JP2017167750A - 荷物通知装置、荷物通知方法および荷物通知プログラム - Google Patents

荷物通知装置、荷物通知方法および荷物通知プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017167750A
JP2017167750A JP2016051483A JP2016051483A JP2017167750A JP 2017167750 A JP2017167750 A JP 2017167750A JP 2016051483 A JP2016051483 A JP 2016051483A JP 2016051483 A JP2016051483 A JP 2016051483A JP 2017167750 A JP2017167750 A JP 2017167750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guest
information
room
message
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016051483A
Other languages
English (en)
Inventor
慶一 中林
Keiichi Nakabayashi
慶一 中林
広和 大庭
Hirokazu Oba
広和 大庭
正徳 島田
Masanori Shimada
正徳 島田
佐藤 理恵
Rie Sato
理恵 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2016051483A priority Critical patent/JP2017167750A/ja
Publication of JP2017167750A publication Critical patent/JP2017167750A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】フロント業務の平滑化への影響を抑える。【解決手段】実施形態の荷物通知装置は、受信部と、通知部とを有する。受信部は、宿泊者が宿泊部屋へ入室したことを示す入室通知を受信する。通知部は、入室通知を受信した場合に、宿泊者ごとの、当該宿泊者からの預かり荷物および宿泊部屋を示す宿泊者情報に基づいて、宿泊部屋へ入室した宿泊者の預かり荷物および宿泊部屋を示すメッセージを従業員の端末に通知する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、荷物通知装置、荷物通知方法および荷物通知プログラムに関する。
従来、ホテルなどのサービス業では、サービス提供者(例えば、ホテルのフロント係)がサービス提供システムを用いて各宿泊客(クライアント)に対して種々な情報やサービスを提供している。このホテルが提供するサービスの一つに、チェックイン前に宿泊客の荷物を預かり、チェックイン時に預かった荷物を引き渡す荷物預かりサービスがある。
特開2008−123055号公報 特開2003−256583号公報
しかしながら、上述した荷物預かりサービスでは、チェックイン時に預かった荷物をフロントで手渡すことになるため、フロント業務の平滑化に影響をおよぼすという問題がある。例えば、チェックイン時に預かった荷物をフロントで手渡す手間により、チェックインに要する時間が長くなり、フロント業務が停滞しやすくなる。このため、多くの宿泊客がチェックインする時間帯では、フロント業務の停滞によって、チェックイン待ちの行列を生じさせる場合もある。
1つの側面では、フロント業務の平滑化への影響を抑えることができる荷物通知装置、荷物通知方法および荷物通知プログラムを提供することを目的とする。
第1の案では、荷物通知装置は、受信部と、通知部とを有する。受信部は、宿泊者が宿泊部屋へ入室したことを示す入室通知を受信する。通知部は、入室通知を受信した場合に、宿泊者ごとの、当該宿泊者からの預かり荷物および宿泊部屋を示す宿泊者情報に基づいて、宿泊部屋へ入室した宿泊者の預かり荷物および宿泊部屋を示すメッセージを従業員の端末に通知する。
本発明の1実施態様によれば、フロント業務の平滑化への影響を抑えることができる。
図1は、実施形態にかかる情報提供システムの機能構成例を示すブロック図である。 図2は、ポータル画面を説明する説明図である。 図3は、情報提供システムの動作例を説明するラダーチャートである。 図4は、宿泊者情報を説明する説明図である。 図5は、荷物登録の処理の一例を説明するフローチャートである。 図6は、チェックイン登録の処理の一例を説明するフローチャートである。 図7は、荷物お届け通知の処理の一例を説明するフローチャートである。 図8は、荷物お届けを説明する説明図である。 図9は、荷物お届け通知の処理の変形例を説明するラダーチャートである。 図10は、お届け設定の画面例を説明する説明図である。 図11は、情報処理装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。
以下、図面を参照して、実施形態にかかる荷物通知装置、荷物通知方法および荷物通知プログラムを説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する荷物通知装置、荷物通知方法および荷物通知プログラムは、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
図1は、実施形態にかかる情報提供システムの機能構成例を示すブロック図である。情報提供システム1は、例えばホテルのフロント係などの情報提供者が各クライアント(宿泊者10)に対して種々な情報を提供するためのシステムである。また、情報提供システム1は、宿泊者10が宿泊部屋へ入室した場合に宿泊者10の預かり荷物および宿泊部屋を示すメッセージをフロント係やベルボーイ(ベルマン)などの従業員に対して通知する荷物通知システムとしても機能する。
図1に示すように、情報提供システム1は、クライアント端末2と、サーバ装置3と、フロント端末4と、ベルマン端末5とを有する。クライアント端末2と、サーバ装置3と、フロント端末4と、ベルマン端末5とは、例えば有線または無線のLAN(Local Area Network)などの通信ネットワーク(図示しない)を介して互いに通信可能に接続される。
クライアント端末2は、各宿泊者10が用いる端末装置であり、ホテルのフロント係などの情報提供者によりサーバ装置3に設定され、サーバ装置3より通知された情報を受信して画面に表示することで宿泊者10に対して種々な情報を提供する情報提供装置である。例えば、クライアント端末2は、PC(パーソナルコンピュータ)やタブレット端末などの情報処理装置(コンピュータ)を採用できる。例えば、クライアント端末2は、宿泊者10の客室などに予め設置されている。なお、クライアント端末2については、客室に固定して使用するものに限定するものではなく、館内において持ち運んで使用するものであってもよい。本実施形態では、館内において持ち運び可能なクライアント端末2が客室に置かれているものとする。
サーバ装置3は、クライアント端末2、フロント端末4およびベルマン端末5をクライアント(ここでは宿泊者10のクライアントと区別するため(C)を付ける)として収容する、いわゆるサーバである。一実施形態として、サーバ装置3には、PCやWS(ワークステーション)などの装置を採用できる。例えば、サーバ装置3は、クライアント端末2、フロント端末4およびフロント端末4のクライアント(C)からのHTTP(HyperText Transfer Protocol)による要求に対して各種情報を提供する。また、サーバ装置3は、双方向通信用の技術規格であるWebSocketを用いてクライアント(C)との間で双方向通信を行い、例えばクライアント端末2の設定や状態の取得またはクライアント端末2へのメッセージ等の通知を行う。
また、サーバ装置3は、宿泊者10が宿泊部屋へ入室したことの検知をクライアント端末2より受信した場合、宿泊者10の預かり荷物および宿泊部屋を示すメッセージをフロント端末4やベルマン端末5に通知する荷物通知装置である。これにより、フロント係やベルマンなどのホテルの従業員は、チェックイン時に預かった荷物をフロントで手渡すのではなく、宿泊者10が入室している宿泊部屋に宿泊者10の預かり荷物を届けることができる。したがって、チェックイン時に預かった荷物をフロントで手渡す手間を省くことができ、フロント業務の平滑化への影響を抑えることができる。
フロント端末4は、フロント係などの情報提供者や情報提供システム1を管理するSE(システムエンジニア)などの管理者が用いる端末装置であり、例えばPCなどの情報処理装置である。フロント端末4は、例えばWebブラウザをベースとした管理アプリケーションまたはWebコンソールによりサーバ装置3における所定のURL(Uniform Resource Locator)へアクセスすることで、サーバ装置3が管理する情報の参照や、各種設定を行う。例えば、フロント係などがフロント端末4を介して行うサーバ装置3の設定には、宿泊者10についての情報の設定や、サーバ装置3よりクライアント端末2へ通知するメッセージ等の設定がある。
例えば、フロント係は、フロント端末4を介してサーバ装置3の所定のURLへアクセスすることで、宿泊者10についての情報をサーバ装置3に登録する。一例として、宿泊者10の宿泊予約・チェックイン・チェックアウト時や、荷物を預かった場合に、フロント係は、フロント端末4を介してサーバ装置3の宿泊登録にかかるURLへアクセスし、宿泊登録の画面より宿泊者10の情報を登録する。例えば、宿泊者10の氏名、住所、電話番号、チェックイン時刻、部屋番号、預かり荷物の荷物番号などをサーバ装置3に登録する。
ベルマン端末5は、ベルマンが使用する端末装置であり、例えば携帯型のタブレット端末などである。ベルマン端末5は、フロント端末4と同様に、Webブラウザをベースとした管理アプリケーションまたはWebコンソールによりサーバ装置3における所定のURLへアクセスすることで、サーバ装置3が管理する情報の参照や、各種設定を行う。例えば、ベルマンなどがベルマン端末5を介して行うサーバ装置3の設定には、宿泊者10に対して預かり荷物を届けたことを示すお届け完了の設定などがある。
クライアント端末2は、制御部20、記憶部21、表示部22およびセンサ部23を有する。制御部20は、クライアント端末2全体を制御するデバイスである。制御部20としては、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路を採用できる。制御部20は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによってサービスエージェント201、ポータルアプリ202、個別アプリ203a、203b等のプログラムによる種々の処理を実行する。
サービスエージェント201は、例えば、バックグラウンドで稼動している常駐プログラムであり、サーバ装置3から送信される制御コマンドに対応するURLを、制御コマンドに対応するアプリケーションプログラムに指示する。例えば、記憶部21に格納した情報をサーバ装置3へ送信するページのURLをポータルアプリ202に提供する。そして、ポータルアプリ202はHTTPプロトコルにより、記憶部21に格納した情報を、管理部301を経由して管理DB311へ送信する。別の例として、サーバ装置3から送信される制御コマンドが、情報を送信するコマンドであった場合には、サービスエージェント201は、目的の情報をサーバ装置3からダウンロードするページのURLを対応するアプリケーションに提供する。そして、アプリケーションプログラムはHTTPプロトコルにより、管理部301を経由して管理DB311から情報を取得し、取得した情報を記憶部21に格納する。このようにして、サービスエージェント201は、クライアント端末2とサーバ装置3との間で双方向のデータ通信を行う。一例として、サービスエージェント201は、双方向通信用の技術規格であるWebSocketを用いてサーバ装置3をトリガとする双方向通信を行う。
例えば、サービスエージェント201は、サーバ装置3からの通知を受信すると、通知内容をポータルアプリ202、個別アプリ203a、203bなどに通知する。また、サービスエージェント201は、ポータルアプリ202、個別アプリ203a、203bなどからの送信指示に応じて、指示された内容をサーバ装置3へ通知する。また、サービスエージェント201は、クライアント端末2の各種ステータスをサーバ装置3へ通知する。例えば、サービスエージェント201は、宿泊者10が宿泊部屋へ入室したことを検知した場合(詳細は後述する)、入室検知を示すステータス(入室情報)をサーバ装置3へ通知する。
ポータルアプリ202は、例えばWebブラウザをベースとしたアプリケーションプログラムであり、宿泊者10に対して各種サービスを提供するポータル画面を表示部22に表示する。このポータル画面は、例えばHTML(HyperText Markup Language)のWebページで構成されており、記憶部21に記憶された各種情報や、サービスエージェント201を介してサーバ装置3より通知されたメッセージなどの情報が表示される。
また、ポータル画面には、個別アプリ203a、203bの起動を、ローカルのURLで指定したアイコンボタンが表示される。また、ポータル画面には、サーバ装置3において管理される情報(例えばメッセージの本文)の参照を、サーバ装置3のURL(例えば具体的な参照先は引数などのパラメータで指定してもよい)で指定したアイコンボタンが表示される。また、ポータル画面は、サーバ装置3より通知されたメッセージをスクロールしてテロップ表示する表示領域を有する。このテロップ表示の表示領域には、サーバ装置3より通知されたテロップ用のメッセージが順次スクロールして表示される。
個別アプリ203a、203bで起動するアプリケーションプログラムの設定は、ローカルのURLから、アプリケーションプログラムに対応づけられたアイコンボタンを指定することにより設定され、指定されたアイコンボタンがポータル画面に表示される。また、サーバ装置3において管理される情報(例えばメッセージの本文)の通知は、サーバ装置3のURL(例えば具体的な参照先は引数などのパラメータで指定してもよい)により指定されたアイコンボタンが表示されることでユーザに通知できる。
ポータルアプリ202は、ポータル画面において宿泊者10によるセンサ部23の操作などを受け付けて、操作に対応した処理結果を表示部22に表示させる。例えば、個別アプリ203a、203bの起動を指示するアイコンボタンの操作を受け付けた場合、個別アプリ203a、203bを起動させることで、個別アプリ203a、203bの画面を表示部22に表示させる。また、サーバ装置3において管理される情報の参照を指示するアイコンボタンの操作を受け付けた場合、サーバ装置3のURLにHTTPでアクセスして取得した情報(例えばメッセージの本文)を表示部22に表示させる。
図2は、ポータル画面を説明する説明図である。図2に示すように、ポータル画面220は、メッセージ表示アイコン221、時計222、実行指示アイコン223、設定指示アイコン224およびテロップ表示領域225を有する。
メッセージ表示アイコン221は、サーバ装置3よりテロップ表示領域225にテロップ表示するメッセージとは別の通常のメッセージが通知されている場合に表示されるアイコンである。ポータルアプリ202は、通常のメッセージとして記憶部21に格納されたデータがある場合、メッセージ表示アイコン221を表示する。メッセージ表示アイコン221は、メッセージのタイトル、内容などを記憶部21より読み出して表示するメッセージ閲覧機能を有する個別アプリのランチャとなっている。
ポータルアプリ202では、メッセージ表示アイコン221の操作を受け付けることでメッセージ閲覧機能を有する個別アプリを起動して、サーバ装置3より通知されたメッセージのタイトル、内容などを画面に表示する。なお、クライアント端末2宛のメッセージがあることを示す通知が行われている場合(メッセージの内容や画像などのデータが記憶部21に含まれておらず、サーバ装置3にある場合)、メッセージの内容や画像などがサーバ装置3から通知されていない。したがって、クライアント端末2宛のメッセージがあることを示す通知の場合には、クライアントの操作により、記憶部21に格納されたメッセージIDをパラメータとしてサーバ装置3の所定のURLへアクセスし、メッセージの内容や画像のデータをサーバ装置3より取得して表示する。
なお、メッセージの内容や画像のデータの取得のタイミングは、クライアントの操作によるものには限らない。例えば、通信処理部302から送信される制御パケットをサービスエージェント201が受信し、サービスエージェント201が、メッセージの内容や画像のデータを取得するポータルアプリケーションプログラムを制御するようにしてもよい。制御が指示されたポータルアプリケーションプログラムは、サービスエージェント201から通知された所定のURLへアクセスし、サービスエージェント201を経由して管理DB311からメッセージの内容や画像のデータを取得し、記憶部21に格納する。ポータルアプリケーションプログラムは参照可能なメッセージを記憶部21に格納すると、メッセージがあることを示す表示を行う。そして、その表示に気づいたクライアントの操作によりメッセージを表示する個別アプリケーションプログラムが起動されて、記憶部21に格納されたメッセージの内容や画像のデータを表示するようにしてもよい。
実行指示アイコン223は、アラーム機能、世界各地の現在時刻を表示する時計機能、テレビリモコン機能、インターネットの閲覧機能、各種案内コンテンツを表示する機能など、機能ごとに用意された個別アプリの実行を指示するアイコンである。例えば、客室設備避難経路などのコンテンツを表示する実行指示アイコン223が操作された場合には、対応する個別アプリ(例えば個別アプリ203b)が実行される。個別アプリ203bは、サーバ装置3の所定のURLへアクセスし、サーバ装置3が管理するコンテンツを読み出して表示する。
設定指示アイコン224は、クライアント端末2の使用言語などの各種設定を指示するアイコンである。設定指示アイコン224は、言語などの各種設定機能を提供する個別アプリのランチャとなっている。ポータルアプリ202では、設定指示アイコン224の操作を受け付けることで各種設定を行う個別アプリを起動して使用言語などの各種設定を行う。また、各種設定を行う個別アプリにより設定された内容は、設定情報として記憶部21などに格納される。クライアント端末2のユーザである宿泊者10は、設定指示アイコン224を操作することで、クライアント端末2の使用言語などの各種設定を行うことができる。
テロップ表示領域225は、サーバ装置3より通知されたテロップ用のメッセージをスクロールして表示する領域である。ポータルアプリ202は、テロップ用のメッセージとして記憶部21に格納されたメッセージデータ211がある場合に、メッセージデータ211に含まれるテロップ用のメッセージ文を読み出す。次いで、ポータルアプリ202は、読み出したメッセージ文を、例えばテロップ表示領域225の右方向から左方向にスクロールしてテロップ表示する。
個別アプリ203a、203bは、時計機能、アラーム機能、テレビリモコン機能、通知されたメッセージの閲覧機能、インターネットの閲覧機能、言語などの各種設定機能など、機能ごとに用意されたアプリケーションプログラムである。個別アプリ203a、203bは、例えばポータルアプリ202のポータル画面上での指示や、サービスエージェント201を介したサーバ装置3からの通知に応じて起動され、各種機能を提供する。
例えば時計機能は、ホテルが所在する宿泊地の時刻だけでなく、宿泊者10の自宅の時刻を合わせて表示する世界時計として機能するアプリケーションプログラムであってもよい。例えばアラーム機能は、起床時間を設定可能な目覚まし時計として機能するアプリケーションプログラムであってもよい。
例えばテレビリモコン機能は、客室に設置されたテレビの赤外線による制御信号が登録されており、登録された制御信号に対応する機能ボタンを表示し、機能ボタンの操作を受け付けると、対応づけられた制御信号を赤外線により発信するアプリケーションプログラムであってもよい。機能ボタンがチャンネルを表す機能ボタンである場合、電子番組表と共に表示したり、これから放送される番組情報と共に表示してもよい。
例えば通知されたメッセージの閲覧機能は、ホテルのフロント係が入力したメッセージが存在する場合に、ポータル画面220にメッセージの閲覧機能を機能させるメッセージ表示アイコン221が表示され、メッセージ表示アイコン221の操作を受け付けると、メッセージを表示するアプリケーションプログラムであってもよい。
例えばインターネットの閲覧機能は、ホテルが情報提供したいURL毎に用意したそれぞれの機能ボタンがポータル画面220に表示され、機能ボタンの操作を受け付けると、対応するURLに用意された情報を表示するアプリケーションプログラムであってもよい。
例えば各種設定機能は、言語の切り替えなどの各種設定を連想させる機能ボタンがポータル画面220に表示され、機能ボタンの選択操作を受け付けると選択された設定を表示し、動作モードを選択された設定内容に対応するモードに切り替える設定アプリケーションプログラムであってもよい。
記憶部21は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶部21は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、NVSRAM(Non Volatile Static Random Access Memory)などのデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。記憶部21は、制御部20で実行されるOS(Operating System)や、サービスエージェント201、ポータルアプリ202、個別アプリ203a、203b等の各種プログラムを記憶する。さらに、記憶部21は、各種プログラムなどが用いる各種情報を記憶する。例えば、記憶部21は、メッセージ表示についての設定内容を示すメッセージデータ211を記憶する。
メッセージデータ211は、画面に表示するメッセージを識別するメッセージIDや、メッセージの内容などを有する。このメッセージデータ211については、サーバ装置3よりメッセージ用のデータとして通知されたものが記憶部21に格納される。
表示部22は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置であり、制御部20の制御のもとポータル画面220などの表示を行う。センサ部23は、クライアント端末2の状態を検出する各種センサであり、検出結果を制御部20へ出力する。センサ部23は、例えば姿勢センサ23a、タッチセンサ23bおよびカメラ23cを適用できる。
姿勢センサ23aは、クライアント端末2の姿勢を検出する加速度センサなどである。制御部20は、姿勢センサ23aの検出結果をもとに、クライアント端末2の姿勢変化を検出する。制御部20は、例えば、クライアント端末2の姿勢変化を検出した場合に、宿泊者10がクライアント端末2を持っている(把持している)状態と判定する。
タッチセンサ23bは、クライアント端末2の筐体(例えば筐体背面など)に配設され、宿泊者10がクライアント端末2を把持した際の接触を検出するセンサである。制御部20は、タッチセンサ23bの検出結果をもとに、例えば、宿泊者10の接触を検出した場合に、宿泊者10がクライアント端末2を持っている状態と判定する。
また、制御部20は、クライアント端末2が客室に置かれていることから、宿泊者10がクライアント端末2を把持しているか否かの判定をもとに、宿泊者10が宿泊部屋へ入室したことを検知する。
カメラ23cは、例えば表示部22の表示画面の上部などに設置され、クライアント端末2の周囲を撮像するデジタルカメラである。制御部20は、カメラ23cの撮像画像をもとに、例えば、人の顔・視線を認識する認識技術を用いて撮像画像から宿泊者10の視線(顔)を認識する。
また、制御部20は、クライアント端末2が客室に置かれていることから、カメラ23cの撮像画像による顔・視線認識をもとに、宿泊者10が宿泊部屋へ入室したことを検知する。
サーバ装置3は、制御部30および記憶部31を有する。制御部30は、クライアント端末2の制御部20と同様、サーバ装置3全体を制御するデバイスである。制御部30は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって管理部301および通信処理部302の機能を実現する。
管理部301は、所定のURLへのクライアント端末2からのアクセスに応じて提供する客室設備避難経路などのコンテンツを管理する。具体的には、管理部301は、フロント端末4のWebコンソールからのアクセスに応じて、コンテンツの新規登録、変更などのコンテンツ管理にかかるコンソール画面を出力する。次いで、管理部301は、Webコンソールより受け付けたコンソール画面の指示をもとに、コンテンツの新規登録、変更を受け付ける。次いで、管理部301は、コンソール画面より受け付けたコンテンツの新規登録、変更の内容を、管理DB311においてコンテンツごとの情報を管理するテーブル(図示しない)に反映する。また、管理部301は、コンテンツの表示を行う個別アプリ(例えば個別アプリ203b)によるクライアント端末2からのアクセスに応じて、コンテンツごとの情報を管理するテーブルの内容を読み出し、クライアント端末2へ送信する。
また、管理部301は、宿泊者10の宿泊予約・チェックイン・チェックアウト時などにおいて宿泊者10についての情報をサーバ装置3に登録する宿泊登録の画面より、宿泊者10の情報をフロント端末4より受け付ける。次いで、管理部301は、受け付けた宿泊者10の情報を管理DB311の宿泊者情報311aに反映する。同様に、管理部301は、ベルマン端末5からのアクセスを受け付けて、サーバ装置3が管理する情報の参照や、各種設定を行う。例えば、管理部301は、宿泊者10に対して預かり荷物を届けたことを示すお届け完了の設定などをベルマン端末5から受け付ける。管理部301は、ベルマン端末5より受け付けたお届け完了の設定を管理DB311の宿泊者情報311aに反映する。
また、管理部301は、宿泊者10が宿泊する宿泊部屋(客室)にかかる情報を管理する。例えば、管理部301は、客室のクライアント端末2より識別情報(例えばタブレットID)とともに通知された設定またはステータスをもとに、管理DB311において識別情報ごとに管理されるクライアント端末2の設定またはステータスを更新する。このクライアント端末2から通知されるステータスには、一例として、宿泊者10が宿泊部屋へ入室したことを示す入室検知のステータス(入室情報)がある。
また、管理部301は、宿泊者10が宿泊部屋へ入室したことを示す入室情報がクライアント端末2より通知された場合、宿泊者10ごとの、宿泊者10からの預かり荷物および宿泊部屋が記述された宿泊者情報311aを参照する。そして、管理部301は、入室情報が通知された宿泊部屋の宿泊者10からの預かり荷物の有無を確認する。預かり荷物がある場合、管理部301は、宿泊者情報311aに基づいて、預かり荷物および宿泊部屋を示すメッセージを通信処理部302を介して従業員の端末(フロント端末4、ベルマン端末5)に通知する。
また、管理部301は、フロント端末4より1または複数のクライアント端末2を宛先とするメッセージの登録を受け付けた場合、メッセージを識別する識別情報(例えばメッセージID)を発行し、受け付けたメッセージの情報を管理DB311のメッセージ情報311bに記録する。また、管理部301は、メッセージ情報311bに設定された複数のメッセージを読み出し、読み出したメッセージを通信処理部302を介してクライアント端末2へ送信する。
また、管理部301は、HTTPを用いた所定のURLへのアクセスにおいて、パラメータなどでリクエストされた情報を提供するAPI(Application Programming Interface)として機能する。例えば、管理部301は、フロント端末4からのポータル管理アプリのアクセスに応じて管理DB311においてクライアント端末2ごとに管理している各種情報を表示するポータル管理画面の表示データ(例えばHTML形式のデータ)を生成し、フロント端末4へ出力する。
また、管理部301は、ポータル管理画面上での操作に対応するパラメータをフロント端末4のポータル管理アプリより受け付けて、受け付けたパラメータに対応する処理を実行する。一例として、管理部301は、1または複数のクライアント端末2を宛先とするメッセージの登録を受け付ける。登録を受け付けたメッセージは、管理部301が管理DB311に登録する。また、管理部301は、設定やステータスの更新、初期化などのクライアント端末2に対する所定のコマンドをフロント端末4より受け付ける。受け付けたコマンドは、通信処理部302へ渡されて、クライアント端末2への通知が行われる。
通信処理部302は、クライアント端末2のサービスエージェント201と同様、例えば、バックグラウンドで稼動している常駐プログラムであり、クライアント端末2、フロント端末4およびベルマン端末5との間で双方向のデータ通信を行う。一例として、通信処理部302は、双方向通信用の技術規格であるWebSocketを用いてクライアント端末2、フロント端末4およびベルマン端末5との間での双方向通信を行う。
例えば、通信処理部302は、クライアント端末2より通知された情報(クライアント端末2の識別情報やステータスなど)を受信して管理部301へ出力する。また、通信処理部302は、管理部301により管理DB311に登録されたメッセージを読み出して、メッセージの宛先に対応するクライアント端末2へ通知(送信)する。また、通信処理部302は、所定のコマンドのクライアント端末2へ通知を管理部301を介してフロント端末4より受け付けた場合に、受け付けたコマンドをクライアント端末2へ通知する。
記憶部31は、ハードディスク、SSD、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶部31は、RAM、フラッシュメモリ、NVSRAMなどのデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。記憶部31は、制御部30で実行されるOSや、管理部301および通信処理部302の機能を提供するプログラムを記憶する。また、記憶部31は、各クライアント端末2にかかる設定やステータス、各クライアント端末2に提供するコンテンツなどの各種情報を記憶する。また、記憶部31は、各宿泊者10についての宿泊者情報311aおよびテロップ表示などを行うメッセージについてのメッセージ情報311bを有する管理DB311を記憶する。
宿泊者情報311aは、宿泊者10ごとの情報を示すテーブルなどである。宿泊者情報311aには、宿泊者10を識別する予約Noなどの識別情報ごとに、氏名、電話番号、チェックイン時刻、荷物番号、お届け完了、入室検知などの、宿泊者10にかかる情報が記述されている。
チェックイン時刻は、チェックイン時に登録される時刻である。荷物番号は、宿泊者10より預かった荷物を識別する情報である。この荷物番号は、例えばチェックイン前に宿泊者10より荷物を預かった際に、預かった荷物に対応して発行され、登録される。お届け完了は、例えば預かった荷物を宿泊者10へ届けた日時など、預かった荷物を宿泊者10へ届けたことを示すフラグである。このお届け完了は、フロント端末4などによりお届け完了の設定があった際に、設定の日時などが登録される。入室検知は、宿泊者10が宿泊部屋へ入室した日時など、宿泊者10が宿泊部屋へ入室したことを示すフラグである。この入室検知は、クライアント端末2より宿泊者10が宿泊部屋へ入室したことを示す入室検知の通知があった際に、通知の日時などが登録される。
なお、宿泊者情報311aには、宿泊者10が宿泊する客室の情報(例えば、フロア、客室名)や客室におけるクライアント端末2の情報(例えば、端末ID、ネットワークアドレス)が予約Noまたは部屋番号などと関連付けられている。したがって、サーバ装置3では、宿泊者情報311aを参照することで、宿泊者10が宿泊する客室の場所や、クライアント端末2に対応する客室などを特定することができる。
メッセージ情報311bは、クライアント端末2に通知するメッセージ(例えばテロップ用)ごとの設定内容を示すテーブルである。具体的には、メッセージ情報311bには、メッセージを識別するメッセージIDごとに、メッセージ(内容)などの情報が記述されている。管理部301は、メッセージ情報311bの設定内容をもとに、通信処理部302を介して例えばテロップ表示用のメッセージをクライアント端末2に送信する。
次に、情報提供システム1の動作を説明する。図3は、情報提供システム1の動作例を説明するラダーチャートである。なお、図3の動作例では、宿泊者10よりチェックイン前に荷物を預かるものとする。
図3に示すように、チェックイン前に宿泊者10より荷物を預かった場合、フロント係は、フロント端末4を操作して預かった荷物にかかる荷物情報をサーバ装置3に登録する(S1)。次いで、サーバ装置3では、荷物情報をもとに、荷物を預かった宿泊者10の宿泊者情報311aを更新する(S2)。
具体的には、フロント係は、フロント端末4を介してサーバ装置3の宿泊登録にかかるURLへアクセスし、宿泊登録の画面より荷物情報をサーバ装置3に登録する。この荷物情報は、荷物の引き換えの際に発行した荷物番号と、宿泊者10を示す情報(例えば予約No)などである。荷物番号については、荷物の引換証(図示しない)等に記録して宿泊者10に渡す。そして、預けた荷物の引き渡し時においては、引換証に記録された荷物番号と、サーバ装置3に登録されている荷物番号とを照合して、引き渡し確認を行う。
図4は、宿泊者情報311aを説明する説明図である。図4の最上段に示すように、S2における宿泊者情報311aの更新により、例えば、予約NoがR100である宿泊者10の宿泊者情報311aに、001の荷物番号が登録される。
図5は、荷物登録の処理の一例を説明するフローチャートであり、具体的には、S1、S2においてサーバ装置3で行われる処理を説明する図である。図5に示すように、サーバ装置3の管理部301は、荷物を預かった宿泊者10の予約Noと、荷物の荷物番号とを含む荷物情報をフロント端末4より受け付ける(S20)。次いで、管理部301は、宿泊者情報311aに予約Noを対応付けて荷物番号を登録する(S21)。
図3に戻り、荷物を預けた宿泊者10は、例えば商談や観光などの用事を済ませた後に、フロントに戻りチェックインを行う。このチェックイン時において、フロント係は、フロント端末4を操作してチェックイン情報をサーバ装置3に登録する(S3)。次いで、サーバ装置3では、チェックイン情報をもとに、宿泊者10の宿泊者情報311aを更新する(S4)。
具体的には、フロント係は、フロント端末4を介してサーバ装置3の宿泊登録にかかるURLへアクセスし、宿泊登録の画面よりチェックイン情報をサーバ装置3に登録する。このチェックイン情報は、チェックインを行う宿泊者10の予約No、チェックイン時間などである。
図6は、チェックイン登録の処理の一例を説明するフローチャートであり、具体的には、S3、S4においてサーバ装置3で行われる処理を説明する図である。図6に示すように、サーバ装置3の管理部301は、フロント端末4よりチェックイン情報を受け付け(S30)、空いている部屋の中から宿泊者10が宿泊する宿泊部屋の部屋番号を割り当てる(S31)。次いで、管理部301は、宿泊者10の予約Noに該当する宿泊者情報311aにチェックイン時間とともに部屋番号を登録する(S32)。
具体的には、図4の上から2段目に示すように、S32における登録により、例えば、予約NoがR100である宿泊者10の宿泊者情報311aに、チェックイン時刻、部屋番号が登録される。
図3に戻り、チェックインを済ませた宿泊者10は、宿泊部屋へと移動する。そして、宿泊者10が宿泊部屋へ入ったところで、クライアント端末2は、センサ部23の検出結果をもとに、宿泊者10の宿泊部屋への入室を検知する(S5)。宿泊者10の入室を検知したクライアント端末2のサービスエージェント201は、自らの端末を識別する識別情報(例えば端末IDなど)とともに宿泊者10の入室を示す入室情報をサーバ装置3へ送信する(S6)。
S6におけるクライアント端末2からの入室情報を受信したサーバ装置3の管理部301は、識別情報をもとに宿泊者情報311aを参照し、宿泊者10の入室のあった部屋番号を特定する(S7)。このとき、管理部301は、図4の上から3段目に示すように、特定された部屋番号の入室検知に入室時刻を設定する。
次いで、管理部301は、特定された部屋番号の宿泊者10について、宿泊者情報311aをもとに預かり荷物の有無を確認し、預かり荷物がある場合は部屋番号と荷物番号を含むメッセージをフロント端末4に送信する(S8)。
部屋番号と荷物番号を含むメッセージの通知を受けたフロント端末4では、部屋番号と荷物番号を画面に表示し(S9)、フロント係に荷物の引き渡しを促す。ここで、荷物の引き渡し業務をベルマンに依頼する場合、フロント係は、フロント端末4を操作してサーバ装置3からのメッセージ(部屋番号と荷物番号)をベルマン端末5へ転送することで、ベルマン端末5へ引き渡しの指示を送信する(S10)。なお、本実施形態ではサーバ装置3から通知されたメッセージをフロント端末4からベルマン端末5へ転送する構成を例示したが、サーバ装置3がフロント端末4、ベルマン端末5などの従業員の端末に通知する構成であれば、上記の構成に限定しない。例えば、サーバ装置3は、部屋番号と荷物番号を含むメッセージをフロント端末4およびベルマン端末5へ並列に通知してもよい。
通知を受けたベルマンは、荷物番号に該当する荷物を部屋番号が示す宿泊部屋まで届けて、宿泊者10へ荷物を引き渡す。次いで、ベルマンは、ベルマン端末5を介して荷物のお届け完了登録をサーバ装置3に行う(S11)。
具体的には、ベルマン端末5は、荷物の引き渡しが完了した部屋番号と、荷物番号とを含むお届け完了情報をサーバ装置3へ送信する。ベルマン端末5からのお届け完了情報を受けたサーバ装置3の管理部301は、通知された部屋番号および荷物番号をもとに、宿泊者情報311aにお届け完了のフラグを立てる。例えば、管理部301は、図4の最下段に示すように、宿泊者情報311aのお届け完了に通知を受けた日時を設定する。
図7は、荷物お届け通知の処理の一例を説明するフローチャートであり、具体的には、S7〜S11においてサーバ装置3で行われる処理を説明する図である。
図7に示すように、管理部301は、クライアント端末2からの入室情報をもとに、宿泊者10の宿泊部屋への入室を検知した場合(S40)、識別情報をもとに宿泊者情報311aを参照し、宿泊者10の入室のあった部屋番号を取得する(S41)。
次いで、管理部301は、宿泊者10の入室のあった部屋番号において、保管中の荷物を示す荷物番号が宿泊者情報311aに登録されているか否かを判定する(S42)。保管中の荷物番号が登録されていない場合(S42:NO)、管理部301は、宿泊者10の預かり荷物がないことから荷物お届け通知にかかる処理を終了する。
保管中の荷物番号が登録されている場合(S42:YES)、管理部301は、保管中の荷物番号を宿泊者情報311aより取得する。次いで、管理部301は、取得した荷物番号と部屋番号を含むメッセージを通信処理部302を介してフロント端末4(またはベルマン端末5)へ通知する(S43)。
次いで、サーバ装置3は、荷物のお届け完了情報の受信の有無を判定し(S44)、お届け完了情報の受信があるまで処理を待機する(S44:NO)。
お届け完了情報の受信がある場合(S44:YES)、管理部301は、お届け完了情報に含まれる部屋番号および荷物番号をもとに、宿泊者情報311aにお届け完了のフラグを立てて、荷物お届け完了を記録する(S45)。
図8は、荷物お届けを説明する説明図である。図8のケースC1に示すように、チェックイン時に預かった預かり荷物12をフロント係11がフロントで手渡す場合には、預かり荷物12を用意するなどの手間により、フロント業務が停滞しやすくなる。このため、チェックイン待ちの宿泊者10の行列が生じる場合がある。
これに対し、サーバ装置3は、宿泊者10が宿泊部屋へ入室したことの検知をクライアント端末2より受信した場合、宿泊者10の預かり荷物および宿泊部屋を示すメッセージをフロント端末4やベルマン端末5に通知する。これにより、ケースC2に示すように、ベルマン13などのホテルの従業員は、チェックイン時に預かった預かり荷物12をフロントで手渡すのではなく、宿泊者10が入室している宿泊部屋に届けることができる。したがって、ケースC1、C2を比較しても明らかなように、チェックイン時に預かった預かり荷物12をフロントで手渡す手間を省くことができることから、フロント業務の平滑化への影響を抑えることができる。
(変形例)
次に、上述した荷物お届け通知の変形例を説明する。変形例では、サーバ装置3は、クライアント端末2より預かり荷物12を届ける際の条件設定を受信し、受信した条件設定に基づいてフロント端末4、ベルマン端末5への通知を行う。
図9は、荷物お届け通知の処理の変形例を説明するラダーチャートである。図9に示すように、変形例では、チェックイン後において、サーバ装置3は、預かり荷物12の荷物情報をクライアント端末2へ送信し(S12)、クライアント端末2より預かり荷物12を届ける際のお届け設定を受け付ける(S13〜S15)。そして、サーバ装置3は、クライアント端末2より受け付けたお届け設定に従って、S7、S8以降の処理を行う。
具体的には、サーバ装置3の管理部301は、S4に次いで、チェックイン登録のあった宿泊者10について宿泊者情報311aを参照し、保管中の荷物番号の登録の有無を確認する。保管中の荷物番号の登録がある場合、管理部301は、荷物番号を含む荷物情報のメッセージを通信処理部302を介して宿泊者10のクライアント端末2に送信する(S12)。
クライアント端末2のポータルアプリ202は、通知された荷物情報のメッセージをポータル画面220に表示する(S13)。図10は、お届け設定の画面例を説明する説明図である。一例として、図10の上段に示すように、ポータルアプリ202は、通知された荷物情報のメッセージに対応する預かり荷物通知アイコン226をポータル画面220に表示する。これにより、宿泊者10は、保管中の預かり荷物12があることを認識できる。
なお、預かり荷物通知アイコン226には、メッセージ表示アイコン221と同様、お届け設定を行うためのサーバ装置3のURLが設定されている。したがって、宿泊者10は、預かり荷物通知アイコン226を操作することで、お届け設定の個別アプリ(例えば、個別アプリ203b)を呼び出すことができる。この個別アプリにより、お届け設定の画面が表示され、宿泊者10は預かり荷物12のお届け設定を行うことができる。
具体的には、図10の下段に示すように、お届け設定の画面は、直ぐに預かり荷物12を届ける、時間帯指定で預かり荷物12を届けるなどの条件設定を行う設定ボタン227a、227bと、時間帯指定で預かり荷物12を届ける場合の時刻設定領域228と、設定を決定する決定ボタン229とを有する。
宿泊者10は、このお届け設定において、直ぐに預かり荷物12を届ける、時間指定で預かり荷物12を届けるなど、預かり荷物12を届ける際の条件設定を行う(S14)。次いで、クライアント端末2は、S14の設定内容をサーバ装置3へ送信する(S15)。
サーバ装置3の管理部301は、クライアント端末2より送信された設定内容に基づいて、部屋番号と荷物番号のメッセージをフロント端末4、ベルマン端末5へ送信する。例えば、直ぐに預かり荷物12を届ける設定の場合、管理部301は、直ぐに部屋番号と荷物番号のメッセージをフロント端末4、ベルマン端末5へ送信する。また、預かり荷物12を届ける時間帯が設定されている場合、管理部301は、設定された時間帯になったところで、部屋番号と荷物番号のメッセージをフロント端末4、ベルマン端末5へ送信する。これにより、フロント係11、ベルマン13などの従業員は、宿泊者10に対してお届け設定どおりに預かり荷物12を届けることができる。
なお、本実施形態では宿泊者10の宿泊部屋への入室検知をクライアント端末2が行ってサーバ装置3へ通知する構成を例示したが、クライアント端末2以外の装置が入室検知を行ってサーバ装置3へ通知してもよい。例えば、宿泊部屋の出入口にあるカードキー端末が、宿泊者10による解錠操作を検知した場合に、入室検知をサーバ装置3へ通知してもよい。または、宿泊部屋の出入口に設けられた赤外線センサなどの検出装置が出入口における宿泊者10の入室(通過)を検知した場合に、入室検知をサーバ装置3へ通知してもよい。
ところで、上記の実施形態で説明したクライアント端末2、サーバ装置3、フロント端末4およびベルマン端末5における各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータ(情報処理装置)で実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の実施形態と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータ(ハードウエア)の一例を説明する。図11は、情報処理装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。
図11に示すように、情報処理装置100は、各種演算処理を実行するCPU101と、データ入力を受け付ける入力装置102と、モニタ103と、スピーカ104とを有する。また、情報処理装置100は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置105と、各種装置と接続するためのインタフェース装置106と、有線または無線により外部機器と通信接続するための通信装置107とを有する。また、情報処理装置100は、各種情報を一時記憶するRAM108と、ハードディスク装置109とを有する。また、情報処理装置100内の各部(101〜109)は、バス110に接続される。
ハードディスク装置109には、例えば、サーバ装置3における管理部301、通信処理部302などと同様の機能を有するプログラムが記憶される。また、ハードディスク装置109には、プログラムを実現するための各種データが記憶される。入力装置102は、例えば情報処理装置100の操作者から操作情報の入力を受け付ける。モニタ103は、例えば操作者が操作する各種画面を表示する。インタフェース装置106は、例えば印刷装置等が接続される。通信装置107は、LAN等の通信ネットワークと接続され、通信ネットワークを介した外部機器との間で各種情報をやりとりする。
CPU101は、ハードディスク装置109に記憶された各プログラムを読み出して、RAM108に展開して実行することで、各種の処理を行う。また、これらのプログラムは、例えば、サーバ装置3における管理部301、通信処理部302の機能を実現する。
なお、上記のプログラムは、必ずしもハードディスク装置109に記憶されている必要はない。例えば、情報処理装置100が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムを、情報処理装置100が読み出して実行するようにしてもよい。情報処理装置100が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にこのプログラムを記憶させておき、情報処理装置100がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
1…情報提供システム
2…クライアント端末
3…サーバ装置
4…フロント端末
5…ベルマン端末
10…宿泊者
11…フロント係
12…預かり荷物
13…ベルマン
20…制御部
21…記憶部
22…表示部
23…センサ部
23a…姿勢センサ
23b…タッチセンサ
23c…カメラ
30…制御部
31…記憶部
100…情報処理装置
201…サービスエージェント
202…ポータルアプリ
203a…個別アプリ
203b…個別アプリ
211…メッセージデータ
220…ポータル画面
221…メッセージ表示アイコン
222…時計
223…実行指示アイコン
224…設定指示アイコン
225…テロップ表示領域
226…預かり荷物通知アイコン
227a…設定ボタン
227b…設定ボタン
228…時刻設定領域
229…決定ボタン
301…管理部
302…通信処理部
311…管理DB
311a…宿泊者情報
311b…メッセージ情報
C1、C2…ケース

Claims (4)

  1. 宿泊者が宿泊部屋へ入室したことを示す入室通知を受信する受信部と、
    前記入室通知を受信した場合に、宿泊者ごとの、当該宿泊者からの預かり荷物および宿泊部屋を示す宿泊者情報に基づいて、前記宿泊部屋へ入室した宿泊者の預かり荷物および宿泊部屋を示すメッセージを従業員の端末に通知する通知部と
    を有することを特徴とする荷物通知装置。
  2. 前記受信部は、さらに、前記預かり荷物を届ける際の条件設定を受信し、
    前記通知部は、前記条件設定に基づいて前記メッセージの通知を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷物通知装置。
  3. 宿泊者が宿泊部屋へ入室したことを示す入室通知を受信した場合に、宿泊者ごとの、当該宿泊者からの預かり荷物および宿泊部屋を示す宿泊者情報に基づいて、前記宿泊部屋へ入室した宿泊者の預かり荷物および宿泊部屋を示すメッセージを従業員の端末に通知する
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする荷物通知方法。
  4. 宿泊者が宿泊部屋へ入室したことを示す入室通知を受信した場合に、宿泊者ごとの、当該宿泊者からの預かり荷物および宿泊部屋を示す宿泊者情報に基づいて、前記宿泊部屋へ入室した宿泊者の預かり荷物および宿泊部屋を示すメッセージを従業員の端末に通知する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする荷物通知プログラム。
JP2016051483A 2016-03-15 2016-03-15 荷物通知装置、荷物通知方法および荷物通知プログラム Pending JP2017167750A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016051483A JP2017167750A (ja) 2016-03-15 2016-03-15 荷物通知装置、荷物通知方法および荷物通知プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016051483A JP2017167750A (ja) 2016-03-15 2016-03-15 荷物通知装置、荷物通知方法および荷物通知プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017167750A true JP2017167750A (ja) 2017-09-21

Family

ID=59910026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016051483A Pending JP2017167750A (ja) 2016-03-15 2016-03-15 荷物通知装置、荷物通知方法および荷物通知プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017167750A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6786403B2 (ja) 通信システム、通信機器、制御方法及びプログラム
JP5760716B2 (ja) アプリ提供システム、アプリ提供方法、情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2020087245A (ja) エラー表示システム、エラー表示方法、情報処理装置
US20200104760A1 (en) Resource reservation system, resource reservation method, and information processing apparatus
JP2008234185A (ja) 看護師割当装置及びコンピュータプログラム
US10089096B2 (en) Progress tracking system and method
JP2016164770A (ja) ネットワークシステム、情報処理システムおよび方法
JP6401069B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP7328675B2 (ja) システム、情報処理装置及びプログラム
JP2016143255A (ja) 装置およびプログラム
WO2019039398A1 (ja) 順番管理システム、順番管理装置、およびプログラム
JP2017167764A (ja) 情報提供システム、情報提供装置、端末装置およびプログラム
JP2020166686A (ja) 保守方法、及び、保守サーバ
JP2017167750A (ja) 荷物通知装置、荷物通知方法および荷物通知プログラム
JP2017167746A (ja) 情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラム
JP2017167681A (ja) 情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラム
JP2020123072A (ja) リソース予約システム、設定方法、プログラム
JP2020123790A (ja) 通信システム、障害検出方法、情報処理端末、プログラム
JP2017167679A (ja) 情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラム
JP2017167674A (ja) 情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラム
KR20160113072A (ko) 메신저 애플리케이션을 통해 애플리케이션을 제공하는 시스템 및 방법
JP6734567B2 (ja) 装置管理システム
JP7355897B2 (ja) 携帯端末、警備システム、プログラム及び表示方法
JP5975125B2 (ja) アプリ提供システム及びアプリ提供方法
JP2005225634A (ja) エレベータの表示制御システム