JP2017179826A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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和大 半田
Kazuhiro Handa
和大 半田
靖博 國木
Yasuhiro Kuniki
靖博 國木
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Abstract

【課題】衛生的な簡易タイプの衛生洗浄装置を低コストで提供すること。【解決手段】洗浄水供給機構210を備えた洗浄装置本体200と、洗浄水を噴出する洗浄ノズル310を備えた洗浄部300と、洗浄装置本体200で生成した洗浄水を洗浄ノズル310に送給する給水管330と、を含み、洗浄部300は便器410と便座420の間に配置される略平板状の支持プレート320と、支持プレート320より略鉛直方向に垂下して設置された洗浄ノズル310と、を備え、洗浄ノズル310は、支持プレート320の前縁320aより後退した位置に配置されることにより、排便による洗浄ノズルの汚損を抑制する構成をシンプルな構成で実施することでき、衛生的で安価な簡易タイプの衛生洗浄装置を提供することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、既存の便器と便座に洗浄機能を付加する簡易タイプの衛生洗浄装置に関するものである。
従来、この種の衛生洗浄装置は、既存の便器に付属の便座および便蓋を使用して簡易的な洗浄機能を付加するものである。衛生洗浄装置の基本的な構成は、内部に温水タンクを備えた洗浄装置本体と、前方斜め下方に突出した洗浄ノズルを備えたノズルユニットとを便器の上面後方に設置し、洗浄装置本体で生成した温水を洗浄ノズルユニットに送給する可撓性のパイプを備えた構成となっている。洗浄装置本体はノズルユニットの支持板の側端部に設置されており、支持板の中央部に前方斜め下方に突出した洗浄ノズルが設置されている。支持板の後部には2個の長孔が設置されており、支持板を便器と便座の取り付け部との間に介装し、便座の取り付けボルトを長孔に貫通させて固定する構成となっており、支持板の取り付け位置が前後方向に調節可能な構成となっている。また、洗浄装置本体と支持板とは上下に取り付け位置を変更可能な構成となっている。(例えば、特許文献1参照)。
また、別の例として、温水タンクを内蔵する洗浄装置本体を床面に設置し、お尻洗浄ノズルとビデ洗浄ノズルを備えたノズルユニットを便器の後方に設置し、洗浄装置本体で生成した温水をノズルユニットに送給する複数のホースで接続した構成である。お尻洗浄ノズルとビデ洗浄ノズルは、待機時はノズルユニットの下方に収容され、洗浄動作時には、洗浄装置本体より送給される温水の水圧によりノズルユニットの前方に進出する構成となっている(例えば、特許文献2参照)。
図8は特許文献1に記載された従来の衛生洗浄装置を便器に設置した状態を示す斜視図であり、図9は衛生洗浄装置の外観を示す斜視図である。図8に示すように、衛生洗浄装置を便器1に設置した場合、洗浄装置本体2は便器1の側部に配置され、ノズルユニット3は便器1と便座4の間に設置されており、便座4と便蓋5は開閉可能となっている。図9に示すように洗浄装置本体2はノズルユニット3の支持板6の側端部に着脱可能に固定されている。ノズルユニット3の支持板6の中央部には前方斜め下方に突出した洗浄ノズル7が設置されている。また支持板6の後部には間隔を開けて前後方向に長い長孔8が2個設置されている。衛生洗浄装置の便器1への取り付けは、支持板6を便器1の上面と便座4の取り付け部との間に介装し、便座4の取り付けボルトを長孔8に貫通させて固定する構成となっている。また、洗浄装置本体2と洗浄ノズル7とを可撓性を備えたパイプで接続することにより、洗浄装置本体2と支持板6との上下の取り付け位置を変更可能な構成となっている。
図10は特許文献2に記載された従来の衛生洗浄装置を便器に設置した状態を示す斜視図であり、図11はノズルユニットの下面図である。図10に示すように、洗浄装置本体10は床面に設置され、便器11の上面後方にノズルユニット12が設置され、洗浄装置本体10とノズルユニット12とは2本のホース13で接続されている。図11に示すようにノズルユニット12の下部にお尻洗浄ノズル14とビデ洗浄ノズル15が設置されており、待機状態では図11に示すように、ノズルユニット12の下方に収容されている。ノズルユニット12の両側端部にはそれぞれ吸盤16が設置されており、吸盤16を便器11の側面に吸着させることによりノズルユニット12を便器11に固定する構成となっている。また、ノズルユニット12は便器11の上面と便座17の下面との隙間に収容可能な厚さに形成されており、ノズルユニット12を設置した状態で便座17と便蓋19は
開閉可能な構成となっている。
特開昭60−192037号公報 特開平10−110460号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来の構成では、洗浄ノズルはノズルユニットの支持板より常時前方に突出して配置された構成である。このような構成の場合、排便時に洗浄ノズルに便が付着して汚損される可能性が極めて高く、衛生的な観点から未だ改良の余地があった。
また、特許文献2に記載の従来の構成では、待機状態においてはお尻洗浄ノズルとビデ洗浄ノズルはノズルユニットの下方に収容されており、排便に汚損される可能性は低いが、洗浄ノズルを進退可能な構成とすることにより、ノズルユニットの構成が複雑かつ大型になっており、簡易タイプの製品の目的であるシンプル構成および低コストの観点から未だ改良の余地があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、排便による洗浄ノズルの汚損を抑制する構成を、シンプルな構成で実施することにより低コストで簡易タイプの衛生洗浄装置を提供するものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衛生洗浄装置は、洗浄水供給機構を備えた洗浄装置本体と、洗浄水を噴出する洗浄ノズルを備えた洗浄部と、洗浄装置本体で生成した洗浄水を洗浄ノズルに送給する給水路と、を含み、洗浄部は便器と便座の間に配置される略平板状の支持プレートと、支持プレートより略鉛直方向に垂下して設置された洗浄ノズルと、を備え、洗浄ノズルは、支持プレートの前縁より後退した位置に配置されたものである。
これにより、これにより、排便による洗浄ノズルの汚損を抑制する効果を備えた洗浄部を極めてシンプルな構成で実現することができ、衛生的な簡易タイプの衛生洗浄装置を低コストで提供することができる。
本発明の衛生洗浄装置は、衛生的な簡易タイプの衛生洗浄装置を低コストで提供することができる。
本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置をトイレ装置に設置した状態の斜視図 同衛生洗浄装置の外観を示す斜視図 同衛生洗浄装置の本体ケースを取り外した状態の本体部の斜視図 同衛生洗浄装置の洗浄水供給機構の水回路の構成を示す模式図 (a)は同衛生洗浄装置の洗浄部の上プレートを取り外した状態の斜視図、(b)は(a)に示すA部の詳細を示す斜視図 同衛生洗浄装置のトイレ装置への取り付け部を示す断面図 同衛生洗浄装置をトイレ装置へ取り付けた状態の洗浄ノズルの断面図 特許文献1に記載された従来の衛生洗浄装置を便器に設置した状態を示す斜視図 同衛生洗浄装置の外観を示す斜視図 特許文献2に記載された従来の衛生洗浄装置を便器に設置した状態を示す斜視図 同衛生洗浄装置のノズルユニットの下面図
第1の発明は、洗浄水供給機構を備えた洗浄装置本体と、洗浄水を噴出する洗浄ノズルを備えた洗浄部と、前記洗浄装置本体で生成した洗浄水を前記洗浄ノズルに送給する給水路と、を含み、前記洗浄部は便器と便座の間に配置される略平板状の支持プレートと、前記支持プレートより略鉛直方向に垂下して設置された前記洗浄ノズルと、を備え、前記洗浄ノズルは、前記支持プレートの前縁より後退した位置に配置された、衛生洗浄装置である。
これにより、排便による洗浄ノズルの汚損を抑制する効果を備えた洗浄部を極めてシンプルな構成で実現することができ、衛生的な簡易タイプの衛生洗浄装置を低コストで提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記洗浄ノズルは、略筒状のノズル本体を備え、前記ノズル本体の下端近傍に斜め上方の所定の角度に向けて設置された噴出口を備え、前記ノズル本体の内部には、略鉛直方向に設置された送水流路と、前記送水流路に連続して上方に向けて設置された噴出流路とを備え、前記噴出口は前記噴出流路の先端部に設置されたものである。
これにより、洗浄水を噴出口からスムーズに噴出することができ、洗浄効果を高めることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記ノズル本体の下端近傍の外面に洗浄水の噴射対象に対向する傾斜面を備え、前記噴出口は前記傾斜面に垂直となる方向に設けられたものである。
これにより、噴出口から噴出させる洗浄水の噴出方向を安定させることができ、洗浄効果をより高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
<1>衛生洗浄装置の全体構成
図1は衛生洗浄装置をトイレ装置に設置した状態の外観の斜視図を示すものであり、図2は本実施の形態における衛生洗浄装置の外観を示す斜視図を示すものである。
図2に示すように、本実施の形態における衛生洗浄装置100の基本的な構成は、洗浄水供給機構210を内蔵し、上面に操作部230を備えた本体部200と、本体部200から供給された洗浄水を洗浄ノズル310から使用者の局部に向けて噴射する洗浄部300とで構成されている。
本体部200は洗浄部300の側部に設置されており、洗浄水は洗浄部300の支持プレート320の内部に給水路として配設された給水管330を介して洗浄ノズル310に
供給される。
図1に示すように、衛生洗浄装置100は、便器410と、便器410に開閉自在に枢支された便座420と便蓋430とを備えた既存のトイレ装置400に設置して使用される。
なお、本実施の形態においては、トイレ装置400の便座420および便蓋430の枢支側を後方とし、後方から前方に向かって右側を右方、前方に向かって左側を左方として各構成要素の配置を説明する。
衛生洗浄装置100のトイレ装置400への取り付けは、便器410の上面と便座420の取り付け部との間に洗浄部300の支持プレート320を介装させて、便座420の便器410への取り付けの機構を共用して固定される。
衛生洗浄装置100をトイレ装置400に設置した場合、本体部200はトイレ装置400の右側後部に配置される。また、衛生洗浄装置100を設置した状態においても便座420と便蓋430は、便器410の後部に起立した起立状態と、便器410の上面に倒置した倒置状態の間を開閉自在に取り付けられている。
<2>本体部の構成
図2は本実施の形態における衛生洗浄装置の外観を示す斜視図を示し、図3は衛生洗浄装置の本体部のケースを取り外した状態の斜視図を示し、図4は衛生洗浄装置の洗浄水供給機構の水回路の構成を示す模式図である。
図2に示すように、本体部200の上面には複数のスイッチと表示灯を備えた操作部230が設置されている。
操作部230の内部には操作基板(図示せず)が設置されている。操作基板には複数のタクトスイッチ(図示せず)と複数のLED(図示せず)が設置されており、操作部230の上面に貼付されたスイッチ銘板を介してタクトスイッチの押圧操作とLEDの視認が可能となっている。また、タクトスイッチおよびLEDは制御部240と電気的に接続されている。
操作部230に設置されたスイッチは、洗浄動作を操作する操作スイッチと、機能を設定する設定スイッチが設置されている。また、表示灯としては設定状態を表示する複数のLEDが設置されている。
操作スイッチとしては、操作部230の後方に配置され、洗浄動作の実施をロックするロックスイッチ231と、操作部230の最も前方に配置され、洗浄動作の開始と停止を操作する洗浄スイッチ232が設置されている。
ロックスイッチ231は、使用者が便座420に着座していないときに不用意に洗浄水が噴出されることを抑制することを目的とするものである。使用者が便座420に着座した状態でロックスイッチ231を操作することにより、洗浄動作を実施することが可能な状態となる。ロックスイッチ231を操作してから1分以内に洗浄スイッチ232を操作することにより、洗浄ノズル310から洗浄水が噴出して洗浄動作が開始される。洗浄動作を停止させるときは、洗浄スイッチ232を再度操作することにより洗浄水の噴出が停止し、洗浄動作が停止する。
洗浄動作を停止させてから1分後に、ロックスイッチ231は自動的にロック状態にな
る。洗浄動作を再度実施する場合は、再度ロックスイッチ231を操作しなければ、洗浄スイッチ232を操作しても、洗浄動作は開始されない。
洗浄スイッチ232の後方には、洗浄水の強さを3段階で調節する洗浄強さスイッチ233が配置されている。洗浄強さスイッチ233を押圧操作するごとに洗浄強さを変化させることができる。また洗浄強さスイッチ233の側方には洗浄強さを3段階で表示するLEDの強さ表示灯234が配置されている。
洗浄強さスイッチの後方には、洗浄水の温度を3段階で調節する温度調節スイッチ235が配置されている。温度調節スイッチ235を押圧操作するごとに洗浄水の温度を変化させることができる。温度調節スイッチ235の側方には洗浄水の温度を3段階で表示するLEDの温度表示灯236が配置されている。
また、操作部230の最後部には漏電状態をテストするテストスイッチ237が配置されている。
本体部200の外郭は樹脂成型品の上ケース201と下ケース202で構成されており、内部には、洗浄水供給機構210の部材を支持する樹脂成型品の支持台203が配置されている。上ケース201と下ケース202との接合部には全周に亘りパッキンが配設されており、本体部200の内部に外部から水が浸入することを防止する防水構造となっている。また、下ケース202の底面には排水口(図示せず)が設けられており、洗浄水供給機構の流路構成部材より漏水が発生した場合に、排水口より本体部200排水することにより、制御部240等の電気部材の破損および漏電の発生を抑制する構成となっている。
図3に示すように、支持台203は平面状の取り付け面203aと取り付け面203aの外周より上下に立設された側壁203bが形成されている。支持台203の取り付け面203aの右側には、最後部に洗浄水供給機構210の最も上流部材である給水接続口211を備えた水道接続アダプタ212が設置されており、水道接続アダプタ212の内部にはストレーナ213が設置されている。水道接続アダプタ212の下流には、止水電磁弁214、減圧弁215、バキュームブレーカ216が設置されている。支持台203の左側には、熱交換器217、流調弁218と、流路の温度および流量を検知するセンサ等の洗浄水供給機構を構成する全ての部材が設置されている。
取り付け面203aと側壁203bで略箱型に形成された支持台203の下方の内部には制御部240を構成する制御基板(図示せず)が収容されており、洗浄水供給機構の流路構成部材より漏水が発生した場合に、制御基板が浸水することを防止し、制御基板の破損および漏電の発生を抑制する構成となっている。
<2>洗浄水供給機構の構成
図4は衛生洗浄装置の洗浄水供給機構の水回路の構成を示す模式図である。
図4に示すように、洗浄水供給機構を形成する流路構成部としては、流路の最上流の部材である給水接続口211は、水道管に接続される水道接続アダプタ212により形成されており、水道接続アダプタ212の内部には水道水に含まれるごみの流入を防止するストレーナ213が一体に組み込まれている。
ストレーナ213の下流には、流路を電動で開閉する止水電磁弁214と、流路に流れる洗浄水の水圧を一定に保つ減圧弁215と、水道が断水して水道管が負圧になった時等に洗浄水供給機構210の内部の洗浄水が水道管に逆流することを防止するバキュームブ
レーカ216が設置されている。
バキュームブレーカ216の吸気口216aにはシリコンホース(図示せず)が接続されており、シリコンホースの他端は、本体部200と支持プレート320との接合部において、銅製のパイプで形成された通気管331に接続されている。通気管331は洗浄部300の支持プレート320の前方中央に設けられた通気管保持部321bまで配設されている。通気管331はバキュームブレーカ216が作動したときに、吸気する外気の供給路であるとともに、作動時に瞬間的に放出される洗浄水を便器に410に放水する放水路の機能を兼ね備えたものである。
バキュームブレーカ216の下流には熱交換器217が接続されている。熱交換器217は洗浄水を瞬時に加熱するものである。また、熱交換器217で加熱された温水の温度を均一にするバッファータンク217aが一体に構成されている。
熱交換器217の下流には洗浄ノズル310への洗浄水の供給を制御する流調弁218が設置されている。そして、流調弁218の出水口218aにはシリコンホース(図示せず)が接続されており、シリコンホースの他端は、本体部200と支持プレート320との接合部において、給水路を構成する銅製のパイプで形成された給水管330に接続されている。給水管330の先端は洗浄部300の洗浄ノズル310に接続されている。
また、バキュームブレーカ216と熱交換器217との間の流路には、熱交換器217に供給される洗浄水の温度を検出する入水温度センサ221と、流路を流れる洗浄水の流量を検出する流量センサ222が設置されている。また、熱交換器217の下流には2個のサーミスタが設置されており、一方は洗浄水の出湯温度を検知する出湯温度センサ223であり、他方は熱交換器217の過昇温度を検知する過昇温度センサ224である。入水温度センサ221、流量センサ222、出湯温度センサ223、過昇温度センサ224で検出されたデータは制御部240に送信される。
<3>洗浄部の構成
図5(a)は衛生洗浄装置の洗浄部の上プレートを取り外した状態の斜視図を示し、(b)は(a)に示すA部の詳細を示す斜視図であり、図6は衛生洗浄装置のトイレ装置への取り付け部を示す断面図であり、図7は衛生洗浄装置をトイレ装置へ取り付けた状態の洗浄ノズルを示す断面図である。
図1、図5(a)に示すように、洗浄部300は略平板状の支持プレート320と、支持プレート320の前方中央の下面より略鉛直に垂下するように設置された洗浄ノズル310を主な構成部材とする。
支持プレート320は金属製の下プレート321と、下プレート321の上面を覆うように重ねて設置される樹脂材料で成型された上プレート322と、下プレート321の後部に形成された可動域321aに設置され左右方向に移動可能な樹脂材料で成型された可動プレート323で構成されている。
金属製の下プレート321を採用することにより、支持プレート320全体の厚さを薄くし、かつ必要な強度を確保することが可能となり、既設の便器410と便座420の間に支持プレート320介装させた場合、便座420の後部位置の上昇を最小限度に抑制することができ、便座420への着座時に違和感が発生することを抑制することができる。
下プレート321と上プレート322は重ね合わせた状態で内部に僅かな間隙が形成される構成となっている。図5(a)に示すように、この間隙には支持プレート320の側
端部に設置された本体部200と支持プレート320の前方中央まで給水管330と通気管331が配置されている。
図5(b)に示すように、下プレート321の前方中央部には通気管保持部321bが形成されており、通気管331の先端部を下方に向けて保持している。
また、下プレート321の左右方向の中心となる前方近傍には、洗浄ノズル保持部321cが形成されており、洗浄ノズル310を下プレート321の下面より略鉛直方向に垂下するように設置されている。また下プレートに配設された給水管330は洗浄ノズル保持部321cの開口より洗浄ノズル310に接続されている。
図1に示すように、下プレート321の上面に上プレート322を設置した状態において、支持プレート320の後部の左右に形成された可動域321aに可動プレート323が設置される。可動プレート323は可動域321aの範囲で左右に所定範囲移動可能となる。また、可動プレート323の中央には前後方向に略U字形状の長孔であるボルト貫通溝323aが形成されている。ボルト貫通溝323aの後端は解放されている。
可動プレート323を左右移動可能とし、ボルト貫通溝323aを前後方向の長孔とすることにより、ボルト貫通溝323aが前後左右の広範囲をカバーすることが可能となる。これにより、便座420の取り付け位置が異なる多くのトイレ装置400へ、本実施の形態の衛生洗浄装置を設置することが可能となる。
衛生洗浄装置100をトイレ装置400に設置する場合、まず、便座420を便器410より取り外す。取り外す方法は、便座取り付け部421に一体に形成された取り付けボルト422に取り付けられているナット423を取り外し、取り付けボルト422に取り付けられている便座固定パッキン424とワッシャ425を取り外す。この状態で、便座420と便座取り付け部421を上方に持ち上げることにより、取り外すことができる。
衛生洗浄装置100を便器410の上面後方に設置し、可動プレート323を左右に移動させ便器410の取り付け孔411の位置に合わせる。前後方向については可動プレート323のU字状のボルト貫通溝323aの範囲で衛生洗浄装置100を便器410後方に移動させ、図7に示すように支持プレート320に形成された位置決め突起322aが便器410の後部内面に当接した位置で停止させる。
この状態で、図6に示すように、便座420の取り付けボルト422を可動プレート323のボルト貫通溝323aと便器410の取り付け孔411に挿入し、下方より便座420の取り付けボルト422に便座固定パッキン424、ワッシャ425、ナット423を取り付け、ナット423を締め付けることにより、衛生洗浄装置100と便座420の取り付けを行うことができる。
上記の設置方法では、既存の便座420を便器410より完全に取り外す方法を記載したが、便座420を完全に取り外さずに設置することも可能である。取り付けボルト422のナット423を充分に緩め、便座420を上方に持ち上げることにより形成される便器410の上面と便座取り付け部421との隙間に支持プレート320を差し込み、ボルト貫通溝323a後端の解放口より取り付けボルト422をボルト貫通溝323aに挿通させ、ナット423を締め付けることにより、上記と同様に衛生洗浄装置100の取り付けを行うことができる。
なお、本実施の形態におけるトイレ装置は便座取り付け部421には、便座420に加え便蓋430が回動自在に枢支されており、上記取り付け作業を行うことにより、便座4
20と便蓋430を同時に取り付けることができる。
<4>洗浄ノズルの構成
図7は衛生洗浄装置をトイレ装置へ取り付けた状態の洗浄ノズルの断面図を示すものである。
図7に示すように、洗浄ノズル310は支持プレート320の下プレート321の下面に略鉛直方向に垂設されており、洗浄ノズル310の全体は支持プレート320の前縁320aより後退した位置に配置されている。
洗浄ノズル310は、基体部311と、流路構成部312と、先端閉塞部313と、給水管接続部314を主構成部材としてノズル本体を構成している。これらの部材は全て樹脂材料で成型されている。
基体部311は洗浄ノズル310の元の部分を構成しており、支持プレート320に固定されるとともに、給水管接続部314を内装している。給水管330は給水管接続部314を貫通し、給水管330の先端は基体部311に形成された基体流路311a内で固定されている。給水管330と基体流路311aとはOリング311bを介して密接されている。
流路構成部312は洗浄ノズル310の主要な機能を形成する部材であり、基体部311の下方に接続されている。流路構成部312と基体部311とは流路構成部312を左右に回転させ、固定爪と固定ピンを嵌合および開放させることにより着脱可能な構成となっている。また流路構成部312と基体部311との接続部はOリング311cを介して密接されている。
上記のように、流路構成部312を着脱可能な構成とすることにより、流路構成部312と先端閉塞部313を洗浄部300から取り外すことが可能となり、流路構成部312と先端閉塞部313の清掃および交換を容易に行うことが可能な構成となっている。
略円筒形の流路構成部312の先端近傍には側面視が略V字状の切り込みが形成されており、切り込み部の上下には平坦面が形成されている。下側の斜め上方に向いた平坦面は噴出口面312aであり、便座420に着座した状態の使用者の肛門に対向する角度に形成されている。噴出口面312aの略中央には、噴出口面312aに対して略垂直方向に貫通する噴出口312bが形成されている。
流路構成部312の内部には下方に向かって細くなる送水流路312cが形成されている。流路構成部312の下端近傍には仕切り壁312dが形成されており、仕切り壁312dを介して送水流路312cの反対側に噴出流路312eが形成されており、噴出流路312eは噴出口312bに連通している。
先端閉塞部313は下端が閉塞した円環状の部材であり、流路構成部312の下端に螺合されている。図7に示すように、先端閉塞部313内部と流路構成部312の内部に形成された仕切り壁312dの下端とは適度な間隙が形成され、間隙を介して送水流路312cと噴出流路312eが連通する構成となっている。
また、先端閉塞部313の内面には略半球状の凹陥からなる反転部313aが形成されており、送水流路312cを下向きに流れた洗浄水が反転部313aでスムーズに反転して噴出流路312eに流れ込む構成となっている。これにより、噴出流路312eを上向に流れる洗浄水を噴出口312bから斜め上方に向けてスムーズに噴出することができる
上記のように、本実施の形態における衛生洗浄装置は、洗浄ノズルを支持プレートの前縁より後退させた位置に、略鉛直方向に垂下させて設置したことにより、極めてシンプルな構成で洗浄機能を実現するとともに、排便による洗浄ノズルの汚損を抑制する効果を備えることができ、衛生的な簡易タイプの衛生洗浄装置を低コストで提供することができる。
また、洗浄ノズルの内部に、下方に向けて設置された送水流路と、送水流路に連続して上方に向けて設置された噴出流路とを備え、上向に洗浄水が流れる噴出流路の先端に噴出口を設置したことにより、洗浄水を噴出口から斜め上方に向けてスムーズに噴出することができる。
また、噴出口312bを使用者の肛門に対向する噴出口面312aに略垂直方向に形成したことにより、噴出口312bから噴出された洗浄水は便座420に着座した状態の使用者の肛門に向かって噴射され、効果的に肛門の洗浄を行うことできる。しかも、噴出口面312aを平面とし、噴出口312bを噴出口面312aに対して略垂直方向に貫通させたことにより、噴射方向の乱れを抑制して安定させることができ、洗浄効果を高めることができる。
なお、本実施の形態における衛生洗浄装置は、支持プレート320の右側に本体部200を配置する構成としたが、これに限るものではなく、支持プレート320の左側に本体部200を配置する構成としてもよい。また、本体部200を支持プレート320に設置する構成ではなく、本体部200を独立した構成とし、本体部200をトイレルームの床面または壁面などの任意の場所に設置する構成としてもよい。
また、本実施の形態における衛生洗浄装置は、給水路として銅の給水管330を使用したが、これに限るものではなく、他の材質による給水管でもよい。また別構成の給水路としては、給水管を使用せず、支持プレート320の上プレート322の下面にリブを形成し、リブと下プレート321を接合することによりトンネル状の流路を形成し、トンネル状の流路を給水路とする構成でもよい。
以上のように、本発明にかかる衛生洗浄装置は簡単な構成で市販のトイレ装置に洗浄機能を付加することが可能となるので、他の簡易型の水応用機器の用途にも適用できる。
100 衛生洗浄装置
200 本体部(洗浄装置本体)
210 洗浄水供給機構
300 洗浄部
310 洗浄ノズル
311 基体部(ノズル本体)
312 流路構成部(ノズル本体)
312a 噴出口面(傾斜面)
312b 噴出口
312c 送水流路
312e 噴出流路
313 先端閉塞部(ノズル本体)
314 給水管接続部(ノズル本体)
320 支持プレート
320a 前縁
330 給水管(給水路)
410 便器
420 便座

Claims (3)

  1. 洗浄水供給機構を備えた洗浄装置本体と、
    洗浄水を噴出する洗浄ノズルを備えた洗浄部と、
    前記洗浄装置本体で生成した洗浄水を前記洗浄ノズルに送給する給水路と、を含み、
    前記洗浄部は便器と便座の間に配置される略平板状の支持プレートと、
    前記支持プレートより略鉛直方向に垂下して設置された前記洗浄ノズルと、を備え、
    前記洗浄ノズルは、前記支持プレートの前縁より後退した位置に配置された、
    衛生洗浄装置。
  2. 前記洗浄ノズルは、略筒状のノズル本体を備え、
    前記ノズル本体の下端近傍に斜め上方の所定の角度に向けて設置された噴出口を備え、
    前記ノズル本体の内部には、略鉛直方向に設置された送水流路と、前記送水流路に連続して上方に向けて設置された噴出流路とを備え、
    前記噴出口は前記噴出流路の先端部に設置された、
    請求項1に記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記ノズル本体の下端近傍の外面に洗浄水の噴射対象に対向する傾斜面を備え、
    前記噴出口は前記傾斜面に垂直となる方向に設けられた、
    請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
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WO2022050193A1 (ja) * 2020-09-04 2022-03-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 便器装置および便座装置

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