JP7215045B2 - 積層体及び加飾物品 - Google Patents

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Description

本発明は、積層体及び加飾物品に関する。
従来、車両内外装部品、建材内装材、家電筐体等には、樹脂成形品の表面に加飾シートを積層させた加飾樹脂成形品が使用されている。このような加飾樹脂成形品の製造においては、予め意匠が付与された加飾シートを、射出成形によって樹脂と一体化させる成形法などが用いられている。かかる成形法の代表的な例としては、加飾シートを真空成形型により予め立体形状に成形しておき、当該加飾シートを射出成形型に挿入し、流動状態の樹脂を型内に射出することにより樹脂と加飾シートとを一体化するインサート成形法などが挙げられる。
このような成形方法により得られる加飾樹脂成形品は、上記したように車両内外装部品などの各種用途で使用されるため、三次元成形に追従しうる三次元成形性や、表面の耐傷付き性などの表面特性の他、近年の消費者の嗜好の多様化に伴い、多様な意匠感が求められるようになっている。例えば、樹脂成形品に対して、模様の特定の部分に合わせて艶消しや凹凸を付与することによる質感の付与を行うなどの開発が進められてきた(例えば、特許文献1)。また、多様な意匠感を有するものとして、変化する意匠面を備えた合成樹脂成形部品が提案されている(例えば、特許文献2)。
さらに、加飾シートの観察者側とは反対側に光源が配置され、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現する加飾シートも提案されている(例えば、特許文献3)。
特開2009-132145号公報 特開2010-125817号公報 特開2013-14051号公報
前記のように、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現する加飾シートが知られている。このような加飾シートにおいては、光源の消灯時には、光源の点灯時に発現する意匠は視認されず、光源の点灯時のみ当該意匠が視認されることが望ましい。
しかしながら、従来の加飾シートにおいては、光源の消灯時にも、光源の点灯時に発現する意匠が視認される不具合を生じる場合がある。特に、2層の意匠層を配して光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現する加飾シートにおいて、観察者側に全面単色の意匠層が設けられ、光源側にパターン状の意匠層が設けられている場合には、光源側の意匠層の意匠が、消灯時にも観察者側から視認されやすく、このような不具合を生じやすいという問題がある。
また、真空成形型により加飾シートを予め立体形状に成形する予備成形や、射出成形によって樹脂と一体化させる工程などにおいては、加飾シートに高い熱と圧力が加えられるため、成形前にはこのような不具合が生じなかった場合にも、成形後には不具合が生じる場合がある。
本発明は、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現する積層体を提供することを主な目的とする。さらに、本発明は、当該積層体を利用した加飾物品を提供することも目的とする。
本発明者らは、上記のような課題を解決すべく鋭意検討を行った。その結果、観察者側に配置される第1主面と、光源側に配置される第2主面とを備え、第2主面側から順に、少なくとも、透明基材層と、第1意匠層と、第2意匠層とを備える積層シートにおいて、透明基材層よりも第1主面側に位置する少なくとも1層に、凹凸形状を設けることにより、前記の不具合が生じ難く、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現することを見出した。
本発明は、これらの知見に基づいて、さらに検討を重ねることにより完成された発明である。
すなわち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. 観察者側に配置される第1主面と、光源側に配置される第2主面とを備え、
前記第2主面側から順に、少なくとも、透明基材層と、第1意匠層と、第2意匠層とを備える、積層体であって、
前記透明基材層よりも第1主面側に位置する少なくとも1層に、凹凸形状が設けられている、積層体。
項2. 前記第2意匠層が、前記凹凸形状を有している、項1に記載の積層体。
項3. 前記第1意匠層は、パターン状の意匠を有しており、
前記第2意匠層は、全面単色の意匠を有している、項1又は2に記載の積層体。
項4. 前記第1主面側の最表面に表面保護層を有している、項1~3のいずれか1項に記載の積層体。
項5. 前記凹凸形状は、前記第2意匠層側から前記透明基材層に至るように設けられている、項1~4のいずれか1項に記載の積層体。
項6. 前記積層体の前記第1主面側の最表面に、凹凸形状を有している、項1~5のいずれか1項に記載の積層体。
項7. 前記積層体が、シート状である、項1~6のいずれか1項に記載の積層体。
項8. 前記第1意匠層の前記第2主面側に、透明な成形樹脂層をさらに備えている、項1~7のいずれか1項に記載の積層体。
項9. 項1~8のいずれか1項に記載の積層体と、
前記積層体の第2主面側に配置された光源と、
を備える、加飾物品。
本発明によれば、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現する積層体を提供することができる。さらに、本発明によれば、当該積層体を利用した加飾物品を提供することもできる。
本発明の積層体の一例の模式的断面図である。 本発明の積層体の一例の模式的断面図である。 本発明の積層体の一例の模式的断面図である。 本発明の積層体の一例の模式的断面図である。 本発明の積層体の一例の模式的断面図である。 本発明の積層体の一例の模式的断面図である。 本発明の積層体を利用した加飾物品の一例の模式的断面図である。
1.積層体
本発明の積層体は、観察者側に配置される第1主面と、光源側に配置される第2主面とを備え、第2主面側から順に、少なくとも、透明基材層と、第1意匠層と、第2意匠層とを備える、積層体であって、透明基材層よりも第1主面側に位置する少なくとも1層に、凹凸形状が設けられていることを特徴とする。本発明の積層体は、このような構成を備えていることにより、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現することができる。
本発明の積層体は、車両内外装部品、建材内装材、家電筐体等の樹脂成形品の表面の加飾に好適に使用することができる。従って、本発明の積層体は、三次元成形用加飾シートとして好適に使用することができる。特に、本発明の積層体がシート状である場合には、三次元成形用加飾シートとして成形し、後述の成形樹脂層4と積層して好適に加飾樹脂成形品とすることもできる。
以下、本発明の積層体について、図1から図7を参照しながら詳述する。なお、本明細書において、「以上」、「以下」と明記している箇所を除き、「~」で示される数値範囲は「以上」、「以下」を意味する。例えば、2~15mmとの表記は、2mm以上15mm以下を意味する。また、本明細書において、「(メタ)アクリレート」は、「アクリレートまたはメタクリレート」を意味し、他の類似するものも同様の意である。
積層体の積層構造
本発明の積層体10は、例えば、図1~図7に示されるように、観察者側に配置される第1主面11と、光源側に配置される第2主面12を備えている。具体的には、本発明の積層体10が、車両内外装部品、建材内装材、家電筐体等の各種用途に用いられる際には、第1主面11が観察者側に配置され、第2主面12が光源側に配置される。
本発明の積層体10は、第2主面12側から順に、少なくとも、透明基材層1と、第1意匠層21と、第2意匠層22とを備える積層体からなる。また、本発明の積層体10において、透明基材層1よりも第1主面11側に位置する少なくとも1層に、凹凸形状が設けられている。
図1~図7に示すように、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現し、消灯時においては、第2意匠層22に基づく意匠が視認され、第1意匠層21に基づく意匠については視認され難くする観点から、少なくとも、第2意匠層22が、凹凸形状を有していることが好ましい。凹凸形状を有する第2意匠層22によって光が散乱されるため、消灯時において第1意匠層21に基づく意匠が視認され難くなる。
第2意匠層22が凹凸形状を有する場合、当該凹凸形状は、図1に示すように第1主面11側に設けられていてもよいし、図2に示すように第2主面12側に設けられていてもよいし、図3~図7に示すように、第1主面11側と第2主面12側の両方に設けられていてもよい。また、図1又は図3に示すように、本発明の積層体10の第1主面側の最表面に凹凸形状が設けられていてもよい。
また、本発明の積層体10においては、第1意匠層21が凹凸形状を有していてもよい。第1意匠層21が凹凸形状を有する場合、当該凹凸形状は、図2~図7に示すように、少なくとも第1主面11側に設けられていることが好ましい。また、当該凹凸形状は、図4~図7に示すように、第1主面11側と第2主面12側の両方に設けられていることも好ましい。第1意匠層21の凹凸形状は、例えば、第2意匠層22の凹凸形状に対応している。
さらに、本発明の積層体10においては、透明基材層1が凹凸形状を有していてもよい。透明基材層1が凹凸形状を有する場合、当該凹凸形状は、図5~図7に示すように、第1主面11側に設けられていることが好ましい。透明基材層1の凹凸形状は、例えば、第1意匠層21の凹凸形状、さらには第2意匠層22の凹凸形状に対応している。すなわち、本発明の積層体10においては、第2意匠層22の凹凸形状が、第2意匠層22側から透明基材層1に至るように設けることができる。
本発明の積層体10において、各層の凹凸形状は、例えば後述のようにエンボス加工などによって設けることができる。
例えば図3から図7に示されるように、本発明の積層体10においては、表面の耐傷性、耐薬品性などの表面保護性能を付与することなどを目的として、第2意匠層22の上(第1主面11側)に、表面保護層3を設けてもよい。また、表面保護層3とその下に位置する層(第2意匠層22など)との密着性を高めることなどを目的として、必要に応じて、プライマー層(図示を省略する)を設けてもよい。さらに、例えば図6に示すように、透明基材層1の第2主面12側に成形樹脂層4を積層する場合には、本発明の積層体10と成形樹脂層4との密着性を高めることを目的として、透明基材層1の第2主面12側(透明基材層1の裏面側)には、必要に応じて、裏面接着層(図示を省略する)を設けてもよい。
本発明の積層体には、積層体または加飾物品に付与する機能に応じて、その他の層をさらに1層以上積層してもよい。
本発明の積層体の積層構造として、透明基材層/第1意匠層/第2意匠層がこの順に積層された積層構造;透明基材層/第1意匠層/第2意匠層/表面保護層がこの順に積層された積層構造;成形樹脂層/透明基材層/第1意匠層/第2意匠層/表面保護層がこの順に積層された積層構造;成形樹脂層/透明基材層/第1意匠層/第2意匠層/プライマー層/表面保護層がこの順に積層された積層構造;成形樹脂層/裏面接着層/透明基材層/第1意匠層/第2意匠層/プライマー層/表面保護層がこの順に積層された積層構造などが挙げられる。図1から図3に、本発明の積層体の積層構造の一態様として、透明基材層/第1意匠層/第2意匠層がこの順に積層された積層体の一例の略図的断面図を示す。図4,5に、本発明の積層体の積層構造の一態様として、透明基材層/第1意匠層/第2意匠層/表面保護層がこの順に積層された積層体の一例の略図的断面図を示す。図6に、本発明の積層体の積層構造の一態様として、成形樹脂層/透明基材層/第1意匠層/第2意匠層/表面保護層がこの順に積層された積層体の一例の略図的断面図を示す。
積層体を形成する各層
[透明基材層1]
透明基材層1は、積層体10に剛性を付与して形状を保持するために設けられる層である。また、積層体10がシート状である場合には、インサート成形法などによる真空成形(三次元成形)などに適した積層体とするために設けられる。
透明基材層1は、図7に示すように、第2主面12側に光源30が配置された場合に、光源からの光を透過できる程度に透明(本発明において、透明には、半透明も含まれる)である。すなわち、透明基材層1は、通常、透明(無色透明、着色透明、半透明)であり、本発明の積層体10を第1主面11側から観察した場合に、点灯時に第1意匠層21に基づく意匠が視認できる限りにおいて、着色されていてもよい。例えば、透明基材層1は、シリカなどの艶消し剤や着色剤等を含んでいてもよい。着色剤としては、後述の第1意匠層21で例示した着色剤を使用することができる。また、透明基材層1には、色彩を整えるための塗装、デザイン性を付与するための模様の形成などがなされていてもよい。
前記の通り、透明基材層1は、凹凸形状を有していてもよい。透明基材層1が凹凸形状を有する場合、当該凹凸形状は、図5~図7に示すように、第1主面11側に設けられていることが好ましい。透明基材層1の凹凸形状は、例えば、後述の第1意匠層21の凹凸形状、さらには第2意匠層22の凹凸形状に対応している。すなわち、本発明の積層体10においては、凹凸形状が、第2意匠層22側から透明基材層1に至るように設けることができる。
透明基材層1は、積層体10を三次元成形に適したものとしつつ、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を好適に発現する観点から、透明樹脂、紙質基材などにより構成することができる。透明樹脂は、透明な熱可塑性樹脂により形成されていることが好ましい。透明な熱可塑性樹脂としては、特に制限されないが、透明なアクリロニトリル-ブタジエン-スチレン樹脂(以下「ABS樹脂」と表記することもある)、アクリル樹脂;ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂;ポリカーボネート樹脂;塩化ビニル系樹脂;ポリエチレンテレフタラート(PET)樹脂、;アクリロニトリル-スチレン-アクリル酸エステル樹脂等が挙げられる。これらの中でも、透明基材層1は、透明なABS樹脂により形成されていることが好ましい。透明基材層1を形成している樹脂は、1種類であってもよいし、2種類以上であってもよい。
透明基材層1の厚みとしては、特に制限されないが、積層体10を三次元成形に適したものとしつつ、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を好適に発現する観点から、下限については、好ましくは50μm以上、より好ましくは100μm以上が挙げられ、上限については、好ましくは1000μm以下、より好ましくは500μm以下が挙げられ、好ましい範囲としては、50~1000μm程度、100~500μm程度が挙げられる。より具体的には、透明基材層1として、透明なABS樹脂を用いる場合であれば、より好ましくは100~500μm程度さらに好ましくは、200~400μmが挙げられる。なお、透明基材層1が凹凸形状を有する場合、透明基材層1の厚みは、凹凸形状の凸部の位置における厚みである。
透明基材層1は、隣接する層との密着性を向上させるために、必要に応じて、片面又は両面に酸化法や凹凸化法等の物理的又は化学的表面処理が施されていてもよい。透明基材層1の表面処理として行われる酸化法としては、例えば、コロナ放電処理、プラズマ処理、クロム酸化処理、火炎処理、熱風処理、オゾン紫外線処理法等が挙げられる。また、透明基材層1の表面処理として行われる凹凸化法としては、例えばサンドブラスト法、溶剤処理法等が挙げられる。これらの表面処理は、透明基材層1を構成する樹脂の種類に応じて適宜選択されるが、効果及び操作性等の観点から、好ましくはコロナ放電処理法が挙げられる。
[第1意匠層21]
第1意匠層21は、積層体10に装飾性を付与することなどを目的として、透明基材層1の上に設けられる層である。第1意匠層21の意匠は、第2主面12側の光源の点灯時において、第1主面11側から視認される意匠であり、光源の消灯時には、第1意匠層21の意匠は、第1主面11側から視認され難く、第2意匠層22の意匠が視認される。
第1意匠層21は、例えば、インキ組成物を用いて所望の絵柄を形成した層とすることができる。例えば、第1意匠層21がパターン状の意匠を有しており、かつ、後述の第2意匠層22が全面単色の意匠を有する場合、光源の消灯時には、第2意匠層22の全面単色の意匠が視認されて、第1意匠層21の意匠は視認されず、光源を点灯した時に、第1意匠層21のパターン状の意匠(例えば、記号や文字情報などの後述の絵柄)が視認されるように構成することが可能となる。
なお、第1意匠層21は、透明基材層1の上に部分的に設けられていてもよいし、全面に設けられていてもよい。
第1意匠層21は、例えば、第1意匠層形成用のインキを、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷等の従来公知の印刷方法で透明基材層1に印刷することにより形成することができる。第1意匠層21の形成に用いられるインキ組成物としては、バインダーに、顔料、染料等の着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤等を適宜混合したものが使用される。
インキ組成物に使用されるバインダーとしては、特に制限されないが、例えば、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル/アクリル共重合体樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂、ニトロセルロース樹脂、酢酸セルロース樹脂等が挙げられる。これらのバインダーは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
インキ組成物に使用される着色剤としては、特に制限されないが、例えば、カーボンブラック(墨)、鉄黒、チタン白、アンチモン白、黄鉛、チタン黄、弁柄、カドミウム赤、群青、コバルトブルー等の無機顔料;キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー等の有機顔料又は染料;アルミニウム、真鍮等の鱗片状箔片からなる金属顔料;二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の鱗片状箔片からなる真珠光沢(パール)顔料等が挙げられる。
第1意匠層21によって形成される絵柄についても、特に制限されないが、例えば、記号や文字情報、さらには、木目模様、大理石模様(例えばトラバーチン大理石模様)等の岩石の表面を模した石目模様、布目や布状の模様を模した布地模様、タイル貼模様、煉瓦積模様等が挙げられ、これらを複合した寄木、パッチワーク等の模様であってもよく、あるいは単色無地(いわゆる全面ベタ)であってもよい。これらの絵柄は、通常の黄色、赤色、青色、及び黒色のプロセスカラーによる多色印刷によって形成されるが、模様を構成する個々の色の版を用意して行う特色による多色印刷等によっても形成することができる。
また、第1意匠層21は、金属薄膜により構成された部分を含んでいてもよい。金属薄膜を形成する金属としては、例えば、スズ、インジウム、クロム、アルミニウム、ニッケル、銅、銀、金、白金、亜鉛、及びこれらのうち少なくとも1種を含む合金などが挙げられる。金属薄膜の形成方法は特に制限されず、例えば上記の金属を用いた、真空蒸着法などの蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などが挙げられる。また、隣接する層との密着性を向上させるため、金属薄膜の表面や裏面には公知の樹脂を用いたプライマー層を設けてもよい。
また、前記の通り、第1意匠層21は、凹凸形状を有していてもよい。第1意匠層21が凹凸形状を有する場合、当該凹凸形状は、図2~図7に示すように、少なくとも第1主面11側に設けられていることが好ましい。また、当該凹凸形状は、図4~図7に示すように、第1主面11側と第2主面12側の両方に設けられていることも好ましい。第1意匠層21の凹凸形状は、例えば、後述の第2意匠層22の凹凸形状に対応している。
第1意匠層21の厚みは、特に制限されないが、下限については、好ましくは1μm以上が挙げられ、上限については、好ましくは30μm以下、より好ましくは20μm以下が挙げられ、好ましい範囲としては、1~30μm程度、1~20μm程度が挙げられる。なお、第1意匠層21が凹凸形状を有する場合、第1意匠層21の厚みは、凹凸形状の凸部の位置における厚みである。
[第2意匠層22]
第2意匠層22は、積層体に装飾性を付与することなどを目的として、透明基材層1及び第1意匠層21の上に設けられる層である。第2意匠層22の意匠は、第2主面12側の光源の消灯時において、第1主面11側から視認される意匠であり、光源の点灯時には、第1意匠層21の意匠が、第2意匠層22を通して視認される。
光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現し、消灯時においては、第2意匠層22に基づく意匠が視認され、第1意匠層21に基づく意匠については視認され難くする観点から、前述の通り、少なくとも、第2意匠層22が、凹凸形状を有していることが好ましい。凹凸形状を有する第2意匠層22によって光が散乱されるため、消灯時において第1意匠層21に基づく意匠が視認され難くなる。
第2意匠層22が凹凸形状を有する場合、当該凹凸形状は、図1に示すように第1主面11側に設けられていてもよいし、図2に示すように第2主面12側に設けられていてもよいし、図3~図7に示すように、第1主面11側と第2主面12側の両方に設けられていてもよい。
光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現し、消灯時においては、第2意匠層22に基づく意匠が視認され、第1意匠層21に基づく意匠については視認され難くする観点から、第2意匠層22の凹凸形状の凹部の深さDは、好ましくは5~100μm程度、より好ましくは8~80μmが挙げられる。凹部の深さは、例えば、顕微鏡による断面観察により測定することができる。当該凹部の深さDは、図1に示されるように、第1主面11側における第2意匠層22の凹部から凸部の高さとする。凹部の深さDは、第2意匠層22の厚みなどに応じて、適宜調整する。
また、同様の観点から、第2意匠層22の凹凸形状の凹部の幅Wは、好ましくは50~500μm程度、より好ましくは300~500μm程度が挙げられる。凹部の幅Wは、例えば、顕微鏡による断面観察により測定することができる。当該凹部の幅Wは、図1に示されるように、第1主面11側における第2意匠層22の隣接する凸部間の距離とする。
第2意匠層22の当該凹凸形状は、例えば、エンボス加工を施すことにより、好適に形成することができる。例えば、第1主面11側に凹凸形状を設ける場合であれば、少なくとも、透明基材層1、第1意匠層21、及び第2意匠層22が積層された積層体を準備し、第1主面11側からエンボス加工を施すことによって、第2意匠層22の第1主面11側に凹凸形状を形成することができる。このとき、エンボス加工によって形成される凹部の深さを調整することにより、一度のエンボス加工によって、第1意匠層21や透明基材層1に凹凸形状を形成することもできる。また、透明基材層1及び第1意匠層21の積層体を準備し、第1意匠層21側からエンボス加工を施して第1意匠層21に凹凸形状を形成し、この上に第2意匠層22を積層することにより、第2主面12側に凹凸形状を有する第2意匠層22を形成することもできる。
エンボス加工は、公知の方法であり、例えば加熱軟化させた層をエンボス版で加圧して、エンボス版に形成された凹凸模様を積層体の表面に賦形し、冷却し、固定する方法である。エンボス加工には、公知の枚葉式又は輪転式のエンボス機を用いることができる。
表面保護層3やプライマー層などの他の層を有する場合にも、例えば、これらの層を透明基材層1の上に積層した積層体に、エンボス加工を施して凹凸形状を形成することにより、これらの層についても、凹凸形状を形成することができる。
第2意匠層22は、例えば、インキ組成物を用いて所望の絵柄を形成した層とすることができる。前述の通り、例えば、第2意匠層22が全面単色の意匠を有しており、かつ、第1意匠層21がパターン状の意匠を有する場合、光源の消灯時には、第2意匠層22の全面単色の意匠が視認されて、第1意匠層21の意匠は視認されず、光源を点灯した時に、第1意匠層21のパターン状の意匠(例えば、記号や文字情報などの前述の絵柄)が視認されるように構成することが可能となる。
なお、第2意匠層22は、透明基材層1の上に部分的に設けられていてもよいし、全面に設けられていてもよいが、全面に設けられていることが好ましい。
第2意匠層22は、第1意匠層21と同様、例えば、第2意匠層形成用のインキを、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷等の従来公知の印刷方法で、第1意匠層21の上に印刷することにより形成することができる。第2意匠層22の形成に用いられるインキ組成物としては、バインダー、着色剤等を含めて、第1意匠層21で例示したものと同じものが例示される。
第2意匠層22によって形成される絵柄についても、第1意匠層21で例示したものと同じものが例示されるが、第2意匠層22については、前述の通り、全面単色の意匠を有していることが好ましい。
また、第2意匠層22は、金属薄膜により構成された部分を含んでいてもよい。金属薄膜を形成する金属や形成方法などについては、第1意匠層21で例示したものと同じものが例示される。
第2意匠層22の厚みは、特に制限されないが、下限については、好ましくは1μm以上が挙げられ、上限については、好ましくは20μm以下、より好ましくは10μm以下が挙げられ、好ましい範囲としては、1~20μm程度、1~10μm程度が挙げられる。なお、第2意匠層22が凹凸形状を有する場合、第2意匠層22の厚みは、凹凸形状の凸部の位置における厚みである。
[表面保護層3]
表面保護層3は、積層体10の表面を保護するために、必要に応じて設けられる層である。前記のとおり、積層体10が表面保護層3を有する場合にも、表面保護層3などを透明基材層1の上に積層した積層体に、エンボス加工を施して凹凸形状を形成することにより、表面保護層3に凹凸形状を形成することができる。よって、図4~7の模式図に示すように、表面保護層3は、凹凸形状を有していてもよい。当該凹凸形状は、第1の主面11側に設けられていてもよいし、第2の主面12側に設けられていてもよいし、第1の主面11側及び第2の主面12側の両面に設けられていてもよい。
本発明の積層体10において、表面保護層3は、第1主面11側の全面に設けられていてもよいし、部分的に設けられていてもよい。ただし、積層体10の表面を好適に保護する観点からは、表面保護層3は、第1主面11側の全面に設けられていることが好ましい。
また、表面保護層3は、通常、透明(無色透明、着色透明、半透明)であるが、本発明の積層体10を第1主面11側から観察した場合に、光源の点灯時に第1意匠層21の意匠が視認できる限りにおいて、着色されていてもよいし、シリカなどの艶消し剤等を含んでいてもよい。着色剤としては、前述の第1意匠層21で例示した着色剤を使用することができる。
表面保護層3を構成する素材としては、特に制限されず、たとえば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂などが挙げられる。これらの中でも、耐傷性などを向上させる観点から、表面保護層3は、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物により構成されていることが好ましい。表面保護層3の形成に用いられる電離放射線硬化性樹脂について、以下に詳述する。
(電離放射線硬化性樹脂)
表面保護層3の形成に使用される電離放射線硬化性樹脂とは、電離放射線を照射することにより、架橋、硬化する樹脂であり、具体的には、分子中に重合性不飽和結合又はエポキシ基を有する、プレポリマー、オリゴマー、及びモノマーなどのうち少なくとも1種を適宜混合したものが挙げられる。ここで電離放射線とは、電磁波又は荷電粒子線のうち、分子を重合あるいは架橋しうるエネルギー量子を有するものを意味し、通常紫外線(UV)又は電子線(EB)が用いられるが、その他、X線、γ線等の電磁波、α線、イオン線等の荷電粒子線も含むものである。電離放射線硬化性樹脂の中でも、電子線硬化性樹脂は、無溶剤化が可能であり、光重合用開始剤を必要とせず、安定な硬化特性が得られるため、表面保護層3の形成において好適に使用される。
電離放射線硬化性樹脂として使用される上記モノマーとしては、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つ(メタ)アクリレートモノマーが好適であり、中でも多官能性(メタ)アクリレートモノマーが好ましい。多官能性(メタ)アクリレートモノマーとしては、分子内に重合性不飽和結合を2個以上(2官能以上)、好ましくは3個以上(3官能以上)有する(メタ)アクリレートモノマーであればよい。多官能性(メタ)アクリレートとして、具体的には、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性リン酸ジ(メタ)アクリレート、アリル化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらのモノマーは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
また、電離放射線硬化性樹脂として使用される上記オリゴマーとしては、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つ(メタ)アクリレートオリゴマーが好適であり、中でも分子内に重合性不飽和結合を2個以上(2官能以上)有する多官能性(メタ)アクリレートオリゴマーが好ましい。多官能性(メタ)アクリレートオリゴマーとしては、例えば、ポリカーボネート(メタ)アクリレート、アクリルシリコーン(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポリブタジエン(メタ)アクリレート、シリコーン(メタ)アクリレート、分子中にカチオン重合性官能基を有するオリゴマー(例えば、ノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、脂肪族ビニルエーテル、芳香族ビニルエーテル等)等が挙げられる。ここで、ポリカーボネート(メタ)アクリレートは、ポリマー主鎖にカーボネート結合を有し、かつ末端または側鎖に(メタ)アクリレート基を有するものであれば特に制限されず、例えば、ポリカーボネートポリオールを(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。ポリカーボネート(メタ)アクリレートは、例えば、ポリカーボネート骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートなどであってもよい。ポリカーボネート骨格を有するウレタン(メタ)アクリレートは、例えば、ポリカーボネートポリオールと、多価イソシアネート化合物と、ヒドロキシ(メタ)アクリレートとを反応させることにより得られる。アクリルシリコーン(メタ)アクリレートは、シリコーンマクロモノマーを(メタ)アクリレートモノマーとラジカル共重合させることにより得ることができる。ウレタン(メタ)アクリレートは、例えば、ポリエーテルポリオールやポリエステルポリオールとポリイソシアネート化合物の反応によって得られるポリウレタンオリゴマーを、(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。エポキシ(メタ)アクリレートは、例えば、比較的低分子量のビスフェノール型エポキシ樹脂やノボラック型エポキシ樹脂のオキシラン環に、(メタ)アクリル酸を反応しエステル化することにより得ることができる。また、このエポキシ(メタ)アクリレートを部分的に二塩基性カルボン酸無水物で変性したカルボキシル変性型のエポキシ(メタ)アクリレートも用いることができる。ポリエステル(メタ)アクリレートは、例えば多価カルボン酸と多価アルコールの縮合によって得られる両末端に水酸基を有するポリエステルオリゴマーの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより、或いは多価カルボン酸にアルキレンオキシドを付加して得られるオリゴマーの末端の水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。ポリエーテル(メタ)アクリレートは、ポリエーテルポリオールの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。ポリブタジエン(メタ)アクリレートは、ポリブタジエンオリゴマーの側鎖に(メタ)アクリル酸を付加することにより得ることができる。シリコーン(メタ)アクリレートは、主鎖にポリシロキサン結合をもつシリコーンの末端又は側鎖に(メタ)アクリル酸を付加することにより得ることができる。これらのオリゴマーは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
上記した電離放射線硬化性樹脂の中でも、見た目による意匠感、さらには耐摩耗性及び成形性をより一層向上させつつ、さらに優れた三次元成形性を得る観点からは、ポリカーボネート(メタ)アクリレートを用いることが好ましい。また、ポリカーボネート(メタ)アクリレートとウレタン(メタ)アクリレートを組み合わせて使用することも好ましい。
(他の添加成分)
表面保護層3には、表面保護層3に備えさせる所望の物性に応じて、各種添加剤を配合することができる。この添加剤としては、例えば紫外線吸収剤や光安定剤等の耐候性改善剤、耐摩耗性向上剤、重合禁止剤、架橋剤、赤外線吸収剤、帯電防止剤、接着性向上剤、レベリング剤、チクソ性付与剤、カップリング剤、可塑剤、消泡剤、充填剤、溶剤、着色剤等が挙げられる。これらの添加剤は、常用されるものから適宜選択して用いることができる。また、紫外線吸収剤や光安定剤として、分子内に(メタ)アクリロイル基等の重合性基を有する反応性の紫外線吸収剤や光安定剤を用いることもできる。
(表面保護層3の形成)
凹凸形状を備える表面保護層3の形成は、例えば、電離放射線硬化性樹脂を含む電離放射線硬化性樹脂組成物を調製し、これを塗布して未硬化樹脂層を形成し、未硬化樹脂層を架橋硬化することにより行うことができる。
電離放射線硬化性樹脂組成物の粘度は、後述の塗布方式により、未硬化樹脂層を形成し得る粘度であればよい。
本発明においては、調製された樹脂を、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコート等の公知の方式、好ましくはグラビアコートにより塗布し、未硬化樹脂層を形成させる。
このようにして形成された未硬化樹脂層に、電子線、紫外線等の電離放射線を照射して該未硬化樹脂層を硬化させて表面保護層3を形成する。ここで、電離放射線として電子線を用いる場合、その加速電圧については、用いる樹脂や層の厚みに応じて適宜選定し得るが、通常加速電圧70~300kV程度が挙げられる。
なお、電子線の照射において、加速電圧が高いほど透過能力が増加するため、表面保護層3の下に電子線照射によって劣化しやすい樹脂を使用する場合には、電子線の透過深さと表面保護層3の厚みが実質的に等しくなるように、加速電圧を選定する。これにより、表面保護層3の下に位置する層への余分の電子線の照射を抑制することができ、過剰電子線による各層の劣化を最小限にとどめることができる。
また、照射線量は、表面保護層3の架橋密度が飽和する量が好ましく、通常5~300kGy(0.5~30Mrad)、好ましくは10~50kGy(1~5Mrad)の範囲で選定される。
更に、電子線源としては、特に制限はなく、例えばコックロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器を用いることができる。
電離放射線として紫外線を用いる場合には、波長190~380nmの紫外線を含む光線を放射すればよい。紫外線源としては、特に制限されないが、例えば、高圧水銀燈、低圧水銀燈、メタルハライドランプ、カーボンアーク燈等が挙げられる。
かくして形成された表面保護層3には、各種の添加剤を添加することにより、ハードコート機能、防曇コート機能、防汚コート機能、防眩コート機能、反射防止コート機能、紫外線遮蔽コート機能、赤外線遮蔽コート機能等の機能を付与する処理を行ってもよい。
表面保護層3の厚みは、特に制限されないが、表面の耐傷性、耐薬品性などの表面保護性能を付与する観点から、下限については、好ましくは5μm以上、より好ましくは10μm以上が挙げられ、上限については、好ましくは30μm以下、より好ましくは20μm以下が挙げられ、好ましい範囲としては、5~20μm程度、5~10μm程度、5~15μm程度が挙げられる。
[プライマー層]
プライマー層は、表面保護層3とその下に位置する層との密着性を高めることなどを目的として、必要に応じて、表面保護層3の第2主面12側(第2意匠層22側)の表面に接面するように設けられる層である。
プライマー層を構成するプライマー組成物としては、ウレタン樹脂、(メタ)アクリル樹脂、(メタ)アクリル-ウレタン共重合体樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、ブチラール樹脂、塩素化ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン等をバインダー樹脂とするものが好ましく用いられ、これらの樹脂は一種又は二種以上を混合して用いることができる。これらの中でも、ウレタン樹脂、(メタ)アクリル樹脂、及び(メタ)アクリル-ウレタン共重合体樹脂が好ましい。
ウレタン樹脂としては、ポリオール(多価アルコール)を主剤とし、イソシアネートを架橋剤(硬化剤)とするポリウレタンを使用できる。ポリオールとしては、分子中に2個以上の水酸基を有するもので、例えばポリエステルポリオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリルポリオール、ポリエーテルポリオール等が使用される。前記イソシアネートとしては、分子中に2個以上のイソシアネート基を有する多価イソシアネート、4,4-ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族イソシアネート、或いはヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂肪族(又は脂環族)イソシアネートが用いられる。また、ウレタン樹脂とブチラール樹脂を混ぜて構成することも可能である。
ポリオールとしてアクリルポリオール、又はポリエステルポリオールと、架橋剤としてヘキサメチレンジイソシアネート、4,4-ジフェニルメタンジイソシアネートとから組み合わせることが好ましく、特にアクリルポリオールとヘキサメチレンジイソシアネートとを組み合わせて用いることが好ましい。
(メタ)アクリル樹脂としては、(メタ)アクリル酸エステルの単独重合体、2種以上の異なる(メタ)アクリル酸エステルモノマーの共重合体、又は(メタ)アクリル酸エステルと他のモノマーとの共重合体が挙げられ、具体的には、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸プロピル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル-(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸エチル-(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、エチレン-(メタ)アクリル酸メチル共重合体、スチレン-(メタ)アクリル酸メチル共重合体等の(メタ)アクリル酸エステルを含む単独又は共重合体からなる(メタ)アクリル樹脂が好適に用いられる。
(メタ)アクリル-ウレタン共重合体樹脂としては、例えばアクリル-ウレタン(ポリエステルウレタン)ブロック共重合系樹脂が好ましい。硬化剤としては、上記の各種イソシアネートが用いられる。アクリル-ウレタン(ポリエステルウレタン)ブロック共重合系樹脂は所望により、アクリル/ウレタン比(質量比)を好ましくは9/1~1/9、より好ましくは8/2~2/8の範囲で調整することが好ましい。
プライマー層の厚みについては、特に制限されないが、例えば0.5~20μm程度であり、好ましくは、1~5μm程度が挙げられる。
プライマー層は、プライマー組成物を用いて、グラビアコート、グラビアリバースコート、グラビアオフセットコート、スピンナーコート、ロールコート、リバースロールコート、キスコート、ホイラーコート、ディップコート、シルクスクリーンによるベタコート、ワイヤーバーコート、フローコート、コンマコート、かけ流しコート、刷毛塗り、スプレーコート等の通常の塗布方法や転写コーティング法により形成される。ここで、転写コーティング法は、薄いシート(フィルム基材)にプライマー層や接着層の塗膜を形成し、その後に積層体中の対象となる層表面に被覆する方法である。
[裏面接着層]
裏面接着層(図示しない)は、積層体10に成形樹脂層4を設ける場合において、積層体10の成形の際に成形樹脂層4との密着性を高めることを目的として、透明基材層1の第2主面12側(第1意匠層21とは反対側)に、必要に応じて設けられる層である。
裏面接着層には、積層体10に使用される成形樹脂層4の種類に応じて、熱可塑性樹脂又は硬化性樹脂が用いられる。
裏面接着層の形成に使用される熱可塑性樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、アクリル変性ポリオレフィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、熱可塑性ウレタン樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ゴム系樹脂等が挙げられる。これらの熱可塑性樹脂は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
また、裏面接着層の形成に使用される熱硬化性樹脂としては、例えば、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。これらの熱硬化性樹脂は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
裏面接着層の厚みとしては、成形樹脂層4を接着できれば特に制限されず、例えば0.1~20μm程度が挙げられる。
[成形樹脂層4]
本発明の積層体10においては、透明基材層1の第2主面12側に、透明な成形樹脂層4を一体化させて成形してもよい。すなわち、図6に示されるように、本発明の積層体10は、少なくとも、成形樹脂層4と、透明基材層1と、第1意匠層21と、第2意匠層22をこの順に備える積層体からなり、透明基材層1よりも第1主面11側に位置する少なくとも1層に、凹凸形状が設けられていてもよい。成形樹脂層4は、透明基材層1と同様、第2主面12側に光源30が配置された場合に、光源からの光を透過できる程度に透明である。すなわち、成形樹脂層4は、通常、透明(無色透明、着色透明、半透明)であり、本発明の積層体10を第1主面11側から観察した場合に、第1意匠層21に基づく意匠が視認できる限りにおいて、着色されていてもよい。例えば、成形樹脂層4は、シリカなどの艶消し剤や着色剤等を含んでいてもよい。着色剤としては、前述の第1意匠層21で例示した着色剤を使用することができる。
成形樹脂層4は、透明樹脂などにより構成することができる。透明樹脂は、透明な熱可塑性樹脂により形成されていることが好ましい。透明な熱可塑性樹脂としては、特に制限されないが、透明なアクリロニトリル-ブタジエン-スチレン樹脂(以下「ABS樹脂」と表記することもある)、アクリル樹脂;ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂;ポリカーボネート樹脂;塩化ビニル系樹脂;ポリエチレンテレフタラート(PET)樹脂;アクリロニトリル-スチレン-アクリル酸エステル樹脂等が挙げられる。これらの中でも、成形樹脂層4は、透明性に優れていることから、ポリカーボネート樹脂により形成されていることが好ましい。透明基材層1を形成している樹脂は、1種類であってもよいし、2種類以上であってもよい。また、成形樹脂層4の形状としては、板状体、成形体などが例示される。
成形樹脂層4を備える積層体10は、透明基材層1側の面が成形樹脂層4と対向するように、公知の方法を用いて積層することによって作製される。成形樹脂層4が樹脂成形体の場合、インサート成形法等の射出成形法によって作製してもよい。
インサート成形法では、まず、真空成形工程において、成形樹脂層4を積層する前の積層体(すなわち第2主面12側から順に、少なくとも、透明基材層1と、第1意匠層21と、第2意匠層22とを備える積層体)を、真空成形型により予め成形品表面形状に真空成形(オフライン予備成形)し、次いで必要に応じて余分な部分をトリミングして成形シートを得る。この成形シートを射出成形型に挿入し、射出成形型を型締めし、当該積層体の透明基材層1側から流動状態の樹脂を型内に射出し、固化させて、射出成形と同時に樹脂成形物の外表面に成形シートを一体化させることにより、成形樹脂層4を備える積層体10が製造される。
より具体的には、下記の工程を含むインサート成形法によって、成形樹脂層4を備える積層体10が製造される。
成形樹脂層4を積層する前の積層体を真空成形型により予め立体形状に成形する真空成形工程、真空成形された積層体の余分な部分をトリミングして成形シートを得るトリミング工程、及び成形シートを射出成形型に挿入し、射出成形型を閉じ、透明基材層1側から流動状態の樹脂を射出成形型内に射出して樹脂と成形シートを一体化する一体化工程。
インサート成形法における真空成形工程では、当該積層体を加熱して成形してもよい。この時の加熱温度は、特に限定されず、積層体を構成する樹脂の種類や、積層体の厚みなどによって適宜選択すればよいが、通常120℃~200℃程度とすることができる。また、一体化工程において、流動状態の樹脂の温度は、特に限定されないが、通常180℃~320℃程度とすることができる。
成形樹脂層4は、前記のように、用途に応じた樹脂を選択して形成すればよい。成形樹脂層4を形成する成形樹脂としては、前記の熱可塑性樹脂であってもよく、また熱硬化性樹脂であってもよい。
熱硬化性樹脂としては、例えば、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。これらの熱硬化性樹脂は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の積層体10は、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現するため、光源と組み合わせて用いることにより、例えば、自動車等の車両の内装材又は外装材;窓枠、扉枠等の建具;壁、床、天井等の建築物の内装材;テレビ受像機、空調機等の家電製品の筐体;容器等として利用することができる。
[加飾物品]
本発明の加飾物品20は、本発明の積層体10を利用したものであり、積層体10と光源30とを備えている。図7に示されるように、光源30は、積層体10の第2主面12側に配置されている。本発明の積層体10の詳細については、前述の通りである。
光源の種類としては、特に制限されず、例えば発光ダイオード(LED)電球、白熱電球、蛍光灯、自然光などが挙げられる。
本発明の加飾物品は、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現するため、例えば、自動車等の車両の内装材又は外装材;窓枠、扉枠等の建具;壁、床、天井等の建築物の内装材;テレビ受像機、空調機等の家電製品の筐体;容器等として利用することができる。
以下に、実施例及び比較例を示して本発明を詳細に説明する。ただし、本発明は、実施例に限定されない。
[積層体の製造]
<実施例1>
以下の手順により、積層体(加飾シート)を製造した。基材層として厚み475μmの透明ABS樹脂フィルムを用いた。次に、基材層上に、アクリル樹脂を含むインキ組成物を用いて、第1意匠層となるテクスチャー柄の絵柄層をグラビア印刷により形成した。次に第2意匠層となる全面黒色柄層(厚さ2μm)をグラビア印刷により形成した。次に、第2意匠層上に、主剤(アクリルポリオール/ウレタン、質量比9/1)100質量部と硬化剤(ヘキサメチレンジイソシアネート)7質量部を含む2液硬化型樹脂からなるバインダー樹脂を含むプライマー層用樹脂組成物を塗布し、乾燥させて厚みが2μmのプライマー層を形成し、基材層/第意1匠層/第2意匠層/プライマー層が順に積層された積層体を得た。
次に、得られた積層体のプライマー層側に、幾何学柄、エンボス版深60μmのエンボス版を用いエンボス加工を行い、凹凸形状をプライマー層上に形成させた。エンボス版の詳細は、後述の通りである。次に、表面保護層を形成するために、凹凸形状が形成されたプライマー層上に、電離放射線樹脂(EB樹脂)を配合した樹脂組成物を、硬化後の厚さ(表面保護層の凹凸形状の凸部の厚み)が10μmとなるように塗布した。この樹脂組成物に加速電圧165kV、照射線量50kGy(5Mrad)を照射して硬化させ、凹凸形状を有する表面保護層を形成して加飾シート(積層体)を得た。なお、表面保護層の凹凸形状は、プライマー層の凹凸形状に対応している。
上記で得られた加飾シート(成形前の積層体)を赤外線ヒーターで加熱し、シート温度が160℃になるまで軟化させた。次いで、真空成形用型を用いて真空成形を行い(最大延伸倍率100%)、金型の内部形状に成形した。成形後の加飾シートを冷却後、金型から離型した。成形された加飾シートをトリミングして射出成形金型に挿入後、射出樹脂を金型のキャビティ内に射出し、該加飾シートと射出樹脂とを一体化成形し、金型から取り出して加飾樹脂成形品を得た。射出樹脂としては、透明なポリカーボネート樹脂を用いた。
<比較例1>
実施例1の加飾シートの製造において、エンボス加工を行わなかったこと以外は、実施例1と同様にして、加飾シート及び加飾樹脂成形品を製造した。
[消灯時の意匠性評価]
上記で得られた加飾シート(成形前の積層体)と、加飾樹脂成形品(成形後)について、表面保護層側から目視で観察(観察面寸法230.4mm×135.4mm)し、相関色温度:5200(±300K)、平均輝度:1500±300cd/m2のライトパネル上で消灯時の外観目視評価を実施した。消灯時の意匠性を以下の基準により評価した。結果を表1に示す。
A:第2意匠層に基づく意匠のみが確認できる
B:第1意匠に基づく意匠の輪郭と第2意匠層に基づく意匠が確認できる
C:第1意匠層に基づく意匠が第2意匠層に基づく意匠と重なって確認できる
[点灯時の意匠性評価]
上記で得られた加飾シート(成形前の積層体)と、加飾樹脂成形品(成形後)について、表面保護層側から目視で観察(観察面寸法230.4mm×135.4mm)し、相関色温度:5200(±300K)、平均輝度:1500±300cd/m2のライトパネル上で点灯時の外観目視評価を実施した。点灯時の意匠性を以下の基準により評価した。結果を表1に示す。
A:第1意匠層に基づく意匠が確認できる
C:第1意匠層に基づく意匠が第2意匠層に基づく意匠と重なって確認できる
Figure 0007215045000001
1…透明基材層
21…第1意匠層
22…第2意匠層
3…表面保護層
4…成形樹脂層
10…積層体
11…第1主面
12…第2主面

Claims (8)

  1. 観察者側に配置される第1主面と、光源側に配置される第2主面とを備え、
    前記第2主面側から順に、少なくとも、透明基材層と、第1意匠層と、第2意匠層とを備える、積層体であって、
    前記透明基材層よりも第1主面側に位置する少なくとも1層に、凹凸形状が設けられており、
    前記第2意匠層が、前記凹凸形状を有しており、
    前記第2意匠層の前記凹凸形状の凹部の深さは、5μm以上100μm以下であり、
    前記第2意匠層の前記凹凸形状の凹部の幅は、50μm以上500μm以下である、積層体。
  2. 前記第1意匠層は、パターン状の意匠を有しており、
    前記第2意匠層は、全面単色の意匠を有している、請求項に記載の積層体。
  3. 前記第1主面側の最表面に表面保護層を有している、請求項1又は2に記載の積層体。
  4. 前記第1意匠層及び前記透明基材層は、それぞれ、前記第2意匠層の前記凹凸形状に対応する凹凸形状を有している、請求項1~のいずれか1項に記載の積層体。
  5. 前記積層体の前記第1主面側の最表面に、凹凸形状を有している、請求項1~のいずれか1項に記載の積層体。
  6. 前記積層体が、シート状である、請求項1~のいずれか1項に記載の積層体。
  7. 前記第2主面側から順に、少なくとも、透明な成形樹脂層と、前記透明基材層と、前記第1意匠層と、前記第2意匠層とを備える、請求項1~のいずれか1項に記載の積層体。
  8. 請求項1~のいずれか1項に記載の積層体と、
    前記積層体の第2主面側に配置された光源と、
    を備える、加飾物品。
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