JP2017190212A - 搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送ローラの個数を少なくし、さらに低推力でワークを搬送できる搬送装置を提供する。【解決手段】搬送装置は、第1方向に配され且つ回転する複数個の搬送ローラ339に接触するワークを第1方向に搬送する装置であり、搬送路の一端側に配された一端側回転体355と、搬送路の他端側に配された他端側回転体356と、一端側回転体355及び他端側回転体356に巻き掛けられて周動する無端状の周動体357と、複数個の搬送ローラ339を固定位置で回転自在に支持する支持体330とを備え、搬送ローラ339は周動体357により摩擦駆動される。【選択図】図3
Description
本発明は、ワークを搬送する搬送装置に関するものである。
搬送装置として、一対のスプロケット間に無端状のローラチェーンを巻き掛け、一方のスプロケットを所定方向に回転駆動(周動)させることで、一対のスプロケット間を周動しているローラチェーンの搬送ローラ上のワークを低推力で搬送するようにしたものがある(例えば、特許文献1及び2)。なお、ローラチェーンは、複数のリンクプレートと、隣接するリンクプレートを連結するピンと、ピンの外周に設けられた搬送ローラとを有する。
特許文献に記載の搬送装置では、ローラチェーンを周動させてワークを搬送しているため、搬送路以外でも搬送ローラが必要となり、コストが高いという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、搬送ローラの個数を少なくし、さらに低推力でワークを搬送できる搬送装置を提供することにある。
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、搬送ローラの個数を少なくし、さらに低推力でワークを搬送できる搬送装置を提供することにある。
本発明に係る搬送装置は、本発明の一態様に係る搬送装置において、第1方向に配され且つ回転する複数個の搬送ローラに接触するワークを前記第1方向に搬送する搬送装置において、搬送路の一端側に配された一端側回転体と、前記搬送路の他端側に配された他端側回転体と、前記一端側回転体及び前記他端側回転体に巻き掛けられて周動する無端状の周動体と、前記複数個の搬送ローラを前記搬送路内の固定位置で回転自在に支持する支持体とを備え、前記搬送ローラは前記周動体により摩擦駆動される。
本発明によれば、搬送路内の固定位置で搬送ローラが支持され、当該搬送ローラが摩擦駆動されるため、搬送ローラの個数を少なくし、さらに低推力でワークを搬送できる。
<概要>
本発明の一態様に係る搬送装置において、第1方向に配され且つ回転する複数個の搬送ローラに接触するワークを前記第1方向に搬送する搬送装置において、搬送路の一端側に配された一端側回転体と、前記搬送路の他端側に配された他端側回転体と、前記一端側回転体及び前記他端側回転体に巻き掛けられて周動する無端状の周動体と、前記複数個の搬送ローラを固定位置で回転自在に支持する支持体とを備え、前記搬送ローラは前記周動体により摩擦駆動される。ここでいう「摩擦駆動」は、搬送ローラが直接的又は間接的に周動体から摩擦駆動される場合を含む。直接的な場合は、搬送ローラが周動体に直接接触する場合である。間接的な場合は、搬送ローラが1個以上の他部材を介して周動体に接触する場合である。この間接的な場合として、周動体により回転する他部材に搬送ローラが接触して、搬送ローラと他部材との摩擦で搬送ローラが回転する場合、周動体により回転する他部材に搬送ローラが接触して、他部材と周動体との摩擦で他部材が回転する場合、周動体により回転する他部材に搬送ローラが接触して、搬送ローラと他部材との摩擦及び他部材と周動体との摩擦で搬送ローラと他部材とが回転する場合等がある。
別態様に係る搬送装置において、前記支持体は前記搬送ローラと接触する補助ローラを回転自在に支持し、前記補助ローラは前記周動体により摩擦駆動され、前記搬送ローラは前記補助ローラの回転により回転する。別態様に係る搬送装置において、前記搬送ローラは前記補助ローラとの摩擦により回転する。これにより、低推力の搬送装置を提供できる。
別態様に係る搬送装置において、前記搬送ローラの直径は前記補助ローラの直径よりも大きい。これにより、搬送速度の速い搬送装置を提供できる。
本発明の一態様に係る搬送装置において、第1方向に配され且つ回転する複数個の搬送ローラに接触するワークを前記第1方向に搬送する搬送装置において、搬送路の一端側に配された一端側回転体と、前記搬送路の他端側に配された他端側回転体と、前記一端側回転体及び前記他端側回転体に巻き掛けられて周動する無端状の周動体と、前記複数個の搬送ローラを固定位置で回転自在に支持する支持体とを備え、前記搬送ローラは前記周動体により摩擦駆動される。ここでいう「摩擦駆動」は、搬送ローラが直接的又は間接的に周動体から摩擦駆動される場合を含む。直接的な場合は、搬送ローラが周動体に直接接触する場合である。間接的な場合は、搬送ローラが1個以上の他部材を介して周動体に接触する場合である。この間接的な場合として、周動体により回転する他部材に搬送ローラが接触して、搬送ローラと他部材との摩擦で搬送ローラが回転する場合、周動体により回転する他部材に搬送ローラが接触して、他部材と周動体との摩擦で他部材が回転する場合、周動体により回転する他部材に搬送ローラが接触して、搬送ローラと他部材との摩擦及び他部材と周動体との摩擦で搬送ローラと他部材とが回転する場合等がある。
別態様に係る搬送装置において、前記支持体は前記搬送ローラと接触する補助ローラを回転自在に支持し、前記補助ローラは前記周動体により摩擦駆動され、前記搬送ローラは前記補助ローラの回転により回転する。別態様に係る搬送装置において、前記搬送ローラは前記補助ローラとの摩擦により回転する。これにより、低推力の搬送装置を提供できる。
別態様に係る搬送装置において、前記搬送ローラの直径は前記補助ローラの直径よりも大きい。これにより、搬送速度の速い搬送装置を提供できる。
<実施形態>
以下に実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
以下に実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
1.全体構成
主に図1を用いて説明する。
搬送装置1は、ローラチェーン33の大径ロールを搬送ローラ339として利用し、ワークを搬送し、搬送ローラ339を固定位置で回転自在に支持する支持体としてローラチェーン33のチェーン部330を利用する。ここでのワークの搬送方向は、ローラチェーン33の長手方向(本発明の「第1方向」に相当する。)であって、ローラチェーン33の一端から他端へと向かう方向であり、図1のX方向である。一端は第1方向の上流側であり、他端は第1方向の下流側である。
ここで、ローラチェーン33の搬送ローラ339の軸と平行な方向をローラチェーン33の短手方向とし、図1のY方向である。このローラチェーン33の長手方向及び短手方向は、搬送装置1の長手方向と短手方向と一致し、単に長手方向及び短手方向とすることもある。
搬送装置1は、ローラチェーン33を有する1個又は複数個のコンベア3と、コンベア3を駆動させる駆動手段5とを有する。ここでのコンベア3は、第1コンベア3Aと第2コンベア3Bとの2個あり、これらが第1方向と平行となる状態で短手方向に併設されている。なお、第1コンベア3Aと第2コンベア3Bにおける「第1」又は「第2」は、2列あるコンベアを区別するために付してものであり、数字に特に意味はない。
以下、各構成について説明する。
主に図1を用いて説明する。
搬送装置1は、ローラチェーン33の大径ロールを搬送ローラ339として利用し、ワークを搬送し、搬送ローラ339を固定位置で回転自在に支持する支持体としてローラチェーン33のチェーン部330を利用する。ここでのワークの搬送方向は、ローラチェーン33の長手方向(本発明の「第1方向」に相当する。)であって、ローラチェーン33の一端から他端へと向かう方向であり、図1のX方向である。一端は第1方向の上流側であり、他端は第1方向の下流側である。
ここで、ローラチェーン33の搬送ローラ339の軸と平行な方向をローラチェーン33の短手方向とし、図1のY方向である。このローラチェーン33の長手方向及び短手方向は、搬送装置1の長手方向と短手方向と一致し、単に長手方向及び短手方向とすることもある。
搬送装置1は、ローラチェーン33を有する1個又は複数個のコンベア3と、コンベア3を駆動させる駆動手段5とを有する。ここでのコンベア3は、第1コンベア3Aと第2コンベア3Bとの2個あり、これらが第1方向と平行となる状態で短手方向に併設されている。なお、第1コンベア3Aと第2コンベア3Bにおける「第1」又は「第2」は、2列あるコンベアを区別するために付してものであり、数字に特に意味はない。
以下、各構成について説明する。
2.コンベア
図2〜図7を用いて説明する。
第1コンベア3A及び第2コンベア3Bは、ベース31、ローラチェーン33、駆動伝達手段35を備える。なお、ベース31、ローラチェーン33及び駆動伝達手段35は、第1コンベア3Aと第2コンベア3Bとで同じ構成である。
図2〜図7を用いて説明する。
第1コンベア3A及び第2コンベア3Bは、ベース31、ローラチェーン33、駆動伝達手段35を備える。なお、ベース31、ローラチェーン33及び駆動伝達手段35は、第1コンベア3Aと第2コンベア3Bとで同じ構成である。
(1)ベース
ベース31はローラチェーン33や駆動伝達手段35を支持する機能を有する。ここでは、図4に示すように、駆動伝達手段35の駆動ベルト(357)が短手方向に間隔をおいて2本設けられているため、ベース31は2本のフレーム311,311を短手方向に間隔をおいて並列する状態で有する。
ベース31は、第1コンベア3Aと第2コンベア3Bとを設置台等に固定するためのスタンド313を有している。ここでのスタンド313は、「L」字状をし、フレーム311の長手方向の両端側に設けられ、合計4個ある。
ベース31は、図2及び図3に示すように、ローラチェーン33の補助ローラ337及び搬送ローラ339を除いたローラチェーン33のチェーン部330を覆う保護カバー315を有している。なお、図1〜図4では、ローラチェーン33等の各部を説明するために、第2コンベア3Bの保護カバー315が取り外されている。
ベース31はローラチェーン33や駆動伝達手段35を支持する機能を有する。ここでは、図4に示すように、駆動伝達手段35の駆動ベルト(357)が短手方向に間隔をおいて2本設けられているため、ベース31は2本のフレーム311,311を短手方向に間隔をおいて並列する状態で有する。
ベース31は、第1コンベア3Aと第2コンベア3Bとを設置台等に固定するためのスタンド313を有している。ここでのスタンド313は、「L」字状をし、フレーム311の長手方向の両端側に設けられ、合計4個ある。
ベース31は、図2及び図3に示すように、ローラチェーン33の補助ローラ337及び搬送ローラ339を除いたローラチェーン33のチェーン部330を覆う保護カバー315を有している。なお、図1〜図4では、ローラチェーン33等の各部を説明するために、第2コンベア3Bの保護カバー315が取り外されている。
(2)ローラチェーン
主に図6及び図7を利用して説明する。
ローラチェーン33は、一対の外リンクプレート331,331と、一対の内リンクプレート333,333と、連結ピン335と、補助ローラ337と、搬送ローラ339とを複数有する。ここでの搬送ローラ339は、一対の補助ローラ337,337により短手方向から挟まれる状態で、回転自在に支持されている。
主に図6及び図7を利用して説明する。
ローラチェーン33は、一対の外リンクプレート331,331と、一対の内リンクプレート333,333と、連結ピン335と、補助ローラ337と、搬送ローラ339とを複数有する。ここでの搬送ローラ339は、一対の補助ローラ337,337により短手方向から挟まれる状態で、回転自在に支持されている。
外リンクプレート331及び内リンクプレート333は、長手方向に長い長尺状をしている。外リンクプレート331及び内リンクプレート333は、長手方向に交互に配された状態で、長手方向の端部同士が連結ピン335で連結されている。連結ピン335は、補助ローラ337,337及び搬送ローラ339の中心の貫通孔を挿通して外リンクプレート331で固定される。
搬送ローラ339は、ブッシュ334を介して連結ピン335に回転(自転)自在に支持されている。搬送ローラ339は、図7の(b)に示すように、両側にハブが付いたハブ付きローラである。搬送ローラ339のハブに補助ローラ337が回転(自転)自在に嵌められている。搬送ローラ339の両端面は、両側の補助ローラ337,337の端面と接触した状態で組み立てられる。
なお、ローラチェーン33のうち、外リンクプレート331及び内リンクプレート333が連結ピン335で固定された状態のものがチェーン部330である。
なお、ローラチェーン33のうち、外リンクプレート331及び内リンクプレート333が連結ピン335で固定された状態のものがチェーン部330である。
ローラチェーン33は、図2及び図3に示すように、補助ローラ337及び搬送ローラ339が回転可能な状態で、ローラチェーン33の長手方向の両端部がフレーム311に固定される。ここでは、ローラチェーン33の端部に位置する外リンクプレート331が「L」字状の固定プレート312を介してフレーム311の取り付けられた取付具358に固定される。
(3)駆動伝達手段
図2〜図5を用いて説明する。
駆動伝達手段35は、長手方向の両端に配されたプーリー355,356と、プーリー355,356に巻き掛けられ周動する無端状の丸ベルト357と、プーリー355,356を回転自在に支持する軸受351,353とを有している。
図2〜図5を用いて説明する。
駆動伝達手段35は、長手方向の両端に配されたプーリー355,356と、プーリー355,356に巻き掛けられ周動する無端状の丸ベルト357と、プーリー355,356を回転自在に支持する軸受351,353とを有している。
ここでは、ローラチェーン33の一対の補助ローラ337,337に駆動手段5からの駆動を伝達するため、短手方向に2セットある。具体的には、駆動伝達手段35は、一対のフレーム311,311の各々の長手方向の一端部に設けられた一対の一端側軸受351,351と、当該一端側軸受351,351に回転自在に支持された一端側回転軸352と、一対のフレーム311,311の各々の長手方向の他端部に設けられた一対の他端側軸受353,353と、当該他端側軸受353,353に回転自在に支持された他端側回転軸354と、一端側回転軸352に固定された一対の一端側プーリー355,355と、他端側回転軸354に固定された一対の他端側プーリー356,356と、一端側プーリー355,355と他端側プーリー356,356に巻き掛けられた一対の丸ベルト357とを備える。
なお、一端側プーリー355が本発明の「第1回転体」の一例に相当し、他端側プーリー356が本発明の「第2回転体」の一例に相当する。丸ベルト357が本発明の「周動体」の一例に相当する。
一端側軸受351及び他端側軸受353は取付具358を介して各フレーム311,311に固定される。取付具358にはローラチェーン33の長手方向の端部が固定されている。ローラチェーン33は、一対の補助ローラ337が一対の丸ベルト357上に載置される状態で、チェーン部330の両端部が固定されている。これによりローラチェーン33が搬送方向に移動するのを防止できる。
ここでの周動体は丸ベルト357であるため、一端側プーリー355及び他端側プーリー356として例えば溝を有する丸ベルトプーリーが利用されている。
ここでの周動体は丸ベルト357であるため、一端側プーリー355及び他端側プーリー356として例えば溝を有する丸ベルトプーリーが利用されている。
第1コンベア3Aの一端側回転軸352と第2コンベア3Bの一端側回転軸352とはカップリング360を介して連結されている。これにより、第1コンベア3Aと第2コンベア3Bとの搬送速度を同じにできる。一端側回転軸352は駆動を伝達する伝達軸であり、伝達プーリー359が取付けられている。伝達プーリー359は駆動手段5からの駆動を一端側プーリー355に伝えるためのものであり、第1コンベア3Aの外側のフレーム311の外側に取り付けられている。
ここでは、一端側プーリー355が駆動プーリーであり、他端側プーリー356が従動プーリーである。
ここでは、一端側プーリー355が駆動プーリーであり、他端側プーリー356が従動プーリーである。
3.駆動手段
図1から図4を用いて説明する。
駆動手段5として例えばモータ51を駆動源として利用されている。モータ51の回転軸には、減速器53を介して駆動側プーリー55が取付けられている。駆動側プーリー55と伝達プーリー359とには無端状のベルト(図示省略)が巻き掛けられている。これにより、モータ51の駆動を一端側プーリー355に伝達できる。
図1から図4を用いて説明する。
駆動手段5として例えばモータ51を駆動源として利用されている。モータ51の回転軸には、減速器53を介して駆動側プーリー55が取付けられている。駆動側プーリー55と伝達プーリー359とには無端状のベルト(図示省略)が巻き掛けられている。これにより、モータ51の駆動を一端側プーリー355に伝達できる。
4.搬送
主に図8を用いて説明する。
搬送に際し、駆動手段5は、丸ベルト357のうちローラチェーン33側に位置する部分が、第1方向と反対方向(他端側から一端側に向かう方向であり、矢印Aである。)に移動するようにモータ51を駆動させる。これにより、一対の丸ベルト357上に載置されている一対の補助ローラ337が矢印Bの方向に回転する。
補助ローラ337が回転することで、搬送ローラ339は補助ローラ337との摩擦により、同様に矢印Bの方向に回転する。これにより、搬送ローラ339上のワークWが第1方向(搬送方向である。)に移動する。
上記のように、搬送装置1はワークWの搬送距離に略等しい長さのローラチェーン33を有している。これにより、ローラチェーン33を周動させる場合に比べて本実施形態のローラチェーン33の全長を短くでき、低コスト化を達成できる。
主に図8を用いて説明する。
搬送に際し、駆動手段5は、丸ベルト357のうちローラチェーン33側に位置する部分が、第1方向と反対方向(他端側から一端側に向かう方向であり、矢印Aである。)に移動するようにモータ51を駆動させる。これにより、一対の丸ベルト357上に載置されている一対の補助ローラ337が矢印Bの方向に回転する。
補助ローラ337が回転することで、搬送ローラ339は補助ローラ337との摩擦により、同様に矢印Bの方向に回転する。これにより、搬送ローラ339上のワークWが第1方向(搬送方向である。)に移動する。
上記のように、搬送装置1はワークWの搬送距離に略等しい長さのローラチェーン33を有している。これにより、ローラチェーン33を周動させる場合に比べて本実施形態のローラチェーン33の全長を短くでき、低コスト化を達成できる。
ローラチェーン33は、補助ローラ337の直径よりも大きい直径の搬送ローラ339を備える(所謂、「倍速チェーン」である。)ため、搬送速度を高めることができる。また、補助ローラ337及び搬送ローラ339の直径が異なるローラチェーン33を適宜選択することで、種々の搬送速度に対応できる。
搬送装置1は、補助ローラ337との摩擦により搬送ローラ339が回転するため、低推力の装置として提供できる。また、補助ローラ337と搬送ローラ339との摩擦力を調整することで、種々の推進力を有する搬送装置を提供できる。
補助ローラ337への動力伝達は丸ベルト357を利用しているため安価に実施できる。また、例えば、ワークWの荷重が設定より重い場合に、ローラチェーン33が丸ベルト357に押し付けられ、補助ローラ337の回転が停止すると、搬送速度が遅くなり、安全性を向上させることができる。
搬送装置1は、補助ローラ337との摩擦により搬送ローラ339が回転するため、低推力の装置として提供できる。また、補助ローラ337と搬送ローラ339との摩擦力を調整することで、種々の推進力を有する搬送装置を提供できる。
補助ローラ337への動力伝達は丸ベルト357を利用しているため安価に実施できる。また、例えば、ワークWの荷重が設定より重い場合に、ローラチェーン33が丸ベルト357に押し付けられ、補助ローラ337の回転が停止すると、搬送速度が遅くなり、安全性を向上させることができる。
<変形例>
以上、一実施形態に係る搬送装置を説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例とを組み合わせたものでもよいし、変形例同士を組み合わせたものでもよい。また、実施形態や変形例に記載していない例や要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
以上、一実施形態に係る搬送装置を説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例とを組み合わせたものでもよいし、変形例同士を組み合わせたものでもよい。また、実施形態や変形例に記載していない例や要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
1.搬送装置
搬送装置1は、第1コンベア3Aと第2コンベア3Bの2個のコンベアを有しているが、1個のコンベアを有してもよいし、3個以上のコンベアを有してもよい。
1個のコンベアを有する場合、幅狭のワークを搬送するのに利用できる。また、例えば幅広の搬送ローラを利用することで、ワークとの接触面積を増やすことができる。複数個のコンベアの場合、併設することで、幅広のワークを搬送することができる。
搬送装置1は、駆動手段5を備える構造であったが、駆動手段を有しない構造としてもよいし、各コンベアに対して1つの駆動手段を備えてもよい。
搬送装置1は、第1コンベア3Aと第2コンベア3Bの2個のコンベアを有しているが、1個のコンベアを有してもよいし、3個以上のコンベアを有してもよい。
1個のコンベアを有する場合、幅狭のワークを搬送するのに利用できる。また、例えば幅広の搬送ローラを利用することで、ワークとの接触面積を増やすことができる。複数個のコンベアの場合、併設することで、幅広のワークを搬送することができる。
搬送装置1は、駆動手段5を備える構造であったが、駆動手段を有しない構造としてもよいし、各コンベアに対して1つの駆動手段を備えてもよい。
2.コンベア
(1)ベース
ベース31は、2本のフレーム311,311を利用して構成されているが、1本のフレームで構成されてもよい。1本のフレームを利用する場合、例えば、フレームの上面とローラチェーン33の補助ローラ337との間に周動体用の間隔をおいてローラチェーンを固定し、フレームの両端部にプーリーを設けることで実施できる。
ベース31は、設置面に設置するためのスタンド313を有しているが、フレームを直接設置面に固定してもよい。
(1)ベース
ベース31は、2本のフレーム311,311を利用して構成されているが、1本のフレームで構成されてもよい。1本のフレームを利用する場合、例えば、フレームの上面とローラチェーン33の補助ローラ337との間に周動体用の間隔をおいてローラチェーンを固定し、フレームの両端部にプーリーを設けることで実施できる。
ベース31は、設置面に設置するためのスタンド313を有しているが、フレームを直接設置面に固定してもよい。
第1コンベア3Aのベース31と第2コンベア3Bのベース31とは連結されていないが、搬送装置1の搬送の利便性を考慮して、複数個のコンベア(のフレーム)を連結して一体化してもよい。なお、一体化することで、例えば、第1コンベア3Aの一端側回転軸352と第2コンベア3Bの一端側回転軸352との連結にカップリング360を利用せずに、1本の回転軸で構成することも可能となる。
ベース31は長手方向に長いフレーム311を有していたが、例えば、フレーム311を利用せずに、一端側軸受351,351及び他端側軸受353,353を取り付ける取付具358を設置面に固定するようにしてもよい。
ベース31は、一端側軸受351、他端側軸受353及びローラチェーン33が固定される取付具358を有しているが、例えば、一端側軸受351や他端側軸受353をフレーム311に固定してもよいし、ローラチェーン33をフレーム311に固定してもよい。
ベース31は長手方向に長いフレーム311を有していたが、例えば、フレーム311を利用せずに、一端側軸受351,351及び他端側軸受353,353を取り付ける取付具358を設置面に固定するようにしてもよい。
ベース31は、一端側軸受351、他端側軸受353及びローラチェーン33が固定される取付具358を有しているが、例えば、一端側軸受351や他端側軸受353をフレーム311に固定してもよいし、ローラチェーン33をフレーム311に固定してもよい。
(2)ローラチェーン
ローラチェーン33は、搬送ローラ339の両側に補助ローラ337が配される構造を有していたが、補助ローラ337は1つでもあってもよい。
補助ローラ337は、外周面が平坦なストレートタイプであったが、外周面に溝を有するローレットタイプでもよい。例えば、周動体をタイミングベルトで構成する場合、補助ローラは歯車タイプを使用してもよい。これにより、補助ローラと周動体との滑りをなくすることができる。
ローラチェーン33は長手方向の両端部分が固定されていたが、搬送距離が長い場合、ローラチェーンの中間部分を固定してもよい。
ローラチェーン33は、搬送ローラ339の両側に補助ローラ337が配される構造を有していたが、補助ローラ337は1つでもあってもよい。
補助ローラ337は、外周面が平坦なストレートタイプであったが、外周面に溝を有するローレットタイプでもよい。例えば、周動体をタイミングベルトで構成する場合、補助ローラは歯車タイプを使用してもよい。これにより、補助ローラと周動体との滑りをなくすることができる。
ローラチェーン33は長手方向の両端部分が固定されていたが、搬送距離が長い場合、ローラチェーンの中間部分を固定してもよい。
(3)駆動伝達手段
駆動伝達手段35は、第1コンベア3A及び第2コンベア3Bの各々について2本の丸ベルト357でローラチェーン33の一対の補助ローラ337に駆動を伝達していたが、例えば1本の丸ベルト357で駆動を伝達するようにしてもよい。
丸ベルト357は、補助ローラ337におけるワークWの搬送側と反対側で補助ローラ337と接触しているが、補助ローラ337における搬送側で接触するようにしてもよい。この場合は、丸ベルトの移動方向と搬送方向とを同じ方向にできる。また、無端状の周動体で補助ローラ337を挟むように、周動体を周動させてもよい。つまり、周動している周動体のうち、搬送方向に移動している部分が補助ローラ337の搬送側で接触し、搬送方向と反対側に移動している部分が補助ローラ337の搬送側と反対側で接触するようにしてもよい。この場合、周動体の全長を短くできる。
周動体として丸ベルトを利用したが、例えば、タイミングベルトやチェーンを利用してもよい。この場合、一端側回転体及び他端側回転体は、タイミングプーリーやスプロケットを利用してもよい。
一端側回転体の一例である一端側プーリー355が駆動用であったが、駆動用の回転体を一端側回転体と他端側回転体以外に設けてもよい。
駆動伝達手段35は、第1コンベア3A及び第2コンベア3Bの各々について2本の丸ベルト357でローラチェーン33の一対の補助ローラ337に駆動を伝達していたが、例えば1本の丸ベルト357で駆動を伝達するようにしてもよい。
丸ベルト357は、補助ローラ337におけるワークWの搬送側と反対側で補助ローラ337と接触しているが、補助ローラ337における搬送側で接触するようにしてもよい。この場合は、丸ベルトの移動方向と搬送方向とを同じ方向にできる。また、無端状の周動体で補助ローラ337を挟むように、周動体を周動させてもよい。つまり、周動している周動体のうち、搬送方向に移動している部分が補助ローラ337の搬送側で接触し、搬送方向と反対側に移動している部分が補助ローラ337の搬送側と反対側で接触するようにしてもよい。この場合、周動体の全長を短くできる。
周動体として丸ベルトを利用したが、例えば、タイミングベルトやチェーンを利用してもよい。この場合、一端側回転体及び他端側回転体は、タイミングプーリーやスプロケットを利用してもよい。
一端側回転体の一例である一端側プーリー355が駆動用であったが、駆動用の回転体を一端側回転体と他端側回転体以外に設けてもよい。
(4)支持体
支持体の一例として、ローラチェーン33のチェーン部330を利用したが、他の構成のものを支持体としてもよい。例えば、チェーン部330を構成する外リンクプレート331と内リンクプレート333の代わりに1枚のプレートを利用してもよい。より具体的には、一対の長尺プレートと、一対の長尺プレートを間隔をおいて連結する連結ピンとから支持体を構成してもよい。なお、ワークが小型・軽量の場合、支持体を1枚の長尺プレートとピンとから構成し、当該ピンに補助ローラや搬送ローラを回転自在に設けてもよい。
支持体の一例として、ローラチェーン33のチェーン部330を利用したが、他の構成のものを支持体としてもよい。例えば、チェーン部330を構成する外リンクプレート331と内リンクプレート333の代わりに1枚のプレートを利用してもよい。より具体的には、一対の長尺プレートと、一対の長尺プレートを間隔をおいて連結する連結ピンとから支持体を構成してもよい。なお、ワークが小型・軽量の場合、支持体を1枚の長尺プレートとピンとから構成し、当該ピンに補助ローラや搬送ローラを回転自在に設けてもよい。
1 搬送装置
330 支持体
337 補助ローラ
339 搬送ローラ
355 一端側プーリー(一端側回転体)
356 他端側プーリー(他端側回転体)
357 丸ベルト(周動体)
330 支持体
337 補助ローラ
339 搬送ローラ
355 一端側プーリー(一端側回転体)
356 他端側プーリー(他端側回転体)
357 丸ベルト(周動体)
Claims (4)
- 第1方向に配され且つ回転する複数個の搬送ローラに接触するワークを前記第1方向に搬送する搬送装置において、
搬送路の一端側に配された一端側回転体と、
前記搬送路の他端側に配された他端側回転体と、
前記一端側回転体及び前記他端側回転体に巻き掛けられて周動する無端状の周動体と、
前記複数個の搬送ローラを固定位置で回転自在に支持する支持体と
を備え、
前記搬送ローラは前記周動体により摩擦駆動される
搬送装置。 - 前記支持体は前記搬送ローラと接触する補助ローラを回転自在に支持し、
前記補助ローラは前記周動体により摩擦駆動され、
前記搬送ローラは前記補助ローラの回転により回転する
請求項1に記載の搬送装置。 - 前記搬送ローラは前記補助ローラとの摩擦により回転する
請求項2に記載の搬送装置。 - 前記搬送ローラの直径は前記補助ローラの直径よりも大きい
請求項2又は3に記載の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016080056A JP2017190212A (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016080056A JP2017190212A (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | 搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017190212A true JP2017190212A (ja) | 2017-10-19 |
Family
ID=60085186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016080056A Pending JP2017190212A (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | 搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017190212A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115251666A (zh) * | 2022-08-09 | 2022-11-01 | 江苏经贸职业技术学院 | 一种可旋转产品展示装置 |
-
2016
- 2016-04-13 JP JP2016080056A patent/JP2017190212A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115251666A (zh) * | 2022-08-09 | 2022-11-01 | 江苏经贸职业技术学院 | 一种可旋转产品展示装置 |
CN115251666B (zh) * | 2022-08-09 | 2023-08-29 | 江苏经贸职业技术学院 | 一种可旋转产品展示装置 |
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A621 | Written request for application examination |
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