JP2017177729A - 加飾シート及び加飾樹脂成形品の製造方法 - Google Patents
加飾シート及び加飾樹脂成形品の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017177729A JP2017177729A JP2016072318A JP2016072318A JP2017177729A JP 2017177729 A JP2017177729 A JP 2017177729A JP 2016072318 A JP2016072318 A JP 2016072318A JP 2016072318 A JP2016072318 A JP 2016072318A JP 2017177729 A JP2017177729 A JP 2017177729A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- layer
- meth
- surface layer
- acrylate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
Description
項1. 少なくとも、表面層と、前記表面層の表面の一部に形成された凹凸形成部を備えており、
前記凹凸形成部は、前記表面層の表面上において、外部に露出しており、
前記凹凸形成部は、前記表面層の表面から除去可能に形成されている、加飾シート。
項2. 前記表面層は、硬化性樹脂組成物の硬化物により形成されている、項1に記載の加飾シート。
項3. 前記表面層を形成する硬化性樹脂組成物が、シリコーン成分を10質量%以上含む、項2に記載の加飾シート。
項4. 前記凹凸形成部は、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物により形成されている、項1〜3のいずれかに記載の加飾シート。
項5. 前記凹凸形成部を形成する電離放射線硬化性樹脂組成物が、シリコーン成分を10質量%以上含む、項4に記載の加飾シート。
項6. 前記凹凸形成部が複数形成されており、複数の前記凹凸形成物のうち、少なくとも一部は互いに独立して形成されている、項1〜5のいずれかに記載の加飾シート。
項7. 前記凹凸形成部が複数形成されており、複数の前記凹凸形成物のうち、少なくとも一部は互いに連結して形成されている、項1〜5のいずれかに記載の加飾シート。
項8. 前記凹凸形成部の厚みが、1μm〜200μmである、項1〜7のいずれかに記載の加飾シート。
項9. 少なくとも、基材層と、前記表面層と、前記凹凸形成部をこの順に備える、項1〜8のいずれかに記載の加飾シート。
項10. 項1〜9のいずれかに記載の加飾シートを、真空成形して成形シートを得る工程と、
前記成形シートに対して、前記凹凸形成部とは反対側から、流動状態の樹脂を型内に射出し、固化させて、射出成形と同時に樹脂成形物の外表面に前記成形シートを一体化させて、成形シート付き樹脂成形品を得る工程と、
前記成形シート付き樹脂成形品の表面から、前記凹凸形成部を除去する工程と、
を備える、加飾樹脂成形品の製造方法。
本発明の加飾シートは、少なくとも、表面層と、当該表面層の表面の一部に形成された凹凸形成部を備えており、凹凸形成部が、表面層の表面上において、外部に露出しており、かつ、凹凸形成部が、表面層の表面から除去可能に形成されていることを特徴とする。本発明の加飾シートにおいては、このような構成を有していることにより、当該加飾シートを用いた加飾樹脂成形品の製造において、射出成形時に、凹凸形成部が金型に押し当てられる。そして、この際に加えられる熱と圧力により、凹凸形成部は、表面層側に埋没する。埋没した凹凸形成部は、射出成形後においても、外部に露出しているため、薬品や粘接着テープなどを用いて簡便に除去することができる。凹凸形成部が除去された後の表面層には、当該凹凸形成部が埋没したことよる凹凸形状が形成されている。当該凹凸形状は、表面層によって表現されているため、本発明の加飾シートを用いた加飾樹脂成形品には、自然な凹凸感の意匠を付与することができる。以下、本発明の加飾シートについて詳述する。
本発明の加飾シートは、少なくとも、表面層と、当該表面層の表面の一部に形成された凹凸形成部を備えている。例えば図1に示されるように、凹凸形成部2は、表面層1の表面の一部1aの上に設けられている。表面層1の表面上においては、凹凸形成部2が設けられた部分1aと、当該凹凸形成部2が設けられていない部分1bとによって、凹凸形状が形成されている。
[基材層3]
基材層3は、本発明の加飾シートにおいて支持体としての役割を果たす樹脂シート(樹脂フィルム)により形成されている。基材層3に使用される樹脂成分については、特に制限されず、三次元成形性や射出樹脂層との相性等に応じて適宜選定すればよいが、好ましくは、熱可塑性樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、具体的には、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(以下「ABS樹脂」と表記することもある);アクリロニトリル−スチレン−アクリル酸エステル樹脂;アクリル樹脂;ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂;ポリカーボネート樹脂;塩化ビニル系樹脂;ポリエチレンテレフタラート(PET)樹脂等が挙げられる。これらの中でも、ABS樹脂が三次元成形性の観点から好ましい。基材層3を形成する樹脂成分としては、1種類のみを用いてもよいし、2種類以上を混合して用いてもよい。また、基材層3は、これら樹脂の単層シートで形成されていてもよく、また同種又は異種樹脂による複層シートで形成されていてもよい。
表面層1は、後述の凹凸形成部2が表面層1に埋没した後、除去されることによって、加飾樹脂成形品の表面に凹凸形状を付与するために設けられる層である。本発明において、表面層1を形成する樹脂としては、射出成形時に凹凸形成部2が埋没し、その後に、凹凸形成部2を表面から除去できるものであれば、特に制限されず、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂などが挙げられるが、加飾樹脂成形品の表面の耐傷性を高めるとともに、凹凸形成部2を除去する際に表面層1に傷や変色、艶の変化が生じることを抑制する観点から、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂等の硬化性樹脂組成物の硬化物が好ましい。
表面層1の形成に使用される電離放射線硬化性樹脂とは、電離放射線を照射することにより、架橋、硬化する樹脂であり、具体的には、分子中に重合性不飽和結合又はエポキシ基を有するプレポリマー、オリゴマー、及び/又はモノマーを適宜混合したものが挙げられる。ここで電離放射線とは、電磁波又は荷電粒子線のうち、分子を重合あるいは架橋しうるエネルギー量子を有するものを意味し、通常紫外線(UV)又は電子線(EB)が用いられるが、その他、X線、γ線等の電磁波、α線、イオン線等の荷電粒子線も含むものである。電離放射線硬化性樹脂の中でも、電子線硬化性樹脂は、無溶剤化が可能であり、光重合用開始剤を必要とせず、安定な硬化特性が得られるため、表面層1の形成において好適に使用される。
ポリカーボネート(メタ)アクリレートは、ポリマー主鎖にカーボネート結合を有し、かつ末端あるいは側鎖に(メタ)アクリレートを有するものであれば、特に制限されない。また、当該(メタ)アクリレートは、架橋、硬化を良好にするという観点から、1分子当たりの官能基の数として、好ましくは2〜6個が挙げられる。ポリカーボネート(メタ)アクリレートは、末端あるいは側鎖に(メタ)アクリレートを2個以上有する多官能ポリカーボネート(メタ)アクリレートであることが好ましい。ポリカーボネート(メタ)アクリレートは、1種類単独で使用してもよいし、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
ウレタン(メタ)アクリレートは、ポリマー主鎖にウレタン結合を有し、かつ末端あるいは側鎖に(メタ)アクリレートを有するものであれば、特に制限されない。このようなウレタン(メタ)アクリレートは、例えば、ポリエーテルポリオールやポリエステルポリオールとポリイソシアネートの反応によって得られるポリウレタンオリゴマーを、(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。また、ウレタン(メタ)アクリレートは、架橋、硬化を良好にするという観点から、1分子当たりの官能基の数として、好ましくは2〜12個が挙げられる。ウレタン(メタ)アクリレートは、末端あるいは側鎖に(メタ)アクリレートを2個以上有する多官能ウレタン(メタ)アクリレートであることが好ましい。表面層1の形成に使用される電離放射線硬化性樹脂組成物に、上記のポリカーボネート(メタ)アクリレートに加えて、ウレタン(メタ)アクリレートをさらに含んでいてもよい。ウレタン(メタ)アクリレートは、1種類単独で使用してもよいし、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
凹凸形成部2は、本発明の加飾シートにおいて、表面層1の表面の一部に複数形成されている。また、凹凸形成部2は、表面層1の表面上において、外部に露出している。そして、凹凸形成部2が、表面層1の表面から除去可能に形成されている。前述の通り、本発明の加飾シートを用いた加飾樹脂成形品の製造において、射出成形時に、凹凸形成部が金型に押し当てられる。そして、この際に加えられる熱と圧力により、凹凸形成部は、表面層側に埋没する。埋没した凹凸形成部は、射出成形後においても、外部に露出しているため、有機溶剤などの薬品や粘接着テープなどを用いて簡便に除去することができる。凹凸形成部が除去された後の表面層1には、当該凹凸形成部が埋没したことよる凹凸形状が形成されている。よって、本発明の加飾シートを用いて、加飾樹脂成形品を製造することにより、簡便に、自然な凹凸感の意匠を加飾樹脂成形品の表面に付与することができる。
装飾層4は、加飾樹脂成形品に装飾性を与える層であり、基材層3と表面層1との間などに必要に応じて設けられる。装飾層4は、絵柄を形成していてもよく、ベタであってもよく、これらの組合せであってもよい。装飾層4は、例えば、種々の模様をインキと印刷機を使用して印刷することにより形成される。装飾層4によって形成される模様は、特に制限されず、例えば、木目模様、大理石模様(例えばトラバーチン大理石模様)等の岩石の表面を模した石目模様、布目や布状の模様を模した布地模様、タイル貼模様、煉瓦積模様など挙げられ、これらを複合した寄木、パッチワーク等の模様も挙げられる。これらの模様は、通常の黄色、赤色、青色、及び黒色のプロセスカラーによる多色印刷によって形成される他、模様を構成する個々の色の版を用意して行う特色による多色印刷等によっても形成される。
隠蔽層は、基材層3の色の変化やバラツキを抑制する目的で、基材層3と表面層1との間、装飾層4を設ける場合であれば基材層3と装飾層4との間などに、必要に応じて設けられる層である(図示を省略する)。
本発明の加飾シートは、表面層1の延伸部に微細な割れや白化を生じにくくすることなどを目的として、所望により、基材層3と表面層1との間、装飾層4を設ける場合には装飾層4と表面層1との間などに、プライマー層5を設けてもよい。
[接着層]
接着層は、加飾シートと成形樹脂との接着性や密着性を向上させることなどを目的として、基材層3の裏面に必要に応じて設けられる層である(図示を省略する)。接着層を形成する樹脂としては、加飾シートと成形樹脂との接着性や密着性を向上させることができるものであれば、特に制限されず、例えば、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂が用いられる。熱可塑性樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、アクリル変性ポリオレフィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、熱可塑性ウレタン樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ゴム系樹脂などが挙げられる。熱可塑性樹脂は、1種類単独で使用してもよいし、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。また、熱硬化性樹脂としては、例えば、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等挙げられる。熱硬化性樹脂は、1種類単独で使用してもよいし、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明においては、前述の本発明の加飾シートを用いて、好適に加飾樹脂成形品を製造することができる。具体的には、加飾樹脂成形品は、本発明の加飾シートに射出樹脂6(成形樹脂)を一体化して得られる成形シート付き樹脂成形品の表面から凹凸形成部2を除去することにより得られるものである。すなわち、図8に示されるように、加飾樹脂成形品は、少なくとも、樹脂の射出によって形成された成形樹脂層6と、表面層1を備えており、必要応じて、前述の基材層3、装飾層4、プライマー層5、隠蔽層、接着層などが積層された積層構造を有している。
本発明の加飾シートを、真空成形して成形シートを得る工程
前記成形シートに対して、前記凹凸形成部とは反対側から、流動状態の樹脂を型内に射出し、固化させて、射出成形と同時に樹脂成形物の外表面に前記成形シートを一体化させて、成形シート付き樹脂成形品を得る工程
前記成形シート付き樹脂成形品の表面から、前記凹凸形成部を除去する工程。
さらに具体的な各種製造方法について、以下に詳述する。
本発明の加飾シートを真空成形型により予め立体形状に成形する真空成形工程、
真空成形された加飾シートの余分な部分をトリミングして成形シートを得るトリミング工程、
成形シートを射出成形型に挿入し、射出成形型を型締めし、凹凸形成部2とは反対側から、流動状態の樹脂を型内に射出し、固化させて、射出成形と同時に樹脂成形物の外表面に前記成形シートを一体化させて、成形シート付き樹脂成形品を得る工程、及び、
成形シート付き樹脂成形品の表面から、前記凹凸形成部を除去する工程
本発明の加飾シートを、所定形状の成形面を有する可動金型の当該成形面に対し、加飾シートの基材層の表面が対面するように設置した後、当該加飾シートを加熱、軟化させると共に、可動金型側から真空吸引して、軟化した加飾シートを当該可動金型の成形面に沿って密着させることにより、加飾シートを予備成形する予備成形工程、
成形面に沿って密着された加飾シートを有する可動金型と固定金型とを型締めした後、両金型で形成されるキャビティ内に、流動状態の樹脂を射出、充填して固化させることにより成形シート付き樹脂成形品を形成し、樹脂成形体と加飾シートを積層一体化させて、成形シート付き樹脂成形品を得る一体化工程、
可動金型を固定金型から離間させて、成形シート付き樹脂成形品を取り出す取出工程、及び
成形シート付き樹脂成形品の表面から、凹凸形成部を除去する工程。
これらの熱硬化性樹脂は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
(凹凸形成部を形成する前の加飾シートの作製)
基材としてのABS樹脂フィルム(厚さ:400μm)上に、塩化ビニル−酢酸ビニル−アクリル系共重合体樹脂を含むインキを用いて、グラビア印刷により装飾層(厚み5μm)を形成した。次に装飾層の上に、プライマー組成物を用いてグラビア印刷によりプライマー層(厚み3μm)を設けた。なお、プライマー組成物は、アクリルポリオール樹脂(重量平均分子量8000)89.9質量部、ポリウレタン樹脂(重量平均分子量6000)10.1質量部、ヘキサメチレンジイソシアネート7質量部を含む組成物である。次に、表1の電離放射線硬化性樹脂Aまたは電離放射線硬化性樹脂Bを、樹脂組成物の硬化後の厚みが10μmとなるようにバーコートにより塗工し、未硬化の電子線硬化性樹脂からなる表面層を形成した。次に、未硬化の表面層に対して、加速電圧165kV、照射線量50kGy(5Mrad)の電子線を照射して、電子線硬化性樹脂を硬化させ、基材層/装飾層/プライマー層/表面層がこの順に積層された、凹凸形成部を形成する前の加飾シートを得た。次に、表面層上に、表1に記載の紫外線硬化性樹脂aまたは紫外線硬化性樹脂bを用いて直径2mmのドット(面積約3mm2)を塗布厚30μmとなるようにスクリーン印刷により印刷し、複数の未硬化の凹凸形成部を作製した。次に、未硬化の凹凸形成部に対して、積算光量600mJ/cm2の紫外線を照射し、紫外線硬化性樹脂aまたは紫外線硬化性樹脂bを硬化させて、基材層/装飾層/プライマー層/表面層/凹凸形成部がこの順に積層された、加飾シートを得た。
実施例1と同様にしてABS樹脂フィルム上に装飾層を設けた。次に、装飾層上に、表1に記載の硬化性樹脂Iを用いてグラビア印刷により表面層(厚み4μm)を設けた。次に、紫外線硬化性樹脂aまたは紫外線硬化性樹脂bを用い、実施例2と同様にして凹凸形成部を作製し、基材層/装飾層/表面層/凹凸形成部がこの順に積層された、加飾シートを得た。
上記で得られた各加飾シートを、それぞれ、180℃に加熱し、延伸倍率が100〜300%となる部分を有する真空成形型を用いて真空成形(予備成形)を行い、成形シートを得た。次に、得られた成形シートを射出成形型に挿入し、射出成形型を型締めし、ABS樹脂フィルム側から流動状態のABS樹脂を型内に射出し、そのまま冷却して固化させることにより、成形シート付き樹脂成形品を得た。射出成形時の射出樹脂の温度は、260℃とした。
次に、各成形シート付き樹脂成形品の表面から、凹凸形成部を表1に記載の方法により除去し、加飾樹脂成形品を得た。
上記加飾樹脂成形品の製造時における、各成形シート付き樹脂成形品の表面からの凹凸形成部の剥離性を、凹凸形成部を剥離可能であったか否かで評価した。結果を表1に示す。
得られた加飾樹脂成形品の意匠性を評価した。実施例1〜3の加飾樹脂成形品では、凹凸形成部が設けられていた領域が凹部となることにより、表面に凹凸形状を有し、視覚的にも触覚的にも凹凸感のある意匠が形成された(意匠性良好)。他方、比較例1及び2では凹凸形成部が除去されずに加飾樹脂成形品の表面に残り、目的とする意匠が得られなかった(意匠性不良)。
(電離放射線硬化性樹脂A)
2官能ポリカーボネートアクリレート(重量平均分子量:1万)58質量%
2官能ポリカーボネートアクリレート(重量平均分子量:2万)29質量%
2官能シリコーン変性ウレタンアクリレート(重量平均分子量:1千)3質量%
シリコーンオイル10質量%
2官能ポリカーボネートアクリレート(重量平均分子量:1万) 67質量%
2官能ポリカーボネートアクリレート(重量平均分子量:2万) 33質量%
アクリルポリオール90質量%
イソシアネート10質量%
ウレタン系アクリレートオリゴマー(重量平均分子量約2000)20質量%
2官能性アクリレートモノマー60質量%
感光性化合物5質量%
光重合開始剤5質量%
フィラー及び顔料10質量%
ウレタン系アクリレートオリゴマー(重量平均分子量約2000)18質量%
2官能性アクリレートモノマー55質量%
感光性化合物4質量%
光重合開始剤4質量%
フィラー及び顔料9質量%
シリコーンオイル10質量%
2…凹凸形成部
3…基材層
4…装飾層
5…プライマー層
6…成形樹脂層
Claims (10)
- 少なくとも、表面層と、前記表面層の表面の一部に形成された凹凸形成部を備えており、
前記凹凸形成部は、前記表面層の表面上において、外部に露出しており、
前記凹凸形成部は、前記表面層の表面から除去可能に形成されている、加飾シート。 - 前記表面層は、硬化性樹脂組成物の硬化物により形成されている、請求項1に記載の加飾シート。
- 前記表面層を形成する硬化性樹脂組成物が、シリコーン成分を10質量%以上含む、請求項2に記載の加飾シート。
- 前記凹凸形成部は、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物により形成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の加飾シート。
- 前記凹凸形成部を形成する電離放射線硬化性樹脂組成物が、シリコーン成分を10質量%以上含む、請求項4に記載の加飾シート。
- 前記凹凸形成部が複数形成されており、複数の前記凹凸形成物のうち、少なくとも一部は互いに独立して形成されている、請求項1〜5のいずれかに記載の加飾シート。
- 前記凹凸形成部が複数形成されており、複数の前記凹凸形成物のうち、少なくとも一部は互いに連結して形成されている、請求項1〜5のいずれかに記載の加飾シート。
- 前記凹凸形成部の厚みが、1μm〜200μmである、請求項1〜7のいずれかに記載の加飾シート。
- 少なくとも、基材層と、前記表面層と、前記凹凸形成部をこの順に備える、請求項1〜8のいずれかに記載の加飾シート。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の加飾シートを、真空成形して成形シートを得る工程と、
前記成形シートに対して、前記凹凸形成部とは反対側から、流動状態の樹脂を型内に射出し、固化させて、射出成形と同時に樹脂成形物の外表面に前記成形シートを一体化させて、成形シート付き樹脂成形品を得る工程と、
前記成形シート付き樹脂成形品の表面から、前記凹凸形成部を除去する工程と、
を備える、加飾樹脂成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016072318A JP6690366B2 (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 加飾シート及び加飾樹脂成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016072318A JP6690366B2 (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 加飾シート及び加飾樹脂成形品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017177729A true JP2017177729A (ja) | 2017-10-05 |
JP6690366B2 JP6690366B2 (ja) | 2020-04-28 |
Family
ID=60008156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016072318A Active JP6690366B2 (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 加飾シート及び加飾樹脂成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6690366B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020029087A (ja) * | 2018-08-21 | 2020-02-27 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シートの製造方法、加飾シート、表示装置 |
WO2020040188A1 (ja) * | 2018-08-21 | 2020-02-27 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シートの製造方法、加飾シート、表示装置 |
US11345125B2 (en) * | 2018-02-23 | 2022-05-31 | Toppan Printing Co., Ltd. | Decorative sheet, decorative material, and method for producing decorative material |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0248935A (ja) * | 1988-05-24 | 1990-02-19 | Royal Kogyo Kk | 転写フィルムおよびその製造方法 |
JPH10130869A (ja) * | 1996-10-25 | 1998-05-19 | Morifuji Giken Kogyo Kk | 金属化粧板及びその製造方法 |
JP2001341273A (ja) * | 2000-05-31 | 2001-12-11 | Dainippon Ink & Chem Inc | 化粧シート |
JP2006175716A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Otomo Seisakusho:Kk | 絵柄を有する成形品の凸凹形成法 |
JP2006239967A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Nissha Printing Co Ltd | 転写シート |
JP2009521552A (ja) * | 2005-12-21 | 2009-06-04 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 超疎水性コーティングの調製方法 |
JP2015091637A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-05-14 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 |
-
2016
- 2016-03-31 JP JP2016072318A patent/JP6690366B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0248935A (ja) * | 1988-05-24 | 1990-02-19 | Royal Kogyo Kk | 転写フィルムおよびその製造方法 |
JPH10130869A (ja) * | 1996-10-25 | 1998-05-19 | Morifuji Giken Kogyo Kk | 金属化粧板及びその製造方法 |
JP2001341273A (ja) * | 2000-05-31 | 2001-12-11 | Dainippon Ink & Chem Inc | 化粧シート |
JP2006175716A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Otomo Seisakusho:Kk | 絵柄を有する成形品の凸凹形成法 |
JP2006239967A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Nissha Printing Co Ltd | 転写シート |
JP2009521552A (ja) * | 2005-12-21 | 2009-06-04 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 超疎水性コーティングの調製方法 |
JP2015091637A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-05-14 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11345125B2 (en) * | 2018-02-23 | 2022-05-31 | Toppan Printing Co., Ltd. | Decorative sheet, decorative material, and method for producing decorative material |
JP2020029087A (ja) * | 2018-08-21 | 2020-02-27 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シートの製造方法、加飾シート、表示装置 |
WO2020040188A1 (ja) * | 2018-08-21 | 2020-02-27 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シートの製造方法、加飾シート、表示装置 |
JP7279509B2 (ja) | 2018-08-21 | 2023-05-23 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シートの製造方法、加飾シート、表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6690366B2 (ja) | 2020-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6477480B2 (ja) | 加飾シート、加飾樹脂成形品、及び加飾樹脂成形品の製造方法 | |
WO2016159119A1 (ja) | 加飾シート | |
JP6398261B2 (ja) | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 | |
JP6561591B2 (ja) | 加飾シート | |
JP7210981B2 (ja) | 積層体及び加飾物品 | |
JP6657599B2 (ja) | 加飾シート | |
JP6232884B2 (ja) | 加飾シート | |
JP6398260B2 (ja) | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 | |
JP2018058218A (ja) | 加飾シート | |
JP6728569B2 (ja) | 転写シート及びこれを用いた加飾樹脂成形品 | |
JP6255846B2 (ja) | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 | |
JP7312524B2 (ja) | 加飾シート、その製造方法、加飾シート原反、及び加飾樹脂成形品 | |
JP2017177728A (ja) | 加飾シート及び加飾樹脂成形品の製造方法 | |
JP7135268B2 (ja) | 加飾シート | |
JP6690366B2 (ja) | 加飾シート及び加飾樹脂成形品の製造方法 | |
JP6972527B2 (ja) | 加飾シート、加飾樹脂成形品、及びこれらの製造方法 | |
JP6724468B2 (ja) | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 | |
JP7172365B2 (ja) | 加飾シート、加飾樹脂成形品、及びこれらの製造方法 | |
JP7215045B2 (ja) | 積層体及び加飾物品 | |
WO2015046549A1 (ja) | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 | |
JP6551469B2 (ja) | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 | |
JP6221571B2 (ja) | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 | |
JP6379580B2 (ja) | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 | |
JP2020049771A (ja) | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 | |
JP7115659B2 (ja) | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191021 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191029 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200310 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200323 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6690366 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |