、
前記待機状態にて、前記エア滞留部に対応する位置にある前記内筒の外表面には、前後方向に延びて溝が切欠かれていて、
前記吹出し状態にて、前記溝の前端は前記封止部材を越えて前記吹出し部に露出し、前記溝の後端は前記エア滞留部に配されていることを特徴とする請求項1に記載の鉛筆のように把持できるエアブラシ。 - 前記レバーは、前記把持可能領域の前側に位置する前端に回転軸が配されていて、
前記待機状態にて、前記レバーの後端は前記外筒から最大に離れた位置にあり、
前記レバーの後端を前記外筒に向けて押し下げることにより徐々に前記内筒が前方に移動することを特徴とする請求項1に記載の鉛筆のように把持できるエアブラシ。
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2017
- 2017-04-26 WO PCT/JP2017/016470 patent/WO2017191788A1/ja active Application Filing
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Publication number | Publication date |
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WO2017191788A1 (ja) | 2017-11-09 |
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