JP2017200522A - 放射線撮像装置及び放射線撮像システム - Google Patents

放射線撮像装置及び放射線撮像システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017200522A
JP2017200522A JP2016092802A JP2016092802A JP2017200522A JP 2017200522 A JP2017200522 A JP 2017200522A JP 2016092802 A JP2016092802 A JP 2016092802A JP 2016092802 A JP2016092802 A JP 2016092802A JP 2017200522 A JP2017200522 A JP 2017200522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
radiation
conversion unit
imaging
pixel array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016092802A
Other languages
English (en)
Inventor
長野 和美
Kazumi Nagano
和美 長野
野村 慶一
Keiichi Nomura
慶一 野村
尚志郎 猿田
Hisashiro Saruta
尚志郎 猿田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016092802A priority Critical patent/JP2017200522A/ja
Publication of JP2017200522A publication Critical patent/JP2017200522A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)

Abstract

【課題】放射線撮像装置において、2つの撮像パネルを用い、1回の放射線の照射でエネルギサブトラクション画像を取得するために有利な技術を提供する。【解決手段】行列状に複数配された放射線又は光に応じた信号を出力するための第1の画素を含む第1の画素アレイを備えた第1の撮像パネルと、行列状に複数配された放射線又は光に応じた信号を出力するための第2の画素を含む第2の画素アレイを備えた第2の撮像パネルと、を含み、第1の画素アレイ及び第2の画素アレイが互いに重なるように、放射線を照射するための入射面の側から、第1の撮像パネル、第2の撮像パネルの順に重ねて配された放射線撮像装置であって、第1の画素の開口率よりも第2の画素の開口率が小さい。【選択図】図1

Description

本発明は、放射線撮像装置及び放射線撮像システムに関する。
医療画像診断や非破壊検査に放射線撮像装置が広く利用されている。この放射線撮像装置を用いて、被写体に対してエネルギ成分が異なる放射線の放射線画像を複数取得し、取得した放射線画像の差分から、特定の被写体部分を分離又は強調したエネルギサブトラクション画像を取得する方法が知られている。特許文献1〜3には、エネルギサブトラクション画像を取得するために、2つの撮像パネルを用いて、被写体に対して1回の放射線照射(ワンショット法)で2つの異なるエネルギ成分の放射線の放射線画像を記録する放射線撮像装置が提案されている。
特開平5−208000号公報 特開2001−249182号公報 特開2000−298198号公報
2つの撮像パネルを重ねて用いる場合、それぞれの撮像パネルと放射線源との間の距離が異なるため、放射線は、放射線源から遠い側の撮像パネルにおいて、放射線源に近い側の撮像パネルよりも広がって検出される。同じ構成の撮像パネルを用いて、それぞれ同じ位置に配された画素から出力される信号の差分からエネルギサブトラクション画像を生成する場合、遠い側の撮像パネルの画素は、近い側の撮像パネルの同じ位置の画素よりも内側の画素を透過した放射線を検出しうる。放射線源から遠い側の撮像パネルの画素が、近い側の撮像パネルの同じ位置の画素以外を透過した放射線を検出することに起因するノイズによって、エネルギサブトラクション画像の画質が低下しうる。
本発明は、放射線撮像装置において、2つの撮像パネルを用い、1回の放射線の照射でエネルギサブトラクション画像を取得するために有利な技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明の実施形態に係る放射線撮像装置は、行列状に複数配された放射線又は光に応じた信号を出力するための第1の画素を含む第1の画素アレイを備えた第1の撮像パネルと、行列状に複数配された放射線又は光に応じた信号を出力するための第2の画素を含む第2の画素アレイを備えた第2の撮像パネルと、を含み、第1の画素アレイ及び第2の画素アレイが互いに重なるように、放射線を照射するための入射面の側から、第1の撮像パネル、第2の撮像パネルの順に重ねて配された放射線撮像装置であって、第1の画素の開口率よりも第2の画素の開口率が小さいことを特徴とする。
上記手段によって、放射線撮像装置において、2つの撮像パネルを用い、1回の放射線の照射でエネルギサブトラクション画像を取得するために有利な技術が提供される。
本発明の実施形態に係る放射線撮像装置の構成例を示す断面図。 図1の放射線撮像装置の断面の拡大図及び平面図。 図1の放射線撮像装置の断面の拡大図及び平面図。 図1の放射線撮像装置の変形例を示す断面図。 図1の放射線撮像装置に入射する放射線を示す断面図。 本発明に係る放射線撮像装置を用いた放射線撮像システムの構成例を説明する図。
以下、本発明に係る放射線撮像装置の具体的な実施形態及び実施例を、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面において、複数の図面に渡って共通の構成については共通の符号を付している。そのため、複数の図面を相互に参照して共通する構成を説明し、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。なお、本発明における放射線には、放射線崩壊によって放出される粒子(光子を含む)の作るビームであるα線、β線、γ線などの他に、同程度以上のエネルギを有するビーム、例えばX線や粒子線、宇宙線なども含みうる。
<実施形態>
図1〜5を参照して、本発明の実施形態による放射線撮像装置の構造について説明する。図1は、本発明の実施形態における放射線撮像装置100の構成例を示す断面図である。図1に示される放射線撮像装置100は、1つの筐体108の中に放射線を検出するための撮像パネル101a、101bを含む。放射線撮像装置100は、2つの撮像パネル101a、101bを備えることによって、被写体に対して1回の放射線の照射(ワンショット法)でエネルギサブトラクション画像の取得が可能な構成を有する。このため、筐体108の放射線110を照射するための入射面111に対する正射影において、撮像パネル101、102は互いに重なるように配される。また、本実施形態の各図に示す構成において、2つの撮像パネル101a、101bのうち、撮像パネル101aの方が、撮像パネル101bよりも入射面111に近い放射線の入射する側に配される。
撮像パネル101a、101bは、それぞれ基板102a、102b、基板102a、102bの上に配された画素アレイ103a、103b、及び、画素アレイ103a、103bの上に配されたシンチレータ104a、104bを含む。また、撮像パネル101a、101bは、シンチレータ104a、104bの上に、保護層105a、105bを含む。2つの撮像パネル101a、101bは、結合層107によって、互いに固定されうる。
画素アレイ103a、103bには、画素が行列状に複数配される。それぞれの画素は、入射した放射線に応じた信号を出力するための変換部を有する。画素アレイ103aに配された画素には変換部106aが、画素アレイ103bに配された画素には変換部106bが、それぞれ配される。また、それぞれの画素は、変換部106a、106bで生成した信号を適切なタイミングで読み出すためのスイッチ素子を有しうる。
本実施形態において、撮像パネル101a、101bは、シンチレータ104a、104bで放射線から変換された光を、画素アレイ103a、103bに配されたそれぞれの画素の変換部106a、106bによって信号に変換する間接型の撮像パネルを用いる。例えば、基板102a、102bとしてガラス基板などの絶縁性基板を用い、その上に形成されたシリコンなどの半導体層に、変換部106a、106bやスイッチ素子をそれぞれ有する画素が配された画素アレイ103a、103bを形成する。変換部106a、106bは、半導体領域に形成されたpn、pin、MIS型などの光電変換素子でありうる。また、スイッチ素子は、半導体領域に形成された薄膜トランジスタ(TFT)などでありうる。変換部106a、106b及びスイッチ素子の形成された画素アレイ103a、103bは、アレイ保護層や撮像パネル101a、101bの外部に信号を出力するための接続パッド(不図示)を更に含みうる。アレイ保護層は、変換部106a、106bをそれぞれ覆うように形成され、例えば、SiN、TiO、LiF、Al、MgOなどが用いられる。また、ポリフェニレンサルファイド樹脂、フッ素樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、液晶ポリマー、ポリエーテルニトリル樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などを用いてもよい。ただし、アレイ保護層はシンチレータ104a、104bによって変換された光の波長について、高い透過率を有する材料で構成されうる。
本実施形態では、入射する放射線110をシンチレータ104a、104bで光に変換し、変換された光を検出する間接型の撮像パネル101a、101bを用いるが、これに限られることはない。撮像パネル101a、102bが、入射した放射線110を直接、電気信号に変換する変換素子を用いた直接型の撮像パネルであってもよい。この場合、画素アレイ103a、103bの変換部106a、106bにはアモルファスセレンなどの材料が用いられうる。
シンチレータ104a、104bに、柱状結晶構造を有するシンチレータが用いられてもよい。また、シンチレータ104a、104bに、粒子状のシンチレータと粒子状のシンチレータを固定するバインダとを含む構造が用いられてもよい。柱状結晶を形成するシンチレータの材料として、ハロゲン化アルカリを主成分とする材料が用いられうる。例えば、CsI:Tl、CsI:Na、CsBr:Tl、NaI:Tl、LiI:Eu、KI:Tlなどが、シンチレータ104a、104bとして用いられうる。例えば、CsI:Tlをシンチレータ104a、104bとして用いる場合、CsIとTlIとを同時に蒸着することによってシンチレータ104a、104bを形成できる。柱状結晶構造を有するシンチレータは、シンチレータで放射線から変換された光が柱状結晶内を伝搬しやすいため、光散乱が抑制され、高い解像度を得ることができる。また、粒子状のシンチレータの材料を用いる場合、耐湿性、発光効率、熱プロセス耐性、残光性の観点から、一般式MeS:Reで示される金属酸硫化物が用いられうる。例えば、Meは、La、Y、Gdの何れかを1つ以上を含み、Reは、Tb、Sm、Eu、Ce、Pr、Tmの何れか1つ以上を含む。例えば、微量のテルビウムが添加された酸硫化ガドリニウムが、シンチレータ104a、104bに用いられうる。
シンチレータ104a、104bは、互いに同じ材料によって形成されてもよいし、それぞれに異なる材料を用いて形成してもよい。シンチレータ104a、104bに同じ材料を用いることによって、放射線撮像装置100に用いる材料の種類を抑制し、放射線撮像装置100の製造コストを抑制することができる。また、シンチレータ104a、104bに、それぞれ異なる材料を用いることによって、撮像パネル101a、101bのそれぞれに適した材料を使用することができる。
また、シンチレータ104a、104bを形成する方法として、画素アレイ103a、103b上に直接、蒸着してもよいし、印刷形成してもよい。また、予め基台上に蒸着や印刷によってシンチレータ104a、104bを形成し、粘着剤などの結合部材を介して画素アレイ103a、103bと貼り合わせてもよく、シンチレータ104a、104bを形成する方法に特に制限はない。
保護層105a、105bは、シンチレータ104a、104bを大気中の水分などから保護しうる。また、保護層105a、105bは、シンチレータ104a、104bで生成された光のうち画素アレイ103a、103bと反対側に進む光を、画素アレイ103a、103bに反射する反射層としての機能を有していてもよい。画素アレイ103a、103bと反対側に進む光を反射することによって、保護層105a、105bは、放射線撮像装置100の感度を向上させうる。また、保護層105a、105bは、シンチレータ104a、104bで発生する光以外の光、例えば外部光が、画素アレイ103a、103bに入射することを抑制する機能も備えうる。また、保護層105a、105bは、シンチレータ104aで発生した光が画素アレイ103bで検出されること、シンチレータ104bで発生した光が画素アレイ103aで検出されることを、それぞれ抑制しうる。さらに、保護層105a、105bは、シンチレータ104a、104bの保護だけでなく、電磁シールドとして機能してもよい。保護層105a、105bには、例えば金属箔や金属薄膜で構成されうる。金属箔や金属薄膜で構成される保護層105a、105bは、1μm以上かつ100μm以下程度の厚さを有しうる。保護層105a、105bの厚さが1μmよりも薄い場合、保護層105a、105bの形成時にピンホール欠陥が発生しやすく耐湿性が低下する場合や、また、遮光性に劣る場合がある。一方、保護層105a、105bの厚さが100μmよりも厚い場合、保護層105a、105bでの放射線の吸収量が大きくなり、得られる放射線画像の画質が劣化する可能性がある。保護層105a、105bの材料として、例えばアルミニウム、金、銀、銅などの金属材料やその合金が用いられうる。アルミニウムは、放射線透過性が高いため、保護層105a、105bの材料として用いられうる。
保護層105a、105bに金属箔や金属薄膜を用いた場合、金属箔や金属薄膜の耐擦傷性を向上させるためにポリエチレンテレフタレート(PET)などの材料を用いた樹脂層を最外層に形成してもよい。また、図1に示す構成では、保護層105a、105bはシンチレータ104a、104bの上に配されているが、遮光性や電磁シールド性を向上するために、撮像パネル101a、101b全体を覆っていてもよい。
次に、図2を用いて画素アレイ103a、103bに配された画素がそれぞれ有する変換部106a、106bの配置について説明する。図2(a)は、図1に示す放射線撮像装置100のうち撮像パネル101a、101bの画素201a、201bの拡大図を示す。図2(b)は、入射面111に対する正射影における、撮像パネル101a、101bのそれぞれの画素201a、201bに配された変換部106a、106bの配置を示す平面図である。
本実施形態において、撮像パネル101a、101bに配される各画素201a、201bの変換部106a、106bは、入射面に対する正射影において、互いに重なる位置に配される。また、放射線の入射する側から遠い撮像パネル101bの画素アレイ103bに配された画素201bが有する変換部106bは、放射線の入射する側の撮像パネル101aの画素アレイ103aに配された画素201aが有する変換部106aよりも面積が小さい。画素アレイ103aの画素201aに配された変換部106aには、それぞれ相対する位置に画素アレイ103bの画素201bに配された変換部106bが存在する。このため、撮像パネル101aの画素アレイ103aに含まれる画素201a及び変換部106aの数と、撮像パネル101bの画素アレイ103bに含まれる画素201b及び変換部106bの数とが同じであってもよい。
2つの撮像パネルを重ねて用いる場合、それぞれの撮像パネルと放射線源との間の距離が異なる。このため、放射線源に近い側の撮像パネル101aよりも放射線源から遠い側の撮像パネル101bで、撮像パネル101a、101bの中心から外縁側に向かって放射線が広がって検出される。換言すると、撮像パネル101a、101bの外周側では、放射線110は、撮像パネル101a、101bに対して斜めに入射しうる。図5(a)に示すように、撮像パネル101a、101bの画素アレイ103a、103bに同じ面積を有する変換部106a、106bを用いた場合を考える。この場合、画素アレイ103bの外周側に配された画素201bが有する変換部106bは、画素アレイ103aの互いに重なる位置に配された画素201aよりも中心側の画素201aを透過した放射線を検出しうる。このため、それぞれ相対する位置に配された変換部106a、106bから出力される信号の差分からエネルギサブトラクション画像を生成する場合、互いに重なる位置の画素以外を透過した放射線を検出することに起因するノイズが発生しうる。このため、エネルギサブトラクション画像の画質が低下しうる。
一方、本実施形態において、放射線の入射する側から遠い撮像パネル101bの各画素201bに配される変換部106bは、放射線の入射する側の撮像パネル101aの各画素201aに配される変換部106aよりも面積が小さい。このため、図5(b)に示すように、放射線源から遠い撮像パネル101bの画素201bに配された変換部106bは、入射側の撮像パネル101aの相対する画素201aに近接する画素201aの変換部106aを通過した放射線を検出しにくくなる。換言すると、撮像パネル101bの画素201bに配された変換部106bは、入射側の撮像パネル101aの相対する画素201aの変換部106aを通過した放射線のみを検出しやすくなる。これによって、撮像パネル101aと撮像パネル101bとで、相対する互いに重なる位置の画素以外を透過した放射線を検出することに起因するノイズ軽減し、得られるエネルギサブトラクション画像の空間分解能を向上することが可能となる。
図2(a)、(b)に示すように、撮像パネル101a、101bの全体に渡って、画素201aが有する変換部106aの中心と、相対して配された画素201bが有する変換部106bの中心とが、互いに重なる位置に配されてもよい。ここで、変換部106a、106bの中心とは、入射面111に対する正射影において、変換部106a、106bの形状の幾何学的重心の位置であってもよい。また、変換部106a、106bが矩形の場合、対角線の交点であってもよい。また、変換部106aの中心と変換部106bの中心とが、それぞれの変換部106a、106bの並ぶピッチの長さの5%以下程度の長さ、ずれた位置にあってもよい。
また、変換部106a、106bの形状とは、例えば、変換部106a、106bがpn、pin、MIS型などの変換素子であった場合、入射面111に対する正射影における、それぞれの変換素子の形状であってもよい。また例えば、同じ大きさの変換素子を用いて、変換素子上に配された配線層や遮光層などを用いて、変換素子に対する光(放射線)の入射する開口率を変えることによって変換部106a、106bの面積を変化させてもよい。この場合、変換部106a、106bの形状とは、入射面111に対する正射影における、光(放射線)を変換素子に透過するための開口部の形状であってもよい。すなわち、画素の開口率は、入射面111に対する正射影において、画素の面積に対する放射線又は光を感知可能な領域の面積の占有比率である。
画素アレイ103a、103bに入射する放射線110は、画素アレイ103a、103bの中心側から外周側に進むに従って、より斜めに入射することが考えられる。そこで、図3に示すように、放射線源から遠い撮像パネル101bの画素アレイ103bに配された画素201bが有する変換部106b’は、画素アレイ103bの外周側では変換部106b’の中心が、画素201bの中心に対して外周側に偏っていてもよい。つまり、画素アレイ103bの中心から離れて配された画素201bが有する変換部106b’の中心が、互いに相対する位置に配された画素201aが有する変換部106aの中心に対して画素アレイ103a、103bの外周側にずれて配される。この場合、図3(b)に示すように、互いに相対する画素201a、201bに配された変換部106aと変換部106b’とは、入射面111に対する正射影において、互いに重なるように配されてもよい。つまり、変換部106aと変換部106b’との中心の位置は偏心するが、変換部106b’の全体が、変換部106aと重なる位置に配されてもよい。
図3(a)は、画素アレイ103a、103bの外周側において、相対する画素201a、201bがそれぞれ有する変換部106aと変換部106b’とが、偏心して配された場合の断面図を示す。このとき、画素アレイ103bの中心に近接して配される画素201bが有する変換部106bの中心は、図3(b)の平面図に示すように、互いに相対する位置に配された画素201aが有する変換部106aの中心と重なる位置に配されうる。つまり、画素アレイ103a、103bの中心に近接して配される画素201a、201bの断面は図2(a)と同様の構成を有しうる。
図3(b)に示す構成において、画素アレイ103a、103bの中心に近接し、互いの中心が重なる変換部106a、106bをそれぞれ有する画素201a、201bから、外周部に向かって徐々に変換部106a、106b’の中心の位置が偏心してもよい。また例えば、中心から外周部に向かって、段階的に変換部106a、106b’の中心の位置が偏心してもよい。また、画素アレイ103bの外周部における画素201bの変換部106b’の偏りは、図3(b)に示すように、行方向及び列方向の両方向に偏ってもよいし、行方向や列方向だけの偏りを有していてもよい。また、画素アレイ103aに配されたそれぞれの画素201aが有する変換部106aの中心が、図2及び図3に示す構成において、一定のピッチで配されていてもよい。図2に示す構成では、画素アレイ103bに配されたそれぞれの画素201bが有する変換部106bの中心は、一定のピッチで配されうる。これに対して、図3に示す構成では、画素アレイ103bに配されたそれぞれの画素201bが有する変換部106bの中心は、一定のピッチで配されない部分を有する。
また、図2、3に示すように画素アレイ103aに配された画素201aの有する変換部106aの面積が、画素アレイ103a内ですべて同じであってもよい。また、画素アレイ103bに配された画素201bの有する変換部106bの面積が、画素アレイ103b内ですべて同じであってもよい。このとき、撮像パネル101bの各画素201bが有する変換部106bの面積が、相対して配された撮像パネル101aの画素201aが有する変換部106aの面積の50%以上かつ90%以下であってもよい。更に、撮像パネル101bの各画素201bが有する変換部106bの面積が、相対して配された撮像パネル101aの画素201aが有する変換部106aの面積の60%以上かつ70%以下であってもよい。ここで、変換部106a、106bの面積とは、例えば、変換部106a、106bがpn、pin、MIS型などの変換素子であった場合、入射面111に対する正射影における、それぞれの変換素子の面積であってもよい。また例えば、変換素子上に配された配線層や遮光層などを用いて、変換素子に入射する光(放射線)の量を変化させる場合、変換部106a、106bの面積とは、入射面111に対する正射影における、光を変換素子に透過するための開口部の面積であってもよい。
また、被写体を配さないで撮影した際、入射する放射線のうち低エネルギ側の放射線を検出する撮像パネル101aの感度をIa、撮像パネル101aを透過した高エネルギの放射線を検出する撮像パネル101bの感度をIbとする。画素アレイ103aに配される各画素201aの変換部106aよりも画素アレイ103bに配される各画素201bの変換部106bの方が小さいため、同じ強度の放射線に対する信号の出力が、変換部106aよりも変換部106bの方が小さくなりうる。変換部106a、106bの面積の違いによって発生する感度低下の影響を軽減するために、変換部106aよりも変換部106bの方が、同じ強度の放射線に対して感度が高くてもよい。例えば、変換部106a、106bがMIS型の変換素子の場合、変換部106aと変換部106bとで、変換素子の半導体領域や絶縁膜の厚さを変化させてもよい。また例えば、変換部106a、106bがpn、pin型の変換素子の場合、変換部106aと変換部106bとで、変換素子のそれぞれのp型、n型、i型の半導体領域の厚さを変化させてもよい。また例えば、シンチレータ104aとシンチレータ104bとで膜厚や用いる材料を変化させてもよい。また例えば、それぞれの画素201a、201bから信号を読み出す読出回路のICゲインを、画素アレイ103aと画素アレイ103bとで変化させてもよい。
また、画素アレイ103bにおいて、各画素201bが有する変換部106bの面積を画素アレイ103の中心から外周側に進むに従って、変化させてもよい。例えば、画素アレイ103bの中心に近接する画素201bに対して、放射線110は垂直に近い角度で入射し、相対する画素201aを透過した放射線は入射し難くなりうる。このため、画素アレイ103bの中心に近接する画素201bが有する変換部106bは、例えば、画素アレイ103aに配される変換部106aの90%の面積を有してもよい。一方で、画素アレイ103bの外周に近接する画素201bに対して、放射線110は斜めに入射しうる。当該画素201bの変換部106b’は、画素アレイ103aの相対する位置に配された画素201a以外を透過した放射線を検出しないために、変換部106aに対して外周側に偏心し、変換部106aの50%の面積を有していてもよい。つまり、画素アレイ103bの中心に近接する画素201bが有する変換部106bが、画素アレイ103bの外周部に近接する画素201bが有する変換部106b’よりも大きくてもよい。画素アレイ103b内で変換部106bの面積の違いによって発生する感度の変化は、それぞれの画素201bから信号を読み出す読出回路のICゲインを変化させることで補正してもよい。
また、本実施形態において、図1に示すように撮像パネル101aと撮像パネル101bとは、結合層107を介して互いにシンチレータ104a、104bが入射面111の方向を向くように重ねられる。しかしながら、撮像パネル101aと撮像パネル101bとを重ねる構成は、これに限られるものではない。
例えば、図4(a)に示すように、撮像パネル101aと撮像パネル101bとの間に、撮像パネル101aを透過する放射線の一部を吸収する放射線吸収層401を配してもよい。撮像パネル101aは低エネルギの放射線を検出し、撮像パネル101bは、撮像パネル101aを透過した高いエネルギを有する放射線を検出しうる。しかしながら、撮像パネル101aで、低エネルギ側のエネルギを全て吸収できるとは限らない。そこで、放射線吸収層401を、撮像パネル101aと撮像パネル101bとの間に配することによって、撮像パネル101aを透過した放射線のうち低エネルギの成分を吸収することによって、得られるエネルギサブトラクション画像の画質の向上が可能となる。放射線吸収層には、例えば金、銀、銅などの金属材料やその合金を用いてもよい。
また例えば、図4(b)に示すように、撮像パネル101aと撮像パネル101bとの基板102a、102bが結合層107を介して互いに隣接していてもよい。また例えば、図4(c)に示すように、撮像パネル101aと撮像パネル101bとのシンチレータ104a、104bが結合層107を介して互いに隣接していてもよい。これらの場合も、撮像パネル101aと撮像パネル101bとの間に、上述の放射線吸収層401が配されていてもよい。
<実施例>
次いで、本実施形態の実施例について説明する。
第1の実施例
上述の図2に示す構造を有する放射線撮像装置100を作製した。まず、550mm×445mm×t0.7mmの無アルカリガラスの基板の上に、アモルファスシリコン(非晶質シリコン)を用いた半導体層を形成した。次いで、半導体層に光を電気信号に変換するための変換部106a、106bとTFTとで構成される画素などを含む画素アレイ103a、103bを、真空成膜やフォトエッチングプロセスなどを繰り返すことによって形成した。画素アレイ103a、103bは、それぞれ画素数2816×3416、画素ピッチ125μmの構成を有する。画素アレイ103a、103bに配された画素のうち、外周部に配された各8画素は、画素アレイ103a、103b作成時のドライエッチングなどのプロセスマージンを確保するために形成される所謂ダミー画素である。これらダミー画素は、有効画素領域の外周部に約1.2mmの幅で形成した。また、画素アレイ103a、103bとに含まれるエネルギサブトラクション画像を生成するための画素は、それぞれに互いに相対する画素を有し、画素アレイ103aに含まれる画素の数と画素アレイ103bに含まれる画素の数とは同じである。
変換部106aは、入射面111に対する正射影において、それぞれの画素201aの面積に対して80%の面積となるように画素201aの開口率が構成されている。また、変換部106bは、入射面111に対する正射影において、それぞれの画素201bの面積に対して50%の面積となるように画素201bの開口率が構成されている。換言すると、撮像パネル101bの画素アレイ103bの各画素201bが有する変換部106bの面積を、相対して配された撮像パネル101aの画素アレイ103aの各画素201aが有する変換部106aの面積の62.5%とした。
その後、画素アレイ103a、103bを保護する目的で、SiN層及びポリイミド樹脂層を形成し、画素アレイ103a、103bを得た。
次いで、画素アレイ103a、103b形成されたに配線部を保護するためのマスキング処理を実施した後、蒸着チャンバ中に画素アレイ103a、103bの形成された基板102a、102bを設置した。チャンバ内を10−5Paまで減圧後、画素アレイ103a、103bの形成された基板102a、102bを回転させながら、画素アレイ103a、103bの表面が180℃となるようにランプ加熱を行い、CsIの蒸着を行った。この際、発光中心となるTlも同時に蒸着した。このようにして、画素アレイ103a、103bの上に、膜厚400μm、Tl濃度1mol%のシンチレータ104a、104bを形成した。
シンチレータ104a、104bの形成後、シンチレータ104a、104bの形成された画素アレイ103a、103bの形成された基板102a、102bを蒸着チャンバから取り出した。次いで、シンチレータ104a、104bの防湿保護と反射率確保のために、シンチレータ104a、104bを覆うように真空加熱ラミネーターにて保護層105a、105bを接着した。保護層105a、105bは、20μm厚のPETと20μm厚のAlとの積層シートを含み、接着目的で50μm厚のホットメルト接着剤がコーティングされている。更に、周辺からの湿気混入を防ぐために、保護層105a、105bの周辺部を入念に加圧接着した。その後、気泡を抜くための加圧脱泡処理を行い、しかるべき電気実装と緩衝材の接着、および電気回路の接続、機構部分への実装などを行い、それぞれ画素が有する変換部106a、106bの面積が互いに異なる撮像パネル101a、101bを得た。
次いで、撮像パネル101bの保護層105bの形成された側に、結合層107として10μm厚のアクリル粘着シートを転写し、離形フィルムを剥離した後、各画素の中心が撮像パネル101aと撮像パネル101bとで重なるように基準で位置出しを行った。位置出しの後、結合層107を介して撮像パネル101bの保護層105bの形成された側を、撮像パネル101aの基板102aの側に貼り付けた。以上の工程を用いて、2つの撮像パネル101a、101bを積層し、1ショットでエネルギサブトラクションが可能な放射線撮像装置100を得た。
この放射線撮像装置100に、管電圧150kV、管電流200mA、固定ろ過1.9mm厚Al、付加フィルター無しの条件で、SID(Source Image receptor Distance)130cmの位置から放射線を***した。放射線の曝射によって、撮像パネル101a、101bのそれぞれで放射線画像を取得した。
撮像パネル101aの保護層105aの上にMTFチャートを載せ、空間周波数2lp/mmのMTFの測定を行ったところ、撮像パネル101aのMTFは0.350、撮像パネル101bのMTFは0.320であった。
第2の実施例
上述の図3に示す構造を有する放射線撮像装置100を作製した。撮像パネル101aは、上述の第1の実施例の撮像パネル101aと同様の構成を有する。一方、本実施例の撮像パネル101bは、画素アレイ103bの中心から離れた位置に配された画素が有する変換部106b’の中心は、相対する位置に配された画素が有する変換部106aの中心に対して画素アレイ103a、103bの外周側にずれて配される。また、画素アレイ103bの中心に近接する画素において、相対する画素の変換部106aの中心と重なる位置に変換部106bを有する。具体的には、画素アレイ103aの相対する画素の変換部106aの中心と重なる位置に変換部106bを有する画素を、画素アレイ103bに形成された2816×3416の画素のうち画素アレイ103bの中心側の1408×1708画素に配した。一方、それよりも画素アレイ103bの外周側に配された画素に、変換部106b’の中心が画素アレイ103aの相対する位置に配された画素の変換部106aの中心に対して外周側へ偏心した位置に配された画素を配した。本実施例において、画素アレイ103aにおいて画素201aが配されるピッチの15%分、変換部106b’の中心を、画素アレイ103aの相対する位置に配された画素の変換部106aの中心に対して偏心させた。これら2つの撮像パネル101a、101bを上述の第1の実施例と同様の工程を用いて積層し、1ショットでエネルギサブトラクションが可能な放射線撮像装置100を得た。
撮像パネル101aの保護層105aの上にMTFチャートを載せ、空間周波数2lp/mmのMTFの測定を行ったところ、撮像パネル101aのMTFは0.350、撮像パネル101bのMTFは0.330であった。放射線源から遠い側の撮像パネル101bの画素アレイ103bに配された画素の変換部106bのうち外周側に配された変換部106b’を画素アレイ103bの外周側に偏心することによって、撮像パネル101bのMTFを向上することが可能となった。これによって、エネルギサブトラクション画像のより高画質化が可能となる。
比較例
本実施形態に対する比較構造による比較例として、同じ面積の変換部106a、106bを有する画素201a、201bが配された画素アレイ103a、103bを備えた撮像パネル101a、101bを積層した放射線撮像装置を作製した。作製した放射線撮像装置は、変換部106a、106bの面積が互いに同じであること以外、上述の第1の実施例及び第2の実施例で作製した放射線撮像装置100と同様の構成を有する。
撮像パネル101aの保護層105aの上にMTFチャートを載せ、空間周波数2lp/mmのMTFの測定を行ったところ、撮像パネル101aのMTFは0.350、撮像パネル101bのMTFは0.300であった。放射線源から遠い側の撮像パネル101bに配された画素201bの変換部106bが大きく、相対する撮像パネル101b画素201aだけでなく近接する位置に配された画素201aを透過した放射線を検出したため、MTFが低下したと考えられる。
1回の放射線の照射でエネルギサブトラクション画像を取得するための放射線撮像装置100において、撮像パネル101aと撮像パネル101bとで、各画素201a、201bに配される変換部106a、106bの面積を変える。具体的には、放射線源から遠い撮像パネル101bの画素201bに配される変換部106bを、放射線の入射する側の撮像パネル101aの画素201aに配される変換部106aよりも小さくする。これによって、撮像パネル101aと撮像パネル101bとで、互いに重なる位置の画素以外を透過した放射線を検出することに起因するノイズ軽減し、得られるエネルギサブトラクション画像の空間分解能を向上することが可能となった。また、放射線源から遠い撮像パネル101bの画素アレイ103bの画素201bが有する変換部106bを画素アレイ103bの外周側で、変換部106bの中心を偏心する。これによって、さらに得られるエネルギサブトラクション画像の空間分解能を向上できることが分かった。
以上、本発明に係る実施形態、実施例を示したが、本発明はこれらの実施形態、実施例に限定されないことはいうまでもなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態、実施例は適宜変更、組み合わせが可能である。
<放射線撮像システム>
以下、図6を参照しながら本発明の放射線撮像装置100が組み込まれた放射線撮像システム600を例示的に説明する。放射線撮像システム600は、例えば、放射線撮像装置100と、イメージプロセッサなどを含む信号処理部603と、ディプレイなどを含む表示部604と、放射線を発生させるための放射線源601とを含む。放射線源601から発せられた放射線(例えばX線)は、被験者602を透過し、被験者602の体内の情報を含む放射線が、本実施形態の放射線撮像装置100によって検出される。これによって得られた放射線画像を用いて、例えば、信号処理部603は、所定の信号処理を行い、画像データを生成する。この画像データは、表示部604に表示される。
100:放射線撮像装置、101a、101b:撮像パネル、103a、103b:画素アレイ、106a、106b:変換部、111:入射面、201a、201b:画素

Claims (14)

  1. 行列状に複数配された放射線又は光に応じた信号を出力するための第1の画素を含む第1の画素アレイを備えた第1の撮像パネルと、
    行列状に複数配された放射線又は光に応じた信号を出力するための第2の画素を含む第2の画素アレイを備えた第2の撮像パネルと、を含み、
    前記第1の画素アレイ及び前記第2の画素アレイが互いに重なるように、放射線を照射するための入射面の側から、前記第1の撮像パネル、前記第2の撮像パネルの順に重ねて配された放射線撮像装置であって、
    前記第1の画素の開口率よりも前記第2の画素の開口率が小さいことを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記第1の画素アレイ及び前記第2の画素アレイに含まれるそれぞれの画素は、入射した放射線に応じた信号を出力するための変換部を有し、
    前記入射面に対する正射影において、前記第1の画素が有する前記変換部の面積よりも、前記第2の画素が有する前記変換部の面積が小さいことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記入射面に対する正射影において、前記第1の画素が有する前記変換部の中心と前記第2の画素が有する前記変換部の中心とが互いに重なるように、前記第1の画素が有する前記変換部と前記第2の画素が有する前記変換部とが互いに重なる位置に配されることを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記第1の画素アレイは、前記第1の画素アレイの中心に対して前記第1の画素よりも前記第1の画素アレイの外周側に配された第3の画素を更に含み、
    前記第2の画素アレイは、前記第2の画素アレイの中心に対して前記第2の画素よりも前記第2の画素アレイの外周側に配された第4の画素を更に含み、
    前記入射面に対する正射影において、前記第3の画素よりも前記第4の画素の方が、前記変換部の面積が小さく、前記第4の画素が有する前記変換部の中心が、前記第3の画素が有する前記変換部の中心よりも、前記第1の画素アレイの中心に対して前記第1の画素アレイの外周側にずれていることを特徴とする請求項2又は3に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記入射面に対する正射影において、前記第3の画素が有する前記変換部と、前記第4の画素が有する前記変換部と、が互いに重なるように配されることを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記入射面に対する正射影において、前記第1の画素が有する前記変換部の面積と前記第3の画素が有する前記変換部の面積とが同じであり、
    前記入射面に対する正射影において、前記第2の画素が有する前記変換部の面積と前記第4の画素が有する前記変換部の面積とが同じであることを特徴とする請求項4又は5に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記入射面に対する正射影において、前記第1の画素が有する前記変換部の面積と前記第3の画素が有する前記変換部の面積とが同じであり、
    前記入射面に対する正射影において、前記第2の画素が有する前記変換部の面積が、前記第4の画素が有する前記変換部の面積よりも大きいことを特徴とする請求項4又は5に記載の放射線撮像装置。
  8. 前記第1の画素アレイに含まれるそれぞれの画素が有する前記変換部の中心が、一定のピッチで配されていることを特徴とする請求項2乃至7の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  9. 前記第1の画素アレイに含まれるそれぞれの画素が有する前記変換部よりも、前記第2の画素に含まれるそれぞれの画素が有する前記変換部の方が、同じ強度の放射線に対する感度が高いことを特徴とする請求項2乃至8の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  10. 前記入射面に対する正射影において、前記第2の画素が有する前記変換部の面積が、前記第1の画素が有する前記変換部の面積の50%以上かつ90%以下であることを特徴とする請求項2乃至9の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  11. 前記第1の撮像パネル及び前記第2の撮像パネルは、それぞれシンチレータを含み、
    前記変換部は、前記シンチレータで放射線から変換された光を検出することを特徴とする請求項2乃至10の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  12. 前記第1の撮像パネルに配された画素アレイに含まれる画素の数と、前記第2の撮像パネルに配された画素アレイに含まれる画素の数と、が同じことを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  13. 前記第1の撮像パネルと前記第2の撮像パネルとの間に、前記第1の撮像パネルを透過した放射線の一部を吸収するための放射線吸収層を含むことを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  14. 請求項1乃至13の何れか1項に記載の放射線撮像装置と、
    前記放射線撮像装置からの信号を処理する信号処理部と、を備えることを特徴とする放射線撮像システム。
JP2016092802A 2016-05-02 2016-05-02 放射線撮像装置及び放射線撮像システム Pending JP2017200522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016092802A JP2017200522A (ja) 2016-05-02 2016-05-02 放射線撮像装置及び放射線撮像システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016092802A JP2017200522A (ja) 2016-05-02 2016-05-02 放射線撮像装置及び放射線撮像システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017200522A true JP2017200522A (ja) 2017-11-09

Family

ID=60264820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016092802A Pending JP2017200522A (ja) 2016-05-02 2016-05-02 放射線撮像装置及び放射線撮像システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017200522A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019097847A1 (ja) * 2017-11-20 2019-05-23 キヤノン株式会社 放射線撮像パネル、放射線撮像装置および放射線撮像システム
WO2019167424A1 (ja) * 2018-02-27 2019-09-06 キヤノン株式会社 放射線撮像パネル、放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP2019152595A (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 富士フイルム株式会社 放射線画像検出装置
WO2020100588A1 (ja) * 2018-11-14 2020-05-22 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及びその製造方法、並びに、放射線撮像システム
JP2020134302A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 株式会社東芝 放射線検出器および放射線検出装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019097847A1 (ja) * 2017-11-20 2019-05-23 キヤノン株式会社 放射線撮像パネル、放射線撮像装置および放射線撮像システム
WO2019167424A1 (ja) * 2018-02-27 2019-09-06 キヤノン株式会社 放射線撮像パネル、放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP2019152595A (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 富士フイルム株式会社 放射線画像検出装置
WO2020100588A1 (ja) * 2018-11-14 2020-05-22 キヤノン株式会社 放射線撮像装置及びその製造方法、並びに、放射線撮像システム
JP2020134302A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 株式会社東芝 放射線検出器および放射線検出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101657737B (zh) 放射线检测装置和放射线检测***
US9568614B2 (en) Radiation detection apparatus, method of manufacturing the same, and imaging system
JP5693173B2 (ja) 放射線検出装置及び放射線検出システム
JP2017200522A (ja) 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
TWI447924B (zh) Radiation photography device
JP5911274B2 (ja) 放射線検出装置及び放射線撮像システム
US20130308755A1 (en) Radiation detection apparatus and radiation detection system
US20110147602A1 (en) Radiographic imaging apparatus, radiographic imaging system, and method of producing radiographic imaging apparatus
JP2001074847A (ja) 放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP2010223922A (ja) X線撮像装置
JP6576064B2 (ja) 放射線検出装置、放射線撮像システム及び放射線検出装置の製造方法
US10012741B2 (en) Radiation detection apparatus and radiation imaging system
WO2020250978A1 (ja) 放射線検出装置及び放射線撮影システム
EP3428691A1 (en) X-ray detector and method of manufacturing such a detector
JP2008089459A (ja) X線検出器、シンチレータパネル、x線検出器の製造方法およびシンチレータパネルの製造方法
WO2019097847A1 (ja) 放射線撮像パネル、放射線撮像装置および放射線撮像システム
JP6759056B2 (ja) 放射線検出装置及び放射線撮像システム
JP2017026327A (ja) 放射線検出装置及び放射線撮像システム
TWI780420B (zh) 放射線檢測模組、放射線檢測器及放射線檢測模組的製造方法
JP2019152483A (ja) 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
JP2013019691A (ja) 放射線検出器
JP2017176258A (ja) 放射線検出装置及び放射線撮像システム
JP2017164070A (ja) 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
WO2020100588A1 (ja) 放射線撮像装置及びその製造方法、並びに、放射線撮像システム
JP2019095241A (ja) 放射線撮像パネル、放射線撮像装置および放射線撮像システム