JP2017194900A - ビーコンを用いたコンテンツ表示システム - Google Patents

Abstract

【課題】ユーザが特別の処理を行うことなくコンテンツの言語表現の問題点を解消するビーコンを用いたコンテンツ表示システムを提供する。【解決手段】ビーコン識別用の識別情報を発信するビーコン１１と、使用言語情報があらかじめ登録されている携帯端末と、携帯端末との間で情報の送受信が可能なサーバとを備えている。携帯端末は、ビーコンから識別情報を受信した場合に、識別情報及び登録されている使用言語情報をサーバに送信する。サーバは、複数のビーコンの識別情報を含むビーコン情報と、ビーコン情報に紐付されており各コンテンツについて複数種類の言語を用いた複数のコンテンツとを記憶するデータベースを備えている。携帯端末から受信した識別情報をデータベース内のビーコン情報と照合し、ビーコン情報内に合致した識別情報が存在する場合は、携帯端末から受信した識別情報及び使用言語情報に対応するコンテンツを携帯端末に送信する。【選択図】図１

Description

本発明は、例えばスマートフォン等の携帯端末と連携して所定の情報をこの携帯端末に表示するビーコンを用いたコンテンツ表示システムに関する。

ビーコンを使用した情報通信システムとして、特許文献１には、利用者が特別な操作をすることなく、デジタルサイネージ装置に表示された広告や案内等に関連する情報をこの利用者に提供するために、デジタルサイネージ装置と通信端末とを備えた情報通信システムが開示されている。デジタルサイネージ装置は、自己の表示部に表示される第１のコンテンツ（広告や案内等についての情報、例えば商品の概要情報）を識別できる識別情報を取得し、この第１のコンテンツを識別できる識別情報を含んだビーコン信号を送信する。通信端末は、第１のコンテンツを識別できる識別情報と対応づけて第２のコンテンツを記憶するサーバのデータベースから、受信したビーコン信号に含まれる識別情報に対応する第２のコンテンツ（デジタルサイネージ装置の表示画面の表示内容と関連する情報、例えばその商品の詳細情報）を取得し、この第２のコンテンツをこの通信端末の表示部に表示させる。

特開２０１５−２２２８８０号公報

特許文献１に開示された従来技術によれば、サーバからは、全ての通信端末に対して同一の第２のコンテンツが送信され、その第２のコンテンツが通信端末の表示部に表示される。このため、通信端末のユーザによっては、第２のコンテンツの内容を理解できない事態が生じていた。即ち、第２のコンテンツが例えば日本語で表されている場合、日本語を理解できないユーザは、表示内容を把握することができず、そのシステムを利用することが不可能であった。

従って本発明の目的は、ユーザが特別の処理を行うことなくコンテンツの言語表現の問題点を解消することができるビーコンを用いたコンテンツ表示システムを提供することにある。

本発明によれば、ビーコンを用いたコンテンツ表示システムは、ビーコン識別用の識別情報を発信するビーコンと、使用言語情報があらかじめ登録されている携帯端末と、携帯端末との間で情報の送受信が可能なサーバとを備えている。携帯端末は、ビーコンから識別情報を受信した場合に、この受信した識別情報及び携帯端末の登録されている使用言語情報をサーバに送信し、サーバから取得したコンテンツを画面上に表示するように構成されている。サーバは、複数のビーコンの識別情報を含むビーコン情報と、ビーコン情報に紐付されており各コンテンツについて複数種類の言語を用いた複数のコンテンツとを記憶するデータベースを備えており、携帯端末から受信した識別情報をデータベース内のビーコン情報と照合し、ビーコン情報内に合致した識別情報が存在する場合は携帯端末から受信した識別情報及び使用言語情報に対応するコンテンツを携帯端末に送信するように構成されている。

携帯端末は、使用言語が任意に設定可能となっており、使用言語情報としてあらかじめ登録されている。携帯端末は、ビーコンからビーコンＩＤを含む識別情報を受信した場合に、この受信した識別情報とこの携帯端末の登録されている使用言語情報とをサーバに送信する。これにより、サーバは、携帯端末から受け取った識別情報をデータベースに記憶されているビーコン情報と比較し、ビーコン情報内に合致した識別情報が存在する場合は、このビーコン情報に紐付されており各コンテンツについて複数種類の言語を用いた複数のコンテンツから、使用言語情報に対応するコンテンツを携帯端末に送信する。携帯端末は、サーバから取得したこのコンテンツを画面上に表示する。これにより、携帯端末がビーコンの情報伝達エリア内に入ると、登録した言語によるコンテンツが自動的に携帯端末の画面上に表示され、従って、ユーザは、特別の操作を行うことなく、そのコンテンツの内容を理解することができる。

サーバは、ビーコン情報内に合致した識別情報が存在しない場合は携帯端末にコンテンツを送信しないように構成されていることが好ましい。

サーバは、携帯端末が要求した際に、データベースに記憶されているビーコン情報をこの携帯端末に送信するように構成されていることも好ましい。

この場合、携帯端末は、ビーコンから識別情報を受信した場合に、その識別情報をサーバから受信したビーコン情報と照合し、ビーコン情報内に合致した識別情報が存在する場合にのみ、この識別情報及び携帯端末の登録されている使用言語情報をサーバに送信するように構成されていることがより好ましい。

サーバのデータベースには、ビーコンを特定するために必要な識別情報を含むビーコン情報が記憶されており、さらに、各コンテンツについて複数種類の言語を用いた複数のコンテンツの情報がビーコン情報と紐付されて記憶されていることも好ましい。

さらに、サーバのデータベースには、このビーコンを用いたコンテンツ表示システムが対象とする人物の属性を表す対象ターゲット情報がビーコン情報と紐付されて記憶されていることがより好ましい。

上述のコンテンツは、複数種類の言語で表示可能な、展示物情報、商品情報、クーポン配信情報、ポイント付与情報、スタンプラリー情報、現在地情報、ナビゲーション情報、ウェブ情報又は動画情報であることも好ましい。

本発明によれば、携帯端末がビーコンの情報伝達エリア内に入ると、登録した言語によるコンテンツが自動的に携帯端末の画面上に表示され、従って、ユーザは、特別の操作を行うことなく、そのコンテンツの内容を理解することができる。

本発明のビーコンを用いたコンテンツ表示システムの一実施形態における全体構成を概略的に示すブロック図である。 図１のコンテンツ表示システムにおけるスマートフォンの構成を概略的に示すブロック図である。 図１のコンテンツ表示システムにおけるスマートフォンの処理内容を概略的に示すフローチャートである。 図１のコンテンツ表示システムにおけるスマートフォンの処理内容を概略的に示すフローチャートである。 図１のコンテンツ表示システムにおけるスマートフォンの処理内容を概略的に示すフローチャートである。 図１のコンテンツ表示システムにおけるサーバの処理内容を概略的に示すフローチャートである。 図１のコンテンツ表示システムにおけるサーバの処理内容を概略的に示すフローチャートである。 サーバのデータベースに記憶されているビーコン情報及びこれらビーコン情報に紐付されている複数種類の言語のコンテンツの関係を示す図である。 展示物のコンテンツ内容を示す図である。

図１は本発明の一実施形態におけるビーコンを用いたコンテンツ表示システムの全体構成を概略的に示している。本実施形態は、展示物の表示内容を使用言語情報に合わせて表示する場合である。

同図において、１０は展示ブースにおける展示物、１１は展示ブースの展示物１０の近傍に配置されたビーコン、２０は携帯端末の一例であるスマートフォン、３０はスマートフォン２０に通信回線やネットワークを介して接続可能となっており、スマートフォン２０との間で情報を送受信可能なクラウド上のサーバをそれぞれ示している。なお、本実施形態では、コンテンツ表示システムの携帯端末の一例としてスマートフォンを用いているが、スマートフォンに代えて、携帯タブレット、モービルフォン、ＰＤＡ（携帯情報端末）、携帯パソコン、その他小型の携帯可能なコンピュータ、移動端末、及び携帯電話機等を用いても良い。

スマートフォン２０はＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標） Ｌｏｗ Ｅｎｅｒｇｙ（ＢＬＥ）による通信が可能に構成されており、ビーコン１１からその周囲のエリアに一定間隔で発信されているＢｌｕｅｔｏｏｔｈ４．０規格のＢＬＥによるビーコン信号を受信可能となっている。このスマートフォン２０には、後述するように、ディスプレイ２０ｊが設けられており、必要な情報が表示されるように構成されている。

サーバ３０は、スマートフォン２０と双方向通信を行う通信部３０ａと、処理部３０ｂと、データベース３０ｃとを少なくとも備えており、これら通信部３０ａ、処理部３０ｂ及びデータベース３０ｃはバスを介して互いに接続されている。通信部３０ａは、例えば、図示しないネットワーク及びアクセスポイントを介してスマートフォン２０と通信可能に構成されている。処理部３０ｂは、ＣＰＵ（セントラルプロセッシングユニット）を有するコンピュータ装置であり、サーバ３０内の各要素をプログラム制御する。特に、データベース３０ｃ内にあらかじめ記憶されているビーコン情報やコンテンツ情報を読み出してスマートフォン２０に送信する制御や、スマートフォン２０から送信される識別情報及び使用言語情報に基づいてデータベース３０ｃからコンテンツ情報をスマートフォン２０に送信する制御を行う。

データベース３０ｃには、各ビーコンについて、そのビーコンを特定するために必要な識別情報からなるビーコン情報と、コンテンツ表示システムが対象とする人物の属性を表すターゲット情報と、コンテンツ情報とが互いに紐付けされて記憶されている。具体的には、リレーションＩＤ、ビーコンＩＤ、ターゲットＩＤ及びコンテンツＩＤを互いに関連づける表１に示すようなリレーションテーブルが設けられている。

ビーコンＩＤは、ビーコンＩＤ、ＵＵＩＤ、メジャー値、マイナー値及び近接度を含む表２に示すようなビーコンテーブルによって規定されている。

ターゲットＩＤは、対象属性から表３に示すようなターゲットテーブルで規定される。

コンテンツＩＤは、コンテンツ内容及びコンテンツタイプを含む表４に示すようなコンテンツテーブルで規定される。

例えば、本実施形態のように、展示物１０の表示内容を使用言語情報に合わせて表示する場合、コンテンツ内容は展示物１０の情報を複数種類の言語で表したものである。

また、データベース３０ｃには、対応可能な言語に関する情報が、表５に示すように、ロケールＩＤ、言語名、識別文字及びデフォルトフラグを対応させた形式で記憶されている。識別文字は言語判定のためのコードであり、複数設定可能である。この識別文字に代えて、言語コードと国コードとを記憶させておいても良い。

図２はこのコンテンツ表示システムにおけるスマートフォン２０の構成を概略的に示している。

スマートフォン２０は、ハードウェア上は、マルチコア及びキャッシュを含むＣＰＵ、ＧＰＵ(グラフィックプロセッシングユニット)、メモリコントローラ、周辺デバイスコントローラ、及びディスプレイコントローラを一般的に有するアプリケーションプロセッサ２０ａと、アプリケーションプロセッサ２０ａに接続されており、メインメモリを構成しているＤＲＡＭ（ダイナミックランダムアクセスメモリ）２０ｂと、アプリケーションプロセッサ２０ａに接続されており、ＯＳ（オペレーションシステム）やアプリケーションプログラム（以下、アプリ）が格納されているフラッシュメモリ２０ｃと、アプリケーションプロセッサ２０ａに接続されているベースバンドプロセッサ２０ｄと、ベースバンドプロセッサ２０ｄに接続されている電話及び一般通信用の無線部２０ｅと、無線部２０ｅに接続されているアンテナ２０ｆと、アプリケーションプロセッサ２０ａ及びベースバンドプロセッサ１０ｄに接続されている電源・オーディオ用ＬＳＩ（半導体集積回路）チップ２０ｇと、電源・オーディオ用ＬＳＩチップ２０ｇに接続されているバッテリ２０ｈと、電源・オーディオ用ＬＳＩチップ２０ｇに接続されているスピーカ２０ｉと、アプリケーションプロセッサ２０ａに接続されているタッチパネル式のディスプレイ２０ｊと、アプリケーションプロセッサ２０ａに接続されているＢｌｕｅｔｏｏｔｈ送受信部２０ｋと、アプリケーションプロセッサ２０ａに接続されている、例えばカメラ、無線ＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）、ＧＰＳ（グローバルポジショニングシステム）及びセンサ類等からなる周辺デバイス２０ｌとを備えている。

アプリケーションプロセッサ２０ａに設けられているＣＰＵは、ＯＳやブートプログラム等の基本プログラムに従ってフラッシュメモリ２０ｃに記憶されているアプリを実行して本実施形態の処理を行うように構成されている。また、ＣＰＵは、このアプリケーションプロセッサ２０ａの動作を制御するように構成されている。

ＤＲＡＭ２０ｂはメインメモリとして使用され、フラッシュメモリ２０ｃから転送されたプログラムやデータを一時的に保存するように構成されている。また、このＤＲＡＭ２０ｂは、プログラム実行時の各種データが一時的に保存されるワークエリアとしても使用される。

Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ送受信部２０ｋは、アプリケーションプロセッサ２０ａの指示によりＢｌｕｅｔｏｏｔｈ４．０（ＢＬＥ）の双方向通信を行う送受信機構（図示なし）及びＢｌｕｅｔｏｏｔｈアンテナ（図示なし）を備えている。

このような構成のスマートフォン２０において、アプリケーションプロセッサ２０ａは、プログラム起動時は、まず、ＤＲＡＭ２０ｄ内にプログラム記憶領域、データ記憶領域及びワークエリアを確保し、フラッシュメモリ２０ｃからプログラム及びデータを取り込んで、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域に格納する。次いで、このプログラム記憶領域に格納されたプログラムに基づいてアプリケーション処理を実行する。なお、アプリケーションプロセッサ２０ａがフラッシュメモリ２０ｃからプログラム及びデータを直接的に取り込んで、このプログラムに基づいてアプリケーション処理を実行しても良い。

図３ａ、図３ｂ及び図３ｃはスマートフォン２０におけるアプリケーションプロセッサ２０ａの処理フローを概略的に表している。

図３ａに示すように、アプリが起動すると、まず、サーバ３０に対して、そのデータベース３０ｃに登録されている全てのビーコン情報（登録ビーコン情報）の送信を要求する（ステップＳ１）。

次いで、この要求に応じてサーバ３０から送信され受信した登録ビーコン情報をＤＲＡＭ２０ｂに記憶する（ステップＳ２）。

次いで、最寄りのビーコンを探し（ステップＳ３）、ディスプレイ２０ｊ上に探した最寄りのビーコンの位置である現在位置を表示する（ステップＳ４）。

最寄りのビーコンが展示ブースにおける展示物１０の近傍に配置されたビーコン１１であり、ビーコン信号を受信すると、図３ｂに示す処理が開始される。

なお、ビーコンからはＢｌｕｅｔｏｏｔｈ４．０規格のＢＬＥによるビーコン信号が一定間隔で発信されている。このビーコン信号には、表２に示すようなＵＵＩＤ、メジャー値及びマイナー値がビーコンＩＤとして含まれている。これらの値に何を割り振るかは任意であるが、例えば、展示ブースにおける展示物１０の場合、ＵＵＩＤはこの施設を示す同一のコード、メジャー値はその展示ブースを表すコード、マイナー値はその展示物１０を特定するコードを設定しても良い。

図３ｂに示すように、ビーコン信号を受信してビーコンＩＤを取得すると、まず、取得したビーコンＩＤとＤＲＡＭ２０ｂに記憶されている登録ビーコン情報のビーコンＩＤとの照合を行い（ステップＳ１１）、取得したビーコンＩＤが登録ビーコン情報に含まれているか否かの判別を行う（ステップＳ１２）。

登録ビーコン情報に含まれていないと判別された場合（ＮＯの場合）、図３ａのステップＳ３へ戻る。取得したビーコンＩＤが登録ビーコン情報に含まれていると判別された場合（ＹＥＳの場合）、そのビーコンＩＤとこのスマートフォン２０が登録している使用言語情報、例えば日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語又はドイツ語等の言語情報とをサーバ３０へ送信する（ステップＳ１３）。周知のように、スマートフォンは、初期設定時に、そのスマートフォンで使用する言語を登録するように構成されている。次いで、図３ａのステップＳ３へ戻る。

サーバ３０からコンテンツを受信した場合、スマートフォン２０は、図３ｃに示す処理が開始し、受信したコンテンツをディスプレイ２０ｊに表示する（ステップＳ２１）。次いで、図３ａのステップＳ３へ戻る。

図３ａのステップＳ５では、このアプリを終了するか否かを判別し、終了しないと判別した場合（ＮＯの場合）、ステップＳ３へ戻って上述した処理を繰り返す。終了すると判別した場合（ＹＥＳの場合）、このアプリを終了する。

図４ａ及び図４ｂはサーバ３０における処理フローを概略的に表しており、図５はサーバ３０のデータベース３０ｃに記憶されているビーコン情報（ビーコンＩＤ）及びこれらビーコン情報に紐付されている複数種類の言語のコンテンツの関係を表している。

サーバ３０のデータベース３０ｃには、設置されている全てのビーコンのビーコン情報が登録されており、さらに、複数種類の言語のコンテンツがこれら登録ビーコン情報にそれぞれ紐付されて登録されている。図５に示すように、例えばデータベース３０ｃの所定の領域には、ビーコンＩＤＡ、Ｂ、Ｃにそれぞれ紐付された日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語及びドイツ語によるコンテンツである画像情報が記憶されている。

サーバ３０は、スマートフォン側から登録ビーコン情報の送信要求があった場合、図４ａの処理を開始し、データベース３０ｃに登録されている全てのビーコンのビーコン情報を、要求したスマートフォン２０へ送信する（ステップＳ３１）。前述したように、スマートフォン２０はこの受信した登録ビーコン情報を記憶する。

また、サーバ３０は、スマートフォン側からコンテンツの送信要求があった場合、例えばスマートフォン２０が、サーバ３０に対して、取得したビーコンのビーコンＩＤとスマートフォン２０が登録している使用言語情報とを送信してくると共にこれらに対応するコンテンツの送信を要求してきた場合、図４ｂの処理を開始し、送信されてきたビーコンＩＤ及び使用言語情報をデータベース３０ｃに登録されている全てのビーコンのビーコンＩＤ及び使用言語情報と照合する（ステップＳ４１）。スマートフォン２０からの使用言語情報に対応するコンテンツの取得は、例えばｉＯＳの場合、ＮＳＡｒｒａｙ^＊ｌａｎｇｓ＝［ＮＳＬｏｃａｌｅ ｐｒｅｆｅｒｒｅｄＬａｎｇｕａｇｅｓ］；で行われる。ここで、ｌａｎｇｓは言語コード＋国コードである（例えば、ｊａ−ＪＰ、ｅｎ−ＵＳ）。サーバ３０は、送信されてきた識別情報と完全一致するか又は言語コードが一致するかを判定し、利用するロケールＩＤを決定する。

この照合で合致したビーコンＩＤ及び使用言語情報が登録されているか否かを判別し（ステップＳ４２）、登録されている場合（ＹＥＳの場合）、その合致したビーコンＩＤ及び使用言語情報に対応するコンテンツをスマートフォン２０へ送信する（ステップＳ４３）。例えば、図５に示すように、送信されてきたビーコンＩＤが「Ａ」であり、使用言語が「英語」である場合は、対応するコンテンツ５０をスマートフォン２０へ送信する。

なお、ステップＳ４３において、合致したビーコンＩＤ及び使用言語情報がない場合（ＮＯの場合）はコンテンツを送信せずに何もしないか、又は合致したコンテンツが無い旨をスマートフォン２０へ送信する。合致した使用言語情報がない場合は、デフォルト言語のコンテンツを送信するようにしても良い。

例えば、展示ブースにおける展示物１０にスマートフォン２０が近付くと、その近傍に配置されたビーコン１１から発せられるビーコン信号がこのスマートフォン２０によって受信される。これにより、ビーコンＩＤとこのスマートフォン２０の使用言語情報とが自動的にサーバ３０へ送信され、照合される。サーバ３０にはこの展示物１０について、例えば図６に示すように、（Ａ）日本語、（Ｂ）英語、（Ｃ）中国語（簡体）、（Ｄ）中国語（繁体）のコンテンツ画像情報が記憶されており、照合の後、対応するコンテンツである図６（Ｂ）の英語のコンテンツ画像情報がスマートフォン２０へ送信され、スマートフォン２０はこの英語のコンテンツ画像をディスプレイ２０ｊに表示する。

以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、スマートフォン２０は、ビーコン１１からビーコン情報を受信した場合に、この受信したビーコン情報とこのスマートフォン２０の使用言語情報とをサーバ３０に送信し、サーバ３０は、スマートフォン２０から受け取ったビーコンＩＤ及び使用言語情報をデータベース３０ｃに記憶されている登録情報と比較し、合致したビーコンＩＤ及び使用言語情報が存在する場合は、ビーコンＩＤ及び使用言語情報に紐付されており各コンテンツについて複数種類の言語を用いた複数のコンテンツから、これらビーコンＩＤ及び使用言語情報に対応するコンテンツ（展示物１０のコンテンツ画像）をスマートフォン２０に送信し、スマートフォン２０は、サーバ３０から取得したこの展示物１０のコンテンツ画像をそのディスプレイ２０ｊ上に表示する。これにより、スマートフォン２０が展示物１０のビーコン１１の情報伝達エリア内に入ると、登録した言語によるその展示物１０の情報が自動的にスマートフォン２０の画面上に表示され、従って、ユーザは、特別の操作を行うことなく、その展示物１０の内容を容易に理解することができる。

上述した実施形態では、展示ブースにおける展示物の表示内容について説明を行っているが、本発明は展示物に限定されるものではなく、例えば、種々の広告、種々の案内、種々のお知らせ、種々の商品等の表示内容を使用言語情報に合わせて表示するものであっても良い。

また、上述した実施形態では、スマートフォン２０の使用言語が、日本語、英語、中国語（簡体、繁体）、韓国語、フランス語及びドイツ語である場合について説明しているが、これは単なる一例であり、使用言語がこれに限定されるものではないことは明らかである。

さらに、ビーコンが配置された位置において、ウェブ情報や動画情報をスマートフォンの使用言語情報に合わせて表示するように構成しても良い。

さらにまた、ビーコンが配置された位置において、コンテンツを閲覧したことを記録し、スマートフォンのディスプレイ上でスタンプマークとして表示し、これを他のビーコン位置においても繰り返すことにより、スマートフォンの使用言語情報に合わせて表示されたスタンプラリーを行うことが可能である。

また、あるビーコンの位置において、スマートフォンにクーポンを付与し付与されたクーポンを利用することを使用言語情報に合わせて表示して行うことも可能である。

さらに、各ビーコン位置を利用したナビゲーションをスマートフォンの使用言語情報に合わせた表示で行うことも可能である。

以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。

１０ 展示物
１１ ビーコン
２０ スマートフォン
２０ａ アプリケーションプロセッサ
２０ｂ ＤＲＡＭ
２０ｃ フラッシュメモリ
２０ｄ ベースバンドプロセッサ
２０ｅ 無線部
２０ｆ アンテナ
２０ｇ 電源・オーディオ用ＬＳＩチップ
２０ｈ バッテリ
２０ｉ スピーカ
２０ｊ ディスプレイ２０ｊ
２０ｋ Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ送受信部
２０ｌ 周辺デバイス
３０ サーバ
３０ａ 通信部
３０ｂ 処理部
３０ｃ データベース
５０ 対応するコンテンツ

Claims (7)

1. ビーコン識別用の識別情報を発信するビーコンと、使用言語情報があらかじめ登録されている携帯端末と、該携帯端末との間で情報の送受信が可能なサーバとを備えており、
   前記携帯端末は、前記ビーコンから前記識別情報を受信した場合に、該受信した識別情報及び当該携帯端末の登録されている使用言語情報を前記サーバに送信し、前記サーバから取得したコンテンツを画面上に表示するように構成されており、
   前記サーバは、複数のビーコンの識別情報を含むビーコン情報と、該ビーコン情報に紐付されており各コンテンツについて複数種類の言語を用いた複数のコンテンツとを記憶するデータベースを備えており、前記携帯端末から受信した前記対象に関連する識別情報を前記データベース内のビーコン情報と照合し、該ビーコン情報内に合致した識別情報が存在する場合は前記携帯端末から受信した識別情報及び使用言語情報に対応するコンテンツを前記携帯端末に送信するように構成されていることを特徴とするビーコンを用いたコンテンツ表示システム。
2. 前記サーバは、前記ビーコン情報内に合致した識別情報が存在しない場合は前記携帯端末にコンテンツを送信しないように構成されていることを特徴とする請求項１に記載のビーコンを用いたコンテンツ表示システム。
3. 前記サーバは、前記携帯端末が要求した際に、前記データベースに記憶されている前記ビーコン情報を当該携帯端末に送信するように構成されていることを特徴とする請求項１又は２に記載のビーコンを用いたコンテンツ表示システム。
4. 前記携帯端末は、前記ビーコンから前記識別情報を受信した場合に、該識別情報を前記サーバから受信したビーコン情報と照合し、該ビーコン情報内に合致した識別情報が存在する場合にのみ該識別情報及び当該携帯端末の登録されている使用言語情報を前記サーバに送信するように構成されていることを特徴とする請求項３に記載のビーコンを用いたコンテンツ表示システム。
5. 前記サーバの前記データベースには、ビーコンを特定するために必要な識別情報を含むビーコン情報が記憶されており、さらに、各コンテンツについて複数種類の言語を用いた前記複数のコンテンツの情報が前記ビーコン情報と紐付されて記憶されていることを特徴とする請求項１から４のいずれか１項に記載のビーコンを用いたコンテンツ表示システム。
6. 前記サーバの前記データベースには、当該ビーコンを用いたコンテンツ表示システムが対象とする人物の属性を表す対象ターゲット情報が前記ビーコン情報と紐付されて記憶されていることを特徴とする請求項５に記載のビーコンを用いたコンテンツ表示システム。
7. 前記コンテンツは、複数種類の言語で表示可能な、展示物情報、商品情報、クーポン配信情報、ポイント付与情報、スタンプラリー情報、現在地情報、ナビゲーション情報、ウェブ情報又は動画情報であることを特徴とする請求項１から６のいずれか１項に記載のビーコンを用いたコンテンツ表示システム。

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