JP2017172991A - 精密部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリコン単体あるいはシリコンと金属等の材料とが組み合わされた精密部品の製造方法において、被処理物基材としてのシリコンウエハを、ドライエッチングにより加工する際、効率良く安価に加工する方法を提供する。【解決手段】シリコンウエハの少なくとも一面に金属膜を形成し、両面にフォトレジスト層を形成した後、金属層が形成されているフォトレジスト層側をドライエッチングプロセスに際し、装置設置面とすることにより、シリコン貫通後、金属層がレジスト層に残り、これを電気めっきの導電層とすることにより、貫通部をめっき金属で充填することができ、部品として取り外すことにより、シリコンと金属からなる精密部品を提供することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、脆性材料を用いた精密部品の製造方法に関する。
シリコンウエハをエッチング法により機械部品形状に加工し、ウエハから切り離し、精密機械部品を作製することが広く行われてきている。特に腕時計に用いる精密機械部品では、シリコンのD−RIE(Deep−Reactive Ion Etching)と呼ばれる深堀りシリコンエッチングにより作製されるシリコン製部品が考案されている。
たとえば、特許文献1に記載のシリコン製部品では、その精度の良さや熱膨張率の小ささを利用し、腕時計部品の主要部品であるヒゲぜんまいが考案されている。
このようなシリコン部品では、シリコンウエハを原材料とし、部品となる部分をD−RIEにより完全に切り離す工程を経る必要がある。
一般にD−RIEを施すための装置では、真空中で反応ガスを活性化するために放電プラズマとし、所望とする部分をマスキングした被処理物基板に、このプラズマを照射することによりマスキング以外の部分をエッチング・貫通することとなる。
この処理の際、被処理物基板はプラズマに晒され、多量の熱が流入することとなり、温度上昇が起こることとなり、マスキング材料が侵されたり、被処理物基板自身にダメージを与えることになるため、被処理物基板の裏面側を冷却する必要が生じる。
この冷却の方法には、被処理物基板を冷却ホルダーに搭載するが、真空中であることから、冷却ホルダーと被処理物基板との間にできる間隙のため熱接触が不十分となる。
このため、この間隙に熱伝導が高いヘリウムガス等のガスを流すことにより被処理物基板に流入する熱を冷却ホルダーに移動する方法が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
しかしながら、被処理物ウエハをD−RIEにより貫通すると、この冷却用ヘリウムガス等が貫通した部分より放出されるため、冷却効果が著しく低下してしまいエッチング処理のバラツキや欠陥を生じるという問題を有していた。
この問題を解消するために、被処理物基板を別の支持基板にグリース等で張り合わせた上で、このガスによる冷却を行う方法も提案されている。
一方、シリコン等の脆性材料を用いた精密部品を別部品と嵌合してなる精密部品では、嵌合する際、その脆性から生じる亀裂や破壊のため、嵌合部に延性・展性に富む金属材料を介する方法が提案されている(例えば、特許文献3、4を参照)。
さらに、D−RIEにより貫通された貫通孔に金属材料を充填し、この金属材料とともに一体化した二元系材料一体構造物とすることも検討されており、この場合、貫通孔を有する基板と、電気めっき行うための導電層を形成した基板とを接合し一体化した後、電気めっき液中で導電層から電流を供給し、貫通孔に電気めっきを析出することにより貫通孔を金属で充填する方法が提案されている(例えば、特許文献5を参照)。
しかしながら、被処理物基板にD−RIEにより貫通孔を形成する際、支持基板にグリース等で張り合わせる場合、被処理物基板の汚染や支持基板からの分離を行う際、グリースの抵抗により破損する恐れがあった。
また、貫通孔を電気めっき法により金属で充填する際、導電層を形成した基板と完全に一体化した後、電気めっきを行い、その後、不要となるこの基板を除去する必要があり、工程の大幅な煩雑化とそれに伴う最終製造物である精密部品の破損という問題があった。
特開2010−139505号公報 特開2003−133286号公報 特開2012−88315号公報 欧州特許第1850193号公報 特開2004−119606号公報
上記のごとく、D−RIEにより被処理物基板に貫通孔を形成する際、グリースで支持基板に固定する方法は好ましいことではなく、被処理物基板をD−RIE装置内に備えられた冷却ホルダーから冷却ガスの放出を最小限に抑える有効な手段がないという問題があった。
また、貫通孔を電気めっき法により金属で充填する方法として導電性を有する基板を接合するという方法も煩雑さと目的物である精密部品を作製するという点では必ずしも有効な方法であるとは言えず、より効率的な製造方法が望まれていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、シリコン等の脆性材料単体に加え、これらの脆性材料と金属材料の組み合わせからなる精密部品を効率良く製造する精密部品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る精密部品の製造方法は、脆性材料からなる基板の上面及び下面のうち一方の面にフォトレジストをコートするレジスト層形成工程と、前記基板の他方の面にパターニングされた金属またはフォトレジスト層と前記基板が露出された開口部とを形成するパターニング工程と、ドライエッチング法により前記開口部に前記基板を貫通する少なくとも1つの貫通孔を形成するエッチング工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る精密部品の製造方法は、前記レジスト層形成工程および前記エッチング工程より前に、前記基板の一方の面に金属からなる層を形成する金属層形成工程を有することを特徴とする。
また、本発明に係る精密部品の製造方法は、前記金属からなる層を導電層とし、電気めっき法により前記少なくとも1つの貫通孔を金属で埋め込む充填工程を有することを特徴とする。
また、本発明に係る精密部品の製造方法は、前記基板の他方の面側の表面を研削する研削工程を有することを特徴とする。
また、本発明に係る精密部品の製造方法は、前記貫通孔を充填した金属のうち、前記貫通孔の内部または前記貫通孔から外部に出ている部分の少なくとも一部をエッチングする金属エッチング工程を有することを特徴とする。
また、本発明に係る精密部品の製造方法は、前記レジスト層形成工程に使用するフォトレジストの少なくとも一層はフィルム状フォトレジストであることを特徴とする。
本発明によれば、脆性材料または脆性材料と金属が一体化された高精度な小型精密部品を効率よく、安価に提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る精密部品であるシリコンからなる腕時計用ヒゲぜんまいの概要を示す上面図である。 本発明の第1の実施形態に係る腕時計用ヒゲぜんまいを作製するための工程を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る精密部品であるシリコンと金属からなる腕時計用バイメタルてんぷの概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る精密部品の製造工程のうち、金属層形成工程と、レジスト層形成工程と、パターニング工程と、エッチング工程を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る精密部品の製造工程のうち、充填工程を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る精密部品の製造工程のうち、研削工程と、金属エッチング工程と、剥離工程を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る精密部品の製造工程のうち、二回目のパターニング工程と、二回目のエッチング工程と、二回目の剥離工程を示す図である。
(第1の実施形態)
本発明に係る第1の実施形態について、図1および図2を参照して説明する。
図1(a)は、本実施形態に係る精密部品としてシリコン単結晶からなる腕時計用ヒゲぜんまいの表面上方から見た概略を示す上面図であり、図1(b)は図1(a)に示したA−A´における断面の概略を示す縦断面図である。
ヒゲぜんまい101は、らせん形状をしており、幅十μm〜百μm程度のシリコン102薄体が、数回から数十回らせん状に巻かれている。
このようなシリコン102からなるヒゲぜんまい101は、このヒゲぜんまい101の厚さと同じ厚みを有する単結晶シリコンウエハから、以下に述べる工程により、まとめて複数個作製されるものである。
このようなシリコン102からなるヒゲぜんまい101を作製するための工程を図2に示す主要部の縦断面図により説明する。
図2(a)は、本実施形態に係るシリコンからなるヒゲぜんまいの原料となる厚さ300μmのシリコンウエハ201を示したものである。尚、シリコンウエハを使ったプロセスでは、複数個の部品をまとめて作製することになるが、以下の図では、一個についてその主要部を代表として図示することで説明する。
図2(b)は、金属層形成工程を示した図であり、シリコンウエハ201の両面にアルミニウム膜202および203を各々1μm真空蒸着法により形成した。
図2(c)は、レジスト層形成工程を示した図であるが、同時にエッチング開始面のパターニング用のフォトレジスト層を形成する工程を示した図であり、フォトレジストとして、機械的強度、耐熱性、厚み精度、平坦度等に優れたネガタイプで厚み25μmのアクリル系ドライフィルムフォトレジストを用い、ラミネーターにより両面同時に貼付することによりパターニング用フォトレジスト層204とレジスト層となるフォトレジスト層205を形成する。
図2(d)は、パターニング工程のうち、フォトレジストパターンを形成する工程を示した図であり、まず、図示しない露光装置にてフォトレジスト層205を全面露光することにより硬化し、次いで図示しない露光装置とこれに取り付けたフォトマスクを用いて露光した後、現像することにより開口部206を有する硬化したフォトレジストからなるマスキング層207を形成する。
図2(e)は、パターニング工程のうち、金属層をパターニングする工程を示した図であり、開口部206で露出しているアルミニウム膜202をリン酸系エッチング液にてエッチング除去することにより、シリコンウエハ201が露出された部分を形成する開口部208が形成される。
図2(f)は、ICP−RIE(Inductively Coupled Plasma−Reactive Ion Etching)とよばれるドライエッチング法により、シリコンウエハ201のうち開口部208にシリコンウエハ201の厚み方向に貫通孔を開けるエッチング工程を示した図であり、レジスト層209をICP−RIE装置の冷却ホルダー面に密着させることにより、この面からヘリウムガスによる冷却を行い、シリコンウエハ201を開口部208からドライエッチング法によりエッチングを進めることにより、シリコンウエハ201を完全に貫通し、貫通孔211を有するシリコン210を得る。このエッチング工程終了後も、アルミニウム膜203とレジスト層209は、エッチングガスによる浸食は殆ど無く、ほぼ完全な形で残存し、エッチング処理中においても、問題となるヘリウムガスのリーク等は生じなかった。
なお、ICP−RIE装置によるエッチング工程では、シリコンの厚み方向のエッチングとその垂直方向へのエッチングを防ぐためのパッシベーション膜形成を交互に行い垂直度の高い貫通孔の形成を行った。
条件は、以下の通りである。
反応ガス エッチング用ガス SF6、流量300(sccm)、7秒間ON
パッシーベーションガス C48、流量150(sccm)、3秒ON
ICPプラズマと基板へ高周波電力印加条件等
ICP電力 1800(W)、基板バイアス電力 100(W)ただし、ON時間10(msec)、OFF時間90(msec)
反応ガス圧 3.8(Pa)、冷却ホルダー温度 0(℃)、冷却ガス ヘリウム
図2(g)は、図2(f)のエッチング工程を経た基板を水酸化ナトリウム水溶液にて処理を行うことにより、光硬化したドライフィルムフォトレジスト層からなるマスキング層207とレジスト層209、さらにアルミニウム層202および203を溶解除去したものを示した図であるが、これにより、不要部212から分離されたシリコンからなるヒゲぜんまい213が完成する。
このようにして作製されたヒゲぜんまい213は、非常に優れた精度を有しており、腕時計を構成する駆動機構であるムーブメントに組み込むことにより優れた精度の時間を計測することができる。
また、この製造方法によれば、従来のように、支持基板を使わないことに加え、グリースによる固定も行っていないことから、不要部からの分離を破損なく容易に行うことができる上、工程数の大幅な削減と支持基板等を使用しないことから、大幅なコストダウンを図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る第2の実施形態について、図3から図7を参照して説明する。
図3(a)は、本実施形態に係る精密部品としてシリコン単結晶と金属からなる腕時計用のてんぷを表面上方からの概略を示す図であり、図3(b)は図3(a)に示したB−B´における断面の概略を示す縦断面図である。
このてんぷ301は、温度補償型てんぷと呼ばれるもので、腕時計の精度を大きく左右する温度変化に対応し、時計の時間制御を行う部品の一つであるてんぷのうち、外周部を熱膨張率の異なる2種類の材料を張り合わせるバイメタル構造とすることにより、温度変化に対する回転モーメントの変化を抑える構造としている。
このバイメタル構造では、てんぷ301の厚み方向に異種の材料を張り合わせた構造とする必要があり、一方がシリコン等の脆性材料基板から作り上げる場合、基板の厚み方向に金属を貼り付け、あるいは埋め込む必要がある。
また、てんぷのような回転部品では、回転中心となる軸穴302に回転軸を嵌合・打ち込みをすることにより、これと一体化する必要があり、軸穴302の周りの軸穴部の材料として延性・展性やバネ性を有する金属材料が望まれている。
本実施形態に係る温度補償型てんぷ301は、軸穴302、本体部シリコン303、金属部304、金属軸穴部305、錘部306とバイメタル部307から構成されている。
このような構成・構造からなる温度補償型てんぷ301を製作するための工程を図4から図7に示した主要部の縦断面図により説明する。
図4(a)は、本実施形態に係る温度補償型てんぷの主要部となるシリコンウエハ401を示した図で、厚さ300μmを有している。シリコンウエハを使ったプロセスでは、複数個の部品をまとめて作製することになるが、以下の図では、一個についてその主要部を代表として図示することで説明する。
図4(b)は、金属層形成工程を示した図であり、シリコンウエハ401の一面にシリコンウエハ側からクロム−銅からなる金属膜402を合計1μm、真空蒸着法により形成する。
図4(c)は、レジスト層形成工程を示した図であるが、同時にエッチング開始面のパターニング用のフォトレジスト層を形成する工程を示した図であり、フォトレジストとして、機械的強度、耐熱性、厚み精度、平坦度等に優れたネガタイプで厚み25μmのアクリル系ドライフィルムフォトレジストを用い、ラミネーターにより両面同時に貼付することによりパターニング用フォトレジスト層403とレジスト層となるフォトレジスト層404を形成する。
図4(d)は、パターニング工程を示した図であり、図示しない露光装置にてフォトレジスト層404を全面露光することにより硬化し、次いで図示しない露光装置とこれに取り付けたフォトマスクを用いてパターニング用フォトレジスト層403を露光した後、現像することによりシリコン面が露出する開口部405を有する硬化したフォトレジストからなるマスキング層406を形成する。
図4(e)は、ICP−RIE(Inductively Coupled Plasma−Reactive Ion Etching)とよばれるドライエッチング法によりシリコンウエハ401のうち開口部405に貫通孔を開けるエッチング工程を示した図であり、レジスト層404をICP−RIE装置の冷却ホルダー面に密着させることにより、この面からヘリウムガスによる冷却を行い、シリコンウエハ401を開口部405からドライエッチング法によりエッチングを進めることにより、シリコンウエハ401を完全に貫通し、貫通孔407を有するシリコンウエハ408を得るが、このエッチング工程終了後も、金属膜402とレジスト層404は、エッチングガスによる浸食は殆ど無く、ほぼ完全な形で残存し、エッチング処理中においても、問題となるヘリウムガスのリーク等は生じなかった。
なお、ICP−RIE装置によるエッチング工程では、シリコンのエッチングとシリコンの横方向へのエッチングを防ぐためのパッシベーション膜形成を交互に行い垂直度の高い貫通孔の形成を行う。
条件は、以下の通りである。
反応ガス エッチング用ガス SF6、流量300(sccm)、7秒間ON
パッシーベーションガス C48、流量150(sccm)、3秒ON
ICPプラズマと基板へ高周波電力印加条件等
ICP電力 1800(W)、基板バイアス電力 100(W)ただし、ON時間10(msec)、OFF時間90(msec)
反応ガス圧 3.8(Pa)、冷却ホルダー温度 0(℃)、冷却ガス ヘリウム
図5は、貫通したシリコンウエハ408の貫通孔407のうち必要な部分に電気めっき法により金属を埋め込む充填工程を示した図である。
図5(a)は、電気めっき法により金属を埋め込むべき貫通孔を開口し、その他の部分をマスキングするめっきマスキング工程のうち、フォトレジストの貼付を示した図であり、マスキング用フォトレジストとして、機械的強度、耐熱性、厚み精度、平坦度等に優れ、さらに貫通部を埋め込まずに塞ぐことができるネガタイプ厚み25μmのアクリル系ドライフィルムフォトレジストを用い、図示しないラミネーターにより両面同時に貼付することによりパターニング用フォトレジスト層501とレジスト層となるフォトレジスト層502を形成する。
図5(b)は、めっきマスキング工程のうち、めっき部を開口する工程を示した図であり、図示しない露光装置にてフォトレジスト層502を全面露光することにより硬化し、次いで図示しない露光装置とこれに取り付けたフォトマスクを用いてパターニング用フォトレジスト層501を露光した後、現像することにより、未露光部を開口し、貫通孔503の底に存在する金属膜504面が露出する開口部505を有する硬化したフォトレジストからなるめっきマスキング層506を形成する。
図5(c)は、電気めっき法により開口している貫通孔503に金属を埋め込む充填工程を示した図であり、レジスト層507の一面に形成された金属膜504による金属層を導電層として、図示しない電気めっき液中で電気めっきすることによりめっきマスキングの開口部505が備えられている少なくとも1つの貫通孔503を金属508により充填する。充填した金属508はめっきマスキング層506より貫通孔503の外部に出るまで行う。なお、本実施形態では、電気めっきとして銅めっきを用いる。
図6(a)は、研削工程を示した図であり、電気めっきにより形成された金属508のうち、表面に突出した部分をレジスト層601の底面部を基準面として、高精度な研削を行い、平行度、平坦度、厚み精度に優れた金属602の上面とめっきレジスト603の上面を有するウエハ607を作製する。尚、本工程は精密部品の精度等によって必要とは限らないため、省略することができる。
図6(b)は、金属エッチング工程を示した図であり、充填した金属604である銅を過硫酸アンモニウム10%水溶液にてエッチングを行うことにより、シリコンウエハ609の表面と同じ高さとした。
図6(c)は、剥離工程を示した図であり、水酸化ナトリウム2%水溶液にウエハ610を浸漬することによりレジスト層601を溶解除去し、次いで、金属膜606のうち、まず、銅膜を過硫酸ナトリウム水溶液にてエッチングし、ついで、フェリシアン化カリウムと水酸化カリウム混合水溶液によりクロム膜をエッチング除去することによりウエハ611を得る。なお、前者の銅エッチングは、銅膜が充填した金属608である銅と比べ非常に薄いが、影響を与えないため慎重に進める必要がある。
図7(a)は、精密部品である温度補償型てんぷをシリコンウエハから取り外すための二回目のドライエッチングを行うためのパターニング工程とレジスト層形成工程を行うためのフォトレジスト層形成工程を示した図であり、フォトレジストとして、機械的強度、耐熱性、厚み精度、平坦度等に優れたネガタイプで厚み25μmのアクリル系ドライフィルムフォトレジストを用い、ラミネーターにより両面同時にウエハ701に貼付することによりパターニング用フォトレジスト層702とレジスト層となるフォトレジスト層703を形成する。
図7(b)は、パターニング工程を示した図であり、図示しない露光装置にてフォトレジスト層703を全面露光することにより硬化し、次いで図示しない露光装置とこれに取り付けたフォトマスクを用いてパターニング用フォトレジスト層702を露光した後、現像することによりシリコン面が露出する開口部704を有する硬化したフォトレジストからなるマスキング層705を形成する。
図7(c)は、二回目のドライエッチング法により、シリコン706のうちマスキング層705の開口部704と金属707により開口している部分を開始部として、シリコン706の一部に貫通孔を開けるエッチング工程を示した図であり、レジスト層703をICP−RIE装置の冷却ホルダー面に密着させることにより、この面からヘリウムガスによる冷却を行い、シリコン706のうちマスキング層705の開口部704と金属707により開口している部分を開始部として、シリコン706の一部を貫通することにより、温度補償型てんぷ301の外形形状を作り上げる。この際、このエッチング工程終了後も、レジスト層703は、エッチングガスによる浸食は殆ど無く、ほぼ完全な形で残存し、エッチング処理中においても、問題となるヘリウムガスのリーク等は生ぜず温度補償型てんぷ301を保持した状態である。
図7(d)は、レジスト層703とマスキング層705を除去する工程を示した図であり、水酸化ナトリウム2%水溶液に浸漬することにより、これらを除去することにより、温度補償型てんぷ712と不要なシリコンウエハ708が分離されることで、温度補償型てんぷ712本体が完成する。
図7(e)は、温度補償てんぷ712のうち、耐食性等を向上するために、銅からなる金属709の最表面に、無電解めっき法により、表面に金めっき層710を形成することにより、温度補償型てんぷ711を完成する。なお、無電解めっき法では、図示しない触媒液に浸漬することによりパラジウム触媒を銅からなる金属709の表面部の銅と置換することにより付着し、ついで、図示しない、ホウ素系無電解ニッケルめっき液内に浸漬することにより、0.3μmの厚みのニッケルめっき膜を形成し、さらに、無電解金めっき液にこれを浸漬することにより、金めっき層710を0.1μm形成する。
このようにして作製されたシリコンと銅からなる温度補償型てんぷ301は、優れた温度特性を有しており、高精度な腕時計用部品として使用に耐えうるものである。
また、この温度補償型てんぷ301の軸穴302には金属軸穴部305として、延性・展性に優れた銅を用いているため、鉄からなる軸を取り付ける際、その変形により脆性材料であるシリコン部に影響を与えずに行うことができるので、組み立て性や信頼性に優れたものとすることができる。
また、シリコンウエハのドライエッチングに際して、従来のように、支持基板を使わないことに加え、グリースによる固定も行っていないことから、不要部からの分離を破損なく容易に行うことができる上、工程数の大幅な削減と支持基板等を使用しないことから、大幅なコストダウンを図ることができる。
また、埋め込みに使用した銅めっきのみを研削し、その後、シリコン面から出ている部分をエッチングによりシリコン面と同じ位置とすることにより、シリコンにダメージを与えないため、脆性材料であるシリコンに損傷や破損を起こさいことから、歩留り、品質に優れた異種材用接続を有する精密部品を提供することができる。
以上、上記実施形態では、シリコンウエハ単体精密部品への適用と、シリコンと金属接続部品について例を挙げたが、これらの精密部品に対して、幅広い応用と多大なコスト効果を生み出すことは、明らかであり、さらに、シリコン以外の、その他の脆性材料、たとえば、酸化アルミニウムからなるサファイアやルビーといった材料や高硬度、高温材料である炭化ケイ素を基板として用いることもでき、ドライエッチング用反応ガスとしても、塩素をはじめとする他のガスを使用することができることは言うまでもない。
以上述べたように、上記実施形態に係る精密部品の製造方法は、脆性材料からなる基板の上面及び下面のうち一方の面にフォトレジストをコートするレジスト層形成工程と、前記基板の他方の面にパターニングされた金属またはフォトレジスト層と前記基板が露出された開口部とを形成するパターニング工程と、ドライエッチング法により前記開口部に前記基板を貫通する少なくとも1つの貫通孔を形成するエッチング工程と、を有することを特徴とする。
上記実施形態によれば、貫通孔形成を行うためにパターニングされた面とは反対面に形成され、D−RIE装置の冷却ホルダーに搭載される面となるフォトレジストがD−RIEに使用される反応ガスに対して耐性を有していることから、エッチングが進み貫通が終了しても、この部分が貫通することは無く、冷却ガスを放出することなく冷却を継続することができるので安定したエッチング状態を維持することになるので、脆性材料からなる精密部品を効率よく、安価に製造・提供することができる。
また、上記実施形態に係る精密部品の製造方法は、前記レジスト層形成工程および前記エッチング工程より前に、前記基板の一方の面に金属からなる層を形成する金属層形成工程を有することを特徴とする。
上記実施形態によれば、貫通孔形成を行うためにパターニングされた面からエッチングが進行し、被処理物基板の貫通が終了し、反対面に形成された金属層は反応ガスに対して耐性があるため、この部分でエッチングは進行が止まるので、この金属層は別表面に形成されているフォトレジスト層と一体化し、残存することになり、電気めっきのための導電膜としての機能を持つこととなり、電気めっき用の基板を張り合わせる必要が無くなるので、脆性材料と金属材料からなる精密部品を形成するための基材を提供することができる。
また、上記実施形態に係る精密部品の製造方法は、前記金属からなる層を導電層とし、電気めっき法により前記少なくとも1つの貫通孔を金属で埋め込む充填工程を有することを特徴とする。
上記実施形態によれば、貫通孔の底部に金属層を有するフォトレジスト層があるので、この金属層を導電層として、電気めっき法を用いて金属を充填することができる上、貫通孔の開口面側の開口部の一部にフィルム状フォトレジストによりマスキングを行えば、すべてではなく一部の貫通孔に対して、電気めっきを施すことが可能となり、金属で充填した貫通孔と充填していない貫通孔を有する精密部品を提供することができる。
また、上記実施形態に係る精密部品の製造方法は、前記基板の他方の面側の表面を研削する研削工程を有することを特徴とする。
上記実施形態によれば、凹凸やバラツキを有する電気めっき表面を、平坦度を有するこれとは反対面を基準面として研削することにより平坦・平行である面を有する精密部品を提供することができると同時に、平坦化した後、金属の表面をエッチングすることにより、ドライエッチングを施した基板の表面と、金属面を概略同じ面とすることや、任意に定めた段差面とすることができるので、設計値として自由度を有する精密部品を提供することができる。
また、上記実施形態に係る精密部品の製造方法は、前記貫通孔を充填した金属のうち、前記貫通孔の内部または前記貫通孔から外部に出ている部分の少なくとも一部をエッチングする金属エッチング工程を有することを特徴とする。
上記実施形態によれば、金属部をエッチングすることにより、基板との高さ関係を調整することができ、さらに、前記研削工程との組み合わせにより、より平坦・平行度が高い精密部品を提供することができると同時に、ドライエッチングを施した基板の表面と、金属面を概略同じ面とすることや、任意に定めた段差面とすることができるので、設計値として自由度を有する精密部品を提供することができる。
また、上記実施形態に係る精密部品の製造方法は、前記レジスト層形成工程に使用するフォトレジストの少なくとも一層はフィルム状フォトレジストであることを特徴とする。上記実施形態によれば、フォトレジスト層として、強度に優れ、ピンホールが無く、平坦度と厚み精度が高いフィルム状フォトレジストを使用するため、ドライエッチングの際のガス冷却において、装置の冷却ホルダーとの間隙を小さくでき、ガス放出を極力抑えることができるため冷却効率が高くなり、強度の高さから、電気めっき工程において、欠陥なく電気めっきによる金属充填が可能となり、さらに、フィルム状フォトレジストの貼付の特徴である両面貼付が可能となるため、作業効率の各段の向上が図れるので、製造コストを大幅に抑えた精密部品を提供することができる。
101、213 ヒゲぜんまい
102、210、706 シリコン
201、401、408、609、708 シリコンウエハ
202、203 アルミニウム膜
204、205、403、404、501、502、702、703 フォトレジスト層
206、208、405、505、704 開口部
207、406、506 マスキング層
209、507、601 レジスト層
301、711、712 てんぷ
302 軸穴
303 本体部シリコン
304 金属部
305 金属軸穴部
306 錘部
307 バイメタル部
211、407、503 貫通孔
504、606 金属膜
508、602、604、608、707、709 金属
603 めっきレジスト
607、701 ウエハ

Claims (6)

  1. 脆性材料からなる基板の上面及び下面のうち一方の面にフォトレジストをコートするレジスト層形成工程と、
    前記基板の他方の面にパターニングされた金属またはフォトレジスト層と前記基板が露出された開口部とを形成するパターニング工程と、
    ドライエッチング法により前記開口部に前記基板を貫通する少なくとも1つの貫通孔を形成するエッチング工程とを有することを特徴とする精密部品の製造方法。
  2. 前記レジスト層形成工程および前記エッチング工程より前に、前記基板の一方の面に金属からなる層を形成する金属層形成工程を有することを特徴とする請求項1に記載の精密部品の製造方法。
  3. 前記金属からなる層を導電層とし、電気めっき法により前記少なくとも1つの貫通孔を金属で埋め込む充填工程を有することを特徴とする請求項2に記載の精密部品の製造方法。
  4. 前記基板の他方の面側の表面を研削する研削工程を有することを特徴とする請求項3に記載の精密部品の製造方法。
  5. 前記貫通孔を充填した金属のうち、前記貫通孔の内部または前記貫通孔から外部に出ている部分の少なくとも一部をエッチングする金属エッチング工程を有することを特徴とする請求項3または4に記載の精密部品の製造方法。
  6. 前記レジスト層形成工程に使用するフォトレジストの少なくとも一層はフィルム状フォトレジストであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の精密部品の製造方法。
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