JP2017183154A - 熱収縮チューブ付電線の製造方法 - Google Patents

熱収縮チューブ付電線の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】熱収縮チューブの止水性を容易に向上する技術を提供する。【解決手段】電線12の一端に露出した露出芯線部14aが、板状の端子20の支面200Sに接合する接続部11を有する端子付電線10が、熱収縮チューブ30Bに挿入される。熱収縮チューブ30Bは、内周面に熱可塑性接着剤層32Lが形成されており、かつ、基端部322が熱可塑性接着剤層32Lに連なる熱可塑性接着剤の張出部分320が形成されている。張出部320が端子20の支面200Sの側に配された状態で、熱収縮チューブ30Bを加熱して収縮させる。【選択図】図3

Description

この発明は、熱収縮チューブ付電線の製造方法に関する。
一般に、自動車などの車両に搭載されるワイヤハーネスは、芯線及びその芯線の周囲を囲む絶縁被覆を有する絶縁電線と、その絶縁電線の一端に露出した芯線に接続されている端子とを含む端子付電線を備えている。
端子付電線において、電線の芯線と端子との接続部について、止水や防食を目的として、熱収縮チューブが取付けられる場合がある。特に、端子付電線において、絶縁電線の芯線がアルミニウム線である場合、芯線と圧着端子との接続部が異種金属接触腐食によって腐食しやすいため、熱収縮チューブで接続部を封止することが有効である。
一般的に、熱収縮チューブの内周面には、熱可塑性接着剤の層が設けられており、熱収縮チューブが加熱されると、その熱収縮チューブが収縮するとともに、熱可塑性接着剤が溶融する。この溶融した熱可塑性接着剤が固化することで、端子付電線と熱収縮チューブの間の隙間が埋められる(例えば、特許文献1)。
特開2011−29102号公報
ところで、熱収縮チューブ内の熱可塑性接着剤が不足する場合、不足箇所に可塑性接着剤で形成された補材が置かれ、加熱処理が行われることがあった。しかしながら、補材を用いる場合、不足箇所によっては、その補材を目的位置に適切に置くことが困難な場合があった。このため、収縮後の熱収縮チューブにおいて、十分に止水性を確保できない場合があった。
本発明は、熱収縮チューブの止水性を容易に向上させる技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、第1の態様は、端子付電線における端子と電線との接続部に熱収縮チューブが取付けられた熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、(a)電線の一端に露出した芯線が、板状の端子の一方主面に接合する接続部を有する端子付電線を準備する工程と、(b)内周面に熱可塑性接着剤の層が形成されており、かつ、周方向の一部において前記熱可塑性接着剤が偏在することで形成された偏在部分を有する熱収縮チューブに前記端子付電線の一端を通して、前記接続部を前記熱収縮チューブで覆う工程と、(c)前記(b)工程の後、前記熱収縮チューブを加熱して収縮させる工程とを含む。
また、第2の態様は、第1の態様の熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、前記(c)工程は、前記偏在部分が前記端子の前記一方主面の側に配されている状態で前記熱収縮チューブを加熱する工程である。
また、第3の態様は、第1または第2の態様の熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、前記偏在部分は、基端側が前記熱可塑性接着剤の層に連なるとともに、先端側が前記熱収縮チューブの軸方向外方に張り出した張出部分を含む。
また、第4の態様は、第3の態様の熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、前記(c)工程は、前記張出部分を内側に曲げる工程を含む。
また、第5の態様は、第4の態様の熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、前記張出部分が、基端部から先端側に向かうに連れて幅が大きくなる部分を有する。
第1の態様の熱収縮チューブ付電線の製造方法によると、熱可塑性接着剤の偏在部分が熱収縮チューブに一体化されているため、熱可塑性接着剤が不足する領域にその偏在部分が合うように熱収縮チューブ付電線を位置づけることで、その領域に熱可塑性接着剤を補充できる。このため、熱収縮チューブの止水性を容易に向上できる。
第2の態様の熱収縮チューブ付電線の製造方法によると、熱可塑性接着剤の偏在部分が、端子における芯線が接続された一方主面に対向する状態で加熱されることで、端子の一方主面側に熱可塑性接着剤を補充できる。これによって、一方主面側における端子と芯線の接続部の封止が容易となる。
また、第3の態様の熱収縮チューブ付電線の製造方法によると、熱収縮チューブにおける張出部分が形成された一端付近に、熱可塑性接着剤を補充できる。このため、熱収縮チューブの一端付近の内側を熱可塑性接着剤で適切に充填できるため、止水性を高めることができる。また、張出部分が熱収縮チューブの外側に張り出しているため、熱収縮チューブを加熱した際に、張出部分を容易に溶融できる。
また、第4の態様の熱収縮チューブ付電線の製造方法によると、張出部分を内側に曲げておくことで、熱収縮チューブの一端側の開口付近を、熱可塑性接着剤で充填することが容易となる。
また、第5の態様の熱収縮チューブ付電線の製造方法によると、基端部から先端側に向けて張出部分の幅を次第に大きくすることで、張出部分の曲げが容易となる。
第1実施形態に係る熱収縮チューブ付電線100を示す図である。 第1実施形態の収縮前の熱収縮チューブ30を示す概略斜視図である。 第1実施形態の端子付電線10の概略斜視図である。 収縮前の熱収縮チューブ30Bに挿通された端子付電線10の主要部の概略斜視図である。 収縮前の熱収縮チューブ30Bに挿通された端子付電線10の主要部の概略斜視図である。 第2実施形態の収縮前の熱収縮チューブ30Bの概略正面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張または簡略化して図示されている場合がある。
<1. 第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る熱収縮チューブ付電線100を示す図である。熱収縮チューブ付電線100は、端子付電線10と熱収縮チューブ30とを備える。端子付電線10は、電線12と端子20とを備える。
<電線>
電線12は、芯線部14と、芯線部14の周囲に形成された被覆部16とを備える。芯線部14は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の導電性材料によって線状に形成されている。ここでは、芯線部14は、複数の素線が撚り合わされた構成とされている。もっとも、芯線部は、単線によって構成されていてもよい。被覆部16は、絶縁性樹脂材料が押出装置等により芯線部14の周りに押し出されることによって形成される。この電線12の先端部には、芯線部14が露出しており、所定長の露出芯線部14aが形成されている。
<端子>
端子20は、銅もしくは黄銅などの銅合金の基材に、錫(Sn)もしくは錫に銀(Ag)、銅(Cu)、ビスマス(Bi)などが添加された錫合金のメッキが施された金属の板材であることが考えられる。端子20は、例えば、金属の板材をプレス加工等することによって形成された部材である。
端子20は、接点部21、中間部23、芯線接続部25、被覆接続部27を有する。
接点部21は、接続相手に直接接続される部分である。接点部21は、ここでは、平板状の部分であり、その中央部に、接続相手に固定するための固定具(ネジ等)が通される貫通孔211が形成されている。
中間部23は、芯線接続部25と接点部21とに連なる平板状の部分である。本実施形態における中間部23は平板状である。芯線接続部25における少なくとも中間部23寄りの部分も平板状である。本実施形態では、芯線接続部25全体が平板状である。以下の説明において、端子20における芯線接続部25から中間部23に亘る平板状の部分のことを芯線支え部200と称する。また、芯線支え部200における芯線部14側の表面(主面)のことを支面200Sと称する。
芯線接続部25は、端子20を露出芯線部14aに導通接続する部分である。また、端子付電線10において、芯線接続部25は、露出芯線部14aが端子20の支面200S(一方主面)に接合する接続部11である。
芯線接続部25は露出芯線部14aに圧着される一対の圧着片を有する。なお、端子20が露出芯線部14aに対して一対の圧着片を介して接続されることは必須ではない。例えば、端子20が露出芯線部14aに対して超音波溶接、抵抗溶接、または、半田付け等で接続されてもよい。
被覆接続部27は、端子20を電線12の被覆部16に接続する部分である。ここでは、被覆接続部27は、一対の圧着片を備えており、その一対の圧着片が電線12の被覆部16に圧着されることで、端子20が被覆部16に接続される。
<熱収縮チューブ>
熱収縮チューブ付電線100は、芯線部14の腐食を防ぐために液体の浸入を防ぐ止水構造を備えている。熱収縮チューブ付電線100における止水構造は、熱収縮チューブ30を含む。
熱収縮チューブ付電線100において、電線12の芯線部14と端子20とが、それぞれ異種の金属で構成されていることが考えられる。例えば、芯線部14が、アルミニウム線、即ち、アルミニウムを主成分とする金属(アルミニウムまたはアルミニウム合金)の線材であることが考えられる。一方、端子20が、銅もしくは黄銅などの銅合金の基材に、錫(Sn)もしくは錫に銀(Ag)、銅(Cu)、ビスマス(Bi)などが添加された錫合金のメッキが施された部材であることが考えられる。この場合、端子20と接触する露出芯線部14aは、電解液となる液体が浸入すると腐食しやすい。このような場合、芯線接続部25への液体の侵入を抑制するため、熱収縮チューブ30を取付けることは有効である。
熱収縮チューブ30は、少なくとも端子付電線10の接続部11である芯線接続部25を覆っており、ここでは、露出芯線部14aの先端から、芯線接続部25及び被覆接続部27を含む領域を覆う。
図2は、第1実施形態の収縮前の熱収縮チューブ30を示す概略斜視図である。図2が示すように、収縮前の熱収縮チューブ30(以下、熱収縮チューブ30Bとする。)の内周面には、熱可塑性接着剤の層である、熱可塑性接着剤層32Lが形成されている。熱可塑性接着剤は、常温では固形であり、加熱によって溶融する樹脂材料であり、具体的には、変性オレフィン系又はポリエステル系のホットメルト接着剤である。
熱可塑性接着剤層32Lは、熱収縮チューブ30Bの内周面全体に形成されている。熱可塑性接着剤層32Lは、ここでは、熱収縮チューブ30Bの周方向に関して均一な厚さを有する。さらに、熱収縮チューブ30Bには、熱可塑性接着剤で形成された張出部分320が形成されている。張出部分320は、その基端部322が熱可塑性接着剤層32Lの周方向における一部に連なっており、熱収縮チューブ30の軸方向外方に張り出した突出部分である。熱可塑性接着剤層32L及び張出部分320が形成された熱収縮チューブ30Bは、例えば2色成形によって製造される。張出部分320は、熱収縮チューブ30における周方向の一部において熱可塑性接着剤が偏在することで形成された偏在部分の一例である。
張出部分320は、基端部322で幅が最も小さくなっており、基端部322から先端部324に向かうにつれて幅が大きくなる板状に形成されている。ここでは、張出部分320は、略半円形の板状に形成されている。なお、張出部分320の形状は、これに限定されるものではなく、例えば、四角形の板状に形成されていてもよい。
<製造方法>
図3は、第1実施形態の端子付電線10の概略斜視図である。図4及び図5は、収縮前の熱収縮チューブ30Bに挿通された端子付電線10の主要部の概略斜視図である。図3では、熱収縮チューブ30Bが二点鎖線で示されている。
まず図3が示すように、電線12の一端に露出した露出芯線部14aが、芯線接続部25を介して板状の端子20の支面200Sに接合された接続部11を有する端子付電線10が準備される(端子付電線準備工程)。
続いて、図3及び図4が示すように、熱収縮チューブ30の内部に、端子付電線10の端子20側の端部が通され、端子付電線10の接続部11が熱収縮チューブ30で覆われる(挿通工程)。このとき、熱収縮チューブ30Bのうち、張出部分320が形成されている側の一端が、露出芯線部14aよりも接点部21の側に配される。
続いて、図5が示すように、作業者が指先F1で張出部分320の先端部を押すことで、基端部322を基点にして張出部分320が内側に曲げられる(曲げ工程)。このとき、張出部分320は、端子20の露出芯線部14aが接合されている側、すなわち、支面200Sの側に配されている。このため、図5が示すように、張出部分320を内側に曲げることで、熱収縮チューブ30の一端の開口30Pのうち、端子20の露出芯線部14aが接合されている側が部分的に閉鎖される。また、芯線部14aの先端側の部分を封止するため、張出部分320を露出芯線部14aの先端部に接触するように曲げておくことが考えられる。なお、本曲げ工程は、適宜省略してもよい。
続いて、図示を省略する加熱装置で、熱収縮チューブ30、熱可塑性接着剤層32L及び張出部分320が加熱される(加熱工程)。これによって、熱収縮チューブ30が接続部11の外形に合わせて可及的に収縮する。また、熱可塑性接着剤層32L及び張出部分320が熱溶融する。そして、常温に冷やされることで、熱収縮チューブ30と接続部11の間が熱可塑性接着剤層32L及び張出部分320の溶融固化物で充填された熱収縮チューブ付電線100が得られる。
また、張出部分320の熱溶融物が、収縮後の熱収縮チューブ30の一端から多量にはみ出すことを抑制するため、張出部分320の幅を、熱収縮チューブ30Bの幅よりも小さくすることが考えられる。
また、張出部分320の厚さは、熱可塑性接着剤層32Lの厚さと略同一とすることが考えらえられるが、これに限定されない。また、張出部分320の厚さを均一とすることは必須ではない。例えば、基端部322寄りの部分を比較的薄くすることで、張出部分320の曲げが容易となる。また、張出部分320のうち、基端部322と先端部324の間の中間部、または、先端部324を比較的厚くすることで、曲げやすさを確保しつつ、張出部分320の体積を増大できる。
<効果>
熱収縮チューブ30Bの場合、熱可塑性接着剤の偏在部分である張出部分320が熱収縮チューブ30Bに一体化されている。このため、熱可塑性接着剤が不足し得る領域に偏在部分が近接するように、熱収縮チューブ30Bを位置づけることによって、その不足領域に容易に熱可塑性接着剤を補充できる。熱収縮チューブ30Bが加熱された際に、熱収縮チューブ30Bの内側の熱可塑性接着剤層32Lと張出部分320とが融合することで、熱収縮チューブ30内を再現性よく封止できる。
また、偏在部分である張出部分320が、端子20の露出芯線部14aが接続された支面200Sの側に配された状態で、熱収縮チューブ30Bが加熱されることで、端子20の支面200S側に熱可塑性接着剤を補充できる。これによって、接続部11の封止が容易となる。
また、熱収縮チューブ30Bにおける張出部分320が形成された一端付近に、熱可塑性接着剤を補充できる。このため、熱収縮チューブ30のうち一端付近の内側を熱可塑性接着剤で適切に充填できるため、熱収縮チューブ30の止水性を高めることができる。また、張出部分320が熱収縮チューブ30Bの外側に張り出しているため、熱収縮チューブ30Bを加熱した際に、張出部分320を容易に溶融できる。
また、張出部分320幅を、基端部322から先端部324の側に向けて次第に大きくすることで、張出部分320の曲げが容易となる。また、幅を広げることで、容量を大きくすることができる。
また、曲げ工程によって、張出部分320を内側に曲げておくことで、熱収縮チューブ30の一端側の開口30P付近を、熱可塑性接着剤で充填することが容易となる。
<2. 第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、以降の説明において、既に説明した要素と同様の機能を有する要素については、同じ符号またはアルファベット文字を追加した符号を付して、詳細な説明を省略する場合がある。
図6は、第2実施形態の収縮前の熱収縮チューブ30Bの概略正面図である。本実施形態の熱収縮チューブ30Bの内周面には、熱可塑性接着剤層32Laが形成されている。熱可塑性接着剤層32Laは、熱収縮チューブ30Bの周方向の一部に熱可塑性接着剤が偏在することで形成される肉厚部分320aを有する。すなわち、肉厚部分320aが偏在部分に相当する。熱可塑性接着剤層32Laの肉厚部分320aを含む厚さL2は、他の部分(例えば、肉厚部分320aの反対側の部分)の厚さL1よりも大きい。
このような熱可塑性接着剤層32Laの肉厚部分320aが形成された熱収縮チューブ30Bを使用することで、熱可塑性接着剤が不足する可能性がある領域に対して、容易に熱可塑性接着剤を補充できる。特に、図6が示すように、端子20の支面200S側に肉厚部分320aが対向する状態で、熱収縮チューブ30Bが加熱されることで、端子20の支面200S側に熱可塑性接着剤を補充できる。
<3. 変形例>
以上、実施形態について説明してきたが、本発明は上記のようなものに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、熱可塑性接着剤の偏在部分である張出部分320及び肉厚部分320aが、熱収縮チューブ30Bの周方向の1カ所に設けられている。しかしながら、偏在部分は、熱収縮チューブ30Bの周方向において複数の箇所に分散して設けられていてもよい。偏在部分を複数の箇所に分散させることで、熱溶融が容易となる。
また、張出部分320を、熱収縮チューブ30Bの一端側だけでなく反対の他端側にも設けてもよい。さらに、張出部分320及び肉厚部分320aの双方を熱収縮チューブ30Bに設けてもよい。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。また、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせたり、省略したりすることができる。
100 熱収縮チューブ付電線
10 端子付電線
11 接続部
12 電線
14 芯線部
14a 露出芯線部
16 被覆部
20 端子
25 芯線接続部
30 熱収縮チューブ
30B 収縮前の熱収縮チューブ
30P 開口
32L,32La 熱可塑性接着剤層
200 芯線支え部
200S 支面(一方主面)
320 張出部分(偏在部分)
322 基端部
324 先端部
320a 肉厚部分(偏在部分)

Claims (5)

  1. 端子付電線における端子と電線との接続部に熱収縮チューブが取付けられた熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、
    (a) 電線の一端に露出した芯線が、板状の端子の一方主面に接合する接続部を有する端子付電線を準備する工程と、
    (b) 内周面に熱可塑性接着剤の層が形成されており、かつ、周方向の一部において前記熱可塑性接着剤が偏在することで形成された偏在部分を有する熱収縮チューブに前記端子付電線の一端を通して、前記接続部を前記熱収縮チューブで覆う工程と、
    (c) 前記(b)工程の後、前記熱収縮チューブを加熱して収縮させる工程と、
    を含む、熱収縮チューブ付電線の製造方法。
  2. 請求項1の熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、
    前記(c)工程は、前記偏在部分が前記端子の前記一方主面の側に配されている状態で前記熱収縮チューブを加熱する工程である、
    熱収縮チューブ付電線の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2の熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、
    前記偏在部分は、基端側が前記熱可塑性接着剤の層に連なるとともに、先端側が前記熱収縮チューブの軸方向外方に張り出した張出部分を含む、熱収縮チューブ付電線の製造方法。
  4. 請求項3の熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、
    前記(c)工程は、
    前記張出部分を内側に曲げる工程を含む、熱収縮チューブ付電線の製造方法。
  5. 請求項4の熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、
    前記張出部分が、基端部から先端側に向かうに連れて幅が大きくなる部分を有する、熱収縮チューブ付電線の製造方法。
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