JP2017191018A - 電流測定装置 - Google Patents

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Kentaro Nakajima
謙太郎 中島
池田 正和
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正和 池田
哲也 吉池
Tetsuya Yoshiike
哲也 吉池
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Abstract

【課題】測定精度を向上する。【解決手段】本体部2と、一対のクランプアームで構成されて開閉操作によって各クランプアームの各端部が接離可能に本体部2に配設されると共に各端部が接合して測定対象を取り囲む環状体をなした状態において測定対象を流れる電流によって生じる被検出量を検出するクランプセンサ3と、本体部2とは別体に構成されると共に可撓性を有するケーブル状に形成されて両端部が接合して測定対象を取り囲む環状体をなした状態において被検出量を検出するフレキシブルセンサ4と、本体部2に配設されて被検出量に基づいて電流を測定する測定部とを備え、フレキシブルセンサ4は、磁性材料で形成された可撓性を有するコアを備えて構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、測定対象に流れる電流を測定する電流測定装置に関するものである。
この種の電流測定装置として、下記特許文献1に開示された電流測定装置(クランプ式マルチメータ)が知られている。この電流測定装置は、ハウジングと、ハウジングに設けられた一対のクランプ部と、各クランプ部を開閉させるためにハウジングに設けられたレバーと、ハウジングに配設されたディスプレイと、ハウジングに収容された信号切替回路と、処理回路および積分回路等の電子回路とを備えて構成されている。また、この電流測定装置は、ハウジングとは別体に構成されると共にケーブルを介してハウジングに接続可能に構成されたロゴスキーコイルを備えており、クランプ部およびロゴスキーコイルのいずれかを用いて測定対象に流れる電流を測定することが可能となっている。
クランプ部を用いて測定対象に流れる電流を測定する際には、レバーを操作して測定対象をクランプ部でクランプし、次いで、信号切替回路を操作して、クランプ部からの信号を処理回路に入力する。続いて、処理回路が、入力した信号に基づいて、測定対象に流れる電流を測定し、その電流値をディスプレイに表示させる。一方、ロゴスキーコイルを用いて測定対象に流れる電流を測定する際には、ロゴスキーコイルで測定対象を取り囲み、次いで、信号切替回路を操作して、ロゴスキーコイルから出力されて積分回路積分して得られる信号)を処理回路に入力する。続いて、処理回路が、入力された信号に基づいて、測定対象に流れる電流を測定し、その電流値をディスプレイに表示させる。この場合、クランプ部は、ディスプレイが配設されたハウジングに設けられているため、測定対象をクランプ部でクランプした状態を確認しつつディスプレイに表示される電流値を視認することができる。一方、ロゴスキーコイルは、可撓性を有しているため、測定対象の形状や測定対象の周囲の障害物の存在などに応じて変形させて使用することができる。また、ロゴスキーコイルは、ケーブルを介してハウジングに接続されるため、測定対象から離れた位置でディスプレイに表示される電流値を視認することができる。このように、この電流測定装置では、測定の態様に応じて、クランプ部とロゴスキーコイルとを使い分けることが可能となっている。
米国特許第8330449号明細書
ところが、従来の電流測定装置には、改善すべき以下の課題がある。すなわち、この電流測定装置では、測定の態様に応じて、クランプ部とロゴスキーコイルとを使い分けることが可能となっている。しかしながら、ロゴスキーコイルは、中空のコイルで形成されており、その構造上、検出精度を向上させることが困難である。このため、この電流測定装置には、ロゴスキーコイルを用いて電流を測定する際の測定精度の向上が困難であるという課題が存在し、その改善が望まれている。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、測定精度を向上し得る電流測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の電流測定装置は、本体部と、一対のクランプアームで構成されて開閉操作によって当該各クランプアームの各端部が接離可能に前記本体部に配設されると共に当該各端部が接合して測定対象を取り囲む環状体をなした状態において当該測定対象を流れる電流によって生じる被検出量を検出する第1センサと、前記本体部とは別体に構成されると共に可撓性を有するケーブル状に形成されて両端部が接合して前記測定対象を取り囲む環状体をなした状態において前記被検出量を検出する第2センサと、前記本体部に配設されて前記被検出量に基づいて前記電流を測定する測定部とを備えた電流測定装置であって、前記第2センサは、磁性材料で形成された可撓性を有するコアを備えて構成されている。
また、請求項2記載の電流測定装置は、請求項1記載の電流測定装置において、前記第2センサは、前記コアの周囲に巻回された被覆電線で形成されたコイルを備えて構成されている。
また、請求項3記載の電流測定装置は、請求項1記載の電流測定装置において、前記第2センサは、前記コア内および当該コアの近傍のいずれかに配設された磁気検出素子を備えて構成されている。
請求項1記載の電流測定装置では、本体部に配設された第1センサと、本体部とは別体に構成されて可撓性を有するケーブル状に形成された第2センサとを備え、磁性材料で形成された可撓性を有するコアを備えて第2センサが構成されている。このため、この電流測定装置によれば、測定態様に応じて第1センサと第2センサとを使い分けることができると共に、測定対象の形状や測定対象の周囲の障害物の存在等に応じて変形させての使用が可能な可撓性を有する第2センサを用いて被測定量を測定する際の測定精度を十分に向上させることができる。
請求項2記載の電流測定装置によれば、コアの周囲に巻回された被覆電線で形成されたコイルを備えて第2センサを構成したことにより、測定対象に流れる交流電流を第2センサを用いて測定する際の測定精度を十分に向上させることができる。
請求項3記載の電流測定装置によれば、磁気検出素子を備えて第2センサを構成したことにより、測定対象に流れる直流電流を第2センサを用いて測定する際の測定精度を十分に向上させることができる。
電流測定装置1の構成を示す構成図である。 電流測定装置1の斜視図である。 本体部2およびクランプセンサ3の構成を説明する説明図である。 クランプセンサ3を用いた測定方法を説明する説明図である。 フレキシブルセンサ4の構成を説明する説明図である。 フレキシブルセンサ4を用いた測定方法を説明する説明図である。 フレキシブルセンサ104の構成を説明する説明図である。
以下、電流測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、電流測定装置の一例としての電流測定装置1の構成について、図面を参照して説明する。図1,2に示す測定装置1は、測定対象(例えば、図3に示す電線100)に流れる電流(直流電流および交流電流)を測定可能に構成されている。具体的には、電流測定装置1は、図1,2に示すように、本体部2、クランプセンサ3およびフレキシブルセンサ4を備えて構成されている。
本体部2は、図1に示すように、表示部21、操作部22、処理部23、およびこれらの各構成要素が収容または配設される本体ケース20(図2参照)を備えて構成されている。
表示部21は、例えば液晶パネルで構成されて、図3に示すように、本体ケース20の正面パネルに配設されている。また、表示部21は、処理部23の制御に従って電流(被測定量)の電流値等を表示する。操作部22は、本体ケース20の正面パネルに配設された各種のスイッチ22aやダイヤル22b等を備えて構成され、これらの操作に応じた操作信号を出力する。
処理部23は、操作部22から出力される操作信号に従って本体部2を構成する各部を制御する。また、処理部23は、測定部として機能し、クランプセンサ3およびフレキシブルセンサ4から出力される検出信号Sd(クランプセンサ3およびフレキシブルセンサ4によって検出された被検出量)に基づいて測定対象に流れる電流の電流値を測定すると共に、測定した電流値を表示部21に表示させる。
また、図3に示すように、本体部2の本体ケース20には、クランプセンサ3を構成するクランプアーム31を開閉操作する(回動させる)ための一対の操作ボタン20aが配設されている。また、本体ケース20には、フレキシブルセンサ4の信号ケーブル43に取り付けられているコネクタ43aを接続するためのコネクタ20bが配設されている。
クランプセンサ3は、第1センサに相当し、図3に示すように、平面視弧状に形成された一対のクランプアーム31と、磁気検出素子の一例としてのホール素子32とを備えて構成されている。
各クランプアーム31は、一例として、図3に示すように、軟磁性材料(フェライト)で形成されたコア31aと、各コア31aが収容されるクランプケース31bとを備えて構成されている。また、各クランプアーム31は、基端部(同図における下側の端部)に設けられた支点を中心として本体部3に対して回動可能な状態で、本体部3の本体ケース20に配設されている。また、各クランプアーム31は、本体ケース20に配設されている各操作ボタン20aに対する開閉操作によって各端部同士(同図における上側の端部同士、および同図における下側の端部同士)が接離するように回動させられる。
ホール素子32は、図3に示すように、一方のクランプアーム31の基端部に配設されている。このホール素子32は、各クランプアーム31の各コア31aが励磁されたときに生じる磁界を検出して検出信号Sd(直流電圧)を出力する。
この場合、コア31aとホール素子32とを備えたこのクランプセンサ3の構成では、図4に示すように、各クランプアーム31の各端部同士が接合して電線100を取り囲む環状体をなした状態において、電線100に直流電流が流れるときに生じる被検出量としての静磁界(その静磁界によって励磁された各コア31aに生じる静磁界)をホール素子32が検出して検出信号Sdを出力する。したがって、この電流測定装置1では、クランプセンサ3を用いることによって電線100に流れる直流電流を測定することが可能となっている。
フレキシブルセンサ4は、第2センサに相当し、図5に示すように、センサケーブル41、連結部42、および信号ケーブル43を備えて構成されている。
センサケーブル41は、可撓性を有するケーブル状に形成されている。具体的には、センサケーブル41は、図5に示すように、フレキシブルコア41a、コイル41bおよび外被(シース)41cを備えて構成されている。
フレキシブルコア41aは、可撓性を有するコア(磁心)であって、磁性材料と可撓性(柔軟性)を有する樹脂とを複合化して形成されている。一例として、ケイ素鋼、鉄、パーマロイ、センダストおよびパーメンジュール等の金属系の磁性材料や、スピネルフェライトおよび六方晶フェライト等のフェライト系の磁性材料を、粉体状、粒状、繊維状、ペレット状およびチップ状のいずれかの状態としたものと、軟質塩化ビニール、ポリエチレンおよびウレタン等の樹脂のペレットとを混合し、この混合物をケーブル状に射出成形して形成されている。
コイル41bは、図5に示すように、フレキシブルコア41aの周囲に被覆電線を巻回することによって形成され、フレキシブルコア41aに生じる交流磁界を検出して検出信号Sd(交流電流)を出力する。
外被41cは、可撓性を有する絶縁性材料(例えば、軟質塩化ビニールやポリエチレン)で形成されて、フレキシブルコア41aおよびコイル41bを覆っている。
また、図5に示すように、センサケーブル41の一端部には、挿入部材41dが取り付けられている。
連結部42は、図5,6に示すように、センサケーブル41の一端部に取り付けられている挿入部材41dを挿入させる挿入口42aを有して、センサケーブル41の一端部と他端部との連結(接合)および連結解除(接合解除)を行う。
信号ケーブル43は、コイル41bから出力される検出信号Sdを本体部2の処理部23に伝送するためのケーブルであって、図3に示すように、先端部に取り付けられているコネクタ43aを介して本体部2のコネクタ20bに接続される。
この場合、軟磁性材料で形成された可撓性を有するフレキシブルコア41aとコイル41bとを備えたこのフレキシブルセンサ4では、図6に示すように、センサケーブル41の両端部を連結(接合)して電線100を取り囲む環状体をなした状態において、電線100に交流電流が流れるときに生じる被検出量としての交流磁界を検出して検出信号Sdを出力する。したがって、この電流測定装置1では、クランプセンサ3を用いることによって電線100に流れる交流電流を測定することが可能となっている。
また、このフレキシブルセンサ4では、フレキシブルコア41aの周囲に被覆電線を巻回して形成したコイル41bを有しているため、電線100に交流電流が流れるときに生じる交流磁界によってフレキシブルコア41aが励磁され、励磁されたフレキシブルコア41aに生じる交流磁界をコイル41bが検出することとなる。このため、このフレキシブルセンサ4では、ロゴスキーコイルのようにフレキシブルコア41aを有していないフレキシブルセンサと比較して、電線100に交流電流が流れるときに生じる交流磁界を確実に検出することができる結果、検出精度を十分に向上させることが可能となっている。
次に、電流測定装置1を用いて電線100に流れる電流を測定する方法について、図面を参照して説明する。
この電流測定装置1では、クランプセンサ3およびフレキシブルセンサ4の2つのセンサを備えており、測定態様に応じて(被測定量に応じて)2つのセンサを使い分けることが可能となっている。例えば、電線100に流れる直流電流を測定する際には、クランプセンサ3を用いる。このクランプセンサ3を用いた測定では、本体部2に配設されている操作部22における電源用のスイッチ22aを操作し、次いで、操作部22のダイヤル22bを操作して測定モードを直流電流測定モードにセットする。
続いて、クランプセンサ3の各クランプアーム31で電線100をクランプする。具体的には、図3に示すように、本体部2に配設されている2つの操作ボタン20aを押し込む。この際に、各クランプアーム31が、基端部に設けられた支点を中心として各端部同士が離間する(開く)向きに回動させられる。
次いで、各クランプアーム31の各先端部の間の隙間に電線100を通し、続いて、各操作ボタン20aの押し込みを解除する。この際に、図外の付勢部材の付勢力によって各クランプアーム31が回動することにより、図4に示すように、各クランプアーム31の各端部同士が接合して各クランプアーム31が環状体を構成し、この環状体によって電線100が取り囲まれる(クランプされる)。
この場合、電線100に直流電流が流れているときには、その直流電流によって生じる静磁界で励磁された各コア31aに生じる静磁界をホール素子32が検出して検出信号Sdを出力する。次いで、処理部23が、検出信号Sd(クランプセンサ3によって検出された被検出量)に基づいて電線100に流れる直流電流の電流値を測定し、続いて、測定した電流値を表示部21に表示させる。
次いで、測定が終了したときには、各操作ボタン20aを押し込むことにより、各クランプアーム31の各先端部同士を互いに離間させ、続いて、各クランプアーム31による電線100のクランプを解除する。
一方、電線100に流れる交流電流を測定する際には、フレキシブルセンサ4を用いる。このフレキシブルセンサ4を用いた測定では、フレキシブルセンサ4の信号ケーブル43の先端部に取り付けられているコネクタ43aを本体部2のコネクタ20bに接続し、続いて、操作部22のダイヤル22bを操作して測定モードを交流電流測定モードにセットする。
次いで、フレキシブルセンサ4で電線100の周囲を取り囲む。具体的には、図5に示すように、センサケーブル41の一端部に取り付けられている挿入部材41dを連結部42の挿入口42aから引き抜き、続いて、電線100をセンサケーブル41で取り囲む。次いで、図6に示すように、センサケーブル41の一端部に取り付けられている挿入部材41dを連結部42の挿入口42aに挿入して、センサケーブル41の一端部と他端部とを連結(接合)させる。この際に、センサケーブル41によって環状体が構成され、この環状体によって電線100が取り囲まれる。
この場合、電線100に交流電流が流れているときには、その交流電流によって生じる交流磁界でフレキシブルコア41aが励磁され、励磁されたフレキシブルコア41aに生じる交流磁界をコイル41bが検出して検出信号Sdを出力する。続いて、処理部23が、信号ケーブル43を介して検出信号Sdを入力し、検出信号Sd(フレキシブルセンサ4によって検出された被検出量)に基づいて電線100に流れる交流電流の電流値を測定する。次いで、処理部23は、測定した電流値を表示部21に表示させる。
この場合、このフレキシブルセンサ4では、上記したように、フレキシブルコア41aの周囲に被覆電線を巻回して形成したコイル41bを有しているため、電線100に交流電流が流れるときに生じる交流磁界によってフレキシブルコア41aが励磁され、励磁されたフレキシブルコア41aに生じる交流磁界をコイル41bが検出する結果、電線100に交流電流が流れるときに生じる被検出量としての交流磁界を確実に検出することが可能となっている。このため、このフレキシブルセンサ4を備えた電流測定装置1では、電線100の形状や電線100の周囲の障害物の存在等に応じて変形させての使用が可能な可撓性を有するフレキシブルセンサ4の特性を維持しつつ、電線100に流れる交流電流の測定精度を十分に向上させることが可能となっている。
続いて、測定が終了したときには、連結部42の挿入口42aから引き抜き、次いで、センサケーブル41による電線100の取り囲みを解除する。
このように、この電流測定装置1では、本体部2に配設されたクランプセンサ3と、本体部2とは別体に構成されて可撓性を有するケーブル状に形成されたフレキシブルセンサ4とを備え、磁性材料で形成された可撓性を有するフレキシブルコア41aを備えてフレキシブルセンサ4が構成されている。このため、この電流測定装置1によれば、測定態様に応じてクランプセンサ3とフレキシブルセンサ4とを使い分けることができると共に、電線100の形状や電線100の周囲の障害物の存在等に応じて変形させての使用が可能な可撓性を有するフレキシブルセンサ4を用いて被測定量を測定する際の測定精度を十分に向上させることができる。
また、この電流測定装置1によれば、フレキシブルコア41aの周囲に巻回された被覆電線で形成されたコイル41bを備えて第2センサを構成したことにより、電線100に流れる交流電流をフレキシブルセンサ4を用いて測定する際の測定精度を十分に向上させることができる。
なお、電流測定装置の構成は、上記の構成に限定されない。例えば、上記したフレキシブルセンサ4に代えて、図7に示すフレキシブルセンサ104を採用することもできる。なお、以下の説明において、フレキシブルセンサ4と同様の構成要素については、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。このフレキシブルセンサ104は、同図に示すように、フレキシブルコア41aと、フレキシブルコア41aを覆う外被41cと、フレキシブルコア41aの端部(コア内およびコアの近傍のいずれかの一例)に配設されて静磁界を検出する磁気検出素子としてのホール素子41eとを備えて構成されている。
このフレキシブルセンサ104では、フレキシブルコア41aを備えたことにより、電線100に流れる直流電流によって生じる被検出量としての静磁界を確実に検出することができる。したがって、このフレキシブルセンサ104を備えた電流測定装置1においても、測定態様に応じてクランプセンサ3とフレキシブルセンサ104を使い分けることができると共に、電線100の形状や電線100の周囲の障害物の存在等に応じて変形させての使用が可能な可撓性を有するフレキシブルセンサ104を用いて被測定量を測定する際の測定精度を十分に向上させることができる。
また、磁性材料と可撓性を有する樹脂とを複合化して形成されたフレキシブルコア41aを例に挙げて説明したが、フレキシブルコア41aの構成はこれに限定されない。例えば、可撓性を有する筒体(軟質の樹脂で形成された筒体)の内部に、磁性材料としての磁性材料で形成された細片(粉体状、粒状、ペレット状およびチップ状のいずれかの状態の磁性材料)を充填して構成されたフレキシブルコア41aを採用することもできる。
また、上記したクランプセンサ3に代えて、コアと、コアの周囲に被覆電線を巻回して形成したコイル(有芯コイル)とを有する一対のクランプアームを備えて、交流磁界を検出可能に構成したクランプセンサ3を採用することもできる。さらに、コアを有していないコイル(空芯コイル)を有する一対のクランプアームを備えて、交流磁界を検出可能に構成したクランプセンサ3を採用することもできる。
また、上記の例では、磁気検出素子としてホール素子を用いているが、ホール素子に代えて、磁気検出素子の他の一例としてのフラックスゲート型磁気検出素子を用いることもできる。
1 電流測定装置
2 本体部
3 クランプセンサ
4 フレキシブルセンサ
20a 操作ボタン
23 処理部
31 クランプアーム
41 センサケーブル
41a フレキシブルコア
41b コイル
41d ホール素子
100 電線
Sd 検出信号

Claims (3)

  1. 本体部と、一対のクランプアームで構成されて開閉操作によって当該各クランプアームの各端部が接離可能に前記本体部に配設されると共に当該各端部が接合して測定対象を取り囲む環状体をなした状態において当該測定対象を流れる電流によって生じる被検出量を検出する第1センサと、前記本体部とは別体に構成されると共に可撓性を有するケーブル状に形成されて両端部が接合して前記測定対象を取り囲む環状体をなした状態において前記被検出量を検出する第2センサと、前記本体部に配設されて前記被検出量に基づいて前記電流を測定する測定部とを備えた電流測定装置であって、
    前記第2センサは、磁性材料で形成された可撓性を有するコアを備えて構成されている電流測定装置。
  2. 前記第2センサは、前記コアの周囲に巻回された被覆電線で形成されたコイルを備えて構成されている請求項1記載の電流測定装置。
  3. 前記第2センサは、前記コア内および当該コアの近傍のいずれかに配設された磁気検出素子を備えて構成されている請求項1記載の電流測定装置。
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